ニッパー「パーツの多いプラモとか無くなれば良いのに……」ナイフ「おいこら」 (35)

 この世界には様々な専用工具があります。一つ一つが切る、削る、塗る、それぞれに特化していて、様々な分野で活躍しています。
 例えばプラモデル作りが趣味な青年の部屋。ここには薄刃ニッパーやピンセット、デザインナイフに墨入れペン等、様々な用品が机の上に所狭しと並べられています。

「このデカールを貼り付けて……っと。ふぅ、ようやくRGストライクフリーダム完成だな。いやぁ長かった!」

――PiPiPiPiPi!

「ってうぉ、もうこんな時間か。そろそろ出ないと友との約束に遅れるな。携帯と……財布は、持ったな。じゃ行ってくるか!」

――バタンッ

 彼に使用され、机の上に放置された工具達。そんな工具達に、稀に宿る一つの命――、

――ゴソゴソ ポンッ

ニッパー「はぁ……今回は本当に疲れたわね。まさかこんなに酷使されるなんて、RGのストライク以来よ。
     これだからRGは。パーツ多いし切る場所の判断付きにくいし。なんでご主人様はRGなんて買ってくるんだか」

ナイフ「でも見ろよニッパー!ほらこいつ、翼広げてて格好いいぞ!」

ニッパー「疲れたから見る気も湧かないわよ。ご主人様も、作るならパーツの少ないHGにしてくれれば良いのに」

やすり「……くぅ……すぴぃ」

 主が姿を消した室内で、元はニッパーやナイフだった工具達は小さな手の平サイズの人型に姿を変え、各々の思うがままに動き回ります、
 彼女達は工具の妖精。工場で出荷される工具の中で何十万、何万本の中に宿る小さな命である。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403095870

 こんな感じでゆるくやっていきます。妖精達が言っているプラモは現実で主が作った物が中心になります。
 ガンプラだけでなくフレームアームズやアマコアなどにも手を出している好き者ですので、ご了承下さい。

【薄刃ニッパーの妖精、ニッパー】

 元はTAMIYA製の薄刃ニッパーである彼女、ニッパーはその切れ味と同様に、何処か冷めた性格の妖精である。
 ニッパーの妖精として生まれた故の性であるが、プラモ一つでも頻繁に使用される為、常時肩凝りや筋肉痛に悩まされている。

ニッパー「前にご主人様が作った……なんて言ったっけ。あの丸い頭の黄色いクマ」

ナイフ「あぁ、ビルドファイターズのベアッガイⅢのことか?」

ニッパー「そうそう、ベアッガイさん。あれは楽だったから、一番愛着が沸いてるわね。パーツ数少ないし、大きいし」

 他のニッパーの妖精は重労働こそが喜びというが、彼女は普通の妖精とは大分ずれている。
 自分の労働量が低ければ安堵し、パーツ量が絶望的に多ければ、妖精化した際にもテンションダダ下がりである。

ニッパー「あぁー……全部のガンダムが一頭身になれば良いのに」

ナイフ「全部のガンプラがBB戦士になるとか、あたしは絶対に嫌だぞ……」

【デザインナイフの妖精、ナイフ】

 元はTAMIYA製のデザインナイフである彼女は、主人と同じくアニメ好きであり、ガンダム等のアニメを好んでいる。
 若干中二病気質であり、衣装は至るところに切り裂かれた痕があり、自称「キレたナイフ」。

ナイフ「ニッパーもご主人がアニメ観てる時に一緒に見りゃ良いのに。興味が湧けば作業も苦じゃなくなるぜ?
    何より画面の中で動いてる機体を自分で削り出せるっていうのがまた――いや、今回は3回くらい削りすぎちまったけど」

ニッパー「一回観たけど、わたしには理解出来ない内容だったわ。ガンダムが地球に降下したり、お前を殺すだったり」

ナイフ「何でよりにもよってご主人がウイングを見始めた時に興味を持ったんだよ……いや悪い作品じゃないんだけどさ。
    初心者が観始めるには敷居が高いというか……ビルファイみたいに理解しやすい内容の時なら良かったのにな」

 工具の状態の時、彼女達に視覚はなく、主人の動きを感覚のみで察知出来る。
 ナイフは主人がアニメを鑑賞している時、気付かれないように妖精化して、一緒にアニメを観ている。
 持ち主に妖精の状態が見付かることは禁忌であり、危険な行為なのだが、幾らニッパーが注意しようとナイフは止めようとしない。

ナイフ「いやさ、やっぱアニメって生で見てこそだよな!」

ニッパー「いえ、わたしは全く共感出来ないのだけど……というかそろそろ自重なさいな」

【ポリッシャーの妖精、やすり】

 元はGSIクレオス製の電動ポリッシャーPROである彼女は、一言で言うなら寝坊助。口数も少なく、何故妖精化しているかも謎である。
 寝ている最中に時折体が激しく震えるのも、電動ポリッシャーならではか。

やすり「ふぁぁ……あのぷらも、終わったの?」

ナイフ「おう、やすりの寝てる間にな。ってか使われてる最中あんなに振動してるのに、よく寝てられるな」

やすり「慣れると……あの振動が、心地いい。逆に……安眠作用がある。それに、今日はボク……暇だったから」

 大量の欠伸を交えながら、やすりはアクションベースの上でポーズを決めたプラモを見上げる。
 彼女の役目はナイフの削りきれなかったゲート痕のヤスリ掛けや、合わせ目消し後のヤスリ掛けと多岐に渡る。

 だが主人が今日行なった事は、RGストライクフリーダムの艶消しが終了した翼の組み立てと、デカール貼りのみ。
 やすりが担当する事が今日はほとんどと言っていいほど無かったのである。

ニッパー「わたしはそうだと思ったのに、艶消しした後のパーツ切り取りがあったから……本当、仕事が多くて参るわね」

ナイフ(普通の妖精なら喜ぶことなんだろうけど……ニッパーは本気で言ってるんだろうなぁ)

【RGストライクフリーダム】

ニッパー「……?ナイフ、そういえばこのプラモって、箱にもガンダムって名前がついてないわね。またガンダムを超えた機体なわけ?」

ナイフ「あ~クアンタとかとは違う違う。それの作品のガンダムSEEDってやつに、ガンダムって名称がないんだよ。
    主人公がOS名の頭を取ってガンダムって呼んでるだけだしな。まぁ武装名もオサレな名前ついてるし、ありっちゃありだな」

やすり「ばるかんが……いーげるしゅてるん、だっけ?」

ナイフ「バルカン一個で仰々しい名前付けてるよな。ただSEEDの作中だと実弾無効にするシステムがあるから、あんま使わないけど。
    他にも高出力砲のアグニとか対艦刀のシュベルトゲベール……正直名前覚えるのも面倒くさいな」

やすり「……ないふが、好きそう」

ニッパー「そうね。ナイフは中二病っぽい横文字の名前、好きだものね。全部暗記してるものね」

ナイフ「ち、違うぞ!ただご主人の横で観てたら覚えちゃっただけだ!」

ニッパー「そうねぇ」やすり「……そうね」

ナイフ「ニヤニヤすんな!違うって言ってんだろ!そんなんじゃねぇからな!中二病なんかじゃないからな!」

今日はここまでです。紹介文込みなので字分が入ってしまいました。
次回からは会話文のみが多めになると思います。

四コマ漫画程度に気楽に、息抜きに読んで貰えれば幸いです。

少し遅いですが始めます。自分四駆には手を出していないので、ちと分かりかねます。すみません。
そして爪切りは友達がやっていたのでNG。

【ニッパーと薄刃ニッパー】

ナイフ「そういえばさ、ニッパーって薄刃ニッパーの妖精だろ?普通のニッパーとどう違うんだ?
    ご主人は薄刃ニッパー高いなぁとか言ってたけど、結局はどっちもパーツを切り取るのが目的だろ?」

ニッパー「薄刃と普通のニッパーの違い……ねぇ。じゃぁナイフはどの辺りが違うと思うの?」

ナイフ「へ?……は、刃が薄い?」

やすり「そのまんま……過ぎ」

ナイフ「だってそれくらいしか答えようが無いじゃんよ!大体あたしは作る側じゃなくて使われる側だぞ!んな事知るかぁ!」ウガァ

ニッパー「落ち着きなさいな。ご主人様が見ていたテレビで、子供の質問は聞き返せって言ってたから、実践しただけよ。
     ……そうね、わたしが来た後と、来る前のナイフの仕事量ってどれくらい差があるかしら?」

ナイフ「ニッパーが来る前か?そりゃ……今より仕事多かったな。何よりゲート痕の残りが多かったし」

ニッパー「実を言うと、ナイフが言った事って結構当たってるのよ?安物のニッパーってゲートを切るっていうより、潰すって感じなの。
     その点、薄刃のわたしはゲートを綺麗に切り取って、尚且つゲート痕も最小で済むのよ。その代わり、抉っちゃう事もあるけどね」

ナイフ「へぇ……高いだけに良い物なんだな」

やすり「あ……ますたーが残してたこのお菓子、美味しい」マグマグ

【ダンボール戦機・ファントム】

ニッパー「そういえばベアッガイさんも仕事量少なくて好きだけど、この子も中々楽だったわね」

ナイフ「ダンボール戦機か。ご主人がデスサイズヘルっぽいって買ったやつだな。
    子供用に出来てるから、パーツも手で外せるタッチゲートだもんな。結局ニッパーは働いてたけど」

やすり「結構、ゲート痕も……残ってた。ボクも……仕事、多かったし」

ナイフ「言ってもゲート痕は小さかったけどな。子供だったら気にしない程度だろ。ただ塗装しないと、やっぱり明るい色合いだよな」

ニッパー「この子はわたし達よりも、シール貼りに苦労してた印象があるわね。全体的に大きくて細かったから」

ナイフ「でもあたしはこいつ好きだぜ!通常形態だと翼状マントで全身がすっぽり隠れて可愛いし、攻撃形態もシルエット大きくなるし!
    必死で威嚇してるみたいでな!バックパックもコアファイター型状で!ほら見ろ、カメラアイとコアはクリアパーツだぞ!」

ニッパー(ご主人様がパソコンで一目観て即購入だった時点で、ナイフも気に入るとは思ったけど、予想以上ね。
     趣味が合っているのかしら。ガンダム作品もご主人様が好きな作品は熱中して観てるし)

【コ○○リっぽい】

ニッパー「でも見れば見るほど悪役顔ね。色は青よりも赤の方が合いそうなのだけど」

ナイフ「そういやガンダムレギルスの赤塗装にも似てるよな。元々の顔はOOのジンクスに似てるし」

やすり「……ただ、手が大きくて……後が、すかすかなのが……気になる」

ナイフ「まぁそこはダンボール戦機だしって割り切るしかないな。関節部とかも空きが多いし、足はちょい太いし。
    ガンプラというよりもBB戦士的なノリだと思おうぜ。お手軽に作れる代わりに工夫の幅は広いし」

やすり「というわけで……工夫したのが、こちらに……なります」ササッ

ニッパー「あぁ、この黒く塗装されたのって同じ機体だったのね。――なんかこうして見ると益々……ごきぶ――」

ナイフ「やめろ!」

――――不適切な表現があり、誠に申し訳御座いません――――

【LBXカスタムウェポン】

ナイフ「結構LBXも幅が広いんだぜ?バックパーツとか上下半身を他のに付け替え出来るし、塗装すれば違和感ないからな」

やすり「ナイフの持ってる……その、二本の剣は?」

ナイフ「LBXカスタムウェポンって言ってな、バンダイが出してるLBXの追加武器だぞ。
    結構種類もあるし、一つのパックに二つ以上武器入ってるぜ。これは016ナンバーだな」

ニッパー「ガンプラは手パーツすら他のに流用出来なかったりするから、子供用と考えたら良い構造よね。
     多分子供だったら上半身真っ白で、下半身が真っ黒でも『わぁー格好良いー』とか言うでしょ」

ナイフ「子供を舐め過ぎだろ!? い、嫌な事でもあったのか?」

やすり「……昔、模型店で、ニッパーが……子供に、床に落とされた……らしい」

ニッパー「やっぱり物の価値を分かっていない子供は駄目ね。○ねば良いのに」

ナイフ「いや、確かに床に落とされると死ぬほど痛いけどさ……」

ちょい少ないですが許して下さい。少しですがダンボール戦機に触れさせて頂きました。
ファントムは一目惚れして買って、黒く塗装して、ゴキブリじゃんとか思ってました。塗装イメージは最初にしなきゃ駄目ですね。

V.I系にはもう少ししたら触れたいと思います。何分ガンプラとかよりパーツ多くて説明も面倒なので。
というかダンボ戦機はタッチゲートとか言ってるのにニッパーの出番多かったっす。子供はどうするんだろうか。

それでは今日も始めます。短編だとちょこちょこ書けていいですね。話を気にせず書けるのがまた良い。
ダン戦以外にもアマコアにも触れたいですけど、あれはゲームのみなので、妖精達が会話しながら画面を見る構図は難しいですわ。

【お疲れ会】

ニッパー「ふぅ……今回も色々あったけど、無事完成出来て良かったわね。二人共、お疲れ様」

やすり「お疲れ。ボク……800番、二枚も使っちゃった」

ナイフ「RGはヤスリ掛けする場所多いからなぁ。あたしだってゲート痕削りに筋彫りとかで滅茶苦茶使われたし、流石にちと疲れたな。
    見る限り積みプラモも残り少ないし、少しの間休めるかねぇ。ご主人が新しいアニメを見始めてくれりゃ良いんだが」

ニッパー「ちょっとナイフ、余計な事を言うのは止めなさいな。またご主人様が別作品のプラモ買い始めたらどうするのよ」

やすり「手遅れ……かも。ますたー……こーどぎあすの、おーぶいえー?……って言うの見て、興奮してたし」

ナイフ「あー……確かに熱狂してたな。買って来るのは良いけど、あたしとしてはAGE-2の隊長機仕様を早く作って欲しいなぁ。
    素の、如何にもロボットしてます!って色も良いんだけど、白一色の隊長機仕様も実物で見てみたいんだよ。なのにご主人積んでるんだよ」

ニッパー「あぁ……そのコードなんたらの機体が頭のみか一頭身であることを祈るわ」

ナイフ「戦争アニメで一頭身はシリアス感ぶち壊しだから無理だろ……」

ボール「……」

【アクションベース】

ニッパー「このプラモを飾る台座だけでも400円とか500円するのよね。2つ買う事考えたら、プラモ一個買えるじゃない。
     しかもこの台座まで組み立て仕様だし。プラモを作り終えたって安堵してる時に、これが出て来た時の絶望感と言ったら……」

ナイフ「た、高さ調節出来るし、接続部は角度変えられるから……多少はな?ほら、プラモ作る事に比べれば、台座一個くらい楽勝だろ!」

やすり「ん…………らく、しょう」コクッコクッ


ニッパー「……いや、あなた達は台座作りに参加しないじゃないの」


ナイフ「――――台座って血と汗の上に成り立ってるよな、うん」

やすり「…………」マグマグ

ニッパー「ナイフ、何で目を逸らすのよ。やすり、ご主人様の食べかけのお菓子を盗み食いするのは止めなさいな」

【アニメ鑑賞会】

ナイフ「ご主人がテレビに逐一番組を保存してくれてるから、何時でもアニメが観れて良いよな!
    生で観るのも良いけど、じっくり考察出来るのもオツってもんだぜ。ほら見てみろよ!町並みもちゃんと描かれてるんだな!」

ニッパー「何これ、アニメの市街地戦?」

ナイフ「ビルドファイターズのジムスナイパーを改造したK9と、ケンプファーアメイジングの試合だな。熱かったんだぞ、この話。
    どっちも武装をフルに使うし、K9側は戦略も本格的でさ。スタビルとフェニーチェの試合も熱かったけど、こっちは泥臭くて良いんだ」

やすり「……あ、この自走砲……作ったね」

ニッパー「よく見ればそうね。本体の緑色は作った覚えが無いけれど」

ナイフ「何故かご主人がドッグパックだけ買って来たんだよな。あれだけは本当に謎だ。しかも改造してジムクゥエルに装備させてたし。
    いやさ、あたしが口出しすべきじゃないと思うんだけど、クゥエルはあのスマートさが売りだと思うんだ。濃紺でイケメンだし」

やすり「ばきゅーん……どどどどど」

ニッパー「ねぇやすり……隣で無表情のまま効果音口ずさむの止めて貰えないかしら?」

ナイフ「それにジムクゥエルは最小限の武装で飾るのが――――」

【ビルドファイターズって……】

ナイフ「なんか独り語りしてる間にアニメ終わってたんだけど……」ガックシ

ニッパー「自分が酷使された物の作品見るのが嫌で毛嫌いしてたけど、こうして観るとアニメも中々面白いわね。
     プラモデル使ってるから人は死なないし、結構明るい雰囲気で観れるのも……うん」

ナイフ「だろ!? 毛嫌いして観ないなんて損だって!それに画面の中で戦ってる機体をあたし達が作ってるって思えば、作業も苦じゃな――」

ニッパー「作業は苦よ。絶対に苦。パーツ少ないが正義。これはアニメだから良いのよ」

やすり「頑な……ないふ、そういえば……これも作ったね」

ナイフ「……へ?あ、あぁ似てるけど違うぞ。あたし達の作ったのはレッドフレームのフライトユニットだ。色合いは似てるけどな」

ニッパー「なんか試合開始早々シールドとライフル捨てたわね。やっぱり要らない装備なんだわ、これ。作らなくて良いのよ」

ナイフ「……まぁあたしも、ライフルは仕方無いにしても、シールドは捨てなくても良いんじゃないかとは思ってたけどさ」

開幕パージは軽量機の基本(某ロボゲ脳)

【道具達の苦労】

ニッパー「この主人公は毎回プラモを半壊させてるけど、わたし達道具に拷問を科しているのかしら」

ナイフ「いやー本当に準決勝以降は両腕無くなったり頭無くなったり、色々と欠損が凄まじかったよな。ディスチャージとは何だったのか。
    あれで毎回ストライクのRGキット買ってたら確実に破産しそうな勢いだし。RGって2000円以上は確実にするぞ」

やすり「……多分、道具の妖精も……過労死しそう」

ニッパー「昼夜問わずプラモ作ってたものね。多分わたしがあの子のニッパーなら自分から命を絶つわ」

ナイフ「そ、そこまでか。しかも戦国アストレイ戦を見る限り両腕のストックがあるって事は、一応両足もあるんだろうなぁ……」

ニッパー「RGを二、三日の間に最低二個作れ?自分の刃を折るわ」

やすり「あーるじーって……量産するものじゃ、ないと思う……道具にとっては」

ナイフ「いや、お前等おかしくないか!? 普通は働けることがあたし達の喜びだからな!? え!? 何だよ、その気狂いを見る目は!?
    あたしがおかしいのか!? だ、だって仕事が出来たら楽しいじゃん……?わぁー胴体作れたぞー、とか!
    だ、だからそんな目で見るなって!RGだって徐々に脚が出来てくると、う、嬉しいじゃん……?――――うぅぅぅぅっ」グスッ

ニッパー(泣いた)やすり(……泣いた)

【隣の家の住人さん】

ナイフ「良いもん良いもん……アニメ好きじゃない奴らには分かんないんだ……」

ニッパー(拗ねたりした時にプラモに寄り添う癖は治ってないのね。でも残念、わたしには仕事が多い方が嬉しいという感情は全く沸かないの)

やすり「いいこ……いいこ」ナデリナデリ


??「おいお主等、物音が妾の部屋まで響いておるぞ。ちと騒ぎすぎではないか?」

ニッパー「あらお久し振り。あまり騒いでるつもりは無かったのだけど、結構響いていたのかしら」

やすり「……おふでさん、久し振り」

ふで「うむ、久し振りじゃの。主殿が出掛けて暇じゃから、文句言うついでに来てやったのじゃ。感謝すると良いぞ。
   しかし……ふむ、なんだか部屋が混沌としておるのぅ。なぜナイフはぷらもにすがり付いて泣きべそかいておるのじゃ」

 この子は隣の家に住む面相筆の妖精――ですが、尺が無いので、紹介はまた今度。

TAMIYA面相筆で墨入れしてる>>1は珍しい部類なのでしょうか(白目)。今回ビルファイが少し多かったですね。
ダン戦もドットプラスライザーとかパンドラを買ってしまった。仕方ないんです、一目惚れだったんです。

あとドックパックは違うんだ。クゥエルに合うと思ったんだ。マジすんません。

>>26 すまぬ……すまぬ……ぼーるすまぬ……

>>30 アマコアFAで肩ミサを誤爆して開幕パージしてしまった苦い思い出

ではこれで。おやすみなさい。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年11月11日 (火) 14:50:30   ID: _7AVvGzu

ナイフの気持ちなんとなく
理解できるな

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