八幡「俺は、恵まれている。そう…それだけだ」 (708)


俺の生みの親は、わからない。なぜか…それは俺が捨てられた子だからだ。だが、俺はすぐ養子に迎
えられた、比企谷家に。その比企谷の父親は雪ノ下という人と並ぶ県議会議員だ。雪ノ下の顧問弁護
士をしている、葉山とも一緒にパーティを行っている仲だ。俺はあまり呼ばれないがそれでも時々誘
われる。狙いは少しでも交流しろとの父親からの命令だ。そりゃ俺はあまり明るいほうじゃない、小
学校ではことあるごとに軽々しく見られ、中学校じゃトラウマ級の出来事が、まぁいい。それで誘わ
れたのは、小学校までだ。なぜかって?そりゃ…

彼らにとって本当の子供が生まれたからだ。



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生まれてしまった、なんてことは俺は言わない。だって生まれた子は俺にとってもうれしかった。家族が増えることは、俺にとってすごく嬉しい出来事だ。感謝をこめてこう言える。

八幡「母さん!ありがとう!」

子供ながらにそういった。母親は本当にうれしそうな声で、「今日から、お兄ちゃんね」って笑顔で答えてくれた。だから、その後

比企谷父「お前は実の息子じゃない。今からはお前は何もしなくていい、子供が生まれるなら、こいつなんていらなかった」

これ言われたの、小学5年生だよ?ショック受けたくもなるよ。それだけ言われて、細かいことは母親から教えられてさぁ、その時知ったの、俺が、捨て子だったって。なんで捨て子の俺を選んだかって聞いたらさ、母親が産めない体だって診断されたんだってさ、まぁ、それはヤブ医者だったんだが、俺が養子になって数年後また診に行ったらしいんだけど、そしたら、普通に産めるってさ、それで父親がハッスルしたんだと。

今のところ、笑うところだよ?笑えよ。笑おうぜ


それでさぁ「…きがや…」ん?

「起きろ比企谷」誰だ?今眠いから起こすなよ。

平塚「熱血の~」グググ

ちょちょちょ

八幡「起きてます起きてます!」バッ

平塚「ファーストブリッド~!!」ゴン

あっ、机に当たって痛そうだな。身悶えてる姿はかわいい。だからその握り拳を下ろそう。ヘイワテキカイケツを~

平塚「もう比企谷~起きてるならそういえ~そうすれば、アイアンクローを決めずに済んだじゃないか~」ギリギリ

八幡「あい。すみません、その手離してくださいあだだだだだだ」ズキズキ

平塚「この後、職員室に来るように、まったくいろいろと頑張っているからこの手はあまりやりたくなかったがな」

じゃ、一生出さないでください。

八幡「じゃ、一生出さないでください」

思っていることが口から出てしまった。

平塚「いよいよ最後の拳が出てしまうのか」ハァァ

八幡「すぐに向かわせていただきます」

クスクスなんて、声を抑えて笑わないでくれ、お前らほかの奴がこんなだったら大声で笑っているくせに

平塚「それでいい、授業も残り少ない。集中していけ葉山!」

葉山「は、はい!すみません」

おい、葉山の時だけなんでHAHAHAHAなんだよ、この差はなんだ?人望か。…言ってて泣けてくる。あいつも寝不足か、珍しい。ま、俺にはたいした問題じゃないな、あいつの栄養管理不足だ


さっきの続きだが、どこまでいったっけ?ああ、比企谷父がクズいってとこで終わってたな。その後、愛の注ぎ方が極端に変わった。家に留守番されるのなんかしょっちゅうあって、パーティも、まだ幼いにもかかわらず、小町、そう俺の妹だ。書類上は、小町をことあるごとに連れて行く。俺が行ったパーティの回数なんて小町が5才の時に越されたな、いや、別に悔しくなんかないから、これ重要、ほんとだから。まあぁそれで、中学校でトラウマなことあって、さらに父親が俺のことを遠くにおくことにした。ここだけは感謝する、一人暮らしの始まりってなんかこう清々しいよな。中学2年の時だ。それで、中学最後まで独り身における試行錯誤が続いた。家事やら食費やら、色々とやることはあった。仕送りと呼べるものはたくさんあった。だからあまり困らずに、暇つぶしにも時間を費やすことができた。高校に入るときは少しだけ問題があった。

入学式の日に、俺は、犬を助けようとして交通事故にあった。


そこまで酷いケガにはならず、入院も数週間で済んだ、そこが問題なのではない、問題は、事故を起こしたのが雪ノ下、いわゆる仲のいい友人の実の娘が乗っていた車で、事故が起きたということだ。

「貴様!この俺に恥をかかせるつもりか!よりにもよって、あいつの娘が乗っている車で!もう二度とこんなことはやらかすな!これは命令だ!」

素直に俺は最初は心配できてくれたって思ったよ。そんなことがないのにも気づいていながら。これはおれが、階段から滑り落ちてケガをしたんだと、犬と一緒にいた目撃者にも、リムジンの運転手にも何も起きなかったんだと言いくるめたらしい。乗っていたその雪ノ下の娘は幸い何も気づかないでいたらしい、車の中で眠っていたと、後で来たリムジンの運転手さんに話を聞いた。

八幡「それならよかった」

運転手「え?」

八幡「学校って、俺が通うところじゃないか。だったら俺が黙っていれば何も知らないでいいじゃないか、知らぬが仏っていうしな」

その後、運転手さんに抱きしめられたのはなぜだろう?まぁうれしいんだけど、胸当たってます本当にありがとうございました


これで、素敵に始まるはずだった高校生活が早速出鼻をくじかれた状態でスタートしたわけだ、まぁそこらへんは問題ない、俺は、中学のころから一人だったから。

八幡「俺は衣食住には困らない、小遣いもほかの奴よりもらってる。俺は、恵まれている。そう…それだけだ」

今日最後の授業が終わるチャイムが鳴る。これから放課後にあいつと出会うことになるだろう。そこからはリアルタイムで見てくれ。


八幡の過去は、こうしておきた


八幡「失礼しまーす」ガラガラ

平塚「きたか、こっちだ」チョイチョイ

今さっき来たばかりなのにもう出ていくのか、話は歩いて聞いていくことになる

平塚「お前はもうちょっと社交性を持つべきだ」コツコツ

八幡「なんですか、藪から棒に、これ以上ないってほど持ってますよ、他の事」タッタッタ

平塚「だから社交性もバランスよく持つことが必要なんだよ。人間関係も偏るといいことなんてないだろ?」

八幡「はぁ、それで今どこに?」

平塚「もうじき着く」

といって、歩いていくのは部活で使ってる教室やら、使われていない教室やらがある場所だ。

平塚「ここだ」ピタッ

ん?常なら何の教室かわかるために出しているプレートが何も書いてない教室、まさか、ここで教育的指導を!?(物理)

平塚「入るぞー」ガラッ

???「平塚先生、はいるときはノックをしてくださいとあれほど」パタン

ん?誰かいる?

平塚「まぁいいじゃないか、今日は客を連れてきたぞ、入れ」

???「相談者ですか?」

八幡「お邪魔します」スッ

???「あら?相談ってのはその魚が腐った眼を直してほしいことかしら、残念だけどそれは眼科に行くことをお勧めするわ」

平塚「半分当たって半分違うぞ雪乃、こいつの腐った性根を叩き直してほしいんだ」

八幡「いや、全然違いますよね?社交性を持たせろって貴女が言いたい事はこっちですよね?」

雪乃「ごめんなさい、私には無理ね」

八幡「即答かよ」

雪乃「嘘は言わない主義なの比企谷君、まずあなたが、しないといけないことは眼科へ行くことよ」

八幡「どこまでこの目を嫌ってるんだよ、眼科でもなおんねぇよ…って俺の名前っていったか?」

雪乃「そう、目を一生瞑りづつけたらいいわ、それが最善策よ。ただ全学生の名前は覚えているだけよ」

八幡「いやいや、目を瞑ったらみえないだろ、すごいな、その無駄な才能」

雪乃「あなたもその才能をいかしたら?死んだふりでも似合いそうよ最高の演技ができるんじゃないかしら。試しにそこの窓から飛び降りて頂戴、私の前から消えて」

八幡「おい最後、本音混ざってるぞこら、そんなことしたら死んだような目じゃなく死んだ目になるじゃないか」

平塚「早速仲が良くてうれしいよ」

八幡・雪乃「「どこが(です)」」

平塚「息もぴったりじゃないかこれなら任せられそうだ。雪乃今日からこの部活の部員になる比企谷八幡だ」

八幡・雪乃「「は?」」

ここまでのシンクロならイスラフェル倒せんじゃねぇの?」


今日はここまで、また、昼をこえてしばらくしたら始めます。

ノシ


投下します。


雪乃「聞いてないんですが…」

平塚「今言ったからな」

八幡「拒否権は「ない」ですよねー」

雪乃「じゃ、私が拒否します、彼のような男が何もできるわけありませんから」

八幡「そそ、そうですよ。俺なんかが何もできるわけないじゃないですか」

平塚「そこまで息ぴったりにせんでいい、まったく逃れたいからと嘘はいかんぞ比企谷、お前はやればできる子だ」ガッシ

ええ~、そこまで言うならその手離してくださいよ。逃げることすらできないぞおい

平塚「それにな雪乃、人は見た目で判断するのはダメだと思うが?」

雪乃「いいえ、彼の事は彼のお父さんからよく言われているわ。内面もちゃんとわかっているつもりよ」

八幡「はっ?なんでお前が、俺の父親を知ってるんだ?」

雪乃「自己紹介がまだだったわね。私は雪ノ下雪乃よ」

八幡「ゆ、雪ノ下ぁ!?」

え?え?こいつが、あいつの妹?全然にてねぇ。全然気が付かなかった。

八幡「…あっそうか、お前が「雪々」ね」

…おいおい、小学校のあだ名を読んだだけじゃねぇか、そんな汚物を見る目で見ないでくださいよ。

平塚「ん?なんだ、知り合いだったのか」

雪乃「いいえ知りません、なぜ彼が、その呼び名を知ってるのか逆に知りたいくらいです、ストーカー君」

平塚「比企谷、お前…」

八幡「ええ~濡れ衣ですよ、たびたび話題に上がってたから知っていただけだ」

平塚「ほぉ、お前にも友達がいたか。で、誰だその話題にした奴は」

答えてもいいけどさぁ雪ノ下さんや、聞きたそうな顔するか殺してやろうかっていう顔するかどっちかにしてもらえませんかね?

八幡「隼人ですよ」

これはどちらも驚きの顔をせざるを得ないようだな。でも、雪ノ下のほうは納得といった顔もしていた。

平塚「驚いたな、比企谷の口から葉山の名前を聞くとは思わなかった、二人で話しているところなんて一度もなかったからな」

雪乃「確かに、彼は頻繁、というかその名でしか私を呼ばなかったからそれでいいとしてなぜ彼とあなたが?パーティでも面識はなかったって聞くけど」

八幡「初対面は中学校の時だ、それもいいとしてもういいでしょ、部活は入らない、入れないでしかも強制的じゃないんです・・・」

しって言いたかった。その前に目の前で湯気を上げている拳のせいで言葉が出なかった。それどうやってやんの?中学校の俺なら「師匠!」とか言ってホイホイついていきそうだ。


平塚「悪いが比企谷、これは強制だ。これを拒否するならば、今お前に特例として認めていることを無視しなきゃいけない」

八幡「くっ、それを持ってくるのか」

雪乃「特例?こんな男にですか?」

平塚「…。雪乃、比企谷の父親に何を言われたかは知らないが、それが全てじゃないんだよ。この男は優しすぎる、自身を傷つけても構わないほど、こいつは」

八幡「やめてください、平塚先生」

真剣に言うなら、こちらも真剣に止める、それ以上はダメだと真剣に届くように

平塚「…わかったよ。とりあえず妥協点は比企谷、お前がこの部活に入ることだ、そうすればお前だって、少しは癒されてくれる、そう信じてるから」ニコッ

そこでそんな笑顔は反則だ。こんな姿を、いつも表に出し続ければ結婚もできたろうに。早く誰か貰ってあげて。俺は無理だが。

八幡「…わかりました。いいですよ、それで」

平塚「そうか、ありがとう。そして雪乃、お前は比企谷を見て観察眼を養え、言葉からじゃ、あまり実感はわかないだろう。目で見て自分で判断しろ」

雪乃「こちらもわかりました。いったい彼がどんな男かこの目で見て判断してみます」

平塚「それでいい、それと二人にもう一つ、これから先、相談があるごとにどちらが解決したかで競ってもらう、それで勝った者が、敗者に何でも言うことを言える」

八幡・雪乃「「はぁ!?」」

だからなんではもるんだ。あなたと合体したいってか、ねぇな。


平塚『なんだ雪乃、負けるのが怖いのか?ならやっぱりやめても構わないが…そうかやってくれるか。それじゃ後は頼んだぞ、私は今夜婚か、ではなく同窓会があるから、それじゃあな、イヤ~ナツカシイカオニデアエルノカ~タノシミダナ~』

平塚先生、何があなたをそんなことにさせるのですか?あと雪ノ下、そんな安い挑発に乗るな、ここはあいつとよく似ている

八幡「で、ここは一体何の部活動をする場所なんだ?相談室っぽいが」

雪乃「奉仕部よ、持つ者が持たざる者に慈悲の心を持ってこれを与える。人はそれをボランティアと呼ぶの。途上国にはODAを、ホームレスには炊き出しを、目が腐った男には眼科を勧め、困っている人に救いの手を差し伸べる。それがこの部の活動よ」

八幡「ようはボランティアで困っている人を助けましょうを部でやるようなものか」

雪乃「…ええそうよ。」

一文でまとめられたのが気に入らないらしい、渾身のギャグも挟まってたし、反応しなかったのは悪かったかな?

雪乃「では、あなたの最初の活動よ、私の前から、あの窓から飛び降りて消えてくれるかしらめざわりよ」

八幡「最後のが本音だろうが!しぬから!ここ特別等四階だから、下コンクリートだから!」

雪乃「うるさいわね、ならそこで息もせず座ってなさい、依頼者が来るまで貴方には何もすることがないのだから」

こいつの言葉で父親の言葉がよみがえる。あいつはこの雪ノ下に俺のことをどんなふうに伝えたのだろうか

八幡「息を止めたら死ぬだろう…あのさ、俺の父親に俺の事なんて言われたんだ?」

雪乃「…気になるの?」

八幡「ああ。どうせろくなことしか、言われてないんだろうけどさ」

雪乃「そうね、まずは、「あいつは、俺の本当の息子ではない、まったく不出来な子供を持ってきたものだよ」と笑いながら言ってたわね」

ズキンなんて生易しいものじゃない、頭にくぎバットで殴られたような頭痛がする。雪ノ下はこれは冗談で言った言葉だと思っているだろう。ここまでの家庭環境はそう見ないからな。

八幡「そう、か。あいつらしい、意地汚さだ」ボソッ

雪乃「え?」

八幡「いや、続けて」

雪乃「最初はあなたの文句しか言わないけど、そこからは、あなたの妹さんの自慢話しかしないわね、私の父もほかの人もぐったりするほど彼の自慢話は長いわね」

八幡「そこまでか。少しは周りの迷惑考えろよまったく」

雪乃「少しは言葉を控えたら?それでもあなたの父親でしょう」

八幡「ええ~、それじゃ部活仲間に対するとげとげしい言葉の戦争も和解と」

雪乃「無理ね」

即答で和平条約破棄しやがった。少し沈んだ声でうなだれていると少し笑っていた

雪乃「ふふっ、あなたこそいったい何の特例を認めてもらってるの?平塚先生も認めてるなんてなかなかないわよ」

八幡「え?別に大したことじゃない。ちょっと時たま学校休ませてもらっているだけだ」

雪乃「それって病気とかで」

八幡「いや違うさ、俺のわがままで休ませてもらってるだけだ、それに休むといっても月に一度程度だし、誤差だよ誤差」

雪乃「いったい休んで何をしてるの?」

八幡「教えない、この話はもうなしだ」

最後だけ強く強調した、この話はもう触れるなと、相手に伝わるように

雪乃「そう、もう時間もいい頃よ、鍵を閉めるから出ていって」

時計を見ると最終下校時間まじかだ、へいへいっと言葉を返すとそのまま荷物を持って帰っていく。別れの挨拶も、言葉も合わせず、すれ違って帰って行った

こうして、俺の部活動生活は始まった


とりあえずここまで、夜またやります


投下が遅くなりますがご了承ください。
でわはじめます


今日は快晴だ。いつもより早く洗濯物が乾くようだ、夕方までの降水確率も頭に入れている。これで忘れっぱなしはないだろう、でも何か忘れてると思う、そう何か大切なこと…

小町「そうだ!お兄ちゃんの家に行こう!」

思い当ったが吉日、善は急げ、脱兎のごとく身支度を済ませ誰もいない家に行ってきますと告げ足早にかけていく、今日は平日だけど、今の時間帯は6時近くになろうとするところである。家から走って、30分、前はもっと早くに出ないと間に合わない時間だったが、この為に陸上部に入って足を鍛えているといってもいい、全ては少しでも早くお兄ちゃんの家につくため。それだったらつらい走りも楽しくて、足が軽くなってくる。

小町「お・兄・ちゃん~♪お・兄・ちゃん~♪」

全ては愛する、兄の為、背中しか見えない兄と一緒に隣で歩きたいために…今日も全力疾走で駆け抜ける。もう二度と話さないために


八幡「帰ればか、毎度毎度こうしてきて、父親に見つかったらどうするんだ?朝飯は食っていくんだろう?弁当はあるのか?ない?なら作ってやるちょっと飯食って待ってろ」

今日も捻デレ炸裂中です。もう可愛いな、私のお兄ちゃんは~♪

小町「陸上部の自主練だよ~、ただ単に走るところにお兄ちゃんの家があるだけだよー」

と言って、ここんとこ毎日来るな、まったく弁当の作り甲斐しか出てこないぜやれやれ。

八幡「そうか、ここんとこ頑張ってるな、見たぜ、また今年も全国に行けたんだってな、やっぱりすごいな小町は」ナデナデ

小町「えへへ~、こうやってほめてくれるのお兄ちゃんだけだよ~」

八幡「まだ母親もほめてくれるだろ?」

小町「ん~ん、この頃はお母さんも多忙みたいなんだ、全然会えないよ、テレビの向こうじゃ、毎回顔見てるのにね」

八幡「まったくだ。ほら、弁当できたし、ここからじゃそろそろいかないと遅刻だろ?一緒に途中まで行こう」

小町「うん!」

一戸建ての家から出て鍵を閉めて、二人手をつないで近場まで数分、別れるまで無言、分かれ道まできて

八幡「それじゃな、小町」フリフリ

小町「うん、またね」フリフリ

そのままお兄ちゃんは振り向かずに学校に行く、遠のいていっちゃう、私を置いて。私はそのまま見えなくなるまで見つめる。

小町の日課

すみませんミスです

話さない→離さない


今日は憂鬱だ、せっかく我が可愛い妹を見れたのに憂鬱だ。これから何が悲しくて部活動しなくちゃいかんのだ、俺には時間がない。いやまったくもって時間がない、さっさと帰って、溜まってるアニメを消化しなければ、と思ったら

平塚「わかってるな、比企谷、一歩でも、その足が帰宅のほうに向いたら、私の、私の鉄拳制裁を食らわせるからな!」プルプル

うまくいかなかったんですもんね、でもその怒りを俺にぶつけないでください、昨日ラーメンつき合わされた身にもなってください、しかも3軒はしごって…

八幡「行きます、行きますって!だから落ち着いてください先生」

子供かよ、思うほどすねちゃった先生は「いいもん!この世の男なんて大嫌いだぁ!」と言って走り去っていった。ご愁傷様です。誰か貰ってあげてください。心の底から

前来た記憶を頼りに奉仕部の部室へと運ぶその足は重い、ノックをせずがららと開けると、ふっとこっちを見る雪ノ下と目があった。そしたら目をおさえた

雪乃「目を洗わなければ」ヨロッ

八幡「そうかお前は俺の事そう思ってるんだな、よく理解した、だからってほんきで目薬さすのかお前は」

雪乃「昨日貴方のために買ってきたアイボンようれしいでしょ?」

八幡「うわなにそれ、全然うれしくねぇ不思議」

横長の机のはしまで椅子を持っていき、読みかけていた本を読み上げる。

八幡「それでお前さ、前の続きなんだけど父親から聞かされた俺のことってどう思ってるわけ?」

雪乃「…」

八幡「あれ?聞いてる?なぁ?」

雪乃「…」

八幡「…雪ノ下?」

雪乃「何かしら?」

八幡「…えっと、お前は父親から俺の話を聞いて、どう思ったんだ?」

雪乃「別に何とも、比企谷君の事なんてあまり気にしてないわ」

八幡「そりゃどうも、無関心のほうがお互い楽だよな」

雪乃「ええ、でも。あなたの父親から聞いてたことと今のあなたでは、全然別人ね」

八幡「一体あいつはなんていったんだ?」

雪乃「家族とも距離を離し、いったい何考えてるかわからない男、それと唯一の妹さんも犬猿の仲だって」

八幡「ひでぇな、ここまで言われたら逆に尊敬するわ」

雪乃「もうこの話はいいかしら?言っていていい言葉ではないのだから」

八幡「ああ、悪かった」

そして俺は読書にふける。心に怒りを渦巻きながら、依頼者が数分後に来るとは思わずに


結衣「し、失礼しまーす」ガララ

少し戸惑い気味で入ってきたのは同じクラスである由比ヶ浜結衣である。

結衣「あの~ここが奉仕部でいいんですよね?ってヒッキーがいる!?なんで?」

え?ヒッキーって誰?もしかして俺?

