マリ「わんこ君、これ食べる?」(176)

マリ「別に美味しくないと思うけど」

シンジ「……いりません」

マリ「そ? なら、私たべよーっと」


シンジ「……あの」

マリ「ん?」モグモグ

シンジ「あの、マリ、さんは」

マリ「ごくんっ……マリでいーよ」


シンジ「えっと……」

マリ「敬語もダメって言ったでしょー?」

シンジ「う、うん、ごめん」

シンジ「……マリは、アスカと同じで」

マリ「ん、エヴァのパイロットやってるよ」

シンジ「……じゃあ、お偉いさん? なんじゃ」

マリ「うーん。ま、ちょっとイバってるかも?」


シンジ「そっか……」

マリ「うん」

シンジ「……」

マリ「……」モグモグ


シンジ「あの……」

マリ「……?」モグモグ

シンジ「なんで、ここにいるの?」

マリ「なんで?」

シンジ「だって、ここは、僕の……隔離場所じゃないか」

マリ「らしいねぇ」

シンジ「マリがいる理由、ないじゃないか……」

マリ「……」


シンジ「……」

マリ「……」モグモグ

シンジ「……」

マリ「……」モグモグ

マリ「……ご飯」

シンジ「え?」

マリ「ご飯、食べに来たんだよ」

シンジ「はぁ」

マリ「栄養補給、大事でしょー?」

シンジ「えっと……」


マリ「……」モグモグ

シンジ「……」

マリ「……」モグモグ

シンジ「……」

シンジ「いや……」

マリ「ん?」

シンジ「なんで、ここで食べるの?」

マリ「……あれぇ、もしかしてお邪魔?」

シンジ「そ、そういうわけじゃないけど」

マリ「よかったぁ。流石にそんなこと言われたら傷つくよー」


シンジ「……」

マリ「……」モグモグ

シンジ「……」

マリ「……」モグモグ

シンジ「だ、だから!!」


マリ「んぐっ……!」

シンジ「え? ……どうしたの!?」

マリ「んー……んー!!」

シンジ「せ、背中叩けばいいの?」


マリ「……」コクコク

シンジ「し、失礼します」ドンドン

マリ「ん……!!」


シンジ「……だ、大丈夫?」

マリ「……ふぅ」

マリ「もー、わんこ君、いきなり大声出すのは無しだよ」

シンジ「ご、ごめん」

マリ「ん、素直に謝れるのはとってもいいなぁ」ナデナデ

シンジ「わ、わ……やめてよ」


マリ「ん?」ナデナデ

シンジ「う……」


マリ「どしたの?」ナデナデ

シンジ「……」

マリ「熱でもあるの?」ヒタ

シンジ「な、ないよ!」ズサーッ


マリ「ありゃ、わんこ君に嫌われちった」

シンジ「……嫌って、ないよ」

マリ「そうなんだ。じゃ、もっとこっちおいでよ」


シンジ「……」

マリ「ほら」

シンジ「……うん」


シンジ「……」ストン

マリ「……」モグモグ

マリ「わんこ君、わんこ君」

シンジ「なに?」

マリ「ほれ、あーん」

シンジ「え!?」

マリ「あーん」


シンジ「た、食べないよ!」

マリ「どして?」

シンジ「それは、マリが食べてるやつだし……」

マリ「いいよ、いいよ」

シンジ「……マ、マリが使ってた、スプーンだし……」

マリ「かまわん、かまわん」

シンジ「僕はかまうよ!」

マリ「なんでー?」

シンジ「だ、だって、それは……」

マリ「んー?」

シンジ「……うう」


マリ「ほれ、あーん」

シンジ「……」

マリ「あーん!!」


シンジ「わ、分かったよ! 食べればいいんだろ、食べれば!!」

シンジ「ん……」パク

マリ「おー、食べた、食べた」


シンジ「……」モグモグ

マリ「ど? お味は?」


シンジ「……」モグモグ

マリ「……」

シンジ「……」

マリ「……」


シンジ「……あんまり、美味しくないや」

マリ「あはは! だっよねー」

マリ「わんこ君、これ、残り食べる?」

シンジ「……え」

マリ「私、もうお腹いっぱいだわ」

シンジ「……」


マリ「……」

シンジ「……」

マリ「……」


シンジ「……いや、いいよ」

マリ「そっかぁ」

qネタある?

