オーキド「そこに3匹のイーブイがいるじゃろ」3 (32)


年も明けたのでダラダラ再開します。

1スレ目 オーキド「そこに3匹のイーブイがいるじゃろ?」
オーキド「そこに3匹のイーブイがいるじゃろ?」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1280238781/)
2スレ目 オーキド「そこに三匹のイーブイがいるじゃろ?」2

2スレ目からの続きです。

オーキド「そこに3匹のイーブイがいるじゃろ」 保管庫
http://datlog.web.fc2.com/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1388596179


サトシ「さてと……今までを少し振り返るか…」

サトシ「俺はマサラのサトシ10歳、オーキド博士からイーブイ(笑)を貰ってマサラを旅立ち」

サトシ「多くの出会いと別れを繰り返して(主にポケモン交換で)」

サトシ「8つのバッジを(不正をしつつ)ゲットした俺はポケモンリーグセキエイ大会に挑んだ」

サトシ「が、惜しくも決勝リーグ1回戦で(俺よりも不正を行った奴に)敗退し…」

サトシ「心機一転、現在はオレンジ諸島のオレンジリーグに挑戦中だ!」

サトシ「そして今」

サトシ「俺はナツカン島のナツカンジムのジムリーダーであるアツミに勝負を挑んでいる最中なのであった…」

リーフィア「フィィーイ、フィ(それだけ聞くと物凄くまともな旅をしてきたみたいに聞こえるわね、アニメ版みたい)」

シャワーズ「シャァァ(でも嘘は言ってないですよ?)」

ブースター「ブゥ(確かに的な意)」


★―――ナツカンジム

アツミ「それで、先鋒はラプラスでいいのよね?」

サトシ「あぁ!頼んだぜラプラス!」

ラプラス「ラァァ!(お任せください!)」

リーフィア「フィ、フィィ?フィーン(ねぇ、ラプラス何かに任せていいの?ここはワタシの方が)」

サトシ「まぁ見てろって、いいかラプラス?こういう勝負はな(ラプラス、聞こえるかラプラス…)」

ラプラス「!?」

サトシ「先に動いた方が負けなんだぜ(聞こえたら返事をくれ、ラプラス)」


ラプラス「!?(気付いたのですね)」

サトシ「………(やっぱりお前、念話ができたのか)」

ラプラス「………(はぃ…)」コクリ

リーフィア「フィー、フィ~イィ(先に動いた方が負けって、まぁ~た適当なことを)」

サトシ「よく分からないと思うが…俺の指示通りに頼むぜ(ラプラス、先手必勝でいくぞ?)」

サトシ「(俺の指示に着いてこれるか?)」ニヤッ

ラプラス「クゥ!(はい!)」コクリ

アツミ「それじゃあいくわよ(先に動いた方が負け、ね)」

アツミ「センタ、準備をお願い………(残念だけどその理論じゃこの試合は勝てないわよ)」

センタ「あいよ!」ポチッ!

■空缶の早撃ち対決

アツミ「7本の空き缶を多く打ち倒した方の勝ちよ」

サトシ「OK、さっさとやろうぜ」

センタ「いくぜぃ?……試合開始!」

アツミ「先手必勝よ!シードラ!みずてっぽう!」

シードラ「ドゥゥ!!」

サトシ「ラプラス!撃て!(2連射後、再度2連射『みずてっぽう』だ!)」

ラプラス「ラァァ!」ドシュー!ドシュー!

___カン!カン!


アツミ「ッ!?、シードラ!4連射で『みずてっぽう』!(速い!?しかも指示の短縮!?)」

シードラ「!?、ドゥ!」ズゥ!

サトシ「4連!?ラプラス!次弾発射だ!(チッ、今のラプラスじゃ2連が限界、間に合うか!?)」

シードラ「ドゥゥゥ!」ドビュー!ドビュー!ドビュー!ドビュー!

___カン!カン!カン!

ラプラス「ラァア!(間に合って!)」ドシュー!ドシュー!

