男「女さん結婚するんだ?」 女「そうよ」(817)

男「ふーん」

女「来月には出てくから」

男「マジかー、家賃払えないわー」

女「別の人、見つかると良いわね」

男「んでさ、今日の飯は何?」

女「今日は煮物」

男「煮物かー、肉が良かったな」

女「じゃあ、明日よろしくね」

男「ハンバーグにでもするか」

男「んでさ、どんな奴と結婚すんの?」

女「んー、金持ち」
  「珍しいね、男君が質問なんて」

男「まぁ、1年も一緒に住んでればそれくらいはね」

女「あ、またサラダ残してる」

男「あんまり好きじゃないんだよ、生野菜」

男「そう言えばさ」

女「んー?」

男「いつ知り合ったの、そいつと」

女「半年前」

男「ふーん」

男「借りてきたこの映画糞つまんないな」

女「そうね」

男「…」

女「…」

男「もう寝るか」

寝室

女「ねえ男君、まだ起きてる?」

男「…」

女「私さ、男君と一緒に暮らせてまぁまぁ楽しかったよ」

男「…」

女「別に付き合ってるわけじゃないけどさ、居心地は良かった」

女「もし…」

男「…」

女「ごめん、何でもない」
  「おやすみ」

男「…」

台所

男「おはよう、女さん」

女「…おはよう」
  「今日の風呂当番、どっちだっけ?」

男「今日は女さん」
  「はい、コーヒー」

女「ん、ありがとう」
  「やっぱり、男君の淹れてくれたコーヒーは美味しい」

男「そりゃどうも」

男「じゃあ、会社行ってくるわ」

女「行ってらっしゃい」
  「あ、私今日遅くなるから」

男「あそうなんだ、飯残しておく?」

女「大丈夫、多分食べてくる」

男「あそう、んじゃ」

女「いってらっしゃーい」

男(あーあ…家賃2倍だわこれ)
  (とはいっても、簡単に見つからないよな…)

会社

男「…」モクモク

上司「お、どうした今日はいつになく集中してるな」

男「え、そうですかね?」

上司「良い感じだ」
   「良い感じついでに、紹介したい人がいる」

男「え?」

上司「この子が今日から男君の後輩だ」

後輩「あ、あの、よろしくお願いします!」

男「あー、よろしくね」

上司「仕事は男君に教わってね」

男「…」

後輩「え、えっと…」

男「じゃあ、まずはお茶でも淹れてきてもらおうかな」

後輩「は、はい!」

男「んで、この時は先方に…」ウンタラカンタラ

後輩「わ、分かりました!」

男「あのさ、君…」

後輩「な、何でしょうか?」

男「そんなに緊張しなくても良いよ」
  「何かミスしても俺がフォローするから、肩の力抜いたほうが良いよ」

後輩「え…」
   「わ、分かりました」

男「まだ硬いなー、まぁ少ししたら慣れるよ」

後輩「あ、ありがとうございます」

男「ただいまー」
  「って、女さんいないんだっけ…?」

男「帰らないって言ってたから、カップラーメンにでもするか」

深夜

女「ただいまー、男君」ピンポーンピンポーン

男「…ん」

女「今帰ったぞー、開けてくれー」

男「…夜中に迷惑なひとだ」

男「はい、どうぞ」ガチャ

女「ただいまー」ダキ

男「うわ、酒くさ…」

女「飲まされたんだからしょうがないだろ~」

男「ふーん」
  「んで、(女さんの代わりに)風呂洗っておいたけど、どうする?」

女「風呂はいいやー」
  「冷たい飲み物が欲しい」

男「今持っていくから、取りあえず着替えなよ」

女「うん、分かった」

男「はぁ…」

男「持ってきたよ…」

女「zzz」

男「全く…風邪引くよ」

女「男君…」ギュ!

男「うわ…! ちょっと!」

女「ねえ、男君…」

男「…何?」

女「このままエッチしちゃおっか…」

男「…そういうのは一切なし」

女「だよね…」

男「女さんが最初に言ったんだろ…」

男「…」

女「…」

男「あのさ…」

女「zzz」

男「…」



女「おはよう、男君…」

男「気分はどう?」

女「最高…」

男「今日は俺が飯作っておいたから、仕事に遅れるなよ?」

女「うん、ありがとう…」

女「はぁ…」
  「まさかあんなに飲むなんて…」

女「もう仕事行かないとな…」

会社

女「おはようございます」

女上司「おはよう、顔色悪いね」

女「ええ、すこし気分が悪いだけなので…」

女上司「あまり無理しないように」

女「…」ズキズキ

先輩「女ちゃん、昨日どうだったの?」

女「昨日…?」

先輩「ほら、例の長身の人」

女「ああ… 楽しかったですよ」

先輩「んでんで?」ワクワク

女「ご飯食べに行って、お酒飲んで…」

先輩「うんうん」

女「それで、家に帰りました」

先輩「え…?」

女「え?と言われても…」

先輩「普通は…最後まで行っちゃわない?」
   「付き合ってるんだよね?」

女「そうですけど…」

女「そういう気分になれなくて…」

先輩「ふーん」
   「でも付き合ってまだ一回もエッチしてないんでしょ?」

女「はぁ」

先輩「最近の子は本当がっつり行かないわよね… 私が学生の頃なんか…」ウンタラカンタラ

女(がっつり行かない…か)

業務終了

女「…ふぅ」

女「…メール?」ピロピロ

長身の男『今晩も夕飯どうかな?』

女「…んん、ここは遠慮したい…」
  『ごめんなさい、今日は予定があるの』

女(さすがに今日は私が夕飯作らないとな…)

女「ただいまー」

男「お帰り」

女「男君、何が食べたい?」

男「肉が食いたい」
  「珍しいね、聞くなんて」

女「たまにはね」
  「私、今日さ…」

男「んー?」

女「何でもない」

男「次はどんな映画見る?」モグモグ

女「そうだなぁ…アクションはどう?」パクパク

男「アクションか…」ピロピロ
  「お、悪い…」カチ

女「…」

男「…」ポチポチ
  「…」ポチポチ

女「ねえ、冷めちゃうよ?」

男「あ、悪い」

女(…誰からだろう?)

男「んで、映画の話だっけ?」

女「あ、うん」

男「明日一緒に借りに行こうよ」

女「そうだね」
  (…女の子かな)

男「さて、明日も早いし、寝ますか」

女「そうね」
  (ねえ、さっきのメール…)
  「おやすみ」

男「zzz」

女(…誰からだったの?)

翌朝

男「んじゃ、行ってきます」

女「夜は映画だからね」

男「分かってるって」

会社

後輩「おはようございます、先輩!」

男「おはよう、相変わらず元気だね君」

後輩「元気だけが取り柄なので」

後輩「あの、男先輩」

男「ん?」

後輩「今日、仕事が終わったあとって、時間ありますか?」

男「時間…空いてはいないけど、何で?」

後輩「い、いえ…何でもないんです」

男「何か悩み事?」

後輩「そういうわけでは…」

男「でも何かあるなら話した方が良いよ」
  「用事って言ってもそんなに大したことじゃないし」

後輩「そうなんですか?」
   「なら、付きあって貰っても良いでしょうか?」

男「良いよ、じゃあそれまでバリバリ働きますか」

後輩「はい!」

男「『ごめん、予定入ったから遅くなる』と」ポチポチ

━━━━

女「…メール?」ピロピロ
  「…そっか」

━━━━

業務終了

男「んで、話って?」

後輩「わ、笑わないで聞いてくださいよ?」

男「笑わないよ」

後輩「あ、あの… 私、好きな人が出来たんです!」

男「ふーん」

後輩「それで、男先輩に色々アドバイスを貰いたいと思って…」

男「アドバイスね…」

━━━━

女「男君遅いな…」
  「仕事入ったのかな?」

女「…!」ピロピロ
  「…『ごめん、遅くなったけど映画借りて行こうか?』」

女『大丈夫、気を付けて帰ってきてね』

━━━━

男「…」ピロピロ
  「珍しく心配してくれるとは…」
  「ビールでも買って行くか」

男「あと2週間か…」
  「2週間したら即結婚ってわけじゃないよな…」

男「…何でこんなに女さんのこと考えてんだろ、俺」
  「単に部屋を共有して家事を分担してるだけじゃないか」

────

後輩[男先輩は好きなひといないんですか?]

男[好きな人…]

後輩[男先輩だったら絶対にモテルと思うのに…]

────

男「好きなひと、なのかな」

男「ただいまー」

女「おかえりー」

男「ビール飲む?」

女「飲む飲む」

男「やっぱり仕事の後のビールは美味い」

女「ねえ今日はさ」
  (何してたの?)

男「ああ映画悪かったね」
  「また時間がある時に…って言ってももうすぐ女さん出て行くんだよね」ハハ…

女「うん…」グビグビ

女「私、明日デートしてくるね」

男「! ふーん、例の金持ち?」

女「うん、もしかしたらすごく遅くなるかも…」

男「そうか…」

男「あのさ…」

女「んー?」

男(…デート何か行くなよ!…俺と一日中ゴロゴロしよう!)
  「飲みすぎるなよ?女さん酒弱いんだから」

女「分かってるって」グビグビ

寝室

男「…うう飲みすぎたかな…」

女「…」スヤスヤ

男「そう言えば、何でルームシェアしだしたんだっけ…?」

────

男[君も金無いの?]

女[会社の寮を出て行かないと行けなくて]

男[ふーん]

女[聞いておいて人ごとみたいだね]クスクス

翌朝

男「…朝か」
  「女さん…? もう出かけたのか…」

男「朝飯は作っておいてくれたみたいだ」
  「最近になって順番がバラバラになったなぁ」
  「今日は俺が当番だったと思ったけど…」

女「こんにちは長身さん」

長身「こんにちは、曇りだけど雨が降らなそうで良かった」
   「じゃあ、行こうか」

女「はい」

━━━━

男「暇だな…」ピロピロ
  「お、後輩からだ…」

後輩『先輩、今お時間ありますか?』

男「ありますよっと…」ポチポチ

後輩『私とこれから出かけませんか?』

男「? 随分急だな」
  「良いよ」ポチポチ

後輩『ありがとうございます、○○駅で待ってます』

男「女さんは今日帰って来ないしな…」

女「長身さんは私なんかで良いんですか?」

長身「君が良いんだ、僕のパートナーになって欲しい」
   「家庭に入って、しっかり家を守って欲しいんだ」
   「不自由な思いはさせないよ」

女「前にもお話ししましたけど、私、男の人とルームシェアしてる位しっかりしてませんし…」

長身「でも何もないんだろ?」

女「何もないですけど…」

長身「君を信じるよ」

男「うぃーす」

後輩「あれ、男先輩会社と感じが全然違いますね?」

男「オフだからね」
  「情けない独身男の本当の姿だよ」

後輩「情けないなんて… 何だか親近感が湧きます」

男「どこ行こうか? というより何で会ったんだっけ?」

後輩「理由は特にないんですけど、男先輩のこともっと知りたいと思って」

男「ああ、なるほどね」

後輩「その…迷惑でしたか?」

男「いやいや、仕事を上手く進めるためには大切なことだよ」
  「仕事仲間の事を知るってことは良いことだ」

後輩(もしかしてすごく鈍感な人なのかな…?)

長身「でも、来週過ぎたら引っ越すんだよね?」

女「そのつもりです」

長身「後は僕のところに来ればいいから」

女「…はい」

長身「どこかご飯でも食べに行こう、その後映画でも」

男「じゃあ飯でも行こうか」

後輩「はい!」

━━━━

長身「この映画なんてどうだろう」

女「良いですね」

長身「君は最近映画は見る?」

女(この前男君と見れなかったっけ…)
  「割と見る方ですよ」

長身「映画は映画館で見るのが良いよね」
   「家だと迫力が全く出ない」

女(男君と見るのはのんびりしてて好きだけど)
  「そうですね」ニコ

━━━━
男「結構遊んだね」

後輩「そうですね」
   「男先輩はどちらに住んでるんですか?」

男「俺は××の方だけど」

後輩「本当ですか? 結構近いです」

男「じゃあ、途中まで一緒に帰ろうか」

後輩「はい!」

男「…」
  (女さん、今頃何してるかな…?)

後輩「…男先輩」

男「…」
  (俺には関係ないか…)

後輩「あの、大丈夫ですか?」

男「え、ああ」
  「大丈夫、ちょっと考え事してただけだから」

後輩「男先輩、今日はすごく楽しかったです」
   「また誘っても良いですか?」

男「ああ、全然構わないよ」

後輩「やった!」

━━━━━

後輩「私このアパートなんで」

男「ん、じゃあまた休み明けに」

後輩「ん…あれ?」ゴソゴソ

男「どうした?」

後輩「家の鍵が見つからなくて…」

男「マジ…?」

後輩「マジです…」

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|o④o
|―u'


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾ
|―u' ④ <コトッ



| ミ  ピャッ!
|    ④

男「予備の鍵とか…無いよね、その様子だと」

後輩「…はい」

男「…うーん」

後輩「あの、近くのファミレスで何とかするので大丈夫です」

男「そういうわけにもいかない…よね」
  「あんまりお勧めしないけど、俺のアパートでよければ一晩くらい大丈夫だけど」
  (どうせ女さんは今日は帰らないだろうしな)

男「若い女の子に向かって言うセリフでは無いけど、もしよかったら」

後輩「でも…御邪魔じゃ?」

男「俺は構わないよ」
  「ちょっとビックリするかもしれないけどね」

後輩「え?」

男「実は…」カクカクシカジカ

後輩「そ、そうだったんですか」

男「信じてもらえるか分からないけど、手は出してないよ」

後輩「…怪しいですけど、先輩を信じます」

男「そりゃあどうも」

女「今日は楽しかったです」

長身「あのさ、今日はこの後どうするの?」

女「この後ですか?」

長身「もう付き合って半年経つしさ」

女「…そうですね…」

パンツ脱いだ

男「どうぞ」

後輩「二人で暮らしてるって感じがあまりしないですね」

男「必要なものは大体二人で共有だから」
  「趣味もなるべく主張しないように決めてるしね」

後輩「そうなんですか」

男「もうその必要も無くなるけど」

後輩「え?」

男「その人来月には出て行くんだ」

後輩「どうしてですか?」

男「結婚するんだって」

後輩「…」

男「それを聞いてから何だか急に不安になっちゃってね」
  「今更だけど、行って欲しくないと思ってしまったよ」

男「今までただの同居人だったのが、いなくなると分かった途端に特別になった」

後輩「…」

男「こんなこと彼女には言えないけど」

後輩「私じゃ…私じゃダメですか…?」

男「え?」

後輩「私、男先輩のことが…」

━━━━

女「…ごめんなさい、やっぱり帰ります」

長身「…そうか、まあゆっくりお互いを知っていこう」

女「もう少しだけ時間をください」

長身(…もう少しなんだけどなぁ)

男「ちょ、ちょっと待ってくれ」アセアセ
  「ほらこんな甲斐性無しなんて捕まえても何も良いことないし…」

後輩「そんなこと無いです」
   「男先輩はすごく魅力的です」

男「いや、でも」

後輩「私じゃダメですか?」ズイ…

男(…む、胸が)

