上条「こんなの知らない」(1000)


~上条宅~

上条「ただいまー」ガチャ

サローニャ「あ、上条ちゃんおかえりー」テテテ

サローニャ「今日のご飯はボルシチちゃんだよ!ほらほら、早く手洗って一緒に食べよう?」ギュ

上条「そっかー楽しみだなー」ハハハ


上条「ハハ…………」




上条「え?」



サローニャ「どったの?上条ちゃん。早く食べにゃいと冷めちゃうよー?」モキュモキュ。

上条「えー……と…ごめんちょっと聞きたいんだけど」

サローニャ「にゃーに?」モキュモキュ

上条「…なんで、お前ここにいるんだっけ?」

サローニャ「へ?」

上条「いや、へ?じゃなくて」


サローニャ「…そんなの、上条ちゃんがー、」


サローニャ「『大丈夫だ。お前は一人なんかじゃない!俺がずっと側にいる!サローニャがロシアから捨てられても、俺はお前を絶対捨てないから!』」くわっ!


サローニャ「――って、抱きしめてくれたからですけど?」モキュモキュ

上条「待って待って待って?」

上条「ごめん待って?上条さんそれ知らないんだけど。いや記憶に自信はない方だけどさ?それでもそんな台詞吐いた覚えが全く記憶にないんだけど」

サローニャ「えー?!何それ!信じらんない!サローニャちゃんがあの言葉でどれだけ救われたと思ってるのさー!」プンスコ!

上条「つまりどういうことだってばよ…」アタマカカエ

サローニャ「もう!いいから早くご飯ちゃん食べて!食器片付けられないしぃ!」プリプリ!


上条「あ、はい」モグモグ


サローニャ「LOVE it♪ LOVE it♪evolution♪鏡映った真実のFace♪この心♪枯れちゃう前に~♪」カチャカチャ

上条(飯食ったあとに食器洗わなくていいってどんだけぶりだろ)ボケー

サローニャ「あ、上条ちゃん?お風呂沸いてるから早く入ったら?」

上条「お、おう」ヨイショ


~風呂場~

上条「……」


上条(状況を整理しよう)ウン

上条(最後の記憶は、船の墓場でオティヌスが『ちまちま戦うなんてめんどくせぇな、まずは世界でも終わらせてやるか』って言って、)

上条(世界が真っ暗になったとこだ)プクプク

上条(で、気がついたら。俺は学校から帰ってきて家に入ろうとしてた)


上条(……つまり、ここは『終わった後の世界』?)

上条(前の世界が壊れたから、新しい世界が生まれたってことか?いや世界の修復のされかたなんて知らないけど)


サローニャ「上条ちゃーん?シャンプーちゃんの替え持ってきたから開けてー」

上条「あ、そこに置いといてくれー!」

上条(なんでサローニャがいるかも知らんけど)


サローニャ「えー?そしたら私入れないじゃん!早く開けてよー」

上条「いやなんで入ってくるんだよ」

サローニャ「は?そんなの、サローニャちゃんも上条ちゃんと一緒にお風呂に入るからですけどー?」

上条「………はい?」

サローニャ「もー!いつも一緒に入ってるでしょー?今更恥ずかしがらないでよー」ガチャガチャ

上条「」

上条(おいマジか)


上条「いやいや……いやいやいやいやいやいや」フルフル

上条「か、上条さんってそんなんでしたでせうか?」ヒクヒク

サローニャ「そんなんでした」キリッ

上条「いや、何かの間違いってことも」

サローニャ「もう開けちゃうからね?私もずっと裸で寒いの!」ガチャ

上条「」


~暫くお待ちください~


サローニャ「ふーっ。気持ちよかったー」ホカホカ

上条「」

上条(ロシアの娘のマッパ、凄く綺麗でした)ダクダクダクダク…


サローニャ「ほら、早くあぐらちゃんかいてよ」

上条「へ?」

サローニャ「はーやーくぅー」

上条「お、おう…」アグラ

サローニャ「よいしょっと」スポッ

上条「……えーっと、何故サローニャさんはわたくしの膝の上にお座りに?」

サローニャ「いつもの。はい、ドライヤー」つ

上条「…乾かせと?」

サローニャ「そだよ♪」ニコッ


ぶおー。

サローニャ「…ねぇ、上条ちゃん。今日学校で何かあったの?」

上条「え?何も?何もないぞ?!」アセアセ

サローニャ「そのわりには。いつもとちーがうーけどー?」キュ

上条「えーっと」

上条(記憶喪失になりましたって言ったら楽なんだけど…)

上条(もし、インデックスに嘘ついた時みたいな感じだとしたら困るしな…)ウムム


上条「まぁ、上条さんも色々あるんですよ」ハハ

サローニャ「ほんとー?本当に、何にもない?」クル

上条「ああ、ないない」

サローニャ「…何かあったら。すぐいってよ?無理しないで」ギュ

上条「お、おう///」

上条(なにこれ。なにこのくすぐったい感じ)

サローニャ「ん」チュ

上条「」


サローニャ「じゃ、寝よっか」

上条「」

上条(……あれ?この世界では上条さんってサローニャと付き合ってんの?これ)

サローニャ「早く寝よーよー」ポスポス

上条「あ、ああ!」

上条(ど、どうにかして聞き出していかないと!)


サローニャ「…」スースー

上条(…皆、どうなったんだ?)

上条(オティヌスは、何をしたっていうんだ)

上条(インデックスや御坂、バードウェイやレッサーは、)

上条(…とりあえず明日学校へ行って、それからオティヌスを探して。)

上条(世界がどう変わったのか確かめよう。)

サローニャ「上条ちゃん起きてー」ユサユサ

上条「う、うん…?」

サローニャ「ほら、オムレツちゃん作ったから!早く食べて学校ちゃん行かないと!」

上条(ひょっとしたら、寝たら元に戻ってるかと思ったけどそんなことはなかった)ズーン


上条(街は何かが変わった様子はないか)テクテク

垣根「よ、上条!」ポム

上条「」

垣根「何だよ、そんなシケた面しやがって」

上条(すっごく、「すみませんどちら様でしょうか」って聞きたいぃぃいいい!!)

垣根「サローニャとなんかあったのか?」

上条(と、友達ポジの人…なんだよな?たぶん。)

上条「い、いや?何も?」ニコッ?

上条(…じゃあ、サローニャはインデックス…同棲ポジ、なのか?)


上条(というかこの人の名前わかんなくてなんて呼んだらいいかわからん…)テクテク

垣根「そーいや、この前一緒に行ったラーメン屋なんだけどよ」テクテク

上条(俺達、そんな仲いいんだ?!)

垣根「心理定規の奴を連れてったらさー」テクテク

上条(すみませんメジャーハートさんって誰ですか)テクテク


トール「よぉ、遅かったな」

上条「トール?!」

トール「おぉ、トールさんですよ?上条ちゃん」テクテク

上条(よかったー!名前知ってる人キター!)

垣根「あ?なんだよトール、先行ってもよかったぜ?」

トール「おいおい垣根帝督ちゃんよ、俺はそんなに薄情じゃないぞ?」

上条(ナーイストール!そっかー、この人垣根帝督さんっていうんだーへー!)


上条(クラスに来てみたら。)


心理定規「あら、おはよう。あの人は?トイレ?そう、ありがと」スタスタ

リドヴィア「おはようです上条。…では私は生徒会長の職務がありますので」ニコッ

ヴェント(すっぴん)「ちょっと、上条当麻?そこどいてくんない?通れないんですケド?」

馬場「はー…」ボヘー

姫神「プリティー☆マジシャンガール!秋沙ちゃんダゾ☆」クルクル♪

ワシリーサ「へー、これが…サーシャちゃんにやらせたいわね!」ゲヘヘ

駒場「…………舶来……」つ携帯ジー

海原(本物)「そういうものなんでしょうか」

海原(偽物)「ええ、御坂さんになら自分の命を賭けるに値しますよ」


キコキコキコキコキコキコ…

病理「はーい。病理先生が来たからには静かにしましょう?」

垣根「まだ天井副担任来てないですよせんせー」

病理「え?……あらあら、困りましたねぇ」ウーン

ガラッ。

天井「すまない、遅れた…」

病理「…天井くーん?次遅れたら蜂の巣ですよ?」ニコッ

天井「も、申し訳ございませんでした…」ガクガク

トール「ガチの目してやがる…」ゴクリ



上条「こんなの知らない」

こんな感じで即興でやってく。キリがいいから今回はここまで。


天井「ではホームルームを始める。今日の連絡は――」

上条(なんなんだ、この異常な空間は)

ヴェント「へー、新作のシルバアクセ出たんだー」ペラ

上条(隣がヴェント。つか今ファッション誌読んでんじゃねーよ)

上条(前の席が垣根…)

垣根「俺的にはこれ押す。このカブトムシっぽいやつ」

ヴェント「いやそれはないわ」

垣根「?!」


上条(見てないけどカブトムシはねーよ)ビシッ

上条(……あ、そういえば"垣根"って、恋査の時の…)

上条(いや、最初見た時は違う人だと思ったけど…)

上条(同一人物、なのか?なんか口調とか色とか違うけど…)


白垣根『今の私は切り離されても私を維持できます』キリッ

上条(―――が、)

垣根「はぁ?!カッコイーだろぉが!このセンスがわかんねぇのかよ!なぁ、心理定規!」

心理「…昔から思ってたけど。あなたのセンスって死滅してるわよね」

垣根「?!」ガーン!

上条(いや、ないな。白い垣根とは別人だな!)

上条(白い人の方が人間出来てたし)ウン

上条(――で、後ろがトール)

トール「早く部活行って戦いてぇな」

上条(何部だお前)

天井「―――であるからして、」

病理「…」スヤスヤ

姫神「あっ☆ヤッヴァーイ☆家に。魔法の杖(スタンスティック)忘れてきちゃった。どうしよう丸腰。」

ワシリーサ「丸腰?……丸腰のサーシャちゃんハァハァ」クチュクチュ

駒場「………『舶来へ。机の上に昨日の残りがあります。チンして食べてください』、……と…」


上条(誰も話聞いてねぇ)


ガラッ

リドヴィア「すみません、ちょっと『手足を縛られた状態で生徒会室から教室へ行く』って試練を自分に与えてたら遅くなりました」ハァハァ

天井「そうか。今度からもっと早く移動できるように気をつけるんだぞ」

上条(怒れよ!突っ込めよ!!!)

馬場「いけ、グレートデーン」カタカタ

上条(お前はノパソでネトゲやってんじゃねーよ!)

海原(偽物)「あ、すみません。自分はそろそろ御坂さんを見守りに行く時間ですので」ガタッ

海原(本物)「あ、はい。代返しときますね」ヒラヒラ

上条(無理だろ!絶対バレるわ!)


天井「―――というわけで、今度の修学旅行先は上条当麻くんの実家になった。皆、失礼のないようにな!」

上条「?!」

天井「では、これでホームルームを終わる。委員長、号令」

上条(先生聞いてなくてごめんなさい!もっかい説明してください!納得できねぇ!?)

馬場「きりーつ」カタカタ

上条(立てや)

ガタッ、ガタガタ

馬場「れーい」カタカタ

馬場「着席」カタカタ

病理「う~んむにゃむにゃ。終わりましたぁ?」

天井「はい、では私はこれで」

病理「あ、帰りの時にはドーナツ買ってきてください」


上条「お前ら皆自由すぎんだろ!!」


垣根「…ようやく、上条のツッコミが聞けたな」←いい顔

上条「え」

トール「こんだけボケ倒しても突っ込まないなんて、何かあったのかと心配したぜ」…フッ←いい顔

上条「え」

ヴェント「これで、いつも通り。ね」フッ←いい顔

上条「」

病理「はい!じゃ、上条くんが元に戻ったところで授業始めましょうか」ニコッ


上条「」

姫神「いいクラスだよね。上条くん」ポン


上条「」


上条(前の俺の立ち位置って)


上条(ああ…初っぱなからすでに心が折れそうだ…)


病理「はい、ではこの問題を…トールくん?」

トール「えー、答えはマロングラッセです」

病理「はいよくできました!そうですね。この材料、分量からできるのはマロングラッセです」ナデナデ

トール「っし」ドヤ

上条(なんなんだこの授業…これもさっきみたいに俺のツッコミ待ちなのか?)

上条(おかしい…ここ、自分が通う学校【ホームグラウンド】のはずなのに完全にアウェーじゃねーか)

ヴェント「ちょっと、考えなくていーの?上条当麻。次アンタよ」

上条「え゙?」

病理「じゃ、次の問題は上条くんにやってもらいまーす♪」ニコニコ

上条「」

病理「ちなみにもし上条くんが間違えると、心理定規ちゃんの爪が一枚一枚剥がされます」キリッ

心理「私なら大丈夫よ。あなたなら正解するって信じてるわ」コクン

上条「え゙え゙え゙え゙?!ペナルティ重ェェェェェ!!」


病理「ではでは。いきますよー?」

上条「ま、待ってください先生!せめてペナルティー先は俺自身にしてください!」

病理「ダメでーす♪それじゃ罰にならないですし、本気にならないでしょう?」

病理「…人って、自分のためより誰かのために戦う時の方がずっと力が出せるんですよ♪」ニッコリ

上条「そのいい話は違う時に聞きたかったですね!?」


病理「では。」コホン。

病理「ここに、3枚のカードが並べられています。」

病理「あなたはこの"×"、"●"、"◎"の模様が描かれた3枚のカードの内、"◎"の記号が描かれたカードのみを選びとることを求められています。」

病理「…但し、カードを裏返す事ができるのは一回だけ。」

病理「また、息や物でカードを動かしたり、カードの裏側を盗み見たり。誰かに手伝ってもらったりする事はダメです。」

病理「さて。あなたならどうやって"◎"のカードを選びとりますか?」


病理「あ、皆さんも考えてみてくださいねー」フリフリ

上条「結構ガチなの来た…」アタマカカエ

病理「あ、すみません。問題文で一部訂正です。」

病理「最後の一文ですが、『あなたならどうやって確実に"◎"の模様が描かれたカードを選びとりますか?』です。」


病理「あ。↓5レスまでに、あなた達がこれが正解だと思う答えを書き込んでみてください」

病理「その中に正解があれば心理定規ちゃんは助かりまーす」ニッコリ


病理「さぁさぁ、上条くん?答えてくださーい?」ハリィハリィ

上条「うぐぐ…」

上条(記号の面を表にむけて並べとく、とか…だめだ、問題文の最初で既に並べられているから違う)

上条(3枚纏めて1度で裏返せば?)

上条("一枚"とは言ってないし…)

上条(それか、◎をカードに新しく描いてみるとか…)ウーム

上条「複数答えてもいいんですか?」

病理「んー。そうですねぇ、まぁいいですよ」

上条「◎を裏に描いて、それを選ぶ。、3枚纏めて1度で裏返す 」

病理「ふむ。なるほどなるほど…」

>>1
もしかして、ウートガルザロキのSSを書いておられるお方ですか?

ねる

>>50病理「ば・れ・て・し・ま・っ・て・は・仕方がありませーん!!!!」

気になった人は、ウートガルザロキ SSで検索だっ(ステマ)


病理「おめでとうございまーす!上条くんは見事正解を当てましたー」チパチパチパチパ

上条「ほっ」

病理「私が想定していた3つの答えのうち2つも当ててきたのは病理ちゃん、とーっても喜ばしいです」ニコニコ

上条「3つ?あとひとつは?」

病理「ふむ。問題文に、『あなたはこの"×"、"●"、"◎"の模様が描かれた3枚のカードの内~』と言っていますよね?」

上条「…」コクン

病理「こんな可能性はどうでしょうか」


病理「"最初っから模様が描かれている面が見えていた"。」


病理「だから、一回だけ裏返す権利なんて使わずとも、"◎"が描かれたカードを指差すだけで事足りる。」

心理「それって、」

病理「ええ。実際に出題者の意図、求めるものに答えていませんから、こんな答えが認められるとクイズにならないんですが」

病理「前にとある子に同じ物を出題してみたら真っ先に3番目の答えが出ましたので…」


病理「何はともあれ。上条くんは見事お姫様を守りました!流石ヒーローくんです」ニコニコ

病理「ご褒美にバウムクーヘンを差し上げましょう」つ◎

上条「え、いやいらな」

病理「……」ニコニコ

上条「…ありがとうございます」


~昼~

上条「なぁ、トール。授業っていつもあんな感じだっけ?バウムクーヘンうまっ」モグモグ

トール「お前半年も受けてきてまだわかんねぇの?」モグモグ

垣根「最初の頃の上条は大体ケガして遅れたり意識不明になったりしてたから記憶が曖昧なんじゃねーの」モッサモッサ

ヴェント「そうね。私の全力のハンマー後頭部にくらって生きてる時点でヤバイわね」

上条「俺どんだけデッドオアアライブしてんの」


アックア「それでは、楽しい楽しい体育の授業なのである」

上条(予想以上に似合ってんなジャージ姿)

アックア「では今から兵站訓練を始めるのである!」

アックア「ビ○ーズブートキャンプの新兵訓練など目ではない!」

アックア「新兵初陣を貴様らに教えてやるのである!」

アックア「返事は『Sir, yes, sir.』のみである!!」

「「「Sir, yes, sir.!!!」」」

上条「どこの軍隊?!」


アックア「む!貴様上官の命令もなしに突っ込むとはいい度胸である!ケツを出せ!!」グイッ

上条「ツッコめって命令されるんの?!ってかケツを叩かれるんですよね?!ケツに挿れるとかじゃないですよね?!」

アックア「そう心配するな!優しくする!そして、痛いのは最初だけである!」

上条「イヤァァアアアア!!!」


上条「ケツ痛ェ…」ヒリヒリ←叩かれただけ

アックア「では今から穴堀だ!方法は問わん!縦3m、横10m、重装備した兵が30人入れる空間を作れ!」

上条「」

「「「Sir, yes, sir.!!!」」」


垣根「俺の未元物質に、常識は通用しねぇ」バサァ

トール「町一つ吹き飛ばせちまうこの雷神トールにとっちゃ楽勝だな」ブゥン

ワシリーサ「うふふ♪『殲滅白書』最強の私には片腹痛いわ?――『一本足の家の人喰い婆さん♪』」

心理「ねぇあなた、私は恩人よね?私に力を貸して頂戴」

ヴェント「風穴あけてアゲル」ズドン

馬場「いけ、―Type.Mantis.」カタカタ

姫神「予め。爆薬を用意しておいた。発破。」カチッ

チュドーン


上条「…皆スゲェな」


海原'S「「"卍解"!!」」

海原'S「「"解(バラ)せ"、トラウィスカルパンテクウトリの槍!!」」


リドヴィア「ピーリカピリララ・ポポリナペーペルト!」



上条「お前らはせめて設定と世界観守れ」



アックア「うむ。貴様実にいいカラダ(兵士的な意味で)をしているな」サワサワ

駒場「…………そうですか……」


~トイレ~

上条「……つかれた…」ゲッソリ

上条「いや肉体的っつーか精神的に」

上条「……ハァ……」

上条「まだ授業あんのかよ」

上条「…………」

上条(知ってる奴もいる。けど知らない奴の方が多い。)

上条(そんで。まるで"常識"って言葉の背中に蹴りを入れるような世界)


上条(…正直、気が狂いそうだ)


上条(……会いたい。)



上条(インデックスに会いたい。)

上条(土御門や青髪ピアス、小萌先生に会いたい。)

上条(御坂やレッサー、バードウェイに会いたい。)



上条「帰りたい…」


今回はここまで。


査楽「あれ?上条どうしたんですかね?」

上条「ほわっ?!」

査楽「体調が悪いんですかね?辛いなら付き添いますがね」

上条「え?いや大丈夫!大丈夫!」



上条(誰だコイツ―――――?!)


上条(怒濤の新キャラ嵐で上条さんはもう頭ぱーんしそうですのことよ?!)


査楽「そうかですかね?なら早くクラスに戻らないと。また病理先生がぶっ放しますからね」スタスタ

上条(何をだ)


病理「はいはーい!それじゃー、楽しい愉しい授業の時間ですよー」ニコニコ

上条(アイツは…)チラッ

査楽「おや、新作ですかね?」

馬場「ああ。ファイブオーバーシリーズを手に入れたんだ」カタカタ

上条(同じクラスだったのか…)


馬場「そーいや、査楽は実行委員になったんだっけ?」

査楽「ええ、そうですね」

上条(アイツ"査楽"っていうのか)

上条(………実行委員?)

上条(元の世界では吹寄が実行委員だったよな…?)


上条(やっぱり、この世界は俺のいた世界の人の"立ち位置"を変えてるのか。)

上条(インデックスはサローニャに)

上条(土御門と青ピは垣根とトールに)

上条(小萌先生は病理さんに)

上条(吹寄は査楽に)

上条(…あれ?でも副担任なんていたか?こっちでは天井って人だったけど)

上条(てか、ゴリラみたいな人、痩せたMの人、小太り、ヴェント、ダブる海原、知らん変態…)


上条(コイツらも本当にクラスメイトの誰かと変わったのか?)


ワシリーサ「あー退屈。姫神ちゃんの魔法でサーシャちゃん呼べない?…無理か」

姫神「ぷぅ!秋沙ちゃんの魔法わ完璧だもん☆できるもん!」プンプン!


上条(そして姫神はどうしちゃったの)ゲッチューン

上条(唯一立ち位置変わってないのにキャラ変わっちゃってるよ!)


上条(…………)


上条(唯一、立ち位置が変わってない?)


上条(…エンゼルフォールの時、犯人探しの要になったのは『変化がない人間』だった)

上条(…もし、この世界にも当てはめる事ができたとしたら?)

上条(…もし、本当にオティヌスが世界を終わらせたなら)

上条(残っている俺はなんなんだ?)

上条(そんで、オティヌスはそれを知覚できるんじゃないか?)

上条(それが分かるなら、オティヌスは俺を近くで見てるんじゃないか?)


上条「…………試してみるか」ガタッ


病理「?上条くんどうしましたー?」

上条「…」スタスタ

垣根「どうした?」

トール「上条ちゃん?」

ヴェント「?」

心理「?」

リドヴィア「ん?」

駒場「舶来ハァハァ」

馬場「…」カタカタ

査楽「どうしたんですかね」

海原ズ「「どうしました?」」

ワシリーサ「ん?」


上条「姫神」

姫神「秋沙ちゃんぱぅあー!……ん?なぁに?上条くん。」



上条「いや、こう呼んだ方がいいか?」

上条「"魔神"オティヌス」

姫神「………」






姫神「…なんだ、意外と早くわかったじゃないか」ニヤリ


ビシッ。

上条「?!世界が、止まった?」

姫神「どうだ?この世界は」

上条「…ふざけんな。元に戻せ!」

姫神「っははは……まぁ、そうだろうな」


姫神「だが、ダメだ」

上条「…なら、ぶん殴ってでも元に戻させてやるよ」コキコキ

姫神「お前は面白いなぁ?魔神がそんなモノで意思を翻すものか」ガタッ


姫神「実はな。この世界は私にも戻せないんだよ」

上条「何故だ?」

姫神「ヒント。私は今、『何も持ってない』」ヒラヒラ

上条「? それが――――っ?!」ッハ


上条「お前、『槍』は」

姫神「ご名答。」ニヤ


姫神「『槍』…神槍グングニルは…壊された。」

上条「こわ、された…?」

姫神「ああ、そうだとも。」クスクス。


姫神「他ならぬお前の手によって」クスクスクスクス。


姫神「つまり、すぐに帰還するための方法は永遠に喪われたんだよ」クスクスクスクスクスクス。

上条「な、」

姫神「おっと。悪いが経緯を説明してはやれんな。時間がない」

姫神「魔神としてのチカラをフルに使って、今この空間を用意するだけでもかなりギリギリなんだ」

上条「どう、して…クソっ!どうにもならないのか!?」


姫神「あるにはあるぞ」


上条「!」

姫神「この世界を創った時、私は一つ"脱出ポイント"を作った」

上条「脱出ポイント?」

姫神「イエス。裏口、バックドア、ブラウザバック、勝手口、あなぬけのひも。」

姫神「…元々は私が"あちら"を選んだ時用のための非常口だったんだが」フー

姫神「今となってはアレだけが唯一つの出口だな」


上条「それは!どこにあるんだ?!」ガシッ!

姫神「"その時"、"その場所に"、"条件を満たしたメンバーが存在する"所に現れる。」
上条「…なんだよそれ。具体的に言えよ。さっぱりわかんねーよ」

姫神「…そうだな、わかりやすく言おうか」フム


姫神「『再来年の3月27日』に」

姫神「『3年A組のクラス』に」

姫神「『この世界で上条当麻の周囲の立ち位置が入れ替わった人間達15名』が」


姫神「『全員最高に幸せになった状態』で集まった時、だ。」


姫神「槍がない以上チャンスは一度。やり直しは効かず、また、一つでも条件が満たせなければ出口は現れない。」

上条「…もし、失敗したら?」

姫神「お前の知る世界は消え、『世界の修復力』による世界線の再生と改変によって…」

姫神「私もお前も、この世界で生きていくことになる。」ニコ

上条「…絶対、戻してみせるからな」

姫神「まぁ頑張れ。私としては『どうなっても構わない』からな」ニヤニヤ

ビシッ。

姫神「む。そろそろ時が動き出すな。早く席に戻れ。お前が立ち上がる前くらいなら時間を戻してやる」

上条「あ、一つ。」

姫神「なんだ?」

上条「なんでお前、姫神の姿なんだよ。あと、あのキャラはなんなんだよ」

姫神「二つだな。」クスクス

姫神「だが、それはまたいつかの機会にしよう。長くなる。」



姫神「…修学旅行の時にでもしようじゃないか」クスクス




上条「―――――はっ」

ガヤガヤ

上条「……」

病理「はいはーい!それじゃー楽しい愉しい授業を始めますよー」ニコニコ


上条「………」

上条(少し前進ってとこか。)


上条(……やるぞ)


上条(必ず、この世界から脱出してみせる!)

今回はここまで。


病理「ではこの問題を――――」

上条「……」


姫神『「再来年の3月27日」に』

姫神『「3年A組のクラス」に』

姫神『「この世界で上条当麻の周囲の立ち位置が入れ替わった人間達15名」が』


姫神『「全員最高に幸せになった状態」で集まった時、だ。』



上条(これらの条件を掘り下げて考えていくと、)

上条("再来年"ということから、俺達は一年生で、かつ最低卒業するまではこの世界で暮らさなきゃならないということ。)

上条(二つ目の『A組』って条件もすこし気になるな。)

上条(この世界のクラス替えの仕組みなんてわからないけど、八百長してでもA組にならなきゃいけない。)

上条(そんで、今一番やらなければいけないのは)


上条(『この世界で上条当麻の周囲の立ち位置が入れ替わった人間達15名』を特定することだ)


上条(確信できるのは、サローニャ、垣根orトール、査楽、小萌先生の4人。)

上条(…ちなみに『垣根orトール』の意味だが、さっき"委員長"が号令をかけたからだ。)

上条(元の世界の委員長は青ピだった。でも、実際号令をかけたのは垣根やトールじゃなく、あの小太りだ)


馬場「あ、クソ!またレールガンにマンティスがやられた!」ガシガシ


上条(だけど小太りは俺とは仲よくない。つまり、アイツは青ピのポジにはなってはいない。)

上条(つまり、垣根かトールのどちらかは青ピと入れ替わっていない。天井さんみたいに、この世界で作られた新ポジだ。)

上条(『今この場にいない誰か』か、『小太りの生きるスタンスがああなだけでちゃんと入れ替わっている』というセンはない。)

上条(このクラスは今日全員出席しているし、一回も小太りは査楽や他の奴とは普通に話してたけど、俺には話しかけてこない。)

上条(つまり、『仲がいい友達ポジ』の青ピではないということ。)

上条(だから青ピのポジが消滅して垣根かトールの新ポジがあると考えるのが自然だ。)


上条(4人…あと11人を早く特定しないと、最後の条件も満たせない。)

上条(でもこれがもし、『クラスメイトがごっそり入れ替わっていた』とかだとお手上げだな)

上条(俺、他のクラスメイトの事、あまり知らないしな…)

上条(とりあえずは身近だった人達を確認していくか。) 御坂とか。

病理「……上条くーん?」


上条「あ、はい」

病理「んもう!あんまりボーッとしてると、先生怒っちゃいますよ?」

上条「す、すみません!」

病理「次はないですからねー?」

上条「」ゾクッ


~放課後~

上条(つ、疲れた…………)グッタリ


上条(…あ、そうだ、携帯!)

上条(携帯を見れば、電話帳とかからわかったり……)パカッ

上条「」


電話帳「NO DATA」


上条「……不幸だ」ガクッ


~公園~

上条「いつもならこの辺りで御坂と会うんだけどな」キョロキョロ

上条「ん?」


一方「…」カツッカツッ


上条「一方通行…!」


上条「一方通行!」タッタッタッ

一方「オマエか」

上条「え?!えー…と、あはは。奇遇だなーって」

一方「そォだな」グビッ

上条(あれ?能力使って突っかかってこない?いや、最近の御坂もそういうのは少しは抑え気味だったけど…)

上条(もう少し情報が引き出せたらな)

上条「あー…その缶コーヒー、美味い?」

一方「ン?あァ。最近のお気に入りだ」

上条「へー…あ、今何してるんだ?」


一方「オマエと会え…じゃねェ、散歩だ」

上条「……ん?」

一方「ンで?わざわざ話しかけて来たンだ、何か用があンだよなァ?」ニタァ

上条(オイ、まさか)

一方「まァ、俺は今『偶然』暇なンだ。つきあってやってもいい」プイッ

上条「……」

上条「あー、そういえば…お前ってどこの学校だっけ?」



上条(違ってくれ違ってくれ違ってくれ違ってくれ)
      ・・・・・
一方「はァ?忘れたのか?」


一方「常盤台中学だ」

上条「 」


上条(オイ、マジか)


一方「あァ、普段俺は制服着ねェからな。忘れンのも仕方ねェよ」ハッ

一方「ンだよ、俺の制服姿が見てェのか」

上条(想像したくもねェよ)


上条(マジかー……御坂→一方通行かよ…)

一方「せっかく会ったンだ、どっかで飯でも食うか?奢るぞ」

上条「え?!あ、いや俺ちょっと人探してて」アセアセ

一方「なンだ、困ってンなら言えよ。力ぐらい貸すぜ?」

上条(やだこの親身な一方通行さん気持ち悪い)


一方「そォいえば、この前木原くンがよォ…」ハハハ

上条(ついてきおった…てか木原くンて誰)

上条(御坂の分で5人。あと10人…)ハァ

上条(早く見つけないと。あと思い当たるのは御坂妹、カエルっぽい顔の医者、魔術side組くらいか…)スタスタ


上条(病院探すか)

~病院~

ナース「あら?また君?今先生呼ぶわね」スタスタ

上条「あ、いや…」

上条(あーでもじゃなきゃ来てくれないか)

一方「オイ、オマエどっか悪いのか?大丈夫なンだろォな?」

上条「ああ、大丈夫大丈夫。」ハハハ


「待たせたわね?」カツカツ

上条(さて、誰だ?)



オリアナ「あら?またぼうやなの?」


上条(オリアナ、か。面識がある分、立ち位置が変わったかは…)

オリアナ「なぁに?またお姉さんに色んなトコを検査してほしくなっちゃった?」プルンッ

上条「」ハァハァハァ

一方「…」ゲシ


上条(さて、どうやって確かめるか…)

上条(一個一個確かめていくか)

上条「この間はありがとうございましたって御礼が言いたくて」ハハ

オリアナ「あら。わざわざ?」クスクス

オリアナ「ほんとは、お姉さんとお医者さんごっこがしたいんじゃないのかな?」クス

上条(はい!したいです!)

上条「違いますよ」ハハ


上条「そういえば…先生って院長なんですか?」

オリアナ「そうよ?これでも一番偉いんだから」クスクス

上条(違う。あの医者は院長ではなかったはず…ハズレか)


~ファミレス~

一方「なァ、オマエ誰を探してンだよ」

上条「んん…」

上条(言って信じてくれるかはわからないよな…つか俺だってわかんないのに)


上条(次は…魔術組とのコンタクト、土御門ポジがどっちかを確かめるか。)

今回はここまで。

上条(病院に御坂妹っぽい子は居なかったしな…気づかなかっただけかもしれないけど)

一方「おい、俺ドリンクバーでコーヒーお代わりしてくる」

上条「あ、うん」

一方「…ついでだ。オマエは何がいいンだ」ガタッ


上条「あ、俺もコーヒーで」

一方「おォ」ニコッ

一方「…」カツッカツッ

上条(どうしよう、御坂ってこんなんだったっけこんな優しい感じだったっけ何これ怖い)


上条(俺間違ってない…よな?御坂と入れ替わってる…よな?)

一方「待たせたな」カツッカツッ

上条「あ、ありがとう」

一方「オマエがミルク派か砂糖派かわかンねェから、二つづつ持ってきた」

上条(やだこの一方くん超いい子)


一方「…オマエ、また何か抱えてンだろ」

上条「………ああ、まぁ。」

一方「……俺にも言えねェのか」

上条「う、うん」

一方「そォか」ショボン

上条「えっと」

上条(なんだこの罪悪感)

一方「いっつも一人で突っ走りやがって…追いかけるこっちの身にもなれってンだよ」ブツブツ

上条「」


上条「逃げてきた」ハァハァ


上条「土御門なら…隣の部屋に住んでるよな?」


~上条さんが住んでる寮~


上条「えい」ピンポーン


垣根「はい」ガチャ

上条「あ、垣根だったのか」

垣根「え、何?そりゃ俺んちなんだから俺がいるに決まってんだろ」

上条(やべ、ノープランで来ちまった)アセアセ

垣根「なんか用か?」

上条「えっと…その」

垣根「…まぁ、中入れよ。話なら中で聞いてやる」

垣根「『イギリスにいきたい』?」

上条「ああ、なんとかならないかな?」

垣根「…なんで急にイギリスに?」

上条「どうしても、確認しなきゃいけないことがあって」

垣根「…理由を言え。じゃなきゃダメだ」


上条「…仕方ない、か」


かくかくしかじか


垣根「なるほど……」

上条「協力してくれるか?」




垣根「おのれ魔術師」

上条「えっ」

垣根「上条がそんな夢に惑わされるはずがねぇ」

垣根「間違いなく記憶を消されて、幻覚を見せられたな」キリッ

上条「」


上条(でも否定できないのがちょっと悔しい)

ダメだ今日は面白いの書けねぇ。今日はここまで。


垣根「大体、そんなの認められるかよ。」

上条「?」

垣根「それがもし本当なら…俺達の今までの日々まで嘘っパチになっちまうだろうが」

垣根「上条の話に信じられる要素がないってのもあるが…俺は否定する。」

垣根「まぁ、心配すんな。お前の記憶はきちんと取り戻してやるし、今から姫神んちに行って話を聞けばいい」ニヤリ

上条「…ありがとう、垣根。」



上条(でも、俺が間違ってなければ…垣根のいう『日々』ってのは嘘なんだよな…)


垣根「さてと。じゃ、そうと決まれば早速行こうぜ。」ヨイショ
20

上条「ついてきてくれるんだな」

垣根「ったりめーだろ?あ、サローニャに『遅くなるかも』っつっとけよ?」

上条「あ、うん。」

上条(………あれ?そういえば、『舞夏』はどうしたんだ?)

上条(部屋にあるのは男ものばかりだし…)


上条「…なぁ、垣根。」

垣根「なんだ?」

上条「お前ってさ、義妹っていなかったか?」

垣根「どうした?急に」

上条「いいから!」




垣根「いねぇ。天地神明に誓って、俺に妹はいねぇよ」


上条「……………は?」


垣根「え、何」


上条(『舞夏』が、居ない?)

上条(『土御門元春』の行動原理である義妹はいないのか?!)

上条(じゃあ、ひょっとして、垣根は『土御門』じゃないのか?)

上条「垣根!」

垣根「はいはい?どうした?やっぱお前疲れてんじゃねーの?」

上条「お前はイギリス清教"必要悪の教会"所属、多重スパイなんだよな?!」

垣根「ちょっ、そうだけどさ、あんまそれ言わないでくれる?」


上条(よかった。肩書きは入れ替わってる。)

上条(でもちょっと疑いが出てきたのは厄介だな…)



垣根「あー、今の上条は記憶がないんだったな。」

上条「?」



垣根「俺、義妹はいねーけど義弟ならいるぜ」


上条「え?」



「ただいま」

垣根「お、丁度帰ってきたな」

上条「え?」



ビアージオ「おや上条さんいらっしゃいませ。ごゆっくりしていってくださいね?」ニコッ

垣根「義弟のビアージオだ」



上条「おっさんだったァァアアアアアア?!!」


上条「え゙え゙え゙え゙?!義弟っていうか義兄じゃねーか!」

ビアージオ「ははは、よく言われますな」アッハッハ

垣根「ビアージオは40才なんだけど、俺の大事な義弟なんだ!」ベタベタ

上条「ねぇ、どんな経緯があったらそんな地獄が産まれちゃうの?」

ビアージオ「…あまりベタベタしないでいただけませんかな?兄上」

垣根「えー?いいじゃねぇかよー」ブー

上条(ビアージオから垣根に対して舞夏→土御門みたいな感情はない…ポジは入れ替わってはいないのか)


上条「でもビアージオ……さん、執事服似合ってますね」

ビアージオ(E:執事服)「おや、ありがとうございます」ニコッ

今日はここまで

大丈夫。スレ開始初期からこうするつもりだったから(初春かビアージオ、マタイリースで迷ってた)


ビアージオ「よろしければ、紅茶でもお淹れしいたしますが?」ニッコリ

垣根「あ、いや今から出かけっから。あとよろしくなビアージオ」

ビアージオ「む?どちらへ?」

垣根「姫神んち。飯は残しといてくれ。義弟の作った飯が食えんとかはイヤだ」

ビアージオ「かしこまりました。あまり女性の家に長居はしない方がいいと思いますがな」

垣根「へいへい。んじゃ行こーぜ、上条」




上条「姫神んちって……ここ、だよな?」

垣根「ああ、間違いねぇな。」コクン

垣根「俺が前に鍋パん時に迎えに行ったのはここだった」

上条「……」


上条(……俺も、姫神の部屋は知ってる。間違いなくここだ。)


上条(でも。)




505号室

[木原円周]



上条(姫神の部屋じゃ、ない。)


垣根「……ふーん。」

上条「なぁ、垣根。どうs」クルッ

垣根「こんちゃーす」ピンポーン!

上条「何してん?!」


「はーい!」トタトタトタトタ…

上条「おいおい…」

垣根「バッカお前、どういうことか知りたきゃまずは目の前の手がかりからだろ。」

垣根「急に寮の住人が変わるなんて、普通はねぇ。」

垣根「現住人なら前使ってた奴の事を調べたり、聞いたりするかもしれねぇし」

垣根「もしくは。」


円周「はいはい?どなたかな?」ガチャ


垣根「コイツ自身が何かをやったのかもしれねぇしな」

上条(…この子、バゲージシティで見たような)

円周「うん、うん。お兄ちゃん達は誰なのかな?私はお兄ちゃん達は知らないんだけど。」

垣根「"お兄ちゃん"だと……?おい上条、この子が何かするはずはねぇな!」

上条「お前がお兄ちゃん気質なのはわかったからちょっと黙ろうか」


垣根「…」オクチチャック

上条「なぁ、俺たち君の前にここに住んでた人を探してるんだけど…何か知らないか?」

円周「えー?」


円周「うー……ん。ちょっとわかんないかなー?」

上条「~っ。何かないか?君、最近引っ越してきたんだろ?前の人のこととか…」

円周「?」



円周「私、今年の春からずーっとここに住んでるよ?」


上条「え?」


垣根「…最近誰かに一日部屋を貸したとか、ないか?」

円周「ないよ?」

上条「っ、"姫神秋沙"って子に心当たりはないか?黒髪ロング、前髪パッツンの巫女服似合いそうな子!」

円周「うーむむむ。知らないねー?」

上条「…"オティヌス"って名前は?」

円周「? 何かのコードネームかな?」

上条「………」

垣根「そっか、迷惑かけたな」






垣根「まー元気出せって。明日会って話せばいいじゃねぇか」ポン

上条「…そうだな」

垣根「じゃ、俺帰るな。また明日」スタスタ



上条「……明日話せばいい、か」

上条(本当にそうか?オティヌスは、俺と徹底的に顔をあわせないつもりかもしれない。)

上条(というか、オティヌスはこんな世界を何故作ったんだ?)