マリ「新しいの、もらって来てあげようか?」

シンジ「ううん、いらない」

マリ「食べ残しが、嫌なんじゃないの?」

シンジ「うん」


マリ「……わんこ君さぁ、あんまりご飯、食べてないらしいね?」

シンジ「……」

マリ「ダメだよぉー、ちゃんと食べなきゃ、元気でないよ?」

シンジ「……」

マリ「もう、しょうがないにゃー」

シンジ「……」


マリ「ほれ、あーん」

シンジ「えっ」

マリ「あーん」

シンジ「な、なんだよ」

マリ「あーん」

シンジ「い、いらないって言ってるじゃないか!」


マリ「……でも、さっきは食べたよね?」

シンジ「う……」

>>21
ごめん、Qネタはあるよ。ないと通じないと思うよ
>>1に書き忘れた。本当にごめん。

マリ「私が食べさせれば、食べるんじゃないの?」

シンジ「ち、違うよ」

マリ「じゃ、どして?」

シンジ「……それは」


マリ「……」

シンジ「……」

マリ「ほれ」


シンジ「―――もういいよ!! 食べるよ!!」

マリ「おっ、えらいぞぉ」

マリ「あーん」

シンジ「違うよ! 一人で食べるから、スプーン貸してよ!」パシッ

マリ「ありゃりゃ」


シンジ「……」パクパク

マリ「……」

シンジ「……」モグモグ


マリ「美味しい?」

シンジ「……美味しくないよ」

マリ「あはは、そだったねぇ」

マリ「でも、ご飯は大事だよー。全ての基本だよ」

シンジ「……」

マリ「ほら、こういう歌があるの、知ってる?」

シンジ「……」


マリ「しあわっせはー、歩いてこない―」

シンジ「……」

マリ「だーから、歩いてゆくんだね―」

シンジ「……」

マリ「一日一歩! 三日で三歩」

シンジ「……」

マリ「さーんぽ進んで、にっほさがる―」

シンジ「……」

マリ「……って、戻るなっつーの!」アハハ

シンジ「……」


マリ「ま、でもさ、そういう日々の積み重ねがさ、幸せに繋がっていくんだよ」

シンジ「……」

マリ「だから、ご飯はちゃんと食べな?」

シンジ「……」

アスカ「―――ガキシンジ、ご飯、持ってきて……」


マリ「ありゃ、姫」

シンジ「……」


アスカ「……なんで、コネメガネがここにいんのよ」

マリ「なんでって、こっちが聞きたいくらいなんだけど」

アスカ「……なにをよ」

マリ「姫ともあろうかたが、食事の配膳係なんて、どーしてやってるのかな?」

アスカ「……」

アスカ「……ガキシンジの担当のやつが、手を離せなかったから、しょうがなくよ」

マリ「でも、そこで引き受けるなんて、姫の柄じゃないよねぇ」

アスカ「……」

マリ「ん?」


アスカ「……どうでもいいでしょ、そんなの」

マリ「んふふ、そーだねぇ」

アスカ「……それ」

マリ「え?」

アスカ「その食器……アンタが食べたやつ?」

マリ「私と、わんこ君のやつだよ」

アスカ「……なにそれ」

マリ「私がちょっと食べて、半分以上は、わんこ君が食べたよ」


アスカ「……はぁ? だってこいつ、全くご飯、食べなかったんじゃ……」

