女騎士「いやだ!死にたくない、仲間の居場所でも何でも話すから!」(967)

女騎士「帝都や皇女様はどうなってもいいから私には手を出すな!!」

女騎士「地下でもどこでも連れていけ!私の部屋には厳重に鍵をかけろ!」

賊「うるせえよ!」

女騎士「このまま私の同僚が来たら、それはもう凄惨な事になる!おそらく私も殺されよう」

賊「うるせえってんだよ!」

女騎士「私の職場いかれてるから民族浄化よろしくお前ら異教徒見つけたら根絶やしにかかるんだ、だから早くしろ!」

クズ騎士ちゃん誰かはよ

女騎士「くっ、殺せ・・・っ」

敵兵「へへへ、心配するな
   お前に帝国の秘密を吐いて貰うまで、そう簡単には殺しゃ・・・」

女騎士「やっぱりやめろっ!助けっ、助けてくれっ!
    なんでもするから、殺すのだけは勘弁してくれぇぇっ!」

敵兵「・・・」

敵兵「なんでも、か
   それなら帝国の秘密を吐いて貰うぜ
   イヤだってんならカラダに訊くことになるがな・・・」

女騎士「私を汚そうとも構わんっ!だが、帝国の秘密だけは・・・」

敵兵「じゃあ、まずは鎧を脱いで貰・・・」

女騎士「話すっ!!帝国の秘密なら何でも話すっ!!話すから堪忍してくれっ!!
    私はまだ経験がないんだっ!!」

敵兵「・・・」

女騎士「帝国は要塞の西が守りが手薄だっ」

敵兵「お、おう・・・」

敵兵「なんて女だ、お前きっとリンボ行きだぞ」

女騎士「リンボも天国も信じられるか、命あっての物種だ」

敵兵「お前一応帝国教徒じゃないのかよ」

女騎士「いちいち教義なんか守ってられるか!早く略奪でも虐殺でもやって終わらせてくれ!」

敵兵「お、おう……」

女騎士「皇帝家で飼われてる側室のエルフの娼婦は東方教会の変態神職に高く売れるぞ!私が取引を斡旋してやってもいい!!」

敵兵「……」

女騎士「案外この手の案件は教皇領のバカどもにみかじめ渡しときゃあ何とかなる、儲けとしては私の年収の百倍は堅いぞ」

敵兵「仮にも封建制度の一員だろ、お前いったいどんな生活してきたんだよ」

女騎士「生き残る為に必死だったんだよ!!!!お前らみたいな精子脳のクソ兵卒に犯されたくなくて必死こいて私財こさえたんだよ!!!」

敵兵「うるせえよ!声がでけえんだよ!!」

女騎士「同僚の連中は魔物に孕まされておなかパンパンで駐屯地に戻ってくるしよお、危機感が足りなさすぎんだよ!!」

敵兵「何それ怖い……」

女騎士「だから私がここらで一発天誅をくだしてやるんだよ!帝国のガッラガラの護りに致命傷を与えてやるんだ!!」

敵兵「ちょっと待って、今から俺達が攻める駐屯地ってそんな有様なの」

女騎士「めったに動かないカネ持ち荘園の主が気まぐれに子飼の娘を預ける、保育所も真っ青な修道院もどきだ」

敵兵「そんなもんがこんな国境沿いにあっていいのかよ!!帝国ァ!!」

女騎士「その前の代もすげーぜ、揃いも揃って騎士道精神貫いてあんたら連合国のカキタレになっちまって」

敵兵「単語が汚いよォ!!」

女騎士「結局陸軍情報部が国費で買い戻したんだぜそいつら。帝国終わってるぅー!」

敵兵「おうクズ女、お前の情報通りに進軍したら面白いように敵の背後が取れて正直心苦しいぞ」

女騎士「それは良かった、それじゃあ私の顔を見知っている奴は殺してしまえ。連合へのパイプは私だけでいい」

敵兵「なんだと……」

女騎士「早く殺すんだ!国費で養ってるような国教会のメスブタなんて、数を揃えたところでろくな人質にはならん!」

敵兵「一応お前の同僚というか……後輩だかもいるんじゃないのか」

女騎士「知った事か!お前の一番大切なものはなんだ?そうだ、命だあ!!」

敵兵「部隊の士気が目に見えて下がっているんだが……」

女騎士「なんて脆弱なんだ、優れているのは技術力だけか、情けない」

敵兵「女子供を相手取る戦争なんて、ほとんど経験がないんだよ」

女騎士「女子供ほど恐ろしいものはなかろうが!私の経験した籠城戦で一番の障害は女子供だったぞ!!」

敵兵「そういう事言うなよォ!!」

女騎士「捕まりゃブッ殺されて、ウシだの何だのの遺体と一緒に投石器で壁の内側にポイ!まさに生物兵器だ!
そん時神父は言ったね、壁の内側のガキ鬱陶しいから、みんな纏めてあらかじめ……」

敵兵「(宗教が違うだけでこんなおぞましい事が行われるだなんて怖い)」

兵長「騎士、てめえ……」

修道女「あ、あなたという人は、何という事を……」

女騎士「……」

兵長「な、何とか言いやがれ、この裏切……」

女騎士「お待ちを兵団長、これは私の作戦なのです。これを見てください、あなたの枷の施錠を解くカギです」

兵長「なに……」

女騎士「幸いながら、私は奴らのお気に入りらしく、この拠点内である程度の自由が利きます」

修道女「情報を売ったうえで得た自由でしょうに……よくもぬけぬけと!」

女騎士「売ったのは、情報ではございません。我が春にございます、シスター」

兵長「騎士……」

女騎士「……明日の朝食のパンに、カギを仕込んでおきます。
これ以降の聴取には、なるべく従順に答えてください、私が必ず皆さんを助け出しますので」




女騎士「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

女騎士「捕虜の私が鍵なんか持ってるわけねーだろバーカwwwwwww私の実家の鍵だよバーカwwwww」

敵兵「いきなり駐屯地の尉官連中が従順になったが、まさかお前の仕業か?」

女騎士「連合国のあまりの迫力に萎縮してしまったのだろう。まったく、武力と権力にはめっぽう弱いのだから敵わん」

敵兵「本当かよォ……」

女騎士「私を見てみろ!!私ほど武力と権力に弱いものをお前は見た事があるか!?処女以外なら何でもくれてやるわ!!!」

敵兵「納得できるな」

女騎士「お前ら東方連合の法体系というのはまっこと寛容で助かる、何てったって裁判を受けられるんだからな!」

敵兵「そりゃあ、誰しもが持つ権利だからな」

女騎士「すごいぞー封建社会は。私らなんか根本的にお前らと倫理観念違うから、
道端でナタ刺さった死体転がっててもまず捜査されないし、犯罪者は問答無用でぶっ殺だぞー」

敵兵「帝国……」

敵兵「」

女騎士「ごきげんよう兵士どの。今朝は珍しく固形に近い便が出たぞ」

敵兵「……例の兵長の断末魔が耳から離れないのだ」

女騎士「早く厠に音姫でも付けてくれ、私は排便の音が耳から離れない」

敵兵「断頭台に首をかけられた途端に、お前の名前を恨みがましく叫び始めてな……」

女騎士「連日液状の状態が続いたから、尻が恨みがましく震えるんだ。ああ、腹が痛い」

敵兵「……もうお前が始末してくれたっていいんだぞォ!!」

女騎士「ああそうだ!!厠が詰まってしまったのだ、早く始末してくれ!!!」

女騎士「さあ、外堀は徐々に固まりつつあるな。何でも聞くがいい、片っ端から答えてやるぞ」

敵兵「次に攻め落とす拠点と、帝都への進行計画についてなんだが」

女騎士「書類を置いておくといい、完璧な計画書を作ってやるぞ」

敵兵「俺たちがまず目指しているのは、お前らの宗教圏の信仰改革だ。できる事なら、国教会の拠点確保も視野に入れたいんだが」

女騎士「はあ」

敵兵「さすがに、お前のようなゲス……一介の騎士の知識では無理か、相応の地位にいる者でなければ内部からの補助は……」

女騎士「余裕、顔パス。私の部隊章見る?ホゥーラ!ホゥーラ見ろ!!少佐相当官だぞゥ!!」

敵兵「お前のような奴が……だと……!?」

敵兵「お前……指揮官だったのか」

女騎士「来るなり剥がれた鎧、すっげー無駄な装飾されてただろ。教皇様がくれたのよあれ」

敵兵「……やたら非実用的な装備を着込んだ騎士がいると思えば、なるほど」

女騎士「ペーパーテストでなれちゃったしさー。いっぱいお金欲しいし、昇格試験受けたらなれちゃった」

敵兵「(意外と地頭は良いんだな……産まれは悪くなさそうだし)」

女騎士「やっべーよこの国wwwww戻ってきた答案見たら名前しか合ってねーのwwwwww」

敵兵「」

女騎士「私のお父様、何つったと思う?『あーそれオレのコネだコネッ』wwwwwwwwwww」

敵兵「」

女騎士「よく見たら名前もスペル間違ってて笑ったわwwwwwwwwwwww」

女騎士「ところで、おたくの階級は?いや、単なる好奇心。ケンカ売るつもりなんてないよ」

敵兵「……」

女騎士「見た所、私のメシを運んでくる雑兵とは違う文官のようだが……」

敵兵「しょ、少尉だ。これでも士官学校での成績は上から……」

女騎士「少wwwwwwwwwww尉wwwwwwwwwww」

敵兵「十分すぎるほどの待遇はしてもらっているし……」

女騎士「尉官wwwwwwこれはいかんwwwwwwwわたし同僚でも佐官より下の階級見た事なぁいwwwwwwwwwww」

敵兵「……」

女騎士「おたく二十台もそろそろ半ばでしょ?少尉?少尉だってwwwwwwwwwwwwwwww」

敵兵「(この国ヘンだよォ!!)」

敵兵「……東部拠点の完全制圧に成功した、お前のおかげだな」

女騎士「少尉さんオッスオッスwwwwwwwww」

敵兵「なんだか出来の悪いテーブルゲームをしているみたいで本当に気分が悪いんだがな……」

女騎士「どうしてだ。生理か」

敵兵「魔物も出なけりゃ、国民もびっくりするほど従順だ。更にお前の持つ防衛網の情報が合わさって俺たちが最強に見えた」

女騎士「その辺り一帯の魔物は、山を焼いて厭と言うほど傷めつけたからな。まだ生き残りがいたとは」

敵兵「水質汚染や土壌の劣化も深刻だ、どうなっているんだ」

女騎士「川のサイレーンや魚人が鬱陶しいから、上流に製鉄所ぶっ建ててやったのよ。一網打尽にしたと思ったんだが」

敵兵「普通に討伐しろァ!!!!」

女騎士「ああそうだ、そのまま南方になだれ込むならオークをまず皆殺しにしろ。やつらは厄介だ」

敵兵「何故だ」

女騎士「私が軍属になる数年前、オークのブタどもによる被害が後を絶たなくてな。私のひとつ上の代で制裁を加えたのだ」

敵兵「制裁……とは?」

女騎士「決まっておる。一匹ずつ丁寧に去勢してやったのだよ、二度と奴らのようなゴミが繁殖しないようにな」

敵兵「……」

女騎士「調べによれば、被害に遭った部隊員はいずれも単独行動中に襲撃、拉致されている。
そもそも私のようにコネで入った騎士が単独行動なんぞする時点で出世欲か正義感が強いのかどうかわからんが、イカレている。
そこで完全武装した上で、国教会と北方共同体の戦力を借りて、連中の集落を攻め落としてやったのよ」

