豊崎「お願いします！みなちゃんもあやひちゃんもはるちゃんも ガンダムでヒロイン演じたんですよ。スフィアでガンダム出てないのはわたしだけなんです。わたしもそろそろやりたいんです！」
音響監督「そんなこと言われてもねぇ……きみの声はこのキャラのイメージに合ってないんだよね」
豊崎「わたしならやれます！ 既にヴヴヴとかシドニアとかの他のロボットアニメでヒロイン演じたこともありますから！」
音響監督「気合とかやる気が人一倍あるのはわかってるよ。でもこの業界はそんなに甘くないってことは……わかってる、よね？」

オーディション会場を後にして
沢城「どうだったあきちゃん？ もしかして今回も……」
豊崎「ダメでしたよ、みゆき先輩……」
沢城「そ、そうか……。まあ、かくいうアタシもガンダムヒロインやりたくてこの業界に入った身だが、未だにやれてないからなぁ。大丈夫、まだチャンスはあるさ」
豊崎「みゆき先輩……」
沢城「あきちゃん……」