それじゃあ、３で行きます！


真★八幡スペック

容姿：安価下１【コンマ二桁が大きければ大きいほどイケメン】
運動：安価下２【コンマ二桁が大きければ大きいほどスポーツ万能】
性格：安価下３【コンマ二桁が大きいほど綺麗な八幡、低いほど暗黒八幡】



最高の八幡を頼むべ！適当にレス頼むべ！

真★八幡スペック

容姿：うんこ
運動：超万能
性格：普通に良い奴


死んだ（確信）

　平塚先生に呼び出された。

平塚「……お前、なんだこの文章は」

八幡「先生、なんで目を見て喋ってくれないんですか？」

平塚「そ、それは……いや、気にするな」

八幡「………」


　分かっている。

　それは俺の容姿が丹下段平を１００回殴ったような容姿をしているからだ。

　神はなぜこんな失敗作を産んだのか。


平塚「……もう一度書き直しだ」

八幡「はい……」


　俺は職員室を後にした。

　青春という題材なら、俺が容姿についての悩みを原稿用紙１００枚にして提出して何が悪い！

　くそっ、亡びろリア充帝国！

結衣「あ、ヒッキー！　こんなところで何してんの！？」

八幡「……いや、その…」


　くそ、なんだよこの天使。可愛すぎだろ。

　彼女が月なら俺はドブだ。道路の脇のドブだ。

　それなのに彼女は俺に対して笑顔を向けてくれる。


　告白しますか？


　１、する（コンマ二桁０２以下で成功、失敗で自殺）
　２、しない


　安価下１

2

ていうか原作では知力体力容姿とか全部それなりに優れてるんだよな八幡って
だから原作だとめっちゃイケメンだし
アニメだと……

>>13　原作二巻まで買ったのですが、三浦様が可愛いシーンはありますか！？

八幡（いやいや、何考えてるんだ俺は……）


　由比ヶ浜さんは天使だ。天使にドブが告白するってそれはもう神話体系を崩す罪だ。


八幡「ちょっと平塚先生に呼び出されて……」

結衣「ふーん、そっか」ﾆｺｯ

八幡「………///」ｶｧ


　顔が赤くなっていくのを感じる。

　不細工の上に顔がすぐ赤くなるなんてキモチワルイことこの上ないだろくそっ。


結衣「あ、私も職員室に用事があるから行くね」ﾆｺｯ

八幡「………」ｺｸﾘ


　天使に笑いかけてもらったことは今日一日を明るくするけど、その反動で夜落ち込むんだよなぁ……。

　教室に戻ると、クラスメイト達がクスクスと笑った。

　いや、正直自分でもこの顔はギャグにしか見えない。

　だから怒る気力も嘆く気力もない。


　俺は、自分の席へ戻ると小さくため息を吐いた。


　人生に良い事なんて一つもない。

　運動はめちゃくちゃ得意だけど、この顔の所為で部活は強制退部させられた。

　自分でも納得できる。この顔にパス出されても受け取れないだろう。


　正直、八方ふさがりだ。


　何かこう、人生の転機みたいなものがあれば……。

　放課後、それなりの文章に書きなおした原稿を平塚先生に渡すと、彼女は少し申し訳なさそうな顔で受け取った。

　そして、一枚の紙を渡してきた。


平塚「比企谷。君に必要なのが何か私には分からない。だが、それを見つける機会を提供することはできる」


　その紙には「奉仕部」と書かれていた。


平塚「そこの部長なら、君の悩みを何とかしてくれるかもしれない」


　俺は紙を受け取った。

　部室の場所を教えてもらい、職員室を後にする。



１、奉仕部へ行く
２、家に帰る


　安価下１

こ、これって1にすると雪ノ下に傷口抉られて自殺しちゃうんじゃ…？

安価下で

>>14三浦はヒロインじゃないから葉山にしかデレないんだよね～

>>18　（やはり脳内変換で三浦と八幡を結びつけるしかない）

今プロローグですけど、本チャンは恋愛ゲームみたいな好感度制にしたい。

安価下

　俺は先生から受け取った紙をくしゃくしゃに潰すと、そのまま帰宅した。

　家には誰もいない。

　静寂が俺の心を抉った。


　辛い。


　もし人生をやり直せるなら、俺は迷わずボタンを押すだろう。

　でも、そのボタンなどどこにも――、


【ボタン】


　あった。

八幡「え、なにこれ、ボタン？」


　空中に漂うボタン。

　なんだこれ。

　もしかして噂に名高い五億年ボタンとかいうやつじゃねーのか？

　俺は恐る恐るそのボタンを見回す。

　赤いボタンには大きくボタンと書かれている。

　土台は銀色で鉄のように見える。


　もしこれが家を爆破するスイッチだったとして、何の問題があるか。


　俺は、そのボタンを押した。

　そして――、


チビ戸塚「………」


　天使が現れた。本日二回目。

チビ戸塚「八幡、迷える八幡。かわいそうに」

八幡「かわいそうって……」

チビ戸塚「まぁまぁ、僕が何とかしてあげるよ！」

八幡「えっ」

チビ戸塚「よくありがちな設定だけど、君が寿命を神に捧げれば捧げるほど、君の思い描く姿形になるんだ！」

八幡「ありがちすぎだろ……」

チビ戸塚「ごめんね」

八幡「いや、別に……で、俺の寿命っていくらあんの？」

チビ戸塚「１２０年だよ」

八幡「ながっ！？」

チビ戸塚「科学の発展って素晴らしいよねっ」

八幡「………」

チビ戸塚「それじゃあ、どのステータスに何年振り分けるか選んでね！」

八幡「はぁ」

八幡スペック

容姿：０２
運動：９６
性格：６８

雪乃：００
結衣：０５
三浦：００
城廻：００
平塚：１０


振り分け可能なポイント：最大１１０年（１年１ポイント）


八幡「下の名前は？」

チビ戸塚「好感度だよ！　そっちを上げれば上げるほどラブラブになれるんだ！」

八幡「………」

チビ戸塚「最大９９だから、計算してね！」

八幡「はぁ……」

八幡（とりあえず容姿に振ってみよう……）


容姿にいくら振り分けますか？

安価下１

八幡スペック

容姿：０２→５８
運動：９６
性格：６８

雪乃：００
結衣：０５
三浦：００
城廻：００
平塚：１０


振り分け可能ポイント：最大５４年（寿命残り６４年）


八幡「お、おおっ！？」

チビ戸塚「わぁ、普通にかっこいいよ！　八幡！」

八幡（まさに中の中といった顔だが、いままでの低の最底辺だった顔に比べたらイケメン！）

チビ戸塚「まだ振り分けられるけどどうする？」

八幡「………」



他に振り分ける？

１、振り分ける（どれにいくら振り分けるか。容姿にさらに振り分けることも可能）
２、もういいや。


ちび戸塚「あ、先に言っておくと、もう寿命の振り分けはできないからね」ﾆｺｯ

八幡「マジか……」

八幡スペック

容姿：５８
運動：９６
性格：６８→９８

雪乃：００
結衣：０５
三浦：００
城廻：００
平塚：１０

振り分け可能ポイント：最大２４年（寿命残り３４年）


八幡「俺、あと３４年しか生きられないのか……」

チビ戸塚「大丈夫、その点は救済措置があるからねっ。まぁ、かなり努力はいるだろうけど……」

八幡「………」

八幡（不思議だ。今まで色々悩んできた自分が嘘みたいに、前向きな考えが浮かんでくる）

チビ戸塚「スーパー八幡だね！」ﾆｺｯ

八幡「ああ、清々しい気分だよ」

チビ戸塚「それで、振り分けはどうする？」

八幡「………」

八幡（こうなってくると、もう少し容姿に振り分けたくなるけど……）



他に振り分ける？

１、振り分ける（どれにいくら振り分けるか。容姿にさらに振り分けることも可能）
２、もういいや。

安価下１

働きたくないんだし大学卒業と同時に死んでも問題ないやろ

八幡スペック

容姿：８２
運動：９６
性格：９８

雪乃：００
結衣：０５
三浦：００
城廻：００
平塚：１０


残り振り分け可能ポイント：０（寿命１０年）


八幡「お、おおっ」

チビ戸塚「すごくかっこいいよ！」

八幡「すごく嬉しい……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

八幡（劣化丹下段平なんてもう呼ばれない……）

八幡「でも……寿命が…」

チビ戸塚「うん、でも大丈夫！」

八幡「？」



チビ戸塚「女の子とラブラブセックスすれば寿命が戻るから！」



八幡「ふぁっ！？」

>>33　確かに。


八幡「ら、らぶらぶせっくす？」ｵﾛｵﾛ

チビ戸塚（あー、性格良くし過ぎてエロ耐性がないんだね八幡……）

八幡「そ、そんなこと……」ｶｧ///

チビ戸塚「まぁでも、それは付き合ってからでいいんじゃない？　だって寿命はまだ１０年あるし！」

八幡「そ、そうだな……」



　こうして、俺は新しい人生を歩むこととなった。




　プロローグ　こうして彼の本当の人生は始まる　完

（これスペック的にただの葉山じゃね？）
安価なら下

　翌日、学校を訪れると、感嘆の声があがった。

「あんなイケメンいたっけ！？」

「うわー、かっこいー」

「葉山君と同じくらいかっこいい！」

　正直、気分が良い。

　自分の教室に入ると、クラスメイトが一斉にこちらを見た。

「あ、あの……ウチのクラスになんか用ですか？」

　女子生徒が話しかけてきた。

八幡「い、いや、俺のクラスだけど」

　そうして、皆は気付く。

　ざわめきとどよめきの中、俺は席へ着く。

　今までとは明らかに質の違う視線に少し気恥ずかしさを感じながらも、心地いい気分で午前中の授業を過ごすことができた。

>>36　むしろ強化葉山です！　ただのイチャラブ安価スレにしたかっただけなので！

昼休み。

どこで過ごしますか？


１、奉仕部部室（雪ノ下）
２、中庭（城廻）
３、教室（三浦）
４、エントランス（由比ヶ浜）
５、食堂（平塚）


安価下１

※最初に壮絶人生なのに性格が良い謎マンにしたせいで、ちょっと八幡が完全謎マンになってるから、ちょっとだけ修正でごめんね。

修正前：謎マン→完全謎マン

修正後：ヒッキー→完全究極体グレート八幡


エントランス。


八幡「何してんの……ボッチなの？」

結衣「ふぇ！？　だ、だれ！？」

八幡「いや、クラスメイトの顔くらい……俺も覚えてねーわ」

結衣「その喋り方、ヒッキー！？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

結衣（ま、前から実はカッコイイと思ってたけど、なんか今日のヒッキー輝きすぎだしっ！）

八幡「………？」

結衣「た、たまには一人でご飯食べるのも良いかなーって」ｱﾊﾊ


１、一緒に食べるか？（好感度５↑）
２、じゃあな。（好感度→）
３、ビッチの癖にボッチかよ（奇数で好感度１０↓偶数で好感度１０↑）

安価下１