久「へぇー、私が二代目牌のお姉さん……、えっ!?」(129)

ハートビーツ大宮の監督「来年のドラフトどうする?」

はやり「宮永、辻垣内あたりは他も絶対指名するから競争必須ですね☆」

監督「関西の江口、愛宕とかは?」

はやり「悪くないけど…、私は福路さんを押しますよ☆」

監督「あぁ、長野の個人戦一位の子ね。安定感もあるしルックスもいいよな」

こわいよー

はやり「じゃあ一位は…、福路美穂子さんで」

監督「お前の後継者の事もあるしな。適任だろう。他に気になった選手は居るか?」

はやり「清澄の…、竹井久ちゃんとか☆」

監督「どれ…」ペラッ

監督「インターミドル途中棄権、インハイ個人戦4位、おい大丈夫か?」

はやり「団体戦ではいい活躍してましたよ☆」

おもち的に霞さんじゃないのか。もしくは竜華、菫。豊音ならノリノリでやりそうだけど

意外な人だから面白い

はやり「彼女の異能、悪待ち面白いですよ」

監督「なんだそれは?」

はやり「地獄単騎とか多様してましたね。普通に多面でも上がれるみたい」

監督「異能持ちねぇ…。まぁ、育成枠くらい使ってもいいかもな」

はやり「福路さんとセットで入団させると福路さんが多分やる気出しますよ☆」

監督「やる気?」

はやり「乙女の勘ですね」

監督「乙女?アラサ……」

はやり「あぁん?」ギロッ

監督「はやりは入団10年目でも、まだ17歳だったな」

はやり「イエース☆」

清澄

久「わ、わ、私がハートビーツ大宮の選手ですか!?」

監督「君に可能性を感じた、うちの選手が居てね。ぜひ指名しようと思ってるのだが」

久「ぜひ、ぜひぜひお願いします」ペコペコ

監督「よし来年からよろしく頼むよ」



風越

久保「これはこれは…、瑞原プロ。お久しぶりです」フカブカ

はやり「やっほー☆元気にしてた?」

久保「えぇ、お陰様で」ペコペコ

楽しみ

はい

(お、チームiPSニキか?)

はやり「美穂子ちゃんは居る?」

久保「はい、今すぐ連れて来ます」ペコペコ





久保「池田ァ!福路呼んで来い!後、菓子だ菓子!高級茶菓子用意しろ!」

池田「は、はいだし!」

美穂子「コーチ、何ですか?」ヒョコ

久保「おおっ福路。聞いて驚け!ハートビーツ大宮の大ベテラン瑞原プロが福路に会いに来たぞ!」

未春「えぇ~!?」

文堂「…サイン欲しいなぁ」

久保コーチ可愛い

久はインハイ個人4位だったのか

てっきり俺は長野個人4位だったと

ホンマに部キャプ好きなんやな

面会室

はやり「単刀直入に言うね」

美穂子「はい」

はやり「ハートビーツ大宮のドラフト一位は福路さんを指名する事に決まりました☆」

美穂子「……ありがとうございます」ペコリ

はやり「出来れば来年から一緒に頑張って欲しいな☆契約金は一億円でいいかな?」

美穂子「す、少し待って貰えませんか!?」アセアセ

美穂子(上埜さんと同じ大学に進学したいし…)

しえ

美穂子「大事な進路の事ですから慎重に決めたいので…」

はやり「即決貰えると思ってたのになぁ☆あっ、これ二位から育成枠の指名選手のリストね」

美穂子「拝見してもよろしいのですか?」

はやり「もちろん☆見せるために持って来たから」



美穂子「……」ペラッ

美穂子「こ、この人は!?」ガガーン

はやり「清澄の竹井久選手だね☆それがどうかしたの?」

はやり(久ちゃんの契約金は500万程度。美穂子ちゃんが即決してくれたら安い買い物だね)

やっぱりこのババアやり手だは

個人情報だだ漏れじゃないですかー

やきうのドラフトもよう知らんけど、指名前に挨拶いってええんか?
ヒッサ指名するからミッポもうち来いや ← ただの談合やろ?