敵兵「いち部族を相手にやりすぎだろうに……」

女騎士「バカ言え!参加したという名目さえあれば教皇領の土地が割譲されるんだぞ!こんなおいしい公共事業はほかにあるまい!」

敵兵「それで、なぜオークを討伐する必要がある。話によれば、かなり衰弱している部族に聞こえるが」

女騎士「昨今になって、豚どもを擁護する連中が出てきたのだ。ああ、吐き気がする!おぞましい!」

敵兵「人権屋か、それとも政治家か?」

女騎士「お飾りの中央議会だ!ああ鬱陶しい!すべてはヒッポケンタウリなんぞを議員に迎え入れるからこうなるのだ!
奴ら、言うに事欠いて、我々を二足歩行の猿人どもだとかほざきおって!!豚や馬人に権利だと?片腹痛いわ!豚なんか大嫌いだ!」

敵兵「むしろお前の国に議会があった事に驚きだよ」

女騎士「そいつらのせいで、今の今まで豚どもに私たちは手出しできなかったんだよ!!
これ以上ウザい発言されても不愉快だ、さっさと絶滅させてやっておくれ!」

敵兵「なぜそうまでオークを憎む!お前ほどのクズはオークにもいないだろう!!」

女騎士「知れたこと!奴ら、私を捕らえて子袋にしようとしたのよ!!」

敵兵「一人でフラフラ出歩いてたのお前かよ!!」

女騎士「あの時は本当にやばかった。死ぬかと思った。あんなん入ったらお腹裂けるって」

敵兵「ピンチすぎるだろ!」

女騎士「しょうがねぇから、よその荘園の修道院への潜入を手引きして見逃してもらったさ。
忌々しい、奴らのせいで何人もの尊いか弱き処女が酷い目に遭った」

女騎士「そん時おいしく頂かれたのが、お前の部下の便器にされてるシスターだよ。それとも兵長の後を追ったのかな?」

敵兵「お前、自分の言ってる事によく胸糞悪くならないな……」

女騎士「何を勘違いしてんだか知らんが、一方的に私と私のボンクラ騎士団を英雄視してきやがる。おめでたいものだ」

敵兵「最低なマッチポンプだ!!」

女騎士「オークに汚された女どもの後輩が募って私んところに集まってきやがる。うぇー、バッチい」

敵兵「……」

女騎士「お前が犯されて死んでおけばよかったのにだと!?ふざけるな、死んでたまるか!!何度でも逃げ出してやるわ!!」

敵兵「まだ言ってねぇよ!!お前が犯されて死んでおけばよかったのに!」

敵兵「お前、もしこの話をあの修道女が聞いていたらどうする?」

女騎士「どうもしないが」

敵兵「この部屋の隣に、薄い壁板を一枚挟んだ先に彼女がいたら丸聞こえだぞ」

女騎士「だからどうしたんだ。私が何か疾しい事でもしたというのか」

敵兵「こいつ……」

女騎士「大体オークにヤられた修道女なんか生きてる価値ねえから、さっさとお前らでいただいちゃっていいぞ」

敵兵「だからいただいてねえよ!俺たちはお前ほど腐ってねえよ!!」

女騎士「じゃあどっかでまだ生きてやがるのか!そうか、隣の部屋だな!」

敵兵「や、やめ……!!」


女騎士「やーーーいwwwwwお前のバージン豚煮込みーーーーーwwwwwww」

敵兵「このクズ野郎!!」

女騎士「まったく、連合の騎士というのはどこまでも下品なものだ。ある事ない事を並べ立ておって」

修道女「……」

女騎士「主の言葉に耳を傾けていたキミ達には、さぞ辛かっただろうよ。だが心配する事はない、私が付いているぞ」

修道女「騎士様……」

女騎士「さ、いま一度聖書を読み返すとよい。キミ達が穢れているなど誰が非難しようか」



女騎士「オェェェ触っちった、オーク汁ついたクソビッチ触っちった。ンだよクソッ、処女なめんなオラ」

敵兵「せめて彼女達に聞こえない所で愚痴れよ!!すっげーこっち見てるよ!!」

敵兵「お粗末、大変だ!一大事だ、知恵を貸せ!」

女騎士「誰がお粗末だクソ童貞どの」

敵兵「民兵が蜂起を始めたのだ、かなり規模が大きく手を焼いている!!」

女騎士「……フフフ、二手……いや、三手、私の方が上手だったようだな」

敵兵「何……!?」

女騎士「私はこの通り、帝国軍の中枢にも触れうる存在だ。その私を、どうやらお前らは舐めきっていたらしい。
ああ、あの時私をぶち殺しておけばよかったものを!」

敵兵「何だ、何を言っている!?」

女騎士「お前たち連合は、そうやって徐々に崩れていく運命にあるんだよ。帝国の人間によってなあ!さあ、命乞いをしろ!」

敵兵「いや、本当に何を言っているのかわからない。意味が分からないぞ」

女騎士「……」

敵兵「地方駐屯地に対して現地民の不満がここぞとばかりにぶつけられているのだ、民兵に被害が出ては敵わんだろうが!」

女騎士「は?」

敵兵「お前んとこの圧政のせいだよ!!!!!」

女騎士「圧政だと?ばかな、お前達の低俗で下世話で人間性に著しく欠ける侵略行為に対し憤っているに違いない」

敵兵「たたかわなくちゃげんじつと!!!」

女騎士「大体ここは南部だろう。この辺りは確か……魔王を名乗る痴女が年端も行かぬ少年をかどわかす伝承が残っていてな。
のちに魔王と和解した少年が王族の末裔である勇者であるというくだらねえ伝承だ。
典型的な教会への集権行為だが、アホ農民どもはよくダマくらかされてくれたから大丈夫だ。一揆のいの字も知らん筈」

敵兵「そんなんだから現実見えなくなってるんだろ!!」

女騎士「実際魔王のモデルになった奴はいるんだぞ、知ってるか。魔物をはべらせて有頂天になってるところをとっ捕まえて軟禁してやってるが」

敵兵「とほほ、人間には敵わないよ。ってやかましいわ」

女騎士「いやあ、お前たちが根こそぎ駐屯地の司令を始めとするお偉方をとっ捕まえてくれるおかげで、私のデータベースが潤っていくよ」

敵兵「お前へ抱いた希望を黒く塗り潰されながら死んでいく彼らの恨み節を聞かされる身にもなれ」

女騎士「血も涙もない蛮族のくせに、一丁前な言い分だな。そんな脅迫では私は屈さないぞ」

敵兵「お前の血や涙は多分ナマリ色だな」

女騎士「それよりお腹すいたし喉が渇いた。何かよこせ」

敵兵「……まあ、現地補充もできたし、やらんでもないが」

女騎士「確かこの辺の査察に来た時、名主がけっこういい額の賄賂くれたから儲かってる筈だ、搾り取れ。
何かあったら癒着を教皇騎士団にバラすと脅せ。今日はワインと肉が食べたいなー」

敵兵「(もしかして、俺たちは何よりも残酷な手札を場に伏せて活動させてしまっているんじゃなかろうか)」

騎士い「お姉様ァ!!」

騎士ろ「お姉様、御無事で何よりでございます!」

女騎士「お前達こそ、よく生きていてくれたものだ」

騎士は「お姉様が配属されていた東部が陥落した時には、もう……」

騎士に「ばか、泣くんじゃあないよ…・…!」

騎士ほ「……本当に泣きたいのは……この国の状況……」

女騎士「いや、ともあれお前達に生きて会えるとは思わなかった。捕虜の身は不自由だと思うが、私がなんとか便宜を図る」

騎士へ「そんな、危険すぎますわ!!」

騎士と「連合の野蛮人にお姉様がいいように使われている事だけでも我慢がならんのに……!!」

女騎士「お前達の心遣い、痛み入る。だが、少しずつでも反抗のきっかけを得る努力をしなければならんのだ」

騎士ち「お姉様……」

騎士り「素敵……ですわ……」




女騎士「少尉どの、あん中に何人オークのきたねえ汁から産まれたガキがいると思う?」

敵兵「なんでそういう事言うんだよ!!」

騎士 い…西方有力貴族出身。三女。クズ。コネ入団
騎士 ろ…西方有力貴族出身。五女。『い』とは対抗意識を互いに持つ。クズ。コネ入団
騎士 は…中央・文官出身。ギムナジウムでも涙もろいところが指摘される。クズ。コネ入団
騎士 に…南方・農民出身。長女。七人きょうだい。コネ入団
騎士 ほ…中央・文官出身。根暗。キモい。多分キモオタ。コネ入団
騎士 へ…西方貴族出身。プライド高し。クズ。コネ入団
騎士 と…北方有力貴族出身。威勢がいい。クズ。オーガの血でも入ってるのか。コネ入団
騎士 ち…中央・貴族出身。話した事ない。たぶんクズ。コネ入団
騎士 り…南方・文官出身。たぶんバカ。コネ入団