八幡「いや、俺ここの部員だし」

結衣「へ、へぇ~そうだったんだ、放課後終わったらすぐいなくなるから帰宅部かと思ってたよ」

こいつの観察眼は素直に驚かされる、誰一人として気づかれずにぬけられてると思ってたんだが、俺のボッチスキルもまだ低いようだ。

雪乃「何の用かしら由比ヶ浜さん」

結衣「へ?あ、うんここって困ってたら願いを叶えてくれるって聞いたんだけど」

八幡「ちなみに誰から?」

結衣「え?えっと、その、平塚先生、から」

雪乃「叶えるとはちょっと違うわね。正確には困ってる人に手を差し伸べて、正解へと導かせるために道しるべを辿らせてあげるの」

八幡「え?ここってそんなことさせる場所なの?」

ただだべって、本を読むぐらいしか考えてなかったわ


明日仕事なので、ここまでで、今日いつやるかは未定です

今最初らへんだけど、と。が、くどすぎて、ワロタ。

八幡と小町の歳の差いくつなんだ?

細かい部分の誤字や表記の拙さはあるけど、話は面白い。

>>60
>>10の運転手がはるのんっぽくね?違ったらごめん


>>64>>72なるべく気をつけてへらしたいと思います。

>>65原作通りです。お前のこじゃないと言われたのが生まれた直前ではないです。そこの表現はしていなかったのでわからなかったかと思います。すいません

>>73運転手さんです、それ以上でも以下でもありません。

投下します


雪乃「比企谷君、あなたここの部員でしょう。その頭には腐という文字しか覚えてないの?」

八幡「だって俺ここに入ったの昨日だぜ?何の説明もなしに入れられてわかるわけないじゃん」

雪乃「最初に教えたじゃないの、その頭には腐という文字しか入らないの?」

八幡「腐、腐うるせえよ!目以外腐ってない!」

結衣「目が腐ってるのは認めるんだ!」

八幡「え?この目が腐ってる以外なんかあんの?ばかなの?死ぬの?」

結衣「ばかってゆうなし!死ぬわけないじゃん!ヒッキーきもい!」

八幡「おい最後ただの悪口じゃねえか」

雪乃「いいえ悪口じゃないわ、本当の事よ」

八幡「そっちのほうがなお悪い!」

雪乃「おしゃべりはこのくらいでいいでしょう。由比ヶ浜さんはいったい何の用件でこの奉仕部を訪ねたのかしら?」

そうだ、この今時臭がする結衣は相談があってきたんだ。ようやく本題に入ってなのか挙動不審でこちらをちらちら見てくる

結衣「うん。その相談ていうのが、その」チラチラ

これは俺が聞いていい話じゃないかもな、そう思い席を立って「スポルトップかってくるから」と部屋を出ようとしたとき

雪乃「私は野菜ジュース100いちごヨーグルトミックスでいいわ」

結衣「あ、私はアップルジュースで!」

お前ら…

細かいが、ガハマさんの一人称はあたし


とりあえず、三つジュースを買って両手に持ち歩き出そうとしたところで足が止まった。目の前で立っているのは飲み物をまさに買いに来ようとした隼人と出会った

八幡「…よう」

隼人「…ああヒキタニ、お前がこんな時間にいるなんて珍しい」

八幡「その言い方やめろ、いつまでヒキタニ言ってるつもりだよ。言ってなかったか?先日めでたく俺も部活に入ることが決まったんだよ」

隼人「…俺たちに何の相談もなしにか?」

八幡「そりゃしたかったさ、けどあの人に特例を外されちまうのはちょっと痛手だからな」

隼人「まったく、平塚先生もやることがひどいな」ピッガタン

八幡「相談しなかったのは謝るさ。悪い」

隼人「いいさ、その分俺たちで何とかするよ。今が折り返し地点だ、ここまで付き合ったんだこんなところでつまづきたくはないしな」

八幡「そろそろ行かないとな。雪ノ下が待ってる」

隼人「…まさか奉仕部に入れられたのか」

八幡「ああ、よりにもよって雪ノ下がいる部活にな。また今度話そう人が来て見つかるのは嫌だからな」タッタッタ

隼人「比企谷!」

呼ばれたことにも無視し部室へと逃げる。胸糞悪いのはお互い様だよ

隼人「…平塚先生の意図はわかる。でも、それでも…」グググ

わかってる、これはただの、嫉妬なんだって

隼人「はぁ、だから嫌いだよヒキタニ。俺にできないことを簡単に出来てしまうからな」


>>79助言ありです。

八幡「ただいま~っと」ガララ

ちょうどいいタイミングなのか、二人して俺を待っていたようだ。

結衣「あっ、お帰り~ありがとね、ジュース」

雪乃「遅いわ、いったい初めてのおつかいにどれだけ時間をかけてるの」

八幡「なんですか、それは暗に俺は幼児程度と思われてるのか」

雪乃「そんなこと言わないわ、それはこれから未来ある子供たちに失礼よ」

八幡「俺はもう未来がないんですか、そうですか」

出会ってまだ二日である、それなのにこの挨拶が日課になりそうだ。挨拶の度に俺が傷つけられる挨拶って通り魔よりひどいじゃん。常時ダメージ床歩いてるのと一緒じゃん

雪乃「さっさと渡しなさい。これから行くところがあるから飲み終わったら行くわよ」

八幡「へいへい。っと結衣はアップルでよかったんだよな?」ヒョイ

結衣「へ?うわっととと。うん…ありがと」パシ

八幡「で、どこに行くって?」

雪乃「…職員室にいって許可をもらえたら家庭調理室よ」

八幡「は?なぜまた調理室なんかに」

雪乃「由比ヶ浜さんは友達のためにクッキーを作りたいらしいのよ」

結衣「そ、そうなんだ~。あたし料理下手だからそれで手伝ってもらおうかなーなんて思ったんだけど」

八幡「いいんじゃないか。それじゃ頑張ってくれ」

雪乃「何言ってるの?あなたも来るのよ」

八幡「は?」

雪乃「あなたは味見役よ」

それって毒見役の間違いではないでしょうか雪ノ下さん?


簡単に言います。調理室と材料の申請をしたら

平塚「ん?調理室なら自由に使っても構わん雪ノ下なら悪用はせんだろう。鍵は元の場所に戻しておくように、材料は調理部がいつも残してあるからそれを使うといい、あり余りすぎて使いどころに困ってたんだ」

それじゃ俺が悪用するような言いぐさじゃないですか失敬な、おれはまず借りにこようともしませんよ。とりあえず場所と材料は確保できた、あとはクッキー作ってはい終了。だったはずだけど…

雪乃「エプロンが曲がってるわ。由比ヶ浜さんちゃんと着なさい。適当なことをしているとあの男のように取り返しがつかないことになるわよ」

結衣「はい。わかりました!」

八幡「あれぇ?返事がすごい必死に聞こえるなんでだろう?」

雪乃「それじゃ始めるわよ」

結衣「ヒッキーはさ、家庭的な女子ってどう思う?」

八幡「敵だ。俺の将来の夢は専業主夫になることだ。相手もできてしまえば俺の価値なんてないに等しい」

結衣「そ、そう…」

なぜか悲しい顔をされた。なぜだ?

雪乃「ヒモ宣言なんて、あなたの頭皮と同じくらい夢がないわね」

八幡「おいやめろ。俺の頭をそんな生暖かい目で見るなぁ!」

俺はまだ大丈夫だ。アデランス21に世話されることなんてないやい!

雪乃「しゃべってないで続き、やりましょう」

作業を再開するが、ごそごそと結衣が取り出したのは、インスタントのブラックコーヒーである。

八幡「なぁ、そのコーヒー、飲むために持ってきたんだよな?」

結衣「え、違うよ。隠し味に入れるんだよ、男って甘いもの嫌いだっていうし」

どばどばば~って入れるなおい、ちょっと待て

八幡「全然隠れてない!」

結衣「あれ~?じゃ、砂糖で調整してっと」

今度は砂糖をどさっと、入れやがったぞこいつ、おい完全に溶けきってないぞ。どろどろだぞお前

雪乃「…」

おい、あの雪ノ下が引いてるぞ。助けることも忘れてみてるだけだぞ

結衣「もうちょっと水いるのかなー?」


とりあえずここまでです。続きはまた

真っ当な指摘()や批判()なんてどこの誰がいつ求めましたかあ?w
当然(笑)
お前の中では当然()なんだろうな、お前ん中ではなw
その二つの事柄は関係無いし理由にもなりませんからw
頭が足りてないwww自己紹介ですかね?www
文句あるなら自分で書けやw

文法の誤りとか気にしてたら楽しめるもんも楽しめんぞ
意図的にそうしてる場合も多々ある

くっさいなお前


目の前で立っている→目の前で歩いている

誤字はなるべくなくしていきます私もミスは恥ずかしいですから。投下します


これを見てる人は代替予想ができているだろう。由比ヶ浜結衣が作ろうとしたクッキーは見事に炭へと錬金された。ビフォーアフターしても見た目が黒々とした液体から、固体になっただけなのは俺の見間違いじゃない。

雪乃「なぜこれが作れるのか私が知りたいぐらいね」ハァ

結衣「あれぇ?どうして~?」

八幡「初手でしょ?コーヒーという初手がダメでしょ」

結衣「いやぁ、入れたらおいしくなるかなぁって」

八幡「料理出来ない人の典型でました。なぜ最初はレシピ通りに作らないのか!」

雪乃「非常に残念だけど比企谷君が言ってることは正しいわね。由比ヶ浜さん、材料の入れる量や順番と手順書いておいたから、最初これの通りに作ってみなさい」

結衣「う、うん」

雪乃「こっちの作ったく…クッキーは比企谷君が味見してくれるそうよ」

八幡「はっはっは、雪ノ下でも間違いはあるんだな。それを言うなら毒見、しいて言わせてもらえば処理という」

結衣「毒いうなし!…毒、毒かなぁ?」

自分で突っ込んどいて自信なくなっていくなよ

雪乃「大丈夫よ、私も食べるから」

八幡「マジか、自殺行為だぞ」

雪乃「私の責任よ、私が負うべき罪だわ」

結衣「あたしの料理が罰ゲーム扱いに!」

八幡「じゃ、なんだと思うよそれ」

結衣「…炭?」

八幡「残念、クッキーでした。罰としてそのクッキーを食べてもらいます。」

結衣「あたしの料理が罰ゲーム扱いに!!」


もう二度と口にしたくない味だ。まだ舌に味が残ってるうえぇ、飲み物残ってて助かった

八幡「…戻さなかっただけ、頑張ったと思うしかないな」

雪乃「これぐらいで、だらしないのね比企谷くん」

声が震えてますよ雪ノ下~我慢せずにそこにある自分のジュース飲んでも罰は当たらんぞ。あっ、このクッキー自体が罰だからもう当たってるな

結衣「うえぇ~、まずいよ~」

早々にジュースを空にしたこっちのほうが悲痛だな、泣きながら食べるさまはなんだかこっちは悪いことをしたと思う。悪いの向こうなのに

雪乃「さて、これからどうすればより良くなるか考えましょう」

八幡「二度と料理しないこと」

結衣「全否定された!」

雪乃「比企谷くんそれはまだ早いわ。その案は最終解決方法よ」

結衣「それで解決しちゃうんだ!」

「ひどい!」とか言ってるけどさ、これ見たら誰だってこいつに台所立たせたくないって

雪乃「そ、それじゃ食べ終わったことだし早速作りましょ。今度は私も一緒に作るからそれを真似て作ってみて」

結衣「うん、ありがと~」

八幡「それじゃ皿洗ってるからやっておいてくれ。ついでに飲み物買ってくる」

結衣・雪乃「「いちごミルクをお願い!(するわ)」」

お前ら・・・


雪乃「…ひどく不愉快だわ。自分の不器用さ、無様さ、愚かさの原因を他人に求めるなんて恥ずかしくないの?」

…え?俺が自販機に行ってる間に何がどうなってこんな険悪ムードに?雪ノ下さん?いったい何がどうなってるんですか?

結衣「…」

結衣も顔伏せていらっしゃいますよ?それは少し言い過ぎじゃないでしょうか?ほら顔上げて見ると目も涙目ですし。

結衣「か…」

うん。わかるよその気持ち。帰りたくもなるよねあんなこと言われたら・・・

結衣「かっこいい……」

八幡・雪乃「「は?」」

少しばかり面喰ってしまった。こいつ、何言ってんの?

結衣「全然建前とか言わないんだ…。なんか、そういうのかっこいい!」

結衣が雪ノ下を熱の入った顔で見つめる。やめてくれ!目の前で百合が咲くのは見たくない!

雪乃「な、何を言ってるのかしら…。話聞いてたの?私これでも結構きついことをあなたにいったつもりだけど」

結衣「ううん、そんなことないよ!いや、そんなことあるけど、それでも!本音って感じがするの。八幡と話してる時もひどいこと言ってるけどちゃんと話してるって思うし、あたし、人に合わせてばかりだから、だからあのときだって…」

あの時を頭で蒸し返しているのだろうか。だがそれは過ぎたことだ

結衣「あっ!いいのこっちの話だから!えっとそれで、うん、ごめん、次はちゃんとやる!あたし」

雪乃「…」

雪乃も驚いているようだった。正論を唱えて謝ってくれる人は意外と少ないものだ。俺は言われたら謝るほうだ。そう、土下座付きでな!

雪乃「そ、そう。じゃあ早く続きをしましょうか」

結衣「うん!」

八幡「…で、何が原因であんなこと言ったんだ?」

俺が声をかけると、目をぱちくりしてこっち見てきた。なんだ?顔にごみでもついてるか?

雪乃「あら?いたのね。大きなゴミが入ってきたのかと思った」

ゴミ扱いでしたか~

結衣「あっ、お帰りヒッキー」

八幡「え?そっちで呼ぶの?どいつもこいつも変なあだ名つけやがって」

雪乃「ジュースは買ってきたのかしらヒキガエルくん?」

八幡「おい、なんで俺の小学校のあだ名知ってるんだよ」

たまたまクラスメイトが見つけたカエルと俺を合わせてそんなあだ名を付けた思い出はまだしっかりと心に残ってる。傷として

雪乃「…」

…二人は、名前で呼び合う仲なのかしら。ここに来る前から知り合いのようだし。由比ヶ浜さんはいい人。私の言うことを真正面から受け止めてくれる人。そんな人があの比企谷八幡という男を好きでいるなんて本当に、鵜呑みはあまりしてないけれど本当に、聞いた話と違う。

八幡「ほら、いちごミルク」

結衣「ありがと~。ヒッキーは…コーヒー?にがくない?」

八幡「このコーヒーぐらいは甘くてもいいだろ」

結衣「うん、そうだね」

雪乃「…」

彼を、もう少し、見ていたい


明日も早いので今日はここまで


わかりやすく読んでもらうのは難しいですね。なるべくだけ直して投下します


数日たったある日、いつものように放課後に奉仕部へ行く。もうこれ流れ作業になってると頭で考えて平塚先生の術中にはまってるんだなと他人事のように認識された。

八幡「う~っす」ガララ

雪乃「…」チラッスッ

一瞬だけ見てまた戻す、ここ数日変わらない挨拶だ。また来たの?とか、なんだゴミか、などという目で見られてるのは俺の気のせいのはずだ。そう、気のせい…

八幡「よっと」ガラガラ

いつもの椅子、雪ノ下と正反対のところへ座って本を読む。それを完全下校まで、このごろは依頼もなく本を読む場と化していた。そういえば、あいつの作品もそろそろだな、と思ってしまったのが原因か、そのあいつから電話が来た

八幡「っと、すまん、少し席外れるぞ」ピピピピッピピッピッ

雪乃「…」ペラ

八幡「なんだ?」ガララ

???『なんだとはなんだ。できてないときは催促してくるくせにすぐできるときは我はもう用済みか!』

八幡「悪かったよ材木座、今どこだ?」

材木座『学校である、八幡を探してるがどこにおるのだ?』

八幡「特別棟四階の階段前の教室だ」

材木座『そこはかの奉仕部ではないか!』

八幡「なに?お前知ってんの?」

材木座『ああ、作家として伸び悩んでいる時期に相談したのだが厳しい叱責を受けてな、スランプから抜け出たのだ』

八幡「ああ、急に良くなったから何事かと思ったよ。誰かの作品からぱくったのかと思ったほどだ」

材木座『そんなことしたの二、三度しかないぞ!』

八幡「したのかよ!後で弁明考えとけ!」ピッ

材木座義輝、作家として今活躍中である、だが名前が違うのでそのことを知ってるのは俺と残り複数人だけである

八幡「はぁ」ガララ

雪乃「今の、誰からだったの?」

八幡「ん?ああ、材木座だよ、知ってるだろ?」

雪乃「ああ彼、今読んでるのも彼の作品ね」

八幡「なに?なんで出版してるの知ってる?」

雪乃「彼からよく送られるのよ、昔彼の相談を受けて助言をしたことがあってそれから、いい作品だと私自身思っているわ」

八幡「雪ノ下からそんな言葉が…これは天変地異の前触れか!?」

雪乃「何言ってるのよ。良い物は褒めるのがあたり前でしょう」

八幡「ああ、材木座にも聞かせてやりたいよ」

雪乃「ダメよ、彼は褒めると調子に乗るから」

八幡「ああ全く同感だ」


雪乃「最初の頃よりは進歩してるようだけどまだ全然なおってないところも多いわね」

八幡「助言って、一体なんて言ったんだ?」

雪乃「そうね、簡単に言えば「文法がめちゃくちゃ、なぜいつも倒置法なの?「てにをは」の使い方知らないの?中学校から勉強しなおしなさい」「漢字がおかしい、小学校ドリルから書き直しなさい」「読み方がおかしい、常識から学びなおしなさい」「先が読めてつまらないわ」「もう小学校からやり直したら?」ぐらいしか言ってないわね」

八幡「十分ひどいぞおい」

雪乃「これぐらい普通よ」

八幡「そこまでの正論だと言い返せないし毒舌もまざってるとか、そのうちお前友達いなくなるぞ」

雪乃「…余計なお世話よ」

八幡「…なぁ、お前って友達いんの?」

雪乃「…そうね、まずどこからどこまでが友達か定義してもらってもいいかしら」

八幡「いや悪かった、元から友達いないやつにあんなこと言って」

雪乃「あなたに言われたくないわ」

八幡「いや?俺は友達いるけど?」

雪乃「教室じゃ誰も相手しない、昼ごはんも一人どこかへ行ってるっていうじゃない」

八幡「誰情報…いや、わかった言わなくていい」

雪乃「由比ヶ浜さんから」

八幡「言わなくていいって言ったよね?わかったって言ったよね?」

雪乃「言葉にしないと伝わらないことってあるから」

八幡「わかってたから言わなくてよかったじゃん!」

雪乃「ごめんなさい、そう言ってくれないとわからなかったわ」

八幡「こいつわざとだ!」

くそう、こいつの笑顔腹立つ。しかもかわいい、くそかわいいから許されると思うなよ。いい笑顔だし今回は見逃してやる

材木座「またせたな比企谷八幡!我が直々に届けに来てやったぞ!」

ばさぁっと長いコートをはばたかせポーズをとって入ってきたのは材木座である。あぁ、頭痛い

雪乃「前言撤回するわ比企谷君、あなたにも友達はいたのね」

八幡「前言を撤回しよう、俺は生まれてこの方友達なんぞ一人もいない!」


結衣「やっはろ~!ってあれ?その人誰?」

八幡「依頼者、自分で書いた小説持ってきたから読んで感想がほしいんだとさ」

材木座「ぬ?違うぞ八幡、我はこれをお前にぬわはあ!」ガン

八幡「な?そうだよな?」グリグリ

材木座「はい、そうです」

結衣「なになに?おもしろそう!」

八幡「結衣は読むな。どうせ読んでも「漢字がいっぱいだねぇ~」しか言わないだろ」

結衣「はぁ!?なにそれ馬鹿にしすぎだからぁ!あたしだってここを入試で入ったんだからね!」

八幡「じゃこの漢字は?」



結衣「ゆきの~ん、なんて読むの?」

八幡「こいつバカだ!」

雪乃「『とどろき』よ」

結衣「へぇ~」

八幡「一発目から間違えてんじゃねぇぞ」

結衣「たまたまわからない感じだっただけだし!」

八幡「これは?」



結衣「ゆきの~ん!」

雪乃「『ふすま』よ」

もう対処が早いな雪ノ下さん

八幡「全然ダメじゃないか」

結衣「たったまたまだよ!次は、次こそは」

八幡「これ」

炬燵


すいません寝落ちしてました。少し寝て夜再開します。あとこの漢字わかります?


ちなみに難しい漢字で調べたらこれが出てきたんだけど自分はわからなかったです。それじゃ再開します


結衣「こたつ」

八幡「お、おおう」

結衣「ほらね!あたしだってやればできるんだから!」

八幡「じゃあこれ」

撤収 徴収

結衣「ううん、同じ?でも、あれ?」

雪乃「比企谷君、今は彼女のための勉強会じゃないの」

八幡「いや悪い、面白かったから、ちなみにてっしゅう ちょうしゅうな」

結衣「へぇ~」

こいつどうしようもねえ、ほんとに受験受けたのかこいつ

雪乃「これ、一日だけ貸してもらえるかしら、じっくり読みたいの」

材木座「ぬ、構わぬぞ!またこうして助言してくれるのはありがたいことだぁ!」

雪乃「言葉づかい」

材木座「はい、すみません、お貸ししますんでじっくり読んでください」

八幡「…てなずけているな」

結衣「漢字って面白いね」

八幡「お前は勉強しろ!」パコン

結衣「あう…」ナデナデ

こうして今日の部活はお開きとなった


葉山「あれ?ヒキタニも部活終わりか」

下に降りて下駄箱で靴を履いてると隣から呼ばれた

八幡「ああ、なんだお前か」

さっさと靴を履いて出入り口から出ようとするが、目の前で阻まれてしまった。

八幡「…どうした?」

葉山「今日、お前の家に行っていいか?」

これ、あの人聞いてたら卒倒もんだよ?人いないこと確認してるだろうけどさ。ちょっと危ないよ?俺も一瞬冷や汗かいちゃったよ

八幡「…あいつは?」

葉山「遅れてくるって、後言伝はハンバーグ、だそうだ」

八幡「あいつも作れるだろう、何故俺がやらないかん」

葉山「そりゃ、おまえの料理が食べたいからだろ」

八幡「いいや、今日は隼人が作れ」

葉山「それでもいいが、後で痛い目見るのは比企谷だぞ?」

八幡「はぁ、わかった俺がやるよ、少し遅くなる。…それで今回のトラブルはなんだ」

葉山「それは…また家でな」

くるっとそのまま校門へと向かって影に隠れたところで後ろから、声をかけられた

結衣「あれ?ヒッキー?先帰ったんじゃないの?」

八幡「ん?ああ、ちょっとな」

結衣「?」

雪乃「またせたわね、あら、比企谷くん、早く帰らないと通報するわよ」

八幡「ここの生徒ですが俺」

雪乃「不審者だと思われても知らないわよ?」

八幡「ふざけるな、コンビニに行こうとして行きと帰りで同じ警官に職質された経験がある俺にとってそんなことはもう慣れっこだ」

結衣「不審者だって思われてた!」

雪乃「頭が痛いわね」

八幡「まぁ今日は買い物して帰らないと、冷蔵庫の中身が空っぽだからな」

雪乃「せっかくの新鮮な野菜が腐ってしまうわ、やめなさい」

八幡「俺の目はそこまで伝染しねえよ!」


一通りの買い物を済ませて家に帰るとすでに隼人はいるようだ

八幡「う~っす」ガサッ

葉山「はい、はい、わかりました伝えておきます、はい、お忙しいところありがとうございました」ピッ

八幡「電話誰だ?」

葉山「雪ノ下の会社から」

八幡「なんだ?不備でもあったか?」

葉山「いや、今度一緒にやらないかってさ」

八幡「そうか、ところで電話の相手は?」

葉山「月下さん」

八幡「断っとけ、あの人は胡散臭かった」ドサッ

葉山「よし、わかった」ピッ

八幡「あれ?即決でいいんだな」ガサガサ

葉山「比企谷社長の直感は当たるからな、よくそれで助かってるよ」

八幡「にしてはもうちょっと労わってくれませんかねぇ社長代理さん」ガシャ

葉山「お前にはこれでちょうどいいさ。ほら早く作らないと、今機嫌が悪いようだから」

ここでの隼人と学校の隼人では全然態度が違っている。やはり少し疲れているのだろう

八幡「へいへい」スッスッスッ

葉山「そういえば明日、広告として比企谷が呼ばれてるけど」

八幡「お前行っといて、そのための広告部最高責任者だろうが、俺が出ていったら、一気にさがっちまうよ」

葉山「それでなんで俺がモデルまがいの事させられないといけないんだ」

八幡「最初の約束さ。お前はまんまとはまったんだよ」サッサッサッ

葉山「それならもうちょっと給料値上げすればよかったよ」

八幡「ふざ、けん、なっと、ふう、お前これ混ぜて。隼人自身があれでいいといったんだろうが、値下げも値上げもしねぇよ」グチュグチュグチュ

葉山「はいはい、でもまぁまさか、株で会社立ち上げれるまで稼ぐとは、思わなかったな」サッサッサッグチュグュチュ

八幡「親の態度は悪かったが、待遇は悪くなかったからな元手が高けりゃそうなんだろ。それ何回目だよ言ったの」

葉山「なんで隠す必要があるんだ?今でも十分じゃないのか?」ペチッペチッペチ

八幡「まだ貯めないとダメだろうな…、あっ、そこの油取って」

葉山「ほら、ご飯は炊いておいたからな」

八幡「ああ、ありがとう」

ピンポーンと、ハンバーグが焼きあがった時にもう一人、ここに欠かせない人物が来たようだ

葉山「ああ、出てくるよ」ガチャ

八幡「もうそろそろでできると言ってくれ」ジュージュー

後ろからどすどすと足音が聞こえる、本当に機嫌が悪いんだな今日の女王様は

優美子「ちゃんとあーしが言ったハンバーグにしたんでしょうね?」

八幡「へいへいもうちょっとでできるから待っててくれ優美子」

優美子「遅い」

これで三人、中学校の馴染み三人がそろった


今日はここまでです

下に見ていたヒッキーに圧倒的敗北!それも事故で怪我をさせた相手だなんて知ったらゆきのん死んじゃうよ!
死なないでゆきのん!猫がまってるよ!

次回!雪乃下死す!デュエルスタンバイ!


>>198嫌いじゃないです。投下します


優美子「ヒキオさぁ、あーしに言いたいことあんでしょ」

八幡「んぐ!」

直球で来ましたか、あとヒキオってなんだよ、お前ら俺にあだ名ばっかつけんじゃねえよ、俺のこと好きすぎだろ

隼人「カマクラにご飯あげてくるよ」

あいつ逃げやがった!

八幡「な、なぁ優美子」

優美子「なに?」

八幡「今日はどうだった?」

優美子「最悪、で何?」

八幡「ハンバーグどうだ?」

優美子「おいしい、それで?」

八幡「なんでそんな怒ってんだよ」

優美子「怒ってない、それでほかに言いたいことは?」

八幡「すいません、勝手に部活に入りました」

こうなったら平謝りだ

優美子「それ自体は怒ってないし、あーしが嫌なのはよりにもよってあの雪ノ下がいるところにいったことだし」

八幡「あぁ、それは俺も半ば強制だったから」

強制じゃなかったのはついて来いと言われてひょいひょいいっちゃったことかなぁ

優美子「あいつがいなかったらあーしもヒキオと一緒に入ろうと思ったのに」

八幡「中学テニスやってたんだからテニス部はいればよかったのに」

優美子「ヒキオのほうがうまいのに何言ってんの?コテンパンにされたのまだ覚えてるから」

八幡「いきなり勝負挑まれて、大差で勝ったら泣き出すし、あの時周りの目が痛かったんだが」

優美子「それいうなし!」

八幡「そもそも小学の時俺やってたんだからあの戦績は当然の結果だったろ?」

優美子「あれでも自信はあったほうだし」

隼人「優美子は始めたばっかなのにうまかったから、一年の中で一番といわれるほどに」

八幡「始めてすぐの相手に負けるわけにはいかないからな。カマクラは?」

隼人「全部食べたら比企谷の布団に入ってたな」

八幡「寝るときは暑そうだな。そうだ二人は今日泊まってくのか?」

優美子「そのつもりだし」

八幡「それじゃ、布団用意しとくから」

隼人「風呂は沸かしてあるぞ」

優美子「じゃ、最初貰うから」

こっちの返事も待たずに風呂場へ消えてったな

隼人「そういえば、比企谷に色々と仕事でしてもらうことがあるからあとでこの資料に目を通しておいてくれ」

八幡「へいへい。そういえば前回マンション扱ったけど、あれはうまくいったのか?」

隼人「ああ、入居者もすでに満員だそうだ」

八幡「そうか、うまくできたようでよかった。何時になってもこういう時は怖いな」

ノウハウは雪ノ下さんに教えてもらった、雪ノ下といっても娘ではなく父親のほうからだ。先人の知恵は少しでももらったほうがいい、それでようやくあの人の会社に届きそうな勢いで大きくなってきた


優美子「お風呂あがったから~」

隼人「それじゃ入ってくるよ」

八幡「ああ」

ぺらぺらと資料をめくっているとふわりといい匂いがした、とおもったら隣で風呂上がりの優美子がいた

優美子「あぁそれ、こことここ誤字があるし、また行った時に注意しなきゃ」

八幡「それぐらい大目に見ろよ、あんまり気にしないレベルだから」

優美子「甘いし、上司に対して渡せるような物じゃないし、こんなのほかのところだったら怒られるから」

八幡「厳しいんだな」

優美子「ヒキオが甘いだけでしょ」

八幡「…俺そんなに甘いか?」

優美子「そんなの知らないし、自分で考えたら?」

八幡「本当に厳しいな」

苦笑いしかおきねえな

優美子「…ねえヒキオさ」

八幡「なんだ?」

優美子「あいつも、これに巻き込むの?」

あいつというのは雪ノ下雪乃の事であって、これというのは会社の事だろう

八幡「今のところはする必要性がないな」

優美子「必要…だったら?」

八幡「勧誘するかな、断られたらそれまでだけど」

優美子「…断らない」

八幡「え?」

優美子「必要になるならその時、絶対あいつは断らない」

八幡「ずいぶん自信があるんだな」

優美子「女の勘はよく当たるし」

八幡「俺にはさっぱりだな。布団はいつもの2階の鍵つきの部屋な」

優美子「ありがと、あと…」

がさごそと自分が持ってきた荷物を探る

八幡「ん?なんだ」

優美子「おとといもらった弁当箱、洗っておいたから」

八幡「ああ、ありがとう」

優美子「明日は出社してくるの?」

八幡「やることもあるし明日は休ませてもらう、久しぶりの自分の会社に行ける」

優美子「そう、それじゃ後これもよろしくね」

…おい、今持ってる資料の10倍近い量の厚みがある資料持ってこられても

優美子「明日までに目、通しておけし」

完全徹夜コースだぁ…


今日はここまで。

ここの設定では、雪ノ下父の建設会社は副業でやってるもので、本業は県議会議員なので中企業くらいだと思ってください。それと雪ノ下父自身からのコネということで


投下します


八幡「眠い…」ゴシゴシ

あの後さっさと部屋に入って寝ちまった優美子を見送って資料を見ながら思案した結果、寝たのが午前4時…起きたのが6時…殺す気ですか…そういえばカマクラいなかったなぁ。朝のやる事は多い。まずは朝食&弁当作りだ。これは今日3人分の弁当を作るので時間がかかる。俺・優美子・小町ので…え?隼人の?しるか。その後まだ寝てる優美子を起こしに行く。朝は弱いようでいつも起こさないといつまた寝るかわからないからな。

八幡「おおい、起きろー飯できたぞー」コンコン

隼人「あれ?まだ寝てるのか優美子」スタスタ

こいつは俺が寝てる間に朝のジョギングに出てたようだ。汗かきながらこっちくんな、風呂に直行しろ

八幡「ああ、後風呂いけ風呂に」ビシッ

隼人「ああ、また借りるよ」スタスタ

こっちにはタオルを取りに来たようだった。隼人が階段を降りた後、目の前の扉が開いたら出てきたのは…カマクラだった

八幡「おわっと…なんだお前、ここにいたのか」

にゃあーんと鳴いてとてとてと俺の横を過ぎ去っていった。なんで優美子のいた部屋に?

優美子「…おはよう」フワァ

八幡「いいお目覚めですね。俺が徹夜してんのに」

優美子「自分がためてるのが…いけないんだし、後着替えるから…閉めて」ユラユラ

八幡「へいへい、飯出来てるから着替えたら降りてこいよ」

優美子「うん…うん」ユラユラ

…大丈夫かこいつ


ピンポーンと軽快な音が聞こえた、どうやら小町が来たようだ。玄関に向かうとすでに隼人が扉を開けてやがった

隼人「いらっしゃい、小町ちゃん」

小町「あっおはようございます葉山さん!お兄ちゃん寝てます?」

隼人「いや起きてるよ、ほら」

小町「あれ?珍しいねお兄ちゃん。いつもはこういう時寝てるもんね!」

八幡「いや、弁当作ってないと優美子の奴おこるから」

小町「あそう、三浦さんもいるんだね」

隼人「相変わらず、苦手なんだね、優美子の事」

小町「あの人は敵です、ライバルです、泥棒猫です」

八幡「一体あいつとお前に何があったんだよ…」

小町「お兄ちゃんにはわからないよ、絶対ね!」

八幡「?」


意味深なこといってるようだけど本気でわからん。

隼人「うん、正直言ってうらやましいな比企谷」

八幡「はぁ?どこが俺の事うらやましがられる所だよ。逆にお前のその美形くれよ」

隼人「その目以外まともな顔してるのになお欲するのか」

八幡「目がまともじゃないことか!腐ってるだけだぞこれ!」

小町「反論になってないよお兄ちゃん…」


優美子「うるさいし!朝から騒がないでよ」トントントン

制服に着替えた優美子が階段から降りてきた

小町「あっおはようございます三浦さん、いつも通り朝は弱いんですね」ニコニコ

優美子「まあね、でも、ヒキオが起こしてきてくれるし、何も問題はないわね」フフン

小町「いつも起こされて恥ずかしくないんですか?こんなのが年上だなんて思いたくないですよ」ニコニコ

優美子「別に小町ちゃんにそう思われてやってるわけじゃないし、ただヒキオの布団が寝心地がいいだけだし」ハン

小町「…そんなことしていいと思ってるんですか?」ニコニコ

優美子「何のことだし、ただヒキオが用意してくれた布団で寝ただけだし」ニコニコ

相変わらず仲いいな二人は、だから後ろに見える獅子と朱雀みたいなオーラは見間違いだろうなうんうん

隼人「ご飯はできてるのか比企谷」

八幡「もうできてるぞ、ここにいるのもなんだし、食事にしよう」

小町「うん!お兄ちゃん、今日の朝ごはんは何?」ダキッ

八幡「わっ!引っ付くな歩きにくいだろうが」

優美子「…ふん」

隼人「これで気づかないとか、いや気づいてあえて無視してるのか?」

真実は本人のみぞ知る…


隼人「じゃ、先にいっているから」

この家から出ていく順番は決まっている。まずは部活の朝練がある隼人さん

優美子「姫菜と結衣迎えに行ってくるから」

友達を迎えに行く三浦さん

八幡「うし、それじゃ行くか小町」

小町「うん!」

そして最後にお兄ちゃんと小町…数分間だけど一緒に歩ける道、すごく静かでゆっくり進んでくれる時間。いろいろと話をして、隣で笑える時間…でもまた今日も終わっちゃう

八幡「じゃ、またな小町」

小町「うん!またねお兄ちゃん!」

今日も背中を見送ろう、見えなくなるまで…その時間だけ何故か…いつも早い


今日はここまで


それじゃ10時までしか留まれないので、可及的速やかに投下します


突然だけどあーしのまだ、中学だった頃の話になるけど…中学に入って即女子テニス部に入部した。理由は同じ年に入ってきた男子テニス部で一目惚れした葉山隼人目当てだった

隼人「はっ!」パコン

先輩「あいつは即戦力だな。フォームなんかは完璧に出来てる」

先輩2「ええ、小学校の頃やっていたそうですし。運動神経もなかなかです、俺負けちゃうかも」

男子部長「おまえら弱音吐くなよ、みっともないぞ!」

先輩・先輩2「「はいは~い」」

隼人「せい!」スパーン

先輩3「ぬおわぁ!」

女子テニス部員達「キャーー!!」

という風に、隼人目当てで来る部員が多くてあーしもそのうちの一人だったけど

女子部長「よーしこっちも負けられないわよ!新入部員君にいいところ見せなさい!」

優美子「あーしも負けてられないし!」

隼人目当てで入ってるうちに真剣にテニスをやるようになって隼人にも近づけるようになっていって半年くらいたっていたぐらいかな?そんな時…

優美子「たぁ!」パコン

隼人「はっ!」パコン

優美子「キャッ!」ドテン

隼人「大丈夫かい?」スタスタ

優美子「な…なんともないし!」

隼人「そうか、よかった。ところでさっきのところは…」

優美子「うんうん」

テニスの事をいろいろ教えてくれたりして他の女子部員達も悔しがっていた。当たり前だし、あーしのほうがうまいからだし、なんて優越感とかがあって本当に楽しい時間だった…そしたら!


八幡「おいまて葉山!今のはこいつが悪いんじゃなくて、お前の打つ打点がダメだったからだ!」

ってあいつが割り込んできたんだ


最初の印象はこいつ何だ?だった。あーしと隼人の間に割り込んできて…と思っていたら

隼人「…そうか、俺が悪かったのか、ごめんな優美子」

優美子「な!あーしは平気だし!だいたいこいつよそ者じゃん!」

八幡「よそ者で悪かったな、でもあれは試合としてはよかったけど見てたら指導してるようじゃねえか、お前は勝ちにいく癖があるから少しおさえろ」

優美子「あんた何様!素人は遠くからばっかしか言わなくてさ!やってる人の気持ちなんかわからないでしょ!」

八幡「はぁ、俺はお前をかばってんだけど」

優美子「部外者がにわか知識で言われても困るって言ってんの!」

隼人「ま…まぁまぁ、二人とも落ち着いて」

八幡「いや、俺は落ち着いてるけど」

優美子「なんで!こいつにとやかく言われてムカつかないの!?」

隼人「とにかく、俺が悪かったから、な?そうだろ比企谷」

八幡「ああ、お前も陽乃に強制的に教えてもらったんだろうが、俺の後釜ポジで」

隼人「といっても少しだけだよ、少しだけでここまでうまくなれるから彼女はすごいね」

八幡「あれを真似ようとしたろお前、それだからダメなんだ、お前はお前のやり方でやれよ」

隼人「比企谷に言われなくてもわかってるよ」

最初隼人の口から彼女という言葉が出てきて胸が苦しかったから…その元凶であるこの男にぶつけるしかなかった

優美子「とにかく!あーしは隼人に教えてもらってんの!素人のアンタは引っ込んでて!」

八幡「いやおまえが素人だろ」

もうここでぶちんって何かが切れる感じがして、もうわけわからなくなって

優美子「じゃあテニスで勝負しろし!」

八幡「はぁ?意味がわからないぞ」

優美子「うっさい!アンタがそこまで言うなら、あーしなんてぼっこぼこにできるんでしょ!逆に打ち負かしてやるし!」

隼人「あっとその」

八幡「はぁ、わかったわかったから怒鳴らないでくれ、注目をこれ以上集めないでくれ」

隼人「いいのか?比企谷」

八幡「仕方ねえだろ、体操服着替えてくるからあとでラケットかしてくれ、体育でよかったよほんと」トテトテ

優美子「逃げるんじゃないよ!」

八幡「へいへい」

と、そんなこんなでテニス勝負することになったんだけど、あーしがあいつに一点も取れずに完敗したのは悔しさじゃなくて驚きだった。なんでこいつに負けたんだろうって。コンディションも絶好調だったのに

優美子「え…どうして…」

これを知ってるのはテニス部員のみで、いきなり部外者に負けたあーしは恥ずかしくて涙が止まらなかった


隼人「おい、少しやりすぎだ!」

八幡「…っといけね」

優美子「ぐっ…ひぐ…」ポロポロ

今にして思えば、あの時の隼人の発言はあーしを思ってじゃなくて、あいつが少し本気を出したことに対してだって思う

八幡「あ~っと…悪かった、じゃあとはよろしく葉山」スタタタ

隼人「俺に押し付けていくな!おい!まったく…大丈夫か?」

優美子「…へーきだし!ッグス、次は、ボッコボコにしてやるし~!」

初対面の時はこんな感じでその時はまだ名前もきかなくて、ただ隼人の前で恥をかかせたことと、あいつに負けた怒りでさらにテニスにのめり込むようになった。気が付いたら二年の時には全国にまでいってた。そうしたら獄炎の女王なんてあだ名がついてきた、言い始めたのはあいつだった、そこからどんどん伝わって行って定着しちゃったし

優美子「今日もやるから!」

八幡「…またかよ」

優美子「アンタの本気で、あーしが勝つまでやるし」

八幡「いい加減懲りてくれねえかな?もうデュースになってずっととったり取られたりするの疲れるんだけど」

優美子「あーしが気がすんだらだし」

八幡「はぁ~」

といってもちゃんと最後までこいつは付き合ってくれる、あーしはこいつに勝つために強くなっていく気がした…最初は違う理由だったのに、だからここでけじめをつけたくて、こういった

優美子「あーし、今度の全国で優勝したら、隼人に告白する」

八幡「へぇ~かっこいいな…あれ?ふつう逆じゃないか?」

優美子「隼人、昨日も告白されてたけど、好きな人がいるって断り続けてるから。だから」

八幡「…そうか、お前の実力なら優勝できそうだな、応援しかできないけど頑張れよ」

優美子「その前にヒキオから一勝をもぎ取るし」

八幡「え?そのヒキオって俺か?」

優美子「他に誰がいるし」

八幡「もうちょっといいあだ名は」

優美子「ない」

八幡「そう…」

優美子「…ぷっはっはっは!そんなしょぼれなくても!ははは」

うなだれるこいつが面白くて、ついわらっちゃった

八幡「うっせーな、ほらやるんだろ」

優美子「うん」

あくまで隼人のために、あの時の気持ち…隼人が好きというのは嘘偽りのない真実だから、その日初めて…本気のあいつから一勝した


10時になったので今日はここまで、また今度


遅くなってすみません、投下します


結果から言えばあーしは全国大会で優勝を収めた。これ以上ないってぐらいに嬉しかった。これで自分の気持ちを決めれるって。


そして告白したら振られた


隼人「ごめん、俺はほかに好きな人がいるんだ」

結果は惨敗だった。ほかの子と同じように、でもすごく悲しい顔してた、だってこれじゃ前みたいに戻れなくなるからってわかってた。それでも変わりたいと思ったから。変化は悪いほうへ傾いたけど

隼人「ごめん」

優美子「う、ううん、あやま…なくていいし、だって…あーしが…悪いんだか…」

たまらずにそこから走り出してしまった。隼人がどんな顔してるかわからないほどに目にいっぱい涙溢れさせて、一人になれるところ探して

優美子「…ぐっ…ひっく…うああ…うわああああああ!!」

大声でひたすら泣いた。告白しちゃった、振られた、もう戻れないって、あの楽しい時も初恋も、いろんなことが頭にめぐって、全部おわちゃったって大げさだけど絶望してたんだ。そしたら