上条(世界中を敵に回してまで。)

上条(…『槍』は俺が壊した、とか。)

上条(『元々は私が"あちら"を選んだ時用のための非常口だったんだが』)

上条(…"非常口"のつもりで作った、というわりには、脱出ポイント出現方法がやけに難しいのはなんでだ?)

上条(普通、緊急用なんだからもっと簡単にするはずなんじゃ)

上条「………」

上条(……ダメだ、頭がこんがらかる)

上条「俺も帰るか…」トボトボ

~上条宅~

上条「ただいま…」ガチャ

サローニャ「!」バッ!

サローニャ「おっ・かっ・えっ・……」ダダダダ

上条「へ?」

サローニャ「りぃ―――――!!!」ガバーッ!

上条「ほげ――――っ?!」ビターン!

サローニャ「やーん!もぉー!すっごい寂しかったんだからね!上条ちゃん!」スリスリ♪

上条「」ピクピク

サローニャ「サローニャちゃんを寂しがらせたばつとして噛みつき、もとい"耳たぶを甘噛み"の刑に処す―――!!」カプ

上条「―…ほわっ?!」

サローニャ「ん…」カプカプ…

上条「ちょ、ま」

サローニャ「はむはむ…」ハムハム

上条「あがががが」


サローニャ「あむーっ」アム

上条「」


サローニャ「…ふーっ。よし、これで手打ちにしてあげよう!」フゥ!




上条(インデックスの噛みつきってこんなんだっけ)

今日はここまで。


上条(痛くない噛みつき攻撃ってあったんだな)

サローニャ「…ねぇ上条ちゃん」ギュ

上条「なんだ?」

サローニャ「やっぱり、なんかあったんでしょ?」

上条「……」

サローニャ「そんなに私って、信用ないかな?」ギュゥ


上条「………」



上条「…言っても信じてもらえないよ」

サローニャ「信じるか信じないかは私が決めるよ」


上条「荒唐無稽な話だぜ?」

サローニャ「そんな物をあつかうのが魔術師(わたし)だぜ?」


上条「お前に嫌われたくないんだよ」

サローニャ「私が嫌いになるくらいのことを隠されるのは、私、嫌いだな」





上条「じゃあ、聞いてくれ。」

サローニャ「うん。教えて。」




サローニャ「……なるほど、ね。この世界は捏造(つく)られた世界、か」


上条「…聞いて、どう思った?」


サローニャ「そうだね。正直に話せば、信じられない、かな」

サローニャ「上条ちゃんが言うには。この世界は全て、設定という前提が与えられて、昨日できたばかりの世界…なんだよね?」

上条「ああ。」

サローニャ「…私にとっては、私が今記憶してることが絶対だし、上条ちゃんと暮らしてきた数ヵ月が嘘だったなんて信じたくない。」

上条「……」

サローニャ「でもね」


サローニャ「上条ちゃんが嘘ついてないのはわかるよ。」

上条「……」

サローニャ「上条ちゃんの言うことが正しいなら、私が覚えてることなんて全部幻想なんだけどさ、」

サローニャ「それでも。私は一緒に暮らしてきた上条ちゃんのことはよくわかるつもり。」

サローニャ「私が幻想(ウソ)でも、上条ちゃんが幻想(ちがうひと)でも。」


サローニャ「私は上条ちゃんが正直に話してくれて、困ってるのはわかるよ」

サローニャ「だから、」


サローニャ「私は、上条ちゃんを信じるよ」




上条「……ありがとう、サローニャ。」ギュ

サローニャ「ん。」ギュー

――――――――――――――
――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――


サローニャ「じゃ、私コーヒーちゃん淹れてくるね?」ヨイショ

サローニャ「そんでさ、一緒に考えようよ」


サローニャ「上条ちゃんが元の世界に帰る方法をさ!」ニッコリ


サローニャ「ねぇ上条ちゃん。オティヌスちゃんは本当に世界を元に戻せないのかな」

上条「?」

サローニャ「オティヌスちゃんは"嘘をついてるんじゃないか"なって」

上条「どういうことだ?」

サローニャ「上条ちゃんの話だと、オティヌスちゃんは世界をどうにかしてしまった。」

サローニャ「世界を戻すための『槍』ちゃんはオティヌスちゃん曰く上条ちゃんに壊された。だから非常口を使う」

サローニャ「でも上条ちゃんはその記憶はない。記憶を消されている。」

サローニャ「…でも、おかしくない?」

上条「何がだ?」

サローニャ「オティヌスちゃんの口振りからすると、『槍』が壊された時……
      世界が終わってからこの世界に切り替わるまで若干のタイムラグ、ブランクがあったということだけど…」

サローニャ「もし、その空白期間に上条ちゃんが『槍』を壊したのなら、この世界を構築できないはずだよ」

上条「あ」

サローニャ「魔神といえど、"世界"に干渉する魔術を扱うなら霊装…『槍』が必要になる。」

サローニャ「ということは、『槍』が壊されたのはこの世界が構築された後、ということになるよね?」

上条「ああ…」

サローニャ「でも、更に矛盾ちゃんができてるよ。」

サローニャ「『槍』級の霊装を破壊できるなんて上条ちゃんの"幻想殺し"しかないし、もし幻想殺しで『槍』が壊されたのなら」

サローニャ「『槍』の力で変化させている世界は元に戻るはずだよ」

上条「!」


サローニャ「…オティヌスちゃんは『槍』を持っていなかった。」

サローニャ「でも、本当は壊されてしまったんじゃなくて、単に"隠していただけ"なんじゃないかな」

上条「…かもしれないな」

サローニャ「そうなると、脱出ポイントの話も怪しいよ」

サローニャ「オティヌスちゃんがどういう目的かはわからないけれど…」

サローニャ「上条ちゃんに本当の勝利条件を見抜かれたくなかったんじゃないかな」


上条「"本当の勝利条件"?」

サローニャ「そ。」


サローニャ「オティヌスちゃんを見つけ出して、『槍』を破壊すること。」


サローニャ「『槍』さえ壊せばこの世界は元に戻るんだからね」

サローニャ「…その姫神ちゃんの姿をしてたオティヌスちゃんもさ、ひょっとしたらオティヌスちゃんのコンタクト用端末だったんじゃないかな」


サローニャ「姫神ちゃんの意識を乗っ取って、上条ちゃんと会話していただけ。だから『槍』も持っていなかった……とかね」


上条「なるほど…そういう考えもあるか」

サローニャ「……でも上条ちゃん、気を付けて。」

サローニャ「ひょっとしたら、今話してる私もオティヌスちゃんからの干渉を受けてるかもしれないよ?」

上条「そんなことは、」

サローニャ「…わからないよ?上条ちゃんはちょっと人の意見や考えを鵜呑みにするとこがあるから…」

サローニャ「ちょっと悲しいけど、私のことも疑って。」

サローニャ「何が正しくて間違ってるか。上条ちゃん、あなたが自身がよく考えて、判断して進んでね。」

上条「…わかってるよ」


サローニャ「さっ、今日はここまでにしとこうよ。早くお風呂ちゃん入らないと遅くなっちゃうしぃ」

上条「そうだな」

サローニャ「あ、上条ちゃんの着替えちゃんとか持っていってあげるから先入ってて」

上条「ぶはっ?!お、おい!もしかしてまた入るのか?!」

サローニャ「えー?あったりまえじゃん」

上条「いやいや…流石にそれは不味いんじゃないかなと上条さんは思うわけですよ」

サローニャ「い・い・の♪」ニッコリ

上条「あー、ほら、上条さんもちょっと一人で考えをまとめたいといいますか…」ユビクルクル

サローニャ「上条ちゃん……サローニャちゃんのこと、嫌い……?」ウルウル

上条「いや嫌いじゃないけど」

サローニャ「じゃ、いーじゃん!決まりね!」

―――――――――――

―――――――――――――――

―――――――――――――――――――



~翌日なのだぜ~


ガチャ。

サローニャ「じゃ、上条ちゃんいってらっにゃーい♪」フリフリ

上条「おー」スタスタ







~教室前~


上条(さて。姫神《オティヌス》はいるか……?)ガラッ


心理定規「あら、おはよう。あの人は?知らない?そう」スタスタ

リドヴィア「おはようです上条。…では私は今から会議がありますので」

ヴェント「ちょっと、上条当麻?アンタ毎朝私を通せんぼするのはなんなの?私に気があんの?」

馬場「いけっ、あの蚊のやつ!」カタカタ

ワシリーサ「あー…サーシャちゃんをヤりてぇ……」

駒場「舶来……」つ携帯ジー

海原(本物)「ああ、それでそんなに傷だらけなんですか」

海原(偽物)「ええ、なんとか命をとりとめた上で御坂さんのぱんちゅを入手しましたよ」


垣根「はよ。上条」フリフリ

トール「よっ」フリフリ

上条「ああ、おはよう」

上条「…」チラッ





上条(やっぱり姫神《オティヌス》は来てない、か……)


~HR~

天井「木原先生」ヒソ

病理「あら?ついに私に告白ですか?」ニコ

天井「いえ、彼女から連絡が」ヒソヒソ

病理「ちえー。……ふむふむ。なーるほど。わかりました」

天井「ええ。個人的事情ですから内密に」

病理「はいはい。うーん…ざーんねんですねぇ…姫神ちゃんは急性虫垂炎で暫くおやすみだそうでーす」

天井「おい、今内密にっつっただろ」


上条(…なんとなくこうなる気はしてたけどな)


病理「はーい、それでは今日も病理ちゃんの授業を始めていきますよー?」ニパー


病理「今日は皆さんにこの問題を解いてもらいまーす」“〆(^∇゜*)♪カキカキ


路 騎 剣 意 迂 偉 檻
傍 士   図 回 人 


病理「あ、縦に読んでくださいね?」


病理「実はこの単語の羅列にはある一定の法則があります。」

病理「路傍、騎士、剣、意図、迂回、偉人、檻…」

病理「檻の後に続く単語を考えてみてください。」

病理「ちなみに答えは一つではありません。」

病理「じゃ、上条くん?解いてくださーい」ニッコリ

上条「また俺すか?!」


病理「では…そうですね…もし上条くんが正解を出せなかった場合、ヴェントちゃんの片目が潰れます」

ヴェント「頼んだわよ、上条当麻」

上条「だからペナルティ重いって?!」

病理「では↓5までに回答をどうぞ。」

病理「その中に正解があればヴェントちゃんは助かりまーす」ニッコリ


病理「あ、一応ですがハズレです。残り↓4です」


上条(えー……路傍、騎士、剣、意図、迂回、偉人、檻……)

上条(わかんねぇ)

上条(なんッッッにもわかんねぇ!)

上条「全部…口が、ある……なぁ~…」チラッ

病理「ハズレですよ?」ニコッ

上条「っすよね~……」ヘヘヘ


上条(っえ~……なんだろ。さっぱりわかんねぇ)


病理「……おや。わからない、ですか?」


上条「え?いやいや!そんなことはありませんことよ?!」アセアセッ

病理「…うーん。じゃああと、2分以内に答えてください。でなければ……」


病理「アウトです。」ニッコリ


上条「!」ゾクッ

上条(何だ、今の黒い笑顔)

上条(やっぱりマジでやるのか?)

上条(くっそ、考えろ!考えろ考えろ、マクガイバー!)

上条(何か。何かないのか!)


病理「………あと30秒。」

上条「ええっ?!」


上条(ヤバイヤバイヤバイ!何も考えつかない!)

病理「…あと10秒ですよ?」

上条(なんだ……?路傍、騎士、剣、意図、迂回、偉人、檻……)

病理「9秒。」

上条(路傍、騎士、剣、意図、迂回、偉人、檻)

病理「8、7、6。」

上条(路傍、騎士、剣、意図、迂回、偉人、おr)ガブッ

病理「5。」


上条(いってー…舌噛んだ…不幸だ)


病理「4。」


病理「3。」

上条(だぶ、ぼう、ぎ騎士、剣、意図、迂回、偉人、檻……)


病理「…2。」

上条(………ん?)


病理「1。」

上条(………!そういう、ことか!)


病理「…残念ですが。タイムオーバーで 上条「わかった!」

病理「ふむ。わかりました。では、どうぞ?」

病理「10秒以内、一回だけ回答することを許します。」

上条「ああ。」コクン


上条「これ、頭に音階がつくと別の言葉になるんだ。」

病理「!」ピクッ

上条「ド路傍→泥棒、レ騎士→歴史、ミ剣→眉間、ファ意図→ファイト、ソ迂回→爽快、ラ偉人→雷神、シ檻→栞。」

上条「だから、正解はドがつくと別の言葉になる単語。『缶』や『寮』、『曜日』。ド缶→土管、ド寮→度量、ド曜日→土曜日
。」

上条「これが、正解だ!」


病理「…………」


病理「………」

上条「…あ、れ…………?」


病理「…」カチャン

上条「!?なんだよ、そのニードル・ガン!まさか、それでヴェントの目を…?!」

ヴェント「…」

上条「やらせるかぁああああ!」バッ!


パァン。


上条「………な………」

上条「う、嘘、だろ………?」



上条「う、うわぁあああああああああ!!!!」








病理「正解おめでとうです!上条くん!」ニコニコつ<※←ただのジョーククラッカー

上条「なんだよその前フリはぁああああ!!!」ウガァァア!!


病理「いやぁ、病理ちゃんも『ちょっとこの問題はノーヒントでは厳しいかなー』とは思ってたんですが」

病理「お見事です!上条くんはおりこうさんですねー」ダキ

上条「?!////」

病理「……私、賢い子は好きですよ?上条くん、私の子になっちゃいません?」ヒソ

上条「わ、あの、えと!///先生パジャマ姿でわかりにくいけど意外にスタイルがい ヴェント「待たんかいテメェコラ。」バキャ


ヴェント「お?なんでおまっ、ちょっとヒロインシフトしてんねんコラ。ああ?ヒロイン私だったろぉがよ?あ?」ガスガスガスガス

上条「ちょ、痛い痛い」

ヴェント「何先生といちゃらぶこきだしてんだよふざけてンのか?ふざけてンのかテメェ」

上条「いやだって」

ヴェント「だってもクソもねーよ何私ほっぽって禁断の関係になろうとしくさってんだよ」

上条「ご、ごめんって!」



ヴェント「そんなに抱きしめられるのがいいなら、私を抱けよ…」プイ


上条「」

今日はここまで

何故ageたし

じゃあいいよ!書くよ!短いけどな!


上条(これは…"収穫"と捉えていいのか?)ジー

ヴェント「な、なんだよ…」プイ

上条(元の世界のヴェントが俺に好意を抱く、なんてのは俺が生ゴミを喜んで食べるようになるのと同じくらいには有り得ない事だ)

上条(つまり、ヴェントも"入れ替わってる")


上条(……でも、誰だ?)


上条(クラスで俺に好意を持つ女子……?)ウムム

上条(いや、いなくね?)

上条(…新ポジか?)ウーン


上条「……………」チラッ

ヴェント(E:カチューシャ)「なによ、反省したワケ?」

上条(…ヴェント、カチューシャなんてしてたっけ?)





上条「………あっ?!」


上条(そうか、そうだったのか!)


上条(ヴェント→あの娘だったのか!)


上条(久々に学校に行った時!)

上条(街中で歩いてた時!)

上条(お風呂に行った時!)

上条(クラスの皆で鍋食いにいった時!)

上条(大覇星祭の時!)

上条(一端覧祭の準備の時!)

上条(必ず俺の側にいた…)


上条「あの、名前も知らない白いカチューシャつけたモブクラスメイトか!?」

ヴェント「……は?」


カチューシャモブ娘→ヴェント




※最近だと新訳9巻の中イラストで姫神の隣にいたり、新訳5巻の表紙にいる白いカチューシャ着けた娘。
なお、かなりの頻度で描かれており、アニメ(大覇星祭時)でも登場している。


上条(でも話した事もないのに…)

上条(記憶を失う前に、何かあったのか?)

上条(でも、間違いない。ヴェントが着けてるあの白いカチューシャはあの娘がつけてた奴だ)


ヴェント「…ちょっと?いきなりなんなワケ?カチューシャ?」

上条(そーいや、ずっと昔に土御門や青ピからも『カミやんの事を好きな奴がいる』みたいな事も…)

上条(知らなかった…)

病理「むぅー」プクゥ


病理「何に気づいたかはわかりませんが、病理ちゃんを放置とはいい度胸ですね?」プクー

上条「へ?あ、いやそんな事は」

病理「ふんだ!もう知りませーん」プイッ

病理「私の機嫌が悪くなったので、今日の授業は全部中止にします。号令!」

馬場「きりーつ」カタカタ

上条「どこの南の島の大王ですかアンタは!?」ガーン!


垣根「おいおい、頼むぜ上条ー。そろそろ中間テストなんだからよー」ブー

上条「ええ?!そうなの?!」

心理「そうよ?だから特に難しい病理先生のテストをパスするためにも、彼女の授業は聞いておきたかったわ」ジト

上条「ご、ごめん…」

トール「つーかよ、俺らはまだしも上条ちゃんは前の時点数悪かったから…今回頑張らないとダブるぜ?」

ヴェント「大変ね」ケラケラ

上条「」


上条(ま、マジか…)

上条(……つーか、テストって何やるんだ?)

上条(昨日今日と受けてきたけど、5教科すらやらなかったし…)

上条(考え事してたから大分聞き流した上によくわからんクイズしか出された記憶が…)


上条「なぁ!」

垣根「?」

トール「?」

上条「俺に勉強教えてくれないか?後テストがいつかも!」

垣根「おーいいぞ」

トール「じゃあ久々にやるか!勉強会!」

ヴェント「へぇー?いいわね。私も入れてよ」

査楽「あ、すみません。それ私も混ぜてもらっていいですかね?今回は私も不安でしてね」スタスタ

垣根「いいぜ!決まりだな!」

上条「あ、でもどこでやるんだ?」


トール「垣根んちは?」

垣根「やだね。この人数じゃ狭い」フルフル

垣根「お前んちは?」

トール「あー、無理。」フルフル

ヴェント「言っとくケド、私んちも嫌だから」

査楽「ふむ…では、貸切サロンはどうですかね?

トール「確かにいい提案だが…あそこは高いんじゃなかったか?」

査楽「それなら大丈夫ですね。私、丁度無料パス持っていましてね」ニヤリ

垣根「マジかよ?よく手に入れたな」

ヴェント「じゃあ、決定ね。各自準備したら校門前に。」


「「「おう!」」」


上条(なんかちょっとワクワクするな。)スタスタ

天井「ん?上条。授業はどうした?」

上条「ふぇ?!えーと…アハハ…」

天井「…ああ、また病理先生がボイコットか?」ニヤ

上条「ええ、まぁ」ハハ

天井「あの人はいつもそうだからな…ま、頑張れ。」スタスタ

上条「ありがとうございます」


上条「……」


上条(…ありえないよな。こんなの)


上条(あの小萌先生と入れ替わってるはずなのに、授業を気分でやらない教師。)

上条(まともじゃない学科の授業)

上条(それを、誰も『おかしい』と思わない。)


上条(オティヌスは結局姿を隠しちまったから、元の世界への手がかりも雲隠れ)

上条(サローニャの言った事と、オティヌスが言った事…どちらを信じるべきなんだ?)

上条(サローニャの推理は筋道は立ってるけど…でも確かに、"確実に入れ替わった"人がいる。)

上条(サローニャ、垣根、病理先生、査楽、ヴェント、一方通行。)

上条(…どちらにしろ、"入れ替わった"人を探しておいた方が良さそうだな)


上条(……ん?)


上条(そういえば。入れ替わる前の……俺の知ってる人達はどこへいったんだ?)

上条(インデックスは?土御門元春は?青ピは?小萌先生は?御坂は?カチューシャの娘は?)

上条「……」

上条(入れ替わった後の人達は俺が知らない人達や、関係が薄いやつばかりだった。)

上条(俺の周りにいる人達→知らない人達という事は)

上条(インデックス達は入れ替わった後の人達の"本当のポジション"に収まってる……のか?)

上条(だから会わないのか?俺が知らないくらいに関係ない人達になってしまっているから)

上条(…まぁ、偶然会いでもしない限りは確かめる事は出来そうもないけどな)


上条(でも、ポジションは変わってないけど入れ替わってる人ばっかりだったり…)

上条(新しいポジション、そもそもポジションが消えた奴もいる。)

上条(もっと情報やヒントが欲しいな…)


上条(…というか、俺このままだとダブるんだよな……それはマズイよな)

上条(もしオティヌスが言った事が正しいなら『3年A組』にいなきゃならないって条件をクリアするのが難しくなる。)

上条(俺もそのクラスに所属してなきゃいけないかはわからないけど、念のためにオティヌスの条件もクリアしておきたいし…)

上条(下の学年の奴が卒業式の真っ只中に、ただでさえ『入れ替わった奴等をA組に集める』なんて厳しい条件をクリアできるとは思えない。)

上条(それに『最高に幸せになった状態』にするのも難しくなる。)

上条(ダブった奴が進級した奴等と仲良くするのも各学年のスケジュールからして食い違うから接点作るのも難しくなるだろうしな)

上条(つまり、)


上条「…とりあえずはテストを頑張ってパスしないと…」



垣根「お、来たな。おせーぞ!上条!」フリフリ

トール「何か買ってかねぇ?」

ヴェント「お菓子くらいならいいケド」

査楽「ですね」


上条「悪い!待たせた!」タッタッタッ

今日はここまで







~コンビニ~


トール「おう上条ちゃん菓子買ってくけど何がいい?」

上条「え?いや別に」

トール「ほーん。あ、ちなみに俺はオレオ」

垣根「俺はハッピーターン」

ヴェント「私はましゅまろ」

査楽「私はじゃがりこですかね」


上条「……」

上条「じゃあ上条さんはチ」クルッ



\店員「アリガトウゴザイマシター」「コンダケデイイノ?」「ギャクニマダクウノカヨ」/


上条「」


査楽「あ、来ましたね」

上条「テメェらぁああああ!!俺を置いてくんじゃねーよ!?」ゼェゼェゼェゼェ

垣根「お前が遅ぇのが悪りィ」ニヤニヤ

トール「ははっ、上条ちゃんスゲー息荒ぇな!」ケラケラ

ヴェント「で?あんたは何か買ったワケ?」


上条「買えるわきゃねーだろ?!」ゼェハァ

ヴェント「…ふーん。ならさ、私のを―――」


垣根「おい、早くいこーぜ」

上条「ああ!……ん?今何か言ったか?」

ヴェント「…ぶぅえっつぬぃぃ?」プイッ


~貸し切りサロン~

査楽「ここですね」

垣根「へー…なんだろ、カラオケのちょっと広い部屋とホテルが合体したみたいな?」

トール「常盤台のオジョーサマ達も"秘密基地"みたいに利用してるらしいが…納得だな」

ヴェント「サービスや娯楽施設もオプションでついてる。寮の自分の部屋よりも楽で楽しそうだし…まぁわかる気はするわ」

上条「ちなみにこれいくらくらいかかるんだ?」

査楽「一日使い放題で…大体3万ですね」

上条「」






上条「んじゃ、早速やるか。」

上条「なぁ、過去の病理さんの問題って」クルッ



トール「オレオうんめェー」モシャモシャ

査楽「じゃがりこうんめェーですね」モシャモシャ

垣根「ハッピーターンうんめェー」モシャモシャ



上条「勉ッッ!強ォォオオオ!!!」


ヴェント「……」

ヴェント「ま、ましゅまろうんめェー……/////」ポソッ

ヴェント(な、なーんて!なーんて!///)チラッ

上条「」←絶句


ヴェント「ッッァアアアア!!!ましゅまろうんめェェェなァアアアア!!!畜生がァアアアア!!!」←ヤケ


上条「お前らぁ!いい加減マジメに勉強するぞぉぉおおお!!!」


垣根トール査楽ヴェント「「「「おう!!!」」」」




垣根←アメフトの格好

トール←ウェイトレス

査楽←猿の着ぐるみ

ヴェント←ビキニとサーフボード


上条「 」ブチッ





上条「…んで?」

垣根「そーだな、数的処理とかは前に出たから…たぶん論理クイズみたいなやつじゃね?」ボッコボコ

トール「いやぁ、でもわかんねぇよ。病理ちゃんは意表ついてくるからなぁ」ボッコボコ
査楽「ですね。『前はこうだった』が通じない相手ですからね」ボッコボコ

ヴェント「んー…でも問題傾向くらいは掴めるだろうから、一応過去問をやっとく事をお薦めするわね」ボッコボコ

上条「へぇー」


上条「じゃあ幾つか出してみてくれないか?」

ヴェント「いいケド」


垣根「じゃあいつだかの『名言』シリーズからいくか。」

上条「『名言シリーズ』?」

査楽「中間の時のやつですね。偉人の名言の穴埋めですね」

トール「俺アレ全くわからなかったな」

ヴェント「私も。意表を突かれたわね」

上条「へー…」


垣根「山本五十六(元帥・海軍大将・連合艦隊司令長官)」

垣根「『やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かず。
   【              】
   やっている 姿を感謝で 見守って 信頼せねば 人は実らず」

垣根「これの【 】内を埋めろってやつ」

上条「な、何それ」

垣根「答えは『話し合い、耳を傾け承認し、任せてやらねば、人は育たず』だ」

上条「 」


トール「オットー・フォン・ビスマルク(ドイツの鉄血宰相)」

トール「『青年に勧めたいことは、ただ3語に尽きる。すなわち「【    】」だ。』」

上条「」


トール「答えは、『働け、もっと働け、あくまで働け』」


査楽「スティーブ・ジョブズ(アップル社のCEO)」

査楽「『進み続けよ、決して【  】してしまってはいけない』」


査楽「答えは『安住』ですね」

上条「」


ヴェント「ウォルト・ディズニー(ウォルター・イライアス・ディズニー)」

ヴェント「『好きなことだけにのめり込んではいけない。
      他の分野へチャレンジできなくなってしまうからだ。
     【   】以外、見えないようにするのは馬鹿げたことだ。


ヴェント「答えは『自分の好きなもの』」


上条「」


上条(なんか、この世界で上条さんが点数悪かったって凄い納得した)


垣根「後は…」

査楽「『どちらが"正義"か』とか…ですかね?」

ヴェント「ああ…あの『答えなんてない』ってヤツ?」

上条「どんな問題なんだ?」


ヴェント「…『君は医者だ。』」

ヴェント「『ある日、君の元へ5人の重傷患者と一人の軽傷患者が来院した。』」

ヴェント「『5人の人間はいずれも通常の方法では治せず、「臓器移植」するしかなかった』」

ヴェント「『そしてドナーはおらず、現れず、また機械臓器もないとする。このままでは確実に数日内に死ぬ。』」

ヴェント「『だが、奇跡的に…(医学的根拠は考えるな)一人の軽傷患者の臓器を全部移植すれば、』」

ヴェント「『5人が全員、確実に助かるとする。』」

ヴェント「『あなたはどうする?』」


上条「それは……一人の軽傷患者を助けて5人を見殺しにするしかないんじゃないか?」

ヴェント「そうね、『現実の医者』ならそうするしかないわ」

ヴェント「でも、これは『どちらが正義か?』という質問で締め括られてたのよ」

上条「どちらが…?」

ヴェント「そ。」

ヴェント「だってさ、人権だとか倫理とか。そういうもの全部取っ払った上で考えてみてよ」

垣根「"一人"と"5人"だ。単純に、ソイツ一人が犠牲になるだけで"5人も"助けられるんだぜ?」

垣根「俺なら、ソイツぶっ殺して5人を助けるね」


査楽「私は『一人を生かして五人を見捨てる』と書きましたね」

上条「…それって、結局何が正解なんだ?」

ヴェント「それがね、」

トール「『あなたが悩み抜いて、「それが一番"正しい"」と思える答えを出したのなら。
    私は"○"をあげます』っつってた」


上条「……何か、説教されてるみたいだな。」

上条「『偉人はこう言った。参考にしろ』」

上条「『"正義"は考え方で幾らでも変わる。自分の正義を信じなさい』」


上条「そんな風に言われてるみたい……な」


垣根「そーだな。……で、そのジャンルが多岐に渡るときたもんだ。」

トール「たぶん、病理ちゃんは俺達に『単純な学問以外にも大事なモノがある』って伝えたいんじゃねぇかな」

査楽「それを受けとるのがまた大変ですけどね」ハハ

ヴェント「嫌いじゃないけどね」フッ

上条「へー…って、」



上条「ようするに次どんなん来るかマジでわかんねぇってこと?」

「「「「わりと」」」」


上条「他は?!他のヤツを教えてくれ!」

ヴェント「他ぁ?他は…そうね、アックア先生の『体育』、木山先生の『バイオ』、天井先生の『数的処理』…」

査楽「木原先生の『家庭科』、ローラ先生の『古典』ですかね」

トール「どれもムズいぜ?」

上条「なんか今ツッコまなきゃいけないとこがいっぱいあった気がした」


垣根「でも病理先生のやつ一個パスするだけで他が例え零点でも進級進学はできんだぜ」

上条「どんだけ配分あるんだよ」

査楽「うちの学校、一番権力持ってるの病理先生ですからね」

上条「それでもその理屈はおかしいけどな!」

ヴェント「でもアンタそれで助かってたじゃない」


ヴェント「つか、今年もそうなるんじゃない?」

上条「?」


ヴェント「アックア先生の『体育』は1万km走で理想タイムを出す事」

ヴェント「木山先生の『バイオ』は『何故動物は『能力』を使えないかを否定する』小論文」

ヴェント「天井先生の『数的処理』は単純アンタバカだから無理っぽいし。」

ヴェント「木原先生の『家庭科』は『妊婦の人に気を使う家庭料理を作る』」

ヴェント「ローラ先生の『古典』は『私の言葉を現代語訳したるのよ!』でアンタアホだからできなそうだし」

上条「最後」


上条「?待てよ最初っから問題はわかってるんだよな?」

トール「何を今更。死活問題を聞いてなさすぎだぜ上条ちゃん」

垣根「サービスなんだってよ。サァアビス。難しいからな」ッハ

上条「病理先生のは?」

査楽「それが…病理先生だけは教えてくれないんですね」

上条「oh…」


上条「……ん?」

上条「そういえばテスト期間っていつからなんだ?」

トール「ハァ?上条ちゃんそれも聞いてなかったのか?」

査楽「恐ろしいですね…」

垣根「…あぁ、それについては事情があるからな。」


ヴェント「明後日よ」

上条「……?」







上条「ゑ?」












上条「そんなの知らない」

今回はここまで


テスト当日


上条「………」ズーン…


上条(無理だろこれ)

上条(サローニャにも手伝ってもらったり皆と勉強したりしたが一向に光が見えなかった)


上条「つーか」






アックア「では今から『体育』のテストなのである。」

アックア「手段は問わん。この1万Kmを10分以内に駆け抜けるのである!」


上条「なんのテスト?」


垣根「未元物質ー」バサー

トール「全能モード!!」ブワッアア!!

ヴェント「風」ビュオオ!

査楽「垣根さんの後ろにでも移動し続けておきますかね」ヒュッ

ワシリーサ「『一本足の家の人喰い婆さん♪』」

海原(本物)「さ、行きますか。車を用意してますから」

海原(偽物)「ありがとうございます」

姫神「ありがとう。」ヨイショ

馬場「行くぜ、ドラゴンライダーぁあ!!」ブォオン!

リドヴィア「ふふふふふふふふふふふふふふふ!!!この艱難辛苦をまっていました!この日のために霊装を用意してましたので!!!」ヒャッホーイ!

上条「くそ、上条さんにはそんな手段ねーよちくしょぉぉおおお!!!」タッタッタッ


アックア「上条、理想タイムどころか時間内にたどり着けなかったので0点」

上条「」

木山「では『バイオ』のテストだ。事前に指定していた通り、『何故動物は『能力』を使えないかを否定する』小論文を書きたまえ」

上条「へっ、上条さんにできると思ってるのかよちくせう」

天井「では『数的処理』のテストだ。次の問題を解いてくれ」



天井「『A町からB町にむかって一定の速さで歩いている人がA町発B町行きのバスに7分ごとに追い越され、B町発A町行きのバスに5分ごとに出会った。』」

天井「『このバスはA町行き、B町行きともに等速度で走り、等間隔で運行しているものとすると、バスは何分何秒ごとに発車しているか。』」


天井「A.5分40秒。B.5分50秒。C.6分00秒。」

天井「D.6分10秒。E.6分20秒。」


※制限時間30秒


上条「」

上条(え~っと……?Aが追い越してBがー…)

上条(わからん)

上条(適当に書くか…Eでイーや。なんつって)カキカキ


天井「皆終わったようだな」

天井「これは前に授業でやった【超高速解法の式】を使えば解ける問題だ。」

天井「(7+5)÷2=6
   (7-5)÷2=1
   (6+1)×5÷6=5と5/6」


天井「正答:5分50秒。すなわち、答えはBだ。」


上条「」



〓〓家庭科室〓〓


テレス「じゃ、『家庭科』のテスト。『妊婦の人に気を使う家庭料理』を炊飯器で作ってちょうだい」

上条(黄泉川先生?!)


テレス「………で、おにぎりね…」

上条「温もりが感じられるかなって」


上条「……15点くれたけど」


ローラ「さて。次は私の『古典』なりけるのよ!」

ローラ「私の言葉を現代語訳したりて?」ふふん


上条「あ、自分の言葉づかいがおかしいってわかってたんすね」


ローラ「えー、」コホン。


ローラ「むねつぶるゝ物

むねつぶるる物。競馬(くらべうま)みる。

元結(もとゆひ)よる。

おやなどの心地あしとて、例ならぬけしきなる。

まして世の中などさわがしと聞こゆるころは、よろづのことおぼえず。

また、ものいはぬちごの泣き入りて、乳ものまず、乳母(めのと)のいだくにもやまで久しき。

例の所ならぬ所にて、ことにまたいちじるからぬ人の声聞きつけたるはことわり、こと人などの、そのうへなどいふにも、まづこそつぶるれ。

いみじうにくき人のきたるにも、またつぶる。

あやしくつぶれがちなるものは、胸こそあれ。

よべきはじめたる人の、今朝の文のをそきは、人のためさへつぶる。」


ローラ「はいっ!じゃあ今言ったのを現代語訳して全部紙に書きたるのよー」


上条「無茶ぶりすぎんだろ!」


上条「くそ、全然わからん…というか後半忘れた」ガシガシ

ローラ「しゅーりょー!しゅーりょーなりけるのよ!はい!そこペンを置きなさい!」

ローラ「では、正解を。」コホン。

ローラ「むねつぶるる物。
    文の清げな姿。胸どきどきはらはらするもの、競馬を見る。
    もとどり結ぶ紐よれよれ。
    親が心地悪いと言って、ただ事ではない気色である。
    まして、はやり病で・世の中が騒がしいと聞く頃は、万の事、何も考えられない。
    また、もの言わない幼児が泣きだして、乳も飲まず乳母が抱いても止まず久しい。
   いつもの所ではない所で、とくにまだ、はっきりと人に知られていない恋人の声を聞きつけたのは当然、他人がその人の身の上話をしているのも、まず胸どきどきする。
   ひどく憎らしい人がやって来るのもまた胸さわぎどきどきする。
   なんともふしぎに、どきどきはらはれするのは胸である。
   昨夜初めて来た男が今朝の文の遅いのは、他人のためでさえはらはらする。」

ローラ「以上!」


上条(や、ヤバイ…マジでヤバイ!)


上条(一部を除いてまともなテストじゃなかったとはいえ、このままだと間違いなくダブる!!)


上条(ぐああ!!最後の病理先生に賭けるしかね―――!!)ガシガシ


キコキコキコキコキコキコキコ……


病理「はいはーい!ではでは。満を持っして病理ちゃんの番ですよー?」ニコニコ

上条(ついに来たか…)ゴクリ

上条(これでアウトだったら、俺はおしまい…)

病理「ふふー。皆さん頑張ってくださいね?成績が悪い子は一発逆転のチャンスですよー!」ニコニコ

上条(う…こっち見てる…)



病理「はい、では今から『道徳』のテスト始めまーす!」

上条「ど、道徳ぅぅう?!!」

上条「え?!はぁ?!道徳のテストなの?!」

上条「今までの授業とか死ぬほど関係なくね?!」


病理「上条くん?うっせーですよー」ニコニコ


病理「えー、初めに言っておきますね?けっこー難しいです。」

上条「」

病理「あ、これで上条くんの運命が決まると思ってください」ニコニコ

上条「やめて!プレッシャーかけんのやめて!」


病理「では配ります。」つ


上条「…」ドキドキ





上条「?」


上条(なんだこれ?普通のA4の白い紙?)