敵兵「……」

女騎士「なんだよ。ちゃんとした書類だろ」

敵兵「(ろくなのがいねぇな……)」

全員コネ入団www

敵兵「おい、今朝からお前の子飼の連中が揃っていないぞ。まさか……」

女騎士「あー、えーっと……『い』と『へ』と『り』じゃないか?」

敵兵「ああ、三人姿が見えない。一体どこへ……」

女騎士「多分オークの居住区域まで行ってんじゃないかね」

敵兵「何故だ!?」

女騎士「オークってまじくせえわー、まじ滅亡してほしいわーってほのめかしたら、その三人が急に泣いちゃってさ」

敵兵「……」

女騎士「馬を拝借して、居住地燃やしに行ったんだよきっと。いい子達だわー」

敵兵「この、この……このクズ!」

騎士い「燃えろ!!!すべて燃えてしまえ!!!」

騎士へ「くたばれ豚ども!!帝国の地から消えてしまえ!!!!」

騎士り「貴様らの血のおかげで、わたしがどれだけ苦しんだと思っているのだ!!」

騎士へ「あっ、ごらんになっておふた方!豚どもが炎にまかれて死んでいきますわ!!!!」

騎士い「皆殺しだ!!これできっとお姉様も褒めてくださる!お姉様も私たちを抱いてくださる!!」

騎士り「お姉様っ、お姉様っ、お姉様ァァァ!!!」

連合兵「やめろ、やめるんだお前達!!こんな事をしても……」

騎士へ「うるさいですわね!!豚に与する者は異教徒か豚ですわ!!」

連合兵「く、くそッ……やたら強いぞこいつら!」

騎士い「お姉様、見ていてください!あなたの祈りで、私の血を祝福してください!!」



女騎士「wwwwwwwwwwwwwww」

敵兵「いや……助けるとか止めるとかしないのか」

女騎士「無理wwwwほらwwww見ーてwwww手枷wwてーwかーwwせwwwwwお前が付けたてーかーせwwwwww」

敵兵「くそ、まずい事になったな」

女騎士「どうした低学歴」

敵兵「先日の焼き討ちが、北方のケンタウリ種をいたずらに煽ってしまったらしい。北の共同体は敵に回したくなかったんだが」

女騎士「うわキッモ。上半身人間で下半身が(性的な意味で)モンスターとかキッモ。死ぬべき」

敵兵「(こいつみたいなレイシストがいるから戦争が起こるのかな……)」

女騎士「そんじゃこうしよう……ほい、この書簡を共同体の議会に提出するといい」

敵兵「なんだ、これは……」

女騎士「封切って見んなよな。私という国家要人の墨付きの重要書類だ」

敵兵「……」



騎士 い
騎士 へ
騎士 り

先日の犯行を独断と主張。放火、傷害、殺人容疑を自認し、帝国司法へ出頭
北方共同体の圧力を恐れた帝国、4時間という異例の早さで、三名に極刑を言い渡す
なお、三名は事前に提出された書簡についての内容を認知しておらず、最期まで知らぬ存ぜぬを突き通した

女騎士「ふむ、そろそろ中央への道が拓ける頃だな。さすが東方連合の精鋭だ」

敵兵「……本当にやるのか、こんな作戦を」

女騎士「やるかどうか決めるのは私じゃあない、お前らだろうに」

敵兵「……」

女騎士「それとも、私がやってやろうか。皇宮陥落作戦」

敵兵「ああ、俺たちには無理だ……こんな……こんな糞みたいな……糞みたいな戦法……」

女騎士「情けないなあ。単にオークのガキを半殺しにして、引きずりながら城に歩いていけばいいだけだ」

敵兵「……それって、俺たち連合に対する風当たりが強くなるんじゃないのか」

女騎士「黙ってりゃわかりゃしねぇよ。そうだ、全部帝国と国教会側におっかぶせちまえばいい」

敵兵「どうやってだ?」

女騎士「私が『教皇様がやれって言いましたー、皇女殿下がやれって言いましたー』って言えばいい。大丈夫、北の連中バカだから何とかなる」

敵兵「参加する気満々じゃねぇかァ!!!」

敵兵「うう……」

女騎士「おおー、ほんとに糞豚連れてやがる。ひでー事するなあー」

敵兵「せめて、せめてこれはお前がやると思ったのに……」

女騎士「だって一晩考えたらさ、これすげー危ない橋じゃん。私そこまでして連合に媚び売る気ないもん」

敵兵「だからって……」

女騎士「やりたい人ーって募ったら、『ほ』がやりたいって言ったんだもん」

敵兵「……」

女騎士「出来る事なら、顔出さないまま教皇側も帝国側もユスりたいし……あ、元帝国(笑)だよねwwwwwwwwwwwwww」

衛兵β「少年を解放しろッ!この外道!!」

騎士ほ「……」

衛兵α「何とか言え、貴様が内通者だったのか、下衆め!!」

騎士ほ「……」

衛兵β「……こいつ、確か……帝都のいいとこの令嬢じゃなかったか?」

衛兵ほ「この……豚の命が惜しかったら……道を、お空けなさいな……!」



女騎士「あいつの親父って中央で発言力のある文官やん?そんなんすぐ前線の衛兵が気づくやん?
当然、議会側にも確認が行くわけやん。豚を人質にして、開城を要求とかセンセーショナルやん」

敵兵「はあ」

女騎士「糞豚擁護の派閥にはいい刺激だ。ケンタウリ側に擦り寄ってた議員の箱入り愛娘が、愛しいオークきゅんを人質に……」

敵兵「ちょっと吐いてくる」

女騎士「教皇派へのバッシングは、南方地域への不正収賄行為を明るみにしちまえば、どうとでもこじつけられる。
糞ケンタウリどもは敬虔な信者が多いからな、いい薬だ。神様縋って衰退していくがいい」

敵兵「……(俺は知っている、知っているぞ)」

女騎士「はははwwwwww殴られてるwwwww殴られてるよwwwww」

敵兵「(そろそろ、こういう奴はとんでもない制裁を受けて死ぬはず……死ぬはずだ……)」

女騎士「そら中佐殿、ひっ捕らえたクソオークどもの騎兵を出せ!衛兵を引っ掻き回してやるのだ」

敵軍中佐「御意に」

敵兵「えっ」

女騎士「手を休めるなよ、中央の河川にはサイレーンやマーメイドで構成された水上部隊が配備されている。
奴らがこちらへ向かってくる前に、早急に東部上流の製鉄所を確保。ありったけの水銀を流し込め、とどめを刺してやれ」

騎士ろ「お姉様!馬人、牛人の機甲部隊がオーク隊と接触いたします!」

女騎士「十二秒後に転身、次いで六秒後に爆薬を起爆。主要街道と路面を塞げ!戦車なんぞ入れさせるか!!」

騎士ち「お姉様、『ほ』の救出については……」

女騎士「手は打ってある!!!!」

敵兵「(多分打ってないんだろうなぁ……)」

女騎士「条件は全てクリアだ、何の問題もない……」

敵兵「(何でここまで揃ってるのに、こいつ死なないんだ……!!)」

女騎士「そう浮かない顔をするな、こうして教皇側のスキャンダルと教徒主導の不祥事……
テロルが重なれば、お前達東方の教会が取り入るのも容易だろ」

敵兵「まあ、なあ」

女騎士「西方の遠征大隊の帰還まだまだ先……弱り弱って腐った中央に殴り込みをかけるのは今だぞ」

敵兵「(こいつみたいなコネ騎士がいなければ腐らなかったんじゃないかなぁ……)」

騎士に「お姉様、『ほ』は……」

女騎士「手は打ってあるってばさ!!!!」

騎士ほ「……お姉様、戻りましてよ。皇帝陛下……並びに皇女殿下の身柄を確保いたしました」

女騎士「よくやった、ほの字。帰って私のベッドでオナニーしていいぞ」

騎士ほ「は、はい……ふひひ……」



敵兵「ほ、本当に何か手を打っていたのか!?」

女騎士「し、知らん……なんであいつ生きてるんだ……?マジキモいんだけど……」

敵兵「ブケンタウリにおもくそハンマーで頭殴られてた気がするが」

女騎士「ヒッポケンタウリの戦列の掃射で、連れてた豚のガキが蜂の巣になった辺りまでは覚えてるな。
まあ、なんにせよあいつキモいし、帝国側も引き取るの嫌がるだろうからお前ら貰ってやれ」

敵兵「」

女騎士「さて、無事に発破かけるのは完了した。北方と帝国、教皇領でモメ始めるのは時間の問題だな」

敵兵「……お前、もしかしてテロリストなんじゃ」

女騎士「は!?意味わかんない!!!!どこが!?でかい胸、淫乱ビッチなブロンド、それに手枷!!どこからどうみても女騎士さんだろうが!!!」

敵兵「……」

女騎士「他の凡百の騎士はホイホイ触手や豚やゴリラのお子様をご出産あそばされるが、私は違うからな」

敵兵「(お前が他の凡百の騎士におっかぶせてるんだろ)」

女騎士「言うに事欠いてテロリストとは。まったくもって不愉快だ!!!」

敵兵「お前が開口一番ぶっぱなした発言はテロリストもびっくりなクズぶりだろうが!!!」

皇女「おお、騎士よ……ぬしも連合に囚われていたのかえ……」

女騎士「情けのうございます、姫……我が主も凶刃に散り、今や私が仕えるべき先は……」

皇女「顔を上げい、気に病むでないぞ……これも、これもまたきっと、我が国に課せられた試練なのじゃ」

女騎士「は……」

皇女「西方に向かった大隊との合流は、師団長と情報部長が把握している筈じゃ。
生き延びたぬしも、彼らに協力してほしいと……王から賜っておる」

女騎士「は!必ずや、お力になる事を誓いまする」



女騎士「……」

女騎士「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

女騎士「西方へ向かったのは、正確には4種の師団。うち、北西諸島の連合王国へ向かった師団および随行旅団に関しては放置して良い。
むしろ問題は、南西部および南部へ向かった師団が厄介だ。かのレコンキスタの流れを汲む思想の元に構築された……」

騎士ろ「お姉様、南部駐屯部隊への牽制は」

騎士は「お姉様、西部の共和国暫定政府と組まれたら厄介です。いかがいたしましょう」

敵兵「……」

女騎士「どうした、ちゃんと聞け。しっかり残党どもを叩き潰せ」

敵兵「何で独自にブリーフィングやってるんですかねェ、と思って……」

女騎士「これが謀反を企てているように見えるのか!?」

敵兵「いや……」

女騎士「見ろ、この鉄球付きの足枷を!見ろ、この鋼鉄の手枷を!一歩もここから出んぞ、安心しろ!!武器は、あるとすれば唾液の雑菌くらいだ!」

敵兵「あー、わかったわかった。続けていいから黙れ!」

騎士ほ「お姉様……実戦部隊への戦術指揮は……」

女騎士「死ぬな、死にそうになったら逃げろ、そんで隠れろ。運が良ければ隙を突いてぶっ殺せ」

敵兵「それじゃ四つだ」

女騎士「それと、皇族の処遇についてだが」

敵兵「え、ちょっと待って。それお前が決める事じゃなくない?」

女騎士「なぜだ!?私は全力でお前達に協力しているというのに、私の行為に異を唱えるというのか!?」

敵兵「だってそりゃお前、越権もいいとこだろ!そもそも単なるいち騎士……捕虜のくせに!!」

女騎士「少なくとも、東方連合軍捕虜内ヒエラルキーでは頂点にいると自負しておるわ」

敵兵「何それ怖い」

女騎士「まあ、皇帝陛下や皇女殿下は大事なゲストなんで……私の一個下くらいだな」

敵兵「お前何様だよ!!!」

騎士ほ「お姉様……教皇領側から連合に向けて声明が出ました……」

女騎士「要約しろ」

騎士ほ「根も葉もないデマ撒き散らすな死ねバーカ」

女騎士「皇帝陛下に首輪付けてケンタウリごっこでもさせてやれ。共同体にもケンカが売れる」

騎士ほ「……はい、よろこんで」

敵兵「こっちに両方相手させる気か、先のテロが水の泡になるぞ」

女騎士「いいんだよ、どうせほっといたって、連合より先に共同体と教皇領は闘りあう事になるんだから」

敵兵「……はあ」

女騎士「西方遠征に多大な資金を出してる教皇領、南方の一部の大名はその出資金を着服、私らに渡してたわけだ」

騎士ほ「更にいえば……西方遠征は中央における非猿人……ケンタウリの雇用拡大の為に無理くりひり出された公共計画……
共同体はそもそもこの計画に反感を持っていた。サイレーン達の水銀中毒問題も合わせて、引っ掻き回せますわ……!」

女騎士「ほの字のお父様が盛大に共同体に唾吐いてくれたおかげだわwwwwwwwwwwwwwww」

騎士ほ「ふふ、うふふふ……!」

敵兵「上層部は、なるべく教皇領を押さえた上で共同体をやり込めたいと思っている。あまりいたずらに険悪になるのは避けたいのだが……」

女騎士「これ以上険悪にすんなってそりゃ無理な注文だろ。もう正直不可能だしwwwwwwwwwwwww」

騎士ほ「お姉様と私たちの身の安全が確保されている状況が続くのなら……私たち的に問題ないですし……」

敵兵「お前らなあ……」

女騎士「ふむ、要約とはいえバーカはムカつく。教皇領には元皇帝陛下牛肉ばぶうセットを送りつけてやれ」



敵兵「(……ちょっと待てよ?)」

敵兵「(こいつら、なんて言った?)」

敵兵「(『お姉様と私たちの身の安全が確保されている状況が続くのなら……私たち的に問題ない』)」

敵兵「(あの糞騎士の身の安全が確保されている状況……)」

敵兵「(上層部が、あの糞騎士を有用な情報参謀……もとい、情報源として手放すには惜しいと判断している状態…)」

敵兵「(つまり、俺たちと帝国に関連づいた存在とのいざこざ……とどのつまりの戦争状態を望んでいる……)」

敵兵「(糞騎士が求められ続ける限り……俺たちの戦争は終わらないのか……)」

女騎士「少尉どの、お分かりだろ。情報なら何でもくれてやる、だから命だけは助けておくれよ」

敵兵「(こいつがいる限り……戦争が続くのか……やだなあ)」

敵兵「(戦争はしたかないが……上に逆らうのはもっと嫌だな……)」

敵兵「(こいつをここで今殺したら、まず俺も殺されるし……)」

敵兵「(そもそもこいつと戦って勝てるか……)」

敵兵「(あ、こいつには勝てるだろうが周りの取り巻きに殺されるな……)」

騎士ほ「何……考えてるのよ……」

敵兵「そ、その……昨日剥いた膝の裏のカサブタの事を考えてたんだ」

騎士ほ「きっと膿んでるわ……ざまあ……」

敵兵「(……どうしよう)」

騎士は「お姉様ァ!!大事、大事にございます!!」

女騎士「何事ァ!!」

騎士は「は、それが、先の帝都テロの混乱に乗じて、旧南部帝国の首魁が支持者の手により脱獄したようで」

敵兵「もう社会秩序なんてあってないようなもんだよ……」

女騎士「少尉の言う通りだ、もうほっとけほっとけ」

騎士は「その……彼らは、魔王軍を名乗って西方諸国を代表し、東方連合に宣戦を布告……」

女騎士「魔王軍て(笑)今さら魔王軍て(笑)何番煎じだよ、アホか」

騎士は「な、なんだか圧倒的な戦力で南部戦線を帝国陸軍残党とともに押し返してきてます」

女騎士「」

敵兵「」

騎士ほ「……」

第1部 女騎士激闘編

                ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                 d⌒) ./| _ノ  __ノ 

第2部 女騎士制裁編へ

                                       ー- 、 ー-、``/  
                                      _, '  ._, '  \  
                                    -------------------
                                     制作・著作 NHK

ぇ 書きためじゃなくていま書いてんの?

みんなが書いてくれないから即興に決まってんだろねる

第二部

女騎士「スーパーゴッドスラッシャー!!!!!!」



敵兵「ぎゃああああああああ!!!!」


                       女騎士制裁編!!!! 完!!!!!

>>199
スゲェ

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

保守

にょんな騎士 

「にょーにょー」

おt「女が女でなにが悪い」

「にょてんてんにょてん・・・・」

保守

俺の中のイメージに近いのはこんな感じか。
http://www.akibain.com/d1/imgs/content/2504/4905/b.jpg

「ほ」のイメージ
http://www.akibain.com/d1/imgs/content/2504/4905/b.jpg

>>306でコピペミスった。
「ほ」は茶色でショートカットのイメージ。

俺の脳内じゃ赤髪短髪だったな

女騎士「計画通り」ニヤリ

ざっと読んでまとめたけどたしか今こんな感じだったよな。

帝国の状況:西方は遠征大隊が抵抗中、東部拠点陥落、南部で騎士3名がオーク居住区襲撃、
オークを人質に開城要求することでケンタウリに反感を植え付ける。

・オーク等の他種族撲滅政策実施、集落は教皇領に→議会にて擁護派が出る。
・圧政のせいか帝国各地で反乱発生。
・南部は教皇領があり、不正収賄などが見られる。
・騎士の登用には「コネ」が多用されており、階級の価値は連合に比べて低いと思われる。
・皇族が捕虜となって、教皇領と共同体の抗争のために利用される模様。

脱獄者が残党と共に南部戦線を押し返してきている。

・教皇領、北方共同体、西部暫定政府と南部の魔王軍、東方連合の4陣営
・東方連合上層部は教皇領と共同体を刺激しないように制圧したいと考えている。


どうなるんだろうな。というか、魔王軍に何があった……

もしこれで勇者とか出てきたら萎えるかもしれんな

>>360あとは……異世界からの召喚者とかな。
出てきてもかませにしかならん気がするところが恐ろしい。

女騎士「……まじで、今日び魔王軍とか出てきてんの?マジキチ革命家がこじらせちゃっただけじゃないの?」

敵兵「魔物、および一部のケンタウリ民族を交えた一大混成勢力にまで発展しているらしい」

女騎士「……」

騎士に「お姉様、このまま南部が教皇、旧帝陸……それと、魔王軍とやらに落とされては厄介なのでは」

女騎士「その魔王様(笑)の言い分は何なんだい、世界征服(笑)?世界の破滅(笑)?きめぇwwwww」

騎士に「は、それが……」

女騎士「ふん、今の今まで軟禁されてた時代錯誤の世襲元国家元首に何ができるというのだ……」

騎士に「北方共同体、および教皇領戦力に対する一部支援を大々的に発表、東方連合に武装解除と占領地の放棄を求めております」

女騎士「」

にゃなんとか光りなんちゃらを使え

にゃるにゃるいいはじめるだろ

ざまあはただの老人だ老害だけ処理しても遅い
俺のは自動書記になってんのかーを殺し続ければいいだろ

スレ信仰具合が遅れておりまsu.
かまわん続行だ。雑魚初期どもに負けても苦労攻めだぞ

ID変わらん。雑魚が吠えるだけに負けるのかっく

女騎士「何、どういう事?意味わかんない」

騎士に「共同体のケンタウリ派閥は、北西諸島や教皇領に並ぶ勢力です。そこに与するのは妥当だと思われますが……」

女騎士「そんな事はわかるよ、問題はどうしてわざわざコッチにケンカ売ってくるかって事だよァ!!」

敵兵「『コッチ』って言ってるけど、お前そもそも帝国の人間だろうが!!」

女騎士「うるせえんだよ!!」

騎士に「……何でも、南部世論に対する扇動が驚くほど円滑、且つ柔軟に行われている事が原因と言えます」

女騎士「くそ……半ば教典の聖人だかに近しいもんだから、アホの支持が根こそぎ奪われたか……!」

騎士に「先ほど南部の都市で行われた代表演説によると……
非猿人、魔物、ケンタウリが織り成す共栄圏の実現……言うなれば、統一の人権規約の制定を掲げているようです」

敵兵「ふむ……共栄圏、ねえ」

女騎士「……」


女騎士「(ふざっけんなよ……きょうぞんきょうえい?まじで?正気?)」

女騎士「(おめおめ従ってたまるかよ、薄汚い魔物どもめ……全員纏めて断頭台に叩き込んでやる……!!)」

これゆうしゃのパクリパートをないがしろにしろだろ。
また初期どもがおぼえるぞ

まお ぷ とぽ でぽはとか言い出してる。
で世論うんざり聞き手がまいの行為で新興行為とされてはだなあ

職業でいったらリーマンとだけいった。これ浅眠思想が攻めてきてる

俺「へーないじゃらけ っていって出てくを強要され

騎士ほ「それにしても……解せませんわ……」

敵兵「何がだい」

騎士ほ「……魔王と名乗る存在が栄華を誇ったのは……少なく見積もっても数十年以上前の事……
帝都のアンチ国教の有識者を中心とする支持層がいたとしても……ここまで好意的に受け入れられるなんて……」