八幡「三浦」

優美子「…え?…ぐすっ」

八幡「…ほら」

ハンカチをわたしてきたけど、その時の私に余裕なんてなくて

優美子「…いらない」

八幡「いらないなんてことはないだろ。ほら涙ふけって…」スッ

優美子「いらないっていってんでしょ!」バシ

伸ばされた手を払って、もう歯止めがきかなくなった

優美子「あんた、あーしの事笑ってるんでしょ?威勢よく告白しするって言っといて、したら振られたなんて笑うしかないじゃない、そうでしょ?」

八幡「そんなことは思ってない」

優美子「嘘言わないで!だってあんた知ってたんでしょ!隼人がほかに、好きな人がいるってこと!」

八幡「ああ、知っていたから、応援しかできないって言った」

優美子「なんで教えてくれなかったの!それだったらあーしがそいつ以上にいい女になってさ!うまくいったかもしれないでしょ!」

八幡「おい、落ち着けって」

優美子「こんなことになるんだったら、告白なんてしなくてよかった!優勝なんてしなくてよかった!」

あの時の言葉はあーしも後悔した。あいつに一番傷になる言葉だったから

優美子「あんたなんかいらなくてよかったんだ!それだったら優勝なんてしなかった!」

八幡「!!」

あの時の、あいつの顔は忘れられない。だって、今にも自殺しそうなほど暗くて、悲しくて、泣き出しそうで、それ見てあーしも言い過ぎだと感じた。でも、言った言葉はとり消せなくて

優美子「…あっ…ごめんあーし…いいすぎ」

八幡「そうか。悪かったな俺はお前にとっていらなかったんだな、もう二度と会わないから」

もう…バラバラになっちゃった。



そして三浦由美子は後悔する


告白したのが二年の時で、二人とはしゃべれないまま三年になってた

優美子「…」スタスタ

廊下で会っても

八幡「…」タッタッタ

優美子「あっ…ひき」

八幡「…」タッタッタ

話しかけるなって言われたような気がして、声が出なくなっちゃうし、目も合わせられなくなって、あの時期はつらかった。でも、問題が起きたのはこの先だった、あいつが告白されたという話を聞いたんだけどそれを断ったみたいだった。相手は罰ゲームで告白することになったみたいだけど、それをあいつはまじめに受け取って、真面目に返したことが原因らしい。なぜか、比企谷のほうが悪いとそのクラスで攻め立てられるようになっていた。隼人はそれを抑えているようだったけど、さらにエスカレートしてるみたいだった。そして私は、いじめにあっていた。

優美子「…」スタスタ

相模「ふん」ガッ

優美子「キャ!」バタン

相模「アッハハハハハ!ごめんごめん優美子~足引っかかっちゃった~」

優美子「うん。大丈夫」パッパッ

相模「…チッ」

もう色々と疲れてしまって、テニス部を途中でやめて無気力になってしまった。だからいじめとかもそんなことはどうでもよかった。あーしの中じゃ、隼人とあいつがいたころが楽しかったから、テニスも楽しくなかった。でもテニス部やめたころから告白されるようになった、もう恋とか面倒だと思っていたから片っ端から断っていった。それがある女子グループが良く思わなかったようで

相模「アンタ生意気、うち達さぁ今ムカついてんだよね、だからストレス発散になって、よ!」バシャァ

優美子「うあ…」

女子達「クスクスクス」

バケツにいっぱいの水をかけられることも、髪を引っ張られることも教科書を破られることも、靴を燃やされることも、制服を脱がされて捨てられることも、体を殴られることも、蹴られることも、さすがに男たちを呼ばれてレイプされそうになった時は逃げて通報したけど、それでもやられても、もう何もかもどうでもよかった。あーしはそう思ってたのに、そう思いたかったのに

優美子「うう…」

相模「何の反抗もしてこない、人形殴ってるみたいで気持ち悪いし。ほんっとうにイライラする!」ゲシゲシ

優美子「が…げほ」

相模「はぁはぁ、もういいし、あったまきたから、倉庫の中に閉じ込めておけば少しは反省するでしょこいつも、うわうちあったまいい!」

それでも、この女がやる事は度をこしていた、周りからは

女子1「す…少しやりすぎだってば」

相模「なんで?これぐらいしなきゃ」

女子2「いくらなんでも閉じ込めるとかばれるって!」

相模「じゃあもうお前ら帰ればいいでしょ!あとはうち一人でやる!」

といって一人残って、ぼこぼこにした挙句、飽きたと言って倉庫の鍵を閉めて帰っていった。中にあーしを置いて


その後何時間たったんだろう。痛みでうずくまってると、倉庫の鍵が開いたんだ。それでそこにいたのが、隼人とあいつだった。

隼人「いた!はぁはぁ、見つけたぞ!」

八幡「あいつら…はぁ、まさかこんなことまで…」

一瞬見たときは幻かななんて思って、でも声をきいて、近づいてきて、触れられて…あったかくて、現実だって分かって、嬉しくて…また大声で泣いちゃった。二人の目の前で

優美子「隼人ぉ…ヒキオォ」グスッグスッ

八幡「おい、なんで俺の名前ヒキオなんだよもっといいのあるだろうが」

隼人「それは後ででいいから、立てるか?」

八幡「こんな所から早く出よう」

二人から手を伸ばされて救われた。また三人一緒だって、あんなこと言ったのにそれでも、手を差し伸べてくれた

優美子「ごめんなさあああい!!うわああああ!」ガバッ

八幡「うお!?」ドサ

隼人「うわ!」ドテン

優美子「ヒキオぉ、あんなこと言ってごめんなさああい!」

八幡「いいから離れろ、胸当たってるから!」

隼人「ちょっいきなりどうしたんだ?」

困惑する二人と、大泣きしてるあーし、凄くあったたかった。二人が、涙が…


少し落ち着いてきて、ゆっくりとだけど話ができるようになった。ここに来たのは、あーしが家に帰ってこなかったから連絡網が回ってきたらしい、それで隼人が連絡を受け取ってあいつに電話したら、学校に来いって一目散で来てくれたみたいだった。

八幡「…お前の靴がなかったからもう帰ったと思っていたんだが、すまなかった」

あーしを最後までいじめていた女が帰るところを校門で見て、あーしを探していたら、靴箱の中がなくて帰ったとおもった…けど

優美子「上靴もないことぐらい気づけよばか」

八幡「すまん」

隼人「ごめんな、こんなことになってるなんて」

優美子「黙っていたあーしが悪いんだから謝るのは無し」

隼人「だけど」

優美子「もう過ぎたことだから」ニコ

心の底からの笑顔が出せた、それを見て隼人は安心したみたいだったけど、あいつは何か決意したような顔で

八幡「ああ、そうだな。あとの事は任せておけ、隼人は優美子の事頼む」

それを聞いて隼人は驚いた顔をしてた

隼人「何をする気だ?」

八幡「灸をすえるだけだよ。ただ乱暴になっちまうけど」

隼人「またそんなことをやるのか!何度も言ってるがそんなんじゃ」

八幡「じゃあ見過ごせというのか?」

隼人「そうじゃない!何か別の方法があるはずだ!」

八幡「話し合いで解決するわけないだろ。無理やりにでもするしか」

隼人「それが自分もろともみたいなやり方が気に食わないって言ってるんだ!」

八幡「それでしか解決できないだろ」

隼人「それしか方法を知らないからだ!考えれば違う解決方法が」

八幡「時間がないだろ?聞いたよな話で、こいつ、男に襲われそうになったんだぞ?そんな悠長なことしてられるか!」

隼人「だが!」


八幡「これは俺の責任だ、それでいいだろ、お前らに迷惑はかけない」

隼人「それじゃお前が傷つくだけだろ!」

八幡「何を言ってるんだ?俺はこんなことじゃ傷つかない。もっとひどいものが世の中にあるんだから。じゃあ、後は頼んだぞ葉山」

隼人「比企谷!ああくそ!…だからお前が嫌いだよ!」

八幡「…俺もお前が嫌いだよくそったれ」

優美子「ヒキオ?」

八幡「心配するな優美子、お前も守ってやる、必ず」

隼人「次に会ったら一発殴らせろ!」

八幡「へいへい」

優美子「隼人、ヒキオのやつ…」

隼人「…優美子は心配しなくていいよ、もう大丈夫だから」

そういう隼人の声は優しかったけど、あーしを抱える手は少し痛かった。


今日はここまで


遅くなりました!投下します


翌日、あーしは学校を休んでいたからその時起きたことは隼人からあとで説明された。

あいつがみんなの目の前であーしをいじめていたあの女子生徒をぶん殴ったらしい。

相模「がはっ!」ドサッ

八幡「おい、腹を殴っただけじゃねえか…なぁ?これより優美子のほうがもっと痛かったんだよ」

女子達「きゃあああああ!!」

男子1「おい!何してんだよお前!」

折本「比企谷…くん…」

八幡「うっせーな外野が…あとで教師でもなんでもいいけど呼べばいいじゃないか…おい、立て」ガシッ

相模「痛い!痛い!離して!」バタバタ

八幡「もうなぐんねぇよこれ以上は、いいか相模南…」ボソボソ

相模「ひっ…あ…」ゾクゾク

最後、耳打ちしたようで誰もその後の言葉を聞いた人はいなくてわからなかったらしい。

教師「お前何してる!!」

八幡「え?見てわかりません?ただこいつ殴っただけですよ?」

教師「いいから来い!」グイ

女子3「ちょっと!大丈夫相模?何よあいつ!」

相模「あ…うあ…いやだ…違う…うちは…うちはぁ//…」ゾクゾク

女子2「と、とりあえず保健室にいこ、ね?」スッ

折本「…」

あの後、あーしをいじめていた女子生徒は保健室に連れて行かれて、あいつは親とか呼ばれてたみたいで、内容はわからなかったけど、謹慎1ヶ月の処分を受けた。

中学で謹慎1ヶ月とかないわ

中学で謹慎は流石に草


学校に行くとあいつの話ばっかだった。あの女子生徒は、休んでいるようだった。

男子「…だってさ、いつかあいつはやると思ったね」

男子「うわまじか…そいつくずだわ」

女子「その子には何の罪もないんでしょ?そんなやつ消えちゃえばいいのに」

女子1・2「そ…そうだね。あはは…」

なんて、こういう話で持ちきりだった。しかもあーしの傷もあいつにやられたなんてことになっていた

教師「いいか!この噂は嘘っぱちだからな。根も葉もない話をうのみにして広めるなよ」

女子「ええ~でも、友達がその場にいたんですけど、殴ったところみてましたし~」

教師「じゃあ後でそいつに聞いてみろ、ただの噂だ」

優美子「…」

あいつの親は権力の高い公務員?で圧力がかかったみたいで、あいつがおこしたことは噂ということにしたようだった。それでも前おきた事のすぐだったから…

結果的にいじめはなくなった。でも…それであいつにこんな事させたなんて、あーしのせいで…

隼人「大丈夫か?」

優美子「え?あ…うん。けがは大したことないし、すぐ治るから」

隼人「そうじゃない、比企谷のことだよ」

優美子「…大丈夫じゃないし…あーしのせいでこんな」

隼人「優美子のせいじゃないよ。比企谷が招いた結果だ」

優美子「でも、こんな誤解のままなんて」

隼人「誤解でも、解は出ている。だからむやみに変えなくていいんだと」

優美子「なにそれ…ふざけんじゃない!」ガン

目の前にあるゴミ箱をけってイライラをぶつけても、それでも解消はされなかった

隼人「比企谷の言葉だよ。まったく屁理屈だけは秀逸だな」

優美子「そんなのあーしが納得いかないし!ヒキオめ!学校に来たら問い詰めてやるし!」

また、バラバラになるのだけは…いやだった。だからどんなに孤立させられても離れることだけはしない、またみんなで笑えるように…

隼人「そうだな。俺もいろいろといいたいことはあるし。行ってみるか」

優美子「え?どこへ?」

その時の隼人は珍しく、すこし悪い笑顔に見えた。

隼人「比企谷の家だよ」


>>299>>300すみません。中学での罰則なんて受けたことないんで


心臓がバクバクいってるのは、イライラしてるだけだ。なんて心の言葉を目的地に着くまでに何回もつぶやいていた。

隼人「ほら、ついたよ」

優美子「う、うん!」ビクッ

ある家の前に行くと、比企谷と名札がある門の前についた。

優美子「…ここ?」

隼人「そうだよ、やっぱり大きいと思うよな、この家」

そこは豪邸と表してもいい家だった。本当に金持ちの家なんだなって思いました

隼人「とりあえず呼び出すか」ピンポーン

呼び鈴を押してしばらくすると、明るい声のトーンで女の子の声がした

???「はーい」

隼人「葉山だけど、比企谷に会いに来たんだが」

???「あ、葉山さん!お兄ちゃんですね!待っててくださーい」

話が終わるとすぐに門が開いて隼人とあーしは中に入っていく。

優美子「さっきの声の人って」

隼人「比企谷の妹だよ、名前は小町ちゃん」

優美子「ふーん、隼人の好きな人ってその子?」

隼人「な!ち…違うよ、いきなりおどろかさないでくれ」

優美子「慌てるところが怪しいし」ニシシ

隼人「だからちがうってば」

久しぶりの楽しい会話だった。あともう一人、あいつに会うためにここまできたんだし

小町「こんにちは!葉山さん!…と後ろの方は?」

隼人「ああ、比企谷と同じクラスの三浦優美子さんだ」

優美子「はじめまして」

小町「初めましてです。三浦さん!」ニコニコ


今日はここまで、また明日やります

公立中学は義務教育だから、『謹慎』という処分はできないです。『出席停止』ならあり得ます。
私立中学なら『謹慎』もあり得ます。
高校からは義務教育ではないので、『謹慎』『停学』があるのです。


今日は少しだけ投下します


小町「じゃあ待っててくださいね」

客室に案内されて数分間待っていたら、寝巻きのあいつがあくびをしてはいってきた

八幡「んあ?なんだお前らか、お友達だよーって言われたからついに妹が狂ったと思ったのに」

隼人「あっははは、確かにそうだな。俺たちが友達なわけがない」

八幡「なんだよいつになく辛口だな…で?優美子のほうはどうしたんだ?」

優美子「話をしに来たんだし」

八幡「…ああ、うん。なんの?」

優美子「とぼけんじゃないし。なんで殴ったの?」

八幡「いやぁ、だってね?あいつが、その、ほらお前もきいただろ?あの話」

隼人「君が告白されたってことか?」

扉の向こうでガタン!と大きな音がして、その後扉が勢いよく開いた

小町「ええ!!お兄ちゃん告白されたの!?」

八幡「おい…盗み聞きするなんて悪いことしてんじゃありません」

小町「ねぇねぇ!どういう風に脅迫されたのその子、そうじゃなきゃ告白なんてされないでしょ?こんなお兄ちゃんなんかに」

八幡「ねぇもうちょっと言い方考えてくれる?傷つくから、もう抉り出されてるから…」

隼人「まぁこいつを好きになる人はよっぽど苦労するだろうね。いろんな意味で」

八幡「ほお、ケンカ売ってんだな?いいぜ、お前がその気なら相手になってやるよ」

隼人「いや、よその家に迷惑がかかることはしないよ」

八幡「あ、そう」

優美子「ってそんな話しに来たんじゃないし。なんで殴ったのか聞きに来たんだし」

八幡「…え?いや、えっと、話じゃ、脅されてあんなことしたんだと、で、その首謀者がお前をいじめていたあいつだったから、イライラしてたんだけど、一昨日のあれできれちゃってさ、若気の至りってやつだから」

あいつの発する言葉からどんどんイライラがたまってくるような気がした

八幡「…あ~、まぁというわけだし、俺が招いたことだから優美子には何の関係もないってこと…」バシン

優美子「何の関係がないって、だからあーしには何の責任もないってこと?そういって納得すると思ってるの?」

初めて人をはたいた。ジンジンする右手は本当に痛かった

優美子「あーし、が原因でしょ?それでなんであんたが、ひぐっ、こんなことにならなきゃ、いけないわけ?」ボロボロ

楽しい生活を壊したのは、自分自身の結果が招いたこと、なのにそれを、あたかも自分のせいだとして、背負っていくなんて、そんなの

優美子「自己犠牲もたいがいにして!あーしが、そんなことして喜ぶと思ってるわけ?アンタが、うぐ、傷ついてちゃ、何の意味もないってきづけ!」ボロボロ

こいつと出会ってから、泣かされてばっかだ。でも嫌じゃないなんて思ってる。

八幡「…優美子」

小町「あーらら、泣かしちゃったねお兄ちゃん。お兄ちゃんがこんな女たらしなんて知らなかったなぁ」

隼人「優美子を泣かせたんだから、責任は取るつもりか?」

小町「それは小町がとります!だってお兄ちゃんの不始末は妹である小町がとる義務なのです!」

八幡「そんな義務感は捨ててしまえ!…あー、悪かったよ、俺もむきになってたから、後悔してたんだって、あの時あんなこと言ったのは」


二年の隼人に振られたとき、最後に交わしたあいつの言葉、もう二度と会わないなんてそんなことはあーしが許さないし

優美子「いつも助けられてばっかだし、ぐすっ、今度はあーしが助けてあげるから」

八幡「…あー、そっか、ありがとな」

優美子「うん…」ニコ

八幡「じゃあ早速さ、手伝ってほしいことがあるんだ」

隼人「おいまて、それって…」

優美子「いいよ、何でも手伝ってやるし」

隼人「優美子も!内容聞いてから返事を…」

八幡「うし、早速やるか。内容は」

この話を聞いてから、少し、何でもって言ったことを後悔した

八幡「会社設立だ」

小町・優美子「…へ?」

隼人「やっぱり巻き込むつもりか…」ハァ

八幡「さて、親父の目を盗んでだから忙しくなるぞ、楽しみだ」

こうして、あーしが働くことになる、会社はできたわけで、その後必要になってくる知識は全て覚えさせられたのだった


学校の放課後・奉仕部室

八幡「で、どうだった?」

雪乃「どうとは?」

八幡「いやだから、昨日材木座からぱくった小説の下書きだよ」

雪乃「え、ええ。うまく書かれていると思うわ。推理小説だと思っていたらいきなり展開が変わって…」

雪ノ下にしてははぎりが悪いと思っていたら、ふとあることを思い出した

八幡「ああそういえば、今回のはホラー要素を強めるとか言ってたけど」

雪乃「…」ビクッ

八幡「お前が言った通り、『最初に小説の中にくぎ付けにしてその後驚かせる寸法だ!わっはっはっは』なんてあいつが言うもんだから、その感じだとうまくできているようだな」

雪乃「…ええそうね少し私も驚かされたわねでもあんな子供だましだったらすぐ飽きるのだとおもうのだけれどだからホラーのところを少し変えてみたらと思うのよたとえば最初の推理小説の始まりから最後まで推理でいいじゃないかしらその後違う作品でホラーを入れたらいいと思うのよええたぶんそれが一番いいわ」

姉妹そろってこういう話は苦手なんだなって笑っていたら、雪ノ下が訝しげにこっちを見てきた。

雪乃「何ニヤニヤしてるの?気持ち悪いわよ?」

八幡「いや、雪ノ下でも怖いものがあるんだな」

???『陽乃でも、怖いものがあるんだね』

八幡「…」

雪乃「な、何を言ってるのかしら、私は別に怖いなんて言った覚えはないわ、ただ、驚いただけよ」

八幡「へいへい、そうしときますよ」

雪乃「聞き捨てならないわその言い方。いい?幽霊なんてこの世にいるわけがないの、物事にはすべて理由があって、物理学で全て実証できるの」

結衣「やっはろ~!」ガラッ

雪乃「ひっ…」ビクッ

八幡「…」プルプル

結衣「ん?どうしたのゆきのん?」

雪乃「ゆ、由比ヶ浜さん入ってくるときはノックぐらいしてちょうだい」

結衣「あ、ごめんなさい。ってなんでヒッキー震えてるの?」

八幡「いやまて。もうちょっと、ぷふ、まってくれ、くふふ」プルプル

結衣「?変なヒッキー」

雪乃「…」フイ


ここまでで


一段落しました…投下します


結衣「あっそだそだーゆきのーん、あの小説どうなったの?」

雪乃「…なんとも言えないわね」

八幡「はぁ~、まぁ由比ヶ浜さんには理解できないですから」

結衣「むっ…その言い方ムカつく!ゆきのんちょっと貸して!」

雪乃「え?ええ、いいけど」

結衣「こんなのパパッとみてパパーッとわかればいいんだよ!楽勝だよ!」

おい、それフラグ…やはりというか、善戦したほうだが十数分で匙を投げた。

結衣「うーん、なんでこうなんの?」

雪乃「ここは、こことつながるの、話の見方を変えてみなさい」

結衣「見方ってどう変わるの?」

雪乃「違う視点から…」

やめとけよ、もう頭が痛くなるしかないぞ。とそうこうしているうちに材木座が来た。

材木座「再び我がやってきたぞ八幡よ!」

雪乃「ノックしなさい、後言葉遣いは?いったいいつまで言えばいいと思ってるの?こんな男でさえ、まだましよ」

材木座「はい…すみません」

もうその辺にしとけよ、ついでに俺の事についてもその辺にしてください。泣くから

雪乃「それで、小説を読んでみたけど…」

材木座「ふむふむ」

もう議論が始まって俺と結衣がすっかり蚊帳の外になった。あと雪ノ下、ホラー要素の部分だけ異様に避けてるの丸わかりだぞ

結衣「…」

八幡「…」

結衣「…ねぇ」

八幡「なんだよ」

結衣「ゆきのんもさ、何か悩んでるのかな?」

八幡「どうしたんだ急に?」

結衣「あ、いや深い意味はないから!」

八幡「じゃあ、何だっていうんだよ」

結衣「…だって、ここにヒッキーがいるから」

八幡「…はぁ、おれは悩み解決相談所じゃねえぞまったく」

結衣「仕方ないよ、あたしにしてくれたこと、優美子から聞いたこと、十分そう思っても仕方ないよ」

八幡「だからってなぁ…」

結衣「でも、それで八幡自身が傷ついてたら意味ないじゃんか」

八幡「…思い違いだ。傷なんかつくわけがない」

傷は、もう持ってるんだから、傷なんかつくわけがない

『八幡!』

八幡「…」

結衣「だといいけど、八幡は嘘つきだから」

八幡「…否定できないから何も言えないな」

結衣「ふふん」

一番最初に嘘を見破ったんだからもう隠し立てなんかできるわけがない。ある意味、本音をしゃべってもいいやつだったりするから、楽になる


雪乃「ということよ、わかった?」

材木座「ふむふむ、大体なんとなくぼやっとだがわかったようなわからんような」

はっきりしねえなおい

八幡「終わったか?」

材木座「うむ。少し内容を変えてみようと思う。すまぬが今しばし待たれよ!」ダッ

八幡「そうかわかった、来週あたりでいいな」

材木座「あい分かったー…がふっ…」

あ~あ、よそ見しながら走るから、遠くでこけた悲鳴が聞こえた

雪乃「はぁ」

八幡「お疲れさん」

結衣「すごいねゆきのん!編集者って感じがしたよ!」

雪乃「そこまでいかないわ、ただ助言しただけ」

八幡「それでもいいんだろあいつは、自分の作品を読んで感想を言われるだけでうれしいとか言ってるし、内容よりまずは、読んでくれるのがうれしいんだろ」

雪乃「いい作家ね、誰の事かしら」

八幡「ああ、まったく誰の事だったっけな」

結衣「あれ?誰の話してるの?」

結衣だけは素で言ってるんだろうな。

コンコン

雪乃「どうぞ」

不意のノックにも反応するとか反射神経よくないですか?