上条(…表にも裏にも何にも書かれてない…)


病理「では。このテストを受ける上でのルールを言っておきます。」


病理「たぶん、皆さん『なんだこりゃ?どう解答すればいいんだ?』と思ってると思います。」

病理「1。質問は1つ、答えも1つです。
  (ちなみによくある意地悪クイズみたいに『1つ』が正解ではありません)」

病理「2。私や、あそこにいる警備員に話しかけたら失格です。」

病理「3。そして、配られた紙を"損なえば"失格。」

病理「4。また、いかなる理由があろうとも、この教室から出たら失格です。……何か質問は?」


シーン…


病理「……では、時間制限は90分とします。難しいですから少し長めに設定しておきます。」



病理「では、スタートです」


トール「……?」

ヴェント「?」

査楽「…?」

垣根「?」

ワシリーサ「?」

馬場「?」

海原S「「?」」

リドヴィア「?」

駒場「?」


上条「?」


リドヴィア(とりあえず何か…名前くらいは書いておくのがベストですので…)カキカキ



旅掛(警備員)「アウトだ」ガシ

リドヴィア「へ?」

病理「リドヴィアちゃん、0点でーす」ニッコリ

旅掛「さぁ来い」ズルズル

リドヴィア「ので―――――…………」ズルズルズルズル


バタン。


上条「」


駒場(なるほど……何かを"書く"のはルールの内の『紙を損なう』に該当するのか…)

駒場(『質問は1つ』、『答えも1つ』…)

駒場(…わからん)


トール「どう思う?垣根。」

垣根「おま、話しかけてくんなよ…」

トール「いや大丈夫だろ。病理ちゃんは『私か警備員に話しかけたらアウト』とは言ったが、逆に言えば『他の受験者と相談はアリ』って事だ。」

トール「現に…ほら、警備員は俺をアウトにしねぇ」

旅掛「……」

垣根「確かにな…」


ヴェント「ねぇ、なんだと思う?」

査楽「すかしてみるとか、炙り出しとかですかね?」

馬場「そりゃこの前やったけど…」

上条「あったの?!」

ワシリーサ「ふーん?じゃ、私火を出して見るわね?『魔術をつかったらアウト』なんて言ってないし」

ワシリーサ「『一本足の人喰い婆さん♪』」




ワシリーサ「…ダメね、燃え出すまでやったけど何にも浮き出てこなかったわ」

旅掛「アウトだ」ガシ

ワシリーサ「あ」


ワシリーサ「サーシャちゃぁあああああああ―――――ん……………」ズルズル


バタン。


馬場「すかしてみたけど……ダメだな、何にも変化はない」

馬場「水……唾液とか?」ペロペロ

馬場「…ダメだ、ちょっとふやけるくらい舐めたけど変化なしだ」

旅掛「アウト」ガシ

馬場「あ、やっぱり?」ズルズル

馬場「あは―――――ん……」ズルズル


海原(本物)「…どうやら、紙自体に何かを求めるべきではないようですね」ハハ

海原(偽物)「となると、まずは"質問の意図"を考えなければ。」

海原(本物)「紙……白……1枚…一つ」ブツブツ

海原(偽物)「!わかりましたよ…!」フフフ
海原(偽物)「これは一つの白いかみを答える事が質問だったんですよ!」

海原(本物)「と、いいますと?」

海原(偽物)「ふふふ…一本の白い髪…と言えばいいでしょうか?」

海原(偽物)「病理先生やあそこの警備員はそろそろ白髪の一本や二本が気になる頃のはず!」

海原(偽物)「それを探しだせってことなんですよ!」

海原(偽物)「というわけで病理先生の頭を…」ガシ

病理「アウトです」ピキピキ

海原(偽物)「」


海原(偽物)「ま、待ってください!自分は話しかけてなかったでしょう?!」アタフタ

病理「いや今話しかけましたし。むかつくのでアウトです。海原くん―50点です」

海原(偽物)「」

旅掛「言っとくが俺も白髪はないからな?」ズルズル

海原(偽物)「御坂さぁあああああああ――――ん―…………」ズルズル


バタン。


上条(…さて、困ったぞ)

上条(見た感じ誰もわからないみたいだ)

上条(俺は俺で答えを出さないと…)






残り時間:5分


上条(…ダメだ、わからん…)

上条(トールは垣根との口論の末に紙を破ってアウトに)

上条(ゴリラみたいな人は「わかった!これが、俺の答えだ…!」って病理先生に何かを言おうと話しかけてアウトに)

上条(垣根は飽きて退室してアウト。)

上条(査楽はトイレ行ってアウト)

上条(ヴェントは海原と心理定規との争いの果てに相討ち…)

上条(なんやかんやで教室には俺一人になっちまった。)


上条「俺は、どうすれば…」

病理「上条くん。」

上条「……」


病理「もう受験者はあなただけですし…特別にこのテストの答えを私に解答するのを認めます」

病理「…私は既に質問をしました。」

病理「あとは、あなたが答える番です。」


病理「さぁ、答えてください。」


上条「……」


上条「↓5」



※今回はここまで。例のごとく、↓5までに答えをどうぞ。
 (ちなみに乙レスや相談は解答レスには含めません)


病理「解答することができる枠はあと一つありますが…話を進めますか?」

病理「今までの中で正解が出たか出てないかは答えられませんが。」


残り↓1。早いもの勝ち。

病理「わかりました」ニコ

病理「では、相談、乙レスは解答権を阻害しないものとして扱います。」

病理「ただ、自信があれば答えてしまっても構いません。↓1です」

たぶん病理先生の質問は「何か質問はありますか?」だよな?
それ以外の質問なんてないし。
だとすると素直に「ありません」とか?

道徳っぽい答えかたしなきゃいけないわけじゃないんじゃないか?


上条(この問題は……まず『質問』がわからなかった。)

上条(そもそも何を求められていて、何を答えなければならないのか。)

上条(ヒントは4つのルールと白い紙。)


上条(……そうだ。わかるわけないんだ。)


上条(そうとも。)


上条(他の奴等のように、いくら配られた紙から質問を見出だそうったって、)





上条(配られた紙と問われている『質問』は全く関係がないんだから!)


上条(そう。病理先生が今言ったように、『質問』は既にされていた!)

上条(病理先生はこのテストを始めてからたった一回だけ俺達に質問した!)

上条(4つのルールを言った後の!)



上条(『………何か質問は?』!!)


上条(だから。)

上条(俺の、)







上条(俺の答えは……!)




上条「『質問はありません』」


病理「……」


病理「……」














病理「満点です」ニッコリ


上条「!」ガタッ

病理「よく気づきました!えらい!えらいですよ!上条くん!」ギュ!

病理「そうです!大正解です!」ギュウウウ!!

上条「せ、先生…苦し…/////(やわらけぇ……)」

病理「よく考え、よく頑張りました!先生上条くんをいっぱいナデナデしてあげます!」ナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデ!!

上条「//////」


病理「ごほーびに『前回の』マイナスを帳消しにした上でプラス点をあげましょう!」デコチュ♪

上条「ふおっ?!///」

病理「ふふふ♪ほかにも何か欲しいモノ、ありますか…?」フフ…

上条「せ、先生!この問題の解説をしてもらえませんでしょーか!より理解を深めたいので!」アセアセ!

上条(これ以上されたら何か変な気分になる!)

病理「ふむ。いいでしょう!では解説です。」


病理「実はこのテスト、『答えるまでが大変なテスト』なんですよ」

上条「答えるまで?」キョトン

病理「そうです。4つのルールを思い出してください」


病理「最初のルールは解くカギでありながら思わず存在しない答えを探してしまうよう誘導するルール。」


病理「二番目のルールは解答の模索と、『答えがわかっても答えさせない』ためのルール。」


病理「三番目のルールは"紙"そのものには『質問』と『答え』がない事を気づかせ、または永遠に解けない思考ループの迷宮に誘うためのルール。」


病理「最後のルールはこのテストで私が見たいモノを見せてもらうためだけのルール。」


病理「総括すると……このテストは、」


病理「90分間、自分の紙(じゅけんしかく)を守り抜き、また、『質問』を見つけた上でテスト終了後にしか『回答』する事が出来ない。」



病理「『とてつもなく精神的にタフな人』でなければ正解できないテストだったんです」


病理「『90分間』という長い時間。常に緊張状態を保たなければならない。」

病理「そんな中、脱落者は何人も出る。」

病理「しかし答えはわからず、また解答もさせてもらえない。」

病理「時間だけが無情に過ぎていく中、トイレにも行けない。」

病理「しかもトールくんのような一見『非常識』なルールの穴を突いた指摘がなされた場合は更に面倒になります。」

病理「『会話』や『席を立つ』事、配られた『問題用紙をどうにかする事が出来る』ということは」

病理「脱落者や、誰かの紙(じゅけんしかく)を奪って色々確かめる事も出来るという事です。」

病理「つまり『協力』だけでなく。喧嘩にも成りうり、騙しや不意打ちなどによる仲違いなんかでテストだけに思考を集中させてくれなくなる。」


病理「だから私は最初に『この問題は(回答するのが)けっこー難しい』と言ったんです。」

上条「な、なんつーテストだ……」ゴクリ

病理「ふふー」ニコニコ

上条「くっそ、トールの奴余計な事を…」


病理「あらあら?もしトールくんが指摘しなかった場合は私が皆に『会話する、席を立つ等はOKです』と言いましたよ?」ニコ

上条「ふぇ?」

病理「私がこのテストを選んだのは。」


病理「『異常な空間とルールの中、絶えず冷静に思考する事ができるか』」

病理「『協調性をどこまで持て、自由な発想がどこまでできるか』」

病理「『また、その自由な発想を試行錯誤していく中で「やっていい事」と「やってはいけない事」の線引きをその人はどこまで引いているか』」

病理「『最後まで諦めず、やり抜く気概があるか』」


病理「そういうモノを見たかったからなんです」


上条「……!」

病理「ふふ。ほら、『道徳』のテストでしょう?」


病理「私の『道徳』の教育信条は『この道徳的問題をどう解く?』なんです。」

上条(オヤジギャグ……?)

病理「一般的な道徳の授業って、退屈な話の本を読んだりビデオを視たりするくらいじゃありませんでしたか?」

上条「ああー……(記憶ないので上条さんにはわかりませんが)」

病理「…正直。そんなの右から左じゃないですか。私だってそうでしたよ」ぷぅー!

病理「それじゃ意味ないじゃないですか。」


病理「そもそも『道徳(モラル)』を使う時っていうのは日々の生活の中じゃないですか。」

病理「でも状況や案件内容は常にケースバイケース。
   しかも国や地位、宗教や生い立ち、仕事や人によってモラルの基準は変わります。」

病理「冷静に、客観的に見て。よく考えた上で良心があり、『こうする事が一番正しい』という判断をする力を養ってほしい。」

病理「だから私は一方通行にあなた達へ『こういう優しい心を持ちましょう』という情報を垂れ流すのではなく、クイズという問題を解かせるという形で、」

病理「積極的に『道徳』を学ばせようとしているんです」ニコッ


上条「へぇ……」


上条「いや普段の授業内容とか、ペナルティーとかは…」

病理「アレは私がああいうわかりやすい『不条理、非常識、道徳的ではない』というモノになる事で皆の反面教師になろうとしているんですよ」フフ


病理「それに、ああいうエキセントリックなエンターテイメントがあった方が面白いですし、エキサイトしませんか?」クスクス

上条「…そうかもしれないですね。」ハハ






病理「ではでは!気をつけて帰ってくださいねー」フリフリ

上条「あ、はーい。」テクテク

病理「あ。個人授業はいつでもオーケーでーす」ニコッ

上条「////」


上条(はー疲れた。)テクテク

上条(しっかし意外だったな。病理先生にあんな考えがあったなんて。)テクテク


上条(ま、これで上条さんはダブりは防げたわけですし!よかったよかった!)テクテク


垣根「お、来たな!」フリフリ

トール「よー上条ちゃん!テストどーだったんだ?」フリフリ

ヴェント「手伝ってやったんだから、ちゃーんと報告しなさいよねぇ!」

査楽「お疲れ様でしたね」フリフリ


上条「おう!聞いて驚け!満点だったぞ!」ニカッ!


「「「「ええええええええええええ?!!!」」」」

今回はここまで。

ちなみに各テストは大体元ネタがある。

数的処理、古典は検索かけて出た中からよさげなのを。

バイオは作中で確か小萌先生が言っていた「常盤台の子の動物は能力が使えない」論文。

アックア先生と木原先生のは適当に思い付いたのを。

病理先生のテストは『エグザム』って映画のテストをまんま引用した。(ドロドロした原作とは状況やら何やらは多少変えたけど)

面白いのにあんまり周知されてない。

ので、勿体ないから書いた。では

魅惑の仮病キャラだからさ
一応あれで武装もしてる

大体>>325の言う通り。更に理由をつけ足すなら

単純に車椅子の方が>>1は萌えるから。


ヴェント「あんた何やったワケ?!病理先生にナニしたのよ?!」ガックンガックンガックン

上条「い、いやナニもしてな」

査楽「いーや嘘ですね!あんな難しいテストを上条くんが満点とれるなんて思えませんね!吐け!吐いてもらえませんかね!?」グイグイグイグイグイグイ

上条「ちょっ、首が…」グググ

垣根「テメェ!病理先生がお前をお気に入りにしてるのをいいことにヤったんだろ!!さぁ言え!微に入り細に入り語りやがれ!!」クビシメ

上条「…っ………っ…」ジタバタジタバタ!パ…クパ…ク…

垣根「おら、早く吐け」ゲシ

上条「  」

トール「おい待てお前ら上条ちゃん息してない」







上条「ぜーっぜーっ……お前ら後で覚えてろ…」サンソキュウニュウ

査楽「なるほど…あの配られた紙は『問題用紙』ではなく『受験資格』だったわけなんですね」フム

トール「俺はそもそも『質問』がマジわかんなかった」

ヴェント「はー…じゃあ途中で仕方なく攻防した私は点数悪いカナ?」

垣根「さあな。俺は途中で飽きたしなぁ…」

査楽「ところで。テストも終わりましたし、これから打上げでもやりませんかね?」ぱーっと。

トール「お?いいかもな!俺はノるぞ!」

垣根「あ、じゃあ俺も。」

ヴェント「私も」

上条「あ、じゃあ俺も」




〓〓カラオケ〓〓



ヴェント「夢にまで見たよなセカイは♪争いもなく平和な日常ぉ♪」

上条「でも現実は日々トラブって♪たまに悔やんだりしてる♪」

上条ヴェント「「そんなRolling day's♪」」

上条ヴェント「「oh♪year♪oh♪つまづいたってWait to go♪」」

上条ヴェント「「yearー♪yearー…♪」」


上条ヴェント「「泥だらけRolling star♪」」


垣根「ヒュー♪」

トール「いえー!」

査楽「上手いですね!」チパチパ!





トール「WAR♪WAR♪争いはSTOP IT♪」

トール「WAR♪WAR♪愚かさ消え去りし♪」

トール「WAR♪WAR♪憎しみはSTOP IT♪」

トール「WAR♪WAR♪愛には勝てぬから♪」

トール「今世の中に生まれたままのこのパワー。体中で浴びろ光自然のシャワ!」

トール「何が善で悪で丸め込んでやめろ向う正義の力!」


上条「意外に古い…誰も知らないんじゃないかこれ…」


査楽「ボ♪ク♪らっが♪生ーまれてくーる♪」

査楽「ずっとずっと♪まーえにはもー♪」

査楽「アーポロ11号は♪月に行ったっていうのに♪」

査楽「ボ♪ク♪らはこの街が♪まだジャングルだった頃から♪」

査楽「変わらない愛のかたち探してる♪」


上条垣根トールヴェント((((若干下手だな…))))


垣根「ゆぅめっじゃない♪あれもこンれもぉ♪」

垣根「今こーそ胸を♪はりましょっおー♪」

垣根「しゅーく♪ふくが♪欲しいのなら♪よろこーびを知り♪パぁーっと♪ばらまけ♪」

垣根(ははは!いわゆる『皆で歌える歌』だ!)

垣根(コイツら皆好き勝手歌いやがるが、俺は違う!アンサー歌やデュエット、合いの手、合いラップ、ボイパー…全部できる!)

垣根(ちゃんと皆で盛り上がれる歌を歌うのがカッコいいからな!)

垣根「その真ーっただ中♪あばーれてやりましょおー♪」

垣根(さあ!もうすぐフィナーレだ!皆で『ウルトラソウル!』と叫ぶぜ!)


垣根「そーしてっ♪はーばたーく…」




垣根「ぅぅウルトぅラすぅおぉる!」ヘイ!


ヴェント「ねぇ、ポテト遅くない?」

査楽「そういえば…」

トール「そうだな」



垣根「?!」


垣根(くっ、負けるか!まだ歌詞はある!)


垣根「ウルトラッソウル!!!」ヘイ!



垣根「…」チラッ


店員「おまあせしやしあー山盛りポテトっす!」ヘラヘラ

上条「あ、ちょうど来たな」

ヴェント「やっぱポテトよね。安価で美味しいし」

査楽「ですね」

トール「この辺に置いとくな」コト



垣根(誰も聞いてねぇ)


ヴェント「…そーいえばサ」モキュモキュ

上条「ん?」

ヴェント「あー…」

ヴェント「………ゴメン、やっぱなんでもない」

上条「? なんだよ言えよもやもやしますのことよ?」

ヴェント「いいっつってんでしょ」グイグイ

上条「モガッ?!おま、上条さんの口にポテト突っ込むなよ!あもごっ?!」


トール「おい、垣根が一人ポテトタワーゲームやるってよ」

査楽「バカな…!あんな状態から?!」

垣根「ハッハー!見やがれ!俺の勇姿を!」

グラッ。バシャーン!

垣根「」


上条「…あーあ…散らばっちゃったよ…」

査楽「当然の結果ですね。あ、もう一つ頼みますけど垣根さん払ってくださいね」モシモシ

トール「おいおい垣根ーやめろよな…」モグモグ

ヴェント「あんたは床に落ちたポテト食うんじゃない」ペチ


垣根「クソッタレ…」







垣根「じゃーな!」

トール「またな!」

査楽「では、また明日ですね」フリフリ

上条「おー。また明日!」フリフリ



上条「……」


上条「………」


上条「…帰らないのか?」



ヴェント「……」


ヴェント「…ちょっと話があるんだケド」

上条「わかった。そこの公園でいいか?」

ヴェント「ん。」




〓〓とある公園:ブランココーナー〓〓


上条「…話ってのは、さっきカラオケで言いかけた事か?」キィコキィコ

ヴェント「そうね」


上条「……」

ヴェント「……」


ヴェント「…アンタ、変わったわよね」

上条「……え?」

ヴェント「すっごく明るくなったっていうか……
     ちょっと前のアンタだったらさ、私達とあんな風には仲良くしなかったじゃない?」

上条「?」

ヴェント「ほら、何て言うか…仲良くなるのを怖がってたじゃない」

上条「そうか?」

上条(えー…?垣根達との今まで付き合いとか話でそんな事は全然聞かなかったぞ?)

ヴェント「『私達と仲良くなってる』って気づくと少し距離を置こうとしたりとか」


上条(……この世界にいた(という設定の)、前の"俺"ってそんな卑屈だったのか)


ヴェント「まあ、今のアンタの方が私としては好きだケド」

上条「……」

ヴェント「なんかあった?」

上条「いやっ、別に?」アセアセ

ヴェント「……それとも。」

上条「?」


ヴェント「垣根が言ってた、『上条が記憶盗られて洗脳かけられた』ってのはホントなワケ?」ジィッ

上条(垣根め…)


ヴェント「ま、なんでもいいケド。」クルッ

ヴェント「話はそんだけ。大した事なかっただろ?だからさっきはやめてたの」スタスタ…

上条「……」

ヴェント「……」ピタ



ヴェント「……"話"、したくなったらしなさい」

上条「……」

ヴェント「んじゃ。また」ヒラヒラ



上条「……」


上条「……」キィコ、キィコ。


上条(……ひょっとして。)

上条(俺が持ってる『前の世界の記憶』は偽物なのか?)

上条(本当は、『前の世界』なんてものは無くて、俺はこの世界にいた『卑屈な少年A』で。オティヌスは俺から記憶を奪って違う記憶を植え付けていただけなのか?)

上条(いやオティヌスがやったんじゃないにしろ、オティヌスはそんな俺を利用しようとしてるとか?)

上条(本当は、今ここにいる"俺"という『上条当麻』なんて存在しなかったのか?)


上条(……"俺"は、誰なんだ?)


上条(俺はもう一度『自分の立場』を考えなきゃいけないのかもしれない。)



上条(『前の世界から来た上条当麻』なのか)

上条(『平行世界からこの世界に飛ばされた上条当麻』なのか)

上条(『この世界で生きていた上条当麻が何かされた後の上条当麻』なのか)

上条(『世界を移動したのではなく、世界そのものの"設定"が変更された』のか)

上条(パッと思い付いたのはこれくらいかな)




「悩んでいるようだな」



.


上条「…探したぞ」

「そうか?学生生活を満喫しているようにしか見えなかったが」

上条「ずっと見てたのかよ…」

「ずっと側にいたからな」

上条「……俺に説明をしてくれるためにわざわざ俺が認識できるようにしてくれた…って解釈でいいか?」

「ああ。」

.




上条「よぉ、オティヌス。」


姫神「よぉ、上条当麻。」



.

今回はここまで。影が薄い姫ティヌスさん再び。


紺碧色の空。公園内の白く光る外灯に羽虫らが集まっている。

時刻は22:23。最終下刻時間などとうに過ぎている。

自分は警備員《アンチスキル》の補導対象であるのだから早々に帰るべきなのだろうが、捕まる心配はなさそうだった。

姫神《オティヌス》が現れてから。

さっきまで公園内にいたスキルアウトも、さっきまで見えていた公園の外を歩く人や清掃ロボも居なくなっていたからだ。

"このセカイには今オティヌスと自分しかいない。"

そう確信でき、納得できる空間だった。


錆び、塗装が禿げたブランコの外柵に腰かけた姫神《オティヌス》はニヤニヤと笑っている。

「…お前の判断に任せ、私は口出しをしない…と決めてはいたのだがな。」

姫神が細めた瞳は彼女本来の黒曜石色ではなく、翡翠色。

それが『ああ、本当に彼女ではないのだな』、と再確認させてくれた。


「お前があまりにも迷走しだしているものだから『助言』をしに来たんだ」


クスクス。難問の答えを知っている者が知らぬ者の悩む姿を見る表情。

その顔に叩きつけるように思いっきり睨みつけ、問う。


「…なあ。この世界はなんなんだ?お前は何をしたんだ?どうしたら戻れるんだ?何故お前は姫神の姿なんだ?姫神は無事なのか?何故姿を消していた?何故『槍』がないのにこの世界を構築でき、何故『槍』が破壊されたのにこの世界は維持されている?元々いた俺の知ってる奴等はどこにいったんだ?」


「答えろ、魔神」


堰を切ったように質問の嵐が口から出た。

.


「まぁ、落ち着け。」

どうどう。と馬を宥めるように手で激情を制する。

「一つ一つ答えていこうか。」

余裕の表情で顎に手を添え、ふむ。と考えるポーズ。

「『この世界はなんなんだ?』…」

「この世界は、『終着点』だよ」

「『終着点』…?どういう、」

「それ以上は答えられないな。」

「『お前は何をしたんだ?』…」

「簡単に言うと、お前が『前の世界』と呼ぶ世界をぶっ壊し、この世界を創った」

(……前の世界は存在した。やっぱり俺はその世界から続く"俺"なのか。
 それで、この世界はやっぱり捏造された世界か)


「『どうしたら戻れるんだ?』…」

「既に伝えた。条件を満たした時だ」

「『何故お前は姫神の姿なんだ?、姫神は無事なのか?、何故姿を消していた?』…」

「まとめて答えようか。私はお前の"選択"を『傍観者』の立場から観測したい。」

「故に、お前がこの世界で"選択"をしていく中での考慮される要因になりたくないからだ。」

「かといって、私の存在をゼロにした状態の選択は困る。だからある程度は存在を仄めかす立場…」

「…端的に言うと、こいつの性質である『極端なまでに目立たない』を利用し、私のチカラで極限まで高める事で目的が達成できるからだ。」

(姫神…やっぱそうだったのか…)

「お前のヒーロー気質に似ているかもな。」

「?」


「ほら、人生を生きていく中で『何故か同じような結果になる』とか、『今まで構築した人間関係やその結末がどこか似通っている』…そんな経験はないか?」

「あれらと同じさ。その人間の性質による選択傾向…とでも言えばいいのかね。」

「状況や選択内容、自身の精神的成長具合や対象となる人間は違うのに何故か…っと、」

「すまない。お前にはその記憶がないのだったな。」

「…………」



(なんだ……?)


違和感。その一言に尽きる。

「ああ、この世界の仕組みや設定、元々いたお前の知る人間がどうなっているかは現段階では教えてやれないが…」

少しだけ残念そうに語る姫神《オティヌス》。


(オティヌスって…こんなに俺にフレンドリーだったか?)


.


「――――姫神秋沙とは交渉した上で体を借りて――」


(オティヌスの人となりだとか、素顔とか…そういうのを知っていたわけじゃないけれど)

「――いい月だ――」


(不自然だ。まるで旧友とか、そういう――)

「…おい、聞いているのか?」

「あ、いやゴメン」

.


「まったく。お前と言う奴は…」

苦笑するオティヌス。

「話を続けようか。『何故『槍』がないのにこの世界を構築でき、何故『槍』が破壊されたのにこの世界は維持されている?』…」

「これらに関してはお前が条件を全て満たした時に答えよう」

「……」


「…まだ質問いいか?」

「なんだ?」

「ひょっとして…俺達って前に会った事があるのか?」

「前?」

「だって…なんか、まるで昔から知ってるみたいに話してる」

「……ああ。」

合点がいった、と姫神《オティヌス》は頷いて。


.


「イエスでもあり、ノーだ。」

「なんだよそれ。」

「いずれ分かる。お前が無事にこの世界を出る事ができたのなら。」

「結局それなのか……」


そして姫神《オティヌス》は寂寞感と何かを懐かしむような色を顔に浮かべ。


「…"約束"、だからな」

ポソリ、と呟いた。


「?……"約束"?」

「何でもない。気にするな」

手をヒラヒラ振る。


姫神「……そうだ。せっかくだしこの期に私に質問する事を許そう。」ニヤリ

上条「?」

姫神「遊びのようなものだととってくれて構わない。"答えられる範囲でなら答えよう。"」


姫神「今までの私との受け答えを推察すれば、"解答できないライン"は見えてくるはずだ。
   "私が解答できるギリギリのライン"を目指せ。」

姫神「今後のお前の判断材料にしろ。全てをハッピーエンドに導きたいのなら。」

上条「……」

姫神「心配せずとも私はその質問に対して答える時に嘘はつかない事を約束する。」

姫神「…まぁ別にくだらない質問で浪費しても構わんがな」クックックッ。

姫神「質問する権利は5回だ。」

上条「………」


今回はここまで。↓5までに質問内容を。尚、乙レスや相談レスは含まない。では。


上条「じゃあ、質問だ。」

姫神「ん。」


上条「お前、姫神と交渉して身体を借りたって言ったよな?」

姫神「ああ…言った。」

上条「つまり…今のオティヌスは意識体なのか?」

姫神「そうだな。"私"という肉体を装飾品に加工して所持しているという事はないし、小さくして姫神秋沙のカラダに忍ばせているというわけでもない。」

姫神「私《オティヌス》という自我は姫神秋沙の脳内に存在し、姫神秋沙の深層心理と混在している。」

姫神「そして私の"人間の深層心理と表層心理を入れ換える術式"によって、姫神秋沙の意識ではなく、私《オティヌス》という意識が出力されて『姫神秋沙』というカラダを動かしている。」

姫神「――ちなみに、クラスでの奇行や奇天烈な発言は私《オティヌス》が姫神秋沙の深層心理に引きずられているからだな。」

姫神「私《オティヌス》は姫神秋沙の深層心理と連動…直結、混線、半融合を果たしている。」

姫神「…故に、姫神秋沙の『私だって。目立ちたい。』という心の奥底にある願望が私に干渉し……ああなった。」

上条(姫神……)


上条(―――ん?じゃあ……)



上条(オティヌスの肉体はどこいっちまったんだ?)



上条(…まあいっか。たぶん安全な場所に隠してるんだろ)



上条「じゃあ次の質問だ」

姫神「ん。」


.


上条「姫神の意識はちゃんとその身体の中にいるんだよな?」

姫神「ああ。今言ったようにあくまで姫神秋沙の精神に私がお邪魔しているだけだからな」

姫神「ただ……」

上条「……ただ?」

姫神「今、私《オティヌス》が彼女深層心理になっているというこの状態。
   それは私《オティヌス》の精神も彼女に干渉しているという事。」

姫神「"戻った"時…私が姫神秋沙から分離した時に干渉された深層心理を抱えて彼女は生きるのだから、お前が知る元の姫神秋沙とは変質している」

姫神「そういう意味では彼女は完全に精神が守られている状態とは言いにくい」

ちょっと今回はこれで切る。


上条「な…」

上条「ふざけんなよ!…なんで、姫神はっ、なんでお前はそんなことをしたんだ!!」

姫神「…それ以上は答えられない。だが、『そうなるぞ』という事は彼女に話した。」


姫神「そして、彼女はそれを承諾した。」

上条「っ」

姫神「お前が憤るのはお前の勝手だが、これに関しては私と彼女の問題だ。
   …関係ないなら口を出すなよ、上条当麻。」


上条「……」


上条「でもっ!」

姫神「ほら、次の質問はなんだ?私はもう答えたぞ?」ヒラヒラ

上条「……っ」



上条「なら…!姫神との交渉の内容は一体何だ?」

姫神「………ふむ?…中々にギリギリな質問が来たな…」ウーム


.


姫神「…断片でよければ語ろう。」

姫神「最初に交渉を、"犠牲となる事"を持ちかけてきたのは姫神秋沙自身だ」

姫神「私はそれを承諾した。私達の利害は一致していたしな」

姫神「彼女は自身の『心』を受け皿にする事」

姫神「私《オティヌス》が表面に出ている間の意識と自我、人生を放棄し、私《オティヌス》に全てを委ねる事」


姫神「…上条当麻の"     "に例え自分がその対象の内に該当しても、その対象からは外れなければならない事。」

姫神「答えられる範囲での彼女の債務はこんな所だ」

姫神「私《オティヌス》の債務は…答えられる範囲で言うと。」



姫神「『何があっても、どんな選択をしても。絶対に最後まで見届ける事』」


姫神「だ」

上条「………」

.


上条「……なんで、姫神は…」

姫神「答えられない。」

上条「…聞こえなかった部分があったんだけど」

姫神「答えられない。」

上条「お前の債務…『見届ける』って事は…それは"俺の選択"の事なのか?」

姫神「……、…そうだ。」

上条「…わかった。」

.


上条「…じゃあ次の質問だ。」

上条「戻る条件の…『全員が最高に幸せな状態』とは具体的にどのようなものなんだ?」

上条「抽象的過ぎてわからないぞ」

姫神「ふむ…」

姫神「上条当麻。お前はこの世界で目覚めてから入れ替わった人間達と会ってきただろう?」

上条「ああ。」

姫神「彼ら、彼女達は不幸に見えたか?」

上条「いや?」

姫神「普通に幸せそうに見えたか?」

上条「…ああ。皆、普通に幸せそうだった」


姫神「そりゃそうだろうな。何せ…おっと。」

上条「?」

姫神「…まあ、その通りだ。彼らは幸せそうに見える。だが、違うんだ。」

.


姫神「お前が『全員が最高に幸せな状態にする』というのは、」



姫神「彼らが抱える苦悩、本音…彼らの心に踏み込み、それを解消した上で彼らの望みを叶える事だ」


上条「"苦悩"と、"望み"…」

.


姫神「そうだ。つまりお前はタイムリミットであり、達成条件である卒業式までに彼らと親密にならなければならない」


姫神「…さて。残る質問枠は一つなわけだが…」

姫神「何が聞きたい?」クスクス


上条「……」


.


上条(何を聞くべき、か。)

上条(…そういえば、姫神《オティヌス》は『別に、下らない質問をして浪費しても構わない』と言っていたな)

上条(…それに何かあったりするのか?)

上条(そもそも。何故姫神《オティヌス》はこんな機会を設けた?)

上条(それに、迷走してるから色々教えに来て質問を受け付けてくれるのに…わざわざ5つに絞るのもわからない。)

上条(……まさか、これも姫神《オティヌス》が観測しなければならない"俺の選択の内の一つ"だったりするのだろうか)


上条(…だとしたら、まさか質問枠を一つ犠牲にしてでもふざけた質問をしなきゃならない、のか…?)

上条(………やる、か。)



上条「じゃあ、最後の質問だ」

姫神「……」


上条「お前は…一体何カップだ?」キリッ


.



―――――――――――――

―――――――――――

―――――――




上条「……くそっ、顔面崩壊するまでグーパンされた……」ヨロヨロ


.


上条「ちくせう。普通に質問しとけばよかったかな…」ヨロヨロ

上条「目を覚ましたら姫神《オティヌス》はいなくなってたし…」ヨロヨロ

上条「ケータイにはサローニャからの心配メール入ってるし…」ヨロヨロ

上条「んで電話しようとしたら電池切れるし…不幸だ…」




上条「ただいまー…」ガチャ

サローニャ「!」バッ

.


サローニャ「上条ちゃん!どうしたの?!また誰かに何かされたの?!電話もメールも…!」

サローニャ「?! 酷い、傷…!」


上条(ヤベェ、セクハラしたから殴られたとは言い辛れェ)ダラダラ

サローニャ「…っ、」ポロポロ

サローニャ「…治療、しよ。…ぐすっ」グイ
上条「あ、いや…あの、な?」アセアセ


サローニャ「いいよ、何も言わなくて。」フルフル

サローニャ「…上条ちゃんがちゃんと帰ってこれて、よかったよ…!私、それだけで…!」ギュ

上条(やめて!どんどん言いづらくなるから!)

サローニャ「うっ…最近上条ちゃんが楽しそうにしてたから…私…油断してた…」グスッグスッ

上条(前の俺どんだけイジメられっこだったんだよ…オティヌスめ…)

サローニャ「ううっ…!もう大丈夫だからね!私はずっと上条ちゃんの側にいるからね!」ギュウウウ!

上条「」

.


上条(…ん?そういえば…)

サローニャ「うぇっ……ふぇっ…ぐす」ギュウウウ

上条(サローニャもインデックスと入れ替わってる…んだよな?)

上条(なら、サローニャも何か抱えてるのか)

上条(…サローニャが落ち着いたら、そのへんも探りを入れてくか。)ギュ


サローニャ「…すんっ…すんっ…」グスッ。

.

今回はここまで。

サロにゃんほんとかわいい
誰かサローニャと上条さんのほのぼのものとか書いてくれないかなー

>>401ね。


サローニャ「…っ、…っ。」ぐしぐし。

サローニャ「ご、ごめんね?泣いちゃって。今救急箱ちゃんとってくる」スッ…


てってって。


上条(…俺が傷ついた事に胸を痛めて、泣いてくれたのか)

上条(…いい子なんだな…)







上条(でも殴られた理由がな)ズーン


.


サローニャ「お待たせちゃん。」ゴト

サローニャ「…」ガパッ。ガチャ、カタ…ペチョペチョ

上条「随分手慣れてんだな」

サローニャ「ふふ。何回も上条ちゃんの治療したからね。何回も…やれば…できるようにも、なるよ」ウルウル…

上条「そんなにやられてたんだな」

サローニャ「あ、そっか。今の上条ちゃんは…私と過ごしてきた記憶は、」ショボン



上条(あれ?ひょっとして俺さっきから地雷踏みまくってる?)


.


上条「えっと!ありがとうなサローニャ!ずっと俺を助けてくれてきたんだな!」ナデナデ

サローニャ「ん…」

上条「よかったら今までの事とか教えていってくれよ。」

サローニャ「うん…。」コクン


サローニャ「…とりあえず、治療ちゃんだけしちゃうね。」つ⊂@

上条「ぐお、染みる…ッッ!!」


.


サローニャ「…」ポムポム…

上条「…」

サローニャ「あ、上条ちゃん、もうちょっと顔近づけて」クイッ

上条「お、おう」

サローニャ「…」ポムポム…

上条(顔、近いな)

上条(…サローニャの顔をこんな至近距離で真っ正面から見た事はなかったけど…)

サローニャ「…」ペタペタ

上条(サローニャってやっぱ可愛いな…)

.


サローニャ「はい。おしまいちゃん」パタン。ヒョイ

上条「ありがとな、サローニャ」

サローニャ「いいのいいの。いつもの事だしね!」ニコッ

てってって。




~ベッド~


サローニャ「ねぇ、上条ちゃん。今日みたいな事があったら怖いし…私、また上条ちゃんが外行く時はずっと一緒にいようか?」

上条「え?いやそこまでしなくても」

上条(たぶんサローニャが想像してんのは『誰かに絡まれた』って事…だよな?
   そこまではいらねぇよ。)

サローニャ「あー…記憶。えっと、あのね?ちょっと前まで私は上条ちゃんと一緒に学校も登下校してたし、」

サローニャ「買い物も遊びに行くのも病院行くのも散歩に行くのも。」

サローニャ「全部サローニャちゃんとだったんだよ?」



上条「マジ?」

サローニャ「マジ。」コクン

.


サローニャ「上条ちゃんがあまりにも絡まれちゃうから、私が買って出たのだぜ?」フフ

上条「情けねーな前の俺…メチャクチャかっこわるいじゃないか…」

サローニャ「んーん。そんな事ないよ。」フルフル

サローニャ「確かに、前の上条ちゃんはちょっと気が弱くて…たまにオドオドしてたりナイーヴなとこがあったけど…」



サローニャ「それでも。いざって時には本当にかっこよく、誰かの盾になって戦うの。」


.


サローニャ「私の時もそうだったの。」

サローニャ「その場にいた誰よりも弱いクセに。その場にいた誰よりも怖がりで、半分泣きながら震えているのに。」

サローニャ「それでも右の拳をしっかり握りしめて。」

サローニャ「歯をくいしばって、立ち向かうの。」


.


上条「へぇ…」

サローニャ「…私ね。上条ちゃんが心配。」

サローニャ「おともだちがちゃんといるか、誰かにイヤな事されてないか。泣いてないか。」


サローニャ「…どんな形でもいいから。『私を救ってくれた上条ちゃんには幸せになってほしい』。」


サローニャ「私の願いはずっとそれ。」

サローニャ「もちろんそれは私との記憶がない、異世界の"あなた"でも変わらない。」ジッ

上条「……」


.



サローニャ「上条ちゃん。今、幸せ?」

上条「……」

.


上条「…ああ。」

上条「友達はちゃんといるし、勉強だってできないワケじゃない。」

上条「ちょっと今日は問題があったけど、大した事じゃない。」

上条「俺の事情を知っていて、助けてくれるサローニャもいる」



上条「俺は今…幸せだよ」


.


サローニャ「ふふ。そっか。」ニコッ

上条「……」

サローニャ「何かあったら言ってね。上条ちゃん。」

サローニャ「……」チュ

サローニャ「おやすみちゃん」パフッ。


上条(…欧米の挨拶って慣れないな)


.


上条(この世界の事がわからなかったから、記憶喪失を隠すためにもサローニャと一緒に風呂入ったり一緒に寝てもいたんだけど…まあ今更やめてもな。よそよそしくしてサローニャ悲しませたくないし)


上条(にしても。サローニャの悩みが『上条当麻の不幸』願いは『上条当麻の幸せ』って…)

上条(何があったらそんなに俺の事を想ってくれるんだよ)


上条(…いったい過去に何があったんだ?機会があれば聞いてみるか)


.

今回はここまで


当スレのサローニャちゃんは上条さんがいない時は洗濯したり掃除したり、短期バイトしたり。

たまには友達とお茶しにいったり遊びに行ったりします。

テレビを見ながらのんびりダラダラしたり、こっそりベッドの上で上条さんの服にくるまって顔を真っ赤にしながら悦に入ったり。

学校から帰ってきた上条さんが小腹空いてる時用の軽食作ってあげたり、一緒に食べるばんごはんを一生懸命作っておいたりしてるんです。




とかだったらいいな~


.


~翌日。~

ガチャ。

上条「んじゃ、いってきまーす」バタン

垣根「ん?はよーす」ヒラヒラ

上条「お?おはよ。垣根も丁度部屋出たとこか」

垣根「おう。いやあしっかし、テスト明けの朝は清々しいな!」ハハハ

上条「だな。しばらくは死ぬ気で勉強しなくてもいいってのは最高だ」ハハ





トール「よ!いやあテスト明けは気が楽でいいよな!」ヘラヘラ

垣根「さっきそれと似たような事話してたわ」ハハ

上条「やっぱ皆考える事は一緒か」ハハ


.




査楽「おや、朝にこの道で会うなんて珍しいですね」

上条「よ、査楽。お前いつも俺たちより早く出てたんだな」

査楽「ええ。大体いつもこの時間ですね」ニコ

垣根「ほー?」

トール「へえ?…あのさ、今度からお前も一緒に登校しねぇ?時間合わせてさ」

査楽「あ、いいですね。なんなら私の方が時間合わせてもいいですけどね」




.


ヴェント「あらおはよ。」

上条「今日は皆たまたま登校時間早いのか?すげー奇遇だな」ハハ

ヴェント「奇遇…?へえ、今日は査楽もいんのね。確かに珍しいケド」

査楽「どうもですね」

トール「ヴェントもいつもこの時間なのか?」

ヴェント「そ。」




.


心理定規「あら、おはよう。垣根、ちょっと」

垣根「おう。わり、後でな」ヒラヒラ

上条「おー」ヒラヒラ


トール「…あいつら絶対朝から乳繰ってんだろ…ちょっと後でからかって、」

査楽「無粋ですね?垣根から言ってくれるまでは気づかないフリのがいいですね」




.

リドヴィア「おはよう。…はあ、もっと私が興奮する試練がないものでしょうか」ハフゥ
馬場「逆に試練がないのが試練とかは?」カタカタ

リドヴィア「おお!その発想はなかったですので!」キラキラ




.


上条「ちょっ」ガガッ!

