【SS 】「俺とゆっくりぱちぇとの生活」 (54)

「最近話題になっている、ゆっくりという生き物・・・・会社でも同僚が飼っているという話もたまに聞く」

「こうした生き物は飼ったことがなかった俺だが、いいチャンスだしゆっくりを飼ってみることにした」

「あれ?これってネットとかでみたのと違うぞ?」

「これって、なんだ?」

ぱちぇ「むー、むー」

「うお!?鳴きやがった」

ネットで調べたところ、ゆっくりぱちぇという種類らしい希少種らしい

「ネットでみたのと違うからビックリしたぜ、えっとこのサイズはまだ子供かなのか?」

ぱちぇ「むー、むー」

「中身は、生クリーム!?、どうやって生きてんだ?こいつら」

「エサは・・・・甘いものでいいのか?」

ぱちぇ「むー!!」

「あー分かったから泣くなよ、なんか持ってくるからさ」

「前途多難だな、こりゃ・・・・」

こうして俺とゆっくりぱちぇの生活が幕をあけた

第1話

「ゆっくり生活」

「今日は仕事が休みだから、ゆっくり休もう・・・・zzzzz」

ぱちぇ「むー!!」

「耳元で泣くなよ、あー耳がキーンってなってる」
「そういや、こいつ飼い始めたんだった・・・・」

「甘いもので済むってのはいいな、余計な出費かからないし」


ぱちぇ「むー!!」


「わーったから大人しくしてろ」

午後はゆっくりについて調べることにした

「いくつか種類がいるのか、へー」

「大きくなるのには、数日かかる・・・・えっ?こいつ喋るのか?!」

ぱちぇ「むー」

「到底そう思えないんだがな・・・・」

「ゆっくりぱちぇは、躾はあまり必要ないのか、そこら辺はありがたいな」

ぱちぇ「・・・・」モグモグ

「こうしてみると結構可愛いな」

ぱちぇ「・・・・」モグモグ

「ってか思ったけど、共食いしてないか?こいつ」

同僚は多種多様のゆっくりを飼っている、猛者でありいろいろと相談にのってくれた

同僚「へーゆっくりぱちぇ飼ってんのか」

「なついてるのか良く分かんなくてよ」

同僚「最初の内は警戒心があるんだよ」

「まぁそうだろうな」

同僚「ゆっくりぱちぇならチラシとか本がいいぞ」

「なんでだ?」

同僚「ゆっくりぱちぇは他のゆっくりに比べて知能が高いのさ」

「なるほど」

同僚「だからチラシとかから知識を得るのさ」

「チラシから得るものとかあるのか?」

同僚「そればっかりは俺も理解できない」

とりあえず、チラシを家にもって帰ることにした

「ただいまー」

ぱちぇ「むきゅ」

「ぱちぇお土産だ」バサッ

ぱちぇ「むきゅ!?」

ぱちぇはチラシにすぐ食いついた

「おー、すげえな」

同僚に電話することにした俺


「言われた通りに、チラシを置いたらすぐに飛び付いたぜ」

同僚「だろ?あとさそっちのぱちぇは来てどのぐらいたつ?」

「あー、一週間ぐらいか?」

同僚「ならそろそろ喋るようになるぞ」

「マジか?」

同僚「いろいろと反抗するかもしれないけどまぁ頑張れよ」

受話器越しに色々と声が聞こえる、同僚の飼っているゆっくり達だろうか?

同僚「わりぃ、ちょっとトラブった電話切るな」

「おう」プッ

「向こうも大変なんだな」

ぱちぇ「むー♪きゅ♪」

今日はここまでです


後々 ブラック?な内容も書くかもしれないです

それから一週間たち、ぱちぇも警戒心を解いたのか、俺によってくるようになった


「ただいまー」

ぱちぇ「むーきゅ♪」

「いい子にしてたか?」

ぱちぇ「♪」

「そら、絵本だ」

ぱちぇ「む♪」

「よかった、喜んでる」

数日後、ようやく喋るようになった

ぱちぇ「おにーさん」

「なんだ?ぱちぇ」

ぱちぇ「絵本よんでー」

「いいだろう、なにが聞きたい?」

ぱちぇ「こぇ」

ぱちぇがくわえて運んで来た絵本は桃太郎だった

「これ好きだな」 

ぱちぇ「おにーさんが最初に買ってくれたやつだもん」  

「それでか」

ぱちぇ「はやく、はやく」

「分かったから急かすな、急かすな」

そんなある日、午後から休みを取っていた俺だったが、仕事がトラブってしまい、一時間ほど会社にいなければならくなった、いま思えば、このときから俺の歯車は歪み始めたのかもしれない

「分かりました、すぐに行きます」


ぱちぇ「お仕事?」

「あぁ、一時間ぐらいで帰ってくるから、いい子にしてるんだぞ?」

ぱちぇ「ぱちぇはいい子だよ」  

「帰ったら、生クリームあげるからな」

ぱちぇ「わーい♪」

普段なら鍵をかけるはずだったが、一時間ならいいだろうと思い、家の鍵を掛けなかったのである

ぱちぇ目線


ぱちぇ「おにーさんいないし、ゆっくりと絵本読もう♪」  

聞きなれない声が聞こえる 

「ここをマリサたちのゆっくりぷれいすにするよ!!」

「いぇーい」


ぱちぇ「むきゅ?」

ぱちぇは声のする方へ進んでいく

まりさ「おっ、ゆっくりだじぇ」 

ぱちぇ「誰よ?アンタ?ここはぱちぇとおにーさんの部屋よ出ていきなさい」

れいむ「ゆゆ?ここはゆっくりぷれいすにするよ!!」

ぱちぇ「馬鹿なの?ここはぱちぇとおにーさん部屋なの野良ゆっくりは出ていきなさい」

まりさ「そんなこと知ったことじゃないじぇ」

れいむ「そぅそぅ」

ぱちぇ「これだから、野良ゆっくりは嫌いなのよ」

まりさ「なんだとー?やるかー?」  

れいむ「あまあま寄越したら許してあげなくもないよ?」

ぱちぇ「・・・・」ヤレヤレ

まりさ「無視する気かー?」

れいむ「いいからあまあまよこせー!!」

ぱちぇ「・・・・」

おにーさん目線


「ぱちぇにお土産買って帰らないとな」

同僚「やけに上機嫌だな?」

「そうか?」

同僚「でも気を付けろよ?野良ゆっくりは飼いゆっくりを襲ったりするからな?」

「縁起でもないこというなよ」

同僚「そろそろ帰ったらどうだ?ぱちぇまってるんじゃないのか?」

「そうだな、んじゃ帰らせてもらうよ」

同僚「じゃぁな」

俺は会社を後にして、ぱちぇのためにお菓子を買って帰った・・・・このときまでは、ぱちぇの喜ぶ顔が浮かんでいた、そうこのときまでは、

「ただいまー、ぱちぇいま帰ったぞー」

返事がない


「寝てるのかな? ぱちぇ?」

部屋に進むと、そこは、地獄ようなありさまだった

部屋に置いてあったものがあちらこちらに散らばり、そして糞尿が散らばり、お菓子を食い荒らされた形跡がそこにはあった


「・・・・これって」ドサッ

ぱちぇ用に買ってきたお菓子の入った袋を落とした

「ぱちぇ・・・・」

部屋の中央に口からクリームを出しているぱちぇがそこにいたのである

「おい!!ぱちぇ!!大丈夫か?しっかりしろ!!」

俺はぱちぇを抱き抱え、話しかける

ぱちぇ「あ、お、おにーさん」

「誰だ?誰がこんなことを?」

ぱちぇ「ごめん、ぱちぇおにーさんの大切なもの守れなかった、ぱちぇ悪い子だね」

「そんなことはない!!待ってろ、いまクリーム補充してやるから」

後ろを振り向くと、ぱちぇ以外のなにかがそこにいることに気がついた

「なんだよ?お前ら?」

まりさ「ゆ?おいくそにんげん!!このあまあまはまりさがいただいたじぇ」 

れいむ「くそにんげんさんもっとあまあまよこしてくれたらここに居させてもいいよ?」

「それはお前らのために買ったもんじゃねぇんだ!!とっとと離れろ!!」

だぶん同僚が言ってた、野良ゆっくりだろう、勝手に住み着き、勝手に行動して、勝手にワガママをいう、そんな奴だと俺は同僚から聞いていた

まりさ「ぶぇーだ、もうあまあまないよーだ」

れいむ「ぜんぶ食べちゃったもんねー」

まりさ「まぁ、そのゆっくりに比べたら不味かったじぇ」

「そこのゆっくり・・・・だと??」 

俺はぱちぇをよく見たすると 

「中枢餡が食い散らかされてる・・・・」

まりさ「そーだよ!?まりさとれいみゅで食ったのぜ!!」

れいむ「あまりにも邪魔するから食っちゃった」


「嘘だろ?」

まりさ「馬鹿なゆっくりだじぇ、大人しくしてれば食われずにすんだのじぇ」

れいむ「まったくよねー」

「ぱちぇ・・・・返事してくれよ?なぁ、頼むよ?ぱちぇ・・・・おにーさんって呼んでくれよ、なぁ?」

俺はぱちぇの亡骸にそう語りかける、さっきの返事で最後の命を使いきったことは分かってるはずなのに、頭では理解しているのに


「ぱちぇ・・・・お願いだ、もう一度だけでいい、おにーさんって呼んでくれよ・・・・」

ぱちぇ?「おにーさん」


俺は願いが通じたのかと思った、しかし、そこにいたのは


まりさ「じぇーじぇじぇ!!だーまされた、騙された!!くーそにんげん騙された!!」

「・・・・」怒りでどうにかなってしまいそうになった、でも、野良とはいえ、同じゆっくりだ、できれば穏便に済ませたかった

れいむ「すっきりー」

あろうことか、ぱちぇの大切にしていた絵本の上で事を済ませたのである

「あ・・・・あぁ・・・・」

力なく倒れこむ俺、つぎの瞬間、こいつらに対して、殺意がふつふつとわいてきたのである

「コイツらが来なければ、コイツらがいなければ、コイツらが、コイツらがコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツらコイツら」


「い  な  く  な  れ  ば い い  ん だ」

この後の事はよく覚えてない、隣人が五月蝿いと思い見に来たら、部屋が餡まみれのなか、狂ったように高笑いをしている俺をみて、警察に連絡をしたらいし、そのあと、病院に搬送され、そして今病室にいる

精神科に搬送された俺は、一日に何度もカウンセリングを受けるはめにまでなってしまった、 同僚もさすがに引いたのか、一線おくようになってしまった

「俺は、ただ、ぱちぇを守りたかっただけなんだ・・・・」

俺は、ただ、可愛らしい、ぱちぇを、居場所を、あそこを、












守りたかっただけなんだ・・・・

あの事件から数ヵ月後

俺は、復帰し、仕事に全力をつぎ込むようになった、ぱちぇといた数週間が嘘だったかのように、全てを忘れ、仕事に取り組むようになった。でも・・・・













まりさ「ゆっ♪ ゆっ♪」

れいむ「ゆっゆっ♪」



「君たち・・・・おいしーいあまあまあるよ?おいで?」


まりさ「じぇ?」

れいむ「ほんと?」

「あぁ、本当さ・・・・ついておいで」



あの事件いらい、野良ゆっくりを退治するのが癖になってしまった俺がいた、他の飼いゆっくりが犠牲にならないためにも、野良ゆっくりを排除するためにも俺がやるしかないでも、やりすぎたら、また病院に行きになってしまうかもしれない

次、堕ちたら、もとに戻ることはできないかもしれない、でも・・・・仕事を頑張る俺と、こんなことをしている俺・・・・ 白い俺と黒い俺両方いるからそこ・・・・



「この世界は、面白いんだよ・・・・本当にな・・・・」

おわり

バッドじゃねえか!!

>>47

闇堕ち的な物を書いてみたくてやってみました、 闇堕ちはしますが、ぱちぇが生き残るルートもありましたが、完結しようとおもい、この結末にしました

ちなみに、この男のモデルとしては、ディーグレイマンの敵キャラのキャラをモデルとしている点があります、最後のシーンがそうですね 

わかる人は分かるかも

ちなみに、私は基本愛でスタイルです、 野良ゆっくりみたいなのでも多少辛抱すると思いますが、糞みたいな奴にはそれなりにするかもしれないですね、 だって人間だもの

ゆっくりぱちぇかわいいよ  うどんげもかわいいよ

反応的にはどんな感じなんだろ?

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