4/6(日) 22:00
　「第3回ｼﾝﾃﾞﾚﾗｶﾞｰﾙ総選挙」の中間結果が行われ、世間はニュージェネレーション3人の大躍進に沸いていた。
　私の名前は、上位どころか速報として発表された50位までに･･･無かった･･･

　なつきちの名前も無かったけど、私となつきちではスタンスが違うもんね。
　「大衆受けを気にして、自分と一緒に盛り上がってくれるファンを置いていくのはぜってぇー嫌だ」
　なんて言ってたし。
　なつきちは、毎回ライブに来てくれるコアなファンが増えているから、プロデューサーも気にしてなかったっけ。

　私は、第1回のときは速報9位。そこから、みんなの後押しで7位になれたんだっけ。
　この時は、残り2日からの「アイドルサバイバル in サマーライブ」にも抜擢されて、
　ファンの皆がすっごく盛り上げてくれたんだよね。
　とってもロックで楽しくて、体中から嬉しさが爆発したんだよなぁ。

　4/3(木)レッスン後にプロデューサーから呼ばれて話をされたんだ。

　P：李衣菜、大事なライブ前ではあるんだけど、大切な話だから伝えておく･･･
　　今回の総選挙で李衣菜の順位が芳しくないようであれば、俺は李衣菜の担当ではなくなる。
　　第1回、第2回と人気の高かった李衣菜がトップアイドルになれないのは、プロデュースの方針が固まらないからだと、上からは指摘されていてな･･･
　　俺は李衣菜の可愛くてロックという多面的なアイドル性を伸ばしていきたかった。
　　しかし、それが李衣菜の成長を妨げていたのかもしれないんだ。
　　幸い、李衣菜のプロデュースをやりたいというプロデューサーは多いんだ。
　　あのニュージェネレーションのプロデューサーも、飛ぶ鳥落とす勢いの鷺沢文香のプロデューサーも、李衣菜とやってみたいと言っているんだ。
　　だからな、今回で･･･

　李衣菜：嫌です！
　　　　　プロデューサーさんが他のプロデューサーに比べて大きな仕事を取ってこれなかったり、
　　　　　会社内での立場が弱いことも知ってます。
　　　　　
　P（えっ、あっ･･･そうだよね、知ってるよね）
　　　　　
　李衣菜：それでも、私がこうやって私らしくやってこれてるのはプロデューサーさんのお陰なんです。
　　　　　絶対、絶対頑張って見せますから！
　　　　　WMのガチャから外された事も、プロデューサーさんが企画して失敗したセッションも関係なく。
　　　　　ロックにやりきってみせますから！！

　P（やっぱり、俺はプロデューサーとして失格じゃないかな･･･）
　P：そうか。ありがとう李衣菜。
　　目前に迫ったライブ、ぶちかましてやろうな！！

セリフは一行ごとに改行したらどうでしょ？

　ライブは全体を通して大成功！
　その中でも私のエアギターに対し、私のファンだけではなく、会場全体でオレンジとブルーのサイリウムで夕焼け空を演出してくれたの。
　全員が楽しみ、温かい気持ちになるライブ。
　本当、涙が出ちゃったよ。

　しかし、その夜の速報は圏外だった。
　プロデューサーはライブの成功を大喜びしてたけど、どこか寂しげでもあった。

　これまで、大きく順位を変動させたアイドルは居なかったから、
　諦めてしまったのかもしれない。

　でも、私はプロデューサーとやっていきたい。
　たとえ、ロッカーとしてもアイドルとしても、不完全で、上にいけなくてもいい。
　プロデューサーと一緒に悩んで進んでいきたいんだ。

李衣菜：私からこんなお願いしちゃいけないってわかってるんだけど、お願いがあります！！

李衣菜：私が、私のままにやってくために、本気な応援をくださいっ！！

☆あとがき
拙い文章でお目汚しをいたしました。
今回の選挙速報をみて、初めてSSを書き、投稿してみました。
文章を書くのも不慣れでめっちゃ短くなってしまい申し訳ありません。

兎にも角にも「読んでくれてありがとうございました！」


>>4さん
すいません、確かに見づらかったですね。
次作る時には改行入れて書いてみます。

頑張ってほしいんだけど
声入りは絶対圏内っていう風潮も困るんだよな･･･

全然良いんじゃないかな乙乙

でも謝りまくられると気まずくなるのでもうちょっと偉そうにしてて！
謝ってる方は気が晴れるってのは分かるが！