亜美「海は繋がってるって……はるるんがっこーで習わなかった?」 (36)



・百合
・えっちぃSS【R-18】




……閲覧注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1400082153


「それは知ってるけど……」

「なら、どうしてなんて聞く必要はないっしょー」

困り顔のはるるんもやっぱり可愛くて

それが自分にしか見えない、見られない

誰の目にも、記憶にも残らないものであるという優越感が

亜美の心を強く揺さぶる

悪いことをしてるとか

そういうことじゃなくて……嬉しくて、嬉しくてたまらないっていう感情

だからこそ、亜美ははるるんに対して笑顔を向ける

「はるるんは天海、亜美は双海。だから繋がらないといけないんだ」

「その理屈はおかしいよ……それに、こんなことするのも絶対におかしい」

はるるんはそう言いながら腕を束ねる鎖をジャラっと鳴らした


「おかしくないよ。捕まえておかなきゃはるるんが流れていっちゃうじゃん」

「流れるってそんなことは」

「ううん、あるよ。ある」

はるるんは何も解ってない

自分が今どういう立場で765プロの中に存在しているのか

まるで解ってない

「この前、千早お姉ちゃんの家に行ったよね」

「う、うん……」

「亜美が電話をかけた時、はるるんはどんな状態だった?」

「えっと……食事して、お腹一杯になってて、だから眠くて……」

「なんで眠くなったのか考えなかったの?」

亜美の質問に

はるるんは不思議そうに首を横に振って

ご飯食べたあとだったし。と返してきた


「………………」

「……な、何かおかしいこと」

「じゃぁ次」

「あ、亜美……?」

はるるんの質問は一切受け付けずに

話を……というか質問を続ける

亜美から話すより

自分で気づいて貰った方が良いもんね

「この前、律っちゃんからお水を貰って飲んだよね?」

「うん」

「それで?」

「ハードレッスンのあとだから疲れててちょっと横になろうかなって……」

「そこで亜美が来てあげたんだよね」


「来てあげた……?」

「解らないなら良いよ。次」

「………………」

「いおりんからなんか高そうなアロマオイル貰ったよね」

「その時亜美いなかったような――ッ!」

はるるんの余計な口出しに対して

首輪に繋がる鎖を引く

余計な言葉はいらない

余計なことを考える隙間もいらない

「いいから答えて」

「けほっ……も、貰いました」

「そのあと妙に熱っぽかったよね」

「アロマオイルと関係あるの?」


「おかしいと思わない?」

「え、なんで……? フェス前でちょっと上がってたからアロマオイル貰ったんだもん。抑えきれなかっただけだよ」

「あっそ……じゃぁ次。まこちんから小さいぬいぐるみのキーホルダー貰ったよね」

「うん。可愛いって言ったら買ってきてくれたんだけど……」

はるるんはそう言いながら

亜美のことを少しだけ敵意のある目で見つめた

「亜美が水をかけたら煙が出てきたんだよね」

「音が鳴るやつ――って、かけたって……わざとやったの?」

「やだなー、言葉のややだよ」

誤魔化すように笑って言う

本当はそんなんじゃないんだけどな

はるるんはなんでこうもみんなを信じるかな……


「じゃぁ次。ゆきぴょんにはお茶を飲ませて貰ってるよね」

「うん」

「それで?」

「え、いや……言う必要は」

「今から無理矢理飲ませて実演させても良いんだよ?」

言いつつお茶を注いだコップをはるるんの口元へと近づける

熱々のお茶は湯気が立っていて

熱さのせいできっと味は上手く解らないだろうけど

飲んで貰えればイイだけだし――

「と、トイレ! トイレが近くなってよく行ってます!」

「具体的には? 体の状態。たとえばポカポカする。みたいな」

「に、似たようなことはある……かも……しれない、です……体の奥からじんわりと広がるような感じ……」

「で、それは温かいお茶だからだよね?」

「う、うん……違うの?」


本当のことを言うと違うけど

それはまだいいや

本当のような嘘だけど本当ではあるしね

「次はミキミキによく抱きつかれてるよね」

「スキンシップなのって……良く」

「その時に何か感じることはある?」

「え、えっと……なんていうか……」

