白垣根「ロリコンじゃないです!」一方「ハイハイそォですか」(205)


これはとある禁書のssです
>>1は初ssです
誤字脱字があれば指摘お願いします
更新は不定期気味になると思います

それでは始めます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370583181


『初春ー。終わりませんのー』

「頑張ってくださいよ白井さん。その始末書の山は白井さんが原因何ですから。
自業自得ってやつですよ」

『初春。明日覚悟しときなさいな』

「えぇ!?なんでですかぁ??」

『うるさいですの!!』

「そ、それじゃあ、白井さんの始末書が終わったらクレープ食べに行きましょう!佐天さんや、御 坂 さ ん も誘って!!」

『む。ま、まぁ初春がどうしても、と言うならかまいませんの
……ただし、わたくしのパフェは初春のおごりですわよね?』

「えー!そんなぁ」

『それでは楽しみにしてますの』


そう言うと、向こうは通話を切ってしまった
勘弁してもらおうにも携帯からは通話の切れたことを教える機械音しか聞こえなかった
諦めて携帯を鞄にしまい、空に向かっておもいっきり伸びをする


「んー。今日もいい天気ですね」


飴玉を転がしたような甘ったるい声で楽しそうに呟く


「何かいいことあるかもしれませんね」

いきなり間違えた(泣)




今日は土曜日だが、お昼まで授業があったので、せっかくだからみんなで遊ぼうと思いついた

しかし、残念ながら黒子は風紀委員の仕事があり、
御坂も佐天も今日は都合が悪いらしく
初春は非番のため制服のまま、なんとなく一人プラプラと散歩をしていた


ふと、なんとなく公園の中をのぞいてみた

すると、見知ったアホ毛の子供が金髪の子供と歩いているのが見えた

そして、初春の思考が止まった


アホ毛の子供とは以前迷子探しを手伝ったことがある
そして、嘘臭い笑顔を張り付けた人物に声をかけられた
その時初めて初春は純粋な敵意と殺意を向けられ
殺されそうになったのだ


2人の一歩後ろを歩く青年に



顔から血の気が引いていく
完治したはずの右肩にニブい痛みがはしる
嫌な汗が背中を流れる


───今すぐここから逃げたい


心の底からそう思った

  
あの男は打ち止めを探していた
しかも、自分を痛めつけることになんの躊躇も見せないような非情な男だった


───またあんな目にあうのではないか?


しかし、この考えはすぐに消えてしまった
次に浮かんだのは


───このまま逃げれば、あの子達が危ないかもしれない
───あの怖さを、あの恐ろしさをあの子達に味わえさせたくない


それが、それだけしか、もう初春の頭にはなかった
だから初春は逃げなかった





(私には力が無いし、あの時みたいに助けが来るかなんて分かりません
むしろ、来ない確率のほうがずっと高いです
だけど、私は私のせいで傷つけられる人なんて見たくないんです!!)





初春がまだ小学生だった時、初春を逃がすために
傷ついた友人がいた

自分のせいで、と考えなかったことはない

しかし、そう言葉にしてしまえば逃がした本人であるツインテの少女はきっと怒るだろう
それは嬉しくもあり、申し訳なくも思う

向こうと同じように初春だって友人が傷つく姿は見たくなんてないのだ

だから、前に進む
自分が出来ることをする

結局、力のない自分にはそれしかないのだ







会いたくない
向かい合いたくない
近付きたくない


そんな、気持ちを押さえつけ初春は気合いを入れた


「絶対に傷つけさせたりしない!」


震える足を一歩ずつ動かした



三人の前に立ち、声が裏がえろうとも高らかにいった


「ジャ、風紀委員です!」



一旦休憩です

このssは初春x垣根(新約版)がメインです
総合で落としたものの続きを考えたのでスレをたてました

他のカプはまだ決まってません
書きながら考えてみます

それでは総合で落としたのに若干手直ししたのを投下します!






力を持たない少女である前に
己の信念に従い正しいと感じた行動をとる風紀委員だった









とある土曜日打ち止めは新たにできた友人達と公園に遊びに来ていた

「にゃあ。今日は何して遊ぶ?」

「何しよっかなーってミサカはミサカはウキウキしながら考えてみる!」

「頼みますから、危ない事だけはしないでくださいよ?」


そんなはたから見れば穏やかな会話をしている三人のもとへ誰かが近づいてきた


「ジャ、風紀委員です!」

「い、今すぐその子達から離れなさい!」



「へ?」

「にゃあ?」

「え?どうしたの?初春のお姉ちゃん」


三者三様の反応を見せるが、風紀委員と名乗った少女の耳に入っていなかった


「177支部所属、初春飾利です。」

「わ、忘れたとは言わせませんよ!
私だって、風紀委員の端くれです!今度こそあなたから守ってみせます!」


もし、コレが本当に襲われている人がいるならば感激する台詞だが、残念ながら襲われている人も居なければ、危害を加える人もこの場には居なかった



「いえ、私たちはこれから一緒に遊ぶだけですが」


垣根の余計な一言に初春はさらに余計に勘違いをしてしまった


「あ、あの時、アホ毛ちゃんの写真を持っていたのはこういうことだったんですね!?
二人とも早くその人から離れてっ!!危険です!」

「だから私は何もしていませんって!」

「何言っているんですか両手に小さい女の子を連れて!や、やっぱり───」







「あなたはロリコンだったんですね!?」




「はい?」






困惑というより、初春の斜め上の発言に混乱気味の垣根にお構いなく初春は二人を引き離した
そして、垣根に詰め寄って何処かへ連れて行こうとした
フレメアと打ち止めは状況がいまいち飲み込めず、二人の側でのんきに会話を続けた