ヴェント「いった!…アンタはいい加減私と同じタイミングで道を通るのやめなさいよねぇ?!」

上条「ちょっと待つとかしろよ!譲り合い!大事ッッ!」

ヴェント「この私に譲り合いはない」プイッ

上条「頼むって。俺の事好きなんだろ?ちょっとくら ヴェント「そおおおおい!!!」バッキャアアア!!




.


ワシリーサ「サーシャちゃんぬいぐるみでも作ろっかなー…」

駒場「…む、『ちゃんとごはん食べた』写メ……舶来め……またグリンピースを残したな……」


海原(本物)「へえ?今日は御坂さんの?」

海原(偽物)「ええ、縞パンを写メする事に成功しました!」エッヘン!


上条「…ん?今御坂って?…気のせいか」


.





病理「おはよーでーす!さ、出席をとりますよー?…………天井くんが!」

天井「はいはい…では、出席を取る。」




木山「今日は皆に"カビ"…菌類の神秘とその生態についてを学んでもらう。」

木山「菌類というのは君達にとって非常に身近なモノだ。」

木山「食べ物というジャンルではヨーグルトなんかの乳製品系や、きのこ……」




.


アックア「では今日も貴様らクソ虫が少しでもマシなクソ虫になれるように鍛練なのである!」

「「「sir!yes!sir!」」」

アックア「では腕立て100回からである!」




アックア「ほら頑張るのである上条!」

上条「ぐおお…!」

アックア「ほら、…98、…99!」

上条(よし、あと一回で…)

アックア「…99!……99!…99!」

上条「いや何回99数えるんだよ!100に行かせろよ!?」ビシッ!

アックア「運動部なんかではよくある事なのである!」くわっ!

上条「ぐあああ!!くっそぉぉぉ!!」グググ




.


ローラ「さー今日はどの物語がいいかしらん?皆が各自希望する話を勉強したるのよ!」ドサ

本の山

上条「こっから好きなのを…?源氏物語とかの定番じゃなくていいんですか?」

ローラ「オフコース。まあぶっちゃけ古典なんて文法法則を理解してお話を読めるようになっとけば大丈夫大丈夫」HAHAHA!

上条「おい」ビシッ

ローラ「ある程度の読み方なんかはもう教えたし、ここにあるのはもう皆大体読めるはず。」

上条(上条さんはそれ知らねぇけどな!)

ローラ「なら。尚更に色んな話を自由に読むべきだって私は思いけるのよ。定番だけで魅力が伝わりきるかはわからぬしね」

.




病理「では皆さんお待ちかね!病理ちゃんの『道徳』でーす」ニコニコ

上条(また当てられたらどうしよう)ドキドキドキドキ

病理「あ、今日は上条くんを狙い撃ちはしませんから安心してくださいね♪」ニコニコ

上条(心読まれた?!)ガーン!

.


病理「今日は簡単な心理テストみたいなのをやってみようと思います。」

病理「別にこれに対してどう答えても特に何もありません。」ニコッ

病理「楽しんでもらえればそれで。」ニコッ


上条(へー)

垣根「? 珍しいな病理先生が難問出さないなんて」

病理「まあ皆さんテスト終わったばっかですしね。息抜きです」ニコッ


.


病理「ではでは…」カキカキ

.

『あるところにアンドリューという男がいました。

彼には妻がおり、妻はとんでもなく重い病気のために死にかけていた。

そしてその病気はかなり特殊。
しかも体は弱りきり、残された時間はあとわずか。

急がなければ妻は死んでしまう。

そんな彼女が唯一助かる方法はとある薬を飲む事だけ。

そしてその薬はアンドリューが住む町にある薬屋にしかない。

しかし薬屋の店主はその薬を製造するのに要した費用の十倍である1000万円の値段をつけていた。

妻を失いたくないアンドリューはあらゆる知人にお金を借りに行った。

しかし、どうしても薬の値の半分しかお金を集めることができなかった。

彼は薬屋に妻が死にかけていることを話し、薬をもっと安くしてくれるか、でなければ後払いにしてくれるよう頼んだ。

だが薬屋は「だめだ、私がその薬を発見したんだし、それで金儲けをするつもりだからね。」と言った。

そしてアンドリューは妻のために薬局に忍び込み、その薬を盗んでしまった。』

.


病理「さて。ここで質問です」



病理「『あなたは、アンドリューが薬を盗んでしまったというこの行動をどう思いますか?』」



病理「その行動に賛成or反対。また、何故そう思うかの理由も一緒に考えてみてくださいね」ニコッ

病理「ただ、『もし自分がアンドリューだったら』ではなく。なるべく客観的に見た考え方をしてください」

.


上条「えー…」

垣根「ううん…?」

トール「んー」

ヴェント「むー…」

査楽「はて…」

.


今回はここまで。たまにはのんびり。


あ、別に今回は特に書き込む必要はないです。

また気が向いたら続きを書く。では


病理「では何人かに考えを聞いてみようかなーって思います」

病理「垣根くん。あなたはどう思います?」

垣根「ん?んー…」


.


垣根「まあ、賛成だな」

病理「ふむふむ。なぜですか?」

垣根「だって簡単に言えば盗まなきゃ妻が死ぬんだろ?」

垣根「大体、それを知った上で助けないクズな薬屋の野郎からなんて、盗んだっていいじゃねーか」

病理「ふむ。ちなみに法的、倫理的側面からの意見はありますか?」

垣根「んなもん、バレなきゃいいんだよ」

病理「…なるほど」

.


病理「では査楽くん。あなたはどう思いますか?」

査楽「そうですね…」ウーン

.


査楽「私は反対ですね」

病理「その理由は?」

査楽「アンドリューの気持ちはよくわかりますがね、それはやっぱり個人の事情ってだけだと思うんですね」

査楽「法的、倫理的な意味でもやっぱりどんな理由があっても盗みはダメだと思うんですね」

病理「…」

査楽「薬の値段や売り方にしても、それは薬は薬屋のものなんですから薬屋の自由だと思いますね。」

査楽「義理人情で商売はやれませんからね」

病理「…なるほど。薬屋の立場も考えたんですね」


.


病理「ではトールくんはどう思います?」

トール「んー…」

.


トール「賛成、だな」

病理「それは何故ですか?」

トール「確かに盗みは悪い事だ。薬屋の権利とか事情もわかる。でもよ、」

トール「自分の大事な人を見殺しにするなんて、俺なら絶対できねぇし」

トール「今回の件は命っていう一番守んなきゃいけないもんを守るためだったんだ、許されるべきだって思う」

病理「…なるほど」


.


病理「では!今回の心理テストについて説明しますね?」

病理「この問題は『ハインツのジレンマ』という、コールバーグさんという心理学者が考えたものです」

上条「ハインツどっから出てきたんだ…」

病理「ああ、本来はアンドリューくんではなくハインツくんなんですよ。
   軽いネタバレ防止をするためにちょっと変えました。」



病理「『妻を助けたい』『しかし薬を買えない』…」

病理「そんなジレンマから盗みをしたハインツをどう考えるか。」


病理「その答えからあなたの『モラルのレベル』がわかるというテストなんです」


.


病理「このコールバーグさんの理論だとかをきちんと説明するとすんげー面倒くさいので大分はしょりますが…」

病理「ようするに、『子供っぽいモラルを持つ人や大人なモラルを持つ人がいるよね~』って意見です」

ヴェント「ふーん…」

病理「コールバーグさんの考えでは、モラルのレベルは凄いザックリに言うと3つあります」

病理「…まあ本当は1レベルの内に2段階あったりとかするんですが、はしょります」


病理「ではレベル1のモラルについて。」

病理「これが一番子供っぽいモラルです。まあ該当と言って落ち込む必要とかは全くないんですが、」

病理「今の心理テストで…」

病理「『反対。アンドリューくんはバカだよ警察につかまっちゃうよ』とか」

病理「『賛成。バレなきゃ大丈夫だよ怒られないよ』」

病理「みたいな『個人の損得だけの答え』を出した人は最も幼いモラルに当たります。」

.


病理「まあ垣根くんの答えみたいなのだと思って下さい」

垣根「?!」


病理「全ての人が自分の損得、快不快だけで生きてたら社会は成立しません。」

病理「これはネットでも言える事ですが…まあできない、やらない人が多いですよね」

病理「なお、『ネットとは元からそうだ』『求める事がナンセンスだ』っていう人はとりあえずもう少し考えてください」


.


病理「次にレベル2。青年レベルのモラルです」

病理「特徴としては法律や社会を重視する、という考え方ですね」

病理「『反対、気持ちはわかるが法的に盗みはダメだ。社会秩序がなくなる』」

病理「『賛成、妻の事情を知りながら代金をまけない薬屋が悪い。周囲の人も許すだろう』」

病理「なんかのルールや一つの社会全体から判断する、というモラルです」

病理「査楽くんのような意見が当てはまります」

査楽「ですね」コク

.


病理「レベル1のように、明確な問題があるわけではありません。」

病理「ですが…これ『正論』過ぎて何も言えなくなっちゃうんですよね」

病理「『多数決』のように少数派意見を潰す事もありますし…」

病理「このレベルの話を相手もするとなると水掛け論になっちゃうんですよ」

病理「簡単にいうと、『正論』同士をぶつけあうんですから決着つかないんです。」

病理「『妻死んだら可哀想』『薬屋は大損する』とかですかね。」

病理「どっちも正しいのにどっちが正しいかなんて言えないでしょう?」

病理「『周囲の意見』なんて切り口しだいでなんとでも変わったりしますしね」

.


病理「そしてレベル3。コールバーグさんが考える中で最も高いレベル。」

病理「個人の損得や社会規範…これらを理解、加味した上で『自分の信念や良心』で判断できる」

病理「これが一番大人なモラルとされてます」

病理「トールくんの意見が近いです」

トール「へー」

病理「『賛成、盗みは法的に許されない。だが、もし自分なら愛する人を見殺しになんてできない』」

病理「『反対、愛する気持ちは凄くわかる。が、盗みが妻にバレたら夫が自分のせいで犯罪者となった事で様々な面から苦しむだろう』」

病理「特徴としては『色々な考えを知った上で自分なりの信念や良心、人生観を確立し、その基準から判断する』ですね」

.


垣根「おい、『なるべくもし自分がアンドリューだったらで考えないでくれ』っつってたじゃねーかよ」

病理「それは、『それ一辺倒で考えないでください』って意味です」


病理「続けます。ただこれも問題があります」

病理「まあ、『じゃあ信念と良心に従えば何してもいい』ってわけじゃないですよね?って事です」

.


病理「ちなみにこのコールバーグさんのお弟子さん、ギリガンさんは更に上があるんじゃないの?と提唱してます。」

病理「『ケアの倫理』と呼ばれ、特徴は…」



病理「『みんなが幸せになる方法を探す』」


.


病理「今回は『ケアの倫理』は省いて考えてほしかったのであえて賛成か反対か、というのをつけましたが…」

病理「本来の質問は『どう考えますか?』だけなんです。
   実は善悪を考えなくていいんです」


病理「この『ケアの倫理』の考えでは善か悪かというだけの考えではなく。」

病理「例えば『妻の病気が治ったら必死で働き、薬の代金以上を返しにいく』」

病気「『盗んだものを返却し薬を使わせてもらうかわりにその薬をたくさん売ってくるなどの取引を持ちかける』」

病理「そういう思考こそコールバーグさんのレベル3より優れているのでは?という事です」


.


病理「長々とめんどくさい上につまらない話をしましたが…」


病理「あなた達に伝えたいのは、」


病理「あなた達が何か言葉を言う、行動する時。」

病理「『これは皆が幸せになれるか』」

病理「『誰かを大きく不幸にする事はないか』」

病理「そういう事を考えてほしいって事なんです。」

.


病理「私は…それをしなかったが故に、昔酷い間違いをしました」

上条「……」

病理「今でさえ、悔やんでも悔やみきれません」


病理「だから、みなさんには覚えておいてほしいんです」


.







上条(ひょっとして、病理先生の『苦悩』はさっきの"後悔"の事なのか…?)


ヴェント「つーかアンタ一番ガキなのね」プッ

垣根「うっせ!あんなもんただのおっさんの戯言だろ!信用しなくていいんだよ!」

トール「まあ、あくまで1考えって思っときゃいいんじゃねえの?」

査楽「ですね。私もそこまで高くないレベルでしたしね」


.






上条「はー…やっと学校終わった…」テクテク

「……」

上条「ん?校門のとこに誰か…」








一方「…」チラッチラッ

上条「」


.


上条(お久しぶりです一方さん!!!)


一方「! よ、よォ。元気か」

上条「お、おう!」


.


一方「なンか最近公園で会わねェからどォかしたのかと思ってな」

上条(結構最近お会いしたと思うんですが)

一方「今暇か」

上条「えっ?!あ、ああ!暇!暇だよ!?」

上条(おい、まさか…)


一方「ちょっと付き合え(訳:今から一緒に遊ぼォぜっ!☆)」

上条「お、おう…」


.


一方「…」カツッカツッ

上条「…」テクテク

一方「…」カツッカツッ

上条「…」テクテク

一方「…」カツッカツッ

上条「…」テクテク


上条(何かしゃべれよ)

.


一方「オマエは今、何かやりてェ事とかねェのか」

上条「え!?えー…いや今は特に…」

一方「そォかよ」


一方「…」カツッカツッ

上条「…」テクテク

一方「…」カツッカツッ

上条「…」テクテク


.


一方「俺、何かオマエに悪い事したか」

上条「え?」

一方「いや、今まではオマエ毎日公園来てくれてたじゃン」

上条(じゃン?!)


.


一方「何か…気に触る事しちまったかと」ショボン

上条「」

一方「なンかあンなら言ってくれねェか?直すから!」ガシッ!


上条(どうしよう、元を知ってるから余計にマジキツい)

.


上条「いや、大丈夫だって!最近ちょっと忙しくてさ!」

一方「…ッチ、今度からは連絡しろよ」

上条(あー…若干ベクトルは違うけど、御坂の重たい感じを一方通行で出すとこうなるのか……)


上条(でも仲良くしなきゃな。何かほっとけない意味でも、条件達成のためにも…)


.


上条「なあ!一方通行!」

一方「なンだよ」

上条「どうせなら皆で遊ばないか?」

一方「あァ?皆?」

上条「ああ。俺の友達なんだけどさ、皆でなんか遊ばないか?」

一方「…」


.

今回はここまで。

一方さんは初めて遭遇する『友達の友達』に対して上手くコミュニケーションがとれるのか!


一方「断る」ぷいっ。

上条「えっ」

一方「俺はオマエ以外とつるむ気はねェし…」

一方「俺みてェなのと付き合いがあるってオマエのダチにバレたら、オマエの迷惑になっちまうだろォが…」

上条「」

.


上条「そ、そっそんな事はないんじゃないかなぁ…」ハハハ…

上条「あ、あー…ほら、それにさ?俺はお前がそんなになんやかんや言われるような奴でもないんじゃないかな~って思うんだけど…」

一方「……」

上条「……あ、じゃあ、やめに…」

一方「飽きたのか」

上条「へ?」


.


一方「オマエ、俺に飽きたンだろ」

上条「は?」

一方「俺と二人で"遊ぶ"のがあンまり面白くなかったンだろ?」ションボリ

上条「」

一方「だから他の自分の友達も呼んで…」

上条「いやそんなつもりじゃ」

一方「いや、わかってる。わかってンだよ!自分がそンなに面白い奴じゃねェってのは!!」

上条「」

一方「ギャグセンスだって、俺には欠片もねェ…ッ!」

一方「もしギャグセンスを売ってくれる奴がいンなら全財産出したって欲しいくれェだ!」くうっ…!

.


上条(どうしよう?!俺こんな一方通行さん知らないよ!?)

上条(ほど遠いもの!俺が知ってる一方通行さんはギャグセンスを欲しがったりなんてしないもの!!)


一方「俺のギャグと言えば下ネタばかりで…!いつも場を盛り下げちまって!」くっ、

上条(そうなの?!)

.


一方「そンな奴が陽気な奴等の場に行ってみろォ!」グスッ…

一方「もれなく大火傷する事請け合いだろォが!!!」

上条「わ、わかった!やめようやめよう!呼ばない!呼ばないから!!」

一方「ほ、ホントかァ…?」

上条「ああ!本当だ!」

一方「俺に、飽きては…?」グスッ

上条「飽きてない!飽きてないから!」ブンブン!

一方「そォか…!」ホッ。

上条(めんどくさっ!一方通行さんめんどくさっ!)

.




ヴェント「あれ?あんたこんなとこで何してんの?」


上条「 」


.


垣根「よう!ウロつくんなら着替えた方がいいんじゃねぇか?上条!」

上条「?!」

.


トール「おーい!上条ちゃーん!」

査楽「奇遇ですね!私達そこでパン買い食いしてたんですがね、これがまた…」


上条「ちょっ」

.


査楽「あ、よかったら余ってるパンどうですかね?美味しいですよ!」つ

上条「あ、ありがとう…」

垣根「つーかお前、こっちの方に何しに来たんだ?俺は服身に来たんだけどよ」

上条「いや散歩してただけだよ」ハハ

ヴェント「へぇ?早く帰ったげないと"妹分"が寂しがるんじゃないノ?」ヒヒヒ

トール「いやサローニャは"妹分"っつーか、上条ちゃんの嫁だろー」ハハハ!

上条「いやそんなことは」ハハ

上条「………」

上条「っ、」バッ




一方「」プルプルプルプル……


上条(すげー居心地悪そうにしてらっしゃる―――!!?)ガーン!

.


ヴェント「ん、そいつ誰?」

上条「え?あ、ああ…」チラッ

一方「!」


一方「……」ショボン

上条(『あァ…やっぱり、上条は他人のフリをするンだな…そォだよな、俺みたいなのと友達ってやっぱりイヤだよなァ…』)

上条(って表情してる―――!!?)


上条「友達!友達ですッッ!俺の大事な友達なんだ!」

一方「!」ぱぁっ…!

ヴェント「へ、へぇ?」

.


ヴェント「あんた、名前は?」

一方「…"一方通行【アクセラレータ】"。」

ヴェント「あく…?変わった名前ね。私はヴェント。よろしく」

一方「あァ。」

上条(さっきあんなに嫌がってたし…どうなるやら…)ドキドキハラハラ

.


垣根「垣根帝督だ。よろしくな」ニッ

一方「あァ」コクン

垣根「…無口なんだな?」

一方「…まァな」


上条(余計なことは喋らない作戦に出たか…)

.


査楽「査楽ですね。よかったらパンどうですかね?」つ

一方「あァ、悪ィな」つ


一方「…美味いな」モキュモキュ

査楽「ふ、口に合ってよかったですね」ホッ

.


トール「トールだ。よろしくな!アクセラちゃん!」ニコッ! つアクシュ

一方「あァ」つ


上条(よかった、大丈夫そうだ)ホッ

.


トール「なあ、せっかくだしよ!このままどっか行かねぇか?」

垣根「おう、俺はいいぞ」ハハ

ヴェント「私も。今日は晩飯は外でもいいカナ」

査楽「私も構いませんね。どうせ帰ってもする事ないですしね」クスクス

垣根「上条も来るだろ?一方通行の話も聞きてぇしな!」

上条「?!」

上条(…いや待て。一方通行はどんな反応だ?反応次第では行っても大丈夫なんじゃ……?)チラッ





一方「……」ムリムリムリムリムリムリムリムリ


上条(ダメだ本人すっげー無理そう!!)

.


上条「ごめ、俺ちょっと用事あって…」

垣根「あん?なんだよしょうがねぇなー」

ヴェント「ま、そんな時もあるでしょ。こっちは気にしなくていいわよ、上条」ニッ

査楽「ですね」コク

トール「じゃあまた明日な!」

上条「おう!じゃあな!一方通行、ほら…」メクバセ

一方「! あ、じゃあ俺も。」


上条(ふー。これでいいだろ。遊べないのは残念だけど、これなら一方通行も一緒に帰れる。)

上条(しっかし、少し面白かったな。一方通行もあんな顔とかするんだな)ハハ


.

上条「…」スタスタ…

上条「…あれ?」

上条「一方通行?何でついてこな…」クルッ


トール「じゃあ今からアクセラちゃん、飯食いにいこーぜ!」ガシッ

一方「…」プルプルプルプル…

垣根「まあ親睦会みてぇもんだな!お前の話聞かせてくれよ」ハハ

一方「…つまンねェぞ?」プルプルプルプル…

査楽「あ、この前皆で行った店行きませんかね?ほら…」

ヴェント「あー、あそこ?いいんじゃない?」


一方「…」プルプルプルプルプルプルプルプルプルプル……

一方「…」クルッ

一方「(た、助けてくれェェェェェェ!!!!)」プルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプル


上条「」

.




上条(さ、ささささささ最悪だぁあああああああああ―――?!!)ガビーン!




.


上条(い、今からでも『やっぱり俺も行く』って言うか?いやでも、)


\走れ♪どーんなに♪高くても♪とーびこっえるー♪/


上条「着信?誰から…」チラッ

『着信:サローニャ』

上条「あー…、でも、いや、……ああっもう!」ピッ。

上条「はいもしもし?」

サローニャ『あっ、ごめん上条ちゃん!操作間違えちゃった!』

上条「んな?!…じゃあもう切、」

サローニャ『あ、待って上条ちゃん!今日の晩御飯ちゃんなんだけどー』

上条「あっいやその!」チラッ

\ハハ、バッカジャナイノー/

上条(ああ!ヤバイ見失う?!)

.


サローニャ『……ひょっとして。また晩御飯…いらない?』ショボン

上条「え?!いやそうじゃなくてな?」アセアセ

サローニャ『…上条ちゃんが外で楽しくしてるのは嬉しいけど…』

サローニャ『せっかく一生懸命作った晩御飯ちゃんが無駄になっちゃうのは……ちょっと、悲しいな…』クスン。

上条「今日は絶対一緒に食べるから」キリッ


サローニャ『……約束だよ?』

上条「ああ!絶対だ!今から帰るから!」

サローニャ『! じゃあ楽しみに待ってるからね!今日はカレーだよ♪』

上条「ああ、俺も楽しみにしてるよ。じゃ。」ピッ。


上条「ふー……」


上条(完ッッ全に、見失ったな…!)


.


上条(ま、まぁ…大丈夫……だろ。たぶん。)

上条(携帯にあいつらのアドレス入ってなかったから電話もできないし…)

上条(うん、一方通行もそんなに壊滅的にコミュニケーション取れないわけじゃないだろ、うん!)

上条(大丈夫、大丈夫…!)


一方『…』プルプルプルプルプルプルプルプルプルプル


上条(…いや、でも……)

.


上条(…ダメだ、俺はあいつをあんな針のむしろ状態なとこに放り込んじまったんだ!)

上条(行かなきゃ!)ダッ!


上条(探しに探し回ってやる…!)ダダダダ!


.



「今の人、ポケットから携帯落としてったな」


「あー、ダメだ。もう見えないわ。不運だな、あいつ。」

.


上条「くそっ、どこだ…?」ダダダダ…




~上条宅~

サローニャ「ふんふんふ~ん♪」

サローニャ「でーきたっ♪早く上条ちゃん帰ってこにゃいかにゃー♪」






.

今回はここまで。

ウッチャンのコントで、人見知りシークレットサービスを思い出した

>>504ぐぐってみたけど出なかった…どんなんだったのか。


上条(とは言え…)ダダダダ

上条("前に行った店"…くらいしかヒントねーぞ?)ダダダダ

上条(前に勉強した個室サロンとかカラオケか?)ダダダダ

上条(しらみ潰しに探して…いや、)

上条(ビアージオなら垣根の番号知ってるんじゃないか?!)

上条(サローニャにもっかい電話して、ビアージオがいるかどうかを…!)ゴソゴソ


上条「」


.


 _--―---、_
/  _--ニ二二ヽ
  / _-⌒ヽノ`ミ、
 / / _イ\ /入ヾ
/ //-"_ ll′/」}
 イリ/ ∠ ヾI|レ" ヾ
/ リ/ui{_ ゚}I|{_ ゚}
i/uuヾく_ノ||ゞ-イ
、|| u   _〉〉 |
ヾ|  r-  `∪∪ィ}|
-}| /r"T丁 ̄| ̄l||※上条
}(| ,イ |_L_|_l||
ハ | i L/  _ノノ∥
|| |Y/  -┴"" ∥
|| 仁レ ̄ ̄ヾ、 ∥
|l「]、   ヾ>∥
|l 「ヽ    }H∥
| |ヽ「ヽ__ノj-∥
| |\`[`T"""T"ノ|
| | \  ̄ ̄ ̄ /
| |  `-――′


上条(け、携帯落としたァぁあああああああ!!!?)

上条(うわっ…ちょ、マジか?!不幸だああああああ!!!)ウアアア!


上条「くっそ、とにかく垣根んちに!」ダダダダ

.





上条「出てくれ、出てくれ…!」ピンポーン!
しーん

上条「…っ、」ピンポーン

しーん

上条「ぐあああああああ!!案の定留守かよォォォォ!!!不幸だああ!」ダダダダ!


ビアージオ「すみません、少々イボ痔で遅く…おや?」ガチャ

ビアージオ「……ピンポンダッシュですかな」

サローニャ「? 今上条ちゃんの声が…」ガチャ

ビアージオ「おや、こんにちはサローニャさん」ニコッ

サローニャ「あ、ビアージオちゃん!今上条ちゃんいなかった?」

ビアージオ「いえ。ピンポンダッシュされたところですな」ハッハッ

サローニャ「幼稚な子もいるもんだねぃ。」クスクス

.


上条「くそっ、なら心当たりのとこへ!」ダダダダ!




サロン

「いえ、いらっしゃっておりません」




カラオケ

上条「いねぇ…!」




ファミレス

上条「いない…!」



ダダダダ…


.

≫506、
木曜日22時NHKで放送中のLIFE!て番組の中でやってるよ、毎回じゃないけど



上条「! いたッッ!!」ダダダダ!



垣根「へー?マジで!お前常盤台なんだ!」

一方「まァな」ダラダラダラダラダラダラ

ヴェント「…あんたさっきから汗だくだケド」

一方「まァな」ダラダラダラダラダラダラ

査楽「いや拭きましょうよ。よかったらタオルどうですかね?」つ

一方「わりィな」ダラダラダラダラダラダラ


上条(緊張とコミュ疲れ、人酔いもしてるのか?!)ダダダダ!


トール「それで?お前の渾身ギャグはいつ見せてくれるんだよ?」

一方「さァな」


上条(アカン、余計な事も言っちゃった臭い!)ダダダダ!

.


垣根「いやあ、すげー楽しみだな!お前のそのギャグで1教室がずっと笑いっぱなしで授業潰れたんだろ?」

ヴェント「すごいわよね、ギャグ一つで生存が絶望的だったハイジャックで誰一人死ぬ事なく事件を終わらせたって」

査楽「私は必ずウケる鉄板ネタというのは持ってませんから参考にさせてくださいね?」


一方「ま、まァな」プルプルプルプルプルプル


上条(いかん、これ相当話を盛っちゃったタイプだ!!)ダダダダ!

上条「お、お前らー!」

.


トール「あん?上条ちゃんじゃねーか」

垣根「どした?用はもう終わったのか?」

ヴェント「あんたも汗だくじゃない。ほら、私のハンカチで貸してやるから拭きな」つ

上条「わ、わりいな」ゼェゼェハァハァ

一方「……」キラキラ

上条(「ヒーローキタ――(・∀・)――☆―――!!!」って顔してやがる…よっぽど辛かったんだな…)ホロリ。

.


トール「で、わざわざ探しに来たって事は?」

上条「えっ、ああ…」

ヴェント「でも今日私達オールするケド」

上条「えっ」

査楽「ええ、全員ですね。一方通行もですね」

一方「お、おォ…」

上条「」

上条(おまっ…なんでそんな無茶を…?) いや門限はどうした

.


上条(くっそ、どうする…?)

上条(仕方ない、少し遊んでその中で抜け出せそうな時に一方通行と一緒に抜け出す!)

上条「オールはしないけど、ちょっとだけ遊んでいくよ」ハハ…

上条(…遅くなるな、これ。)

.



サローニャ「…ふぅ。」チラッ

[21:00]

サローニャ「……上条ちゃん、遅いなー…」ホフゥ。


サローニャ「…また、何かあったのかな」

.





上条「」

ヴェント「あんた食わないの?今日は垣根の奢りよ?」モキュモキュ。

査楽「あ、この肉焼けましたね」

トール「へー?んじゃもーらいっと!」ヒョイッ

垣根「一方通行が肉好きだっつーからな!おら、食えよ?」ハハ

一方「あァ…オマエ、良い奴なンだな」フッ…


上条(まさかの焼き肉、食べ放題…)グーキュルル…


.


トール「おっ?よーやくアクセラちゃんが笑った顔が見れたな!」ハハ

一方「///」

ヴェント「あんた、すかしてるよりそーやって笑ってる方がいいわよ」クスクス

一方「そォか?」フッ

査楽「ええ。人間笑顔が一番ですね」ジュージュー

垣根「つーかよ査楽。お前さっきから焼いてばっかじゃねーか?オラ、トング貸せよ俺が焼いてやる」ジュージュー


上条(むっちゃええ匂いしてまんがな)グゥゥゥ…


上条(ちくせう。まだ皆飯食ってなかったのかよ…)ぐぅぅうう。

上条(だけど今食ったら絶対後で飯は食えない…!)キュー

上条(耐えろ!今は耐えるのみ!"漢"上条!筋を通させてもらいやす!!)ぐぅ

垣根「んだよ上条!俺の奢りだっつったろ?ほら食えよ!ホルモンにカルビにロースに豚肉だ!」ヒョイヒョイッ

上条「あっ、ちょっ」

ヴェント「ちょっと、肉ばっかじゃダメよ?大根サラダと…ほらサンチョ」ヒョイヒョイッ

上条「いや俺」

査楽「あ、お酒飲みますかね?トールがもう生ビール飲んでますしね」

トール「焼き肉とビールうんめェェェェ!!!」カーッ!

上条「」


上条「(゜q゜)」ダラダラ

ジュー…ジュゥウウウ!

ヴェント「! 垣根、あんたひょっとしてこれ一番高い奴じゃないの?めっちゃ美味い」モキュモキュ。

ジュワアアア!

垣根「おう!せっかくだしな!」ハハハハ

上条「(゜q゜)」ダラダラダラダラダラダラ

ジュゥウウウ。

査楽「あ、ホタテのバター醤油とエリンギのガーリック炒め来ましたね」

上条(なんてこった…なんてこった…)ぐぅぅうううううう!

上条(ち、ちょっとだけ!ちょっとだけなら…!)ぐぅぅうううううう!


.


一方「おい」ヒソ

上条「な、なんでせう?」ヒソ

一方「…悪ィな。帰り損ねた俺のために帰って来てくれたンだよな」ヒソ

上条「…まぁ」

一方「すげェ助かった。…この借りはいつか必ず返す」

上条「いいっていいって。俺がやりたくてやったんだ。借りとか、そんなんいいよ」ヒラヒラ


一方「…やっぱり俺、オマエが――」

上条「えっ」

一方「イヤ、なンでもねェ」クピッ。

上条「……まさかな」


一方(チッ、オマエが"親友でよかった"なンて恥ずかし過ぎンだろ…酔ってンのか?俺は…)グビグビ


トール「おい、誰だよここに置いといた俺のコークハイ飲んだ奴」

.






[0:00]

上条「はあ、はあ…途中で帰れたはいいけど…」

上条「酔いつぶれた一方通行を寮まで送っていったらこんな時間になった…うう」


上条「…」

上条「サローニャ、怒ってる…かな…」

上条「心配させてるかもしれない…」



上条「…怖いな、帰るのが」


.



上条「た、ただいま~…」キィ…

しーん……

上条(寝ちゃった…のか?)ソロリソロリ。


上条(まさか、連絡つかない俺を探してどっかいった、とか…?)ソロリソロリ

.


上条(…あ。)


サローニャ「…スーッ……スーッ……」

上条(よかった。居たよ。テーブルの上に突っ伏してる)ホッ

サローニャ「ん…」モゾ

上条(…やべ、起こしちまったかな)

サローニャ「…上条ちゃん?」クシクシ。

上条「あ、ああ。ただいま…」

.




サローニャ「ねぇ、なんで約束守ってくれなかったの?」



.


上条「いや、ちょっと…急に用事ができて」

サローニャ「…例えば、お友達ちゃんと焼き肉食べに行かなきゃいけなくなったとか?」

上条「っ、なんで」

サローニャ「匂い。…ねぇ、私さ、晩御飯作って待ってるって言ったよね?」

サローニャ「なんで行ったの?私ずっと待ってたのに。」

上条「それはっ、その一方通行を助けなきゃいけなくて!」

サローニャ「一方通行ちゃんを助ける?…へー、焼き肉屋で?」

上条「頼む。きちんと話すから聞いてくれ」

サローニャ「…じゃあ、どうぞ。」

.






サローニャ「…そう。」

上条「そうなんだ!どうしても見捨てる事ができなくって…」

サローニャ「………」

サローニャ「…『いやそこまでしなくても』とか、『携帯どうすんの』とか色々思う所はあるけど…」

上条「う」グサ

サローニャ「まあ、そういう理由なら…」シブシブ

サローニャ「うん、許してあげる。」ニコ

上条「!」

.


上条「ごめんな、サローニャ。」

サローニャ「ううん。不埒な理由じゃなかったし、上条ちゃんのそーいう所が私好きだもん」フルフル

サローニャ「それに…焼き肉屋ちゃんで食べ放題。お友達ちゃんと来てるってなったらそりゃ我慢もできないよね…」ウン

上条「ん?いや、」

サローニャ「?」


上条「俺、約束守ろうと思って…焼き肉屋では一口も食べなかったんだ」

サローニャ「…えっ?」

.


上条「遅くなるし、サローニャが寝ちゃってるかもしれないけど…」

上条「それでも、作ってくれた飯は食おうと思って…」

サローニャ「…」パチクリ

上条「あーだからさ、俺今スッゲー腹減ってるんだ…」グギュルルル…

サローニャ「! へぇ…そうなんだ…!」エヘヘ

サローニャ「…実はさ、サローニャちゃんもご飯まだなんだよ?」チラッ

上条「! そっか。じゃあ…約束守れるみたいだな?」ニコッ

サローニャ「うん!じゃあ今からカレーちゃんあっためるね!」ニコッ

サローニャ「~♪」





.


サローニャ「はいっ!サローニャちゃん特製カレーちゃんですぞー♪」コト

上条「おっ、うまそうだな!」

サローニャ「じゃ、食べよっか!」



上サロ「「いただきます!」」



.

今回はここまで

>>512今更だけどありがとう






サローニャ「ふぅー…さっぱりしたー////」ホフゥー

上条(サローニャの裸に慣れてきた自分が怖い)ゴシゴシ


サローニャ「上条ちゃんはもう寝るの?」もきゅ?

上条「え?あー…ちょっとテレビでも観ようかなって」

サローニャ「そ?じゃあ私は先に寝るね?おやすみぃー」フリフリ

上条「ああ、おやすみ」ニコッ

.


TV「さーやって参りましたッ!今夜のミュージックステーショ○は!」

TV「DJつっちーWithねーちん&ニコチン!曲は、
  『隣で麺類食われると自分も食べたくなるからやめて?』!」

上条「……」ボヤー…


上条(…こっちの世界に来て思った事がある)


上条(『前の世界より、こっちの世界の方が幸せなんじゃないか』って)




上条(前の世界の俺は…)

上条(毎日インデックスの世話して、)

上条(たまにしか学校行けなくって)

上条(友達と遊んだり飯食いに行くなんて事も殆どなくって)

上条(いっつも誰かのために、世界のために自分が納得できない事を認めないために動いて…)


上条(…傷だらけになって、"自分の人生"をちゃんと生きてなかった気がする。)


.


TV「つっちー『のっどっあっめっ♪舐めーすぎるとー!♪』」


上条(…自分で選んできたし、間違ってるとも思わないし、……後悔してるわけでもない)


上条(……でも……)ボー…


TV「ねーちん&ニコチン『『辛い♪辛い♪何かわからないっけっどー!♪辛い♪』』」



上条(俺は……本当は、こっちの世界みたいな生き方がしたかった)



.


上条(家事とかしてくれる家族みたいな同居人と暮らしたかった)

上条(学校の勉強だって理不尽なESPカードとかより論理的な勉強だったら俺だってできるのにそうじゃなかった)

上条(事件なんて起きなくて誰も目の前で不幸にならなくて、助ける必要がなくて…)

上条(学校帰りには友達と話したり遊んだり『テストだりー』って駄弁ったり…)



上条(そんな世界が、欲しかった。)


.


TV「つっねーチン『『『でーもー♪結局タクシーの♪うんちゃんに輪ゴム撃たれるー♪』』』」


上条(俺は…もう元の世界に帰らなくていいんじゃないか?)


上条(だって、誰も『おかしくなった』ってわからない)

上条(この世界は皆が幸せで、俺も幸せ。)

上条(戦ってきた敵逹ですら幸せで…)


上条(だったら…もういいんじゃないか?)


TV「ねーちん『実は私イスラム教徒なんです♪』ニコチン『?!』」


.


上条(でも……)


インデックス『とうま!お腹減ったんだよ!』


土御門『カミやーん!ゲーセンでも行かないかにゃー?』


青髪『カミやんカミやん!ボクの夢とか聞いてくれへん?』


姫神『……』ニコッ


小萌『上条ちゃん?ちゃんと受けないと「スケスケみるみる」なのですよー?』


吹寄『また貴様か上条当麻!』


.


舞夏『どーしたー?かみじょうー?』


冥土『おや、また君かい?』


御坂『またアンタ何かしたの?しょうがないわねー』


白カチューシャ『……』クスッ


バードウェイ『ふ、お前の膝の上も悪くないぞ?』ニヤリ


レッサー『私を嫉妬キャラにしたいんですかー!』



上条「…………」ポロッ…


上条「やっぱり、会いたい……皆に゙っ…あ゙い゙だい゙っ…」


上条「うっ……ううっ……うううううううう……!」ポロポロ…



.


ギュ。


上条「?」クルッ

サローニャ「……」ギュ…

上条「わ、悪い…起こしちまったか」グシグシ

上条「あー、俺ももう寝るよ!おやすみ!」グッ

サローニャ「……」ギュウ

上条「…サローニャ?」



サローニャ「泣いていいよ上条ちゃん」ギュ
上条「…え」


.


サローニャ「上条ちゃんは頑張りすぎだよ。」ギュ

上条「…」

サローニャ「いいんだよ?上条ちゃん。もっと弱音吐いたって、誰かに泣きついたって」ギュ…

サローニャ「…私には、どうしてあげる事もできないけど。話くらいは聞けるよ」ナデナデ

サローニャ「言ったでしょ?『無理しないで』って」ナデナデ

サローニャ「辛いならさ、苦しいならさ、全部吐いちゃいなよ。少しは楽になるよ」

上条「…サローニャ……」グスッ…

サローニャ「ほら、言ってみ?サローニャちゃんが全部受け止めてあげるからさ!」ニコッ

上条「サロー……ニャ……うっ、うあああああああ!!!」ギュッ


上条「うわああああああん!!!ああああああ!!!ぅあああああああッッ!!」ボロボロッ

上条「怖い…!嫌なんだ……!っ、っ、ぐ」

上条「知ってる奴は皆居なくなって!!知らない奴は俺を知っていて!」

上条「でも幸せなんだ…!これ以上ないくらいに!!俺が欲しかったモノが全部この世界にはあるんだ!!!」

.


上条「平和も!友達も!学校生活も!理想の家族も!全部ッッ!」

上条「でも、それは前の俺が作った、見てきた奴らに『お前らなんかいらない』って言ってるみたいでっ!」

上条「自分が酷く嫌な奴に思えてきて!」

上条「どうしようもなく嫌な気持ちになるんだ…!」

上条「それに、俺がもし元の世界に戻さなかったら…」

上条「俺は、俺の知るあい゙つら゙と二度と会えなぐなる゙っ…」

上条「それも、イヤで…っ…虫のいい話だけど、それでも…イヤで…!」グスッ、

サローニャ「……」ナデナデ


.


上条「…俺は、どうすればいいんだよ…」ポス

サローニャ「……」ナデナデ

サローニャ「…辛かったね」ギュ

上条「ううっ……うえ…」ズズッ…

サローニャ「でも大丈夫。まだ考える時間はあるよ上条ちゃん」ギュ

サローニャ「難しい事だからさ、ゆっくり考えていこう?私も一緒に考えるから」ナデナデ

上条「…ぁりがとう…」ズズッ…

サローニャ「ううん。上条ちゃん、辛い事を私に話してくれてありがとう」

サローニャ「大丈夫。きっといい方法が見つかるよ」ポン、ポン…

サローニャ「大丈夫。大丈夫。…ね?」ニコッ

上条「……うん…」


.





~次の日~

上条「いってきます」

サローニャ「大丈夫?辛いなら休んだ方が…」

上条「大丈夫だよ。それに考える材料はできるだけ欲しい」

上条「絶対見つけるんだ。誰もいなくならない、『本当に皆が幸せな最高のハッピーエンド』を!」


上条「それに…昨日サローニャに元気づけてもらったから…大丈夫だよ」ニコッ

サローニャ「そ?…じゃあ、今日も一日頑張ってね!いってらっしゃい!」ニコッ

上条「ああ!いってきます!」ニコッ



垣根「」

.


上条「? よ!垣根!はよ!」

垣根「」

上条「?」

垣根「…おい上条テメェ…『昨日サローニャに元気づけてもらったから』って何だコルァ…?」ゴゴゴゴゴゴ

上条「へ?」

垣根「テメェ!まさか!まさか…!ヤったのか?!サローニャとえ、ええええエッチングしちゃったのか?!なあオイ!」

上条「…いや?つーか…ブフッ…」

垣根「ああん?!何笑ってやがる!」プンスコ=3

上条「ん?いやぁ、垣根は垣根だなって」クスクス

垣根「オーケー、喧嘩売ってんのはわかったわ」バサァ

上条「逃げれ!」ダダダダダ!

垣根「んがっ?!待てやゴルァ―――!!!」

.







〓〓とある高校〓〓

天井「えー、今日は病理先生が欠勤したので基本的には自習だ」

天井「だが各自節度ある自習態度でいるように。以上」


トール「へー?病理ちゃんがお休み?風邪か?」

ヴェント「対空ミサイル直撃してもぴんぴんしてそうなあの人が?冗談でしょ?」

査楽「鬼の撹乱というやつですかね。…さて、何して遊びましょうか」

垣根「さてな。ラクガキ大会でもやるか?評価しあって一番点高い奴が優勝」

垣根「んで優勝者には俺が何か奢ってやるよ」

上条「垣根が優勝したらどうすんだ?」

垣根「最下位の奴が俺にパン奢れ」

上条「……なんかこの流れだと上条さんが最下位で垣根が一位になるような…」

.





上条「案の定だよ!!!何だよこれ何だよこれ!!」ダンッダンッ!

垣根「いやあ、悪いな上条!今日たまたま俺絶好調でさ!」ヘラヘラ

ヴェント「…悔しいケド、マジで上手いわね」

トール「劇画調…中々に渋いじゃねーか」

査楽「逆にトールの絵はちょっとガチで幼稚園児レベルですが大丈夫ですかね?」

トール「っせー!俺は絵描きにならねぇからいいんだよ!」ウガー!

.


垣根「お?そろそろ昼だな。かっみじょー?」チラッ

上条「はいはい…何がいいんでせうか?」

垣根「最近発売したタラバガニメロンパン頼むわ」

上条「それ高いんじゃねえだろうな」

垣根「一個765円(税込み)だ」

上条「たっけえよ!!ふざけんな!」

垣根「まあいいじゃねえか。今度お前にも奢ってやるからよ」

上条「ッ―――ハァ――。わーったよ、行ってくる」


.


~廊下~

上条「洗濯物に絡みつく魚雷~♪」スタスタ

上条「ん?」チラッ


病理「…」キコキコキコキコ


上条「…病理先生?今日は欠勤なんじゃ…」

上条「……ついてってみるか」コソコソ


.


病理「…」キコキコキコキコキコキコ

上条「…」コソコソコソコソコソコソ


病理「…」キコキコキコキコキコキコ

上条「…」コソコソコソコソコソコソ


上条「……?」

上条(病理先生、マジでどこに行くんだ?こっちって俺も来た事ないけど…確か中庭があるんじゃなかったっけか?)コソコソ

上条「…? あれ、見失ったな。参ったな…」

上条「戻るか」クルッ

病理「上条くん?なーに先生をストーカーしてるんですかー?」ニコッ


上条「ほわ?!うわぁ―――ああああ?!」ビックゥ?!


.


病理「いけませんねぇー?いくら先生がカワイイからってそんな事をしちゃー」プクゥ。

上条「す、すみません!先生が心配になって…!」

病理「なーんて。」クスクス

上条「へ?」

病理「先生、ちゃーんとわかってますよ」ニコッ

病理「お仕事お休みした先生が何しにいくか知りたかったんでしょう?」

上条「まあ…はい」

病理「いいですよ」

上条「?」

病理「上条くんなら。先生が何しに行くか教えてあげちゃいます」ニコニコ

病理「で・も。その代わりそこで見て聞いた事は"しぃー"ですよ?」(^ b -)しぃー

上条「あ、はい」


.



~中庭~


病理「ここですよ」ニコニコ

上条「中庭っていうか…草木、花、木……小さな川?池やら何やらで何かメルヘンですね」キョロキョロ

病理「ええ。先生もお気にの場所です」ニッコリ

病理「今日用があるのはこの人になんですけどね」ソッ…

上条「? でかい石?いや…」


.


―木原加群―


上条「………墓?」



.


病理「ええ、私の兄の墓です」

上条「病理先生の…お兄さん?」


病理「…少し、昔話を聞いてくれませんか?」ニコッ

上条「…」コクン


病理「もう、十年も前の事です…―――」


―――――
―――――――――
―――――――――――――

.


~十年前~


病理「お兄ちゃん!」ダキッ

加群「おっと、危ないから後ろから抱きつくのはやめてくれ」ハハ

病理「いーやっ!」プイッ

加群「全く…いくつになってもお前は子供のままだな」ハハ

病理「ひひー」

…こんな感じで、私と兄はとても仲がよかったんです

私の家…木原家は大家族。
そして、親族皆が木原姓を名乗り皆で暮らしていました

ええ、とても珍しい形の『家族』の形態だったと思います。

.


幻生「おやぁー?また病理が加群くんに甘えてるねぇ?
   たまには僕にも甘えて欲しいものだよ」クックック

病理「おじーちゃんは早く研究所行って!」プクゥ

数多「かっ、18にもなって『おにーちゃーん』かよ?きめぇ」

テレス「そうね、でもあなたに懐かないからって毒を吐くのはやめたら?」ギュリリリリ…
数多「んがっ?!いてぇっ!?いてぇっいてぇっ!!耳引っ張んじゃねぇよ!耳取れる!ゴッホになる!」アデデデデ

テレス「あら?数多は人の話を聞かないし、取れても何も問題ないんじゃないかしら?」

数多「ざっけんなクソッタレ!」プンスコ!=3

.


円周「ねーねー!のーかんちゃんのご飯どこ?なくなっちゃったのー」てちてち。

唯一「え?そこの棚にないです?」

那由他「あぶー」

乱数「ヒャハハハ!!カッワイソーに!?可哀想に?脳幹くんは餓死しちまうかもなァ――?!」ゲヘヘヘ!

円周「乱数お兄ちゃんウザいから黙って?」

乱数「ごはっ?!」ドサ


脳幹「ビーフジャーキーを所望する」ワン!

あの頃は楽しかったです。



―――兄に彼女が出来るまでは

.

今回はここまで。



病理「――彼女ができた?」モキュモキュ


加群「ああ、近々紹介するよ」モクモク

幻生「ほほーう?それじゃあちょっとしたお祝いでもしようか」クックック…

テレス「あらよかったわね?加群。初カノなんだし大事にしなさいよ?」クスクス

数多「オイオイオイ…どぉーなってやがんだ?こりゃあ?理論の"り"の字もわかんねぇーぞ…?オイテメェら、聖書ってのはいつから『飛び出す絵本』に…」ブツブツブツブツブツブツブツブツ

乱数「ねぇーェェェだろ……ねえだろそんな都合の良い話!!いくら何でも、このタイミングで、こんな脈絡もなく!ヒーローみてえに来る訳ねえだろ!!だったら、何だ、こりゃ一体何なんだ!?何がどうなったらこんな世にもつまらねえ絵面に……っ!?………まさか、これも幻覚……?」ブツブツブツブツブツブツ

唯一「非モテ男ども、煩いですよ」モッモッモッ


那由他「あーっ、ぶー」キャッキャッ!

円周「うん、うん。なゆたちゃん?嬉しいのはわかるけどご飯をちゃんと食べてほしいな」つ―⊃

脳幹「ところで食後の歯磨きガムを貰えんかね?歯が疼くのだよ」ワン


病理「ふーん……」ムスーッ

加群「なんだ、病理喜んでくれないのか?」

病理「だって…こうやってお兄ちゃんの膝の上でご飯食べるとか出来なくなっちゃうかも知れないじゃないですかー」ムスーッ



.



上条「すいませんちょっといいですか」

病理「あら何ですか?上条くん」ニコッ

上条「……十年前、ですよね?」ヒク

病理「ええ、かっきり十年前ですよ?」ニコッ
上条「……当時18才、ですよね?」

病理「ええ、18才ですよ?」ニコッ

上条「俺より年上ですよね」

病理「上条くんが私に年齢詐称をしていなければそうだとは思いますよ?」ニコッ


上条「その、言いづらいんですがちょっと精神年齢が幼すぎでは…?」

病理「? ああ…」

.


病理「木原家ではですね、誰もが好きな家族ポジションになれるんです。だから…」

上条「? 好きな家族ポジション?」

病理「簡単に言うと、誰でも父や姉、兄妹、母や弟、祖父母になれるんです」

上条「…………」

上条「?」ワカラン

病理「……ええっとですね…何て説明しましょうか…」ウーン

病理「まずですね、木原家は全員血の繋がりがないんですよ」

上条「え?」

病理「皆が皆、天涯孤独だったり元孤児だったり。試験管から産まれたり、ある日空から落ちてきたり、作られたり…」

病理「…まあ、特殊事情を持つ人間達の集まりなんです」


.


病理「だから、所謂『母』や『父』といった各個人との関係を示す名前というのが存在しないんですよ」

病理「法律的にみたら結局は『他人』ですしね…」

上条「…そんな哀しそうな顔して言わないで下さいよ…」

病理「あらごめんなさいです。まあ私自身は特には気にしてなかったんですが、円周ちゃんとかが気にしてて…」

病理「そういうのを見るとちょっとだけ『私達に本当に血の繋がりがあったら』って思っちゃうんですよね」


.


病理「脱線しちゃいました。テヘペロです」(>ω_・)ミ☆テヘペロ

病理「まあ例えば…上条くんにサローニャちゃんが『ご飯できたよー☆』って言ってきたとします」

上条「はい。(病理先生サローニャを知ってるのか)」

病理「一般のご家庭では大体母親が食事を作りますよね?」

上条「あ、はい(記憶はないけど)」

病理「すると木原家ではサローニャちゃんは上条くんのお母さんになるんです」

上条「…お母さんがやる事をしたから?」

病理「そうです。他にも…」


.


病理「サローニャちゃんが上条くんに『ねー本読んで?』とかの年少の子がやるような甘え方をすると妹になったり」

病理「『おい上条ちゃん貸した漫画返してよー』って言ってると弟になったり」

病理「その人が求めてきた、その人が自分にとる態度の家族ポジションになってあげるんですよ」

上条「へぇ……」

病理「現に円周ちゃんは皆の妹ですが那由他ちゃんにだけはお母さんだったり…」

病理「幻生おじいちゃんは私達には祖父や父でしたがテレスちゃんには兄だったりしました」

上条「へー…」

病理「長くなりましたが、私の精神年齢が幼く見える、聞こえるのは妹ポジションとして兄に甘えてるからなんですよ」

上条「へえ…」


上条(俺はそれを聞いて…ちょっと嫌な考えをした。)

上条(孤独を癒すっていうか……『木原家』は、心の隙間を埋めるための歪な関係だと思った)


.


病理「じゃあ、続きを話しますね?」ニコッ



――――――
――――――――――
――――――――――――――


.



そして、暫く立ったある日。件の兄の彼女が来たんです


病理「……あなたが、お兄ちゃんの彼女ですか?」



「そうだよっ」



.





サローニャ「サローニャちゃんと申します!以後よっろしくぅー!」




.



上条「  」



上条「  」


上条「( Д ) ゚ ゚」



上条「――――――ゑ?」



.


病理「………」ニコッ

上条「  」

上条「  」



上条「せ、先生…?」


.








病理「あ、嘘120%ですから安心してください」ニコッ

上条「ン嘘かよォオオオォオオオ?!!!!」


.


上条「ちょっと信じちゃいましたよ!!そりゃそうだよ!サローニャは今15才なのに10年前だったら5才だよ!加群さんがド変態になっちゃうよ!!」

病理「うふー。上条くんは相変わらずカワイイですねー」クスクス。

上条「話すならちゃんと話してくださいよ?!俺真面目に聞いてるんですから!」 んもー!

病理「はいはい♪上条くんがいい子で先生は嬉しいです」ニコニコ


―――――――
―――――――――――
――――――――――――――――


.



病理「……あなたが、お兄ちゃんの彼女ですか?」




「はい。加群さんとお付きあいしています、」


サフリー「サフリー=オープンデイズです。よろしくお願いします」ニコ


.


乱数「美人、スタイル抜群、お姉さん…」アガガガガ

数多「くっははは…っ、カッワイー!惚れちゃいそーだぜ!サフリーちゃんよォオオオ!!!加群は死ねぇぇえええ!!!」エグッエグッエグッエグッ

テレス「…君ら童貞は嫉妬するよりもうちょっと男を磨くべきじゃないかしら」

乱数「はあ?はあ?俺童貞じゃねーし!幻覚の女といつもヤってっから童貞じゃねーし!」

数多「俺だって持てる科学技術と知識、『木原』を解放して作ったダッチワイフとヤってっから童貞じゃねーし!」

唯一「可哀想な童貞じゃねーか」ペチッ

脳幹「君たち、今日は加群が彼女を連れて来ているのだぞ?少しは童貞力を封印したまえ」ワン!


サフリー「」

円周「うん、うん。ごめんね?サフリーさん。ウチって変わり者ばっかりなんだ」


.


サフリー「ふふ、大丈夫よ!私も早く慣れるわね?」ニコッ

加群「サフリー…」ギュ



病理「……」ムスーッ


.


その言葉通り、彼女は度々木原家に訪れて私達の一員となっていきました。

ええ、同じ女としても彼女は素晴らしい女性でした

モデルのような美貌と肉体美。炊事洗濯なんかの家事もこなす。

職業は格闘家と聞いた時は驚いたものです。

……中身も素晴らしく、落ち着いたお淑やかさの中で垣間見せる豪放磊落な部分…


きっと兄もそこに惹かれたんでしょうね。

.


病理「そんな日が続いた、とある日の事です。」

病理「………」

上条「……」

病理「……」

上条「……?」

病理「……」

上条「…先生?」

.


病理「…あら、もうこんな時間ですね」

上条「え?あ、本当だもう大分経って…」

病理「…お話はまた今度にしましょうか」

上条「先生?」

病理「ふふ。ほらほら、早く帰ってあげないと垣根くんが激おこぷんぷん丸ですよー?」クスクス

上条「あ、ヤバイ!買うの忘れてた!」

上条「うわー…もう購買終わってるよなー…どうしよ」

病理「大丈夫ですよ♪上条くん」つタラバガニメロンパン

上条「あ、タラバガニメロンパン!もらっていいんですか?」

病理「もちろん!先生の昔話を聞いてくれたお礼です」ニコニコ

.


上条「って、何で先生は知ってるんですか…」

病理「病理ちゃんが上条くんの先生だからでーす」ニコッ

上条「…まあいいや。ありがとうございました!」

病理「いえいえ。今日は勝手にお休みしてごめんなさいね?」

上条「いやあ、先生も大事な用事があったみたいですししょうがないですよ!」




病理「……上条くん」

上条「はい?」

.


病理「実はあの話の、あそこからの続きは…」

病理「先生にとって、『最も話す事が難しい話』なんです」


病理「出来れば。君には聞いて欲しかった。話したかった」

病理「…でもごめんなさい。今はやっぱり話せないの」

病理「そのくらい、私には話す事が難しいのよ…」ギュ…

上条「…病理先生」

病理「…でもこれだけは言っておくわね」

病理「…私が今日お休みしたのは、兄へのお墓参りと…」

.




病理「私が兄を殺した罪を再確認するためなの」



.








上条「……」スタスタ

上条(病理先生は車椅子から花を取り出して、墓に供えて。)スタスタ

上条(「すみません、一人にしてください」って言って、黙ってしまった)スタスタ

上条(…病理先生がそんな事をするとは思えない)スタスタ

上条(いや、そうであって欲しいだけなのかもしれないけれど)スタスタ

上条(…病理先生……)

.


上条(…直接手をくだしたとかではないんだろう)

上条(確か前科がある人は教師をやる事は出来ないんじゃなかったか?忘れたけど…)

上条(そうでなくとも。あの病理先生があんなに慕ってたお兄さんを殺したなんてありえない)

上条(信じられねぇよ)

.



査楽「おや、随分遅かったですね?」

ヴェント「2時間もアンタどこほっついてたワケー?」ジト

トール「おいおい上条ちゃん、垣根のやつ『上条が持ってくるから他のもんは食わねえ』って意地張っちまって…」


垣根「」カピカピ


トール「ミイラになっちまったぞ」

上条「わ、悪い…」

.


垣根「うおー!上条!お前ならちゃんと買ってきてくれるって信じてたぜ!」

上条「はいはい…」

ヴェント「しっかし、よく買えたわねそれ。確か一日一個しか売られないレア物でしょ?」

トール「マジで?!」

上条「垣根テメェ…」

垣根「…」メソラシ

.


上条「………」

査楽「? 何かありましたかね?随分神妙な顔をしていますけど」

上条「え?いや?何にも?何にもないけど?」

査楽「……そうですかね?まあ話したくなったら話してくださいね」

上条「バレてんのかよ…」

.


上条「……」

上条「なあ、査楽」

査楽「なんですかね?」

上条「お前、病理先生が人を殺すとか…何かしらの犯罪をすると思うか?」

査楽「まさか!あの人は確かにミサイル撃ったり機関銃をぶっ放したり、人を空に飛ばしたりしますがね……」

上条(オイ)

査楽「それでも、病理先生はそんな事だけはしない人だと保証はできますね」

上条「…そっか。ありがとな」

.


査楽「…ひょっとして、病理先生が今日お休みした事と何か関係ありますかね?」

上条「へ?!いや?」ブンブン

査楽「…あなたは嘘を吐くの下手ですから何も言わない方がいいと思いますよ」クルッ

上条「…へいへい」


.

今回はここまで。

「サフリーさんて誰やねん」という人のために↓


サフリー=オープンデイズ(新訳4巻にて登場)

金髪でバインバインな青いドレス着たモデルさんみたいなお姉さん。

職業、格闘家。とことん『破壊』に拘る人で、『ナチュラルセレクター』に参加していた選手。

『グレムリン』の仕掛けが始まった直後から行動を開始する。

近江手裏、雲川鞠亜と共に『戦乱の剣』を抜いたマリアンと戦ったがそこでリタイアした。

4巻以降は登場は無し。恐らくは生存していると思われる。


……そういえばウートガルザロキのスレもこっちも読んでくれてる人ってどのくらいいるんだろうか。

.

乙、叶え屋の方も見とるよ
これまた意外なサフリーさんキター! 加群さん何故しんだんだ…
にしても病理先生が妹ポジだとかマジほんと可愛いすぎるぞ…びょーりん天使か


俺もどっちも見てるよ
基本的にはROM専だけど


>>603

ウート「いつも閲覧とレスをありがとな!」フリフリ♪

>>604

ウート「ありがとう!どっちのスレも楽しんでもらえりゃ幸いだ!」ニッ


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トール「なあ垣根?そのタラメロパンって美味いのか?」

トール「しょーじき、俺にはこれっぽっちも美味そうには見えねぇんだが」

ヴェント「まあ、名前からしてあんま美味しそうには見えねーわね」

査楽「安定や磐石のものしか買わない私にはそのチャレンジ精神はよくわかりませんね…」

上条「結局のとこどうなんだよ」


垣根「ん?そーだなー…」




.


垣根「…ところでテメェら、『本当に美味いタラバガニ』ってのを食った事はあるか?」モグ


トール「? そもそもカニ食った事ねえなそういえば」

ヴェント「食べた事はあるケド…『本当に美味いか』って聞かれるとって感じかしらね」

査楽「まあ専門店で昔食べた事はありますがね」

上条「ねーよ上条さんがんな高級食品を口に出来ると思ってんのかコノヤロー」ケッ


垣根「そうか」

.


垣根「俺はある」モグモグ


垣根「忘れもしねぇ、5年前の事だ」

垣根「俺は当時から第二位として研究協力だとか奨学金、趣味の商売なんかで…めがっさ金を持っていた」

(((なんか今殺意わいた)))

垣根「たまには美味いモン食いにいくかって思ってよ、ネットやグルメ雑誌、セレブ用のアレコレなんかで探しまくったのさ」


垣根「そこで見つけたのがとある専門店の"カニ"だった…」

.


垣根「"言葉に出来ねぇ"…そんな美味さだった」

垣根「たまたまその年その時期に獲れたカニが良品質のものばかりだったってのもあるんだろう」

垣根「饒舌しがたいモノだったぜ。ふわっふわで、豊潤な香りと味、まったりさとコク…」

垣根「最高だった…!」


上条「」ゴクッ

トール「」ダラダラ

ヴェント「」クゥー

査楽「…」

.


垣根「…そんでな、このタラメロパンは今話した『"本物"のカニ』を彷彿とさせるカニを使ってやがる」ムシャ

上条「マジか…!」ゴクリ

垣根「しかもメロンパンの部分の方も贅沢だぜ?『メロンの味をしっかり舌に味あわせる』…」

垣根「そんなコンセプトでもあるみてぇな…深く、鼻の奥までしっかり貫通させる味わいだ」

トール「スゲェ…!」ゴクリ

垣根「…その究極の"カニ"と、」

ヴェント「くっ、///」クーキュルル…

垣根「究極かもしれねぇほどの"メロンパン"」

査楽「……」


垣根「その二つが合わさってんだぜ?」


.




垣根「ぶっちゃけ口の中でメロンの味とカニの味が殺し合いしててクソ不味い」



.


垣根「ナニコレ産廃?お互いがお互いを殺し合って貶し合うってコレお前相当だぞ」ムシャムシャ

垣根「アレだな、いくらケーキとラーメンが美味しいからって混ぜたらダメだよね的な?」モグモグ

垣根「まあそんなワケで、マズ――――



.



~暫くお待ちください~


.


ヴェント「マズいんならマズいって普通に言いな。時間無駄にさせてんじゃねーよ」パンパン

トール「期待させやがって」パンパン

査楽「まあ私はなんとなくわかってましたけどね」パンパン

上条「ったく」




垣根「」チーン!


.






~放課後~


上条「さてと…」

上条(この世界の事をもっと知って、選べる選択肢を増やしていかないとな)

上条(…とりあえず今日みたいに学校の行ってみた事がないとこに行ってみるか)





.


上条(こっちは先生の研究棟か)スタスタ

上条(…いや、こんなとこあったか?大学か何かみたいじゃないか)スタスタ

上条(…あ、病理先生や天井先生の部屋もあるんだな)

上条(ふーん…実験室や資料室…ウチってかなり充実してたんだな)


上条(……ん?)

.




[木原加群]



上条「……き、はら…木原、加群?」


.


上条(これって……病理先生のお兄さんの、)


上条(個人研究室…加群さんもここの先生だったのか!)

ギイ…

上条「…開いて、る?」

上条「……」


上条(…少し、覗いてみようか)そ…

.


上条「…しっつれいしまーす…」ギイ…


上条(紙の資料の山、ダンボールの山、機械や実験器具…十字架?)

上条(カーテンの隙間からの光が乱反射してそれらが乱雑に置かれてるのがわかった)

上条「そんで……」チラ


籠<カタカタカタ…


.


上条(……ケージ?全然人が来てない部屋にまだ小動物か何かでもいるのか?)ソロリ


上条「…?」チラ


ハムスター「……」きゅーん♪


上条(やだ可愛い)


.


ハムスター「……」ハムハムハムハム

上条(ひまわりの種を口一杯に頬張ってモグモグしてるー!)ヤダーカワイイィィ!


ハムスター「きゅ?」クビカシゲ

上条「愛くるしい?!」


.



ハムスター「…で、君は誰かな?」モキュモキュモキュモキュ

上条「」


.



上条「シャベッタァァアアアアァァアアアア?!」

ハムスター「失敬だな、喋る動物なんて珍しくないだろう」モキュモキュモキュモキュ

上条「いや上条さんにはそんな知り合いいませんのことよ?!」

ハムスター「そうか?…私がおかしいのか…?」フーム

上条「えーと…貴方?は一体?」

ハムスター「? 私か?」

.



ハムスター「…そうだな、"ベルシ"とでも呼んでくれ」


ベルシ「とある教師に忘れ去られた、哀れな実験動物だよ」

.


ベルシ「君は誰だ?」キャル?

上条「えー…上条当麻ですが」

ベルシ「そうか。いい名前だな」プルルッ

上条「どうも」

ベルシ「ところで上条くん?一つ頼みがあるんだが」モキュモキュ?

上条「とりあえず一々可愛い仕草すんのやめてもらえませんか」

.






ベルシ「うん、やはり私の見立てに間違いはなかったようだ」

ベルシ「君の胸ポケットは居心地は中々にいいぞ」

上条「さいでっか」スタスタ

ベルシ「いや助かったよ。あのケージは特別製でね、私は自分で出られなかったんだ」ウム

上条「うわーお。よかったな?死ぬ前に出られてー」ハハハ

ベルシ「ああ、君にはとても感謝しているよ上条くん」ハハ

.


上条「んで、どこに行けばいいんだ?」スタスタ

ベルシ「それなんだが…」


ベルシ「君、よかったら私を飼わないか?」


上条「ぅえ?!」

ベルシ「…うん?ハムスターは嫌いか?
きゅ?

上条「あ、いやそういうワケでは」スタスタ

ベルシ「まあ待て、心配せずとも私は一般的なハムスターではない」

上条「うん知ってる。会って5分の上条さんも知ってる」スタスタ


.


ベルシ「食べ物は一日にひまわりの種2粒か野菜の2~3cm四方を一切れで充分」

ベルシ「通常のハムスターよりもコストパフォーマンスは優れているぞ?」フフン

上条「あ、いやそういう話じゃなくて」フリフリ

ベルシ「待て、いいか?ハムスターの食事量はそのハムスターの体重の10%程度が目安とされている」

上条「はあ」

ベルシ「私のようなジャンガリアン種であれば、3~4gくらいが1日の食事量だ」

上条「いやだから財布の心配じゃねーんだって」

ベルシ「それに普通のハムスターは夜ガタガタ煩いが私は紳士かつ常識があるから静かにしているし…」

上条「常識あるハムスターさんなら流暢にペラペラ喋らないんじゃね?」

ベルシ「朝~昼、23:00まで活動するから君は常に私の愛くるしい姿を見て癒されるだろう」

上条「いや同居人がなんて言うかわかんねーし…」

.


ベルシ「ならその人に会わせてくれないか?私の滑車を回す姿を見せられれば落とす自信はあるぞ」

上条「いやちょっと世話が面倒だし」

ベルシ「まあ待て、糞尿やケージなんかも私には特に必要はない」

ベルシ「ある程度部屋を徘徊する自由をくれれば自分で処理するし…」

ベルシ「なんなら調理器具と材料さえあれば特製チャーハンを御馳走しよう」キリッ

上条「怖いよ?そんなハイスペックハムスターさん(雄)に徘徊されるとか怖いよ?」

.


ベルシ「ダメか?」

上条「……まあ」スタスタ

ベルシ「そうか、わかった」

上条「ごめんな」スタスタ




ベルシ「いくら欲しいんだ」

上条「うん、お前が全ッ然上条さんの気持ちわかってねーのはわかった」


.


ベルシ「む…学生の気持ちはわかりづらいな」

上条「いやわかりづらいって言うかあんたは何にもわかって…って」ピタ


上条「…自宅ついちまったよ」

ベルシ「ここか…なんなら掃除もするが?」

上条「いや『するが?』じゃねー……あーもういいよ!一晩だけだからな!」

ベルシ「感謝する」

.


ガチャ…

上条「ただいまー…」

サローニャ「あ!上条ちゃん、おかえりぃ」ニコッ

ベルシ「可愛い子だな。君の彼女か?」ヒソヒソ

上条「ちげーよ」

サローニャ「? なあに?何か言った?」

上条「いや、何でも?」フルフル

.


サローニャ「あ、お腹空いてたりする?冷蔵庫にドーナッツちゃんあるけど」

上条「あ、じゃあもらうよ」ニコッ

ベルシ「……」

上条「あー、お前もドーナッツ食えるのか?よかったら」

サローニャ「? 上条ちゃん、誰に話してるの?」

ベルシ「…」モソモソ

サローニャ「! わー!ハムスターちゃんだー!!!」キラキラ

サローニャ「うわー、うわー!可っ愛いぃ~////」ナデナデ

ベルシ「……」ウキュウキュー

サローニャ「ねえねえ!この子どうしたの上条ちゃん!」

上条「え?あー…何かコイツから話かけられて…」

.


サローニャ「ぷっ、何それ~」クスクス♪

上条「いや本当なんだって!ペラペラ喋ってたから!」

サローニャ「あはは!へぇ~?そーなんだー?ハムスターちゃん何て言ってるの?」クスクス

上条「待てサローニャこれはメルヘンな話とかじゃなくてな?」

サローニャ「ふふっ!上条ちゃん飼いたくて連れてきちゃったんでしょー」

サローニャ「うんうん、確かに可愛いもんねー」クスクス

上条「いやどっちかって言うと飼いたくはないんだけど成り行きって言うか」

サローニャ「確かウチ、丁度ケージあるし…即席だけどハムスターちゃんのお家ちゃん作ってあげよっか!」

上条「」

.


サローニャ「あ、名前はもう決めてるのかにゃーん?サローニャちゃんも決めたいな」

上条「あー、いやコイツ元から名前あるらしくてさ、"ベルシ"って言うんだってよ」

上条「な、ベルシ!ちゃんと自分で自己紹介しろって!」

ベルシ「きゅ?」

サローニャ「ぷっ。あははは…うん、うん。じゃあちょっと残念だけどベルシちゃんだね!」ニコッ

ベルシ「きゅー!」フリフリ

サローニャ「じゃあ私押し入れちゃんからケージちゃん探してくるね?」ヨイショ


上条「……オイ」

ベルシ「む?なんだ?」

上条「…何でサローニャの前だと喋らねえんだよ」

ベルシ「彼女には『"一般的なハムスター"の方がウケがいい』と判断したまでだよ」

上条「計算高いハムスターだな」

ベルシ「せっかくいいオツムがあるんだ。ならば使わねば損だろう?」ニヤリ

.


サローニャ「はいっ!ケージちゃんあったよん」つ

上条「お、よかったなーベルシ。ほらそこで大人しくしてろよー」ペイッ

ベルシ「?!」


.

今回はここまで


ベルシ「きゅっ」ポテッ

サローニャ「ごはんは野菜の切れ端ちゃんでいいかな」つ

ベルシ「!」カジカジ

サローニャ「きゃーカワイイぃー!!」キャッキャッ

上条「……」


上条「…"ベルシ"、か」

.






~深夜~

上条「…」ムク

上条「…」チラ

サローニャ「スーッ…スーッ…」

上条「…」ソロソロ




ベルシ「……」

カチャン

ベルシ「…?」チラ

上条「…」クイックイッ

ベルシ「…」コクン


.


~ベランダ~


ベルシ「…それで?私をこんな深夜に連れ出して何の用だ?」きゅ?

上条「ちょっと聞きたい事あってさ」

ベルシ「なんだ?…っと、すまないが私をベランダの桟に乗せてくれないか?」

上条「あーはいはい」ヒョイ

ベルシ「ありがとう。流石に床からでは聞き取りにくくてね」

.


ベルシ「では悩める青少年の恋の悩みを聞こうじゃないか」

上条「そんな悩みじゃねーし、ジャンガリアンハムスターに恋の悩み相談しねーよ」

ベルシ「では」


上条「ベルシ。あんたの本当の名前は『木原加群』なんじゃないのか?」

ベルシ「……」


.


上条「フロイラインを助ける時…『窓のないビル』を壊す時にトールが教えてくれたんだ」

上条「『木原加群、グレムリンでは"ベルシ"って呼ばれてた奴がバックドアを残していた』って」

上条「…そんで"木原加群の個人研究室"。そこにいた"実験動物"が"ベルシ"を名乗るときた」

上条「偶然にしちゃ出来すぎだ」

ベルシ「…」

上条「何であんたがジャンガリアンハムスターになったのかはわからない」

上条「でもきっと。十年前に病理先生やサフリーさんと何かがあってそうなったんだろ?」

上条「加群さん。病理さんにせめて一目くらい姿を見せて話した方がいいんじゃないのか?」

ベルシ「……」

.




ベルシ「いや、あの、私はその加群という人間じゃないんだが…」


上条「えっ」


.


ベルシ「考えてもみろ、そもそも人間の脳味噌をハムスターの中にどうやって入れるんだ?」

上条「え、いやそれはほら…あの、アレだよ機械とか」

ベルシ「機械?学園都市の技術でも脳の視床下部だけは機械化できないんだぞ?」

※"恋査"参照

ベルシ「その部分をどうやってハムスターに入れる?」

上条「……えっと」

ベルシ「そもそも『窓のないビル』が壊れたなんて事件は聞いた事がないし…」

ベルシ「私は病理なんて人は知らないし、」

ベルシ「私がもつ最古の記憶は"11年前"だ」


上条「」

.



上条「まあ、窓のないビル云々はその、俺の事情っつーか妄想みたいなもんだけど」

上条「えっと…じゃああなた何者なんですかベルシさん」

ベルシ「いや見たらわかるだろう?」


ベルシ「ちょっと変わったハムスターだよ」

上条「ねーよ」

.


上条「いや待てよ!じゃあなんであんたは会話ができたり言葉を話したり、エネルギー消費が多くなるはずなのに少食だったりするんだよ!」


ベルシ「ナイショだ☆」

上条「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙んもー!?」ガシガシガシガシ!


ベルシ「まあいいじゃないか?私が誰でも」

上条「よくねーよ!こっちはドヤ顔で推理したら大火傷ぶっこいてんだぞ?!」

上条「病理先生も喜ぶと思ったのに…」シュン

ベルシ「…」


ベルシ「…その病理さんは先生なのか」

上条「え?ああ、そうだよ。俺のクラスの担任で、担当教科は『道徳』」

ベルシ「……そうか」

上条「?」

.


ベルシ「その病理先生は好きか?」

上条「え?ああ、まあ…いい先生だと思うよ」

ベルシ「…そうか」

上条「…?」

ベルシ「用件はこれだけかな?」

上条「ああ、うん」

ベルシ「ではまた明日」ピョイッ

上条「あ、オイ!あぶなっ」

ベルシ「とう」シュルー

ベルシ「たあ!」ピョイッ!

ベルシ「…」てちてち

ベルシ「よいしょ」ガラッ

ベルシ「あ、窓を開けたままにしておくからな?」

上条「桟から飛び降りて窓開けて…何者なんだよ」

.


〓〓ケージ内〓〓


ベルシ「…」モゾ



ベルシ「…元気そうでよかったよ、病理」



.


~数日後~

ジリリリリ!

上条「ふぁ、あ~ー…ああ……」

上条「むにゃ」ボヘー…

上条「…サローニャ?」キョロキョロ

上条「ん?紙?」ガサ


.



『上条ちゃんへ』

『一日だけの短期バイトちゃんに行ってきます』

『たぶん22:00くらいには帰れると思う。』
『ばんごはんちゃんは先に食べていて下さい』

『朝ごはんは冷蔵庫と鍋に。お弁当ちゃんは机に置いてあります』


『けっこーなお金が入るから、今度一緒に美味しいもの食べにいこーね!』


『サローニャちゃんより』


.


上条「…今日サローニャ居ないのか…」ガシガシ

上条「…」ウトウト

ベルシ「おいそのまま寝るなよ?」ヒョコ

上条「…結局居着いたよな、お前」ウトウト

ベルシ「彼女がいい子でよかったよ」

上条「そーですね」ウトウト

ベルシ「食らえ!ひまわりの種アタッーク!」ブンッブンッ!

ピチンピチンッ!

上条「いたっ?!」

.


ベルシ「ほら寝るな。顔を洗ってさっさと彼女が作ってくれた食事を食べろ。」ガタッガタガタ

ベルシ「…ふう、ケージから出られるのは幸せだな」

上条「あんまり外に出んなよー」ドタッドタッ

ベルシ「心配はいらないよ。君達への家賃代わりに君の世話をするだけだ」

上条「さいでっか」

.





上条「ンじゃいってきます」

ベルシ「待て、弁当を忘れるな!」トコトコトコトコ

上条「あ、悪いな」

ベルシ「気をつけてな。しっかり勉強してくるといい」フリフリ

上条「おー」ヒラヒラ

.


上条「ん?」

ビアージオ「おや、上条さんおはようございます」ニコッ

上条「おはようございます…朝会うなんて珍しいですね」

ビアージオ「はは、いつもはもっと早いですからな」ハッハッハ

上条「へー」

ビアージオ「まあその分遅いのですがな」

上条「なんかあるんですか?」

ビアージオ「ええ。今日は執事修行研修でしてな、まる一日使って執事スキルを徹底的に鍛え直すのですよ」ニヤリ

上条「へー」

.


垣根「そーなんだよな…だから今日は義弟の晩飯が食えねーんだよ…」

上条「へー垣根んちもなんだ」

垣根「あん?どういう事だ?」





垣根「へー、サローニャは今日バイトか」テクテク

上条「そうなんだよ」テクテク

垣根「じゃあ今日はお互い晩飯ねーんだな」

上条「だなー」ハハ

.


垣根「じゃあよ、今日俺んちで何か晩飯作って食わねぇか?」

上条「お、いいなそれ!」




〓〓教室〓〓


垣根「――なんだけどよ」

トール「ほー?面白そうだな!俺も行くわ!」

ヴェント「私もいいカナ?」

査楽「私も参加しますね」

.


トール「そんでよ、何作る?」

ヴェント「んー……鍋とかいいんじゃない?」

査楽「いいですねー」ホフゥ

上条「確かに時期的にはいい頃だな」

垣根「じゃあ鍋にすっか。何鍋にする?」



上条「味噌鍋」(・д・)ノハイ

トール「闇鍋」(・д・)ノハイ

ヴェント「トマト鍋」(・д・)ノハイ

査楽「キムチ鍋」(・д・)ノハイ

垣根「もつ鍋」(・д・)ノハイ


.


