P「春香、そういえば昨日のオフはどこに遊びに行ってたんだ?」春香「え?」 (111)

P「昨日、ちょっと仕事関係で春香の家の方まで行ったんだけど」

P「そしたら少し遠くの塀越しに春香の頭が見えてな」

P「なんか楽しそうに揺れてたから、どこに遊びに行くのかと思ってたんだけど」

春香「それって、何時ぐらいの話ですか?」

P「ん?えーと、昼飯食った後だし2時ぐらいだったかな」

春香「だったらそれ、私じゃないですね」

P「あれ?そうなのか?」

春香「はい、昨日は午前中に少し買い物に出掛けましたけど」

春香「午後は、お菓子作ったりしてずっと家にいましたから」

P「あれーそっかぁ……あのリボン頭は、絶対に春香だと思ったんだけどなー」

春香「む……なんですか、そのリボン

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ミスった、ごめんなさい

春香のセリフの続き





春香「む……なんですか、そのリボン=私みたいな言い方」

P「悪い悪い、そんな拗ねるなよ」

春香「ふーんだ、知りません!」

―翌日―

響「春香ー、昨日は自分の家の方まで来てなにやってたんだ?」

春香「え?私、響ちゃんの家の方なんて行ってないよ?」

響「あれ?そうなのか?」

春香「うん、昨日はお仕事の後は直帰だったし」

春香「現場も響ちゃんの家とは方角も違うしね」

響「そうかー、あのリボン頭は春香だと思ったんだけどなー」

春香「もー、響ちゃんまでそんなこと言うの?」

響「ん?」

春香「昨日もプロデューサーさんが、リボン着けた人を私と勘違いしたみたいなんだよね」

響「まあ、春香といったらリボンだからな!」

春香「ちょっと、響ちゃん!」

響「あははは!」

亜美「はるる→ん」

真美「昨日、病院にいたけどどしたの→?」

春香「ええ!?私、病院なんて行ってないよ?」

亜美「あり?」

春香「……ねえ、それ本当に私だったの?」

真美「え?うん、あのリボン頭は、はるるんだと思ったんだけど……」

春香「服装とかは?顔は見えなかったの?」

亜美「えっと……亜美たちがいた隣の病棟の窓越しだったから、頭しか見えなくて」

真美「顔は見えなかったけど、髪型ははるるんそっくりだったよ」

春香「うーん……そっかぁ」

真美「どったの?」

春香「んー、なんかね、私のソックリさんがいるみたいで」

春香「おとといはプロデューサーさん、昨日は響ちゃん、今日は亜美たちで」

春香「もう3日連続で勘違いされてるんだよね」

亜美「ほほ→ぅ?」

真美「なにやら事件のニオイがしますな→?」

亜美「これは調べる必要がありそうですな→?」

亜美真美「んっふっふ→」

春香「そんなんじゃないよ!たまたまだよ、たまたま!」

春香(とは言っても、もう3日連続だし)

春香(こんな事ってあるのかな……)

―翌日―

貴音「春香、少々聞きたい事が」

春香「……なんですか?」

貴音「昨日はどちらの方におりましたか?」

春香「昨日はラジオの収録で○×スタジオの方にいって」

春香「収録が終わったら、直帰しました」

貴族「……左様ですか」

春香「どうしたんですか?」

貴音「いえ……」

春香「私をみかけたんですよね?」

貴音「かと思ったのですが、わたくしの勘違いだったようです」

春香「見たのは頭だけですか?」

春香「横顔とかだけでも見えませんでしたか?」

貴音「申し訳ありませんが、遠目でしたので頭だけしか……」

春香「……そうですか」

貴音「どうやら、今回だけでは無い楊ですね」

春香「……これで4日連続です」

貴音「ふむ……左様ですか」

春香「貴音さんこそ、どうしたんですか?」

貴音「……どうした、とは?」

春香「なんだか、最初からとても聞き難そうでした」

貴音「はて?」

春香「ごまかさなくて良いです」

貴音「……実は、見掛けた時は春香かと思っていたのですが」

貴音「何やら面妖な気を放っておりまして……」

春香「…………」

貴音「わたくしとしては、寧ろ春香であって欲しかったのですが……」

春香「……そう、ですか」

貴音「春香、このような話をしておいてから言うのもなんですが」

貴音「あまり、思い詰めない方がよいですよ」

春香「……はい、ありがとうございます」

春香「……ちなみに、どの辺りでみかけたんですか?」

貴音「……らぁめん二十郎の付近ですね」

春香「そうですか、ありがとうございます」

貴音「いえ、わたくしは何も……」

貴音「それでは春香、わたくしは失礼致します」

貴音「先程も言いましたが、くれぐれも思い詰めないように」

春香「はい、大丈夫です、ありがとうございます」

春香「……………」

春香「あれ?もしかして……」

Prrrrrr…… ピッ

亜美『もしもし、はるる→ん?』

春香「ねぇ、亜美たちが私をみかけたのって、双海総合病院でいいの?」

亜美『え?うん、そ→だよ』

春香「分かった、ありがとう!ゴメンそれだけ!」

亜美『え、ちょっ待っ――』プツッ

Prrrrr…… ピッ

真『もしもし?』

春香「真って、今日は確かオフだったよね?」

真『そうだけど、それがどうかしたの?』

春香「ちょっと変なこと聞くけど、今日、真の家の近くで私を見かけなかった?」

真『え?春香?どうかしたの?』

春香「ゴメン!どうなの?」

真『え……う、うん……確かに今日、ランニング中に春香を見かけたけど……』

春香「……!」

真『春香?どうしたの、大丈夫!?』

春香「ありがとう!また後でちゃんと話すね!ゴメン!」

真『え、待ってはる――』プツッ

春香「…………」

春香(やっぱり、そうだ)

春香(少しづつ……)

春香(少しづつ、事務所に近付いて来てる……!)

