【AAあり】みつば「ふたばと入れ替わった…」 (93)


 ~~丸井家・廊下~~

ふたば「階段を何歩で上れるか挑戦!」

 ダダダダッ

ふたば「――ひゃっ!? みっちゃん危ない!」

みつば「ちょ!? なん――ぎゃっ!? 」

 ドカ!! ゴロロロロ!! ドタン!!

 激突したふたりは、もつれ合いつつ階段を転げ落ちた。

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     /    /      ,|      '.  ヽ
.    /    /|   / ./ !      | |二7ハ=、
     f ! | l| |  l|  l| '   | | | 〃{{^ヽ》  いたた…。
     | |l || l| |  l|  l|  '. ||| | | {{_,リ  i′  みっちゃんごめんっス。大丈夫?
     | |l |N`ト.! ,ハNイ   V从.| | | /| !
     | |l |r=ミ、     _z≠寸卞| |/⌒i/! リ
     7Tハ|{ 弋リ u ´ 弋t少 ノ|リ j´; ||/
.    {{_|ヽ{xx   ,   xxx u  |/ / ,.イ .|ハ
      ∨ヽ.             .ィfT´ハ| /
       \|`ト .._‘`_ .   ´ |ハ|⌒厂`}
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    i:.:.:.!:.!|:.|、 !:.|:.:l:.:/ / ヘ|:||:.:!:.|:.:.:.:|  気をつけなさいよバカふたば!
    |:|:.:|:.l ,r=ヽ ヘ!/|/イr=ミ、!:!!:.l:.:ト、:.:.!
    |:|:.:|:.|{ frハ     frjハ }リ|:.|:.:|ゝ\
    |:|:.:l、| ヒり  ,   弋ソ   |:.l:./f }`ドゝ
    |:|ヘ!:| :::::::::  ___,.、 ::::::::::: !:l/ノ_,.イ|
    ヾ ハ:'、    | ̄ ̄ ヽ   ノ'/´.:|:.:|:|-、       …アレ?
      ヘ:\  !    }  /|:.:.|ハ:.!:!

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        / j;.ハト、:|:.:|      /'′ |:|       \


みつば「なんで私が目の前に…!? …は! やだ! 私がふたばの体になってる!?」

ふたば「小生がふたり…。これはまさか…ドッペルゲンガー!?」

みつば「じゃないわよ! 自分の体をよく見なさい! 私たち、入れ替わってるのよ!」

ふたば「えっウソ…」サワサワ

ふたば「ほんとだ! このお腹はみっちゃん!」

みつば「なんでお腹で確かめるのよ!?」


みつば「ああ~…なんでバカふたばなんかに…」

みつば「そうよ! これは夢なんだわ! ふたば、私をぶって!」

ふたば「え? いいの?」

みつば「ええ。思いっきり頼むわ」

ふたば「じゃ、じゃあ…」

 ぺちこ~ん ぺち~ん

みつば「全然痛くない! やっぱり夢だったのよ!」

ふたば「なぁんだ、夢か~」


ふたば「ねぇねぇ、小生もぶって!」

みつば「いいわよ」ブン



              :::::....                 ::::.
            :::::....                ::::
                  :::::...                ::::
                     :::::...                ::::       ドガ!! ズゴォォォォォン!!
                   :::::...               ::::                     )
                      :::::...               ::::                      ⌒ヽノ ←ふたば
                         :::::...            .::::                 ・∵。ノ●
                           :::::...          ::::              .’ ”  /
  __                 r==--  ___:::::...          ::::             . /
     ‐-   _           //XXXXXXXX:::::...         ::::_____     ,. /
            ¨  ‐-  _     //XXXXXXXXXX::::::...      :::: ̄ ̄ ̄¨¨¨フ´./= ==== ====
ニ=‐ _              ¨ ′‐-  X__XXXXXXX::::...       ::::.XXXX.. ´ /XXXXXXXXXXXXX
三三二ニ=- _                    ¨    ‐-  _::::...    ::..., ´  ...::XXXXXXXXXXXXXXX
三三三三三二ニ=- _                        :::::...       ...:: ___XXXXXXXXXXXXXXX___
三三三三三三三三二ニ=- _                        :::::...... ...::::       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
三三三三三三三三三三三二ニ=- __



みつば「わ、私の体がぁ!?」


みつば「ふたば!?」



              -―――‐-  、
          ´ /     \ \ \
       /   ./        ヽ. \ \
     /_,. -―/           .  ',  ヽ
    ,厶--―/  |            '  i、  ヘ
  .// |h  :!   |  |   |     i |ハ,  》,
..〃 /  ,リ:ト、_:!   |  |   |     | | i   :|ハ
《 /  〃/  :|i  l|  ||   :! :|   | |l l| | | l| l|  痛いよぉ…。
..`f  〃{f\ |i  l|  ||   ハ |   | |l l| | | l|
. |i |lヘ.f⌒ヽ|i  l|  lN  ート|ハl_リイ_l|_ ハレリ      ぐすん。
. |i |l l| {`j_ハ   |卞fr勿オヽ    frタ ノ{川
. |i .ハ lヘ. 〈く_ヘ ト! とう ̄       ,     } リ
. |i |   | l\   ヾ  ///      . イ/
. ヾ|   | 人 {`ト个ト . _    cっ  イ/|リ
.     イ/ ヾリ从{      ̄厂「厂}从/
    r:く        {{       `∨:.:.:.:.:.:r 、
.    〉:.:}`:¬ー--ヾx.____ノ}}.:∨.:.:.ヽ



みつば「ッ……」

 その姿を見て、みつばのサド心が刺激される――
 ことはなかった。
 自分の泣く様子に興奮できるのはドMだけだろう。

みつば「あー、えーっと…ふたば、大丈夫?」

ふたば「痛い…すごく痛いよ…。これは夢じゃないっス。てか、階段から落ちたとき痛かったし」

みつば「まあ、夢にしてはリアルすぎると思ってたけど…」


    /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
:::::::, -┴ 、:::::::::::::/l:::::::::::ト、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l  …うるさいなあ。

∠´     ヽ::::__:i l:::::::::::l `、:::::::::::::::::::::::::::::::::::!  ちょうど寝付きそうなところだったのに。
    ̄`~ヽ `y l l:::∧:l__ `、:::::::::::::::::::::___:::::!
  ヽ、    l/ /| -V ̄ヽ   W|:::::::::::「二、ヽ|  酷い安眠妨害だよ。
、   l   /イ´:::! _______ |::::::::::|┌ノ l
_ \. L/ /!::::::| ' ̄|「::::::::::|「 〉 |::::::::::| /.//

i ノ`'´  ∧ ヽ::|   ̄ ̄ ̄ ´ l:::::::::::|  /
二__ __ ,イ /  `          }:::::::::::|く´
 || |「 |l |  r、         ,ィ::::::::::::| ヽ



ふたば「ひとは! 大変大変!」

みつば「!!」ガシ

ふたば「み――」フガ

みつば「言っちゃダメ! 」

ふたば「~~~~~~!」ジタバタ

ひとは「…?」

ひとは「仲いいね。まあ、静かに遊ぶなら構わないけど、でも、そろそろ寝たほうがいいと思うよ」スィ- ……パタン

みつば「……」

ふたば「ぷはーっ。みっちゃん、どうしたんス?」

みつば「入れ替わったことは誰にも言わないで。ひとはにも、パパにも」

ふたば「なんで?」

みつば「崇高な私の体の…中身がアンポンタン(ふたば)になってるなんて…。言えるわけないじゃない! 末代までの恥よ!」

みつば「ああ! それどころか今は私がアンポンタンになってるじゃないの! これからどうしたらいいの?
     一生アンポンタンとして生きなきゃいけないの?」


ふたば「……。ふあ~ぁ…」

ふたば「じゃあ、小生はそろそろ寝るっス」

みつば「待ちなさいよぉ!! ちょっとはあんたも悩みなさいよ!!」

ふたば「明日考えようよ。小生、もう眠い…。寝ないと明日起きれなくなっちゃう…」

みつば「……まあ確かに、一晩寝て落ち着いたほうがいいかもしれないわね…」

みつば「それに、もしかしたら、寝て起きたら元通りになってるかも…!」


 ~~翌朝~~

みつば「むにゃむにゃ…」Zzz

.     /7
   |{    ,  ´  ̄ ̄ ``丶、

.    \\_∠-―       \\
   ー=テ /        ハ ヽ ヽ.ヽ
.     / /   /  /  / ',  }   l |
    / /!  〃 ,イ  /  l  ll ! ! _.|
    f 〃|  ||、_/| / _,ノ |__」|.|!ム
    |__」|| r==ミL...l ,r==ミ.L.| |, !  みっちゃ~ん!! 大変だよ~!!
    〃 ハヘL.{ (:)      (:)  } |/fr.
    {{_/ ヘ| Cー  '___ 一○  _ノ
.    ¨| / |ヘ:::o::  「ー一ヘ :::::::Cイ リ_
     |イ厂! /`ト . _ 廴___ 〉.ィ//!/7
     lハ| |厂 | /.:ゝ.__厂 /'  ノ__j



みつば「ふえ…?」パチリ

みつば「きゃっ? 絶世の美少女!? ――って、私!?」


みつば「何で私が…ああ、そっか。入れ替わったんだった…」

ふたば「大変大変!! 小生のおっぱいがなくなっちゃった!!」

 自分の胸をさすりながらふたばが言った。

みつば「はぁあ!? 何寝ぼけてんのよ! よく見なさい!」ガバ

みつば「ちゃんとここにあるでしょ!?」ツンツン

ふたば「……。どこ?」

ふたば「あ! お腹がぷにぷにになってる!」


       ,ィ
     ((_,. -='´  ̄ ̄ ̄   、
      >.:/!.:〃Λ.:.Λ : : : : ヽ
    /.:X_::::::V::/:::_V::::ヘ !: : : : : :ヽ

    /.:/.:!:,=x:::::::::::X―-、::|!、: : :.',: :ハ
   /.:{.:.:|{ r。〉:::::::′◎  } |ミヽ: : |!.:.トヽ  お腹じゃなくて胸を見なさいよ!!
   ,';:ィl.:.|::::´  ' __  ̄¨`u !ミ, 、ノヽ:|
.  ´,ィ'.:.ハ|   r<―ヽ U   レ'./ハ.:.:.:|
  f.:/ハ:(! U |>'::::::::ヘ     >う〉.:.:|
  レ !ハ/', u |:::::::::::::::::}     /ィ バ、
      |〉、._ ヽ __/  r'´¨.:/ |/
   ハ  レ‐-、!.:ーッ     |::/∨(
.  ハヘ_Ⅹ_   l;:x'´ :::::::::: lィ



ふたば「わっ!? 小生がふたり!? あ、小生みっちゃんになってたんだ! そうだ思い出した」

ふたば「いやー、おっぱいがなくなってるから、男の人になってしまったのかと…」

みつば「誰が男並みの胸よ!? ちゃんとあるわよ!!」

ふたば「でも、おっぱいがなくても、ふにふにのお腹があるから平気っス! あぁ…」

 ふたばは恍惚の表情で自分の腹を揉み出した。

みつば「人の話聞きなさい!!」


みつば「結局、入れ替わったままだったわね…朝になっても」

ふたば「うーん…」モゾモゾ

ふたば「うぅ…すごくきつい…。主にお腹が」

みつば「ちょ!? なんでスパッツはいてるのよ!?」

ふたば「え? だって学校行くなら着替えないと」

みつば「ガッコウ!? 行くの!?」


みつば「…まあ、いつ戻れるのかも分からないんだし、ずっと学校を休み続けるわけにもいかないか…」

ふたば「キャミソールは…、と」ゴソゴソ

みつば「待ちなさい! そんなダサ恥ずかしい格好を人に見せるなんて許さないわ!」

みつば「ちょっと来なさい」

ふたば「?」

みつば「この服と……この服で……髪も結んで……」


みつば「ざっとこんなもんかしら」



               ,.  ´ ̄ ̄ ̄`  、

               /           、\
               /     /   .ィ      \\
.          ー=彡     | / ,'|     | Vヘ
             〃 / !__,!イ   /|    |  .|   iニム=x、
            ||  |  | -|、|  / イ´|  !|  :|   |〃! ヽ》  わあ!
            ||  l  |l__|N 」  _Ⅵ__リハ :|  !゙テ|  i
          从| '. f下ィ}`  ィ´んjハ `Yi :| ハi⌒|  |   いつものみっちゃんスタイル!
            人L.Ⅵ弋ソ     弋Yソ ノハl|/ ノうノ|  |
              〃ハ{ xxx   '___ xxxx  ノ′ ./リ リ
.            {{ ||j\   Y ̄}     . ィ=イ // /
              |// l| > ..  ̄__,.   ´{ |  |/イ//
            ..ノ´\{/  八} }/    _,》ハⅣ /イ
                  .{ ヽ ∨}ノ   ,. ´   / 人,
.              ./´\  \ /    _,/ /: :/ハ
             ./く.:/ 》x、_/  ,r_ .. イ : : 〃.:.:.ヘ
            /.:.:/ 〃  /´ ̄ }} j:.:.:.:.:/ : :〃.:.:.:.:.:
           ./.:.:.:{  {{      〃 /:.:_,.イ : 〃.:.:.:./.:.:|
              (:.:.:.:.ハ  }}  i    }} /≦.:__! : :!:.:./.:.:.:.:.:.|


ふたば「これなら学校のみんなも、小生のことみっちゃんだと思うはずっス!」

みつば「あと、私の体で、"小生"とか"なになにっス"とか、その下品な言葉使いもしないで。私がアンポンタンになったと思われちゃう」

ふたば「みっちゃんのなりきりごっこっスね……わね! 面白そう!」

みつば(違うけど…まあいいか)

みつば「とにかく! 私があんたになってることは、みんなに絶対バレないようにするのよ! 気品ある私らしい行動を常に取ること!」

ふたば「オーケー、任せて!」

今日はここまで


 ~~教室~~

千葉「おーっす。ふたば、長女」

ふたば「おはよ」

千葉「ん? ふたば、今日はちゃんと服を着ているんだな。めずらしい」

                                               /: :⌒:ー:'}
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                                 ー=彡: :/: : :/: : : : : ;ハ: : ヽ ノ: ):ヽ
                                    /: : : :': : :〃: : : : :/-、|: : : |:て:´:):}
                                 i : : : |: :_|八: : :/__ |: : |ノ/:て:_;)

                                 |:|i: : :{´: |  ∨ " ̄`\人: /: :八
                                 |八: : \{     んィハ  Y }/⌒ヽ: :ヽ
                                   \从=ミ、  弋ぅり    r  } : : }
                 そうっス!              { {     ' ___      _,/: : :/
                                     /入    Y´ )   / : : : ハ/
                                   〃{: : :> ー―┬  ´{: : :}/

                 みっちゃんがおしゃれな服     \{ :/⌒ン'     》x'
                 選んで着せてくれたの!         ./ //ー  ‐/: : '⌒ヽ
                                       /´ ̄: :{⌒>'´ : /:/    :,
                                         ,: : : : : :/^´: : : : /:/       }
                                     {: { : : /: : : : : : : : :| {      ,
                                     r': :〉ー:{:、_{: : : : : :ト、ハ    ′
                                  ___,/: :/ /{_}Y: :八__: : : :|/  :,     :,
                               /´   { : : : :〈/ }」: : : :}: :\〈    ′    ′
                              / } j   ノ: :/    八 : : : : : : /     ,   ′
                                 { ∨ {⌒゙<    /  ‘,: : : : {ー- 、  ′   ′
                                ∨\ノ   、         ‘、: : : : : : : : }    :,   :,
                             /   {     \          \_人_ノ      ,


千葉「ふーん。でも俺は、ふたばにはいつもの格好のほうが似合うと思うけどな」

みつば「な…!?」

みつば(私のファッションセンスが理解できないのかしら、このゴリラには!)

千葉「そういや、今月のレグーン読んだか?」



      \    /.:.:.:.:./
  _   ',   /.:.:.:.:./
 (_f7)  |  l_:_:/
   {/     |-‐(__)_)ー‐-- 、
  .O    /.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.ヽ:.:.:.:\
     __/.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.|:.:.:.ヘ:.:|:ヽヘ
` ̄厂ヽ:./.:.:.:|:.:/l:.:ハ:.:|:.:.:.:.:|:.|:.:.:!:ハ

  |:.:.:.:.:f:.:.:.:.:!:.|,.斗 |:ハ:.|:.:.ハA:|:|:l:.!
  |:.:.:.:.:|:.|:.:.:,!:.| ,r==、 |ハ/ r=、!:!ハ|  読んでないけど…。

  |:.:.:.__!:.!:./ハ〃ん.ハ     fハ}:|
.  !:.:lfrハlイ:!|  弋zり   , ヒリ|ハ
   |:.:廴ヘヾハ. ""       "ノ
.   l:.:ハ:.l丁|`ト   .. _ .´ イ:l:|
    |:| |l l.:ハ:|    |、:|:.ハ:l|ハ!
    |ハ. リノ'く.ハ      ヾー、


千葉「なんだよ、まだ読んでないのかよ!」

千葉「すごかったぜ。ヒロインの服が破れるシーンで…」


          〃
          {{  . -―――-  、
          ,ゞ´    ´ ̄ ̄ ̄  \
        .,.  ´ ̄ 〃    ̄``  、    ヽ
      //   ./ {{  〃  、  \   ヽ
     ///  , / / ヾ、 |{ {   \ \ \   '.
   /′/.' // |: i {    |ハ人   ヽ \ト\ i
      i| i { |: |八   X´ \__从ハ  V |  読んだ読んだ!
      || |八八|`ヽ\,/,x:≠ミ、   | }|//   あれは見事なおっぱいだったね!
      |人  } __     〃 んィハ Y | 八|^ヽ   あの作者の書くおっぱいは天下一品だよ!
       .,'{\{ ⌒ヽ     弋uり   ノ′jr 八
       /八__{: : : :    '    : : : :  __,/ |
     /人  \      、__ノ    / | ,ハ|
    /′  \   }> . ___ .   ´V从/}イ/


みつば「ちょ、ふた…!?」

千葉「おお、長女! 分かってるじゃねぇか!」

ふたば「でも、乳首が描かれてないのが唯一の…」

みつば「バカふたば! なにエロトークしだしてるのよ!? 私がおっぱい大好きだと思われちゃうじゃない!」ヒソヒソ

ふたば「…は! ごめん、おっぱいの話題につい興奮して…」

みつば「いい? ちゃんと私らしいことをするよう心がけなさいよ?」

ふたば(みっちゃんらしいこと……みっちゃんらしいこと……。うーん……うーん……。あ、分かった!)

千葉「ふたばも早く今月のレグーン読めよな」

みつば「気が向いたらね」


ふたば「しん…さとー!」ポテチテ

佐藤「げ…長女!?」

                        /     /   .ィ      \\
                      ー=彡     | / ,'|     | Vヘ
                      〃 / !__,!イ   /|    |  .|   iニム=x、
                     ||  |  | -|、|  / イ´|  !|  :|   |〃! ヽ》
            おはよう!   ||  l  |l__|N 」  _Ⅵ__リハ :|  !゙テ|  i
                         从| '. f下ィ}`  ィ´んjハ `Yi :| ハi⌒|  |
                           人L.Ⅵ弋ソ     弋Yソ ノハl|/ ノうノ|  |
                       〃ハ{ xxx   '___ xxxx  ノ′ ./リ リ
                        {{ ||j\   Y ̄}     . ィ=イ // /
                       |// l| > ..  ̄__,.   ´{ |  |/イ//
                           ノ´\{/  八} }/    _,》ハⅣ /イ
                              { ヽ ∨}ノ   ,. ´   / 人,
                             /´\  \ /    _,/ /: :/ハ


佐藤「お、おう。……なんだよ、お前が話しかけてくるなんて珍しいな」

ふたば「佐藤にいいモノを見せようと思って!」

佐藤「いいモノ…? なんだよ?」


                はい。       /  ̄ ̄ ̄ ̄/    .イ l| l |  |` ̄l ̄}
                       /           / :| | |   :|   :|l 〈
                     /   /⌒  ー----イ \_:!__|__,_ノ__ . イ
                       {_| {_l_{、\__,.--、__ノ/ `77L.r―一<´{_
                     `T〈_∧ ヽ   \、__   l         \
                      l 〈__∧   \    `ヽ、     | |   \ ヽ ヽ
                      | 〈_ ∧   ヽ     \   !          ',
                      ∨ 〉 ハ  i  '.     ` ー――         i
                        ヽ.廴_ ハ |  !  \             j     |
                          \廴.!  \ \   ` ̄       /     ハ
                        ピラ     \{                //    /  ∧
                                ヽ.                 /    ∧
                                \                    /      ∧
                               丶、           |_        }
                                  ハ` ー------‐′|∧         /
                               /  .          |  \__,/
                                   ′  '        |
                               i    '         |

佐藤「ぶッ…!?」


ふたば「なんで目をそむけるの? ちゃんとパンツを見て! 私のパンツ大好きでしょ?」

佐藤「何考えてんだバカ! せ、迫ってくるな!」

杉崎「クラスの男子にパンツを見せつけるなんて…! これはスクープよ!」パシャパシャパシャ

みつば「あんたは~」ワナワナ

佐藤「ふたば! このバカをなんとかしてくれ!」

みつば「こっち来なさい」グイ

ふたば「ひゃ!? 痛い! 痛い!」

 みつばはふたばの腕を力任せに引っ張って、教室の角まで無理矢理連れていく。


      _____
     \:.:.:.:.:.:`丶、    __
       ヘ:.:.:.:.:.:.:.:三三三:.:.:.:.:`:.ー--ァ
        ヽ:.:.:.:.:.:.:.ニニ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
         `ー‐_zOO==z_一'´

.     ┛┗..ィ≦ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-、:.:\
.     ┓┏:.:.:.:.|:.:.:.:.l:.:.:.:.:|:.:.:.:l:.:.\:.:ヽ.
     /.:.:.:/.:.:/|:.:.:.:.|:.:.:.:.ハ:.:.:.|:|:.:.:.:',:.:.:.',
.    /.:.:.:.:|:.:/ l:.:.!:.:!:.:.:/ ',:.:.!:!:.:.|:.|:.:.:.:|
    i:.:.:.!:.!|:.|、 !:.|:.:l:.:/ / ヘ|:||:.:!:.|:.:.:.:|   あれのどこが私らしいことなのよ!?
    |:|:.:|:.l ,r=ヽ ヘ!/|/イr=ミ、!:!!:.l:.:ト、:.:.!   まるきり痴女じゃないの!!
    |:|:.:|:.|{ frハ     frjハ }リ|:.|:.:|ゝ\
    |:|:.:l、| ヒり  ,   弋ソ   |:.l:./f }`ドゝ
    |:|ヘ!:| :::::::::  ___,.、 ::::::::::: !:l/ノ_,.イ|
    ヾ ハ:'、    | ̄ ̄ ヽ   ノ'/´.:|:.:|:|-、
      ヘ:\  !    }  /|:.:.|ハ:.!:!

          \|`トゝ--r一    j.:/ |:|ヾZ.
                                           ______
                                         ,.  ´  /´ ̄   `>x、_ノ〉
                                         /               \ ̄`\
                                       /  /              \ :|\ \ ',
                                    /  / /  ,/    i       ∨| ヽ l i
                                       /  / /  〃     ./|  ヽ     :! i|   | |
                  だってみっちゃん、           /   i | ./ |     / !   l     ! リ ./! リ
                  いつもパンツ見せてるから…   イ/ :l | | |__| |i  / __ |  | i|   !  |/ / :i/
                                     |L..从|LN__l| ヾL/   .ノィ_!八| |  j / /
                                    / |,ハ!f下ィリ    下ィり厂ノ | |./'⌒Y
                                      | |ト{ : : : :  '    : : : : : :   | |/r }  |
                                      ヽ从l\   r==‐、     .ノィ/ ノ´_, イ
                                          / ,ノ> . _、___〉_,  ィ'´/  ̄ハ |
                                      //}/ / // ノ     ∨イ/⌒ヽ!-、
                                         /     :i//ヽ   _ / /   ノ  |
みつば「見せてないわよ!!」


みつば「そもそも私は、あんなパンツ男(佐藤)やエロゴリラ(千葉)と進んで話したりなんかしないし!」

ふたば「じゃあ誰と話したらいいの?」

みつば「…え?」

みつば「それは…その…えーっと」


          〃
          {{  . -―――-  、
          ,ゞ´    ´ ̄ ̄ ̄  \
        .,.  ´ ̄ 〃    ̄``  、    ヽ
      //   ./ {{  〃  、  \   ヽ
     ///  , / / ヾ、 |{ {   \ \ \   '.
   /′/.' // |: i {    |ハ人   ヽ \ト\ i
      i| i { |: |八   X´ \__从ハ  V |  あ、杉ちゃんとか!
      || |八八|`ヽ\,/,x:≠ミ、   | }|//   杉ちゃんと仲良しだもんね! みっちゃん。
      |人  } __     〃 んィハ Y | 八|^ヽ
       .,'{\{ ⌒ヽ     弋uり   ノ′jr 八
       /八__{: : : :    '    : : : :  __,/ |
     /人  \      、__ノ    / | ,ハ|
    /′  \   }> . ___ .   ´V从/}イ/
                                                      、_
                                            ,ィ       . }.:.:ヽ
                                          ((_,. -='´  ̄ ̄ ̄   、

                                           >.:/!.:〃Λ.:.Λ : : : : ヽ
                                         /.:X_::::::V::/:::_V::::ヘ !: : : : : :ヽ

                                         /.:/.:!:,=x:::::::::::X―-、::|!、: : :.',: :ハ
                                        /.:{.:.:|{ r。〉:::::::′◎  } |ミヽ: : |!.:.トヽ
                                        ,';:ィl.:.|::::´  ' __  ̄¨`u !ミ, 、ノヽ:|
                                          ´,ィ'.:.ハ|   r<―ヽ U   レ'./ハ.:.:.:|
                   全っ然仲良くないわよ!       f.:/ハ:(! U |>'::::::::ヘ     >う〉.:.:|
                    あんな盗撮ピョンピョン女!     レ !ハ/', u |:::::::::::::::::}     /ィ バ、
                                           |〉、._ ヽ __/  r'´¨.:/ |/
                                        ハ  レ‐-、!.:ーッ     |::/∨(
                                          ハヘ_Ⅹ_   l;:x'´ :::::::::: lィ


               _,. ---- 、
.         ,.  ´       `   、
       /              \ \
     /    /      ,|      '.  ヽ
.    /    /|   / ./ !      | |二7ハ=、
     f ! | l| |  l|  l| '   | | | 〃{{^ヽ》
     | |l || l| |  l|  l|  '. ||| | | {{_,リ  i′
     | |l |N`ト.! ,ハNイ   V从.| | | /| !  …じゃあ、誰と仲がいいの?
     | |l |r=ミ、     _z≠寸卞| |/⌒i/! リ
     7Tハ|{ 弋リ   ´ 弋t少 ノ|リ j´; ||/
.    {{_|ヽ{xx   ,   xxx    |/ / ,.イ .|ハ
      ∨ヽ.             .ィfT´ハ| /
       \|`ト .._‘`_ .   ´ |ハ|⌒厂`}
            \| !{ { |   _,. /  /´ ̄`丶、
              }ムヽ\|`  ´z≦二イ        \
                                           /::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ー‐-、__
                                            /:::::::::::、:ト::::::::::::ヽ::::::::::::-ニ_ ̄
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                                       /二ニつ:::::::::、:|u .,=-‐-、::::::::)ニ=-::::::<`
                                     / 、、`7/:::|V\::|  ( ◎   ヽV:ヽ:::l::::::::::ヽ
                                  /   l_l_|>:::::|/ _V u ヽ     ' \::V::::::::|::::`,
                                    l  「 ̄`´|::ハ:|〈◎`     _ : : : :u ヽl|:::::::|::::::|
                えーっと…それは……    l   │   レ|::::| \    _/ノヽ、 u 」::|:|::人:/
                                 |   l    V::ハ : : : : l7´:::::::::::)   .::Vl人l:::ヽ、
                   吉岡とか…宮下とか…。   l    ヽ    /::::人   u `ー--'´ ..:::::: ヽ亠- ´_
                                  ヽ   ヽ  レ,::ハ:::`..‐-...┬.....7T'‐-ニ二___ _`ヽ


ふたば「そうなんだ! じゃあゆきちゃんと宮ちゃんと話してくる!」ポテチテ…

みつば「……」

みつば「…ふん」

今日はここまで


 ~~1時間目~~

みつば「くかー……くかー……」Zzz

矢部「電池を2個直列につなげると、電流も2倍になり、その分豆電球が明るく~~」

ふたば(矢部っちの授業は最高の子守歌…)ウトウト

ふたば(は…っ! いけないっス、小生が居眠りしたら、みっちゃんが授業聞いてないとみんなからは思われちゃう)

矢部「並列につなげた場合は電流は変わらず、したがって、明るさも1個のときと同じに~~」

ふたば(あぁ……。でも、眠気が……)コックリコックリ

ふたば(いけない、いけない! このままでは本当に寝てしまう…!)ブンブン


ふたば(なにか…眠気を覚ます方法は…)

ふたば(そうだ! みっちゃんのふにふにのお腹を…)

 ふたばはシャツの中に、下から手を入れ、腹を揉む。

ふたば(ふああぁ…気持ちいい…!)ゾクゾク

ふたば(すごい! すっかり睡魔が飛んでいったっス!)

ふたば(よし、これで授業を乗り切るっス! あふぅ…柔らかい…)サワサワ


吉岡(みっちゃん…何やってるの…!?)

杉崎(授業中に下腹部をまさぐる痴女…。スクープよ!)パシャパシャ

 腹の魔力でなんとか居眠りせずに済んだふたば。
 しかし授業は何ひとつ聞いていなかった。


 ~~休み時間~~

ふたば「み…ふたば! ふたばー! ねぇってば」

みつば「……」


                     ____
              ,.  ´        `   、  /
        .__/ /  |! ハ   ! | ヽ\ f
         .`¨ア  /  !  | | | | |! ||  |  '|
          ./ 〃l/ |! | _イx=≠ミx||  | _:|  呼んでるんだから返事しなさいよ!
          // |リ,≧x ̄ イfチ汽ミ }||  |〃,|
         .| l ||{ frハ   弋ぅィソ  ! l | ムVハ  このノータリン!
         .|,ハ.从弋ソ ,    xxx  |// 厶イ  '.
       .〃}}/:|xxx r'⌒\    イ// {.j /ハ.
        .{{〃|/|   |    ヽ      _/ / ./ ` ー一'
        {{ ./ ヽ、 ヽ     ノ    //イ,.イ{
         .イ,イ /  `  .. __    ハ{  〃
         .|! l/      __/     |, --- 、


みつば「なんだってえ!?」ギロリ

ふたば「み、みっちゃんらしく呼んだだけだよ。みっちゃんらしくしろって言うから…」

みつば「ああそう…。それで、なんの用よ?」

ふたば「消しゴム貸して。実は今日、忘れちゃって」

みつば「はあ? イヤよ。私も消しゴム1個しか持ってないのに。私の分はどうするの?」


                     ____
              ,.  ´        `   、  /
        .__/ /  |! ハ   ! | ヽ\ f
         .`¨ア  /  !  | | | | |! ||  |  '|  つべこべ言わず貸しなさい!
          ./ 〃l/ |! | _イx=≠ミx||  | _:|
          // |リ,≧x ̄ イfチ汽ミ }||  |〃,|  あんたなんて、つばで消しとけば十分よ!
         .| l ||{ frハ   弋ぅィソ  ! l | ムVハ
         .|,ハ.从弋ソ ,    xxx  |// 厶イ  '.
       .〃}}/:|xxx r'⌒\    イ// {.j /ハ.
        .{{〃|/|   |    ヽ      _/ / ./ ` ー一'
        {{ ./ ヽ、 ヽ     ノ    //イ,.イ{
         .イ,イ /  `  .. __    ハ{  〃
         .|! l/      __/     |, --- 、


みつば「ああ!?」ギロリ

ふたば「みっちゃんらしいことを言っただけ…」

みつば「……。まあ、どうしてもって言うなら貸してやってもいいけど」

ふたば「ほんと!?」

みつば「でも、人にものを頼む態度ってのがあるわよね?」

ふたば「態度?」

みつば「ひざまずいて土下座して頼みなさい! そしたら考えてやってもいいわ」


ふたば「消しゴムを貸してください!」ガバ

みつば「頭が高い! ちゃんとひたいを床に付けなさい! あはは!」

 みつばはふたばの頭に足を乗せ、ぐりぐりと踏みにじる。

ふたば「うぅ~…。この通りお願いしますぅ」

みつば(あああぁ…、気持ちいい…!)ゾクゾク

佐藤「なんだなんだ?」

千葉「長女がふたばに土下座してるぜ」

杉崎「スクープよ!」パシャパシャ

みつば(…は! これじゃあ私が土下座してることになるじゃないの!)


みつば「ふたば! 立って! 今すぐ!」ヒソヒソ

ふたば「え? もういいの?」

みつば「あんたが土下座したら、私が土下座してるとみんなから思われるでしょ! ちょっとは考えなさいよ!」

ふたば「た、確かに…!」

みつば「だからこうするのよ」


                      _/´: : : : : : : }
                       , . : ´:(_(__)ー一<
                   /: : : :/: : : : : :` : 、 : : \
                   //: : : :/: :/: : : :} : : : : \ : : ヽ
                  /: i: : : /| : i: : : :,ハ: : i: : : : :、: : :‘,
                 /: : :| : /ノ| : |: : :メ、__}_: |: : : : : :≧ : i
              {: : : :∨,x=ミ、从/,x:=ミ、ハ : : : :| : : : !  みつば様!
                 '、: : : 〃んハ    んィハ Y|: : : :リ⌒∨  どうか小生の消しゴムをお使いください!
                  \:从 V:り    Vぅり 从: : /f   ノ
               人{.:.:.:.  '     .:.:.:.:.ノイ/ノ /、__,  主人の役に立てるのは、
                ノ\    fーヘ   ,x=彡: :ノ}   下僕として最高の喜びです。
                  {: :ノ}>, `ニニ′ イ;人  〈: :イ
              -=彡イリ :/    ノ   /:\:〉、从リ
                     {: :\{ノ `ヽ /:\:/  ヽ
                     ,>く⌒: :ー‐《\;/       ‘,
                 {: : {: :`: ┬―:テ′ /     }
                   〈\{\、: |: : : i  /       /
                 /\\ ヽヽ: : | /       /
               /⊂二    } : ∨      /
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            ′         /   /            /   /
          i         , '   /           /   /


千葉「今度はふたばが土下座したぞ」

杉崎「げ、下僕…?」

宮下「あいつら、いつからそんな関係になったんだ?」

みつば(しめしめ…)


          ,. -一‥‥ー- 、

          /         -、二7マ=-、
         // /   :ト、   \|! |ト、 \
.        /´  f :! | | ヽヽ 、 マノ}}ハ  ハ
       /    ! ハ  ! !   }ハ '.  Vヘ.∨ :|   頭がたかーい!
        |  |  ||| ∧ |/   |∧  !f } ∨|
        |  ヽ. ||l/  'l ,xf斥ヽ |ハ.l ノ,ハ. | |
      '. | |ム!、   イ弋rり   リj´  ',リハ_      グリグリ
       ヘ ヽヘ r≠、    ////   ∧  N´-一':: ̄`ヽ.
       {ム \弋リ '   ,.、  / :!| ||∧::::::::::::::::::/:::`丶、
       =ァノ.i\ド≧   <.ノ /、 |ハ|:::::::ヽ:::::::::::/::::/:::::::::`丶、
       {{_ノ| | |ヽ>ー一 f´|:::|   ,ハ:::::、::::\::f::::/:::::::::::::::::::::`ヽ、
          |l l| |  V|\ l|ハl|:::|__  / ハ:::|` ̄`_∨__::::::::::::::/_::::\
          |lハ!ヾ\ リ  Yハl::::::|___/イ V::::く´::oハ| `` <´::::::::::`:::::ハ
          |! \       ヽ:レ'}::! ̄|ノ。゚  マ::::::マ:丁}    f::::::::::::::::::::::/
                    マLム      ヘ:::::::ゝ-'|_   ノ_,. ---、/::,′
                        V:::{  、     ',、:::::::::}:::\厂:::::::::::::/`:j
                      マハ   \   ハ:\:::`\:|___::::{::::/


みつば「ッ…」ブチ


みつば「くおらぁああ!!」ガバッ

みつば「あんた誰の頭に足乗せてんのよ!? 土下座して謝りなさい!!」

ふたば「ええーー!?」

みつば「このぉ! このぉ!」

 みつばはふたばの胸ぐらを掴み、がくがくと揺さぶる。

ふたば「もうどうしたらいいのか分からないよぉ。ふえ~ん」

佐藤「今度は長女がふたばに泣かされてるぞ」

宮下「何がどうなってるんだ?」

今日はここまで


 ~~昼休み~~

千葉「佐藤、サッカーしに行こうぜ」

佐藤「おう。ふたばももちろん行くよな」

                                  ___
                                  ): : : :\
                             ,. -―‐辷__t:ぅー 、

                            /: : : : : : : : : : : : : : : : \
                             / : : : //: : : : : : :/ : :/: \ : ヽ
                           /: :/: : :/|:|: : : : /: /: ;.ィ: : : : : ',: :',
              サッカー?    /: :/: : :/斗|: : : /: //-|、l:| : : : | : : !
                          |イ/|: :|ハ,r=、Vイ/´  ノイ ! : : : !: : :|
                           _ノ|: :|〃ん}   ,r==ミ、|| : : : | : :l|
                         `7:{∨ 弋リ    んィハV|/: : : ∧: :リ
                         / : `{: :   '   弋ぅり }}: : : /⌒Y、
                           |;イ: :リ丶u     : : : ノイ/r' ノ,ハ:|
                           ∨ /\ 「`)      ,__ . イ : リ
                              ′  l/`7T _ア⌒>x': :ノ/
                             {   厶ィ⌒\  /    \


みつば(やるわけないじゃないの…! なんで休み時間にわざわざ、球蹴るために走り回らなきゃいけないのよ)

みつば「あー、小生はちょっと遠慮するっス」

千葉「なにぃ!?」

佐藤「ふたばがサッカーをしないだと!?」

千葉「これは雪が降るぞ…」

みつば「ちょ、そんな大げさに驚かないでよ! ちょっとその、体調が悪いだけだから」

宮下「なに、体調が悪いのか、ふたば!? なら保健室で寝てないと!」

みつば(なんか、うっとうしいのが来た!)


みつば「だ、大丈夫だって。サッカーはできないけど寝込むほどではないの」

宮下「いーや、無理はダメだ。風邪は引き始めが肝心だからな」

宮下「どれ、歩けるか? 保健室まで連れてってやるぞ」

みつば「離しなさいよバカ! 大丈夫って言ってるでしょ!?」

佐藤「ふたば、全然具合悪そうに見えないけどなぁ…」

千葉「どうする? ふたばが居ないとひとり足りないぜ。今日は1組と対戦するのに」


                                  /           、\
                            /     /   .ィ      \\
                          ー=彡     | / ,'|     | Vヘ
                          〃 / !__,!イ   /|    |  .|   iニム=x、
           サッカーやる!!      ||  |  | -|、|  / イ´|  !|  :|   |〃! ヽ》
                         ||  l  |l__|N 」  _Ⅵ__リハ :|  !゙テ|  i
                             从| '. f下ィ}`  ィ´んjハ `Yi :| ハi⌒|  |
                               人L.Ⅵ弋ソ     弋Yソ ノハl|/ ノうノ|  |
                           〃ハ{ xxx   '___ xxxx  ノ′ ./リ リ
                            {{ ||j\   Y ̄}     . ィ=イ // /
                           |// l| > ..  ̄__,.   ´{ |  |/イ//
                               ノ´\{/  八} }/    _,》ハⅣ /イ
                                  { ヽ ∨}ノ   ,. ´   / 人,
                                 /´\  \ /    _,/ /: :/ハ

佐藤「へ? やるって…お前がか?」

ふたば「うん」

千葉「なにぃ!?」

佐藤「長女が進んでサッカーをするだと!?」

千葉「天変地異だ…天変地異が起こるぞ…」


 ~~グラウンド~~

ふたば「こっちこっち! パスパス!」

田渕「オーケー!」

 手を上げてアピールするふたばへ田渕は鋭いパスを放つ。
 正確に飛んでくるボールをふたばは足で受けようと構える。しかし――

ふたば「ふぎゃっ」

 受け止めようとしたボールに足を取られて尻餅をついた。

田渕「おい!?」

千葉「ああ! なんで何もないところで転ぶんだよ!?」

佐藤「くそ、まずい…!」

 弾かれてコロコロと転がっているボールを取りに佐藤は駆ける。
 が、近くにいた1組の男子に先に取られてしまった。

 彼はそのままゴールネットまで攻め込みシュートを決めた。

千葉「あぁー! これで0対2だぞ!」


おいおい全然勝負にならねぇぜ。 ___

     ____         /M   \
   /_____\      ====--┬|
    |__|  ヽ  /  |        | θ θ |_|  3組も、ふたばが居なきゃたいしたことないな。
   (∂  (・  (・ |        |  o    6)
   |    )⌒  ) ∩_    (   ノ  /
  /\  ノ(フ /\( つノ    ` ┬-イ
 /     ̄ ̄ ̄    |  |     / ̄ ̄\
 | ̄|         | | ノ    |      |



千葉「くそ、1組め…好き勝手言いやがって」


              /  ´   ヾ=-  ´ ̄`\ ヽ
              / ´         ,     \   \ . ',
          /        / ,  ⌒!  \   ',|
          ./〃   一===彡/     |  i  ',  . x|    ぜぇ、ぜぇ……
         | |i   〃  /l/   u  ゚ |  |  i  〃}}\   うぅ…体が重い…
         | |i  ! |i  、/_   __ノ |||  | .{{_,リ  }   全然思うように動かない…
         |从N|,从__i{   lj      .ノイ/!   |  ..|   j
         | i| :| ⌒ヽ     卞ィ歹了!   l-、 ./   {
         |八 ! ,,,,,   '     ,,,,,,,, |||}./   ノ
            ヾ\u  r=-‐、      ノィ! / /  /
               > .. 、___) ィ ´ ノ./,.ィ´


佐藤「長女…大丈夫か? 疲れたなら休んでてもいいんだぞ?」

 佐藤の言葉にふたばは首を激しく横に振る。
 汗がスプリンクラーのように飛び散った。

佐藤(うげ、長女の汗が口の中に…)ペッ ペッ


                                        ´ ̄ ̄`  ̄`  .
                                     /         _    `  .
                               /´ ̄           \ ー-、\
                               /             、       '.   \',___
                              /   /           ,ハ       ', ニニ7{\`》
                                /   /  / :|     /   ',   |   :|   /'|!|  ヽ.
                            //  :! ! !|  |l   !/  u !  :!| :!   《_,|!l    ヘ
                          〃i  | | N!|  |l | l| v   |  l|ハ :|  /|!ハ     ',
             ううん、やる!!    |! .|| | | | |ハ|、|_N! _l|   -‐'||l| u| l /_/ ∨   !
                            || | | | |__|l_!_       __j厶リx、| |/'⌒i }  ∨  :!
                             ヾL!ハN 《 ヒ勿`   〃´ヒ勿ツ リ !_ノ)ノ,ハ  }ハ. ||
                             《_| |ハ| xxxx  '     xxxxx /イ从 . イ|| l /′},リ
                            | |ハ{ヘ、   u t==ヘ     lj ,/ムイハl{ |.|| |   /ハ
                            | |   }≫u、_ 廴___〉__ . イ´ ̄ ̄`ハハ!リ
                            |,ハ   jハ、__ ̄ ̄}    {(ュ _,/   ヽ,
.      __, --‐-- 、

       ,ヘ  、,.69 、,,ヽ
     /:::::レ-‐二二ニニニ‐-、
     /::::::::::7ヒフ   lニI7 ̄
     iへ::::/ 一  l  - r、
    V0レl  u     '   l'  (熱意は十分に伝わるが…正直、足手まといなんだよなぁ…)
.     `‐-、    -‐  ./
        __「~`ー、ユ ̄
.      /.....,.........||.....ヽ
     /...../..........||......、.ヽ
     /......l.............||........l...|
     |.......|.............||........|...|


 ~~廊下~~

 保健室から教室へ戻る道中で、みつばは、ばったりふたばと出くわした。

みつば「あら、ふたば……ってどうしたの! びしょびしょじゃない! 池にでも落ちたの!?」

               _,. ---- 、
.         ,.  ´  u.    `   、
       /    u.         \ \
     /    /      ,| u.    '.  ヽ
.    /    /|   / ./ !  u.   | |二7ハ=、
     f ! | l| |  l|  l| '   | | | 〃{{^ヽ》
     | |l || l| |  l|  l|  '. ||| | | {{_,リ  i′ 汗かいただけだよ。
     | |l |N`ト.! ,ハNイ   V从.| | | /| !   さっきまでサッカーしてたから…。
     | |l |r=ミ、     _z≠寸卞| |/⌒i/! リ
     7Tハ|{ 弋リ u. ´ 弋t少 ノ|リ j´; ||/
.    {{_|ヽ{xx   ,   xxx    |/ / ,.イ .|ハ
      ∨ヽ.          u.  .ィfT´ハ| /
       \|`ト .._` _ u  ´ |ハ|⌒厂`}
            \| !{ { |   _,. /  /´ ̄`丶、
              }ムヽ\|`  ´z≦二イ        \



みつば「ああ、汗ね…。そりゃ誰だって、運動したら汗くらい普通かくわよね。うん」


ふたば「……」ションボリ

みつば「?」

ふたば「もう、戻りたいよ…。体が重たくてサッカーで全然動けなくて、そのせいで1組に負けちゃったし…」

みつば「き、筋肉よ! 私の体が重たいんじゃなくて、あんたの体が筋肉ありすぎるの!」

ふたば「それにみっちゃんの体、ちょっと転んだり階段から落ちたりしただけで、すごく痛いし…」

みつば「転んだり階段から落ちたら誰だって痛いわよ! あんたの体が頑丈すぎなの! ……階段?」

みつば(そうよ階段よ! 入れ替わったときと同じようにまた階段から転げ落ちたら、元に戻れるかもしれないじゃないの!)

みつば(こんなベタな方法にいままで気づかなかったなんて…!)


ふたば「みっちゃん、どうした…」

みつば「あー! 足が滑ったぁ!」

 みつばは、唐突にふたばに抱きつくと、頭から階段へダイブした。

ふたば「ぎゃぁ!?」

 ドガガ!! ズドドドドド!! ガゴン!! ズドン!!

 ・
 ・
 ・


ふたば「うぅぅ……みっちゃんひどい……」

みつば「さて、あのときと同じように落ちたわ。これで体も戻って――」

みつば「――ない!?」

みつば「なんで戻らないのよバカふたば!?」

ふたば「??? えーと…なんの話?」

みつば「あの入れ替わったときと同じ風にまた階段から落ちたら、戻れそうだと思ったのに…」

みつば「何が悪かったの? 落ちかたが足りなかった?」

みつば「そうだ、屋上あたりから落ちたら戻れるかも!」

ふたば「たぶん死んじゃう」

今日はここまで


 ~~丸井家・リビング~~

パパ「どれ、そろそろ風呂だな。ふたば、入るぞー」

みつば「え? ふ、風呂?」

パパ「どうしたんだ? 入らないのか?」

みつば「いや、その…今日はちょっと…えーと…」

ふたば「ダメー!! パパとは私が一緒に入るの!!」

パパ「な!? み、みつばがか…!?」


みつば「ちょ、待ちなさいよ! あんたが一緒に入ったら…」

 つまり、みつばの裸体がパパに見られるということである。

みつば「いやああああああ!!」

みつば「そんなの絶対にダメよ! パパと入るなんて許さないから!」

 みつばは、既に服を脱ごうとしていたふたばを押し倒して阻止した。
 暴れて抵抗するふたばをそのまま床に押さえつける。


                           ,.--  、
               .  -――――- 、{: : : : : : }
                .  ´: : : : : : : : : : : : : : : `  、:,ノ_
            /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \≪
          /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∨\
            / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ',
        /: : : : : : : : : :/: : : :|: : : : : : : : : : : : : : : :i

          i : : : : : : : : : i{: : : : : !: : : : :|: : : : : : : : : : :|
          |: : : : : : : | : :|ハ: : : : | ヽ: : :lハ: : : : : :|: : : : j  (なんだか騒がしいな…)
          i: : : : : : :∧、:|__Ⅴ: : |_ム:イ |: : : : : |: : : :/
          | : : | : : f _,}N_ Ⅴ:N  __}N__}N : : : |/⌒!
          |: : ∧: l:|f下ィタヽ Ⅵィ卞ィタ厂}| : : : |rう j
          Ⅴ:lヽⅥ|   ̄   '    ̄´  | : : : |_/!
            ヾ、 \ """      """" ,i: : : /: : /
           \ |:>  . _ ` __   イ:/: : 厶: /
             _| : : : : : |/}      }f: : /  ||\
           /´ | : : : : : |: :`ー一: :´:|: /   ,リ   ヽ
              /  Ⅴ:|!: : :ハ: : : : : : ;/Ⅳ、 /     ハ


 ひとははチブサ(猫)を抱き上げて、リビングからスィーと退散した。


ふたば「なんでダメなの!? 毎日パパと入ってるのに!」

みつば「毎日パパと入ってるのは、ふた…小生でしょ!? だからパパとは小生が一緒に入るの! あんたは、ひとはとでも一緒に入ってなさい!」

ふたば「やだー! パパとじゃなきゃやだ! パパと一緒じゃなきゃもうお風呂入らない!」

みつば「は、入りなさいよ! 汚いでしょ!?」

 ゴツーン!!

みつば・ふたば「ふぎゃっ!?」

 取っ組み合っていたふたりは、ふたばが拘束を逃れようと大きく体を動かした拍子に、
 互いのひたいを強打した。
 強い衝撃が全身に走り、無数の火花が視界いっぱいに浮かんだ。


              .  ´ ̄ ̄`  ̄`  .
.             /         _    `  .
          /´ ̄           \ ー-、\
          /             、       '.   \',___
         /   /           ,ハ       ', ニニ7{\`》
.        /   /  / :|     /   ',   |   :|   /'|!|  ヽ.
       //  :! ! !|  |l   !/  u !  :!| :!   《_,|!l    ヘ  いたたぁ。
     〃i  | | N!|  |l | l| v   |  l|ハ :|  /|!ハ     ',
     |! .|| | | | |ハ|、|_N! _l|   -‐'||l| u| l /_/ ∨   ! 何すんのよバカふた、ば…?
       || | | | |__|l_!_       __j厶リx、| |/'⌒i }  ∨  :! あれ? も、戻ってる!?
        ヾL!ハN 《 ヒ勿`   〃´ヒ勿ツ リ !_ノ)ノ,ハ  }ハ. ||
        《_| |ハ| xxxx  '     xxxxx /イ从 . イ|| l /′},リ
       | |ハ{ヘ、   u t==ヘ     ,/ムイハl{ |.|| |   /ハ
       | |   }≫  _ 廴___〉__ . イ´ ̄ ̄`ハハ!リ
       |,ハ   jハ、__ ̄ ̄}    {(ュ _,/   ヽ,
            ,.--、′ /´ ̄/    ヽ { _r==x┴ 、_


                 ___
                 ): : : :\
            ,. -―‐辷__t:ぅー 、

           /: : : : : : : : : : : : : : : : \
            / : : : //: : : : : : :/ : :/: \ : ヽ
          /: :/: : :/|:|: : : : /: /: ;.ィ: : : : : ',: :',
       /: :/: : :/斗|: : : /: //-|、l:| : : : | : : !

         |イ/|: :|ハ,r=、Vイ/´  ノイ ! : : : !: : :|  ほ、ほんとだ!
          _ノ|: :|〃ん}   ,r==ミ、|| : : : | : :l|  お腹がぷにぷにじゃない!
        `7:{∨ 弋リ u.  んィハV|/: : : ∧: :リ  小生の体になってる!
        / : `{: :   '   弋ぅり }}: : : /⌒Y、
       .|;イ: :リ丶u.     : : : ノイ/r' ノ,ハ:|
          ∨ /\ 「`)      ,__ . イ : リ
             ′  l/`7T _ア⌒>x': :ノ/


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.    \\_∠-―       \\
   ー=テ /        ハ ヽ ヽ.ヽ
.     / /   /  /  / ',  }   l |
    / /!  〃 ,イ  /  l  ll ! ! _.|
    f 〃|  ||、_/| / _,ノ |__」|.|!ム
    |__」|| r==ミL...l ,r==ミ.L.| |, !  だからなんでお腹で確かめるのよ!?
    〃 ハヘL.{ (:)      (:)  } |/fr.
    {{_/ ヘ| u ー  '___ 一    _ノ
.    ¨| / |ヘ:::u.::  「ー一ヘ ::::::: イ リ_
     |イ厂! /`ト . _ 廴___ 〉.ィ//!/7
     lハ| |厂 | /.:ゝ.__厂 /'  ノ__j


パパ(俺との風呂を巡って娘たちが争うなんて…)ジーン

パパ「これこれ、ふたりとも。お前たちのパパを想う気持ちはよーく分かった。だからケンカはやめなさい」

パパ「今日は久方ぶりに、家族みんなでお風呂に入ろうじゃないか!」

みつば「入るわけないでしょパパとなんて!! 気色悪い!!」

パパ「ええええええええ!?」


 ~~翌朝・通学路~~

                  /
                     〃
                {{   ____
                   ≫ ´    --、 `丶、  〃 __
                /  /{{  〃 、\_\ {{〃_》
               / /  ,/| ヾ=-八  \ \ `Yく二》
              ′| 〃|  {-‐ ヽ 、 \}.,人 \\
                '   | i{-、|  |八x:=ミ、 \ 丶.二ニ=‐\≧=-
             | | 从x=ミ、 」〃んィハ Yヘ \{∨{ \  \   やっぱり自分の体が一番ね!
             | | {Y んハ   弋ぅり  }/ィ' } \  ヽ }
.              V八从 V:り ,        ノ ハ }ーヽ }八
            }ハ人{  _,x~;    \ー‐' }八{

                   >'´    {   ー=彡イ/⌒\   モグモグ
                  {     ノ┬ ´ 厶<x~'~'~'x、
                ` ー一く ∨ /__,/ ,x~'~'x、 Y
                        / / 「/,>く      Y__}
                /⌒7 O }//⌒\    /,ノ
         /⌒ヽ/⌒ヽ/{/^ア  / /     }`ーく ̄
        // ̄nn「 ̄ ̄:{   / / :! ′     /⌒\ハ
.       { { n {|},/) /  V//  | |   \}⌒>、||
       ヽ.| `’   く__.′ 〃 .'  \ | |/    }/ / ||



             ./ : : : :/ : : : : : : : : \ : : : \\\
             /: :/: : :〃 : : : : : ヽ: : : : :ヽ――ヽ,\\
         //:/ / / | : : : : : ,:|: | : : : : : !: : : : :ハ V 〉

           //:|:|斗-| : : : : /十ハ、: : : :|: :/:/ i _r ′いろいろあったけど、
          .|:i: :|:|,r=、∨: //_  |: :|: : : l/ : / : | ノ  なんだかんだ楽しかったスね!
          .|:|: : |〃fん} ∨〃 ̄`ヽxリ: : : |: :/: : /_j
          .|ハ|从{ 弋り     fんィ:} }}| : :/|--、: :/!ハ   頭をぶつけ合ったら、
            イハ{: : : : '    弋うり リ|: ∧l⌒i|:/: ! !   また入れ替わったりするのかなぁ?
         {  \  t=ー、 : : : : : イ/ ,ノノ ,リ ;ハ| |
             \ 、__ノ      . ィー: :´: :/ ,リ /
              |` ー┬一 ´/イ : :,.イ从{.ん/

              |ハハリ_,x≠f从く


ふたば「みっちゃんみっちゃん! 今度また入れ替わろうね!」


.     /7
   |{    ,  ´  ̄ ̄ ``丶、

.    \\_∠-―       \\
   ー=テ /        ハ ヽ ヽ.ヽ
.     / /   /  /  / ',  }   l |
    / /!  〃 ,イ  /  l  ll ! ! _.|
    f 〃|  ||、_/| / _,ノ |__」|.|!ム  はあ!? 冗談じゃないわよ!
    |__」|| r==ミL...l ,r==ミ.L.| |, !  誰が二度と入れ替わるもんですか!
    〃 ハヘL.{ (:)      (:)  } |/fr.
    {{_/ ヘ| u ー  '___ 一    _ノ
.    ¨| / |ヘ:::u.::  「ー一ヘ ::::::: イ リ_
     |イ厂! /`ト . _ 廴___ 〉.ィ//!/7
     lハ| |厂 | /.:ゝ.__厂 /'  ノ__j



ふたば「そんなぁ」シューン


ふたば「じゃあ、今度はパパと入れ替わるっス」

みつば「パパ、と…?」

 わーいおっぱい! おっぱいー! とはしゃぐ厳つい大男の姿が脳裏に浮かび、みつばの全身に鳥肌が立った。

みつば「ダメよ! そんなの、私が絶対許さないから!」

ふたば「なんで!? みっちゃんには関係ないような…」

みつば「とにかく、ダメなものはダメ!」

ふたば「ええー…」シューン


 ~~廊下・6年3組教室前~~

 ざわざわ…
 ざわざわ…

みつば「何かしら? 教室前に人だかりが…」

 人混みの中心をのぞき込んでみると、壁新聞が張り出されていた。
 新聞には【大号外 みつばNEWS】の大見出しが踊っていて、みつばの盗撮写真がいくつも掲載されている。


【男子にパンツを見せつけ迫る痴女!】

【授業中に下腹部をいじる痴女!】

【妹に土下座する(自称)クラスの女王!】【しかもその後妹に泣かされる!】


みつば「杉崎ーー!!!」











 ~~おわり~~



 ~~番外編~~

             __
  ,..-‐ァ..、   ./:::/69ヽ
 /::;ハ;;ハハ   i'ー'、/\!  ふたばー。
 |cリ┰ ┰リ   |c! ̄ゝ ̄l   サッカーしようぜ。
  "`‐--‐'   ゙`ー--‐"
  (佐藤)    (千葉)


    λ
  / ∞ 、
 イ ∧w ハ
 cli > < l|  やるやる! わーいサッカー大好きー!
 vリ‐-ワ-y
  (ふたば)


  , -”‐- 、
 γ ,レメ"ヽi  ふたばの調子、すっかりいつも通りだな。
  |cli'> Οl|  昨日、体調が悪いって言うから心配してたんだ。
  `リ‐--‐'リ
  (宮下)


  ., -─- 、

  / ,,w,ハw,i
  |cリ l  l リ  分かるわ。ふたばちゃんは、つかれていたのよ。
 δ。ー--‐。δ

    ゚ o o
   (松岡)


  , -”‐- 、
 γ ,レメ"ヽi  ものすごく念のために聞くが、
  |cli'ー ー,l|  お前の言う"つかれていた"は、
  `リ‐--‐'リ  "疲労"のほうの意味じゃあないんだよな?
  (宮下)


  ., -─- 、

  / ,,w,ハw,i     私には見えていたわ。
  |cリ l  l リ []]]  ふたばちゃんに取り憑く豚の霊の姿が!
 δ。ー--‐。δ∩

    ゚ o o
   (松岡)


   ,‐(--‐、
  8 /l_ч_冫ヽ

 イcli  ̄   ̄l   誰が豚ですってぇ!?
  ハV"‐-^‐"
   (みつば)


   n -‐- 、
  γ.    ヽ
  |cli'┰リ┰l|  なんでみっちゃんが食いつくの?

   Vリ‐--‐'リ
   (ひとは)











 ~~番外編・おわり~~




 ~~番外編その2~~

 ~~もし、みつばがひとはに入れ替わったら~~


【朝・通学路】

       ,...-‐...... ̄ ̄...::::::`∨:::::::::\      \ヾヾヾl | | l|∥//
     /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、:::::::〉     ミミミ
    /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く     ヽミミ,
 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ     二ニ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ   三≡ ああ…。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、  ≡≡
::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i 三≡ なんで私が、

:::::::, -┴ 、:::::::::::::/l:::::::::::ト、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l  二ニ このみつば様が、
∠´     ヽ::::__:i l:::::::::::l `、:::::::::::::::::::::::::::::::::::!  彡  こんな根暗女なんかに…。
    ̄`~ヽ `y l l:::∧:l__ `、:::::::::::::::::::::___:::::!  彡
  ヽ、    l/ /| -V ̄ヽ   W|:::::::::::「二、ヽ|   〃/
、   l   /イ´:::! _______ |::::::::::|┌ノ l    ∥/l |l l |ヽヾヽ
_ \. L/ /!::::::| ' ̄|「::::::::::|「 〉 |::::::::::| /.//

i ノ`'´  ∧ ヽ::|   ̄ ̄ ̄ ´ l:::::::::::|  /
二__ __ ,イ /  `          }:::::::::::|く´
 || |「 |l |  r、      U  ,ィ::::::::::::| ヽ



       __,,....,,}Vレ!
     /.:.:.:.:.;. 、:.:.:.:ヽ

    /:.:.:.:.:,/  .ヽ:.:.:.:.:',
.    {.:.:.,X'  ,,/ |:.:|:.:.:.}  三女、おはよう!
    ト|/__  てi> |:.:|=y'               |\

    |.:|  '__. '''''.|:.:b/              γ´   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
.     |へ. ∨_ノ  |:.lト               | ん? …おはよ。 |
.    }ハト ` r.r‐'´//ハへ             ゝ________,ノ

   〃   ,r<l ト--/ / 〉、
   ||   {\_f´{_//' ⌒` 〉    …!
   ヾ、、  `rァ  |Y´\  /
          |Е__ノノ   〉


               ______ /⌒ヽ
.             ´: : : : : : : : : :`丶、:ノ
        / : : : : : : : : : : : : : : : : : : ミ=-
       / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
.       /: : : : : :,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :i
     .': : : : : :/: : : : : : : ,:! : : : : : : : : : : : |  (こいつ…よくひとはに付きまとっては無視されてるわよね。
      i : : : : /_l: :/ : : : /|: : : : : : : : : : : |  不憫だしちょっと構ってやろうかしら)
      |: : : :N |/|: : /:/ __! :/! : : : : : : : : ,'
      |: i: N下ィテ|/l/  |/`|: : : :j:__: /
      |: |: :{     '   下ィテア| : : /r‐ }′
      N|: :l\   、      /: : /r'_,/
      |:/ f `ト---r   /: : /: : /`>ー 、
     /′ . |イ;/、  /イイ :///⌒V
           .'. {\_____イ:///     '.
         ∨\_,|o|___|f` く{       ,


                     ,. -‐=
             _,.   ----'-   、:::
           ,.  ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
       / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      /:::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

      /:::::::::::::::::/ '::::::::::::::::::::::::::::::::::: / ̄ ̄ ̄
       |::::::::::::::: /   '::::::::::|\::::::::::::::: |
       |::::::::::::::N 、_ ヽ:::::l _ム斗- |
      |:::::::::::::l  __`゙ ヾ:!  ,___ _|
      |::::::::::::| 「 ヒ.リ      ....ヒzリ| 宮しt…
.      |:::::::::::l   "  '    ::::::::: |
        |::::::::::::\       r_,-、     |
      |:::::::::::::::::>-    - ′  - ' \__



       /: : :ヾ : : : : /         , - ヽ: : : : : : : : : \
.       /: : : : : : :\/        /     ' ; : : : : : : : : : :..
       ,: : : : :,' : : /       /        , : : : :ヽ: : : : :..
     /: : : : /: ;‐'- ,, _      `    , = = ミ  , : : : : :':, : \:.
.    /: : : : //             /_    ヽ : : : : : :l`ヽ: : :
    /|: : : :./  , = = ミ       〃Y:::;;:::ヽ   } '.: : :. :.:l : : : :.}  今…三女が"おはよう"って…!
.   }|: : /| 〃   _          乂゚:::::ノ   ノ   ; :. :.:.:ト 、:./   あたしに挨拶してくれた…!
     !: :/ :| {{   Y::;;::::ヽ         ¨´      l : : : :l Y
     ' :. .:.:'. ゝ  乂゚::::ノ   ′                l: : : : l  }    三女! も、もう一回言ってくれ!
    l : : : : .       ¨            、   ///  l:.: :. :.| /
    |: : : : .:            ,__ ノ、        l: : : : !/
    |: : : : :.   ///  ‘,ー´一'::::::::::::ヽ        !:.: :. :l
    |: : : :. :.\       l:::〃  ̄ `ヽ::|       _l: : :. :l
    l : : : : : }ー\      |/         |     /:} !:. : :.:|
.     ゚、: : : : :|   \    ゝ         ノ   /:.:.:/ l : : : l
.       ヽ: : : | ┌:.:‐::..-..、  \__ ´   ' |.:.:.:.:/  ハ: : :/
        \:.|  ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄ ノ           |.:.:./  / !.:/
          `ヽ ',:.:.:.:.:.:.:.:.:./           Y´:\  j/
              ';.:.:.:.:.:/               |.:.:.:.:.:`ー:...、


 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : ,|: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : :./ |: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : :/:| !: : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : {\|  ‘: : : |: 、: : /: :| : : : : : :   (うざっ)
: : : : 八:从\ ‘: : |\X:八{\:| : : : : : :
: : : ハr―t:ッ一ミ ヽ| r―t:ッ―ハ: : : : : :

: ;ハ{ 、___          ___,. }: : : }:/
:ハ    ̄´    ,    ` ̄ .ノイ: /:f
{`ー\       _         /|/ : |
:\ |: ` : . . __‘_’__ . . : ´: : : : :从

: : : : : : : : : :ノ        }: : : : : : : : :| ヽ


    /::::::::::::::::::::::ヽ/:::::::/  ヽ:::::::ヽ:::::::::::
    /::::::::::::\::::::::/ヽo´     __ ∨:::::::∨::::::
   /::::::::|i::::::::`:o/:/   /´  ∨::::::∨:::::::
  ハ:::::::::||:/:::∠:::/    ´     ∨:::::::|::::::::::
  |:::::::::::||「:/::/V        __     ∨::::::|:::::     というか今、あたしの名前呼ぼうとしなかったか?
  |:::ヽ::::|l/∠‐=     彡==< V:::::|::::::     聞き違いじゃないよな!?

  |::::l::ヾ|イ |::U:::}               |:::/:::::::::
  │∧ハ|l∧ 弋_ノ     xxxxxx  |/:::::::      すまん、よく聞こえなかったんだ。
  ヽ| ヽV `   ` __       /:::イ       もう一回挨拶から頼む!
c-.  l   { xxxx:.  F‐フヽ     ハ/::/ノ
      ヽ      V   」     /::/(ヽ
   _、    `、>-...、 __  ̄ __ -‐ /::i:〈,-、__へ___
  l´ |      ヽl:l||    ̄フ|:::   /レ::::ハ_::::::::::/
 │ │     ∨l    __.」    / l/ /::::::::/
  )  ヽ     |八 /::〈        /::::::::/



 /: : : : : : : : : : : : : ノ:L : : : : : : : :
/: : : : : : : : : : : : : : : :'⌒: : : : : : : : : : :
: : :ノ:L: : : : ,|: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : :'⌒: : : / |: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : :/:| !: : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : {\|  ‘: : : |: 、: : /: :| : : : : : :   (うざぁあああ)
: : : : 八:从\ ‘: : |\X:八{\:| : : : : : :
: : : ハr―t:ッ一ミ ヽ| r―t:ッ―ハ: : : : : :

: ;ハ{ 、___          ___,. }: : : }:/
:ハ    ̄´    ,    ` ̄ .ノイ: /:f
{`ー\       _         /|/ : |
:\ |: ` : . . __‘_’__ . . : ´: : : : :从

: : : : : : : : : :ノ        }: : : : : : : : :| ヽ


    /::::::::::::::::::::::ヽ/:::::::/  ヽ:::::::ヽ:::::::::::
    /::::::::::::\::::::::/ヽo´     __ ∨:::::::∨::::::
   /::::::::|i::::::::`:o/:/   /´  ∨::::::∨:::::::
  ハ:::::::::||:/:::∠:::/    ´     ∨:::::::|::::::::::
  |:::::::::::||「:/::/V        __     ∨::::::|:::::
  |:::ヽ::::|l/∠‐=     彡==< V:::::|::::::    なあ三女!?

  |::::l::ヾ|イ |::U:::}               |:::/:::::::::
  │∧ハ|l∧ 弋_ノ     xxxxxx  |/:::::::
  ヽ| ヽV `   ` __       /:::イ
c-.  l   { xxxx:.  F‐フヽ     ハ/::/ノ
      ヽ      V   」     /::/(ヽ
   _、    `、>-...、 __  ̄ __ -‐ /::i:〈,-、__へ___
  l´ |      ヽl:l||    ̄フ|:::   /レ::::ハ_::::::::::/
 │ │     ∨l    __.」    / l/ /::::::::/
  )  ヽ     |八 /::〈        /::::::::/



                 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
                /: : : : : : : ; : :|: : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : :,
               /: : : : : : : / |: :/|: : : : :|: : | : : : : i: : :|: : :i
             ,: : : : :! : : /\|/ |: : : : :|\|\ : : |: : :|: : :|

               i: 〃: :|: :/,x==ミx、V\: : |    /ヽ:|: : :|: : :|ヽ  うるさい!! 死ね!!
               |/ l: : :|∧{ V勿リ     ヽ|_,z彡==x、|: : :| : ,: :|
             ,. --、 |: :/| : }    ̄   ,     V勿り }|: : :|V : :|
          /     ,|/ |: :{ /// __     ̄   ノ: : :| |: : : |
            |     |  |: : \ u  f`ー'^ヽ  -=彡 : : :リノ: : :|
            !    !  ': : : | `  . ヽ.___ノ  /}: : : ;ハ: :/}/
             '、    |\ }人:|'⌒ヽく` ー‐ r ´ /: : :/  |/
            ./ \     ヾ⌒ \  い,__  ,ハ\/イ/
         /|   i`     ‘,       }: :\ ` |: {ヽ
        { !   |⌒Y   }    / /
        く\ \___,人   ヽ./ /



       ∠─-、        ∧| \|\
      /     \       ││ \|│ /
    /        \     │      |/
   /  / /\    \    |      │
   / / // //│    ヽ    \___」
  | | | |////|     │    匚-----─\
  | |\∨/////|     │   ▽ |     \    死…!?
   | │☆//////|    │| ─二二\     )
  │|│/ / ̄\/.|    | ||      ( つ     )
    | |ヽ  ( ) |//.|   | ||    ♯彡   丿
    │|│    丿 │   | |)  / / ̄--/
    │ノ       |   | |人      /
     │  U   U│  |/\\_ /
      \ _.-ヽ  |  │   ヽ  | | \
       \丶-┘U | │_____ │ \_

         丶-----/|│::::::::\::\     」ヽ
              |:::::::::::::::::::::::\::::\─┘::::::|



 そう宮下に吐き捨てて、彼女は走り去っていった。


        /l'::::::::::::::::/:::::::::::/::::::::::::::::::::ヽ
        ∧:::::::::::::::i:::::::::/,:::-─:::::::::::::::::ヽ
       ∧:::::::::::::::i:::::::://:::/::人 ::::::人::::ヽ、
       t/:::::__::::::i:::::/∟:::::::/X-ヘo'フ::,、:o:::}l

       「l:::::::ハ\:|:::::::ハ ̄「T:フl、 ゝ /::ノ )::::l|
       〔_」::::{ イ `|:::::l ヽ. ヒニ/   ~´_=‐/:::/l  どうして…。何がいけなかったんだろう…?
       ヽ::;\ 7 |:::::| ::l:l:l:l:l:     、.7'」Y::::,':/
        \;:;ヽ」::::::l U       ´:l:l:l´::::::/
            、);:;:;:;l::::::l      _-、   ノ::::::/
         入:l::;|:::::l、 _      ´   /`:::/
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            |: :i:|: : !: / l: : : : :,ハ!: : : : : :| : : : .>ー{ : : \  自分のうざさに自覚がないあたり、
            |: :i:l: : |厶イ: : : / |: : : : : l|: : : : : :/}\: : : ヽ 救いようがないわね…)
            {:_:i;l__;f卞x|:__:N `ト: : : :N|: : :|: : :/{:⌒\:r'’
          (: :{.〉{ tり   ,r=≠寸Y 丁/⌒Y>x:,ノ
          {:{ {xx`   ,   弋tり.ノ  ノ′f  .〈:〈
            `〉\         .xxx    ノ / ))
              \  r‐,     ..イ  ̄´   ´
.             / ̄ } |` ー┬r一  ´{:ーr- 、
             / ロ / .l ,/|:.:`ー一.:´:/   \









 ~~番外編その2・おわり~~



以上でおしまいです。
ご愛読ありがとうございました!

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