男「ダメとかそういう事じゃなくて…」

後輩「男先輩」ス

ガチャ───

女「え?」

男「え?」

後輩「え?」

女も未練あるみたいだけど一応自分の意思で付き合ってるみたいだし男は後輩とでいいのでは

>>233
禿同

女「どういうこと?」

男「いや、これは」

後輩「…」

女「…」

男「会社の後輩で今日は色々あって仕方なく家に来ることになったというか…」

女「ふーん…」

女「私疲れてるからもう寝たいんだけど」

男「経緯だけでも説明させてくれ」

後輩「…お願いします」

女「別に怒ってるとかじゃないの」
  「ただ、疲れたの色々と」
  
女「ええと、後輩さん?だっけ」
  「泊るななら部屋が空いてるけど?」

女「男君」

男「は、はい!」

女「男君はここで寝ること」
  「後輩さんは私とこっちで」

後輩「わ、わかりました」

寝室

女「びっくりしちゃった、男君が女の子連れてくるなんて」

後輩「あの…ごめんなさい」

女「良いの、謝らないで」
  「男君とは付き合ってるわけじゃないから」
  「ただ、ちょっとだけ嫉妬しただけ」

後輩「女さんも、男先輩のこと…」

女「どうだろうね」フフフ
  「ずっとただの同居人だと思ってたんだけど」
  「気付いたら何となく好きになってたみたい」

女「でもね、私結婚するの」
  「男君に聞かなかった?」

後輩「聞きました」

女「最初はね、別に良いかなって思ってた」
  「男君は私に興味が無いみたいだしね」

後輩「…」

女「でもね、引っ越しが近づいてきたら、もう会えないのかって寂しくなっちゃって」

女「もう寝ましょうか」
  「明日は準備しないといけないの」

後輩「…」

女「男君をよろしくね」

あらら男の、女への気持ち知ってるのに教えないのかい
クズだなこの後輩

翌朝

男「おはよう」

女「おはよう」

後輩「おはようございます」

男「朝食作っておいたから適当にどうぞ」
  「俺コンビニに行ってくる」

寝る
明日残ってたら書く

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|o④o
|―u'


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾ
|―u' ④ <コトッ



| ミ  ピャッ!
|    ④

保守がてら少しは起きてるわ

 ④ヽ( ・ω・`)ノ④
 ④ヽ(・ω・`)ノ④
  ④(ω・`ノ④
   (・`④)

   (④  )ノ④
  ④ヽ(   )ノ④
  ④(  ´)ノ④
   ( ´ノ④

   ( ノ④ )
   ④´・ω)
  ④ヽ( ・ω・)④
 ④ヽ( ・ω・`)ノ④
 ④ヽ(・ω・`)ノ④
  ④(ω・`ノ④

   (・`ノ④ )
   (④  )ノ④
  ④ヽ(  ´)ノ④
  ④(  ´)ノ④
   ( ´ノ④

   ( ノ④ )
   ④´・ω)
  ④ヽ( ・ω・)④
 ④ヽ( ・ω・`)ノ④

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|o④o
|―u'


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾ
|―u' ④ <コトッ



| ミ  ピャッ!
|    ④

寝るわあと頼む

後輩「男先輩って料理するんですね」

女「結構上手よ?」

後輩「…私コーヒー飲んだら行きますね」
   「男先輩によろしく伝えておいてください」

女「分かった」

男「牛乳買ってきたぞー」
  「あれ?」

女「後輩さんなら帰ったよ?」

男「そうなんだ」

女「今日はどこかに出かけるの?」

男「いや、出かけないよ」
  「あのさ」

女「ん?」

男「怒ってる?」

女「別に、怒ってないよ」
  「私たちは今までお互いに干渉せずに過ごしてきたじゃない」

男「そうだよな…」

女「それより、最後のお願いがあるんだけど」

男「最後なんて言うなよ…」

女「…さすがに荷づくりが大変そうだから手伝って欲しいんだけど」

男「良いけど」

女「よろしくねー」

女「あ、これ懐かしいね」

男「最初の方で買った仕切りか」

女「結局使わなくなったけど」

男「お互い気にしなかったもんな」

男「DVDセットはどうする?」
  「二人で半額ずつ出したけど」

女「私はいい」
  「映画はもう家では見ないと思うし」

男「そっか…」

女「…最後に一回だけ見ようか?」

男「まだ時間あるしそれも良いね」
  「女さん、俺何か飲み物買ってくるよ」

女「あ、それだったら私も行く」

男「珍しいね」

女「もしかして初めてじゃない? 二人でコンビニなんて」

男「そうかも」

男(意外と買い物長いんだな…初めて知った)

女「あと、お菓子は…」

男「あの、女さん」

女「何?」

男「早く行きません?」

女「もう、せっかちだな男君は」

女(男君って歩くの結構速いんだ…)

男「あれ、女さん遅いよ」

女「男君が速いんだよ」

男「そうかな…?」

男「この映画3回目だけど」

女「良いんじゃない?」

男「コップ取ってくるよ」

女「ん、ありがとう」

さるった

男「…」ジー

女「…」ジー

━━━━

男「…」グビグビ

女「…」ウツラウツラ

男「…女さん?」

男「女さん、風邪引くよ?」

女「男君…」

男「何だか久しぶりだな…女さんと昼間にのんびりするの」

女「zzz」

男「しばらくこうしていたい…」

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守しないとスレ落ちるんだから
>>1の望み通り保守してるだけだろ
保守

男「君のことが好きだ」

女「・・・このままどこか行っちゃおうか?」

男「・・・今度は・・・一つ屋根の下で家族になろう」

女「ありがとう(泣)・・・」

男「君のことが好きだ」

女「・・・このままどこか行っちゃおうか?」

男「・・・今度は・・・一つ屋根の下で家族になろう」

女「ありがとう(泣)・・・」

兄「うわっまた俺の方が後かー」

美少女「でもまだ5分前ですよ?」

兄「寒いのにごめんね、いつから?」

美少女「えっと、もう5分前に」

兄「美少女なら5分前にくるだろうから急いだんだけど、ダメだったかー」

美少女「やさしいですね、あにさんは」

兄「そういうものだろ」

美少女「えへへっじゃあ行きましょうか」




妹友「彼女さんめっちゃ可愛いじゃん!」

妹「だねぇ」

誤爆した

メリー『私メリーさん、今名古屋駅にいるの』

男『うち神奈川だけど』

男『え?そこからスタートするの?』

メリー『うん』

男『え?』

メリー『え?』

男『名古屋が地元なの?』

メリー『ううんちがうよ、昨日はナゴヤドームでドラゴンズ応援してた』

男『そう・・・今から来るの?』

メリー『遠いけど行く』

男(俺今から出かけるんだけど・・・)

メリー『私メリーさん、今新横浜にいるの』

男『意外とはやいね』

メリー『自由席座れてよかった』

男『よかったな』

メリー『あのね?』

男『なに?』

メリー『地下鉄ってどこにあるの?』

男『指示通りに歩けばあるだろ』

メリー『ビックカメラから出れない』

男『お前方向音痴か』

ガチャツーツー

男「方向音痴でメリーさん勤まるのか?」

メリー『私メリーさん、今湘南台にいるの』

男『地下鉄わかったのか』

メリー『うん、それで』

男『なに?』

メリー『小田急線ってどこにあるの?』

男『さすがに湘南台は迷わないだろ』

メリー『GEOについた』

男『外でちゃったよ、てか小田急線ってそこからうち来ようとしてる?』

メリー『うん、だめ?』

男『ダメではないけど俺いないよ?』

メリー『え?』

男『今日は休みだし出かけようかと思って』

メリー『私行くって朝電話したじゃん』

男『たまには一人の時間を大切にしたい日もあるの』

メリー『いいよ行くから、今どこ?』

男『横浜』

メリー『なんでもっと早く言わないの?新横浜からのが近いじゃん』

男『かけてもメリーさん圏外なんだもん』

メリー『上永谷いる時にかけてよ』

男『いやわかんねぇよ』

メリー『まぁいいけど、そんで相鉄線ってどこにあるの?』

男『とりあえず駅に戻れ』

メリー『私メリーさん、今二俣川にいるの』

男『はいはい報告ごくろう』

メリー『誰のせいだと・・・ブツブツ』

男『はいはいごめんなさいね』

メリー『ここからは快速だから楽』

男『快速なのか、快速の止まらない駅のあたりは中日ドラゴンズの森野や岩崎の地元だったような』

メリー『私メリーさん、ぶらり途中下車の旅をしてるの』

男『そんなにファンなのか』

メリー『私メリーさん、横浜についたの』

男『おつかれ』

メリー『どこいるの?』

男『川崎』

メリー『え?』

男『川崎』

メリー『むねのり?』

男『ラゾーナ』

メリー『この旅の目的があなたを殺すことでほんとによかった』

自分の中で自信作だったから保守ついでについやってしまった
もう止めます

てか覚えててくれる人がいて嬉しいなw
また適当に作って投下するわ

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

一応貼っとく

男(何で引き止めなかったんだろう… そもそも俺は女さんが付き合ってること知らなかったな…)

女「zzz」

男「女さん… 俺は君のことが好きだったみたいだ」ナデナデ

女「zzz」

男「ずっとこうして俺のそばにいてくれ…」

女「…ふぁぁ…」

男「おはよう、女さん」

女「おはよう…」
  「男君。 涙、どうしたの?」

男「いや、欠伸をしたらちょっとね…」フフ
  「さあ、荷造り始めようか」

女「うん」

男「これはどうする?」

女「男君にあげる」

男「これは?」

女「それは私の」

男「マジで? 結構高かったじゃんこのコンポ」

女「良いでしょ結婚祝いだと思って渡しなさい」フフ

男「しょうがないな…」

男「お、懐かしい写真が」

女「これちょうど1年前の写真だね」

男「二人で入居する時に撮ったやつだ」
  「もしかしてこれだけじゃない二人で撮ったの」

女「男君どこにも連れて行ってくれなかったもんなぁ…」

男「だって女さん旅行とか興味なさそうだったじゃん」

女「そんなことないよ」
  「二人ともお金無いでしょ。 だからわがまま言わなかっただけ」

男「なんだ言えば遠出したのに… 日帰りだけど」

男「なんとか積み終わったね」

女「男君、遅くなったけどお昼はどうする?」

男「そうだな、今日は俺が作るよ」

女「せっかくだからさ、一緒に作ってみない?」

男「初めての共同作業って奴?」

女「馬鹿なこと言ってないで、何作るか決めようよ」

男「へいへい…」

男「え? そんなに火通すの?」

女「そうだけど、男君はどうしてた?」

男「いや、もっと簡単にやってたけど」

女「ちょっと、今まで生のもの食べさせてたの?!」

男「大丈夫だって死にはしないよ」

女「もう…」

男「出来たけど、なんだかいつもと違うね」

女「二人でやると効率悪いからかな?」

男「ま、いっか。 早く食べちゃおうよ」

女「そうね」
  「ふふ、なんだか変な感じ」

男「確かに」

男「食器は後で洗っておくから」

女「ありがとう」

男「じゃあ行こうか」

女「うん… そうだね…」

男「女さん?」

女「何でもないの…」

男「…」

女「行こうか」

男「…女さん…! 俺…」
  (ここで言わなきゃ…!)

女「ん…? なあに?」

男「女さんと一緒に住んでた1年楽しかった」
  「だから…」
  (だから、どこにも行かないでくれ! ずっと傍にいて欲しい!)
  「だから… またどこかで会えることを願ってるよ」

女「…そうね、また会いましょう」

男「…」

女「さようなら…」

男「…っ!」

女「…」ピロピロ
  「ごめん、電話でるね」

男「…」

長身『女さん、荷造りは終わったかい?』

女「終わりました、長身さん」

男「…」

女「今向かいます」

男「…」

女「じゃあね、後輩さん泣かせちゃダメよ?」

男「…」

女(さようなら、男君…)

男「…言えなかった… くそっ…」

━━━━

男「…この部屋も広くなっちまったな」
  「…………俺も引っ越すか」

━━━━

男「後輩、これ頼む!」キビキビ

後輩「はい、分かりました」
   (あれから男先輩すごく働くようになったなぁ…)

男「おい、何やってんだ、全然計算が合ってないぞ!」

部下「す、すみません…」

後輩(もうすぐ出世するって噂もあるくらいだし…)
   (まだあれから半年も経ってないのに…)

後輩「あの男先輩…」

男「なんだ?」

後輩「少し休憩しませんか? 私お茶淹れてくるので」

男「…そうか、悪いな」

後輩(身体壊さないと良いけど…)

男「…」ズズズ

後輩「男先輩… どうしたんですか?」

男「何がだ?」

後輩「最近変ですよ?」

男「そんなことはない」

後輩「そうですかね…」

男「用がないなら自分の仕事に戻れ」
  「無駄話をしてる暇は無いぞ?」

男「……変か」
  (あれから女さんから連絡はない… 幸せに過ごしてるだろうか?)

━━━━

男「…部屋も散らかってきたな」
  「片付けは…明日にするか」

男「…!」ピロピロ
  (女さん…?!)

後輩『先輩、今からお時間ありますか?』

男「…」
  『あるけど?』

後輩『よかったら一緒に飲みません?』

男「悪い、待たせた」

後輩「良いんです」

男「なんだか久しぶりだな」

後輩「そうですね」
   「半年前位が最後ですかね」

男「…そうだな」

後輩「男先輩、最近元気なようで元気がなさそうに見えたので誘ってみました」

男「ふふ…なんだそれは」
  「俺は元気だよ」

後輩「…私心配なんです」

男「…?」

後輩「男先輩がなんだかこのまま…なんというか」

男「? なんというか?」

後輩「笑わないでくださいよ? 何というか、どんどん違う人になっていく様な気がして」

男「…ドラマの見過ぎだ」フフ

後輩「ああもう! 笑わないでって言ったのに!」カァー
   「でも心配なのは本当です」

男「ありがとう、俺は大丈夫だよ」

━━━━

男「少し飲み過ぎたな…」

後輩「せんはい…わらあひもれすー…」

男「お前は少しじゃないだろ」

後輩「そうですか~?」

男「そうだ」

男「ほら後輩、家に着いたぞ」

後輩「せんはい…鍵がかばんに…」

男「しょうがないやつだな…」ゴソゴソ

後輩「すみまへん…」

男「全く…」ガチャ

後輩「…男先輩、だっこー」ダキ

男「お、おい!」

後輩「先輩、ベッドまで…」

男「その前に、着替えないとしわになるぞ?」

後輩「はーい」

男「じゃあ、この辺で俺帰るわ」

後輩「もう帰っちゃうんですか…?」

男「若い娘が男を部屋に入れるもんじゃないだろ」

後輩「…男先輩」

男「ん?」

後輩「私…ずっと」

男「…」

後輩「男先輩のこと…好きでした」

男「…ごめん」

後輩「…」
   「…ですよね」

後輩「やっぱり、女さんのことがまだ…」

男「そうかもしれない…」
  「俺も良く分からなくね…」

後輩「そうですか…」
   「あの…ずっと言えなかったことがあるんです」

男「…ん?」

後輩「自分のことズルイと思ってます…」
   「本当はあの時、私聞いたんです…」

男「…」

後輩「女さんの気持ち… 本当は…」

男「良いんだ…」

後輩「え?」

男「その先は言わなくて良い」

後輩「…」

男「ありがとう」

男「…あのさ」

後輩「なんでしょう?」

男「俺、引っ越そうかと思ってるんだ、今のアパート」

後輩「…」

男「だから、次に酔っぱらっても介抱してやれないと思う」

後輩「…はい」

男「ごめんな…」ナデナデ

後輩「…そういうところズルイです…」

男「鍵はちゃんと閉めろよ」
  「じゃあ、おやすみ」

後輩「…」グス

━━━━

男「よし、片づけして引っ越しに備えますか!」

男「ええとこれは…いる」
  「こっちは…」

━━━━
━━━
━━

俺が思う後輩ちゃん
http://i.imgur.com/gbeyM.jpg

>>727
作画がグロい

男「この不動産屋、丁度2年前か…」
  「懐かしいな…」

店員「イラッシャイマセー」

男「ええと、アパートを探してるんだけど一覧とかってどこにあります?」

店員「こちらのファイルと向こうの掲示でございます」

男「掲示板っと…」
  「ええとなるべく安い物件は…」

────どうしようかな…

─前のところは一緒だったから良かったけど…

────ここは…

────ドンッ

────あ、ごめんさ…い…

─あ…



━終わり━

誤字とか今さらだが
>>742
×→────あ、ごめんさ…い…
○→────あ、ごめんなさ…い…

男「と、言うわけでまた一緒に住み始めたわけだが」

女「よろしくね」

男「俺達はこれからどうなるんだ?」

女「別に?今まで通りでいいんじゃない?」

男「いや、もっと何かあるだろ、、、こう」

女「安価で決めれば?」


的な感じで頼む

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