>>22
麻雀はいいんだよ

>>23
すまんな

はやり「この後さー。弘世さんにも会いに行こうかと思ってるんだ」

美穂子「白糸台の弘世菫さんですか!?」

はやり「彼女、私の大ファンでね。私が不甲斐ない二軍生活してた時から握手会に参加してくれてさー」

美穂子「は、はぁ…」

はやり「私と一緒にハートビーツ大宮で麻雀しませんか?って言えば…、来るかもね☆」

美穂子「……」

はやり「もちろん彼女の実績から考えて一位以外ないよね。ちなみに美穂子ちゃんはライバル多いし、一位指名出来ないならハートビーツ大宮は諦めます」

美穂子「うっ…」

縁があれば指名させて頂きますーって挨拶はするらしい
原の甥なんかはそれすら拒絶しとったらしい

このババァは抜け目ないわ

はやり「即決欲しいなぁ…。明日、東京の収録ついでに白糸台に寄るしさ」

美穂子「ぐぐぐっ…」

はやり「まっ…、ゆっくり考えてね。他のチームはもう少し契約金積んでくるかもね」

美穂子「ま、待って下さい!少しだけ電話させて下さい」

はやり(にぱー☆)

はやり「うんうん、それくらいお安い御用だよ☆池田ァ!さんだよね?貴子のお気に入りなんだってね☆」

池田「にゃ?」

はやり「はやりが麻雀見てあげるよ。打とうか」

>>22
野球のドラフトって、大型新人なら何年も前からつばつけとくらしいで
宥のドラフトの話書いたとき、住人が教えてくれた

>>29
なるほど、続き書けください

>>26,29
サンキューガッツ

池田逝ったな

清澄の部室


まこ「とりあえず、うちの雀荘を貸し切ってパーティーでもするか」

優希「いい考えだじぇ。知り合いからプロが出るなんてすごいじぇ」

咲「ははは…」

久「咲なんか身内がプロになるからね」クスッ



プルルルル

和『はい、清澄麻雀部です』

美穂子『すいません、風越の福路美穂子です。上埜さんいらっしゃいますか?』

部室に専用回線あるのか

久『はいはい、上埜じゃなくて竹井ね』

美穂子『す、すいません。つい癖で』

久『気にして無いからいいわよ。どうしたの?』

美穂子『実はハートビーツ大宮に入団すると小耳にはさんで…』

久『すごーい!もう噂流れてるのね。えぇ、有難い事に指名を頂いたわ』

美穂子『やはり…』

久『美穂子くらいの実績だと、どこからもオファーがあるだろうけど、私はそうじゃないからね』

久『もちろん、清澄も全国大会に出て少しは知名度も上がったでしょうけどね。私は全国大会に一回しか出場してないし』

久『せっかく頂いたチャンス。断る気はないわよ』

美穂子『なるほど…、わかりました』





ツーツー

美穂子「ふぅ…、上埜さんと電話すると麻雀打つ時より緊張するわね」ガチャ

池田「ぎょわあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?!!??!」

はやり「まだ東二局だよー☆あっ、電話終わった?」

美穂子「はい。私の心も決まりました」



美穂子「ハートビーツ大宮に入団させて頂きます!」

はやり「わーい☆はやりマンモスうれぴー」

溢れ出る昭和臭wwww

発言からはやりさんの年齢が窺えますね

はやりさん・・・

これには久保コーチも苦笑い

1億500万で安い買い物ならどれくらい高くなったんだろ?

翌日、白糸台

菫「わ、私がハートビーツ大宮に!?」ガタッ

はやり「うんうん、良かったら一緒に麻雀打ちたいなって☆」

菫「憧れの瑞原プロが居るハートビーツ大宮か…。しかし、延岡スパングールズからも声をかけて頂いて…」ウーム

はやり「そっかそっか。流石、白糸台部長も務めた弘世菫ともなると声かかってるよね」

菫「はい…、随分私の麻雀を評価してくれてるみたいで」

はやり「はやりも菫ちゃんとチームメイトになりたいから、白糸台まで足を運んだよ☆」

菫「そ、そうなんですか///私のためにすいません///」

>>42
消費税分くらいの上乗せで確実にとれるんならって感じじゃないの

はやり「二位指名だけど…、良かったら来てくれないかな?」ニコッ

菫「ぜひ前向きに検討させて頂きます」ペコリ

はやり「これ、はやりのサイン入りニューシングルね☆まだ発売前だけど、良かったら貰ってよ」

はやり「ちゃんと名前も入れといたから、世界でたった一枚のシングルだぞ☆」

菫「うおおおおおおお!い、いいんですか!?」

はやり「お近づきの印にね。握手会の参加いつもありがとね☆」

菫「瑞原プロ」ウルウル

はやり(さて、やれる事はやったかな。弘世さんが入ってくれたら儲け物だね)

支援

支援するよ

そして

監督「ようこそ、ハートビーツ大宮に」

菫「宜しくお願いします」ペコリ

久「こちらこそ」ペコリ

美穂子「お世話になります」ペコリ



はやり「今年の新人は可愛い子ばっかりだね☆良かった良かった」

久「美穂子とチームメイトなのね!良かったー」ギュウゥゥゥ

美穂子「はい、今度はチームメイトとしてお互い切磋琢磨して行きましょう」

菫(清澄の元部長に、風越の元部長か。二人ともかなりの手練れのはず。私もうかうかしてられんな)

菫ちゃんいい人だよな

部長は抱きついているのか手を握っているのか

どっちでもいいよ

はやり「あっ…言い忘れてたけど☆」

美穂子「はい、何でしょう?」ニコニコ

はやり「新人は、しばらくの間は恋愛禁止だからな。恋愛してる暇があったら麻雀しろ。プロは甘くねぇんだ」

菫「」

美穂子「」

久「恋愛禁止かー。まぁ、今はいっか。早く一軍に昇格したいし」

はやり「ヒッサ。てめーは私の付き人だ」

久「付き人ですか?」

久保コーチはこの人に教育されてああなった説

恋愛なしかよ~

菫さんかわいそう

海老で鯛を釣るはやりんかわいい

はやり「マネージャーが過労でぶっ倒れやがった」

久「か、過労ですか」

はやり「私の方が仕事してるつーの!ってそれは置いといて」

はやり「給料は二倍払ってやるよ。ヒッサは他の新人に比べて給料安いだろ?」

久「は、はい。お金には少し余裕なくて」

はやり「空き時間に麻雀も教えてやるよ」

久「あ、ありがとうございます」ペコリ

はやり「さて…、早速牌教室の収録だが…。新人他二名!」

菫「」

美穂子「」

はやり「さっさと練習しろ!」

あかん菫さん息してない

宥姉「アッタカクナイ…」

はやり「ヒッサ。車の運転は?」

久「はい、高校出る時に取りました。運転も何度かしてます」

はやり「優秀だな。よし、運転は任せた。○○スタジオだ」

久「はい、カーナビにセットしてと」ポチポチ

はやり「ふぅー、使えそうな新人が入って来て助かるよ」ゴシゴシ→おしぼりで顔を拭いてる

久「じゃあ、行って来るわね。美穂子と弘世さんは…開幕一軍頑張ってね」

美穂子「あははは」

菫「あんなの牌のお姉さんじゃない…」ブツブツ

おっさんwwwww

おしぼりゴシゴシしたら化粧が…

化粧なんてスタジオ入ってからメイク担当にやってもらうだろ

菫さんが暗黒面に堕ちそう

すみれたそがショック受けてる

菫ちゃん可愛い

○○スタジオ

ブロロロ

はやり「着いたか…」

久「はい」

はやり「ここには麻雀の大会の実況もするアナウンサーがゴロゴロ居るからな。顔を覚えて貰え」

久「は、はぁ」

はやり「上手く行けば解説の仕事も回ってくる。新人は挨拶だ」

久「わかりました。外面には自信があります」




ウィーン

えり「あら、瑞原プロに…どなた?」

はやり「やっほー☆しばらくだねー。久ちゃん、挨拶挨拶」ポン

久「は、はい」

久「ハートビーツ大宮の選手になりました新人の竹井久です」ペコリ

ヘルシューター菫

これは菫さんかわいそう。しかし現実はこんなもん

おしぼりで脇ゴシゴシしてないからまだセーフ!

えり「思い出した!全国大会で決勝戦まで残ってた」

久「は、はい///」

えり「プロに入ったんですね。プロは厳しい世界ですが頑張って下さいね」

はやり「はやりがちゃんと育てるから大丈夫だよ☆」





久「色んな人に挨拶して回った…、疲れた…」

はやり「おいおいヘバってんじゃねーぞ!私はこれから収録だぞ」

久「そ、そうでしたね」

はやり「私の歌の番だけ見てりゃいい。それまで、私の極秘ノートで研究してろ」ポイッ

あれすごくいい人じゃね

はやりん可愛がってるな

はやりんのお気に入りになったか

久「これは?」

はやり「私が集めた10年分のデータだよ。すこやんの能力についても書いてある」

久「小鍛治プロの能力ですか!?」

はやり「対策なんて出来ねぇけど、初戦で麻雀牌に触れなくなって引退とかごめんだろ?」

久「もちろんです」

はやり「見とけ。役に立つから」

久「はい」ペラ



はやり「あぁーーーー!この衣装、胸キツ過ぎ!ヒッサ、ちょっと手伝え」

久「わかりました。肉を押し込めばいいですね?」

はやり「おぅ」

久「むー、むー」ギュウギュウ

ID:d22/70Us0 こいつマジで気持ち悪いな なんカスに篭ってろよゴミが

数コマしか出てないキャラなのにどのSSでもこんな感じのはやりんェ…

覗いてはいけない深淵

はよ

コンコン

AD「瑞原プロ出番です」

はやり「はーい☆はやり、今日も精一杯がんばりまーす」

久「……」



収録中

はやり「聞いて下さい、七転八起☆至上主義!」

はやり「~~~~~~~♪~~~~~~♪」ルンルン

久(へぇー、瑞原プロの生歌なんて初めて聞いたけど流石に上手ね)

久(あの人、プロの雀士よね?なんでアイドルみたいな事してるんだろ)


はやり「~~~~♪」ニコニコ

KOTOKOの立ち位置かね

はやり「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛疲れたよおぉぉぉぉ」

久「…お疲れ様です」

はやり「おっと、他の二人の新人はどうなったかな。ヒッサ、ipad」

久「こちらに」スッ



はやり「何だ!?アイツら仲良く揃って、三位四位の繰り返しじゃんwww」

久「美穂子が振り込むなんて珍しいですね」

はやり「そうなの?ふーん、なんでここでこれ切るんだよー」プンプン

全部はやりんが原因

はやり「明日って何かあったっけ?」

久「予定では、夜からのはやりの白望ウサギのラジオと書いてますけど」

はやり「じゃあ大丈夫かな。菫ちゃんと美穂子ちゃんも呼んで」

久「は?」

はやり「私の家にね。今から帰るから」

久「…はい。私も行くんですよね?」

はやり「あたりめーじゃん!一番練習しなきゃ行けないのはヒッサだよ!」

久「わかりました。すぐ用意します」

キャップは久にいいとこ見せようと思えば持ち直すか?
菫さんは・・・

菫さんはMだから大丈夫

恋愛解禁にしたら少なくともキャップは持ち直す

はやりの家

美穂子「お邪魔しま…うっ!?」

菫「なんだ…ここ…、ゴミ屋敷か?」ガタガタ

はやり「おおっ、よく来た。不甲斐ない闘牌見たよ見たよー。あれじゃ一軍は無理だね」

久(美穂子や弘世さんがボコボコにされる世界。これがプロ)

はやり「ささっ、自動卓に座って」

美穂子「そ、その前に掃除させて下さい」

菫「私からもぜひ」

はやり「えー悪いね!じゃあ、私は仮眠でも取るから」zzZZZ…

やっぱ大学編よりもプロ編の方がシビアでリアルで面白いわ

二時間後

はやり「いやー、キレイになった!まるで私の家じゃないみたい」

久「美穂子は家事のエキスパートです」

美穂子「そ、それほどでも///」

菫(この衣装欲しいなー)