トール「オイオイ…なんだよ、せっかく集まってやるんだから普通じゃ面白くねーじゃんかよー」

ヴェント「黙んなトール。てゆーかアンタは絶対ロクなもん入れないからダメ」

トール「えー」ぷくぅ

査楽「キムチ鍋なら辛さや何やらでお楽しみ要素がありますし美味しいですけどね」

垣根「ホルモンだって美味いぞ」

上条「いやいや味噌こそ最高だろ」




姫神「…私ならコラーゲン鍋だな」ポソリ

.


上条「よし、じゃんけんで決めようぜ」

トール「いやここは一丁、肉弾戦で決めようぜ」

ヴェント「そうね賛成」バキャ!

トール「ぐはっ?!」バタッ

ヴェント「さ、じゃんけんするわよー」ブンブン

査楽「容赦ねーですね」

.


「「「「じゃん!けん!」」」」


「「「「ポン!」」」」


.


上条「っし!っし!」ガッツ!ガッツ!


垣根「上条が勝つ…だと……?」Gokuri…

査楽「天変地異の前触れですかね…?」Gokuri…

ヴェント「もうすぐアイツ死ぬんじゃない…?」Gokuri…

上条「お前らシャーラップ!上条さんだって勝つ時は勝つんですよ!!!」ビシッ



トール「ヤ…ミ…ナベ」

.


~放課後~


上条「このままスーパーに具材とか買いに行かないか?」

ヴェント「そーね…一々着替えんのもめんどくさいし」

査楽「ですね」コク

垣根「だな。今日の病理先生の問題もマジで鬼畜だったな…なんだアレ」


トール「くっそ、初めてだぜ 顎を拳で撃ち抜かれんのは」ブツブツ

.


上条「ん?」








一方「………」



上条(ついに毎日校門で待つようになったよ一方さん)

.


一方「よォ上条。元気そォだな」

上条「おう」

一方「ン?」チラ


垣根「よお、一方通行!」フリフリ

査楽「ですねー」フリフリ

一方「…おォ」フリフリ

上条(寡黙モードになったか)

ヴェント「アハ、アンタまた来たの?もうこの学校に転入してきた方がいいんじゃない?」

一方「……」キラキラ

上条(本気で「それもいいなァ!」って顔してる?!)プッ

.


一方「あァ忘れてた…上条、オマエに渡すモンがある」

上条「?」

一方「オマエが携帯無くしたって聞いてから俺もそれとなく毎日探してたンだが」

上条「」

一方「さっきやっと見つけてな」つ携帯

上条「! うぉおおお!?マジで?!ありがとな!一方通行!!」

一方「ハッ、感謝なンざいらねェよ。俺ァ借りを返したかっただけだからな」

上条「いやいやマジで助かったよ!もうすぐ新しい携帯買うとこだったし!」ウォー!

一方「そォかよ」ヘッ


トール「すげー嬉しそうだなー」

ヴェント「ええ、一方通行の方がね」クスクス

査楽「じゃんけんといい携帯といい…彼はそろそろ一生分の幸運を使い果たしてませんかね?」

垣根「さあなぁ」

.


上条「なあ、お前ら」

「「「「?」」」」

上条「一方通行も呼んでいいか?」

垣根「おう」ニヤ

ヴェント「いいわよ」

査楽「構いませんね」

トール「おー」


上条「一方通行、お前今日暇k 一方「おォ」

上条「えっと…今日垣根んちで鍋やるんだけどさ、よかったら 一方「行く」


上条(めっちゃ食い気味だよどんだけだよ)クックッ

.







〓〓スーパー〓〓


上条「野菜と味噌と…」ヒョイヒョイ

一方「肉」ヒョイヒョイヒョイヒョイ

垣根「ぶはっ、オイオイ一方通行!お前どんだけ肉入れるんだよ!」ハハハ

トール「ははは!篭の半分が肉だな!」

一方「金は全部自分で出すし、オマエらの分も入ってンだよ」

査楽「豆腐も入れますかね」ヒョイ

ヴェント「卵っ…と」ヒョイ

ヴェント「あ、アンタら〆は何がいーワケ?」

.


上条「ラーメン」

垣根「ごはん」

トール「うどん」

査楽「味が淡泊な魚ですね」

ヴェント「ふうん。私はなんでもいいんだケド」


一方「…コーヒー」

「「「「ねーよ」」」」


.





トール「おっも?!オイ、何で俺だけ袋6個持ちなんだよ?!」グギギ

査楽「仕方ないですね。一方通行さんは杖ついてますしね」

一方「能力使用モードなら…」カチッ

垣根「いやいいって!アイツに持たしとけばいいんだよ」

ヴェント「そうよねートールだけ金300円足りなかったしー?」

トール「ぐ、痛いとこつきやがる…」

上条「ははは!」

.


〓〓垣根宅〓〓



上条「さて。下準備だけやっとくな?」

垣根「おー頼むわ」

ヴェント「私も手伝うわ。垣根ー!エプロン借りるわよー?」

トール「え?!ヴェントちゃんまさかの裸エプロ ヴェント「疾ッッ!」 ン゙゙っふ?!」バタッ

ヴェント「上条!アンタは食器類やんなさい?私が野菜やるから」

上条「うぇーい」カチャンカチャン


査楽「…あなたって本当にトールには容赦ないですね?」

ヴェント「はん、アイツが私の勘に触るのが悪いのよ」


トール「」チーン

.





上条「えーと、コンロとガス…」カチャンカチャン

ヴェント「…」チラ

上条「……」カチャン

ヴェント「…」ザク、ザク、ザク…

ヴェント「…」.。oOO(   )ホンワホンワ

.


―――――――
―――――――――――
―――――――――――――――

ヴェント『痛っ』

上条『どうした?ヴェント』

ヴェント『別に?ちょっと切っちゃっただけ』

上条『オイオイ…ちょっと見せてみろよ』

ヴェント『ん』b

上条『あむ』カプッ

ヴェント『?!/////』

上条『ん』チュパ…

ヴェント『~~っ////』

上条『これでよし!』ニコッ

ヴェント『……ばかっ///』プイッ

――――――――――――
――――――――
――――――


ヴェント「……」.。oOO(   )ホンワホンワ

ヴェント「……」

ヴェント「ふんっ!」ズパッ!

ヴェント「上条ー」クルッ

上条「? どしたー?」

ヴェント「ちょっと指切っちゃったんだケド」ぶしゃああああ

上条「 」

.


垣根「治療、終わったぞ」

ヴェント「……アリガト」

トール「ヴェントちゃんよかったなー?垣根が瘡蓋的な未元物質出してくれたお陰で一命とりとめて」

ヴェント「チッ、そうね」

トール「でもなんでわざと指切っ」

ヴェント「うっさい!」つハンマー バキャ!

トール「なじぇぐはっ?!」バタッ


査楽「…確実に地雷を踏み抜きに行くあたりがスゴいですよね」


.


一方「おい大丈夫か」背中サスサス

上条「トラウマになりそうだ…」マッサオ


ヴェント「…悪かったわよ」







.


査楽「さて、準備も終わりましたし…何しますかね?」

上条「垣根んちって何があったっけ?」

垣根「据え置きゲーム機なら一通り。後は携帯ゲーム機なんかもあるぜ」

トール「かー、金持ちだねぇ?」

一方(まァ?俺も同じくらい持ってるけどな?)ドヤァ

上条(一方通行の考えてる事が大体わかるようになった自分が怖い)

ヴェント「んじゃ皆で出来るゲームでもやろっか」クスクス


上条「……」

.


上条(そういえば…)


上条(この世界のヴェントや一方通行の事情ってどうなってるんだろうな)


上条(俺が知ってるヴェントは弟の事があって科学を憎んでたけど…)

上条(こっちのヴェントは特に何も気にせずに科学…機械や何やらの恩恵を享受してる)

上条(そういえば弟について特に聞いた覚えがない。…弟そのものがいない?)

上条(だけどこっちの一方通行は俺が知る一方通行と同じようにチョーカーと電極で運動能力を補助してもらって杖をついてる)

上条(…『実験』は?『妹達』は?)

上条(やたらフレンドリーだけど、この世界にいた前の俺とはどんな関係だったんだ?)


.


上条(聞くのは…怖いな)

上条(でも、二人とも"入れ替わってる"人間だ)

上条(いつかは踏み込まなきゃな…)


一方「おい上条、俺じゃ垣根のサ○スに勝てねェ。俺の仇をとってくれねェか?」ヒソヒソ



垣根「オイ、一方通行がずっと最下位じゃねぇか!お前らちょっとは手加減しろよ!」ヒソヒソ!

ヴェント「私のド○キーに手加減系はない」フンス!

トール「俺のリ○クにもだ」

査楽「私のマ○オもですね」


上条「よし…!お前らに教えてやる!」

上条「スネ○クこそが最強だとな」カチャカチャ

一方「"親友"…!」



一方「頼む。オマエ達の力を貸してくれ…!」

上条スネ○ク「「任せて」」ニコッ


.


上条「WRYYYYYYYYYY――――ッッ!!!」ガッツ!ガッツ!ガッツ!

一方「流石だな…オマエならやってくれるって信じてたぜェ!」ヒソヒソ


垣根「つ、つええ…!」

トール「リアルで戦ってみたいくらいには強かったな」

査楽「まさかの最下位とは…ね」ガクッ

ヴェント「ふん、中々やるじゃない」






.


~鍋開始~


上条「…」

ヴェント「…」

査楽「…」

一方「…」

垣根「…」

トール「…」


鍋<グツグツ


.


上条「…」

ヴェント「…」

査楽「…」

一方「…」

垣根「…」

トール「…」


鍋<グツグツ…


.


鍋<グツ…


((((((煮えたッッ!!!))))))


.


垣根「オルァアア!!!いい肉ゲーットッッ!!!」つ\\

ヴェント「させるかああっ!!」つ∥ガキンッ!

トール「今の内ッッ!!」つ〓肉

査楽「漁夫の利は少し狡いのではないですかねッッ?!」つ〃ガキンッ!

トール「shit!」

ガキンッ!ガキンッガキンッガキンッ!!!



上条「お前も肉ばっかじゃなくてちゃんと野菜食えよ」モグモグ

一方「へいへィ…」つ\椎茸


.






トール「よし、オイお前ら!そろそろ酒飲もうぜ!」つ酒

垣根「お前、本当に酒好きだよな…」モグモグ

ヴェント「ま、いいんじゃない?自己責任でしょ自己責任」モグモグ

査楽「あなた達も飲みますかね?」

上条「…じゃ、ちょっとだけ」

一方「俺はいい。前ので懲りた」モグモグ



※黒子「未成年の飲酒は法律で禁止されていますの!真似しちゃダメですの!」
 黒子「破ったらジャッジメントですの!」

.






一方「エッヒャッヒャッヒャッ☆」←結局飲んだ

トール「ッエーイ!」ヘーイ!

垣根「ギャハハハ!!お前らマジ最高だぜ!」ゲラゲラ

査楽「ふ、ふぇええん…」グスッグスッ



ヴェント「…カオスね」クピ

上条「んくっんくっ」ゴクゴク


.


~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~


ヴェント「ねぇ上条…」スッ…

上条「んー…?」

ヴェント「ちょっと向こうで飲み直さない?」スス…

上条「ん?ああ…」

~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~

ヴェント「っふ、あ…」

上条「くっ、あ…」


~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~


トール「おいアクセラちゃんが吐いたぞ!」

垣根「ああ?仕方ねーなー」フキフキ

査楽「大丈夫ですかね?」サスサス

一方「うう…気持ち悪…」ウップ






.


~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~

ヴェント「…私さ、ずっとアンタとこうなりたかった…」

上条「そっか…」ギュ

~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~


上条「なあ一方通行、お前門限大丈夫なのか?」

一方「今回は外泊届けを出したからな…」ウプ

トール「ほら水」つ凵

一方「悪ィな」





.


~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~


ヴェント「…上条」

上条「?」

ヴェント「"  "。」


~~~~~~
~~~~~~~~~~


上条「いいのか?」

垣根「おう。後は俺達でやっとくわ」

トール「前はアクセラちゃんの世話を上条ちゃんに押しつけちまったしな!」ヘラヘラ

一方「悪ィ…」グダッ…

査楽「気にしなくて大丈夫ですからね?私達もそうやって失敗して酒との付き合い方がわかりましたからね」

上条「そっか。じゃ俺達帰るから…」


.





上条「――――――っ、」ハッ



.


上条「……?」ムク

上条「………」ボヘー……

上条(……あれ?どこだここ…)ボー…



上条(…こんな部屋知らないぞ?)キョロ


上条「………」チラッ



.


時計[am.9:00(日)]


上条(……日曜か…)ボヘー

上条「サローニャ、今日って」チラッ

.











ヴェント(全裸)「…スーッ…スーッ……」

上条「 」


.


上条(全裸)「 」





上条(全裸)「 」





.





上条(全裸)「………マジで?」





.

今回はここまで


ヴェント「ん…」スーッ…スーッ…


上条(落ち着け、落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着けもち着け落ち着けもちつけ落ち着けもちつけ!)

上条(いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやナイナイナイナイナイナイ!!無いって!そーんなベタな~!)

上条(アレはなんやかんやでアレだしアレとかマジでアレだったし、アレがどうとかアレがアレしてハングオ○バーとかねーよ!?)

上条(ないない!総合してなんやかんやでナイ!)

上条(ん?)チラッ


→ベッドの中央らへんに赤黒い染み


上条「」

.


上条(い……いや!まだグレーだから!まだグレーだから!アレだよ前にヴェントが鼻血出しちゃったとかかもしれないし!)

上条(と、とりあえず服を…)チラッ


ヴェント「スーッ…スーッ…」

上条(……めっちゃスタイルいいよな、ヴェント…)ゴクリ

上条「…」ジー

ヴェント「ZZZ…」

.


上条(スレンダーで…腰とかこんな細ぇし…ヘソとかエロい)

上条「…」ガン見

ヴェント「ん…んんっ…」モソモソ

ヴェント「…ちょっとぉ?寒いじゃない…」クシクシ

上条「あゴメン」パフッ

.


ヴェント「…なぁに?私のカラダに見とれてたとか?」クスリ

上条「え?!いや!?そんな事はっ」ワタワタ

ヴェント「…別にあんたならいいケド?」クスクス


ヴェント「ほら…」パサ…

上条「」

.


ヴェント「…で?アンタは昨日の約束をちゃんと守ってくれるんでしょうね?」クスクス

上条「ぅえっ?!えっと!それなんだけどさ!」

上条「実は俺、昨日飲み始めた頃くらいから全く記憶がないんだ!」

ヴェント「……記憶が、ない?」ムッ


.


ヴェント「なによ、アンタあんなに激しく私を抱いたクセに覚えてないってワケ?」ムスッ

上条(ギンギンのブラックゾーンに突入したぁあああ!!!?)


ヴェント「…ま、いいわ」ヨイショ

上条「え?」


.


ヴェント「覚えてないってんなら…」グイッ

上条(ちょっ、押し倒されっ)パタッ

    ・・・
ヴェント「今から。アンタがこの素面の状態でさ、もう何一つ言い訳が出来ないように…」ノシッ…

上条(のしかかられ…)


ヴェント「私がアンタをしっかり抱いてアゲル」ニコッ


上条(やだイケメン)

.


「ん…」

チュ、チュ。

頬、首筋に口づけが落とされる。

「ふぁっ、あうっ…」

未知の感覚に自分が知らない所から声が出る。

柔らかく、温かい"女のカラダ"としっかり密着している事を自覚して


静かに興奮が沸き起こり始めていた


.


「やめっ、ダメだろ!こんなのっ…俺っお前との今までの事とか!全然知らなくて!」

必死に理性の糸を繋げて、抵抗する。

「ハァ?知らなくていーわよそんなの。知らなきゃヤれないわけじゃないでしょ…あむ」

彼女は耳元でそう囁いて

その抵抗する力を奪ってやるとばかりに耳をしゃぶり始める。

「あ…う、で、でも!お前が好意を持ってくれてる"俺"と、俺は別人なんだぞ?!」


      ・・・
「んっ……。だから?私は"アンタも"好きだケド?」


クスッ。表情は見えないが、彼女が確実に妖艶に笑んだのがわかる。

.


「お前痴女かよ」

「失礼ね?こんなのアンタだけに決まってるでしょ」


首をもたげ。

「じゃあ…今から本番するケド」

既に勃起していたソレに手を這わし、位置を固定させる。


「お、おい!まさか生でか?!それはっ」

「外に射精〈だ〉せばいいでしょ」


.





\走れ♪どーんなに♪高くても♪とーびこっえるー♪/



.


上条「…」モソモソ

ヴェント「…ちょっと、何よ?私とはシたくないワケ?」

上条「悪い。今は」

ヴェント「……あっそ」プイッ

上条「…ごめん」

ヴェント「別に。私、服着るから」ヒラヒラ

上条「…」チラッ


着信:サローニャ


上条(う…)ズキッ

上条(…何か裏切ったみたいで罪悪感が…)


上条「…はい、もしもし」

.



ベルシ『すまない、私だよ』

上条「…今ほどお前でよかったって思う事もないだろうな」ハハ…


.


上条「で。どうしたんだよ、サローニャの携帯使ってまで」

ベルシ『ああ、そのサローニャ嬢がな、「また上条ちゃんが帰ってこない…」って泣いていたものでね』

ベルシ『ひょっとして、"女の子には話せない"ような事情でもあるのではないかな?と思ったわけだよ』

上条(…大体当たってるのが嫌だな)

ベルシ『ああ、彼女への心配ならば要らない。
    泣いたと言ったが、実際はブー垂れてベッドに行っただけだからな』

上条「…そっか」

.


ベルシ『随分元気がないな』

上条「まあ、ちょっと色々あって」

ベルシ『…そうか。なんならそちらまで出向こうか?今どこにいる』

上条「…たぶん、友達んち」

ベルシ『そうか。…もし"帰ってくるのが辛い"なら「友達の家に連泊する」とでもメールしてあげてくれ』

上条「……」

ベルシ『それと。もし君が何か相談したい事があるなら深夜2:00頃に君の寮の前に来なさい』

ベルシ『その頃ならサローニャ嬢もお休みだからな』

上条「…ありがとう」

.


上条「うん。じゃあ」ピッ

上条「ふー…」

上条(見透かされてる、か)


ヴェント「ちょっと、アンタも服くらい着たら?」

.






〓〓ヴェント宅:リビング〓〓


ヴェント「はい、ココア」つ

上条「さんきゅ」

ヴェント「ふー…」コクコク

上条「…」コク

上条「…なあ、ヴェント。その、昨日の事なんだけど」

ヴェント「何?教えてほしいって?」

上条「…うん」

ヴェント「別にいーケド。その代わり…」

上条「?」

.


ヴェント「アンタちゃんと責任とれんのよね?」

上条「うぐ…」

ヴェント「…まあ、別にそんなに説明する事もないわよ」

ヴェント「皆で飲んで、一方通行が吐いて、片付けしてまた飲んで…」

ヴェント「垣根んちに私とアンタ以外が泊まって、私がアンタに『飲み直さないか』って誘ったの」

上条「あー…確かに、なんとなくその辺は覚えてる、ような」

.


ヴェント「そんでここ…私んちで酒をまた飲んで…」

上条「飲みすぎだろ…」

ヴェント「んで、その…なんか…お互いがそんな気分になって、////」

上条(照れるヴェント可愛い)

ヴェント「まあ、後は朝まで?同衾してたっていうか…/////」

上条「そっか」クピ

.


ヴェント「そっかって…アンタねぇ、私を抱いといて感想それだけなワケ?」ジト

上条「だって上条さん覚えてませんし…」メソラシ

ヴェント「…私の裸は見たクセに」ジト

上条「うっ」


.


ヴェント「…まあ?義理人情とかで付き合うとかされてもイヤだし?」

上条「え?」


ヴェント「いーわよ、忘れてアゲル」ニコ




上条(…じゃあ、そんな今にも泣きそうな顔で笑わないでくれよ)


.


ヴェント「で?どうする?昼食べたら帰るの?」

上条「……あのさ、」

ヴェント「あによ」


上条「暫く、泊めてくれないか?」


ヴェント「……」



上条「……」

ヴェント「…別にいいケド」

.


ヴェント「何?サローニャのとこに帰り辛いって事?」

上条「正直それもある。けど、」

上条「お前と暫く一緒に居て、お前の事をもっと知って…好きになれたらなって、思って」

ヴェント「それは…付き合う前提で私の事を知りたいってワケ?」

上条「いや。…あのさ、俺お前の事をそういう目で見た事なかったんだ」

ヴェント「……」

上条「だから、今現時点では義理人情以外の感情でお前とは付き合えないんだ」

ヴェント「…ふうん」

ヴェント「じゃあもしその間に好きになったら…」

上条「俺でよければ、その後も付き合ってほしい」

ヴェント「……」

ヴェント「ようするに。"お試し期間"をしようぜってコト?」ジト

上条「ああ」

.


ヴェント「…『忘れてアゲル』って言ってんのよ?」

上条「それは俺がイヤだ。ついでに罪悪感とかじゃないぞ?」

ヴェント「じゃあ、なんなのよ」

上条「…お前を恋愛対象として見始めたから」

ヴェント「……」

上条「きっかけがこんなのだったけど、俺はこれで終わらせたくない」

上条「友達としても、だ」

ヴェント「…あっそ」

.


ヴェント「じゃあ見てなさい?」スタスタ

上条「……」


ヴェント「私にベタ惚れにさせてやるから」ギュ

上条「…お手柔らかに」ギュ


.







姫神「バカが…」チッ

姫神「何故その女が真実を話していると思い込む」

姫神「何故嘘をつかれている可能性やその女の勘違いという可能性を考慮しない?」

姫神「…確かにあの状況ではそう考えても仕方ないがな、それにしても…」

姫神「くそ、お前が"そういう道を選ぶ"なら私は真相を伝えずに見守るしかないじゃないか」


姫神「…何故私はこんなにイライラしているんだ?」イライラ


.







ヴェント「ところでさ、アンタってサローニャとはどんな生活してたワケ?」

上条「へ?」

ヴェント「いや、ほら…家事とか」

上条「あー…全部任せてたなー」

ヴェント「うわあ」

上条「な、なんだよ」

ヴェント「べっつにー?言っとくケド、私は全部はやらないからね?」

上条「へいへい」

ヴェント「一緒にやんの。そしたら負担も少ないし楽しいし…フェアでしょ?」

上条「そうだな」ハハ


上条(ちょっとメンドクセェなと思ったのは内緒だな)

.


ヴェント「ごはんどうしよっか」

上条「何かないのか?」

ヴェント「んー…冷蔵庫の中も何にもないわねー」ガチャ

上条「おいおい…次の日とかお前どうする気だったんだよ」

ヴェント「う、うっさいわね!今日買いに行く予定だったの!」

上条「そっか。じゃあ一緒に行こうぜ」

ヴェント「っ」

上条「? どうした?」

ヴェント「……別に」プイッ

上条「なんだよ言えよー」ツンツン

ヴェント「ふん、この私に否定形はない」ツーン


上条「…いや普段からお前結構否定形使ってるけどな?」

ヴェント「いいの!私がその主義を思い出した時はそうなんだよ!」プンスコ!=3

.







~道すがら~


上条「にしてもさ、お前『惚れさせる』って言ってた割りにはあんまり媚びるっていうか…」テクテク

上条「気を使わないよな?」テクテク

ヴェント「ハァ?アンタは媚びへつらって何でも言う事聞いてくれる私が見たいワケ?」テクテク

上条「それは確かにイヤだなあ」テクテク

ヴェント「でしょ?偽った私に惚れられてもサ、私もアンタも後が辛いじゃない」テクテク


ヴェント「つーか私がめんどい」テクテク

上条「それが本音だろ」クックッ


.


ヴェント「はい、アンタが篭持って」つ

上条「ん」つ


ヴェント「何がいいカナーっと」キョロキョロ

上条「ヴェントの得意料理とかは?」

ヴェント「私?得意料理ってーか私は何でも作れるケド、」

上条「ケド?」

ヴェント「基本簡単に作れるもんしか作らないわねー」

上条「…ふーん?確かにヴェントの弁当っていつも簡単なのばっかだったな」

ヴェント「まね。独り暮らしなんてそんなもんよ?」クスッ



上条「……」

ヴェント「今アンタがもし『ヴェントの弁当』って下らないギャグについて考えてたなら怒るからね」


.


ヴェント「ま、これからはアンタがいるみたいだし?私もちょっとは凝ったのを作ろっカナ?」ニヤリ

上条「へー?めちゃくちゃ期待するからな?」ニヤリ

ヴェント「ヘェ?じゃあ見てなさい?毎食満漢全席にしてアゲルからぁー」クスクス

上条「あははは!色んな意味で無理過ぎるだろ!」



ヴェント「ふーん?今日は肉が安いわね…」

ヴェント「じゃあ、とりま今日の晩御飯の満漢全席はハンバーグとサラダパスタでいい?」ニヤッ

上条「おう!」ニヤ

.






ヴェント「あー重っ。買い物袋がこんな重いとか初めてカモ」

上条「一週間分、それも二人分だからなー」

ヴェント「…ねぇちょっと?アンタだけ袋一つだけとかズルくない?」

上条「へーへー。上条さんもちゃんと二つ持ちますよーっと」ヨイショ

ヴェント「そうそう。助け合いが大事よね…」

ヴェント「…やっぱいい。私が3つ持つ」

上条「?」

ヴェント「片手に3つ持てばアンタと手が繋げるじゃない?」テギュ

上条「いいのか?よかったら俺が片手に二つ持つぞ?」

ヴェント「いーの。アンタだと落としそうだし」ギュ


ヴェント「……」ニギニギ

ヴェント「…ふふっ///」ニヘー


上条「嬉しそうだな?」ニヤニヤ

ヴェント「なっ///」ボフッ


.






ヴェント「私ハンバーグ作るからアンタサラダパスタの野菜やって」

上条「あいよー」ガサガサ





ヴェント「…」コネコネ

上条「なんだか久しぶりだなー台所に立つの」

ヴェント「ふーん?…ああアンタってサローニャに任せっぱだったんだっけ?」コネコネ

上条「そ。料理作るめんどくささを忘れてたよ」トントン

ヴェント「いい機会じゃない?台所に立たない男とかカッコ悪いし」ペタペタ

上条「そうかぁ?立たない男は結構多い気がするけどなあ…」ジョキジョキ

ヴェント「バカね、台所に立てるアンタを褒めてんのよ」ポト


.


上条「……」パラパラ

上条「……」

―――――
――――――――
―――――――――――

.


上条『ほら、野菜炒めが出来ましたよーインデックスさん』

インデックス『わーい!』トテトテ



インデックス上条『『いただきます!』』

スフィンクス『なーお』



インデックス『美味し~♪とうま、美味しいんだよ!』ニコニコ

上条『はは、そんな風に美味そうに食ってもらうと作った甲斐があるよ』

インデックス『とうま!おかわり!』つ

上条『はいはい』


.


―――――――――
―――――――
―――――


上条「……」ポロ

ヴェント「? どうしたのよ、突然泣いて…」

上条「え…いや、…何でもない」ゴシゴシ

ヴェント「アンタが泣くって時点で何でもないなんてありえないでしょ」

上条「………ちょっと思い出したんだ。…昔の事を」

ヴェント「…話してくれる?」

上条「……わかった、後で話すよ」


.






上条「ハンバーグ美味いな」モグモグ

ヴェント「ホイルで包んで焼くと美味くなんのよね」モキュモキュ

上条「な。」モッモッ




.



ヴェント「それじゃ、話して」

上条「…わかった。でもたぶん、信じられないと思う」

ヴェント「ふうん?」

上条「…なあ。お前さ、実はこの世界は作られた世界で本当の世界が前に存在してたって信じられるか?」

ヴェント「魔術の世界じゃよく聞く話だケド」

上条「違う。聖書とか神話、術式の話じゃないんだ」フルフル

上条「…パラレルワールドって言った方がいいかもしれない」

ヴェント「…」

上条「俺は、そこから来たんだ」

上条「それで、お前が知ってる『上条当麻』と入れ替わった―――







.


ヴェント「ふーん…」

上条「な?信じられないだろ?」

ヴェント「信じるケド」

上条「だろ?だから―――って、え?」

ヴェント「信じるケド」アッサリ

上条「…こんな話を?」

ヴェント「あのさ、アンタは前のアンタを知らないからわかんないだろうケド」

ヴェント「"前のアンタ"を知ってる私としてはすごい納得するのよ」

上条「へ?」

ヴェント「垣根が言ってたみたいに『記憶消されて洗脳された』にしても違和感があるし、」

ヴェント「別人にしては放つオーラや雰囲気は『上条当麻』に似すぎてる」

ヴェント「『実は異世界人です』ってのが一番しっくりくんのよ」

.


上条「いやでも垣根にも話したんだぜ?信じてくれなかったんだけど…」

ヴェント「垣根は頭いいバカだし、そーいうとこ鈍いから」フリフリ

上条「何か他に理由とかあったりするのか?」


ヴェント「女の勘」



上条「……」

ヴェント「……」


ヴェント「何よ」


.


文が思いつかなくなってきたから今回はここまで

初めてのエロ。練習がてらガチ18禁にならないよう当たり障りない感じでやってみた。

エロってどこからが18禁なのか。

.

そういえば時折いただける「支援」レスってどういう意味があるんだろーなって。


ヴェント「何かムカつくんだケドその顔」グギギ

上条「いや随分直感的ってーか…フェイスブレイクすんのはやめふぇもらえまふぇんか」フゴフゴ

ヴェント「うっさいわね上手く説明出来ないのよ」パ


上条「さいですか…」

ヴェント「……」キュ

上条「? どうした?離れないのか?」

ヴェント「んー。なんか居心地いいのよアンタの側」スリ

上条「あんまり体擦りつけて密着すんなよ」

ヴェント「へー?どーして?」スリスリ

上条「どうしてって、…上条さんだってたまらなくなる時くらいありますのことよ?」

ヴェント「…ふーん、アンタ私にさわられてたまらなくなってんだ?」ニヤニヤ

.


上条「あいや、えっと…」

ヴェント「ふーん?そうなんだ?私にくっつかれて上条くんは興奮しちゃってんだ?」ニヤニヤ

上条「やめろよ、あんまりからかうなって」

ヴェント「ダメよ。だって私今ちょっと嬉しいもん」ギュ

上条「何が」

ヴェント「アンタが私の事をちゃんと魅力的な女だって見てくれてる事が」クス

上条「う…///」

.


ヴェント「うんうんそーよね。やっぱアンタ可愛いわ」クスクス

上条「可愛いってお前…」

ヴェント「いいじゃない?そんなアンタが私は好きよ?」ニコッ


上条「ぐ////」




ヴェント「じゃ、そろそろアンタに絡むのも切り上げて私はシャワー浴びるケド」

上条「あ、そう?じゃあ上条さんも準備しますかねっと」ヨイショ

ヴェント「…は?まさかアンタ私と一緒に入るつもりじゃないでだろうな」

上条「え?」

ヴェント「えっ」

上条「…あ、いや!いやいや!まっさかー!冗談ですの事よ?」アセアセ


上条(っべー!いつもサローニャと入ってたからつい一緒に入ろうとしちまった?!慣れ怖ェー!)

.


ヴェント「まあ別に一緒に入ってもいいんだケド」

上条「えっ」ドキッ

ヴェント「そーいうのはつきあってからね」ヒラヒラ

ヴェント「あ、それともアンタが先に浴びる?」

上条(くそ、当たり前なのになんかちょっと残念だ!!)



ヴェント「スーッ…スーッ…」


上条「……」



上条(ベッドは別…ってーか来客用ふとん出された)

上条(正しいっていうか、当たり前なはずなのにサローニャとの同衾に慣れてしまった上条さんは若干眠れません)

上条(俺これ将来大丈夫なの?誰かと一緒じゃなきゃ眠れないってヤバイんじゃないか?)

上条(…まあ暫くすれば眠れるだろ)ゴロ





チッ…チッ…チッ…チッ…

上条(眠れねえ)

上条(ああ、一緒のふとんの中に誰かしらの存在感が欲しい!なにこれ!)


上条(…ヴェントのベッドに潜り込んだらダメかな)

.


上条(いやどう考えてもダメだろ!何トチ狂ってんだ上条さんは!!)

上条(いくら好かれててもやっていいラインとかあるだろ!)

上条(俺の脳内病理先生!上条さんにモラルパワーを下さい!)

上条「いいでしょう、病理先生にお任せでーす!(裏声)」

上条「さすが病理先生!」




~隣のビル屋上~


姫神「いやテンパり過ぎだろ落ち着けよ」ビシッ





上条「…うあ?」パチ

ヴェント「おはよ、上条。ほら早くアンタも着替えなさいよ」

上条「…ヴェントがウチにいて着替えて…?ぐー…」

ヴェント「寝んな!」ぺちこーん!

上条「いやでも5:00まで起きてたから眠いね…む……」

ヴェント「置いてくわよ?後朝飯作ったからはよくえ」


.

ダメだ全然思い付かなかった…今回はここまで。

支援レスってやっぱそういう感じなんだろか。ありがとうござーます

一々つけるのがめんどっちいので今はつける気ないです


バカめ!いくら画面を叩こうが更新ボタンを押そうがスレを何度開こうが、

>>1のきがむかあいかぃりこーしんはされあいのあ!ドヤッ


気が向いたから気が向かなくなるまで書く。





~登校中~

上条「あ゙ー…ねむっ…」ファ

ヴェント「ほら、しゃきっとしなさいよ」グニ

上条「…なんかさー、こうやって登校すんのってさー…」ウトウト

ヴェント「なに?」テクテク


上条「青髪ピアスあたりなら、」ウツラウツラ

上条「『なんや幼馴染みとの登校中みたいやん?いやーボク幸せやわー!』」あっはー!

上条「…って言いそうだよな…」ウトウト

ヴェント「いや誰よ…寝ぼけ過ぎでしょアンタ」テクテク



上条「なんだよツレねーな土御門」ウトウト

ヴェント「だから誰よ!私はヴェントだ!」ベシ!

.


ヴェント「あ、そういえばアンタ弁当持ってってなかったでしょ?」テクテク

上条「うわ、マジで?」テクテク

ヴェント「ったく。…はい、今鞄に突っ込んどきなさいよ?」つ弁当

上条「えー…学校じゃなきゃダメか?」テクテク

ヴェント「今。じゃないとトールあたりが『オイ!ヴェントが上条に弁当作ってきたぞ?!』って騒ぐでしょ」ハァ

上条「…そんで査楽あたりが『そんな騒がなくていいですね。こういうのは冷やかされたくないものですね』って言いそうだよな」ハハ

ヴェント「よね」クスクス

.


ヴェント「つーか垣根が『ヴェントの弁当』って、私が小学生の時から言われ続けたネタを言いそうでイヤなのよ」チッ

上条(あ、やっぱそのネタで弄られてたのか)テクテク

.


上条「…」テクテク

ヴェント「…」チラッ

ヴェント「…」チラッ

上条「? どうした?」

ヴェント「え?あー…む、別に?」

上条「そうか?」

上条「…」テクテク

ヴェント「…」テクテク チラッ

上条「…さっきから俺のチラ見してるけど」

ヴェント「だから?何?繋ぎたいワケ?べ、別に私は繋いであげてもいいケドぉ?」

上条「うんだからお前が繋ぎたいんだろ?」

.


上条「ヴェントってさ」

ヴェント「なによ」

上条「普段男前っつーか…カッコイイけど、意外と可愛いとこあるよな」ハハ

ヴェント「…うっさいわね//」プイ


ヴェント「……ほら、繋ぐんでしょ?さっさとしな//」スッ

上条「はいはい」スッ


.


トール「おい上条ちゃん!お前、朝こねーならこねーってメールしろよな!」プンスコ!=3

上条「」シュバッ

ヴェント「」シュバッ

トール「…あん?」

上条「な、なんだよ別に手とか繋ごうとかしてないぞ?」キョドキョド

ヴェント「バカっ」ヒソ

トール「いや聞いてないし…つーか、ひょっとしてさ、上条ちゃんってあれからヴェントんち泊まった?」

上条「え?んーん?!ソンナワケナイジャナイデスカー!?」キョドキョド

ヴェント「そ、そこまで私は優しくないっ」フンッ

トール「そうか?帰り際とか、けっこーいい雰囲気だったと思うけどなー?」

上条「いやいやいや!上条さんにはそんな甲斐性はないですのことよ?!」ぶんぱぷんぱ!

トール「え?じゃあ昨日どこ泊まったんだよ」

.


トール「サローニャが『上条ちゃんならお友だちちゃんちにお泊まりでいないよ』っつってたぞ」

上条「いや実は…ってお前、家に行ったのかよ」

トール「そりゃそうだろ。メールも電話も出ねぇし、待ち合わせ場所にもこねぇし…」

上条「マジで?…あ、本当だめっちゃ着信来てる…」つ携帯


トール「そりゃ、『またなんかあったんじゃねーか?』って思うだろ」

上条「ごめん」

.


「おーい!」ダダダダ!

上条「?」チラッ

垣根「おい上条テメェ!お前、本当なんもねぇなら連絡くらいしろよな?!」ゼェハァ

上条「垣根…そんなに俺の事を心配して、」

垣根「俺がお前んちに安否を聞きに行った時、どんだけサローニャちゃんに笑われたと思ってんだ!」プンスコ!=3

垣根「テメェがどうなろうが知らねぇが、俺は俺が笑われた原因を作ったテメェが許せねぇ」ギリッ

上条「逆恨みだよな?」


.


査楽「ええ、垣根が120%悪いですからね」スタスタ

上条「! 査楽」

査楽「皆であなたの家に行ったんですがね、垣根が『あの、上条くん居ますか?』の一言をめちゃくちゃきょどりながら言ったんですね」


トール査楽「「『あ、あどぉ?!サローニャちゃん!!そのっ……上条きゅんいますがぁ?!』」」キョドキョドクネクネ

ヴェント上条「「ぶふっッッ」」

トール「サローニャって爆笑する時あんな笑い方するって初めて知ったぜ」ニヤニヤ


垣根「テメェら死ね」グスッ



.





〓〓校門前〓〓


病理「あら?おはよーです皆さん」キコキコ

上条「おはようございます」ペコリ

トール「はよーっす。…あれ?病理ちゃん遅くないか?」

病理「ええ、うっかり寝過ごして普通に遅刻しました」ニコッ

査楽「ええー…」

病理「嘘です♪」ニコッ

上条「ええっ…ちょっ、じゃあ何故なんですか先生」

病理「上条くんの反応がかわゆいのでついつい」

上条「いやあの」

病理「ちょっーと。お仕事してきたんですよ」ニコ

上条「お仕事?」

.


病理「ええ、『落第防止(スチューデント・キーパー)』をご存じですか?」

上条「ええっと…」

病理「『落第防止』というのはですね?不登校児や、怪我や何かで休学していた生徒…」

病理「なんらかの理由で学校に来れなくなった子へ、勉強や社会復帰の手助けをしに行く…わかりやすく言うとデリバリー教師の事です」

上条「へー…」

ヴェント「言っとくケド、常識よこれ」

病理「先生はちょっと前にとある生徒ちゃんに勉強を教えに行っていたんです」ニコッ

.


上条「へー…」

病理「…兄も昔やっていたんですよ」

上条「! へぇ…」

病理「どうやらその子、ライフスタイルが壊れているみたいで…」

病理「深夜~早朝に起きるのに慣れてしまってどうしても皆と同じ時間帯に勉強ができないみたいなんですよ」

病理「なので深夜~朝にかけて、先生教えてきたんです」ニコッ

トール「ひえー…で、今から学校で授業?大変だな病理ちゃん」


病理「ええ。でも、私は『先生』ですから」ニコッ

.


病理「さ、そろそろ行かないと。私と違って天井くんは真面目できびちーですからね」キコキコキコキコキコキコ

上条「はーい…って先生早ェ」

トール「でさ、聞きそびれたけど実際ヴェントちゃん鍋パの後は上条ちゃんとどこまでゲッヘッヘしたんd」


    ごっす。


ヴェント「ほら、早く行くわよ」スタスタ

垣根「おう」スタスタ

査楽「人( ̄ω ̄;)」

トール「」死ーん

.