________ッカァン!

リーフィア「フィィ…(最後の缶は…)」

アツミ「どっちが…」

サトシ「当てた…?」


センタ「そこまで!……両者同点!兄ちゃんなかなかやるじゃん」

サトシ「クソ!、間に合わなかったか…」

サトシ「でも良くやったラプラス!これからも頼むぜ!」

ラプラス「クゥゥ!(はい!)」

サトシ「初バトルなのに凄いぜ!」

ラプラス「クゥ///」

アツミ「やるわね……(試合前の会話と指示内容…この子、どこまでポケモンと通じ合ってるのかしら…)」ゴクリ

リーフィア「フィ、フィ~ィン…(あの2人、なぁ~んか嫌な感じがする…」

ブースター「ブゥゥ・・・(不機嫌の意)」

シャワーズ「シャーァ…(え?何このポジションを取られた感…)」


アツミ「なかなかやるわね…今度は動く標的よ!センタ!」

センタ「おっけ!」ポチッ!

―――ウィ~ン!

サトシ「動く標的…なんだ?」

アツミ「シードラ!用意は良い?」

シードラ「ドゥゥウウ!」

アツミ「センタ!お願い!」

センタ「おけぇ!皿射出!」ポチッ!

―――プシュ!シュルシュルシュル~!

アツミ「シードラ!『みずてっぽう』!」

シードラ「ドゥー!!」ブシュゥ!

―――パリン!

アツミ「今度はトリプルよ!」

―――シュルシュルシュル~!

シードラ「ドゥゥゥー!!」ブシュゥ!ブシュゥ!ブシュゥ!

―――パリン!パリン!パリン!

アツミ「さぁ、次は坊やの番よ!」


サトシ「…命中率を競うってわけか、ラプラス!(聞こえるか!ラプラス!)」

ラプラス「クゥ!(はい!)」

サトシ「落ち着いて狙うんだ!(ねんりきは使えるか?)」

ラプラス「クゥ!(はい!、覚えたてですが…)」

サトシ「ならやる事は決まったな…クククククッ!」

リーフィア「フィ!(ひぃ!)」ゾクッ!

ブースター「ブゥウ?(どうしたの?的な意)」

リーフィア「フィィ、フィーィイ(何か寒気がしたわ、ブー子、近づいて暖めて)」

ブースター「ブゥ!」スリスリスリ

シャワーズ「シャァ(仲良しだね)」

リーフィア「フィーィ(シャワーズもこっち来なさい)」


フィィー!ブゥー!シャァー!

サトシ「ん?あいつら、俺らが戦ってるのにじゃれ合ってやがる」

アツミ「よそ見とは余裕ね…始めるわよ!」

サトシ「あぁ!正々堂々バトルしようぜ!(早く試合を終わらせてブースたんとペロペロしてやんぜ!)」

ラプラス「………(サトシさん、私には心の声が聞こえてます……)」ジトォー

サトシ「ん、どうしたラプラス…っ!そうか心の声が…分かったぜラプラス!」

ラプラス「クゥゥ?(自嘲してくれるのかな?)」

サトシ「早く試合を終わらせてブースたんとペロペロしてやんぜ!(あぁ!正々堂々バトルしようぜ!)」

ラプラス「……(やっぱりダメだこの人)」


―――プシュ!シュルシュルシュル~!

サトシ「『みずてっぽう』!」

ラプラス「ラァ!」ブシュウー!

―――パリン!

サトシ「いいぞラプラス!」

アツミ「…やるわね、でも次は3枚同時、坊やのラプラスに全て撃ち落とせるかしら?」

サトシ「なら、一気に3枚撃ち落とすまでだぜ(次は3枚同時だ、射出と同時に『ねんりき』で三枚を同じ軌道に誘導しろ!)」

ラプラス「ラァ!(はい!)」

―――プシュ!プシュ!プシュ!、クルクルクル…

アツミ「!?」

サトシ「ラプラス!『みずてっぽう』!」

ラプラス「ラァァァ!」ブシュウウ!