戸塚「こ、こんにちわ…」

そして入ってきたのは天使だった


今日はここまでになります。

明日続きやります


投下します


結衣「あっ、さいちゃん!やっはろ~」

八幡「え?お前知り合いなの?」

結衣「ひっど~いヒッキー!さいちゃんは同じクラスでしょ!」

なん…だと…。この俺がこんな天使みたいな女性に気付かないだと~!

戸塚「う…ううん、いいんだよ。仕方ないよね、比企谷くんはあまりクラスじゃしゃべられなかったし」

こんな天使がいるなら、もう小学生の時みたいに手を挙げてはいはい!って連呼してたね。うわ~俺の学生生活もったいないわ~。損したわ~

雪乃「戸塚さん、今日はどうして奉仕部に?」

っと、本題から脱線してしまったぜ

戸塚「う…うん、その、僕テニス部に入ってるんだけど、うちの学校は弱小だからあまり勝てなくて、何とか鍛えてもらいたくて…だめ、かな?」

マジカ!マジカ!それならもう手取り足取り、1から10まで教えてや

雪乃「お断りします」

戸塚「…そうですか」

八幡「なんだと!彼女からの願いを聞き届けることこそが使命だろう!手取り足取り触れながらゆっくりフォームの構えから教えようじゃないか」

戸塚「え?あの」

雪乃「あなたの欲望ダダ漏れじゃない。それとあなたがそばにいたらいつ清純な彼女があなたの毒目にかかるかわからないじゃない」

戸塚「その、僕…」

八幡「毒牙じゃなく目かよ!そんな瘴気発してたまるか!」

雪乃「あら?ごめんなさい、私としたことがうっかりしてたわね」

八幡「そうそう、俺は別にやましいことがあるわけじゃなく」

雪乃「猛毒だったわね。そのまま自分の毒で死を迎えればいいんじゃない?」

八幡「何笑顔で恐ろしいこと言ってんの!?そんなハブみたいなことにならないから!そもそも毒なんてないから!」

結衣「ねえ二人とも、さいちゃんは男の子だよ?」

八幡・雪乃「「…はっ?」」

いままでで一番『嘘だ!!!』って叫びたくなった


雪乃「ごめんなさい、私としたことが」

戸塚「う、ううんいいんだよ。よく誤解されるし、もう慣れちゃったから」

八幡「そんな…ばかな…神はどこまで俺を貶めれば気がすむんだ…あぁ…」

結衣「ヒッキーきもい」

八幡「いや、だってお前、この容姿だぞ?可愛いだろ?戸塚だろ?もう天使しかないじゃん」

結衣「いや、意味わかんないし」

雪乃「女子テニスのほうだとてっきり思っていたわ」

八幡「男子テニス部は女子のほうに比べてあまりいい成績を残していないからな」

戸塚「うん。それで最初は比企谷くんに指導をお願いしようと思ったの」

まじで!なんなら今から俺と夜の特訓でも…だが男だったぁ、くそぉくそぉ…

戸塚「そうしたら平塚先生がここを紹介してもらって、比企谷くんもいるからこうして依頼しにきたの」

雪乃「いいでしょう、戸塚さ…戸塚くん、あなたの依頼引き受けます、あなたのテニスでの技術向上を手伝えばいいのよね?」

戸塚「は、はい。よろしくお願いします!」

八幡「ちなみに雪ノ下、どんな特訓をするつもりだ?」

雪乃「そうね、死ぬまで走って、その後死ぬまで素振り、死ぬまで練習かな」

八幡「…」

え、笑顔で恐ろしいこと口走りやがった…

戸塚「僕、死んじゃうのかな」

八幡「大丈夫だ俺が命にかえても守ってやる」

戸塚「比企谷くん…本気で言ってくれてるの?」

八幡「いや、ちょっと言ってみたかったセリフですはい」

雪乃「そうね、放課後は部活なんでしょ?それじゃ、昼休みの時に特訓でもしましょうか」

戸塚「うん!ありがとう」

結衣「よーし!あたしもやっちゃうからね!」

みんなが盛り上がっている、いやぁよいことだぁ!…

八幡「なぁ…それって俺も?」

雪乃「当然でしょう?あなた昼休みに予定なんてないでしょう」

はいそのとおりで~す


あしたはやめなので、今日はここまで


投下します


特訓が始まって数日がたった。まさかの結衣が雪ノ下の「ダイエット効果にもなるの」の一言で戸塚以上に頑張っている。見た目そんな太っている気配がしないがまぁ俺には分からんことだな

結衣「58…59…」ハァハァ

戸塚「34……35…」ハァハァ

今素振りをしている最中だ。ん?なんでこの回数でこんな疲れてるかって?ははは、この前に死ぬまで走ったに決まってるじゃないか~…あ~死ぬ…

八幡「はぁ…はぁ…あーしんどー。なぁこれ俺がする必要あるかぁ?」ブンッブンッ

雪乃「ないけど?」

八幡「ないの!?じゃぁ何でやらせてるの」ガクン

雪乃「何いってるの、あなたが勝手にやったんじゃない」

八幡「いやだって初日、お前が睨みつけてくるから」

雪乃「…」

八幡「あれ?おーい…雪ノ下?」

雪乃「何かしら?」

八幡「いやだから初日でお前もやれって感じでだな」

雪乃「私は何も言ってないじゃない」

やられた…思い込みって怖いよね

八幡「はぁ…まぁいいけど」ブンッブンッ

雪乃「…」チラッ

八幡「…なぁ」

雪乃「な、なにかしら」ビクッ

八幡「おま…雪ノ下はやらねえの?これ」

雪乃「私、体力ないから」

八幡「あぁうん悪かった」

雪乃「比企谷くんに謝られても怖気しかはしらないわよ?」

八幡「謝ったのにこの扱い…」

そろそろ慣れそうなのが八幡悔しい…!でもかんじちゃ…まじひくわー

戸塚「わきゃ!」ドシャ

八幡「大丈夫か戸塚ぁ!」ダッ

悲鳴が聞こえてすぐさま駆けつける。うわ俺かっこいい

雪乃「大丈夫?戸塚くん」

戸塚「うん、大丈夫、少しすりむいただけだよ」

結衣「ちょ…ヒッキーさっきあっちいたのに早すぎでしょ」

八幡「ばかか、戸塚がけがしたんだぞそれ以上の理由がいるか?」

結衣「うんヒッキーなんかきもい」

雪乃「それでもあそこまで必死だとちょっと」

ええ、何この言われよう

戸塚「ありがとう、比企谷くん」ニコ

あ~もうこの笑顔で何でも許しちゃうね


雪乃「少し休憩にしましょう、保健室に救急箱取りに行ってくるから」スタスタ

八幡「とりあえず、あそこの日陰で休んでていいぞ」

戸塚「うん。えっと比企谷君は?」

八幡「もうちょいやっとく」

結衣「ふうう、疲れたぁ」バタバタ

ちょっと結衣さんや?あまりそういうのやらないほうがいいですよ?見えるから、見えてる…いや俺は見てない見てない。

優美子「ヒキオ何やってんの?」

八幡「げっ…優美子」

優美子「へぇ、そんなことあーしにいっていいんだ?裏にきな」

八幡「すんませんでした女番長」

優美子「誰が番長だし!」

八幡「裏に来いってそのまんまじゃねえかよ」

隼人「なんだ?どうしたって比企谷?何してるんだ?」

八幡「何ってみりゃわかるだろう。ほれあっちにいる戸塚の面倒見てんだよ。雪ノ下が」

優美子「雪ノ下?」ピクッ

隼人「…ああ、部活ね」

八幡「っていうかお前らはなんでここにいんだ?」

優美子「ヒキオがコートの中にいるのが久しぶりだったから見に来たんだし」

八幡「はぁ、よく見えたな」

優美子「た…たまたまだし」

結衣「あれ?優美子?」

優美子「結衣?なんで結衣もいんの?」

結衣「いやぁそれは…」

八幡「こいつも奉仕部の部員だよ」

優美子「…へぇ」ギロッ

結衣「あわあわあわ…」

あれ?後ろに蛇と蛙が見えるな。見間違いかな?

優美子「ふうんそんじゃあさ、ヒキオさ久しぶりにあーしとシングルやらない?」

戸塚「比企谷くんってテニスしたことあるの?」

八幡「え、ああ小学校の頃少しな」

戸塚「そうなんだ。だからあんなに綺麗だったんだね」

八幡「え…綺麗…だと」

戸塚「うん。体育の時いつも一人で壁打ちしてたけどその時のうち方が綺麗だったんだ、そっかぁ、やってたんだ。なんか嬉しいね」

あ、そっちね。でも初めてあいつに感謝を述べよう。テニス教えてくれてありがとう!

優美子「で?するのしないのどっちなの?」

八幡「するもしないもそもそも部外者じゃねえか、俺たちは教師に許可を得てやってるんだからそっちも許可貰ってからにしてくれ」

優美子「は?そんなのヒキオが責任とってくれんでしょ?」

八幡「え?なんでそうなるの?」

優美子「アンタがヒキオだから」

あれ?意味わかんないの俺だけかな?


明日も続きやります、今日はここまで


投下します


優美子「向こうでユニフォーム着替えてくるから逃げたら、わかってるよね?」

八幡「こええよ!だから獄炎の女王なんて言われるんだろうが」

優美子「うっさいし!次言ったらパワハラで訴えるから!」

八幡「はい、ごめんなさい」

結衣「うわ~ヒッキー弱いね」

優美子「結~衣~?」

結衣「わひ!」

優美子「ちょっと、こっちきな?」

結衣「は、はひ…」

うわ~、ユッキー弱いね。…これじゃ、フューチャーデイブックに出てくる主人公じゃないかやだー

八幡「そもそもなんでこうなる…」

隼人「何言ってるんだ、自分のせいだろ?」

八幡「ああ?ケンカ売ってんのか?」

隼人「…そっちから売るならいつでも買うけど?」

八幡「上等だ、後でぼこぼこにしてやるよ」

隼人「返り討ちにしてやるよ」

雪乃「…何やってるの?」

顔をにらみ合いながら牽制してるといつの間にか雪ノ下が帰ってきていた

姫菜「葉×八キターーーーーーーーーーーーーハーーーーーーーー!!!!」ハァッハァッ

とわけのわからない人も…

八幡「え…誰?」

雪乃「保健室にいたのそしたら三浦優美子がこっちに来ているっていうから一緒に来て帰らせるために連れてきたの」

八幡「追い出し要因…」

姫菜「どっち!!攻めはどっちなの!まさかのヒキタニくん!?八×葉なの!そうなのね!ぐ腐腐腐腐腐」グイグイ

八幡「おいこいつどうにかしろよ」ググググ

雪乃「貴方の方でやっていてちょうだい。お仲間でしょう?」

八幡「おい、腐女子と腐った眼に関連性なんて腐ってるだけじゃねえか!そんな腐れ縁腐敗して切れてしまえ!」

雪乃「やめてくれるかしら、腐海が進むじゃない、酸素マスクはどこかしら」

八幡「そんなもん学校にあるわけないだろ!」

ていうか何この力強さ、こいつできる!

優美子「擬態しろし」ペシッ

姫菜「あふんっ」

八幡「あ~、助かった優美子」

姫菜「あれ?優美子とヒキタニくんて知り合いだったの?」

優美子「言わなかったっけ?」

姫菜「うん。それどころか、話したところなんて一切見なかったし」

意識して離れると余計に怪しかったか…これからは少し話してみるのもいいか


雪乃「…」

優美子「まぁ、あんまし学校じゃ話す機会なんてないし」

姫菜「ふーん。あ、私海老名姫菜、よろしくねヒキタニくん」

八幡「名前間違ってんぞこら」

隼人「久しぶりだな雪々」

雪乃「そ、その言い方やめてくれるかしら、もうそれ貴方しか使わないわよ?」

隼人「そこにもいるじゃないか」

八幡「おいやめろ、話題を俺に振るな。災いをわざわざこっちに向けるな」

雪乃「消毒液って毒を消す液体なのよね」

八幡「消毒液構えながらこっち来るな!目にかけるつもりだろ!」

優美子「そんなことより時間ないんだから早くやろ」

八幡「な、ちょっと待て本気でやるのか?」

優美子「当たり前だし、それとそこのえっと」

戸塚「と、戸塚です…」

優美子「そ、あーしとヒキオでシングルやるから、ちゃんと見て技術盗め、そっちの方が手っ取り早い」

雪乃「ちょっと、私がいない間にどうなってるのかしら由比ヶ浜さん?」

結衣「ふぇ!?あ、あたしに聞く?」

隼人「優美子がヒキタニとテニスするんだって」

雪乃「それは見てればわかるわよ、部外者がなんでこの中に入ってきてるのかを聞いてるのよ?」

隼人「ああ、それは大丈夫、あいつが全部責任とってくれるって」

雪乃「そう、ならいいわ」

八幡「よくねえぞこらーーー!!」

ここまでの魂の叫びも珍しいぞこの野郎ども…冤罪かけられるってどこの詐欺ですか

結衣「でも、ヒッキー勝てるのかな?優美子って中学校の頃全国で優勝したほど強いし」

戸塚「そうなの!?ならどうしてテニス部に入ってないんだろう?」

雪乃「それは個人の勝手ね、入るか入らないか、続けるかつづけないかは、その時の人の気持ちだから。でも比企谷くんは体力はあるけど勝てる見込みはないみたいだけれど」

隼人「あれ?あいつから聞いてないのか?」

雪乃「え、何を?」

隼人「…比企谷は、陽乃さんからテニスは教えられてるよ」

雪乃「姉、さん?え…」

優美子「時間ないから1ゲームでいいよね?」

八幡「ていうか俺疲れてるんだけど…」

優美子「サーブやるから~」

八幡「何の解決も取れてねえぞ~」

雪乃「…」

隼人「…はぁ」

八幡「久しぶりだな、まったく」

いつぐらいだっけか、腕がなまってなきゃいいけど

八幡「スー…ふっ!…せい!」ヒュ…スパン


今日はここまで


投下します


八幡「無理…死ぬ…」ゼェッハァッゼェッハァ

ここまで、死ぬほどの全力疾走かつ素振り全力振りで本気試合…なにこれどこのテニスの王○様?あれ新しくなってから見てないな

優美子「…負けたし」ボソ

戸塚「す…すごいよ比企谷くん!僕見入っちゃった」

ああ、いやされるなぁ、天使が迎えに来てくれたぁ。もう疲れたよ大天使様

優美子「ヒキオさやっぱりテニス続けてたろ」

八幡「なんでだよ…ここの体育男はテニスだろうが、ま、本気でやったのはさっきだけだが、もうほんとデュース何回続いた?」

結衣「えっと、12回だよ」

八幡「もういいや、当分テニスしない」

戸塚「ええ、もったいないよ!」

八幡「いや、こればっかしはどうも…」

隼人「お疲れ、ほれ」

八幡「おう」

アクエリアスとかないわー、でも喉かわいたから気にせず飲む。俺、ダカラが好きなんだがなぁ

優美子「…また今度勝負するし」

八幡「またかぁ!?もう勘弁してくれ…」

優美子「じゃあ、今度買い物に付き合ってよ」

結衣「!」

八幡「ああそんぐらいなら…」

とそこまで言って予鈴が鳴った

八幡「ってもう昼休み終わっちまうじゃねえか…ってあれ!?みんないねえ!」

あいつらめぇ…俺おいていきやがった!


放課後になるまでの授業は疲労で寝てるだけとなった。まじしんどい

結衣「ヒッキー」

八幡「ん?」

結衣「はいこれ」

八幡「ノート?貸してたっけおれ?」

結衣「ううん。ヒッキー寝てたみたいだし。だからかいといてあげたから」

八幡「まじか、さんきゅ」

結衣「いいよ、それにヒッキー、昼休みの時、かっこよかったよ」ニコ

八幡「お…おう」

いきなりそんなこと言うなよ、勘違いするだろまったく

結衣「うん、それじゃまた部室でね」

八幡「…うん、まぁいいか」

ということで部室へ向かうために荷物を持って教室を出ようとする

優美子「おーい、ヒキオ」

八幡「あん?」

優美子「昼休み言ったこと覚えてるよね?」

八幡「買い物だろ?何かうんだ?」

優美子「それはむこう行ってからのお楽しみだし。明日暇にしたから付き合え」

八幡「へいへい。待ち合わせは」

優美子「ヒキオん家」

八幡「ですよねー…じゃあ待ってるから」

優美子「うん」

と教室を出たらわぁっと室内で盛り上がる声が聞こえるなぁ。聞こえないふり聞こえないふり

戸塚「比企谷くん!」

今日は声かけられるの多いなぁと思って振りかえるとそこには天使がいた。いや戸塚がいた

八幡「お、おうどうしたんだ」

戸塚「うん、あのね…八幡って呼んでもいいかな?」

わが世の春が来たー!!もうこれ戸塚でいいでしょ?俺もう報われていいんじゃね?

戸塚「ダメ…かな?」

八幡「いや…だめじゃないが、どうしてきゅうに?」

戸塚「あのね、僕とお友達になってほしいんだ。やっとこうやって話せるようになったんだから、もっといっぱい話そうよ!」

八幡「ああ、いいけど」

戸塚「本当!よかった。それじゃ今日は用事で早く帰らないといけないんだ。また明日ね八幡!」

今日という日を感謝します神様

材木座「はちまぁぁぁぁぁぁぁん!」

八幡「うお!きも!」

材木座「貴様ぁ!女性と話すとは何事だぁ!原稿を届けに来てみればあんな美女と話すなんてうらやま妬ましいぞ!」

八幡「はぁ?いやあいつは男だぞ?」

材木座「嘘をつくならもっとましな嘘をつけぇ!!!」

今日の放課後はなんでこんなにうるさいんだ…


ここまで


遅くなりました、投下します


八幡「こんちはー」ガララ

材木座を説得してやっとこっちへこれた

雪乃「…」

八幡「ん?結衣はどうした?先にこっちに来たと思ったんだけど」

雪乃「…」

八幡「…っておい無視か!ひどいぞそりゃ」

雪乃「…」

八幡「あれ?雪ノ下?おーい」パン

雪乃「ひゃ!…なに、比企谷くん」ビクッ

目の前で手を打ったら肩が揺れるほど驚いたようだ、まぁその後にらみつける攻撃してきたけど、こいつ、せいしんりょく持ちか

八幡「あ、いや気づいてなかったから」

雪乃「そう、ごめんなさい。考え事してたの」

八幡「周りが聞こえないほど集中して考えちまうのか。先天性集中力過剰とかじゃないだろうな」

雪乃「そこまではひどくないわ、でも考えることが大きすぎると少しね」

八幡「へー、何考えてたんだ」

雪乃「…あなたは、前に姉さんにあったことがあるのよね?」

八幡「ん?あー隼人か。あの後ずっと黙ってるなとは思ってたが、質問の答えはあったことはある、ついでにいろいろ教えられたなぁ」

まじ地獄の日々だった。修行訓練反復練習復習etcetc…

雪乃「どうして言わなかったの?」

八幡「質問されてないし」

雪乃「それはまぁ私が悪いわね、比企谷くんが姉さんとつながりがあると思わなかったのがダメだったのね。パーティの時に会う可能性はあったわけだし」

八幡「でも中学に入ったあと少ししてから会わなくなったし」

雪乃「そう、姉さんが話してたのはあなたの事だったの」

八幡「…え?何話したの?ちょっと怖いんだけど」

雪乃「そうね。いきなり話しかけられたとか、泣かされたとか振り回されたとか」

八幡「おい待て最後の二個はおかしい、俺が振り回されたし泣かしたことないだろ、泣こうともしなかった奴が」

俺の家に来ては妹、雪ノ下の事を話すわ外に出されるわ、あげくに外国(そと)に出されるわ、グアムとか知らねえよ俺、アイアムラブイズジャパン

雪乃「ええ、だから、考えてたの、彼の事を話すといつも姉さんはうれしそうに話してくれた、貴方の父から言われたような人とはかけ離れたような人だから、結びつくわけないでしょ」

八幡「まぁ、それは当然だ。で、おまえは何が言いたいんだ?」

雪乃「え?」

八幡「え?って、俺と陽乃が知り合いかどうか聞くだけの確認でそこまで考えるわけないだろ」

雪乃「…いえ、なんでもないわ」

八幡「きになるだろうが、それで何が」

結衣「ゆきのーんジュース買ってきたよー!ってヒッキーおそい!」

八幡「は?そこまで時間たってないだろ」

雪乃「ありがとう、由比ヶ浜さん。色々な意味で」

結衣「ううんいいよそんなの、うん?いろんな意味?」


その後は別に何事もなく普通な感じで進んで下校時間になった。

雪ノ下「それじゃ鍵返してくるから」

結衣「またねヒッキー」

八幡「おう」

下駄箱で靴を脱いでると、小町からメールで勉強を教えてほしいときた

八幡「…大丈夫か?」

父親にばれると非常にあんうざいことになるのであまり面倒は避けたいんだが、小町たっての頼みとあらば仕方ないな。という旨を伝えるとなんともう家にいるようだ。その時点で俺に拒否権はなかった。泣いた。ついでに帰りに買い物をしていこう、今日は小町の好きなものにしよう。



小町「お帰りーお兄ちゃん!」

八幡「ただいま、あのな小町」

小町「大丈夫だよ、友達と一緒に受験勉強するって言ってるし」

八幡「その友達に確認でもされたらどうすんだよ」

小町「根回しは大丈夫だよ、今日やった勉強範囲も口合わせは完璧だよ」

八幡「いったい何がどうなったらこんな妹に育ったんだろう」

小町「快く引き受けてくれたよ!その友達もね上に姉がいるんだって、でもこの頃不良化したんだって、夜遅くになっても帰ってこないんだって」

八幡「ほー」

俺には一切関係のない話だな。うんうん

小町「でもね、その人お兄ちゃんと同じ学校に通ってて真面目さんだったんだって、最近仲良くなって相談されたんだけど、あ、その友達の名前がね川崎大志くんっていってね、色々とやってくれるんだよ、重い物持ってくれたり、当番変わってくれたり、掃除自分の分もやってくれたり」

八幡「小町、その大志クンとやらはどういう関係だ。仲良くとはどういう仲良くだ」

小町「へっ?あ、いや、ただの友達だよ!別に何ともないよ、大丈夫ほんとうになんでもないから」

八幡「そうか、何かあればあれば相談しろよ、俺はお前の為なら何でもするからな」

小町「…」

八幡「…小町?」

小町「…はっ!あ、うんありがとうお兄ちゃん」

すぐに顔をそむけたからどんな顔かわからない。とりあえずご飯を食べてから勉強を始めた。終始ぼーっとした感じだから
あんまり進まなかったが


ピンポーンという音で起きて、小町のはーいという声で完全に覚醒した。状況把握をしながら誰か来たのか頭を巡らせていると答えはすぐに出た

優美子「ヒキオ、どういうこと?」

小町「お兄ちゃん、どういうこと?」

ああ~、めんどくさい~


ここまで


投下します


八幡「落ち着けお前ら、寝起きなんだからすぐ説明できん」

優美子「いやいいし、わかってるから」

それ絶対わかってないよね?

小町「小町はお兄ちゃんに勉強を教えてもらいに来ただけですよ?三浦さんは何しに来たんですか」

優美子「あーしはこれからヒキオとデートだし」フン

小町「!…へぇ、冗談もうまくなりましたね、どうせ三浦さんが引っ張っていこうとしてるだけでしょ?」

優美子「今日は約束してあるし」

小町「…お兄ちゃん?」クル

はなし終わらねえかなぁなんて見てたらこっちに来た。おいやめろよいきなりすぎて正座しちまったじゃねえか

八幡「今日は優美子のほしい物を買いに行くだけだよ」

小町「じゃあ、小町も行っていいよね?」

八幡「いつだれが見てるかわからないだろ、もしそれで親父関連の奴に見られていたらどうすんだ、ここにすら来れなくなるだろ」

小町「~もういい!小町は帰るから」スタスタ

八幡「おい、小町!」

優美子「…どこ行くの?」

小町「離してください、もう家に帰るんです、お兄ちゃんの事よろしくお願いします」

優美子「昼までには帰ってくるからご飯を作って待っててほしいんだけど」

小町「…」

優美子「それに…」

小町「!!」

何やら耳打ちをしているようだが…やばい本気で聞こえん

小町「…痛み分けですね」ボソボソ

優美子「ふふん、将来は義妹になるかもしんないからね?」ボソボソ

小町「させるとお思いですか?」ボソボソ

優美子「ねじ伏せるし」ボソボソ

八幡「すみませ~ん、俺いるの忘れてませんか~?」

優美子「じゃ、さっさとヒキオも顔洗って支度してきて、ちゃんと歯も磨くように」

八幡「お前は俺のおふくろか」

小町「ま、お兄ちゃんの名前も言えないようじゃ先は長そうですけどね」ボソボソ

優美子「…ふん」スタスタ

八幡「…はぁ」

昔からずっといるのになんでこんなに仲悪いんだ?何かあったのか全く、時々仲がいい時もあるのに、主に俺をいじるときだけど

小町「ほら、、お兄ちゃんもちゃんとエスコートしないとダメなんだから、女性に嫌われるよ?」

八幡「ああ、わかってるってば…小町、ごめんな」ナデナデ

小町「ううん…小町はそばにいられるだけでいいから」ギュー

八幡「それは小町的に?」

小町「ポイント高いよ、なんてね」ニコ

八幡「…さて着替えるから下にいっといてくれ」ニコ

小町「うん」トテトテ

八幡「…昔じゃ、考えられないほど仲良くなったよな、俺たち…小町…」


とりあえず、小町が作ってくれた朝食を食べて身支度をすぐ済ませる

八幡「行ってくる小町、優美子の言った通り昼までに帰ってくるから」

小町「うん」

優美子「じゃ、行ってくる」ガチャ

小町「用事をさっさと済ませてくださいね」

優美子「それは難しいし、買う物が多いから」

八幡「それもつの俺なんだけど」

優美子「あーしが持ってもいいけど?」

八幡「いや、荷物持たせたらダメでしょ、三浦はスタミナはあるのに力はないからな」

優美子「…まぁいいしさっさと行くよ」

八幡「ちょ…おま、引っ張るなって」

優美子「小町も楽しんでね?」

小町「三浦さんも」

八幡「はあ?小町がなんで?」

優美子「ヒキオはしらなくていいし」バタン

訳が分からん

小町「…」スタスタ

ニャーン

小町「カマクラ、一緒に行く?」ヒョイ

ニャン

小町「…」スタスタスタピタッ

小町「…お兄ちゃんの部屋」ガチャ

小町「…」スタスタボスン

ニャァー

小町「いい、匂いだなぁカマクラ…もう、少しだけ」ギュー

ニャーー


今日はここまで


一つお願いがあります。他SSにてこちらのSSが批判されたコメントがありました。批判などはここで受け付けますがほかのSSのご迷惑になる事だけはやめてください。それで違うSSの方が迷惑に思われていますので絶対にやめましょう。

では、投下します


八幡「で、何を買いに行くんだ?」

優美子「ん?」

そう、俺はまだ目的地を聞かされていないのだ

優美子「とりあえず服かな?その後にランジェリー行って、化粧んとこ行ってってどうしたのヒキオ?」

八幡「いやまぁうん…なんでもない」

優美子「?まぁいいや、ほら行くし」

こういうのはあんまりなかったな、そうそう中学でもこういう時は隼人がいた。俺ら三人で…どっかに出かけて

八幡「…ていうか俺ら二人だけで休日遊ぶなんて初めてじゃないか?」

優美子「何あたりまえなこと言ってんの?中学は隼人がいたし、高校はそもそも話す機会なかったし」

八幡「そうだな、テニスの時がきっかけか」

優美子「そう思えばテニスやってたこと、少しはよかったって言えなくもない」

八幡「中学なぁ、いい思い出がなかったな」

優美子「告白事件なんかもあったしね」

八幡「やめてくれ…告白されて舞い上がっちまってたんだから、いやあの時の俺は若かった」

優美子「今も若いでしょうが…ねえヒキオはさ、誰かを好きになったことってあるの?」

八幡「…ああ、あるよ」

優美子「…だれ?」

八幡「そりゃもう生まれてから可愛がってきた小町しかないだろう。生まれたときなきゅっと指触ってきたんだよ!物心すぐついた後だったけどもう心に刻まれてるね、でな…小町が4才の時…」

優美子「うん妹以外で」

八幡「ええ~、そうだなあとは戸塚かな?戸塚だな。戸塚しかありえない、なんてったって戸塚だからなこの前ばったり会ってさ…」

優美子「それじゃまともに女の人と話してなさそうに聞こえるんだけど…あっごめん」

八幡「なんで謝る、いつもの高飛車な性格はどこいった。目逸らすなこっち見やがれおい」

優美子「まぁ冗談はさておいて、小町とは中学の頃あーしと喧嘩してる時と同じくらいで絶縁状態だったって聞いたけど?」

八幡「…嫌な、事件だったな…」

優美子「あっバスきたし早くのろ」

八幡「お前から聞いといてそれ酷くない?」

優美子「過去は振り返らない主義だし」

八幡「その割にはテニスの勝敗は覚えていたよな」

優美子「勝ち越しは許さないし」

八幡「どっかの負けず嫌いなやつもそんなこと言いそうだな」

優美子「ヒキオは何か買う物はないの?」

八幡「別にないなぁ、俺はこれといってコレクションするやつとかはないし、するとしても長門型とか金剛型とか、大和型はしんどかった、川内は出にくかったしな」

優美子「何の話してんの?」

八幡「いやなんでもっとそろそろつきそうだ」

優美子「昼になるまで時間かかるし、その間ゆっくりと回ろう」

八幡「お、おう」

こういう時笑顔は反則だな、思わずどきっとしちまうな、やっぱ慣れないなこういうのは


八幡「…」ズシ

優美子「何してんのヒキオー、はやくきなよ」

いや待ってよ、なんでこんな大量に買う必要あるの?全部見積もっても4kgあるぞ、服ってこんなに重かったっけ?いやアクセサリーや化粧品も混ざってるけどさ

優美子「あっ、これプレゼント用にしたいんで梱包してくれますか?」

店員「はい」

八幡「あん?誰にやるんだ?」

優美子「は?再来週の日曜、結衣の誕生日でしょうが」

八幡「え?マジでか」

優美子「うわ、本気で忘れてるとか」

八幡「ばっかお前、覚えてたし、めっさ覚えてたし八幡メモリー舐めるなよ」

優美子「じゃあーしの誕生日は?」

八幡「…12月12日?」

優美子「・・・なんで疑問形?」

八幡「いや合ってるだろ」

優美子「すごく怪しかったんだけど」

八幡「…そうか誕生日かぁ、何か買ってやらないとなぁ」ササ

優美子「逃がさない」ガシ

ですよねー

優美子「はぁ、誕生日忘れてたとか」

近くのベンチで座って自販機で買ってきたジュースを飲みながら一休みしているとため息が横から聞こえてきた

八幡「し、仕方ねえだろ俺に祝い日なんてあってないようなものだし」

優美子「あーし達以外に友達いないなんてどういう人生歩んだらそうなるんだし」

八幡「おいまて、なんでそういう話になるんだ」

優美子「でもいないでしょ?」

八幡「…」

優美子「なんでそこで戸塚や、結衣とかの名前が出ないわけ?」

八幡「…それは」

口ごもっていると、優美子が顔を近づけてきて、おでこをあわせてきた

優美子「大丈夫だから、比企谷八幡、あなたはあなたが思っている以上に素敵な人です」コツン

八幡「!…そこで営業用の喋り方しないでくれ」

優美子「でもちゃんと聞こえたでしょ?」

八幡「…ああまあな」

優美子「もう少しヒキオから心開いてくれればいいのに」

なんとまぁ無理難題を言ってくれる

八幡「それ、無理だとわかってていってる?」

優美子「希望的観測じゃ無理か、やっぱりヒキオって押しに弱いかんじ?」

八幡「俺はMじゃないぞ」

優美子「ぐいぐいいかないとヒキオは、遠ざかるばかりだから追いかけようとしてる方じゃ疲れる、もっとそっちから近づいてよ」

八幡「…機会があればな、ほら帰るぞ。家で小町が待ってる」

優美子「…ヒキオがこんなんじゃ小町も大変だし」


今日はここまで


投下します


八幡「ただいま~」ガチャ

玄関の扉を開けたら二階の方からドタン、ガン、バタンという音がした後階段の降りてくる音が聞こえてきた

小町「お、おかえり~お兄ちゃん」トントントン

八幡「おうただいま、上で何してたんだ?」

小町「え~っと…そ、掃除をちょっと、お兄ちゃん全然綺麗にしてないから」

八幡「ああ悪かったよ。てことはご飯もまだか、少し早く帰りすぎたか」

重たい荷物を早く手放したかったのか予定より早く帰ってきたようだ

小町「ううん、帰ってきてくれてうれしい」

優美子「あれ、飯まだなの?」ニヤ

小町「…そうですけど」

優美子「ふーん」

なんか優美子が意地悪い笑みを浮かべてらっしゃる。見ないのが吉だ。とさっさとリビングいくか

八幡「そうだ、一緒に飯でも作るか」ドサ

小町「うん!」

優美子「楽しみにしてるから~」

手を振りながらソファに座ってテレビをつけて堂々としているあなたは関白様ですか

小町「…ねえお兄ちゃん」

八幡「ん、なんだ?」

小町「来週の土曜日ね、これ行きたいんだけど」

すっと出されたチラシには幕張メッセで行われる「東京わんにゃんショー」の宣伝がのっている。小町の言っていることは理解した、けど

八幡「小町…それは」

小町「大丈夫だからその日、お母さんとお父さんは海外に行っているから」

八幡「だが…」

小町「お願い、お兄ちゃん」

八幡「…わかったよ、そのかわりあまり目立たないようにしてくれよ」

小町「ありがとうお兄ちゃん!」ニコ

親父が海外ということは部下たちもいないはずだ、偶然ばったり会うことはないだろう

優美子「やっぱり押しに弱いし」

八幡「うっせーぞ」

優美子「ま、兄妹みずいらずで楽しめばいいし」

八幡「ああ、そうさせてもらう」

優美子「ところで…アンタたちの後ろ、ほっといていいの?」

八幡「え…あ…」

やばいほったらかしだった~…


八幡・優美子・小町「いただきまーす」

片面だけ焦げたオムレツをほおばる、ばりばりいうなぁ

八幡「…苦い」

優美子「自分がほったらかしにするからいけないんだし」

小町「ごめん、お兄ちゃん」

八幡「いやまぁきにすんな、これはこれで味わい深いし。うんこの苦味が食欲をそそるわ~」

小町「うん、それはない」

優美子「だったらまだそこらのコンビニで済ました方がまだましだし」

八幡「ですよねー」

うん、自分も少し厳しいなとは思った

八幡「そういえば隼人は?」

優美子「あーしらが抜けたおかげで今日は仕事に奮闘中」

八幡「よくやるよなぁ」

優美子「だったらヒキオも少しは手伝ってよ」

八幡「いやあ、俺はいい部下に恵まれてうらやましいな~」

優美子「そのうちストライキ起こす」

八幡「はい手伝いますから勘弁してください」

小町「あっそうだお兄ちゃん、この前言ってた友達のお姉ちゃんの事なんだけど」

八幡「そいつは友達、なんだよな?」

小町「え?うん、ただの友達だよ?」

きょとんとした感じでこいつ何言ってんの?的な目で見るのやめて、まぁそいつには縁がなかったということだな、あったとしても断ち切る!

八幡「で、それで?」

小町「えーっとこの頃疲れがたまっててそんどそうだから心配して声をかけてもやめてくれないらしくて夜に出ていくの」

八幡「だけど、それ、俺には関係なくないか?」

小町「うーん小町にも相談されたんだよね、何かいい解決方法はないかな~って」

八幡「無視が一番だ、ただでさえこっちもこっちで複雑なのに」

小町「そうだけどさ、やっぱり家族が仲良しなのにバラバラになってるなんて聞くと、いやだよ」

八幡「…」

俺はもう慣れてしまったけど小町はまだ、慣れていないんだろうな

優美子「だったらあーしの学校で奉仕部ってのがあるんだけど、そこに行けば相談に乗ってくれんじゃない?」

八幡「おま…」

小町「でも、学校が違うのにいいんですか?」

優美子「アンタもよく会ってるでしょ?雪ノ下雪乃、あいつがやってる場所だからそんなちんけなこと言わないし」

小町「ああ、雪乃さん」

八幡「おいまて、お前が言っていることは危険だぞ?」

何が危険かって?俺の身が危険に決まってるじゃないか

優美子「何言ってんの?ただ別にあーしらの学校に来て、雪ノ下に会うんだから嘘はいう必要はないでしょ?」

小町「行きます!明日…は休みだから明後日にでも!」

八幡「…勘弁してくれぇ…」


ここまで


八幡「いやまぁきにすんな、これはこれで味わい深いし。うん、この苦味が食欲をそそるわ~」

うん、思っていた以上にひどいので修正です。

、を抜いただけでこんなことになるなんて…今日はもう投下しません


投下します


ああ、なんでこんなに早く日曜日が終わるんだ…休みの日をまんべんなく使ったはずの土曜日、休息をと日曜日…休んだ気がしない、むしろマッハで精神に疲労度がたまる。小町に雪ノ下にあわせる、これはいい。俺が雪ノ下のいる部活にいることがばれる、これはまぁ話せばわかってくれるはず、そう願いたいです。問題は公の場で俺と小町が会うことだ。小町は議員の子供として近所の人たちは知っている、どこかで小町が歩いたら必ず人目に付く、付いてしまう。そんなんで俺と小町が話して歩いているところなんか見たら、親父の耳に入る事だろう。朝は人があまりいない早朝であるため、危険は少ない、放課後は必ず下校生徒に見られるから危ないにもほどがあるってことを小町に伝えたら

小町「放課後にお兄ちゃんに会えるなんて楽しみ…じゃなくて用があるからついでに顔見るだけだよ?大丈夫この小町に任せなさい」ドン

八幡「そんな自信はどこから湧いてくる」ハァ

小町「小町の変装術を舐めないでいただきたい」スチャ

と懐から髭付きぐるぐるメガネを取り出してつけている

八幡「そんなんで来たら無視を決め込むからな…」

小町「ふふ~ん、そんなことはお兄ちゃんはしないって、お兄ちゃん自身分かってるでしょ?」

八幡「ああ、嫌ってほどにな」ナデナデ

小町「んふふ~、それじゃ今日は先にいくね!また放課後で!」ブンブン

八幡「後ろ向きながら走るな」フリフリ

優美子「嬉しそうで何よりだし」

八幡「どこがだよ、この先を考えると憂鬱な気分だよ」

優美子「口にやけてるけど?」ニヤニヤ

八幡「えっ?…はっ」

優美子「くふふ、だまされてやんの!」

八幡「もう知らん、先に行く」ガチャスタスタ

優美子「はいはい、じゃまたあとでね~」バタン

八幡「…ありがとな」クルッ



優美子「……聞こえてんよ」


とりあえず放課後までは何も問題もなく進んだが放課後に問題はあるのだ、ちゃんと小町はここまで来れるのだろうかとか、無事に何事もなく終わってくれとか、小町が道に迷ってないかとか…授業そっちのけで考えていたらいつの間にか放課後でした

八幡「…とりあえず部活行くか」

結衣は先に行ったみたいだ。二人には先に話しておこうか、せっせと部室へ急ぐ俺だが、不安はあれど、やはり妹と会える時間は貴重だ、足取りも少しは軽くなる

八幡「ういーっす」ガラ

小町「あっお兄ちゃん」

…この後足がつまづいてこけてしまった

八幡「おま…小町、はや…」

小町「あ~あ、こけちゃってどんくさいんだからお兄ちゃんは」

いや、おかしいだろ早すぎだろどのヘリ使えば小町の中学校と俺の高校に8分未満でつけるんだよ

結衣「ヒッキーどうしたの?いきなりこけるなんて」

雪乃「…そりゃ部室にいきなり妹さんがいれば驚くわよ」

小町「そういえば、最初に来た雪乃さんも驚いて尻餅を」

雪乃「小町ちゃん?何を言ってるのかしら?」

小町「あっいえ何でもありません!」

八幡「雪ノ下が来る前にもう来てたなんてどんだけ早く来たんだよ」

小町「実は、小町の学校は今日午前中までなのでした!」

八幡「それで?」

小町「この学校に来たの」

八幡「…いつから?」

小町「学校が終わってすぐに」

八幡「3時間以上もここで?」

小町「うん」

八幡「おまえばかだわ」

小町「ええ!」

八幡「いや、見つからずに来るとは言ってたけど、ここまでのばかとは思わなかったわ」

小町「ひどい、お兄ちゃんに会うためにここまで待ったのに…」ウルウル

結衣「ちょっと、小町ちゃんを泣かせるなんてヒッキー酷い!」

八幡「いやまて、趣旨変わってねえか?雪ノ下に相談があったんだろ?」

小町「それはついでだよ!」

八幡「第1目標と第2目標が変わってんぞ」

小町「ええ~?小町馬鹿だからわかんなーい」

八幡「な、なぐりてぇ」

ここまで妹を殴りたいとは思わなかった

雪乃「比企谷君落ち着きなさい」

八幡「いや、冗談だよ?」

雪乃「それでも小町ちゃん、あなたがここまで来るのは大変なはずだけど」

小町「えっとそれは…」

八幡「?」ブーブー

『ヒキタニ君へ、もう妹と会っているころかな?昼休み終了間際で小町ちゃんと出会ったから部室まで案内しておきました 隼人』

よし、あいつ殺そう


ここまで


書きたくなったから書く、それだけ…うん


八幡「よし、あいつ殺そう」

あっ、言葉に出てしまった

小町「へ?いきなりどうしたのお兄ちゃん」

八幡「隼人からのメールがふざけてたからちょっと本音が出てしまった」

結衣「本音なの!?」

雪乃「それより今初めて比企谷君と葉山君がメールアドレスを交換していたことに驚いたわ」

八幡「え~液体窒素で固めた豆腐のとがった角にうちつけて死ぬかバナナの皮を踏んで頭打って死ぬか、あるいは死ねっと」ポチポチ

結衣「全部死ぬしかない!?」

小町「ちょっとお兄ちゃん、葉山さんは小町を連れてきてくれたんだよ?」

八幡「斬刑に処す」

結衣「さらにひどくなった!」

雪乃「本題を進めていいかしら?」

八幡「ああ、構わないぞ」ピコッソウシンチュウ

雪乃「話は何かしら小町ちゃん」

小町「ああはい、お話というのはですね…」

小町が二人に説明してる間、隼人からメールが届いた。『そんなんじゃ死なないよw』こ、殺してぇ…なんだよwって草生やしてんじゃねえよ、とりあえず『一ヵ月休み要らないって?わかったスケジュール変えとくわ(笑)』

wと(笑)の違いってあるのか?

小町「というわけですね、兄妹でも愛さえあれば関係ないということを売りにしてるんですよ!たとえ実妹でも!」

結衣「?????」

八幡「おーいちょっとまてぇ話が違うぞこら」

小町「へ?千葉県民なら当たり前の兄妹愛の物語の話じゃなかったっけ?」

八幡「マツコ・デ○ックスさんも驚きだよ」

雪乃「どうして小町ちゃんの友達の姉弟間の関係悪化の話からこうなったの?」

小町「とりあえず、その関係をどうにか元に戻してあげたいわけですよ!」

結衣「そ、そう?それじゃまずその人に会って…」

雪乃「静先生に連絡を」

八幡「そうだな」

結衣「なんでそうなるし!?」

八幡「いや、夜間に出歩くとかそんな学校の評判が下がるようなこと先生が見逃すはずないし」

雪乃「先生たちに見回りをしてもらってそれで見つけたら厳重注意、また見つけたら生活指導を」

小町「えっと、アルバイトしてるみたいなんだけど」

八幡「ならそれを見つけてアルバイト止めさせればいいじゃねえか」

結衣「止めてくれなかったら?」

雪乃「学校に連絡、アルバイトは校則違反だから、やめさせられるわね」

結衣「でもまた始めたら?」

八幡「なんでそんな反抗的なんだよ」

結衣「や、でも、真面目だったんだよね?」

小町「はい」

結衣「それがいきなりなんて…何か大事なことなんだよ、きっと」


八幡「大事なことってなんだよ」

結衣「いや、わかんないけど、アルバイトしてるんでしょ?たぶん必要だったんだよ大事なことのために」

雪乃「…それで関係が悪化したのは具体的に何時から?」

小町「え、えっと確かその人が高校2年に上がった時だから…」

八幡「…なぁ、小町、その弟ってのはお前と同級生か?」

小町「え?うんそうだよ」

八幡「ああ、わかったありがとう」

小町「あ、うん。どういたしまして…てなんで?」

八幡「とりあえずはそのバイト先発見しなきゃいかん」

雪乃「店の名前はわかるのかしら?」

小町「えっとよく店の方から電話が来るようで、えっとエンジェル…なんとかっていうお店です」

八幡「…は?」

結衣「へぇ~なんかかわいい名前だね」

八幡「ちょっと待て…俺が前行った…店がそんな名前」ブツブツ

雪乃「何一人でぶつぶつ言ってるのかしら、とりあえず、家の問題だから、先生に報告はしておかないと」

結衣「うん、あっ小町ちゃんその人って名前なんて言うの?」

小町「沙希っていう名前です、川崎沙希」

八幡「…あ」

結衣「ってそれクラスメイトじゃん!」

雪乃「それなら今ならもしかしなくてもまだ残ってるかもしれないし、すぐ伝えましょう」

静「その必要はない、話は全部聞かせてもらった」ガララ

雪乃「ノックをしてください先生」

静「いやなに、比企谷の妹が来てるとは思わなかったから、すぐ化粧しに…げふん!…それはさておき見過ごせない話ではあるな、我が校の生徒が働いてるなどゆゆしき事態だ。これに限っては要する、私が解決するとしよう」

八幡「なんかそれかませ…」

静「皆までいうな、まぁ任せておけ川崎なら今開放してある、まぁ君たちは見ておけ」ガララ

雪乃「…大丈夫かしら」

結衣「見に行ってみようか?」

八幡「ほっとけ、これで解決万事おkだ」

小町「でも気になるんで小町みてきますね~」スタスタ

結衣「ほら、ゆきのんも~」グイグイ

雪乃「わ、私はいいわ、ちょっと!」トットット

八幡「…」ポツーン

八幡「一人がさびしいわけじゃないし、気になるから俺も見に行くだけなんだからね!」スタスタ

…独りでなにやってるんだろう








× 静「いやなに、比企谷の妹が来てるとは思わなかったから、すぐ化粧しに…げふん!…それはさておき見過ごせない話ではあるな、我が校の生徒が働いてるなどゆゆしき事態だ。これに限っては要する、私が解決するとしよう」


○ 静「いやなに、比企谷の妹が来てるとは思わなかったから、すぐ化粧しに…げふん!…それはさておき見過ごせない話ではあるな、我が校の生徒が働いてるなどゆゆしき事態だ。これに限っては急を要する、私が解決するとしよう」


ここまで~


トリップこれでいいのかな?とりあえず検証もかねて、トリップ付けてみます

久しぶりの投下


結衣「…」

小町「…」

雪乃「…見てられないわね」

八幡「は?どうしたんだよ」

結衣「あっヒッキー、それがね…」

静「…今日はもう帰る…ぐすっ」

八幡「え?あっ、お疲れ様っす…」

静「考えてるもん、必死になって考えてるもん…私の何がいけないんだぁ…」グシグシ

うわぁ、これはひどい致命傷だ。とりあえずなぜこうなったのか説明を雪ノ下から受けたけど、やはりボコボコ(精神的)にされたようだ。ちょっと震え声が可愛いと思ったのは内緒だ

八幡「ご愁傷様だな」

雪乃「ひどいわね、もっとほかに言うことあるでしょう」

八幡「じゃあほかになんて言えばいいんだよ」

雪乃「先生の自爆ね、自分から地雷原へ飛び込んでいっただけよ」

八幡「お前の方がひでぇよ、こええよ」

戸塚「あっ皆」トテトテ

わが世の春が来たー!あっ違った天使だった

結衣「あっさいちゃんやっはろ~」

戸塚「や…やっはろー…」

結婚しよ

戸塚「ねえ、さっき先生が泣きながらlet it go歌ってるんだけど」

ありのままの姿見せたら男が裸足で逃げるな、ここまでの経緯を雪乃が説明(ry

戸塚「先生、可哀想…」

八幡「ああ全くだ、先生が可哀想じゃないか」

雪ノ下と小町と結衣が何やらこっちをにらみつけているな、そんなに見るな照れるだろう。静先生が夕日の彼方へ行き星なんて一切見えない夜へなってから一時間後、俺たちは千葉駅へといた。小町は家に帰してある、駄々をこねられたが最後はしぶしぶ帰ってくれた

八幡「千葉市内で『エンジェル』という名前の付く飲食店で、かつ朝方まで営業している店は二店舗だけ、らしい」

雪乃「その内の…一軒がこれ?」

雪ノ下がネオンと電飾がピカピカしてる『メイドカフェ・えんじぇるている』と書かれた看板を睨み付けている

雪乃「…何これ」

結衣「へー、メイドカフェ、千葉にもあったんだぁ」

戸塚「僕初めてなんだけど…メイドカフェってどういうお店なの?」

八幡「入ってみればわかるだろ、そのための助っ人を用意してきた」

材木座「けぷこんけぷこん、我が力が必要だと馳せ参じてきたぞ!八幡!」

八幡「夜なんだから静かにしろよ」

材木座「あっはいすみません」

八幡「キャラ貫き通せよ…」

おかえりー


結衣「中二さんってよくこういうお店来るの?」

材木座「中二…まあいい、ふむ…よく来るのかと言えばあまりきたことはないが、来ることはある」

八幡「おい嘘つくなよ、お前週に4回いってんだろ?」

材木座「なぜわかった!?」

八幡「うわマジかよ…」

材木座「ちょっと距離を置くな八幡!」

戸塚「へぇ、常連さんなんだね」

材木座「ああ、まぶしい!」

材木座がなんかああうわああとか言ってるきもい、帰れ

雪乃「とりあえず入りましょう」

結衣「ここってあたし達も入れるの?」

材木座「案ずるな女郎」

結衣「誰がメロンだ!」

いやメロンだろう、どこがとは言わないけど

材木座「ほらそこ」

結衣「?えっと、『お嬢様も歓迎致します!メイド体験もどうぞ!』」

雪乃「ならこれで心置きなくいけるわね」ソワソワ

八幡「ちょっと楽しみにしてないか雪ノ下」

雪乃「何を言ってるのかしら、こういうところは確認したらさっさと出るわよ」ソワソワ

八幡「ならそわそわするなよ」

雪乃「…してないわ」ピタッ

こいつ…

結衣「メイド体験やってみたいな~」

戸塚「ちょっと、ドキドキしてきた」

材木座「ではいくぞ!」

お前が仕切るな


>>564ありがとうございます!

とりあえずここまで、夜続きをします

>>566
はよう糞まみれになろうぜ!!


>>568シャラーップ!

投下します

このスレを読んだお陰で快便になりました!


メイド達「お帰りなさいませ!ご主人様!お嬢様!」

お決まりのセリフとともに席へと案内された。結衣と雪ノ下はそのままメイド体験へと向かった。残ったのは俺と材木座と戸塚である

材木座「…」ゴクゴク

八幡「…」

材木座「…」ゴクゴク

八幡「…おいなんかしゃべれよ、水だけがぶがぶ飲むなよ」

材木座「わ…我はこういうお店は好きだが入ると緊張してしまってな…メイドさんとうまく話せんのだ」

八幡「…あっそ」

プルプル手が震えている材木座はほっとこう

戸塚「何頼もうかなぁってすごく高いね…」

八幡「ああ戸塚はついてきてもらってるし、奢ってやるよ」

戸塚「えっでも、なんだか悪いよ」

八幡「気にしなくてもいい、戸塚だから奢るんだ」

戸塚「は、八幡…ありがとう!」

ああ、女神だ…もう戸塚カフェ出そう、そうしよう

材木座「む、八幡よ我も奢って」

八幡「原稿急がせるぞ?」ボソッ

材木座「や、やっぱり我は我で払おう!うむ!」

戸塚「じゃあ、カプチーノいいかな?」

八幡「ああわかった。すみません、カプチーノ二つ、材木座は?」

材木座「我はカフェオレで」

メイド「かしこまりましたご主人様!カプチーノ二つ、カフェオレがおひとつですね!ご主人様が良ければカプチーノに猫ちゃんなどを描きますが」

八幡「や、いいです」

メイド「かしこまりましたご主人様!」

おお、さすがプロ、嫌な顔一つせず完璧な営業スマイルだ。我が営業にほしい、だがあのメイドはだめだトレイの持っている手が震えているし、足が震えている、あのままこけてしまいそうだとおもったら結衣だった

結衣「お、お待たせしましたご主人…様…」プルプル

声が震えているのは何も恥ずかしいだけじゃないようだ

八幡「おい落とすなよ」

結衣「大丈夫、バランスはいいから…ご主人様」プルプル

八幡「なにも頭にご主人様入れりゃいいわけじゃない」

結衣「よっ…と…ふう、も…持ってきたよ?お…お兄ちゃん」ボソッ

八幡「…な、に?」

結衣「~!」タッタッタ

戸塚「わ~すごくかわいかったね由比ヶ浜さん」

材木座「む?どうしたのだ八幡ぼうっとして」

八幡「あっいや…よく落とさなかったなって」

戸塚「やっぱり慣れないと難しいんだね」

いきなりの不意打ちはやばい、顔赤くなってないよな?

結衣「あああ、はずかしいよぉ…」


>>570もういい

もう今日はここまで!

>>583
確実に>>1は策士だと思うよ
むしろ外野は釣られている


>>584計 画 通 り !
な訳あるかぁ!(怒)

投下します


雪乃「由比ヶ浜さんはどうしたの?」

八幡「んあ?なんだ雪ノ下か」

雪乃「なに変な顔してるの?ってもともとだったわね」

八幡「俺はもともと変な顔ってか、ふざけんな」

雪乃「由比ヶ浜さんはどうしたのって聞いてるのよ贔屓谷くん?」

八幡「なんだよそれ」

戸塚「わあ!雪ノ下さんも綺麗だね」キラキラ

雪乃「…そう」

八幡「なんかメイドさんっていうよりロッテンマイヤーさんみたいだよな」

雪乃「?」

八幡「似合ってるってことだよ、後結衣はカプチーノ持ってきたら奥に引っ込んだよ」

雪乃「あ…あらそう。さっきシフト表を見たけど名前がなかったからここではないようね」

材木座「なんだと!ここはツンツンした女児がメイドカフェでひそかに働き…『お帰りなさいませご主人様…ってなんであんたがここにいんのよ!』展開であろうがぁ!」

八幡「きめえよ…もう遅いし一軒回るのは後だな」

結衣「ええ~行かないの?」

八幡「うお!いつの間に近づくなよ」

結衣「そこまで驚かなくてもいいじゃん!」

雪乃「もう夜も更けているわ、今日のところは帰りましょう」

そして今日はそのまま解散になった。そして翌日放課後部室へ行くと、今までにない人口密集率になっていた

八幡「いや、材木座や戸塚はわかるとして、なんでお前がここにいるんだよ隼人」

隼人「俺がここにいちゃいけないか?」

八幡「お前に悩みなんてないだろ」

隼人「いやあるとも、なんなら恋愛相談にも乗ってほしいぐらいだ」

こいつ、俺を馬鹿にしてるのか?

材木座「昨日に引き続きどうすればいいのかを思案中なのだ!」

戸塚「僕も、できることがあるなら手伝うよ!」

雪乃「でもこれは奉仕部の問題なの、あなたたちには関係がないことよ」

結衣「まぁまぁ、のりたかった船じゃん!」

八幡「乗りかかった船って言いたかったんだよな?言い間違えただけだよな?」

結衣「…」

黙ってそっぽ向くな

隼人「こっちも大変そうだな…手伝おうか」

雪乃「さっきも言ったけどあなたにも関係のないことよ葉山くん、というより何であなたがここにいるの?」

そうだそうだ!

隼人「ああ、実はこっちもなかなかひどいことが起きててね、正直な話まいってるんだ」

八幡「ん?なんか問題でもあったか?」

本当に仕事増やしたのが原因でストレスでもたまってミスったか

結衣「あっもしかして」

隼人「ああ、今自分のクラスでチェーンメールが流行ってるんだよ」


八幡「はぁ?そんなもんほっとけばいいだろ」

戸塚「ううん、チェーンメールって言ってもほかの人の悪口をつづっていたりとか」

八幡「何?戸塚の悪口を言うだと許せない」

戸塚「あっいや僕のはまだ書かれてないよ、でもほかの人を悪く言うなんてひどいよね」

八幡「まったくだよなぁ?」

雪乃「あら?どうしたの?そんな腐った眼を治してからこっちを見てくれるかしら、あぁ無理ねごめんなさい」

八幡「おいこら」

雪乃「それにしてもチェーンメール…あれは人の尊厳を踏みにじる最低の行為よ、自分の名前も顔も出さずただ傷つけるためだけに誹謗中傷の限りを尽くす悪意を拡散させるのが悪意とは限らないのがまたタチが悪いのよ。止めるのならその大本を殲滅にしないと効果がないわ」

八幡「よく知ってるんだな」

雪乃「ソースは私よ」

八幡「お前の実体験かよ…」

寒すぎると肌が痛くなるが、まさしく冷徹に相手を殺めんとする目をしてやがる。まじで鳥肌が立った

雪乃「まったく、人を貶める内容をまき散らして何が楽しかったのかしら、それで佐川さんや、下田さんにメリットがあったとは思わないのだけど」

結衣「は…犯人特定済み」ボソッ

だからこういうハイスペックなやつとは戦いたくないんだ。敵に回すと恐ろしいから

八幡「にしても、お前の中学って流行最先端だったんだな、俺のところはそんなんじゃなかったぞ」

雪乃「あら、どうだったの?」

八幡「ああそれはだな」

隼人「比企谷、その話は今必要ないだろ?今はこのチェーンメールの話だ」

八幡「へいへい」

雪乃「とにかくそんな最低なことをする人間は滅ぼすべきなのよ目には目を、歯には歯を、敵意には敵意をもって返すのが私の流儀よ」

結衣「あ、今日世界史でやったマグナ・カルタだよね!」

雪乃「ハムラビ法典よ」

おいやめてさしあげろよ、結衣がしょぼーんみたいな顔してるじゃねえか

隼人「ああ、これが出回ってからクラスの雰囲気が悪くてな、友達が悪いこと言われれば腹も立つし」

八幡「俺俺、俺も雪ノ下に悪口言われてるけど」

隼人「何のことだ?」

雪乃「何を言ってるの比企谷くん、私が言ってるのは全部本当の事よ」

八幡「なお悪いわ!」

結衣「言ってること全部本当のところを否定しないんだ…」

材木座「うるさいぞ貴様ら!我が必死に考えてるのだぞ!」

八幡「あっいたのか材木座忘れてたわ」

材木座「なん…だと…」

戸塚「大丈夫?材木座君」

戸塚が材木座を慰めている間にこの二つの問題が被ったことをどうしたものか

八幡「ていうか2-Fの治安悪すぎだろ、不良生徒いてチェーンメールでいじめありとか」

隼人「チェーンメールの方は丸く収まれるようにしたいんだ、べつに犯人探しがしたいわけじゃない」

雪乃「甘いわね、まだそんなことを言ってるの?」

隼人「仕方ないさ、これが俺だから」


ここまで

>>595から

×材木座「なんだと!ここはツンツンした女児がメイドカフェでひそかに働き…『お帰りなさいませご主人様…ってなんであんたがここにいんのよ!』展開であろうがぁ!」

○材木座「なんだと!ここはツンツンした女子がメイドカフェでひそかに働き…『お帰りなさいませご主人様…ってなんであんたがここにいんのよ!』展開であろうがぁ!」


そういえばまだ2巻の内容なんだった。9巻の内容までずいぶんかかるな

投下します


雪乃「事態の収拾を図ればいいのね?」

隼人「うん、それでいい」

雪乃「では犯人を捜すしかないわね」

隼人「うん、うん?いやなんでそうなるの?」

雪乃「さっきも言ったはずよ。チェーンメールは元を絶やさなければどんどん広がるのよ。私は犯人を捜すわ。一言いえば止むと思う、その後はあなたが決めて、それで構わないわよね?」

隼人「…まぁ、それでいいよ」

八幡「それじゃ何時からそのメールが来たんだよ」

結衣「えっとね、先週末からだったよ」

雪乃「先週末からいきなり始まったのね、由比ヶ浜さん、葉山君、先週末クラスで何かあったの?」

結衣「う~ん何もなかったと思うけど」

隼人「ああ、普通だったな」

雪乃「一応聞くけれど比企谷くん、あなたは?」

八幡「一応って…」

えっとな…小町と会って、戸塚と喋って、ご飯作って資料に目を通して、学校行って…あ

八幡「そういや、前々から職場見学のグループ分けで盛り上がってたな。ま、ぼっちの俺には関係がないがな」

結衣「あ…それだ。グループ分けのせいだ」

八幡・隼人「「は?たかがそんなことでか?」」

うわ、隼人とはもってしまった

八幡「ちっ…」

隼人「ちっってこっちがちっだよ」

八幡「あん?お前の問題こっちが抱えてやってんのになんだその態度?」

隼人「こっちは働きづめなんだ誰かのおかげで増やされたからな」

八幡「は、社会人も並行してなさってる社会人さんはおつらいですねえ」

隼人「お前が言うな」

八幡「ほっとけ…ん?」

結衣がなんかあわあわしてるけどどうしたんだ?

八幡「お前何してるんだ?」

結衣「はえ!?あっいや、喧嘩はよくないかなあって…」

八幡「は?誰と」

結衣「え?ヒッキーと葉山君さっき…」

隼人「ああ、こんなんで喧嘩とかだったら中学やった時は殺し合いだな」

結衣「ええ!?」

八幡「ああ、しかもお前が死にそうだったな」

隼人「ああ、半殺しにされたよ」

雪乃「あなたたち何やってるの…」

八幡「仕方ねえよ、こいつが変なこと言いだしたから」

隼人「うるさいな」

雪乃「はぁ、とにかく今は」

材木座「それだあああああ!!!!」

雪乃「ひっ!」ビクッ


とりあえずこっちはここまで、後言い忘れてました。

八幡「第一回異世界放逐被害者の回」上条「不幸だぁ!!」小鷹・士郎「「はぁ…」」も>>1がこのスレとは手法を変えてやっておりますので、息抜きとしてやってたらどっちも更新してないとか…

次はこっち投下します


うおお!トリップばれてる!え?どうしよう…新しくトリップ替えた方がいいですかね?

とりあえずこのまま投下します


雪乃「なに?いきなり」

材木座「いや、あの…いい案が浮かんだといいますか出たといいますか…」

八幡「…」プルプル

材木座に氷点下以下の冷たい視線を向けているが顔が少し赤い。やべぇ俺も笑いこらえるので必死だわ

雪乃「それで、大声を上げる必要があったのかしら?」

材木座「いいいえ!ま、まま全くないです!」

八幡「ぶは、ははははは!」

材木座、それは卑怯だ

結衣「ちょ、ちょっとヒッキー!笑ったらだめだよ!」

八幡「む、無理…くく…あの、雪乃が…くく…」

隼人「!」

雪乃「…少し席を外れるわ」スタスタガラッ

結衣「あ、ゆきのん!もうヒッキーサイテー!まってゆきのん!」タッタッタ

<ゆきのん大丈夫?顔赤いよ?

<え、ええ大丈夫よ…

隼人「ヒキタニ君があんなに笑うのは初めて見たよ」

八幡「ああ?なんだ嫌味か?」

隼人「どさくさに紛れて雪乃って名前で言うほど面白かったか」

八幡「…まじか?」

隼人「ああ、少なくとも、そうだな。あの理由以外で名前を呼んだのはゆきゆきが初めてなんじゃないか?」

八幡「…くそ、やっちまった」

隼人「少し、ゆきゆきが羨ましいな」

八幡「え…お前俺に名前呼ばれて嬉しいのか」

隼人「馬鹿かお前は」グググ

八幡「マジ切れはやめようぜ…ほらその右こぶしをスーッとおろしてな?」

戸塚「八幡!材木座君が動かなくなっちゃった!」

さっきの体制から全く動いてない!メドゥサの目でも見たのか、可哀想に

八幡「話が一向に進まないから無理やりに進めるけど何の話をしてたんだ?」

戸塚「うーんと、アニマルセラピーでもどうかなって」

アニマルセラピー
アニマルセラピーとは、動物と触れ合わせることでその人に内在するストレスを軽減させたり、あるいは当人に自信を持たせたりといったことを通じて精神的な健康を回復させることができると考えられている。(以上ウィキペディア参照)

戸塚は天使、はっきりわかって後光が差して直視できない!

隼人「ああ、元はまじめだったみたいだし動物に触れあえばよくはなるかもな」

八幡「動物どこで入手すんだよ」

隼人「…カマクラ?」

八幡「おいまてなんで俺の猫が出てくるんだよ。いやだよ」

戸塚「八幡って猫飼ってるの?すごいね!見てみたいな~」

八幡「任せておけ」

隼人「おい」


雪乃「話は済んだのかしら?」ガラガラ


トリップテスト!ていうかググったらキー一覧にありました


とりあえずこのトリッピで行こうと思います。

八幡「とりあえず戸塚が考えてくれたアニマルセラピーを試そうと思う」

雪乃「そう、それならそっちはその案でいきましょう、それで要の動物はどうするの?」

さっきの事はなかったことにする。まさしく【大嘘つき】!

八幡「それなら俺の猫に協力してもらうつもりだ」

雪乃「猫?」

おおうすごい食いついたな

結衣「カマクラかぁ…あたしの家にも一応犬もいるけど」

八幡「止めておけあのバカ犬、全然可愛げがない」

結衣「サブレ馬鹿にすんなし!めっちゃ可愛いし!」

八幡「数日親戚に預けてきてそれで返してもらうときに赤の他人のごとく吠えられてたくせに?」

結衣「あの話は嬉しすぎてワンワン言ってただけだし!」

雪乃「猫の方がいいわ」

八幡「なんで?」

雪乃「理由は特にないけれど…とにかく犬はダメなのよ」

八幡「…それは雪ノ下が苦手なだけなんじゃねえの?」

結衣「ええ~ゆきのん犬嫌いなの!?なんで?あんな可愛い動物いないよ?」

雪乃「それは…」

隼人「ゆきゆきは子供の頃大型犬に遊ばれてたからそれがトラウマになっちゃったんだよ」

雪乃「葉山君余計なことは言わなくていいわ」

こええ、あの目はもうゴルゴンの域に達してやがる、助けて!ペルセウス!

戸塚「確かに…子供の頃に起きた怖いことって今でも怖いもんね」

雪乃「べ、別に大したことじゃないわ、今はもう大丈夫よ」

八幡「じゃあやっぱ犬に」

雪乃「猫でいいじゃない、戸塚君も会いたいと言っていることだし」

ちょっと必死すぎて笑えない


×とりあえずこのトリッピで行こうと思います

○とりあえずこのトリップで行こうと思います

小さいことですが一応

今日はここまで

黙認してるわけじゃないんです。下ネタは本当にやめてください。お願いします

投下します


八幡「カマクラ連れてくるからいったん家に帰るぞ」

雪乃「ええ、その間どうやって発見させるか考えてみるわ」

八幡「わかった」

部室を後にした俺は一回小町へ連絡をすることにした。

八幡『今日は来るのか?』

小町『う~ん今日は無理。大志君がパフェ奢ってくれるっていうし』

八幡『どこで待ち合わせだ?行って殺るぞ?』

小町『漢字変換間違ってるよ。私の友達も誘ってるから大丈夫だよ。相談乗ってくれたお礼だって!友達にもおごってあげるんだから優しいよね』

あっ…少しあいつに同情できた

小町『ねえ、大志のお姉ちゃんちゃんと更正できるの?』

八幡『戸塚が提案してくれたアニマルセラピー試してみようということになって家のカマクラ連れだそうかと』

小町『へぇアニマルセラピー、動物のにおいで心安らぐの?あと戸塚さんって誰?』

八幡『アニマルセラピーで検索してみな、あと戸塚は天使だから、間違った女神だわ』

と返信を待ってると一向に来ず、家についてしまった。どうしたんだ?

カマクラ「にゃぁぁ」

八幡「おうカマクラ、少し家から出てみるか」

カマクラを拾い上げ、動物のカゴに入れてからもう一度学校へ向かう。その間、小町からの連絡は来なかった

何かあったのか?と、思ったら

小町「あ、お兄ちゃんとカマ」

ガラピシャンと開けて閉めるのに、3秒もかからなかったぜ

小町「ちょ、ちょっと閉めるのはやすぎでしょ!」

八幡「なんでこっちいんだよ金づるからパフェ貢がせてたんじゃねえのか」

小町「小町そんなことしないよ、労働における正当な報酬だよ」

八幡「おう、何もしてねえのによく言えたな」

大志「えっと、この人が小町ちゃんのお兄さん?」

八幡「てめえにお兄さん言われる筋合いはねえ、だれだてめえ」

雪乃「見苦しいわね」

小町「ああはいはい威嚇しないお兄ちゃん。この人が今話題の人の弟の大志君です!」

大志「初めまして、川崎大志っす。お姉ちゃんがお世話になってます」

八幡「あっそ、で、なんでいんの?」

大志「いや、パフェ奢ろうとしたらいきなりお兄さんの学校に行くって言い出して」

八幡「兄さんじゃねえ比企谷さんだ」

大志「は、はい」

小町「だから威嚇しないのお兄ちゃん」

八幡「いや、なんでこっちに小町きたんだよ。友達とパフェ食いに行くんじゃなかったのか」

小町「そ、それは明日にしてもらったんだよ、急にカマクラの顔が見たくなっただけだから」

戸塚「へぇ、この子がカマクラ…ちゃん?」

八幡「こいつはオスだよ戸塚」

戸塚「じゃあ、カマクラ君だね!」

今はここまで、もう寝る。おきてやる気があったら続き投下します


たけぞう着任したから投下します。今日も潜水艦達はオリョクルです


小町「この人が戸塚さん?」

八幡「ん、ああ…あれ?前会わなかったか?」

小町「挨拶はしていなかったから、えっと初めましてお兄ちゃんの妹の小町です」

戸塚「あっ初めまして小町ちゃん、戸塚彩加です」ニコ

小町「うっ、なんてかわいさ…」

そうだろ、そうだろ

雪乃「…」

カマクラ「…ニャアア」

雪乃「!…ニャ」

結衣「本当に猫好きなんだね」

雪乃「!…ま、まぁほどほどにはね」

材木座「む、久しいな八幡の妹よ!」

小町「すいませんどなたですか?」

材木座「ふっその言葉、28回言われて聞き飽きたわ!材木座です、思い出して!」

八幡「全然会わねえから仕方ねえな」

小町「まぁこのやり取りはお約束?」

隼人「こんにちは、小町ちゃん」

小町「こんにちは葉山さん」

大志「はじめまして葉山さん!ふぉああ、イケメンすね」

隼人「ああ、初めまして、そんなことないよ、でもありがとう」

カマクラ「ニャア」

雪乃「あっ」

雪ノ下たちと遊んでいたカマクラがこっちへ来て、帰らせろという目をぶつけてきた。残念だがお前はこれから仕事があるぞ

大志「おっ、猫っすね」

小町「うちのカマクラだよ」

大志「いいなぁ、俺の家じゃ姉ちゃん猫アレルギーだから飼えないんすよね」

雪乃「え?」

結衣「嘘」

戸塚「えっそうなの?」

大志「ああはい。だから姉ちゃん猫が苦手で」

八幡「お疲れ、帰るぞカマクラ~」

カマクラ「ニャア~」

帰れるとわかったカマクラも機嫌がよくなったようだ

大志「うぇ!?いきなりどうしたんすか?」

隼人「まさか猫アレルギーとは」

雪乃「も、もう帰すの?カマクラ」

八幡「いや、猫を学校に持ってきたら色々とめんどくさいだろ。見つかる前に帰る」

戸塚「いい案だと思ったのにな」

結衣「さいちゃんは悪くないよ。やっぱうちのサブレを」

アニマルセラピーはなかったことになった


ここまで
投下する量は減るけど、投下する回数は増やしたいと思います。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年03月29日 (土) 23:01:01   ID: C6guZFDX

面白いからつづきはよ

2 :  SS好きの774さん   2014年04月04日 (金) 01:13:58   ID: BA5dwbLh

おもしろいよ
つづきはよ

3 :  SS好きの774さん   2014年04月10日 (木) 11:36:40   ID: GShRVZtN

おもしろすぎるよ
つづきはよ

4 :  SS好きの774さん   2014年04月14日 (月) 06:22:59   ID: Qoxt1yzg

誰だよコイツら

5 :  SS好きの774さん   2014年04月15日 (火) 11:30:54   ID: uhBPYGVy

遅い

6 :  SS好きの774さん   2014年04月15日 (火) 14:06:40   ID: x7QYdYcM

(*´ω`*)

7 :  SS好きの774さん   2014年04月15日 (火) 17:47:50   ID: gPZxEcn5

↑その顔文字は流行らないし流行らせない

8 :  SS好きの774さん   2014年04月16日 (水) 01:57:56   ID: xMs6eUGz

|・д・)チラッ更新ガンバ

9 :  SS好きの774さん   2014年04月18日 (金) 09:29:41   ID: QIS89cct

HAYAKU

10 :  SS好きの774さん   2014年04月20日 (日) 20:37:59   ID: VPMynSTQ

がんば

11 :  SS好きの774さん   2014年04月22日 (火) 19:33:48   ID: AfuUCI5P

あくしろよ。

12 :  SS好きの774さん   2014年05月11日 (日) 23:31:00   ID: 5fYL0cb4

更新がんば

13 :  SS好きの774さん   2014年05月12日 (月) 21:31:29   ID: jzQ9Fw6B

がんばれや

14 :  SS好きの774さん   2014年05月16日 (金) 11:54:03   ID: kWn074Ht

更新はよ

15 :  SS好きの774さん   2014年05月18日 (日) 09:21:30   ID: NzJR31it

設定になんかもえた。

16 :  SS好きの774さん   2014年05月18日 (日) 12:53:34   ID: jrog716n

更新がんばって

17 :  SS好きの774さん   2014年05月18日 (日) 14:46:58   ID: RLozFoov

期待して待ってます.

18 :  SS好きの774さん   2014年05月19日 (月) 06:45:22   ID: SeaRgqiK

面白いです!

19 :  SS好きの774さん   2014年05月24日 (土) 02:23:07   ID: cw8uut5d

めっちゃ面白いです!更新頑張って!!

20 :  SS好きの774さん   2014年05月27日 (火) 15:09:54   ID: Zxv2N3xm

続きはよ〜

21 :  SS好きの774さん   2014年06月05日 (木) 00:09:44   ID: VxTF1bba

おもろいw

22 :  SS好きの774さん   2014年06月12日 (木) 17:29:48   ID: RE8FNv0O

ちつねへ

23 :  SS好きの774さん   2014年06月23日 (月) 23:19:32   ID: Gfod3o7-

続きまだ~

24 :  SS好きの774さん   2014年07月03日 (木) 21:06:55   ID: gjPiy3nc

続きお願いします

25 :  SS好きの774さん   2014年07月04日 (金) 00:10:33   ID: v8pIjHSf

続きが気になる更新まだ~

26 :  SS好きの774さん   2014年07月09日 (水) 06:06:38   ID: 1x9QFNu6

更新!面白いです!

27 :  SS好きの774さん   2014年07月11日 (金) 02:30:38   ID: _IjSbzBp

はよはよ

28 :  SS好きの774さん   2014年07月14日 (月) 02:09:32   ID: G5Sgj_eS

面白い

29 :  SS好きの774さん   2014年07月14日 (月) 15:57:19   ID: lhpmvltw

続きお願いします

30 :  SS好きの774さん   2014年07月15日 (火) 21:56:02   ID: fB1BGekM

おもろいぞーーー

31 :  SS好きの774さん   2014年07月24日 (木) 22:24:02   ID: bYRCeJ2L

面白い!

32 :  SS好きの774さん   2014年08月20日 (水) 17:46:09   ID: NQEAwA_r

おかえりなさい!!!

33 :  SS好きの774さん   2014年08月24日 (日) 12:23:49   ID: tjNwt0w4

はよ

34 :  SS好きの774さん   2014年08月24日 (日) 15:05:04   ID: 9xBZgh0z

続きをはよ。

35 :  SS好きの774さん   2014年08月29日 (金) 02:37:55   ID: JfYBrFuD

面白かった
それと食事の時
うんこの苦味って書いてあって少しワロタ

36 :  SS好きの774さん   2014年08月30日 (土) 20:32:06   ID: 2svxadaB

↑それな

37 :  SS好きの774さん   2014年08月30日 (土) 23:19:12   ID: VjON47Pc

この葉山は割と嫌いじゃないあとひさしぶり

38 :  SS好きの774さん   2014年08月31日 (日) 12:13:28   ID: RiNFvYpf

続きはよ

39 :  SS好きの774さん   2014年09月05日 (金) 21:25:38   ID: oz7ww0L-

スパシンと同じ臭いがする

40 :  SS好きの774さん   2014年09月07日 (日) 19:53:58   ID: sX27O7qW

gaba

41 :  SS好きの774さん   2014年09月24日 (水) 02:45:10   ID: ccmWL7wd

早く続きがみたいっすw

42 :  SS好きの774さん   2014年09月28日 (日) 17:35:48   ID: hE7zatGc

すごく面白い!
続き楽しみにしています!

43 :  SS好きの774さん   2014年09月29日 (月) 06:29:53   ID: 213rKks2

(*´ω`*)このSSは流行る

44 :  SS好きの774さん   2014年09月29日 (月) 20:20:07   ID: WfWKvNz3

次の更新が楽しみだ

45 :  SS好きの774さん   2014年09月30日 (火) 17:58:51   ID: zU9eh9vz

つつ”木はよ

46 :  SS好きの774さん   2014年10月12日 (日) 01:32:51   ID: A2jLkGMG

続きは?

47 :  SS好きの774さん   2014年10月12日 (日) 03:03:46   ID: Wrl5Bv5H

はよ

48 :  SS好きの774さん   2014年10月13日 (月) 08:56:52   ID: p7cJYt0k

続き期待してます

49 :  SS好きの774さん   2014年10月20日 (月) 23:53:43   ID: 9KxaMopZ

続きお願いします

50 :  SS好きの774さん   2014年11月13日 (木) 19:58:14   ID: fwTbomFG

やッた続きだ超嬉しい

51 :  SS好きの774さん   2014年11月15日 (土) 09:32:19   ID: 0eLqqRGS

面白いけど、雪乃の口調砕けすぎ。

52 :  SS好きの774さん   2014年11月18日 (火) 21:54:00   ID: SWRZtsIY

おもしろすぎる!

53 :  SS好きの774さん   2014年11月23日 (日) 22:11:28   ID: 0e8w86et

期待

54 :  SS好きの774さん   2014年11月24日 (月) 03:16:41   ID: 1QYLfEYV

期待してまっせ旦那

55 :  SS好きの774さん   2014年12月06日 (土) 15:27:37   ID: fJ90YKDq

面白いです。
続きをお願いします

56 :  SS好きの774さん   2014年12月08日 (月) 21:45:30   ID: 6DH5cFi3

たのんます

57 :  SS好きの774さん   2014年12月14日 (日) 02:26:54   ID: AhwPp9cX

・・・そろそろどーですか?

58 :  SS好きの774さん   2014年12月19日 (金) 02:04:37   ID: dgTCfPst

面白最高

59 :  SS好きの774さん   2014年12月23日 (火) 16:02:30   ID: 3cPd6-Om

まだかなまだかな〜(=゚ω゚)ノ

60 :  SS好きの774さん   2014年12月24日 (水) 22:31:28   ID: 7kOYu9Vr

社長とか三人娘が出てくるまではおもしろかった。
出てきてからは十羽の駄小説だった

61 :  SS好きの774さん   2014年12月25日 (木) 05:37:14   ID: SV21WsOS

結構面白い
続きを無駄に待つよ

62 :  SS好きの774さん   2014年12月26日 (金) 00:46:47   ID: Ck9cD_2y

はよ

63 :  SS好きの774さん   2015年01月10日 (土) 03:39:36   ID: -Nsjgx9t

続きはよ

64 :  SS好きの774さん   2015年01月12日 (月) 16:45:41   ID: qIV9dx2a

続きまだどすか?

65 :  SS好きの774さん   2015年01月12日 (月) 18:47:28   ID: JNiL1jOW

続きはよ

66 :  SS好きの774さん   2015年01月22日 (木) 12:04:30   ID: AAPeC-3R

続き……(涙目)

67 :  SS好きの774さん   2015年01月24日 (土) 07:07:28   ID: Yt0x5-2T

続け!

68 :  SS好きの774さん   2015年01月26日 (月) 08:33:07   ID: bRuSGxys

まだかなー(諦め)

69 :  SS好きの774さん   2015年02月07日 (土) 12:37:47   ID: 75q0BXFL

まだかなー(期待)
続きはよ見たい!щ(゜▽゜щ)

70 :  SS好きの774さん   2015年02月15日 (日) 23:23:50   ID: mv3jZ0vr

これだからssは...
期待を裏切ってくれるぜ

71 :  SS好きの774さん   2015年02月16日 (月) 17:44:46   ID: OLoVHC0n

いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!ー

72 :  SS好きの774さん   2015年02月17日 (火) 22:22:13   ID: oX812ESr

見てるで

73 :  SS好きの774さん   2015年02月22日 (日) 12:02:47   ID: a7DhgPv5

このハヤハチめっちゃ好み
続き待ってる

74 :  SS好きの774さん   2015年03月09日 (月) 22:36:01   ID: vZDgOXOj

続き待ってます

75 :  SS好きの774さん   2015年03月28日 (土) 11:13:04   ID: EDXYLu2j

続きまってます!!

76 :  SS好きの774さん   2015年03月29日 (日) 13:04:13   ID: Xj5wIxfK

はよ

77 :  SS好きの774さん   2015年04月01日 (水) 14:32:29   ID: cbFOxYes

頼むから書いてくれ。……書いてください。

78 :  SS好きの774さん   2015年04月03日 (金) 12:01:42   ID: OC2Qv5Xl

続きをお願いします。
期待してますので

79 :  SS好きの774さん   2015年04月05日 (日) 17:59:53   ID: _ZUFCCBH

続き楽しみにしてます!

80 :  SS好きの774さん   2015年04月09日 (木) 00:17:16   ID: iu7qTEM6

全裸待機してますから
はよはよ

81 :  SS好きの774さん   2015年04月15日 (水) 14:09:59   ID: WzNDLW22

面白い!続きまってます!

82 :  SS好きの774さん   2015年04月20日 (月) 12:40:20   ID: 3SwIkWQ0

中学で謹慎は友達がなってたわ1週間だけど

83 :  SS好きの774さん   2015年06月02日 (火) 20:39:24   ID: 9miXd58Z

まさか完結してなかったとは…
確認してから読めばよかった…orz

84 :  SS好きの774さん   2015年06月10日 (水) 17:27:27   ID: YfmY0QwP

どんなに良いもの書いてたとしても
中途半端に終わらせるとか屑作うー

85 :  SS好きの774さん   2015年06月24日 (水) 00:56:14   ID: DDxdGC7O

がんばれよwww

86 :  SS好きの774さん   2015年06月28日 (日) 14:47:23   ID: FW34oeH3

更新、おなしゃす!!

87 :  SS好きの774さん   2015年06月30日 (火) 12:14:29   ID: aZ58QmHz

期待して待ってます
うんこの苦味のする物を食べながら

88 :  SS好きの774さん   2015年07月15日 (水) 03:03:41   ID: j8kSqi4m

頑張れ‼︎

89 :  SS好きの774さん   2015年08月02日 (日) 16:43:01   ID: wVL0kBII

頑張ってください すっごい面白いので少しずつでも!

90 :  楓蛇   2015年08月22日 (土) 15:10:26   ID: _FY794UN

待ってます

91 :  SS好きの774さん   2015年08月23日 (日) 11:57:19   ID: QZ7Mh1wb

更新おねしゃす!

92 :  akiralP   2015年08月29日 (土) 04:55:00   ID: TEWWJ-Wl

とても面白かったです。
更新を楽しみに待ってます!

93 :  Sariel   2015年10月05日 (月) 00:36:25   ID: 9px4YwDh

ながらく無いようだが更新を願おう(´◦ω◦`)

94 :  SS好きの774さん   2015年12月11日 (金) 11:39:16   ID: hWT3Clfk

楽しみに待ってるから続きはよ

95 :  SS好きの774さん   2015年12月20日 (日) 20:22:16   ID: XqsFMjVo

面白いから続きたのんます!

96 :  SS好きの774さん   2015年12月22日 (火) 00:31:15   ID: wHSzwTdx

失踪すんなら2度と書くなカス

97 :  SS好きの774さん   2016年01月19日 (火) 05:21:34   ID: pHWGMk5l

はゆ

98 :  SS好きの774さん   2016年01月28日 (木) 06:05:56   ID: aBlOJ2SC

はよ続きはよバンバン

99 :  SS好きの774さん   2016年04月17日 (日) 12:30:41   ID: nEwfeaA8

早く、更新を頼むーーー(;´Д`)

100 :  SS好きの774さん   2016年05月22日 (日) 21:59:24   ID: ZRe9zXj-

またエタってしまったのか…

101 :  SS好きの774さん   2016年06月29日 (水) 12:29:24   ID: iaxEhZSZ

とりあえず言いたい事は小町は一体いくつなんだ?

102 :  SS好きの774さん   2017年10月24日 (火) 23:48:56   ID: YjLdYSu2

頑張って

103 :  SS好きの774さん   2017年12月12日 (火) 20:05:28   ID: UTR8nvf7

頑張れ

面白かったぞ

104 :  SS好きの774さん   2018年05月28日 (月) 23:59:05   ID: 6GR0EU4H

エタったのか?

105 :  SS好きの774さん   2018年10月21日 (日) 14:07:14   ID: setdAYIE

書き手さんの安否が気になってきたよ...
誰か代わりに書いてください

106 :  SS好きの774さん   2019年02月01日 (金) 20:07:22   ID: TlORYEiY

エタルんかーい

107 :  SS好きの774さん   2019年05月03日 (金) 03:23:53   ID: EdnS0ORM

面白かったわ

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