マリ「あれぇ、姫も把握してたんだ?」

アスカ「……」

マリ「あ、だから、姫も来たのか」

アスカ「……違うわよ」

マリ「じゃ、どうしてさ?」

アスカ「……ていうか、本当に食べたの? ガキシンジ」


シンジ「……」

アスカ「……」

シンジ「……」

アスカ「……ちょっと、なんとか言いなさいよ」

マリ「わんこ君、ちゃんと食べたもんね―?」ナデナデ

シンジ「……」

マリ「美味しくなかったんだもんねー?」

シンジ「……」

マリ「あれだけ食べれば、大きくなれるよー?」ナデナデ

シンジ「……」

マリ「って、なれないんだっけ。あはは!」

シンジ「……」


シンジ「……」

アスカ「……」

シンジ「……あ、アスカは」

アスカ「あん?」

シンジ「アスカは、僕のこと、嫌いなんだろ」

アスカ「……はぁ?」


シンジ「僕のこと、ガキだって、怒ってるって」

アスカ「……」

シンジ「そう、言ったじゃないか……」

アスカ「……」

アスカ「……そうね、怒ってるわよ」

シンジ「……」

アスカ「どうしようもないくらいガキだし、やることなすこと、裏目に出るし……」

シンジ「……」


アスカ「自分勝手やって、色んな不幸を撒き散らして……」

シンジ「……」

アスカ「……そのくせ、私のことは助けにきてもくれないし……」

シンジ「……」

アスカ「ほんと、殺したいくらい、ムカツクわ」

シンジ「……」

アスカ「……」

シンジ「……」


アスカ「…………だから、変なとこで勝手に死なれちゃ、困るのよ」

シンジ「……」

アスカ「……」

シンジ「……」


アスカ「食事くらい、ちゃんと、摂りなさいよ」

シンジ「……」

マリ「んふふ」

アスカ「……なによ」

マリ「姫とわんこ君は、ホントに仲いいねー」

アスカ「はぁ? 別に仲良くないわよ」

マリ「ほんとにー?」

アスカ「ホントよ」


マリ「ふーん、でも、私とわんこ君は、仲いいよねー?」ナデナデ

シンジ「……わっ、だから撫でるの、やめてよ!」

アスカ「……」

マリ「私と姫も、仲いいよねー?」

アスカ「……仲良くないわよ」

マリ「ええー?」

アスカ「なによ」

マリ「それは、へこむなー」シュン

アスカ「……う」


マリ「……」

アスカ「ま、まぁ……悪くは、ないかも、しんないけど……」


マリ「だよね!」

アスカ「!」ビクッ

マリ「いやー、いいね、私たち三人! 仲良しだね!」

アスカ「別に、私たち三人が仲良いわけでないでしょ……」

マリ「こうなったなら、ああするしかないかもね」

アスカ「なによ」



マリ「3Pしようよ!」



アスカ「―――ぶっ!」

シンジ「―――ぶっ!」

アスカ「ああああ、アンタねぇ!」

マリ「なに?」

アスカ「出来るわけないでしょ! そんなこと!」

マリ「あ、そっか……ここ、監視カメラあるんだっけ」


アスカ「そういう問題じゃ、ない!」

マリ「じゃあ、どういう問題?」

アスカ「そ、それは……」

マリ「ああ、姫って経験ないもんね、それはしょうがないにゃあ」


アスカ「!」

シンジ「!」

アスカ「……」チラ

シンジ「……?」


アスカ「べ、別に、経験ないなんて言った覚え、ないんだけど」

マリ「あるの?」

アスカ「それは……」

マリ「ん?」


アスカ「…………百戦錬磨よ」

マリ「ほぉほぉ」

アスカ「私のこと、いくつだと思ってんのよ」

マリ「……」

アスカ「それくらい、人並……人並以上に、あるに決まってんでしょ」

マリ「……」

アスカ「……」



マリ「でも……生えてないよね?」



アスカ「―――ぶっ!」

シンジ「―――ぶっ!」

アスカ「アンタねぇ!」

マリ「あはは」


シンジ「……」チラ

アスカ「ガキシンジ! こっち見てんじゃ、ないわよ!」ゲシ

シンジ「いたっ!」


マリ「やー、姫はいつまでたっても可愛いなぁ」

アスカ「この性悪コネメガネェ……!!」

アスカ「そもそも、アンタはいったい、いつの間に!」

マリ「えー、私も経験あるなんて言った覚え、ないけどなぁ」

アスカ「……こ、この……!」

マリ「ま、ないとも言った覚え、ないけどね?」

アスカ「……!」


アスカ「……」

マリ「……」

シンジ「……」

アスカ「……来なさい」

マリ「え?」

アスカ「あっちで、決着つけるから、きなさい」

マリ「でも、わんこ君が」

アスカ「いいから、来いっつってんの!」

マリ「わっ、こわ」



マリ「んじゃ、わんこ君、まったねー」フリフリ

シンジ「あ、う、うん」

シンジ「はぁ……」


シンジ「……」

シンジ「……」

シンジ「久々にご飯、食べたせいかな」

シンジ「からだ、重いや……」


シンジ「……」

シンジ「……」

シンジ「でも」


シンジ「……」

シンジ「…………」

シンジ「…………」

シンジ「…………」ムクムク

シンジ「……僕って最低だ」ビンビン

エピローグ



カヲル「じゃあ、今日も一緒に演奏しようか、シンジ君」

シンジ「うん、そうだね、カヲル君」


カヲル「じゃあ……」

シンジ「……」

カヲル「……?」

シンジ「……」


カヲル「どうかしたのかい?」

シンジ「あ、うん。えっと……」

シンジ「やりたい曲がね、あるんだ」

カヲル「へぇ、そうなのかい?」

シンジ「うん」

カヲル「どんな曲?」


シンジ「こういう曲、なんだけど」ポロロン

カヲル「……」

シンジ「……」ポロロン


カヲル「……ああ、これなら知ってる。一緒に演奏、出来るよ」

シンジ「ほんと?」

カヲル「ああ」

シンジ「じゃあ、やろう」

カヲル「いつでも」


シンジ「……」ポロロン

カヲル「……」ポロロン

シンジ「……」

カヲル「……」



シンジ「……幸せはー」



終劇

Qネタは
やればやるほど
ボロがでる

だから短く
マリは可愛い


って思ったんだけど、ひたすらマリとシンジがいちゃつくだけのおまけを書こうと思うの。
ながらだし、オチも考えてないから滅茶苦茶になる恐れあるんだけど。まぁそしたら見なかったことにしてね。

マリ「わんこくーん、またきたよー」

シンジ「あ、うん」

マリ「よいしょっと」ストン


シンジ「……」

マリ「……」

シンジ「……」ズリズリ

マリ「……」ズリズリ


シンジ「……なんで近づくの?」

マリ「なんで離れるのさ」

シンジ「……そういえば、この前、大丈夫だったの?」

マリ「前って?」

シンジ「ほら、アスカにさぁ」

マリ「あー、あれね、一発ぶん殴られたくらいだったかな」


シンジ「なぐ……!?」

マリ「その代わり、十発くらい、お尻叩いてやったけど」


シンジ「お、お尻……!?」

マリ「姫って、鷲掴みたくなるようなお尻してるよねぇ」

マリ「わんこ君も、そう思うでしょ?」

シンジ「し、しらないよ」

マリ「考えたこともないの?」

シンジ「ないよ!」


マリ「ふーん、まぁ嘘だろうけど」

シンジ「……ウソじゃ、ないよ……」

マリ「ちなみに私のお尻はどう?」

シンジ「……だ、だから、そんなこと、考えないって、言ってる、だろ……」


マリ「ふーん」ニヤニヤ

マリ「あ、そうそう、朗報だよ!」

シンジ「なに?」

マリ「姫、やっぱり経験ないって!」

シンジ「―――ぶっ!」


シンジ「な、なんてこと言うんだよ!!」

マリ「あれ、嬉しくないの?」

シンジ「嬉しくないよ!!」

マリ「なぁんだ、君くらいの年齢の子なら……って言っても実際は違うんだけど、そういうのが好きなのかなって」

シンジ「わけわかんないこと言わないでよ!!」

マリ「ちなみに、私はどーっちだ?」

シンジ「え」

マリ「ん?」


シンジ「……知らないよ」

マリ「どっちが良いと思ってる?」

シンジ「……」

マリ「ほれほれ」


シンジ「―――ど、どっちでもいいよそんなの!!!!」

マリ「にゃはは、怒った怒った」

マリ「わんこ君はかわいーなぁ」

シンジ「……」

マリ「~♪」

シンジ「……マリは」

マリ「なぁに」


シンジ「……マリは、どうして僕に構うのさ」

マリ「いい匂いがするから」

シンジ「匂い……?」

マリ「そ!」

シンジ「……前にもそんなこと言ってたね」

マリ「言ったっけ?」

シンジ「ほら、初めて会った時に」

マリ「……ああー! 言った、言った! よく覚えてるねー」

シンジ「うん」


マリ「ていうか、よく覚えてくれてたねー。嬉しいぞ、このこのー」グリグリ

シンジ「やめてよ!」

シンジ「……でも、結局、それって誰でもいいってことだよね」

マリ「どして?」

シンジ「だって、好きなのはLCLの匂いってことだろ」

マリ「ああー」


シンジ「……僕がエヴァに乗ってなかったら、マリだって、きっと……」

マリ「うーん」

シンジ「……」

マリ「……ね、わんこ君」


シンジ「……なに?」

マリ「匂い、嗅がせてよ」

シンジ「な、なに言ってんだよ! ダメだよ!」

マリ「なんで?」

シンジ「だ、だって……匂い嗅ぐなんて、そんなの……」

マリ「そんなの?」


シンジ「と、とにかく! そんなのよくないよ!」

マリ「ふーん……」

シンジ「うん……」


マリ「スキありっ!」ガバッ

シンジ「うわっ!」

マリ「うーん……」クンクン

シンジ「離してよっ!」

マリ「わんこ君、LCLの匂い、あんまりしなくなっちゃったね」クンクン

シンジ「だから、言ったんだよ! やめてよ!」


マリ「……でも、これ、嫌いじゃないよ」クンクン

シンジ「……え」

マリ「んふふー、わんこ君の匂いだねぇ~」

シンジ「……う、あ」

シンジ「は、離せよっ!」ドンッ

マリ「あいたっ!」


シンジ「あ……」

マリ「つっつつ……」

シンジ「ご、ごめん、大丈夫……?」

マリ「う、ううう……」


シンジ「あの、その」

マリ「やぁっ」ガバッ!