―――パリリン!!

サトシ「よっしゃぁ!3枚落ちだぜ!(ナイスだぜラプラス!)」

ラプラス「ラァ!(お役に立ててうれしいです!)」

センタ「……なぁねぇちゃん、皿の軌道おかしくなかったか?」

アツミ「………(機械の故障……?)」

サトシ「さぁ!勝負は互角だぜ?どうすんだ?」


センタ「やっぱりおかしくねぇ?」

サトシ「おい、イチャモン付けんのかよ、そっちが決めたルールだぜ?」

アツミ「……そうよね、坊やの言う通りだわ」

センタ「姉ちゃん!でも!」

アツミ「心配しないの、第1回戦は引き分け、次で決着を付けましょう」

アツミ「……(次はなみのり対決、小細工は不可能、見極めさせてもらうわ)」

サトシ「望むとこだぜへへっ!(ラプラス、次の試合内容は分かるか?)」

ラプラス「クゥウ!(なみのり対決みたいです!)」

サトシ「良い子だなラプラスは…(なみのり対決か…)」ナデナデ

ラプラス「クゥゥ///」

リーフィア「!」イラッ!


リーフィア「フィィーイ!(試合のやり直しを要求するわ!)」

ブースター「ブゥゥ!(激しく同意!の意)」

サトシ「いや、なんでお前らがそっち側なんだよ」

リーフィア「フィィ、フィィイ!(やっぱり変、サトシがあんなにポケモンに懐かれるなんて絶対に何かある!)」

ブースター「ブゥブゥ!(断固抗議する!の意)」

サトシ「お前らは誰の味方なんだよ」

リーフィア「フィィー!(シャワ子も言ってやりなさい!)」

シャワーズ「シャ?…シャァ、シャt(え?…お兄様、ボクもなでt)」

サトシ「ん?シャワーズか…そうだな、次の試合はシャワーズ、君に決めた!」

シャワーズ「シャァア!(お兄様の為に頑張ります!)」

サトシ「おう、頼んだぜ…しかし凄いやる気だが…」

サトシ「……(何かシャワーズとラプラスキャラ被ってるな…)」

アツミ「念のため…後でポケモン協会で彼について問い合わせしてみようかしら…」ボソ


○..........浜辺..........

サトシ「なみのり対決か…ベトベトンさえ居れば楽勝なんだが」

リーフィア「フィィ~イ(手ごろな水ポケ2体も連れてる癖に世迷言を)」

シャワーズ「シャ・・・シャァーァ(僕……ベトベトンさんに負けないようにもっともっと頑張らなきゃ)」

ブースター「ブゥゥ!(頑張る!の意)」

リーフィア「フィ、フィィ(こらこら、妄言を真に受けない)」

ラプラス「・・・・・・…(妄言・・・・・・違う)」

サトシ『なみのり対決か…ベトベトンさえ居れば楽勝なんだが(なみのり対決か…ベトベトンさえ居れば楽勝なんだが)』

ラプラス「………(サトシさんは本気でベトベトンさんが居れば勝てると信じてる)」

ラプラス「………(サトシさんがここまで信頼するベトベトンさんってどんなポケモンなんだろ)」ジィー

サトシ「…ん、どうしたラプラス…なんだ、俺に惚れたのか?」ナデナデ

ラプラス「クゥッ!……クゥ、クゥ~ゥ!(違っ!・・・…わ、私もガンバリます!)」

リーフィア「フィィィーイ」ピカァァ!

―――ドォォン!!

サトシ(瀕死)「……りーふぃあや」

サトシ(瀕死)「ニコポ(ニコっと笑いかけると相手は惚れる)、ナデポ(ナデナデすると相手は(ry)は男のロマンなんやで…」

リーフィア「フィィーィ(これそういうssじゃないから)」ニコッ

サトシ(瀕死)「ひぃぃ!」ガクブル!

シャワーズ「シャァ、シャーァ(リー姉さま、ホラーでもないよ)」


サトシ「そんじゃ頼んだぜシャワーズ」

シャワーズ「!、シャァア!」コクリ

アツミ「坊や、ケガを言い訳にしないでよね!カメックス!」

カメックス「ガァーメッ!」ドシン!ドシン!

サトシ「するかよ…文句つーか、愚痴りたいのはジム戦で初めて食らったダメージが味方からでしかもトレーナー(俺)がって事くらいカナ」

シャワーズ「シャ…シャァ…シャァア…(お兄様…あのカメックス…すごく大きいです…)」

カメックス「ガァメ!」ドヤッ!

シャワーズ「シャァ……(何故か負けた気がする…)」

サトシ「相手はカメックスかよ、ウサギ対カメ……じゃなくて、人魚対カメか、勝負は決まってるぜ」

アツミ「自信満々なのは結構だけど…そう上手くいくかしら」

センタ「準備はいいか…?…よーい…」ボチッ!

―――ドォオン!

サトシ「いくぜシャワーズ!ウェーブレースでの特訓を思いだせ!」

シャワーズ「シャァア!、シャァーア?(はい!って、ウェーブレースってなんですか?)」

○..........浜辺..........

ブースター「ブゥ!!(頑張って!的な意)」

リーフィア「フィ、フィィ(ブー子、心配なのは分かるけど大丈夫)」

ブースター「ブゥゥ?(でもどうして?的な意)」

リーフィア「フィィーィ(サトシはマサラタウンのウェーブレース大会で準優勝まで進んだ実力者なんだから)」

ラプラス「………(それってどの位凄いのかな…?)」


アツミ「いくわよ!カメックス!」

カメックス「ガァメェェ!!!」

サトシ「行けっえ!シャワーズ!」

―――ザバァァァァァァァァン!!!

アツミ「アタシのカメックスに着いてこれるかしら」チラッ

サトシ「おいおい、俺はビンヌのビッグウェーブを制覇した男だぜ?」

アツミ「ビンヌのビッグウェーブを制覇したですって!?」

サトシ「見せてやるよ!シャワーズ、水面ギリギリの所まで潜るんだ!」

シャワーズ「シャァーブクブク(え?潜水?)」ズサァァァァア!!!

サトシ「いいぞ!(ちょっとした水面歩行気分だぜ!)」

サトシ「……(何だこれ水の抵抗が強まっただけじゃね?)」

サトシ「……うわっす!」ヨロッ!

―――ザァーボォン!

○..........浜辺..........

リーフィア「フィイ!(サトシ!)」

ブースター「ブゥーウ!(助けなきゃ!的な意)」アタフタ!

センタ「あはははは!ダッセェ!落ちてやんの!姉ちゃんの勝ちだ!」

リーフィア「………………」ギロッ!

ブースター「………………」ギロッ!

センタ「ひぃい!いや!!勝負はまだ始まったばかりさぁ!!!(何コイツら、ちょーこぇー…)」ガクブル

~~~~~~
~~~~~
~~~~
~~~

ここは…俺は一体…

そうだ…確か…海に落ちたハズじゃ…

…恐怖は感じない? むしろ暖かくて…安心を感じるとは…

お兄さま………お兄さま………

シャワ子か!…そうか!?ここはシャワーズの夢…シャワーズの心を映した世界…

さしずめS(Showers)のフィールドって所か……

……(正しくはVaporeon(ヴェイポリオン)だからVのフィールドですお兄様…)

お兄さまがいきなり飛び込んできたからビックリしました…

なるほど…今の状態は…水に蕩けたシャワーズと一体になっているって事だな…

たしかに図鑑で見た記憶があるな…シャワーズは水に蕩けるって…

蕩け……お兄様!今の僕はお兄様のイメージ通りの形になれます!