春香(……どうしよう)

春香(どうしたら良いんだろう……)

PLLLLLL!

春香「わっ!?うわ!誰!?……亜美?」ピッ

春香「もしもし亜美?」

亜美『もしもしはるる→ん!』

亜美『さっき亜美たちがはるるんを見た場所を聞いてきたけど、なんかわかったの?』

春香「うん……多分だけど、私の家の近くから」

春香「段々、事務所に向かって行ってるみたい」

亜美『ありゃ?じゃ→違うのかな?』

春香「ん?どうかしたの?」

亜美『えっとね、はるるんの話を聞いてから真美と二人で調べてみたんだけど』

亜美『「ドッペルゲンガー」って知ってる?』

春香「『ドッペルゲンガー』?」

春香「……うーん、聞いたことはあるけど」

春香「どういうのかは知らない、かな」

亜美『えっとね、はるるんみたいに自分のソックリさんがいて』

亜美『それが段々、自分に会うためにちょっとづつ近付いてくるんだって』

春香「あれ?確かに、今の私のとは少し違うね」

亜美「そ→なんだよね……うーん」

春香「……ねぇ亜美」

亜美『ん?どしたの?』

春香「そのドッペルゲンガーは、自分に会うために近付いてくるって言ったけど」

春香「もし自分が、そのドッペルゲンガーと会ったらどうなるの?」

亜美『え?……あっ、えと……』

春香「……亜美?」

亜美『……あのね、はるるん……驚かないでね?』

春香「……うん」

亜美『その、ドッペルゲンガーに会っちゃったたら、その人は……』

春香「…………」

亜美『……死んじゃうんだって』

―翌日・ダンスレッスンスタジオ―



春香「……はぁっはぁっ……わっ!?」ドテッ

千早「っ!春香!?」

真「大丈夫!?」

春香「っつ…!ゴ、ゴメンね!また転んじゃった……えへへ」

春香「もう一回やりなおそ?」

千早「……ねぇ春香、今日はもう止めにしない?」

春香「えっ…ダ、ダメだよ!」

真「でも、なんだか上の空みたいだし……」

真「やっぱり、その……気になってるんだよね」

春香「……っ!だ、大丈夫だよ、大丈夫!」

真「でも……!」

春香「……あっ、私ちょっと飲み物買って来るね?」タタッ

千早「ちょ、春香っ!」


 ガチャッ バタン

春香「はぁ……だめだなぁ、私」トコトコ

春香「迷惑ばっかりかけて……」

春香「…………」

春香「だ、ダメダメ!あんなの気にしちゃ!」

春香「大体、ソックリさんに会っただけで死んじゃうなんて、あるわけないよ」

春香「……よし!早く飲み物買って戻ろう!」スタスタ

春香「うぅ……ここ、早く電気なおらないかなぁ」

春香「薄暗くて、ちょっと怖いんだよね……」

春香「……あれ?」

春香「あそこ……影?」

春香「誰かいるのかな?」

春香「え……あの大きさ……ちっちゃい……子供?」

春香「え……なんでこんな時間に、こんな所であんな小さい子供が?」

春香「あれ、あの頭の影の形……」

春香「……………」

春香「……リボン?」

春香「…あ………や………」

――――――――――

亜美『そのドッペルゲンガーに会っちゃったら、その人は……』

――――――――――

春香「………ひっ………」

――――――――――

亜美『……死んじゃうんだって』

――――――――――

春香「いやあああぁぁぁぁっっ!!!」



 ドタドタドタ!!


千早「春香!?どうしたの!?」

春香「いやぁっ!!来ないでえぇぇ!!」

真「春香!大丈夫だよ、落ち着いて!?」

春香「やだぁ!やめて来ないで!」

千早「春香!大丈夫だから!大丈夫だから落ち着いて!何があったの?」

春香「あそこっ…!あそこに!私が!私があ!!」

真「どこ!?……大丈夫だよ、ここにはボク達しか居ないよ!」

春香「いや!やだっっ!!やめて!いやっ!!来ないでえぇぇぇええええ!!!」

千早「春香っ!大丈夫よ!大丈夫だから!春香……春香あぁっ!!」

―双海総合病院―

 ガチャッ



真「あっ!」

千早「プロデューサー!春香は!?」

P「ああ、色々検査してもらったけど身体はどこも異常なし」

P「最初はだいぶ混乱してたし、ストレスと睡眠不足でかなり疲労もあったみたいだけど」

P「今は薬のお蔭もあって、グッスリ眠ってるよ」

真「ほっ……」

千早「はぁ……良かった」

P「……さて」

P「それじゃあ今日起こった事と、今までの事で知ってる事を」

P「なるべく詳しく話してもらえるか?」

千早「6日前から、連続して春香にソックリな人が目撃されてるんです」

P「6日前っていうと……あれか」

P「俺が春香の家の近くで、春香似の人を見たってやつか」

真「はい、最初がプロデューサー」

真「その次が響、次に亜美真美、次が貴音、昨日がボクです」

千早「そして今日、ここで春香自身が……」

P「ふーむ……それで春香自身がそいつを見た時は、二人は傍にはいなかったのか」

千早「はい、レッスン中に春香が飲み物を買いに出て」

真「二人でレッスンルームで待ってたら、急に春香の叫び声が聞こえてきて」

千早「急いで駆けつけたら、春香が誰もいない通路を指して、そこに自分がいるとしきりに……」

P「んー……そうか」

P「他に何か、春香から聞いて知ってる事は?」

千早「後は、春香の家から段々、事務所の方に向かっていると」

P「ん……春香の家とここ以外での目撃場所は?」

真「響とボクはそれぞれの家の近くで、亜美真美はこの病院」

真「貴音が二十郎の近くらしいです」

P「えーと?……あぁ成る程」

P「確かに近付いてきてるな」

P「というか、だいぶ近付いてきたな」

千早「はい……もう、いつ事務所近くで見てもおかしくありません」

P「うーん……ドッペルゲンガーが段々と自分の近くに来るってのは聞いた事あるけどな……」

真「あっ、ドッペルゲンガーといえば」

真「昨日、亜美たちからドッペルゲンガーに会うと死んじゃうって話を、春香自身が聞いちゃったらしくて」

千早「それで春香はあんなに怯えてたんです」

P「そういう事か……あの二人は今度、説教だな」

P「……他に何か知ってる事や聞いた事は?」

千早「私はそれぐらいです」

真「ボクもです」

P「そうか……うん分かった、ありがとう」

P「取り敢えず、二人は他の子達に事情を話して、春香の事を気にかけてやってくれ」

千早「はい」

P「あと例のソイツが、いつ事務所近くに現れるかわからないから」

P「事務所の方に行く時は、念のために用心して」

P「必ず二人以上で行くように」

真「わかりました」

P「どうしても他のアイドルと都合がつかない時は」

P「俺か音無さん、律子の誰かに連絡して」

P「三人の誰かが事務所に居るのを確認してから行くように」

P「二人は明日も仕事なんだし、タクシー呼ぶから今日はもう帰りなさい」

千早「春香は」

P「念のため、明日一日入院させる」

P「今日は用心して、俺が徹夜で様子見しておく」

P「明日は響がオフだから、悪いけど朝早めにこっちに来てもらって」

P「夜も誰かしらは、常に一緒に居るようにするよ」

千早「すみません、お願いします」

真「ありがとうございます」

P「おう、それじゃ帰る準備しておけ」

千早「はい」

P「……さっきも言ったが例のヤツが、いつ事務所近くに出るかわからない」

真「そうですね」

P「現状、ちょっと異常な事がおきてる」

P「何があるかわからないから、くれぐれも用心するように」

P「この事は俺からも皆に言っておくが、二人もしっかり伝えてくれ」

千早「わかってます」

P「あとこの件は俺や社長、音無さんの大人組で調べるから」

P「皆は皆で連絡取り合って、お互いに守り合うにな」

真「……わかりました」

P「それじゃお疲れ!気を付けて帰れよ」

千早「はい、お疲れ様です」

真「それじゃ、また明日!」

P「おーうまた明日なー」

―翌日―

春香「……んっ………あ、あれ」

P「おっ、おはよう春香」

春香「……プロデューサーさん?なんで?」

P「なんだよ、朝早くから俺の顔なんか見たくなかったか?」

春香「えっ、いや、そうじゃなくて……」

春香「だって昨日は私……昨日……っ!!」

P「! 大丈夫だ春香!落ち着け!ここには俺と春香しか居ない!!」ガシッ

春香「……!……あ、う」

P「大丈夫、大丈夫だ……変なヤツなんていない」

P「ここには春香と俺だけだ……ゆっくり息を吸って」

P「ゆっくり吐いて……大丈夫だから」

春香「……っ、はぁ…はぁ……はぁー……」

P「ん……落ち着いたか?」パッ

春香「……は、い」

P「どうだ?どこか痛いとか、辛いとか無いか?」

春香「……いえ、大丈夫です」

P「そうか、良かった」

春香(そっか……昨日、あれから病院に運ばれたんだ)

春香(……プロデューサーさん、夜からずっと看ててくれたんだろうなぁ)

春香(……あれ?)

春香(あの夜から、プロデューサーさんがずっと……?)

春香(それで、今プロデューサーさんと二人きり……)

春香(…………)

春香(……っっっ!!)カアァァッ

P「うおっ!?春香、大丈夫か!?」

P「急に顔が真っ赤に…!やっぱりどこか悪く――」

春香「だっ、だだだ大丈夫です!なんでもありません!」

P「えっ!?いやでも……」

春香「本当に大丈夫です!大丈夫ですから!」

P「そ、そうか……?」

春香「はい、なんでもないですから……」

春香「うぅぅ…………」

P「?」


 ガチャッ


響「はいさーい!」

御免なさい訂正です

>>35の千早と>>36のPのセリフ中の「ここ」は「レッスンスタジオ」に変換しておいて下さい……

P「おう、響おはよう」

春香「響ちゃん?」

響「あ、春香おきてたんだな!おはようだぞ」

春香「あ、うん、おはよう」

P「ありがとうな、来てくれて」

P「ってか早いな、まだ6時だぞ」

響「ふふん、自分は完璧だからな!」

響「プロデューサーが遅刻しないように、早く来たんだ」

P「そうか……悪いな、気を遣わせたみたいで」

響「別に平気だぞ」

春香「えっと……なんで響ちゃんが?」

P「あぁ、事情は昨日、千早と真から聞いて皆に伝わってて」

P「取り敢えず春香は、念のため今日一日入院」

P「その間、一人にならないように都合のつく子が、誰かしら来るようにしてある」

春香「そうだったんですか……ごめんね響ちゃん、わざわざ来てもらっちゃって」

響「大丈夫だぞ」

P「昼頃には雪歩が来てくれるし、夕方には他の子達も来るだろう」

P「夜にはまた俺も行くし、もう心配しなくていいぞ」

春香「はい、ありがとうございます」

P「今回の事は、俺や社長で調べてなんとかするから」

P「春香は、先ずは休む事に専念してくれ」

春香「……はい」

P「それじゃ俺は行くから、響、あと頼むな」

響「うん」

春香「気を付けて下さい」

P「おーう、じゃあまたな」

 ガチャッ バタン


P「……しっかしなぁ、調べるっていってもどうするかな」スタスタ

P「幽霊とかの類なのか?でも春香生きてるしなぁ……」

P「ドッペルゲンガーだったとして、でも春香は今の所は異常無し」

P「事務所に向かってるってのも、なんでなんだ?」

P「……んがー!わからん!」

P「取り敢えず、社長にそういったのに詳しい知り合いがいないか聞いてみよう」

P「……ふぁぁ、駄目だ……寝てないから眠い」

P「事務所着いたし、誰か来るまで一眠りさせてもらお……ん?」

P「あれ、こんな早いのにもう誰か来て……えっ」

P「今の影……」

P「春香……!?」

P「って、春香なわけないから例のアイツか」

P「もう事務所に着いたんだな」

P「……さて、どうするか」

P「……………」

P「……まぁ、行くしかないよな」

P「寧ろ、俺の時に出てくれて良かったくらいだな」スタスタ

P「殺すなら、頼むから俺だけにしてくれよー」

 

 ガチャガチャッ



P「やっぱり鍵はかかってるな……よし」カチャッ


 ガチャッ バタン!!


P「電気、電気…………」スタスタ


  カチカチッ


P「…………」キョロキョロ

P「……誰もいないか」

―10分後―


P「……結局、事務所内全部見て回ったけど、何もなかったな」

P「見間違い?それとも出てったのか?」

P「くそっ、なんだってんだ……」

P「しょうがない、目も覚めちゃったし仕事するか」

P「コーヒー淹れてっと……よし!」コポコポ

P「……安心したら、トイレ行きたくなっちゃった」スタスタ


 ガチャッ バタン


P「……しかし、さっきのはなんだったんだろうな」ジョボジョボ

P「何か目的があるのか?」ジョボジョボ

P「うーむ……」ジョボジョボ







   …ペタ




P「っ!?」




   …ペタ ペタ


P「……嘘、だろ……!?」

  …ペタペタ


P(どこから出てきた!?)

 
    ペタペタ


P(……この音、裸足だよな?って事はアイドルの誰かじゃない)


     ペタペタ


P(ドアの開閉音も聞こえなかったし、間違いなくさっきのヤツだ)


      ペタペタ


P(くそ!トイレ入った瞬間に出るとか反則だろ!!)

       ペタペタ


P(……?)


          ペタ…


P(あれ……離れてく?)


             ペタ…


P(……消えた)

P(……………)


 ガチャッ


P(……………)キョロキョロ


  シーン……


P(……………)キョロキョロ

P「誰もいない……なんなんだ?」

P「……あれ?コーヒーが無くなってる」

P「……飲まれた?」

―昼―


P(……結局、コーヒー飲まれてからは、音無さんやアイドル達が来て以来)

P(お昼になるまで全く出てこなくなったな)

小鳥「プロデューサーさん、お昼ご飯はどうするんですか?」

小鳥「私は今日は、外にに行きますけど……」

P「……俺はここで済ませちゃいます」

小鳥「えっ、でも……」

P「ちょっと考えがあるんです、大丈夫ですよ」

小鳥「そうなんですか?」

P「えぇ、心配しないで下さい」

小鳥「……わかりました、何かあったら直ぐに連絡して下さいね?」

P「はい、ありがとうございます」

小鳥「それじゃ、ちょっと失礼しますね」

P「はい、行ってらっしゃい」



 ガチャッ バタン


P「……さて、来るかな?」

 
 ドンガラガッシャーン!!


P「うおっ!?ビックリしたぁー!」

P「ほんとに来やがった……給湯室の方か」スタスタ


 ガチャッ


P「うわっ!ひどいな、グチャグチャだ」

P「春香がコケた時みたいになってるな」ガチャガチャ

P「……おっ、でも全部無事だな」

P「この派手な音出したり、ちらかしたりしても周りが全く平気な辺りも、春香ソックリだな」

P「やっぱりアレは春香なのか?」

P「だけど事務所に来てからは、皆の前に現れなかったり」

P「俺一人になった瞬間に現れたり」

P「どうやら俺が目的みたいだが……」

P「……駄目だ、さっぱりわからない」







 …………ナイ


P「……?」


 ……ダイ……チデ


P「声!?どこからだ?」キョロキョロ


 グロ……ヒルノ……


P「くそっ!どこだよ」バタバタ


 …ヘロヘ………ウチャク


P「駄目だ、見つからない!」ドタドタ


 ……ナリナミ…ダケド


P「これはなにを言ってるんだ?」


 …モーノ…キミー…♪


P「……歌?」


 ヨカッタッテー♪


P「これは……」


 ナデナデシテクレタヨー♪


P「『Do-Dai』?」

―夜・双海総合病院―


 ガチャッ

P「春香ー、調子はどうだ?お、千早と真も来てたのか」

春香「プロデューサーさん!お疲れ様です!私は至って元気ですよ!」

千早「お疲れ様です、プロデューサー」

真「お疲れ様です!大丈夫でしたか?」

P「ああ、今日一日は結局なにもなかったよ」

千早「そうですか……急になにもなくなると、逆に怖いですね」

P「んー、まぁでも、社長に話したら、こういった事に詳しい人を知ってるって言ってたから平気だろ」

真「本当ですか!?」

P「ああ、あさってに来てくれるそうだから、もう大丈夫だ」

春香「はぁ、良かった……」

P「ほらほら!安心できた所で、二人は明日も仕事なんだし」

P「後は俺がいるから、早く帰った帰った」

千早「わかりました、お願いします」

千早「じゃあね、春香」

真「また明日!」

春香「うん、来てくれてありがとう!また明日」


 ガチャ バタン

P「さて、さっきも言ったけど 、もう安心して良いぞ」

春香「はい、ありがとうございます」

春香「……あの、プロデューサーさん」

P「どうした?」

春香「本当に、今日一日なにもなかったんですか?」

P「んー……春香には、逆に言った方が安心できるか」

春香「というと?」

P「実は事務所に出てきたんだ」

春香「えっ!?」

P「とは言っても、朝に影を見ただけで、あとは物音ぐらいしか聞いてないけどな」

春香「……そうなんですか?』

P「あぁ、俺一人しかいない時に足音たてたり物をひっくり返したり……」

P「あと、俺しかいない時に出てくる事を考えると」

P「多分だけど、狙いは春香じゃなくて俺みたいだな」

春香「……………」

P「ま、理由はさっぱりわからないけどな」

P「とはいえ、春香のドッペルゲンガーかなんかは知らんが」

P「春香が狙いじゃないと分かって安心だろ?」

P「実際、遭遇した春香自身も無事なわけだしな」

春香「でも、そうしたらプロデューサーさんは大丈夫なんですか?」

P「ん?まぁ特に何もされてないしな」

P「確かに急に物音たてるから驚きはするけど、それぐらいだよ」

春香「じゃあ、考えたくないですけど……また別の何かとか」

P「……いや、あれは間違いなく春香ソックリの何かだ」

春香「なんでですか?」

P「めっちゃコケてたっぽい」

春香「えっ?」

P「今日、俺一人の時に春香がコケたみたいな派手な音が5、6回してな」

P「その度に至る所をちらかされたんだけど」

P「そんな一日に何回もコケるなんて、春香しかいないだろ」

春香「ちょ、ひどくないですか!?」

P「あっ、後は声も聞いたしな」

春香「え!?本当ですか?」

P「あぁ、春香の声そのものだったよ」

P「そうだ、それで思い出したけど……」

春香「どうしたんですか?」

P「春香って『Do-Dai』好きだったっけ?」

春香「え……なんで、ですか……?」

P「いや、どこで歌ってたのかわからないけど」

P「事務所で『Do-Dai』歌っててな」

P「春香と『Do-Dai』って、持ち歌なわけでもないし、なんでかなーと思って」

春香「……いえ、そんなには……」

P「ん、そうか……あっ『Do-Dai』といえばこの前……ぷっ!くくっ」

春香「ちょっ!恥ずかしいから、その話は止めて下さい!」

P「ぷくくっ!あぁ、悪い悪い……っと」

P「もうこんな時間か……もう遅いしそろそろ寝とけ」

P「明日からはまた仕事なんだし」

春香「あっ、はい……そうですね」

P「一応、念のため今日もついてるから、安心しろ」

春香「ありがとうございます!それじゃ、お休みなさい」

P「あぁ、お休み」

―二日後・事務所―


P「いよいよ今日だな」

小鳥「そうですね」

P「てか、まさかみんな集まるとはな」

律子「まぁ、ちょっとした事件でしたからね」

千早「それに、春香が狙いではないとわかっても、やっぱりまだ心配です」

真「そうだよね」

春香「ありがとうね、みんな」

雪歩「プロデューサーは大丈夫だったんですか?」

P「ああ、急にデカイ音たてて驚かされたのと、おやつを盗み食いされたぐらいだよ」

伊織「どっかの双子みたいね」

亜美「ちょ、いおりんヒド過ぎっしょ→!」

真美「さすがの真美たちでも、ゴージャスセレブプリンはカワイソウだから盗み食いしないYO!」

響「そんな事より、来るの遅くないか?」

あずさ「そうねー、何処かで迷っちゃったのかしら?」

美希「あふぅ……待ちくたびれて眠くなってきたの」

貴音「いえ、来ました」


  コンコン


やよい「はわっ!?ほんとに来ましたー」

P「すごいな貴音……はい、いま行きます!」


  ガチャ


女の子「失礼しますー」

P「えっ」

女の子「わたくし、本日はこちらを訪ねるように言われておりましてー」

P「えっと、失礼ですがお名前と、本日は誰からここに来るように……」

女の子「依田芳乃と申しましてー」

芳乃「高木殿からこちらを訪ねるように言われておりましてー」

P「確かに社長から聞いた名前だな」

P「それでは、今ここがどのような状況か分かりますか?」

芳乃「……そこのリボンのお方ー」

春香「は、はいっ!?」

芳乃「そなたに似た、小さな女の子がおりましてー」

P「ん?小さな女の子?」

春香「あっ!そういえば、私が見たのは幼稚園児ぐらいの小さい影でした」

P「む……となると、本当に本物だな」

P「失礼しました、試すようなマネをしてしまい……」

芳乃「お気になさらずー」

P「それでは本題ですが……その小さい女の子は一体?」

芳乃「そこのリボンのお方のー」

芳乃「想いが募り積もり固まり、顕現したものでしてー」

P「??」

芳乃「人や所によってはー」

芳乃「生き霊や思念体と呼ばれるものでしてー」

P「ああ、成程」

P「それで、なんでここに?」

芳乃「……先ずは見てもらった方が宜しいかとー」

P「えっ!?見られるんですか?」

芳乃「はいー」

P「それは、見ても問題は?」

芳乃「ありませんー」

芳乃「その様な類のものではないのでしてー」

P「そうですか……どうする、春香?」

春香「……お願いします」

芳乃「わかりましたー」

芳乃「………」

芳乃「彼のものよー」

芳乃「その姿をみなの前へー」

春香「……………」



  スーーーーー……



春香「……で、出てきた!」



  スーーーーー……












のヮの「………」


春香「……えっ」

のヮの「…………」

春香「なにこれ」

千早「確かに春香に似てるけど」

伊織「なんで全裸なのよ」

やよい「うっうー!とーってもカワイイですー!」

真「これ、カワイイのかな?」

雪歩「……キモカワ?」

亜美「キュ○ピーちゃんみたいだね」

真美「真美もそう思った」

響「ずっとよそ見してるぞ」

貴音「面妖な」

あずさ「あらあらー、春香ちゃんソックリねー」

美希「どっからどう見ても春香なの」

律子「…………」

小鳥「カワイイ」

P「……で、これは?」

芳乃「リボンの方の想いが顕現したものでしてー」

P「それはわかりましたが……」

芳乃「……彼のものをどうにかするにはー」

芳乃「リボンの方の力が必要でしてー」

芳乃「他の方には、一度席を外していただきましてー」

千早「!? そ、そんなちょっと――」

春香「待って、千早ちゃん」

千早「! 春香……」

春香「大丈夫だよ」

P「……千早、ここは二人に任せよう」

千早「……はい」

P「よし、皆ちょっと出るぞー」


 ゾロゾロ ガチャ バタン

春香「…………」

のヮの「…………」

春香「この子は、私の想いが形になったものなんですよね?」

芳乃「はいー」

春香「じゃぁ、この子の目的は……」

芳乃「あの男性の気を引く事でしてー」

春香「事務所に来たのは……」

芳乃「そなたが知っている、あの男性の常に居る場所でしてー」

のヮの「ナデナデシテクレタヨー♪」

春香「この歌も……」

芳乃「そなたの想い入れが強いものでしてー」

春香「そっか、やっぱり……」

春香「あの時から……」

―一ヶ月前 事務所―

P「なあ春香」

春香「はい」

P「春香ってオフの日ってどうやって過ごしてる?」

春香「オフの日ですか?……うーん」

春香「別に普通ですよ?学校の友達と遊びにでかけたり家で過ごしたり」

P「例えば?」

春香「友達とだったら、カラオケだったりショッピングとか」

春香「家だと、お菓子作りしたり映画みたりとかですね」

春香「ショッピングは一人で行くこともありますし」

春香「あっ、この前のオフは千早ちゃんの家で一緒にお菓子を作りましたよ」

P「へー、あっこの前のクッキーか」

春香「そうですよ!」

P「成る程ねぇ」

春香「どうしたんですか?突然」

P「いやな、今度の土曜日に久々の一日オフをもらえたんだけど」

春香「最近、忙しくなってきましたもんね」

P「あぁ、ただこの辺には友達もいないし、趣味とかも特にないしな」

P「でも、せっかくもらったオフをダラダラと過ごすのもどうかなと思って」

春香「そういうことですか」

P「そうなんだよ……うーん、どうするかなー」

春香「うーん……」

春香(……あれ?)

春香(確か、今度の土曜日って私もオフだったよね)

春香(まだ私も予定決めてないし)

春香(これってもしかして……チャンス!?)

P「もうダラダラ過ごすのでもいいかなぁ……」

春香「……あ、あのっ!プロデューサーさん!」

P「うおっ!どうした急に」

春香「今度の土曜日、私もオフなんです!」

P「ん?あぁ、そうだったな」

春香「私もまだ、どうするか決めてないんです!」

P「うん、それで?」

春香「も、もし良ければ今度の土曜日……」

春香「……いっ、一緒にどこか遊びに行きませんか!?」

―その日の夜 春香の部屋―

春香(……………)

春香(どうしよう……どうしよう!?)

春香(あの時はつい勢いで誘っちゃったけど、冷静なって考えたら、どうしたらいいかわかんない!)

春香(どうしよう何しよう!?)

春香(プロデューサーさんと初めての……で、デートなんだし、なんとかしなくちゃ!)

春香(ちゃんとカワイイ服とか持ってたっけ!?)

春香(持ってたとして着られるかな)

春香(最近、ちょっと太ってきちゃったし……)

春香(そうだよ!太ってきてるしどうしよう!?)

春香(……ダイエット?)

春香(いやいや、今度の土曜日っていつ!?)

春香(あと三日しかないじゃん!!)

春香(無理無理無理!できないできない!)

春香(……いやでも、無理は承知でもやるべき?)

春香(うわわわっ、どうしよー……)

春香(……あっ)

春香(ちょっと、『Do-Dai』みたい……)

―金曜日・夜 春香の部屋―

春香(……いよいよ、明日)

春香(泣いても笑っても明日!)

春香(覚悟、決めなきゃ!)

春香(……よしっ!最後の確認しておこう)

春香(プロデューサーさんとの待ち合わせは10時)

春香(そこに着くまで45分)

春香(起きてからシャワー浴びて、お菓子作って着替えてお化粧して、家を出るのが9時だから)

春香(目覚ましは5時かな)

春香(うん、目覚ましの準備良し)

春香(明日作って持っていくお菓子の下ごしらえ、準備良し!)

春香(お化粧道具、準備良し)

春香(カワイイ服、準備良し)

春香(体形は……うん、まぁ良し!)

春香(他には……うん、大丈夫!)

春香(よし、それじゃあ……)

春香(準備はー♪完璧ー♪おやすみー♪)ボフッ

春香(………………………)

春香(…………………)

春香(……………)

春香(………)

春香(…)

春香「全然眠れんっ!!!」ガバッ

春香(いやいやいや、こんな事言ってる場合じゃないよ!)

春香(なんで寝られないの!?遠足前日の小学生じゃないんだから!)

春香(やばいやばい!早く寝ないと起きられないよ!)

春香(ダメダメ!こんな時こそ、落ち着いてはるかさんを数えよう……よしっ)ボフッ

春香(はるかさんが一匹……はるかさんが二匹……)

春香(はるかさんが三匹……はるかさんが四匹)

春香(……あっ、水かけちゃった!あ、あっ!どんどん増えてく!)

春香(ああーダメ!もう数えられない!)

春香「……ちっがあぁーーう!!!」ガバッ

春香(うわー、まずいー!頭が冴えて来てるのに混乱してきててわけわかんない!!)

春香(って、うそ!?もうこんな時間!?)

春香(まずいよー、どうしよー!!)

春香(――――)

春香(―――)

春香(――)


――――――――――――


春香「……んっ……あれ?」

春香「ふあぁ……なんだ、気付いたら寝てたんだ」

春香「んぅー……今何時……?」ゴソゴソ

春香「んーと……8時26分かぁー……」

春香「………………」

春香「えええぇぇぇええーーー!!??」

春香「なんでなんでなんでっ!?うそうそ!!」

春香「予定より三時間も遅くなっちゃった!どうしよう!!」

春香「えっとえっと……取り敢えずお菓子はもう諦めるしかないとして」

春香「まず顔だけでも洗ってこよ!」ドタドタ

春香「……って、なにこの寝癖!?」

春香「えぇー、なんでこんな時に限ってこんなヒドイ寝癖付いてるのぉ……」

春香「これブラシだけでなおるかなぁー……」サッ サッ

春香「…………」サッサッサッ

春香「うわー!全然なおらなーい!」

春香「えっ!?もう15分も経ってる!?」

春香「わわわっ!どうしようどうしよう!」

春香「そしたら、えっとえっーとぉ……」


――――――――

春香「よし!取り敢えず、最低限おっけ!」

春香「行ってきまーす!」

春香「はぁっ……はぁっ……!」タッタッタッ

春香「間に合うかなぁー……って、そうだ!」

春香「プロデューサーさんに、遅れるかもって連絡しなくちゃ!えーと……」ゴソゴソ

春香「あれっ!?携帯がない!忘れてきたっ!?」

春香「どーしよー、取りに戻る?でもそしたら
確実に遅れるし……えっとえっと」ウロウロオロオロ

春香「いやっ、ここはせめて遅刻だけはっ……って、きゃっ!?」ステーン

春香「いたたっ……えっ!?ヒールが折れてる……」

春香「そんなぁ……わぷっ!?」

春香「なに今のすごい風……リボン飛んでないかな」サワッ

春香「わっ!?また髪の毛跳ねてる!!」

春香「うぅー、もうヤダァ……こんなとこまで歌の通りじゃなくていいよぉー……」

春香「うぅっ………」ジワァ

春香「うぅ……結局30分も遅くなっちゃった」

春香「プロデューサーさん、怒ってるかなぁ」

春香「えっと、確かこの辺りだったはずだけど……」キョロキョロ

P「春香ー!」

春香「っ!!」ビクッ

春香「ぷ、プロデューサーさん……」クルッ

P「おはよう、春香!遅かっ…た……な……?」

春香「すみません!プロデューサーさん!」バッ

P「…………」

春香「私、今日に限って寝坊しちゃって……」

P「…………」

春香「しかも携帯も忘れて、連絡も出来ないし……」

P「…………」

春香「こんな時に限って寝癖もヒドイし、ヒールも折れちゃうし……」

P「…………」

春香「うぅ……」

P「…………」

春香「? プロデューサーさん?」チラッ

P「……ぷっ」

春香「!?」

P「ふ……くくっ……あっはっはっはっは!!!」

春香「ちょっ、なんで笑うんですか!?」

P「はははは!だ、だって!おまっ!!はっはっはっ!!漫画みたいになってるぞ!?ハハハハハ!!」

春香「だ、だからってそんな、泣くほど笑わなくたって!」

P「はぁはぁ……あぁ、悪い悪い!だって……ぷくくっ」

春香「うぅー……」ジワ

P「はぁー……まぁでも、ありがとうな」ポン

春香「! えっ……?」

P「今日のために気合い入れて色々準備したりしてくれて、それで寝坊しちゃったんだろ?」

春香「あっ!その……えと」

P「その服カワイイな……よく似合ってる」

春香「ぁ…ぅ……ありがとう、ございます……」

P「まぁ、俺はいつもの春香で良かったんだけどな……ありがとう」ナデナデ

春香「あっ………」

春香(『Do-Dai』……みたい)

――――――――――

春香「あの日から、プロデューサーさんの事をもっと意識するようになって」

春香「なんとか気を引こうと思ってアプローチもしたけど……」

春香「やっぱりアイドルとプロデューサーだし、もっと近くに綺麗で魅力的な同僚もいて」

春香「結局は無駄なんだって、無理矢理思って諦めようとして……」

芳乃「ですがー、やはり諦め切れないという想いと気を引きたいという想いが募りましてー」

春香「それでこの子が……」

のヮの「…………」

芳乃「はいー」

春香「だから、私の近くから出て事務所に向かって、プロデューサーさんのいる時にしか出てこなかったんだ」

芳乃「はいー」

のヮの「ナデナデシテクレタヨー♪」

春香「この歌も……」

芳乃「その想いが募る切っ掛けとなったものでしてー」

春香「そっかぁ……」

のヮの「…………」

春香「ありがとう、私の代わりにプロデューサーさんの気を引こうとしてくれたんだよね」

のヮの「…………」

春香「もう大丈夫だよ……まだどうしたら良いかは分からないけど」

春香「なんだかスッキリした」

のヮの「………」

春香「だから大丈夫、ありがとう」

のヮの「…………」



  スゥーーー……


春香「消えちゃったの……?」

芳乃「……想いというのは、そう簡単に消えるものではないのでしてー」

春香「…………」

芳乃「心の整理がつき、余裕が出来たそなたの心にまた戻ったという方が正しいかとー」

春香「……そうですか」

芳乃「それでは、みなを呼んで参りますー」

 ガチャ

P「……春香」

春香「はい」

P「……もう、大丈夫なのか?」

春香「……はい、大丈夫です」

P「……うん、そうか……良かったな」

春香「……はい」

P「…………」

春香「……あの、プロデューサーさん」

P「なんだ?」

春香「……その、これからも宜しくお願いします!」

P「どうしたんだよ?急に」

春香「……いえ、なんだか言いたくなったんです」

P「そうか……俺の方こそ、これからも宜しくな」

春香「はい!」












お わ り

そんな訳で某ネット大百科の記事を参考にした、ののワさんの正体は春香さんの生霊ssでした

最後の方はこの形しか浮かばず、急な芳乃の登場すみません

発想力の無さを悔やむばかり……

大して長くもないのに、更新も遅かったなぁ

ともあれ何とか終わりです

読んでくれた人達、ありがとうございます

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