ステファニー「やほやほ。皆こーんにっちわっ!今日の体育は『格闘銃撃』だよ!」

アックア「私は専門じゃないので専門家を呼んだのである!」くわっ

上条「俺さあ、さすがにちょっとそれはねーんじゃねぇかなって思うなー」

アックア「たわけ!」くわっ

※方言。アホ、愚か者の意


.


アックア「"何故そんな知識を知っておかなければいけないか"」

アックア「これらは学校で教える全ての学問、技術に言える事である!」

アックア「一般知識を学ぶのは当たり前。だが、その"一般知識"と要求されるレベルが低かったら?」

アックア「特に『体育』」

アックア「体を動かすだけなどアホでもできる。ならば、『体育』では何を学ぶべきか?」

アックア「スポーツ科学?医学?性教育?確かにそれらも必要だろうし、行う!」


アックア「だが、それだけでは明らかに不十分なのである」


.


アックア「何故現代で軍事系統の知識や技術、実践があるか」

アックア「それは『世の中なんていつ急変するかわからない』からである」

アックア「例えば。憲法改正されてしまい…いつか君達か、君達の子供が戦う事が義務付けられる時が来たら?」

アックア「ひょんな事からローマ正教を敵に回したりクーデターに巻き込まれたり世界大戦を駆け抜けなければならなくなったら?!」

査楽「…それはないと思うんですがね」ヒソヒソ

上条「…えっ?!だ、だよなー!普通ねーよな!!!」ヒソヒソ


アックア「なればこそ。『どんな状況であっても生き残る』専門知識も多少は識っておくべきなのである!」

アックア「だからこういう知識を教えるのである!わかったら各自用意された手持ちガトリング銃を持て!」

ガチャ、ガチャガチャ…

上条「なんだろ、『いやその理屈はおかしい』って言わなきゃダメな気がする」ガチャガチャ

垣根「じゃあ言えよ」ガチャガチャ

上条「言えるわけねーだろ」ガチャ

.


ステファニー「いっやー、まさか高校生の少年少女達に私の技術を教える事になるとはねー」ケラケラ

ステファニー「えっと、まずだけど絶対人には向けないように」

\ハーイ/

ステファニー「で!今回は銃を使った格闘…所謂『ガン=カタ』を教えるんだけど」

ステファニー「本当は二丁拳銃なのよね」

海原「中二ハートをくすぐりますね」

エツァリ「ええ。…実は自分も機会さえあれば使ってみたかったんですよ」

ステファニー「でも。あえて今回は通常のガン=カタではまず使わないような大型銃器を使いまーす」

ステファニー「二丁拳銃はまた次回ね♪」

ステファニー「一応言っとくけど、基本相手も銃器を使ってくる事を想定して戦わなきゃいけないから防弾機構を自分が持ってない時は避けた方がいいからね」ペラペラ


.


ステファニー「使用弾はゴム弾だけど当たると死ぬほど痛いから気をつけてねー」

ステファニー「じゃ!今から何チームかに別れて旗取りゲームやるよん♪」

ステファニー「能力や魔術は防弾目的のみ。攻撃には格闘か銃を使う事!」




垣根「未元ウィングガード!」ガキンガキンガキン

駒場「……く、……中々やるな。能力者…!」ダララララ!!

上条「助かった!駒場の体躯であれ振り回されんのはキツい!」ダダダダ!


査楽「ふっ、私の能力名をわすれましたかね?」ヒュン

駒場「なっ…しまっ――――」



査楽「死角移動【キル・ポイント】です。お見知りおきを」


バラタタタタッッ!!!


.


海原エツァリ「「ふふ…!自分達のコンビネーションに勝てますか?!」」

海原「自分がテレキネシスで盾を」ビュワン!
エツァリ「自分がその盾に空いた穴から銃撃を!」バラタタタ!


エツァリ海原「「無敵…!」」

馬場「なんの!リドヴィアガード!!」

リドヴィア「へ?」グイッ

リドヴィア「のでのでのでのでのでのでのでのでのでのでのでのでのでのでのでのでのでのでのでのでので?!」グバババッ

エツァリ「な?!仲間を盾にするなんて!…卑劣な!」バラタタタ

馬場「いや最初から承諾済みだよ?っていうか彼女から言い出してきたし」

リドヴィア「あばばばばばばばばばば!!でもンギモヂッイッ!////」ハァハァハァハァ!

海原「く、ドMの力を舐めていましたか!」

エツァリ「強敵です…ッ!」バラタタタ

ワシリーサ「いくら私でもさすがにヒくわ」

.


\ぎゃーぎゃーっ/


アックア「うむ、皆いい動きをしているのである」ウム

ステファニー「確かに。何人か即戦力になる子が居ますねー」

アックア「懐かしいな。傭兵時代を思い出すのである」フッ

ステファニー「ですねー」ふふ

アックア「…そういえば。コンゴでやりあった時に一緒にいた、あの狙撃手は元気か?」

ステファニー「ああ、砂皿さんですか?」

アックア「うむ。ヤツの腕前には舌をまいた…」シミジミ

アックア「風の噂ではまだ生きているとの事だが」

ステファニー「…ええ、あなただから言いますけど、今も私の隠れ家にいますよ」

アックア「そうか…またいつか、今度は味方として戦場を共に駆けたいものである」

.


ステファニー「そうですねーその時は4人で戦場を駆けるのでしょうかね」

アックア「…4人?」

ステファニー「はい。私とあなたと…」

       ・・
ステファニー「緻密と、生まれてくる子供ですね」

アックア「…まさか」

ステファニー「はい。実は名字も変わったんですよ」クスクス

.



ステファニー「砂皿さんも今や緻密=ゴージャスパレスです」

アックア「名字変わったってそっちであるか」


.


ステファニー「いやあ大変でしたよ?彼を救いだす時なんて武器持った男60人に囲まれた上に弾切れでしたし」

アックア「どうやって乗りきった」

ステファニー「まあそこは、はい。仲間が助けてくれたんですが…血煙と硝煙、鉄と錆の味がする燃えるような大恋愛でした」キリッ

アックア「狙撃手とは今度酒でも飲み交わしながらその話を聞きたいものであるな」

.






心理「つ…まさか、伏兵が居たとは……ね」

心理「…やるじゃない」バタッ






姫神「戦場で生き残るコツは。目立たない事だ。」どーん



姫神(仮にも戦争の神の名を冠している私が負けるなんてあり得ないんだよ)どん!



.






〓〓階段の踊り場〓〓


上条「あーもうめっちゃ汗だくだわ」パタパタ

上条「ん?ここいい風が来るな…」ふー

トール「上条ちゃん?先行ってるぞー」

上条「おー」ヒラヒラ



垣根(風に当たるより早く教室行って着替えた方がいいんじゃねーか?)

査楽(それは人によりけりですね。中には空調では寒すぎるって人もいますしね)

垣根(そういうものか?)


.


上条「はー…」バサバサ

ヴェント「? アンタ早く着替えないの?」トコトコ

上条「ん?んー。もうちょい風当たりたい」

ヴェント「ふーん…」

ヴェント「じゃあ私も」スッ


上ヴェ「「あちー」」バサバサ


上条「お前はあんまやらない方がいいんじゃないか?腹とか下着とか見えてるぞ」

ヴェント「別にアンタ以外に見せるつもりはないから安心しな」バサバサ

上条「…」


.



―――――ヴェント『ほら…』パサ…

上条「…」

上条(…何思い出してんだ俺は)

ヴェント「?」


.


ヴェント「そーいえばサ」

上条「ん?」

ヴェント「私も"風"なのよね」

上条「?」

ヴェント「イタリア語。"vento"は風 」

上条「ああ、なるほど…」

ヴェント「…アンタ、さっき『風に当たりたい』っつってたわよね?」ニヤ

上条(…ああ、"そういう"意味?)

ヴェント「当ててあげよっか?"風"」ススッ

上条「え」


.



ぐい。


.


上条「おわっ」

上条(な、なんだ?いきなり両手掴まれて壁に押しつけられたぞ?)

ヴェント「ん…」スリ


上条「っ、」ピク

ヴェント「……」ギュ



上条(カラダも押しつけてきた…だと…?)

.


ヴェント「…」もふ

上条(お互い体操服、服は生地薄いし…汗だくだからぬるぬるしてる)

上条(…水に濡れたヴェントの首筋綺麗だな)

ヴェント「…きもちい?」

上条「お、おう」


.


上条(誰か来たらヤバイんじゃないか?)

上条(別に俺もヴェントも誰かと付き合ってるわけじゃないし、見られても精々冷やかされるくらいなんだけど…)


上条(あ、ダメだめっちゃ恥ずかしい)


ヴェント「…ごめん。やっぱ暑いわよね」パ

上条「へ?あ、そんな事はないぞ!?」アセアセ

上条(いや正直ちょっと暑かったけど)

ヴェント「…ふんっ!ほら、さっさと着替えないと。次、病理先生よ?」スタスタ

上条「あ…」

上条(…くそ、なんかすげー惜しい事した)

.








病理「さてさて。体育でお疲れのとこ申し訳ないですが、病理先生の『道徳』でーすよー?」ニコニコ

病理「今回は『誰かを物凄く嫌う』、『特定の人や特定のジャンルをやたらと罵ってしまう』…」

病理「そんな事をしてしまう心理についてです」ニコニコ

病理「最近そういう事で悩んでそうな人を見掛けましたのでやります」フフフ…


垣根「なあ、最近『道徳』っつーか『心理学』に近くねぇか?」

病理「ええ。心理学の知識を使って授業をしてますからね」ニコッ

.


病理「ではではでは。次の話を聞いてみてください」ニコッ


.


『あるところにLさんとMくんというカップルがいた。』

『二人はそれぞれ一本の大きな川を挟んだ対岸に済んでおり、それに掛けられた橋を渡って会っていた。』

『しかしある時、台風で橋が壊れてしまって二人は会えなくなった』

『何としてもMくんに会いたいLさんは船を持っているBくんに「自分を船に乗せて対岸まで連れていってほしい」と頼んだ。』

『ところがBくんは「乗せてもいいけど100万円払いな」と言う。』

『当然Lさんは払えず、Bくんはどこかへ去った』

.


『するとそこへSくんが来た。』

『「困ってるみたいだね?僕は船を持っているし、君を乗せてあげてもいいんだけど」』

『「その代わり君を一晩自由にしたい」』

『Lさんは迷ったがそれを承諾してしまった』

『そしてLさんは川を渡る事ができ、Mくんに会う事ができた』

『Mくんは当然「どうやって渡ったんだい?」と聞く』

『LさんはMくんが大好きであったために嘘をつけず、全てを伝えた』

『それを聞いたMくんは怒り、「そんな女とは思わなかった!別れてくれ!」とLさんの元を去った』

『ここでHくんが現れる。』

『Hくん「全てを見ていました。あなたの助けになりたいです」』


『そのままHくんとLさんは結婚した。』


.


病理「さて、ここで質問です。」



病理「『今の登場人物の中で、あなたが最も嫌いな人は誰ですか?』」



病理「対象となるのはBくん、Sくん、Hくん、Lさん、Mくんの五人です」


.

今回はここまで。ちなみに>>1はMくんが一番嫌いでした(笑)


垣根「んー…」

ヴェント「…」

査楽「はて」

上条「んん…」

トール「んっんー…?」



病理「さてさて。ところで垣根くんは誰が嫌いです?」

垣根「また俺かよ?病理先生最近俺をよく当てすぎじゃねぇか?」

病理「当てやすいですからねぇ。一生懸命聞いてくれて、ちゃんと自分の考えを持っているみたいですから」ニコニコ

垣根「うえ、めんどくせっ」チッ


.


垣根「Sの野郎だな」

病理「ほう」

垣根「困ったLさんを乗せてやるってのはいい。ただな、彼氏いる女に手ぇ出すなんざ最低だろがよ」

病理「なるほど」コクン

垣根「他のヤツにはある種の正当さがあんだろ?でもSくんにはねぇ」ハンッ

病理「ふむふむ」

.


病理「正当さ、というのはいまいちわかりませんが…」

垣根「他のヤツがどう感じようが俺はそう思う」

病理「そうですか。では次はリドヴィアちゃん」

リドヴィア「のでっ?!」ガーン!?

病理「ふふふ、先生は顔を見ればちゃんと考えてる人ってのは大体わかりますからねー」クスクス

病理「リドヴィアちゃんはどう思います?」

リドヴィア「…そうですね、」ウーン

.


リドヴィア「Mくんですので」キリッ

病理「ほう」

リドヴィア「LさんがあんなにMくんに会うために努力したのに、一晩の過ちだけで捨てるなんてあんまりですので」

リドヴィア「確かに浮気されたら嫌だとは思います。でも、愛も捨てるなんて酷いですので!」

病理「ふむ」

.


病理「では…馬場くんはどうです?」

馬場「僕?そうだな…」ウーン


馬場「Bくんかな」

病理「ほう」


馬場「対価を要求するのは当たり前だよ。でもさ、どう考えても額がおかしすぎるだろ?」

病理「ええ、確かに」ウン

馬場「もしBくんが額を安くしてたらLさんは浮気をしなかっただろうし…」

馬場「なんか金に拘りすぎてて浅ましいね。僕は嫌いだよ」

病理「ほほう」キラン

.


病理「ではヴェントちゃんどーですか?」ニコッ

ヴェント「…そうね、」


ヴェント「Hくんね」

病理「……」


ヴェント「ずーっと見てたって何よそれ。気持ち悪い」

ヴェント「大体、それって自分に美味しいところが回ってくるチャンスを窺ってたって事じゃない」

ヴェント「サイテーね。しかも労せずLさんとまんまと結婚してハッピーエンドとか…」

ヴェント「すっごくムカつくわ」ケッ

病理「…そうですか」

.


病理「では…査楽くん、どうです?」

査楽「そうですね…」ウーン


査楽「Lさんですかね」

病理「へえ?」

査楽「なんというか…周囲を振り回してみっともない真似して」

査楽「ヒロインぶっているというか、なんか…ああいう男をダメにするような女性は嫌いですね」

査楽「それに、どんな理由があっても浮気するなんてダメですね」ウン

病理「…なるほど」

.


病理「さて。それでは解説です!」

病理「この心理テストで何がわかるかと言うと…」



病理「実は、『あなたが最も"羨ましい"と感じているモノ』がわかるんです」


.


トール「羨ましい?嫌いな人を指したのにか?」

病理「ええ、その通りです」コク


病理「心理学ではですね、『投影』という考えがあるんです」

病理「『投影』とは…わかりやすく言うと」

病理「『自分の抑圧した気持ち(影)を他者に移し変える事』です」

ヴェント「…抑圧」

病理「そうですね、例えば…」

.


病理「特に何があった訳でもないのに『お前浮気してんじゃねえの?』としつこく聞くとか」

病理「『浮気するヤツなんてサイテー!死ねばいいのよ!』とかなりの頻度で言うとか」


病理「ある漫画について話してたら、特に関係なかった話のはずのに」

病理「『あー、でもその漫画の○○ってキャラは本当最低だ!人間のクズだよな!』とやたらと持ち出してきて叩くとか」



病理「こういう人達がいたとします」


.


病理「実はこういう人達ほど浮気をしたがってたり、その漫画のキャラと同じような状況になりたいと願っている可能性が高いと判断されるんですよ」


病理「『本当は浮気をしたい!』『本当はこの漫画のキャラと同じ状況になりたい!』…」

病理「でも実現できない。だから心の奥で望んでいるけど押さえつけている」

病理「押さえつけているからこそ他者の浮気なんかを強く攻撃するんです」


病理「そうやって攻撃する事を通して自分の浮気心やキャラへの憧れなんかを押さえつけているいるんですよ」


病理「…もし本当に浮気やら何やらを考えた事がないなら他人のそれにはそこまで反応しませんし…」



病理「本当にこの"抑圧"とは違う理由からくる嫌悪だったり、無関心であるならばそういったものとはあまり関わりを持とうとはしません」


.


病理「ではでは!小難しい理屈と理論はこのへんにして…」

病理「あなたが『本当は何を望んでいるか』を教えちゃいます!」

.


病理「ではまずBくんを選んだ場合について。」

病理「実はBくんとは、Business(仕事)の略」


病理「これを選んだあなた。本当は『自分もお金を追求したい!』という気持ちを持ちつつも上手く実現出来ていません」

病理「そのために馬場くんのように例:『お金に拘るなんて浅ましい』と考え、自分の本心から目をそらして精神安定をはかっているんです」


.


病理「次にSくんを選んだ場合。」

病理「Sくんとは、Sex(性)の略」


病理「Sくんを選んだあなたは本当は『もっとエロい事してー!性的な事してー!』と考えています」

垣根「」


病理「しかし実現が出来ないために例:『性的にだらしねぇヤツだ』と攻撃して性的な気持ちを抑圧しようとしてるんです」


.


病理「続いてHくんの場合。」

病理「Hくんとは、Home(家庭)の略。」

病理「Hくんを選んだあなた、本当は安定した家庭や結婚生活を何より強く望んでます」


上条「……」チラッ

ヴェント「……」


病理「しかし、それが上手く作れないため」

病理「例:『んだよコイツ漁夫の利野郎だな!』と攻撃してあったかい家庭を求める気持ちを抑えつけてるわけです」

.


病理「そしてLさんの場合。」

病理「Lさんは、Love(愛)の略です」


病理「あなた自身、何より『純愛や燃えるような恋をしたい!』と願っています」

病理「しかしやはり上手く実現できないので攻撃してしまうわけです」

査楽「ふむ」

.


病理「そして最後にMくん。」

病理「Mくんとは、Moral(道徳)の略」


病理「Mくんを選んだあなたは社会道徳を上手く守れない自分に不安をと苛立ちを感じています」

病理「そのために、例:『こんな風に社会通念に縛られるなんて!』とMくんを否定する事でその不安を抑えつけようとしてるわけです」


病理「…リドヴィアちゃん」

病理「あなたがもし『自分が"普通"ではない、一般に溶け込めていない』…と苦しんでいたら」ポソポソ

病理「先生、話聞きますよ」ポソッ

リドヴィア「! 先生…」

.


病理「他の皆さんはどうでした?繰り返しますが、『嫌い』は『羨ましい』なんです」

病理「ようするに、"嫉妬"なんですよ」ニコッ


病理「よく『好きの反対は嫌いじゃなくて無関心』なんて聞きますが、正にその通り」

病理「本当に嫌いなら避けるもの。しかし何度も繰り返し攻撃したり悪口を言うならば、それはもう『羨ましい』んです」


.


病理「さて、何故こんな話をしたか?なんですが」

病理「不毛な攻撃や悪口を皆さんにはしてほしくないからです」


病理「…例えば、もしあなたをやたら叩いたり攻撃してくる人がいたとしたら」

病理「『あれ?ひょっとしてコイツ、私が羨ましいんじゃね?』とか」


病理「もし自分が誰かを、何かを、頻繁に罵ってしまうのなら」

病理「『…あれ?ひょっとして俺、羨ましがってるんじゃ…?』と」

病理「少し考えてみてほしいんです」


.


病理「悪口を言われて嬉しいなんて人はいません」

リドヴィア「え?」

病理「……あえて言いますが、そういった少数派の人を除いて、です」

病理「周囲だって目の前で争われたら不愉快になります。野次馬根性は別にして、です」

病理「だから、もしあなたがそんな状況になった時。少しこの話を思い出してほしいんですよ」


病理「そうしたら、下らない諍いが少しは減ると思うんです」


.


病理「…一応なんですが、まさに今攻撃してたり罵ってる人に『お前本当は羨ましいんだろ?』とか、この話を振らないで下さいね?」

病理「当然その人普通にキレますよ?」

病理「だから自分の胸に留めておいて下さい」



病理「『本当は嫉妬してたのか』と思う事で自分の気持ちも楽になりますし…」

病理「自分や相手の本心を知れば、色々道も見えてきたりしますしね」ニコッ


病理「…では、今日はここまでです!」ニッコリ

.


海原「先生!」ノ ハイ

病理「あら、なんです?」


海原「先生だったらこのテスト、誰が嫌いなんですか?」

病理「禁則事項です♪」ニッコリ



エツァリ「古ッ」


.





駒場「………エツァリは保健室へ連れてった」

海原「すみません駒場さん。ありがとうございます」


ワシリーサ「すごいわよねー睨んだだけで人を倒せるなんて…東洋の神秘?」

心理「バカね、病理先生の"覇気"がすごいだけよ」ヒラヒラ

上条(病理先生何者だよ)


.


上条(にしても)


上条(…ヴェント、『家族』が欲しかったのか)チラッ

ヴェント「はー、疲れたー…」ダルーン

査楽「あ、おしぼり使います?顔拭いたりすると少し楽になるんですがね」つ

ヴェント「…ありがと、でも遠慮しとく。化粧取れたら嫌だし」ヒラヒラ

査楽「そうですか」スッ



上条(…やっぱり、俺の世界のヴェントみたいに、『弟』が何か関係してたりするんだろうか)

.


上条(それとも、俺を旦那にして家族を作りたい…とか?)

上条「……」

上条「///」

トール「おぅい、上条ちゃん!飯くおーぜー!」

上条「! おー」

.




垣根「ん?上条、お前今日弁当なのか」モギュモギュ゙

上条「え?ああ…」

垣根「おいおい…お前、どこに泊まって朝から弁当作ったんだよ」

上条「え?!えー…と…はは?」

垣根「ごまかす、なって」ツンツン

上条「痛い痛い!つつくなよ!」

垣根「んだよ、サローニャの飯が不満だってか?早く帰ってやれよ寂しがってたぞ」

上条「あー…うん。そのうち」

垣根「バカ、今日帰れよ」モグモグ

上条「いやあ、ははは…」

垣根「んだよ喧嘩でもしたか?」モグモグ

上条「えーっと…」

.


トール「ふうん?上条ちゃんが俺達に話せない話、か…」ニヤニヤ

垣根「ほうほう?」ニヤニヤ

査楽「おやおや?」ニヤニヤ

上条「」

垣根「まあ?ほら…ちょっとだけ、な?」ズイズイ

トール「ゲロッちまえよ、上条ちゃん。何、誰にも言わねえしここには俺達だけだ」ズイズイ

査楽「やはり昨日何かあったんですね?できたら詳細を聞きたいですね?」ズイズイ

上条「やめい!だーっもう!近づいてくんじゃねーっ!?」

.


トール「いやいやほら、朝無駄に待たされた俺達には理由を聞く権利があると思うんだが?」ニヤニヤ

垣根「俺なんて、恥をかいたんだが?」ニヤニヤ

査楽「いや垣根は自業自得でしょう…まあ私も待たされましたしね?よければ聞かせてくれませんかねー?」ニヤニヤ

上条「くっそ……う、うなー!」ダッ!


垣根「あ!逃げたぞ!追えーっ!」ダッ

トール「ヒャッハー!」ダッ

査楽「待てーい!」ダッ

.

今回はここまで。



上条「はぁ、はぁ…まいたか」

上条「ん?」

ヴェント「……」

上条「…?」

上条「おry」


ヴェント「先生。ひょっとして、私達の事知ったからあの授業をしたんですか」

病理「……」



上条(……ヴェント?)


.


上条「…」ササッ


病理「んん、ヴェントちゃんには先生をそんな怖い目で見ないでほしいのですけど…」

ヴェント「茶化さないで」


上条(…なんかめっちゃ険悪?)コソコソ


.


ヴェント「先生がどうやって生徒の個人情報事を調べているのかはわかんないわ」

ヴェント「特に興味なかったし、先生がその掴んだネタを使って脅したりバラしたり、利益あげたりするような人じゃないって知ってるし。」

ヴェント「生徒が表立って叫べないエマージェンシーコールを聴くために使ってる事も、今回のもそうだってのも知ってる」


ヴェント「でも。」


ヴェント「今回のだけは超巨大なお世話だっつってんの」

病理「……」


.


上条(…たぶん、俺との事……だよな?)

上条(つーかそれくらいしか思いつかないし)


病理「…そんなに上条くんには知られたくないんですか?」

ヴェント「あったりまえでしょ」

病理「…私も直接上条くんに伝えようとは思っていません」

病理「が」

病理「上条くんに隠し続けても…きっとヴェントちゃんは幸せにはなれないと思いますよ?」

ヴェント「カンケーない。私の幸せは私が決めるわ」


.


病理「…でも自分が上条くんに何を望んでいるかくらいは、」

ヴェント「もういいでしょ?!」

病理「…」

ヴェント「……ゴメンなさい」フイッ

ヴェント「私はそれでも、アイツと一緒に…」

病理「…」




上条「………」

.


ヴェント「…次の授業あるので」クルッ

病理「……」

ヴェント「……」スタスタ

病理「ヴェントちゃん」

ヴェント「あによ」


病理「『焦らないで』。」

ヴェント「……」

病理「先生から一つだけアドバイスです」ニコッ

ヴェント「…どーも」スタスタ


.


上条(わっとっと)カクレカクレ

ヴェント「…」スタスタ…


上条(ふぃ…)

上条(…ヴェントが何か俺に隠してる?)

上条(たぶん肉体関係の事なんだと思うけど…)

上条(今日の授業とそれって関係してるか?)

上条(『嫌い』=『羨ましい』)

上条(いやどう考えても関係ないだろ)


上条(…じゃあ、他に何か…?)

.


病理「あのーすみません上条くん?そろそろ出てきてもらってもいいですかー?」

上条(ほぱぁ?!)ドッキンコ


上条「…」チラッ

病理「…」ニコッ


.


上条「あの、先生いつから」

病理「上条くんがヴェントちゃんに声かけようとして隠れちゃったとこからですかねぇ」ンー

上条(最初っからかよ!)

.


病理「ところで上条くん」

上条「あ、はい」

病理「聞いてのとーりヴェントちゃんは今お悩みちうです」

上条「はあ」

病理「聞き出して解決してあげてください」ニコッ

上条「え、でも…」

病理「……」ニコニコ

上条「…その、ヴェントは"俺に"隠しておきたいんでしょう?それを無理に聞き出すのは、」

病理「ふむふむ。ではこう言い替えましょうか」


病理「彼女に愛を与えてあげてください」

上条「……………愛?」


.


病理「はい。"愛"です」ニコッ

病理「"愛欲"ではなく。"同情"でもなくて、"友情"でも"同調"でもありません」


病理「それが彼女に今必要で、彼女が求めているものなんです」ニコッ

上条「愛って言われても…何かもう少しヒントもらえませんか?」

病理「んー…そうですねぇ、」ンート

病理「私は彼女の生い立ちや事情、悩みもある程度は把握しています」

病理「上条くんとの事も」チロリ

上条「ゔ」

病理「でも上条くんには伝えられません」

病理「彼女自身が嫌がってますし、私が教えてしまっては意味がありませんから」


病理「というのがヒントです」ニコッ

上条「ええっ?!」ガビーン!

病理「『今話したあたりに全ての核がありますから、まずはそれを知りなさい』って事ですよ」クスクス

上条「ええー…」


病理「ふふ。まずは彼女の鋼の心を溶かしてあげてください」ニコッ


.


病理「あ、でも恋人になれだとか結婚しろとかは言ってませんからね?勘違いしないように」

上条「はあ」

病理「まあ上条くんが全部知った上で、上条くんの意思で。ヴェントちゃんとそうなりたいと言うなら先生は止めませんが」

上条「…」


病理「つーかむしろ祝福しますし、上条くんの結婚式では先生がスピーチしたいです!」クワッ!

上条「?!」

病理「上条くん絶対可愛いですよねぇ…」フフ

上条「いやちょっ、先生話がズレて」

病理「あ、なんなら先生と結婚しちゃいます?先生は上条くんならオーケーですよ?///」ウフフ

上条「?!///」


病理「まあ冗談は置いといて」

上条「」ガクッ


病理「ファイト!です!」ニコッ

上条「…はい」


病理「あ、それとですね」

上条「?」

病理「家には帰りなさい。理由や悩みを言わなくてもいいですから」

上条「…はい」

.






天井「では今日はこれで終わる。号令!」


上条(愛…ね)

上条(なんか言葉にするだけで恥ずかしいな…)

上条(全然わかんないし。なんなんだ?)

上条(親愛?親子愛?友愛?兄弟愛?)

上条(友愛は違うんだっけ?いやそれでもわからないけど)






.


トール「はー…やーっと終わったな!上条ちゃん、帰りに皆でマック行かねぇ?」

上条「え?うーん」

垣根「トール、言っとくがお前は二度とサルサバーガー食うなよ?」

査楽「おや、何かあったんですかね?」

垣根「こいつよ、あまりの辛さに号泣しやがったんだよ」

トール「いやでもアレはそのくらい辛かったしよ!」

ヴェント「私も食べた事あるケド…アレそんな辛くなかったわよ」

トール「んなことねーって!CoC○壱の1辛くらいだぞ?!」

ヴェント「いや確かに結構辛いケド…」

垣根「どう考えても泣く程じゃねえだろボケ」

.


トール「いいや泣くね!アレは泣く程だね!アクセラちゃんあたりなら絶対泣くレベル!」

垣根「…確かにな」

ヴェント「アイツは敏感だからねぇ」

査楽「確かに否定できませんね」


上条(アイツなんだかんだ理解されてんのかよ)プッ

.

今回はここまで。

わりと最近ピクシブに載せられた、禁書絵が何枚かある中にウートガルザロキのいい感じの絵があったのでついつい携帯の待受に。

舞台を背に、白い紙が舞う中二本指でその内の一枚を挟んでニヤリとしてる奴。


トール「もういいだろ?おら行こうぜ」

垣根「おー」スタスタ

査楽「ですね」スタスタ

ヴェント「そね。上条、行くわよ」

上条「あ、あー…あのさ!」

垣根査楽ヴェントトール「「「「?」」」」

上条「俺今日は止めとくよ」ハハ

トール「えー?んだよ、なんかあんの?」

.


上条「いや特に何もないんだけどさ、今日は家に帰ろうと思って」ハハ

トール「ふーん?まあそれなら仕方ねーな」

垣根「じゃあ俺らだけでいくか」

査楽「ですね」コクン

上条「悪いな」メンゴ

ヴェント「……」

.


ヴェント「…じゃあ私もやめ」

垣根「っし!じゃあマックまで鞄持ちゲームやりながら行こうぜ!」

トール「お?なんだよ垣根、そんなに皆に奉仕したいのかよ?」

垣根「言ってろ!」

査楽「では勝負ですね!」

\ジャンケンピョン!ジャンケンピョン!/

ヴェント「…はあ」スタスタ

\ヴ「ワタシモマゼナサイ」ジャンケンピョン!/

.


上条(でもやっぱちょっと帰り辛いんだよなぁ…)スタスタ


~校門~

一方「…」チラッチラッ

一方「…」キョロキョロ

一方「……」ムスッ


上条(なんかもう一周回って可愛いよアイツ?!)


.


一方「!」

一方「っ…っ!」フリフリ


上条「なんだろ、すげーあったかい気持ちになる」フリフリ

.


一方「よォ、お疲れ」

上条「おー」

一方「今日はどこに行くンだ」

上条「あー…ごめん、今日はちょっと」

一方「……」

上条(やめてそんな泣きそうな顔しないで罪悪感半端ないから)

一方「そォか」クルッ

一方「…じゃあ、また、明日な…」カツッ……カツッ……カツッ……


上条(ダメージ受け過ぎだろ)ズーン

.


一方「…」カツッカツッ

一方「…」チラッ

上条(めっちゃこっち見とる)

一方「………」カツッカツッ

上条(アレ?なんかその場で足踏みしてね?)

一方「…うっ」バタッ

上条(ざーとらしく倒れよった)

一方「…」チラッ

上条(もういいよ!やめてよ!引き留めてほしいのは痛い程わかったから!)

.


一方「……」

一方「……」プルプル

上条(これ無視できたら人間じゃねぇよ…)

上条「あ、あのさ!一方通行!」

一方「なンだっ?!」キラキラ

上条「あのさ、俺んちで遊ぶならいいぞ?」

一方「じゃあそれで」キリッ

.


~上条宅~


上条「た、ただいまー…」ガチャ

サローニャ「!」

サローニャ「上条ちゃーん!!」バッ

上条「おわっと!」ダキトメっ

サローニャ「ふぇえん!おかえりぃい!!」モフモフモフモフモフモフ

上条「……ただいま。」ナデナデ

サローニャ「うん…っ!うんっ」ギュゥウウ!


サローニャ「ねぇ。私何かダメだったかな」

上条「え?」


.


サローニャ「だって…最近上条ちゃん私に構ってくれないし…」クスン

上条「う」

サローニャ「一緒にごはんちゃんも食べる機会もすくなくなっちゃったし…」

上条「うぐ」

サローニャ「…私、何かしちゃったのかなって」ショボン

上条「ちが、」

サローニャ「言って?何が嫌だったの…?」クスン、クスン…

上条「…違う。違うんだサローニャ」ギュ

.


上条「サローニャに落ち度なんてない!」

上条「ちょっと色々知りたい事があって、その、いろいろあって!」

上条「俺が、…俺に問題があるんだ!」

上条「…だから、その……」

サローニャ「…」

上条「…ごめん」ギュ

サローニャ「ん…」ギュ。

上条「…」

サローニャ「上条ちゃん、一つだけ聞かせて。」

上条「なんだ?」


サローニャ「…私の事、嫌いになったんじゃないよね…っ?」ギュ

上条「当たり前だろ、嫌いになるわけない…!」ギュ


サローニャ「よかった…!上条ちゃんに嫌われたら、私…!」

上条「…ごめん、これからはちゃんと帰るようにするよ」






一方(完全に何かのタイミングを間違えちまった…!)プルプルプルプル


.

今回はここまで


サローニャ「うにゃ?」チラッ

一方「!」ビクッ

サローニャ「や、やだ!お友だちちゃん来てるなら言ってよ上条ちゃん!////」

上条「ああごめんごめん」

サローニャ「もー…こんなとこ見られるの恥ずかしぃじゃん…///」ぷいっ



一方(いや本当マジであン時素直に帰っとけばよかった)プルプル

一方(感動?の再会を邪魔する気はなかったンだ!信じてくれェェ!!)グスッグスッ

一方(もォ帰らせてくれ!悪かった!俺が悪かったァァあ!!)エグッエグッ


上条(って思ってんだろーな…一方通行…表情が露骨過ぎてわかりやすすぎるわ)

.


上条(仕方ないな…帰りやすい機会作ってやるか…)


上条「あー、そーいえば一方通行。お前そろそろ門限じゃないか?なんか行くとことかもあるとか…?」

一方「え?いやまだ全然大丈夫だし、特に行かなきゃならねェとこもねェよ?」フルフル


上条「…そぉかあ…」←生暖かい目

一方(し、しまったァァァァァァ!!)ハッ


一方(今の明らかに気ィ使ってくれたンじゃねェか!クソッ、やっちまった!)

上条(あー…じゃあもう普通に遊ぶか。サローニャには悪いけど…)

.


サローニャ「…」むすーっ

上条「よし、一方通行何して遊ぶ?」

一方「じゃあパズゲーやろォぜ」つ

上条「おー」


サローニャ「いいもーん。サローニャちゃんにはベルシちゃんがいるもん…」ヨチヨチ。

ベルシ(サローニャ嬢、私の腹を撫でるのが上手くなったな…)

ベルシ(ふむ…なかなかにテクニシャンヌっ!)


.


上条「な、こなくそっ!」ピコピコ

一方「く、は!俺はなァ!これだけは負けた事はねェェンだよォォォ!!」ピコピコピコピコ








一方「負け………た……だと…?」ガクッ

上条「お前が最後の最後でボタン押し間違えなきゃなぁ…」


ベルシ(なんかもう…面白いな、彼)

.


サローニャ「はいはいちゃん!お菓子とジュースちゃんをお持ちしましたよん♪」

上条「お、ありがとな!」

一方「どォも」




サローニャ「どう?美味しいですかにゃー?」

一方「…すげェ美味いな」モキュモキュモキュ

上条「だなー」モキュモキュ


サローニャ「ちなみに手作りちゃんです!」

一方「マジで?!」

上条「へー…サローニャってクッキーとか作れるんだ」サクサク


サローニャ「まねー」エヘヘ




.


一方「じゃあ、そろそろ俺帰るわ」

上条「そっか。じゃあまた」ヒラヒラ

一方「あァ。また明日な」ヒラヒラ

サローニャ「ばいばいちゃーん」ヒラヒラ

ベルシ「キュー」フリフリ

一方「おォ。クッキーありがとな…あと、」

サローニャ「?」

一方「二人の時間邪魔して悪かった。これで、なンか美味いものでも食ってくれ」

サローニャ「え?」チラッ

諭吉さん'S「はっはっは」

サローニャ「えっと…いいんだよ?別に気を使わなくても…私そんな気にしてないし」

一方「いィから」グイ

一方「俺の…気持ちだ」b

サローニャ(五人も諭吉さん渡されてもサローニャちゃん困るんですがそれは)

.


一方「じゃあな」




サローニャ「うー…返さなきゃダメだよね、やっぱり…」

サローニャ「こんな大金受け取れないしぃ」

上条「え?何?」

サローニャ「あーうん、なんか一方通行ちゃんがね」

かくかくしかじか。

上条「それは無理に返さなくてもいいんじゃないか?」

サローニャ「?」

.



上条「いやアイツなら『ゴメン生活費まで渡しちまってたからちょっと返して』とか言って戻ってきそうだからそん時に…」

サローニャ「えー…いやいや、さすがにそんな事はないでしょー」ケラケラ



ドア裏

一方(…さすがだ、上条。俺の事をよくわかってやがる。ドンピシャだ)キリッ

一方(つゥか生活費どころかバス代も出しちまって帰れねェ)キリッ

一方(能力使ってもいいンだが途中でバッテリー切れたら怖いしなァ…)

一方(…歩いて帰るか!)カツッカツッカツッカツッ


旅掛「警備員だ。君こんな時間に何をしてるんだ?」

一方「」

.


ぶぶぶ。ぶぶぶぶぶぶ。

上条「ん?」チラッ


新着メール:1件


上条「…」ピ

―――――――――――――――――――

from:ヴェント

title:荷物。

アンタさ、家に帰るなら連絡くらい入れなさいよ。

後、日用品とかの荷物忘れてってるからね?

もし処分しといてほしいなら処分しとくケド。

―――――――――――――――――――

上条「あー…やべ。忘れてたな…」

.


上条(すっかり忘れてた…)

上条(荷物もだけど、話もちゃんとしなきゃダメだよな…)

上条「サローニャ。俺ちょっと忘れ物取りに行ってくるよ」

サローニャ「…今日は、帰ってくる?」

上条「ああ。でもちょっと話す事もあるから長くなるけど…」メソラシ

サローニャ「……」


サローニャ「…いーよ、帰れなくても」

上条「…え」

.


サローニャ「上条ちゃんが今何か悩んでるのわかるし、それを解決するために動いているのもわかるの。」

サローニャ「きっと上条ちゃんが帰って来なかったのもそのあたりに理由があるんでしょう?」

上条「…ああ」

サローニャ「それじゃあさ、私は待ってるよ」ニコッ

上条「サローニャ…」

サローニャ「でもその代わり!ちゃんとうやむやにせずに解決してきてね?上条ちゃん」

上条「ああ!」

サローニャ「…もし。一人で考えててどうすればいいか、答えがわからなくなったら私でなくてもいいから話してみて」

上条「…ありがとう」

サローニャ「いいの。」フルフル



サローニャ「いってらっしゃい」ニコッ


.





上条(どうしようかな)スタスタ


上条(暫く一緒にって言いだしたの俺だしな…)スタスタ

上条(でも部屋には帰った方がいいとも言われてるし…)


上条(…俺、ずっとブレてるな。)


上条(ヴェントと一緒にいるって、サローニャのとこに帰りづらいからって逃げたくせに)

上条(周りから言われて。サローニャのとこに帰ったら帰ったで『これからはちゃんと帰る』って言って…)


上条(最低だ、俺って)スタスタ



姫神「……」

.


上条(ヴェントに『今から行く』ってメールしとかないとな…)ぽちぽち


上条(はは…一方通行を笑えないな、俺)


上条(どうしたらいいか、どうするべきかがわかんなくなってきた)

上条(なあ病理先生。今の俺にヴェントに愛を与えるなんて余裕ないよ)

上条「なんかもうわかんなくなってきた…」ハァ…


姫神「………」

.


姫神「また悩んでるのか、人間」


上条「!?」バッ

姫神「全く…貴様という奴は本当にしょうがないな」ハフゥ

上条「姫がっ、…オティヌスか」

姫神「そうだ。貴様があまりにも不甲斐ないから出てきてやったんだ、感謝しろ」


上条「えっと…何しに?」

姫神「…」ピキッ

.


がしっ。

姫神「貴様の悩みを聞いて解決策を提案したり情報を与えるという親切心を見せてやろうというだけだが?んん?」ムニムニムニムニムニムニムニムニ

上条「あう。ほっふぇたふにふにひゅるなよ!」ムニムニムニムニムニムニムニムニ






姫神「ふむ?貴様の頬肉は意外と柔らかいな…」ムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニ

上条「あうあうあうあう」ムニムニムニムニムニムニムニムニムニムニ


.


ピシッ。

姫神「ほら、とりあえず時間を止めてやったぞ」

姫神「そこのベンチにでも座れ。話しを聞いてやる」スタスタ

上条(とりあえずで時止めとかってさりげにすごいよな…)スタスタ




姫神「ん」つお茶

上条「さんきゅ」つお茶⊂

姫神「…んで?」

姫神「私は貴様の状態は把握しているが心情までは知らん」

姫神「話せ。貴様は何を悩んでる」

上条「…」

.

今回はここまで


上条「…なんかさ、わかんなくなっちゃって」

姫神「…」

上条「俺はヴェントを…その、ちょっとしたきっかけで恋愛対象として見はじめてさ」

上条「でも自分の気持ちなはずなのにイマイチ本心かわからないんだ。だから、見極めようって思って」

上条「とりあえず一緒に暮らして、そばに居てみようって思ったんだ」

姫神「…続けろ」

.


上条「病理先生からも『ヴェントが今悩んでるから助けてあげてくれ』って言われてるし」

上条「元々友達だったってのもあるし、普通に好きだし、…何とかしてあげたいって思ってる」

姫神「…ん。」

上条「でもさ、」

上条「皆から帰れ帰れ言われて…一回ウチに帰って。サローニャとちょっとぶりに会ったら」

上条「"俺"が居ない事でサローニャに寂しい思いさせてた事に気づいてさ…」

上条「サローニャにも笑っててほしい。幸せで、いてほしい」

上条「サローニャも、大事なんだ。…本当に。すごく」

姫神「……」

.


上条「で、わかんなくなってきたんだ」


上条「じゃあ俺はどうやって二人を幸せにすりゃいいんだ?って」

姫神「……」


.


上条「もし今、『どちらかを選べ』って言われても…俺は答えられない」

上条「どちらかのそばにだけ居たら、きっとどちらも幸せじゃないし…」

上条「どちらかに我慢させたり見捨てたりするのは絶対イヤだ」

上条「…むしがいいけど。」

姫神「……」

上条「じゃあ両方と暮らすか?ってのはなんか違うと思うし、二人とも嫌がりそうだし…」

上条「どうすれば二人を幸せにできるかなって…」

姫神「…」ハァ

.


姫神「…何も必ずしも同居しなければならないわけではないだろうが」

上条「でも」

姫神「サローニャ…普段は自分の家で暮らして、ヴェントとは個人的に時間を作って会う…"でえと"でもすればいい」

姫神「逆でも構わないが、」

姫神「…というか、ヴェント宅に泊まろうとしたのはそもそもお前が『帰り辛い』と駄々をこねたからだろうが」

上条「うん…」

姫神「…? 何か引っ掛かる事でもあるのか」

姫神「…ああ、肉体関係の事か?」

上条「…」コクン

.


姫神「う……む、」

姫神「んんー……」

姫神「いや、しかし…」

上条「? どうしたんだよ」

姫神「……」

姫神「いやその…だな、」

.


姫神「あー、その、アレだ。あんまり気にしなくてもいいんじゃないのか?」

上条「そんな!そんなのダメに決まってるだろ!」

姫神「うう、む…」コマリ

上条「なあオティヌス」

姫神「なんだ人間」

上条「お前なんか俺に隠してない?」

姫神「い、いや…」シドロモドロ


姫神「……し、しし…知らんな?」メソラシ

上条( 嘘 下手ッッッッ?!)

.

短いけど今回はここまで


上条「なんだ?なんだよなんなんですか?オティヌスさんは上条さんに何を隠しているんですかな?」ズイッ

姫神「な、ななな……何も隠してもはんっ」

上条「キャラじゃない噛み方しといてそりゃねぇだろ魔神様よぉ」ツンツン!

姫神「や!やめろ!ほっぺたつんつんするなっ!」ペチッ!

上条「じゃあ話せよ」

姫神「というか顔が近い!貴様私にキスでもするつもりなのか!」

上条「わ、わりぃ」サッ

.


姫神「ええい!悪いがもう時間だ!」ダッ!

上条「はぁ?!何の解決策もくれてねぇじゃん!」

姫神「うるさい!自分で考えろ!」ぷいっ

上条「投げっぱなしジャーマンはよくないと思うんですけど?!」

姫神「…じゃあ最後にひとつだけ質問してやる」

上条「?」

.



姫神「…ここにコインが一枚ある。」つ○

上条「?」

姫神「もし表が出たらお前はヴェントに謝って自宅に住め」

姫神「そして、もし裏が出たらお前はサローニャに謝ってヴェントとしばらく暮らせ」

上条「おいおい…まさか大事な決断をコイントスなんかで オティヌス「そーれ」キンッ!

上条「早――――――ッッ?!」

.


姫神「えー…と…裏だな」

上条「」

姫神「さて。裏が出たのだからお前は…」

上条「ま、待てよ!そんなもんで決められてたまるか!」

姫神「そうだな」コク

上条「は?」キョトン

姫神「確かにお前はこんなもので自分の選択を左右される謂われはない」



姫神「…だが、お前は今躊躇したな?」

上条「うっ…」タジ

.


姫神「お前が決められないから、私は神に問うてみた」

姫神「そして神はお前に答えを提示した」

姫神「―――だがお前はそれを嫌がった」

姫神「では。改めてお前に質問するぞ?」

.







姫神「お前の"本心"に従った方がいいんじゃないのか?」






.



――――――――――

―――――――――――――


―――――――――――――――――


.







ガチャ。


上条「…ただいま」

サローニャ「!」バッ

上条「……」

サローニャ「おかえ……り?」トテトテ。

上条「……」

サローニャ「…上条ちゃん?」

上条「…」テクテク

上条「…」ポスッ

サローニャ(…ベッドに倒れこんじゃった)

.


サローニャ「…」トテトテ

サローニャ「…」ポスッ。

上条「……」

サローニャ「……」

上条「……」

サローニャ「……」

.


サローニャ「……」

上条「……言えなかった」

サローニャ「……」

上条「結局。家に帰るって事と、『保留にしてくれ』としか言えなかった」

サローニャ「……」

上条「……俺、最低だ。」

サローニャ「……」

.


上条「行く途中で…オティヌスに会って…自分の本心に気づかせられたんだ」

上条「…俺、本当はヴェントの事をそういう目で見てなかったんだ」

上条「自分から、言い出したクセに」

サローニャ「……」

.


上条「はは……結局さ、俺は責任を取ろうとしてただけだったんだ」

上条「ただ自分が無責任な奴になりたくなかったから、自己満足のために、心にもない事を、」

上条「おまけにヴェントにまだ期待させるような事を言って、まだ関係維持をしようとしてる…」



上条「……死にてぇ…」グスッ

サローニャ「……」

.


サローニャ「……」

上条「このまま死ねたらいいのに…」

サローニャ「……」

上条「………」

サローニャ「……」


.


サローニャ「……」

上条「……」

サローニャ「……」

上条「……」

ベルシ「……」カラカラカラカラカラカラ…

.


サローニャ「…本当はさ」

上条「……」

サローニャ「私、怒ろうかなって考えてた。」

サローニャ「だってそうでしょ?上条ちゃんは自分が可愛いばっかでちっともヴェントちゃんの事考えてないもん」

サローニャ「それを私に『慰めて』って言わんばかりに話してるもの」

サローニャ「…そーいうのは私、嫌い」

上条「…」

.


サローニャ「でもさ、同時にちょっと嬉しくなっちゃったの」

サローニャ「だって上条ちゃん、私の方に居たいって思ってくれてた」

サローニャ「私も嫌な女の子。」

サローニャ「でもきっと皆もそうだよ。上条ちゃんがそうやってエゴな考えでいる事は悪い事、…そんな悪い事じゃないよ」

サローニャ「人間だったら当たり前の感情だと思う」

上条「……」

サローニャ「んでさ、上条ちゃんが悩んでた事とか…帰ってこなかった理由とか、色々察しちゃったんだけど」

上条「……」

.


サローニャ「上条ちゃんがずっと悩んでたのとか、たぶんこういう風だったんだろーなってのとかも想像がつくの」

サローニャ「だから…私には怒れない。」

サローニャ「本当は、上条ちゃんのお尻を叩いてヴェントちゃんへの気持ちを言わせなきゃいけないのかもしれないけど、」

サローニャ「私は…上条ちゃんの『保留』って答えを肯定する」

サローニャ「上条ちゃんだって、気持ちを整理したり覚悟を決める時間がいると思う」

サローニャ「いつかはやらなきゃいけない事で、ヴェントちゃんには悪い事をする。…だけど、」

サローニャ「これからどうなるかわからないとか、心変わりするかもしれないし…」

.


上条「……」

サローニャ「…ごめん。うまく言えない。」ショボン

サローニャ「でも、その、私は上条ちゃんの味方だから」

上条「…っ」ダキ

サローニャ「わっぷ」



上条「…っ、っ…」グスッグスッ

サローニャ「……」ヨシヨシ


.



上条「…ありがとう、サローニャ」グスッ

サローニャ「…いいの。私は上条ちゃんには幸せでいてほしいから」

上条「…」グス

サローニャ「…私はずっと上条ちゃんの弱さを見せられる場所でいるから」ギュー

上条「……」ギュ…

.






.


サローニャ「いってらっにゃい~♪」フリフリ

上条「ん、じゃあいってくるよ」トントン

ガチャ。


パタン。


ベルシ(問題が解決したわけではないが…彼の心が少し楽になったようでよかったな)

ベルシ(さて…私も滑車を回さねば!)カラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラカラ

サローニャ「ベルシちゃんは今日も元気だねぃ?ほーれごはんちゃんですぞー」つ

ベルシ(ありがたい!)カラカラカラカラカラカラ!





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上条「~♪」スタスタ

垣根「よぉ、今日はご機嫌だな?」ポン!

上条「おう。ちょっと悩んでたのが軽くなったんだ」

垣根「ほー?一体どんな…」


上条「さ、行こうぜー(棒)」ダッ!

垣根「あ、待ちやがれ!」ダッ!

.


今回はここまで。

…もうすぐ次スレ…開始当初はこのスレで終わる予定だったのに。


.






.


病理「――心理学には『ストローク』という考えが存在します」

病理「『ストローク』というのは」

病理「例えば、私が君に対して『話しかける』、『褒める』、『叱る』、『触れる』…」

病理「――といった人への物理的、精神的な働きかけの事」

病理「そしてこの『ストローク』というものには二種類あり、」

病理「『プラスのストローク』と『マイナスのストローク』と呼ばれています」

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病理「『プラスのストローク』とは『褒める』、『笑顔を向ける』『抱きしめる』といった、相手をプラスの気持ちにさせる行動全般。」

病理「『マイナスのストローク』とは『貶す』、『煽る』、『殴る』なんかの相手を不快にさせる行動全般を言います」

病理「『ストローク』は『心の栄養』と呼ばれ、ニュアンスとしては食事や水分補給と同じなんです」

上条「それがないと生きられないって事ですか?」

病理「そう!飲まず食わずでは我々は生きられません。それと同じで『心の栄養』がなければ生きられないのです」

病理「故に、人は『ストローク』を得ようとするのです。」

査楽「ふむ」φ(..)カキカキ。

病理「…しかし。実はその得ようとする『ストローク』はプラスでもマイナスでも、構わないのです」

.


病理「例えて言うならば、そうですね…」

病理「『極限までお腹が空いてたら御馳走(プラスのストローク)でも粗末な食事(マイナスのストローク)でもいいから食べたい』」

病理「と言いましょうか。」


病理「人間にとって『孤独』や『無視される』事ほど辛い事はありません」


病理「だからマイナスのストロークでもいいから『何もない』よりずっとマシだと考えるわけです」

.


病理「ほら、小学生の子が好きな子に意地悪をしてしまう…というのがありますよね?」

病理「あれも本来ならば、

  【『好きになってもらう』という『プラスのストローク』が欲しい。でも得られない。

  だから『イヤがられる』『苦悶の表情』といった『マイナスのストローク』でも構わない】」

病理「そういうのから来ているわけです」

病理「なので、」

病理「やたら喧嘩を売るようなコミュニケーションをしてくる人は恐らく普段の生活で孤独を感じているから…という可能性があるわけです」

病理「ネットなんかでわざと煽ったりしてるのも、孤独を癒すために対人関係を無理矢理築こうとしてるわけですね」

病理「つまり彼等はマイナスのストロークでもいいから欲しいんです」

.


病理「―――そして、これはストーカーも同じなのです」

病理「だから例えば、『気持ち悪い!と言う』『泣く』『怒る』といった『マイナスのストローク』を返すのは逆効果の時もあるわけです」

病理「相手にそんな反応をされても『自分に気持ちを向けてくれている』と『心の栄養』になってしまうからですね」

病理「なので、こういった方にはストロークを与えない事…無視するのが一番というわけです」

病理「…まあ『俺の気持ち伝わってない!』とさらにストーカーがエスカレートする事もありますが…」

病理「というわけで…もしストーカーされたら、しそうになったら。この話を思い出してください」

病理「以上、今日は『ストーカーの心理』でした!」ペコ!

.




病理「上条くん?だからこういう気持ちのカラクリがあるわけですから…先生のストーカーは…やめて下さいね?」ニ、ニコッ…?

上条「してませんよ?!」ガタッ?!


.


ざわ……ざわ…!

上条「ちょっ」

病理「あ、皆さん安心してくださいね?びょーりんジョークですから」ニコッ

垣根「なぁーんだ…せっかく面白そうな上条弄りネタだぜ!と思ったのによ」ガックリ

上条「お前後で泣かすからな」

病理「では今日はここまででーす!」

.


上条「はー…やっと帰れるな」

ヴェント「そーね…」グッタリ

トール「うぉい、上条ちゃんよ!今日なんだけどよ…」


病理「あ、上条くん!上条くんだけ補習なので今から先生についてきてくださーい♪」ニコッ

上条「オーマイゴッドぉお!」ウガァア!!

垣根「ぶはははは!!」ブハー

トール「だーはっはっは!っざまぁww」ブハー

.





キコキコキコキコキコキコ。


病理「うふふ。上条くんに先生の車椅子を押してもらえるとは思ってませんでした」ニコニコ

上条「いやあ、病理先生いつも車椅子移動大変そうですしね」ヨイショヨイショ

病理「あらあら。上条くんは優しいですねー」ニコニコ

病理「先生、上条くんのそういう優しい所は大好きですよ?」クスッ

上条「っ、///」カァ

上条「いや、別に優しくなんか。フツーですよ!フツー!」

病理「あらそーですか?」ニコニコ

.


上条「ところで…どこでやるんですか?」

病理「ええとですね……」ウーン


病理「じゃあ、先生の個人研究室にしましょうか!」ニコッ!



上条「…先生、ひょっとして思いつきで補習決めたんすか…?」

病理「えへ☆」ミ☆

.



〓〓病理の個人研究室〓〓


.


病理「今お茶淹れますねー」

上条「ここが…」キョロキョロ

上条(心理学の本や政治、宗教なんかの専攻書や学術本、論文や道徳の本なんかがギッシリ詰まった本棚が5つ)

上条(簡易ベッドと…お茶やお菓子、食器なんかが入った棚がある)

上条(それとビジネス机にサボテンとパソコンと印刷コピー機…とマグカップ)

上条(部屋の中央には応接用のソファとローテーブル)

上条(研究室って言うか…普通に生活出来そうな私室って感じかな?)

.


病理「上条くんはコーヒーと紅茶、どっちがいいですか?」

上条「あっ、じゃあ…コーヒーで」

病理「はいはーい♪」



コポポ…



.


病理「どうぞ、チョコチップクッキーとコーヒーです」ニコッ

上条「どもです」

病理「いやー先生こうして生徒さんとお茶するのが好きなんですよー」ニコニコ

上条「え?補習なんじゃ…」

病理「補習ですよ?」こくこく。

上条「???」

病理「教科が『道徳』ですからね。補習内容は先生とお話する事なんですよ」ニコッ

上条「は、はぁ…」

.


上条「でも…俺はなんで補習なんですか?」

病理「先生が単純に上条くんとお茶したかったので」

上条(私情?!)

病理「あとは上条くんの昨日の事とか、これからの事とかちょっとお話聞いてみたかったですし…」



病理「何より、上条くんが1学期サボった分の出席日数の補填とかなんかの『進級に必要な数字』稼ぎのためですね」

上条「」

.


上条「ちなみに…あとどのくらい必要なんですか…?」

病理「え?まあ、その…そこそこは?」

上条「Oh……」

.

今回はここまで


上条「はぁ…マジか…」

病理「あら、上条くんは先生と話すの嫌ですか?」

上条「あいや、そういうわけじゃ」ブンブン

病理「んー…まあ頻繁に学校終わりに拘束ってのは辛いかもしれませんねぇ?」

病理「じゃあ、たまーに。にしてあげちゃいます」つクッキー

上条「え…あ、ありがとうございます!」

病理「ふふ」ニコッ

上条「あれ、このクッキー暖かいんですね?」モグ

病理「ええ、手作りですから」

上条「へぇ…そうなんですか。道理でスゴく美味しいわけですね」モグモグ


病理「いやほんとは市販のをレンジでチンしただけですけどね」

上条「ゴホッ?!」

.


上条「せ、先生!」ゲホッゴホッ!

病理「ごめんなさい?上条くんの反応が可愛すぎて、つい♪」コロコロ♪

上条「もー…変なとこ入っちゃったじゃないですかー」ゲホッゲホ

病理「…もういっそほんとに連れて帰っちゃって毎晩抱いて眠りたいです」

.


病理「…さて、上条くん。昨日の事なんですが」

上条「…はい」

病理「もしよかったら…上条くんの気持ちと、どう決めたかを聞かせてもらえませんか?」

上条「…先生は何らかの手段を持ってて俺達のプライベートはまるわかりなんじゃないですか?」

病理「全部ではありませんよ。それに…」

病理「先生、上条くんが話したくない事は無理に聞きたくありませんし」

病理「事実を知っていても。憶測や推測はできても、上条くんの本当の気持ちは誰にもわかりません。」

病理「それこそ、そんな『人の心を覗く』なんて無粋な超能力でも持っていない限りは」

.


病理「だから…よかったら。上条くんの気持ちを教えてほしいんですよ」

病理「もし辛い判断をしてたら先生は上条くんを助けてあげたいですし、辛い思いをしてたらその辛さを吐露してほしいですから」ニコッ

上条「先生…」

上条「……」

上条「じゃあ、聞いてもらえますか」






.


病理「…なるほど。」

上条「でも、今は気持ちが少し楽なんですよ」

上条「サローニャが受け止めてくれましたし…」

病理「……そうですか」

上条「?」

病理「いえ、なんでもありません」フルフル

病理「うーむ。上条くんが気持ちを整理した上でそう決めたのなら。」

病理「でも…先生はちょっと困りましたねー」

上条「?」

.


病理「いえ、こんな事を言っても上条くんが困るだけとは思うんですが」

病理「上条くんが昨日見たようにヴェントちゃんも悩んでるんです」

病理「先生はヴェントちゃんも助けてあげたいんですよ」

上条「…あ」

病理「でも…たぶん、君にしか彼女は救えないのでは?と先生は考えてます」

上条「…」

病理「なので…上条くんに拒否られちゃうとアウトと言いますか…」

病理「ちょーっと解決がむずかしーくなっちゃうんです」はふー。

.


病理「…心苦しいのですが。」


病理「上条くん。出来れば彼女を救ってから答えを出してあげてもらえませんか?」

上条「それはいいですけど…」

上条「でも、大丈夫なんですかね?救ってから絶望与えるカンジになりそうな気が」

病理「あー…まぁ、またその辺は考えますから」アハハ…

上条「わかりました…」



上条(大丈夫かなぁ…)


.


病理「ところで。私上条くんにずっと聞きたかった事があるんですが」

上条「? なんですか?」

病理「…上条くん随分明るくなりましたよね?」

上条「え?あ、ああ!まあ!」

上条(また前の暗い『上条当麻』の話か…)ゲンナリ

病理「前は上条くん、話してる時も先生の目を見てくれませんでしたし…」

病理「先生が今日みたいな席を設けて話そうとすると逃げちゃいますし…」

病理「私、すっごく悲しかったんです」ションボリ

.



病理「ねぇ。どうして急に私と話してくれるようになったの?」

上条「…」


上条「その…信じてもらえないとは思うんですが――――」






.


病理「……別の世界から来て、入れ替わった…」

上条「はい」


病理「……」

上条「……」


病理「そ、そうだったんですね!なるほどーだからこんなに明るくなったんですね!」ニ、ニコッ…?


上条(あ、これ『可哀想な人を見る目』だ)


.


上条「えっと…信じてないですよね?」

病理「いえ信じてますよ?」ニコッ

病理「ところで最近異世界モノの小説とか漫画とか読みました?」

上条「いや影響されたとかじゃないですっていうかやっぱ信じてないですよね?」

病理「いえいえ。先生は上条くんの事全部を信じてあげたいですし!」

上条「あ、もういいです」

病理「そんなぁ…つめたいです。いじわるしないでくださいよぉ…」ウルウル

上条「ぶりッ子やめてくださいせんせー」

.


病理「うーん…何か証拠はありませんか?」

上条「証拠って言われても…」

病理「物的なモノでもそうでないモノでも構いません」

上条「…物的なモノはないと思います。気がついたらオティヌスの作ったこの世界に来てたし、」

上条「服も持ち物も全部俺がいた世界のとは違っていたし…」

病理「ふむぅ。そーですか…」

病理「では…そうですね…」ウーン


.


病理「あ!じゃあクレペリン検査受けてみませんか?」

上条「クレペリン?えーと、なんか足し算してくやつでしたっけ?よくわかんないですけど」

病理「合っていますよ。クレペリン検査はですね、端的に言えば性格診断テストです」

病理「検査用紙に並んでいる数字を1段目の1行目の左端から順番に足し算をしていって、1分経ったら次の段…とやっていくやつですね」

病理「あなたが言う、入れ替わる前。1学期にやった時の『上条当麻』の検査結果データは先生のパソコンに入っていますし…」

病理「もし今やって、全く違うデータが取れたら…」

上条「信じてもらえるってわけですか」

病理「はい。まあ意図的に診断結果を崩せなくはないですが、それは見ればわかりますから」

.


病理「どうですか?」

上条「うーん…じゃあやります!」

病理「そうこなくっちゃ!」ニコッ







病理「では、始めます。開始の合図と一緒に―――」


.






病理「はい、終わりです!お疲れ様でした!」

上条「あー…つかれた……」グッタリ

病理「ふふ。検査結果は明日まで待って下さいね?」

上条「ふぁい」ゴシゴシ

病理「あら、眠いですか?」クスッ

上条「えっと…まあ」

.


病理「そういえば上条くん、今日はずっと学校でしたね」

上条「ええ…早く帰って家で寝たいです。」

病理「んー…よかったらそこのベッド使ってもいいですよ?」

上条「いやいいです!悪いですよ!」ブンブン

病理「あらあら。そんな遠慮しなくてもいいのに」クスクス



病理「じゃあ先生がそこで寝ますから車イスから先生を抱っこしてベッド連れてってください」

上条「あっれー?何故そうなったー?」

.


病理「まあまあ!いいじゃないですか。車イス生活は大変なんですよ?」

上条「あーもー…しょうがないな」

病理「やたっ♪」



病理「じゃあ、はいっ!」んぱっ。

上条「はいはい…んじゃ横抱きで移動させますんで…」

病理「あら。」



病理「お姫様抱っこですねー?」ニコッ

上条「はいはい」ヨイショヨイショ

.




上条「はい、つきましたよーっと」ヨイショ

病理「はーい♪」ニコニコ




病理「えい♪」グイッ

上条「おわっ?!」グラッ…

トサ。

.





上条「…あ…?」

病理「あー…やっぱり上条くんは抱き心地いいですー」ギュッ…!

上条「ンなっ…?////」

上条(仰向けになった先生の上に被さってっ、密着してっ…!?)


病理「んー…///」モフモフ

上条「あばばばばば」

.


病理「はー…もうこのまま一緒に寝ちゃいません?」ニコ

上条「ふえ?!///いや、それはちょっと不味いんじゃないでせうか!?」

病理「えー?私はこのまま上条くんと寝ちゃいたいですぅー」クスクス

上条「からかわないでくださいよっ!///」

.



上条(う、わ……病理先生のカラダやーらけー…)

上条(それに車イスだから筋肉ほとんどなくてほっせーし…)

もゆん。

上条(なのに出るとこは出てるしっ!?)

上条(ぐああああ!なんだこの状況?!)

上条(あっれれー?おっかしーぞー?上条さんはただ補習受けに来ただけなのにいつのまにか病理先生に抱かれてベッドで寝てるぞー?!)


.

ここまで

言われて初めて気づいた。そうだハーレムだこれ


おかしいな、ハーレムにだけはしないと最初に決めてたはずなのに


病理「上条くんはやっぱり私の事好きじゃないです?」クスン

上条「は!?いえ!そんな事は!」

病理「では…『普通』、ですか?」

上条「えっまあ…」

病理「…『普通』が一番イヤです」シュン

上条「いや好きですよ!最近の若い奴なんて大体皆『好き』でも『普通』って言いますからね!」

病理「……ホントですか?」

上条「はい!」


上条「いつも親身になってくれるし…優しいし、生徒思いで仕事に対して情熱のあるいい先生だし!」

上条「び、美人ですし!スタイルいいですし!」

上条「もう最高ですって!」

病理「…………」

.




病理「…っ/////////」カァッ…



上条(…あれ?俺、今焦ってめっちゃ要らん事言わなかった?)

.


病理「じゃあ…///」

トクトクトクトクトクトク。

上条(密着してるからわかるけど…先生めちゃくちゃ心拍数上がって、)



病理「…証拠。見せてくれませんか……?////」ギュ。



上条(やってもうた)


.


上条「しょ、証拠って言われても」

病理「…私にしたいことしてくれたら、それでいいわ?」ニコッ

上条「……」


上条(こういう時。やっぱり女の人が喜ぶのは…キス、とかなんだろうか。)

上条(いや!何考えてんだ俺!そうやって気もないクセにいい顔しようとするからああなったんだろ!)


上条「その、」





.



ガチャ!


姫神「せんせー!今日の授業でわからない事があったので質問しに来ましたー!(棒)」



上条「」

病理「」

.


姫神「あ……すみません!お邪魔しました!(棒)」

病理「あ、ち、違っ、違うの!これはね?!////」ワタワタ

上条「そ、そうだぞ!これはその、襲ってるだとかそういう事じゃなくってだな!?」ワタワタ

姫神「えー?じゃあなんだったんですかぁ?(棒)」キャル☆

病理(くっ、白々しい!絶対知ってたでしょうあなた!)

.


上条「こ!転んで!俺が病理先生がベッドに上がるの手伝ってた時に!」

上条「そんでこの体勢になっちゃっただけなんだ!ねぇ?先生!」

病理「…そう、そうなのよ」

姫神「なぁーんだ!そうだったんですかぁー(棒)」

姫神「上条くん!ちょっと私も君に用事あるから…上条くんの用事終わったら来てくれない?」

上条「お、おう!まあでももう実際終わったようなもんだったから今すぐ行くよ!」

姫神「ホント?わー嬉しー(棒)」

.


上条「じゃ!先生そんな感じで!」シュバッ!
病理「…はぁい。」ムスゥ

上条「お茶とお菓子ご馳走様でした!失礼します!」

姫神「失礼しまーす☆」

病理「はーい」フリフリ




姫神「……」チラッ

病理「?」

.




姫神「フッ」ニタァ

病理「っ」ピキッ。♯


.



バタン。




病理「……」




病理「あぁあああ!!腹が立ちますぅぅううううう!!」むがー!

病理「なんなんですか!なんなんですかアレ!」ムキー!

病理「知ってましたよね?!絶対事情知ってましたよね?!」

病理「んもぉぉおおお!!」モダモダモダモダ

.


病理「ハァ、ハァ、」


病理「………」


病理「……私、先生なのに」


病理「はぁ……道徳の先生のクセに生徒に手を出そうとするなんて…最低だわ」ショボン

病理「うう…反省です」シュン



病理「…兄さんが生きてたらめちゃくちゃ怒られましたね、きっと」ハフゥ


.


上条「…」スタスタ

姫神「…」スタスタ


上条「えっと…その、さ」スタスタ

姫神「……」スタスタ


上条「…あの」

姫神「……」スタスタ

上条「……オティヌス?オティちゃーん?」

姫神「……」スタスタ

.


上条「……」スタスタ

姫神「……」スタスタ


上条「…助けてくれて、ありがとう」

姫神「……」スタスタ


上条「……」


姫神「…」ピタッ


.


姫神「……」クルッ

上条「でも聞いてくれ、あれは」


姫神「この、」ググッ…

上条「成り行きっていうか」


.


上条「流されちゃって―――



姫神「クソゴミ野郎がぁあああああァアアアア!!!!」

ばっきゃぁあああああああ!!!!

上条「ほがぁあああああ?!」ズシャァアアア!!!


.


姫神「ああ?!なーにが『成り行き』だ!!何が『流されて』だ!!」

姫神「ぜ――――んぶ!見てたんだからな!!このド腐れアンポンタン人間が!」プンスコ!=3


上条「」ピク、ピク…


.


姫神「彼女の事であんなに悩んでたのをすっかり忘れてデレデレ鼻の下伸ばしやがって!」プンスコ!

姫神「あのぶりっ娘猥褻教師に部屋に誘われた時点で気づかんのか?!ああ!?」ガシッ

姫神「そんなにか?!そんなにBBAが好きかゴルァ!」ガックンガックンガックン

姫神「あぁ?私もお前の好きなBBAだぞー?!口説け!ほら!さっきみたいに!」

上条「いや…その…さーせんっした…」

姫神「私も口説け―――――!!!」ガックンガックンガックンガックン

上条「あがががが」

.







姫神「っとに貴様は!貴様という生ゴミは!」プンスコ!

上条「いや面目ない」

姫神「チッ、大体あの猥褻教師も貴様の同居人もクラスメイトも前から気に食わなかったんだ」

姫神「ぶりぶりぶりぶり…恥ずかしくないのか?貴様もあんなのに誑かされて!」

上条「……」

姫神「なのにあんなのがお前にああまで言わせる?意味がわからん」

上条「…そういえばさ、」

姫神「なんだ?」

上条「やたら叩いたり、嫌ったりするのって"羨ましい"…嫉妬なんだったよな」

.


姫神「………」

上条「………」


姫神「……そんなわけ、」プイ


上条「お前、ああいう性格の女の子に憧れてたんだな」


姫神「……は?」



上条「だってそうだろ?叩いてんのは女の子だし…」

上条「…なんか間違ってたか?」

姫神「……」


.






       ごっすん。



.


姫神「いいか?とにかく、だ」

姫神「またあんな風に誰かを傷つけるかもしれない事をやるんじゃないぞ」

上条「」チーン。



姫神「わかってるのか?」グイッ

上条「ふぃ。」グッタリ

.


姫神「ちっ、……じゃあな」スタスタ


上条「ご、ふぅ……」パタリ。





       :
       :
       :
       :


.


~校門~



一方(……上条、今日は遅ェなァ……)ショボン

一方(もォ帰ったか?)

一方(トール達はもォ帰ったみてェだし…)ウーン

一方(………補習か?)


~裏門~

上条「はぁ……そういえば裏門から帰るの初めてだな」スタスタ

上条「オティヌスについてったらこっちに来ちゃったんだよな…」

上条「まいっか。帰ろ帰ろ」スタスタ




一方「遅ェなァ…」ポツン

.



次スレ上条「そんなの知らない!」サローニャ「もー…上条ちゃんたら…」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.m.shitaraba.net/b/i.cgi/internet/14562/1410551467/)


.







サローニャ「次スレもよろしくちゃん!」フリフリ♪






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このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月17日 (土) 21:22:20   ID: 1mMSBPKu

難しい問題出せば面白くなる訳じゃない。「こんな問題出せる俺ってスゲーだろ」見たいにしか見えない。

2 :  SS好きの774さん   2014年06月27日 (金) 23:08:13   ID: 0pdimgy8

↑そういう風に見えてしまうのはこのssの>>1に劣等感を抱いているから。純粋に楽しめたら良かったのに可哀想。

3 :  SS好きの774さん   2014年06月29日 (日) 15:00:55   ID: -w4tfCOd

↑構うだけ無駄だアホ。ROM ってろ。

4 :  SS好きの774さん   2014年06月29日 (日) 18:12:35   ID: Co2tr4qE

>>2可哀想って何?素直に感想を残しただけじゃん。荒らしとかなら多少反論する気持ちはわからなくないけど……つまらないって評価してる人がそんなに気に入らない?その上から目線のコメントをするお前の方が悪い意味で可哀想だけどな。

5 :  SS好きの774さん   2014年07月02日 (水) 14:29:33   ID: Syx8iKSs

長文乙!

6 :  SS好きの774さん   2014年07月06日 (日) 16:37:06   ID: tcORnY_f

↑荒らし乙!

7 :  SS好きの774さん   2014年07月07日 (月) 22:50:35   ID: 6Swo3mU5

感想であれば一行目だけでいいんじゃないですかね・・・
二行目以降の「○○する俺カッケー」みたいな文書入れるから感想じゃなく頭の悪い煽り文みたいに見えるんだよなぁ・・・

8 :  SS好きの774さん   2014年07月08日 (火) 12:28:50   ID: xpFr21xG

↑放っておけば良いじゃんいちいち煽るなよ。反論する側も馬鹿をだすなや。

9 :  SS好きの774さん   2014年07月09日 (水) 21:31:43   ID: -QYreRaX

↑多分、堂々巡りの水掛け論を繰り広げてる馬鹿に対する皮肉の1つだと思うんですけど(名推理)

10 :  SS好きの774さん   2014年07月10日 (木) 06:19:36   ID: o8spR5HI

↑名推理て…寒っ

11 :  SS好きの774さん   2014年07月10日 (木) 07:33:35   ID: lhw-8zsV

↑冷えてるか~(煽り)

12 :  SS好きの774さん   2014年07月10日 (木) 11:57:19   ID: nB2aTpPe

スッゲー冷えてるわー(棒)

13 :  SS好きの774さん   2014年07月10日 (木) 19:58:52   ID: o8spR5HI

知能が低いなこのコメント欄

14 :  SS好きの774さん   2014年07月11日 (金) 10:23:59   ID: IW5uf6o4

ホモのおもちゃにされてて草

15 :  SS好きの774さん   2014年07月11日 (金) 17:31:06   ID: Dl949YDs

ホモてww

16 :  SS好きの774さん   2014年07月12日 (土) 14:08:00   ID: KGrZuEue

荒らされるssと荒らされないssの違いと差がよくわかるわ。

17 :  SS好きの774さん   2014年07月12日 (土) 19:06:41   ID: ysq5jHV2

弄ばれてることに気付かないクッソ哀れな顔真っ赤ノンケ兄貴

18 :  SS好きの774さん   2014年07月13日 (日) 17:23:04   ID: Q5JlhWRq

ホモに好かれる作品なんだな。そういうことか。

19 :  SS好きの774さん   2014年07月14日 (月) 12:56:09   ID: ZPPYXmpM

作者がもっと作品を面白くすれば良いだけの話

20 :  SS好きの774さん   2014年07月16日 (水) 23:04:23   ID: LpKOAfPU

↑ありきたり過ぎる台詞だな。

21 :  SS好きの774さん   2014年07月18日 (金) 12:11:20   ID: OeHAIX3B

>>19何様だオマエ?

22 :  SS好きの774さん   2014年07月18日 (金) 15:26:02   ID: KTkzLDqe

もっとやれお子ちゃまども

23 :  SS好きの774さん   2014年07月18日 (金) 16:19:25   ID: _f9QsXVp

それにしても可愛いわー サローニャたん可愛いわー

24 :  SS好きの774さん   2014年07月21日 (月) 22:49:33   ID: kT_Xk5M8

>>22はいはいガキは黙って引き込もってな?

25 :  SS好きの774さん   2014年08月19日 (火) 12:11:18   ID: 6VBjPuZ4

知能レベルが低くてもコメントできるって時点でもう終わってるわ。

26 :  SS好きの774さん   2014年08月28日 (木) 23:41:02   ID: bx03rX9e

>>19

劣等生の悪口はそこまでだ

27 :  SS好きの774さん   2014年08月29日 (金) 08:18:25   ID: fUQ3RsWh

カス共ばっかでワロタ

28 :  SS好きの774さん   2014年09月01日 (月) 00:50:45   ID: F8oE8S6_

ヴェントいいからサロにゃんとジャンガリアンしてくださいよう

29 :  SS好きの774さん   2014年09月07日 (日) 10:07:27   ID: MPXkJ2CN

>>27ここを利用してる時点でまともな奴なんていると思ってんの?幼稚な言葉書いてる時点でお前も同類じゃんww

30 :  SS好きの774さん   2014年09月08日 (月) 22:00:15   ID: 1TbmlEKh

ちゃんと皆から純粋に愛されるssは荒らされない。つまりそういうこと。

31 :  SS好きの774さん   2014年09月24日 (水) 20:14:45   ID: DukUCqGs

犯罪者予備軍が沢山いるわ……メッチャヤバイな……

32 :  零崎愛識   2014年11月24日 (月) 00:28:45   ID: EruK9RvM

ここに書いてあった心理テストはどこのサイトにおいているんだろうな〜?

33 :  SS好きの774さん   2014年11月24日 (月) 23:13:40   ID: sexn_Kbm

このSS面白いなぁ・・・・
素晴らしいぜ

34 :  SS好きの774さん   2015年06月09日 (火) 00:47:11   ID: sjZrhaV2

荒らすなよ

35 :  SS好きの774さん   2015年11月21日 (土) 00:43:29   ID: WNCC-s4R

面白い

36 :  SS好きの774さん   2016年03月29日 (火) 05:41:45   ID: Urvkacwy

授業受けた時も思ったけど、純粋に心理テストは面白いねぇー

半端に影響を受けるとこの※欄みたいな奴らが量産されるのが難点だが…
完璧な答えなんかないんだから自分の良心に従うのが一番だよね

37 :  SS好きの774さん   2016年03月30日 (水) 15:00:33   ID: s7q-ALik

心理テストを肯定するかの如く自分をさらけ出していく顔真っ赤ニキほんとすき

38 :  SS好きの774さん   2017年06月18日 (日) 22:14:15   ID: FJ8yteOy

むちゃくちゃ面白い

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