俺のイメージ通りの形になれる…?

はい!何でもイメージして下さい!あのカメックスより速い生き物でも乗り物でも!

そうか!俺のディグダを包み込む程よいマダツボミをイメージできれば…!

俺は新しい世界への扉の鍵は知らないうちにゲットしていたのか…!?

………お、お兄様が望むなら……///

うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!………!?

………………………………………

………………………………ふぅ…


○~~~~直線コース~~~~

アツミ「ちょっと~水没?…大丈夫かしら?」

―――ブクブクブク

アツミ「……坊やには悪いけどこれで勝負アリみたいね」

カメックス「カァーメェッ!!!」ズサァァァァ!

~~~ザバァン!

アツミ「あら?、無事のようね、でももう遅いわよ!こっちはもうじき折り返し地点に…」クルッ

サトシ「うおおおおおおおおおおお」バシャバシャバシャバシャ

アツミ「え?」

サトシ「うおおおおおおお」バシャバシャバシャバシャ

アツミ「水面歩行!?どうやって走ってるの!?」

○..........浜辺..........

リーフィア「フィイ!フィィーィ!(サトシが!サトシが水の上を走ってる!)」

ブースター「ブ、ブゥ!(こ、今度はどんな不正を?的な意)」

センタ「あの兄ちゃん忍者だったのかよ!?」

リーフィア「フィ!フィィ!フィーイ!(いえ!よく見て!サトシの前をミニ四駆が走ってるわ!)」

センタ「っ!!…マジかよ…シャワーズが水に溶けて自由に姿を変えて」

センタ「ミニ四駆の形に…しかもハリケーンソニックと」

センタ「周辺のコースの一部にまで姿を変えて、兄ちゃんはその上を走っている…」

センタ「とでも言うのだろうか………」

リーフィア「フィィー?(アンタ何言ってるの?)」


○~~~~コーナー~~~~

カメックス「カーメェ!」

~~~ズシャァァァッッ!!

アツミ「!、しまった!気を取られて減速が遅れた!」

~~~ズサァァァァァアアアア!

サトシ「コーナーでそれはオーバースピードだぜ!詰めるぜシャワーズ!」

トロケタシャワーズ「………」ヌルヌル~

サトシ「いけぇ!ハリケーンシャワーズ!ハリケーンパワードリフト!」

~~~キィィィィィィィン!!!

○..........浜辺..........

リーフィア「フィィ!(なんてドリフト!)」

ブースター「ブーウ!(驚愕!的な意)」

センタ「すげぇよ兄ちゃん!オツキミ山(サン)の下り最速かよ!」


○~~~~直線コース~~~~

サトシ「形勢逆転だな!サザンクロス西の☆さん?」キラッ!

アツミ「ッ!コーナーではロスったけどこの直線で終わりよ!」

カメックス「カァ~メェ!」

アツミ「……(悔しいけど…良い腕ね…コーナーを立ち上がるあの後ろ姿、得もいわれぬ余韻がある…)」

アツミ「……(自分のポケモンを手足の様に操る域に達したトレーナーのポケモンにはオーラが漂う)」

アツミ「……(坊やのシャワーズにもオーラが…)」

トロケタシャワーズ「………」モーターブーーーン!

アツミ「……(負のオーラが漂ってるわね…)」

サトシ「俺のシャワーズがコーナーだけのシャワーズだと?」

サトシ「いいぜぇ!お次はこいつだぁ!」

サトシ「いっけえぇええシャワーズ!マグナムトルネードォォ!!!」

トロケタシャワーズ「グルグルグルグルグル!!!!」

~~~ズバァァアアア!!!!

アツミ「!?」

○..........浜辺..........

センタ「な、なんだよアレ!」

リーフィア「フィ!フィィー!!(凄い!蕩けたシャワーズが水になってサトシを中心に回転してる!!)」

ブースター「ブゥ!」

センタ「だけどスピードは変わってねぇし相変わらず兄ちゃんは走ってるぜ!」

リーフィア「フィ…フィィ!(待って…あれは師匠の!)」

リーフィア「……(サトシ…ついにあの技を…流派、マサラ不敗の奥義を使うのね…)」ゴクリ


○~~~~直線コース~~~~

アツミ「見た目は派手だけどスピードが上がった訳じゃないみたいね」

アツミ「カメックス!追い抜くわよ!」

カメックス「カェーメッ!」

サトシ「どうかな」

アツミ「!!!!」

サトシ「いくぜ!これぞ奥義!超級 覇王 電影 だぁぁぁああん!!!」

渦シャワーズ「ギュギュギュギュギュギュギューーーン!!!」

~~~ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

アツミ「海が割れた!!!」

カメックス「!!!」

サトシ「はぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!」

水シャワーズ「シャァアァアァァアアアア!!!」クルクルクルクル


○..........浜辺..........

ズシャアァァァァァ~~~!ドオオオン!!!

アツミ「は、浜に突っ込んだ………完敗ね」

―――シュ~~~~

サトシ「……我、青き衣(シャワーズ)をまといて、金色の野(砂浜)に降り立つ…」フッ

___トコトコトコ

チビシャワーズ「シャァー!(やったねお兄様!)」

サトシ「あぁ!練習したかいがあったな、お前のおかげだぜ」ナデナデ

チビシャワーズ「シャァ~///(ナデて貰えた///)」

リーフィア「フィィ!フィーィ(なんでアンタちっこくなってるのよ!てかウェーブレースとはなんだったのよ)」

サトシ「スターイーブイ34と並ぶ名作の1つだ…」

アツミ「お待たせ…」

サトシ「やっと来たか」

アツミ「…最後のアレ…というより全体的に説明して欲しんだけど」

サトシ「勝敗は…俺のシャワーズの特性、蕩けるが発動した結果だな」

アツミ「特性の蕩ける…?(ポケモンにはそれぞれ固有の特性があるのは知ってるけど)」

アツミ「………(蕩けるなんて特性聞いたことがないわね…)」

サトシ「まずシャワーズがなみのりをして自分の体を崩す、俺は足踏みをしてそれを手伝う」

サトシ「んで、完全に蕩けきり、さらに俺の煩悩が飛び散った後はこっちのもんだ」

サトシ「水その物になったシャワーズがベイブレードのごとく俺を中心に回転する」

サトシ「そしてそいつを傾けて一気に電影弾で移動したのさ」

サトシ「これが長年のデータから編み出した俺の最速理論だ!」

アツミ「…なるほどね(全く意味が分からない…)」


センタ「やっぱり兄ちゃんはオツキミ山(サン)最速の走り屋なのか?」

サトシ「ははっ!ちげーよ!俺はマサラの下り(トキワシティからマサラへ向かう一番道路の下り道)最速だぜ!」

リーフィア「フィィーィ?(サトシの場合はマサラのじゃなくて人生の下り坂じゃないの?)」

ブースター「ブゥ(同意)」

サトシ「お前らなぁ…俺は3歳でサイクリングロードをも制覇した男なんだぜ?」

リーフィア「フィー?(なにで制覇したのよ?)」

サトシ「三輪車ですが?」キリッ!

リーフィア「フィィ(笑)、フィィーィン(ワロッシュ(笑)、ソノウソホン●とかでも使わない限りありえないわ)」

サトシ「あぁー思い出すなぁ…今はどうかしらんが昔は治安が悪くてな」

サトシ「暴走族っぽい学生がチェーンをブーイブイブイブイブーイって振り回してたり」

サトシ「補助輪を着けた学生が高笑いしながら走り抜けてたぜ……」

リーフィア「フィーィ!(そんな学生が居る訳ないじゃない!)」

ブースター「ブゥウ!(激同!の意)」

サトシ「やれやれだぜ、珍しく本当の事を言えばこれだぜ?」

シャワーズ「シャァーァ(普段の行いのせいです)」キッパリ

ラプラス「……(サトシさん、ホントの事言ってるのに…サトシさんは今までどんな嘘をついてきたんだろ…?)」


アツミ「私の負けね、まさか水面歩行したり水を纏って波乗りするなんて思わなかったわ」

センタ「でも兄ちゃん本当に人間かぁ?」

サトシ「そのセリフは聞き飽きたぜ」

リーフィア「フィィーィ?(それ人間として聞き飽きちゃいけないセリフじゃない?)」

サトシ「純粋なポケモンかどうかも怪しい奴が何をいうか」

アツミ「流石、ポケモンリーグセキエイ大会でベスト16位に入っただけの事はあるわね」

サトシ「まぁな…ところで、ベスト16位に負けるジムリーダーってどうなんだ?」

アツミ「………これが私に勝った証、サクラバッジよ」キランッ!

サトシ「サクラ貝?安っぽいな…ま、離れ小島の地方リーグだとこんなもんなのか」

アツミ「そう、オレンジリーグのジムバッジは貝殻なの」

サトシ「へぇ、よく見ると綺麗だな、一生の宝物にしたいくらいだぜ!」

リーフィア「フィ、フィー?(サ、サトシ…?)」

アツミ「距離的に…次はネーブル島にあるネーブルジムね」

サトシ「けなしても褒めても無視される…もう大人なんて信用しない!」

アツミ「………(もう考えるのも疲れたからさっさと立ち去って欲しいんだけど…)」

リーフィア「フィィーィ(サトシが大人を信用した事なんてあったっけ?)」

サトシ「………………………たまにあるさ」チラッ

ブースター「ブゥ?」コクッ?

リーフィア「フィイ?フィィーィ?(サトシ?さっきからコミュ力が零地点突破してるけど大丈夫?)」

シャワーズ「シャァーァ(リィ姉様、それはお兄様にとっては平常運転です)」


サトシ「ふへっ、もう我慢できん!今のこの勢いなら行ける!俺はブータンにちゅっちゅするぞ!」ガバァ!

ブースター「ブゥゥ///(キターーー!的な意味)」

リーフィア「フィー、(ブー子から、)」ピカァァァァ!

シャワーズ「シャァーッ(離れてくださいね、お兄様)」ピキィィィィ!

サトシ(凍)「な”!?」

リーフィア「え……」シュゥ~

シャワーズ「…………(浮気はダメですオニイサマ)」ニコニコ

リーフィア「フィ、フィーィ、フィーン…(シャ、シャワ子、アンタがサトシに攻撃するなんて…)」

シャワーズ「………………」ニコッ!

リーフィア「…………(やだ、この子アタシの知ってるシャワーズじゃない…)」

ブースター「ブゥゥ……(がっかり…的な意)」

■ラプラスの上

サトシ「このオレンジリーグのガイドブックによるとだな…」

サトシ「ネーブル島にあるネーブルジム」

サトシ「ユズ島にあるユズジム」

サトシ「リュウチン島にあるリュウチンジム」

サトシ「あと3つのジムバッジをゲットすりゃウィナーズカップに挑戦できるぜ?」

リーフィア「フィィー?(じゃあ次は一番近いって言ってたネーブル島に行ってバッジ奪うの?)」

サトシ「いや、次はな…キンカン島
という島を目指す」

シャワーズ「シャア、シャァー?(お兄様、どうしてですか?)」

サトシ「今のラプラスに俺たちを乗せて長距離の波乗りは無理だろ?」

サトシ「だから色んな島を経由して戦力を増強しつつオレンジリーグ制覇を目指すってわけだ」

シャワーズ「シャア!シャァァ!(流石お兄様!よく考えてますね!)」

サトシ「だろ?シャワーズ、お前はよく分かってる奴だな」ナデナデ

シャワーズ「シャァーァ!///(お兄様と旅ができて幸せです///」

ラプラス「………(サトシさん、リーフィアさんとブースターさんとシャワーズさんを)」

ラプラス「………(モンスターボールに入れて頂けたら長距離も可能です…とは言えない雰囲気に)」

リーフィア「………………」ジィ


リーフィア「フィィー?フィィ?フィーィ?(何で会話がかみ合ってるの?通じ合ってるの?いつの間にあんなに距離縮まったの?)」

ラプラス「……………(やっぱり、波乗り勝負の時のアレが原因なんでしょうか…暫く念話は使わない様にしないと…///)」ジィ

リーフィア「………フィ、フィィ?(………ねぇ、ラプラス?アナタ何か知らない?)」

ラプラス「ク、クゥゥ………(わ、分かりません…言えない…サトシさんとシャワーズさんが一体となってサトシさんが賢者に至ったからだなんて…)」

リーフィア「フィー…フィィ(なるほど…そういう事だったのね)」

ラプラス「!?」


リーフィア「フィーィィ…(サトシとシャワ子が精神世界で創性合体していたんてね…)」ゴゴゴゴッ!

ラプラス「ク、クゥゥ!?クゥーン!?(ど、どうして分かったんですか!?まさかリーフィアさんも念話が使えるんですか!?)」

リーフィア「………フィ、フィー?(………アンタ、気付いてないの?)」

リーフィア「フィィィーィィ?(念話と同時に普通の声出してる時、それ普通の声に念話の声も含まれてるよ?)」

ラプラス「」

リーフィア「フィイ…フィーイ(サトシ…アンタにはウォールローゼ(種族の壁)は超えられても)」

リーフィア「フィーィ!(ウォールシーナ(性別の壁)は超えられないって事を教えてあげるわ!)」ゴゴゴゴゴッ!

ブースター「ブゥウ?(ウォールマリアは?的な意)」

リーフィア「フィーン…フィイー…フィー…(ウォールマリア(年齢の壁)は…既にサトシは突破しているわ…サトシがアイと出会った時にね)」


★キンカン島

サトシ「やっとついたな…ここがオレンジ諸島の商業都市だ」チラッ

リーフィア「…………」ツーン!

サトシ「リ、リゾートって感じじゃないな…ま、ビジネス街と工場だらけの島だからか」

シャワーズ「シャァ!(発展した島なんですね!絶賛ハッテン中のお兄様に相応しいしまですね!)」ジィ

サトシ「お、おう!(なーんかシャワーズの視線が怖い気がするぜ!)」

ブースター「ブゥゥ?(ハッテン厨?的な意)」

リーフィア「フィ、フィィィー?(それで、あのビル群をすべて破壊すればいいのね?)」ピカァァァァ!

サトシ「待て待てって、何で臨戦態勢なんだよ…(リーフィアはなぜか機嫌が悪いし)」

サトシ「お?あれは・・・決して、万に1つもとしてありえない、モンスターボールと間違えようがないビリリダマだな…」

―――やめろビリリダマ!

―――よせコイル!モンスターボールに戻れ!

サトシ「ん?あいつら…随分と過激なスキンシップをとってるな」

サトシ「お前らもドンッ!と俺の胸に飛び込んで来てもいいんだぜ?」

リーフィア「フィィー!(シャワ子とどこまでイったのよ!)」ピカァァ!

ブースター「ブゥゥー!(滅殺!の意)」ボォォウ!

シャワーズ「シャァァー!(僕はウケでタチでもどっちでも(ry!)」ピキィィィィ!

―――ドォォン!

―――サトシ は 99999ポイントの ダメージを うけた!

___ダッダッダッ!

―――サトシの リーフィアは にげだした!

___ダッダッダッ!

―――サトシの ブースターは にげだした!

___ダッダッダッ!

―――サトシの シャワーズは にげだした!

サトシ(瀕死)「…俺の胸にイッパイ飛び込んできたよ」ボロッ

ジュンサー「遅かったか…」

ゴース「ゴォ~ス!」

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