52号「冬木の聖杯戦争だと?」(245)




52号「……月の聖杯戦争はオリジナルが潰した筈だし――冬木……私のオリジナルが生まれた彼の地に行くべきか――」




此は歪み狂った聖杯戦争――





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368975162



この物語はhttp://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/kako/1342280552の続きです


ルールは変わらず――

唯己の剣に身を任せ――敵の真名を看破し――敵の願いを見透かすのだ









冬木市



52号「――で、此処が冬木か」


私のオリジナル――42号が生まれた冬木。


此処で聖杯戦争が始まりそうだ、と聞いたのは半月前――シリアの紛争を止めようとしていた時だった


とりあえず、何者かが再び聖杯戦争を起こそうとしている

42号とバゼットの遺志、或いは意思を継ぐ私としては――看過できない






52号「さて、私は何処に陣地を張るべきか――」


>>8

1 深山町にある和風屋敷

2 新都のマンション

3 深山町のマンション


1


深山町にある古びた武家屋敷――


52号「……昔此処には――何とか宮さんが住んでいたのか……」


私は古びた武家屋敷の表札を外す





52号「さて――ムーンキャスターとしての権限を使用、この武家屋敷を全盛期の姿に戻す!!」


私の使う魔術は月の演算魔法

ムーンセルの演算能力を利用した魔術だ



52号「うん、とりあえず見てくれは整ったか」



さて――とりあえず現在の状況をムーンセル経由で調べよう








52号「――不味いな」


ムーンセルから状況を調べたが、相当危ない状況となっている



この冬木で行われている聖杯戦争は――月の聖杯を私から奪取するための儀式だ


52号「勢力は三つ――遠坂一族、アインツベルン一族、間桐一族。それぞれの当主は――」


演算を繰り返す


52号「遠坂時宗、五大元素の使い手――遠坂一族で遠坂凛以来の逸材――」


計算を繰り返す


52号「ウリアスフィール・アインツベルン、ホムンクルスの中でも最高峰。イリヤスフィール・アインツベルンを雛形に作り上げた魔力の化物――」


最後の勢力を洗い出す


52号「間桐雀――間桐慎二が作り上げた魔術的な技術を利用した間桐中興の祖――」






52号「此は不味いな此は不味い」



私はとりあえず工房にすると決めた土蔵に籠る


さて――此からどうするか


そう考えた時だった















ガァァァァァァァ!!












いきなり土蔵が光輝きながら軋む


52号「――っ!!?」


すわ敵襲か――そのように思ったとき――私の視界は光に包まれた














「――問おう、貴方が私をセイバーの位階で召喚し、私と共に聖杯を願うマスターか」













――そこに居たのは極致だった――


私に問うたのは――見め麗しい武士だった


セイバー「ふむ、君がどうやら私のマスターだね」

52号「ああ――君は?」


凛々しい武人――私の心は高ぶった


セイバー「私の真名を今名乗るのは無理だ――私は余りにも真名を知られたら不利だからな」

セイバーはそう言って私の前に立って、頭を下げる

セイバー「マスター、とりあえず貴方が刀を預けるに相応しいマスターかを見極める無礼を赦して欲しい」


そう言うと、セイバーは霊体化する


セイバー「マスター、私はしばしば休みをとりたい」


52号「分かった」





ま……マイペース過ぎるセイバーだと……







マスターデータ


名前

魔術回路の量 D

魔術回路の質 EX

魔術系統 月の演算魔術

魔力量 A




サーヴァントデータ

クラス セイバー

マスター 52号

真名 ――

ステータス

筋力 B+
耐久 A
敏捷 B
魔力 D
幸運 E


固有スキル

対魔力 A
事実上現代の魔術師ではセイバーに傷一つつけられない

騎乗 D+
普通の獣なら何とか乗りこなせる――が、馬ならば全て乗りこなせる

威圧 B
相手にたいして重圧を与える。Bならば敵のステータスかなりの下方補正がかかる

武錬 A
相手の攻撃が現存する武術に連なるもので有る限り、初見で見切ることが可能

カリスマ B
一国を治めるには十分なカリスマ


宝具
――


人物背景
――






セイバーの真名を当てよ









――翌日


セイバー「マスター、とりあえず冬木を回ってみないか?」

起きていきなりこれか……


とりあえず――

>>21に行こう――

TERAへ

足利義満?




柳洞寺




――何と……




間桐雀「はじめまして――聖杯戦争を邪魔する人――」



敵だ


間桐雀――間桐一族当主だ


間桐雀「うふふ――私に逆らう私たちに逆らううふふ」



セイバー「マスター、狂人だ!!」


セイバーが刀を抜いて現れる


間桐雀「うふふ――」


間桐雀は笑いながら言う――







バーサーカー「――ぎゃははははっ!!こいつら旨そうねぇっ!!」


――喋るバーサーカー!!?



セイバー「何と……理性を保ったバーサーカー……マスター、私から離れるな!!」


セイバーはバーサーカーと向かい合う



セイバー「――さて、狂人よ、死に臨め!!」


セイバーは刀を正眼に構える





バーサーカー「頂きまぁぁぁぁぁぁぁす!!」


半裸のバーサーカー。

セイバーに向かってきて其の容姿がはじめて解ったが――ライオンのような女!?


バーサーカー「アラララララララララララララララっ!!」


バーサーカーは爪で攻めだす

セイバー「――何と、異邦には斯くの如き野人が居るか――」



セイバーは刀で爪を弾く






セイバー「――っ!!」

バーサーカー「――っ!!」


瞬間の打ち合い。セイバーとバーサーカーは離れた


セイバー「マスター、退くぞ」

52号「ああ」



月の演算魔術で私は逃げ出した










バーサーカーの真名を当てよ





サーヴァントデータ


クラス バーサーカー

マスター 間桐雀

真名 ――

ステータス
筋力 C++
耐久 A
敏捷 A+
魔力 D
幸運 B

固有スキル
狂化 ―
バーサーカーの標準スキルだが、彼女は保有していない

獣化 A
ヒトの理性に獣の理性を合成させるスキル。此を以て彼女はバーサーカーとなる。


怪物の呪い A
彼女の生前の行いと、流布された噂によって生まれたスキル。噂によって出来上がった宝具が本来の宝具に上書きされる。

以下非公開



見た目は半裸でライオン?

>>30

半裸の女性+ライオン

猫耳ならぬライオン耳


獣人をイメージしてください

>>31
把握

……だけど難しいな。カトリーヌかと思ったけどあれは仇名は蛇女とかだしな

ライオン関係ないけど人食い女王ジンガ?

>>32



タスククリアー





セイバー「恐らくバーサーカーはジンガ女王だろうな」



戻ると同時に、セイバーは告げる


52号「やはりか――」


セイバー「ふむ、マスターは聡明だな。私は戦ったからこそ其のあり方を理解したが――マスターは見て理解する。ふむ、どうやら知略は高吉に勝るか――」




セイバーはからからと笑う

セイバー「さてマスター。此からどうする?」


52号「>>37をしよう」


ほかの陣営を探す





新都



52号「――さて、セイバー」


セイバー「何だマスター」

霊体になっているセイバーは答える


52号「とりあえず他のサーヴァントを探すぞ」

セイバー「了解した――」



暫くセイバーと新都をぶらぶらしよう





セイバー「ふむ、私が生きた時代からかなり日本は変わったな」


52号「――そうか」


一通り冬木を見て回った後、セイバーが言う。




52号「セイバーの時代の日本はどんな感じなんだ?」



セイバー「私の時代の日本は――」









セイバー「とりあえず農民が強かったな――隙さえあれば刀や槍を持って攻め立てて武将を殺す。後世には奴等農民がどう伝わっているかわ解らないが――農民とは敵将よりも恐ろしかったな」





52号「」



怖い……農民が怖い





さて、屋敷に帰るまでの間――セイバーに>>44を聞こう


好きな食べ物



52号「とりあえず聞こう――セイバーの好物は何だ?」



セイバー「京料理全般だな、マスター。それにしても、もうすぐ家だな」

52号「ああ」

セイバー「一日でバーサーカーの真名が分かったのは素晴らしい――だからこそ、教えよう」


52号「何だ?」



セイバーは軽やかに言い放つ








セイバー「我が出身は近畿だ――だから明日の朝御飯はたこ焼きとやらを食べたい」



52号「あんた王様か!?」



セイバー「マスターの意地悪……」








こうして一日目は終わる





明日朝セイバーに出す献立
>>50

朝の行動
>>52

朝セイバーとの会話内容
>>54


近畿?浅井長政とか?けど将軍家の可能性もあるか

ksk

ご飯に味噌汁
焼き鮭とたくあんもつけた上たこ焼きも一応用意

>>49

えっ?正解?

安価なら
御三家以外の他のマスターを使い魔とかで情報収集

とりあえずバーサーカー以外のサーヴァントを探す

>>49



浅井長政ではありません

>>55
驚いた

足利義輝?

>>56



タスククリアー!








2日目










朝――


セイバー「はっ」ブン
??「はっ」ブン


セイバーは刀を庭で振っていた――



52号「って、誰だあのちっこいの!?」

何かセイバーの横にちっこい子供が居る――


52号「セイバー、そのちっこいの誰だ?」


セイバー「む――なんかさっき剣を教えてくれと頼まれたからな――名前なんだっけ?」

藤村黄河「私は――藤村黄河って言います!」


――藤村……ああ、近所にあった藤村組の子供か――


セイバー「マスター、黄河ちゃんに剣術を教えてから朝食を食べる」


52号「了解」




セイバーって面倒見良いのか?








ご飯味噌汁沢庵焼鮭――ついでにたこ焼きを私は用意した筈だった



セイバー「マスター、この鮭とたこ焼きうまいな」





セイバーは陽気に飯を喰らい倒す


セイバー「美味いなぁ」モグモグ



セイバーは美味しそうに白米を食べるのだ――



そう言えば――一人セイバーの真名に心当たりがある。


聞いてみよう









52号「セイバーは足利義輝か?」





セイバー「うむ、何だマスター。我が真名を知ったか」




あっさり肯定したよ







セイバー「まぁマスターが我が真名を見きれる程には賢いので安心した」

52号「そうか――因みに高吉は京極高吉の事か?」

セイバー「ああ」



朝食は進む






とりあえず、戦争の基本は情報である。


と云うわけで――冬木の隅々に使い魔を放つ――


52号「とりあえず、御三家以外のマスターが居れば良いのだが――」

無性に嫌な予感がするが、とりあえず使い魔が戻るのは明日の朝――それまで違う事をしとこう







52号「とりあえず、バーサーカー以外のサーヴァントを探そうか」

セイバー「それが賢明だな――何処から探る?」




52号「>>67から探そう」

一応連投になるけど人いなそうだから
双子館で





冬木の双子館




セイバー「――マスター、サーヴァントだ――」



セイバーの声で私は構える
















「ふむ――私の存在に気がつくセイバーか……中々に侮れぬな」













アサシン「――私のクラスはアサシン――以後お見知りおきを――」




姿を見せないアサシンは私たちに告げる










アサシン「私の一撃――受けれるか?」






ギン


と音が響く



セイバー「――殺気を表した瞬間、私は関知できるぞ、アサシン」

セイバーはアサシンの一撃を止めた



アサシン「――ほう」


アサシンの気配は消えた


セイバー「あのアサシン――架空の拳法を使うか――」



セイバーはぽつりとそう言った







アサシンの真名を当てよ










昼からの行動>>75



公園でのんびり

シャーロック・ホームズ

休憩と情報整理をかねて公園へ

>>74


アサシンの真名タスククリア!



昼だしとりあえず公園でぶらぶらしていた



セイバー「マスター、アサシンに心当たりがある」


52号「――セイバー、本当か?」


セイバー「ああ、多分アサシンの真名はシャーロック・ホームズだ」


52号「ホームズって架空の拳法使ってるか?」


セイバー「バリツ」


52号「あ」


セイバー「バリツ」


忘れてた……つーかセイバー鋭すぎないか?







夜の行動>>81



港へ







セイバーと港をぶらぶらしていた


52号「うーん……敵にあまり動きがない」

なんて愚痴を言っていたら――













セイバー「覗き見は止めよ、アサシン――否、シャーロック・ホームズ」









セイバーが言い放った






アサシン「私の真名に気が着くとは、流石ですね――足利義輝」



アサシンは姿を見せる

世界的によく知られた「あの」姿だ


キャスター「ふん、有名な架空の武術を使うと言えば貴殿が一番だろうよ――バリツ使いが」

アサシン「やれやれ、作者の御都合主義が宝具にまで昇華したのだよ――私的には凄い迷惑だがな」


アサシンはパイプを燻らせながら言う



セイバー「はっ、末期の様のせいで訳のわらかない評価をされている私よりましだ」


アサシン「そうか?」

セイバー「そうだよ」


アサシンとセイバーは仲良さそうに話す


セイバー「で、貴殿に戦う気は?」


アサシン「無いな」


セイバー「そうか――ならば往ね」


アサシン「そうだな――ではまた何れ」




アサシンは去った



夜の奇妙な出会いは終わった




明日の朝行動>>86



また、感想御意見改良希望は書いてくれたら受け付けます



これは鹿狩り帽を被らないリッチー監督作品なイメージ





3日目








朝――使い魔からの報告を受けて私は愕然とする。


52号「いやいやいや――此は不味いな」


なんと……この聖杯戦争に外来の魔術師は私しか居ないのだ





使い魔からの報告は以下の事項であった

・ この聖杯戦争に於いて勢力は三つ――アインツベルン、遠坂、間桐、52号である。

・ アインツベルンは三体のサーヴァント、遠坂は二体のサーヴァント、間桐は一体のサーヴァント、52号は一体のサーヴァントを陣営に迎えている

・ 現在同盟を組んでいる勢力は無し






うむ――ならば状況整理をするとこうか



52号陣営
セイバー→足利義輝

間桐陣営
バーサーカー→ジンガ女王

遠坂陣営
不明→不明
不明→不明

アインツベルン陣営
不明→不明
不明→不明




所属不明
アサシン→シャーロック・ホームズ






となるわけか





更に、昨日アサシンのステータスをある程度見切った――故に、少しでも見ておこう





サーヴァントデータ

クラス アサシン

マスター ―

真名 シャーロック・ホームズ

ステータス
筋力 B
耐久 C
敏捷 B
魔力 B
幸運 A


固有スキル

尾行の心得 A
彼にとっての気配遮断。尾行し敵を調べている間は気配を遮断する。気がつかれ、真名を看破されると無効化される

変装 B
探偵の必須スキル。サーヴァントに変装出来ないが、人間に変装出来る。人間に変装した場合、余程の事がないと正体を看破されない。

知識 A
科学社会学等、あらゆる学問に対する知識。探偵には必要なスキル。

カリスマ C
依頼人からの信用を得るには十分なカリスマ

無辜の怪物 C
世界中にいるシャーロキアンから『こうあるべき』と考えられたホームズが、その願いによって化物としての側面を得てしまった。彼の戦闘能力が高い原因。

以外固有スキル非表示

宝具

バリツ
バリツ、と書いて意味は御都合主義。シャーロック・ホームズを無理矢理生存させるためにドイルが無理矢理作り出した謎格闘術。その正体は『複合戦闘術』である。探偵として生き残る為に彼が様々な武術から重要な要素を取り入れ、奇跡に近い配合で組み合わせた生存目的の戦闘能力だ。彼の生存能力の高さはこの宝具由来である。


以下宝具未公開






セイバーに提案する戦略>>96


昼からの行動>>98


戦力の多いところから攻める

間桐を攻める




52号「戦略的に考えて、戦力が多いアインツベルンを攻めるか?」

セイバー「マスター、君は特殊な馬鹿か?」

セイバーが罵った

セイバー「大人しく間桐から攻めるぞ」


52号「ふむ――とりあえずバーサーカーを弱らせるのか」


セイバー「そうだな」


成る程なぁ









流石の足利義輝も三体のサーヴァント相手は無理か








昼の行動>>101








間桐の居場所把握などの準備をする






52号「とりあえず間桐陣営を調べるために、間桐家に盗聴を仕掛けたが――」

セイバー「まさかバーサーカーのうめき声しか聞こえず、仕掛けた盗聴機がバーサーカーの涎で壊れるとはな……」プクク



52号「――とりあえず間桐は>>104(今日の夜か明日の昼、明日の夜の中から選択)に攻めるぞ」



セイバー「了解した」



今日の頃の夜








52号「――間桐一族を攻めにいこうとしたら――」


セイバー「まさか同じことを考えていたとはな」



間桐雀「うふふ――それはそうよ、52号さん。貴方と私は共に一騎のみの勢力――先に潰すべきよね」




間桐雀はにやりと笑う











間桐雀「行きなさい、バーサーカー!!」



52号「いなし攻め立てよ――セイバー!!」









バーサーカー「頂きまァァァァァァァァァァァァァァす!!」


セイバー「獣がっ!!」


バーサーカーは地を砕きながら攻め立てる


セイバーはそれを華麗にかわす




セイバー「我が剣技――その眼に刻め!!」



バーサーカー「あらぁ、貴方良い男――ぐちゃぐちゃに食べ散らかしたいわぁ」


セイバーは軽く退いた



バーサーカーは真の狂人だ


人を食べ物としか見ていない――











「日の本の武人よ――儂が助太刀いたそう」








颯爽とバーサーカーに一体のサーヴァントが斬りかかった


バーサーカー「っ!!」

バーサーカーを弾き飛ばしたサーヴァントは私の前に立った









ランサー「我こそは蜀の五虎将軍の一人――関雲長也!!」








間桐雀「」

バーサーカー「」

52号「」

セイバー「関羽だと?」

なんかいきなり真名名乗ってるぅぅぅぅぅぅ!!?






