蛍「あの、お米を分けてくれませんか…?」小鞠「ごめん…」 (4)

蛍「そうですよね…」

小鞠「蛍の両親は子供に物乞いさせてるの?」

蛍「……両親はもういません」

小鞠「えっ……」

蛍「施設に預けられるのが嫌で、今は小鞠センパイの家の縁の下で暮らしています」

小鞠「……」

蛍「すみませんでした、センパイ……」

小鞠「私は子供だから勝手に蛍に食料を分けてあげたりはできないけど、でも、かず姉なら……」

蛍「……そう、ですね」

小鞠「もしかしてもう行って来たの?」

蛍「いえ、大人に会うのは……。何分施設に預けられるのが嫌で隠れ住んでいる身なので……」

小鞠「そっか……。あのさ、もし良かったらなんだけど、私の部屋の押入れとかに住んでみる?」

蛍「えっ……?で、でも……」

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