鹿目タツヤ「ほむらさんを奪い取る」 (117)



僕の名前は鹿目タツヤ。
4人家族の長男。15歳。

僕にはお姉ちゃんがいて、名をまどかと言う。
僕より10歳年上で、今は25歳だ。

このお姉ちゃんがまた百合っこである。
同級生の暁美ほむらとか言う女の子と10年以上イチャイチャイチャイチャしていて、大学を卒業した今でも非常に親密な間柄なのだ。
ともすれば同居しそうまである。

僕は実はこの姉の想い人暁美ほむらに淡くない恋心を抱いていまして、いかほどにして姉から奪い取るか、この足りぬ頭で考え続けている次第であります。

考えて考えて、やっと思いついた前向きな方法。
既成事実の作成。これしかないだろう。


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タツヤ「ほむらさん。こんにちは。今日もいらしてたんですね。」

ほむら「ええ。タツヤくん。こんにちは。ごめんねー。お邪魔してばかりで。」

タツヤ「いえいえ。狭い家ですけど、ゆっくりして行って下さいよ。」

まどか「ほむらちゃーん?あ、タツヤ…今日も出掛けるの?」

にしても、ここ最近、姉ちゃんがどうもよそよそしい。
ここ2日はずっとこの家でほむらさんとあっていたようだけど、最近めっきり家で僕がほむらさんを見ることが少なくなったのも、姉ちゃんの仕業だろう。
僕がほむらさんに色目を使っていることを察したのだろうか。

タツヤ「ああ、姉ちゃん。ううん。今日は家で勉強しておくよ。」

まどか「そう…」

すまん投下順間違えた

これが>>2
一個上のが>>3


僕はその姉の友達を、言葉が悪いが強姦し、お姉ちゃんから奪い取ってしまおうと考えている。

正攻法では姉とほむらさんの築き上げてきた10年という壁を乗り越えるのは難しいだろうが、如何せん僕はまだ中学生である。
世間一般では僕が25歳の女性を無理やり、とは解釈されないだろう。

とは言え、ほむらさんも実は以外と常識的な恋愛観をお持ちの方であった場合のことも考慮し、まずは姉のことを利用しつつも、やんわりとアプローチをして行こうと考えている。

まどか「私たちは、出掛けることにするから…タツヤが家にいるなら、戸締りしなくても大丈夫だよね?」

昔はたっくんって呼ばれてたんだけどなあ。

タツヤ「うん、心配いらないよ。
では、ほむらさん、またいらっしゃってください。」

ほむら「ええ。お邪魔しました。」

~~~~~~~~~~~~~~~~

僕がほむらさんを意識し始めるようになったのは、ここ1ヶ月とか2ヶ月とか、そんな直近の話でもない。

7年、温めてきた想いなのである。

積極的にほむらさんを振り向かせようとし始めたのは、もっと後になってからなんだけど。

それにしたって遅すぎる。
鈍感だとか、そういう問題ではない。
多分、ほむらさんは僕の恋心に気づかないフリをしているのだろう。

あくまでも、大親友の弟から、抜け出すことができない。

姉とほむらさんが家を出て、僕はすぐに姉の部屋に入り、ほむらさんがいつも腰掛けているベッドの上に寝転がった。

昔は遠慮がちにベッドに腰掛けていたほむらさんだったが、最近となっては寝転んでくつろいでいる。

僕が小さいとき、ほむらさんは何かまだ姉に対して引け目を感じていたような接し方で、姉の重大な失敗にも泣き寝入りしてしまっていた。

だが、月日が経つにつれ、二人とも本当に遠慮のない関係に、外から見ていても気づくほど近づいていった。
正しくないと思ったことは、互いにどんな些細なことでも注意し、多くの喧嘩も経験し、今のような洗練された関係へと相成った。

僕にはそれほどまでに親しい人間はいなかったし、作ろうとも思わなかった。
もちろん、二人の関係をみて、羨ましいと思うことも、無かった。

僕はいつも通り、そのベッドの上で下着を脱ぐと、自慰を始めた。

昔はただ大好きなほむらさんを思い浮かべ、どうしたいという明確な意思も持たず、ただ行っているだけであったが、

今は勢い余ってほむらさんを襲ってしまうことが無いように、という僕なりの想いやりを以って気持ちを沈めている。

そして、満足した後、自分の部屋で考え事をしていると、姉が帰ってきた。

僕は、エアコンの電源を落として、荷物を抱えた姉を迎えるために玄関へと向かった。

まどか「あ……ありがとう…タツヤ…」

タツヤ「気にしないでよ。あ、そういえば今日の当番は姉ちゃんだね。」


当番、というのは炊事当番のことで、炊事当番に当たっていない方、今日で言えば僕は他の雑務に当たる。

実は、僕と姉は同棲している。
働き詰めだった母が倒れ、家事を行っていた父は収入がなくなったため早々に見切りをつけ、僕と姉を置いて、蒸発した。

母は母方の祖母の必死な身体的、金銭的な介護を受けたが、4年の激しい闘病に疲れたのか、眠るように死んだ。

まだ幼かった僕は当たり前だが、姉も祖母の家に引き取られ、またその祖母も2年と少しで天に召された。



食事中、僕は意を決して胸に抱いていた疑問を姉にぶつけた。

タツヤ「ねえ、姉ちゃん?」

まどか「どしたの、タツヤ?」

タツヤ「姉ちゃんってさ、ほむらさんのこと好き?」

まどか「そりゃあ好きだよ、タツヤだって知ってるでしょ?」

タツヤ「ほむらさんがいたら、男の人なんていらないくらい?」

まどか「…どういう意味?」

わかってるくせに。

タツヤ「ほむらさんと結婚できるか?ってことだよ。」

まどか「ウェヒヒ!やーだなタツヤはー?私とほむらちゃんはそんな次元超えちゃってるんだよー!」

自分で聞いておいてなんだが、それはできない。
ほむらさんに彼氏がいるからだ。
これは姉のもう一人の親友、美樹さんに教えてもらった話なのだが、
姉はこのことを知らない。

平たく、にべもなく言うと、姉は本当に、心の底から暁美ほむらという女性を愛しているが。

暁美ほむらにとって、鹿目まどかとは親友であってそれ以上ではない、ということだ。

姉は何度もほむらさんに同棲をしようと持ちかけているが、家の事情という理由で断られ続けている。


ほむらさんとしては、姉がどこまで本気かわからないから、男女交際をしているということをまどかに打ち明けられないのだろう。

もし、姉が自分の想いの一方通行だったということを知ってしまえば、姉は確実に壊れると確信を持っていえる。


まどか「タツヤ?」

タツヤ「なんでもねーよ。」

ただ気になっただけ。
そう付け加えようか迷ったが、機会を逃してしまった。

風呂に入って、部屋に戻って、携帯を確認する。

やはりメール、ラインというものは文明の利器そのものでありまして、普段面と向かって話せないことも文字でなら自然と抵抗は薄れてしまう。

と、いうことで、引っ込み思案な僕ではあるがほむらさんに何かメールを送ろうと思い至ったのである。

こうして何を打とうか、何が無難か迷ってしまう辺り、中学生なんだなあと感じてしまうが、やはり僕はそれだけほむらさんのことが好きなのだと再確認することもできる、優れた手段だと思う。

これが失敗したのなら、もう諦めて実行に移そうと思う。

宛先:暁美 ほむら

件名:

本文:いきなりすみません。

僕、もう一度だけ、伝えておきたいことがあるんです。
返信ください。



~~~~~~~~~~~~~~~~


このような文体にしてしまっては、何が言いたいか悟られてしまうだろう。

でも、ほむらさんのことだから、きっと何もわからないふりをして、
「どうしたの?」と優しく聞いてくれるだろう。

それが本当に辛いんだけど、やめられない。

ほむらさんからさきほど着信があり、案の定どうしたのか聞かれた。

正直彼氏持ちのほむらさんからすれば僕なんてただの面倒臭いマセガキなんだろうけれど。

もう、なんだかすごく考えることが面倒で、明日、とっても大事な用事があるので、10時に家に来てもらえませんか、と送ってしまった。

今ならどうとでも後戻りはできるが、男に二言はないと自分にはもう言い聞かせておいた。

その日の夜2時ごろ、指定しておいた時間通りに準備物が届いた。

ついに明日かと思うと、眠りにつくのも憚られたが、ここはしっかり英気を養っておかなくてはならない。

姉もすでに熟睡しているようで、チャイムの音にも全く寝息が変わらなかった。



明日、まどかはバイトで午後4時まで家にいない。

自分は、姉やほむらさんの彼氏を困らせたいだとかそういう単純な発想で動いているのではないと胸を張って言えたが、今では猫背気味で、
でも、それだって過去の経験に鑑みるならば僕は背徳感を求めて生きているように思えた。

確か、美樹さやかから名前を聞いた上条恭介だとかいった男に、人間の信念のあるところを見せてやりたいと思う。

勿論、姉にも。

ほむらさんを首ったけにして、骨抜きにして、僕なしでは生きられない体にしてやりたい。

そう考えているとまた、熱く漲ってくるものがあったが、明日のために文字通り興奮冷めやらぬまま眠りについた。


このスレだけ異常に重い

一レス

次の日~~~~~~~~~~~~~~

タツヤ「よし作戦決行だ」
ピンポーン
ほむら「来ちゃった///」
タツヤ「これ飲んでゆっくりしてって」
ほむら「わかったわ」
タツヤ「僕も飲んで……と」ボッキーン
ほむら「なんだかムラムラして来たわ」
タツヤ「そりゃ良かったじゃいれるぞ」
ほむら「一応やめて」
タツヤ「無理だ」パンパン
ほむら「アンアン」
タツヤ「でるっ!」ドビュッシー
ほむら「まだ収まらないとは驚きね」
タツヤ「そういう薬なんだ」ボッキーン
タツヤ「死ぬまでできるね」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上条「ほむらどこ行ったんだ」
まどか「ほむらどこ行ったんだ」

~~~~~~~完~~~~~~~

一レス

次の日~~~~~~~~~~~~~~

俺「よし作戦決行だ」
ピンポーン
>>1「来ちゃった///」
俺「これ飲んでゆっくりしてって」
>>1「わかったわ」
俺「僕も飲んで……と」ボッキーン
>>1「なんだかムラムラして来たわ」
俺「そりゃ良かったじゃいれるぞ」
>>1「一応やめて」
俺「無理だ」パンパン
>>1「アンアン」
俺「でるっ!」ドビュッシー
>>1「まだ収まらないとは驚きね」
俺「そういう薬なんだ」ボッキーン
俺「死ぬまでできるね」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上条「>>1どこ行ったんだ」
まどか「>>1どこ行ったんだ」

~~~~~~~完~~~~~~~

中沢「って言う夢を見たんだ」

ほむら「まどかが世界にいるのに男に走る?ましてやまどかを裏切って?まどかのために宇宙すら書き換えた私に対する侮辱と言うことね」

まどか「ほむらちゃんが既に寝取られてるとかいくら夢でも酷いよ……そんなのあんまりだよ……そんなの絶対おかしいよ……」グスッ

ほむら「そもそも成長で友情と愛情を区別したとか私が体感時間で何年繰り返してると」

まどか「そうだよ、ほむらちゃん可愛いからほっといたら本当に誰かちょっかいかけてくるかもしれないじゃない……やっぱり導かなきゃダメだったんだよ……」ゴゴゴゴゴゴ

ほむら「ちょ、こんな理由で!?待ってまどか、私はそんな風にはならな」



その時円環は発動した
女神は悪魔を導き、まどかのみならずほむらもまた宇宙の記録から消滅した
インキュベーターは円環の理のヒントすら得られず、世界の救済は永遠に安定した
女神と悪魔は一つ上の領域でいつまでも寄り添っていたという

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