「大体、ロリコンって何?」

「うーん、ミサカも分かんないってミサカはミサカは首を傾げてみる」

「にゃあ。じゃあ、あの頭にお花を乗せてるお姉ちゃんは?」

「えっとねぇ、ミサカが迷子になった時一緒にあの人を探してくれたんだよ!ってミサカはミサカは───あっ!!」

「にゃあ?」

「あの人に聞いてみよー!ミサカってば天才ってミサカはミサカは自画自賛してみたり!」


そう言うと打ち止めは首からぶら下げていた携帯を使って電話をかけだした

すると1コールもしないうちに目的の人物は電話に出た

『どォかしたか?』

「あのね、あなたに質問があるのってミサカはミサカはあなたに電話をかけてみたり」

『ンだよ?しょうもないことだったら切るぞ』

「ロリコンって何?ってミサカはミサカはカブトムシが言われた言葉を思い出しながら尋ねてみる」

『はァ?・・・アイツがそォ言われたのか?』

「そうだよ?ってミサカはミサカは答えてみる」

『・・・今、どこにいる?』

「え?近くの公園だよってミサカはミサカは、って切れちゃった」

「にゃあ。どうしたの?」

「分かんないってミサカはミサカは首を傾げてみる」



何だったのかな?と打ち止めが首をひねっている横で初春は垣根の腕を掴み、垣根はそれに抗っていた


「取りあえず、あなたを連行します」

「いや、ちょ、本当に待ってください!私にそんな特殊な性癖はありません!!」

「言い訳は向こうで聞きます」

「だ、誰か助けて!」


ヒーローがいるなら助けてください!と願ったとき
初春と垣根の目の前に誰かが飛んできた



文字通り、空から降りてきたのは白い、白い
ヒーローでも悪党でもない



ただの最強の保護者様だった




「よォ、垣根くゥン?」

「た、助かった!一方通行さんちょっと助けてくださ────」


知らぬ仲ではない人物に垣根が助けを求めようとしたが、何かおかしかった

笑っているのだ

それはもう、小さな子供が見たら泣き出して逃げ出すような恐ろしい笑顔で

垣根の背中に冷たい汗が流れる
いやな予感が頭をよぎる

「お前、うちのクソガキをクソッタレな目で見てやがったとはなァ?
・・・ぶっ殺してやンよ」

「アンタもかよっ!?」



目の前の第一位に横の風紀委員
2人に挟まれ、絶体絶命のピンチに元カブトムシの垣根帝督は叫んだ

心の底から


「不幸だーーーーーーー!!!」




シリアスではなくシリアルな展開でお送りします


はい、これで今日の分は終了です

できるだけ早く次をだせれるようにします
それでは!

どこから溢れる花の蜜を吸うんでしょうかね(ゲス顔)

>>139
佐天「あれ?初春のパンツにカブトムシが・・・」
こうですか?わかりません(すっとぼけ)

,..-─‐-..、

            /.: : : : : : : .ヽ
          R: : : :. : pq: :i} ←俺
           |:.i} : : : :_{: :.レ′
          ノr┴-<」: :j|
        /:r仁ニ= ノ:.ノ|!           _
          /:/ = /: :/ }!        |〕)
       {;ハ__,イ: :f  |       /´  
       /     }rヘ ├--r─y/         ペロペロペロ
     /     r'‐-| ├-┴〆   〃(^ω^ ) ミ 
      仁二ニ_‐-イ  | |    (^ω^ )  O(^ω^ ) ヒュンヒュンヒュン
      | l i  厂  ̄ニニ¬       Oヽ(    )〃ノO "
     ,ゝ、 \ \   __厂`ヽ       ∪\)   ←おまえら
     / /\_i⌒ト、_   ノrr- }     " ""
   └-' ̄. |  |_二二._」」__ノ


お久しぶりです(汗)
本編っつーか、今回は初春が出てきません

それではいきまーす!



二人が小さな異変に気付かないまま翌日


警備員の黄泉川の家にお世話になっている一方通行の朝は打ち止めのダイナミックな朝の挨拶から始まる

しかし、今日は別の物音で一方通行は目が覚めた


何者かが窓を突き破ってきたのだ


すぐに一方通行は戦闘態勢を整える


(誰だ?警備員の家に飛び込んで来やがったバカは……
 どちらにしろ、アイツらに危害を加えるつもりなら、
 ………ぶっ殺す)


風通しのよくなった窓によって入る風でカーテンが揺れ、そこから人影が見える

一方通行の緊張が高まる

よくよく見ると相手は最近会ったばかりの
………白いカブトムシだった

口元がひきつるのがわかる
                           ソフト
(おいおい!なンなンですかァ!?あいつはいい子ちゃンの人格がメインじゃなかったのかよ!?
 いや、コレがアイツと決まった訳じゃねェ
 クローン?それとも、臓器の一部を使っているのか?)

すばやく、チョーカーのスイッチを入れる

この時点で一方通行は学園都市最強の230万人の頂点に君臨する超能力者へと変わる


「オイ、ナニ人の家の窓割って、誰の許可を得てここに来たンだ、あァ!?どこの差し金だ?」



垣根がこちらを向く、学園都市のツートップである2人が戦えば被害は尋常なものではない
一方通行はいかにここから離れるかを考える

ここには守りたいものが多すぎるのだ


垣根が口を開く







「た、」

「?」

「助けてくださいぃぃぃいいい!!」


「!?」






その言葉とともに垣根が泣きついてきた
タックルをかます勢いできた垣根は一方通行の反射の膜によってもと来た方へと戻っていった

一方通行も垣根の態度に驚きすぎて突っ立ったままだった
その衝撃で部屋には垣根の白い羽が散らばっている


少しすると、垣根がまた部屋に入ってきた


「ひどいですよ!私を反射するなんて!」

「ダマレッ!てめェが勝手に突進して来たンだろォが!!いいから、さっさと部屋を片付けやがれっ!!」


一方通行に言われ、垣根は指を鳴らして跡形もなく消した

しかし、一方通行の部屋は依然として荒れている

あ窓ガラスが散乱し、棚に置かれていた本などもほとんどが床に散らばっている

何故窓から侵入してきたのだ

普通に考えてありえない

そう思ったまでを口に出した



「お前に常識っつゥもンはねェのか!?あ″?」

「私に常識は通用しません(キリッ」






「お前本当は記憶あンじゃねェのか!?ウソだろ!
 あと、無駄にキメ顔すンじゃねェ!!」

「いえ、ナゼかこう言わないといけない気がしたんです」


首を少し傾け、キョトンとした顔で垣根は答えた
これが可愛らしい少女がすれば絵になるが、180?の男がやってもこれっぽっちも可愛くない

そんな垣根の態度に一方通行はさらにイラッとしたのに気づいたのか、余計な一言を言ってしまった


「なンなンですかァ!?マジで何がしてェンだよ!!
 いいからさっさと部屋を元に戻しやがれっ!!」

「そんなにイライラしていると血圧あがりますよ?」


「お前のせェだァァァァ!!!!」


伊達にもやしっ子と呼ばれていない一方通行はツッコミのしすぎで息切れをおこしてしまった
息が整うまでの間に垣根は未元物質で部屋を元通りに戻した



ちなみに、垣根が部屋に突入した時の音は同居人達全員に聞こえていた
こっそり、部屋を覗けば入って来たのが一方通行と打ち止めの知り合いだと知り、特に問題ない
と家長である黄泉川が判断した







「それで本題なんですが」

「いきなりだな、オイ」


すっかり綺麗になった部屋で一方通行はベッドの上に座り
一方通行と向かい合うような形で垣根は床に正座している


「単刀直入に言います。
 私の学園都市で使えるIDとお金用意してください!!」ドゲザ

「はァ?なンで俺がそンなことしなくちゃなンねェンだよ!」

「実は…………」


そして、垣根は一方通行に初春と甘味ツアーに行くためにお金が必要で、ついでにIDが使えるかどうか
使えないのなら、用意するのを手伝って欲しいということを伝えた

すべて聞き終わると一方通行の顔は


「…………え?」


どん引きしていた


「どうかしましたか?」


いぶかしげに垣根が尋ねれば、一方通行は重々しい様子で言った



「お前………ガチのロリコンだったンだな」

「………ハァ!?ロリコンじゃないですよ!」

「ハイハイ、そォですか。そォいうことにしといてやるよ」



いくら否定しても一方通行はハイハイと流すだけだった







翌日、垣根の元に偽造IDと通帳、カードが無事渡された

一緒に『ロリコンwwm9(^Д^)プギャー』と書かれたメモがあったが誰が書いたかはナゾのままだった




全体的に短いですね(汗)すみません!

近いうちにまたきます!

あと、何かネタがあったら、言ってくだされば書きます!

それでは!


あ、言い忘れてましたがスレタイ回収しました(笑)

                       _,,-‐'' ̄`''- 、,_
.                      /:::::::::::::::::__;;;;;;;;;`ヽ
                      |:::::::::::::/    `''ヾ、 
                      |:::::::::/         ヽ
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                 |   _,,,,,,ヽ::|         |
                   |    帝凍庫クン     |
                 |_________________|
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                ../ |   -―- 、__,        .|| .\
              /  l   '叨¨ヽ   `ー-、  .|ト、   \
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     ) `ー''"´ ̄ ̄   / |         ヽ,     ||   \   ̄` ー‐'´ (_
  とニ二ゝソ____/   |    `ヽ.___´,       ||    \____(、,二つ
                       |       `ニ´      ||
                       |_____________j|
                 |´ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`i|

                 |               ||
                       |〕 続けたまえ>>1よ   ||
                  /|              ||
                  |___________j|

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