敵兵「そもそも、脱獄した首魁……魔王とやらは何者なんだ。連合の資料でも、魔王軍の存在そのものしか確認できないのだ」

騎士に「……偵察部隊によれば、演説を行っていたのは……年端も行かぬ童女であったと」

女騎士「政治にガキをかませるようになったらおしまいだな、バカどもめ」

騎士に「いえ、それが……その童女こそが、旧南部帝国の首長『魔王』との事です。なんか、頭からヤギの角だかを生やしていたらしく……」

女騎士「」

騎士に「雄弁にこう語ったそうです『我こそがバイコーンの魔王。三千世界の空の下に営む人間たちよ、共に手を取り合い……』」

女騎士「取り合ってたまるか糞が!!何考えてやがるんだ!!そもそも何だよ魔王って!!」

敵兵「(……オラなんかワクワクしてきたぞ?)」

ログマニアが出たら俺の趣味まで出るらしいがもうそれらしいのは出てる。

あとはナイトの出方を待つのみ

すぐかみつく癖がある・・・今は魔王特化されてもおろしがね。

これ他人のぱくり思想ジャンカーじゃんかはひらがなで

コンマあわせは大事にしろっっつって理不尽されたんだけどーーー

くssっそおおおおで、イメージだけ送るのが得意なのが俺は気に食わねえっていってたら特化が少しでたけど
どうなったかまでは

騎士に「加えて、『救世主』という存在が魔王軍に内包されているというゴシップが飛び交っています」

女騎士「……末期だな」

敵兵「扇動の客寄せパンダか」

騎士ほ「南部から中央を中心に伝わる古代英雄譚……『勇者』……」

騎士に「勇者もまた、神から天恵を授かった非猿人の代表として、魔王と固い契りを交わした、だとか」

騎士ほ「気持ち悪……」

騎士に「我々騎士団……もとい、連合先遣隊の資金源である自由都市貿易同盟からの裏金の流れを、暗に批判しているのも手痛いですね」

女騎士「教皇領だって似たような事してるのに……」

敵兵「(こいつ今、我々の騎士団とか言ったぞ)」

騎士ほ「お姉様……どうしましょう……」

女騎士「……」

敵兵「(……早く身を滅ぼしますように)」

女騎士「神からの天恵を受けた勇者?ふざけろボケが!神様から愛されるのは私だけでいいんだよ!!!
身の程知らずが調子こきやがって!みんな連合のサルどもにヤられちまえばいいんだ!!」

敵兵「お前そうは言うけど捕虜だからね!?身の程知らずとか他人に言う資格ないからね!?」

女騎士「仕方がない、都市同盟の商人どもを切り離して事を進めよう。あいつら邪魔だ、いつチクるかもわからん」

敵兵「おい、仮にも得意先だぞ!」

女騎士「底辺商人どもなんぞに配慮してられるか!こっちから先に北西諸島の海運企業に密告して既得権ぶち壊しにしてやれ!
どうせこのまま北方共同体が出張れば奴らのか細い独占利益なんぞ数百年前に逆戻りだろうよ、だったらいっその事介錯したれ介錯!」

敵兵「俺たちの活動経費はどうする、連合本国からの支援にも限りがあるぞ」

女騎士「金づるなんかいくらでもあるだろうが。例えば……西方の共和暫定政府だとかな」

騎士ほ「……強請るにしても、当面の障害の帝国師団に目を付けられる危険性があるのでは?」

女騎士「私のパイプを舐めるな!前に先輩のコネで一枚噛ませてもらった商売が残っている」

敵兵「うさんくせえ!!」

女騎士「うさんくさくねえ!!西部ポピーの末端価格の安定っぷりを知らんのか!?」

騎士ほ「……西部ポピー……あれ、現西方共和国の革命の時に流行りましたわね……」

敵兵「ポ、ポピーって……ヒナゲシっていう花だろ?そんなのでどうにかなるってのか」

女騎士「なるなる、超なる。学者先生もお医者さんも詩人もみんな血眼で求める代物だ」

敵兵「……」

女騎士「ケシの乳液がどんなおクスリになるかは知ってるだろ、マヌケめ!」

女騎士「連合じゃどうかはわからんが、こっちじゃ北西諸島を除けば大麻は合法麻薬なんだ。
一時期ほどじゃあないが、まとまったカネにはなる。うまく取り入れば共和国内部の人間をジャンキーにできるかもしれん」

敵兵「し、しかし……加工業者から足が付く事だってあろうに」

女騎士「加工なんか素人の付け焼刃でだってできるわ!一般家庭のお父様なんか普通に自分で乳液濾してハマキ作ってるぜ!」

騎士ほ「あなた……農民上がりの生娘だった頃は、まだ可愛らしかったのにね……」

騎士に「お恥ずかしい、入団してからの給与の七割はアヘンに消えていきました」

敵兵「」

女騎士「起床ラッパ鳴っても起きやしねえから部屋覗きに行くとさwwww部下が揃ってラリってんのwwwww笑ったわwwwww」

敵兵「(あかん)」

女騎士「あれは悲惨だった……部屋じゅう吐瀉物と汚物が飛び散って、その中でこいつらヘラヘラ笑ってるんだもの」

敵兵「やめろ!やめろァ!!」

お前らみんなロクでもねえwwコネあたりで想像はしてたけどさ。

女騎士「さておき、次の手の為には……お前ら連合を受け入れる可能性が最も高い勢力に協力を申し出るのだ」

敵兵「お前とうちの上層部が全方向にケンカ売ってくれたおかげで、そんな勢力もはや残ってないだろ」

女騎士「あるんだな、これが。ほら、お前らが大好きな……耳が長くて色白で可愛らしくて長生きな……」

騎士ほ「遊郭のトップスタア……エルフですわね……」

敵兵「それは……ちょっと抵抗あるぞ、ちょっとなんてもんじゃあないぞ」

女騎士「ん……お前ら、ひょっとしてまだ清純エルフ啓蒙に毒されてんの?」

敵兵「どんな啓蒙だよ……」

女騎士「あいつらすげぇぞ、快楽に対する追及は人間の比じゃねえ。金銭欲性欲権力欲、どれをとっても勝てっこねえ」

敵兵「嘘つくな!!エルフはもっとこう、か弱くて迫害されてて優しくて儚げな存在なんだ!!」

女騎士「童貞かよお前wwwwwwwwwwwwwwwwwww」

敵兵「おおよそ、お前らのような糞騎士がエルフを売り飛ばして私腹を肥やしているとかそんな所だろ!」

女騎士「逆だバカ野郎!!どうしてお前らはそんなにエルフが好きなんだ!!可愛ければ何でもいいのか、この猿め!」

騎士ほ「精子脳キモすぎ……」

女騎士「あいつらが帝国内の娼館のシェアを独占してるんだぞ、どれだけ我々国教騎士団の既得利益が奪われたと思ってる!!」

騎士ほ「うっかりデキた子供にも……それなりの価値が付くから、皇族の側室にも引き取られたりしてますわね……」

女騎士「おまけに軽く50年は幼児体型そのまんま、そりゃあ人気も出るわ。クソッタレが!!!」

敵兵「何それ怖い…」

女騎士「加えて、北西諸島の産業革命に次いでいち早く小銃を装備に取り入れている、連中の国力もバカにはできん!」

敵兵「……」

女騎士「お前らもかなり製鉄や精錬に関しては進んでいるようだが、共同体や魔王(笑)とやらを相手取るには、これくらいの仲間が必要だろ」

敵兵「うう……」

女騎士「こいつ泣いてるwwwwwwwwwwwwwwww」

騎士に「好きだった女がクソビッチだったみたいなwwwwwwwwwwwww」

騎士ほ「ざまあ……wwwwwwwwwwwww」

敵兵に笑いが止まらん。
女騎士絶対二タァと下衆い笑顔だろ。

奴隷エルフとは何だったのか

>>434 地位を得る前のエルフとか。

エルフ長兄「弟よ、例の東方連合からの申し入れをどう取る」

エルフ次男「どうと言われてもな。正直言って、東方が勝とうが西方が勝とうがどうでもいい。弟よ、どう思う」

エルフ三男「ぼくとしても関心は薄いが……興味はあるな」

エルフ長兄「ふむ……」

エルフ次男「考えようによっては、連合への小銃の販売経路の拡大になるな。
せっかく戦時需要を作ってくれたのだ、それくらいしても罰は当たるまい」

エルフ長兄「後送式銃の売込みにもなるか。よろしい、案を呑むのもまた一興」

エルフ次男「連合からライフリングのパテントを得る事ができれば、帝国や共和国に着くメリットもないしな」



エルフ三男「やあ、連合の皆さん。お待たせしました、考えがまとまりましたよ」

敵兵「……」

女騎士「ほら言っただろ、こいつらレベルのクズはなかなかいないぜ」

敵兵「お前が言……もういいや……」

敵兵「しかし、こんなに森林の最奥に集落があるにも関わらず、装備の生産体制は俺たちのそれと同じくらいの効率なのだな」

エルフ三男「我々、お金だけはありますので。おかげさまで、人並みの生活はさせていただいております」

女騎士「……」

エルフ三男「ときに、少尉どの。そちらの聡明な女性は」

敵兵「えっ」

エルフ三男「拘束がご趣味の範囲ならばよろしいのですが……連合国民の性癖は聊かニッチなのでございますね」

女騎士「わたくしは単なるいち捕虜……騎士の地位から転げ落ちた、哀れな女にございます」

敵兵「」

エルフ三男「まあ……お気の毒に。少尉どの、連合というのは捕虜の扱いを改めた方が……」

敵兵「(配置転換まだかなあ)」

エルフ三男「ううむ、帝国の騎士にもあのような可憐な方がいるものですね……」

エルフ衛兵「一目惚れでございますか」

エルフ三男「ぼくも歳だけ重ねたとはいえ、そろそろ適齢期だ。身を固める事も考えているのだ」

エルフ衛兵「帝国との便宜を求めた大兄様と違って、弟君はロマンチストでいらっしゃる」

エルフ三男「ぼくは兄たちと違って、放任されているからね。気ままに自由恋愛させていただく」

エルフ衛兵「何事も羽目を外さぬようにしてくださいましね」

エルフ三男「大丈夫さ、かくいうぼくも童貞なのだから」

エルフ衛兵「wwwwwwwwwwww」

エルフ三男「……」

エルフ三男「……あれは、先ほどの騎士どのと……大兄様……?」



女騎士「ほら、ご覧になってくださいまし。あなたとわたくしの愛の結晶にございますよ」

エルフ長兄「な、何だと……知らん、何のことだ……!?」

女騎士「あなた様に似て利発そうなお顔をしておりますよ。ささ、抱いてみてくださいまし」

エルフ長兄「やめろっ、本当にわからんぞ!!そもそもお前とは初対面の筈だろうが!!」

女騎士「まあ酷い……次期国王様は冗談がお上手ですわね」

エルフ長兄「ありえないだろ!!仮に私とお前がまぐわったとして、どうしてこんな豚みたいなガキが産まれるのだ!!」

女騎士「愛嬌があって可愛らしいですわ」

エルフ長兄「明らかにお前がどっかでまわされてできたガキだろうが!!」

女騎士「うっせーーーーぞビチグソ!!!黙って認知しろっつってんだよヤリチンが!!!!
いいんだぜ!?この事実を連合通して、テメーの正妻にバラされたくなかったら言う通りにしろってんだよ!!!!」



エルフ三男「」

エルフ次男「陸軍戦力の四割を連合に貸し出すだと!?正気か兄者!?」

エルフ長兄「OK、問題ない」

エルフ次男「魔王軍に対する牽制策もなしに四割はなかろう!奴らの戦力は未知数だ、考え直せ!!」

エルフ長兄「考え直すのは貴様だ、弟よ!いつまで我々エルフは日和見を続ける気なのだ!」

エルフ次男「なっ……」

エルフ長兄「今こそ普遍的な恒久和平に向けて、覇権国に力を貸すべきではないのか!!」

エルフ次男「あ、兄者……しかしだな」

エルフ長兄「チカラを出し渋って勝てる戦など無い、いい加減知るのだ弟よ」

エルフ次男「クッ……少し頭を冷やしてくる」


エルフ長兄「……」

女騎士「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

女騎士「お父様は懸命で素敵でちゅわねー、ねえー」

豚「プギィィィィィwwwwwwwww」

エルフ長兄「……」

女騎士「ああー、そういえば新型のボルトアクションライフルがパテント料もなしに生産されてましたわねぇー」

エルフ長兄「……」

女騎士「どうしましょうどうしましょう、お父様のポケットマネーだけで違約金足りるかしらぁ」

豚「プギィィィィwwwwwwwwwwww」

女騎士「国庫から持ち出したら、何とかなるかもしれませんわぁ……でも、私じゃ国家資産に触れる事はできませんし……」

エルフ長兄「何が欲しいんだ」

女騎士「パーカッションリボルバー3000丁、90度回転式ボルトアクション2500丁。それとこの子の養育費にそうですわね、これくらい……」

エルフ長兄「」

どこから拾ってきたんだよ豚。

敵兵「……」

女騎士「おーwwwww立派な装備になったじゃねーかwwwwやったじゃんwwwww」

敵兵「急に最新鋭の銃器や刀剣類が支給されてきたんだ……こんなの本国でも持った事ないぞ」

女騎士「なんでかなーwwwwwwエルフきゅん達って優しいよねーwwwwwwwwwwwww」

敵兵「……勤務服の生地もかなり高そうなんだ、袖を通すのも最初は憚られた」

女騎士「汚しても多分新しいのくれるだろwwwwww金持ちだしwwwwwwwwww」

敵兵「汚してもって……ああ、そういえば天幕の調理場に豚の死骸なんて放っておくんじゃない、不衛生だろうが。どうせお前の仕業だろ」

女騎士「わりwwwwwww片しといてwwwwwwwwwww」



騎士ほ「ほら……ご覧になって……目と鼻と口の数があなた様そっくり……」

エルフ次男「く、来るな、やめろ!な、何が目的だ!カネか!?地位か!?」

騎士ほ「強いて言うなら……両方……」

豚「プギィィィィwwwwwwwwwwwwwww」

エルフ長兄「弟よ!!まだ新兵の教育は終わっておらんのか!!」

エルフ次男「申し訳ない兄者!!だが案ずることはない、新型銃の持つ前装式へのアドバンテイジは、兵の練度に依存せぬ!」

エルフ長兄「それならばさっさと部隊を新編するのだ!連合に勝利を!!」



エルフ衛兵「お兄様方、すっかり夜のお出かけの習慣がなくなりましたねえ」

エルフ三男「そ、そうだな」

エルフ衛兵「避妊にかけては右に出る者はいないほどでしたが……いい加減怖気づいてしまったのでしょうか」

エルフ三男「一時期は百人切りとか言ってたな……」

エルフ衛兵「今となってずいぶん国政に真面目になってしまわれて……」

エルフ三男「……」

三男が女性恐怖症になってるかもな。
Vipがあったら書いてるレベル

勇者「お願いでございます!一晩、ほんのひと時だけでよろしいのです!お話をさせてくれはしませんか!」

エルフ衛兵「だめだ、よそ者を入れる訳にはいかぬ」

勇者「しかし……」

将軍甲「もうよせ、勇者どの」

将軍乙「エルフと言うのは、我々魔王軍が栄華を誇っていた時分より変わっておらぬな。偏屈の堅物種族め」

勇者「だが、魔王はエルフもまた信じているんだ!話せばわかると、このまま戦争を続けてはいけないと!」

将軍丙「時間の無駄よ勇者くん。引き返しましょ」

エルフ衛兵「……」


女騎士「今だ!殺せ!!!掃射しろ!!」

エルフ長兄「放てえーッ!!!」

エルフ次男「三番から九番経路封鎖!騎兵も出せ!!!魔王軍を皆殺しにしろ!!!!」

将軍丙「逃げるのよ、勇者くん!こんなところで死んではいけないわ!!」

勇者「丙さんッ、しかし……!」

将軍甲「多勢に無勢だ、いかに一騎当千の我らとて……!」

将軍乙「なんと、なんと卑劣な!!エルフども、貴様たちという奴らはァ!!」

勇者「やめて乙さんッ!!」


女騎士「男は殺せ!!女も殺せ!!!勢いを緩めるな!!」

エルフ次男「二番隊、総員着剣!狙撃班の援護と同時に、ガキの護衛を引きはがせ!!」

女騎士「ガキは殺すな!!連中の救世主様はいい交換材料になる、生かして捕らえろ!!」

エルフ長兄「狙撃班聞こえたか!腿を射抜け!!必ず殺すな!!」

敵兵「なんで俺たちより士気が高いんだ……」

女騎士がコネ入団のバカ騎士で元?虜囚と誰が信じるだろうか

勇者「あっ、甲さん!!あれを!!」

将軍甲「どうしたッ、足を止めるな!」

勇者「あれを見て!あそこに、女の人が!」

将軍乙「手枷を嵌められている……連中の捕虜か!?」

勇者「た、助けてあげなきゃ!こんな所に居たら殺される!」

将軍丙「しょうがないわね……!」

将軍乙「……勇者よ、オレが随行する。必ず確保しろ」

勇者「はいッ!ありがとう、乙さん!!」


勇者「そこの人っ、大丈夫ですか!!おうい!!」

女騎士「……」


女騎士「wwwwwwwwwwwwwwwwww」

これには女騎士も大笑い

女騎士「な、なんなんですか……ここどこですか、なんで私連れてこられたんですかぁ……」

勇者「しっかりして!今は走って、森の入り口に馬を繋いであるから!」

女騎士「ひ、ひいい!」

将軍乙「ふ、余計な荷物をしょい込んだものだ」

勇者「付き合ってくれてありがとう、乙さん!」



エルフ長兄「騎士どのが消えたぞ!!!」

エルフ次男「どこだ騎士どの!!」

エルフ長兄「流れ弾に当たったのか!?」

エルフ次男「死体は見当たらんぞ兄者!!まさか逃げやがったのか、あのクソ女!!」

エルフ長兄「探させろ!!口を封じた事がきちんと分かるまで安心などできん!!!!」

エルフ三男「」

ああ、次の被害者は勇者御一行だな。

>>532
童貞ぐらいか

>>534 三男は童貞だから助かったんだな。

女騎士「……助けてくれてありがとうございます、あの……私は……」

勇者「酷い目にあったんだね、その……その格好……」

将軍甲「……エルフは既に連合の傘下にある。おおよそ、東方の捕虜か奴隷か」

将軍丙「時代遅れ、ナンセンスよ。奴隷制度の撤廃は、先々代の魔王様から唱えられてきたのに」

女騎士「(ふざけろカス、奴隷なしで生活なんかできるかボケ)」

将軍乙「人間というのは……やはり、度し難いところがあるな」

勇者「やめて。せっかく誰も喪わずに済んだのに……!」

将軍乙「……すまぬな」

女騎士「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

勇者「えっ」

将軍丙「何今の音」

将軍甲「敵か!?」

女騎士「(だ、駄目だ、まだ笑うな、こらえるんだ……し、しかし……)」

なんかファンタジー成分含んだ南北戦争みたいに思えてきたwww

     r/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ、 ヽ             ミ       彡
     /. ノ(  (゚ッ)/  ̄ ̄~ヽ ヾ        三  こ  駄 三

    /  ⌒     ト、.,..    \丶。       三  ら  目 三
   彳、_      |  ∴\    ヽ        三.  え  だ  三
    | ) r‐      /  ノ( \\  |∴     三  る     三
     |           ⌒|⌒ ヽ ヽ  | 。o    三.  ん  ま 三
   ノ(           /    | |  /        三.  だ  だ 三,.
     .⌒      /    ヽ|/゙U       三     吐 三
           /     u            三.     く  三
                              三      な 三

エルフ衛兵「騎士どのが消えたぞ、探せ!伝令急げ!!」

騎士に「お姉様ァァァァ!!!!」

騎士ほ「お姉様、お姉様……!!!」

エルフ衛兵「……騎士様を殺せだと!?どこからそんな指示が来ている、そんな馬鹿な事があるか!魔王軍の姑息な攪乱に違いない!!」

騎士へ「お姉様、どちらへ行ってしまわれたのぉぉ!!」

エルフ長兄「草の根分けてでも探し出せ!!森を焼け!!!早くしろ」

連合兵「……エルフどもは何を喚いているのだ。お前、わかるか」

敵兵「いや……オレは知らんが」

敵兵「…・…」




敵兵「いやったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!1!11!やった!!!やった!1!!!やった!!1!111」

メイド「しばらくはこちらの部屋でお休みください、お話は後程……」

女騎士「はい……あの、何から何まで本当に、ありがとうございます……」

メイド「すべては勇者様と魔王様のはからいにございます。それでは、ごゆっくり」

女騎士「なんと、感謝してよいやら……」

メイド「うふふ……」



女騎士「……」

女騎士「えひゃひゃひゃひゃひゃwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」



メイド「どうか致しましたか!?」

女騎士「いえ、何でもございませんの。少し、足首が痛んだだけですわ」

メイド「まあ……お怪我を召されていただなんて。そういう事ならば、言ってくださいませんと」



女騎士「(やっべwwwやっべこの状況wwwwwwwうめえwwwwwwwwなんだこれwwwww)」

メイド「応急処置はいたしました、それでもまだ痛むようならば……」

女騎士「いえ、本当に大丈夫ですわ……ありがとうございます」

メイド「……お綺麗な脚、連合に囚われる以前は何を?」

女騎士「しがない街女ですわ、女中さん」

メイド「まあ……しがないだなんて」

女騎士「フヒッ」

メイド「あら……?」

女騎士「うふふ……」

メイド「誰かのくしゃみかしら……」

女騎士「風邪が流行っているのでしょうか」

メイド「あなたも気を付けてくださいましね。きちんと食事も摂って……」

女騎士「悪いですわ……」

メイド「女性一人養えない程に逼迫しているわけではありませんわ。のちほど、御夕食をご用意いたしますので……」

騎士 い…死亡
騎士 ろ…西方有力貴族出身。五女。『い』とは対抗意識を互いに持つ。クズ。コネ入団
騎士 は…中央・文官出身。ギムナジウムでも涙もろいところが指摘される。クズ。コネ入団
騎士 に…南方・農民出身。長女。アヘン中毒。コネ入団
騎士 ほ…中央・文官出身。根暗。しぶとい。コネ入団
騎士 へ…死亡
騎士 と…北方有力貴族出身。威勢がいい。クズ。オーガの血でも入ってるのか。コネ入団
騎士 ち…中央・貴族出身。話した事ない。たぶんクズ。コネ入団
騎士 り…死亡

東部連合内にいる残りの騎士の活躍に期待ってところじゃね。

女騎士「(しかし魔王城ってな無駄に広いな……ざっと調べた結果、地上7階地下8階……
居住性ガン無視でぶっ建ててるわけか。でけぇなぁ……広ぇなぁ……カビくせえ以外は最高だな……)」

アラクネー「あらぁ、人間のお嬢さんがこんな地階に何の御よ……」

女騎士「キャアアアーーーーッ!!助けてぇぇぇ!!!」

勇者「こ、こらっ!お客さんを驚かせちゃあ駄目だ!」

キュークロプス「……」

女騎士「ま、魔物がいっぱいですわ……」

勇者「大丈夫、彼らは君を取って食べたりしない、本当だよ!」

女騎士「あ……あ……」

勇者「ほら、みんな散って散って!」

サキュバス「何よぉ、つれないわねぇ」

女騎士「(兵力の質は共同体と同じかそれ以上……オマケにこんな城がついてくる……)」



女騎士「(連合……どうでもいいかなあ……wwwwwwwwwwww)」

安定のクズwwwww

本来の所属が分からなくなったwwwコロコロ陣営替えたら保身根性どころか殺されるぞ。

エルフ三男「騎士どのの捜索はどうなっている?」

エルフ衛兵「は。国土の二割を焦土にしましたが、未だ発見できておりませぬ」

エルフ三男「必ず帝国や魔王軍よりも先に見つけ出してくれ。連合に割く資金を上乗せしてもいい」

エルフ衛兵「かしこまりました」

エルフ三男「(大兄様は、あれ以来一言も発さぬ……廃人のようになってしまわれた。
小兄様は小兄様で、連合と手を組んだ日を境に国家予算を揺るがす規模の出費が目立つ……)」


エルフ三男「(必ず大兄様や小兄様の派軍に先んじて、騎士どのをお迎えする……!!絶対にだ!!
彼女のあの、自分以外の全ての生物、被生物、創造物、被造物に向ける侮蔑……いや、無関心さ!非情さ!残虐さ!
その孤高の卑劣ぶりに、ぼくは惹かれてしまったのだ!!大兄様、あなたの犠牲はぼくが有意義に利用させていただく!!)」



騎士ほ「それでは……こちらに与するという意思は本物のようですわね……」

エルフ三男「ああ。事前に渡した書類さえあれば、財政と対外輸出に関してはキミ達が完全に掌握する事ができる」

騎士ろ「エルフ族も救われませんわねぇ……」

エルフ三男「何とでも言うとよい……必ず、キミ達のお姉様をお助けしようじゃないか……」

騎士ほ「ククク……」

三男は童貞こじらせて「危険な香りの女」に惹かれたんだな。

魔術師「ちょ、ちょっと、待ちなさいよ!あなた、勇者に何を吹き込んでたわけ!?」

女騎士「何か、と申されますと……?」

魔術師「……ちょっと綺麗だからって、唾つけるようなマネしてるんじゃないわ!あいつは、あいつはそんなんじゃないんだから!!」

女騎士「仲がよろしいのですね、お二人は(ニッコリ」

魔術師「か、勘違いしない事ね!そもそも、魔王の側についてるのだって……」

女騎士「(こいつ多分真っ先に悲恋に見舞われて死ぬな。早く死ね)」

魔術師「な、何よ!言っとくけど、私は……」

女騎士「(なるほど、こういうバカか。助かるわーwwwwww)」



女騎士「……魔術師さん?」

魔術師「な、何よ」

女騎士「勇者様の子ども、産みたくありません?」

魔術師「……は?」

女騎士「……wwwwwwwwwwwwwwwwww」

ツンデレ魔術師を使って内部分裂(修羅場)作ろうとか考えてないかコイツ

ツンデレって何か頭弱そうだもんな

魔術師「子どっ……はあ!?頭おか、おかしいわよ!何言って……」

女騎士「恋い焦がれておられるのでしょう?勇者様に」

魔術師「そんなんじゃ、ないわ」

女騎士「気にかけておられるのでしょう、彼の事を毎夜毎夜……」

魔術師「……」

女騎士「しかし、貴方は理性という枷を嵌められている……それに、少し見ただけでこの城は……
素敵な、勇者様に有害な女性が多すぎる。違いますか?」

魔術師「……」

女騎士「既成事実、作っちゃいましょうよ……将軍の、丙さまだとか言いましたか。彼女のように、積極的になる度胸があるのですか?」

魔術師「私は……」

女騎士「今夜、気が向いたら私を訪ねてきてくださいな。気が向いたら、ですけれども……」

魔術師「……」

女騎士「それでは、ごきgエフッwwwww……ごきげんよう……」



女騎士「あのガキwwww本気で悩んでたwwwwwwwwwwwwwwエフッエフッwwwwwwおなかいたいwwwwwwwwwwふひぃwwwww」

処女の耳年増と見るとかわいくないこともないこともないこともないこともない

女騎士「こんばんわ、魔術師さん……」

魔術師「な、何をする気よ……!妙な事だったら、みんなに言うわよ」

女騎士「そんな、まさか。好きあう二人の貴き愛の育みを、少しばかりお手伝いさせていただくだけですわ」

魔術師「……それより、あんた。誰にも……勇者には、何もしてないんでしょうね」

女騎士「何もしておりませんわ、嫌ですわ……」

魔術師「……」

女騎士「ささ、お部屋に入ってくださいまし。お待ちかねですのよ」

魔術師「ちょ……ど、どういう事!?」

女騎士「どういう事もこういう事も……『そういう事』に決まってるじゃありませんか」

魔術師「……」

女騎士「素直な女性も好かれますけれども……あなたのように勝気な女性も、好いてくださる殿方はおられるのですよ?」

魔術師「ほんとに……私、嫌われてないかな?乱暴だし……自分で言うのも何だけど……めんどくさい女だし」

女騎士「滅相もございませんわ……部屋でお待ちの方は、そんな事は気にも留めておられません。ささ……」



女騎士「それでは、ごゆるりと……」

うわあ、いやな予感しかしねえ。


それより、重火器ヒャッハーなこの世界で魔術師ってどんな仕事をするんだろうな。
やっぱり祈祷とか医学みたいなことだろうか?

オレかもしれない

フラグ臭いな

勇者「……僕を見てくれ、魔術師……ぼくの名前を呼んでくれ、頼むよ……」

女騎士「……」

勇者「……あ、ああ……うるさかったかな。すまない……君も襲われたって言うのに……」

女騎士「いえ……その……何かあったのですか。恥ずかしながら、なぜベッドに寝かされているのか……」

将軍甲「……賊か何かが、お前達を襲撃したのだ。今知るべきは、それだけでよい。休め」

女騎士「あのっ、魔術師さんがどうとか……」

将軍丙「聞かないであげて。さ、あなたもしばらく眠りなさい、色々な事が起こりすぎていて疲れている筈よ」

女騎士「はい……」

将軍乙「勇者よ、俺達も戻るぞ。いつまでもここにいても仕方が無かろう、回復を待つのだ」

勇者「うう……ううっ」

女騎士「皆さん……おやすみなさい……」



魔術師「――――」

女騎士「……ゆうべはおたのしみでしたねえwwwwwwwwwwww『お前のバージン豚煮込み』wwwwwwwwwwww」

  . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

        Λ_Λ . . . .: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:ニート:ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ

おまいらのせいでフラグ回収されちまったじゃないか!

              …俺も言ったけどwwww

魔術師「――――ころしてやる、ころしてやる……」

女騎士「やれるもんならやってみろよwwwwwwおらwwwwwこの豚がwwwwwwwwwwwwwww
お前の愛しい勇者様はどう思うかなぁ、豚のお古のクソビッチwwwww知ってるか、男って私みたいな処女以外抱かねえんだぜwwwwww」

魔術師「うう、うあああああ……」

女騎士「せいぜい元気な豚さんを産み産みしてくだちゃいwwwwwwwwww」

魔術師「こんな事……ばれないとでも……思ってるの……?」

女騎士「ばれやしねぇよwwwwww私が何の用意も試算もなくこんな事するわけねえだろwwwwwww」

魔術師「……」

女騎士「何の勝算もなくこんな事するわけねえじゃあねえかwwwwまあ見てなwwwwwwwwww」


将軍丙「あなた……それは本当なの!?」

女騎士「はい……」

メイド「彼女は嘘をつくような人ではありませんわ……でも……」

将軍丙「甲がまさか、そんな事をするだなんて……!!」


女騎士「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

おのれ甲!許さん!!

女騎士はどんな(外道な)対応を擦るのかwww

やっぱり待ってる時間が手持ち無沙汰だったから俺も敵兵さん俺デザイン描いた
東方連合は東欧あたりの遊牧民が祖先の国々のイメージ

http://uproda11.2ch-library.com/394102UP8/11394102.png

誰かお前のバージン豚煮込みの画像を描いてくれ

>>671
イメージに結構近かったwww
おっさんイメージ

女騎士「男性の方にお話しするのは気が引けたので……でも、黙っておけなくて……!!」

メイド「……お話ししてくれて、ありがとうございます」

将軍丙「査問会を開くわ。真偽はすべて明らかにしなくては……」

女騎士「お願いします……!私も、私なりに部屋を調べます。あの場にいて……その、犯されなかったのは奇跡ですから」

将軍丙「勇気のある人。でも、危険な事だけはしないのよ。いい?」

女騎士「心得ています」


オーク「これで良かったんだろ、息子を解放しろ!さあ、会わせてくれ……もう、半年も家に帰ってないんだ……」

女騎士「……ああ、会わせてやるよ。よくヤってくれた」

オーク「うう……すまない、すまない……少女よ……」

女騎士「お前のガキは役に立ってくれたよ、宮殿陥落の立役者だ……二階級特進ものだ」

オーク「なっ……」

女騎士「あの世でメスガキと豚ガキにわび続けなwwwwwwwwwばーかwwwwwwwwwwwwww」

魔と騎士の部屋に豚が居たんだろ
魔レイプ
騎士殴られたフリ
勇者駆けつける
魔「」
勇者「魔返事しろぉ」

将軍甲「みなどうかしている!!この俺が、この俺が彼女を!?ありえん、くだらん事で召集などかけるな!」

勇者「そうだよ……丙、どうしちゃったのさ!」

将軍丙「勇者くんは黙っていて頂戴」

将軍乙「疑わしければ何か、甲の身柄でも拘束するか?連合とエルフを相手にせねばならぬというのに」

将軍丙「軍の士気に関わります。きちんと事実関係を判明させておかねばなりませんわ」

魔王「そこまでにせよ、丙。冷静になれ、お前らしくもない」

将軍丙「は……」

女騎士「(すげー、ほんとに魔王がメスガキだ。魔王軍終わってるぅー、なんちゅー光景だ)」

魔王「丙、甲の容疑への判断材料はどこで得た」

メイド「そ、それは……」

魔王「貴様には聞いておらぬぞ。丙、答えよ。どこで情報を得た」

将軍丙「は。それは……」

女騎士「」

魔王は…処女なんだろうか?もしそうだとしたら…?

>>672 オーク 凌辱 女騎士で画像検索。

魔王「丙よ。貴様が人間の男に並々ならぬ想いを抱いているのは承知しておる。
だが、だからといって同胞をそのような色眼鏡で見るものではないぞ。言ってくれるな」

将軍丙「……」

女騎士「(よせ、よせよせよせ、それはちょっとまずいやめろ)」

将軍丙「そこの……連合の捕虜になっていた、彼女から」

将軍甲「なに……」

女騎士「(ちくしょうこの女、ぜってー極東のどこぞに叩き売ってやるからな糞が)」

魔王「……同じ部屋で倒れていたという、貴様か」

女騎士「は。わたくしめにございます、閣下」

魔王「率直に聞く。貴様は真実を言っているのか?」

女騎士「……」

メイド「あ……」

女騎士「ひとつだけ……ひとつだけ虚偽が……虚偽がございます……!」

将軍甲「てめえ、女ァ!!ハメようとしたのか、この俺を!!」

魔王「よせ。ひとつだけの虚偽とは、どういう事だ。言え」

女騎士「乙様がそう言えと仰ったのです」

将軍乙「」

魔王「……真か?」

女騎士「はい……すべては私が勇者様がたに助けて頂いたあの夜の事……
乙様は……手枷を外して欲しければ、自分のカキt……愛人になれと……」

将軍甲「お前……」

将軍丙「……」

女騎士「女中の方は……知っておられる筈です……私の部屋からの、何かを押し殺すような声を……」

メイド「そんな……あの時の……まさか……!」

魔王「乙……」

将軍乙「ちょっと待て、冷静になるのだ」

将軍甲「お前は、本当に良い戦友だと思っていたんだが……」

勇者「乙……うそでしょ……?」


女騎士「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

結束力弱すぎるだろ。
エルフ兄弟みたいに素行が悪かったか?

女騎士「『お前の柔肌はエルフのそれのように白く美しい』と……そう仰られました……」

将軍乙「この女……ある事ない事を並べ立ておって!!」

将軍丙「……確かに、エルフへの協力を煽いだのは乙……だったわね」

将軍甲「性的嗜好は千差万別だが……てめえ、やっていい事と悪い事があるだろうが」

将軍乙「甲、本気でオレを疑っているわけではあるまい?」

将軍甲「黙れロリコンめ!オレは世の中で差別とロリコンがもっとも憎いのだ!!!」

魔王「……乙。あまり、私を失望させてくれるなよ。よもや、私の下に募ったのはそういう下心があったからなのか?」

女騎士「ごめんなさい……私、私みんなを傷つけて……ごめんなさい、私なんか……あそこで死んでおけばよかったのよ……」

将軍丙「彼女を部屋に連れて行って頂戴。もう十分だわ」

メイド「はい……」

将軍乙「糞が……おい貴様!!ただで済むと思うな、必ず貴様を……」

女騎士「(うるせーぞロリコンがwwwwwwwwwww)」

魔王「ただで済ませられる事では、ないな。勇者の連れを……その手にかけるとは、な」

女騎士「(ざまあwwwwwwwwwwwwwwwwwww)」

女騎士「(あー、面白かった……やべー、敗北を知りたいってこんな感じかよ、たまんねえwwwwwwww)」


メイド「あのう、まだ起きていらっしゃいますか?」

女騎士「はい、何でしょう」

メイド「……その……勇者様が、お聴きになりたい事があると」

女騎士「まあ……何事でしょうか」

メイド「私はお停めしたのですが、急な要件なので早い方がいいと」

女騎士「(急な要件……何だ?ばれたか?いや、ありえん。魔術師……
あの手のヘンにプライドの高いアホ女は、自分の勝ちを貶めるような発言はしない……筈。それでは一体なんだ?
糞っ、オークと一緒に始末しておくべきだったのか……いや、いかに怪しまれていなかったとはいえ……)」

メイド「あの、御気分が優れないのなら」

女騎士「うるせえ!!!1今すげー考えてんだよ!!11!!黙ってろビッチが!!!11」

メイド「」

勇者「……」

女騎士「どうも、勇者様。あの、すいませんが何も見なかった聞かなかった事にして、ここを通しては……」

勇者「彼女を離してください、一体どうしてしまったのですか」

女騎士「大した事ではございません、ねえ」

メイド「……」

女騎士「(くそ、勢いで当身をかましたら呼吸まで止まりやがった)」

勇者「……場合によっては、ぼくはあなたに酷い目に遭わせなければなりません」

女騎士「(あー、やべーばれてそう。こればれてるわ。くそ、あの小娘……それなら……)」

勇者「……」

女騎士「ハッハー!!この女中の命が惜しければ……」

将軍甲「おう、死体をかついでどこ行く気だよ」

女騎士「」

女騎士「どうかいたしましたかおふた方、わたくし急用を思い出しまして。すぐに戻らねばならないのですわ」

勇者「……」

将軍甲「……」

女騎士「……そこ、退いてくださいまし?」

将軍甲「いやぁー……退けねえなあ……」

女騎士「あら、そうでございましたか……失礼いたしました。
それで何か……?いちゃまずいんならさっさと消えますんで……」

勇者「いいや、君をここから出すわけにはいかない」

女騎士「……ほお、そう来たか。すると何ですか、私を……」

将軍甲「問答無用でぶっ殺すかもしれねえなあ」

女騎士「なるほどなるほど……それでは……ひとつだけ、言わせていただけますか?」









女騎士「いやだ!!死にたくない!!!!仲間の居場所でも何でも話すから許して!!!!」

第2部 女騎士恋愛編

                ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                 d⌒) ./| _ノ  __ノ 

第3部 女騎士革命編へ

                                       ー- 、 ー-、``/  
                                      _, '  ._, '  \  
                                    -------------------
                                     制作・著作 NHK

佐天「完結しててもつまんない奴も多いんだね……」

初春「本文がよくても、後書きや合いの手で興醒めするのもですね」

初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」

初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねえ」

初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」

初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」

佐天「初春?」

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