間桐雀「関羽!?関勝とかじゃなくて関羽!?」


ランサー「如何にも――儂は関羽だ」


ランサーは青龍刀を構える









セイバー「マスターよ――あれは本物の関羽だ。偽物にあのような見事な構えは能わぬ」

セイバーが言うのなら本当だろう



と思っていたら、ランサーが叫んだ




ランサー「現れよ――溝鼠の如くこの戦いを傍観する探偵よ!」



ランサーの叫んだ先にあった影が動く









アサシン「うむ、極めてしまえば探偵なぞ溝鼠みたいな物なのだがな――」



アサシン――シャーロック・ホームズ!!



セイバー「やれやれ、半分のサーヴァントが一同に会するか」




セイバーは楽しそうに刀を構えた






ランサー「其では、四つ巴の戦を始めよう」

アサシン「やれやれ――まさかアサシンが此のように戦うか」


バーサーカー「全部食べてやる」

セイバー「乱戦混戦を望むか――ランサー!!」



全員が構える――









「ランサーよ、落ち着け――此処で遠坂に利を与えるな」












四つ巴の戦いを止めるかの如く馬が割り込む

その馬上には一人の男がいた



ランサー「ライダー殿――儂に退けと?」


ライダー「そうだ――このオレを無視して蹂躙など許さぬ」

ランサー「――っ」


アサシン「ほう――アインツベルンの切り札は貴方が――」

アサシンの一言にライダーは反応する



ライダー「ふむ――流石世界一の探偵か、オレの真名を見破るか――許すぞ、そして略奪王たるオレから褒美を与えよう」



ライダーは何かをアサシンに投げ渡す


アサシン「――ふむ、馬肉か」



ライダー「其を褒美とせよ」


ライダーがそう言った時――












セイバー「誰かは知らぬが斬り殺す」










ライダー「――無礼なっ!!」


ライダーはセイバーを弾き返す

セイバー「ふむ――良き腕だな」

ライダー「無礼者であるが、オレの実力を見出すか」


ライダーは少し笑顔で言う



ライダー「赦そう――その強さ、蹂躙に値する」







ライダー「セイバーよ、何れ決着を」

セイバー「――ふむ、蹂躙の剣か」





結局――バーサーカーとアサシンも退いた










ライダーの真名を当てよ






チンギス・ハン

>>121

タスククリア

まさかと思うけど『チンギス・ハン=逃北した源義経』説使ったり・・・

>>125

其は無いですよー




四日目







朝――私は動く気がしなかった



セイバーも霊体化したままだった


昼の行動は>>130にしよう




アインツベルンはライダーとランサーでもう1人は不明
遠坂はアサシンともう1人は不明か……

作戦会議かな

作戦会議でセイバーに提案する事>>133

アーチャーとキャスターを探そう







52号「とりあえず使い魔を冬木に放って残る2サーヴァントを探そう」

セイバー「だな――其が最良だ」


私は使い魔を放った



明日の朝まで待とう



夜は>>136に向かおう

MINATO




夜 港



セイバー「鱧食べたいな」


52号「何故に今それ!?」



何も起きず







五日目








――私は使い魔と記憶を共有する


どうやら昨夜――アーチャーとキャスターがぶつかったようだ



記憶を見る







ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ







冬木の何処か







遠坂時宗「ふむ――キャスターか」


あれは――遠坂当主遠坂時宗!!


キャスター「ほっほっほ!!」


相対するはキャスター!?

キャスターは古びた服を着た老人であった

老人で在りながらその在り方は尊大だったのだ――


キャスター「遠坂の当主よ、貴殿のサーヴァントを見せよ」


キャスターは遠坂時宗に告げる


遠坂時宗「――アーチャーよ、」

遠坂時宗は手をあげた












アーチャー「マスターよ、このような老人相手に俺様を呼ぶか」











漆黒の鎧を着こんだ騎士のサーヴァント

遠坂時宗の横にアーチャーは立った


アーチャー「ふん……まさか塔に幽閉されたかの魔術師と戦えるとはな」


アーチャーはキャスターを睨みながら言う



キャスター「――ほう、初見で儂の真名を見破るか、騎士王に憧れた黒騎士よ」



アーチャー「――っ」

アーチャーは唇を噛んだ






キャスター「さてさて、策敵で冬木を回っていたが、彼のごとき騎士に出来るとは」

アーチャー「マスターよ、分が悪い。あれは正面から戦うべき魔術師ではない」

遠坂時宗「わかった」

アーチャーの言葉に遠坂時宗はうなずく


アーチャーの言葉に遠坂時宗は従った










キャスター「さて、覗いて居るのはセイバーのマスターか?」







そこで使い魔の記憶は途絶えた








アーチャーとキャスターの真名を見破れ


マーリンと獅子心王

>>147

キャスターはクリア

リチャード一世じゃないのか……

エドワード黒太子?

>>149

タスククリア


私用により更新速度遅くなります





セイバー「マスター、それはマーリンとエドワード黒太子だな」


52号「ほんっとお前は武術を見たら真名が大体解るんだな」


セイバー「一応剣豪将軍と言われた身――其の程度見切れねば名折れよ」


セイバーは若干誇らしげに言う








こうして、聖杯戦争のサーヴァントは揃った――今日は色々一人で考えよう







斯くて冬木に七騎のサーヴァントが揃った

バーサーカーは人肉を求める狂った名君

アサシンは天地を推理し理を見抜く名探偵

キャスターは騎士王を育てた偉大な魔法使い

ライダーは嘗て世界を手にした疾風の王

ランサーは忠義と義侠に生きた悲劇の英雄

アーチャーは閃光の如く生きて死んだ大騎士



そして剣の英雄――セイバーは理想に生きて儚く散った剣豪王






七騎のサーヴァントは我欲を果たすために再び戦う



さあ――誰彼が久遠の果てに在る聖杯を手にするか









この聖杯戦争は『フェイズ制』で行います


一フェイズ辺りの行動方針は安価で決めます

一フェイズはサーヴァントが一騎脱落する毎に移行します



さぁ――貴方の判断が聖杯戦争を動かします




第一フェイズの行動方針を>>159

及びに、セイバー以外のサーヴァントの願いを当てよ



間桐と同盟



→間桐雀&バーサーカーと同盟する

→どのように同盟にまで持ち込む?
5/31の午後10時まで案を募集します




第一フェイズ 『狂戦士の願い』






――狂戦士は願った

朽ち逝く病人の治癒を――


狂戦士は望んだ――

病人を護れる力を――


そして狂戦士は狂い暴れ惑う




第一の物語

泡沫の夢







一日目 朝


52号「セイバー」

セイバー「どうした、マスター?」

52号「いや――少し提案したい」

セイバー「ふむ――なんだ?」

私は昨日の夜に思い浮かべた策を言う










52号「間桐と同盟を組もう」






セイバー「うん。賛成だな、マスター」






52号「現在最大勢力はアインツベルン――だが、アインツベルンは暫く静観の流れ。故に間桐と同盟を組んで遠坂のサーヴァントを一体、アインツベルンのサーヴァントを一体倒すのを目標にしよう」

セイバー「良い戦略だな――しかしマスター、どのように間桐と同盟を組む?」


52号「案ずるな、セイバー。私のオリジナルは間桐の『作品』だ」

セイバー「なるほど」



セイバーは首をコクリと振る





昼 間桐家


52号「さて――セイバー」

セイバー「どうしたマスター」

52号「最悪バーサーカーと戦闘になる――覚悟しておけ」

セイバー「了解した」













間桐雀「其の必要はありません」











現れたのは狂戦士を操る少女――



間桐雀「私達間桐は、間桐中興の祖たる間桐慎二の作品である貴方を受け入れます」


間桐雀は以前見せた狂気など全くみせず、頭を下げた


52号「――ほう」


間桐雀「すみません、私はまだ魔術師としては未熟で――バーサーカーの狂気に引き摺られるのですよ」


間桐雀は恥ずかしそうに言った


セイバー「マスター、どうやら彼女は嘘を言っていない――信用しよう」


セイバーの言葉を信じよう


52号「了解した、此より私は間桐雀と同盟を結ぼう」



私は宣言する



間桐雀「宜しくお願いします――衛宮士郎」




は?


衛宮士郎?


私は一瞬訳が解らなくなった


間桐雀「ええ、貴方は衛宮士郎のクローンです。だから貴方を衛宮士郎と呼びます」

52号「何だと……」


どうやら私は色々厄介な立場に立たされたみたいだ



夜、間桐雀と行動するか否かを>>177

どこに行くかを>>179

する

言峰教会






間桐雀「言峰教会に行きましょう」

52号「言峰教会――ああ、嘗て冬木の聖杯戦争で監督を勤めた教会か」

間桐雀「今回も聖堂教会から監督が派遣されています……名前は、えーと」


間桐雀は暫く考えて、思い出して言う












間桐雀「言峰綺麗、と」











52号「言峰綺礼!?」



言峰綺礼――それは嘗て冬木の聖杯戦争で暗躍した最悪の代行者――


間桐雀「あー、多分貴方が想定している言峰綺礼とは違いますよ?言峰綺レイのレイは礼儀の礼ではなく美麗の麗です」


52号「――何だ、別人か」



私は少し安堵する








言峰教会




言峰綺麗「――ごきげんよう」



言峰綺麗は美しい女性であった


言峰綺麗「話しは聞いていますよ、月の王」


言峰綺麗は、蚕蛾の雄を呼び寄せるフェロモンの如く色気を出している女性だった


言峰綺麗「うふふ。貴方もまた欲しい物を得ようと努力する――うふふ」


言峰綺麗は笑う




怪しく妖しく




妖艶に






言峰綺麗「何か困った事があったら来てくださいね」


52号「ああ」

間桐雀「ええ」




私達は言峰教会を後にする









言峰綺麗はFATEのとあるキャラクターである

言峰綺麗の正体を当てよ


キアラ

>>185

タスククリアー




セイバー「マスター、止まれ」



言峰教会から間桐の屋敷に向かう道で――セイバーが異変を感じた

バーサーカー「あははっ、どうやら敵だねぇ」



バーサーカーも現れた








アーチャー「ほう――俺様に気がついたか」

アサシン「どうやら私も関知されたな」



52号「――ホームズにエドワード黒太子!!」

セイバー「成る程、遠坂陣営が我らを狙うか!!」


バーサーカー「あははっ、旨そうだわね」

間桐雀「バーサーカー、冷静にね」






アーチャーとアサシンのコンビにどう対処する?>>192



↑(ただし五行目以降は最終手段で)




52号「セイバー、アサシンを切り伏せよ!!」

間桐雀「バーサーカー、アーチャーを食い殺しなさい!!」



セイバー「応!!」

バーサーカー「頂きます!!」



セイバーは神速でアサシンに迫りバーサーカーは殺意を撒き散らしながら迫る








キャスター「然り、発動せよ」




キャスターは謳う


キャスターとアーチャーの体は光りに包まれ――




セイバー「ぬぅっ!?」


バーサーカー「はぁっ!?」



セイバーとバーサーカーの攻撃が弾かれた







セイバー「何故にキャスターが!?」


バーサーカー「食い物が増えたぁ!!」




――っ、余りにも自然すぎて私も気がつかなかった


何故キャスターが此処に!?


キャスター「言ったじゃろ、黒太子――間桐は裏切ったと」

アーチャー「ああ……どうやら是にて間桐は聖杯の裏切り者と化し、遠坂とアインツベルンが手を組む機会となったか」


アサシン「はは、ならば此処で三人がかりで潰すのか?」

アーチャー「――否、認めるべき事だが、此度の戦いでセイバーとバーサーカーと云う二強のサーヴァントが組んだ時点で、我等同盟は俺様、アサシン、爺、ランサー、ライダーで掛からなければ行けないだろうな」


アサシン「並ば引くか」

キャスター「じゃな」


アーチャー達は退く






52号「――抜かった!!」

まさか遠坂とアインツベルンが手を組むだと!?


間桐雀「まさかの間桐、衛宮同盟VS遠坂、アインツベルン同盟ですか」


セイバー「マスター、此は不味いぞ」

52号「ああ」


ヤバい……此はヤバい





選択肢により勢力が変わりました


遠坂、アインツベルン同盟に対抗する良い手を次の投稿迄に考えてください






遠坂邸




遠坂時宗「――御三家が分裂、か」

遠坂時宗――今代の遠坂当主は頭を抱えた

本来は52号を遠坂・間桐・アインツベルンで排除した後に聖杯戦争を行う予定だった


しかし、間桐が裏切った




遠坂時宗「間桐慎二――厄介な遺物を残したか」



ウリアスフィール「ええ――私も驚いたわ、時宗」


嘆く時宗の前にすらりとした白髪の女性が現れる


ウリアスフィール・フォン・アインツベルン

アイリスフィール、イリヤスフィール、の流れを汲むホムンクルスだ


ウリアスフィール「是にて遠坂・アインツベルン同盟は成立、文句は無いわね?」


遠坂時宗「ああ――まさかこうなるとはな」

ウリアスフィール「嘆きたいのは私もよ、御互い様ね」


遠坂邸で二人の当主は嘆き悲しむ






注意

シナリオ分岐の重要なタスクです
注意深く判断をよろしくお願いします



いかにして遠坂邸を爆発するか

&

セイバーの宝具の効果を当てよ






第一フェイズ 二日目






52号「……」

間桐雀「……」

セイバー「……」





バーサーカー「肉うめぇ」ガツガツガツ





空気が重い

痛恨のミスだ――遠坂とアインツベルンを結びつけてしまった


足利義輝とジンガ女王で、シャーロック・ホームズ、マーリン、関羽、エドワード黒太子、チンギス・ハンと云う化物連中を相手取る事は能うか

私達は絶望する








セイバー「マスター、少し来てくれるか?」




52号「あ……ああ」



空気が沈む中、セイバーが俺を手招きする







とある部屋



セイバー「マスター……」


板間に着くとセイバーは正座する

静かに震える声は威厳の証

私も正座する

52号「で、何の用事だ?」

私の問いにセイバーは答える






セイバー「私の宝具を教えよう」






52号「宝具――」


宝具、それは英霊の象徴

セイバーは其れを私にあかすつもりだ

セイバー「恐らく、私の宝具はあのキャスターの守りさえも突破するだろう」


セイバーは自信を持って言う




セイバー「では、マスターに私の宝具を含めたステータスを公開しよう」






クラス セイバー

マスター 52号

真名 足利義輝


ステータス
筋力 B+
耐久 A
敏捷 B
魔力 D
幸運 E

固有スキル
対魔力 A
事実上現代の魔術師ではセイバーに傷一つつける事は出来ない

騎乗 D+
普通の獣なら何とか乗りこなせる。馬に対しては上方補正がかかる

威圧 B
相手に対して重圧をかけるスキル。Bならばかなり相手のステータスに下方補正を与える

武練 A
相手の攻撃が現存する武術に連なる攻撃である限り、所見で見切る事が可能

カリスマ B
一国を治めるには十分なカリスマ

将軍特権(武断) EX
窮地に陥った時にステータスが全て一ランク上昇する。


宝具
秘剣一之太刀
数少ない対界宝具の一つ。セイバーが視認し、かつその名前を理解している敵が目の前に居るのなら、如何なる障害を無視して敵に太刀による必殺の一撃を与える。この一撃が対界宝具である所以は、たとえ相手が次元を超えた世界に引きこもろうが、視認さえ出来れば次元を越えて攻撃出来るからである。尚、この宝具は生前に絶え間なく師匠、上泉信綱、塚原卜伝に追い付こうと行なった絶え間ない鍛錬の果てにセイバー至った『武の極地』である。セイバーは鍛錬のみで魔法の域に至った稀有な英霊である。


我が刀尽きる事無し
セイバーの最期の逸話が宝具に成った物。刀の刀身が砕けても、直ぐに刀身が再生する。また、わざと刀身を爆発させる事もできる。

人物背景
――



52号「……お前宝具ヤバくないか?」

セイバー「いや、この宝具は欠陥宝具だ」


52号「欠陥宝具?」


私は疑問をぶつけた

セイバーは私に言う







セイバー「我が宝具、秘剣一之太刀は燃費が非常に悪い……我がマスターの魔力を食いつくすほどに強力な魔力消費なんだ」




52号「……魔力消費に関する情報を渡してくれないか?」

セイバー「わかった」


セイバーから魔力消費に関する情報が渡される






――分析完了



52号「確かに、三日に一回しか使えないな」


私は悪態をついた


凶悪な威力に比例する、膨大な魔力消費こそがこの宝具の弱点だ


――ゲイ・ボルグ並に燃費が良かったらなぁ、と私は悔やむ







言峰協会




言峰綺麗「うふふ、全てのサーヴァントは揃いましたね」


言峰綺麗――嘗ての名を殺生院祈荒と云う――は闇に向かって笑う

闇からは返答一つ



「くはは、キアラよ――如何なサーヴァントが此度参戦した?」



言峰綺麗は答える


言峰綺麗「うふふ、狂戦士にはジンガ女王、魔術師にはマーリン、暗殺者にはシャーロック・ホームズ、騎兵にはチンギス・ハン、弓兵にはエドワード黒太子、槍兵には関羽、剣士には足利義輝ね」




其れを聞いて闇は笑う



「あはは、そうかそうか――ヤツがいるか。なんと楽しめるか――愉悦だなあぁ愉悦だな」



饒舌に闇は語る――其は居るはずない八人目のサーヴァント




忘るる事なかれ、この聖杯戦争は嘗ての聖杯戦争の再現



あらゆる代役が混じり揃う奇態な戦だ





遠坂邸爆破後の戦略を立てよ




言峰綺麗のサーヴァントを当てよ










52号「というわけで遠坂邸を爆破します」


セイバー「ふむ、中々の良手だな」

間桐雀「まさかの爆破オチですね」

バーサーカー「ヒャッハー、人肉の焼肉定食!!」




とりあえず爆弾を作り、明日爆破だ




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