狡噛「公安局刑事課1係事件ファイル」(540)


・ss初投稿です。
・短編、1話完結形式で書いていきます。
・基本グロ、エロいのは無しで。
・キャラ崩壊あるかもしれません。

それでは始めていきます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1362995319



―No.01 プリン消失事件

宜野座「俺が大事にとっておいたプッチンプリンが無くなっている…」

宜野座「……一体どういうことなんだ」

狡噛「どうしたんだギノ?」

宜野座「狡噛……いや、俺の机に置いてあったプッチンプリンが無くなっててな…」

狡噛「…最後に見たのは?」

宜野座「30分ほど前だ。買ってきたプリンを食べようとした時局長に呼ばれてな…席を外していた」

狡噛「………もしかしたら誰かが食べたのかもしれないな…」

宜野座「何!?だが俺が来た時には誰もいなかったぞ」

狡噛「いや、30分もあれば食べたあとに部屋を出るのも可能だろう」

宜野座「確かにそうだな……クソッ、一体誰が!」

狡噛「待てギノ、そこで焦っても意味がないぞ」

宜野座「だが……」

狡噛「こういう時こそ日頃の事件と同じように考えるべきじゃないのか?」

宜野座「………どういうことだ?」

狡噛「……こういった事件の時はまずどんな情報が重要だ?」

宜野座「…まずは……犯人を見なかったか周囲の人間に聞き込むことじゃないか?」

狡噛「……確かに重要だが、そんなことは後でもいい。何よりも重要なのは窃盗された物の周囲の状況だ」

宜野座「周囲の、状況?」

狡噛「ああ。プリンはお前の机に置いてあったんだよな?」

宜野座「ああ、そうだが……」

狡噛「何か他に変わったことはないか?」

宜野座「いや、特には……ん?」

狡噛「どうした、何かあったか?」

宜野座「髪の毛が落ちてるな…俺のではないみたいだが」

狡噛「見してみろ。……短くて…これは…橙だな」

宜野座「ということは…犯人は縢か!」

狡噛「…いや、まだそれだけでは分からない。たまたま落としただけかもしれないからな」

宜野座「そうか……だが他には特にみあたらないぞ」

狡噛「ならもう少し調べる範囲を広げよう。もしかしたら何か犯人に目星の付く物が落ちているかもしれないからな」

狡噛「ギノは机周辺を調べてみてくれ、俺は床やゴミ箱を調べてみる」

宜野座「分かった」

―――数十分後

狡噛「おいギノ!」

宜野座「どうした、何か見つかったか?」

狡噛「ああ、これを見てみろ」

宜野座「これは…プッチンプリンの容器じゃないか!」

狡噛「そして容器の中にこれが入ってた」

宜野座「……これは何だ?紙みたいだが…」

狡噛「ガチャガチャのフィギュアなどに付く注意書きみたいだな」

狡噛「フィギュアを買う人間なんてこの部屋には1人しかいない」

宜野座「やはり犯人は…縢か!」

狡噛「あぁほぼ間違いなくそうだろうな」

宜野座「クソッ、今あいつはどこだ!すぐに見つけて問いただしてやる!」ダッ

狡噛「いや待てギノ」ガシッ

宜野座「邪魔をするな狡噛!あいつは俺の大切なものを…しかもプッチンせずにそのまま食べたんだぞ!」

狡噛「確かに怒るのも分かる。だがここは見なかったことにした方がいいじゃないのか?」

宜野座「見なかったことにする、だと?」

狡噛「考えても見ろ、今は他にも事件の捜査をしてるんだ。そんな時に雰囲気が悪くなれば捜査に支障がでるぞ」

宜野座「だがな…」

狡噛「しかも俺たちの部署は人数も少ないんだ。僅かの支障でも全体に迷惑がかかるんだぞ」

宜野座「………確かに一理あるかもな」

狡噛「だろ。なら今回は見なかったことにして新しいプリンを買ってこいよ」

宜野座「…分かった、今回は見なかったことにする……」

狡噛「……珍しくすぐに俺の意見を認めたな」ニヤッ

宜野座「う、うるさい!……じゃあ、買いに行ってくる…」スタスタスタ・・・

狡噛「ああ、行ってこい」

狡噛「………」

狡噛(……まぁ…ホントは俺が食べたんだけどな)

狡噛(バレるかもと思ったが…まさかこんなにも上手くいくとはな……)クク・・・

狡噛「ホント……あいつは扱いやすいな」


以上でNo.1は終了です。
大体こんな感じで進めていきますが、何か意見等あればコメ下さい。

ギノさんワロタww

続き期待

伊達に 目の前でカレーうどん食う根性してるな

脳内再生余裕だった。

こんにちは、>>1です。
レスありがとうございます!付かずに埋もれるかな…なんて思ってたから嬉しいです!

今回は題名でオチが読めちゃうので最後に書きます。
後今回は狡噛は出ません。代わりに縢ととっちゃんが出てきます。

それでは、始めていきます。

縢「はぁ……」

宜野座「どうしたんだ縢、ため息なんかついて」

縢「…いやギノさん俺の姿見たら分かるっしょ?」

宜野座「……いや」

縢「………なら、言ってやりますよ」

縢「どうして俺たちがコミッサちゃんの着ぐるみなんか着てダンス踊らなきゃいけないんすか!」

宜野座「何だそんなことか…」

縢「そんなことじゃないっすよ!なんでこんなことしなきゃならないんすか!」

宜野座「前回の市民交流会を踏まえての結果だ。前回は三係に一歩遅れをとったからな…」

縢「いやそれでなんで着ぐるみでダンスなんすか!」

宜野座「前回の三係は有名アイドルのダンスショーだったからな。今回はそれを踏まえて…」

縢「いやそう言ってここん所負けっぱなしじゃないっすか!流石に何度も着ぐるみじゃ子供たちも飽きますって!」

宜野座「いやそんなことはない!最初にやった時は好評だったんだ、更に別の事をやればきっと…」

縢「だからって着ぐるみなんて着ながらダンス踊るなんて無理があるでしょ!途中で倒れちゃいますって!」

宜野座「しょうがないだろう、うちにはアイドルを呼ぶなんて無理なんだ!なら着ぐるみショーしかないだろう?」

縢「…まぁ仮にそれを認めたとしますよ。けど人員が俺とおやっさんっておかしいでしょ!」

宜野座「仕方ないだろ、お前たち2人以外は交流会の日は非番だからな」

縢「コウちゃんは非番じゃないでしょ!」

宜野座「狡噛はずっとお前たちの代わりに頑張ってくれてたからな。部屋で待機になった」

縢「……けど俺はまだしもおやっさんは年齢的にきついっすよ!」

宜野座「大丈夫だ、現にお前がグダグダ言ってるあいだにも後ろで一人黙々と練習してたからな」

縢「えっ、そんなまさか……」クルリ

征陸「お……お、ぉう…だい……じょ、うぶだ…ぞ…」シュゴー・・・シュゴー・・・

縢「………いや、これは駄目っすよ!これ子供絶対怖がりますって!」

縢「それにおやっさんもどうしてそんな頑張ってるんすか!」

征陸「………縢……俺に息子が居たって、ことは知ってるよな?」

宜野座「!」

征陸「……俺はな、昔の時にもこうやって市民交流会で着ぐるみショーをやったときがあったんだよ」

征陸「俺もあの時は渋々やっていたんだ…俺の仕事はこんな事じゃない、って思ったりしてな」

征陸「だがな、たまたまか知らないがその時息子たちも来ていたんだ」

征陸「それでな、俺の一つ一つの行動に目を輝かせながら見てくれてなぁ…そっからはもう楽しくてしょうがなかった」

征陸「縢………確かに着ぐるみでダンス踊るなんて馬鹿げているかもしれない」

征陸「だがな…その馬鹿げた行動が皆を楽しませ、色相を…いや、心を明るくさせることができるんだ」

征陸「なら…これも刑事の立派な仕事じゃあないのか?」

縢「………そう、っすよね…俺、間違ってました」

征陸「…フッ、そう思うだけでも十分だ。さぁ、さっさと着ぐるみに着替えてこい!すぐに練習するぞ!」

縢「……はいっす!」タッタッタ・・・

征陸「…さぁて、俺もそろそろ行きますか…」

宜野座「………待て」

征陸「…どうかしたか、宜野座監視官」

宜野座「あんたは………どうして、そんなことを覚えていたんだ?」

征陸「………家族との思い出は記憶に残るもんさ。その反応だとお前も……」

宜野座「………フッ…覚えてないさ、そんなこと…」

征陸「……そうか。……もういいか?」

宜野座「…ああ。止めて済まなかったな」

征陸「別に構わないさ…じゃあ、行ってくる」


…そういって、右手を振りながらあいつはさっていった。
子供の頃、仕事に出かける時と同じように……。



―――後日・刑事部屋

常守「――それで、市民交流会は成功したんですか?」

宜野座「…いや、失敗に終わった」

常守「え、何かあったんですか?」

征陸「いやあ、あの日は暑くてなぁ…途中でどっちも倒れてそのまま病院」

縢「しかもそのせいで交流会は中止。減給処分までくらっちゃてさぁ…」

常守「うわ…それは災難でしたね……」

宜野座「だがあの時は久しぶりに盛り上がっていた。もう少し改良を加えれば…」

縢「いや俺はもう絶対やらないですからね!」

狡噛さんと朱ちゃんがイチャイチャする話を書いても良いんだぜ?



―――No.02 コミッサちゃん卒倒事件



No.02終了です。いかがでしたでしょうか?

>>23 
書きたいですが、題名が思いつかないんだよなぁ…
早くも○○事件縛りがきつくなってきた……   

>>23じゃなくて、>>22だった……
取り敢えず次は>>22の話で書いてみます。
それと他にもし書いて欲しいネタがあればもしかしたら書くかも…

次は早くて今日の夜、遅くても明日のこの時間に来ます。
それでは失礼しました。

むっつり朱が狡噛の訓練後の半裸にハァハァするのとかどうよ

面白い

弥生が活躍する話がみたいね
本編は空気だからね・・・

>>28
同意

やはり脳内再生余裕ww
おやっさんカワユス

こんばんは>>1です。
おじゃマップ見てたら遅れましたすみません……(ーー;)

今日は二本続けてやります。
まずは狡噛と朱のいちゃいちゃ話をしていきます。



―――NO.03 縢「コウちゃんマジヘタレだなぁ…」


常守「狡噛さん」

狡噛「どうかしたか、常守監視官」

常守「それですよ、それ!」

狡噛「ん、何がだ?」

常守「どうしてみんなには呼び捨てとかしてるのに、私だけ常守監視官なんて呼ぶんですか?」

常守「なんか私だけ信頼されてない感じがして…寂しいです」


狡噛「……いや、そんなことはない」

狡噛「だがな、あんたは俺にとっては上司なんだ。上司を呼び捨てなどできない」

常守「だけど宜野座さんのことはギノって呼んでますよね?」

狡噛「それはだな……昔から呼んでるからな、それがそのまま…」

常守「やっぱり信頼しているから、上司でもそう呼べるんですよね……」シュン・・・

狡噛「いや、そんなことは…」

縢「…ハァ……コウちゃん、もう正直に喋っちゃえよ」

縢「ホントは呼び捨てさえも恥ずかしくて言えない、ってさ」

狡噛「お、おい縢!いい加減なこと言うな!」

縢「だけど朱ちゃんがいないときは普通に常守って呼び捨てで呼んでるじゃないっすか」

六合塚「それに私見ましたよ。常守さんを朱って呼ぶ練習してるの」

狡噛「なっ、どこでそれを……」

常守「それは本当ですか、狡噛さん!」

狡噛「そっ、それは……それよりあんたのほうはどうなんだ」

常守「え、私ですか?」

狡噛「あんただって俺の事は狡噛さんじゃないか。呼び捨てや名前なんかで呼べるのか?」

常守「…呼んでもいいなら、呼びますよ。その……し、慎也さん、って……///」

狡噛「…うっ………//」

常守「…ほ、ほら呼びましたよ!…だから狡噛さんも呼んでくださいよ///」

常守「な、なんならその……朱でも…いいんですよ?…///」

狡噛「………なら、言うぞ?」

常守「…は、はい……」

狡噛「……ホントに、言ってもいいんだな?」

常守「……早くしてくださいよ、そ、その……待つ方も…恥ずかしいので…///」

狡噛「あ、あぁ………」

狡噛「………あ、あk」prrrrrr!

狡噛「………」ピッ

唐之杜『ごめん慎也くん。ちょっと倉庫の書類整理を頼みたいんだけど…ってどうしたの、顔が赤いけど?』

狡噛「…大丈夫だ!書類整理だなすぐ行くから待っててくれ!」ピッ

狡噛「…というわけで、行ってくる」ダッ!

常守「あ、待ってくださいよ狡噛さん!人に言わせておいて言わないなんて卑怯ですよ!」タッタッタ・・・

縢「………コウちゃんってやっぱヘタレだったんだなぁ…」

六合塚「…見てわかるでしょ。……後で常守さんに練習してる所を録音したやつを送ってあげようかしら…」

縢「え、何録音してたの!俺にも送ってよ!」



……それ以降、常守監視官の狡噛執行官からのコール音は《朱》と呼ぶのに悪戦苦闘をしてる狡噛執行官の音声になったという…

狡噛「…もう勘弁してくれよ……」

常守「イヤです!私を名前で呼ぶまでは変えてあげませんからね!」


以上でNo.03終了です。
続いてNo.04です。今度は>>26が元ネタのお話です。



―――No.04 常守「狡噛さんの裸が忘れられない…」事件


―――狡噛執行官の自室

狡噛「……やはり汗流した後はシャワーに限るな」

狡噛「さて、もう一汗でも流して…」

常守「すみません狡噛さん、今後の捜査の話をしたいのですが…ってきゃあ!!///」

狡噛「ん、入ってきて早々どうかしたのか?」

常守「ど、どうしてタオル一枚で立ってるんですかっ///」

狡噛「ああそのことか。すまないな、ついさっきシャワー浴びたばかりだったからな」

常守「謝らなくていいですからさっさと服着てください!わ、私は外で待ってますので!///」ダッ

狡噛「ああ、着替えたら呼ぶ」


―――狡噛執行官の自室前

常守「………」

常守(…こ、狡噛さんの裸、見ちゃったよ…///)

常守(男の人の裸なんてあんな間近で見たのパパ以外なかったから、まだドキドキするよぉ…///)

常守(…だけど、狡噛さんの…凄かったなぁ……)

常守(思ってたよりも、結構筋肉ついてたなぁ…)

常守(それに…………って、何を考えてるんだ私は///)カアァァ・・・

常守(と、取り敢えず落ち着かないと……)

常守(………って、駄目だ…どうしても、狡噛さんの裸を思い出しちゃう///)

狡噛「…監視官、もう大丈夫だぞ」

常守「あ、はい……」

常守(まだ頭から離れてないのに……どうしよう…)


―――狡噛執行官の自室

常守「それで今後の捜査なんですが、」

常守(…まだ裸姿が頭にあるせいで直視できない……///)

狡噛「……おい、監視官」

常守「…なんでしょう」

狡噛「どうしてこっちを見ない」

常守「い、いや特に理由はないですよ」

狡噛「なら何故こっちを見ない?」

常守「いや……その…」

狡噛「……それにさっきから顔が赤いが、まさか熱でもあるのか?」スクッ

常守「い、いえそんなことないですよ!」

狡噛「…おい額貸してみろ」

常守「え、」

狡噛「…」ヒタイピタッ

常守「 」

狡噛「…熱はあまりないみたいだな」

常守(こここ狡噛さんの顔が目の前に!?///)

常守(しかもワイシャツのしたに狡噛さんの胸元が見えて…あわわわわわ/////)

常守「………ふ」

狡噛「…ふ?」

常守「ふにゃー……///」バタン!

狡噛「お、おい!大丈夫か常守監視官!常守!!」


以上でNo.04終了です。いかがでしたか?

……こういうの結構疲れますね。
しかも六話のそれって恋?って質問に対しての朱ちゃんの笑ってるとこ見たせいで更に書く気が…

次回は>>28さんのネタになると思います。今度こそ深夜までに書けるかな……

それでは、失礼します。

とっつぁん・・・

こんにちは>>1です。
まさか書き直してたらこんなに時間がかかったとは…待ってた方いたらすみません(ーー;)

今回も2本続けてやっていきます。どっちも酒飲んでる話です。

それでは始めていきます。

―――三年前、刑事部屋

六合塚「えっ、二人で飲みませんか……ですか?」

佐々山「そうそう、歓迎会も含めて二人で…どうよ?」

六合塚「………結構です」

佐々山「えっ、そこは一発OKでしょう!」

六合塚「…どうせ酒でも飲ませて何かやろうとしてるんでしょう?」

佐々山「ギクっ!……そんなことありませんよ~」ヒュー

佐々山「あ、そうだ。なら狡噛と宜野座も一緒にならどうだ?それなら大丈夫だろう?」

六合塚「……それなら大丈夫ですけど」

佐々山「そうか!おい狡噛、宜野座今日は飲むぞ!」

佐々山(ククク……佐々山と狡噛は強い奴を飲ませれば潰れるのは分かっている…)

佐々山(後は…どうでもなるだろう……我ながら完璧だぜ)グヘヘ・・・

六合塚(……悪い顔してるなぁ…)

―――佐々山執行官の自室

佐々山「………」

六合塚「………」ヒック

六合塚「………ねぇ?」

佐々山「は、はい!」ビクッ

六合塚「…どうして酒飲まないんれすかぁ?」…ヒック

佐々山「……い、いえその……」

六合塚「一緒に飲みましょうよぉ、ほらほらぁ」グイグイ

佐々山「あ…じゃ、じゃあその……飲んじゃおうっかな~?」

六合塚「やっぱりだめぇ~、これは私が飲む~」ゴクゴクゴク・・・

佐々山(………こ、こいつ)

佐々山(酔った時の絡みがクソめんどくせぇ!!)

佐々山(クソ…こいつが酔った時のことを頭に入れてなかった……)

佐々山(しかも酔ってる割には全然寝ねぇし……)

六合塚「プハー、ってあれぇ~…いやらしい目してますねぇ……」

佐々山「そ、そんなことねぇ!」

六合塚「変態さんですねぇ…変態さんはおしおきですよぉ」バシャア!

佐々山「うお、っておいテメーそれ高かったんだぞ!」

佐々山「……ってあれ?あいつどこに……」

六合塚「狡噛さんももっと飲みまひょうよぉ~」

狡噛「……おごご!」

佐々山「おい、それ以上飲ませるな!」・・・ムク

佐々山「…ん、ムク?」クルリ

宜野座「………うぷ」

佐々山「………おいおい待てよ宜野座今吐いたらどうなるかわk「おぼろろろろろろろろろ…」うわああああああああああ……」

六合塚「あははぁ、ゲロまみだぁ~……おぇええええええ」

狡噛「うばばばば……」

佐々山「こ、狡噛もゲロまみれに……」

六合塚「ああ、スッキリしたぁ~……うぇえええええええ」

佐々山「……も、もうお前たち帰ってくれよ!俺が悪かった、だから部屋をゲロまみれにしないでくれええ!!」

―――翌日、刑事部屋

宜野座「……うぅ、頭が痛い…」ズキ

狡噛「……昨日何があったか思い出せない…佐々山、何があった?」ズキズキ

佐々山「知るか!もうお前らとなんか一生飲まねぇ!」

六合塚「あの…佐々山さんちょっと臭いので近寄らないでください」

佐々山「クソっ、お前らなんか大っ嫌いだああああ!!」



―――No.05 佐々山「俺の部屋ゲロまみれ…」事件


以上でNo.05終了です。
続いてNo.06です。

征陸「…伸元。一緒に酒を飲まないか?」

宜野座「……あんた本気でそれを言ってるのか?」

征陸「ああ、他の奴は全員用事があってな…」

宜野座「…あんた俺に…いや俺たちにどれだけ迷惑をかけたのを忘れたのか?」

征陸「……忘れちゃあいないさ」

征陸「今回は仕事の先輩として後輩に酒をおごる…そう思ってくれればいいじゃないか」

宜野座「………分かった。一杯だけ付き合おう」

征陸「…そうこなくちゃな」

宜野座「……嬉しそうだな」

征陸「まあな。お前と飲める時がやっときたんだからな」

宜野座「……前言撤回だ。飲むのは辞める」

征陸「そう言うな。それに…もう注いじまった」

征陸「ほら、俺のオススメの焼酎だ。よく味わって飲めよ」

征陸「それじゃあ、乾杯」チン

宜野座「………乾杯」チン

宜野座「……ゴク………う、これは…」

征陸「ハハ、まだお前にそれはキツかったようだな」

宜野座「う、うるさい!俺だってこれぐらいは…」

征陸「無理するな。別に全部飲めとは言ってないしな」

宜野座「………それもそうだな」

征陸「…妙に素直だな。もう酔いが回ったか?」

宜野座「フ…そうかもしれないな」ゴク

宜野座「………なぁ」

征陸「…なんだ」

宜野座「俺はあんたや狡噛たちみたいなことがあったから、保身的にやってきたつもりだ」

宜野座「だが結局は……色相が濁ってきてしまった」

宜野座「……なら俺はどうすれば良かったんだ?お前たちみたいになれば良かったのか?」

征陸「…俺には分からん。それに考えたってもう戻って再度やり直すなんてことはできないんだ…考えるだけ無意味って奴だ」

宜野座「………そうか」

征陸「だがな、一つだけ言えることがある」

征陸「それは、伸元…お前が俺みたいにならなくて良かったってことだ」

宜野座「!」

征陸「色々なことはあったが、それでもお前は俺の唯一の息子だ」

征陸「そんな大切な息子には、やっぱり俺みたいになっては欲しくないもんだ」

征陸「……どうやら俺も酔っちまったみたいだなぁ、べらべらと言わなくていいことまで喋っちまった」

宜野座「………今更、父親気取りか?」

征陸「…ああ、本当に今更だなぁ…今更だ」

宜野座「………そう思うなら、今更そんなこと言うなよ…」

宜野座「そんなこと言われたら……今までみたいに接することが、できなくなるじゃないか……っ!」

征陸「伸元……」

征陸「………なら、今日のことは忘れろ」

宜野座「えっ…?」

征陸「お前強い酒飲みまくるとその日の記憶がなくなるそうじゃないか」

征陸「なら、酒飲みまくって今日のことはもう忘れろ」

宜野座「……あんたは、それでいいのか…?」

征陸「…いいさ。これは酔った勢いで言ったんだからな…」

征陸「それに…今更仲が戻ったりでもしたら……それこそあいつに顔向けできなくなる」

宜野座「……そうか」

征陸「…よし、なら暗い話はなしだ!伸元、今日はとことん飲めよ!」

宜野座「……あぁ、そうだな…潰れるまで付きやってやるさ……」



―――No.06 宜野座「…昨日の事が思い出せない…」事件


以上でNo.06終了です。いかがでしたか?

六合塚の話は…期待してたものと違ったものでしたらすみません。
色々と書き直し繰り返してたらあれになりました。

次は多分遅くても明日中にはきます。次はこの感じだと、多分志恩の話になるのかな……。
それでは失礼しました。

確かに予想とは違ったけど中の人ネタか
(>>48には突っ込まないでおくんだよ)

あの話見た後なせいか、思わずウルっと来ちまったじゃねぇか……

こんにちは、>>1です。
結局昨日中に来れなかった…。いやホント毎回すみません(-。-;

>>63
言われるまで気づかなかった…多分佐々山も酒弱いんですよきっと…

今回も2本続けてです。
1本目は予告通り志恩さんの話です。
2本目はあの人が登場します。

それでは始めていきます。


―――三年前、書類倉庫

唐之杜「ごめんねぇ慎也くん、倉庫の整理なんか任しちゃって」

狡噛「ああ、別に構わないさ。今日は他にするようもなかったしな」

唐之杜「そう?ならよろしくね。あ、後光留君もごめんなさいね」

佐々山「いえ、姐さん!俺、姐さんの困ってることなら何でもやりますぜ!」

狡噛「……お前女に対しては従順だな」

佐々山「それが俺のポリシーだからな!あ、後姐さん…その代わりといっちゃあアレですが…」

唐之杜「…あぁいつものアレ、ね。分かったわ」

狡噛「………アレ?」

唐之杜「じゃあまた整理が終わったら呼んでね」

狡噛「あ、ああ…」

狡噛(……アレ、ってなんだ?)

佐々山「さぁて、早速書類整理はじめようぜぇ~」

狡噛「待て、佐々山」

佐々山「んー、どうした?」

狡噛「…アレってなんだ?」

佐々山「………アレ?」

狡噛「ほら、さっきお前が志恩に頼んでただろ?」

佐々山「…あぁ、アレのことか。そりゃあもちろん―」

狡噛「もちろん?」

佐々山「―いや、やっぱ教えるのやめた」

狡噛「お、おいどうしてやめるんだ」

佐々山「お前に言う必要がないと思ったからな」

狡噛「そんなことないかもしれないじゃないか!」

佐々山「……食いつくなぁ。お前みたいな優等生には想像つかないことさ」

狡噛「想像できない……こと?」

佐々山「そうだ。……じゃあそろそろはじめようぜ。遅くなっちまう」

狡噛「………あぁ」

狡噛(……想像できない、こと……まさか!)



………

佐々山「……姐さん、書類整理終わりました!」

唐之杜「あら、早いわね」

佐々山「そこで、姐さん…アレを……俺、もう我慢できなくて…」

唐之杜「あら、せっかちねぇ…なら、早くこっちにきて」

佐々山「……は、はい!」

唐之杜「緊張しちゃって…もう可愛いわね」

佐々山「いや、やっぱり……緊張しますよ」

唐之杜「そういうもんかしらねぇ…」

佐々山「そういうもんすよ……じゃあ、お願いします!」

唐之杜「はいはい…ってやっぱりいつ見てもあれね……」

佐々山「……そんなにジロジロ見ないでくださいよ///」

唐之杜「ああごめんごめん……じゃあ、はじめるわね……」



唐之杜「耳かきを」



佐々山「はい、姐さんお願いします!」

………



狡噛(……みたいなことを…いや、あいつは潜在犯なんだ。それこそ俺が考えつかないことを……)

佐々山「おい、狡噛!」

狡噛「はぃ!」

佐々山「…どうしたんだ一体?」

狡噛「…ゴホン、いやなんでもない」

佐々山「そうか…?」

佐々山「てかもう書類整理終わったぞ。後姐さん呼んどいたからな」

狡噛「そ、そうか……って、え?」

佐々山「?」

狡噛「…志恩を、呼んだのか!?」

佐々山「……はぁ?いや姐さんが呼べって言ってただろ?」

狡噛「い、いやそうだが…」
            
狡噛(……まさか、ここでアレをする気か…!)

狡噛(………ここにいたら、危ない気がする……)

佐々山「…なぁ狡噛、お前さっきからおかしいぞ?」

狡噛「…もう書類整理は終わったんだな?」

佐々山「あ、ああ終わったが…」

狡噛「…用事ができた。俺は先に帰る」ダッ!

佐々山「お、おい狡噛!……何なんだ一体?」

唐之杜「…あ、いたいた。光留君書類整理ありがとねぇ」

佐々山「いえいえ、そんなことないっすよ姐さん!」

唐之杜「そういえばさっき慎也君が走ってくところ見たけど、何かあった?」

佐々山「いや知らないっすけど……あ、姐さん例のアレお願いしますよ!」

唐之杜「あーはいはい……」

唐之杜「はい、いつものアレ」つ煙草

佐々山「あざす!いやぁ、あともう少しできれそうだったんで助かりましたよ…」

唐之杜「別にいいわよ。てか煙草ぐらい購入できるでしょうに」

佐々山「この銘柄だと何度問い合せてもダメなんすよね…そういや姐さんはどうやってこれを?」

唐之杜「……秘密よひ・み・つ」



―――No.07 狡噛「謎のアレ」事件



以上でNo.07終了です。
佐々山ってこんなキャラでいいよね…?

続いてNo.08です。

―――ノナタワーに向かってる最中、車内

prrrrrr!

狡噛「誰だ、こんな時に!」

常守「…知らない回線ですね」

狡噛「!…もしかしたら槙島かもしれない」

常守「えっ!どうして今槙島が…しかも私のに…」

狡噛「分からないが……取り敢えず出てみろ」

常守「は、はい」ピッ

槙島『…やっとでてくれたようだね』

狡噛「やはりお前か…槙島ぁ…!」

常守「…どうやらこっちの声は聞こえてないみたいですね」

槙島『ククク……どうやら君たちは僕たちの真意に気づいたみたいだね』

槙島『流石、と言ったところかな』

槙島『だが、少し遅かったかな?』

槙島『僕たちはもう一歩手前まできている』

槙島『真実を知り、自由を手にするのさ』

槙島『だがそれでも来たいのなら来ればいい。僕はいつでも歓迎するよ』

槙島『じゃあ、また会えたら』

狡噛「…クソっ!まだノナタワーには着かないのか!」

常守「まだ後5分ぐらいかかります!」

狡噛「それじゃあ間に合わない!もっとスピードを―」

縢「……あのー」

狡噛「なんだ!!」

縢「…その、気分害すかもしんないすけど……それ、まだ回線繋がってますよ」

狡噛「………なんだって?」

槙島『………これでいいかな?』

狡噛「…ホントだな」

常守「何か意味があるのでしょうか?」

狡噛「分からん。だが、もしかしたら何かあるかもしれない」

狡噛「もう少し聞いてみよう」

グソン『そうですね。それにしてもお見事ですね』

槙島『そうかな?』

グソン『そうですよ。そんな謙遜しないでください』

槙島『けどこのセリフ……君が考えたものじゃないか』

グソン『いやアイデアは槙島さんですよ。私は少しいじっただけで…』

槙島『いやそれでも作ったのは君だ』

槙島『僕はただそれを読んだだけなんだから、やっぱりすごいのは君だよ』

グソン『……どうしてそんな自分を下に見るのですか』

槙島『もしかして傷ついたかい…?なら謝るよ』

グソン『いやそんなことないのですが…』

槙島『いや僕ね…ずっと孤独だったからさ…人とどう接したら分かんなくて、ついこうなっちゃうんだよ』

槙島『だからね…その…君となら、友達になれそうな気がして…』

グソン『!』

槙島『だから傷つけないようにしようとしたんだけど……』

槙島『ハハ、やっぱり僕には無理かな――』

グソン『そんなことないです!』

槙島『…え?』

グソン『槙島さん、あなたはいっつも考えすぎですよ』

グソン『さっきも言いましたが私、傷ついてませんよ。それに…』

グソン『…もう友達だと思ってましたよ』

槙島『!……グソン、君は…君ってやつは…』グス

グソン『…そんなことで泣かないでくださいよ。はいハンカチ、貸しますよ』

槙島『ありがとう……君は本当にやさs』ピッ

狡噛「………」

常守「………」

縢「………」

狡噛「………後どれぐらいで着く」

常守「………後もう少し、です」

縢「………あのー、まきs」

狡噛「縢!!」

縢「は、はい!」

狡噛「………もうそれ以上何も言うな」

縢(……あ、本当に気分害しちゃったなこれ……)



―――No.08 縢「…槙島の知らぜざる姿」事件



以上でNo.08終了です。いかがでしたか?
これで主要キャラは大体出たかな…

次回は今日の夜の予定です
それでは失礼します。

どうもこんばんわ>>1です。

早速始めていきます。
今回も2本です。

―――刑事課一係刑事部屋

宜野座「狡噛」

狡噛「なんだギノ?」

宜野座「この字はなんて読むんだ?」

狡噛「………ギノ」

宜野座「なんだ?」

狡噛「これは読めないとダメだぞ」

狡噛「それ小学校で習う漢字だぞ?」

宜野座「なに!この字がか?」

狡噛「ああ」

宜野座「そんな馬鹿な事が……だって"蟷螂"だぞ。こんなもの小学生じゃー」

狡噛「…ギノ。最近の教育制度を知らないのか?」

狡噛「最近は小学校の入学に試験ではなく、シビュラシステムを採用しているところもある」

狡噛「小学校の時点から能力が高いものと低いものに分けられる訳だ」

狡噛「そして能力が高いと選ばれた者たちは将来上を任される人間たちだ」

狡噛「そんな奴らがこんな字が読めないとダメだろ?」

狡噛「だから小学生の時点で教えられるんだよ、分かったかギノ?」

宜野座「待て狡噛」

狡噛「…なんだ」

宜野座「…確かに最近の教育制度は分かった。だが俺たちが小学生だったのはもう20年も前だ」

宜野座「なら小学生の内には習ってn」

狡噛「言い訳なんかすんじゃねぇ!」パンチ!

宜野座「げふぅ!」

狡噛「今は小学生が習うどうのこうのの話じゃないだろ!」

狡噛「蟷螂が読めたか読めなかったかだろう!」

宜野座「!」

狡噛「…お前も有能として認められた執行官だろ…?」

狡噛「なら、これぐらい読めないといけないだろ!」

宜野座「……フ、まさかお前なんかに叱られるなんて、な」

宜野座「確かに言い訳なんかみっともなかったな…」

狡噛「…ギノ、分かってくれたか」

宜野座「ああ。今から漢字勉強し直してみる」

狡噛「そうか、頑張れよギノ!」

宜野座「ああ。それじゃあちょっと買ってくる」タッタッタ・・・

狡噛「ああ、行ってこい!」






狡噛「………」

狡噛(……まあ、全部ウソだけどな……)

狡噛「……てかこれぐらいわかると思ったんだがな……」



―――No.09 宜野座「…この字が読めない」事件



続いてNo.10です。
次は六合塚の話です。

―――刑事課一係刑事部屋

六合塚「………」

常守「狡噛さん」

狡噛「…なんだ。常守監視官」

常守「この資料でちょっと気になったところが―」

六合塚「………」クルッ

縢「………」ピコピコ

征陸「おい仕事中だぞ」

縢「あぁ、とっちぁん取らないでくださいよー」

六合塚「………」

六合塚(………もしかして私、影薄い?)

六合塚(だって今もまだ話しかけられてないし…)

六合塚(ご飯食べてる時にグロい話されるし…)

六合塚(過去話出てもパッとした印象ないし……)

六合塚(しかも先週の最後のカットで私だけ出なかったし…)

六合塚(………これは明らかにやばい気が)

六合塚(だけど、どうすればいいのかしら…?)

六合塚(やっぱり…性格とか口調から…)

六合塚(けど……今イメチェンしても…ダメな気がするなぁ)

六合塚(じゃあ他に何か……)

六合塚(うーん………思いつかない)

六合塚(一体どうすれば……)

常守「六合塚さん!」

六合塚「!」ビクッ

六合塚「………何かしら、常守さん」

常守「あ、あのですね――」

六合塚(……常守さんはいいなぁ)

六合塚(あんな明るい性格なんだから私影薄いとか考えたりしないんだろうなぁ…)

六合塚(…そうだ。常守さんにどうやったら影が薄くならなくなるか聞いてみよう)

六合塚「…あの、常守さん」

常守「――でして……って何ですか?」

六合塚「あの…どうしたら影って薄くならないようになるのかしら?」

常守「…え、影が薄くならない方法…ですか?」

六合塚「えぇ、だって私…影薄いでしょ?」

常守「え?そんなことないですよ」

六合塚「………え?」

常守「だって六合塚さんってクールで美人でモデルさんみたいじゃないですか!」

常守「それだけで十分個性出てるじゃないですか」

六合塚「…け、けど私あんまり話しかけられないし…」

常守「それはモデルさんっぽいから逆に緊張しちゃうんですよ」

常守「…少なくとも私はそうですし……」

常守「だから、全然影なんて薄くないですから安心してください!」

六合塚「……ありがとう、常守さん」ニコ

常守「………あ、はい…///」

常守(……凄いきれいだなー)

六合塚「? どうかした、常守さん?」

常守「…い、いえ!それで話進めるんですけど…」



―――No.10 六合塚「私の悩み」事件


以上でNo.10終了です。いかがでしたか?

次回なんですが自分私用で2、3日出かけます。
なので多分それぐらいになるかも…
その間、なにかネタあればお願いします。

それでは失礼しました。



どうしようみんな可愛い
とくにギノさんチョロ可愛いやばい

>>86注意


殺伐とした本編の中にこういう話があると思うとなんかほっこりする

どうもこんにちは>>1です。
ああ終わちゃったなぁ…OVAとか出て欲しいなぁ…

今回は1本です。

それでは始めていきます。

―――郊外、旅館

狡噛「…まさか捜査で旅館に泊まれるなんてな」

宜野座「まあ郊外での捜査になったからな」

狡噛「…今回はとっちぁんの選んだ宿じゃないよな?」

宜野座「ああ、今回は俺が選んだからな」

狡噛「そうか……なら今回は覗き騒ぎは起きないだろうな」

宜野座「……なあ狡噛、本当にあの時の覗きの犯人は征陸だったのか?」

宜野座「結局うやむやになってしまったが俺はどうも――」

征陸「何をこそこそ話してるんだぁ、お二人さん?」

宜野座「 」

狡噛「 」

狡噛「…い、いやなんでもない!なぁギノ?」

宜野座「あ、あぁ!たわいない話をしてただけだよな、狡噛!」

狡噛、宜野座「ハッハッハッハッハ……」

征陸「……?」

縢「…てかギノさん、ちょっと聞きたいことがあるんすけど」

宜野座「なんだ?」

縢「…なんで男女一部屋ずつしかとってないんすか?」

宜野座「………経費がそこまで落なかったからだ」

宜野座(………本当は旅館の予約を間違えただけだが)

縢「ホントですかー?その割には結構な旅館を選べたんですねぇ…」

狡噛「…そうだな。経費が少なかったんならもう少し下のランクの旅館にしても良かったんじゃないか?」

宜野座「べ、別に構わないだろそんな事!」

縢(あ、これは間違えて予約したんだな…)

狡噛(わかり易すぎるぞ、ギノ…)

征陸(……伸元…)

宜野座「…っ!もうこの話はいいだろ!」

宜野座「明日からは本格的に捜査を始めるんだ、もう寝るぞ!」

縢「……へいへーい、分かりましたよ」

狡噛「なら、電気消すぞ?」

宜野座「…いや電気は消さなくても」

狡噛「なんだギノ、怖いのか?」

宜野座「そ、そんなことはない!早く消せ!」

狡噛「はいはい」ピッ

―――数十分後

宜野座(………中々寝付けれん…)

ポスッ

宜野座(………何の音だ?)

宜野座(……何か物が当たってるみたいだな)

ポスッ

ポスポス

コロコロコロ・・・

宜野座(……転がってきたな)

宜野座(これは、紙くず?)

ポスポスポス・・・

宜野座(…まさか、誰かが俺に投げてきているのか……?)

宜野座(一体誰が……)

・・・ドスッ!

宜野座「痛っ!」

宜野座(一体なんだ……ってこれはスリッパ!?)

宜野座「…おい、お前ら起きろ!!」ピッ

縢「………ぁあー、なんすか一体…」ゴシゴシ・・・

宜野座「…お前が犯人か」

縢「…はい?何言ってんすか…」

宜野座「その寝てたみたいな演技を辞めろ!俺は分かってんだぞ!」

縢「はぁ!?何意味わかんないこと言ってんすか!…ってギノさんどうしたんすか、その布団のまわりのゴミ」

宜野座「とぼけても無駄だ!お前がやったんだろ!!」

狡噛「……なんの騒ぎだ、こりゃ…」ハァー・・・ア

縢「あ、コウちゃん助けてくれよ!なんかギノさんが意味わかんないこと言ってるんだよ!」

宜野座「分からなくはないだろ!正直に自分の罪を――」

征陸「……それぐらいで辞めな、伸元」ガシッ

宜野座「お、おい!首を持つな!」

征陸「一度冷静になって、状況を教えろ」

宜野座「わ、分かった!分かったから下ろせ!!」

―――宜野座説明中…

狡噛「………そんなことがあったのか」

宜野座「ああ」

縢「はぁ…それで、どうして俺を犯人と決めつけたんですか?」

宜野座「…お前ぐらいしかこんなことする奴はいないと思ったからだ」

縢「……そんな理由で俺犯人に仕立てられたんすか…」

狡噛「ギノ…いくらなんでもそれは酷いぞ……」

宜野座「何が酷いというんだ!なら他に誰がやると言うのだ!」

宜野座「この部屋は俺たち以外には誰もいない、隠れる場所もないじゃないか!」

征陸「落ち着け伸元…隠れる場所なら押入れもあるだろ?」

宜野座「押入れ?……はん、押入れの開く音なんか聞こえなかったぞ」

宜野座「しかも俺が最後に投げられてから明かりを付けるまでの時間は3分もかからなかったんだぞ!」

宜野座「つまり俺に物を投げることができるのはお前たちだけだ!」

狡噛「…ギノ、お前は本当に俺たちの誰かがやったと思うのか?」

宜野座「当たり前だろう!なら他に誰がやったって言うんだ!」

狡噛「……考えてもみろギノ。今は捜査で来てるんだぞ?そこでそんな事をやってみろ、チーム内の雰囲気が悪くなっちまう」

宜野座「確かにそうかもしれないが…」

狡噛「そこで発想の転換だ。そんな事をやって喜ぶのは誰だ?」

征陸「………まぁ今回の捜査を邪魔したい奴だろうなぁ」

狡噛「それで今回の捜査のターゲットは?」

縢「確かホログラムがハッキングされる事件での捜査っすよね……ってことは」

狡噛「多分そいつが起こした出来事だろう」

縢「確かにそいつならホロで壁を偽装して作れば視覚的には隠れることができる!」

狡噛「………いやまだそれはわからんが」

宜野座「出た形跡もないからここに隠れてる可能性があるな!探してみよう!」

狡噛「いやちょっとm」

征陸「見つかったぞぉ!」

狡噛「…なんだって!?」

宜野座「………そんなに驚いてどうしたんだ狡噛?」

狡噛「…いや、なんでもない」

宜野座「……そうか。征陸、そいつを逃がすなよ!」

征陸「あぁ、分かってる!」ガシッ

ホロクラッカー「ま、待ってくれ!僕はそんなことまでしていない!」

宜野座「嘘をつくな!お前が一連の犯人なのは分かっている!」

ホロクラッカー「確かに一連の事件は僕だ、だけどあんたに物を投げたのはそこの人だ!」

狡噛「ギノ、そいつの話に耳を傾けるな!俺たちを惑わして隙を作ろうとしているぞ!」

宜野座「そんなこと分かっている!縢、ドミネーターは!!」

縢「………もう準備は出来てますぜ、ギノさん」

ドミネーター『犯罪係数オーバー130、執行対象です』

征陸「………」パッ

宜野座「撃て!」

パシュウ!

やはり狡噛さんでしたか

―――翌日

常守「……そんな事があったんですね」

縢「ホントコウちゃんの機転で助かったぜ」ハァーア

常守「……眠れてないみたいだけど大丈夫?」

縢「まぁ色々とごたついたからね…けどその朱ちゃんの言葉で元気が出たよ!」

常守「あはは…そういえば宜野座さんはまだ取り調べですか?」

縢「まだ一部の容疑を認めなくてねぇ…」

常守「あぁ、狡噛さんがホントは物を投げたんだって話ですか」

縢「往生際が悪いんだよなぁ、ねぇコウちゃんもそう思うっしょ?」

狡噛「………あぁ、そうだな。そういえば常守監視官のほうは無事だったのか?」

常守「え、あ、私はその……大丈夫でしたけど……」

狡噛「ん、何かあったのか?」

常守「え、えっとですね…」

六合塚「常守さん」

常守「ひゃ、ひゃい!!」

六合塚「ちょっと要件があるのだけど……構わないかしら?」ニコッ

常守「・・・あ、はい・・・大丈夫、ですよ」ニ、ニコー

常守「というわけなんで失礼します!」

縢「………ねぇ、コウちゃん…あれって」

狡噛「…あぁ…常守も大変だな」



―――No.11 狡噛「刑事課一係の眠れない夜」事件




以上でNo.11終了です。いかがでしたか?
いつかガールズサイドの方も書いてみたいですね。

次回は今日か明日に来ます。
それではお疲れ様でした。


常守くわれたのかww

キマシ

こんばんわ、>>1です。
今回は縢君と六合塚さんのお話です。

それでは始めていきます。

―――刑事部屋

縢「あのさぁくにっち」ピコピコ

六合塚「…何かしら」…ペラ

縢「いやくにっちって音楽雑誌ばっか見てるけど、他に何かやんないのかな…って思ってさ」ピコピコ

六合塚「…別にいいじゃない」

縢「まぁそうだけどさ…やっぱり色々と他のことやったほうが楽しいと思うけどなぁ」ピコピコ

六合塚「…例えば?」

縢「うーん、ゲームとか映画鑑賞とか…」ピッ

六合塚「…私に合いそうなものはなさそうね」ペラ

六合塚「映画よりもライブ映像とかのほうが見るわね」

縢「ふーん、そうなんだ……やっぱ音楽関係にしか興味ないのねくにっちは」

六合塚「そうね。まぁだからやっぱりやることはこれだけになっちゃうのよね」

六合塚「…そういえば一つ気になったのだけど」

縢「ん、何?」

六合塚「私の呼び方ってなんで"くにっち"なの?」

縢「え、まぁー…呼びやすいから?」

六合塚「けど私のその…性格的に合わなくない?」

縢「そう?別に合わないとは思わないけどなぁ…」

六合塚「…もっといいのはないの?」

縢「そうだなぁ…じゃあづかちゃんとかは?」

六合塚「………あなた、ネーミングセンスないの?」

縢「それ真面目に傷付くから辞めて!」

縢「…うーん、けどやっぱそうなるとくにっちでしょ」

六合塚「…その二択しか私のあだ名はないの……?」

縢「いいじゃんくにっち、可愛いあだ名で」

六合塚「……だからその可愛いあだ名が私に合わないと言ってるのだけど」

縢「え、普通に可愛いと思うけど」

六合塚「………え?」

縢「ん、なんかおかしいこと言った?」

六合塚「いやだって私のこと可愛いって…」

縢「いやだから可愛いでしょ。そうやって普段クールぶってるくせにテンパるところとか」

六合塚「…なら、そのあだ名で…いいわよ///」

縢「あ、そう?なら良かった」

六合塚「………ってことがこの前あったの!」

六合塚「これ、どう思う?」

常守「いやどう思うって言われても…」

六合塚「やっぱり絶対これ私に…」

六合塚「恋、してると思うの!」

常守「いやそれだけで判別するのは…縢くんだし」

六合塚「いや大丈夫よ常守さん、あなたとの関係も忘れてないから」

常守「………いや、それは忘れてくださいよ頼みますから」

常守(あの日から2人の時はいっつもこんな感じなんだよなぁ…参っちゃうよホント)トホホ・・・



―――No.12 六合塚「なんでそのあだ名?」事件



以上でNo.12終了です。いかがでしたか?
こんな状態でも常守監視官の色相は濁らないんだろうなぁ…

次回は今日の昼か夕方にでも。
それでは失礼しました。


縢……イイヤツだったけどなぁ……声優石田さんだし

そういえば最終話で狡噛が朱ちゃんの事呼び捨てにしたね。練習の成果なのかな

こんにちは>>1です。

>>128
多分朱ちゃん内心喜んでるはずです。

それでは始めていきます。

―――刑事部屋

狡噛「ん?ギノ、なんだそれは?」

宜野座「…フフ、よくぞ聞いてくれた狡噛」

宜野座「これは公安局が開発したコミッサちゃん人形だ」

狡噛「…コミッサちゃん人形?」

宜野座「そうだ。しかもただの人形ではない」

宜野座「こいつは話し相手にもなるんだ!」

狡噛「…はぁ?何言ってんだギノ?」

宜野座「…別に幻聴とかじゃないぞ」

宜野座「この人形に話しかけると、人形に入ってる装置が最適な言葉を選び出して喋るんだ!」

宜野座「これにより誰にも言えないあんな悩みやこんな悩みを気軽に話すことができるようになり、色相がクリアになる…というわけだ」

狡噛「そういうことか…だがどうしてお前がそれを?」

宜野座「局長からテストプレイをして欲しいということでな」

狡噛「そうか。だがホントにそんなことで色相が浄化するのか?」

宜野座「…確かにそうだな。早速試してみるか」カチッ

コミッサちゃん人形『…初めまして、僕は太郎と言います』

狡噛「おぉ、ホントに喋るんだな」

宜野座「…俺が嘘ついたとでも思ったのか?」

狡噛「いや、そういう訳じゃないさ」

太郎『今日もあなたの色相浄化の為、あなたの話相手を精一杯務めさせていただきます』

太郎『まずあなたのお名前をお聞かせください』

宜野座「…宜野座伸元だ」

太郎『…ピピッ』

太郎『あなたは宜野座伸元さん、27歳でよろしいですね?』

宜野座「あ、あぁ…」

太郎『それで本日はどんな話をされますか?』

宜野座「…これはどう返したらいいんだ狡噛?」

狡噛「普通に愚痴なら愚痴、悩みなら悩みって言えばいいんじゃないのか?」

宜野座「そうか……じゃあ悩みで」

太郎『悩みでございますね、少々お待ちください』

太郎『…準備が完了しました。それではお話ください』

宜野座「ああ…これは仕事場での話なんだが」

宜野座「ちょくちょく…机に置いてある食べ物が無くなっているんだ…」

狡噛「 」

宜野座「これはどうしたらいいと思う?」

太郎『…そういう時は物を机の上に置かなければいいのでは?』

宜野座「!……確かにその通りだ、ありがとう」

太郎『それが僕のお役目ですから』

宜野座「…確かにそうだな。だがこれだと誰がとったのか犯人が分からないな…」

太郎『なら指紋認証とかをしてみましょうか?』

宜野座「本当か!ならたn」

狡噛「待てギノ!」

宜野座「…なんだ狡噛」

狡噛「指紋認証なんてできないだろう、容器とかもなくなったんだから」

宜野座「…いや、それがこの前なくなった時に何か痕跡がないか探していたら容器が見つかってな」

狡噛「………クソ、ちゃんと片付けておけば良かった」ボソッ

宜野座「何か言ったか狡噛?」

狡噛「…いや」

宜野座「そうか、ならいいが」

宜野座「じゃあ頼むよ」

太郎『了解しました、早速調べt』カチッ

宜野座「!」

宜野座「何をするんだ狡噛!」

狡噛「…もうこれぐらいで十分だろ」

宜野座「いや俺の話はまだ――」

狡噛「ギノ、これはあくまで話を聞くだけの奴じゃなかったのか」

狡噛「なら多分そんな指紋認証ができる機能なんてついてないと思うぞ?」

宜野座「そんなのはまだ――」

狡噛「取り敢えずこんなこと言うみたいだとまだ少し調整が必要みたいだな」

狡噛「常守監視官を通して局長に言ってもらおう」

宜野座「おいまて、どうして常守監視官が出てくる!」

狡噛「お前に渡すとまた指紋認証とか言いかねないからだろ」

宜野座「別にやっても構わないじゃないか」

狡噛「そんなことやって変なこと起こしたらどうするんだ」

宜野座「それは……」

狡噛「そうだろ?じゃあ早速常守監視官にこれを渡しに行かないと…」

宜野座「いやだが…って、おい待て!狡噛!!」



―――No.13 宜野座「コミッサちゃん人形」事件



以上でNo.13は終了です、いかがでしたか?
なんかこの二人だといつもこんな感じになっちゃうなぁ…何か別の考えないと

次回は明日までには。
それでは失礼しました。

こんにちは>>1です。
今回はあの人が登場します。

それでは始めていきます。

槙島「今日は集まってくれてありがとう」

槙島「まさかこんなにも集まってくれるなんて思わなかったよ」

槙島「やっぱりこういう日にはみんなで集まるのが一番だからね」

槙島「えっ、なんか特別な日なのか。だって?」

槙島「フフ、確かに僕にとっては特別かな」

槙島「だって今日は、」

槙島「僕の誕生日だからね」

槙島「あ、そうか。皆にはそういえば教えてなかったかな?」

槙島「プレゼントを持ってきてない?」

槙島「ああ別に構わないよ。僕も教えなかったのがいけなかったからね」

槙島「それに……」

槙島「僕は君たちが来てくれたってだけでも最高のプレゼントになるよ」

槙島「…ちょっとキザだったかな?」

槙島「…そうかい、僕も嬉しいよ」

槙島「じゃあ今日は楽しんでいこう」

槙島「………」

槙島「………よし、こんなところかな」

槙島「さぁ、リハーサルも済んだ」

槙島「会場の飾り付けも終わった」

槙島「後は皆が来るのを待つだけだ」

槙島「楽しみだな…早く来ないかな…」

槙島「…ちょっと緊張してきちゃったな」

槙島「ちゃんとさっきの奴言えるか心配になってきたな…」

槙島「…いや大丈夫だ」

槙島「僕はやるときはやれる奴だ」

槙島「だから大丈夫…落ち着けよ…」

槙島「…早く来て欲しいな」

槙島「………」

槙島「…もう集合時間から2時間過ぎてるけど」

槙島「何かおかしかったのかな…」

槙島「いやちゃんと集合は呼びかけたはず」

槙島「グソンにもちゃんと言っておいたし…」

槙島「泉宮寺さんや璃華子ちゃんのも送った…」

槙島「藤間はどこに行ったか分からないしな…」

槙島「御堂くんは…まぁいいか」

槙島「…もしかして、日を間違えたかな」

槙島「…なんだかそんな気がしてきたよ」

槙島「どうしよう、皆に連絡しようかな…」

槙島「けど急に言っても迷惑かな…皆用事ありそうだし…」

槙島「…ハァ、やっぱり僕には無理だったのかな」

槙島「ずっと皆の記憶から忘れられた孤独な存在に――」

…ガチャ

槙島「!」

グソン「すみません、遅くなりました」

泉宮寺「…いやいや、老いぼれには遠い所はこたえるな」

王陵「あなた、別にサイボーグだから関係ないじゃない」

槙島「み、皆…」

グソン「槙島さん酷いですよ…誕生日のこと教えてくれたら遅くならなくてすんだのに…」

槙島「え、じゃあ皆…」

泉宮寺「ああ、皆プレゼントを選ぶのに時間がかかってたのだよ」

槙島「き、君たちは…いや、それよりも…」

槙島『…ありがとう。最高のプレゼントだよ』

狡噛「………」

常守「………」

狡噛「………なんだコレは」

常守「………捜査で街頭スキャナーを調べてた時出てきました」

狡噛「………何の情報にもならん。いらないだろ」

常守「………そうですね、後で消しときます」



―――No.14 狡噛「…槙島の知られざる姿、誕生日編」事件


以上でNo.14終了です。いかがでしたか?

泉宮寺さんとかってこんな口調だったかな…
御堂くんはもう全然覚えてないな…メガネかけてたっけ?

次回はできれば今日中、無理なら明日きます。
それでは失礼します。

マキシマムさん...

槙島「>>1はくる・・・こない」

どうも遅れました>>1です。
いやぁ昨日一昨日なんもアイデア浮かばなかった…

今回は狡噛さんと朱ちゃんのお話です。
後短いかも…

それでは始めていきます。

―――刑事部屋

常守「…ぁ……狡噛、さん」

狡噛「………常守監視官。どうしてここに?」

常守「狡噛さんこそ、何してるんですか!」

狡噛「……俺は潜在犯だぞ?」

常守「っ!…それでも、狡噛さんは…」

狡噛「やらないと思っていたのか?」

狡噛「…俺はあんたみたいにできた人間じゃあない」

狡噛「だから俺は監視する側から監視される側になった」

常守「!」

狡噛「確かにあんたを見てたら俺は昔を取り戻せる気がしていた」

狡噛「だが、結局は思っていただけで…変わりはしなかった」

狡噛「俺には…あいつへの思いを消し去ることができなかった」

常守「…それでも」

狡噛「…?」

常守「私は狡噛さんを救います、絶対に」

狡噛「…常守……」

狡噛「………まいったな、まさかこんな俺にも手を差し伸べるなんてな」

常守「…じゃあ、もうそれ辞めてもらえますよね?」

狡噛「………それは無理だ」

常守「!…どうして…?」

狡噛「………俺は俺の正義を貫かなければいけないからだ」

狡噛「だからあんたの、言葉は聞けない」

常守「……狡噛、さん…」

狡噛「………常守監視官。このことは、忘れろ」

狡噛「…じゃあ、またな」

常守「狡噛さん!」

狡噛「……なんだ」

常守「最後に、1つだけ聞かせてください」

常守「どうして…」









常守「どうして宜野座さんの机にあったお菓子を食べたんですか」




狡噛「…美味しそうだったから、かな」スッ・・・

常守「あっ…待ってくださいよ……狡噛さん!」



 そう言って彼は刑事部屋から立ち去っていった。
  …私はそれを、追いかけることはできなかった。



―――No.15 常守「狡噛さんの秘密」事件


No.15以上で終了です、いかがでしたか?
狡噛の秘密を知ってしまった朱ちゃん…これからどうするのか!

次回は今日の夕方あたりにでも。
あ、後予定で小説のみ登場の方が出てきます。誰こいつとか言わないであげてください。

それでは失礼しました。

こうがみさんのキリッとした顔で想像して爆笑した。

宜野座さん お菓子買いすぎww

どうもこんばんわ>>1です。
夕方に書き終わると思ってたら時間かかってしまった…

 今回のお話は読む前にいくつか注意点があります。
・少しあるコントを元にしてる部分があります。
・戦車の説明とか出てきますが結構適当に書いてますのであんまり気にせずに。
・本編未登場の小説に出てくるキャラが登場します。

…以上の点に問題なければ始めていきます。

―――三年前、隔離区画‐ラウンジ

内藤「…ねぇ佐々山さん」

佐々山「どうした、内藤?」

内藤「僕ねぇ特技ができたんですよ」

佐々山「…お前がかぁ?」

内藤「はい、こんな特技もなんもなさそうな僕がです」

佐々山「…どんな特技だよ?」

内藤「どんなものでも数秒で暗記できちゃう特技です」

佐々山「おいそれマジかよ、スゲェな!」

内藤「すごいでしょ」

佐々山「…けどお前ホントはそれ嘘なんだろ?」

内藤「嘘じゃないですよ。なんなら、試してみます?」

佐々山「あぁ試してやろうじゃないか」

佐々山「ちょっと待ってろよぉ…よし書けた」

佐々山「なら俺が今書いたこの文章、覚えてみろよ」

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|                                                            |
| 花子「…あなた、なんなのよこれ」                                           |
|                                                            |
| 太郎「あ?それはMBT-70のプラモじゃねぇか」                                      |
|                                                            |
| 太郎「MBT-70、1960年代にアメリカと西ドイツが共同で開発した戦車だな。                         |
| 西ドイツと共同で開発した理由については、NATOでの装備の共通化により補給しやすくすることと、              |
| 開発費や戦車を調達する為の費用を削減することだったらしいけど、                            |
| 実際の所は戦車の技術力が劣っていたアメリカが性能を高める為にくっついたとか言われてるがな。              |
| まぁそれで共同開発はしてみたものの両国は設計方針からほとんどが違ったせいで開発が難航しまくり、            |
| さらにはその時は通信手段も発達していないから更に開発期間が伸びていき、開発費も上がりまくり。             |
| しかもできた試作車はアメリカと西ドイツでは武装やエンジンなど大半は違っちゃうと言う共同開発の意味がなくなっちまう始末。|
| 結局開発は中止。後にこれを設計思想として各国が単独で再度開発しようとするが試作で終わってしまう…           |
| いやぁ、不遇な戦車だよ…」                                              |
|                                                            |
| 花子「…私はそんな事は聞いてないの!」                                        |
|                                                            |
| 花子「何またプラモなんて買ってるのよ、あれほど買うなって言ったでしょ!」                       |
|                                                            |
| 太郎「あ、はい…すみません」                                             |
|                                                            |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 

内藤「…いやぁ佐々山さん」

佐々山「なんだ?」

内藤「ホントこういういらない雑学みたいなことはよく知ってますよねー」

佐々山「…お前、殴られたいのか」

内藤「いえいえ…ってはい、もう覚えましたよ」

佐々山「早いな!まだ5秒もたってないぞ!」

内藤「まぁ簡単ですよこんなの。あ、戦車の説明部分だけ言えばいいですよね?」

佐々山「あ、あぁ構わないが…」

内藤「ならいきますよ…」

内藤「MBT-70、1960年代にアメリカと西ドイツが共同で開発した戦車だな。                         
 西ドイツと共同で開発した理由については、NATOでの装備の共通化により補給しやすくすることと、             
 開発費や戦車を調達する為の費用を削減することだったらしいけど、                          
 実際の所は戦車の技術力が劣っていたアメリカが性能を高める為にくっついたとか言われてるがな。             
 まぁそれで共同開発はしてみたものの両国は設計方針からほとんどが違ったせいで開発が難航しまくり、          
 さらにはその時は通信手段も発達していないから更に開発期間が伸びていき、開発費も上がりまくり。           
 しかもできた試作車はアメリカと西ドイツでは武装やエンジンなど大半は違っちゃうと言う共同開発の意味がなくなっちまう始末。

 結局開発は中止。後にこれを設計思想として各国が単独で再度開発しようとするが試作で終わってしまう…       
 いやぁ、不遇な戦車だよ…」

内藤「…どうですか?」

佐々山「…お前すげぇな!」

内藤「いえいえ、まぁ別に佐々山さんに褒められても嬉しくないですけど」

佐々山「…お前ちょくちょく毒吐くな……けどこれってやっぱ練習とか相当すんの?」

内藤「そんな事ないですよ。この本読めば一発です」

佐々山「マジかよ!…けどそれ高いんだろ?」

内藤「まぁ今では出版数も少ないですから…5万ぐらいですかね」

佐々山「高いな…けど、煙草を20カートンぐらい我慢すれば買えるな!」

内藤「そうですよ…あ、あなたもどうですか?」

狡噛「……何やってんだ、お前達」

内藤「狡噛さんいりますか、この本」

狡噛「…どうせ全部、嘘だろ?」

内藤「あ、分かっちゃいます?」

狡噛「ああ」

狡噛「………なにせお前達が練習してるところから見てたからな……」

佐々山「狡噛はやっぱ出来が違うなぁ」

狡噛「……出来どうのこうの以前に、見てて分からなかったらダメだろ」

佐々山「まっ、お前を騙そうなんて思ってないから別にいいけどな」

内藤「まあターゲットは宜野座さんですからねぇ」

狡噛「…またお前らは」

内藤「いやだってやりたくなるじゃないですか、ねぇ佐々山さん」

佐々山「そうだぞ、あんな真面目人間なギノ先生にやったら絶対面白そうだろ?」

狡噛「…はぁ…ほどほどにしろよ」スタスタ・・・

佐々山「…あいつ辞めさせるのめんどそうだったからさっさと行きやがったな」

内藤「そうみたいですねー…あ、佐々山さん宜野座さん来ますよ」

佐々山「お、そうか…大丈夫か?」

内藤「大丈夫大丈夫」

宜野座「…何の話をしてるんだお前達」

佐々山「…あ、先生!」

内藤「来ましたねー宜野座さん」

宜野座「………何の用だ、こんな所に俺を呼んで」

佐々山「…あのですね、こいつ特技持ってるんですよ」…クイ

内藤「…」コク

内藤「…ねぇ佐々山さん」

―数分後

内藤「―ですよ。あ、あなたもどうですか?」

宜野座「お前達…俺にそんなもの見せるためにここに呼んだのか…?」プルプル・・・

佐々山「え!…いやぁ、その…」

宜野座「いい加減にしろ!」

宜野座「俺はそんな話に付き合ってるほど暇じゃあないんだ!」

宜野座「……これだから執行官は…そもそもな――」ブツブツ・・・

佐々山「…流石に駄目だったか…」

内藤「ま、僕は無理だと思ってましたけどねー」

佐々山「お前乗り気だったじゃねぇか!」

宜野座「おいお前達!」

内藤、佐々山「はいっ!」

宜野座「…何、人が話しているときに…俺はお前達にとっては上司だぞ…」

宜野座「…ふん、まあいい。それでだが…」

内藤、佐々山「…?」

宜野座「さっきの本はお前に頼めば買えるのか?」

佐々山「結局買うのかよ!!」



―――No.16 佐々山「数秒で暗記が出来るようになる本」事件


あぁ…囲もうとしたら変な感じになってしまった…

以上でNo.16終了です。
今回は色んなものを取り入れたんですが…いかがでしたか?

次回は多分元の感じになっていきます。多分今日の昼…かな。
それでは失礼しました。

どうもこんにちは>>1です。
いっつも少し遅れてしまうなぁ…どうにかできないものか。

それでは始めていきます。

―――刑事部屋

常守「ねぇねぇ狡噛さん」

狡噛「…なんだ、常守監視官」

常守「狡噛さんって…サンタ信じてます?」

狡噛「…なんだ急に」

常守「いえ急に気になったので」

狡噛「……サンタはいるだろ?」

常守「………え?」

狡噛「…なんだ、え?ってのは?」

常守「いやサンタはいないですよ」

狡噛「………何意味の分からないことを」

常守「いやホントですってば!」

狡噛「…常守監視官、もしかしてあんたサンタが家に来たことがないんだろ?」

常守「…狡噛さんはあるんですか?」

狡噛「あぁもちろんだとも。なければいるなんて言わないさ」

常守「なら証拠とかあるんですか?」

狡噛「…証拠なんてある訳ないだろ、寝てる時にくるんだから」

常守「………狡噛さん、絶対私をからかって言ってますよね?」

狡噛「なんであんたをからかわなければいけないんだ?」

常守「…ふーん、そうですか。分かりました」

常守「ならば実力行使って奴ですよ」

狡噛「?」

常守「ちょっと待っててくださいね…」

常守「じゃーん、持ってきましたよ!」

狡噛「それは…ドミネーター?」

常守「そうです!これで狡噛さんの犯罪係数を確認すれば…」

狡噛「…はぁ、監視官。そんなもんでからかったことが分かる訳ないだろ」

狡噛「まず今までの係数をあんたは記憶してるのか?」

常守「!…それは…」

狡噛「それにからかおうと思うだけでは係数はそこまで上がらないぞ」

常守「…そうなんですか」

狡噛「…フ。これからもあんたはそれを使ってくんだ、そういうことはしっかり覚えておかないとな」

常守「……はい」

常守「…って逸らそうとしてもダメですからね!」

常守「で、ホントは信じてるんですか?」

狡噛「そんなこと信じてないに決まってるじゃないか」

常守「……やっぱり、からかっていたんですね」

狡噛「…つい、な」

常守「ついでもからかうなんて酷いですよ…」

狡噛「…すまない。まさか君がそこまで落ち込むとは」

常守「……ふーんだ」ツーン

狡噛「悪かった、なんでも言うこと聞くから」

常守「…その話、本当ですね?」

狡噛「あ、あぁ…」

常守「…なら今から買い物に付き合ってくださいよ」

狡噛「……そんな事でいいのか?」

常守「…いいですよ、私は優しいですからそれで許してあげます」

狡噛「…分かった、どこにでも付き合おう」

常守「…ホントですね!じゃあ早速行きましょう!」

狡噛「お、おい引っ張るな監視官!」



―――No.17 常守「たまには意味のない会話でも」事件


以上でNo.17終了です、いかがでしたか?

次回は今日か明日になるぐらいの時間に。
それでは失礼しました。

乙。
こんな先輩後輩的カップルいいな。

どうもこんばんわ>>1です。
…眠たいです。

それでは今回も始めていきます。

―――分析室

唐之杜「ねぇ朱ちゃんお姉さんとイイことしなぁい?」

常守「いやそんな事したくないんで近づkって近いです辞めてくだい!」グググ・・・

唐之杜「いいじゃないの、お姉さんがあなたの色相も体も清めてあげるわよぉ」グググ・・・

常守「いやどっちも汚れるんでマジで辞めてください…ホント勘弁してくださいよぉ!」

唐之杜「そんなこと言わないでよぉー、お姉さんさみしいぞ?」パチッ

常守「 」

常守「だ、誰か助けて!!今日の唐之杜さんマジでヤバい!!」

ウィーン

宜野座「唐之杜。ちょっと聞きたいことが―っ!?」

常守「あっ、宜野座さん!ちょっと助けてください!!」

宜野座「………お取り込み中のよう、だな」

常守「…え?」

宜野座「まさか常守にそんな趣味があるとは思わなかった…俺は失礼する」

常守「…えっ!ちょっと待ってくださいよ宜野座さん!それに誤解です!!」

唐之杜「何言ってんのよぉ?朱ちゃんはもう完璧にこっち側の人じゃなぁい」

常守「違います!てかお願いだから離れて…!」グググ・・・

ウィーン

六合塚「………何やってるの、常守さん?」

常守「あ、六合塚さん!助けてください!!」

六合塚「…それ、何かのプレイじゃないの?」

常守「違いますよ!!唐之杜さん今日なんかヘンで…」

唐之杜「変じゃないわよぉ、酷いわねぇ…で、もうツンは終わるんでしょ?早くデレに―」

常守「いかないんで落ち着いてください、ホントマジで」

六合塚「あ、そういえば」

常守「あ、なんか気づいたんですね六合塚さん!そんなことよりも出来ればこの人どうにかして欲しいんですけどね!」

六合塚「今日は志恩多分あの日なのよ」

常守「何の日なんですか?てか嫌な予感しかしないんですが大丈夫ですか!」

六合塚「もちろん女性特有の――」

常守「何言ってるんですかこんな時に!?」

六合塚「………冗談よ」

常守「冗談言う暇あったらこれどうにかしてくださいよ!」

唐之杜「私をこれ扱い…?」

唐之杜「嫌いじゃない!!」

常守「……六合塚さぁん、助けてくださいよぉ…もう私限界ですぅ…」グス

六合塚「…もっと楽しんでいたかったのだけど、しょうがないわね」

六合塚「…志恩」

唐之杜「ん?」

六合塚「…あたしを、慰めt」

唐之杜「慰めるううううううう!!」ガバァ!

常守「………」

常守「………うわぁ」

常守「……えっ、そんなことまでっ!!///」

常守「わ、私外出てます///」




―――数十分後

…ウィーン

常守「……あの…終わりました…?」

六合塚「……大丈夫よ」

唐之杜「……」スー・・・スー・・・

常守「…寝てますね」

六合塚「…たまにね、こうなるのよ」

六合塚「…この人いっつもここで働き詰めじゃない、だからたまにこうやって発散しないとやってけないのよ」

常守「…そうだったんですか。それなのに私…」

六合塚「…大丈夫よ。多分彼女気にしてないだろうし」

常守「…けど」

六合塚「…そこまで言うなら今度三人で―」

常守「そういう趣味はないので結構です」

六合塚「…あの日はあんなに燃えたのに?」

常守「べ、別に何もなかったじゃないですかっ!!」

六合塚「…あなたが知らないだけで―」

常守「狡噛さーん、助けてくださーい!!」ウワーン!



―――No.18 唐之杜「乙女の色相ケア」事件



以上でNo.18終了です、いかがでしたか?
……一番女性組が生き生きしてる気がする。

次回は今日の昼か夕方にでも。
それでは失礼しました。

ウィーン といえばUFOキャッチャーを思い出す
あいつらどうしてるかな

どうもこんにちは>>1です。
もう大体の所で放送は終わっちゃったんですよね…いやホント終わったんだなぁ…

今回は最終回での槙島の一連の事件から2ヶ月後の間の話ですので未視聴の方注意です。
ネタバレは…もう気にしなくてもいいよね?

それでは始めていきます。

―――刑事部屋

宜野座「………はぁ」

六合塚「…いい加減にしなさいよ、あんた」

常守「おはようございます…って六合塚さんどうかしたんですか?」

六合塚「…あっ、常守さん」

六合塚「いえちょっと…宜野座の方が」

宜野座「…はぁ……狡噛も親父もいなくなっちまったんだなぁ…」

宜野座「…ここは呪われてんだぁ……もう嫌だぁ…」

常守「…またですか」

六合塚「そうなんですよ、今回は特に酷くて…」

常守「全くもう…宜野座さーん、いい加減にしてくださいよー?」

宜野座「……常守監視官か……フッ」

常守「…何ですか、イラッとしたんですけど」

常守「てかいい加減にしてくださいよー、もう明日には新しい執行官が配属されるんですよー」

宜野座「……別にそいつらに任せればいいじゃない…ですか」

常守「何言ってるんですか、宜野座さん」

常守「あなたは監視官の経験もしているから監視官の立場もわかる」

常守「更に身近な人が潜在犯ばかりだったあなたは潜在犯の気持ちもわかる」

常守「なら、新生刑事課一係での執行官のまとめ役はあなたが一番適任なんですよ」

宜野座「…ふん、そんなこと言って…俺は知っているぞ?」

宜野座「…皆、俺のことバカにしてたんだろ!」

常守「………そ、そんなことないですよ!!」

宜野座「親父も…狡噛も…どうせ皆、無能な俺を心の内で嘲笑ってたんだろ?」

宜野座「…もういいんだよ、俺をこのままにしておいてくれ!」

常守「……宜野座さん、それは駄目ですよ」

常守「宜野座さん…空いた穴を埋めるために執行官になったんでしょ?」

常守「だったら…それを全うしないと」

宜野座「………それが、怖いんだ」

常守「…え?」

宜野座「親父や狡噛、縢の穴を埋める………そんなこと無能座なんて呼ばれた俺に出来るのか不安なんだ、怖いんだ」

宜野座「俺なんか…あいつらに比べたらまだまだ半人前みたいなもんだ…」

宜野座「そんな俺が…あいつらの代わりなんて―」

常守「…なれますよ」

常守「宜野座さんなら、絶対になれます」

宜野座「……常守」

常守「なんなら別にならなくてもいいんですよ、宜野座さんそのままでいても…」

常守「私たちがいるんですから!」

六合塚「…そうですよ、私たちを少しは頼りにして下さいよ」

宜野座「…六合塚………フッ」

宜野座「すまないな。常守監視官、六合塚」

宜野座「―おかげで…目が覚めた」

常守「…いえいえ、これも監視官の務めですから」

宜野座「!」

常守「…?」

六合塚「…あ、常守さん。後別件の捜査で―」

常守「あ、はいはい。あの捜査ですね…」

宜野座(…執行官の悩みを解決するのが執行官の仕事なんて…まるで)

宜野座「……ホントあなたは…さすがだな」ボソ

常守「え、なんか言いました?」

宜野座「…いや、なんでもない。それでその捜査っていうのは?」

常守「あ、それがですね―」



―――No.19 宜野座「…俺がすることは」事件



以上でNo.19終了です、いかがでしたか?
宜野座さんは無能座さんから脱却できたのかなぁ…

次回は今日の夕方から夜にかけての間に。
それでは失礼しました。

ギノさんは上司がまともなら輝く気がする

とりあえず宜野座は前髪切れ

どうもこんばんわ>>1です。

今回は最近出てなかったあの2人の話です。
それでは始めていきます。

―――刑事部屋

縢「………ねぇ、ギノさん?」

宜野座「………なんだ、縢?」

縢「…いくらなんでもこの報告書の数はおかしいでしょ?」

宜野座「おかしくなどはない。お前の報告書があまりにもヒドイからな」

宜野座「それの再提出も込みでこれだけあるんだろ」

縢「…け、けどっすよ?こんだけを今日中ってのは…」

宜野座「…無理ならやらなくても構わないんだぞ?その分お前の給料が差し引かれるだけだからな」

縢「………頑張ります」

―――数時間後

縢「………」

縢「………もうムリ」ウプッ

縢「なんだこの報告書の山…もう見てるだけでも気持ちわりぃよ…」

征陸「…どうしたんだ一体?」

縢「あ、とっつぁん!いいところに来た!」

征陸「あ、報告書の手伝いならしないぞ」

縢「………なんで分かったんすか」

征陸「伸元に先にクギ刺されたからな」ニッ

縢「…クソ、あの無能メガネめ…前髪まるごと刈られやがれよチクショー…」

征陸「そんなこと言うもんじゃないぞ、あいつは案外そういうことも聞いてたりするからな」

縢「はん、別にいいんすよ。聞こえてても聞こえなくても」

縢「言うだけでスッキリしますしね」

征陸「…まぁ確かにな。そういうもんは言った方がスッキリする」

征陸「…けどそれは本人の前でこそだ」

縢「…いやギノさんの前で言ったら、ギノさんが怒るじゃないっすか」

征陸「怒ったって構わないじゃないか、別に本音をぶつけただけさ」

征陸「けど影で悪口を叩くのは駄目だ。それは一時的にスッキリするだけだぞ」

征陸「それに相手が聞いたら正面で言われたよりも傷つくもんさ」

縢「……そういうもんすかねぇ」

征陸「そういうもんさ」

縢「…じゃあ正直にギノさんに報告書出来ないって言ったら許してくれますかね?」

征陸「…それとこれとは別だろうなぁ」

縢「…まぁ、そうっすよね」ハァ・・・

征陸「…しょうがない、俺も手伝うか」

縢「えっ、いいんすか!」

征陸「まぁ伸元には言われたが…誤魔化せば大丈夫だろ」

征陸「…よし、こんなのさっさと終わらせて一杯飲もうや」

縢「…おうっす!」



―――No.20 縢「報告書の再提出」事件



以上でNo.20終了です、いかがでしたか?
…少し短かったかな。

次回は今日の昼までには。
それでは失礼しました。

カガリはもっと見ていたかった…

青柳ももうちょっと出番欲しかった

どうもこんばんわ>>1です。
昼に来れなかった…すみません(*_ _)

今回は最終回後の話です。あの子も登場します。
それでは始めていきます。

―廃棄区画

霜月「………」スタスタ・・・

宜野座「………」スタスタ・・・

霜月「…あ、あの!」

宜野座「…なんだ」

霜月「あの…もう一人の執行官勝手に行っちゃたんですけど…」

宜野座「…あいつは、まぁ大丈夫だろう」

宜野座「あいつはああいう奴だからな」

霜月「そうですか…」

霜月「あ、後…もう一つ聞いてもよろしいですか?」

宜野座「…なんだ」

霜月「…宜野座さんって、前髪邪魔にならないんですか?」

宜野座「………は?」

霜月「…いや、その前髪…邪魔だと思うんですけど…」

宜野座「………君はこんな時に何を言ってるんだ?」

霜月「…あっ、すみません!つい気になったので…」

宜野座「………いや、別に構わないが」

霜月「……あの、もしかして…怒っちゃいました?」

宜野座「………別に怒っちゃいない」

霜月「……怒ったなら謝ります…」シュン

宜野座「だから怒ってないから大丈夫だ………待て」

霜月「…ターゲットがいたんですか?」

宜野座「………あぁ、静かにしろよ」

霜月「はい………けど、凄いですね」

宜野座「………何がだ?」

霜月「いやそんな髪型なのによく前見えますよね」

宜野座「………」

霜月「そんな前髪じゃほとんど見えてないですよね?」

霜月「やっぱりそこは執行官だからこそ、的なあれですよね?」

宜野座「………あなたは毒を吐くのが趣味なのか?」

霜月「えっ…あ、すみません!つい気になっちゃって…」

宜野座「………まぁいい。監視官は動くな、俺が行く」

宜野座「…見た方が覚えやすいこともあるしな」

霜月「……はい、分かりました!」

宜野座「………行ってくる」クルリ

宜野座「………」スタ・・・スタ・・・

ヒュー

宜野座「…あ、クソ…前髪が…」ファサー

宜野座「…見えない…クソ!」ガスッ!

宜野座「うわっ!」ズサッ!

潜在犯「ん?…あ、あれは公安局!」

潜在犯「に、逃げなきゃ…殺られる…!」ドタドタ・・・

宜野座「あっ、待て!…クソ!」ピッ

宜野座「こちらハウンド2!ターゲットを逃がした!今そっちに向かった!」

霜月「宜野座さん大丈夫ですか!」タッタッ・・・

宜野座「ああ、監視官も早く追いかけろ!」

霜月「はい!…あ、後宜野座さん!」

宜野座「なんだ!」

霜月「…前見えなくなるぐらいならやっぱ前髪切っといた方がいいですよ」

宜野座「………善処しよう」


―――後日、刑事部屋

常守「…あれ、宜野座さん」

宜野座「………なんだ」

常守「…前髪、少し切りました?」

宜野座「………あぁ」

常守「…またなんで?」

宜野座「………あなたには関係ないことだ」

常守「……?」



―――No.21 宜野座「髪の毛妨害」事件



以上でNo.21終了です、いかがでしたか?
ちなみに切ったのは3mm程度のこと。

次回こそは明日の昼までに。
それでは失礼します。

ギノさんェ……

宜野座はヘルメット被ればいいと思うよ

3ミリ切ったの気づくとか朱ちゃんすごいな

どうもこんにちは>>1です。
ギリセーフ…だよね?

>>227
朱ちゃんはできる監視官だからなんでも分かっちゃう…はず。

今回は2係の方々が出てきます。
それでは始めていきます。

―――休憩スペース

狡噛「…あ」

青柳「あ、狡噛君じゃない久しぶり」

狡噛「………ああ、そうだな」

青柳「どうしたの、元気ないじゃない」

狡噛「…いや、最近入ってきた新人の監視官に振り回されててな」

青柳「あー、確か常守って子だっけ?」

狡噛「…あぁ。それでな、その子が――」

――数十分後

狡噛「―って訳でな。更に…」

青柳「……フフ」

狡噛「…どうした、急に笑って?」

青柳「いえね…なんか監視官の時のあなたを見てるみたいで」

狡噛「………そうか?」

青柳「そうよ、昔佐々山君の愚痴言ってた時とそっくりだもの」

狡噛「………」

青柳「…あっ、ごめんなさい。佐々山君の話は」

狡噛「………いや、別に構わないさ」

狡噛「…それに……やっと、区切りがつきそうだからな」

青柳「…え、それって……」

狡噛「………すまないな、話に付き合ってもらって」

青柳「………別に構わないわよ、昔もよく聞いてたしね」

狡噛「そういえばそうだったな…あ、そろそろ行かないとな…ギノにどやされてしまう」

青柳「そうね……宜野座くん小姑並にうるさいから…」

狡噛「ハハっ、そうだな…じゃあ、またな」

青柳「ええ…また」

青柳「………」

神月「あ、いたいた…もう、青柳さん探しましたよ…ってどうしました?」

青柳「………ううん、なんでもないわ。それで何よ…まさかアフィ稼ぎでミスったから助けて欲しいとかじゃないでしょうね…」

神月「そんなわけないですよ!ちゃんと稼いでいますし…って、あ」

青柳「………あんたねぇ」

神月「……今のは聞かなかったこtすみませんでしたぁ!!」ダッ!

青柳「あ、こら待ちなさい!」

青柳「………はぁ。狡噛君もあれぐらい分かりやすければいいんだけど…」



―――No.22 狡噛「2係との会話」事件



以上でNo.22終了です、いかがでしたか?

次回は今日の夜に。
それでは失礼しました。

どうもこんばんわ>>1です。

早速始めていきます。
今回も1本です。

―――刑事部屋

宜野座「!」

宜野座「狡噛、コレは一体どういうことだ!」

狡噛「…なんだギノ、また何かあったのか?」

宜野座「ああ、俺の頼んでいた天丼が空になっている!」

狡噛(………あれ、ギノのだったのか…俺が頼んだ奴と違うと思っていたら)

宜野座「…俺と常守監視官が出ていく前には誰もいなく、約1時間後帰ってきた時にはお前だけがいた」

狡噛「………待て、俺を疑っているのか?」

宜野座「当たり前だ。お前だけしかいなかった訳だからな」

狡噛「…冗談だろ。お前たちは約1時間後に帰ってきたといったな」

狡噛「なら、その間に刑事部屋に入り食べることだって…」

宜野座「それは無理だ」

狡噛「………なぜだ?」

宜野座「天丼が届く予定時刻が11時45分…つまり俺たちが帰ってくるまで約15分しかないわけだ」

狡噛「!」

宜野座「今回は丼物…なら入ってきて食べて出るのには15はきつい」

宜野座「それに狡噛以外だとしたら狡噛が来る前より更に早くその一連の行動をしなければならない」

宜野座「………そんなことここを出入りできる奴らの中には存在しないだろう」

狡噛「………」

宜野座「…つまりお前がはn」

「待ってください!」

宜野座「………なんだ、常守監視官」

常守「………私が……私が宜野座さんの天丼を食べました!」

狡噛「!」

宜野座「………はん、何を戯言を言っているんだ君は?」

宜野座「どうみても今回は狡噛が犯人だ」

宜野座「それに君は俺とずっと同行していて――」

常守「……それは、本当にずっとでしたか?」

宜野座「………確かに君は15分ほど唐之杜に呼ばれたと言っていなくなったが…」

宜野座「それは確か12時40分頃…まだ刑事部屋には届いていない」

宜野座「それに15分じゃ刑事部屋まで行けるかどうかさえ怪しいんだぞ?」

宜野座「………君はそれでも戯言ではないと言い切るのか?」

常守「………甘いですね、宜野座さん」

宜野座「……何?」

常守「私は、刑事部屋ではなく…運んでいくドローンの方に向かったんです!」

宜野座「!」

常守「私たちがいた場所からだったら、食堂の方が近い…だから私はそっちに向かいました」

常守「後は偶然を装い、ドローンに宜野座監視官には私が持っていくといえばドローンから簡単に入手できる」

常守「そして食べた後に再度ドローンを呼び出し用事ができたから持ってくのは無理になったといえばそれで完璧です」

常守「…どうですか?これで私を犯人と認めてくれますよね?」

狡噛(…それはいくらなんでも無理やりすぎだろ……流石のギノでも)

宜野座「確かにそうだな」

狡噛(………こいつ、予想以上だな…)

宜野座「なら、君が本当の犯人なんだな?」

常守「はい!…焼くなり煮るなり好きにしてk」

狡噛「待て!」

宜野座「………なんだ狡噛、お前にはもう用が」

狡噛「監視官の話は嘘だ、俺をかばう為の…」

狡噛「だから俺が…本当の犯人だ」

常守「何言ってんですか!私が犯人です!」

狡噛「いやいいんだ…わざわざ君が罪を被らなくても…」

常守「被ってなんかいません!私が犯人ですから!」

常守「早く私に処分を下さい、宜野座さん!」

狡噛「いや俺にだ、ギノ!」

宜野座「………もういい、元々は俺の不注意だ。今回はなかったことにしてやる」

狡噛「………いいのか、ギノ?」

宜野座「ああ………それに、どっちも俺は…疑いたくなんてない」

常守「………宜野座さん」

狡噛(………本当はどっちが犯人か分かんなくなっちまったんだろうなぁ)





――数時間後、休憩スペース

狡噛「………なぁ、監視官」

常守「……何ですか、狡噛さん」

狡噛「どうしてあの時…俺をかばったりなんかしたんだ?」

常守「…だって、言ったじゃないですか」

常守「私はあなたを………救ってみせる、って」

常守「だったら、罪を背負うことだってやってやりますよ」

狡噛「………ホント、あんたは…」

常守「………?」

狡噛「………いや、なんでもない。とにかく…ありがとう、常守」

常守「!……はいっ!」



―――No.23 宜野座「天丼消失事件」



以上でNo.23終了です、いかがでしたか?
明日は朱ちゃんの誕生日なので皆さん祝ってあげてくださいね。

次回以降なんですか、自分仕事が始まるため更新が不安定になるかもしれません。
まぁそれでも多分一日一回程度には更新できそうですが。
とりあえず次回は明日の夜で。
それでは失礼します。

乙カレー

??「カレーおいしいなぁ」

どうもこんばんわ>>1です。
………4月2日になっちゃったね。

それでは始めていきます。

―――刑事部屋

狡噛「………なぁギノ」

宜野座「なんだ、狡噛?」

狡噛「………昨日が何の日か知ってるか?」

宜野座「今日は…4月1日…エイプリルフールとかか?」

狡噛「……それもあるが、他に」

宜野座「他?……何があるんだ?」

狡噛「………常守監視官の誕生日だ」

宜野座「なんだって!」

宜野座「…だが狡噛、常守はそんなこと言ってなかったぞ?」

狡噛「………そんなもの自分で言うのは恥ずかしいからだろ」

狡噛「………それに、さりげなく監視官は気づかせようとしていた」

宜野座「何?…それは、どういうことだ?」

狡噛「例えばだ……あれは出勤してきた時――」

――昨日の朝、刑事部屋

常守「皆さん、おはようございます!」

常守「…ってあれ?」

狡噛「どうしたんだ、監視官?」

常守「あ、いえ…その」

常守「……もしかして、今日が何日か知らないとか…」

狡噛「4月1日だろ、何を言ってるんだ?」

常守「え………いや…なんでも、ないです」

狡噛「…?」

宜野座「………それだけじゃまだ気づかないだろ」

狡噛「…ああ、俺もその時はまだ気づかなかった」

狡噛「だが……段々とそれが露骨になっていくんだ…」

宜野座「……露骨にだと?」

狡噛「ああ。それはちょうど昼ぐらいの時だった………」



―――昼頃

常守「………狡噛さん!」

狡噛「ん、どうした監視官」

常守「お昼、頼みましょうよ」

狡噛「…あぁ、もう昼か……とっつぁんは何か頼むか?」

征陸「あぁ、俺はいつものでいいぞ」

狡噛「分かった。監視官は?」

常守「私はですねぇ……あ、そうだ!」ポン!

常守「今日は私にとって記念日だからぁ…ちょっといいもの頼んじゃおっかなぁ…」チラッ

狡噛「…そうか、ならいつもの並盛りのやつよりも多めに頼むか?」

常守「えっ……いや、あの!」

狡噛「なんだ?」

常守「いや………えっと、私にとって記念日なので……その」

狡噛「…だから、多めにものを頼むんだろ?」

常守「いや………だからぁ…その…」

狡噛「………あ、そういうことか」

常守「!」

常守「分かってくれました?」

狡噛「ああ。もう一品追加するってことだな?」

常守「 」

狡噛「それならそうと早く言ってくれたら良かったんだが…」

狡噛「…あ、もしかして大食いキャラに見られたくなかったとかか?」

征陸「………コウ、」

狡噛「ん、なんだとっつぁん?」

征陸「……もうそのへんにしといてやれ」

狡噛「…何がだ?」

征陸「…」ヒョイヒョイ

狡噛「ん?」クルリ

常守「………」プルプル…

狡噛「どうした監視官、そんなに震えて…」

常守「………こ、狡噛さんのばかぁーーー!!」ウワァーン!

狡噛「………何なんだ、一体」

征陸「………コウ、伸元のが伝染ったか?」

狡噛「は、何言ってんだとっつぁん?」


………。
なんか結構短くすむと思ったら長くなってきたなぁ……。

もう寝そうなので明日の夜頃に続き投稿します。
続き気になってる人いたらごめんなさい…。
それでは失礼します。

わたし待っているわ

宜野座「狡噛が逃亡したぞ」

常守「狡噛(>>1)さん……」

どうも遅くなりました>>1です。
すみませんおまたせしました…話も途中で止めてしまって…(*_ _)

>>260
逃亡とか消えるとかは仕事等で忙しくならない限りないんで安心してください。

それと今回も途中で終わります。
書く時間なくて途中までしかできてないんですよね…
多分今週中にはこの話終わらせますので気長に待っててください。

それでは始めていきます。


―――現在、刑事部屋

宜野座「…それは流石に気づかないとダメじゃないか?」

狡噛「しょうがないだろ…記念日としか言わなかったんだから気にとめてなかったんだよ」

宜野座「………後1つ気になる点があるんだが」

狡噛「なんだ?」

宜野座「………征陸が言った、俺が伝染ったってのはどういう意味だ?」

狡噛「………」

狡噛「………他にもさりげなく気づかせようとしてたんだが」

宜野座「どうして無視するんだ?」

狡噛「そうだ、ギノ!お前も常守に失礼なこと言ってたんだぞ!」

宜野座「………なんのことだ」

狡噛「あれは夕方、お前が捜査資料の確認とか言ってここに来た時だ――」


――夕方、刑事部屋

狡噛「……なぁ」

常守「………」

狡噛「……そろそろ機嫌を―」

常守「………知らないですよ、狡噛さんなんか」ツーン

狡噛「なっ…!」

常守「………もう上がりますね、時間ですし」スクッ

狡噛「あ、おい……」

ウィーン

常守「…あ、宜野座さん……」

常守「………私上がりますんで、後お願いします…」

宜野座「ああ………常守、何かあったのか?」

常守「………え、何がですか?」

宜野座「いや…いつもより、元気が無いように見えてな…」

常守「………だって今日は私の誕生日で……って、あ」

宜野座「……何?」

常守「い、いやあの…そうなんですよ、わt」

宜野座「待て!……もう分かったから大丈夫だぞ」

常守「宜野座さん……!」

宜野座「………それは、嘘だな?」

常守「………はい?」

宜野座「ふふふ…もう流石に分かるぞ。今日は散々嘘をつかれたからな」

宜野座「それぐらいの嘘なら俺にだって分かる、馬鹿にするな!」

常守「 」

宜野座「誰にもその嘘が通じなかったから元気がなかったんだろ、そうなんだろ?」

常守「………ハハ…そうですね………」

常守「………じゃあ……失礼します……」トボトボ・・・

宜野座「ああ、来年はもっといい嘘考えておくんだな!」

狡噛「………」

狡噛(………そういう事だったのか……俺は常守に、なんんて事を…)


―――現在、刑事部屋

宜野座「………あれ、嘘じゃなかったのか?」

狡噛「……それぐらい誰だって分かるだろ…」

宜野座「………」

宜野座「………だが、どうするんだ?」

宜野座「俺たち知らなかったならまだしも、相当酷い事言ってるぞ…」

狡噛「それは大丈夫だ」

宜野座「………何か手があるのか、狡噛?」

狡噛「昨日はエイプリルフールだったんだ、それを逆手にとる」

宜野座「つまり………どういう事だ?」

狡噛「……まぁ、全部嘘だと言うんだよ」

宜野座「……大丈夫なのか?」

狡噛「…分からない、がちゃんと驚かす為にやったんだと言えば分かってくれるはずだ」

狡噛「それに、準備もそろそろ……」

縢「コウちゃーん!」

狡噛「…縢、準備できたか?」

縢「もうバッチリっすよ、後は朱ちゃんが来るだけだぜ」

宜野座「準備…一体どういう事だ?」

狡噛「常守の誕生日パーティーの会場だ、嘘だと言うことを教えた後その会場に行けば…少しぐらいは分かって貰えるだろ?」

縢「もう大変だったんすよ…昨日の夜から朱ちゃん除く一係全員でやったんだすから…」

宜野座「ちょっと待て、俺は手伝ってないぞ!」

狡噛「………ギノにはその分、色々とやってもらおうと思ってたからな…準備には呼ばなかった」

宜野座「………そうなのか」

縢(まぁ、ホントはいちいち仕切りそうでめんどくさそうだっただけだけど…)

狡噛「ああ。まずはここに常守が来たら昨日の失態についての謝罪と嘘だったということを伝えてもらうからな」

宜野座「…それは言わなくても、言うつもりだ」

縢「あっ、朱ちゃん来ましたよ!」

狡噛「よし、頼むぞギノ」

宜野座「ああ…分かってる」

ウィーン

常守「………」

宜野座「……常守、話したいことが」

常守「………何ですか?」

宜野座「いや、そのだな…昨日の件の事だが…」

常守「………ああ、宜野座さんが私に、」

常守「それは、嘘だな?(低い声)」

常守「って、私にドヤ顔見せつけてきた事に対してですか?」

宜野座「 」

縢(これは朱ちゃん…)

狡噛(…相当だな……)


取り敢えずここまで…てかここまでしか書けてないんですが。
てかやっぱり長くしすぎたな…

次回はある程度たまったらまた来ます。
先ほども言いましたが今週中には多分終わるつもりなので気長にお待ちいただければ…

それでは失礼しました。

誕生日の翌日に誕生日を祝うとか斬新だな

ギノさん…

どうもこんばんわ>>1です。
結構書く時間って作れないものですね…結局書くのに1週間経ってしまった。

今回も前回の続きから、ちゃんと今回で終わります。
それでは始めていきます。

宜野座「………ああ、その事についてだ」

宜野座「あの時は本当にすまn」

常守「謝らなくていいですよ、宜野座さん」

常守「どうせ宜野座さんがこれほどにもダメな奴だってことは分かってましたから」

宜野座「なっ…!」

常守「そんな宜野座さんに一瞬でも期待した私が逆に謝らなきゃいけないぐらいですよ」

常守「あなたみたいな前髪とメガネを取ったら無能なクズ野郎にほんの一時でも期待なんか抱いてしまってどうもすみませんでした」

宜野座「………」プルプル…

縢「コウちゃん、ギノさん震えてるけど…」ヒソヒソ

狡噛「実際言ってることは正しいからな、言い返せないんだろう」ヒソヒソ

縢「そうじゃなくて、ヤバくないですかこれ?」ヒソヒソ

狡噛「………何がやばいんだ?」ヒソヒソ

縢「多分ギノさん今相当ストレス溜まってますよ」

縢「もしかしたら今すぐにでも……」

宜野座「………常守、」プルプル…

常守「なんですか無能座さん」

宜野座「 」プチッ

縢「あっ」

宜野座「…君は立場が上の人間が下手に出ればそんな態度をとっていいと思っているのか?」

常守「いや何言ってるんですか宜野座さん、別に宜野座さん上司じゃないですし」

宜野座「…っ!しかし年齢的には」

常守「そうやって年齢が上だから立場が上とか言うのやめてくれませんか?」

常守「…あ、年齢以外で立場が上だと証明できないからですか?」

常守「確かにそうですよね、能力的にも活躍でも私の方が上ですからね」

常守「そんな事にも気づかなくてどうもすみませんでした(棒)」

宜野座「…常守、貴様ぁ!!」

縢「ギノさん、ストップストップ!」ガシッ

宜野座「離せ縢!俺はコイツに社会の厳しさというものを…」

常守「いや宜野座さんよりかは分かっているつもりなんで結構です」

宜野座「!…クソ!お前は絶対に…!!」

縢「ギノさん落ち着いて!」

宜野座「これが落ち着けるか!こんなまだはいって間もない奴に馬鹿にされて!」

常守「いや、けど実際全てにおいて劣ってるのは事実ですし」

常守「あ、その邪魔くっさい前髪の長さは流石に負けますけど」

宜野座「…なにぃ?」

宜野座「貴様、いい加減にしろよ?」

常守「いやどこが程よい程度にいいんですか?意味分かんないですよ?」

宜野座「そういう意味で言ってるんじゃない!」

宜野座「誕生日忘れたぐらいでどうして俺がそんなにも言われなきゃいけないんだ!」

常守「………だって、誕生日ですよ?」

常守「誰だって生まれた日祝って貰えなかったら、寂しいじゃないですか…」

常守「……しかも、言ってみればもう家族同然の皆さんに」

狡噛「………監視官」

宜野座「………」

縢「………朱ちゃん」

常守「………けど、そんな事でグチグチ言っても意味ないですよね…」

常守「そもそも宜野座さん達は知らないんだから、祝うなんて無理ですしね」…ニコッ

狡噛「…監視官、そんなことは…」

常守「いいんですよ、狡噛さん…」

常守「私が言わなかったのがそもそもいけなかったわけですし」

常守「それに……所詮仕事の同僚ですし」

狡噛「…監視官、大丈夫だ」

常守「…何がですか?」

縢「…俺たち昨日から頑張って誕生日会の準備してたんだぜ?」

常守「!」

狡噛「…昨日には間に合わなかったが、ちゃんと用意はしてたんだ」

常守「………本当ですか?」

狡噛「あぁ。それにもう今日はエイプリルフールじゃないから嘘はつかないさ」

常守「………嘘だったらもう皆さんと口聞かないですからね?」

縢「大丈夫、ちゃんと用意してあるぜ」

縢「もちろん俺の特製バースディケーキもね」

常守「ホントに!楽しみだなぁ…」

宜野座「………常守監視官」

常守「宜野座さん……さっきはすみませんでした…」

常守「多分…昨日のこと、謝ろうとしてたんですよね?」

宜野座「…いや、別に君は悪くない。俺の方が悪いことしてしまったしな」

宜野座「…だから、遅れてしまったが俺も祝さしてもらえないか?」

常守「もちろんですよ!むしろ祝ってくれなかったらまた無能座さんって呼ぶところでしたよ」

宜野座「…ハハッ………確かにそれは言われても仕方ないな」

縢「じゃ、そろそろ行きましょうか」

宜野座「…そうだな」

常守「行きましょう!」

狡噛「…監視官」

常守「なんですか、狡噛さん?」

狡噛「…さっきの話だが、俺たちも別に仕事の同僚なんて思っちゃいないから安心しろ」

常守「………そんな事、言わなくてももう大丈夫ですよ!」



―――No.24 常守「私の誕生日が祝われない…」事件



以上でやっとNo.24終了です。いかがでしたか?
まさか誕生日から約2週間も掛かって書き終わるとは…長くしすぎたぜ。

当分は誕生日の方もいないっぽいですし、短い奴を週に2、3本上げてく感じになると思います。
次回は多分明日か明後日の夜に。

それでは失礼しました。



面白いよ

槙島「>>1は僕が監禁しているよ。そういう僕も狡噛慎也に追われていてね、彼を解放できそうにない」

って展開ですか?

どうも遅くなりました>>1です。
毎回本当にすみません…いけると思ったらこれだからなぁ…

今回は多分色んな意味で酷いです。
………たまには、いいよね?

それでは始めていきます。



槙島「やぁみんな、僕の名前は槙島聖護。読書が大好きな男の子さ」

槙島「今日も新しく買った本を読もうと家に向かってるところなんだ」

槙島「さぁはやく読むために帰らないと…」

「おいマキシマぁ!!」

槙島「 」ビクッ!

槙島「………なんだい、佐々山くん…」

佐々山「お前またなんか新しい本買ったみたいだなぁ?」

槙島「………いや、買ってないよ」

佐々山「あぁ、嘘つくなよ?」

佐々山「狡噛が見たって言ってんだよ、なぁ狡噛?」

狡噛「あぁ見たよ、槙島が新しい本買ってるところ」

槙島「………」

佐々山「何黙ってんだよ、早く見せてみろよ」

槙島「………やだよ、僕がお金を貯めて買ったんだから」

佐々山「あぁ!?何言ってんだよマキシマぁ?」

佐々山「俺のものは俺のもの、お前のものも俺のものっていっつも言ってるだろぉ?」

槙島「………でも」

佐々山「でももクソもありゃしねぇんだよ!早くよこせよ!!」

佐々山「どうせそのカバンの中に入ってるんだろ?分かってるんだよ!!」ガシッ!

槙島「あぁ…僕の本…」

佐々山「へっへ、これでまた文学の知識を身につけれるぜ…」

佐々山「じゃあな、マキシマぁ!」タッタッタ・・・

狡噛「…じゃあな」タッタッタ・・・

槙島「あっ、待って…」

槙島「……許さないぞ」



―槙島家

槙島「グソえもんー!!」

グソえもん「……どうしたんだい、槙島さん?」

槙島「聞いてくれよグソえもん」

グソえもん「また佐々山くんに本を取られたんだろ?」

槙島「そうなんだよ!」

槙島「どうにかしてよグソえもん!」

グソえもん「そう言われてもなぁ…」

グソえもん「俺は某青たぬきのようなひみつ道具も…」

槙島「なんでだよ、青いジャケット着てるだろ!」

グソえもん「いや着てるだけだし…」

槙島「もういいよ!グソえもんになんか頼まなないよ!!」ダッ!!

グソえもん「あっ、槙島さん!」

グソえもん「…はぁ…もうしょうがないなぁ」



―空き地

槙島「…はぁー…」

槙島「ああ言って来たはいいけど、どうしようかな……」

槙島「やっぱりグソえもんに…けど…」

常守「槙島くん!」

槙島「ん、あぁ常守さん…どうかしたの?」

常守「グソえもんが大変なの!」

槙島「! 何かあったの!」

常守「うん、早く行かないとグソえもんが…」

槙島「あぁ分かった!」



―道路

ガヤガヤ…

佐々山「もうやめてくれよ!」

グソえもん「…俺はやめない」

グソえもん「俺は本を返さない限りいつまでも土下座をやめない!」orz

グソえもん「だから…本を返してくれ」orz

狡噛「…なぁ、佐々山…本返した方が…」

佐々山「…だめだ!俺はまだ読んでないんだぞ!」

狡噛「…だけど本返さないと、やめなさそうだぞ?」

佐々山「…それは、そうだけど…」

グソえもん「お願いだ…なんなら俺が同じ本を買ってやる。だから…」

槙島「グソえもん!!」

グソえもん「あ、槙島さん…」

槙島「なにやってるんだよ!」

グソえもん「いや、土下座を…」

槙島「そんなこと聞いてるんじゃないよ!」

槙島「なんでグソえもんが僕の本を取り返すためにそんなことしてるんだよ!」

グソえもん「………槙島さん」

槙島「もう僕は頼まないって言ったじゃないか!」

槙島「だからそんなことするなよ!」

グソえもん「………なら、槙島さんは本取り返すことはできるんですか?」

槙島「…それは、」

グソえもん「……できないでしょ?」

槙島「………いや、できるよ」

槙島「僕は、頼らないって言ったんだ。だから僕一人でやってみせる!」

槙島「佐々山くん!」クルッ

佐々山「な、なんだよ…」

槙島「僕の本、返してよ!」

佐々山「…なんでだよ、そもそもお前が取られたのが悪いんだろ!」

槙島「そんな事関係ないよ!物を取ること自体がいけないんだから!」

佐々山「それは…でもお前のもんは俺のもんだって言ったろ!」

槙島「そんなの勝手に佐々山くんが言ってるだけだよ!」

佐々山「…け、けどよぉ…」

狡噛「…佐々山、もう返した方が」

佐々山「…うるせぇよ!お前は黙ってろよ!」

狡噛「………けど、周りの人ごみが更に増えてるぞ」

佐々山「えっ!」

………ネェ、ナニアレ?…モウカエシテアゲロヨ…アノコ、カワイソウ…

ザワザワ…

狡噛「………このままだと、この話が親の耳にも…」

佐々山「………分かったよ、返せばいいんだろ!」

佐々山「ほら、返すよ!」

槙島「………やった、グソえもんの力を借りずに、できた」

常守「やったね、槙島くん!」

槙島「うん!」

グソえもん「槙島さん、やりましたね」

槙島「グソえもん!」

槙島「うん、僕もう大丈夫だよ!」

槙島「だから今度は僕が助ける番だね!」

グソえもん「………そうだね」

グソえもん「けど、もうそれはないかな」

槙島「…えっ、どうして?」

グソえもん「………それは、俺が―――





グソン「『俺がいなくなるからさ………続く』」

槙島「どうだい?」

グソン「………何ですか、これ」

槙島「何って…グソえもんだよ?」

グソン「………いや…そういうことじゃなくて」

槙島「…あぁ、僕が考えたお話さ」

槙島「いやぁ、ちょっとね、僕に…こう、ビビビってアイデアが浮かんでね」

槙島「そしたら一気にドババ…と書き始めたら止まらくてね…」

グソン「………そうしてできたのが、これですか?」

槙島「そうなんだよ」

槙島「で、どうだった?」

グソン「………いやぁやっぱり、へこんじゃうなぁ」

グソン「こんなの見せられたら、俺の人生損した気分になっちゃうなぁ(棒)」

槙島「本当かい!ならすぐに出版社に…」

グソン「それは辞めてください」



―――No.XX 槙島「グソえもん」



…マキシマ先生の次回作にご期待下さい。
……ホント………ごめんなさい、思いつかなかったんですよぉ……゚(゚´Д`゚)゚
次回はこんなブッ飛んだ話にしないので許して下さい……
あ、一応グソンさん以外は小学生の設定です。ショタ声で再生してみてください。


次回は明日、できてなくても報告にきます。
それでは失礼しました。

黒歴史ですね、わかります
宜野座がいないのは眼中にないからか

どうもこんばんわ>>1です、今回はちゃんと来ました。

>>300
単純に出したら長kそうです、槙島さんの眼中にないからです。


それでは始めていきます。
今回は最終回以降の方の話です。


―刑事部屋

霜月「…あの………常守先輩」

常守「ん、どうかした?」

霜月「……その、お願いがあるんですけど……大丈夫ですか?」

常守「大丈夫だよ、なんでも言ってよ」

霜月「………本当ですか?」

常守「?、本当だよ?」

霜月「……じゃあ私に抱きついて、耳元で『大好きだよ』って言ってもらえませんかっ!」

常守「………はい?」

霜月「ホント一度だけでいいんでお願いします、この通り!」

常守「……え、えっと…別に頭下げなくてもいいよ」

常守「………で、よく聞き取れなかったんだけど、どんなお願いかな?」

霜月「私に抱きついて耳元で『大好きだよ』って言って欲しいって言いました!」

常守「………」

常守(………うん、聞き間違いじゃなかったね)

常守「………その、私でいいのかな…?」

霜月「はい!むしろ先輩じゃないとダメですっ!!」グヒッ

常守「……あ、そうなんだ……」ハハハ・・・

霜月「あ、もしかして………やっぱりこういうのはダメでした、か…?」

常守「…え、いやその…」

霜月「……そうですよね…いきなりこんなこと言われても困りますよね…」

霜月「……すみません、忘れてください」

常守「い、いや、大丈夫だよ!だからそんな落ち込まないd」

霜月「ホントですかぁ?じゃあ、お願いしますっ!」バッ!

常守(切り替わりはやっ!!)

常守「………えっ、と………よ、よし!」

常守「えいっ//」ダキッ

霜月「フギャ!」

常守「……その、大好き…だよ///」ボソッ

霜月「………グフ」

常守「グフ?」

霜月「グフフウフッフウウフっ」

常守「えっ、どうしたの大丈夫!?」

宜野座「………一体こんなとこで何をやってるんだ、監視官…」

常守「えっ、宜野座さん!?いやなんでいるんですか!?」

宜野座「いやこの前の捜査の資料を持ってきたんだが………一応ここは仕事場なんだからそういうことh」

常守「い、いやこれは……//」

宜野座「だがそれじゃあ説得できないぞ……それに前科もあるんだから…」

常守「あ、あれもだから違うんですってば!!///」



―――No.25 常守「最近入った新人が少しおかしい」事件


以上でNO.25終了です、いかがでしたでしょうか?
出てくる女性がほぼゆりかレズとか…一体、どういう事だ…

次回は明日か最悪明後日に来ます。
それでは失礼しました。

ユキちゃんはノーマルだよね
もう一人の友達はスポットライト当たらなかったなぁ

皆さんこんにちは>>1です。

皆さん知ってますか、4/25ってカレーラーメンの日なんだそうです。
というわけで今回はカレーラーメンの話です。

…と言うことを25日にやろうとして、色々あって2日経ってしまった…

それでは始めていきます。

―1年前、とあるラーメン屋

宜野座「…なぁ、狡噛」

狡噛「………」ズズー・・・

宜野座「おい聞いてるのか狡噛!」

狡噛「………なんだギノ、今食事中だろ?」

宜野座「カレーの汁が飛び散るからすすって食べないでくれ!」

狡噛「…ギノ、ラーメンはすすって食べるものだろ?」

宜野座「だからと言ってだな…」

狡噛「…なんだ、執行官は食べる仕草まで命令されないとダメなのか?」

宜野座「…いや、そういうわけではないが」

狡噛「ならすするぐらいいいだろ?」

宜野座「…元はと言えばお前が急にカレーr熱っ!!」

宜野座「狡噛、汁を飛ばすのやめろっ!」

狡噛「…なんなんだ、別に飛ばすのはしょうがないだろ」

宜野座「汚れたらどうするんだ!シミになるだろう!」

狡噛「当たらないように避けるかすればいいだろ」

宜野座「無理に決まっているだろ!」

「…すまないけど、ちょっと相席しても構わないかな?」

狡噛「あぁ、構わないが」

「良かった、席が空いていなくてね」

宜野座「…そういえば今日は混んでいるな」

狡噛「今日は何かセールやってたからな」

「……通りで多いわけだ、それじゃ僕も早速いただこうかな」

宜野座(何!?あんな白い服装でカレーラーメンを食べるというのか?)

「………」ズズー…

宜野座(……凄い、すすっているのに汁が一粒も飛んでいない…)

「………」ズルズルズル!

宜野座(あっ、ヤバい!勢いをつけすぎて汁が飛んだ!)

「…」シュッ!

宜野座(それを瞬時に避けただとっ!?)

「………はぁ、おいしかった。ん、どうかしたかな?」

宜野座「あ、いえ…なんでも」

「そうかい?なら僕はこれで…」

狡噛「待てっ!」

「………何かな?」

狡噛「あんた、」

狡噛「あんたラーメンのすすり方うまいな、是非教えてくれないか!」

「……すまないな、今日はこれから用事があるんだ」

狡噛「…そうか、すまなかったな止めて」

「…別に構わないさ。それじゃ、またどこかで会えたら」

狡噛「ああ、また…どこか、で?」

宜野座「………なぁ狡噛」

狡噛「なんだギノ?」

宜野座「何執行官が一般人に話しかけているんだ!」

宜野座「色相が濁ったらどうするんだ!」

狡噛「………怒るところが違うような気がするんだが」



―――No.26 宜野座「謎の白い服を着た男」事件


以上でNo.26終了です、いかがでしたか?
白い服の男………一体、何者なんだ…?

次回は今日の夜か明日に来ます。
それでは失礼しました。

よくわからないけど槙島さんなら避けれるんじゃないかな~(棒)
息抜きにらーめん食べ歩きの本でも読んだのかもしれない

槙島さんしか浮かばない

どうも遅くなりました>>1です。
急に用事できてこれませんでした、すみません(ーー;)

今回はまだ途中までしか書けてないのでそこまで上げます。
出来れば一回で終わらせたかったのですが…ホントすみませんorz

それでは始めていきます。


―刑事部屋

宜野座「おい縢!」

縢「なんすかギノさん、そんな大声上げて…」

宜野座「この報告書はなんだ!!」バンッ!

縢「いや、なんだって言われても………」

宜野座「どうしてお前はこんなにも間違った報告書を作れるんだ!」

宜野座「もう少しマシな物を作れ!」

縢「いや、そんなこと言われても…俺にそれ以上の出来求めるのは酷ってもんすよ?」


宜野座「言い訳をするな!」

宜野座「とにかくこれ全部書き直せ!」

縢「ええぇ、まじっすかぁ?」

宜野座「本当だ!終わるまで返さないからな!!」

縢「そ、そんな……まぁ、そう言ってホントは終業時間になったら後は任せろ的な感じで―」

宜野座「そんなものはない!早く終わらせろよ!!」

縢「………はい」


常守「………縢くんまた怒られてるよ…」

六合塚「まぁちゃんと書かない自分が悪いんだから自業自得ですよ」

六合塚「そういえば、常守さんの時は再提出とかないですけど…」

常守「あぁ、私が代わりに直してるから…」

六合塚「…別にやり直させればいいじゃないですか」

常守「いやなんか私そういうの言えないタイプで…」

常守「だから宜野座さんのそういうところは少し憧れちゃいますね」…アハハ

六合塚「いや宜野座さんみたいにはならない方がいいですよ」

常守「……そうかな」

六合塚「そうですよ」

縢「朱ちゃーん、ちょっと手伝ってほs」

六合塚、宜野座「自分でやれ(やりなさい)!」

縢「………はい」

常守「………アハハ」




―次の日、刑事部屋

ウィーン

常守「おはようございます…って縢くん?」

縢「」ビクッ!

常守「宜野座さんの机の方で何してるの?」

縢「えっ…いやぁ」

縢「………内緒にしてくれるなら教えてやってもいいぜ」

常守「………もしかして悪いこと?」


縢「…まぁ、悪いことではないよ」

縢「ちょっとしたトラップを椅子に取り付けただけだよ」

常守「卜、トラップ…?」

縢「そうそう、ブーブークッションを椅子の上に…」

常守「………怒られるよ、そんなことしたら」

縢「いいんだよ、昨日の仕返しをやるだけだ」

常守「…昨日のは縢くんが悪いよね…?」

縢「細かいことは気にしなーい…ってもうそろそろ来る時間だ」

縢「ほら朱ちゃんもいつものようにしといて」

常守「うん……けど、大丈夫かなぁ…」

縢「大丈夫だって、それに朱ちゃんには迷惑かからないし」

常守(………いや、そういう事じゃないんだけどなぁ)

ウィーン

宜野座「………」

常守「あ、おはようございます……宜野座さん」

宜野座「……ああ」スタスタ・・・

宜野座「」スt

縢(よし座る!)


取り敢えずここまでです。
カガリの運命やいかに!?

次回は明日、できてなくても報告だけ来ます。
それでは失礼しました。

わくわく

まだかなー

いやホント遅れてすみません>>1です。
風邪で頭が働かなかったです…GWに風邪とか(ーー;)
報告だけでもすれば良かったですが…PC開く気にもなれなくてですね…
ホントすみませんですorz


只今から後半部分投稿します。



縢(よし座る!)

宜野座「」ストン

ブー!!

宜野座「 」

宜野座「…な、なな」

縢「あっれー、ギノさんもしかして朝一番からオナラですかー?」

宜野座「そ、そんなわけ無いだろ!」

縢「またまたぁ、じゃあギノさんの方から聞こえたあの音はなんだったんですか?」

宜野座「それは…」

縢「ほらぁ、やっぱりじゃないですか」

縢「恥ずかしがらずに正直に言ってくださいよー」

宜野座「………っ///」

常守(………あれ、宜野座さんの反応がおかしい…)

常守(まさか自分がホントにやったと思い込んでる…?)

縢「黙ってないで何か言ってくださいよー」

常守「…ねぇねぇ縢くん」ボソボソ

縢「…なぁに、朱ちゃん?」ボソボソ


常守「…多分宜野座さん自分がやったって思ってるよ」ボソボソ

縢「…あぁ、多分思ってるね」ボソボソ

宜野座「お前達、何二人で話してるんだ!」

縢「別にギノさんのオナラのことで話してないから大丈夫ですよー」

宜野座「なっ……」

常守「縢くん言いすぎだよ…」ボソボソ

縢「そんなことないでしょ、いつもの仕返しなんだからまだまだこれぐらいは」ボソボソ


ウィーン

六合塚「おはようございます」

常守「あ、おはようございます六合塚さん」

六合塚「………何かあったのですか?」

縢「いやギノさんがオナラしちゃって…」

宜野座「いや、俺は…」



六合塚「……椅子にブーブークッションが置いてあるの見えるんですが?」


縢「あ」

宜野座「………何?」

宜野座「………//」コホン

宜野座「………縢、ちょっとこい」

縢「………いや俺はやってn」

宜野座「お前ぐらいしかやる奴いないだろ!いいからこい!!」

縢「………はい」

宜野座「全くお前はな、どんだけやれば――」




常守「………だから辞めとけばよかったのに…」

六合塚「まぁいつもと変わらずに怒られてるだけですしいいんじゃないですか」

常守「………まぁ、そうですね」

六合塚「じゃあ今からt」

常守「それは結構です」



―――No.27 宜野座「部下が俺の椅子にブーブークッションを敷いてきた」事件



というわけで取り敢えずNo.27終了です。
………次回からはちゃんとできてなくても報告します(-。-;

次回は明日には。
それでは失礼しました。

どうもこんばんわ>>1です。

今回は狡噛さんの香水が出るってことでその話です。
それでは始めていきます。


―刑事部屋

狡噛「………常守」

常守「なんですか狡噛さん」

狡噛「……なんだこれは」

常守「なんだって言われても…香水ですが」

狡噛「それは分かってる!」

狡噛「それよりもなんでこの香水に俺の匂いを再現したとか書かれてるんだ!」


常守「なんでって言われても………採用されたとしか」

狡噛「………こんなもの、売れるのか?」

常守「売れるから採用されたんだと思うのですが」

狡噛「だが一般人の男のの匂いを好んで付ける奴なんているのか?」

狡噛「しかも潜在犯のなんて…」

常守「いや上の判断なんですから仕方ないですよ」

常守「それに一般人と言っても、狡噛さんビジュアルはいいですから…」

狡噛「ビジュアルは、か…」


常守「いえ別にそんな見た目だけはかっこいいとかそんな風に言った訳ではないですよ!」

常守「ただその…やっぱり一般人は狡噛さん自身は知らないのでやっぱりビジュアルになっちゃう訳でして…」

狡噛「………まぁ、確かにそうだが」

狡噛「って俺が言いたいのはそういうことじゃないんだ!」

狡噛「そもそも俺に許可を取るものじゃあないのか、そういうのは」

常守「いやそう言われてもですね…私も今日知った訳ですし」

狡噛「………何?」

常守「いや元々何かしらの商品を公安局提供で出そうって話は出てたんですよ」

常守「で、中々決まらなかったんでそのままうやむやになったのかなと思ってたんですが」

常守「今日来たら二係の青柳さんと会って…」

狡噛「…その時これを聞いた、と」

常守「はい」

狡噛「………あいつのせいか…」ボソッ

常守「………?」

狡噛「分かった、じゃあ尚更やめに…」

常守「え、なんでやめちゃうんですか?」

狡噛「いやなんでって言われても普通は嫌だろ…?」

常守「え、けど結構いい匂いじゃないですか」クンクン

狡噛「………は?」

常守「いやだからいい匂いですよ、これ」

狡噛「………本人の前でよく言えるなそれ…」

常守「へ?」

常守「………あ」

常守「……あの…今のなかった事にして下さぃ……///」


狡噛「………あ、あぁ」

常守「………//」

常守「………それで、」

狡噛「…?」

常守「やっぱり、商品化やめさせるんですか…?」

狡噛「………あぁ」

常守「………そうですか」ガックシ

狡噛「………だが、」

狡噛「まぁそれで資金が調達できるなら…まぁ」

常守「………狡噛さん//」







縢「………青春っすね」

征陸「………青春だなぁ」

六合塚「………私の香水が先に出てれば…」グギギ…

縢「………何言ってんのくにっち…」



―――No.28 狡噛「俺の匂いが香水になって商品化…だと」事件



なんか重たいな…何度もリロードしないと書き込めなかった…
NO.28終了です、いかがでしたか?

次回は槙島さんサイドになるのかな…まだ書き始めてもないからわかんないけど。
次は明日か明後日に来ます。

それでは失礼しました。

香水・・・・・・そんな物まで出るのか・・・・・・朱ちゃんの中の人つながりでどうしてもABのラジオ思い出すな

どうもこんばんわ>>1です。
ギリ予定より過ぎた…まぁこれぐらい誤差範囲でお願いします。

>>350
そういえば出してましたね。
こっちは朱ちゃんの出ないっぽいですが。

今回は前回予定してた通り、香水商品化決定!ということで槙島さんサイドでの香水話です。
それでは始めていきます。


槙島「という訳で、僕の香水を出そうと思うんだ」

グソン「どういう訳ですか…」

槙島「いや僕たち今結構お金が必要でしょ?」

槙島「その資金集めとしてね」

グソン「だからといって香水はないですよ…」

槙島「いやいや、結構な額を稼げると思うんだけど…」

グソン「いや稼げたとしても、あなたあまり表側に出ちゃダメな人でしょ?」

グソン「そんな人の香水は出せませんよ」

泉宮寺「…なら私の香水はどうかね?」

グソン「あなたは…」

槙島「泉宮寺さん!」


泉宮寺「私なら表向きにも結構な幅がきいているからな」

グソン「いやあなたの匂いなんて加齢臭かオイル、はたまた火薬の匂いしかないじゃないですか」

グソン「そんな香水使いたいなんて誰も思わないですよ」

泉宮寺「………槙島くん、なんだか無性に狩りをしたくなったのだが」

槙島「そうかい?なら是非とも彼をt」

グソン「ちょっと待ってください!俺は一般論を言っているだけじゃないですか」

グソン「どちらも明らかに悪い方向に行くのが目に見えて分かるじゃないですか!」

泉宮寺「むぅ…そうかの?」

グソン「そうですよ!」


泉宮寺「………ならこういうのはどうかね?」スッ

グソン「これは……例の骨パイプじゃないですか!」

グソン「こんなもの売っても誰も買いませんよ!」

槙島「…キャッチコピーは『JK(の骨)を隅々まで堪能できる』かな」

グソン「いやキャッチコピーとかいらないですから!」

泉宮寺「さっきから君はなんだね、人の意見を頭ごなしに否定して」

泉宮寺「それだから数値でしか物事を測れない人間は嫌なんじゃ…」

グソン「なっ、俺はただ一般的に見た意見を…」

泉宮寺「だからそれがいけないんだよ、売れるものだけを作ればいいのなら他の大手メーカーから出てる商品を作ればいいだけだろう?」

泉宮寺「だがそんなものじゃ所詮2番煎じ…爆発的には売れん、下手したら他の同じような商品に埋もれてしまい赤字になるかもしれん」

泉宮寺「ならば世に出てないような物を出したほうが売れると思わんかね?」

グソン「それは、そうですが…」

泉宮寺「だろう?ならなんでも売れないなどと決め付けるのはダメじゃないのかい?」

グソン「それもそうかもしれません…」

泉宮寺「分かってくれたかい?ならこのパイプも―」

グソン「いやそれはやっぱり無理です」

泉宮寺「なんだと!?」

グソン「いやそんな長々と語られてもその骨パイプは無理ですよ…」

槙島「…じゃあこれはどうかな?」

グソン「…また香水ですか?さっきもダメですって―」

槙島「けどそれは僕の立場がいけないからだろう?」

槙島「なら、立場を変えれば売れ出せるんじゃないかな?」

泉宮寺「立場を変える、とな…?」

グソン「それはどういう…?」

槙島「それはね…まず――」






―後日、刑事部屋

狡噛「………」ジー・・・

常守「どうしたんですか、狡噛さん?」

狡噛「………この前の事件のあった女学院の教師が自作で香水を製作して販売してるらしくてな…」

常守「…それがその香水、ですか?」

狡噛「ああ。何故か俺の所に届いた」

常守「………その人、狡噛さんの知り合いですか?」

狡噛「………知らん」

常守「………じゃあなんで送ってきたんですかね?」

狡噛「俺が聞きたいぐらいだ………気味が悪い」

常守「………唐之杜さんに渡してきますか?」

狡噛「いや、俺の手に渡ってきたってことは特に何かあるわけでもないだろ。後で捨てとくさ」



―――No.29 槙島「僕の匂いが香水になって商品化するよ!」事件



以上でNo.29終了です。
久々に泉宮寺さん出てきたから口調がどんなだったか忘れちまった…これでいいのかな?

次回は宜野座が「あいつらの匂いの香水が出て俺の匂いの香水が出ないなんてどういう事だ!」とか言い始める話なるかも…いや、ないな。
来るのはいつも通り明日か明後日の夜に。

それでは失礼しました。

関係ないけどドミネーターで巨人を駆逐するゲームやりたいな

乙でした

寝落ちして遅れてしまった>>1です。
寝ちゃったら…仕方ないよね。

それでは始めていきます。


―廃棄区画

狡噛「…こちらハウンド3、ターゲットを発見した」

宜野座『………分かった。今からそっちに向かう』

狡噛「…了解」ピッ

狡噛「………」

………ぁ………あっ……

狡噛(………何の音だ?こっちから聞こえるが…)

あっあっあっ………

狡噛(なっ//!?こ、これは………)

狡噛(ど、どうする…注意するか?)

狡噛(しかし…これはまた…って何まじまじと見てるんだ///)

狡噛(いやしかし………ほほぉ…)

征陸「………コウ、何やってんだ…」

狡噛「いや間近で見るのも中々迫rってとっつぁん!!?」


征陸「………確かに執行官だとその手のあれはどうにもならん」

征陸「だからといって盗み見は駄目だろう…」ハァ…

狡噛「い、いや違うんだとっつぁん。こ、これはその…」

征陸「…言い訳はいい」

征陸「……それで、潜在犯はどこにいるんだ?」

狡噛「あ」

征陸「おいおい…いくらなんでもそれはないだろコウ…」

狡噛「いやけどこれは……仕方ないだろ」

征陸「はぁ…まぁいい、まだ遠くには行ってないはずだ」

征陸「コウはあっちを捜してくれ、俺はこっちを捜す」

征陸「伸元にこんなしょうもないミスで見失ったなんて言えないからな」

狡噛「…あぁ、そうだな」

征陸「よし、じゃあ来る前に見つけるぞ」

狡噛「了解」

狡噛「………ん、ちょっと待ってくれ」

征陸「なんだ、早く行かないと…」

狡噛「………なんでそっちの方に行こうとしてるんだ、とっつぁん?」


征陸「………」

征陸「あ、あぁすまないなぁ」

征陸「俺も年だから行く方向間違えちまったんだ」

狡噛「………とっつぁん、俺の猟犬の鼻じゃあそんな嘘すぐに分かるぜ?」

征陸「………コウ俺はな、刑事と言う前に、男なんだ」

征陸「だから思考が警告しても体が勝手に動いちまったんだ…すまない」

狡噛「いいんだとっつぁん………俺もその気持ちが痛いほど分かるから」

征陸「コウ………」

狡噛「とっつぁん、俺は正直になるぜ」

征陸「あぁ、俺も正直になろう」

狡噛「よし、じゃあ行こうぜ!」

征陸、狡噛「「俺達の楽園(パラダイス)へ!!」」






唐之杜「――ってことがあったの」

常守「………それであの二人ずっと宜野座さんに怒られてるんですか……」

唐之杜「ホントバカよね、なんなら私が」

常守「あ、それ以上は言わなくて大丈夫です」



―――No.30 狡噛「男達の楽園」事件



以上でNo.30終了です。
………どうしてこうなった。

>>361
…ドミネーターであいつら倒せるんですかね。

次回は明日の昼までに。
それでは失礼しました。

すみません、所用ができたので夜に投下します。

待ってた方いたらホントすみません…

乙です。

毎回楽しみにしてます

どうもこんばんわ>>1です。

今回は母の日ということであの人が墓参りする話です。
あ、今回はいつもより短いです。時間なかったとかそういうのでは…ない、ですよ。

それでは始めていきます。



―墓場

パサッ…

宜野座「…母さん、久しぶりだね」

宜野座「今日はたまたま時間ができたから来たんだ」

宜野座「…そういえば母さんには言ってなかったけど俺…親父と同じ執行官になったんだ」

宜野座「………こんな報告、母さんにはきつい事かもしれない」

宜野座「けど、母さん…もう親父のことは……許して欲しい」

宜野座「親父は………ただ、不器用なだけだったんだ」

宜野座「………こんなこと今更、だよな」

宜野座「ごめんな、母さん………けど、俺にとっての親父は憧れだから…」

宜野座「………この仕事、続けていくから」

宜野座「………」

宜野座「………じゃあ、また来るよ母さん」






―墓場外

宜野座「…済まないな、いつもわざわざ」

常守「別にいいですよ。…今日はお母さんの方にですか?」

宜野座「そうだが……それがどうかしたか?」

常守「いやだって…今日は母の日じゃないですか」

宜野座「………そうだったか?」

常守「え、まさか知らないで…」

宜野座「こ、ここ最近は忙しくていちいち曜日とか覚えてなかったんだ!」

常守「………父の日はちゃんと覚えておいてあげてくださいね」

宜野座「………分かってる」

常守「………まぁそうですよね、1ヶ月に2、3回は私に同伴しろって行ってくるんですからそれぐらいは覚えてないと…」

宜野座「う、うるさいっ!//」




―――No.31 宜野座「母の日」



………
行ってるじゃなくて言ってるですね…すみません。
てかこんなにも短いならもう1本書いても良かったかもですね、まぁもう寝ないと明日きついから無理ですけど。

次回はちょっといつ来れるか分からない…多分水曜日の夜までには。
最悪報告だけになるかも。

それでは失礼しました。


今追いついた
オレこのシリーズ好きだなぁ
本編もよかったし・・・・・・

>>371
脅威判定が更新されてデコポンなら、正面からでもうなじ貫通するんじゃないかな
通常は背後からエリミネーターで特例がパラライザーかね

暑くなってきたので可能ならホラー系お願いします

こんばんわ>>1です。

>>381
確かにデコンポーザーなら普通に倒せそうですね。
もし1係が調査兵団に入ったら………ギノさんが危なそうですけど。


今回はリクエストもらったので怪談を。
………と、思ったんですが風邪ひいてしまってまだ書けてないですごめんなさい(-。-;
多分2,3日中には上げます。

皆さんも体調管理はしっかりとってくださいね。
それでは失礼しました。

頑張ってください

こりゃおもしろいGJ

追い付いた。

いいね

皆さんこんばんわ>>1です、
風邪で更新日変えてホントすみませんでした。
…てか結構読んでる人いてびびりました。こんなにいるとは思わなかったです。

今回は前回言ったように怪談話です。
長くなったので途中で切ります。

それでは始めていきます。



―刑事部屋

六合塚「………」

宜野座「………」

縢「………暑い」

宜野座「………そんな事は分かっているから言わなくてもいい」

縢「けど言いたくなりますよ、こんなにも暑いと…」

縢「てかなんでこんな暑いんすか!」

六合塚「………静かにしなさいよ、暑苦しい…」

縢「…いつもよりくにっちの機嫌が悪い」

六合塚「………こんなにも暑かったら期限も悪くなるわよ」

六合塚「…それよりもこれ以上大声出さないで、暑いから」

縢「…そんな大声出したつもr」

六合塚「」…ギロリ

縢「………すみませんでした」

六合塚「………そういえばどうして冷房聞いてないんですか」

宜野座「……今シュビラシステムの消費電力が一定値を超えた為にこちらの方の電力をあっちに回しているらしい」


六合塚「………また珍しいですね、暑くなってきたからですか?」

宜野座「…それは分からん、現在上が調べているらしいが」

縢「…そう言って本当は上が使いまくってるから下は我慢しろとかそんなところじゃないんすか?」

宜野座「そんなはずが――」







―ノナタワー内部

ガー…

『いやーこれは中々…』

藤間『涼しくていい環境ですね』

『いややっぱり上に立つ者ですからいい環境にしないとね』

藤間『ホントそうですね』

『いやぁ涼しいなぁ…』








―刑事部屋

宜野座「――ある訳ないだろ」

縢「…まぁ、そうっすよねー」

六合塚「…それにしてもどうにかならないかしらこの暑さ」

縢「うーん………あ、そうだ」

宜野座「何かいい方法があるのか?」

縢「…怪談話っていうのはどうすか?」

縢「よく怪談やると涼しくなるって言うでしょ」

宜野座「………却下だ」

縢「えー、またなんでですかぁ…」

六合塚「………察してあげなさいよ」

縢「…あ、そういうことっすか」…プ

宜野座「なっ、何がそういうことだ!//」

宜野座「別に怖いなんて一言も言ってないだろう!///」

六合塚「………何も言ってないのに言い訳する時点で言ってるようなものじゃない」

宜野座「う…いや俺はただ―」

縢「いいんすよギノさん、別に怖がりなのは分かったんで」

六合塚「………けどこんな社会にそんな非現実的なものに怯えてる時点でもうダメですけどね、しかも男が」

宜野座「………いいだろう」

宜野座「さっきのは取り消す!縢、さっさと怪談話をしろ!」

縢「え、けどギノさん…いいんすか?」

宜野座「いいから早くしろ!」

縢「わ、分かりました…じゃあ、いきますよ…」

宜野座「………あ、あぁ」…ゴクリ



…これはある執行官達が捜査していた話なんだけど、ある事件の捜査が行き詰まっていた状況にあったんだ。

その事件って言うのが、無差別に人が廃棄区画付近で死人が出るっていう事件で結構大掛かりに捜査をしていたんですよ。

で、その死んでしまう前に共通して起こることがあるんだけどそれが…




…死ぬ日の朝、首辺りに手が巻き付いたような痣が出来るんですよ。









宜野座「っ!」ビクッ!

縢「…いやまだそんな驚くようなところじゃないっすよ、ギノさん」

宜野座「………別に驚いてなどいない、早くその話の続きをしろ」

縢「…分かりました、じゃあ進めていきます」

六合塚「………」


取り敢えずここまでです。まだまだ怪談始まったばかりですが。

次回は明日の夜かな。
それでは失礼しました。

相変わらずギノさんは......



怖がる宜野座さん、それを抱きしめることで和らげる狡が(ry

どうも>>1です。
…2日も寝落ちしてしてしまうとは思わなかった。

後半部分は今日の夜投下します。
…ちょっとまだ書けてないので。

それでは失礼しました。

どうもこんばんわ>>1です。

お待たせしました、それでは始めていきます。


………それで痣が出来た人はその日のうちに死んでしまうわけなんですが、

もう1つ不可解なことがあるんですよ。

どう対策をしても廃棄区画で遺体が出てくるんです。

廃棄区画に行かせないようにしても気がついたらいなくなっていて、廃棄区画に向かうと必ず遺体となっている…

しかも結構無残に死んでるんで監視官だと係数が上がってしまうって事で遺体は見に行かないってぐらいらしいです。

まぁそんな事件が数件続いた時の事です。

ある一人の執行官が朝目覚めた時に、首辺りに妙な痣が出来ていました。

よく見たら手の跡にも見えなくないその痣を見て、執行官はすぐに次は自分が狙われていることが分かりました。

その執行官は潜在犯の時はかなり色々とやってたらしいですが、そのおかげで潜在犯の思考が手に取るように分かるという刑事としては才能のある人間でした。

そういえばその死んだ奴らも裏で昔色々と仕出かした奴らだった事を思い出し、だからこそ自分が選ばれたんだと思いました。

…ならこれは俺が最後にけじめを付けるべきだと思い、執行官は監視官と同伴で廃棄区画へと向かいました。


監視官は昔からの仲で信頼されてもいたので、「事件で調べたいことがある」と言ってもすぐに許可を取ってくれました。

そして廃棄区画に着き、二手に別れて歩き回りました。

しかし向かって見たものの一向にその執行官の身には何も起こりませんでした。

そして1時間ぐらい歩き回っても何も起こらないので一旦戻ろうと思った時、

………肩に、手を置かれたのです。

執行官に緊張が走りました。彼は曲がりなりにも執行官なのである程度人の気配が分かるはずなのに、その手を持った人物には感じなかったからです。

しかもその手は生気を感じなく、まるで死人のように冷たくもありました。

彼はゆっくりと背後を振り返りました。

「調べ物はは終わったか?」

背後にいたのは同伴してくれた監視官でした。しかしそれでも執行官は動揺していました。

(………コイツの手、こんなに冷たかったか?)

「………どうした?」

彼の動揺を感じ取ったのか監視官は執行官に訪ねます。

「………いや」

「そうか?ならいいんだが…」

そう言って彼を落ち着かせようと思ったのか監視官はニカッ、と笑顔になり、

「まぁそう一人で抱え込むな、俺だっているんだからな」

と執行官に向かって言います。

…だがその言葉を聞き、執行官は更に動揺します。

(………こいつ、笑うことなんて滅多にないはずなのに…それにこんな風に気を使うような奴じゃ…)

「………顔色が悪いな、ホントにどうしたんだ?」

ホントに心配そうに、更に近づきながら監視官は聞いてきます。

執行官は動揺から、少し後ずさってしまいます。

その瞬間、

監視官の眼光が鋭いものへと変わりました。

「………おい、どうして下がるんだ?」

「………」

執行官はまるで蛇に睨まれた蛙のように動けなくなりました。

「………何黙ってんだよ」

「………」

いや、動けなくなったのではなく…動かせなくなってしまいました。




………なぜなら、










背後に何かに動きを止められたからです。









その背後の何かには気配を感じることができました。

しかしその気配は人のような感じはしませんでした。

もっと別の………少なくとも人ではないような気配が。

ゆっくりと、ゆっくりと近づいてきます。

執行官は直感的に逃げなければと感じました。

しかし、そう思っても体が動きません。

遂にその気配は真後ろにまできてしまいました。

目の前の監視官が何か言っていますが、そんなことなど気にしてなんかなれませんでした。

それよりも自分の後ろに感じる気配を監視官が気づかないことが更に恐怖を感じさせました。

執行官は目だけを後ろの方が見えるように動かしました。



縢「…そこにいたのはは顔の皮がh」

バタンッ!

宜野座「ウヒャァ!」

縢「なんだ一体!」

六合塚「………ごめんなさい、本落としてしまったわ」

縢「そうっすか………てかギノさん今の声はいったいn」

宜野座「………なにも言ってないから早く続きを話せ」


縢「………分かりました、そこには顔のk」

バタンッ!

宜野座「アヒャァ!」

縢「………そこにh」

バタンバタンバタンッ!

宜野座「ホワチャァ!?」

縢「………くにっち、話の邪魔するの辞めてよ」

六合塚「…邪魔なんかしてないわ、たまたま雑誌が落ちてるだけ」

縢「いやそう何度も落とすなんてないでしょ普通!」

六合塚「…暑さのせいよ」


縢「…そう言ってホントは怖くて聞けないとかじゃないの?」

六合塚「!」

六合塚「………別にそんな事はないわよ」

縢「じゃあなんで邪魔すんの?」

六合塚「だから暑さのせいで―」

縢「暑いっていってもそんな何度も落とすような暑さじゃないと思うけど…」

縢「やっぱりくにっち怖いんじゃ…」

六合塚「だからそんなことないって言ってるでしょ!」

縢「いや別に隠さなくていいじゃん、怖いなら怖いでいいと思うけど…」


六合塚「だからそんなもの怖くないって言ってるでしょ!」

縢「………そう?なら話すけど…ギノさんも落ち着いた?」

宜野座「…フー……フー……お、俺は別に驚いたりもしてないから元々大丈夫だが?」

縢「………あ、そうすか……」

縢「………」

縢(…これ以上話してたら何か色んな意味で危ない気がする)

縢「………えっと、やっぱこの話辞めまs」

宜野座「そうか辞めるか!確かにそうだなもうそろそる仕事しないといけないしな!」

六合塚「確かにそうですね、そろそろ仕事に戻りましょう」

宜野座「そうだなもう十分だな!」

縢「………」

縢(………どんだけ怖がりなんだよこの二人…)



―――No.32 縢「怪談の話をしよう!」






以上で終了です。
………怪談話コピペでも良かったですね。

次回は明後日の夜に。
それでは失礼しました。

>>409
ギノさん噛むほど怖かったのか

どうもこんばんわ>>1です。
ほんと毎回ごめんなさい…時間が中々できなくてですね…

>>409
そ、そうなんですよ噛むほど怖かったんですよ!
…そう思っておいてください。

それでは始めていきます。
今回は前回出なかった3人のお話です。


―刑事部屋

常守「…はぁ………暑いですねぇ」

狡噛「…そうだな」

常守「………狡噛さんこの暑さでよく平然といられますね…」

狡噛「これぐらい耐えてないと刑事なんか務まらないさ」

常守「ほぇー、やっぱり狡噛さんは凄いですね…」

常守「私には耐え切れそうにないです…」

狡噛「…けど流石に暑いのが続くとキツイがな」

常守「それでも凄いですよ」

常守「…そういえば征陸さんいつもより遅いですね、何かあったんですかね?」

狡噛「まぁ何かあったら連絡が来るだろ」

常守「そうですけど……」

征陸「よ、ようお嬢ちゃん…」

常守「あ、今日遅かったですね征陸さん、何かあった―」

常守「って、なんでコート着てるんですか征陸さん!?」

征陸「いやぁ…きょ、今日はちょっと必要でなぁ……」ハァ…ハァ…

常守「いやそれでもこの暑さでその格好はきついでしょ!!」

常守「早く脱ぎましょうよ!」

征陸「だ、大丈夫さ…常にサウナに入ってると思えば…」

常守「いやそれ絶対脱水症状起こしますよ!?」

征陸「そんな事はな…い……から安心…し……r」バタッ!

常守「ちょ征陸さん大丈夫ですか!?」

常守「は、早く救急車呼ばないと…」


狡噛「監視官、もう救急車は呼んでおいたから大丈夫だ」

常守「…さ、さすがですね」

狡噛「まぁ倒れるのは目に見えて分かったからな」

常守「そ、そうですか…けどどうして今日コートなんか着てきたんだろ?」

狡噛「………何か今日必要とか言ってたな」

常守「…コートなんか何に必要なんでしょうか?」

狡噛「………分からん」

狡噛(………ヤバい、あのエイプリルフールのネタを信じてたのか…)

狡噛(………後で謝っておこう)


常守「どうしたんですか狡噛さん?」

狡噛「………いや、なんでもない」

常守「そうですか?顔色悪いですけど…」

狡噛「………大丈夫だ。取り敢えず水を持ってくるから様子を見といてくれ」

常守「あ、はい」

常守「………」

常守(あの感じ………また狡噛さんやらかしたっぽいなぁ)

常守(………けど、征陸さんが騙されてコートを着てしまうようなこととは一体…)

征陸「………う、うう」

常守「ど、どうかしたんですか征陸さん!」

征陸「…うう……も、もう飲めないなぁ…」…グフフ

常守「………へ?」

征陸「…まさか夏の期間中にコートで来たら飲み放題だなんてなぁ………もう最高だぁ……」グヘヘヘヘ

常守「………征陸さん…」



―――No.33 常守「真夏のコート」



以上でNo.33終了です。
皆さんも熱中症には気をつけましょう。

次回は取り敢えず水曜日の夜に。
最悪今週中には来ます。

それでは失礼しました。

どうもこんばんわ>>1です。

そういえば5月25日は唐之杜さんの誕生日らしいです。
………まぁもう1週間以上過ぎてるわけですが。

という訳で今日はそんな唐之杜さんの誕生日話です。
それでは始めていきます。


―分析室

唐之杜「という訳で何かプレゼントちょうだい」

常守「プレゼントって…この前渡したじゃないですか」

唐之杜「確かに誕生日当日に貰ったわよ」

唐之杜「………けど、ね」

常守「何ですか?」

唐之杜「いや…流石に誕生日にストッキングってのは…」


常守「いや使えるじゃないですかストッキング」

唐之杜「いや使えるけども……」

常守「それに六合塚さんに聞いたらストッキングが最近よく破れるとか言ってたので」

唐之杜「………まぁ確かに破れる、ってか破られるけども」

唐之杜「もっと何かあるでしょ?」

常守「例えば、何ですか?」

唐之杜「そうねぇ………朱ちゃん自身とか?」

常守「えっ、何言ってんですか」ススス…

唐之杜「………そんなの冗談じゃない」

常守「いや唐之杜さんのは冗談に聞こえないんですよ…」

唐之杜「大丈夫よ、私は5割方ジョークしか言わないじゃない」

常守「………それもう半分冗談じゃなくなってるじゃないですか」

唐之杜「…これもジョークよ」


常守「………ジョークに聞こえないです」

唐之杜「………だから大丈夫だってそんなに離れなくても」

常守「………ホント、辞めてくださいよ」

唐之杜「大丈夫よ、最初は嫌がっても何度か繰り返せばk」

常守「すみません失礼しました!!」ダッ

唐之杜「…別に逃げるほどじゃないじゃない」

ウィーン

六合塚「…何かあったの?」

唐之杜「………特には何も起こってないわ」

六合塚「…そう」

唐之杜「あ、そういえば朱ちゃんに何のアドバイスをしてるのよ!」

六合塚「…何のことかしら」

唐之杜「誕生日プレゼントのことよ!」

六合塚「…あぁ、そのことね」

六合塚「別にいいでしょ、すぐに破れちゃうのは事実だし」

唐之杜「それは、まぁ…」

唐之杜「てかあなたがすぐにy」

六合塚「そんなことはどうでもいいのよ」

唐之杜「いやそんなことって…」

六合塚「それよりも…」ガサゴソ…

唐之杜「……ん、ギターなんか取り出してどうしたの?」

六合塚「…誕生日プレゼント」

唐之杜「…えっ、誕生日の時に別の物くれたじゃない」

六合塚「それとは別に…曲作ってたの」

唐之杜「えっ…」

六合塚「ちょっと時間が掛かっちゃって誕生日より遅れてしまったけど…聞いてくれる?」

唐之杜「そりゃ………プレゼントなんだから断る義理はないわよ」ウフ

唐之杜「けど遅れるほどなんだからさぞ感動する曲なんでしょうね?」

六合塚「勿論よ………じゃあ、いくわね」



―――No.34 唐之杜「誕生日プレゼント」



というわけでNo.34終了です。
そこから先どうなったかは各々想像で。

次回は明後日の夜に、次の時は急用はいらない限りは必ず来ます。
それでは失礼しました。

乙です

どうもこんばんわ>>1です。

早速始めていきます。
今回は槙島さんのお話です。



槙島「………」ペラペラ…

槙島「………よし」パタン

グソン「…よし?」

槙島「………うっ」

グソン「どうしたんですか槙島さん!」


槙島「…いや少し僕の右手が、疼いてね…」ウッ

グソン「………はい?」

槙島「くっ、ヤバい…力が抑えきれない…」

槙島「…これじゃ、別人格の僕が出てくる……っ!」

グソン「………何やってるんですか」

槙島「………何って君…分からないかな?」

グソン「分かりません」

槙島「…さっきの僕、凄くかっこよかっただろう?」

グソン「えっ……」

グソン「………いや全然カッコよくないですよ!」

グソン「あなたがそんなに自信あふれる顔で言うものだから一瞬考えちゃいましたよ!」

グソン「ホントそういうの辞めてください、見てる方が恥ずかしくなってきますので」

槙島「………そうかい」

槙島「…まぁ君がそう言うなら辞めるよ」

グソン「そうしてください」

槙島「………そういえば包帯は」

グソン「ないですし腕に巻こうとも思わないでください!」

槙島「………分かったよ」

槙島「………後ペンとかは」

グソン「腕とかに模様書こうとしないなら貸します」

槙島「なんでそんなにも僕のやることが…まさか、僕の心を読んで…っ!」

グソン「そんな事できるわけないでしょ!」

槙島「………少しは乗ってくれてもいいじゃないか」

グソン「俺はその病気には掛かってないんで無理です」

槙島「………僕のこれは病気じゃないよ?」

グソン「………そうですか」

槙島「そうだよ」

グソン「…あ、紅茶淹れてきますがいりますか?」

槙島「ああ、いつもの奴頼むよ」

槙島「………後、前世の記憶を呼び覚ますのに必要な洋菓子m」

グソン「マドレーヌですね、分かりました」スタスタ…

槙島「………つれないなぁ」

―キッチン

グソン「はぁ………槙島さんのあれはどうにかできないものか…」ガサゴソ

グソン「………あれ、マドレーヌがないな…」

グソン「上の棚にはなかったかな………」ガサゴソ…

グソン「…ないな」

グソン「確か前に買ってきたはずだけど………」

グソン「どこにやったかな……」

グソン「…」



グソン「………」



グソン「……………」



グソン「………ク、ククっ…どこに隠れても無駄だぜ…」

グソン「……なにせ俺にはこれ(目を薬指でトントン)、があるからな…」ニヤリ

グソン「………」

グソン「………やっぱりこれは……うん」

グソン「さぁ早く見つけて槙島さんの所に―」クルッ

王凌「 」

グソン「 」

王凌「………」

グソン「 」

王凌「…えっと」

グソン「 」

王凌「………まぁそういう事したくなる時も、あるわよね?」ススー…

グソン「あ、ああああああああああああああああああああっ!!」ダッ!

王凌「あっ………」

王凌「……さっきのは失言だったかしら…」




―――No.XX グソン「厨二病」



以上でNo.35終了です。
厨二病こじらせた奴ってもっとすごいこと言うんだろうなぁ…

次回は土曜日の昼か夜に。
それでは失礼しました。

どうもこんばんわ>>1です。
遅れていてすみません…書く時間がない…

取り敢えず明日夜にまでは投稿します。
それでは失礼しました。

楽しみにしてるよ~

今日は時間できると思ったらそんなことなかった…

遅れまくっててホントごめんなさいです。
明日の夕方には必ず投稿します。

こんばんわ>>1です。
待たせてしまってホントすみませんでした(-。-;

先週8日は金原さんの誕生日だということで、その話書こうとしたらめちゃくちゃ時間かかりました。
更には仕事も結構忙しかったので…
…一話のみゲストキャラなんかなんも思いつかないですよ(/_; )

それでは始めていきます。

―更生施設

狡噛「よう」

金原「あ、狡噛さん……」

狡噛「どうだ、上手くやってるか?」

金原「あ、はい…なんとか…」

金原「…ここでは、ストレス感じるものなんてないですから」

狡噛「…そうか」

狡噛「色相はどうだ?」

金原「…色相も比較的前よりもクリアになってきましたよ」

金原「狡噛さんの、おかげです」

狡噛「………俺は別に何もしていないぞ」

金原「そんなことないですよ!」

金原「狡噛さんのおかげで、僕は新しい人生を歩めることができたんです」

狡噛「…俺はただあんたを挑発し、見事乗ったのを捕まえただけだ」

狡噛「憎まれることはあっても敬われることなんか―」

金原「ならどうして…捕まってからも、こうして何度も来てくれるんですか?」

狡噛「…それは、調査のためで…」

金原「嘘です。来ても調査の話なんてしないじゃないですか」

金原「それに僕の話もちゃんと聞いてくれて…」

狡噛「………」

金原「…狡噛さん、やっぱり僕はあなたのこと憎むことなんかできないですよ」

金原「だってあんなことがあっても最初にあった時と変わらずに手を差し伸べてくれるから…」

狡噛「………辞めてくれ、俺はそんな心優しい人間じゃない」

狡噛「俺はお前を虐めていた奴らと何一つ変わらない…」

金原「そんなこと―」

狡噛「こんな話はもう辞めだ、今日はそんな話をするために来たんじゃないしな」

狡噛「今日がお前の誕生日で良かったよな?」

金原「あ、はい…」

狡噛「ならこれ…プレゼントだ」っ□

金原「えっ…僕にですか?」

狡噛「…当たり前だろ」

金原「………いいんですか?」

狡噛「いいって言ってるだろう、ちゃんと検査も通してあるしな」

金原「………あ、ありがt…うぅ…」グスッ

狡噛「おいおい、泣くほどじゃないだろ…」

金原「…は、初めて…親以外から貰った、ので……」

金原「う、嬉しくて…」ゴシゴシ

狡噛「………そうか」

金原「これ、大切にしますねっ!」

狡噛「…いや、そこまで大切にしなくてもいいぞ」

狡噛「ちゃんと使ってくれた方が嬉しいしな」

金原「じゃあ大切に使いますね!」

狡噛「………まぁ、そうしてくれ」







―駐車場

常守「あっ、狡噛さん終わりました?」

狡噛「…あぁ。すまないな待たせて」

常守「別に構わないですよ、それにしても狡噛さんこんなことやってたんですね」

狡噛「…まぁな」

常守「…やっぱり彼も、被害者だからやってるんですか?」

狡噛「………」

狡噛「俺はそんな捕まえた後まで面倒見るようなお人好しじゃないさ」

常守「………じゃあ、またどうして…?」

狡噛「………あいつが色相がクリアになって更生施設から出せばどうなる?」

常守「…別に何も起こらないんじゃ…」

狡噛「………外に出せばあのプログラムを送った奴らが接触するかもしれない」

常守「えっ、だけどあの人は…」

狡噛「…確かにあいつには接点なんかないだろう。だが奴らには接触する理由はいくらでもあるだろう」

狡噛「それこそ更生施設から再起して出てくる元潜在犯なんてあいつらにとっては格好の材料になるだろう」

常守「そ、そんなことって……」

狡噛「………あいつら、いやあいつはそういう奴だ」

狡噛「あいつはそうやって自分の存在を俺達に焼き付けたいのだろう……あの時のように」…ギリッ

常守「………じゃあ狡噛さんがこんなことをしてるのは―」

狡噛「そうだ、俺はあいつを囮に使うためにあいつの色相を良くしようとしているんだ」

常守「………そんな、」

狡噛「………言っただろ、俺はお人好しなんかじゃないんだ」

狡噛「あいつを捕らえれるなら、俺はなんでもやる…例えあいつと変わらないことをやったとしてもだ」

常守「………狡噛さん……」

狡噛「………そろそろ行くぞ、ギノを怒らせてしまう」

常守「………はい」



―――No.35 狡噛「復讐のためならば」





という訳でNo.35終了です。
気づいたら狡噛さんの話になっていた…これは一体…?

次回は今週中にはまた来ます。
それでは失礼しました。

乙です

乙です
金原は出所できてもいい仕事に就けないだろうし大変だろうなぁ

どうもこんばんわ>>1です。
久々に公式サイト見に行ったら新しい小説やドラマCD出るとのこと…楽しみだなぁ。

という訳で今回はスピンオフ小説が出る宜野座さんのお話。
時間内に書き切r長くなるので前後編でお送りします。

それでは始めていきます。

―廃棄区画

タッタッタ…

潜在犯「……ハァ……ハァ…」

潜在犯「ここまでくれば…」

宜野座「………やっと、追いついたぞ」

潜在犯「………クソっ!!」ダッ!

縢「どこ行くのかなー?」バッ

六合塚「………」カチャ!

潜在犯「なっ…回り込まれた!?」


宜野座「…もう、逃がさない…」…カチャ

ドミネーター『犯罪係数オーバー180、執行対象です』

縢「…珍しく、ギノさんの指揮が上手くいってるねぇ」

六合塚「………そうね」

六合塚「…何も起きなければいいけど」

ドミネーター『セイフティを解除します』

宜野座「これでおわr―」



宜野座「っ!!?」ガクッ


縢「えっ、ギノさんどうかしたんすか!?」ダッ

宜野座「縢動くなっ!!」

縢「!!」

宜野座「……俺は、大丈夫だ…それに、陣形が乱れる…」

宜野座「………それと潜在犯、」

潜在犯「っ!」

宜野座「……お前にも…言ってるんだ…」

宜野座「まだ、お前はこのドミネーターの攻撃範囲に入って、いる…」

宜野座「それに、後ろからも狙ってることを…忘れるなよ……」ハァ…ハァ…

潜在犯「………」






縢「………ギノさん、あぁは言ってるけど大丈夫かな…」

六合塚「………大丈夫でしょ、あいつ自身が大丈夫って言ってるし」

六合塚「原因も大した事ないし」

縢「えっ、くにっちはなんでギノさんがあぁなったのか分かったの!?」

六合塚「…まぁ、普通に見れば分かるでしょ?」

六合塚「少し荒くなってる呼吸に青くなってる顔、」

六合塚「更には左手が脇腹辺りを抑え、力を入れている風に見える…」

縢「………もしかして、」

六合塚「…まぁ、大体あなたの思ってる通りよ」

六合塚「多分あいつ―」





六合塚「腹下したのよ」




前編はここまでです。
こんな区切りで大丈夫なのか…?

後編は明日の昼に。
また明日父の日という事で別の話もう一本上げるかも。

それでは失礼しました。

どうもこんにちは>>1です。
昼に投稿しようと思ったら夕方になってしまった…。

今回は後編をお届けします。
宜野座さんは大丈夫なのか!

それでは始めていきます。

宜野座(…クソっ!どうしてこんな時に…ぐっ…)

宜野座(………まさか、あれがいけなかったのか…?)

宜野座(…あの消費期限ギリギリのお好み焼きパンが、いけなかったとでも―!)

宜野座「ぐ、ぐうぅぅ……」ブルブル…



縢「ねぇ、あれ大丈夫なの…?」

六合塚「…別に大丈夫でしょ」

六合塚「てかもう撃ってもいいかしら、早くこんな茶番終わらせたいのだけれど」

宜野座「ま、待て……」

宜野座「もう少しタイミンgうごおぉぉお…」

潜在犯「………」ダッ!

宜野座「あ、待tううぅ………」

縢「もうギノさん何やってんすか!」

六合塚「…」ピッ

六合塚「…こちらハウンド2、シェパード2聞こえる?」

常守『六合塚さん!』

常守『ターゲットは捕えましたか!』

六合塚「…」チラッ



宜野座「も、もう無理だ……早く…たすk…」

縢「はいはい分かりましたから…」




六合塚「…使えない上司のせいで逃がしたわ」

常守『…宜野座さんまた何かやったんですか?』

六合塚「…まぁね」

六合塚「…ターゲット、そっちの方に向かったからお願いしたいのだけど」

常守『あ、それなんですけど………』

六合塚「………?」

―廃棄区画

常守「こっちの方でもちょっと問題が…」

六合塚『…何かあったの?』

常守「そ、その…狡噛さんが……」チラッ



狡噛「うおぉぉぉぉおおぉぉ…」ガクガク…

征陸「コウ、大丈夫か!?」

狡噛「とっつぁん………俺は大丈夫だ…だから潜在hおぉ!?」

征陸「…待ってろコウ、今すぐにトイレに連れてってやるからな!」



常守「お腹壊しちゃってですね…」


六合塚『………』

常守「…あの、六合塚さん?」

六合塚『………はぁ、分かったわ』

六合塚『私がそっち行くから常守さんと征陸さんは二人で潜在犯を追って』

常守「え、でも…」

六合塚『…こんな理由で潜在犯を逃がしたなんて上に言えないでしょ?』

六合塚『…早く追いかけて』

常守「…はい、分かりました!」ピッ

常守「…ということです、分かりましたか征陸さん!」クルリ

征陸「………まぁそれが最善だな、嬢ちゃん行くぞ!」

常守「はい!」

―刑事部屋

狡噛「………この前は、済まなかった」ペコリ

常守「別にいいですよ、なんとか捕まえれましたし…」

常守「それにたまにはそういう失敗もありますって」

狡噛「………いや、それでも」

征陸「いいさコウ、俺たちは同じ班なんだから危なくなったら助け合うのが普通だろ?」

征陸「だから気にするな…その代わり、俺達がピンチになったら助けてくれよ」

狡噛「………ありがとう」




縢「……あっちは謝ってますけど、」

宜野座「………なんだ?」

縢「…少しぐらいはお礼ぐらい言っても」

宜野座「…俺がそういうこと言う人に見えるか?」

縢「…まぁ、そうですけど」

宜野座「………だから、これをやる」つ□

縢「………これは?」

宜野座「ネットでも話題のカスタードプリンだ」

縢「………くれるんすか?」

宜野座「………あぁ、この前の…お礼だ//」

縢「…そうすか、ありがとうございます…」

宜野座「………六合塚、お前n」

六合塚「私は別にいらないですよ」

宜野座「お、お前…」

六合塚「…分かりました、貰いますよ」

宜野座「………そうか、うまいぞ」つ□

六合塚「…もの渡せば許してもらえると考えてるあたりが無能感感じますね」

宜野座「…六合塚ァ!」

縢「ギノさん、ストップストップ!」



―No.36 六合塚「私の上司」



No.36終了です。
宜野座さんが活躍できる日は来るのだろうか…
いやスピンオフ小説で活躍する。はず…

次回は今日の夜、か明日の夜に父の日の話を。
それでは失礼しました。

乙です

どうも皆さん>>1です。

色々と立て込んでててこれませんでした、ホントすみません…
土曜日にはあげる予定ですので気長にお待ちください。

それでは失礼しました。

どうもこんばんわ>>1です。
結局全然書けなかった…休みが欲しい…

取り敢えず途中まで上げます。
話は父の日…ではなく征陸さんの誕生日話です。
…もう約一ヶ月前ですが。

それでは始めていきます。




――3年前、刑事部屋

佐々山「なぁ狡噛…」

狡噛「…なんだ」

佐々山「…あと少しでとっつぁんの誕生日だろ?」

狡噛「そうだな」

佐々山「いつもは大体お酒をプレゼントにしてたわけだが、」

佐々山「たまには別の物を贈るべきだと思うんだ」


狡噛「まぁ、確かにそうかもな」

佐々山「よし、じゃあ何があるか考えてk」

狡噛「お前も考えろ」

佐々山「…なんでだよ、いいだろぉそんぐらい」

狡噛「いや人が考えたものを渡すのは流石にどうかと…」

佐々山「そんなことはない、俺とお前のプレゼントってことにすれば…」

狡噛「………それはダメだろ、ちゃんと自分で考えたものを渡せよ」

佐々山「けどなぁ、思いつかないんだよなぁ」


狡噛「…ならいつも通り何か酒を渡せばいいじゃないか」

佐々山「いやけどなぁ………うーん……」

佐々山「………そうか」

狡噛「何かいい考え浮かんだのか?」

佐々山「本人に聞いてみればいいじゃねぇか!」

狡噛「………いや、それはどうかt」

佐々山「おーい、とっつぁんー」

狡噛「あっ、おい!」






佐々山「とっつぁん!」

征陸「ん、どうした?」

佐々山「誕生日プレゼント何が欲しいっすか?」

征陸「…そういうもんは本人に聞くもんじゃないだろう」

佐々山「いやどうせなら一番欲しい物が欲しいでしょ、こういう時は」

征陸「…ハッ、たくお前はなぁ……」

征陸「………まぁ確かに貰えるなら一番欲しいものだよな」

佐々山「…でしょ?」

佐々山「なら何が欲しいすか?」

佐々山「あ、いつもみたいに酒や焼酎は無しで」

征陸「あぁ、分かってるさ」

征陸「そうだなぁ………」

征陸「………そういやお前、カメラ持ってたよな?」

佐々山「………持ってるよ」

征陸「ならそれで――」



取り敢えずここまでです。

次回は水曜日に。これそうになかったら報告します。
それでは失礼しました。

乙です

こんばんわ>>1です。

やっぱり平日じゃ全然書けませんでした。
土曜日に投下します。

それでは失礼しました。

了解です

どうもこんばんは>>1です。

少し遅れましたがなんとか書けました。
…てかもう誕生日から1ヶ月経っちゃったよ…まさかここまで時間かかるとは。

では始めていきます。
前回の続きからです。





―休憩所

狡噛「……で?」

佐々山「んー、何が?」(-_ -)y-゜

狡噛「とっつぁんは何が欲しいって言ったんだ?」

佐々山「………あー、」

佐々山 ( ゚Д゚)y-~~ スパー

佐々山「………忘れた」

狡噛「なっ、お前…っ!」

佐々山「ハッ、冗談に決まってるだろ」

狡噛「…お前、いい加減にしろよ…?」

佐々山「おいおい怒るなよそんなことでよぉ、ジョークじゃねぇかジョーク」

狡噛「………はぁ…で、結局何だったんだ?」

佐々山「………教えてもらえなかった」

狡噛「…はぁ!?」

佐々山「刑事の勘で当ててみせろ、だとよ」

狡噛「…じゃあ、どうするんだ?」

佐々山「そりゃあ狡噛さんの勘で考えてもらうしか…」

狡噛「ふざけるなっ!!……もういい、俺は一人で考える」スタスタスタ…

佐々山「あっ、おい!」

佐々山「………これだからエリートさんは短気で困るねぇ、全く」スハー

佐々山「………」






―30分前

征陸「――いや、やっぱりいいわ」

征陸「…聞かなかったことにしてくれ」

佐々山「………俺が言うのもどうかと思うけど、いいんですか?」

征陸「………」

佐々山「…俺はとっつぁんがどうしてここにいるのか少なからず分かってるつもりだ」

佐々山「今頼もうとしてたもんだってなんとなくは分かる」

佐々山「………ホントに、いいんですか?」

征陸「………いいのさ」

征陸「…今更、俺が望んで手に入れる事が出来るもんじゃないからな」

征陸「それに………写真なんかじゃなくても、残していける方法はいくらでもあるさ」

征陸「現に俺の中に沢山残ってるからな、もう十分すぎるくらいに」ニカッ

佐々山「………とっつぁん、」

征陸「…?」




佐々山「…それ、フラグにしか聞こえない」

征陸「………お前、人が真面目に話してる時になぁ…」

佐々山「いやでもツッコミたくなりますよ」

征陸「…けど、まだまだ死ぬわけにはいかねぇよ」

征陸「あいつの代わりにもちゃんと孫が見れるまでは―ってこっちの方がフラグに聞こえるな」ハハハ

佐々山「…ハハッ、大丈夫っすよ」

佐々山「そうやってフラグ連発させた方が死なないって言いますし」

征陸「…だといいがなぁ、けど光留の話だからなぁ」


佐々山「え、俺の話信用できないっすか!?」

征陸「フッ、冗談だよ」

征陸「………後は、後輩が嫌がってることはさせられないからなぁ」

佐々山「!」

征陸「………ま、だから今年もいつも通りでいいぞ」

佐々山「…いや、今年は酒以外でいきます」

佐々山「俺の猟犬の鼻でとっつぁんが欲しいもの当ててやりますよ!」

征陸「ほぉ、なら楽しみにしてるからな」ニッ

佐々山「任せてください!」







―休憩所

佐々山「………ホント、流石とっつぁんだわ」

佐々山「………ん?」



宜野座「………」スタスタ…

征陸「…そうしょげるな伸元、今日はしょうがないじゃないか」

宜野座「別にしょげてないどいない!俺を子供扱いするな!!」

征陸「…はいはい」



佐々山「………あれは、いいのが撮れそうだな」…ハハハ




―――No.37 佐々山「とっつぁんが欲しいもの」


 


No.37終了です。いやホント長く待たしてすみませんでした<(_ _)>

うーん、佐々山ってこんなキャラだったっけ…もう久々すぎて分からない…
これはドラマCD聞かないとなー、早く出さないかなー

次回は明日の予定…ですが多分来週になりそうです。
それでは失礼しました。

乙です

どうもこんばんは、来週とか言ってたら2週間経ってしまった>>1です。
…マジで書く時間がないなぁ…どうにかならないものか…

次の話は昨日狡噛さんの誕生日ということでその話を。
…ですがさっき知ったばかりなので全然書けてないです。
多分明日には投下しますのでそれまでお待ちください。

…誕生日の話は毎回出遅れるなぁ。

それでは失礼しました。

了解

どうも>>1です。

あんまり書けてないですが投下します。


――東京、とある廃港

狡噛(………)

狡噛(………俺の名は、狡噛慎也。元々は公安局に勤めていた)

狡噛(今はとある事情から、ここ東京から抜け出し逃亡していた)

狡噛(…そんな俺がまたこんな場所に戻ってきたのには理由がある)



狡噛(………それは、)






狡噛「今日は俺の…誕生日だからだ!」ドンッ!




狡噛「みんな、絶対俺の為にもてなしを用意しているはず…」

狡噛「ならそれを無駄にしてはいけないからな」

狡噛「………それにしても、戻ってくるのがきつかったぜ」

狡噛「まさかここまで入るのが難しいものだとは…」


狡噛「だが入ったらもう簡単だ、街頭スキャナはある方把握してるし…」

狡噛「…もし見つかってもこのスキャン妨害装置があれば、良好状態としてサイコパスを送ってくれる」

狡噛「それに顔も見えないように帽子とサングラスも付けている…」

狡噛「…よし、完璧だ。後は公安局に向かえば…」

狡噛「ククッ、みんな俺を見てどんな顔するだろうか…?」タッタッタ…



――廃棄区画

狡噛「………」ハァ…ハァ…

狡噛「………ん、待てよ…?」ハッ

狡噛(………よく考えてみたら、これ…)



狡噛(俺、会いに行っちゃあダメなんじゃ…?)



狡噛(俺今追われてる身だし、会ったら捕まるんじゃ…)

狡噛(………だがここまで来たのに諦めたら、それこそ無駄に…)

狡噛(………)


狡噛「………考えても無駄だな。取り敢えずすs」

「――やはり、来てたか」

狡噛「ハッ!?」クルッ

狡噛「…まさか、お前が来るなんてな………」





狡噛「…久しぶりだな、ギノ」



宜野座「………まさかホントに来てるとは思わなかったぞ、狡噛…」ハァ・・・

宜野座「お前、今の自分の状況分かっているのか?」


狡噛「…分かってるさ」

狡噛「けど、それでも…お前達の顔がみt」

宜野座「プレゼント欲しいだけだろ?」

狡噛「………中々勘の方も鋭くなってきたようだなギノ」

宜野座「…お前はちょっと執行官時代のお前に戻ったんじゃないのか?」


取り敢えずここまでです。
思った以上に狡噛さんがアレな感じに…

取り敢えず次回は木曜日までには、最悪土日に来ます。
それでは失礼しました。

乙です

追い付いた……乙っす

どうもお久しぶりです>>1です。

ホント連絡もせずに更新しないですみません、仕事で書く暇が無かったです。
取り敢えず土曜日に今回の話+α投下するのでもう少しお待ちください。

把握

どうも大変お待たせしました>>1です。
前に言った日にちよりも更に遅れて申し訳ありません。

内容は前回話していた通り、前回の続き+もう一本を投下していきます。

それでは始めていきます。
まずは前回の狡噛さんの話から。


狡噛「…それは、つまり―」

狡噛「俺が昔みたいなちょっと茶目っ気のある爽やか青年に戻ったとでも言うのか?」

狡噛「よしてくれよ………もう俺30手前なんだから」

宜野座「…お前は一体何を言ってるんだ……」

宜野座「―で、お前本当にそんな理由で来たのか?」

狡噛「悪いのか!俺がどんだけこの時を…ん?」


狡噛「ギノ、お前俺がここに来る理由分かってここに来たんじゃないのか?」

宜野座「…まぁそうなんだが…ホントにそんな理由で来るとは思わないだろ普通」

宜野座「………何か、別の理由とかあるんじゃないのか?」

狡噛「………フッ」

宜野座「?」

狡噛「ギノ、俺はそんなしょうもない事で嘘なんかついたりしない」

狡噛「正真正銘、俺は誕生日を祝られに来たんだ!」バーン!

宜野座「………たくっ、ホントにお前は…」フッ…

宜野座「………だが、」

宜野座「それはそれだ。お前の誕生日は捕まえてから祝らせてもらおう」…カチャ

狡噛「………そうか、ならば――」・・・スッ





狡噛「俺はお縄につくとしよう」ヽ(・ー`)ノ





宜野座「………え?」

狡噛「さぁ早く俺を捕まえろギノ、そして今日誕生日の俺をもてなすんだ」

宜野座「……いや、え、何言ってんの?」

狡噛「そのままの意味だ、さぁ早く捕まえてくれ!」

宜野座「………お前、本当に大丈夫か?」

宜野座「逃亡生活やっているうちにどうかしちまったのか?」

狡噛「そんな事はない!いいから俺を捕まえてくれ!」

狡噛「俺は早く誕生日プレゼントが欲しいんだ!」

宜野座「………狡噛、」

「宜野座さん下がってください!」

宜野座「!」


狡噛「………お前は―」

宜野座「……常守監視官」




常守「………狡噛さん、」

狡噛「………」

常守「………あなたは、本当にそんな理由で帰ってきたんですか…?」

狡噛「………そうだ」

狡噛「俺は誕生日を祝われにここに来た」

常守「………そうですか、なら―」

常守「あなたを、撃ちます」カチャ

ドミネーター『執行対象です。デストロイ・デコンポーザーに移行します』


宜野座「っ!」

宜野座「常守監視官、何をしようと―」

常守「宜野座さん、あの人は…狡噛さんじゃありません」

宜野座「はぁ?何を言って…」

常守「そのままの意味ですよ」

常守「そうですよね、そこの人?」

狡噛「………フッ、流石だな常守…」

狡噛「確かに、俺は本物の狡噛慎也じゃない」

狡噛「…だが偽物って訳でもない」

宜野座「…どういう事だ?」

狡噛「久しぶりだな、そのセリフ」ニッ

宜野座「うっ、うるさい///」

宜野座「…それで、どういう事なんだ?」

狡噛「俺は、狡噛慎也自身の精神とも共有しているのさ」

宜野座「………」

宜野座「………尚更、どういう事なんだ…」


常守「…こういう事ですよ」バシュン!

宜野座「っ!?……これは…」

宜野座「……機械で出来ている、だと…?」

狡噛「そうだ、俺の体は全て機械で賄われている…いわばロボットみたいなものだ」

狡噛「そして後頭部についた送受信装置を用いて『俺』と意識を共有しているのさ」

常守「………狡噛さん、一つ聞いてもいいですか…?」

狡噛「…なんだ」

常守「…どうして、そんな物を作ったんですか」

狡噛「………」

常守「私の知ってる狡噛さんはそんな非道な物を作る人じゃ無かったはずです」

狡噛「………だから、言っているだろう」


狡噛「俺は、プレゼントを貰いに来たんだ!!」

常守「…えっ」

狡噛「早く俺にプレゼントをよこせ!!」

常守「えっ、いや…はい?」

狡噛「だからプレゼントだよ、誕生日プレゼント!」

狡噛「なんだくれないのか?元同僚に渡すプレゼントはないのか?」

常守「い、いやそういう訳じゃなくてですね…」

狡噛「…そうか、そういう事か!」

常守「私はただ……へ?」

狡噛「私自身が誕生日プレゼントってことだな!」







常守「ふぇぁ!?///」ガバッ

常守「………」

常守「………」ツネリ

常守「…痛い」

常守「………なんなのあの夢…」

常守「………そういえば、今日か…」

常守「………」




―刑事部屋

常守「………狡噛さん」

狡噛「ん、どうした?」

常守「今日誕生日でしたよね?これ、誕生日プレゼントです」

狡噛「あぁ、ありがとう」

狡噛「…だがどうしてまた急に?」

常守「………いや、別に」

狡噛「………?」



―――No.38 狡噛「誕生日プレゼント」




………まさかこんな展開になるとは自分でもびっくりです。
それと誕生日から一ヶ月経っているのにもびっくりです。

………だから話のオチもわすれty(ry

…それでは次にいきましょう。
今度は宜野座さんと狡噛さんのお話です。


―休憩スペース

宜野座「……なぁ、狡噛」

狡噛「なんだギノ?眼鏡ならちゃんと掛かってあるぞ」(-。-)y-プハー

宜野座「眼鏡が何処にいったかを聞いたわけではない!」

宜野座「……その、高校からの馴染みとして…相談があるんだ」

狡噛「…そうか、前髪は確かに切ったほうg」

宜野座「髪型の相談ではない!!」


宜野座「………お前、ふざけていないか?」

狡噛「そんなわけ無いだろう、俺は真面目に考えてるさ」(-。-)y-プハー

宜野座「………そうか、なら俺に向かって煙吐くの辞めてくれないか…」

狡噛「いややはり相談はちゃんと話す人の顔を見て聞くのが普通だろ?」

宜野座「そう思うなら煙草吸うのを辞めろ!」

狡噛「…ギノ、カルシウム足りてないのか?」


宜野座「そんなことやられたら誰でも怒るだろう!!」

宜野座「…もういい、お前に相談しようとした俺が馬鹿だった」

狡噛「待てギノ!」

宜野座「………」

狡噛「すまん、調子に乗りすぎた」

宜野座「………」


狡噛「…こうすれば少しでも気が楽になって喋りやすいじゃないかと思ってついやっちまった」

狡噛「………本当に、すまん」ペコリ

宜野座「………」

宜野座「………俺こそ、すまなかった」

宜野座「確かに、気が楽になった気がする」


狡噛「………そうか」

狡噛「なら、聞かせてくれ………俺も真剣に考えるから」

宜野座「狡噛………」

宜野座「………この前n」

狡噛「あ、すまんそろそろ食堂で毎日10食限定の国産豚ロースカツ丼が出る時間だからまた今度な」ダッ

宜野座「んだが………は?」

宜野座「………」

宜野座「おい待て、狡噛っ!!」




―――No.39 狡噛「同僚からの相談」



はい、2本目終了です。
………この二人のやり取りが一番書きやすいのは何故だろうか。

と、いうわけで次回なんですが。
いつも来週土曜日にとか書いて結局2、3週間経ってしまうので、取り敢えず来月中としておきます。
まぁ気楽に待ってくださればと思います。

それでは失礼しました。

乙ー!

乙です

乙でした

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