はやり「じゃあ、打とうか。宮永照さんの物真似してあげるよ」

菫「!?」

はやり「連続和了だろ?私も早上がりは得意だからさ。三人で止めてみな」

久「三人がかりとか…」イラッ

美穂子「……」ムスッ

はやりんには努力型のトッププロであってほしい

菫さんブレねぇ

はやりん親、四本場


久(美穂子、鳴ける?)トン

美穂子(惜しい。違います)トン

菫「……くっそ。照と一番打って来たのは私なのに」トン

はやり「ほらほら、どうしたー!リーチ」

久(安牌ないし…)トン

美穂子(私もありません)トン


菫「……」

菫「……」

菫「……リーチ」バン

久(ドラ切りリーチ!?それは無謀よ)

はやり「……」トン

美穂子(意外ね。ド本命なのに)トン

菫「ロン。福路さん、余所見ばかりしてては狙い撃てと言ってるようなもんだ」

久(美穂子から取った)

はやり「あちゃー止められたか」

菫「竹井さんか福路さんから取るのが最善手です」

はやり「今はそれでいいよ。さて、親は流れたけど頑張るぞー☆」

はやりさん昔気質でいい人だなぁ

そして数局後


久「も、もう許して下さい」ポロポロ

美穂子「はぁはぁ…」フラッ

菫「……」カタカタ

はやり「あっごめん。やり過ぎた!?つい楽しくてさー。もちろん君らをイジメてるわけじゃないよ?」

はやり「君達が強いから、はやりも本気で打つわけで」ニコッ

久(これがチームの看板を貼るトッププロの実力)プルプル

般若もこんな感じなのか

はやり「私なんかさー、プロに入って初めて対局したのが大沼プロと熊倉元プロとすこやんの居る卓でさ」

菫「恐ろしい卓ですね」

はやり「気がついたら半年も麻雀牌触れなくなってたwww」

美穂子「半年間ですか?」

はやり「麻雀打てないのに給料貰ってるわけにはいかないしさ。監督のすすめでアイドル的活動なんか始めちゃったわけ」

久「へぇー」

はやり「で、今に至ると。私も挫折も失敗も色々としてるわけだ☆」

菫「……」グスン

地獄のような卓だな……

はやり「菫ちゃんもさ。元チームメイトの宮永照には勝てませんじゃプロの世界じゃ済まされないわけだよ」

菫「……」コクコク

はやり「勝つ方法を考えよう。そして努力しよう」

菫「しかしアイツに勝つ方法なんて…」

はやり「まぁ…、一朝一夕では無理だな」

菫「やっぱり」ハァ

はやり「練習するしかないな!よし、そこの二人も」

久「…はい」

美穂子「……」コクコク

菫「もう一局お願いします」

いいひとすぐる

そして、しばらく時が経って


はやり「選手交代☆」

照「?」


実況「おっとここで選手交代のようだ」

解説「今月の瑞原プロはイマイチですからね。まぁ、麻雀も一年間で見るとムラがありますからね」

はやり(自分の不調くらいわかってるつーの)

はやり(ドームツアーが控えてて、最近寝てないからなぁ…。まぁ言い訳だけど)

しえ

はやり「私に代わって…弘世菫ちゃん!」

照「……」ゴゴゴ

咏「今年入団した子だよねぇ~、公式戦初めてかなー」

理沙「データない」プンプン



菫「久しぶりだな。照」

照「ふん、卒業式以来だな」

菫「お前の活躍ずっとテレビや新聞で見てたよ…。だが!今日は私が勝つ」

照「今は私の親で三本場。菫に止めれるの?」

菫「…止める」

菫(瑞原先輩のスピード麻雀特訓して来たんだ。私にだって出来るはず)

照(配牌で一向聴か…。今月の私はノってる)

咏「わかんねー、わかんねー」トン→ドラ捨て

理沙「三尋木さんのドラ捨て!嫌な予感」トン



菫(確か三尋木プロのドラ捨ては、はやりんノートに書いてたな…)

菫(しかし…あえて三尋木プロを狙う)





照「リー…なんでありません」

照(だめだ。三尋木プロが聴牌濃厚なのにリーチなんかかけれない)

チョンボちゃうの

今はみ出したお肉を詰め込め~♪

文字にするとハッキリ見えるだけで逡巡程度でしょ

咏「宮永さんリーチしなかったんだ!あはははー、じゃあ上がれるかわかんねーけどリーチな」トン

菫「ロン、平和のみ」

咏「私の清一色が!」

照「……ちっ」

菫「……」ドクンドクン

菫(プロに入って初めて公式戦で上がった!良かった…、良かった!)



はやり「やったー!よくやった☆」

監督「もう宮永の親番はない。次は福路!」

美穂子「はい」

やったぜ。

テレビ『福路選手、見事に跳満ツモ上がり。勝負の行方はわからなくなって来ました』


久「ちぇ、二人とも公式戦デビューしちゃってさー」

ガキんちょ「お姉ちゃん、これリーチかけれる?」

久「12牌しかないじゃない!?ダメダメ、チョンボ」

ガキんちょ「えぇ~」

久(瑞原プロの代わりに子供麻雀教室に出張。しかしエプロン恥ずかしいわ)

保護者「私と同い年くらいですか?私は今年29歳になりまして…」

久「まだ19歳です!」

支援ぞ

久「まぁ…、やれる事やるしかないわね」

久(んっ…聴牌した)

久「リーチよ。ほれほれ、お姉ちゃんの待ち牌当ててみなさい」

ガキんちょ「字牌だ!字牌、絶対字牌」

ガキんちょ「じゃあ、これ」トン→五萬

久「ダメダメ。通るわけないでしょ」パララララ

ガキんちょ「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」ポロポロ

久「あー!ごめんね、ごめんね!次は字牌で待つからね」

ガキんちょ「うん!」

こどもいじめるババア・・・

そしてしばらく経って


はやり「おい、引退していいか?」

美穂子・菫・久「は?」

久「いやいや…、何を言うんですか!」

菫「そうですよ。先月ベストアルバムも発売したばっかりじゃないですか!?」

美穂子「そうですそうです。チームの柱で…」

はやり「結婚したい」



久「…」

菫「…」

美穂子「…」

はやり姐さんかっけえなぁ

すこやん「わかる」

それはひょっとしてギャグで

はやり「真面目な話、そろそろヤバいのよ」

久「な、なにがですか?」

はやり「羊水」

美穂子「iPS細胞使えば子宮を使わずとも…」



はやり「やだ!やだ!やだ!すこやんより早く結婚したい、結婚したい、恋愛したい!」

菫「恋愛禁止だって言ってたじゃないですか」

はやり「だから私はずっと守って来たんだよ!バカ!恋人最後に居たのいつだよ!中学生だよ!?」

久やんかわいい

はやり「恋愛解禁しようと思います」

久「えぇ~」

美穂子「ほっ…良かった」

菫(さて、奈良に行って来るか)



はやり「私が解禁であって、お前達が解禁ではない!と言うか…」

はやり「牌のお姉さん二代目は、ユニットにします!」

久「はぁ~~~~~~~!?」

美穂子「ゆ、ユニット」

菫「勘弁してくれ…、見てるのが楽しいんだ…」

咏「もう間に合わないんじゃね?知らんけど」

菫さんが本音すぎるwwwwww

はやりんならさぞ引く手数多でしょうね(震え声)

はやり「菫ちゃん、昔からこのエプロン着たいって言ってたじゃない」

菫「似合わないですし…」

はやり「ヒッサは、今行ってる子供麻雀倶楽部で牌のお姉さんしてるじゃん?」

久「あれは代打ですけど…」

はやり「美穂子ちゃんは、元からそのつもりで指名したじゃん」

美穂子「聞いて無いですけど…」



はやり「ともかく!牌のお姉さんは君達に任せます」

はやり「牌のお姉さんズだな、あははははははは」

久・美穂子・菫「」ズーン




終わる

終わらぬ

私自身が牌のお姉さんになることだ

おつ

菫さんが浮きそう(困惑)

乙乙

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