ロックマン「たまには外に出ようよ和斗くん!」俺「うっせえな」 (57)

ロックマン「ずっと家の中に居たら身体に悪いよ」

俺「関係ねーだろ」

ロックマン「和斗くん・・・」

ロックマン「和斗くん、何してるの?」

俺「ウラインターネットだよ」カチカチ

ロックマン「そんな・・・危ないよ!」

俺「んだよ黙れよ!」

ロックマン「和斗くん・・・」

俺「あー荒らすの楽しいwwwwww」

ロックマン「和斗くん!ダメだよそんなことしちゃ!」

俺「オフィシャルもいねーしバレねえよ」

ロックマン「でも、和斗くん何かあったら僕・・・!」

俺「あークソうぜえなプラグアウトすりゃいいんだろ・・・」

ロックマン「和斗くん、メールだよ!」

俺「誰から?」

ロックマン「えっと・・・NO NAME・・・名前書いてないね」

俺「いいから見せろよ」

「オマエ ハ ヤリスギタ」

俺「・・・」

ロックマン「和斗くん・・・?どうしたの、顔色悪いよ」

俺「・・・何でもねーよ、どうせイタズラだろ」

ロックマン「あれ、和斗くん・・・着替えてる・・・もしかして外に出るの?」

俺「悪いかよ・・・」

ロックマン「ううん、嬉しいよ」

俺「デンサンシティでゲーム予約するだけだから・・・ほら行くぞ」

ロックマン「あ、うん!」

ロックマン「見てみて、和斗くん!」

俺「はあ・・・別にバスなんて珍しくねーだろ」

ロックマン「だって和斗くん、滅多に外に出ないでしょ!」

俺「はあ・・・」

「乗客の皆さんへお知らせです」

俺「なんだ?」

「オートドライブシステムに異常が発生したためバスの自動運転が・・・」

ロックマン「そ、そんな!」

俺「なんなんだよ!止まらないって!」

ロックマン「マズイよ和斗くん!このまま走ると他の車に衝突する・・・!」

俺「まさか・・・昨日のあのメール・・・?」

ロックマン「どうやら周囲の信号機もおかしいみたいだね・・・」

俺「どうすりゃいいんだよ!」

ロックマン「あの信号にプラグインおねがい!」

俺「プラグイン!ロックマンエグゼ!トランスミッション!」

ロックマン「いたよ!ウィルスだ!」

俺「バトルチップ、メガキャノン!」

ロックマン「よし、止まったみたい!」

俺「クソクソ死にたくない死にたくない・・・」

ロックマン「大丈夫だよ和斗くん!僕が絶対に止めてみせるから!」

俺「ロ、ロックマン・・・」

「お知らせします、バスのオートドライブシステムが復旧したので・・・」

ロックマン「やった・・・やったよ和斗くん!」

俺「あっええと・・・助かった」

ロックマン「それにしてもウィルスなんて・・・誰かが故意にやったとしか思えないよ」

俺「誰か・・・クソォ誰だよふざけやがって・・・ウラなんかで荒らすんじゃなかった・・・デンサンスクエアの掲示板にしとくんだった・・・」

ロックマン「か、和斗くん・・・?」

それから一週間が経った

ロックマン「和斗くん、朝だよ!」

俺「黙れよ寝かせろよ・・・」

ロックマン「和斗くん・・・また前みたいに・・・」

俺「やっぱり外に出るんじゃなかった・・・」

ロックマン(僕は許せないよ、和斗くんをこんな目に合わせるなんて)

ロックマン(僕が犯人を捕まえよう・・・)

俺「ふああああ・・・もう夕方か」

俺「・・・さて、メールチェック」

プログラムくん「メールハアリマセン」

俺「あれ・・・?」

俺「ロックマン?」


俺「ロックマンがいない・・・」

ロックマン「ここがウラインターネット・・・」

ロックマン「犯人はここに来ているのかな・・・」

ヒールナビA「そこのアオいの・・・」

ロックマン「!」

ヒールナビB「見ねえカオだな・・・新入りか?」

ロックマン「は、はい・・・」

ヒールナビC「ならウラのオキテを教えてやるよ」

ヒールナビD「ちょっとイタいかもしれないがな!!」

ロックマン「くっ!囲まれた・・・?」

ロックマン「うぁーっ!」

ヒールナビE「ヒャハハ!弱ぇぞコイツ!」

ヒールナビF「オモテのナビがウラに来るなんて100ネンはえーんだよ!!」

ロックマン「ぐああっ・・・くっ・・・」

ヒールナビA「おい待てよ・・・簡単にデリートしちゃつまんねえだろ・・・」

ヒールナビD「そうだな・・・ゼニーでも巻き上げるか?」

ヒールナビB「いや・・・よく見たらコイツ、カワイイツラしてるじゃねえか」

ヒールナビC「オイオイ男だろ?」

ヒールナビA「オレたちナビにはそんなモノカンケイねぇよ・・・オラッこっち向け!」

ロックマン「うぅっ・・・」

ロックマン「な、なにを・・・するの・・・さ・・・」

ヒールナビB「ナニって・・・こうだよ・・・」

ロックマン「んぁ、ひゃ・・・っ・・・!」

ヒールナビD「オレにも触らせろよ」

ロックマン「や、やめ・・・ぁ!」

ヒールナビF「クソ、なんてやわらけーんだコイツ・・・」

ロックマン「んぁあ・・・そこはっ・・・」

ヒールナビB「ケツがいいのか・・・?オラ!」スパーン!

ロックマン「ひぁああっ!」

ヒールナビB「なんてカオしやがる・・・コウフンするぜ」パン!パン!

ロックマン「ひゃ・・・はぁっ・・・か、和、斗っ・・・くん・・・!」

ヒールナビC「和斗・・・?もしかしてオペレーターか?」

ロックマン「・・・っ」

ヒールナビE「カワイソウに、ナビがこんなコトになってるのに助けに来ないとは」

ロックマン「か、和斗くんは・・・僕が守るから・・・」

ヒールナビF「ヒャハハハ!何言ってんだコイツ!」

ヒールナビA「黙らせるか・・・サンダーボール!」

バチバチバチ

ロックマン「うぁああああっ・・・」

ヒールナビB「いいぜそのカオ、サイコーだ・・・」

ロックマン(おかしいよ・・・僕・・・どうしてこんなにヘンな気持ちに・・・)

ロックマン(犯人を見つけなきゃいけないのに!)

俺「くそっPCのどこにも居ない!」

俺「アイツが勝手にどこかに行く事なんてなかったのに・・・」

俺「文句言いながらもロックマンはいつも俺と一緒だった・・・」

親父「何をしてるんだ」

俺「なんだよ・・・」

親父「働かないで引き篭もってるかと思えば・・・」

俺「・・・」

親父「・・・何かあったのか」

俺「・・・・・・ロックマンが・・・居なくなった」

親父「ロックマンが?」

親父「ニートのお前にはもうナビはいらないだろ」

俺「なっ」

親父「ロックマンが居なくなったのもお前のせいだ」

俺「違う!ロックマンは俺のナビだ、子供の頃から一緒だった!だから!」

親父「・・・お前に話しておくことがある」

俺「な、なんなんだよ」

親父「ロックマンのことだ、お前にも関係がある」

俺「は・・・?」

親父「今この家は何人家族だ?」

俺「・・・3人」

親父「お前が生まれたときは4人だった」

俺「はぁ?」

親父「お前には兄がいた、名前は彩斗」

俺「そんなの聞いてねえよ!ロックマンは・・・」

親父「その兄は幼くして死んだ」

俺「・・・だから何だよ」

親父「ロックマン.exeはその彩斗のDNA構造を使って作り出したナビだ」

俺「!!!???」

親父「悪いな、今まで黙っていて」

俺「ロックマンが・・・俺の兄・・・?」

「和斗くんっ・・・なんか変だよこれ・・・僕・・・僕・・・!!」

俺「そ、そんな・・・嘘だろ・・・?」

親父「・・・和斗」

俺「くそ、絶対に見つけるぞ!」

親父「お前のPETに追跡機能をつけておく、これで場所がわかるはずだ」

俺「あ、ありがとう親父」

俺「ロックマン、無事゙でいろよ・・・」

ロックマン「はぁ・・・はぁ・・・」

ヒールナビC「ヘバってんじゃねえよオイ!」

ロックマン「がっ・・・くぅ・・・」

ヒールナビD「そろそろヤっちまうか?」

ヒールナビE「ああ・・・そうだな」

ロックマン「和・・・斗・・・く・・・・・・」

?「・・・」

ヒールナビF「ん?なんだオマエ、今いいトコ・・・ッ」

ヒールナビA「なっデリートしやがった!」

ヒールナビC「何だオマエ・・・こっちに来るナ」

?「・・・フン」

ヒールナビB「ギャアアア!」

ロックマン「・・・な、なにが・・・起きたんだ・・・?」

フォルテ「・・・」

ロックマン(強い・・・強すぎる・・・)

ピシャン

ロックマン「い、居なくなった・・・あぐっ、ダメージが大きくて立ち上がれない・・・」

ロックマン「・・・それに、静かだ、さっきのナビがデリートしたのか・・・」

ノーマルナビ「ロックマンさん!」

ロックマン「君は父さんのノーマルナビ・・・?」

和斗「ロックマン!大丈夫か!」

ロックマン「か・・・和斗くん!?」

俺「よかった・・・無事か・・・」

ロックマン「ど、どうしてここに・・・」

俺「そんなのいいから帰るぞ」

ロックマン「う、うん」

俺「・・・親父から聞いたよ」

ロックマン「え?」

俺「ロックマンが俺の兄さんだって事・・・」

ロックマン「そっか・・・」

俺「俺はずっとロックマンに甘えてた・・・悪かった」

ロックマン「そんな、僕は・・・」

俺「俺ちゃんとお前のオペレーターになるから」

ロックマン「和斗くん・・・」

ノーマルナビ「うわ、PETとキスしてる・・・」

ロックマン「和斗くん!ちゃんと着替えなきゃダメだよ」

俺「うるせーな!」

ロックマン「今日は一緒に出かけるっていったのに!」

俺「くそ・・・」

ロックマン「ほら早く!バス遅れるよ!」

ロックマンエグゼ 俺シューティングスター おわり

次回ロックマンエグゼ俺4 ダークチップ編をお楽しみに

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