はるるんは少し言いづらそうだったけど

亜美が握る鎖を見て口を開いた

「い、いい体してるなぁって羨ましいというかなんというか。それで見蕩れちゃうこともしばしば……」

「で?」

「え?」

「なんとも思わない?」

「え? ごめん……言いたいことがよく………」


はるるんは演技でもなく不思議そうに首をかしげる

それに合わせて鎖が音を立てて

はるるんはちょっとだけ嫌そうな顔をした

「ごめんねはるるん。鎖なんて嫌だよね」

「そう思うなら外してよ」

「ダメ。はるるんに不純物が混ざったら嫌だもん」

「不純物って……」

天に交わる星と雪そして月

海に交わる水と地そして海

一番手強いのは月

天に交わりながら、水面に揺らいで海とも交わるんだもん

目を離した一瞬で奪われてもおかしくないんだよね


「ねぇはるるん」

「……なに?」

「海と交わろう? 海同士で交わるのが一番良いと思わない?」

「亜美――っ」

はるるんの顔を両手で抑えながら

顔を近づけていく

まだ穢れのないはるるんの綺麗な唇

もしも穢れていても

亜美の波で綺麗に流してあげるけどね

「はるるんはファーストキス?」

「そんのこ……ゃ、まって、亜美――」

はるるんが何か言いかけたけど

どうせ拒絶、お願い

だから亜美は聞かずに自分の体の中へとそれを飲み込んでいく

その代わりに、亜美の海をはるるんの海へと溶け込ませていった


「んっ、ゃ、ぁ、んぅぅっ……」

「………………」

はるるんが涙をこぼして

それが亜美の指にせき止められて流れを変える

親指から手の付け根の方まで流れて

そこから肘まで流れていく

それでも関係なくはるるんの口の中に亜美を流し込む

舌を使って頬の裏、舌の裏、歯の裏、歯の隙間

とにかく全体に亜美を染み込ませていく

これは亜美にとっては無害

でも、それ以外には有害になる毒のようなもの

「んっ……は…………ぁっ……」

「はぁーっ……はぁーっ……んっ……うぅっ」

いったん離れて呼吸を整える

喜びに浸る亜美と悲しみに浸るはるるん

輝いてた緑色の瞳も

鈍くて薄暗い色に濁ってきちゃっているけど……でも

まだ、亜美を信じてるのかな

完全には色褪せてなかった


「はるるんはバカだよね」

「…………え?」

「裏切られていることも知らずに信じて、裏切られてると知っても信じて」

――ほんと、馬鹿

後悔するような心は持ち合わせてない

だって亜美は悪から心を

罪悪感を感じるための心を取り払ったのだから

一際大きく金属音が響き

はるるんの体が冷たい床へと打ち付けられる

「はるるんの制服姿可愛い……でも、これで見納めかな」

「亜美……待って、何するの……止めて、まだ、まだ今なら――」

「戻れるわけないじゃん!」


はるるんの説得しようという心を叩き折る

「戻れるわけないっしょー」

「亜美……」

亜美が笑っていることに対して

はるるんは怖くなっちゃったのかな

怯えた子犬みたいに瞳を潤ませる

可愛い……本当に可愛い

優しくて、暖かくて、可愛いはるるん

そんなだから、亜美達は裏切っちゃうんだ

「はるるんにこんなことしてるんだよ? 亜美、きっと殺されるもん」

「そ、そんなこと」

「あるよ。あっちゃうんだよ……それが抜け駆けした亜美の罪」


「だから……ごめんねはるるん」

「……やめて」

制服の1番下の三角形に開いている部分にハサミを当てる

「……亜美」

「……………………」

はるるんの悲しそうな顔を見つめる

思いとどまるべきか、進むべきか

頭の中に選択肢が浮かび

亜美は布の裂ける音でそれに応えた

「っ!」

はるるんの服に隠れたバランスのいい体が視界に広がる

更衣室でどれだけ触れたいと思ったことか

吸い付きたいと思ったことか……

それが今目の前で亜美だけのものとして呼吸による上下を繰り返す

そのことで胸一杯になって

でも、今まで満たされなくて

ずっとお腹を空かせていた欲望がそれを掻き込むかのように

はるるんの体に力一杯吸い付いた


キスの後にほんのり赤い印が残る

いわゆるキスマーク

下手な亜美ではこれが限界

だから亜美は立ち止まらずにはるるんの体を触れ回る

どこかが秀でているわけではない

でも足りない部分もない

なんかちょっと難しい言葉

なんだっけ……黄金チキ

じゃなくて、黄金比率?

そんなはるるんの体の上部にある胸に手を伸ばす

「んっ……」

「はるるんってえっちだよね」

柔らかい

温かい

はるるんの胸を亜美は強く握った


「っ!? い、痛ぃ……よ、痛いよ亜美!」

胸を鷲掴みにして強く引く

これははるるんが誰の思いにも気づかない罰

だから痛くて当然なんだ

心は胸に秘めるもの

それに気づいてくれないから胸が痛くなる

「はるるんが悪いんだよ? だからもうしばらく続けるよ」

「ごめんなさい! 謝る、謝るから!」

「何もわからないのに謝られても意味がないよ。だから……」

そう言いながら

乳房ではなく、その先端のちょっと硬くなった出っ張りを

まずは優しく握る

「や、やだ……まって、痛いの! 本当に痛いの! 痛いんだってば!」

「亜美たちもね? ずっとずーーーーっと、痛かったんだよ?」

怒るわけでもなく

ピヨちゃんの優しく諭すような声色で

はるるんへとそう告げて

乳首を全力で引っ張った


「いっ――ぁ―――あぁぁあああぁっ!」

はるるんの甘美な絶叫が響き渡る

痛みに呻くはるるんの姿は本当に美しかった

制服とブラジャーを切り裂かれて

白い下着一枚になって

胸を強く引っ張られて涙目になって

そう、まるで虐めにあっているような

「はるるんって……痛いのが好きなの?」

「そんなわけ――」

「じゃぁなんではるるんの下着から水が染み出してるの?」

「え……?」

「解るよね? 自分のことだもん」


呆然とするはるるんに代わって

亜美が下着の中へと手を入れて

はるるんのデリケートな部分に触れる

「んっ!」

「……ほら」

自分でやるようにとはいかないけど

はるるんの体の中へと中指を侵入させ

内側から釣り上げる

「ぁっ、やっあっ……」

「はるるん……亜美の前でエッチになってよ。ううん、させちゃうから」

「や、やだ、亜美、亜美! 外してよ! やだ、やだよ!」

はるるんが少しだけ抵抗しだして

鎖が五月蝿く音を立てる

そんなに嫌なの?

「はるるん、亜美のこと嫌いなの?」

不意に気になったその言葉に対して

わずかに錯乱状態のはるるんは叫ぶ

「こんなことする亜美なんて大嫌い!」

「え―――――……」

――その一言で、最後までつっかえていたなにかが外れてしまった気がした


下着をハサミで切り落として

はるるんの体を覆う布を全て取り去る

濡れたはるるんのえっちな場所から漏れるエッチな液体のせいで

はるるんの足の付け根の摩擦がいやらしい音を立てて

羞恥心を強く煽っていく

「っ、嫌い、きらいっ!」

「そっか……でも、亜美は大好きだから」

「んぐっ!」

もう一度深くキスをしながら

はるるんのデリケートゾーンに触れる

誰かが見てるわけではないけど

はるるんのそのとじている部分を

触れている指で大きく開いた


「ッ!?」

「空気に触れてるとなんか感じるっしょー?」

真っ赤なはるるんに聞いても答えは返らず

その代わりに

閉じようとしているのか

えっちな部分がぴくっと動く

でも、閉じさせない

はるるんの経験のない小さな穴に指を入れて

ふちに沿ってこするようにかき混ぜていく

「んっ!? ぁ、ゃ、んっ……あっ……あぁっ……うぅぅっっ」

「だらしない姿見せてよ。大嫌いな亜美の前で一番恥ずかしい姿を見せてよ!」

はるるんが堪えようとして

亜美が勢いを強くしていって

先に限界が訪れたのは言うまでもなくはるるんだった


「ぁっ、やっゃぁっ! こんなの……んっ、あぁっ……あっ、いやぁぁぁぁぁぁぁっ!」

はるるんが激しく声を上げて

力んでいたエッチな部分の力が抜けて

「あっ……まって、やだっ、そんなっ、あっ……」

同時に

ちょっとだけ黄色くて

ちょっとだけ酸性の香る液体が漏れ出して

亜美の体に飛び散って匂いが鼻をつく

「あっあぁっ……もう、もうやだよ……なんで、なんで……」

「………………」

完全に色褪せたはるるんはそんな言葉を漏らし、涙を零し

亜美のことを見つめる

「……はるるんを独り占めしたい。ただ、それだけだよ」

それに対して亜美は正直に気持ちを答えながら

はるるんのおしっこをタオルで拭う

「お風呂はあとで一緒に入ろ……今はまだ、はるるんの乱れる姿を見せて?」

「っ……誰か……誰かぁ……」

助けなんて来ない

来るはずがない

でも、はるるんは淡い希望を抱き

助けを呼ぶ

「そんな声じゃ聞こえないと思うよ」

「っ…………」

「だから――」

はるるんの恥部に手を当てて

にやっと笑顔を向ける

「ぁ……や、ごめんなさい、ごめんなさい、助けは呼ばな――」

はるるんの言葉に首を横に振って

勢いよく、敏感な場所を刺激する

絶望と希望と愛と憎しみとえっちな匂いが充満する部屋に

はるるんの甘く切なく蕩けるような嬌声が響き渡った


終わり


気づいたら書きたかったものが影も形もなくなってた

ハルニウムがちょっと足りてないのかもしれない

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom