カツオ「おとうさん…さようなら…」(9)

先生「保護者のみなさん。今日の参観授業楽しんで見てください。ちなみに授業の内容は、おとうさんについての作文です。生徒たちが思い思いに書いた作文なので、是非、読み終えたら拍手をお願いします。では、トップバッターは磯野からだ。期待してるぞ。」

フネ(カツオから!?そんな…しかもよりによってお父さんについてだなんて…ハッ、カツオ!)

カツオ(大丈夫だよ。お母さん。それにーお父さんもここに見に来ているから…へへっ)   

カツオは、お母さんの方を向いてニッコリ笑顔とピースサインを見せてから、再び前を向き、作文を自信ありげに読みだした。

時は数日前に巻き戻る

サザエ「カツオー!おきなさーい!」

カツオ「…いつもと同じ最悪の目覚め…」

サザエ「?」

いっただっきまーす
むしゃむしゃぱくぱくわはははぱくぱく
ごちそーさまでしたー

カツオ「…いつもと同じたわいない会話と食事…」

マスオ「?」

先生「磯野ーまた遅刻だぞー!今日で100日連続だぞー!磯野は後で職員室にくるように!」

カツオ「…これもいつもと同じ…」

クラスのみんな「?」

先生「ガミガミガミガミ」

カツオ「…嗚呼、ぼくは毎日同じ説教を言われ続けているせいで内容丸暗記だよ…」

先生「話はちゃんと聞かんか」

カツオ「かおりちゃーん。今日空いてる?」

かおり「ごめんねぇ磯野くぅーん。今日はねぇ外せない用事があるのぉ。だからまた今度にしてぇ。」

カツオ「…」

カツオ「ただいまー↓」 

サザエ「あらお帰り…どうしたの?珍しく元気ないわねぇ?学校で何かあったの?

カツオ「…」スタスタスタガララッ

カツオ「ワカメのランドセルはあるけどいない…ま、グチを聞いてもらうのは後でいいか…」

サザエ「カツオーちょっと母さんと商店街に言ってくるから留守番しててね」

カツオ「お駄賃」

ガララララピシャッ

カツオ「…」

間違いがあったら言ってください。後、一応感動ものにする予定なので・・・

カツオ「…僕はなにをしているんだ…毎日同じことの繰り返し…今、足りないものは…刺激だ。刺激が足りないんだ! そう…例えば身内の突然の人生最大の不幸…学校爆発…花沢不動産倒産…いや、こんなことを考えるのはやめよう。もし本当に起こったら…起こるわけ…無い…よな…ハハ」

ワカメ「なに言ってるの?お兄ちゃん?」

カツオ「ワ、ワカメ!いたの!?」

ワカメ「今帰ってきたの。」

カツオ(なら話は聞かれてないはずだな…)

夜、晩ご飯の終わりに事件は起こった

サザエ「カツオ。テスト返ってきてるでしょ」

カツオ「ううん。返ってきてないよ。それに今回のテストは自信があるからテストが返ってきているんならとっくに言ってるよ」

フネ「へぇ、これで自信があるなんてよく言えたものだねぇ」ビラ 

カツオ「!!!」

フネ「先生から連絡があってねぇ、今回のテストは特に悪かったから厳しく言っておくように。って。」 

カツオ「…」グスン

マスオ「カツオ君。次があるじゃないか。くよくよするのは君らしくないよ。」

カツオ「マスオお兄さんは僕の味方だね!」

波平「カツオ。儂の部屋にきなさい」

カツオ「…はい」(…地獄の沙汰も僕次第…)

波平・フネの部屋

波平「…」すうぅぅぅー 

カツオ「来る!」

波平「ばぁあぁぁっっっかもおぉぉぉぉーんんん!!!!!」

カツオ「…鼓膜が裂ける」

波平「ガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミ…ん?なんだその態度は」

カツオ「う……りなんだよ」

波平「ぁあ?よくきこえん。もう一度言ってみなさい」

カツオ「うんざりなんだよ!」

波平「!」

カツオ「お父さんの説教なんてもう聞きあきたよ!仕方無いだろ!僕には才能がないんだから!もういいよ!お父さんにはわからないんだよ、僕の気持ちなんて!氏んでよ…」

波平「………………!」


翌朝 

カツオ「今日は土曜日だからつい寝坊しちゃった」

サザエ「はやく朝ご飯食べてちょうだい」

カツオ「ハーイ」
ハグムシャパクパクごちそーさん

サザエ「カツオ、出かける準備をしなさい」

カツオ「え?どこにいくのさ、こんな朝早くに」

サザエ「え!?あなたしらなかったの!?朝早くにお父さんが悪夢にうなされているところを母さんが発見して…父さんを揺すったけど返事がなかったから救急車で病院に運んでもらったのよ。」  

カツオ「じゃあ早く行かなきゃ!」」

病院

カツオ「…」

タラヲ「おじいちゃん大丈夫ですか?」

医者「おそらく意識は取り戻すと思います。ただ…」

フネ「…」ごくっ

医者「…そう長くはありません…」

一同「!!!」

ワカメ「な、なんでよ!なんでそんなことい、言い切れるのよ!なら証拠見せてよ!」

医者「…これをみてください。これは、波平さんの脳のレントゲンです。」

マスオ「!!!な、なんだい!その黒い固まりは!」

医者「悪性の腫瘍です。おそらく大きなストレスによるものです。しかし、なぜこんなにも短時間で大きくなったのかは原因不明です…」 

サザエ「父さんがストレスを抱えていたなんて信じられないわ!」

マスオ「…会社でも大変なんだよ…きっと…」

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