【SS 】「憧れた外の世界に」 (41)

【SS 】「俺たちはなんのために生まれたのだろうか?」 - SSまとめ速報
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の続編にあたります 上手くかけるかどうかは不安ですがお付き合いください

子供「そろそろだねーママー」

ソウネ、チャントオセワスルノヨ

子供「はーい!!」

ポチ

アメーバーが入っていたカプセルが動く、中の水が排除されていく

ガチャ

そして、再開するのだ、半年という歳月をかけて

子供「アメーバーさん!!」

「元気にしてたか?」

子供「うん!!」

「少し大きくなったか?」

子供「うん!!アメーバーさんも変わったね」

「そうなのか?」

子供「うん、鏡持ってくるよ」タタタタタタ

「半年か、長かったな」

子供が持ってきた鏡をみる、そこには普通の人間がそこにいた

「これが、俺?」

子供「そうだよーアメーバーさん」

「信じられないな」 

子供「その姿じゃアメーバーさんって呼べないね」

「そうだろうな」

子供「名前つけてあげるよ、うーんなにがいいかな?」

子供は首をかしげて考える、できれば変な名前は勘弁してもらいたい

子供「四月にアメーバーさんと会ったから、エイプリルって名前はどうかな?」

「エイプリル、わるくないな」

子供「やったー!!」

母親「さぁエイプリル、悪いけど早速来てちょうだい」

「あぁ」

子供「えー?もういっちゃうの?」

「心配するなすぐに戻る」

子供「いっぱい遊ぼうねー」

「そうだな、そうしような」

俺は、渡された服を来て、母親についていった詳しい検査をするみたいだ

母親「エイプリル、貴方が眠っている間にいろいろと外ではおきてるのよ」

「たとえば?」

母親「他種族平和条約というのが国会で決まったのよ」

「タシュゾク・・・・なんだ?」

母親「他種族平和条約、簡単に言えば貴方のような物にも平和を義務づけられた決まりなの」

「それがどうした?」

母親「話はコレからよ、まぁそんなことを提示しても中には理解しない人間もいるのよ、みんながみんな貴方や他の種族を認めるわけではない」

「よくワカラナイ」

母親「外に出るときは、アメーバーっていうことと、むやみに人間状態を解除しないことそれが注意点よ」

「それを破れば?」

母親「よく思ってない人から嫌がらせを受けるわでも、大丈夫よ人間から攻撃はしてこないはずよ」

「なら大丈夫」

母親「お願いね」

俺は、アイツの部屋に戻った

子供「わーい」

「どこかにでかけるか?」

子供「うん!!」

俺は、研究所を出た 俺がアメーバーとして生まれた時から憧れていた外の世界

「こんなに人間がいるのか」

子供「普通にしてたらもんだいないよ?」

「そういうものか?」

子供「そういうものだよ」

「俺には理解できないな」

子供「エイプリルもいつかりかいできるよ」

「そうだといいけどな」

随分と夢だったものが実現すると呆気ない

「随分と呆気ないな」

子供「そうなの?」

「おもってたよりな・・・・」

子供「よくわかんないや」

「そんなもんだよ」

ファンファンファン

「なんだ?あれは?」

子供「パトカーだよ」

「パトカー?」

子供「悪い人を捕まえるんだよ」

「人間に悪いとかあるのか?」

子供「あるみたいだよ?」

「複雑なんだな」

子供「僕もよくわかんないよ」

ケイサツとか言うやつが俺たちに寄ってくるなんでも、危険だから離れろとのことだ

「危険らしいな」

子供「離れよう」

「しっかり捕まってろ」

子供「うん」

俺は、アイツの手をしっかり握ってこの場を離れる、その姿は誰が見ても兄弟にしか見えないだろう

子供「ここまで来れば平気かな?」

「そうだろうな」

子供「走ったらお腹すいちゃった」

「なにか食べるか?」

子供「うん、お金あるから」

俺たちは公園というところについた、そこには俺以外に他種族の奴がいるみたいだ

子供「他種族はホームステイの人がつきそいじゃないといけないんだよ」

「俺の保護者は」

子供「本当はママだけど、エイプリルは安全だから僕でも保護者としてあつかえるんだ」

「なるほど」

子供「いろいろ他種族の人いるね?話してみる?」

「いいのか?」

子供「うん」

眠いからここまで

他種族の奴らは俺のように完全に人間の姿をしているわけではなく、上半身が人間に近い姿下半身がモンスターの形をしているものがほとんどだった、これじゃ普通の人間から好奇の目でみられるのもしかたないだろう

「こんなに不便なんだな、他種族っていうのは」

子供「本当だよね」

そんなことを会話していた、この時までは

子供「こっちいこうよ」

「おい、急いだら迷子になるぞ?」

子供「大丈夫だよー」

「まったく、世話がやけ」

バッ

一瞬何が起きたのか理解できなかった

「はっ??」

子供「え?」

俺の目の前で、アイツが誘拐されたのである

「ちょっ!?待ちやがれ!!テメェ!!」

子供「エイプリル!!」

当然だが、俺は追い付けず見失った

「嘘だろ?外ってこんなに危険なのかよ」

どうすればいいか考えた、辺りを見回すとさっき見たパトカーというのがあった

「あれがあるということは・・・」

すぐさま助けを求めようとした

「助けてくれ!!俺のマスターがだれかに連れていかれたんだ!!」

警官「ん?君は人間じゃないみたいだね、ダメだよ、保護者なしで勝手に行動したら」

「だから、俺のマスターが誰かに連れていかれたんだよ!!」

警官「はいはい、こうやって野良が増えるから俺の仕事が増えるんだよな、はいパトカーに乗った乗った」

「お、おい!!話を聞いてくれよ!!俺のマスターが!!」

警官「はいはい」

この人間は俺の話を聞いてくれなかった、俺を野良のモンスターと思ったのだろう

俺は別のところに連れていかれた

「誰も俺の言うことを聞きやしない、なんなんだコイツら」

ほどなくして、俺に首輪がつけられる

「なんだこれは?」

警官「これで逃げようとも、居場所が分かるようになるものさ」

「そんなことしてる暇があるならアイツを!!」

警官「そういってるけど、君は保護者の名前を言わないじゃないか?」

「!?」

警官「最近ね、こういうモンスターが増えてるんだよ、野良なのに保護者がいるように嘘つく奴がね」

「で、でも俺は!!」

警官「君の情報はここにはない、正式に登録されてない証拠だよ」

「それは・・・・理由が」

警官「理由がなんであろうとも君は野良と扱われるんだ、悪いけど拘束さしてもらうよ」

俺の手になにか取り付けられる

「何しやがる!」

警官「暴れるんじゃない!!」

「こんなことしてる暇はないんだよ!!助けてくれよ!!アイツを!!」

他の警官が俺を捕獲して俺は別の部屋に連れていかれた

独房

警官「ここで反省するんだな」


「なんで話を聞かねぇんだ!!テメェそれでも人間かよ!!」

警官「少なくとも人間ではない君の言うことを聞く奴はだれもいないだろうね」

「何が!!他種族平和条約だよ!!何が弱いものの味方だよ!!」

警官「さっ仕事、仕事」

「こんなのありかよ!!ふざけんな!!」

エイプリルの叫び声はむなしく響く


「畜生…!」ガッ

「何が…何が他種族平和条約なんだよ…」ガッガッ

子供「エイプリル!!」

バッ

タタタ バッ
タタタ バッ

子供・子供 タタタ バッ

子供「エイプリル!!」

タタタ バッ
タタタ バッ

ゴポポ ゴポポ 子供 バッ

子供「エイプリル!!」

「これが、俺の憧れてた外の世界なのかよ、こんな世界が」

???「君が考えてた外の世界ってどんなのだ?」

「誰だよ?アンタ」

白銀「俺は、白銀っていうんだ他種族のコーディネーターをやってる」

「コーディネーター?」

白銀「そう、まぁ分かりやすく言うなら君の味方さ」

「なに!?」

白銀「君のマスターをさがそうじゃないか」

「本当か!!」

白銀「そのために俺がいるんだ」

>>25

あれ?俺こんな文書いたつもりないのに

白銀って奴のおかげで俺は独房から出ることができた、理由は俺には理解できなかった

白銀「ところで、君のマスターはどんなのか教えてくれないかい?」

「アイツの特徴は」

白銀「驚いたね、まさかあのレイティア博士のご子息さんじゃないか」

「俺にとっては、ただの子供としか意識なかったんだけどな」

白銀「最先端医療のパイオニアさ、誘拐すれば身代金とか取れると思ったんだろうね」

「俺が居ながらこんなことに、」

白銀「君が責任を感じる必要はないさ」

白銀「彼がどこかにいるか分からないのかい?」

「それができたら苦労しないさ」

白銀「困ったね」

「いや、ひとつだけ方法がある」

白銀「本当かい?」

「ああ、アイツが持ってればの話だけど」

白銀「車を出すよ、君はできる限りあの子を見つけ出すことに全力を尽くすんだ」

「ありがとう・・・・」

白銀「これも仕事のうちさ」

エイプリルの方法というのは、エイプリルがまだアメーバーの状態の頃、子供がアメーバーの一部が欲しいとワガママを言ったことがあったそれに見かねた、そのときのエイプリルは自分の一部を渡したのだ、また会えるときに返してもらう約束をしていたのである

「アイツがまだ、持ってたらそこから俺の意識を持っていけば居場所がわかる」

白銀「できるかい?」

「半年使ってなかったからな、上手く行けるか分からねぇ」

白銀「できなきゃ彼はたすけられないよ?」

「やってやるさ」

???

子供「むぐぐー」


犯人「誘拐したガキがあのレイティア博士の息子だとはな」

子供「むぐぐーむー」

犯人「誰もここには気がつかない」バリッ

子供「すぐに助けはくるさ、エイプリルが黙ってはないさ」

犯人「エイプリル?あぁアイツか」

子供「エイプリルにできないことはないんだ!!すぐにお前なんかコテンパンにしてやるさ」

犯人「ガキが!」バキッ

子供「痛っ!!」

犯人「いいか?今お前は生かされてるんだそれをわすれるなよ?」

子供「・・・・」

子供「(今、ペンダントが勝手に?)」カチャカチャ

ペンダントの中は空洞になっていて、そのなかにエイプリルの一部をいれていたのである

一方 エイプリル達は・・・・


「・・・・」

白銀「まだか?」

「騒ぐな、気が散る」

白銀「本当に大丈夫なんだろうな」

「可能性は低いだろうな・・・・ん?」

白銀「どうした?」

「どうやら上手くいったみたいだ、俺の言う通りに道を進んでくれそうすれば着く」

白銀「了解!!」

???


子供「(そういえば、この中にエイプリルがアメーバーの時の一部をいれてたんだった、もしかしたらエイプリルが僕を助けに・・・・)」

犯人「ふん、生意気なガキだぜ」

子供「そうだよ、僕は生意気ガキさ僕一人じゃなにもできないだろうね」

犯人「あぁ?」ジャキン

犯人は拳銃を突きつける

犯人「何調子にのったこといってんだよガキ」

子供「そうあせると、危ないよ?危険はいつ来るか分からないんだからね」

犯人「ちっと立場ってものを理解させる必要があるみたいだな」

子供「しってる?人間って上から来るものに対応するのって難しいんだよ?」

犯人「なんの話だ?」

子供「上みてみなよ」

犯人「上?」

犯人が上をみると得たいの知れない何かが犯人に向かって降りてきた

犯人「なっ!?」

謎の物体は犯人を包み込む

犯人「ゴボボボボボボ」

子供「どんな状況であっても、エイプリルは僕を守ってくれる!」

犯人「ゴボボボゲバババ」

子供「エイプリル、いやアメーバーさんは僕の大切な物だ!!」

「よくいったな、流石だぜ」

白銀「特殊警察だ!!大人しくしろ!!」

エイプリル達がたどり着いたのである

子供「エイプリル!!」タタタタタタ

「怖かったろ?もう大丈夫だ」

子供「ううん、エイプリルが来てくれるって信じてたから怖くなかったよ」

「そうか、強くなったな・・・・」

子供「うん!!」

「もう解放しても平気だな」

エイプリルは犯人を包んでいた体の一部を剥がした

子供「もうそろそろ帰らないとね」

「そうだな」

白銀「幼児誘拐の現行犯で逮捕する」ガチャ

犯人も捕まり、事件が終わったかのように思えた、しかし

バキューン

銃声が響いた

子供「今の音なに?」

「・・・・」

子供「エイプリル?」

「・・・・」バタッ

子供「エイプリル!!」

「・・・・」

子供「どうしたの!!」

「撃たれたみたいだ・・・・」

子供「え?嘘だよね」

「嘘じゃない、核を撃ち抜かれた・・・・」

子供「エイプリルは大丈夫だよね!!平気だもんね!!そうだっていってよ!?」

「アメーバーにとって、核っていうのは人間の心臓と同じなんだ、これだけは・・・・どうしようもできないんだ」

子供「嘘・・・・嘘だ!!エイプリルは・・・・アメーバーさんはこんなことじゃ死なないんだ!!」

「ごめんな、もう・・・・」

子供「エイプリル!!」

「お前に謝らないといけないことがあるんだ・・・・」

子供「そんなこと言わないでよ!!お願いだから!!」

「お前と初めてあった時、お前を利用して外の世界に出ようとしたんだ」

子供「そんな・・・・」

「その罰が今になって来たんだよきっとな」

子供「・・・・」

「お前はこれから何度も苦しい思いをするし何度も泣くだろう、でもその時その時を大切にできることってのは幸せなことなんだ」

子供「こんなの幸せなんかじゃないよ!!」

「時間みたいだな・・・・」

子供「アメーバーさん!!」

「さようなら・・・・チェスカ・・」ドロドロ

チェスカ「あぁぁぁ・・・・アメーバーさん・・・・アメーバーさぁぁぁぁぁん!!!!!」

あれから数十年後

子供だったチェスカも立派な研究者となった、他種族に関する研究者として有名になるまでに

チェスカ「アメーバーさん・・・・今でも僕は君をわすれることはできないよ・・・・」

チェスカ「でも、僕の中でアメーバーさんはずっと生きてるから、ずっとずっとね」

こうして、一人の子供と一匹のアメーバーとの出会いの話は終わりを告げる

おわり

なんだか書いてるうちに想像してたのとぜんぜん違う内容になってしまった、やっぱり書き貯めしてなくて、思い付きで書くってのは危ないね、でも楽しいから止めないwww

これにて、完結となります 前作から支援してくれた皆さん、これから見てくれた方、ありがとうございました

IDがちょこちょこ変わるのはスマホで書いてるのが原因です、すみません

なんとなく書いたのが始まりです
こんな>>1にお付き合いくださりありがとうございました

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