シンジ「!」

シンジ「……!!」モガモガ

マリ「やーん、わんこ君が私の服の中に顔突っ込んでくるー」ギュー


シンジ「うぐぐ!!」

マリ「男は狼なのよー、気を付けなさ―い」ギュー


シンジ「んー! んんー!!」

マリ「年頃になったならー、つつしみなさーい」ギュー



シンジ「―――つつしめよ!!」スポッ

マリ「ありゃ」

シンジ「……はぁっ、はぁっ」

マリ「……」

シンジ「……なんなんだよ、もう……」

マリ「……」


マリ「わんこ君、わんこ君」

シンジ「……今度は、なに?」



マリ「おっぱい、ぼよーん」ポロッ

シンジ「―――ぶっ!」

マリ「やーん、わんこ君におっぱい見られちゃったー」

シンジ「見せたんじゃないかよ!!」

マリ「男って、ほんとに怖いね―」

シンジ「女の方がよっぽど怖いよ!!」


マリ「あはは! わんこ君をからかうのは面白いなぁ!」

シンジ「もう、やだよ。誰か助けてよ……」

マリ「あははははは!  ……はぁー」

シンジ「……?」


マリ「ムラムラしてきた」

シンジ「えっ」

マリ「どうしよう。姫に悪いかな」

シンジ「まず僕に悪いだろ、近づくなよ」


マリ「ん、でも、据え膳食わぬは高楊枝って言うし」

シンジ「なんか色々間違ってるよ、あと近づくなよ」


マリ「味見くらいなら? いいかもしれないし?」

シンジ「訳わかんないこと言うなよ、だから近づくなよ」


マリ「ごめんよ、わんこ君。……せめて、優しくするから」

シンジ「近づくなよ!! 眼が怖いよ!!」

シンジ「はぁっはぁっ…もうマリ……!」パンパン

マリ「あっ、わんこくんだめっ…姫が隣できいてるよぉ~っ//」

シンジ「ハァハァ…か、カンケーないよ!そんなのっ……!はぁっはぁっ…」パンパン

シンジ「うっ!!」ドクンッ!!

マリ「あっ な、ナカにっ……」



アスカ「…………」

アスカ「……」クチュクチュ

みたいなの期待してたんだが・・・

マリ「いただきます!」ガバッ

シンジ「や、やめ……!!」


マリ「剥くよ? 剥くからね? わんこ君??」

シンジ「服を破かないでよ!! 離してよ!!」


マリ「いやー、もう一生離さない可能性もあるよ?」

シンジ「そんな可能性ないよ!!」


マリ「ああー、すっごい匂い。たまんないにゃー」

シンジ「顔埋めないでって……あああ!!」

マリ「……ねぇ、わんこ君」ピタ

シンジ「へ、な、なに?」

マリ「噛んでいい? 首筋、歯型つけていい??」

シンジ「だ、駄目に決まってるだろ、そんなの!」


マリ「問答無用!」カプッ

シンジ「……あいたぁ!」

マリ「わらひは ひゅうへつひ らったのら」チュー

シンジ「痛い痛い痛い痛い!!」

アスカ「―――ちょっと、コネメガネェ!!」



マリ「あ、ひめ」

シンジ「……うっう」グスッ



アスカ「……」

マリ「……あれぇ、私、やっちゃったかな?」

綾波まだー?

アスカ「……あんた、なにやってんのよ」

マリ「んー……マーキング?」

アスカ「……なんで、ガキシンジはパンツ一丁なのよ」

マリ「そりゃー、これから全身を歯型だらけにだねぇ」


アスカ「……」

マリ「……したかったん、だけど……ねぇ……」

アスカ「……」

マリ「……」


シンジ「うっうっ」グスグスッ

アスカ「あんた、知らないわけじゃないでしょ?」

マリ「なにを?」

アスカ「……この部屋、監視カメラ、ついてるの」

マリ「あー、そうだったねぇ」


アスカ「……」

マリ「んー……カメラ、これだっけ?」

アスカ「……そうだけど」

マリ「そっかぁ」


マリ「男性クルーのみんなぁ! 私で抜くのはこれっきりにしてねぇー」フリフリ

アスカ「―――コネメガネェ!!」

むしろシンジが一番かわいい可能性が?

アスカ「アンタってやつは……!」

マリ「姫、怒りっぽすぎ」

アスカ「説教よ! ついてきなさい!」

マリ「またかぁ……へいへい」


マリ「あ、その前に、わんこ君」

シンジ「な、なんだよ」ビクッ

マリ「エヴァに乗ってない君を必要としてくれる人、きっと現れるからさ」

シンジ「……」

マリ「それまでは、私のおっぱいでも思い出しながら、頑張んな」

シンジ「……」

シンジ「……」

シンジ「良い感じのこと言われても、ぜんぜん心に響かないよ」


シンジ「……」

シンジ「……」

シンジ「…………おっぱい」


シンジ「……」

シンジ「……」

シンジ「……ううううううううう」ジタバタ



終劇(真)

安心のジタバタオチ。
正直、マリさんはビッチしか思いうかばなかってん。
収集つかなくなる前に畳んで逃げる。

>>167
清楚なマリって・・・ありだと思います

戦隊物ならピンクってヒロインだよなあ
それだとアスカが真ん中だけど

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom