ジャイロ「最強のスタンド“キング・クリムゾン”を手に入れたぞ」 (996)

 この作品はディアボロ「最強のスタンド“安価”を手に入れたぞ」ディアボロ「最強のスタンド“安価”を手に入れたぞ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1365311414/)のアナザーストーリ兼続編です。前作を見てないと分かりにくい部分も多々あると思います。

 前作の影響でディアボロが黄金の精神を持っている代わりにジャイロが吐き気をもよおす『邪悪』を持っていますがご了承ください。

 (ちなみに前作を読んでくれた方は分かると思いますが『蘇生』などの安価をしばらく封印します。)




 ジャイロは法治国家ネアポリス王国の法務官の長子として生まれた。

 そこでジャイロはある日1人のチンピラとであった。

両親から学ぶはずの『人を貶める』という、
あたり前の事を、ジャイロは無能の他人を通じて知ったのだった
奇妙な事だが……
悪事を働き、法律をやぶる「チンピラ」が、ジャイロの心をドス黒くにしてくれたのだ。
もう、イジけた目つきはしていない……
彼の心には、じめじめな風が吹いた……。

男は決してジャイロを『チンピラの世界に巻き込まない』という厳しい態度をとっていたが……
政治家が汚職をやり、警官が弱者お守らない、ジャイロの住む環境では、
ジャイロの気持ちを止める事はできない……。
彼の中に、生きるための目的が見えたのだ……

こうして「ジャイロ・ツェペリ」は、セリエAのスター選手にあこがれるよりも……
『闇の帝王』に、あこがれるようになったのだ!




  そのチンピラとは↓+2

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1366877534

 空条貞夫とジャイロが話している。

貞夫「……」

ジャイロ「今よォ……オレ、ギャグ考えたぜ」

ジャイロ「オリジナルギャグだ」

ジャイロ「考えたんだ」

ジャイロ「でもいいか……たった一度しかやらねーからな」

ジャイロ「よく見てろ」

ジャイロ「一度っきりだ……指見てろよ」

ジャイロ「今、指何本に見える?」

貞夫「……4本」

ジャイロ「そこちょっと失礼(4・2・0)ィィィィィ〜〜〜」

ジャイロ「つーギャグ……どよ?」

貞夫「……」

ジャイロ「……」


 スティールボールランレースに参加したのはある日の騒ぎが発端だった。

看守「絶対に吐かせてやるッ!」

看守「これは『針』だな!! いつから持っているッ!? この『針』をどこから手に入れたァーーーーーーーーーーーーッ!?」

看守「我々は子供のお前がなぜここに入れられ……何の罪なのかまだ聞いていないがしゃべらぬと容赦はせぬッ!」

看守「この『針』で何をしようとしていたァァァーーーーーーーーーーーーー凶器には違いないッ!! おまえはこれで脱獄の罪が加わることになったぞッ!! おまえに仲間がいるのかッ!? これをどう使うつもりだったッ」

看守「見ろ!! ベッドの下にこんなものも隠し持っていたぞッ!」

看守「この紋章は! 我々の襟あてだッ! きさまこれをどこで手に入れた!? きさまはもうただでは済まないッ! 我が国を侮辱しているなッ!!」

マルコ「は……針は……魚の骨で……作りました……そこの排水溝に落ちたからぼくの手なら狭い溝から拾えるし……修理しておきました……きっと……」

マルコ「大切なもの……なのでしょう……持ち主の人に返してください」

マルコ「気に入っていただけると……いいのですが…………」

マルコ「ぼくの父はまじめにやればいつか必ず認めてもらえると教えてくれました……」

マルコ「ぼくのおじいさんもそのまたおじいさんもずっとしてきた仕事です」

マルコ「どんな縫い物でも出来ます」

マルコ「クツみがきなら誰にも負けません……銀の食器もピカピカにしてみせます」

マルコ「料理の名前もワインの名前も全部覚えられます…………」

ジャイロ「もういい! やめろッ! そこまでだ! それはただの魚の骨だッ! それ以外のなんでもないッ! みんな引き上げてくれッ! これは不問だッ! 少年を房に戻せッ!」

マルコ「あなたの襟あてですか? 気に入らなかったら修理しなおします……もっと丁寧でいい仕事をしてみせます」

ジャイロ「やめろ〜〜〜〜……おれに話しかけるな…………二度とだ……いいな…………二度と……」

 『感傷』とは心の『スキ間』であり『弱さ』

少年の罪状が確定したとジャイロ・ツェペリが知ったのはその日の朝のことだった。

判決は『国家反逆罪』
それは誰にもどうする事もできない罪状。
そして処刑責任者は『ジャイロ・ツェペリ』初めての任務とされた。

ジャイロ「俺は法務官をやめるぞ! 貞夫ォーーッ!!」

 そんなジャイロにある男がスティールボールランレースを伝えた。


  ある男とは↓+2

グレゴリオ「ジャイロ」

グレゴリオ「『感傷』を捨てよ」

ジャイロ「父上……」

ジャイロ「オレはもう法務官を辞めたんだ」

グレゴリオ「おまえは『国王のしもべ』」

グレゴリオ「このスティール・ボール・ランレースにおまえが勝てば国王からの『恩赦』が出る! ただそれだけだ」

グレゴリオ「おまえは一位のまま大陸を横断する! なにかヤバイとおまえがそう思うなら私が言っていることと別行動するといい」

ジャイロ「スティール・ボール・ランレース」



 そしてスティール・ボール・ランレース当日

ジャイロ「いいか! スティーブン・スティール」

ジャイロ「最初に言っておく!」

ジャイロ「これからこのレースにやっかいになるからといっておれにイバったりするなよな」

ジャイロ「おれは一番が好きだ」

ジャイロ「ナンバー1だ!」

ジャイロ「誰だろうとおれの前でイバらせはしないッ!」

スティール「……」

ルーシー「……」

解説「ウルムド・アブドゥル選手、速い、速すぎるッ! 向かい風も何のその!ラクダのスタミナとリーチを駆使し、今、上位陣に追い込みを掛けたァーッ!」

ジャイロ「オレもかっ飛ばすか」

ジャイロ「うおォッ!」

ジャイロ(このままじゃ馬に蹴られて死んじまう)

 ジャイロは鉄球で近くにいたアブドゥルを審判の目を盗み落馬させて殺害した。

 そしてその上に乗ってレースを続行した。

 死体を動かす推進力はもちろん回転の力。

解説「おっーと! ジャイロ選手がスタート直後に飛び出たと思ったら勢い良く転び、そのまま馬の大群に踏み潰されたー! ジャ! ジャイロが無事だッ! 転倒していないッ! いや! 確かに転倒したはずだッ! なにかに乗っているぞッ! 降りるッ! 坂を降りているッ! 『死体だァーーーーッ』! ジャイロ死体に乗ってすべり降りているッ! なぜか『ウルムド・アブドゥルの死体』が落ちていたああああーーーッ」

解説「彼の最期の言葉が"勘違いしているヤツが多すぎるのでここで一つ言っておく……私の名前はアヴドゥルではない! アブドゥルだ! 二度と間違えるな!"になるなんて、誰が予想出来ただろうか……」

ジャイロ「勝てばよかろうなのだァッーーーっ!!」

実況「……ゴールッ! 1位ディアボロ 2位ツェペリ 3位スピードワゴン 4位東方 5位(以下略)」

ジャイロ「ランキング10位以内に入ってないだとオォォ!!」

 ゴールしたジャイロの横に審判がやってくる。

審判「君さっき反則行為をしたよね」

審判「しかも米国州法に触れちゃうようなこと」

審判「他の連中はごまかせたかもしれないけど私の目はばっちり見ちゃったよ」

ジャイロ「くそやかましいぞ!! さわってんじゃあねえーーーッ」

ジャイロ「見てどおすんだよ」

ジャイロ「あああ!! これからおっ死ぬてめーがよォォォォォーーーッ」

 ジャイロの鉄球が審判の頭を砕く。

 その殺害現場に1人の男が通りすがった。


  ↓+2が来た

 広瀬康一に見られたジャイロは彼を殺すことを決定する。

康一「ひ、人殺し」

ジャイロ「……」

康一(仗助くんがレースに出るっていいうから観に来たのに……どうしよう……)

康一「いや」

康一「あいつの目は人殺しの目だ」

康一「どうして、ここから無事に帰れるのなら『下痢腹かかえて公衆トイレ捜しているほうが、ズッと幸せ』って、願わなくっちゃならないんだ……?」

康一「エコーズ act.3」

エコーズ「『3(スリー)』…『FREEZE!(フリーズ)』『スリー』ト『フリー』ガ、カケテアリマスネ」

エコーズ「ダカラ『ドーダコーダ』言ウワケデハナインデスガネ」

ジャイロ「うおお」

ジャイロ「何が起こったんだ?」

康一(コイツ、スタンド使いじゃない)

康一(なら…………いけるッ!)

康一「これで、……ぐふッ」

ジャイロ「回転の力は絶対だぜ」

 ジャイロの鉄球が康一の胸骨を砕いた。

 そして止めを刺す為にもう1個の鉄球を回転させている。

康一「あの世でおまえが来るのを楽しみに待っててやるぞッ!」

 次の日になって広瀬康一は肺を潰されて死んでいるのを由花子に発見された。

 そして2nd.STAGE開始

ジャイロ「さすがにこれで1位獲らないときついよなぁーー」

安価「まさかのディアボロ」

 突然にチョヤッの針が飛んでくる。

ジャイロ「ってえ」

 ジャイロに針が刺さる。

ジャイロ「どこから飛んできやがった」

 付近を見渡してみるが誰もいなかった。

ジャイロ「声が聞こえてきた気がするけど空耳かぁ?」

 しばらく馬を進ませると髪をチョヤッの針にえぐられた痕跡ある男に出会った。

ジャイロ「ニョホホホ」

仗助「おいあんた今俺の髪見てサザエさんみたいとか思っただろ」

ジャイロ「え?」

仗助「クレイジー・ダイヤモンド」

ジャイロ「なんじゃこりゃ」

 直接は見えないが砂に塗れてスタンド像が浮き彫りになっている。

 そしてそれを見たジャイロが叫んだ。

ジャイロ「なんかやばそうだな」

 そこにジャイロの味方になるスタンド使いが現れた。


  ↓+2

ジョニィ「キミたちそんなところでどうしたんだい?」

仗助「はッ」

ジャイロ「んん?」

仗助「すいません」

仗助「ちょっと頭に来てプッチンしちゃったッス」

仗助「気にしないでね、ハハ」

 仗助は照れくさそうに去っていった。

ジャイロ「なんだあいつ?」

ジョニィ「いやそれより彼のスタンドのほうが疑問だろ」

ジャイロ「スタンド?」

ジョニィ「え? もしかしてきみスタンドを知らないのかい?」

ジャイロ「だから何だってんだよ」

ジャイロ「その『スタンド』ってよー」

ジョニィ「敵や困難に『立ち向かう (stand up to)』ためのもの」

ジョニィ「それがスタンドだよ」

ジョニィ「たとえばこんなことが出来る」

 ジョニィが爪を飛ばして実演する。

ジャイロ「じゃあスタンドはどうやったら出来るんだよ」

ジョニィ「『悪魔のてのひらが人間を選ぶ…』……と言われている」

ジャイロ「は……?」

ジョニィ「……………………はぁ……」

 ジョニィがジャイロにスタンドのいろはを叩き込んだ。

ジャイロ「ってことはつまりスタンドは自力じゃ手に入んないんだな」

ジャイロ「じゃあレース続行だ」

ジョニィ「それが賢明だよ」

解説「おーとっ!? ジョナサン、ジョセフ、承太郎、仗助、ジョルノ、ジャイロが並んだー! ここはジョジョのバーゲンセールかっー!?」

ジャイロ「ゴールまであと少しだッ!」

仗助「クレイジー・ダイヤモンド」

 仗助の目の前のみ道が開けていった。

 そして仗助が通り抜けると道が塞がっていった。

ジャイロ(くそオォォォォ)
 
ジャイロ(オレにもスタンド能力があれば)

 結果的にジャイロは30位であった。

ジャイロ「ジョニィ」

ジャイロ「お前順位はどのくらいだ?」

ジョニィ「7位だったよ」

ジャイロ「……」

ジャイロ(どうすれば順位を上げれる?)



  ↓+2

ジャイロ「ジョニィ」

ジャイロ「オレはお前を手助けしてやる」

ジョニィ「スタンドも使えない君が?」

ジャイロ「バカにすんなよ」

ジャイロ「そんなモン無くてもオレにはこの回転がある」

 ジャイロが鉄球を地面に落とすとそこを中心とした螺旋状の模様が出来た。

ジョニィ「今どうやったんだ?」

ジャイロ「教えて欲しいか?」

ジャイロ「ならこれからはオレと一緒に進め」

 もしこのときジャイロが黄金の精神を持っていれば一緒に行きたいと言ったのはジョニィだったろう。

ジョニィ「しょうがないね」

ジャイロ「決まりだな」

ジャイロ(さっさと悪魔の手のひら見つけてオレもスタンド能力欲しいぜ)

 3rd.STAGE開始

ジャイロ「おいジョニィ」

ジャイロ「もうロッキー山脈だな」

ジョニィ「ああ……そうだね」

ジャイロ「そういえばよ」

ジャイロ「オレさっき解説に『ジョジョ』って呼ばれてたよな」

ジャイロ「他のやつらはうまく略せば『ジョジョ』って呼べるからいいけどよ」

ジャイロ「オレに関しちゃどう略しても『ジョジョ』にならないんわけよ」

ジャイロ「オマエもジョニイだから『ジョジョ』って呼ばれるのは分かるけど」

ジャイロ「なんでオレが『ジョジョ』なんだ?」

ジョニィ「……」

ジャイロ「……」

ジョニィ「それもそうだね」

ジャイロ「だろ」

ジョニィ「でもいいじゃないか」

ジョニィ「いっそのことキミもジョジョで通せば?」

ジャイロ「……」

ジャイロ「あッ! おいッ! ジョニィとまれッ!」

ジョニィ「どうしたんだいジャイロ?」

ジャイロ「悪魔の手のひらだッ!」

ジョニィ「本当だ」

ジョニィ「行こう」

ジャイロ「ああ」

 そのとき後ろからある人物が声をかけてきた。


  ↓+2

ジャイロ「何だオメエ?」

リゾット 「ディアボロという男を知っているか?」

ジャイロ「質問に質問で返すなァァァッーーー!!」

リゾット 「お前は……ジャイロ・ツェペリか」

リゾット 「そしてお前はジョニィ・ジョースター」

ジョニィ「そういうキミはリゾット・ネエロ」

ジョニィ「きみもあの場所に行くのかい?」

リゾット 「そうだ」

リゾット 「そして聖人の遺体をもらう」

ジャイロ「それだけか?」

リゾット 「そうだ」

ジャイロ「なら俺達には関係ないね」

ジャイロ「そうだろジョニィ?」

ジョニィ「ああ」

 もしこのときジョニィが何らかの理由で、たとえば映画を観る為に列に並ばなかったせいで脚を撃たれたりして下半身不随などになっていれば、彼はきっと聖人の遺体を譲らなかっただろう。

ジョニィ「いいよ」

リゾット 「そうか」

ジャイロ「あ……! ちょっと待ちやがれッ!」

リゾット 「何だ?」

ジャイロ「ディアボロってあの1位の男か?」

リゾット 「そうだが」

ジャイロ「たしかオレの記憶だと脚がグンバツのマライアって女が何か知ってるはずだぜ」

リゾット 「……」

 リゾットは去っていった。

ジョニィ「いいのかい? 彼はいかにも危険な男だったぞ」

ジャイロ「あれでいいんだよ」

ジャイロ「あいつが上位の連中に何かやらかしてくれりゃあオレの順位が上がるからな」

ジョニィ「どうしてそんなに順位が上がることにこだわるんだい?」

ジャイロ「それは秘密だぜ」

ジョニィ「……」

ジャイロ「それによ」

ジャイロ「スタンド能力さえ取っちまえば聖人の遺体は必要ねえからな」

ジャイロ「だってそうだろ?」

ジャイロ「聖人の遺体によって授かったスタンドは聖人の遺体を失っちまえばもう使えないんだろ」

ジョニィ「そうだね」

ジョニィ「キミのいうとおりだ」

ジャイロ(なんてな)

ジャイロ(レース終盤になったら聖人の遺体も全て奪ってやる)

 ジャイロが悪魔の手のひらを通り過ぎてしばらくするとある男に出会った。


  ↓+2

マウンテン・ティム「ちょっといいかな」

ジャイロ「ああ? オレは見てのとおり忙しいんだが」

マウンテン・ティム「すぐ終わる」

マウンテン・ティム「実は数日前に審判と広瀬康一という少年の2つの死体が見つかったんだ」

マウンテン・ティム「で、オレはその犯人を捜しているんだ」

ジャイロ「知ってるかジョニィ?」

ジョニィ「さぁ?」

マウンテン・ティム「被害者の写真を見てくれないか?」

ジャイロ(こいつはあん時オレの邪魔をしてきた野郎)

ジャイロ(ここでカミングアウトするのはさすがにまずい)

ジャイロ(ごまかしておこう)

ジャイロ「見た事ねえな」

ジョニィ「うん」

マウンテン・ティム「そうか」

マウンテン・ティム「じゃあ君達も気をつけたまえよ」

 マウンテン・ティムはどこかへ行った。

ジョニィ「このレースも物騒だね」

ジャイロ「そうだな」

 ふとジャイロの頭に自分が崖から落ちている光景が移る。

ジョニィ「どうしたジャイロ?」

ジャイロ「いやちょっと……」

 そのときだった。ジャイロの馬が立っていた岩場が崩れジャイロはロッキー山脈のそこへ落ちていった。

ジョニィ「ジャイローーーーー」

 しばらくしてジャイロが気がつくと周りにジョニィはいなかった。

ジャイロ「なんでオレは生きているんだ?」

 ジャイロは自分の力を直感した。

ジャイロ「これがオレのスタンド能力」

ジャイロ「先の未来を予想する能力!!」

ジャイロ「その名も『エピタフ』」

ジャイロ「そしてそのオマケの」

ジャイロ「都合が悪い時間を消し飛ばす『キング・クリムゾン』」

ジャイロ「ジョニィもいなくなったし誰にも能力がバレる必要はないッ!」

 ジャイロはエピタフを使った。

 その未来とは↓+2




   ここらで誰かの外伝をやります。


外伝候補  ↓+3  ↓+4  ↓+5

   前作で承太郎はすでに死んでいるのでジョリーンを代行に使います。


ジョリーン「ストーン・フリー」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

 時間は消し飛んだ。

ジョリーン「え? 今ど……」

 キング・クリムゾンがジョリーンの腹をぶち抜いている。

ジャイロ「これが『キング・クリムゾン』…………オレも始めて姿を見たぞ」



 外伝(1):ジョリーンがジャイロを襲うまでの経緯
   主人公ポコロコ




 ディアボロが、ジャイロがレースの存在を知る頃。

 カーズは地中に埋まっていて、ジョリーンが脱獄したとき。

 ここに1人の男がいた。


じじい「なにやってる? ポコロコ」

ポコロコ「数えてる」

ポコロコ「雲の数をよォ……」

ポコロコ「一度数えてみたかったぁ〜〜〜〜〜〜1日で雲を何個数えられるか……をなぁぁ」

じじい「わしが聞きたいのはなんで働かねえで一日中ゴロゴロしてるのかってことだ!」

ポコロコ「『天中殺』って知ってるか……じじい」

ポコロコ「もう一回言うぜ……はい! 『天中殺』」

ポコロコ「街へ行ったんだ」

ポコロコ「3日前にな……バクチですったんでジプシーの女に占ってもらった」

ポコロコ「する前に占ってもらえば良かったんだが」

ポコロコ「長い人生で一番ドン底の時期を『天中殺』って言うそうだ」

ポコロコ「だが聞けよ」

ポコロコ「オレあその逆だってよ!! 『最悪の逆』!! 来月から2ヶ月人生最高の至福の時期がやってくるんだと!」

ポコロコ「ウキキ」

ポコロコ「その2ヶ月間はなにやったってハッピーの文字しかねーんだとよ」

ポコロコ「ギャキキキィ」

ポコロコ「ジプシーの女って道端に夏だけ座ってるあのこぎたないババァのことか?」

ポコロコ「ああ……だからオレはそれを楽しむことにしたんだ H A P P Y」

じじい「じゃあさっそくラッキーな事紹介してやるぜ あそこに林があんだろ……地主があそこに新しく畑を作れって仕事をくれたぜ」

ポコロコ「ごめんだね」

ポコロコ「あそこは湿地帯だ」

ポコロコ「これからのオレはラクちんにすごすことにしたんだ」

ポコロコ「あんたがやれば」

じじい「おまえの死んだ父親やオレは20年前奴隷から自由の身になった」

じじい「だが生活は何ひとつ変わっちゃあいない」

じじい「オレたちにラクちんな事なんか起こりはしない

じじい「地主は1ヶ月でやれっていうんだ」

じじい「おまえなら出来ると思ってな」

ポコロコ「なぁ……馬のベルト穴ひとつゆるくしてやった方がいい」

ポコロコ「妊娠してるぜその牝馬」

ポコロコ「たぶん妊娠4〜5ヶ月だ…………」

じじい「?」

ポコロコ「フああ〜〜〜〜〜」

ポコロコ「雲何個まで数えたか忘れちまったよ」

ポコロコ「どれが48個めだったっけな……もっ回かぞえよ」

じじい「ちぇっ」

じじい「せっかく耕す賃金を地主にかけあって1000ドルのとこ1200ドルにしてやったのによ」

ポコロコ「じじい……新しい畑の耕作の賃金…………いまいくらっていった?」

 怠慢なポコロコの元にスティール・ボール・ランレースを伝えてくれる『ある人』が現れた。


  『ある人』↓+2




   外伝は本編に支障が出ない程度に、むしろ本編で語れなかった箇所を補完する形でいきます。
   話のキリがいい場合又は主人公が大怪我・死亡した場合外伝は原則終了します。

露伴「何も無いところだな」

ポコロコ「ん?」

露伴「キミはそんなところで寝そべって何をしているんだい?」

ポコロコ「雲の数を数えてるんだよォ」

露伴「……」

露伴「それだけかい?」

ポコロコ「おうッ! もちろんッ! オレは幸運が味方してくれてるからよォォ」

露伴「へぇ」

露伴「そんなに自分の幸運に自信があるのならスティール・ボール・ランレースに参加してみなよ」

ポコロコ「スティール・ボール・ランレース?」

露伴「そんなことも知らないのかい?」

露伴「どうやら優勝者には5000万ドルと優勝トロフィーが送られるらしいよ」

ポコロコ「!」

露伴「ボクはそのレースを取材する為にわざわざアメリカまで来たんだ」

ポコロコ「ふぅーん」

露伴「おっともう時間だ」

露伴「もしレースで好成績を残していたらキミも取材してあげるよ」

露伴「まっそもそもキミなんかじゃ参加できるかも怪しいけどね」

ポコロコ「……」

 岸部露伴は去っていった。

ポコロコ「スティール・ボール・ランレースか……」

ポコロコ「参加してみるか」

 ポコロコはスティール・ボール・ランレースに参加した。




 しかしこの参加によりポコロコの、というよりもポコロコに会ったことによって運命が変わった女がいる。

 その名も空条徐倫。

 不幸な脱獄囚のジョリーンと幸運な騎手ポコロコの出会いは『そこ』であった。

 そしてもう1人。

 その名もカーズ。

 最強になったがゆえに最凶の運命を授けられたカーズと最幸になったがゆえに最高の運命を授けられたポコロコの出会いは『あそこ』であった。


  『そこ』とは↓+2で『あそこ』とは↓+4

 1.stステージゴール

ポコロコ「ふぅーゴールしたぜ」

実況「ゴールッ! 1位ディアボロ 2位ツェペリ 3位スピードワゴン 4位東方 5位(以下略)」

ポコロコ「なんだってんだよォォォ」

ポコロコ「オレ50位以内にも入ってねえじゃねえかよ」

ポコロコ「オレは只今超絶ラッキーなはずなんだけどなァ?」

ポコロコ「ちょっと自信なくなってくるな…………」

 スティール主催のパーティに混じりながらポコロコが呟いていると誰かがぶつかってきた。

ジョリーン「ちょっと匿って」

ポコロコ「は?」

ジョリーン「あたしは空条徐倫」

ジョリーン「ワケあって無実の罪で投獄されていた」

ポコロコ「え?」

 いきなりの事態に困惑しているポコロコのところに警官が来る。

警官「おい黒人のクソ野郎ッ! ここに怪しい女が来なかったか?」

ポコロコ「あ……いや」

警官「おい、おめえの後ろに女が隠れてるじゃねえかよ」

 がなりたてる警官を見た人々がざわめく。

スピードワゴン「なんだありゃあ」

仗助「いるんスよねえ、ああいう弱いものいじめばっかするやつが」

仗助「ちょっと1発ガツーンッとやってきます」

ジョセフ「いやオレがいってくるわ」

 なだめるようにジョセフが仲介に入る。

ジョセフ「あの、なんていうか、あのですね」

ジョセフ「この女性はわたしの知り合いですよ、おまわりさん」

 警官は返事の代わりにハナクソをジョセフにつけてきた。

スピードワゴン「おいッ! サツの旦那ッ! そんなことする意味があんのかよ」

警官「意味なんてねーー!! スカっとするからしてるだけなんだよこのボケー!! 聖書にもあるぜ、右の頬にハナクソつけられたら、左の頬にも……」

 ジョセフの鉄拳が警官を沈めた。

 ポコロコはその場から離れジョリーンと話した。

ポコロコ「無罪の囚人だかなんだか分からねえけどこんなとこにいていいのか?」

ジョリーン「『ひとりの囚人は壁を見ていた』『もうひとりの囚人は鉄格子からのぞく星を見ていた』あたしはどっちだ?」

ジョリーン「もちろんあたしは星を見るわ……父に会うまで……星の光をみていたい」

ポコロコ「……」

ジョリーン「匿ってくれてありがとう」

ジョリーン「お礼にコレをあげるわ」

ジョリーン「父のペンダントよ」

 ポコロコは黄金の矢先が入っているペンダントを貰った。




  そのころディアボロは何をしていたかというと↓+2

大統領「ズビズバー」

ディアボロ「ズビズバー」

大統領「レースの調子はいいみたいじゃないか」

ディアボロ「何を言っている?」

ディアボロ「1位になってしまったのだぞ」

ディアボロ「私の痕跡は全て残してはいけないはずなのだ」

ディアボロ「使えない安価めッ!」

大統領「……」

大統領「君は知らないかもしれないがこの世には聖人の遺体というものがある」

大統領「あるお方の御遺体だ」

ディアボロ「それがどうした?」

大統領「私はこのアメリカのためにその遺体を全て欲しい」

大統領「何故だか分かるか?」

大統領「それは聖人の遺体こそがこの世を支配するほどの力をもっているからだ」

大統領「安価もそれと並ぶ」

大統領「きみも滅多なことを言うもんじゃないよ」

ディアボロ(私に忠告でもしたつもりか? このデブが)

 食事中たまたま聞こえてきたその話を耳にしながら食事をしているポコロコの横を広瀬康一の返り血を少々浴びたジャイロが通った。

ポコロコ「あっちィッ!!」

ジャイロ(あっ血ィだって!? ばれたなら殺すしかねえ)

ポコロコ「このチキン熱過ぎィィィィー」

ジャイロ「……」

ジャイロ(なんだオレの勘違いか……)

 ジャイロが去った後にジョリーンが来る。

ジョリーン「あなた見たわね」

ポコロコ「え?」

ジョリーン「見てないのッ!? あの返り血の跡」

ポコロコ(何言ってんだコイツ?)

ポコロコ(ただオレは突然レース中にアドバイスをくれるアイツからそこのチキンを食えって言われたからその通りにしただけなんだけどよ……)

 ポコロコは幸運だった。もしポコロコが熱々チキンを食そうとしてなければジョリーンは返り血に気付かず誰もジャイロの罪を言及しなかったであろう。もしポコロコが上位陣の選手だったら今頃ジャイロに目をつけられていただろう。

ジョリーン「……いいわ」

ジョリーン「あたしがあいつを観察する」

ジョリ−ン「でもお願い」

ジョリーン「もしあたしに何かあったら」

ジョリーン「例えあなたの直感でもいいから」

ジョリーン「私の父に……空条承太郎にあいつのことを伝えてほしい」

ポコロコ「おうおう分かった」

 ジョリーンはジャイロを調べにどこかへ行った。


  ジョリーンはジャイロが「吐き気を催す『邪悪』」だということを↓+2が原因で気付いた。

   一旦休憩します。

 2.stステージ開始から12時間後。ジャイロとジョニィが出会いそして別れた後。

ジャイロ「あそこで休むか」

 ジャイロが休もうとした場所にはすでに先客がいた。

先客「なんだてめえ」

ジャイロ「そこをどきやがれ」

先客「何言ってんだァ? 頭の中ごぎょッ!」

 先客はジャイロが投げた鉄球により頭をぶち抜かれ死亡した。

ジョリーン「……やっぱりだ……」

ジョリーン「あの男これで3人目だ」

ジョリーン「あたしの読みが正しければだけどね」

ジョリーン「それでも確信したわ」

ジョリーン「少し邪魔なだけで殺すあの男はまぎれもない『邪悪』」

ジョリーン「あんなやつ生かしておけないわ」

 ジョリーンはこのとき父を頼るべきだったがそうしなかった。

 自分を捨てた父をまだ完全には許せてなかったのだ。

 そのころポコロコはレースを続行していた。



            ジョリーンがジャイロを襲うまでの経緯(完)




ジャイロ「何だオメエ?」

ジャイロ「どうしていきなり襲ってきやがった?」

ジョリーン「……」

 そこにポコロコが通りかかる。

ジャイロ「あいつは……」

ジョリーン(ポコロコ?)

ジャイロ「目撃者は生かしておけねえ」

ポコロコ「あれ? ジョリーンとジャイロが何かしているぞ? 進んでいいのか?」

幸運のスタンド「イインダヨススメ」

ポコロコ「YO! YOYOーッ!」

ジョリーン「逃げなさいッ!」

ジョリーン「あたしがいたらあんたは逃れられない」

ジョリーン「1人で行くのよポコロコ」

ジョリーン「あんたを逃がすのは幸運……生き延びるのよ、あんたは『希望』!! ここはあたしが食い止める」

ジョリーン「来いッ! ジャイロ!」

 ジャイロの鉄球がジョリーンに止めを刺す。

ジャイロ「チッ」

ジャイロ「ポコロコには逃げられちまったか」

ジャイロ「いずれアイツも殺しとかなくちゃいけねえな」


  ブラック・モアとジャイロの出会いは↓+2

 ジャイロがしばらく進むとオアシスがあった。

ジャイロ「飲み水の確保をするか」

ブラック・モア「スイませェん」

ジャイロ「なんだお前?」

ブラック・モア「あなたはジャイロ・ツェペリ」

ブラック・モア「通称ジョジョですよね」

ジャイロ(またオレのことをジョジョだと思っている馬鹿が登場)

ジャイロ「そうだけど」

ブラック・モア「わたしは大統領の使いのブラック・モアです」

ブラック・モア「ここらでジョニィ・ジョースターという青年を知りませんか?」

ジャイロ「……」

ジャイロ「そいつがどうかしたのか?」

ブラック・モア「いえ……それはコチラの話なので」

ジャイロ「『聖人の遺体』集めか」

ブラック・モア「ぅ!? どうしてそれを?」

ジャイロ「聖人の遺体ならオレも狙ってるぜ」

ブラック・モア「そうですか……」

ブラック・モア「ちょうどタイミングもよく雨も降ってきた」

 雨粒が固定されていく。その雨粒に触れたジャイロの手が切れた。

ブラック・モア「これが我がスタンド『キャッチ・ザ・レインボー』」

ブラック・モア「これでおまえはもう動けまいッ!」

ジャイロ「キングクリムゾン」

 時間が消し飛んだ。

ジャイロ「雨に触れたという過程を飛ばしお前のそばにいるというオレがいるという結果を残した」

ブラック・モア「ヤバイッ!」

 しかしジャイロは攻撃をしなかった。

ジャイロ「……なあ、あんたどうして『聖人の遺体』を集めてるんだ?」

ブラック・モア「それはいずれこの国の中心となる大統領に渡すためです」

ジャイロ「あんたが『聖人の遺体』を献上するのは『この国』か『大統領』じゃなきゃあダメか……? 『闇の帝王』でもいいだろ……?」

ブラック・モア「……」

ジャイロ「このジャイロ・ツェペリには『野望』がある!」

ジャイロ「オレはいずれ世界も支配する」

ジャイロ「そのために『聖人の遺体』を全て手中にする」

ブラック・モア「何が起こったかわからないほどのおまえの強力な『能力』と……黄金のような『野望』に賭けましょうジョジョ」

ジャイロ(だからジョジョじゃねえってんだろ)

 こうしてブラック・モアはジャイロの腹心の部下となったのだ。

ブラック・モア「スイませェん」

ブラック・モア「わたしこれから大統領邸に帰ってその動向を観察しますね」

ジャイロ「頼んだぜ」


  ジャイロは↓+2でシーザーと初めて出会った。

一旦休憩します。

 時は遡りネアポリス王国。1人の男が牢に収監されていた。その名もシーザー・A・ツェペリ。

ジャイロ「お前がシーザー・ツェペリか」

シーザー「…………ジャイロ・ツェペリ」

 ネアポリス王国一の家具職人の息子として生誕したシーザー。
 ネアロポリス人らしい父親の姿は、彼にとって理想的な人物であった—— 10歳のあの日までは。
 その日、父親は突如、シーザーや弟・妹たちを置いて、黙って蒸発をしてしまう。
 母親はすでに他界し、残された生活費も、遠い親戚という名の詐欺師に騙し取られてしまった。
 理想的だった父親が謎の蒸発をし、大人たちによってすべてが引き裂かれたシーザーは、青春と未来を放棄&世の中に絶望するまでに性格が荒れまくり、盗み・強盗・喧嘩・放火の殺人以外の犯罪をやりまくるなど、王族護衛官ですら恐れられる程のワルに堕ちまくってしまう。
 無論、波紋の素質の片鱗はありまして、普通の人間相手に無意識にそれを発動してしまうなど、もはや鞘が全然ない状態の斬りまくるだけの刀状態になっていた。

 ところが、シーザーが16歳になったある日。
 ある街中で父親の姿を見かけてまして、彼は、殺意と憎悪の気持ちで父親を追跡していくのだが、たどり着いた場所は、聖人の遺体が眠っている最中のあのコロッセオの地下だった!!
 だが、何も知らなかったシーザーは、聖人の遺体にあったダイヤモンドに手をかけようとしたその時、父親が大急ぎで息子のもとへ駆けつけるなり、すぐさまタックルをしてシーザーを助けることに成功したのだ。
 なぜなら、このダイヤモンドこそが 聖人の遺体の罠でして、柱の中から出現した無数の小型フック付ワイヤーで、罠に嵌った相手を捉えて柱の中に飲み込んで食すという残酷な仕掛けが施されているからだった。
 シーザーの父親の、自らの命と引き換えの行為により、息子のシーザーは助かった。
 だが、その代わりに、父親は罠に捉えられてしまい、柱の中へ飲み込まれていた。
 父親は最期に、この事をネアポリス王国のグレゴリオに伝える様にとシーザーに伝言を託し、目の前にいるのが自分の息子であった事実を知らずに生涯を閉じてしまうのだった。
 非情なる父親の最期を目の当たりにしたシーザーは、祖父のツェペリの行方、父親がその意志を受け継ぎ波紋の研究に生涯をかけていた事、この遺跡を発見し聖人の遺体を手に入れる為に世界中を旅していた事、家を黙って出たのはこの恐ろしい事に息子たちを巻き込みたくなかったからという事実を知り、この波紋の道を歩む決意を固めたのであった。

ジャイロ「オレは今からスティール・ボール・ランレースに出る」

シーザー「それがどうした?」

ジャイロ「いまからオレはお前と決闘を行う」

ジャイロ「オレが勝ったらお前はオレの言うとおりに動け」

 その申し出を承諾したシーザーを牢から出すと2人は戦いを始めた。

シーザー「おれの精神テンションは今! 貧民時代にもどっているッ! 父が聖人の遺体のワナに殺されたあの当時にだッ! 冷酷! 残忍! そのおれがきさまを倒すぜッ」

シーザー「シャボン・カッターッ!!」

ジャイロ「無駄ァァ」

 ジャイロの鉄球がシーザーの波紋を打ち砕いた。

シーザー「くッ……」

ジャイロ「たいていの人間は心に膳のタガがあるッ!」

ジャイロ「そのため思いきった行動がとれねえッ!」

ジャイロ「すばらしい悪への恐れがあるんだッ!」

ジャイロ「だがおめえはどうだ?」

ジャイロ「冷酷! 残忍! うってつけだ」

ジャイロ「お前じゃオレに勝てない」

シーザー「うるせえッ!」

ジャイロ「……」

ジャイロ「最初にキノコを食べた者を尊敬する……」

ジャイロ「毒かもしれないのにな……」

ジャイロ「ただの幸運なバカがたまたま食べたら大丈夫だったのか……?」

ジャイロ「それとも……」

ジャイロ「飢えで追いつめられた必死さが切り開いた発見なのか」

ジャイロ「『飢えなきゃ』勝てない」

ジャイロ「ただし今のお前なんかよりずっとずっともっと気高く『飢え』なくちゃな!」

シーザー「……」



 シーザー・A・ツェペリはジョイロ・ツェペリがアメリカに行く前日に脱獄した。


 ちなみにシーザーもジャイロと同じく悪魔の手のひらでスタンドを発現するのであった。そのスタンドとは↓+2

 そして現在。

ジャイロ「ブラックモアも入れて……」

ジャイロ「これでオレの部下は7人になった」

ジャイロ「ジョニィとは逸れちまったけどもうスタンド能力も手に入れたしどうでもいいか」

ジャイロ「そろそろゴールも近いな」

 そこにシーザーが現れる。

シーザー「こんなところで1人ですか?」

ジャイロ「なんだおまえか……」

ジャイロ(こいつもここにいるということはスタンドが使えるようになったか?)

ジャイロ「キング・クリムゾン」

シーザー「なんですかそれはッ!?」

 スタンドを初めてみたシーザーが叫んだ。

ジャイロ「見たか? 背後から出た人外を! これがオレの『幽波紋』! 能力は、運命を変える『時飛ばし』! 連続で飛ばせないのが難点だぜッ」

ジャイロ「これはオレのスタンド『キング・クリムゾン』」

シーザー「スタンド?」

ジャイロ「知らないのか?」

ジャイロ(こいつには教えておくか)

 ジャイロはシーザーにスタンドの知識を伝えた。

シーザー「ということはオレにもそのスタンドが宿っているということですね?」

ジャイロ「そういうことだ」

シーザー「どうやれば出せるのですか?」

ジャイロ「スタンドとは精神力だ」

ジャイロ「相手を攻撃しようとかすればでる」

シーザー「でもそんなぶっ飛ばしたくなるようなやつそんな都合よくはでませんよ」

 そこに都合よくジャイロの敵が現れた。


  ↓+2

ジャイロ「ん? おいシーザー」

シーザー「何です?」

ジャイロ「あいつウェザーだよな」

ジャイロ「ジョナガリ・Aが調べた6人の危険人物の1人ウェザー・リポート」

シーザー「本当だ」

ジャイロ「ちょっと声掛けてみるか」

ジャイロ「おーーいウェザァァァーーーアア」

ウェザー「何か用か?」

ウェザー「悪いがオレは君たちを知らない……」

ウェザー「向こうへ行け……蹴り殺すぞ」

ジャイロ「……」

ウェザー「……いや……知っているぞ」

ウェザー「お前はシーザー・A・ツェペリだな?」

シーザー「それがどうした?」

ウェザー「ということはもう1人がジャイロ・ツェペリ」

ジャイロ「え? 何で知ってんだ?」

ウェザー(ジョリーンからの伝言で彼女がジャイロという男を調べているということは分かってはいたが付近にジョリーンの気配がないところから彼女が始末されたことが分かる)

ウェザー「おまえは……自分が『悪』だと気づいていない……もっともドス黒い『悪』だ……」

ジャイロ「決めるのはお前じゃねえッ! オレだッ!」

シーザー「ここは俺に任せてどいてくださいジャイロ」

シーザー「こいつ何か得たいが知れません」

ウェザー「ヘビー・ウェザー」

 みるみるツェペリ2人の体がカタツムリになっていく。

シーザー「なんだこれはッ!」

ジャイロ「おちつけシーザー!」

ジャイロ「活路はあるはずだ」

シーザー「はい」

シーザー「………………そうだ」

シーザー「ある政治家の選挙キャンペーンの印刷物の写真ネガに……SEXという文字が数ヶ所エアーブラシで描き込まれた」

シーザー「それは顔のシワや衣類に出来る影と同化するように描き込まれており、一見しただけでは、そのスキャンダラスな言葉は誰も気づかない」

シーザー「しかし、多くの人は、そのどうという事のない選挙ポスターを37年間強い記憶として忘れずに覚えていた」

シーザー「またある年に公開された『ピクニック』という映画の中で、知覚できないほどの1/24秒という短いショットで、フィルムのコマとコマの間にポップコーンと清涼飲料水の写真を繰り返し挿入すると、観客はのどの渇きを訴え、映画館の売店でのポップコーンと飲み物の売り上げが58%上昇した」

シーザー「そのCMのやり方は連邦通信委員会で禁止されるまで続いた」

シーザー「これを心理学でサブリミナル効果という」

シーザー「本能レベルの物事は、直接目撃させられるよりも、巨大な効果となって人間の行動を支配する」

ウェザー「分かったところでどうする」

シーザー「光を奪う」

シーザー「ソフト&ウェット」

シーザー「これがオレのスタンドだ」


  ↓+2のコンマが奇数でウェザーが勝利、偶数でシーザーが勝利

ジャイロ「おいシーザー!」

ジャイロ「何も見えねえぞ!」

シーザー「少しだけ待ってください」

シーザー「今あなたのカタツムリ化を防ぎましたから」

ウェザー「ウェザー・リポート」

 あたりが雲で包まれる。

シーザー「させるかッ!」

シーザー「シャボンカッター」

ウェザー「ウェザー・リポート」

シーザー「こいつ……防ぎやがった」

シーザー「ならもう1度だッ!」

ウェザー「ウェザー・リポート」

シーザー「お前が……カタツムリになるまで防ぎ続ける」

 次の瞬間! ウェザーの体が引き裂かれた!

シーザー「ソフト&ウェットでシャボンカッターを出す際の音を奪った」

ウェザー「くッ……」

 ウェザー・リポートは倒れた。

ジャイロ「おいシーザー決着がついたみたいだな」

ジャイロ「なら早くこの目を治しやがれッ!」

ジャイロ「何にも見えねえ」

 シャボンが割れるとジャイロの目が元に戻った。

ジャイロ(エピタフは常時発動させるべきだな)

ジャイロ(今回でいい教訓になったぜ)

ジャイロ「……」

シーザー「そんな怒んないでくださいよ」

ジャイロ「怒ってねえよ」

ジャイロ(たしかにだ)

ジャイロ(怒っている場合じゃねえ)

ジャイロ「レース続行だ」

ジャイロ「……そうだ! シーザー」

ジャイロ「あいつらを全員集合させろ」

シーザー「分かりました」

 シーザーは去っていった。

ジャイロ「行ったか……」

ジャイロ「オレの野望を邪魔する危険人物は全員で6人」

ジャイロ「ウェザー・リポート、ファニー・ヴァレンタイン、ジョナサン・ジョースター、ジョルノ・ジョバァーナ、ディアボロ、そして……」

ジャイロ「そのうちジョルノはすでにディアボロに敗れ死亡していて、ウェザーはたった今死亡した」

ジャイロ「レースが中盤に行くまでにあと2人くらい減らすか」


  危険人物最後の1人は↓+2

実況「1位はディエゴッ! ディエゴ・ブランドーだッ! これは誰も追いつけないッ!」

実況「おーっと!? ディアボロ選手の馬が突然暴走……いやッ! 物凄い速さでゴボウ抜きだッ! 一気に1位に躍り出たッ! ゴールッ! ディアボロ選手堂々の1位ですッ!」

実況「続いて2位マライア 3位ツェペリ 4位ジョニィ 5位(以下略)」

実況「今回のステージ脱落者はディエゴ選手のみです」

ジャイロ「ジョニィの野郎4位だって?」

ジャイロ「仕方ねえ」

ジャイロ「次のステージあたりで消しておくか」

 4rd.STAGE開始

ジャイロ「よし次は1位をとってやる」

ジャイロ「つーことでディアボロを片付けるか」

 しかしこのときディアボロはすでに屍骸となっていることをジャイロは知らなかった。

 そしてしばらく経った頃。

ジャイロ「やっとジョニィのやつを見つけたぜ」

ジャイロ「でもここじゃあ他の選手にもばれちまう」

ジャイロ「仕方がない機会を待つか……」

ジャイロ「……」

ジャイロ「……」

ジャイロ「……」

ジャイロ「さっきからこの果樹園を何度も回っている気がするのはオレだけか?」

ジャイロ「いいや違えよな」

ジャイロ「ん? ジョニィと仗助が馬から降りたぞ」

ジャイロ「何話してんだ?」

仗助「まあまあそんなに気張っててもお互い疲れるだけッスよ」

リンドォ「ふざけた頭は下がっていろ」

仗助「俺の髪がサザエさん見たいだってェェェ?」

仗助「プッチンってきたぜェッ!」

リンゴォ「だから受身の対応者だというのだ」

仗助「て、てめえ……だしな」

仗助「テメエの……拳銃をよォ」

 互いに銃を抜いて撃ち合う。

リンゴォ「マンダム」

リンゴォ「オレは時間を6秒戻せる」

仗助「戻す? オレも戻せるぜ」

 仗助は樽を蹴り飛ばしてから撃った。

リンゴォ「外れたぞ」

仗助「いいやあたりだァァ」

 樽の破片が仗助の元へ戻ってくる。

 そしてその際に破片が幾つかリンゴォの左胸に刺さる。

ジャイロ「あれが仗助のスタンド『クレイジー・ダイヤモンド』か」


  ここらで↓+2の外伝

リンゴォ「見事だ……」

仗助「もうその銃をこっちに向ける必要はねーッスよ」

リンゴォ「だから『対応者』だというのだ」

仗助「あんたがそう思いたいならそれでもいいッスよ〜」

仗助「でもよォォ」

仗助「オレはそれでもあんたを治すからな」

仗助「クレイジー・ダイヤモンド」

リンゴォ「何故治した?」

仗助「深い理由なんてねぇよ」

仗助「『なにも死ぬこたあねー』」

仗助「さっきはそー思っただけだよ」

リンゴォ「……」

仗助「……」

仗助「ああやべッ! 時間をかなりくっちまったァァァ〜ッ!」




 外伝(2):仗助のSBR前哨戦
  主人公アヴドゥル

 東方仗助はどうしてスティール・ボール・ランレースに参加したのか?

 その理由はこの男にあった。 

アヴドゥル「ここに彼がいるのか」

アヴドゥル「ジョースターさん……『わしは生涯妻しか愛さない』などと、聖人のようなセリフを吐いときながら、彼が65さいの時、浮気してできた息子をここに今……みつけた」

不良「コラ! さっさとぬがんかいッ! バスがきちょったろがッ! チンタラしてっと そのアトムみてーな頭もカリあげっど!」

仗助「おれの頭にケチつけてムカつかせたヤツぁ何モンだろうとゆるさねえ! このヘアースタイルがサザエさんみてェーだとォ?」

仗助「たしかに聞いたぞ」

仗助「コラーーーーーッ!」

アヴドゥル「不良の鼻を一瞬で……」

アヴドゥル「間違いなく彼もスタンド使いだ」

アヴドゥル「ちょっとそこの頭がおかしい君に話がある」

仗助「ドラァッ!」

アヴドゥル「うおッ!」

アヴドゥル「マジシャンズレッド」

仗助「えッ!? まさか……」

仗助「アンタも俺と同じ悪霊使いッスか〜?」

アヴドゥル「攻撃をやめてくれたか」

アヴドゥル「助かった」

アヴドゥル「私の話を聞いてくれ」

 アヴドゥルは仗助の父親のこととスタンドのことを仗助に教えた。

アヴドゥル「そしてこれが私のスタンド『マジシャンズレッド』だ」

仗助「グレートですよこいつはァ」


  彼らは↓+2で初めて出会った。

アヴドゥル「占い師のこの私モハメド・アヴドゥルがキミのスタンドに名前をつけよう」

アヴドゥル「クレイジー・ダイヤモンド」

仗助「……」

仗助「グレート」

仗助「カッピョイイーッ」

仗助「スゲーッ、爽やかな気分だぜ」

仗助「新しいパンツをはいたばかりの、正月元旦の朝のよーによォ〜ッ」

アヴドゥル「気に入ってくれたか」

アヴドゥル「ははははは」

仗助「ははははは」

アヴドゥル「ははははははははは」

仗助「はははははははは」

アヴドゥル「……」

アヴドゥル「ここからは真剣な話に入る」

仗助「どうしたんッスか〜?」

仗助「いきなりそんな改まって」

アヴドゥル「ここ州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所には凶悪なスタンド使いが潜んでいる」

アヴドゥル「だから手を貸してほしい」

仗助「アヴドゥルさんが気合い入れりゃあ、ポパイにホーレン草」

仗助「楽勝っスよ〜」

アヴドゥル「なら話は早い」

アヴドゥル「私がキミの出所手続きをしている間にキミにはそいつを見つけてもらう」

仗助「いいッスよ〜」



  そのスタンド使いとは↓+2

 アヴドゥルが去っていくと早速仗助は行動に移った。

仗助「吉良吉影って知らないッスか〜?」

囚人「吉良吉影? 知らねえな」

仗助「吉良吉影見てないッスか〜?」

看守「誰だそいつ?」

 その後も聞きまくるが収穫は全く無かった。

仗助「みんなさっぱり知らないみたいだな」

仗助「ちょっとアンタ」

仗助「吉良吉影のこと知らねーッスか?」

オカマ「知らないわ」

仗助「どうすりゃいいんだ?」

 そこに吉良吉影を知る人物が現れた。

安価忘れた↓+2
  コレ以後も安価書き忘れは全て↓+2

吉良「キミは吉良吉影を探しているのかい?」

 そこに現れたのは川尻浩作に扮した吉良吉影。

仗助「そうッスけどあんた知ってんスか〜?」

吉良「確か彼ならスティール・ボール・ランレースに参加するはずだよ」

仗助「何スかァそれ?」

吉良「どうやらアメリカを両断するように繰り広げるレースで参加者は4000人を越えているらしい」

仗助「へェーー」

仗助「じゃあオレもそれに参加すれば吉良に会えるってことッスね〜」

吉良「そういうことだ」

 数日後、仗助はアヴドゥルに報告をする。

アヴドゥル「スティール・ボール・ランレース?」

仗助「そう」

仗助「オレもそれに面白そうだし参加するッスよ〜」

アヴドゥル「その情報は確かなのか?」

仗助「真偽は分からねーッスけどやってみる価値はあるッスよ〜」

アヴドゥル「そうだな」

 こうして東方仗助はSBRに参加することになった。

 だがその前に事件は起こった。

 モハメド・アヴドゥルがある者に暗殺されたのだ。


  ある者とは↓+2

アヴドゥル「仗助も出所できたし私もレースに参加でもするか」

ジャイロ「それは無理だぜ」

アヴドゥル「お前は誰だッ!?」

ジャイロ「オレは未来から来たジャイロ・ツェペリだ」

アヴドゥル「未来? ジャイロ・ツェペリ?」

ジャイロ「アヴドゥル」

ジャイロ「お前は俺を知らなくてもオレはお前を知っている」

ジャイロ「お前は何故オレに仕えない?」

ジャイロ「『人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる』」

ジャイロ「名声を手に入れたり、人を支配したり、金もうけをするのも安心するためだ」

ジャイロ「結婚したり、友人をつくったりするのも安心するためだ」

ジャイロ「人の役立つだとか、愛と平和のためにだとか、すべて自分を安心させるためだ」

ジャイロ「安心をもとめる事こそ、人間の目的だ」

ジャイロ「そこでだ……オレに仕えることに、なんの不安感があるんだ?」

ジャイロ「オレに仕えるだけで、他の全ての安心が簡単に手に入るぞ」

ジャイロ「今のおまえのように、死を覚悟してまでオレに挑戦することのほうが、不安ではないのか?」

ジャイロ「おまえはすぐれたスタンド使いだ……殺すのはおしい」

ジャイロ「ジョースターたちの仲間をやめて、オレに永遠に仕えないか?」

ジャイロ「永遠の安心感を与えてやるぜ」

アヴドゥル「断るッ!」

アヴドゥル「マジシャンズレッド」

 アヴドゥルはスタンドを出した。

ジャイロ「それがオメエのスタンドか」

アヴドゥル「クロス・ファイヤー・ハリケーン」

アヴドゥル「地獄を! きさまに! HELL 2U!」

ジャイロ「そうか」

ジャイロ「なら」

ジャイロ「予言してやる」

ジャイロ「お前は死ぬ」

アヴドゥル「占い師のわたしに予言で闘おうなどとは、10年は早いんじゃあないかな」

ジャイロ「未来から来たオレにそれを言うのか?」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

 時は消し飛んだ。

アヴドゥル「はっ!」

 とっさに生物探知機で後ろに回られていることに気付いたアヴドゥルはマジシャンズレッドでキング・クリムゾンの攻撃を防いだ。

アヴドゥル(今何があったのだ?)

ジャイロ「オレのスタンド『キング・クリムゾン』は無敵だ」

アヴドゥル「全てのスタンドには攻略法があるッ!」

アヴドゥル「マジシャンズレッド」


  そのときアヴドゥルは↓+2でキング・クリムゾンを攻略するとはいくら未来から来たジャイロといえども予想はできなかった。

 時は止まった。

アヴドゥル「そして」

アヴドゥル「クロス・ファイヤー・ハリケーン・スペシャル」

アヴドゥル「3秒経った」

 時は動き出す。

ジャイロ「熱いッ!」

ジャイロ「ぐああああッ!」

ジャイロ「鉄球が溶けている」

ジャイロ「ば……バカなッ! ……こ……このオレが…………このオレがァァァァァァ──────ッ」

ジャイロ「仕方がない」

ジャイロ「キング・クリムゾン……」

ジャイロ「新次元のキング・クリムゾン第2の能力……」

ジャイロ「『キング・クリムゾン ラブトレイン』を使うしかない」

ジャイロ「キング・クリムゾン ラブトレイン act.2」


  その恐るべき能力とは↓+2だった。ちなみに『キング・クリムゾン ラブトレイン』はact.↓+4まである。





   このままじゃジャイロがやられちゃうので補正しました。act.?は回収できる程度にしてください。

アヴドゥル「はッ」

アヴドゥル「何だとッ!?」

アヴドゥル「あたり一面焼け野原なのにジャイロだけは燃えていない」

ジャイロ「『攻撃を受けたという事実』を消し飛ばした」

ジャイロ「もう一度言うぜ」

ジャイロ「お前はここで死ぬ」

アヴドゥル「マジシャンズレッド」

ジャイロ「何度やっても無駄無駄無駄ッ!」

アヴドゥル「甘いな」

アヴドゥル「私の狙いは……その一歩先だ」

ジャイロ「はッ!」

アヴドゥル「逃げ道は作った。後は逃げるだけ」

ジャイロ「させるかァッ!」

 ジャイロの鉄球が飛んできた。

アヴドゥル「クロス・ファイヤー・ハリケーン」

 鉄球が半分溶けた。

 時は止まった。

アヴドゥル「今のうちに距離を稼がなくては」

アヴドゥル「うッ!」

アヴドゥル「鉄球が止まってない」

 球の形を成してない鉄球はボール・ブレイカーに見守られながら飛んでくる。

アヴドゥル「うわあああ」

 アヴドゥルに鉄球が掠った。

 時は動き出す。

ジャイロ「アヴドゥルを見失った」

ジャイロ「だけどよ……」

ジャイロ「やったな」

ジャイロ「未来に帰るか」

ジャイロ「……」

ジャイロ「これが、たとえ不完全な楕円球による回転でも無限の回転を起こす力『キング・クリムゾン ラブトレイン act.1』」

 ジャイロは去っていった。

 一方逃げきったはずのアヴドゥルは異変に気付いた。

アヴドゥル「体がどんどん老化していく……」

アヴドゥル「このままでは死んでしまう」

アヴドゥル「仗助だ」

アヴドゥル「じょ……仗助の所へ行く……ぞ……仗助の……クレイジー・ダイヤモンドなら……ワタシを……治してもらえるはずだ……ワ……ワタシはッ…“黄金の魂”と“真の覚悟”を……守る! あんな薄ら汚らわしいヤツがッ……“黄金の魂と真の覚悟”があるこの世界にいてはならないッ!!」

 仗助の姿が見える。

アヴドゥル「じょ! 仗助ッ!!」

 しかしそこでアヴドゥルは息絶えた。


  死してなおアヴドゥルは仗助に↓+2を残していた。

仗助「アヴドゥル!?」

仗助「クレイジー・ダイヤモンド」

仗助「治ったぜ」

 アヴドゥルは目を覚まさない。

仗助「そんな……ハズは……目を……覚ますはずだ」

仗助「俺のスタンドは傷を治せる……コラ、アヴドゥル、ふざけると怒るよ! 夜勤明けなんでマジに寝ちまったのか!」

 そこに吉良が仗助の肩にスッと手を置いた。

吉良「仗助……」

仗助「傷は完璧に……!!」

吉良「人間は何かを破壊して生きていると言ってもいい生物だ」

吉良「その中でお前の能力はこの世のどんなことよりも優しい」

吉良「だが……生命が終わったものはもう戻らない」

吉良「どんなスタンドだろうと戻せない」

仗助「……」

仗助「何か落ちてるぞ」

仗助「こ、これはッ!」

 それは血で書かれたダイイングメッセージ、そして溶けて形が崩れた鉄球だった。

『ジャイロ・ツェペリは最強だ』

『あいつにはどんな「攻撃」も通じない』

『やつは「過去」の時間も未来の『時間』も消し飛ばせる』

『だが仗助のスタンドなら倒せる』

『鉄球には用心しろ』

 しかしこのメッセージはところどころ消えかかっており、『ジャイロ・ツェペリ』などは『チャリオ・テペリ』に見えた。

仗助「どういう意味だ?」

仗助「アヴドゥル」

仗助「オレはスティール・ボール・ランレースに出る」

仗助「なんだかチャリオもそのレースに出ると思う」

仗助「そしてそのチャリオ・テペリとか言う野郎をぶっ飛ばします」

仗助「……」

仗助「そういやなんでアンタスタンドのこと知ってんッスかー?」

 後ろを向くとすでに吉良の姿は無かった。



         仗助のSBR前哨戦(完)



ジャイロ「変なやつだ」

 そのとき辺り一帯が不思議な眩い光に包まれた。

ジャイロ「これは……そうだ……そう聖人がどこかにいるはずだ」

 光は消えた。

ジャイロ「くそッ!」


  聖人の気配を感じたジャイロは突如↓+2をはじめた

聖人「心が迷ったなら避けるのはやめなさい」

聖人「成長するのだ……再び『新しい道』への扉が開かれるだろう」

ジャイロ「あ、あんたは何者だッ?」

ジャイロ「まさか聖人!?」

 そのそばにジョニィが現れる。

ジョニィ「何独り言を言っているんだいジャイロ?」

ジャイロ「おッジョニィ」

ジャイロ「久しぶりだな」

 爪弾がジャイロに命中する。

ジョニィ「近づくな」

ジョニィ「僕は見たんだ」

ジョニィ「キミが邪魔者を殺す姿を」

ジョニィ「いずれキミは僕を殺す」

ジョニィ「その前にボクは君を殺す」

ジャイロ(ジョニィのこの目は人間をやめる目だ)

ジョニィ「タクト act.2」

 エピタフでジャイロは弾痕に追い回される自分を見た。

ジャイロ「キング・クリムゾン」

 時は飛んだ。

ジョニィ「まさか……さっきのリンゴォのように時を操った?」

ジョニィ「タスク act.3」

 先程の弾痕から手が出てきた。

ジャイロ「こんな腕キング・クリムゾンで叩き斬って…………はッ!」

タスク「チュミミミミ……」

ジャイロ(まさかこれは騎兵の回転を加えた回転『無限の回転』エネルギーをもっているのか?)

ジャイロ(避けなくては……)

聖人「心が迷っているならジャイロ・ツェペリ避けるのはやめなさい」

聖人「決して『新しい道』は開かれない」

 回転を見たその一瞬! ジャイロの傍らに立った聖人の忠告が、とてつもない冒険を産んだ!
 普通の人間は、無限の回転を理解すればに避けようとばかり考えるだが
 だがジャイロは違った! 逆に! ジャイロはなんとさらに! 回転にぶつかった!

ジャイロ「そしてオレも無限の回転を投げつけてやるッ!」

ジャイロ「自分になッ!」

ジャイロ「そして限界まで」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

 その行動が奇跡を起こす。

 タイミングよくディアボロの安価により出来た次元の壁を無限の回転に蝕まれたキング・クリムゾンが時を飛ばす原理で通り抜けようとする。その結果ジャイロは平行世界に飛ばされたのだった。

ジャイロ「ここは?」

聖人「平行世界」

 聖人はどこかへ消えた。


  そこに↓+2が通りかかる。

ディエゴ「お、お前……どうやってこっちに来た?」

ジャイロ「オメエdioか」

ディエゴ「ジャイロ・ツェペリはオレがあのときぶっ殺したはず」

ジャイロ「何言ってんだオメエ?」

ディエゴ「そ、そうだ」

ディエゴ「たしか戦利品として鉄球を……」

 ディエゴが出した鉄球はジャイロに向かって飛んでいき、ジャイロの鉄球とぶつかり消滅した。

ジャイロ「うおッ!」

ジャイロ「オレの鉄球が……」

ジャイロ「お前何をしたんだァァッ!」

 エピタフでのぞき見た未来はジャイロが一瞬で首が掻っ切られていた。

ジャイロ「キング・クリムゾン」

 時が消し飛んだ。

ディエゴ「えッ? あッ? な、何が起こったんだ……?」

ジャイロ(今のうちにどっかから逃げねえと)

 ジャイロが逃げようとしたところを恐竜化したディエゴが邪魔をする。

ジャイロ「オラァァッ」

 ジャイロが投げた鉄球をディエゴは避けた。

ジャイロ「バカそれはそういう回転じゃねえんだよ」

 落ちてきた鉄球と地面にはさまれ2人は揃って基本世界へ行った。

ジャイロ「何とか戻ってこれたらしいな」

ジャイロ「ディエゴは……のびてやがる」

ジャイロ「殺してやってもいいがこの平行世界のディエゴも利用価値がありそうだ」

ジャイロ「だから今はほっておいてやるよ」

ジャイロ「あッ!」

ジャイロ「ジョニィは?」

 ジョニィは馬から落ちている形で息絶えていた。

ジャイロ「いつの間に……はッ!」

 ジャイロは先の次元の壁とジョニィの技を思い出した。

ジャイロ「そうか」

ジャイロ「あの平行世界への光がジョニィを殺したのか」

ジャイロ「あれはなんだったんだ?」

ジャイロ「そんなことより聖人だ」

ジャイロ「予定は変更だ」

ジャイロ「早く集めなくちゃあな」


  ジャイロはまだ平行世界をその存在と行き方しか理解していなかった。しかし↓+2が原因で平行世界を大統領並みに理解することになった





    聖人の遺体>>>安価>>>レクイエム>>>チートスタンド>>>一般スタンド

 キング・クリムゾンに自我が目覚めた。

キング・クリムゾン「ジャイロ・ツェペリ」

ジャイロ「スタンドが喋ったッ!?」

キング・クリムゾン「最強無比のキング・クリムゾンに回転の力が合わさりキング・クリムゾンは新たな段階に辿り着いたのだ」

キング・クリムゾン「お前が先程平行世界に行った能力もその結果の1つだ」

ジャイロ「平行世界ってさっきの世界か?」

キング・クリムゾン「そうだ」

キング・クリムゾン「あの平行世界はこの基本世界のそっくりそのままの別次元の世界」

キング・クリムゾン「ただし同じものは同じ次元に存在できず出会い次第スポンジ状になって消滅する」

ジャイロ(あのときの鉄球みたいにか)

キング・クリムゾン「それはお前も例外ではない」

ジャイロ「気をつけるぜ」

 ジャイロは再びレースを始めた。

ジャイロ「……」

ジャイロ「そろそろあいつらが集まっている頃かな?」

シーザー「はい」

 ジャイロの前に9柱神が揃う。

ダン「私たちを集めたということは本格的に動き出すということですね」

ジャイロ「そうだ」

ジャイロ「聖人の遺体を奪還する」

リサリサ「奪取じゃないの?」

ジャイロ「あれはオレの元にあるべきものだ」

ラバーソール「そうだッ!」

ジャイロ「……」

ジャイロ「では命じてやる」

ジャイロ「鋼入りのダンは大統領の暗殺、ジョンガリ・Aは暗殺のバックアップ、ブラック・モアと宮本輝之輔はオレのことを嗅ぎ回ってる様な奴の始末、マジェント・マジェントとリサリサは上位陣の足止め、ズッケェロはディアボロの始末、ラバーソールはジョナサンの始末、そしてシーザーはオレの護衛だ」

 9人の男女が各自散らばった。

ジャイロ「これで聖人の遺体はオレのものだ」

ジャイロ「そして全ての幸福はオレのものとなる」

 それからどれ程か経ったときジャイロはゴール近くに到達した。

ジャイロ「今回は上位陣に喰い込めるぜッ!」

 しかし現実は非情である。

 突然大量にメスが口から出てきた。

ジャイロ「オゲェ」

リゾット「こちらも急いでいるからな」

リゾット「悪く思うな」

 リゾットがジャイロを追い抜いていく。

 ジャイロはそのときの貧血で中位どころか下位だった。




  次回 概存キャラで↓+2の外伝

ジャイロ「あの野郎! ぜってー殺す!」

 5.th.STAGE開始

ジャイロ「次こそは絶ッ対1位だッ!」







  外伝(3):栄光の暗殺チーム
   主人公:リゾット・ネエロ

 リゾット初め暗殺チームは護衛チーム、そして邪悪の帝王ディアボロに殺された。
 しかし何があったのか彼らは再びこの世に存在した。

リゾット「……」

リゾット「何があった?」

リゾット「オレたちは全員死んだはずじゃなかったのか……」

プロシュート「たしかにそのはずだが……」

ギアッチョ「ソルベとジェラートは生き返ってねえぞッ!」

イルーゾォ「生き返ったのはブチャラティたちと交戦した俺達だけか」

ホルマジオ「何で生き返ったんだ?」

リゾット「……」

 沈黙が走る。

リゾット「考えても分からないならまずは情報を集める」

リゾット「太陽から推測するに北はあっちか」

リゾット「ホルマジオは北、イルーゾォは東、プロシュートは南、ギアッチョは西、ペッシとメローネは付近を調べろ!」

リゾット「オレはボスのことを調べる」

 暗殺チームは散らばっていった。


  そしてその結果得た情報とは↓+2と↓+3と↓+4だった

 暗殺チームのメンバーが集めてきた情報をリゾットが解析した。

リゾット「どうやらここはオレたちの世界とは違う平行世界らしい」

リゾット「そしてボスはこの世界のアメリカで行われているレースに参加するらしい」

リゾット「ここで何よりも重大な情報は“聖人の遺体”だ」

リゾット「これを手に入れればボスをも上回る力が手に入るらしい」

リゾット「手に入れ次第再びボスに反旗を掲げる」

 場の空気が凍りつく。

リゾット「オレはスティール・ボール・ランレースに参加する」

リゾット「なぜなら聖人の遺体はそこにあるからだ」

リゾット「お前らには聖人の遺体の回収とボスへの妨害を頼む」

ギアッチョ「任せてくれよォ」

ホルマジオ「しょ〜がねぇ〜なぁ〜ッ」

 そしてスティール・ボール・ランレース当日

リゾット「ボスはどこだ?」

リゾット「さすがに4000人もいるときに探すのは困難か」

リゾット「もう少し人数が減ってから捜索しよう」

 1.stSTAGE終了後

リゾット「1位ディアボロ?」

リゾット「まさかボスか?」

 3rd.STAGE途中

 悪魔の手のひらに聖人の遺体を見つけに行く最中。

 ここでリゾットは本来ディアボロよりも警戒をしなくてはいけないはずの男に出会った。

リゾット(そろそろボスを本格的に探していくか)

リゾット(あの2人組に訊こう)

 リゾットは2人組に近づいた。

ジャイロ「何だオメエ?」

リゾット 「ディアボロという男を知っているか?」

ジャイロ「質問に質問で返すなァァァッーーー!!」

 リゾットは男の番号を見て名前を思い出した。

リゾット 「お前は……ジャイロ・ツェペリか」

リゾット 「そしてお前はジョニィ・ジョースター」

ジョニィ「そういうキミはリゾット・ネエロ」

ジョニィ「きみもあの場所に行くのかい?」

リゾット 「そうだ」

リゾット 「そして聖人の遺体をもらう」

ジャイロ「それだけか?」

リゾット 「そうだ」

ジャイロ「なら俺達には関係ないね」

ジャイロ「そうだろジョニィ?」

 もし彼らのうちのどちらかが聖人の遺体を欲しいとでも言えばリゾットは躊躇なく命をとっただろう。

ジョニィ「ああ」

ジョニィ「いいよ」

リゾット 「そうか」

ジャイロ「あ……! ちょっと待ちやがれッ!」

リゾット 「何だ?」

ジャイロ「ディアボロってあの1位の男か?」

リゾット 「そうだが」

ジャイロ「たしかオレの記憶だと脚がグンバツのマライアって女が何か知ってるはずだぜ」

リゾット 「……」

リゾット(嘘かもしれない)

リゾット(だがコイツの気配はどこかで感じ取ったことがあるものだ)

リゾット(興味が湧いてきた)

リゾット(コイツの話の真偽を確かめてみよう)

 リゾットが感じた気配はかつてディアボロと交戦したときに感じた『吐き気を催す邪悪』なのだがこのときは気付かなかった。

 その後リゾットは悪魔の手のひらへ行き“聖人の遺体”を手に入れた。

 そして4th.STAGE中

 リゾットはマライアを発見した。

リゾット「オレはお前に……近づかない」

マライア「なにさアンタ」

リゾット「ディアボロという男を知らないか?」

マライア「知らないよ」

リゾット「そうか」

リゾット(やはりあのジャイロとか言う男は嘘をついたのか)

リゾット「では聖人の遺体は知らないか?」

マライア「知らないよ」

マライア「もう行っていい?」

リゾット「……ああ」

リゾット「いや待てッ!」

リゾット「そのお前が持っている包みの中身は何だ?」

マライア「……」

リゾット「それを渡してもらおうか」

 リゾットはマライアから奪ったその包みの中身を確認するとコンセントに巻かれた聖人の遺体を見つけた。

マライア「それには触らないほうがいいわよ」

 リゾットがその忠告に構わずコンセントを遺体から解こうとするとなんと感電した。

マライア「触れてはいけない物というのは触れてしまいたくなるものね」

リゾット「そうだ……!! そういえばおまえは今……」

リゾット「演技風なところがひとつだけあった」

リゾット「お前はスタンド使いか?」

リゾット「……」

マライア「うげええ」

 リゾットはメタリカを発動させたのだ。

マライア「味なまねをしおってこのッ! ビチグソがァァーッ!!」

マライア「バステト女神」

リゾット「メタリカ」

 2人の磁力が相殺して膠着状態になった。

 リゾットは自身のスタンドに拮抗することが出来るスタンドに興味を持った。

リゾット「ひょっとしてオレは……自分が気づいていない以上に!!」

リゾット「オレが求めるべきものに!」

リゾット「近づいているのかッ! 知りたいぞ」

リゾット「おまえのスタンドが何なのか…………おまえのスタンドの真の姿を…………息の根を止める時に何としても知りたいッ!」

マライア「同じタイプのスタンドか……だが」

マライア「どんどん磁力は強くなる……おまえの肉体をぐちゃぐちゃに押しつぶすまでな……」

マライア「我が『バステト女神』の威力はもうおまえの『メタリカ』のパワーを……圧倒的にうわまわっているッ!!」

 マライアの胸元が変形する。

リゾット「……!!?」

マライア「なに想像してんのさ!」

 次の瞬間大量のボルトがリゾットに突き刺さる。

リゾット「磁力を一瞬上回れたようだがすでにおまえは『出来あがって』いるのだ」

リゾット「それはもう何をやっても変わりのないことだ『鉄』とは……ホウレン草のような野菜やレバー肉などに多く含まれる栄養だが……血液に密着している重要な物質……」

リゾット「その『鉄分』が体内から一気に外に出ちまったらどうなるのか?」

リゾット「カミソリや針やハサミになってな……」

リゾット「簡単にいうと……血がおぞましい黄色になって死ぬ……」

リゾット「つまりすでに『鉄分』を大量に体内から奪われた者は息が荒くとも……酸素がまったく体内にとり込まれていないのだ!! 死ぬ前に体は『死人』になって死ぬ」

リゾット「さっきおまえにボルトを刺された失敗は……反省してその事を前向きに利用しなくてはな」

 貧血でマライアの精神力が弱まりバステト女神の磁力が弱まった。

リゾット「……」

リゾット「この戦いは預けないか?」

リゾット「このままではレースに支障が出る」

マライア「そうね」

 マライアは去っていった。

リゾット(苦戦をしてしまった)

リゾット(あのジャイロという男)

リゾット(まさかボスの差し金か?)

 疑念を持ったリゾットはしばらくして走ったあと前を走っていたジャイロを見つけ、ちょっかいを出してみた。

 ジャイロの口からメスが出てくる。

ジャイロ「オゲェ」

リゾット「こちらも急いでいるからな」

リゾット「悪く思うな」

リゾット(思ったよりたいしたことがない)

リゾット(オレの思い違いか?)

 リゾットはこのときジャイロに引導を渡しておくべきだった。


  リゾットはジャイロに対する警戒心をもっともつべきだったと↓+2をみて気付く
  ちなみにそのときジャイロはキング・クリムゾン ラブトレインをact.↓+4まで進化させていた

解説「おおっとーー! マライア選手がここで追い込みをかけるッ! ダークホースとしてトップ選手達に次いで人気があったリゾット選手とのデッドヒートを展開、体力の消耗も激しいはずッ! しかし一向にスピードを緩めないッ! むしろ加速していますッ! これを迎え撃つはスピードワゴン選手ッ! 今、ツェペリ選手の形見の帽子を誇らしげに掲げながら、最終チェックポイントを通過しましたァーーッ! ますます先の展開が読めない5th.STAGE、これより終盤ですッ!」

 リゾットはマライアに近づく。

リゾット「話がある」

マライア「何よ?」

リゾット「手を組まないか」

リゾット「ディアボロは全ての遺体をもっている可能性が高い」

マライア「ふぅーーん」

マライア「でもいいわ」

マライア「それならあたし1人でやるから」

リゾット「……」

リゾット「ディアボロは最強のスタンド『安価』をもっている」

リゾット「しかし」

リゾット「磁力を司るスタンド使いが2人もいればいくらやつが無敵の安価を擁していても倒せるはずだ」

マライア「……」

リゾット「それに加えオレの部下6名も加わる」

マライア「いいわ」

マライア「その話乗るしかないでしょ」

 同盟を結ぶとリゾットたちはタイミングを見定め総攻撃を開始した。

マライア「よそ見してる場合かい?」

ディアボロ「貴様はマライア!」

マライア「バステト女神」

ディアボロ「ぐおッ!」

ディアボロ「体が……馬具の金属が私の体に引き寄せられるッ!」

ディアボロ「いつのまに罠にかかってしまったのだ?」

マライア「あんたたちがちんたら歩いている間よ」

 ディアボロを助ける為に鉄球を投げてくるものやナイフを投げてくるものもいたが全てディアボロに吸い込まれていく。

マライア「我が『バステト女神』の前では無力」

マライア「せっかくだからいいことを教えてあげるわ」

マライア「敵はあたし1人じゃないよ」

ディアボロ「ま、まさか…………」

リゾット「メタリカ」

ホルマジオ「リトル・フィート」

イルーゾォ「マン・イン・ザ・ミラー」

プロシュート「ザ・グレイトフル・デッド」

ペッシ「ビーチ・ボーイ」

メローネ「ベイビィ・フェイス」

ギアッチョ「ホワイト・アルバム」

 この攻撃でディアボロ陣営のディエゴを始末した。

 しかしことはうまく運ばなかった。

スピードワゴン「メイド・イン・ヘブン」

 時が加速する。

スピードワゴン「まずはオタクだ」

プロシュート「ぐはッ!」

 まずスピードワゴンの近くにいたプロシュートがやられた。

ペッシ「兄貴ィッ!」

ペッシ「よくもッ!」

スピードワゴン「おらよっと」

 次にスピードワゴンを仕留めにいったペッシがやられた。

リゾット(このスタンドは……今まで隠していたのか?)

リゾット(それとも安価の能力か?)

リゾット(どちらにせよ厄介だ)

リゾット「2人もやられたか」

リゾット「一旦避難するぞ」

スピードワゴン「逃がさねえぜ」

リゾット(ここは逃げた振りをして潜んでおこう)

 暗殺チームとマライアは鏡の世界に逃げ込んだ。

 その際に逃げ遅れたホルマジオがやられた。

 リゾットは鏡の世界に逃げた振りをしてディアボロの様子を窺っていた。

 そのとき見たのだった。

 鏡に反射してコチラを眺めているジャイロを!

リゾット(何故やつはこちらを見ている?)

安価「鏡に『中の世界』なんてありませんよ……」

 鏡の中の世界は消滅した。

イルーゾォ「マン・イン・ザ・ミラーが機能しないィィィ!」

スピードワゴン「チャンスだぜッ!」

イルーゾォ「ぎゃああ」

 イルーゾォは動揺しているところをやられた。

リゾット(他のことなど考えている場合ではない)

リゾット(今がチャンスだ)

リゾット「油断したなッ! メタリカ」

 リゾットはなんとかスピードワゴンを仕留められた。

 しかしその直後、スピードワゴンの死により覚醒したジョナサンによりギアッチョがやられた。

リゾット「メタリカ」

マライア「バステト女神」

ジョナサン「レッキング・ボール」

ジョナサン「そして」

ジョナサン「生命磁気への波紋疾走」

ベイビィ・フェイス「死ネエッ!」

安価「ベイビィ・フェイス? サイコロステーキにしといたよ……」

メローネ「ベイビィ・フェイス!!」

 ジョナサンの衛星がリゾットとマライアに命中する。

 一方ジョナサンへの攻撃は生命磁気への波紋疾走で防御された。

 左半身失調によりリゾットとマライアは動けない。

 メローネは戦闘不能のマライアを親に新たなベイビィ・フェイスを産ませた。

 それは生まれたばかりにもかかわらずとてつもない速さでディアボロの首を分解した。

ディアボロ「ゴールド・エクスペリエンス」

ディアボロ「そして」

ディアボロ「スタープラチナ・ザ・ワールド」

 メローネは時止め中に粉砕されやられた。

 リゾットはその間に逃げ出した。

リゾット(ここは再び隙を見つけて暗殺するしかない)

リゾット(それよりもまずはジャイロ・ツェペリだ)

リゾット(あの感じは何かあるはずだ)

リゾット(やつを捕らえて全てを吐かせねば)

 8th.STAGE

 リゾットは執念の捜索の末ジャイロを見つけた。

リゾット「ジャイロ・ツェペリ」

ジャイロ「何か用かい?」

リゾット「お前は何か隠しているな?」

ジャイロ「何言ってんだよ」

リゾット「メタリカ」

ジャイロ「う……なん……だ!? の……のどの中が……おええええええええぇ!」

 リゾットは姿を消す。

ジャイロ「すぐにまた襲って来るぞ!」

ジャイロ「……」

ジャイロ「落ち着けジャイロ・ツェペリ」

ジャイロ「キング・クリムゾン ラブトレインact.2」

ジャイロ「『攻撃を受けたという事実』を消し飛ばす」

 ジャイロの傷が消えた。

リゾット「攻撃が効かないッ!?」

リゾット「ならば……」

リゾット「メタリカ」

ジャイロ「無駄無駄ァッ!」

ジャイロ「…………うぅッ」

 いきなりした目眩にジャイロが体勢を崩した。

リゾット「『攻撃』はしてない」

リゾット「ただお前の血中にある鉄分を固まらせた」

リゾット「もはやお前は呼吸をしても酸素が体内にほとんど取り込まれなくなった!」

 貧血でジャイロが倒れるとキング・クリムゾンの体から聖人の遺体が出てきた。

リゾット「何ィッ!!」

リゾット(何故コイツのスタンドから?)

リゾット(もしコイツがボスの部下なら遺体はボスが持っているはずだ)

リゾット(裏切り? 違う!)

リゾット(コイツはそもそも別物)

リゾット(もっと大きなものだッ!)

 ジャイロが先程吐いた釘をリゾットに投げつける。

リゾット「そんな苦し紛れの攻撃当たるかァッ!!」

リゾット「オレはお前がボスから最も信頼されている側近の部下だとばかり思っていたッ! だがお前が……! まさかお前がッ!」

リゾット「うおおおおおおお」

リゾット「勝ったッ!! 頭を切り飛ばすッ! とどめだ、くらえ『メタリカ』ッ!」

安価「オラァ」

リゾット「ガハッ! ……え……? ……え!」

ジャイロ「安価の射程距離は無限だ」

ジャイロ「だが所詮は近距離パワー型」

ジャイロ「こちらの様子まで理解できない」

ジャイロ「だからお前の存在だけを教えてやった」

リゾット「勝っていた……オレは勝っていたのに……」

リゾット「ついに……オレ……は……つか……んだ」

リゾット「あんたの正体を……最後に顔を見せてくれ」

リゾット「逆光でよく……見えない」

ジャイロ「それ以上……ここでその会話をすることは許さない……リゾット・ネエロ」

ジャイロ「お前はここまでやれた事を暗殺チームのリーダーとして“誇り”にして死んでいくべきだ……」

ジャイロ「あの世でお前の部下たちも納得する事だろう」

ジャイロ「じきにディアボロたちがやって来る、プロシュートやホルマジオら部下を葬ったディアボロたちの前で死んでいくのは屈辱だろうし、しかも連中はお前をあっけない敵と思っている、もし奪った“鉄分”を戻せばオレがトドメを刺してやる」

リゾット「ひと……はし……な」

ジャイロ「よく聞こえねえぞ……すぐに鉄分を戻すんだ……」

リゾット「ひとりでは……死なねえ……今度はオレが……利用する番だ、“安価ラッシュ”を……くらえ……!!」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

安価「これはディアボロの分ッ!これもディアボロの分ッ!これもディアボロの分ッ!これもッ!これもッ!これもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれも全部ディアボロの分だぁぁぁぁぁぁぁッaaaaaaAAAAAAAANNKAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーーッ!!」

 リゾット・ネエロはこれにて死亡。

ジャイロ「見事だぜリゾット・ネエロ……『誇り』は失わずに命を絶った……」





            栄光の暗殺チーム(完)



 しばらく外伝はやらないが次の外伝は↓+2or↓+4or↓+6




   前作のリゾットのところの真実をやっと書けました。リゾットが誰と闘ってたか予想できた人はいましたか?

ジャイロ「マライアとリゾットが交戦して結果は引き分けか……」

シーザー「そうですね」

シーザー「他にも報告が」

ジャイロ「なんだ?」

シーザー「鋼入りのダンが吉良吉影を脅迫することに成功したようです」

ジャイロ「へえ」

シーザー「しかし問題が」

シーザー「どうやらリタイヤしたはずのディエゴと死亡したはずのDIOが復活していて大統領を狙っているようです」

ジャイロ「ああそれか」

ジャイロ「それはいい」

シーザー「は?」

ジャイロ「ディエゴはディアボロにやられた後オレが実況として潜り込ませた男だ」

ジャイロ「だからどういうやつかよく分かる」

ジャイロ「アイツは野心家だが所詮は飢えてるだけだ」

ジャイロ「DIOは知らねえ」

ジャイロ「けどディアボロに負けたところからみてそんなに強くはねえはずだ」

シーザー「そんなに慢心していると足元をすくわれます」

ジャイロ「大丈夫だ」

ジャイロ「オレにはキング・クリムゾンがある」

ジャイロ「それに何より」

ジャイロ「聖人の遺体はオレに味方している」

シーザー「え?」

ジャイロ「そういえばリサリサのスタンドって何だっけか?」


  リサリサのスタンドは↓+2だ。ちなみにジャイロはこのステージ中↓+4に襲われる

シーザー「ハーミットパープルですよ」

ジャイロ「ああ」

ジャイロ「そうだったな」

 ジャイロの後ろから声が聞こえ始めた。

聖人「残念ながら味方ではない」

ジャイロ「……?」

聖人「私はキミの味方ではない」

ジャイロ「……え……?」

聖人「君の仲間ではない」

ジャイロ「何だってェッ?」

 背後から聞こえた声に振り向いたがそこには誰もいなかった。

ジャイロ「今のは……聖人の……遺体?」

シーザー「どうしたんですか?」

ジャイロ「い、いや……」

ジャイロ(聞き間違いか?)

 聞き間違いではなかった。事実このあと聖人の遺体はある人物を使ってジャイロを襲撃してきた。


  その人物とは↓+2

 見知らぬ人物が道を塞いできた。

ジャイロ「なんなんだよお前はッ?」

スコリッピ「キミが……ジャイロだね?」

ジャイロ「質問に質問で返すなァーーッ!」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

 聖人の語り掛けによって気が立っていたジャイロは戦闘体勢に入った。

スコリッピ「少し待ってくれ」

ジャイロ「いいや! “限界”だッ! 殴るぜッ! 今だッ!」

 しかしキング・クリムゾンが殴ろうとしたそのとき砂塵が舞い上がり妨害をした。

スコリッピ「僕はまだ“死ねない”……『石』がまだ僕の死を彫ってないから……」

スコリッピ「君にはもう僕を殴る意志はない」

スコリッピ「違うかな?」

ジャイロ「な……なんなんだ!? こいつは……ちくしょうッ! こ……こいつの言ってることはいったい!? フザケやがってッ!」

スコリッピ「『石』は死が迫っている者の前に現れ、触れた者を安楽死させる能力がある」

 ジャイロの目の前にローリングストーンが、『石』は迫ってくる。

ジャイロ「うッ!」

ジャイロ「た……頼む……教えてくれ……オレはどうすればいいんだよ……」

ジャイロ「オレには絶対に『石』を触らせるわけにはいかねえ……! 決してだ……! お願いだ……教えてくれ……」

スコリッピ「……『石』には逆らわず……受け入れた方が……楽なのに……」

ジャイロ「シィィーーザァァーーーーッ!!」

シーザー「シャボン・カッター」

 『石』は砕け散って別のものに姿を変えた。

ジャイロ「こ、これは…………」

ジャイロ「聖人の遺体!?」

スコリッピ「こんなことは僕も初めてだ」

スコリッピ「まさか君達は運命を捻じ曲げたのか? いや……そんなはずは……」

 『石』から変形した『聖人の遺体』はジャイロではなくジャイロのキング・クリムゾンに吸収されていった。

ジャイロ「感じるぜ……」

ジャイロ「これがキング・クリムゾンの新の段階」

ジャイロ「『キング・クリムゾン ラブトレイン』だッ!」

スコリッピ「……」

スコリッピ「キミらがこれから歩む『苦難の道』には何か意味があるのかもしれない……」

スコリッピ「キミらの苦難が……どこかの誰かに希望として伝わって行くような、何か大いなる意味となる始まりなのかもしれない……」

スコリッピ「無事を祈ってはやれないが、キミらが『眠れる奴隷』であることを祈ろう……目覚めることで……何か意味のあることを切り開いて行く『眠れる奴隷』であることを……」

ジャイロ「オレはなァッ! 気分が最悪なときだったら今頃お前をこの新能力の餌食にしてたぜ」

ジャイロ「消えろッ!」

 スコリッピは消え去った。

ジャイロ「さて」

ジャイロ「この新能力で誰を実験台にしようか?」


  ↓+2で実験をした

シーザー「ディアボロ……」

シーザー「あんたのやり方は気に食わない」

ジャイロ「何だってッ?」

シーザー「邪魔な人間を片っ端から消していくのはもうイヤなんだッ!」

シ−ザー「オレは俺の信じた道を行く」

シーザー「シャボン・カッター」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

 時は消し飛んだ。

ジャイロ「ソフト&ウェット」

シーザー「血の滴る音を無くしていたッ!」

ジャイロ「何ィ!」

シーザー「これで終わりだッ!」

シーザー「波紋疾走」

ジャイロ「キング・クリムゾン ラブトレイン act.1」

キング・クリムゾン「これは『永遠の無限の回転』だ」

キング・クリムゾン「たとえそれが黄金長方形に沿ってなかろうが回転は始まり終わらないッ!」

キング・クリムゾン「まさに『無敵』」

シーザー「やばいッ!」

 シーザーは咄嗟に避けた。

ジャイロ「分かったか?」

ジャイロ「これがお前と俺の差だ」

ジャイロ「『思い込む』という事は、何よりも「恐ろしい」事だ…………」

ジャイロ「しかも、自分の能力や才能を優れたものと過信している時は、さらに始末が悪い」

ジャイロ「お前ならこのことが分かるはずだ」

シーザー「……はい」

ジャイロ(ひとまず一息だ)

ジャイロ(それよりも『キング・クリムゾン ラブトレイン』の威力には驚かされる)

ジャイロ(黄金長方形なしであの威力か)

ジャイロ(回転の連鎖がいまだに収まってねえぜ)




 場所は変わり仗助に移る。

仗助「ん? アンタそんなとこでオレのことなんかジーっと見てどうかしたッスか〜?」

ブラック・モア「スイませェん……」

ブラック・モア「今……仕事中で急いでいるもので……東方仗助選手」

ブラック・モア「ひとつ……ごくツマラナイ質問があって参りました……」

ブラック・モア「選手の裏記録から調べたのです」

ブラック・モア「あなたはついこの前、牢獄中で『占い師』に会いましたね?」

仗助「なんでそれを知ってんだよォォ!」



  仗助はここで↓+2によって死ぬ

ブラック・モア「やはり……」

ブラック・モア「その相手の名前をお教え願います……」

ブラック・モア「東方仗助……騎手」

仗助「『占い師』……ああ……なあんだ……そんな事ッスか〜」

仗助「クレイジー・ダイヤモンド」

クレイジー・ダイヤモンド「ドラァ!」

 クレイジー・ダイヤモンドの奇襲をブラック・モアは降っている雨を駆け上がって避けた。

ブラック・モア「血迷った事を……今ならまだ軽い刑罰で済みます……東方仗助さあ……『名前』を! あなたに出会った者は誰なのです?」

仗助「何が目的ッスか〜?」

仗助「オレの傘がわりになってくれるのはありがたいんスけど……『無礼』ッつー行為に相当するぜ……」

仗助「人様の頭の上に立つって事はよォ〜……」

仗助「オメエの追跡はここで終わりだぜ」

仗助「口を閉じな……」

仗助「この攻撃で永遠にな……」

クレイジー・ダイヤモンド「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァァッ!」

 仗助は倒れた。体中に亀裂が走っている。

ブラック・モア「わたしの能力名は『キャッチ・ザ・レインボー』」

ブラック・モア「触れた雨粒は空中に固定できる……」

ブラック・モア「『虹』を渡るように……」

ブラック・モア「『ガラスの板』の上を歩くように……」

ブラック・モア「雨は降りそそいでいるとは限らない」

ブラック・モア「スイませェん……まだ今少し……命だけは完全に取らないでおいてあげました」

ブラック・モア「『2秒』あげます、東方仗助」

ブラック・モア「質問はすごく簡単でたったのひとつだけです」

ブラック・モア「『誰が占い師ですか?』」

ブラック・モア「しゃべりましょうよ……しゃべれば助かりますよ……」

ブラック・モア「話してください」

ブラック・モア「さあ……すぐそこに病院があります」

ブラック・モア「連れていってあげましょう」

仗助「ベッドの上で死ぬなんて期待してなかったぜ」

仗助「オレは東方だからな、帰る所が欲しがっただけだ……」

仗助「旅に出たら帰る場所がな……」

ブラック・モア(何を言っても無駄か……)

ブラック・モア(ならば彼の死体から手紙でも探せばいいか)

 ブラック・モアがトドメをさそうとしたそのときだった。

仗助「クレイジー・ダイヤモンド」

ブラック・モア「なッ!?」

仗助「オレの……俺の体中についた雨を戻したぜ……空になァッ!」

 仗助はアヴドゥルの証拠とともに天に召されるように雲のかなたへ飛んでいきながら雨に貫かれて死亡した。


  その後東方仗助の遺体は↓+2で見つかった

 6.th.STAGE開始

シーザー「ブラック・モアからの報告です」

シーザー「仗助は始末したようです」

ジャイロ「……で」

ジャイロ「見つかったのか? 『占い師』は誰か?」

シーザー「いえ……」

ジャイロ「……チッ」

ジャイロ「あの『占い師』の正体は何としてでも知らなくちゃいけねえんだッ!」

 何故ここまでジャイロが『占い師』に執着しているかは少し前にあったあることがきっかけだった。


  ↓+2の外伝

   外伝(4):捜査官はブラック・モア

 ブラック・モア。彼についての情報は公になっているはずだからここでは黒ジャイロとの絡みだけを記しておく。
 彼はアメリカ大統領側に属していた。が、その魅力が褪せてきたと感じていた。そんな彼の心のように空が曇っていたある日、彼は突然言い渡されたジョニィ・ジョースターの捜索の途中、どす黒いジャイロ・ツェペリを見つけた。

ブラック・モア(あいつは……たしか……ジョジョとかいったやつか……)

ブラック・モア「スイませェん」

ジャイロ「なんだお前?」

ブラック・モア「あなたはジャイロ・ツェペリ」

ブラック・モア「通称ジョジョですよね」

ジャイロ「そうだけど」

ブラック・モア「わたしは大統領の使いのブラック・モアです」

ブラック・モア「ここらでジョニィ・ジョースターという青年を知りませんか?」

ジャイロ「……」

ジャイロ「そいつがどうかしたのか?」

ブラック・モア「いえ……それはコチラの話なので」

ジャイロ「『聖人の遺体』集めか」

ブラック・モア「ぅ!? どうしてそれを?」

ジャイロ「聖人の遺体ならオレも狙ってるぜ」

ブラック・モア「そうですか……」

ブラック・モア「ちょうどタイミングもよく雨も降ってきた」

 こいつは危険人物だ、と判断したブラック・モアに躊躇はない。雨粒を固定した。その雨粒に触れたジャイロの手は切れた。

ブラック・モア「これが我がスタンド『キャッチ・ザ・レインボー』」

ブラック・モア「これでおまえはもう動けまいッ!」

ジャイロ「キングクリムゾン」

 時間が消し飛んだ。

ジャイロ「雨に触れたという過程を飛ばしお前のそばにいるというオレがいるという結果を残した」

ブラック・モア「ヤバイッ!」

 しかしジャイロは攻撃をしなかった。

ジャイロ「……なあ、あんたどうして『聖人の遺体』を集めてるんだ?」

ブラック・モア「それはいずれこの国の中心となる大統領に渡すためです」

ジャイロ「あんたが『聖人の遺体』を献上するのは『この国』か『大統領』じゃなきゃあダメか……? 『闇の帝王』でもいいだろ……?」

 ブラック・モアは黙した。いっそのこと以前は輝いて見えたが最近では色褪せた大統領よりもこの賭けに乗ったほうがいいのではないか、と考え始めた。

ジャイロ「このジャイロ・ツェペリには『野望』がある!」

ジャイロ「オレはいずれ世界も支配する」

ジャイロ「そのために『聖人の遺体』を全て手中にする」

 ブラック・モアは決断した。

ブラック・モア「何が起こったかわからないほどのおまえの強力な『能力』と……黄金のような『野望』に賭けましょうジョジョ」

 こうしてブラック・モアはジャイロの腹心の部下となったのだ。

ブラック・モア「スイませェん」

ブラック・モア「わたしこれから大統領邸に帰ってその動向を観察しますね」

ジャイロ「頼んだぜ」

 ブラック・モアは雨が消えればなくなってしまう虹の橋を渡っている。

 ブラック・モアは大統領邸に帰った。

大統領「なにか進展はあったか?」

ブラック・モア「スイませェん……まだ何も……」

大統領「早く見つけるのだッ! “あの方の遺体”を収めるためにも」

ブラック・モア「分かってます」

ブラック・モア(大統領閣下、アナタの言うとおりです)

ブラック・モア(早く見つけてジョジョに収めなければ……)

大統領「もう一度探しに行くのだ! ブラック・モアよ」

ブラック・モア「はッ!」

 ブラック・モアは再び仕事に戻った。

ブラック・モア「何故大統領はあそこまでジョニィ・ジョースターに依存しているのか? これは理由を探る必要がある」

 ブラック・モアは晴天だったので馬に乗って情報を収集した。

ブラック・モア「ジョニィ・ジョースターのことが分かってきたぞ」

ブラック・モア「厳密に言えば何故? 彼が? 大統領に? 狙われているかをッ!」

 推理をしている最中のブラック・モアの傍らにある人物が現れる。


  その人物とは↓+2(どっかに書いてあるジャイロの9柱神から1名選んでください)。そして大統領がジョニィを狙う理由は↓+4





    余談ですが9柱神の元ネタは9栄神の誤植です。

    一旦休憩です。

マジェント「よォ……ブラック・モア」

ブラック・モア「スイませェん……」

ブラック・モア「わたしの知り合いにアナタのような人物はいないのですが」

マジェント「……」

マジェント「そんな無愛想にするなよ」

マジェント「オレはお前と同じでジョイロ・ツェペリの部下だぜ」

ブラック・モア「アナタもジョジョの部下ですか」

マジェント「アンタ、ジョジョって呼んでンのか」

マジェント「ならオレもジョ……」

ブラック・モア「用は?」

マジェント「……」

マジェント「新入りのアンタに他の仲間の紹介をしようと思って来たンだよォ」

マジェント「まずはこのオレ『マジェント・マジ……」

ブラック・モア「スイませェん……」

ブラック・モア「名簿などは用意してないのですか?」

マジェント「ちゃんとここにあ……」

ブラック・モア「それを渡してください」

マジェント「……」

 つれないブラック・モアに飽き飽きしたマジェントは名簿を渡して去っていった。

ブラック・モア(あんな下っ端のクズも従っているのか)

ブラック・モア「……そんなことより……仕事をしなくては」

 ブラック・モアは名簿にさっと目を通しながら思案をする。

ブラック・モア「大統領がジョニィ・ジョースターを狙っている原因は『聖人の遺体』に関することだと分かった」

ブラック・モア「ならばわたしが先にジョジョのため」

ブラック・モア「そして何よりも『あの方』のためにッ!」

ブラック・モア「ジョニィ・ジョースターを始末しなければならない」

 しかしある人物のせいでそれは失敗する。


  ある人物とは↓+2

 ジョニィを見つけたブラック・モアは暗殺の機を窺っていた。

ブラック・モア「……」

 そこにジョナサン・ジョースターが現れる。

ジャナサン「あのーいいですか?」

ジョナサン「ちょっと道に迷っちゃったんで教えて欲しいのですが」

ブラック・モア(こいつは……危険人物『ジョナサン・ジョースター』)

ブラック・モア(こいつとジョニィ・ジョースターのどちらを先に片付けるべきか?)

ブラック・モア「……」

ジョナサン「どうして黙っているのですか?」

ブラック・モア「スイませェん……」

ブラック・モア「ちょっと考え事をしてまして」

ブラック・モア「道案内ならわたしがしましょう」

ジョナサン「ありがとうございます」

ブラック・モア(拳銃で殺れるか?)

ブラック・モア(ん!?)

ブラック・モア(こいつが腰につけているのは鉄球?)

ブラック・モア(……)

ブラック・モア(仕方がない)

ブラック・モア(やめよう)

ブラック・モア「あそこをこういってあっちにああします」

ジョナサン「分かりました」

 ジョナサンは去っていった。

ブラック・モア「今は雨が降ってなかったから仕方がない」

ブラック・モア「それよりもジョニィ・ジョースターを」

ブラック・モア「うぅッ!」

ブラック・モア「すでにジョジョが……ジャイロ・ツェペリが戦いを始めてしまった」

ブラック・モア「ならば……」

ブラック・モア「もしものときのために標準は彼につけておこう」

 そのとき次元の壁がブラック・モアの目前に立ち塞がった。

ブラック・モア「なんだッ!? これはッ?」

ブラック・モア「ああッ! ……ジョジョが壁に吸い込まれていく……おのれ……ジョニィ・ジョースター!」

 発砲を何発かしたのだが全て次元の壁に阻まれてジョニィには当たらなかった。

ブラック・モア「これほど強大な力が働いてるのは何故だ? まさか誰かがすでに“遺体”を全て掌握してしまっているのか?」

 しばらくして壁は消え、あとにはジョニィの死体があった。そしてそばにジャイロが立っていた。

ブラック・モア「ジョジョ! いつの間にッ?」

ブラック・モア「……」

ブラック・モア「ジョニィの始末は終わっている」

ブラック・モア「わたしは次の仕事をしなくては……」


  ブラック・モアが次に行う仕事は↓+2であった

ブラック・モア「裏切り者などいない…………とは言い切れない」

ブラック・モア「ジョジョのためにも捜索をしなくては」

 ブラック・モアはその優れた能力で裏切り者を探し出した。

ブラック・モア「コイツが東方仗助と繋がってジョジョの命を狙っているということは分かった」

ブラック・モア「あとは仗助が何故ジョイロ・ツェペリに敵意をもっているのかを調べなければ……」


  裏切り者とは↓+2であった

ブラック・モア「裏切り者の処遇は後回しだ」

ブラック・モア「まずは東方仗助」

 ブラック・モアが調べていくとあることが発覚した。

 ブラック・モアの手元には仗助が置いていった荷物から取り出した仗助の日記、そしてアヴドゥルの予言の書がある。

ブラック・モア「『占い師』だと?」

ブラック・モア「こいつは何故ジョジョのことを知っている?」

ブラック・モア「そして何よりも問題なのはッ」

ブラック・モア「こいつの日記には今までジョジョが起こした行動が記されていることだッ!」

ブラック・モア「しかしまだ続きがある」

ブラック・モア「『占い師』の腕は確かなようだ」

ブラック・モア「やはり裏切り者の粛正は後回しだ」

ブラック・モア「ジョジョに『占い師』の情報を伝え」

ブラック・モア「わたしは東方仗助から『占い師』のことを訊き出し完璧に仕留める」

ブラック・モア「そうしなければ戦力の大幅な低下が起きてジョジョの覇道に支障が出る」

ブラック・モア「うおおおおおおおおおおッ」

ブラック・モア「他のやつらに……裏切り者どもに知られる前に」

ブラック・モア「特に常にジョジョに付き従っているジャイロが行動を起こす前にッ」

ブラック・モア「全てを終わらせてやるッ!」

 ブラック・モアはその後にあった9柱神の集会に出るとジャイロに密かに情報を伝え仗助の始末に向かった。

 そしてブラック・モアは人気の無いところで彼を見つけた。


  仗助との戦闘後にブラック・モアは↓+2をしようとする

ブラック・モア(東方仗助はごくごく一般的な家庭の東方家で生まれた小僧だ)

ブラック・モア(しかし収監経験がある)

ブラック・モア(なぜなら彼が少々キレやすいという難点を持つスタンド使いだからだ)

ブラック・モア(油断は出来ない)

仗助「ん? アンタそんなとこでオレのことなんかジーっと見てどうかしたッスか〜?」

 土砂降りの中でブラック・モアは仗助を見つめていたのだった。

ブラック・モア「スイませェん……」

ブラック・モア「今……仕事中で急いでいるもので……東方仗助選手」

ブラック・モア「ひとつ……ごくツマラナイ質問があって参りました……」

ブラック・モア「選手の裏記録から調べたのです」

ブラック・モア「あなたはついこの前、牢獄中で『占い師』に会いましたね?」

仗助「なんでそれを知ってんだよォォ!」

ブラック・モア「やはり……」

ブラック・モア「その相手の名前をお教え願います……」

ブラック・モア「東方仗助……騎手」

仗助「『占い師』……ああ……なあんだ……そんな事ッスか〜」

仗助「クレイジー・ダイヤモンド」

クレイジー・ダイヤモンド「ドラァ!」

 クレイジー・ダイヤモンドの奇襲をブラック・モアは降っている雨を駆け上がって避けた。

ブラック・モア「血迷った事を……今ならまだ軽い刑罰で済みます……東方仗助さあ……『名前』を! あなたに出会った者は誰なのです?」

仗助「何が目的ッスか〜?」

仗助「オレの傘がわりになってくれるのはありがたいんスけど……『無礼』ッつー行為に相当するぜ……」

仗助「人様の頭の上に立つって事はよォ〜……」

仗助「オメエの追跡はここで終わりだぜ」

仗助「口を閉じな……」

仗助「この攻撃で永遠にな……」

クレイジー・ダイヤモンド「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァァッ!」

 仗助は倒れた。体中に亀裂が走っている。

ブラック・モア「わたしの能力名は『キャッチ・ザ・レインボー』」

ブラック・モア「触れた雨粒は空中に固定できる……」

ブラック・モア「『虹』を渡るように……」

ブラック・モア「『ガラスの板』の上を歩くように……」

ブラック・モア「雨は降りそそいでいるとは限らない」

ブラック・モア「スイませェん……まだ今少し……命だけは完全に取らないでおいてあげました」

ブラック・モア「『2秒』あげます、東方仗助」

ブラック・モア「質問はすごく簡単でたったのひとつだけです」

ブラック・モア「『誰が占い師ですか?』」

 助けるつもりなどさらさらないが甘い言葉で催促をした。

ブラック・モア「しゃべりましょうよ……しゃべれば助かりますよ……」

ブラック・モア「話してください」

ブラック・モア「さあ……すぐそこに病院があります」

ブラック・モア「連れていってあげましょう」

仗助「ベッドの上で死ぬなんて期待してなかったぜ」

仗助「オレは東方だからな、帰る所が欲しがっただけだ……」

仗助「旅に出たら帰る場所がな……」

ブラック・モア(何を言っても無駄か……)

ブラック・モア(ならば彼の死体から手紙でも探せばいいか)

 ブラック・モアがトドメをさそうとしたそのときだった。

仗助「クレイジー・ダイヤモンド」

ブラック・モア「なッ!?」

仗助「オレの……俺の体中についた雨を戻したぜ……空になァッ!」

ブラック・モア(逃がしはしないッ!)

 雲のかなたへ飛んでいく仗助にブラック・モアはトドメを刺した。

ブラック・モア「これで邪魔者はいなくなった」

ブラック・モア「あとは裏切るつもりだったやつらに釘を刺すだけか」

 ブラック・モアはまずジョナサンの追跡をしていたラバーソールを呼んだ。

ラバーソール「何だよ?」

ラバーソール「オレは仕事中だぜ」

ブラック・モア「東方仗助は始末した」

ラバーソール「……」

ブラック・モア「お前は今から東方仗助に化けてレースに参加しろ」

ラバーソール「わ、わかった」

ブラック・モア「……」

 ラバーソールは急いでブラック・モアが曳いてきた仗助の馬に乗って出発した。

 他のやつらにも警告をしたブラック・モアは大統領の暗殺に取り掛かった。

ブラック・モア「DIOを篭絡するか」


  その手段は↓+2であった

ブラック・モア「スイませェん……DIO様」

DIO「ん? なんだね?」

ブラック・モア(大物ぶってるだけの小物か)

ブラック・モア(これなら篭絡も簡単だ)

ブラック・モア「相談があって」

DIO「ほう」

DIO「言ってみたまえ」

ブラック・モア「大統領を暗殺しませんか?」

DIO「私に何の得があるのかね?」

ブラック・モア「大統領を倒せばアメリカを掌握出来ます」

ブラック・モア「それに依頼を受けてくれるならジョースター一族の殲滅を請け負いますが」

DIO「ジョースター家をッ?」

DIO「そんなことが出来るのかッ?」

ブラック・モア「われらが主人はジョジョというあだ名も持っています」

ブラック・モア「聞けばジョースター家も代々ジョジョの名を持っていたとか」

ブラック・モア「この世にジョジョは2人もいりません」

DIO「……」

DIO「いいだろう」

DIO「その話このDIOが請け負ったぞ」

ブラック・モア「頼みましたよ」

 ブラック・モアはその場を去っていった。

 それからも任務をちゃくちゃくとこなしていき、ついに彼の命日が来た。

ブラック・モア「スイませェん……」

ブラック・モア「ズッケェロ」

ブラック・モア「いまからディアボロを始末します」

ブラック・モア「彼は本来はアナタの管轄内ですから手伝ってください」

ズッケェロ「分かったぜ」

 ブラック・モアはズッケェロをつれてディアボロの元へ向かった。



   ブラック・モアはディエゴを↓+2で仲間にする

 しばらくすると頭部がないディエゴの死体を見つけた。

ブラックモア「大統領殺しに利用してやったがこうもなっては他愛もない」

 ブラック・モアが吐き捨てたそのとき聖人の遺体の力によってディエゴは復活した。

ブラックモア(これは“聖人”の力ッ!)

ブラックモア(まさか『あの方』はこの男にもう一度チャンスを差し上げようとしているのか?)

ブラックモア「スイませェん」

ディエゴ「……うう」

ディエゴ「俺は先程死んだはずじゃ……」

ブラックモア「ディエゴ・ブランドー」

ディエゴ「何だ貴様?」

ブラックモア「私たちと手を組みませんか?」

ディエゴ「手を組む?」

ブラックモア「そうです」

ブラックモア「聡明なアナタなら理解できるかもしれませんがわたしたちはある理由があってディアボロを狙っています」

ディエゴ「あの男をッ?」

ブラックモア(この様子……さてはディアボロに執着があるな)

ブラックモア「どうです?」

ブラックモア「協力すれば、マンハッタン島の支配権、及び最上級貴族に匹敵する名誉と権利を報酬にする事を約束しましょう」

ブラックモア「信用できませんか?」

ブラックモア「それならまずこのレースの選手枠を渡しましょう」

ブラックモア「それがあればレースに再参加できるはずです」

ディエゴ「……あんたたちを信用……はできた」

ディエゴ「だがそもそも協力しなければ?」

ブラックモア「スイませェん……もちろんここで殺します」

ディエゴ「選択権はなしか……」

ディエゴ「いいぜ」

ディエゴ「ここは共同戦線で行くか」

ブラックモア(強欲な男は扱いやすい)

 3人は極寒の地でディアボロを待ち構えた。

ディエゴ「寒いな」

ブラックモア「ここでいいのです」

ブラックモア「ここならわたしのスタンドは使えませんがズッケェロがうまく立ち回れます」

ディエゴ「……おい……ディアボロだ」

ブラックモア「スイませェん……遺体持ってませんか?」

ディアボロ「知らん」

ディエゴ「嘘ついてんじゃねえぜ」

ディアボロ「貴様はッ!」

ディエゴ「聖人の遺体はオレを生き返らせた」

ディエゴ「遺体はお前の元にではなくオレの下にあるべきだ」

ディエゴ「スケアリー・モンスターズ『THE WORLD』」

ディエゴ「からのーー」

ディエゴ「レース参加ッ!」

 突然心変わりを果たしてどこかへ去っていくディエゴをブラックモアは唖然としながら見つめていた。

ディアボロ「なんとかディエゴは退けたが……まだ2人いる」

ブラックモア(気を取り直せ)

ブラックモア(ズッケェロが行動を開始している)

ブラックモア「スイませェん」

ブラックモア「『ズッケェロ』が見えますか?」

ディアボロ「…………」

ブラックモア「見えるか? 『ズッケェロ』が?」

ブラックモア「見えないか……ならばあの『安価』を持ったとしても……おまえは『勝者』にはなれない」

ブラックモア「東方仗助はわたしの管轄だったが……おまえは違うようだ」

ディアボロ「…………何?」

ブラックモア「あとの『処理』はズッケェロが決定する…………」

 ズッケェロの『ソフト・マシーン』が安価を突き刺した。

ディアボロ「安価!」

ブラックモア(勝ったッ!)

ディアボロ「まだだ」

ディアボロ「ズッケェロとブラックモアを仕留めろ」

ディアボロ「安価」

安価「ソフト・マシーンの効果を解除ッ!」

安価「お前は俺自体の基礎性能を舐めたッ!」

安価「オレ直々にズッケエロ本体に拳を叩き込むッ!」

 安価は隠れていたズッケェロを凍った大地ごと殴り始めた。

ディアボロ「やめろ安価」

ディアボロ「そんなことをしたらここら一帯が極寒の水中に沈むぞッ!」

 安価はとまらずにラッシュを始めた。

安価「これはディアボロの分ッ!これもディアボロの分ッ!これもディアボロの分ッ!これもッ!これもッ!これもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれも全部ディアボロの分だぁぁぁぁぁぁぁッaaaaaaAAAAAAAANNKAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーーッ!!」

ズッケェロ「ぐぎゃあああ」

安価「カスが」

 その反動で割れた氷の破片がブラックモアに突き刺さる。

 ズッケェロがソフト・マシーンで用意した広大な氷塊のみが沈んでいる間にブラックモアは自らを回想した。

ブラックモア(何故だ?)

ブラックモア(何故わたしはやられているのだ?)

ブラックモア(……)

ブラックモア(……そうか、わかったぞ)

ブラックモア(かつて『遺体』を見たとき)

ブラックモア(『聖人』の存在を感じたとき)

ブラックモア(あのときに邪な欲望を抱いたからだ)

ブラックモア(ならばッ!)

ブラックモア(わたしがこれからすることはひとつ)

ブラックモア(ジャイロ・ツェペリは『帝王』)

ブラックモア(つまりジョジョに『御遺体』を渡さなくてはッ!)

ブラックモア(そのためにはこの罪人共を生かしては置けないッ!)

 雨が降りだした。

ブラックモア「こんな事になるなんて……あんなスタンドごときのために……」

ブラックモア「おまえの行為は『蛇にそそのかされたイヴ』のごとき愚かなる過ち」

ディアボロ「安価がッ」

 安価は固定された雨に切り刻まれていた。

ディアボロ「これは『雨』か? この零度の地にッ!」

ブラックモア「この現象は……この『嵐』も掘り起こされたあの『遺体』の能力のためだ……」

ブラックモア「この嵐の『雨』がやんだらわたしは『死ぬ』……雨で固定した……このキズの塞いだフタが流れ出て……」

ブラックモア「でもかまわない……これは『罰』だ……」

ブラックモア「『遺体』を思わずひとり占めしようとしたこの卑しき欲望とわたしの弱い心への『罰』!」

ブラックモア「やはりあの『お方』の『御遺体』はいずれ世界の中心となるジョジョが回収すべきもの! この寿命が尽きるまでッ!」

ブラックモア「うおぉぉおぉぉおぉぉおおぉぉぉおぉ」

ブラックモア「全身全霊をつくしましょうッ!!」

ディアボロ「起きろ安価」

ブラックモア「全員で償うがいい……自分の罪を! あの世でおまえら全員で……」

ディアボロ「償うのは貴様だけだ」

ディアボロ「安価」

安価「お前の……傷穴を塞いでいるのは……『アクア・ネックレス』だ……」

ブラックモア「何ッ!」

 ブラックモアは動揺した。

 そして、

 雨が止んだ。





          捜査官はブラック・モア(完)






  ジャイロはこの後過去に行くことが可能になるのだがその代償は↓+2だった

   スレが過疎っているときを除き連投はなしです。けど、あらかじめいっておかなかったので今回はミックスします。次回から禁止します。



ジャイロ「そうだッ!」

シーザー「何か思いついたんですか?」

ジャイロ「キング・クリムゾン ラブトレインだ」

シーザー「えッ?」

ジャイロ「キング・クリムゾン ラブトレイン act.3」

キング・クリムゾン「これは『時を過去に消さずに飛んでいく』能力」

キングクリムゾン「どうしようもならない『過去』からきた『結果』を『消し飛ばす』ために『戻る』」

キングクリムゾン「ただしリスクがある」

キングクリムゾン「『戻る』代償に『今』から好意を持つものを犠牲にしなければならない」

ジャイロ「それなら大丈夫だぜ」

キングクリムゾン「待てッ!」

キングクリムゾン「しかし初回はのみ違う」

キングクリムゾン「本来あるべき運命を1つ知らなければならない」

ジャイロ「誰のだ?」

キングクリムゾン「少年マルコ」

ジャイロ「……」

ジャイロ「『占い師』のところまで過去を戻せ」

 時代が戻っていく。

キングクリムゾン「本来マルコは無罪釈放となる」

ジャイロ「なんだよ……いいじゃねえか……」

キングクリムゾン「だがその後風邪をこじらせ死亡」

ジャイロ「……ッ」

ジャイロ「所詮はあるべき運命だろ」

ジャイロ「オレは運命さえも支配できる」

 時代をさかのぼったジャイロはすぐに仗助がいた、というよりいる刑務所付近で捜索をするとあることが分かった。

ジャイロ「『占い師』の正体はモハメド・アヴドゥル」

ジャイロ「どうやらスタンド使いらしい」

ジャイロ「面白いやつだったら部下にしてやるぜ」

 ジャイロはアヴドゥルを値踏みしにいった。

アヴドゥル「仗助も出所できたし私もレースに参加でもするか」

ジャイロ「それは無理だぜ」

アヴドゥル「お前は誰だッ!?」

ジャイロ「オレは未来から来たジャイロ・ツェペリだ」

アヴドゥル「未来? ジャイロ・ツェペリ?」

ジャイロ「アヴドゥル」

ジャイロ「お前は俺を知らなくてもオレはお前を知っている」

ジャイロ「お前は何故オレに仕えない?」

ジャイロ「『人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる』」

ジャイロ「名声を手に入れたり、人を支配したり、金もうけをするのも安心するためだ」

ジャイロ「結婚したり、友人をつくったりするのも安心するためだ」

ジャイロ「人の役立つだとか、愛と平和のためにだとか、すべて自分を安心させるためだ」

ジャイロ「安心をもとめる事こそ、人間の目的だ」

ジャイロ「そこでだ……オレに仕えることに、なんの不安感があるんだ?」

ジャイロ「オレに仕えるだけで、他の全ての安心が簡単に手に入るぞ」

ジャイロ「今のおまえのように、死を覚悟してまでオレに挑戦することのほうが、不安ではないのか?」

ジャイロ「おまえはすぐれたスタンド使いだ……殺すのはおしい」

ジャイロ「ジョースターたちの仲間をやめて、オレに永遠に仕えないか?」

ジャイロ「永遠の安心感を与えてやるぜ」

アヴドゥル「断るッ!」

アヴドゥル「マジシャンズレッド」

 アヴドゥルはスタンドを出した。

ジャイロ「それがオメエのスタンドか」

アヴドゥル「クロス・ファイヤー・ハリケーン」

アヴドゥル「地獄を! きさまに! HELL 2U!」

ジャイロ「そうか」

ジャイロ「なら」

ジャイロ「予言してやる」

ジャイロ「お前は死ぬ」

アヴドゥル「占い師のわたしに予言で闘おうなどとは、10年は早いんじゃあないかな」

ジャイロ「未来から来たオレにそれを言うのか?」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

 時は消し飛んだ。

アヴドゥル「はっ!」

 とっさに生物探知機で後ろに回られていることに気付いたアヴドゥルはマジシャンズレッドでキング・クリムゾンの攻撃を防いだ。

アヴドゥル(今何があったのだ?)

ジャイロ「オレのスタンド『キング・クリムゾン』は無敵だ」

アヴドゥル「全てのスタンドには攻略法があるッ!」

アヴドゥル「マジシャンズレッド」

 何かが起こった。

ジャイロ「熱いッ!」

ジャイロ「ぐああああッ!」

ジャイロ「鉄球が溶けている」

ジャイロ「ば……バカなッ! ……こ……このオレが…………このオレがァァァァァァ──────ッ」

ジャイロ「仕方がない」

ジャイロ「キング・クリムゾン……」

ジャイロ「新次元のキング・クリムゾン第2の能力……」

ジャイロ「『キング・クリムゾン ラブトレイン』を使うしかない」

ジャイロ「キング・クリムゾン ラブトレイン act.2」

キング・クリムゾン「これこそが『攻撃という結果の消し飛ばし』」

キング・クリムゾン「全ての『過程』と『害悪な結果』は消し飛び」

キング・クリムゾン「『吉良な結果』のみが残る」

アヴドゥル「はッ」

アヴドゥル「何だとッ!?」

アヴドゥル「あたり一面焼け野原なのにジャイロだけは燃えていない」

ジャイロ「『攻撃を受けたという事実』を消し飛ばした」

ジャイロ「もう一度言うぜ」

ジャイロ「お前はここで死ぬ」

アヴドゥル「マジシャンズレッド」

ジャイロ「何度やっても無駄無駄無駄ッ!」

アヴドゥル「甘いな」

アヴドゥル「私の狙いは……その一歩先だ」

ジャイロ「はッ!」

アヴドゥル「逃げ道は作った。後は逃げるだけ」

ジャイロ「させるかァッ!」

 ジャイロの鉄球が飛んできた。

アヴドゥル「クロス・ファイヤー・ハリケーン」

 鉄球が半分溶けた。

 時は止まった。

アヴドゥル「今のうちに距離を稼がなくては」

アヴドゥル「うッ!」

アヴドゥル「鉄球が止まってない」

 球の形を成してない鉄球はボール・ブレイカーに見守られながら飛んでくる。

アヴドゥル「うわあああ」

 アヴドゥルに鉄球が掠った。

 時は動き出す。

ジャイロ「アヴドゥルを見失った」

ジャイロ「だけどよ……」

ジャイロ「やったな」

ジャイロ「未来に帰るか」

ジャイロ「……」

ジャイロ「これが、たとえ不完全な楕円球による回転でも無限の回転を起こす力『キング・クリムゾン ラブトレイン act.1』」

 ジャイロは去っていった。

 そして現代に戻った。

シーザー「どうでしたか?」

ジャイロ「オレが始末した」

シーザー「……そうですか」

シーザー「さすがです」

ジャイロ(オレは運命さえも納得できるまで変えられる)

 7th.stage開始

解説「長かったSBRレースもいよいよクライマックス! 会場に押し寄せる人々は数知れず! アメリカ中の全国民が集まったかのような大盛況です! さて、気になる現在の総合順位は? 帝王は依然この人ッ! 6th.stageの遅れも何のその! 一位、ディアボロ選手ゥ! ブッチギリなのはルックスだけじゃあないッ! 華麗な騎乗テクニックでハートと優勝を狙い撃ちィ! 二位、マライア選手ゥ! 突然のリタイアすら我々へのサプライズなのかァ? 6th.stageの優勝を手土産に異例の復帰を果たした英国ジョッキー界の貪欲なる貴公子! 三位、ディエゴ選手ゥ! 他にも優勝の匂いがプンプンするスピードワゴン選手、このstageの記録次第で逆転も可能なガウチョ選手など、豪華な顔ぶれです! 只今より、最終決戦、7th.stageスタートですッ!」

ジャイロ「ディアボロの始末に向かったブラックモアとズッケェロから返事がない」

ジャイロ「シーザー」

シーザー「何です?」

ジャイロ「9柱神に一斉命令だ」

ジャイロ「ディアボロを討ち取れ」

シーザー「はいッ」

 しかし成果は挙げられずついには背後にリゾットの影が付きまとうようになった。

 そして……8th.stage

ジャイロ「ほぼ全滅か」

シーザー「ええ、そのようです」

ジャイロ「ならばオレ直々にやるか」

シーザー「待ってください」

シーザー「まだオレがいます」

ジャイロ「お前がやるのか?」

シーザー「はい」

ジャイロ「……」

シーザー「……」

ジャイロ「なあ……お互い秘密を言い合おうぜ」

ジャイロ「人に隠している事……あるだろ? 今……この場所で言い合おう」

ジャイロ「オレから言うぞ」

ジャイロ「オレの本名をおまえにだけ教える」

ジャイロ「『ジャイロ』ってのは愛称っていうか渾名でよォ……」

ジャイロ「オレの本当の名は『ユリウス・カエサル・ツェペリ』だ」

ジャイロ「父上がつけてくれた……」

ジャイロ「弟たちでさえ本名は知らない……絶対に人に言うなよ」

ジャイロ「さあ……オマエの番だぜ!」

シーザー「…………おったまげた!」

シーザー「今年最大のヒットじゃないです?」

シーザー「『ユリウス・カエサル』」

シーザー「英語読みだとジュリアス・シーザーっての? ローマ皇帝の? ローマ将軍の? 超ブッタマゲ! スペリングも同じ? それマジですか? ジャイロ」

シーザー「アンタのオヤジさんどうかしてるな」

ジャイロ「おいッ!早くしろ!てめーの番だろッ!!」

ジャイロ「その名を二度と口にするなよ! おめーこそシーザーってのは本名なのか?」

シーザー「………シーザー・A・ツェペリは本名ですが」

ジャイロ「……そうだな……」

シーザー「……言いますけど……でも……言ったら引くと思いますけど……」

ジャイロ「引くから秘密なんだろ!! さっさと言えッ!」


  シーザーの秘密は↓+2

シーザー「恋心ってわかるか? ……ちょっとした恋心があってさ……」

シーザー「何て言うか……実は」

シーザー「リサリサ先生が好きだ!」

シーザー「オレは彼女に惚れている!」

シーザー「以上ッ」

シーザー「誰にも言うなよ」

シーザー「あっ、やっぱり引いてるッ! だから引くって言ったんだ!」

ジャイロ「それを人にしゃべったらオレが逆にヤバイくらい引くわ!」

ジャイロ「……絶対に言うなよ……」

シーザー「アンタこそ……!」

 シーザーは去っていった。

リゾット「ジャイロ・ツェペリ」

ジャイロ「何か用かい?」

 激戦の末ジャイロは勝利した。

ジャイロ「あのヤローのせいで血が足りねえ」

ジャイロ「しばらくは休まねえとな」

 ようやく体調が回復した頃、シーザーのシャボンが飛んできた。

ジャイロ「これはシャボン?」

ジャイロ「だけどただのシャボンじゃねえ」

ジャイロ「『ソフト&ウェット』のシャボンだ」

 シャボンは割れた。

 誰かの声が聞こえる。

シーザー「……ァ……ィ……ォーーーーおれの最期の波紋だぜーーーーうけとってくれーーーーッ」

ジャイロ「『ジャイロ』……『波紋』」

ジャイロ「……」

ジャイロ「シィーーーーーーザァァーーーーーーーーーーーッ!!」

 ジャイロは全てを察した。





    続きは明日。
    再び『安価』に戻ります。

 ジャイロはディアボロを見つけた。傍らにはジョンガリ・Aの死体がある。

ジャイロ「お馬ちゃんそこちょっと失礼ィィィィ」

ディアボロ「きさまはジャイロ・ツェペリ」

ジャイロ「そうだけどオタクらここで何してたんだ?」

ディアボロ「見ての通り怪我をしてるだろう」

ディアボロ「ここに倒れているやつにやられたんだ」

ジャイロ「へえ」

ジャイロ「このレースも物騒だな」

スピードワゴン「ジョースターさんッ! そいつを信用しちゃいけねえッ!」

スピードワゴン「こいつはくせえッー! ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーーッ!!」

スピードワゴン「こんな悪には出会ったことがねえほどになァーーーーッ」

スピードワゴン「環境で悪人になっただと? ちがうね!! こいつは生まれついての悪だッ!」

ジョナサン「な、何を言っているんだスピードワゴン?」

ジャイロ「……」

ディアボロ「きさまはまさかこいつを……ジョンガリ・Aを知っているのか?」

ジャイロ「ケネディを暗殺した犯人も……こーやって人生を終えた」

ジャイロ「『リー・ハーベイ・オズワルド』だっけ? たしか……」

ジャイロ「死人に口なし」

ジャイロ「だから歴史は丸く治まった……」

ジャイロ「お前らもここでくたばりやがれッ」

ディアボロ「ヤバイッ」

 安価の力でディアボロにスタンド『クリーム』が加わる。

ディアボロ「クリーム」

ディアボロ「ジャイロを消せェッ!」

ジャイロ「くそっ! 寝る前だってのに変なものみせやがってッ!!」

ジャイロ「スタンドが消える原因のトップは何か知ってるか? 聖人の遺体が必要なのに失っちまうのが1位でスタンドを複数持っちまうやつがその次だ」

ジャイロ「おまえさんがその順位を入れかえるつもりか?」

 スタンドを2種類以上持ったためクリーム×50と安価が消滅していく。

ジャイロ(今更だが本当にジョニィのやつのスタンド知識は役に立ったな)

ディアボロ「安価ァァァッ!!」

ジャイロ「よそ見してんじゃねえェッ!」

ディアボロ「ぐほッ」

ディアボロ「鉄球使いか……」

ジャイロ「もいっぱあああああつッ!!」

安価「……」

 時間が巻き戻る。

ジャイロ「こいつ……時間を戻しやがったか」

ディアボロ「安価……」

 再びクリームが現れた。

 そしてそのスタンド使いは……。

ディアボロ「お………おまえは……!! そうだ!! おまえはッ!!」

ディアボロ「おまえは、オレが失敗をしたせいで、DIOに殴られて戦死した……………………!!」

ツェペリ「ディアボロ……おまえは、りっぱにやったのだよ…………そう…………わたしが誇りに思うくらいりっぱにね…………」

ジャイロ「変な帽子だよな…………あんた踏みつけてやりたいね……まだ頭の上にのっかっているうちに踏みつけてやりたいね」

ツェペリ「クリーム」

 クリーム1体の特攻をジャイロは鉄球で阻んだ。

ディアボロ「何ィッ!!」

ジャイロ「オレのは『技術』だ」

ジャイロ「人間には未知の部分がある」

ツェペリ「ならばこれはどうだ」

ツェペリ「クリーム一斉攻撃」

 クリームが同時に多方面から突撃する。

スピードワゴン「やったぜッ! こんなことされちゃあたとえオレのメイド・イン・ヘブンでも逃げれねえぜッ! なんたって逃げ場所が無いんだからな!」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

 時は消し飛んだ。

ツェペリ「ぐはッ」

スピードワゴン「ツェペリのおっさん!」

スピードワゴン「いつの間に鉄球が……」

 ジャイロはツェペリ男爵をそのときすでに仕留めていた。

ディアボロ「今の現象はまさか……」

ドドドドドドド

ディアボロ「いや」

ディアボロ「そうだったとしても次の私の攻撃で分かる」

ディアボロ「安価」

ディアボロ「ツェペリの仇を取れ」

安価「メタリカ!」

 ジャイロはリゾットを思い出す。

ジャイロ「またそれかよ」

ディアボロ「『また』だと……?」

ジャイロ「これだけはいくらオレの鉄球でも回避できねえ」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

 時間が消し飛んだ。

ディアボロ「この感覚……!」

ディアボロ「やはりそうだ」

ディアボロ「それは、私が持っていた……オレのモノだったスタンド……」

ディアボロ「……ジャイロ・ツェペリ……」

ジャイロ「……ディアボロ……」

安価「……」

黄金の風が吹く。



   主人公をジャイロからディアボロに戻します。




ディアボロ「ジャイロ」

ジャイロ「ディアボロ」

ディアボロ「安価」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

ディアボロ「黄金の回転」

ジャイロ「黄金の回転」

 両雄がぶつかり合う。

安価「これはディアボロの分ッ!これもディアボロの分ッ!これもディアボロの分ッ!これもッ!これもッ!これもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれも全部ディアボロの分だぁぁぁぁぁぁぁッaaaaaaAAAAAAAANNKAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーーッ!!」

 ラッシュ対決でキング・クリムゾンが競り負けていく。

 鉄球対決は互角。

ジャイロ「キング・クリムゾン ラブトレイン」

 形勢が逆転してくる。

ディアボロ「安価が競り負けているだとッ?」

ディアボロ「だが」

ディアボロ「安価にはその恐るべき能力がある」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「『遺体』よ!安価に力をッ!」

ジャイロ「無駄無駄ァッ」

ジャイロ「『聖人の遺体』はオレに味方している」

ジャイロ「そしてッ」

ジャイロ「聖人の遺体は唯一『安価』の指令を受け付けねえ」

ジャイロ「キング・クリムゾン ラブトレインact.1」

ジャイロ「無限の『無限の回転』」

ディアボロ「防げ」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「ボール・ブレイカー&タスクact4ッ!」

安価「『回転』を相殺ッ!」

安価「そのままジャイロに『回転』の力をぶち込むッ!」

ジャイロ「何だとォォッ」

ジャイロ「無限の回転がァ……」

ジャイロ「体が巻き込まれる」

ジャイロ「キング・クリムゾン ラブトレインact.2」

ジャイロ「『攻撃を受けた事実』消し飛ばしたッ」

ジャイロ「そして」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

 時が消し飛んだ。

ディアボロ「ぐはッ」

スピードワゴン「まただ……」

スピードワゴン「いつの間にか……ディアボロの体を貫いていやがる」

スピードワゴン「あ、アイツにゃあ勝てねえ……」

スピードワゴン「『安価』でも歯が立たねえ化け物にはよォッ!!」

ディアボロ「まだだッ」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「キングクリムゾンがレクイエム化してジャイロを裏切る」

ジャイロ「無駄無駄無駄ァッ!」

ジャイロ「安価じゃ聖人の遺体に勝てねえ」

ジャイロ「だけどよ」

ジャイロ「レクイエム化の力だけはもらっておくぜ」

 キング・クリムゾンがレクイエム化可能になった。

ディアボロ「なッ……にィッ!」

ディアボロ「ならば」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「『遺体』に誰よりも愛された存在……」

安価「『本来の基準世界』で聖書における『処女懐胎』を成し遂げた聖なる女性……」

安価「ルーシー・スティールをこの場に呼び出すッ!」

ジャイロ(な、何だ?)

ジャイロ(とてつもなくやばい気がしてきたぞ)

ジャイロ(なら……)

ジャイロ「呼び出す前に死にヤがれェェェーーッ!」

ジャイロ「キング・クリムゾン ラブトレインact.1」

ディアボロ「防げ」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「『キングクリムゾン』!」

安価「攻防の過程を吹き飛ばし、既にルーシーはここにいるッ!」

ジャイロ「ならルーシーを狙うぜ」

ジャイロ「オラァ」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「イエスキリスト顕現」

安価「この場における争いが敵味方ともに不可能になる」

ジャイロ「くそッ……」

ディアボロ「安価!」

ディアボロ「それでは駄目だ」

ディアボロ「これでは何も解決していない」

ディアボロ「奴が去っていく」

ディアボロ「どうにか追撃をさせてくれ」

安価「……」

ディアボロ「くそッ!」

ディアボロ「もう少しだッ!」

ディアボロ「くそッ!」

ディアボロ「あとほんの少しなんだッ!」

ディアボロ「どうしても遺体を手に入れたいッ!」

ディアボロ「『生きる』とか『死ぬ』とか誰が『正義』で誰が『悪』だなんてどうでもいいッ!!」

ディアボロ「『遺体』が聖人だなんて事もオレにはどうだっていいんだッ!!」

ディアボロ「オレはまだ『マイナス』なんだッ!」

ディアボロ「『ゼロ』に向かって行きたいッ!」

ディアボロ「『遺体』を手に入れて自分の『マイナス』を『ゼロ』に戻したいだけだッ!!」

ディアボロ「安価」


  ↓+2



   一旦休憩します。

安価「ディアボロ……貴方の行動は『黄金の精神』に基づいた『正しい行い』だ……」

安価「『真実から出た真の行動』は……決して滅びはしない……」

安価「私を……そして貴方を此処まで導いてくれた全ての人々が……力を与えてくれている……」

安価「『遺体』はたった今より、ルーシー・スティールのものだッ!」

安価「Go、ディアボロッ、Go!」

ディアボロ「あ、安価……」

ディアボロ「……」

ディアボロ「ジャイロ・ツェペリ!」

ディアボロ「その遺体はお前のものではないッ!」

ジャイロ「『安価』じゃ『聖人の遺体』に干渉できねえってまだわかんねえのかッ!?」

ディアボロ「ならば」

ディアボロ「あるべき場所へ奪い取る」

ジャイロ「……」

 ジャイロはそのまま去っていった。
 後を追うディアボロ。
 ゴールを通り抜け……。

実況「FINAL STAGE!!」

実況「ここからは汽船に乗って1位から15秒間隔で各馬スタートですッ!」

実況「FINAL STAGEの結果により優勝の可能性がある選手は……!!」

実況「ディアボロ選手」

実況「ポコロコ選手」

実況「ディエゴ・ブランドー選手」

実況「ジャナサン・ジョースター選手」

実況「ジャイロ・ツェペリ選手」

実況「ロバート・E・O・スピードワゴン選手」

実況「SBRレース総合ポイント優勝者の賞金60億円に加え…!!」

実況「さらにこのファイナル・ステージだけの勝利者に懸賞金が各スポンサーから『10億円』ついております」

実況「最高合計70億円ですッ!」

ディアボロ「遅いッ……」

ディアボロ「船の速度が遅すぎるぞッ!」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「ストレングスッ!」

安価「汽船と一体化してスピード・パワー・耐久性を跳ね上げるッ!」

安価「これで燃料切れを気にする必要も無くなったッ!」

ディアボロ「これで奴を抜いてやるッ!」

審判「前の選手を抜くのは反則ですよ」

ディアボロ「……」

ディアボロ「いくら欲しい?」

審判「わたしを賄賂で買収しようたってそうはいきませんよ」

ディアボロ「わかった」

 スティール・ボール・ランレース ファイナルステージ開始

ディアボロ「さっそく」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

ディアボロ「普通ならこのまま陸路を進むだろう」

ディアボロ「だが私は違うッ!」

ディアボロ「逆に海に飛び込む」

ディアボロ「……」

ディアボロ「安価……」

ディアボロ「ジャイロとの距離が伸びてきているぞ」

ディアボロ「もう一度」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「ディアボロの馬の疲労をジャイロの馬に押し付けるッ!」

安価「そしてホワイト・アルバム&ウェザー・リポートッ!」

安価「海の上を高速で移動しながらコース中の水路に移行し、追い風を造って加速……一気に畳み掛けるッ!」

ジャイロ「ん?」

ジャイロ「オレの馬の速度が落ちてきやがった」

ジャイロ「さては『安価』」

ジャイロ「うおッ」

ジャイロ「ディアボロがとてつもないスピードで追ってきてやがるぜ」

ディアボロ「安価」


  ↓+2



   説明が分かりずらくてスイませェん。全選手すでに汽船は降りています。

安価「疑似キングクリムゾン」

安価「ファイナルステージ中盤まで時間を吹き飛ばす」

安価「妨害より先に進む事優先」

 時は消し飛んだ。

ディアボロ「何してるんだァァァッ!」

ディアボロ「聖人の遺体を手に入れなくてはいけないのだッ!」

ジャイロ「あんヤロー」

ジャイロ「時を飛ばしやがったな」

ジャイロ「まあ」

ジャイロ「その世界ならオレも介入できるからいいんだけどよ」

ディアボロ「調子に乗るな」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

D4Cッ!
『別世界のジャイロ』を『この世界のジャイロ』の至近距離に出現させるッ!

安価「D4Cッ!」

安価「『別世界のジャイロ』を『この世界のジャイロ』の至近距離に出現させるッ!」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

 時が消し飛んだ。

ジャイロ「そして」

ジャイロ「オラァッ」

ディアボロ「鉄球に挟み込まれて平行世界のジャイロが消えたッ」

ディアボロ「しかしだ」

ディアボロ「お前……『キング・クリムゾン』を使ったな?」

ディアボロ「間隔は開けんッ!」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「キラークイーンの能力で馬を爆弾に変えた」

観客「ジャイロが爆発したァァッ!」

ジャイロ「キング・クリムゾン ラブトレインact.2」

ジャイロ「何度言えば分かるんだ?」

ジャイロ「何度もいっても分からねえって言うことは」

ジャイロ「そいつがバカなんだってコトだぜ」

ジャイロ「オレに『攻撃』は……」

ジャイロ「無駄無駄無駄ァァァァァァッ!!」

ジャイロ「キング・クリムゾン ラブトレインact.1」

ジャイロ「消えやがれェッ」

ディアボロ「くッ」

ディアボロ「奴には勝てないのか?」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「でも馬なくなったから失格だぜ」

安価「馬も戻るならオレの力で治らなかったことに」

ジャイロ「舐めるなよ」

ジャイロ「オレは平行世界にもいけるんだよッ!」

ディアボロ「何ィッ!」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

ジャイロ「やったぜ」

ジャイロ「オレの新しい馬だ」

ジャイロ「そして」

ジャイロ「新たな能力」

ジャイロ「これが『キング・クリムゾン ラブトレイン』の最終形態だ」

ジャイロ「キング・クリムゾン ラブトレインact4」

キング・クリムゾン「これは『安価破壊』だ」

キング・クリムゾン「お前の力を削らせてもらう」

ジャイロ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァァァァァァッ!!」

 消滅系安価が使えなくなった。

ディアボロ「あ、あ、安価が……削れていっているッ…………だと!?」

ディアボロ「このままではまずい」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「……」

ディアボロ「安価が死んでしまったァーーッ」

安価「……」

 その時不思議な事が起こった……安価がact2に覚醒!

安価2「……」

ディアボロ「何が変わったんだ?」


  ↓+2

安価2「『遺体』ニ匹敵スル影響力トパワーヲ得タ」

ジャイロ「オラオラオラオラオラオラオラァッ!」

 蘇生系安価が使えなくなった。

ディアボロ「これ以上はまずいッ」

ディアボロ「『安価』だ」


  ↓+2

シビル・ウォーだ…

お前は今まで『力』をその手に掴むためにどれだけの『犠牲』を払ってきた…?
否、お前自身は何も『失って』などいない…ただ『奪って』きただけだ…
人は…何かを『捨てて』前へ進む…だが…お前は『摂理』に反した…
『おっかぶれ』…お前が捨ててきた過去の罪を全てお前がな

安価2「『シビル・ウォー』ダ……」

安価2「オ前ハ今マデ『力』ヲソノ手ニ掴ムタメニドレダケノ『犠牲』ヲ払ッテキタ……?」

安価2「否、オ前自身ハ何モ『失ッテ』ナドイナイ……タダ『奪ッテ』キタダケダ……」

安価2「人ハ……何カヲ『捨テテ』前ヘ進ム……ダガ……オ前ハ『摂理』ニ反シタ……」

安価2「『オッカブレ』……オ前ガ捨テテキタ過去ノ罪ヲ全テオ前ガナ」

ジャイロ「それは『攻撃』か?」

ジャイロ「それならオレには効かねえ」

ディアボロ「それでもお前の足止めくらいは出来る」

ジャイロ「無駄無駄オラァッ!」

 回復系安価が使えなくなった。

ディアボロ「ジャイロは今動けまい」

ディアボロ「チャンスだ」


  ↓+2

安価2「トト神」

ディアボロ「なになに……『ディアボロはそこら中の観客を皆殺し』『ジャイロの息が止まって大成功』」

ディアボロ「……」

ディアボロ「どうする?」


  ↓+2

安価2「イツモ通リダヤル」

ディアボロ「どっちだ?」

ディアボロ「このままジャイロを倒しに行くのか?」

ディアボロ「観客を殺すのか?」


  ↓+2

安価2「セイッ!」

『どうせジャイロ・ツェペリを生かしておいたらここの観客どころか世界中の人間が苦しむだろう……文句は言わせない!』

『(マサクゥル)みな殺し!! C-MOON+グリーン・デイッ! 『下』はわたしの肉体が基準! カビは無限に広がるぞッ!』』

実況「体にカビがッ……うおお」

解説「あれ? ……腰から下が……」

審判「うええええッ!?」

観客「うぎゃああ」

観客「きゃあああ」

ジョージ・ジョースター2世「うぐわぁぁ」

 レースを観に来ていたジョージ・ジョースター2世も死亡。

ジョナサン「父さん……」

ジョナサン「応援に生きてくれてたのか……」

ジョナサン「ボクは君を許さないディアボロ」

スピードワゴン「ジョースターさん!」

スピードワゴン「やめるんだッ!」

スピードワゴン「アンタも俺のスタンドに乗って逃げるんだ」

ジョナサン「そういうわけにはいかない」

ジョナサン「ズームパンチ」

ディアボロ「うぐおァッ!」

ジャイロ「おいおい内輪揉めかぁ?」

ジャイロ「オレは逃げさせてもらうぜ」

ジャイロ「その前に……」

ジャイロ「オォォラァァァッ!」

 時間系安価が使えなくなった。

 ジャイロは回転の力で絶妙にゴールに向けて避難していく。

ディアボロ「ま、待てッ!」

ジョナサン「逃がさぁん!」

ディアボロ「安価」

 カビはどこまでも続いてゆく。


  ↓+2

 トト神の予言が実現される。

ジャイロ「う、ぐお」

ジャイロ「ご、うぅ……」

ジャイロ(息が……まさかこのまま死ぬのか?)

ジャイロ「ディアボロ」

ジャイロ「取引だ」

ジャイロ「落ちつくんだ………ディアボロ」

ジャイロ「撃つなよ」

ジャイロ「まずはオレの話を聞くんだ」

ジャイロ「おまえがオレを殺す事など簡単だ……冷静になって聞くだけでいい」

ジャイロ「オレはすでに敗北している」

ジャイロ「これは『取り引き』だ……」

ジャイロ「物事の……片方の面だけを見るのはやめろ」

ジャイロ「安価の力を元へ戻せるのは……」

ジャイロ「オレのこの『キング・クリムゾン ラブトレイン』の能力だけだ」

ジャイロ「オレの目的はその『遺体部位』を全て手に入れる事……ただそれだけだ」

ジャイロ「手に入れる事の結果としてそうなったがお前たちの命を奪う事ではない」

ジャイロ「さあ……この『予言』を『止めて』くれ……」

ジャイロ「出来るはずだ……! おまえの『スタンド能力』!!」

ジャイロ「プラスとマイナスで止まるはずだ」

ジャイロ「安価が再び最強になるぞ……」

ディアボロ「どうするべきだ?」


  ↓+2



   一旦休憩   

安価「デモ断ル」

安価「テメーオラヲダマソウトシテンナアッ!! ソウハイカネーエゼッ!! ソンナ取引ニナンゾ! ヒッカカルカッ! コノ下ッ端ガッ! ブッ殺シテクレルワッ!」

ジャイロ「キング・クリムゾン ラブトレインact.2」

ジャイロ「ショットガンか……」

ジャイロ「ディアボロ……もう一度考えろ」

ディアボロ「安価の力が戻って来るというのか?」

ジャイロ「約束する」

ディアボロ「完全で最強の能力が……!!」

ジャイロ「約束する」

ディアボロ「そしてそのままわたしと安価に逆らわないというのか?」

ジャイロ「約束する。誰にも報復はしない……。全てを無かった事にすると誓う。今後、お前らに決して手は出さないし、行きたい所へ行けばいい。賞金のためレースを続けたければ続けるといい。オレは『遺体』だけ手に入ればいい……。ただのそれだけだ」

ジャイロ「ディアボロ……未来の事なんかわかる者がいるか?」

ジャイロ「これからのディアボロもディアボロの道を行くのだろう……重要なのはこのオレたちの世界で生きている事だぜ」

ジャイロ「ここから話す事はとても重要な事だ。それだけを話す。オレの行動は『私利私欲』でやった事だ。『力』が欲しいだとか誰かを『支配』するために『遺体』を手に入れたい。オレには『野望』がある。全てはこのオレのために『絶対』と判断したから行動した事……。お前も体験したはずだ。あの『遺体』のところには『幸せ』や『美しいもの』だけが集まる。『不幸』や『酷いもの』はどこかへ吹っ飛び……他の誰かが『ヘタ』をつかむ。それが人間世界の現実であってあらゆる人間が『幸せ』になる事などありえない。美しさの陰には『酷さ』がある。いつも『プラス』と『マイナス』は均衡しているんだ。その聖なる『遺体』がッ! 仮に地球の裏側のどこかのルール厳守の『ゲス野郎ども』の手に渡ってみろ! この世の道理でしか考えないゲスどもの事だ。オレたちの将来にどれだけ残酷な出来事が起こる事になるんだ……。それだけは阻止しなくてはならねえ! オレの絶対的な『使命』は! この世界のこのオレ『安全を保証する』という事! それに尽きるからだ! このSBRレースはそのために行われ、『スタンド使い』たちに『聖なる遺体』を集めさせる唯一無二の機会だった。人間の世界では歴史でわかるように劇的変化のある時、必ず戦闘が行われる。逆に言うなら戦いの犠牲が出るからこそ『大切なもの』が手に入る。このレースで死んでいったものはそれであり、必然な結果だ。オレの行動にミスはなかったと信じている。戦争ではなく『SBRレース』であったからこそ犠牲者は最少で済んだ。頼む『ディアボロ』早まるな。『遺体』を正しく理解しているのはこのオレだけだ……どこかの誰に渡してはいけねえ……。オレは死ぬ事は恐れる。そして時間が欲しい、今は死ねない。オレのこの運命の中の『予言』を止めてくれ……」

ディアボロ「貴様は『可能』なのか?……信じたい…もしかして『戻せる』だろうと……信じたい」

ディアボロ「わたしの行動の方が『間違い』なのかもしれないと……」

ディアボロ「だが『保障』がない……」

ディアボロ「貴様はジャイロだ」

ディアボロ「その『予言』を止めて『遺体』を手中にしたとたん『だまし討ち』をするかもしれん」

ディアボロ「能力を元に戻す前に……今度は『殺し屋』や『軍隊』を送り込んでくるかもしれない」

ディアボロ「わたしの『安全の保証』なんかどこにもないっ……」

ジャイロ「オレは『誓う』と言った」

ジャイロ「オレは一度口にして誓った事は必ず実行して来た……『報復』は決してしない」

ジャイロ「………」

ジャイロ「どうする?」

ジャイロ「ディアボロ……『取り引き』の決定権は……」

ジャイロ「あくまでもお前にある」

ジャイロ「だが正しい決断をお願いするぜ!」

ジャイロ「この『予言』を止めるんだ……」

ジャイロ「オレの『運命』を『安価』で好転させてくれ」


  ↓+2

ホワイトスネイク
船から降りたところから悪夢、実はまだ船内

>>289
やめろォーッ!原作ですらあの幻覚のせいでしっちゃかめっちゃかになったというのにッ!!

安価2「ホワイトスネイク」

安価2「船カラ降リタトコロカラ悪夢、実ハマダ船内」

 船内に戻る。

ジャイロ「幻? そうか……なら……」

ジャイロ「さっきの『取り引き』もまた幻だったのか……」

ジャイロ「………………ふう……」

ジャイロ「キング・クリムゾン ラブトレインact.4」

ジャイロ「オラァッ! オラァ! オラァァッ!!」

 スタンド系安価が使えなくなった。
 蘇生系安価が使えなくなった。
 時間系安価が使えなくなった。

ディアボロ「ウオオオオォォオオオオッォオッッ!!」

ディアボロ「安価がァーッ!!」

ジャイロ「オゥラァーーーァァァッ!!!」

 消滅系安価が使えなくなった。

ディアボロ「ジャイロ・ツェペリ……ここで……死ねェ」


  ↓+2

(ディアボロの台詞でお願いします)
貴様…何で私がホワイト・スネイクのスタンド能力を『解除した』か分かっているのか…?

『遺体』の支配権は貴様が今まで眠っている間にルーシー・スティールへと移った…『遺体』そのものと力と共に…
つまり貴様のキング・クリムゾン ラブトレインはいわば燃えかす…貴様の体内に残った『遺体』のエネルギーの残滓が見せた最後の奇跡だ…

そして貴様が殴ったのはただの幻影…私は貴様の感覚に限っては『解除して』いなかったッ!
そうッ!『昔の私』とよく似た貴様なら、完全に諦めていない限り『解除した』瞬間を狙って反撃してくるッ!

貴様の考えが分かった以上、容赦はしない…『安価』ッ!ラッシュを喰らわせてやれッ!

安価(ディアボロの台詞でお願いします)

ディアボロ「貴様……何で私がホワイト・スネイクのスタンド能力を『解除した』か分かっているのか……?」

ディアボロ「『遺体』の支配権は貴様が今まで眠っている間にルーシー・スティールへと移った……『遺体』そのものと力と共に……」

ディアボロ「つまり貴様のキング・クリムゾン ラブトレインはいわば燃えかす…貴様の体内に残った『遺体』のエネルギーの残滓が見せた最後の奇跡だ……」

ディアボロ「そして貴様が殴ったのはただの幻影……私は貴様の感覚に限っては『解除して』いなかったッ!」

ディアボロ「そうッ! 『昔の私』とよく似た貴様なら、完全に諦めていない限り『解除した』瞬間を狙って反撃してくるッ!」

ディアボロ「貴様の考えが分かった以上、容赦はしない……『安価』ッ! ラッシュを喰らわせてやれッ!」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

 時が消し飛んだ。

ジャイロ「安価ラッシュを受けたという『過程』を飛ばしオレがここにいるという『結果』のみを残した」

ジャイロ「そしてそのまま……」

ジャイロ「ルーシー・スティールから『遺体』を奪うッ!」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

マンダムッ!
貴様の行動を『巻き戻す』ッ!
そしてスタープラチナ・ザ・ワールドッ!
キング・クリムゾンでどれだけ『時を消し飛ば』そうとも、止まった時の世界の中では無駄無駄無駄ァ!

安価「何故か悪夢の中の予言が実現し、ジャイロ窒息死」

ジャイロ「うぐぅぅ、ぐ……」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

 ジャイロは一瞬消えそして戻ってきた。

ジャイロ「……ディアボロ」

ジャイロ「これはオレの一族の『技術』だ」

ジャイロ「この鉄球にはオレの『努力』をあらわしている」

ジャイロ「オレの心のささえだ」

ジャイロ「大切な時ははいつも持ち歩いている」

ジャイロ「父が仕事へ行く時」

ジャイロ「持って行ったそうだが、父が帰宅したあとオレの所へ戻って来たものだ」

ジャイロ「このかけがえのない大切さは誰にも理解できないものかもしれないが、この一族の『鉄球』にかけて誓う」

ジャイロ「ディアボロ」

ジャイロ「『決して報復はしない』」

ジャイロ「全てを終りにすると誓うぜ」

ジャイロ「オレにも親はいる……『感傷』を捨てた人だが、父はりっぱな人だった」

ジャイロ「レースに出場してからますますそう思うようになったんだ」

ジャイロ「この鉄球からオレは『勝利』と『友情』を学んだんだ」

ジャイロ「オレの原点だ……」

ジャイロ「異次元にもすでにいけるようになった」

ジャイロ「いいか……邪魔をした『ロバート・E・O・スピードワゴン』」

ジャイロ「さっきゴール前のところで『スピードワゴン』のやつがオレの邪魔をしなければ、お前の近くにオレが接近した時、お前はオレに殺されて死に、こんな事態にはならなかった」

ジャイロ「その『スピードワゴン』のやつを始末しなかったのはオレがシーザーに『安全を保障』したからだ」

ジャイロ「幸運の女神に誓ったんだ……『スピードワゴン』には決して手出しはしないと……!!」

ジャイロ「オレは一度口にして誓った事は必ず実行する」

ジャイロ「お前たちに『報復しない』と誓ったなら『決してしない』」
 
ジャイロ「ディアボロ……」

ディアボロ「信じよう……」

ディアボロ「ジャイロ・ツェペリ……」

ディアボロ「貴様はきっと『真実』を話している」

ディアボロ「貴様をそう……信じる……」

ジャイロ「ありがとよ、ディアボロ」

ディアボロ「わたしは……貴様の『誓い』を今……100%信じる事にした」

ディアボロ「これから貴様に『安価』で貴様の運命の中の『予言』を止めてやりたい」

ディアボロ「本当に心からそうしたいと思う」

ディアボロ「だが、あと『1%』信じたい」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

その『鉄球』を拾ってみろ

「その前に……その『鉄球』は…『貴様の鉄球』だ…」
「異次元からこの世界へ別のジャイロを連れて来る時、体のどこかに隠して持って来ていたものだ」
「先ほどのように『安価』を撃って…『能力を削り取った鉄球』……」
「そういう事も出来る『鉄球』だった。そしてさっき掲げた『鉄球』…」
「あの時、キング・クリムゾン ラブトレインは全ての力を失った…今…エネルギーは空だ…一撃分も残っていないだろう」

「貴様の誓いの『裏』のさらなる『裏』に『だまし討ち』と『裏切り』が潜んでいない事を…」
「その『鉄球』を貴様の自分の『手』で拾い上げてみるだけでいい。きっと何事も起こらないのだろう」
「……何も起こらない…それでいい…」
「何も起こらなければ全てが終る事ができる…」
「それで101%信じられる…」
「拾ってみろ」「ジャイロ・ツェペリ法務官」

ディアボロ「その前に…………その『鉄球』は……『貴様の鉄球』だ……」

ディアボロ「異次元からこの世界へ別のジャイロを連れて来る時、体のどこかに隠して持って来ていたものだ」

ディアボロ「先ほどのように『安価』を撃って……『能力を削り取った鉄球』…………」

ディアボロ「そういう事も出来る『鉄球』だった」

ディアボロ「そしてさっき掲げた『鉄球』……」

ディアボロ「あの時、キング・クリムゾン ラブトレインは全ての力を失った……今……エネルギーは空だ……一撃分も残っていないだろう」

ディアボロ「貴様の誓いの『裏』のさらなる『裏』に『だまし討ち』と『裏切り』が潜んでいない事を……」

ディアボロ「その『鉄球』を貴様の自分の『手』で拾い上げてみるだけでいい」

ディアボロ「きっと何事も起こらないのだろう」

ディアボロ「……何も起こらない……それでいい……」

ディアボロ「何も起こらなければ全てが終る事ができる……」

ディアボロ「それで101%信じられる……」

ディアボロ「拾ってみろ」

ディアボロ「ジャイロ・ツェペリ法務官」

ドドドドドドドドドド

ジャイロ「……」

ディアボロ「……」

安価「……」

ジャイロ「……」

ジャイロ「我が心と行動に一点の曇りなし……!」

ジャイロ「全てが『正義』だ」

ジャイロ「キング・クリムゾン」

 時が消し飛んでいる。

ジャイロ「『キングクリムゾン』の能力の中では、この世の時間は消し飛び……そして全ての人間は、この時間の中で動いた足跡を覚えていないッ!」

ジャイロ「『空の雲は、ちぎれ飛んだ事に気づかず!』……『消えた炎は、消えた瞬間を炎自身さえ認識しない!』」

ジャイロ「『結果』だけだ!!」

ジャイロ「この世には『結果』だけが残る!!

 時が消し飛び終わった。

ディアボロ「がふッ……」

ジャイロ「勝ったッ! 『ジャイロ「最強のスタンド“キング・クリムゾン”を手に入れたぞ」』完!」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

「正義なのかよ!」とツッコミを入れつつ!安価!最後の力を振り絞れぇええエエーーッ

安価「あ、ありのままの事を言うぜ! 気が付いたらカーズがジャイロの隣にいた……」

 カーズはジャイロをシカトして去っていく。

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「完全回復」

ディアボロ「キング・クリムゾン」

 時が消し飛んだ。

ジャイロ「……」

キング・クリムゾン「その傷……心臓へ届いてるぞ……」

キング・クリムゾン「傷が心臓を止める前ににルーシーが持っている『遺体』で『キング・クリムゾン ラブトレインact.3』を使うといい……フフッ」

キング・クリムゾン「『悪い過去』はどっかに吹っ飛んで地球のどこかのあの少年がその不幸をおっかぶってくれる」

ジャイロ「キング・クリムゾン! 『LESSON5』だ……そう……確か」

ジャイロ「次は『LESSON5』だ」

キング・クリムゾン「何?」

ジャイロ「オレはこのSBRレースでいつも最短の近道を試みたが『一番の近道は遠回りだった』」

ジャイロ「『遠回りこそが俺の最短の道だった』」

ジャイロ「この大陸を渡ってくる間ずっとそうだった」

ジャイロ「そしておまえがいたからその道を渡って来れた」

 ジャイロは肺機能と心拍機能が停止して死亡した。

ディアボロ「キング・クリムゾン……すまない……」

ディアボロ「信じたかった」

ディアボロ「本当に……ジャイロを信じたかった」

ディアボロ「さようならキング・クリムゾン……さようなら」

 キング・クリムゾンは消滅した。

ルーシー「あ…………ああ………………あぁぁ……」

ディアボロ「どうした? ルーシー・スティール」

ディアボロ「『遺体』がないッ!!」

ディアボロ「さてはあのカーズの仕業……」

ディアボロ「やつが向かっているのはゴール方向」

ディアボロ「行くぞッ安価!!」


  ↓+2

わが愛馬!

 白カーズは黒ジャイロとの会話を回想する。

ジャイロ「探した……ぞ」

ジャイロ「いったい……いくつの『次元』を越えて……探したっことか……」

ジャイロ「やっと会えたな」

ジャイロ「『黄金の精神』を持っているおまえに……待て行くな! 待て!」

カーズ「『黄金の精神』? どうかしたのか……貴様は死にそうに見えるがな」

ジャイロ「おまえの知らない世界が存在する。『基本世界』という」

ジャイロ「いいか……カーズ良く聞いてくれ」

ジャイロ「まもなくこのオレ『ジャイロ』はディアボロに敗北する」

カーズ「…………おや……ほお?」

ジャイロ「お前はオレの事を見ず知らずの他人だと思い信用しないのだろうがもはや違う」

ジャイロ「これはオレの『遺言』だ」

ジャイロ「ディアボロの能力は『なんでもあり』だ」

ジャイロ「オレの命はこれから消滅するのだろう……」

ジャイロ「『安価』は無敵のスタンド能力だ……」

ジャイロ「どこへ逃れても安価は止まらずこの窮地に戻されてしまう」

ジャイロ「何をどうしても勝てない…」

カーズ「なんだかそりゃあお気の毒だな……」

カーズ「だが……ジャイロ……わたしに何が言いたい? 死ぬ前に飲み物でも欲しいのか?」

ジャイロ「『聖なる遺体』をオレの代わりに君が回収しろ」

ジャイロ「『遺体』を所有する者はこの世の全ての幸福を支配できるぞ」

ジャイロ「お前が支配者になれ……」

ジャイロ「『聖なる遺体』とはこの宇宙の中心であり『基本』だ」

ジャイロ「『夢』をとるんだ」

ジャイロ「オレはもう死ぬ事は恐れないがあの『聖なる遺体』だけはディアボロには決して渡せない」

ジャイロ「少年マルコを外に出してやらなくちゃならないんだ……死んでも死にきれない……だからカーズ、オメエに託す!」

カーズ「『聖なる遺体』……『基本世界』……」

ジャイロ「オレもお前を信用してるわけではないがお前の精神だけはとても気に入っている……お前が『支配』しろ……この世界の…未来を……」

ジャイロ「『遺体』のためにニューヨーク・マンハッタンに完璧に安全な地下シェルターが作ってあった」

ジャイロ「そこへ収めろ! 『遺体』はお前のものになる」

ジャイロ「これから『お前の体』を……キング・クリムゾンの能力で『鉄球』と『鉄球』の間にはさんで隠してやる」

ジャイロ「馬といっしょにな」

ジャイロ「そしてオレはディアボロと最後の『取り引き』をするつもりだ」

ジャイロ「勝利の自身はあるが殺せるかまではわからない……もし失敗してわたしが死んだら次元を越えて『基本世界』へ行かせてやるよ」

ジャイロ「だが忘れるなよカーズ」

ジャイロ「そこにいるディアボロには『安価』がある! 必ず殺せッ!」



ディアボロ「わが愛馬!」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

まずは挨拶がわりに『騎兵の回転』で鉄球をブチ込んでやる!

ディアボロ「まずは挨拶がわりに『騎兵の回転』で鉄球をブチ込んでやる!」

ディアボロ(ただし相手の奇襲を警戒しながらだ)

カーズ「ん?」

 鉄球が近寄ってくる。

カーズ「ザ・ワールド」

 時は止まった。

カーズ「ほう……止った時の中でも…………まだ動き続けるか……」

カーズ「鉄球に触りはしない」

カーズ「だが貴様は別だッ!」

カーズ「エアロスミス」

カーズ「バッドカンパニー」

 ディアボロの前に大量の弾が停止した。

カーズ「そして時は動き出す」

 時が動き出した。

ディアボロ「ハッ!」

ディアボロ「安……」

カーズ「スタープラチナ ザ・ワールド」

 時が止まった。

カーズ「念には念を入れておこう」

カーズ「ゴールド・エクスペリエンス」

スタープラチナ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!」

ゴールド・エクスペリエンス「無駄無駄無駄ッ!」

カーズ「これで万が一にも銃撃から逃げれないだろう」

カーズ「だが万々が一のために」

カーズ「クラフト・ワーク」

カ−ズ「ホワイト・アルバム」

 ディアボロが固定される。

カーズ「そしてやはり時は動き出す」

 時は動き出した。

ディアボロ「……価」

 ディアボロの感覚が暴走。

ディアボロ「え?」

ディアボロ(安価!!!)


  ↓+2



   一旦休憩します。
   黒ジャイロと白カーズのどちらが強敵ですかね?

安価「マンダムッ! 」

安価「態勢を立て直せェーーッ!」

 時が6秒戻った。

カーズ「むッ!」

カーズ「時間を6秒戻したな?」

カーズ「ならば」

カーズ「エンペラー」

カーズ「ホルス神」

カーズ「バーニング・ダウン・ザ・ハウス 『幽霊の拳銃』」

カーズ「タスク act.1」

カーズ「ハイエロファント・グリーン 『エメラルドスプラッシュ』」

 ディアボロにスタンドのマシンガンが発射される。

カーズ「そして」

カーズ「マンハッタン・トランスファー」

カーズ「ストレイ・キャット」

カーズ「セックス・ピストルズ」

カーズ「これで確実に当てる」

カーズ「ついでに『シアー・ハート・アッタク』」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「無制限時止め」

 時が止まった。

ディアボロ(このままでは私も動けないぞ)

ディアボロ(安価)


  ↓+2

安価「『ゴールド・エクスペリエンス』ッ!」

安価「生命を生み出し、そのダメージを全てカーズに反射ッ!」

安価「流れ弾はホワイト・アルバムでガードするッ!」

カーズ「ぐおおッ」

カーズ「よくもやってくれたな」

カーズ「おかげで……」

カーズ「私の作戦は巧くいったではないか」

ディアボロ「うッ! がはッ」

カーズ「お前の体にはすでに『ラバーズ』を侵入させてある」

カーズ「どうだ?」

カーズ「これで少しは人の痛みが分かったか?」

シアー・ハート・アタック「コッチヲ見ロォ」

ディアボロ「ぎゃあぁ」

ディアボロ「こ、こいつ……」

カーズ「まだ『エンペラー』が残っているぞ」

ディアボロ「ごふッ」

ディアボロ「う、ぐぐぐ」

カーズ「メタリカ」

カーズ「シルバー・チャリオッツ」

カーズ「エボニー・デビル」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「ウェザー・リポート+キャッチ・ザ・レインボー+ハングドマン+マン・イン・ザ・ミラー
ただしスタンドは……」

カーズ「怪焔王の流法」

ディアボロ「ぐおおお」

ディアボロ「安価が焼かれたァーー」

カーズ「貴様はすでにシルバーチャリオッツの攻撃範囲にいる」

ディアボロ「ハッ!」

カーズ「体中からナイフが出てくるせいで血も足りないだろう」

カーズ「すぐに楽にしてやる」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「大統領とDIOを呼び寄せカーズの目の前に」

 大統領の死体とDIOがやってきた。

カーズ「邪魔だ」

カーズ「そこをどいてろ」

DIO「邪魔だと? ……ふふふ……このDIOに邪魔だと言ったのか?」

DIO「うっ!」

DIO「それは『聖人の遺体』ッ!」

DIO「それは私のものだッ!」

DIO「寄越せッ!」

DIO「ザ・ワールド」

 時が止まった。

DIO「これで終わり……」

カーズ「ふんッ!」

DIO「まさか! 止った時の世界で動けるのかッ!?」

カーズ「山吹色の波紋失踪」

DIO「なァァにィィッ!!」

 DIOは消滅した。

 時は動き出す。

カーズ「気化冷凍法」

ディアボロ「体が凍りつくッ……」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「『リンプ・ビズキット』!」

安価「大統領の死体を『透明のゾンビ』に変えろッ!」

カーズ「キラー・クイーン」

カーズ「爆発しろッ!」

 大統領のゾンビは消滅した。

カーズ「ディアボロ」

カーズ「1つ」

カーズ「たった1つ質問だ」

カーズ「お前は『吐き気を催す邪悪』なのか『黄金の精神』なのか」

カーズ「どちらの所持者だ?」

ディアボロ「……」

カーズ「安価」

ディアボロ「何だとッ!」

カーズ「わたしにも安価は使える」

カーズ「まさか貴様だけど専売特許だとでも思ったのか?」

カーズ「答えによってはこれからのディアボロの行動と結末に大きな影響を与えるだろう」

カーズ「ディアボロはどちら側の人間だ?」


  ↓+7まで多数決

『黄金の精神』

カーズ「……」

カーズ「クレイジー・ダイヤモンド」

ディアボロ「え?」

カーズ「傷は治した」

ディアボロ「何故だ?」

カーズ「貴様が『黄金の精神』とやらを持っているのならこれ以上闘う必要はないはずだ」

カーズ「違うか?」

ディアボロ「う……」

カーズ「私はマルコという少年のために命を懸けてきたジャイロの願いを叶える為に『聖人の遺体』を持っていくだけだ」

カーズ「決して私利私欲などではない」

カーズ「……」

ディアボロ「カーズが遠くにいっていく」

ディアボロ「どうする?」

ディアボロ「このまま『聖人の遺体』はあげてしまえばいいのか」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

ディアボロ「あぉッ!」

ディアボロ「何者かが遺体を奪ったぞ」

ディアボロ「安価」

ディアボロ「誰だ?」


  ↓+2

カーズって別に遺体必要なくね?

>>352
だから『マルクを救う為』って言ってたろ
この白カーズは純粋にジャイロの遺志を受け継いでるだけ
よってあっさりと戦闘も止めた、後一歩でディアボロに勝てたかもしれないのに

安価「ペッシ」

ディアボロ「何だってェッ!」

ペッシ「オレだけ……オレだけはあのとき生き残ったんだ……」

パッシ「オメーにここで兄貴への償いをさせる!」

ディアボロ「まるで100年も修羅場をくぐりぬけて来たような……スゴ味と……冷静さを感じる目だ……たったの数日でこんなにも変わるものか……!」

ペッシ「オレまでが逝っちまう前に聖人の遺体の目の前でよオオオオー! 償いはさせるぜェェェェエーッ!」

ペッシ「心臓に食らいついたッ! ブッ殺してやるッ!」

ディアボロ「『ブッ殺してやる』ってセリフは……終わってから言うものだ」

ディアボロ「オレたち“ギャングの世界”ではな」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

キング・クリムゾン!
『ブッ殺した』ぞ、ペッシ

…誰だッ?!そこに居るのはッ!
空条承太郎…にしては『黒』すぎるッ!幾多の修羅場を潜り抜けてきた『貫禄』があるッ!
まるでジャイロ・ツェペリのような…いや…それ以上の『漆黒の意志』を感じるッ!
そして『鉄球』…『ネアポリスの服装』…
貴様は一体…?

安価「キング・クリムゾン!」

安価「『ブッ殺した』ぞ、ペッシ」

安価「……誰だッ?! そこに居るのはッ!」

安価「空条承太郎……にしては『黒』すぎるッ! 幾多の修羅場を潜り抜けてきた『貫禄』があるッ!」

安価「まるでジャイロ・ツェペリのような……いや……それ以上の『漆黒の意志』を感じるッ!」

安価「そして『鉄球』……『ネアポリスの服装』……」

安価「貴様は一体……?」

ディアボロ「分からないのか?」

安価「………………!!」

ディアボロ「よし、それでいい」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

空条貞夫か?
安価下

>>358は台詞なのか?

安価は謎の人物は一旦放置してカーズと交渉する

>>360
スマン、分かりづらかったみたいで
さっきのは台詞のつもり
でもグレゴリオの方が明らかに描写に合ってるよな…

   わざわざここに書くことではないと思いますが言わせてください。
   「『グレゴリオ』? ……な、なんだと…………」





安価「こいつは…『グレゴリオ』?」

 ドドドドドドドドド

ディアボロ「何しに来たのだッ!?」


  ↓+2

   一旦休憩  安価は↓+1

我が愚息、ジャイロ・ツェペリがそちらに迷惑をかけたようだな…
謝って何かが戻ってくる訳でもないが、まずは謝罪させてもらおう…

ジャイロと『あのお方』の遺体は我がネアポリス王国が回収する、本当に済まない、と
本当に不器用で自分勝手な男だったが、最期の願いだけは叶えてやりたい…妨害するのであれば決闘も辞さないつもりだ


…では行くぞ、空条貞夫

グレゴリオ「我が愚息、ジャイロ・ツェペリがそちらに迷惑をかけたようだな……」

グレゴリオ「謝って何かが戻ってくる訳でもないが、まずは謝罪させてもらおう……」

グレゴリオ「ジャイロと『あのお方』の遺体は我がネアポリス王国が回収する、本当に済まない、と」

グレゴリオ「本当に不器用で自分勝手な男だったが、最期の願いだけは叶えてやりたい……妨害するのであれば決闘も辞さないつもりだ」

グレゴリオ「……では行くぞ、空条貞夫」

ディアボロ「どうする?」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「今さらそう易々と手を引くわけにもな」

ディアボロ「そうだな」

貞夫「回転」

ディアボロwith安価「ヤッダッバー」

 ディアボロwith安価  戦闘不能

カーズ「……」

グレゴリオ「もういいか?」

カーズ「うむ」

 2人が去って幾分か経った後

カーズ「さて……ディアボロを治すか」

カーズ「安価」


  ↓+2

ディアボロ「うう……アイツ私を……よくもッ!」

カーズ「落ち着け」

カーズ「お前はこのままゴールに向かえ」

ディアボロ「……」

カーズ「分かったな」

安価「……」

カーズ「……しかしその前に頼みがある」

ディアボロ「なんだ?」

カーズ「私を元の世界に戻してくれないか?」

ディアボロ「安価」


  ↓+2


泣きながら

D4Cラブトレイン&キング・クリムゾン…
次元の障壁を解除した…これで元の世界に戻れるぞ…

…だがその前に、貴様にしか出来ないことを一つだけ頼んでも良いだろうか…
私とジャイロ・ツェペリは『帝王』となる為、あるいは『遺体』である少年を救う為、その途中で多くの生命を奪ってきた…
それらを復活させるには、私の『安価』ではパワーが足りない…
しかし貴様なら…究極生命体であり、『黄金の精神』を持ったカーズなら、この私の願いを可能にするパワーを持っているはずだ…

私は…「生きる」とか「死ぬ」とか誰が「正義」で誰が「悪」だなんてどうでもいいッ!!
『遺体』が聖人だなんて事も私にはどうだっていいんだッ!!

私はまだ「マイナス」なんだッ!
「ゼロ」に向かって行きたいッ!
『遺体』を手に入れて自分の「マイナス」を「ゼロ」に戻したかっただけだッ!!
私をここまで導いてくれた全ての人々に報いたいだけなんだッ!!

こんなことなら『レース』なんて最初から知らなければよかったッ!
あとほんの!
ほんの少しだったのにッ!!

安価「頼む助けてくれ」

安価「遺体はあいつらに奪われたんだぞ奪い返さないと」

安価「俺達、安価とディアボロだけじゃ勝てない」

カーズ「だが断る」

ディアボロ「何ィッ!」

カーズ「私に遺体はもう必要ない」

カーズ「むしろやつらが持っていったことで目標が達成されている」

カーズ「それでも追いたいのか?」

カーズ「何故そこまで遺体に拘る?」

ディアボロ「それは……」

ディアボロ(何故私は遺体にこうまでこだわっているのだ?)

ディアボロ「安価」


  ↓+2

ディアボロ「力だ運命を取り戻せる力だから」

カーズ「力にこだわってる限りお前は駄目だ」
   「スタンドや安価を持っているものが一般人より格上なのは幻想だ」
「世の中には何の特別な力がなくとも運命に立ち向かってる者は多い」
   「むしろ、私やお前はそんなまともに生きる事に耐えられなかった落伍者だ」

ディアボロ「力だ」

ディアボロ「運命を取り戻せる力だから」

カーズ「力にこだわってる限りお前は駄目だ」

カーズ「スタンドや安価を持っているものが一般人より格上なのは幻想だ」

カーズ「世の中には何の特別な力がなくとも運命に立ち向かってる者は多い」

カーズ「むしろ、私やお前はそんなまともに生きる事に耐えられなかった落伍者だ」

ディアボロ「……」

カーズ「さあ、私を元の世界に戻してくれ」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

D4Cラブトレイン&キング・クリムゾン…
これで元の世界に帰れるぞ…
最後だ、帰る前に話を聞いてくれカーズ…『帝王』を目指した哀れな男の話だ…

私とジャイロ・ツェペリは『帝王』となる為、あるいは『遺体』で願いを叶える為、その途中で多くの生命を奪ってきた…
それらを復活させるには、私の『安価』ではパワーが足りない…人間の身では数人を救うので精一杯だ…
だが『遺体』の力があれば、この私の願いを可能にするパワーを得られるはずだ…そう思ったのだ…

私は…「生きる」とか「死ぬ」とか誰が「正義」で誰が「悪」だなんてどうでもいいッ!!
『遺体』が聖人だなんて事も私にはどうだっていいんだッ!!

私はまだ「マイナス」なんだッ!
「ゼロ」に向かって行きたいッ!
『遺体』を手に入れて自分の「マイナス」を「ゼロ」に戻したかっただけだッ!!
私をここまで導いてくれた全ての人々に報いたいだけなんだッ!!
ジャイロ・ツェペリが救おうとした少年を、ヤツの代わりに救いたかっただけなんだッ!!

『遺体』の力があれば私の『願い』が叶うなんて…もう一度ドッピオやツェペリ男爵に会えるかもしれないなんて…
こんなことなら『遺体』なんて最初から知らなければよかったッ!
あとほんの!
ほんの少しだったのにッ!!

安価「D4Cラブトレイン&キング・クリムゾン……」

ディアボロ「これで元の世界に帰れるぞ……」

ディアボロ「最後だ、帰る前に話を聞いてくれカーズ……『帝王』を目指した哀れな男の話だ……」

ディアボロ「私とジャイロ・ツェペリは『帝王』となる為、あるいは『遺体』で願いを叶える為、その途中で多くの生命を奪ってきた……」

ディアボロ「それらを復活させるには、私の『安価』ではパワーが足りない……人間の身では数人を救うので精一杯だ……」

ディアボロ「だが『遺体』の力があれば、この私の願いを可能にするパワーを得られるはずだ……そう思ったのだ……」

ディアボロ「私は……『生きる』とか『死ぬ』とか誰が『正義』で誰が『悪』だなんてどうでもいいッ!!」

ディアボロ「『遺体』が聖人だなんて事も私にはどうだっていいんだッ!!」

ディアボロ「私はまだ「マイナス」なんだッ!」

ディアボロ「ゼロ」に向かって行きたいッ!」

ディアボロ「『遺体』を手に入れて自分の『マイナス』を『ゼロ』に戻したかっただけだッ!!」

ディアボロ「私をここまで導いてくれた全ての人々に報いたいだけなんだッ!!」

ディアボロ「ジャイロ・ツェペリが救おうとした少年を、ヤツの代わりに救いたかっただけなんだッ!!」

ディアボロ「『遺体』の力があれば私の『願い』が叶うなんて……もう一度ドッピオやツェペリ男爵に会えるかもしれないなんて……」

ディアボロ「こんなことなら『遺体』なんて最初から知らなければよかったッ!」

ディアボロ「あとほんの!」

ディアボロ「ほんの少しだったのにッ!!」

カーズ「そうか……」

カーズ「では帰るとしよう」

ディアボロ「……だがその前に、貴様にしか出来ないことを一つだけ頼んでも良いだろうか……」

ディアボロ「しかし貴様なら……究極生命体であり、『黄金の精神』を持ったカーズなら、この私の願いを可能にするパワーを持っているはずだ……」

ディアボロ「こんなことなら『レース』なんて最初から知らなければよかったッ!」

カーズ「……」

カーズ「失った命は取り戻すことは出来ない」

 カーズは帰っていった。

ディアボロ「……」

ディアボロ「レースに戻るぞ」

安価「……」

ディアボロ「……?」

ディアボロ「どうした?」

ディアボロ「私に何か言いたいのか?」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

   今更だけど『安価』の能力は『安価は絶対!』であって『会話しよう!』ではないです。はい。

失礼、熱くなりすぎた
安価下

ksk

安価「レースの決着をつける」

ディアボロ「そうだな」

 時間をすっ飛ばしファイナルステージ最終局面へ。

ディアボロ「このまま1位を獲ってやる」

ポコロコ選手「YEEEEHAAAA YO! YOYOーッ!」

ディエゴ「どうやらここから先はもう……『技術』なんて使っても無駄なようだ……」

ディエゴ「あるのは『脚力』だけだ」

ディエゴ「ここに来るまで、どれだけ『脚力』を温存して来たか……!」

ディエゴ「それだけだッ!」

ディエゴ「残された『脚』だけがッ! 勝者の条件となるッ!」

ジャナサン「ぼくの青春は、ディオとの青春!」

ジョナサン「これからその青春に決着をつけてやるッ!」

スピードワゴン「やはりおれじゃあ役不足だったようだぜ!」

スピードワゴン「ここは明日またあらためて出なおすとすっか!」

スピードワゴン「スピードワゴンはクールに去るぜ!」

ディアボロ「『光』は、おのれの精神の背後だあーッ!」


  レース結果1位は↓+2

ディアボロ「『帝王』はこのディアボロだッ!!」

ディアボロ「依然変わりなくッ!」

 スティール・ボ−ル・ランレースはディアボロの1位で終わった。






 その後、
 ジョナサンはエリナを釈放させ結婚。
 スピードワゴンとジョセフは石油会社を立ち上げ成功。
 ポコロコはレースの賞金を活用して大富豪に。
 ディエゴは隻脚の騎手として活躍。
 大統領は行方不明。
 岸部露伴はレースでの取材を元にした漫画で大ヒット。
 由花子は康一と仗助の遺体をもって帰国。
 承太郎は行方不明の娘を探して放浪中。
 花京院と億泰は今もトニオと親交をもっている。
 吉良は猫草と平穏な日々を暮らしている。
 ジョルノ含めブチャラティたちはパッショーネに君臨している。
 エルメェスとホットパンツはある人物を探して旅をしている。
 ウェザーは重傷だったところを発見され入院している。
 サンドマンは祖先の土地を守り続けている。
 マウンテンティムは捜査官としての勇名を馳せている。
 スティール夫妻は仲睦まじく暮らしている。



 そして、
 ディアボロはどこにいるのかは誰も知らない。





  ↓+9まで多数決
  このまま終了(ディアボロは受け継いだものとして終わる)
  or
  もう少しだけ続ける(ディアボロは受け継がせるものとして終わる)

   OKです。
   もう少しだけ続けます。
   次主人公候補↓+4まで(非スタンド使い推奨)

  上記の候補から選んでください。
  先制2票とったキャラが次主人公

カーズ「元の世界に戻ってきたはいいが何をしようか?」


  ↓+2


   平行世界だから前の設定をそんなに気にせずに出来ますね。

エシディシ、ワムウ、サンタナと合流しよう

カーズ「エシディシ、ワムウ、サンタナ!」

エシディシ「何だ、カーズ、帰ってきていたのか」

カーズ「ああ」

エシディシ「ジャイロとか言う男と共にいってしまったがやはり帰ってきたな」

カーズ「うむ」

ワムウ「それよりカーズ様」

ワムウ「どうして私たちを呼んだのです?」

カーズ「それは……」


  ↓+2

カーズ「暇だった」

カーズ「それにそろそろ現代人たちの文化を本格的に学んでおこうと思ってな」

サンタナ「お言葉ですが」

サンタナ「この世界の文化は全て学び終わったはずですが」

カーズ「……」


  ↓+2

カーズ「済まん、あちらの平行世界では『回転』という興味深い『技術』を受け継ぐ者が居てな……」

カーズ「この世界にもまだ我ら柱の男が見たことも無い何かが有るかも知れぬと思い、柄にも無く興奮してしまった……」

エシディシ「ほーう」

エシディシ「どういうものか見せてみろ」

カーズ「こういうものだ」

エシディシ「おお」

カーズ「そしてこれが『黄金の回転』」

エシディシ「おお!」

カーズ「さらに『騎兵の回転』を加えて」

エシディシ「おお!!」

カーズ「こういうものだ」

サンタナ「……」




     なんか面白い展開が思いつかないです。30分くらい休憩するので意見をください。

カーズ先輩って小説ジョージ・ジョースターに出てたカーズだっけ?
どんなキャラでどんな能力か知ってる人解説してくれ。

>>421
原作の『究極生命体』の能力を十二分に保有(宇宙が滅びてもカーズは滅びないレベルの不死身っぷり)
スタンドを見ることができるし、模倣することもできる(元のスタンドをレクイエム、act4相当からそれ以上の存在『アルティメット』まで昇華できる)
知性も健在で、性格は原作終盤同様に至って傲慢、人間は食料としか考えていない(こっちは白カーズだから食われる心配はないけど)
でも優しいし頼りになる(詳しくはジョージ・ジョースター読まんと伝わらないかも)、そんな万能無敵キャラ

   先輩じゃあないから安心してください。
   水戸黄門みたいな感じで行きます。



カーズ「観光旅行だ」

エシディシ「え?」

カーズ「世界中を回って実物を見よう」

ワムウ「どこに行くのですか」

カーズ「まずは……」


  ↓+2

日本の秋葉だ

  日本に到着。

ワムウ「人が多いですね」

カーズ「うむ」

カーズ「活気付いているな」


  そこで会う人物は↓+2(ボス勢からカーズ除く1名)


   一旦休憩。

カーズ「む! 何だあれは?」

プッチ「キミは『引力』を信じるか? 人と人の間には『引力』があるということを……」

店員「お客さん」

店員「そんなこと言われても困りますよ」

プッチ「いいや」

プッチ「このフィギュアは私のものだ」

店員「いやぁ……いくら言われても……」

プッチ「……」

プッチ「これは『運命』だ」

店員「は?」

プッチ「イエス様は十字架にかかる運命を背負っていた」

プッチ「聖母マリア様も、息子を失う運命にあった」

プッチ「人間の幸福において『克服』しなければならないのは『運命』だ……」

プッチ「わたしとコレクションにとっての、それは『店員』だった!」

プッチ「おまえは、わたしにとって、釈迦の手のひらを飛び回る孫悟空ですらない」

プッチ「店員ッ! おまえごときうすっぺらな藁の家が、深遠なる目的のわたしと我が家の砦に踏み込んで来るんじゃあないッ!」

店員「お客さん、そんなことばっかり言ってて恥ずかしくないんですか?」

プッチ「人が敗北する原因は……『恥』のためだ」

プッチ「人は『恥』のために死ぬ」

プッチ「安っぽい感情で動いてるんじゃあないッ!」

店員「お客さん……勘弁してくださいよォー」

プッチ「最初に抽選券付きグッズを買った者を尊敬する……罠かもしれないのにな……」

プッチ「ただの幸運なバカがたまたま買ったら、大丈夫だったのか……?」

プッチ「それとも……金の浪費で追いつめられた必死さが切り開いた発見なのか?」

店員「は、はぁ……」

プッチ「そのフィギュアを売るのだァーー!!」

店員「いやでもこれは予約制でして……」

プッチ「『どこへ行かれるのですか?』」

プッチ「おまえは『磔刑』だーーーーッ!!」

店員「警察呼びますよ?」

プッチ「神の御命においてしりぞけるッ!」

プッチ「おまえの行動は、店員……」

プッチ「自分の悲鳴をさらに、地獄のラッパにするだけの事だった!!」

プッチ「再び『ツイッターで店の評価を悪く』させたーーーーッ!!」

プッチ「我が大いなる目的の前で店員!」

プッチ「崩れ落ちる自分の貧弱さを思い知れェエーーーッ」

店員「こ、このままじゃ客足が遠くなってしまう」

ワムウ「どうやら限定物のフィギュアをなんとしてでも買おうとしているクレーマーですね」

カーズ「どうやってあのクレーマーを片付けるか?」


  ↓+2

D4Cで『こちらの世界には存在しない』同種のフィギュアを持ってこよう

カーズ「D4C」

カーズ「『こちらの世界には存在しない』同種のフィギュアを持ってきたぞ」

プッチ「……」

カーズ「やろう」

プッチ「……」

プッチ「さすが『天国』アキバだッ!!」

プッチ「さっそくツイッターにアップしよう」

プッチ「『限定バージョンフィギュアゲットナウ』『なんか騒いでたら変なやつがくれてワロタ』……よし」

プッチ「さて」

プッリ「帰るとするか」

ワムウ「カーズ様」

ワムウ「あれでよろしかったのですか?」

カーズ「うむ」

エシディシ「ここもずいぶん観たし次はどこにいく?」

カーズ「次は……」


  ↓+2に行く。そして↓+4と出会う(主人公勢から1名)

香港なんかがいいんじゃないか?

>>433
そして近場のタイガーバウムガーデンにも寄ろう

ジョセフ
こっちの世界ではなんやかんやでカーズ達とマブダチ

>>435

途中で送信してしまった…
本当は上+ポルナレフで

   ちょっと散歩してました。



カーズ「香港に着いたぞ」

ジョセフ「おお、カーズか」

カーズ「また年をくったのか?」

ジョセフ「え? まだメシは食っておらぬが……」

カーズ「いや年の話をしているのだ」

ジョセフ「あ……ああ、ああ」

ジョセフ「星の話か」

ジョセフ「最近流れ星が見えんのお」

カーズ「……」

エシディシ「カーズ」

エシディシ「さすがに人間は俺たちみたいに不老ではないんだ」

カーズ「そうだな」

カーズ「むしろ妻と老いることを選んだことに敬意を払うべきだな」

エシディシ「で、何を頼んだのだ?」

ジョセフ「エビとアヒルとフカヒレとキノコの料理じゃ」

サンタナ「いや……カエルの丸焼きだろ」

カーズ「……」

カーズ「そういえば最近悩みがあるとか」

ジョセフ「そうなんじゃ」

カーズ「なんだ? 言ってみろ」


  ↓+2

実は…日本の杜王町に愛人が居てなぁ…
ワシとの息子が産まれたと連絡が有った日から早くも十七年…DIOとの因縁にカタをつけるうちに会えず仕舞いのまま…
彼女と息子に会いに行きたいんじゃがワシももう年…それにスージーQも薄々感付いておる…

身勝手な願いと分かってはいる…
どうか息子の様子を見て来てはくれんじゃろうか?

ジョセフ「実は……日本の杜王町に愛人が居てなぁ……」

ジョセフ「ワシとの息子が産まれたと連絡が有った日から早くも十七年……DIOとの因縁にカタをつけるうちに会えず仕舞いのまま……」

ジョセフ「彼女と息子に会いに行きたいんじゃがワシももう年……それにスージーQも薄々感付いておる……」

ジョセフ「身勝手な願いと分かってはいる……」

ジョセフ「どうか息子の様子を見て来てはくれんじゃろうか?」

カーズ「承った」

 カーズ御一行はジョセフをつれて杜王町に飛んでいった。

カーズ「お前が会いに行け」

ジョセフ「え?」

カーズ「年のせいにせず自分で行け」

ジョセフ「し、しかし……」

カーズ「ここまで連れて来た」

カーズ「もうお前に障害は無いはずだ」

ジョセフ「……そうじゃな」

ジョセフ「すまなかったのう、カーズ」

カーズ「気にするな」

カーズ「……」

カーズ「行ったか……」

カーズ「……」

カーズ「次はどこに行こう?」


  ↓+2に行って、↓+4に出会う(カーズ、プッチ除くラスボス勢から1名)

カーズ「シンガポールに到着したな」

ワムウ「人気が多いですね」

カーズ「うむ」

ワムウ「むッ! あそこでなにやら不審な行動をしている男がッ!」

カーズ「貴様そこで何をしているッ!?」

吉良「なんだい君達は?」

カーズ「早く答えろ」

吉良「そんなに睨むなよ」

吉良「この吉良吉影が何をしてたかというと……」


  ↓+2

吉良「川尻家家族旅行だ」

カーズ「『川尻』? しかし貴様たったさっき自分のことを『吉良吉影』と言ったではないか」

吉良「それは……」


  ↓+2

吉良「婿養子だ」

カーズ「そうなのか」

吉良「しかし困ったな」

カーズ「どうした」

カーズ「私に出来ることなら手伝うぞ」

吉良「そうか」

吉良「実はちょっと問題があって……」

カーズ「ほお」

カーズ「言ってみろ」

吉良「それは……」


  ↓+2

吉良「息子がさらわれた」

吉良「おそらく敵はスタンド使い」

吉良「だから妻を巻き込みたくないんだ」

カーズ「ならば私に任せろ」

吉良「犯人の名前は分かるか?」

吉良「あ、ああ」

吉良「そいつの名前は……」


  ↓+2

吉良「片桐安十郎……通称アンジェロだ」

カーズ「そうか」

カーズ「さてどこにいるかわかるか?」

エシディシ「もちろんだ」

カーズ「どこにいる?」


  ↓+2

 カーズは再び杜王町に来た。

カーズ「貴様がアンジェロか」

アンジェロ「な、何だテメエ」

カーズ「おとなしく人質を渡して去れ」

アンジェロ「うるせえッ!」

アンジェロ「アクア・ネックレス」

カーズ「仕方あるまい」

カーズ「ワールド21」

アンジェロ「う、うおお!!!」

アンジェロ「ま、待て」

アンジェロ「降参だ」

アンジェロ「人質は返す」

カーズ「よかろう」

カーズ(もしコレでも降参しなかったら『ザ・ハンド』『ラット』『ダイバー・ダウン』を使っていた)

アンジェロ(助かった)

 カーズは早人と共に吉良の元へリターンした。

吉良「すまなかったね」

カーズ「ふふふ」

カーズ「いつものことだ」

カーズ「次はどこに行こうか?」


  ↓+2で↓+4と出会う(ジョセフ除く主人公勢から1名)

仗助

カーズ「再び杜王町に行くぞ」

 再々度カーズたちは杜王町にやってきた。

カーズ「ジョセフを1人で行かせたが気がかりだ」

カーズ「ちょっと見に行こう」

 カーズは東方家のチャイムを押す。

仗助「はーい何スかー」

カーズ「貴様がジョセフの子供か」

仗助「そうッスけど何か用ッスか〜?」

カーズ「いや、特に何もない」

仗助「そうッスか〜」

仗助「じゃ、これで」

仗助「あッ! あっちゃァーー」

仗助「すいません」

カーズ「何だ?」

仗助「ちょっと頼まれてくれませんか?」

カーズ「いいぞ」

仗助「じゃあ……」


  ↓+2

仗助「醤油が切れたんで買ってきてくれると助かります」

仗助「今じーさんとパーティー中なんで……」

カーズ「承った」

 カーズはスーパーにサンタナを行かせた。

ワムウ「さて私たちはこの間何をしていましょうか」

エシディシ「そうだな暇だな」

カーズ「ならば……」


  ↓+2

カーズ「露伴先生にサインもらいにいこう」

ワムウ「そうですね」

エシディシ「それがいい」

 色紙を片手に岸部露伴の家にカーズたちは行った。

カーズ「サインをくれ」

露伴「……」

露伴(ここも知られるようになってしまったということは潮時かな?)

露伴「あーはいはい」

露伴「サインね」

露伴「ほらッ」

カーズ「うおおおおおッ!」

カーズ「これが生サインかァッ!」

サンタナ「醤油を買ってまいりました」

サンタナ「あぁッ! 岸部露伴先生!」

サンタナ「サインを寄越すんだ」

露伴「……」

 サインをもらったカーズたちは仗助に醤油を渡して町を去っていった。

カーズ「次はどこに行こう?」


  ↓+2に行く、↓+4に出会う(カーズ、プッチ、ジョセフ、吉良、仗助を除くラスボス・主人公勢から3名)

ディアボロ

   3名なのであと2名↓+1

   すまん。一旦休憩。

平和な世界だし、『柱の男』も知れ渡っているんじゃないか?
てかこの世界でのDIOとの因縁ってのもただホリィさんが具合悪くなった原因がDIOに関連性の有る出来事だったってだけかも知れない

 カーズ御一行はコロッセオに着いた。

カーズ「むうッ! あそこにいるのはこの世界のジャイロか」

ジャイロ「おいジョニィ」

ジャイロ「思ったんだけどよ」

ジャイロ「『コロッセオ』てさあ、『殺っせよ』ォォ、って聞こえない?」

ジョニィ「……」

ジャイロ「……」

カーズ「観光旅行をしているのか」

ワムウ「そういえばカーズ様」

カーズ「何だ?」

ワムウ「ここら一帯はディアボロという男の支配下にあるそうです」

カーズ「ディアボロ? この世界のやつか……」

カーズ「どんなやつだ?」

ワムウ「どうやら『帝王』のようです」

カーズ「『帝王』? 何のだ?」

ワムウ「『パッショーネ』の『帝王』です」

カーズ「『パッショーネ』とはどんな組織だ?」

ワムウ「それは……」


  ↓+2

ワムウ「吸血鬼、ゾンビ、スタンド使いの暴力を背景に裏世界どころか政府も傀儡にしてる闇の組織です」

カーズ「ほお」

カーズ(やはり世界が違えば人間も変わるな)

ワムウ「どうかしたのですか?」

カーズ「いや、なんでもない」

カーズ「それよりやつら何か困っているようだぞ」

カーズ「貴様らどうしたのだ?」

ジョニィ「なんだ君ら?」

ジャイロ「まあまあいいじゃねえかジョニィ」

ジャイロ「ちょっと問題があってなあ」

ジョニィ「おいジャイロ」

ジョニィ「見るからに彼らは怪しいじゃないか」

ジャイロ「大丈夫だって」

カーズ「問題とは?」

ジャイロ「それはな……」


  ↓+2

ジャイロ「ジョニィの嫁さんの理那は原因不明の奇病にかかっちまってな」

ジャイロ「この辺りに治療法があるって噂を聞いたんだ」

カーズ「そんなことか」

ジョニィ「ちょっとそんなことって……」

カーズ「私に任せろ」

ジャイロ「なんか考えはあるのか?」

カーズ「もちろんだ」

ジョニィ「なんなんだい?」

カーズ「それは……」


  ↓+2

カーズ「トニオだ、トニオという料理人がこの近辺に居るはずだ」

カーズ「サンタナ」

カーズ「呼びに行け」

サンタナ「分かりました」

カーズ「エシディシ」

カーズ「ジョニィの奥方を連れて来い」

エシディシ「任せろ」

カーズ「ワムウ」

ワムウ「何でしょうか」

カーズ「せっかくだ」

カーズ「ジャイロとジョニィにコロッセオの案内でもしてやれ」

ワムウ「お任せください」

ジョニィ「ボクたちの為にそんなに……」

カーズ「気にするな」

カーズ「さて」

カーズ「その間私は……」


  ↓+2

カーズ「この世界のグレゴリオに会ってみよう」

 カーズはグレゴリオの元へ飛んでいった。

グレゴリオ「誰だ?」

カーズ「私はカーズだ」

グレゴリオ「何をしにきた」

カーズ「ジャイロという男を知っているか?」

グレゴリオ「……」

グレゴリオ「私の息子だが……」

カーズ「そういえばマルコという少年は知っているか?」

グレゴリオ「知っている」

カーズ「今どこで何をしている?」

グレゴリオ「何故それを聞く?」

カーズ「ふふふ」

カーズ「ただの好奇心だ」

グレゴリオ「そうか」

グレゴリオ「……」

カーズ「……」

グレゴリオ「……」

グレゴリオ「マルコは……」


  ↓+2

グレゴリオ「殺されたパッショーネという組織に」

 マルコ少年は獄中で風邪をこじらせたように見せかけられて殺されていた。証拠は残念ながらない。
 それを聞いてもカーズはパッショーネに復讐をしようともしなかった。そして結局カーズはパッショーネとは闘わない。
 人間の揉め事は人間が片付けるからだ。

カーズ「そうか」 

 カーズはコロッセオに帰った。

ジョニィ「本当に、本当にありがとう」

カーズ「困ったときはお互い様だ」

トニオ「役に立ててワタシも光栄デス」

カーズ「では行くとするか」

ジャイロ「もう行っちまうのか」

カーズ「ああ」

カーズ「次は……」


  ↓+2に行って、↓+4と出会う(既出ではない主人公・ラスボス勢から2名)

 カーズ御一行はエジプトのカイロに到着。

カーズ「ここがカイロか」

カーズ「そういえばジョセフがDIOと一悶着あったようだな」

カーズ「DIOとやらに話を聞こう」

 カーズたちはジョースター邸に行った。

カーズ「お前がDIOか?」

ディオ「いいや」

カーズ「ならDioか?」

ディオ「いいや」

カーズ「なら誰だ?」

ディオ「ディオだ」

ディオ「何度でも言うぞ」

ディオ「僕の名前はDIOじゃないディオだ」

カーズ「……」

ジョナサン「ディオ! お客さんに失礼じゃないか」

ディオ「汚い手でボクに触るなあーーッ!」

ジョナサン「ぐはぁ」

ディオ「ここの階級の上位者はジョジョではなーいこのディオだ!」

ディオ(そしていずれジョースター家の財産を乗っ取ってやる)

カーズ「ジョセフを知っているな?」

ディオ「ああ」

ディオ「あの老いぼれ爺か」

ジョナサン「そんなことを言っては……」

ディオ「ボクに指図するなァーーッ!」

ジョナサン「ぎゃああああ」

カーズ「……」

ディオ「虫唾が走るやつだ」

ディオ「で、どうしたんだい?」

カーズ「ジョセフとの因縁とは何だ?」

ジョージ・ジョースター�世「どうしたんだディオ?」

ジョージ・ジョースター�世「何か大きな音が聞こえたぞ」

ディオ「何もありません」

ジョージ・ジョースター�世「そうか」

ディオ(危ないところだった……)

ディオ(コイツとの会話もさっさと終わらせよう)

ディオ「因縁……か……」

ディオ「それは……」


  ↓+2

ディオ「先祖のDIOが目覚めた際にジョースター家のやつらが何人か死にかけたんだよ」

ディオ「それだけだ」

カーズ「そのDIOはどうしている?」

ディオ「まだ生きている」

カーズ「そうか」

エシディシ「どうするのだ?」

カーズ「どうもしない」

エシディシ「そうか」

カーズ「さらばだ」

ディオ「ふん」

ジョナサン「そういう態度は……」

ディオ「ボクに口出しするんじゃない!」

ジョナサン「うぎゃあああああ」

カーズ「……」

カーズ「次は……」


  ↓+2に行く、↓+4に出会う(登場してないラスボス・主人公勢から2名)

   うぉーい!! 誰か安価埋めてくれです!

   ドッピオはラスボスなのか? 8部は読んでないです。



 カーズ御一行はサルディニア島に到着した。

カーズ「ここには何も面白いものがないな」

ワムウ「そうですか?」

エシディシ「ならあのホテルにでも見ていこう」

カーズ「そうだな」

 ホテルに行った。

カーズ「オーナーは誰だ?」

大統領「ワタシだ」

カーズ「なら注文は貴様につければいいのだな?」

大統領「その通りだ」

サンタナ「客に対して失礼じゃないか?」

大統領「うるさい」

サンタナ「貴様ァ……!」

カーズ「よせサンタナ」

サンタナ「く……」

大統領「お前は初めから負け犬ムードだったのだ」

サンタナ「ぐう……」

カーズ「オーナー、ここのホテルはサービスがいいと聞いたが本当か?」

大統領「もちろん」

大統領「ホテル界のナプキンを取るのはこの私だ」

カーズ「部屋に案内しろ」

大統領「あいにく今は満室だ」

大統領「それにだ」

大統領「当ホテルは『完全予約制』!!」

ワムウ「『完全』……」

エシディシ「『予約制』……!」

大統領「当日来て、案内しろ、だと?」

大統領「身の程をわきまえろ」

カーズ「……」

エシディシ「……」

ワムウ「……」

サンタナ「……」

 オーナーである大統領の『いともたやすく行われるえげつない行為』に考えることをやめそうになるカーズたち。



  そこに現れた人物は↓+2

 ドアを開く音が盛大にする。

承太郎「……」

大統領「お前は空条承太郎!」

承太郎「この空条承太郎は……いわゆる不良のレッテルをはられている……」

承太郎「ケンカの相手を必要以上にブチのめし、いまだ病院から出てこれねえヤツもいる……」

大統領「ワタシのホテルでお前が喧嘩したせいでしばらく営業停止になった」

承太郎「イバルだけで能なしなんで、気合を入れてやった教師はもう2度と学校へ来ねえ」

大統領「学校ではないのにうちの従業員も数名やられた」

承太郎「料金以下のマズイめしを食わせるレストランには、代金を払わねーなんてのはしょっちゅうよ」

大統領「ここのホテルの料理は3つ星なのにまだ1度も金を払ってないぞ」

承太郎「だが、こんなおれにも、はき気のする『悪』はわかる!!」

承太郎「『悪』とは、てめー自信のためだけに弱者をふみつけるやつのことだ!!」

大統領「我が心と行動に一点の曇りなし……!」

大統領「全てが『正義』だ!」

承太郎「おめーの『スタンド』は、被害者自身にも、法律にも見えねえし、わからねえ……」

承太郎「だから」

承太郎「おれが裁く!」

大統領「……何しに来たのだ?」

承太郎「『スタンド』使いに共通する見分け方を発見した」

承太郎「それは……スタンド使いはタバコの煙を少しでも吸うとだな……」

大統領「ここは『禁煙』だ」

承太郎「鼻の頭に血管が浮き出る」

大統領「タバコの火を消せ」

承太郎「つけの領収書だぜ」

大統領「なんだ今までの分を払いに…………あれ?」

承太郎「バレなきゃあイカサマじゃあねえんだぜ」

大統領「……」

承太郎「ジョースター家には、伝統的な戦いの発想法があってな……ひとつだけ残された戦法があったぜ」

承太郎「それは! 『逃げる』」

大統領「……は?」

カーズ「……出よう」

 カーズたちはホテルを後にした。

カーズ「さて次はどこに行こうか?」

ワムウ「やはり杜王町に行きましょう」

エシディシ「そうだな」

エシディシ「あそこが一番落ち着く」

カーズ「よし」


  杜王町で↓+2と出会う

 杜王町に到着。

カーズ「ジョセフにでも会いに行くか」

ミキタカ「あのすいません」

カーズ「何だ?」

ミキタカ「少し困ったことがあって……」

カーズ「言ってみろ」

ミキタカ「実は……」


  ↓+2

ミキタカ「ぶどうヶ丘高校に転入することになっているのですが、道に迷ってしまいました……」

カーズ「サンタナ」

カーズ「案内してやれ」

サンタナ「はッ!」

カーズ「……行ったか」

カーズ「ではジョセフのところへ……」

ジョルノ「すいません」

カーズ「私は今急いでいるのだ」

ジョルノ「ボクは汐華初流乃といいます」

ジョルノ「これはあなたにしか頼めないんです」

カーズ「何だ?」

ジョルノ「それは……」


  ↓+2

ジョルノ「アンジェロ岩を切ってください」

カーズ「何だそれは?」

ジョルノ「こっちです」

カーズ「コレを切ればいいのか?」

ジョルノ「はい」

カーズ「光の流法」

カーズ「輝彩滑刀」

カーズ「これでいいか?」

ジョルノ「ありがとうございます」

 アンジェロ岩は十日後ジョルノのゴールド・エクスペリエンスによってアンジェロに戻った。

カーズ「よし」

カーズ「今度こそはジョセフのところでパーティーに参加しよう」

ジョリーン「待って」

カーズ「これ以上私に何をしろと……?」

ジョリーン「あんたまだ何もしてないじゃない」

カーズ「さっさと用件を言えェッーーー!」

ジョリーン「そんなカッカしないでよ」

ジョリーン「あたしがアナタにお願いしたいのは……」


  ↓+2

ジョリーン「彼氏と結婚したいんだけど親父が反対してて」

ジョリーン「ジョセフひい爺ちゃん味方にするの手伝って」

カーズ「よかろう」

 東方家の前に到着した。

カーズ「おーいジョセフ」

カーズ「ドアを開けろ」

スージーQ「何かしら?」

スージーQ「今取り込み中なの」

カーズ「……」

 ドアが閉められる。

カーズ「……」

カーズ「ワムウ」

カーズ「行け」

ワムウ「は?」

カーズ「修羅場こそがお前の進み道だ」

カーズ「行け」

ワムウ「はッ!」

ジョリーン「あれでよかったの?」

カーズ「……」

 声が漏れてくる。

朋子「何よアンタ!」

スージーQ「それはあたしの台詞よ」

朋子「老いぼれ!」

スージーQ「なんですって!?」

良平「落ち着け朋子」

ジョセフ「ま、まぁ」

朋子「邪魔しないで」

スージーQ「元はといえばアナタが原因なのよ」

ワムウ「少し落ち着け」

朋子「関係ないでしょ」

スージーQ「そうよ」

ワムウ「風の流法」

ワムウ「神風嵐」

ジョセフ「え?」

カーズ「……」

ジョリーン「神風嵐?」

 次の瞬間、東方家が半分吹き飛んだ。

カーズ「さてどうしようか?」


  ↓+2

   やっちまいました。
   訂正 神風嵐を神砂嵐に
   安価は踏んだら↓

カーズ「マンダム」

カーズ「時間を戻しても記憶は残っている」

カーズ「ひとまず争いは沈静化したな」

カーズ「入るぞ」

カーズ「ジョセフ」

カーズ「貴様のひ孫が結婚したいそうだ」

ジョセフ「まさかあの男とかのお」

カーズ「知っているのか?」

ジョセフ「もちろん」

ジョセフ「あいつは駄目じゃ」

カーズ「そんなに駄目なやつなのか?」

ジョリーン「誤解よ」

カーズ「どういう男なのだ?」

ジョリーン「彼の名前は……」


  ↓+2



   今回はぶっとび安価が欲しい。

ジョリーン「川尻早人」

カーズ「あのガキか……」

ジョセフ「どうだ?」

カーズ「……」

カーズ「私はここである英断をしよう」

エシディシ「カーズまさかあれを……!」

カーズ「決めたッ!」

カーズ「私がコレからとる行動は……」


  ↓+2

カーズ「アスナイ召還」

アスナイ「あれ? オレはたったさっきまでアキバにいたはずだったのに……」

 場の空気がしらけた。

ジョリーン「誰コイツ?」

ジョセフ「わしの知り合いじゃないぞ」

仗助「グ、グレートだぜ……」

カーズ「ハッハッハッハッハッ」

エシディシ「で、出た」

エシディシ「カーズの十八番『KYD4C(空気が読めない Dirty Deeds Done Dirt Cheap)』!」

 『白カーズ』編完!




   もうちょっと続けていいですか?
  ↓+5まで

   じゃあ続けます。

   次回主人公はリンゴォでいいですか?

   次はリンゴォが中心です。

  なので気持ちを改めて安価を行います。



  職業は↓+2

   一旦休憩します。

    すまん。ありゃあ嘘だった。





 リンゴォ・ロードアゲインは安価の力で復活した1名を除いて、全て全滅した。
 このリンゴォは最後のリンゴォ・ロードアゲインである。
 彼は安価が作った次元の道を抜けてこの平行世界まで来た。
 彼の職業はデュエリスト。つまり決闘者である。



 INアキバ

リンゴォ「何故か『安価』の一部がついてきている」

リンゴォ「『男の世界』には不要だ」

リンゴォ「捨てよう」

 リンゴォは安価を燃えないごみに捨てた。

リンゴォ「秋葉原……」

リンゴォ「草食男子の巣窟」

リンゴォ「こんなところに私が好む決闘は望めるのか?」

 そこにある決闘者が現れた!


  ↓+2


   一旦休憩。

   ID違うけど気にしないでください。






 通りかかった喫茶店から歓声が聞こえる。

リンゴォ「何だ?」

 リンゴォは喫茶店に入った。

ダービー「では魂を貰う」

客「う……うう……うわああああ」

観客「またやられた……」

ダービー「次は誰が挑戦する?」

リンゴォ「やつは何をしているのだ?」

観客「あいつはダニエル・J・ダービー」

観客「ここらの人間とフィギュアを巡って『賭け』をしているんだ」

観客「やつが持っている限定版フィギュアが欲しくてみんなこの有様だよ」

ダービー「ふふふ……臆病者共め……このフィギュアが欲しくないのか?」

観客「誰が勝負なんてするか……」

リンゴォ「オレが受けよう」

観客「な、何だってェーーッ!」

ダービー「グッド!」

リンゴォ「あなたは……そんなにもフィギュアが欲しいのですか?」

ダービー「フィギュアのために闘いに来たのではない、生まれついての『賭け師』だから闘いに来たのだッ!」

ダービー「闘いなのだ、魂を賭ける覚悟はおありか?」

リンゴォ「……よろしくお願い申し上げます」

ダービー「グッド!」

ダービー「オシリス神」

リンゴォ「スタンド使いか」

ダービー「それを知っているということはお前もスタンド使いだな」

リンゴォ「私のスタンド『マンダム』は時間を6秒だけ戻せる」

ダービー「ほお」

ダービー「ならば6秒以上間が開くゲームではなくては駄目だな」

リンゴォ「どうぞ」

ダービー「では……」


  ↓+2で試合

ダービー「私の憶測だが、君は初心者だ」

ダービー「3回戦でそのうち1回でも君が勝てば君の勝利、でどうだ?」

ダービー「そしてその代わりといっては何だが……」

ダービー「私が勝ったときには『安価』の情報も貰うぞ、『リンゴォ・ロードアゲイン』!!」

ダービー「なぜオレの名前を……?」

ダービー「私は『パッショーネ』の人間だ」

ダービー「上から『安価』というものを手に入れろといわれている」

ダービー「ちなみに今この秋葉原に『リンゴォ・ロードアゲイン』という『安価』を知る男が姿を現しているようなのだ」

ダービー「貴様先ほど『安価』と口走ってたな」

リンゴォ「……」

ダービー「それでわたしの提案はどうかね?」

リンゴォ「お任せします」

ダービー「グッド!」

ダービー「1回戦目はジェンガでどうだ?」

リンゴォ「受けましょう」

ダービー「グッド!」

 試合1回戦が終末を迎えようとするころ。

ダービー「ふぅーー」

リンゴォ「どうした?」

ダービー「いやぁ、ちょっとだね」

ダービー「時間を空けてやらなければ君のマンダムの餌食になってしまうからね」

リンゴォ「……」

ダービー「そういえばここクーラーが強過ぎじゃないか?」

ダービー「もっと温度を上げたまえ」

店主「はい」

ダービー「フフフ、ククク……」

 ダービーのターンが終了。

ダービー「寒いなぁ、何か暖かいものをくれ」

店主「はい」

ダービー「おっと、こぼしてしまった……」

ダービー「そういえばこちらのスタンドの説明はしてなかったな」

ダービー「オシリス神の能力は勝負に負けたものの魂をコインにして奪える」

ダービー「人は負けると心に隙ができる」

ダービー「わたしはそれを利用しているだけだ」

ダービー「さあさあ、お前のターンだ」

リンゴォ「………………っ……」

 ジェンガが崩れた。

ダービー「君の負けだ」

ダービー「気を取り直して次は……」


  ↓+2

ダービー「2回戦目はストップウォッチ止めだ」

ダービー「互いに目隠しで押して10秒に近い方の勝ち」

リンゴォ「いいでしょう」

ダービー「グッド!」

ダービー「しかし君には『マンダム』がある」

ダービー「イカサマされては困るので仲介人を使おう」

ダービー「適当に選んでくれ」

リンゴォ「……なら彼を」

ガキ「え? オレ?」

ダービー「では君に任せよう」

ダービー「もしこのタイムウォッチにあらわされている時間が巻き戻ったら教えてくれ」

ガキ「は、はいッ!」

ダービー「ではわたしからやろう」

ダービー「……」

ダービー「よしッ! ふーー『9.9秒』か」

ダービー「君のターンだ」

リンゴォ「……」

ダービー「おしいッ! 『9.7』秒」

ダービー「私の勝ちだ」

リンゴォ「……」

ダービー「あと1回だ」

リンゴォ「……」

ダービー「次は何をしようか?」


  ↓+2

ダービー「最後はロシアンルーレットだ」

ダービー「リンゴォ、空砲にするかい実弾にするかい?」

リンゴォ「実弾で」

ダービー「グッド!」

リンゴォ「そういえばアナタ先ほどイカサマをしましたね?」

ダービー「イカサマを見抜けなかったのは、見抜けない人間の敗北なのです」

ダービー「わたしはね賭けとは人間関係と同じ……だまし合いの関係と考えています」

ダービー「泣いた人間の敗北なのですよ」

ダービー「それにそもそも『魂を賭けた時点』で」

ダービー「承知していた はずだな…………?」

ダービー「バレなければイカサマとはいわないのだよ」

ダービー(いまさらジェンガの台座はチョコレートでできていたこと)

ダービー(ストップウォッチにはあらかじめ仕掛けがされていたことがわかっても)

ダービー(もう遅いのだよ)

リンゴォ「……」

ダービー「さて続きをやろうか」

リンゴォ「改めて……よろしくお願い申し上げます」

ダービー「グッド!」

ダービー「拳銃は君のを使うか?」

リンゴォ「ええ」

ダービー「そこの君頼むよ」

ミリタリーオタク「ええーーっとォ……へんな仕掛けはないですね、ハイ」

ダービー「グッド!」

 ロシアンルーレットスタート!


  決着のつけ方希望↓+3まで

ダービー「ではまずどちらからやろうか?」

ダービー「ん? きみか? グッド!」

 リンゴォはトリガーを引いた。

ダービー「セーフか」

ダービー「では次はわたしが……」

 リンゴォはトリガーを引いた。

ダービー「え?」

 リンゴォはトリガーを引いた。

ダービー「な、何をしているのだァーーーッ!」

 リンゴォはトリガーを引いた。

リンゴォ「……」

 リンゴォはトリガーを引いた。

リンゴォ「次はアナタのターンです」

リンゴォ「これでトリガーを引かなければあなたの負けですが」

ダービー「か……は……」

リンゴォ「……では帰ります」

 リンゴォは限定版フィギュアをダービーから奪った。

ダービー「ちょっと待てッ!」

リンゴォ「なんですか?」

ダービー「もう一度『賭け』をしよう」

ダービー「次はコイントスだ」

ダービー「きみが勝ったら今まで捕らえた魂を解放しよう」

ダービー「だが私が勝ったら『安価』の情報ときみの魂を貰う」

リンゴォ「いいでしょう」

ダービー「グッド!」

ダービー「表がわたし、裏がきみだ」

ダービー「ではやるぞ」

ダービー(馬鹿めッ! このコイントスは絶対に表面が出て私の勝ちになるのだ)

 ダービーが今にもコインを宙に投げようとしたときだった。

リンゴォ「待てッ」

ダービー「な、なんだね?」

ダービー(まさかばれたか?)

リンゴォ「レイズだ」

リンゴォ「オレが賭けるのはオレの魂と『安価』の情報だけではない」

ダービー(この場でさらに何を『賭ける』つもりなんだァーーーー)

リンゴォ「オレが上乗せするのは……」


  ↓+2

   それはこのスレじゃあ連投とは呼ばんよ。





リンゴォ「『安価』そのもの」

ダービー(『安価』そのものだって?)

ダービー(人の命は何よりも重い)

ダービー(『安価』は人の命よりも重い)

リンゴォ「そのかわり……オレが勝ったら『パッショーネ』のことを教えてもらおう」

ダービー(『パッショーネ』だとォォーーーー!)

リンゴォ「賭けないのか?」

リンゴォ「だからお前は『対応者』なのだ」

ダービー「誰が『対応者』だってェ……」

リンゴォ「さあ! 賭けるか! 賭けないのか! ハッキリ言葉に出して言ってもらおうッ! ダービィー」

ダービー(コールorドロップ?)

ダービー(賭けるに決まっているだろう)

ダービー(言え! 言うんだ! 私は賭博師だ!)

ダービー「……」

 囚われていた魂は解放された。

 ダービー戦闘不能。

リンゴォ「『対応者』に興味はない」

リンゴォ「さて次はどこに行こうか?」


  相棒キャラ安価↓+2

   さすがにそりゃあ無理だ。描写がわかりずらかったかもしれませんがここは白カーズと同じ世界です。話の辻褄があわなくなってしまいます。ちなみに相棒は問答無用でポルナレフポジションです。
  では再安価↓+2

 リンゴォは杜王町についた。

エルメェス「ねえあんた……あんただよ! そこをふらふらしてるあんた!」

リンゴォ「オレのことか」

エルメェス「そうだよ」

リンゴォ「何だ?」

エルメェス「ちょっとさあ小銭が足りないんだよね」

エルメェス「崩してくれない?」

リンゴォ「いいだろう」

エルメェス「ありがとよ」

リンゴォ「……」

リンゴォ「ここでは『男の世界』を突き進むものはいないか……」

 そこにある決闘者が現れた!


  ↓+2

ペッシ「オメエが『リンゴォ・ロードアゲイン』だな?」

リンゴォ「そうだが」

ペッシ「『パッショーネ』の殺し屋としてオメエには死んだ貰うぜ」

ペッシ「ビーチ・ボーイ」

エルメェス「心臓に針が登ってくるぞォーーッ!」

リンゴォ「マンダム」

 時間が6秒戻った。

ペッシ「スタンド使いか!? 油断したぜ」

ペッシ「けどヨォーー」

ペッシ「死んじまった後じゃあスタンドは使えねえよなぁ」

ペッシ「必ずやるって決めた時は『直線』だッ!」

ペッシ「今のオレは、何がなんでも『直線』で突っ切るのよッ!」

エルメェス「やばいぞコイツッ!」

エルメェス「おい! あんた逃げないのか?」

リンゴォ「この男の能力を倒すには! こいつ以上の『覚悟』がある事を!! こいつ自信に見せつけるしかないッ!」

ペッシ「ビーチ・ボーイ」

リンゴォ「ここはあえて前に出る」

ペッシ「うああああ」

 リンゴォの拳銃が火を噴く。

ペッシ「……」

 ペッシ戦闘不能。

エルメェス「あんた……スゲエな」

リンゴォ「……」

エルメェス「ちょっと待ちなよッ!」

エルメェス「なんであんた『パッショーネ』の殺し屋なんかに追われてるんだい?」

リンゴォ「さあな」

リンゴォ「そもそも『パッショーネ』とは何なのかも知らない」

エルメェス「『パッショーネ』っていうのは」

エルメェス「世界中を裏で支配してる犯罪結社だ」

エルメェス「そして」

エルメェス「あそこには私の姉を殺した犯人も所属している」

リンゴォ「そいつの名は?」

エルメェス「いいぜ」

エルメェス「教えてやるよ」

エルメェス「名前は……」


  ↓+2

エルメェス「チョコラータ」

リンゴォ「……」

エルメェス「なあ、あんたもやつらに追われてる身なんだろ?」

エルメェス「それなら一緒に行動してあたしの復讐を手伝ってくれないか」

リンゴォ「断る」

リンゴォ「オレはそんなものに興味はない」

エルメェス「このヤロー……」

リンゴォ「だが」

リンゴォ「お前といればオレを本気で殺しにかかってくる連中にことかかないはずだ」

リンゴォ「やはり手伝ってやろう」

エルメェス「はじめからそういいやがれ」

リンゴォ「しかし情報が足りない」 

エルメェス「どうやって集めるんだ?」

リンゴォ「それは……」


  ↓+2

リンゴォ「適当に聞きまわって裏の世界に詳しい人物を探すしかない」

エルメェス「たとえばあんなやつ?」

リンゴォ「そうだ」

サンタナ「ここらで醤油を売っているところを知らないか?」

エルメェス「そこの角を曲がってから3つ目の交差点付近にあるよ」

サンタナ「わかった」

エルメェス「それより……あんた『パッショーネ』について詳しく知らない?」

サンタナ「……」

エルメェス「知らないならいいんだけどさ」

サンタナ「知ってはいるがお前らそんなことを聞いてどうする?」

エルメェス「潰しにいくのさ」

サンタナ「……そうか」

サンタナ「哀れな人間よ……いいことを教えてやろう」

サンタナ「『サルディニア島』に行ってみろ」

サンタナ「行けば『パッショーネ』のルーツが分かるはずだ」

エルメェス「サルディニア島……」

 リンゴォとエルメェスはサルディニア島行きの飛行機に乗った。

リンゴォ「……!」

エルメェス「どうした?」

リンゴォ「気配がする」

エルメェス「は?」

リンゴォ「刺客がいる」

エルメェス「冗談だろ?」

リンゴォ「……」

 そこにある決闘者が現れた!


  ↓+2

アスナイ「お前が……お前こそが『リンゴォ・ロードアゲイン』だな?」

エルメェス「なんだこいつゥーー」

アスナイ「分ってると思うがオレも『パッショーネ』の一員だ」

エルメェス「こんなところで何しようってんだァーーッ!」

アスナイ「実はオレには分解癖があってなあ」

アスナイ「なんでも分解しちまうんだ」

アスナイ「ダイバー・ダウン」

アスナイ「すでに機体に潜行させている」

エルメェス「ま、まさか……」

アスナイ「安心しろ、今回やるのは『改造』だ」

エルメェス「うおおおぉぉぉッ!」

エルメェス「飛行機の形がなんかおかしいぞォ!」

アスナイ「お前らはここで死ぬ」

アスナイ「まあオレは逃げるがな」

 アスナイは逃げた。

エルメェス「こんなときはどうするって?」

エルメェス「キッス」

エルメェス「機体を2つにした」

エルメェス「これでなんとかバランスはとったはずだが……」

エルメェス「やっぱり墜落する!」

エルメェス「リンゴォ! こっちのほうに乗れェ!」

 飛行機は不時着した。


  場所↓+2

   一旦休憩。

エルメェス「うう……」

エルメェス「……ここは?」

リンゴォ「サルディニア島の港だ」

エリメェス「リンゴォ……何とかついたみたいだけどどうする?」

リンゴォ「まずは聞き込みだ」

エルメェス「そうだな」

 そこにある決闘者が現れた!


  ↓+2

アスナイ「お前らもここにたどり着いたのか」

エルメェス「お前はさっきのッ!」

アスナイ「次はない……」

リンゴォ「お前は下がってろ」

エルメェス「え? あ! おい!」

リンゴォ「よろしくお願いします」

アスナイ「お辞儀なんてしている場合か?」

アスナイ「ダイバー・ダウン」

エルメェス「リンゴォの腕がァッ!」

リンゴォ「マンダム」

 時間が6秒戻った。

アスナイ「ん?」

アスナイ「何が起こったんだ?」

リンゴォ「私が時を6秒戻しました」

アスナイ「時間を戻す?」

アスナイ「……」

アスナイ「分が悪いな……」

アスナイ「アキバに行く予定があるからここは逃がしてもらう」

エルメェス「おいまたアスナイが逃げていくぞ」

エルメェス「追わなくていいのか?」

リンゴォ「秋葉原にいくようなやつには興味がない」

リンゴォ「いくぞ」

エルメェス「いくってどこに?」

リンゴォ「……」

エルメェス「どこにだよォォォ!」

リンゴォ「……」


  ↓+2

リンゴォ「気付かないのか」

リンゴォ「私達に遠くから漆黒の殺意を向けている人間がいる」

リンゴォ「これは私を誘っている」

エルメェス「誰だそいつは?」

 そこにある決闘者が現れた!


  ↓+2

   あれ? 人いる? 何人かいたら5時半あたりから続き書く

エルメェス「うおッ」

リンゴォ「気をつけろ……相手は狙撃手だ」

ジョンガリ・A(さすがに遠くからの狙撃なら『リンゴォ・ロードアゲイン』も対抗は不可だろう)

エルメェス「何だあいつッ!」

エルメェス「あんな遠くから……」

リンゴォ「遠方からの狙撃戦を誘っているのだろう」

リンゴォ「しかしこの距離からの射撃では私の銃弾は届かない」

エルメェス「どうするんだよ!」

リンゴォ「近づく」

エルメェス「どうやって?」

リンゴォ「……」

リンゴォ「障害物を利用しながら徐々に近づいていく」

エルメェス「たとえばあの建物とか?」

リンゴォ「そうだ」

 リンゴォたちが侵入するとある人物がいた。


  ↓+2

シュトロハイム「むッ!! 貴様ら何しに来た?」

エルメェス「うっるせえなあ」

シュトロハイム「ここをどこだと思っているゥ?」

エルメェス「どこって……ホテルだろ?」

シュトロハイム「ただのではなァーーい」

シュトロハイム「このコンペイトウホテルは世界一チイイイ!」

エルメェス「そ、そうなのか」

エルメェス「でもあたしたちには関係がねえからな」

シュトロハイム「なんだとォ……」

シュトロハイム「貴様今何と……うおッ! 拭いたばっかりの窓ガラスがアアァァ!」

シュトロハイム「う……うろたえるんじゃあないッ!」

シュトロハイム「ホテル従業員はうろたえないッ!」

エルメェス「……」

エルメェス「リンゴォどう思う?」

エルメェス「何であいつの銃弾がここまで正確に届くと思う?」

リンゴォ「きっとあのふらふら浮かんでいるスタンドの効果だろう」

エルメェス「ああ! 本当だ」

エルメェス「何で教えてくれなっかんだよ!」

リンゴォ「……」

シュトロハイム「ぐわぁ!」

エルメェス「何だってェ? 今度はホテルマンが狙われたぞッ!」

リンゴォ「どうやらやつは『誰か』までは探知できないらしい」

 そこにもう一人の刺客が来る。


  ↓+2



   自パロもやりたいですね。

>>628
リンゴォの挨拶は「よろしくお願い申し上げます」

安価はンドゥールのゲブ神

   訂正サンクス。


スポーツ・マックス「敵は一人だけじゃあねぜ」

エルメェス「誰だオメェ!」

スポーツ・マックス「スポーツ・マックス」

スポーツ・マックス「『パッショーネ』の一員だよ」

エルメェス「何しにきやがったッ!」

スポーツ・マックス「『リンゴォ・ロードアゲイン』に話があってきた」

リンゴォ「断る」

スポーツ・マックス「……! ならてめーをぶち殺すぞ?」

リンゴォ「やってみろ」

スポーツ・マックス「リンプ・ビズキット」

スポーツ・マックス「このホテルの剥製はお前らの脳ミソを食らい尽くすッ!」

シュトロハイム「このホテルで暴れるとはもう容赦せんッ!」

シュトロハイム「手榴弾だ!」

スポーツ・マックス「ぎゃあああ!」

 スポーツ・マックスはホテルの壁もろともぶっ飛んだ。

シュトロハイム「ドジこいたーーッ!」

シュトロハイム「手柄をたてて臨時ボーナスをもらうつもりが、こいつはいかーん!」

シュトロハイム「オーナー閣下はお怒りになる!」

シュトロハイム「給料返上して壁を直すしかない!

シュトロハイム「チクショー!!」

スポーツ・マックス「まだ…………オレは死んでねえ」

シュトロハイム「何イイイィィィ!!」

スポーツ・マックス「よくもオレを殺したな」

スポーツ・マックス「いいか……これからてめーの脳ミソをすすり食ってよォォォォォーーーー〜〜〜〜」

スポーツ・マックス「その開いた頭骸骨にてめーの腹の中のクソをかわりにつめこんでやったとしてもオレの気分は晴れることはねェェェェェェ」

シュトロハイム「人間の偉大さは恐怖に耐える誇り高き姿にある」

シュトロハイム「ギリシアの史家、プルタルコスの言葉だ」

シュトロハイム「我がホテルの防犯能力は世界一ィィィ!」

シュトロハイム「できんことはないイイィーーーッ!!」


  シュトロハイムができること↓+3まで。

シュトロハイム「増殖」

シュトロハイム「波紋疾走」

シュトロハイム「スタンドの禁止」

リンゴォ「どういうことだ?」

シュトロハイム「フフフフフ」

シュトロハイム「厳密には3つ目はこのホテル内限定だ」

シュトロハイム「『テリトリーをもつタイプのスタンド』を元にしたのだ」

シュトロハイム「そしてここはホテル内」

シュトロハイム「このスイッチさえ押せばおまえは御仕舞いだ」

スポーツ・マックス「スイッチは押させねえ」

シュトロハイム「ぬぅ!」

スポーツ・マックス「終わったーッ! とどめを刺すのはこのオレだああああああーッ!!」

シュトロハイム「おまえらチンピラとは根性がちがうのだ、この腰ぬけめがッ!」

シュトロハイム「ホテルのためなら、足の二本や三本かんたんにくれてやるわーッ!」

スポーツ・マックス「……」

 スタンド禁止。

 スポーツ・マックス戦闘不能。

シュトロハイム「か、勝ったぞ…………」

ジョンガリ・A(この風は……スポーツ・マックスめ……しくじったな)

エルメェス「おッ! 銃撃がやんだぞ」

リンゴォ「……」

エルメェス「じゃあこのホテルから出るか」

シュトロハイム「ちょっと待て貴様ら」

シュトロハイム「あの『パッショーネ』となにやら因縁があるようだな」

シュトロハイム「それなら我らがオーナーに会え」

エルメェス「どうする?」

リンゴォ「……」


  ↓+2



   そろそろ白カーズに一旦シフトしてもいいッスか?

リンゴォ「会いに行こう」

 リンゴォはオーナールームへ行った。

シュトロハイム「オーナー」

大統領「なんだ?」

シュトロハイム「『パッショーネ』と敵対している男を見つけました」

大統領「名前はなんと言う?」

リンゴォ「リンゴォ・ロードアゲイン」

大統領「覚えておこう」

大統領「なぜおまえは『パッショーネ』に追われている?」

リンゴォ「それは言えない」

大統領「言えない?」

大統領「そうか……」

大統領「ならいい」

大統領「私のところに何をしに来た?」

リンゴォ「『パッショーネ』のことを知りに来た」

大統領「何を聞きたい?」


  ↓+3まで

あなたはパッショーネとどういう関係なのだ?

何故あそこまで強大な力を持っている?

>>657は「パッショーネは」ってことか?

リンゴォ「あなたはパッショーネとどういう関係なのだ?」

リンゴォ「ボスと主な幹部は?」

リンゴォ「何故あそこまで強大な力を持っている?」

大統領「……」

大統領「やつらはなぜか私のホテルの営業を妨害してくるのだ」

大統領「毎年必ず」

大統領「だからわたしはやつらのことを調べた」

大統領「そこから分ったことは」

大統領「彼らは吸血鬼やスタンド使いを大量に有しているということだった」

大統領「『パッショーネ』のボスはディアボロ」

大統領「その姿は未だかつて誰も見たことがないとされている」

リンゴォ「そうですか」

リンゴォ「しかし私は知っていますが」

大統領「ほお」

大統領(法螺か? しかしその気配がない……)

大統領「なぜだね?」

リンゴォ「それも言えません」

リンゴォ「それより主な幹部を」

大統領「……そうだな」

大統領「主な幹部は4名」

大統領「その名も……」


  ↓+4まで

   「そう」って誰?



大統領「リゾット・宮本輝之輔・ブチャラティ……そして……」

リンゴォ「そうか分った」

大統領「まだ全員言ってないぞ」

リンゴォ「いや十分だ」

エルメェス「出発するか?」

リンゴォ「ああ」

承太郎「ちょっと待ちな」

大統領「おまえは承太郎」

承太郎「話は聞かせてもらった」

承太郎「オレもついていくぜ」

大統領「承太郎……金を払う気になったのか?」

承太郎「イカれてるのか? ……この状況で」

大統領「言い訳しないで払え」

承太郎「人の心に何かを伝えるというのは、すばらしい事だ」

承太郎「だが、時として『カス』が残る」

承太郎「『恨み』というカスがな……」

大統領「わたしはとっくにお前を恨んでいる」

承太郎「いくらだ?」

大統領「これくらいだ」

承太郎「やれやれだ……へビィすぎるぞ!」

大統領「うるさい」

承太郎「やれやれ」

承太郎「こういう時はハゲますもんだぜ……」

承太郎「『今回は特別だ……無かった事にしてやるぞガンバレ承太郎』ってな」

大統領「そんな馬鹿な」

承太郎「ジョースター家には、伝統的な戦いの発想法があってな……ひとつだけ残された戦法があったぜ」

大統領「まさか」

承太郎「それは! 『逃げる』」

大統領「空条……承太郎!!」

承太郎「何をしている? 早く出発するぞ?」

エルメェス「お前を連れて行けってことか? 正気か……?」

シュトロハイム「そうだ! やめておけ」

承太郎「やかましいッ! うっとおしいぜッ! おまえらッ!」

エルメェス「こんな野郎を連れて行くのか?」

リンゴォ「……」


  ↓+2

   一旦休憩。

   すまん。さっきのは嘘だ。



リンゴォ「連れて行こう」

リンゴォ「ただし、ホテルの代金は後腐れの無いよう私が払いましょう」

エルメェス「金があるのか?」

リンゴォ「……」

エルメェス「どうやって金を工面するつもりなんだ?」

リンゴォ「それは……」


  ↓+2



   一旦休憩。

リンゴォ「宝くじ、だ」

エルメェス「ふざけてんのか?」

リンゴォ「本気だ」

承太郎「やれやれだ、頭がちっとおかしいんじゃねえのか?」

リンゴォ「……」

シュトロハイム「リンゴォ! 職種はちがえど、わたしはおまえのような勇気ある者に敬意を表す!」

シュトロハイム「わたしが肩代わりをしよう」

承太郎「礼は言わねえぜ」

シュトロハイム「……」

大統領「『パッショーネ』の本部はイタリアにある」

大統領「健闘を祈る」

 リンゴォたちはイタリアに出発した。

エルメェス「ここがローマか」

承太郎「たいしたとこじゃねえな」

 そこにある決闘者が現れた!

承太郎「……!」

エルメェス「と、突然承太郎の首が飛びやがったァッ!」

リンゴォ「マンダム」

 時間が6秒戻った。

リゾット「それをやると思ったよ」

リンゴォ「……」

リゾット「お前のスタンド能力はすでに『パッショーネ』に知り渡っている」

承太郎「リンゴォ……おまえは、本当に頼もしいヤツだ」

承太郎「この町に来て、おまえと知り合えて本当に良かったと思ってるよ……そして、やれやれ……間に合ったぜ」

リンゴォ「あなた……『覚悟して来てる人』……ですよね」

リゾット「……」

リンゴォ「よろしくお願い申し上げます」

リゾット「メタリカ」


  決着↓+2

 メタリカによる猛攻に耐え凌ぎながらもリンゴォは銃を放つ。
 肩を射抜かれたリゾットが血をしたらせながら体勢を崩したのを好機にリンゴォは全弾を放つ。
 しかし放たれた銃弾は片っ端からリゾットの血に含まれていたメタリカに引き寄せられてしまう。
 リンゴォが銃弾を補給する間を与えずに先程の報復がきた。

リンゴォ「マンダム」

 時間が6秒戻った。

 このような勝負が何度も行っているといつの間にか時間は3分間も経っていた。

リンゴォ「決着がつかないな」

 そこにある決闘者が現れた!

ブチャラティ「スティッキィ・フィンガーズ」

ブチャラティ「閉じろジッパー」

リンゴォ「何だお前は?」

ブチャラティ「覚悟はいいか?」

ブチャラティ「オレはできてる」

リンゴォ「ぐふッ」

エルメェス「このヤローッ! 汚えぞォーーッ!」

ブチャラティ「腕は飛ばした」

ブチャラティ「これで時間は戻せまい」

承太郎「やれやれだ……また俺の出番か」

ブチャラティ「スティッキィ・フィンガーズ」

承太郎「……!」

エルメェス「また承太郎の首を飛ばされたァーーッ!!」

エルメェス「どうすりゃいいんだ?」

エルメェス「闘うに決まってんだろ」

エルメェス「キッス」


  決着↓+2

エルメェス「リンゴォが撃った弾丸を拾ってスタンドで打ち込む」

ブチャラティ「させるかッ」

リゾット「しかし弾かれた! ブチャラティの勝利だ」

ブチャラティ「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!」

エルメェス「そ……そんな……」













 そのころの白カーズは……。

サンタナ「ただいま戻りました」

サンタナ「む?」

ワムウ「空気を読むのだサンタナ」

仗助「……」

ジョセフ「……」

朋子「……」

スージーQ「……」

良平「……」

ジョリーン「……」

アスナイ「……」

エシディシ「どうするのだ? カーズ」

カーズ「ならば……」


  ↓+2

カーズ「そうだ、ローマに行こう」

一同「え?」

カーズ「逃げるんだよォーーッ」

ジョセフ「それはわしの専売特許じゃ」

 カーズたちは飛んでいった。

アスナイ「ではオレも嫁達の元に帰る」

ジョリーン「アキバ?」

アスナイ「祝福しろ」

アスナイ「結婚にはそれが必要だ」

ジョリーン「……」

 カーズたちはローマ上空に辿り着いた。

宮本「チョコラータ、用って何だ?」

チョコラータ「幸せには……『2つの場合』があると思うんだ」

チョコラータ「ひとつは、絶望が……希望に変わった時……幸せだと感じる」

チョコラータ「そして幸せだと感じる『2つ目』の状況は……絶望したヤツを見おろす時だあああーッ!」

宮本「やめろッ! うわ! うわああああああああ!!」

チョコラータ「やったッ! 見せろッ! 表情をッ! わたしに絶望の表情をッ!」

チョコラータ「よおーく見せるんだッ!」

チョコラータ「希望が尽きて……命を終える瞬間の顔をッ!」

チョコラータ「絶望をわたしの方に向けながら、落下していけええええ!!!」

チョコラータ「うわはははははは」

カーズ「おっと」

チョコラータ「なんてひどい野……」

チョコラータ「ヤッダーバァアァァァァ」

ワムウ「どうしましたカーズ様」

カーズ「いや……今何かに当たった気がしたが……」

ワムウ「どうせゴミにでもあったのでしょう」

カーズ「そうだな」

カーズ「……ムッ!」

ワムウ「何を見つけましたか?」

カーズ「それは……」


  ↓+2

カーズ「あれは麻薬の取り引きだ……!」

カーズ「おい貴様らッ!」

カーズ「……逃げようとしているのか」

カーズ「させんッ!」


  買い手↓+2、売り手↓+4

カーズ「貴様はダリオ・ブランドー!」

カーズ「息子ののもとへ帰れェーーーーーーーーッ!」

ダリオ「ぐぶう」

カーズ「サンタナ、ジョースター邸に連れて行け」

サンタナ「すぐに」

ワンチェン「やばいね」

ワンチェン「わたし逃げるよ」

カーズ「ヘブンズ・ドアー」

カーズ「『パッショーネ本部に連れて行く』と書き込んだ」

ワンチェン「体が勝手に……」

ブチャラティ「スティッキィ・フィンガーズ」

リゾット「メタリカ」

ワンチェン「ぎゃあああ」

カーズ「ワンチェンが殺されたか」

カーズ「ならば……」


  ↓+2

カーズ「案内役がこの2人に変わっただけだ」

カーズ「我ら四人に勝てると思い上がったか人間」

ブチャラティ「オレは『正しい』と思ったからやったんだ」

ブチャラティ「後悔はない……」

ブチャラティ「こんな世界とはいえ、オレは自分の『信じられる道』を歩いていたい!」

カーズ「ならば死ぬしかあるまい」

サンタナ「露骨な肋骨」

リゾット「ぐ……」

カーズ「さあ案内しろ」

ブチャラティ「こいつには、やると言ったらやる……『スゴ味』があるッ!」

ブチャラティ「だが断る」

カーズ「ビーチ・ボーイ」

ブチャラティ「……がはッ」

ジョルノ「待ってください」

カーズ「お前はあのときの……」

ジョルノ「彼はぼくの仲間です」

カーズ「何ィ!」

ジョルノ「『覚悟』とは……犠牲の心ではないッ!」

ジョルノ「『覚悟』とは! 暗闇の荒野に! 進むべき道を切り開く事だッ」

ブチャラティ「ディ・モールト グラッツェ」

ブチャラティ「だがなジョルノ」

ブチャラティ「オレの『命』は……あの時、すでに終わっていたんだ」

ブチャラティ「ジョルノ……オレは……生き返ったんだ」

ブチャラティ「故郷……ネアポリスで、おまえと出会った時……組織を裏切った時……にな……」

ブチャラティ「ゆっくりと死んでいくだけだった……オレの心は」

ブチャラティ「生き返ったんだ……おまえのおかげでな……」

ブチャラティ「幸福というのは、こういうことだ……」

ブチャラティ「これでいい、気にするな……」

ブチャラティ「みんなによろしくと言っておいてくれ……」

ジョルノ「去ってしまった者たちから受け継いだものは、さらに『先』に進めなくてはならない!」

ジョルノ「みなさん! 敵は『パッショーネ』ではありません」

  そこに例の人物が現れる。


  ↓+2

リンゴォ「その話オレも聞こう」

ジョルノ「その様子……何かアナタも含むところがあるようですね」

ジョルノ「いいですよ」

ジョルノ「『パッショーネ』のボスのディアボロには秘密があってそれは…………ぅ」

リンゴォ「マンダム」

 時間が6秒戻った。

カーズ「暗殺者か」

ジョンガリ・A「時間を戻したようだな……」

リンゴォ「彼はオレの相手だ」

リンゴォ「任せてもらおう」

リンゴォ「この距離ならぎりぎり弾が届く」

リンゴォ「改めて……よろしくお願い申しあげます」


  決着↓+2

 双方打ち合った結果。

ジョンガリ・A「ふぅーー強敵だった」

ジョンガリ・A「こいつは人質にもらう」

 ジョンガリ・Aは去っていった。

カーズ「追わなくてよかったのか?」

ジョルノ「はい」

ジョルノ「ぼくのゴールド・エクスペリエンスがすでに彼の血をハエにしているから後を追えば『パッショーネ』の本部に着きます」

ジョルノ「そしてディアボ……」

 時間が消し飛んだ。

カーズ「死んでる……」

カーズ「いつの間に……きさま……ディアボロ……時間を飛ばしたな」

ディアボロ「よく分かったな……」

ディアボロ「カーズ」

カーズ(全ての世界のディアボロが『黄金の精神』をもっているとは限らんか)

カーズ「ワールド21」

シュトロハイム「『コンペイトウ』の科学は世界一チイイイ!」

 スタンド禁止。

カーズ「何だとッ!?」

ディアボロ「よくやったシュトロハイム」

カーズ「しかしスタンド勝負なしならわれらが独壇場」

ディアボロ「なぜわたしは吸血鬼やスタンド使いを手下に加えてたと思う?」

ディアボロ「『石仮面』と『矢』を研究するためだッ!」

ディアボロ「もはや究極生物はこのディアボロだ」

カーズ「ならばどちらが上か試してみるか」

 なんと互角。

ディアボロ「埒があかん」

ディアボロ「ん? ちょうどいいところに……」

ディアボロ「死ねえ」

カーズ「あれは……川尻早人!」

カーズ「……」

早人「うわあああ」

ディアボロ「…………勝ったぞ」

カーズ「…………」

 カーズは死亡した。

ディアボロ「誰だろうと、わたしの永遠の絶頂をおびやかす者は許さない」

ディアボロ「決して!」

ディアボロ「確実に消え去ってもらう」

ディアボロ「わたしの姿を見たお前も例外ではないッ!」

サンタナ「カーズ様が守ったあの子供を助けるべきか?」


  ↓+2

サンタナ「助けるに決まっている」

 サンタナは究極生命体に進化した。

ディアボロ「ほう……」

ディアボロ「シュトロハイム、スタンドを解禁しろ」

シュトロハイム「はッ!!」

ディアボロ「キング・クリムゾン」

 時間は消し飛んだ。

ディアボロ「サンタナ、お前はすでに私の敵ではない」

エシディシ「だがサンタナはすでに早人を逃がしている」

エシディシ「おまえの次のセリフは『なんてことを、このォ』だ……」

ディアボロ「なんてことを、このォ……はッ!」

エシディシ「おっ、青ざめたなディアボロ……」

エシディシ「図星だろう?」

エシディシ「ズバリ当たってしまったか……なァーーーッ!?」

シュトロハイム「通常の波紋戦士の1000倍の波紋」

エシディシ「HEEEYYY! あァァァんまりだァァァァ」

 エシディシは消滅した。

シュトロハイム「動物園の檻の中の灰色熊を怖がる子供がおるか?」

シュトロハイム「いなァァァ〜〜いッ!」

ワムウ「お前はまず、このワムウに殺される資格はあるッ!」

大統領「どジャアア〜〜〜ン!」

 ワムウは平行世界へ飛んだ後消滅した。

サンタナ「ここは逃げるしかあるまい」

ディアボロ「ギガ波紋疾走」

サンタナ「ぐおおお」

サンタナ「波紋傷が……」

ディアボロ(やはりこいつはオレよりも相当上だ)

ディアボロ「……なんとか逃げたか……だがやつはあの傷が原因で死ぬ」

 アメリカ内で。

サンタナ「どうすればいい?」

サンタナ「オレはもう死ぬ」

サンタナ「オレではやつにはかなわない」

サンタナ「すでに『負け犬ムード』だ」

サンタナ「……」

サンタナ「思いついた」

サンタナ「オレの最期の行動はァ……」


  ↓+2

サンタナ「カーズ様がこの前話していた平行世界のディアボロに助けを求めるしかない」

サンタナ「いや、コチラが平行世界のようだからアチラが基本世界か?」

サンタナ「どちらでもいい」

サンタナ「だが『次元』を移動する術を知らないのだった」

サンタナ「いや……カーズ様が通り抜けてきた道を使えばもしや……」

サンタナ「そこまでいけるか?」

サンタナ「くそッ……場所は分かるのに」

サンタナ「その前に力尽きてしまう……」

 そこの覚醒した安価の欠片がきた。




スタンド名:行動安価

実体型

能力:安価で行動が決まる。能力値はそのときそのときコンマ「0から99(ただし0の場合次回のコンマが×10になる)」で決まる。

【破壊力 - ? / スピード - ? / 射程距離 - ∞ / 持続力 - ∞ / 精密動作性 - ? / 成長性 - ∞】







サンタナ「まさかオレの代わりに助けを求めにいってくれるのか??」


  ↓+2



   元ネタはDIOの骨と緑色の赤ちゃん。

行動「向こうの世界でのディアボロのいる場所への次元の穴をここで作り出す」

サンタナ「できるのか?」

行動「タブンネ」

サンタナ「おお……体半分分くらいの穴が出来たな」

サンタナ「でもそれお前は入れないな」

サンタナ「……」

サンタナ「この地図を持っていけ」

サンタナ「ここにカーズ様が作った特大の『次元』移動可能な道があるはずだ」

 サンタナは消滅した。

行動「……」


  ↓+2



   行動安価は基本特殊能力ほぼ無しだからコンマ「89」に補正でもこの程度です。次回から補正はないです。

   一旦休憩。

行動「地図の場所へ移動する」

 地図の場所にすることにした。

行動「……」

ヴェルサス「幸せになりてぇなぁあああああ」

ヴェルサス「お前そこどいてくれないか?」

行動(ジャマ)


  ↓+2

行動「相手をどかす」

ヴェルサス「え?」

行動「オラァ」

ヴェルサス「ぐお」

行動「……」

宮元「ビルから落ちたときは死んだと思ったがなんとか生きれた」

宮元「サンタナを探しにきたはいいけど見つからないな」

宮元「そこの君は何か知っているか?」

行動「……」

宮元「ん?」

行動「……シラン」

宮元「とぼけるなよ」

宮元「僕は君がサンタナと話しているのをみた」

宮元「何を話していたんだ?」


  ↓+2

行動「醤油について」

宮元「あくまでも白を切るつもりだな?」

宮元「ならこちらにも手はある」

 紙を開くと拳銃が出てきた。

宮元「もう1度聞くが

宮元「答えなければ」

宮元「どうなるか分っているな?」


  ↓+2

行動「返り討ちだ」

宮元「そうか」

宮元「死ね」

行動「52コンマ」

宮元「ごふッ」

宮元「こいつッ!」

宮元「このパンチの速度と威力からしてスピードCパワーCのスタンドか」

 宮元の拳銃が火を噴く。

行動「ヤダバ」

宮元「どうやら銃にはかなわないようだな」

ヴェルサス「うう……」

ヴェルサス「ん?」

ヴェルサス「な、なんなんだ? オレの目の前でマフィアが殺しあってやがる」

ヴェルサス「なんでオレばっかり不幸な目に……」

ヴェルサス「……」

ヴェルサス「逃げるぜ」

宮元「くらえ」

行動「ヤダバ」

宮元「このままぶっ殺してやる」


  ↓+2

行動「高コンマでブチのめしてやるぜーッ」

行動「コンマ21」

宮元「とつぜんスピードがパワーD並みに落ちたぞ」

宮元「これなら僕でも倒せる」

宮元「ふんッ」

行動「ヤダバ」

宮元「このまま殴り殺してやる」

ヴェルサス「いてェッ!」

ヴェルサス「くそッ! まただ」

ヴェルサス「また地面に杭が刺さってやがった」

ヴェルサス「あれ?」

ヴェルサス「こんなところに拳銃が埋まってるぞ」

宮元「おいお前!」

宮元「何をしている?」

宮元「その拳銃はなんだ?」

ヴェルサス「え? いや……」

宮元「まさかお前もこいつの仲間か?」


  ↓+2

行動「アンダーワールドで今までの記憶を見せる」

ヴェルサス「え? 何を言っているんだ?」

ヴェルサス「まさかオレに言っているのか?」

ヴェルサス「『アンダーワールド』ってなんだ?」

宮元「僕を除いてごちゃごちゃうるさいぞ」

宮元「このッ」

行動「ヤダバ」

ヴェルサス(今のうちに逃げるか)

ヴェルサス(人の不幸をおっかぶれるほど幸福でもでもねえんだ)


  ↓+2

行動「地面を泳いで逃げる」

宮元「……いや」

宮元「全然泳げてないぞ」

宮元「それどころか砂も動かせてないじゃないか」

行動「コンマ3」

宮元「……」

宮元「遅い」

宮元「遅すぎる」

宮元「しかもあたってもまったく痛くないぞ」

ヴェルサス「なんだあいつ……」

ヴェルサス「弱くなってきてねえか?」

宮元「ふふふふ」

宮元「今の君なら僕のスタンド『エニグマ』でも十分だ」

行動「ヤダバ」

ヴェルサス「何が起こっているんだ? まるで殴られたかのようなリアクションだぜ……」

宮元(なんだあのチンピラはスタンドが見えないのか)

宮元「おいチャンスをやる」

宮元「サンタナと何を話していた?」

宮元「これが最後だ」

宮元「答えろ」


  ↓+2



   次の行動指令とコンマしだいではまさかのゲームオーバーです。

行動「この地図の場所に『行ってはならない』という話だ……」

行動「行くんじゃないぞ……絶対にだ……!」

宮元「そうか分った」

 宮元の拳銃が火を噴く。

行動(コンマ38)

行動「ヤダバ」

ヴェルサス「うぎゃあ」

ヴェルサス「オレは……関係ねえのに……」

宮元「くくくく」

宮元「この地図の場所に行けばいいんだな」

 宮元は去っていった。

 そして入れ替わるようにプッチ神父が来た。

プッチ「人はその生涯で何人の人に出会うのだろう……?」

プッチ「その生き方に影響を与える人というのであるなら、その数は少ないに違いない」

行動「……?」

プッチ「この夜空にさっき流れ星を見た……『3つ』だった」

プッチ「3つ、確かに3つ流れたんだ」

行動「……」

プッチ「致命傷だけは避けたようだな」

プッチ「救急車は呼ぶか?」

ヴェルサス「呼んでくれェ」

プッチ「お前にきいてはいない」

プッチ「どうする?」

行動「……」

プッチ「ちなみにここらの病院の込み具合を加味すると」

プッチ「救急車を呼んだところで1人しか助からないがね」


  ↓+2

行動「あの小僧にわたしの意思を受け継いでもらおう……あんたのホワイトスネイクでだ」

プッチ「それはあなたの死を意味するということですがいいのですね」

行動「タブンネ」

プッチ「だが残念なことに」

プッチ「すでにッ」

プッチ「わたしの『ホワイトスネイク』はもうない」

行動「……?」

プッチ「アキバでダービーという男が持っているフィギュアが欲しくて『賭け』をしたら負けてしまって」

プッチ「今の私はただのスタンドが見える人間なのだ」

行動「……」

プッチ「それでも彼を助けるのか?」


  ↓+2

あれ?ダービー既にリンゴォに負けたんじゃない?
魂が解放されるならスタンドも…
安価下

   いいえ。弟のほうのダービーです。コインではなく、しゃべりだすフィギュアを所持しているサイコ野郎です。
  安価踏んでたら↓
   

私の中の『安価』が教えてくれた…
彼、ヴェルサスなら君のスタンドを取り戻し、私の遺志を継ぐ事が出来ると…

それと、最期の頼みがある…
私が死んだ後で変化する『弓と矢』…その『矢』を彼に刺してくれ…
そうすれば、彼のスタンドが目覚めるはずだ…

既にヴェルサスのスタンドが目覚めているなら先程のは安価下で

行動「私の中の『安価』が教えてくれた……」

行動「彼、ヴェルサスなら君のスタンドを取り戻し、私の遺志を継ぐ事が出来ると……」

行動「それと、最期の頼みがある……」

行動「私が死んだ後で変化する『弓と矢』…その『矢』を彼に刺してくれ……」

行動「そうすれば、彼のスタンドが目覚めるはずだ……」

プッチ「確証はあるのか?」

行動「……」

行動「彼のスタンドが本人も知らないうちに目覚めるのをわたしは見た」

行動「無意識の自衛のために拳銃を『掘り出した』のだ」

行動「彼の能力は『強力』だ この偉大な大地から力を得ているのだからな」

行動「きっと」

行動「もう力を失ったわたしなんぞよりも……」

行動「できれば……」

行動「あんたが手助けしてやってほしい」

行動(そして最後の安価の力で彼にサンタナとわたしの記憶を伝えていこう)

行動(後は祈るだけ……彼が意思を継いでくれるか?)

行動(しかし何であろうときっと……この戦いに勝てば彼は『幸福』になるだろう)

プッチ「わかった」

プッチ「君が言うとおりにしよう」

ヴェルサス(こいつ……)

ヴェルサス(オレのことを助けようしてんのか?)

ヴェルサス「……」

ヴェルサス「『心』で理解したぜ」

 ヴェルサスに『黄金の精神』と『スタンド能力』が発現する。

ヴェルサス「これでオレは幸福になる」

ヴェルサス「この力がスタンドだな?」

プッチ「そうだ」

ヴェルサス「オレはこの能力を『アンダー・ワールド』と名づける」

ヴェルサス「アンダー・ワールド」

ヴェルサス「ここが病院だったころの『記録』を『掘り起こし』た」

ヴェルサス「オレもあんたも奇跡的に治療は成功する」

行動「……」

ヴェルサス「名前は?」

行動「『行動安価』ネ」

ヴェルサス「行動安価……オレはあんたの言うとおりに動く」

ヴェルサス「オレを幸福にしてくれ」

ヴェルサス「治療を終えたらまず何をすればいい?」


  ↓+2

仲間を集めろ
先程プッチ神父は流れ星が『3つ』流れるのを見た…
ヴェルサスがその内の1つだとすれば、あと『二人』素質を持った人間が付近に居るはずだ

行動「仲間を集めろ」

行動「先程プッチ神父は流れ星が『3つ』流れるのを見た……」

行動「ヴェルサスがその内の1つだとすれば、あと『二人』素質を持った人間が付近に居るはずだ」

ヴェルサス「……はあ」

プッチ「ではここでわたしは『天国』に帰らせてもらう」

 2人の治療が終わり、プッチは帰国した。

ヴェルサス「薄情な野郎だ」

行動「タブンネ」

ヴェルサス「それにしてもどこらへんにほかのやつはいると思います?」


  ↓+2

行動「エステ『シンデレラ』」

ヴェルサス「そこにいけばいいんですか?」

行動「タブンネ」

ヴェルサス「しかしそんなところがそう都合よく見つかるわけが…………あった!」

ヴェルサス「じゃああの店に入りますか……」

 そこにタイミングよく車が店に突っ込む。

ヴェルサス「……は?」

リキエル「うう……」

リキエル「まただ」

リキエル「またまぶたが落ちてきやがった……」

ヴェルサス「助けてやるか……」

行動「……」

ヴェルサス「ん?」

ヴェルサス「何か言いたそうですね」

ヴェルサス「どうしたんですか?」


  ↓+2

矢ヲ使エ

>>759
彼が恐らく『二人目』だ…

行動「矢ヲ使エ」

行動「彼が恐らく『二人目』だ……」

ヴェルサス「矢? なんですかそれ?」

リキエル「早く助けてくれェ」

ヴェルサス「……」

ヴェルサス「アンダー・ワールド」

ヴェルサス「火事のとき地下に逃れた『記録』を『掘り出し』た」

リキエル「た、助かった……」

ヴェルサス「そして」

ヴェルサス「過去の大戦で使われた『矢』の『記録』を『掘り出し』た」

リキエル「ぐああああッ」

ヴェルサス「……」

リキエル「……」

行動「……」

ヴェルサス「何もおきませんでしたが……」


  ↓+2




一旦休憩します。

スマン 説明不足だったな…この「リキエル」を治療しよう

>>762
『弓と矢』に関しては治療しながら話すとしよう

行動「スマン」

行動「説明不足だったな……この『リキエル』を治療しよう」

行動「『弓と矢』に関しては治療しながら話すとしよう」

 リキエルとヴェルサスは『弓と矢』のことを知った。

ヴェルサス「さすがにオレのスタンドでもそれは不可能ですね」

行動「……」

行動「ツカエネエ」

ヴェルサス「え?」

行動「……」

リキエル「それよりもオレの話を続けてくれ」

リキエル「そのスタンド能力はオレでも手に入るんだろ?」

リキエル「ならくれよ」


  ↓+2

行動「スタンド能力はもらうものじゃない目覚めるものだ」

行動「最悪目覚めず死ぬ可能性もある」

行動「死ぬ覚悟があるならもう一度矢を刺すぞ」

行動「重要なのは強い意思だ」

リキエル「ああ」

リキエル「頼むッ!」

行動「……」

ヴェルサス「まさかオレにやれって?」

ヴェルサス「さっきも言ったでしょう」

ヴェルサス「いくらアンダー・ワールドでもそれは不可能だって」

行動「ツカエネエ」

ヴェルサス「……」

ヴェルサス(なんて言いやがった?)

リキエル「くそォ……」

リキエル「オレはどうすりゃいいんだ?」


  ↓+2

行動「ヴェルサスのスタンド能力を間近で見たことでリキエルが血の共鳴でスタンドに目覚めかける」

リキエル「え?」

行動「ロッズが一瞬だけ見える」

リキエル「ロッズ?」

 リキエルはついにロッズに気付く。

リキエル「これだオレのスタンド能力か?」

行動「タブンネ」

リキエル「そうか……」

ヴェルサス「リキエルのスタンド能力も目覚めるのも時間の問題のようですし」

ヴェルサス「次のやつを探しましょう」

行動「……」

ヴェルサス「どうしたんですか?」

行動「……」

リキエル「ヴェルサスの言うとおりです」

リキエル「探しましょう」

リキエル「どこにいるのかはわかるのですよね?」

行動「タブンネ……」


  ↓+2

   ちょっと休憩するので再開は7時半。
  安価踏んでたら↓

行動「杜王町……ぶどうヶ丘銀行だ……」

行動「『三人目』はそこに居る……」

行動「『矢』もかつて二種類程『存在した』場所だ、アンダー・ワールドで掘り起こす事が出来るだろう」

ヴェルサス「アメリカから日本に行くんですか?」

ヴェルサス「では飛行機を乗らなくては……」

 3人はアメリカから日本行きの飛行機に乗った。

リキエル「……知らねえ男が俺たちの座席を塞いでやがる」

ヴェルサス「オレがどかしてきます」

ヴェルサス「おいテメエそこをどきやがれッ!」

ウンガロ「うるせえェ」

ヴェルサス「あ?」

ヴェルサス「どけってよォ」

ヴェルサス「言ってんだろォッ!」

ウンガロ「ぐああ」

ヴェルサス「どかしましたよ」

行動「……」

ヴェルサス「あなたのためにやったんです」

行動「……」

ヴェルサス「…………チッ」

ウンガロ「……ぅぅう」

ウンガロ「このヤロー……」

リキエル「あッ!」

リキエル「こいつ……行動安価を人質に……」

ウンガロ「動くな」

ウンガロ「動いたらコイツの首をぶっ刺してやる!」

行動「ツカエネエ」

ヴェルサス「え?」

ウンガロ「黙れえェー!」

行動「……」


  ↓+2


   今度は本当に7時半まで休憩します。

行動「今触れて気づいたが このブサイクなヤク中は間違いない『3人目』だ!」

行動「ちょいと良くない出会い方をしてしまったが……話してみるか」

ウンガロ「何つった?」

ウンガロ「オレのことをブサイクだと?」

行動「……」

ヴェルサス「……」

リキエル「……」

ウンガロ「舐めやがってェ……」

ウンガロ「殺してやる……」

ウンガロ「ぶっ殺してやるッ!」

ヴェルサス「気が狂ってんじゃねえのか?」

行動「こいつお前らの腹違いの兄弟で三人目だな」

行動「血の共鳴を感じるだろ」

行動「そういえばヴェルサスとリキエルも兄弟って言ってなかったか?」

ヴェルサス「肝心なことをこのタイミングでそんなにさらりと……」

リキエル「さすが行動安価! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ」

リキエル「そこにシビれる! あこがれるゥ!」

ウンガロ「お前ら黙れェーーーッ!!」

ウンガロ「ゆるさねえ」

行動「ヤダバ」

リキエル「行動安価が刺されたァー!」

ヴェルサス「ここじゃあオレの『アンダー・ワールド』は使えない」

ウンガロ「どうだ」

ウンガロ「オレはやるといったらやるんだよ」

行動「……」


  ↓+2



   使える台詞はたとえ指定場所でなくとも会話に使ったりします。

行動(そのままウンガロの攻撃を受けるが『引力』で無傷)

行動(ビビってるウンガロをそのまま流れ星がどうとか言って説得)

ウンガロ「こいつ……首に刺さってんのに……」

行動「……」

 行動安価は流れ星の話をする。

ウンガロ「……何言ってやがる……」

ウンガロ「気味が悪いんだよ」

リキエル「ウンガロが逃げたぞッ!」

ヴェルサス「外に出れば地面がある」

ヴェルサス「オレの出番だ」

ヴェルサス「……え?」

ヴェルサス「行動安価……なんでオレの腕を掴んでるんですか?」

行動「ツカエネエ」

ヴェルサス「……」

ヴェルサス「頭がどうにかしたんですか?」

リキエル「ヴェルサス」

リキエル「きっと行動安価はオレにチャンスをくれたんだ」

リキエル「オレが捕まえる」

リキエル「待てェウンガロ!」

リキエル「……うッ……くそ……またまぶたがストンって落ちてきやがった」

リキエル「やっぱりオレじゃ駄目なんだァーーーーーッ!!」


  ↓+2

   一旦休憩します。

行動「セロテープでまぶた開けて固定」

リキエル「そうだ」

リキエル「セロテープはなんのためにある?」

リキエル「固定させるためだ」

リキエル「あッ! くそ……」

リキエル「汗が邪魔でくっつかねえ」

リキエル「やっぱりオレは駄目なんだ」

リキエル「ウンガロが遠ざかっていく……」


  ↓+2

   最近忙しくなってきたのですが、来週あたりから再開します

行動「リキエルお前ならできる絶対にできる」

行動「俺はお前に全て任せた」

行動「変わりたいんじゃなかったのか?」

行動「今が変わる時だ!?」

リキエル「行動安価がオレに信頼した眼を向けている……」

リキエル「オレはやってみせる!」

 リキエルに『黄金の精神』と『スタンド能力』が発現する。

ウンガロ「ぐッ! 体の調子が……」

リキエル「オレはこの力を『スカイ・ハイ』と名づける」

ヴェルサス「行動安価! もうリキエルは成長しただろ? オレに行かせてください!」


  ↓+2



   久しぶりです。更新します。が、事情があって今週中に終わらせます。

行動「え? 無理」

ヴェルサス「チッ」

ヴェルサス(なめやがってェ)

ウンガロ「くそッ! くそッ!」

リキエル「ウンガロを確保しました」

リキエル「これからどうします?」

ヴェルサス「まずこの飛行機から降りるぜ」

 行動安価たちは空港の休憩室に行った。

ウンガロ「テメエら何者なんだよ……」


  ↓+2

行動「君を仲間にしたい」

行動「目的を話す」

ウンガロ「目的ってなんだ?」


  ↓+2

行動「アルティメット・シィングになる」

ウンガロ「なんだよそりゃ」

ヴェルサス「……」

リキエル「……」

ウンガロ「まさか……こいつらも知らないのか?」

行動「タブンネ」

ウンガロ「……」

ウンガロ「それがなんなのかを教えろ」


  ↓+2

ゴメン 間違えた
別次元に存在するディアボロという男を始末するのが本当の目的だ

行動「本当の目的は平行世界に君臨する究極悪ディアボロ打倒だ」

行動「アルティメット・シィングは俺の主が得ていた究極生物としての力」

行動「アルティメット・シィング+三人でディアボロを倒す」

ウンガロ「……」

ウンガロ「ディアボロって誰だよ?」

ヴェルサス「……」

リキエル「……」

ウンガロ「また知らねえのかよ……」

ウンガロ「なんでオレが協力しないといけないんだよ」

ウンガロ「お前らが勝手にやってればいいだろッ!」

行動「ツカエネエ」

ウンガロ「何て言った?」

行動「……」


  ↓+2

お前の欲しいものはなんだ?ウンガロ…

(おれの弱点はすぐに思ったことが口に出ることだ 自分の感情をコントロールしなければ…)

行動「ヴェルサスはディアボロの事知ってるだろ」

行動「説得手伝ってくれ」

ヴェルサス「すいません」

ヴェルサス「知らないんですが」

行動「……」

ヴェルサス「それにオレはこいつを仲間にしたくありません」

ウンガロ「どういう意味だ?」

行動「ツカエネエ」

ヴェルサス「アナタのために言ってるんですよ」

ヴェルサス「それでもまだオレのことを批判するのですか?」

行動「タブンネ」

ヴェルサス「……」

ウンガロ「チャンスだ! オレはトンズラさせてもらうぜッ!」

リキエル「ウンガロが逃げ出した!」


  ↓+2



   >>751では行動安価が死んでないので最後の力を使ってません。

そもそもヤツとはここではなく杜王町で出会うハズだったのだ
『引力』を信じるか? 今はまだ 無理に追うことはない……

スタンド使いは少ないし我々についてくるスタンド使いはもっと少ないんだよ(言い訳)

行動「あいつが三人目ならいずれまた出会う運命、今は無理に追うことはない」

行動「それよりヴェルサス、邪険にして悪かったな」

ヴェルサス「わかればいいんですよ」

ヴェルサス「わかればね」

行動「……」

リキエル「では次にオレたちはどうするんですか?」


  ↓+2

当初の目的通りこのまま杜王町に向かうぞ

行動「当初の目的通りこのまま杜王町に向かうぞ」

ヴェルサス「またチケットを買わなくちゃなあ……」

 行動安価たちは社王町についた。

リキエル「ここが日本ですか」

ヴェルサス「おいリキエル」

ヴェルサス「あんまりきょろきょろしてると人にぶつかんぞ」

ヴェルサス「うおっ」

ヴェルサス「あのやろーオレにぶつかってきやがったぞ」

リキエル「……」

行動「……」

リキエル「あれ?」

ヴェルサス「行動安価はなんでオレにぶつかってきたやつを見てるんです?」

リキエル「知り合いですか?」

行動「タブンネ」

リキエル「あいつは誰です?」


  ↓+2

おい!サンタナにぶつかられたって『トンッ スカッ ザムウー』されてんじゃねーのかッ!

行動「こっちの世界のサンタナ」

ヴェルサス「へぇ」

ヴェルサス「サンタ……いない!」

リキエル「まるでついこの前死んだものの魂が何かを伝えに来たようだ」

行動「……」

リキエル「何を伝えたかったのだろうか?」


  ↓+2



   こっちの世界のサンタナはすでに行動安価登場後に死んでいます。

……なんかわからんが見なかったことにしよう

行動「何者かが次元の穴を通ったらしい」

リキエル「次元の穴?」

ヴェルサス「……」

ウンガロ「あ……」

ヴェルサス「あ……」

リキエル「……ウンガロ!」

行動「タブンネ」


  ↓+2

コッチヲ見ロォ〜

行動「柱の男が全滅した旨を仲良かった世界のジョセフや仗助に伝えたら敵討ちの戦力になってくれるのだろうか」

行動「と言いながら高速で近づき、説得に移る」

ウンガロ「しつけえんだよ」

ヴェルサス「少し黙れ」

ヴェルサス「アンダーワールド」

ウンガロ「ぐあああ」

リキエル「ヴェルサス待て」

リキエル「お前のスタンドでは死にかねない」

リキエル「スカイ・ハイ」

ウンガロ「げぇ」

行動「……」

リキエル「どうやって説得するつもりですか?」


  ↓+2

祈る

(頼む…ウンガロが仲間になるイベント来てくれ…)

行動「『パッショーネ』の脅威が迫っていることを伝えると共に、ウンガロ自身にもそれに立ち向かえるだけの素質が有り、自分達がその力を引き出せることを教える」

ウンガロ「は?」

 行動安価は説明をした。

ウンガロ「そんなの関係ねえよ」

ウンガロ「オレは素質ありだって?」

ウンガロ「なら証明してみろよ」


  ↓+2

わたし達と出会った時点でもう見えているはずなんだ
人と人の間には「引力」がある

行動「わたし達と出会った時点でもう見えているはずなんだ」

行動「人と人の間には『引力』がある」

ウンガロ「そんなはずは……」

 近くにあった信号から『人』が飛びだす。

ウンガロ「え?」

リキエル「『道路標識』からも絵が飛び出してくるぞ」

ヴェルサス「くそッ! なんなんだ?」

ウンガロ「まさかこれがオレの力か?」

ウンガロ「……」

ウンガロ「おいあんた……」

ウンガロ「好きな絵は何だ?」


  ↓+2

行動「ゴリラ特攻隊」

ウンガロ「それも『ボヘミアン・ラプソディー』でこの世に存在させてやるぜ」

ヴェルサス「やめろォ」

ウンガロ「ぐえ」

ヴェルサス「すいません」

ヴェルサス「やばそうなのでしばらく眠ってもらうことにしました」

リキエル「それよりも次やることだ」

リキエル「ウンガロもスタンドに目覚めたようですし次俺たちは何をすればいいのか教えてください」


  ↓+2

カギはこの世界の「ディアボロ」が握っている!…たぶん
もうしばらくしたらネアポリスに向かうぞ

行動「ディアボロに会う」

行動「こっちの世界のディアボロは白のはず」

行動「俺達の狙うディアボロと姿が同じの別人だ」

リキエル「そいつはどこにいるんです?」


  ↓+2



   記憶が正しければまだ白カーズの世界ですが……。

「地図の場所」から基本世界に移動するのだ

   しばらく休憩します。

行動「『地図の場所』から基本世界に移動するのだ」

ヴェルサス「またアメリカに戻るんですか?」

行動「タブンネ」

リキエル「行動安価の命令だ」

リキエル「行くぞヴェルサス」

ヴェルサス「わかった」

 そこにヴァレンタインが現れる。

大統領「きみたちを行かせる訳には行かない」

大統領「ここで消えてもらおうッ! D4C」

ヴェルサス「何だコイツ?」

リキエル「行動安価指令をください」


  ↓+2

まずはリキエル、ロッズを展開して常に大統領のコンディションを崩せ

次にヴェルサス、『斬撃』を行える武器やそれを使って戦っていた人物を再現して大統領を攻撃しろ

最後にウンガロ、アメコミの登場人物で『切り裂く』攻撃手段を持っているキャラクターを具現化して大統領の息の根を止めろ

全員、くれぐれも『挟み込む』攻撃は行うなよ
大統領は何かに『挟まれる』ことで『復活』する恐れがある、油断せず一撃で仕留めろ

行動「まずはリキエル、ロッズを展開して常に大統領のコンディションを崩せ」

行動「次にヴェルサス、『斬撃』を行える武器やそれを使って戦っていた人物を再現して大統領を攻撃しろ」

行動「最後にウンガロ、アメコミの登場人物で『切り裂く』攻撃手段を持っているキャラクターを具現化して大統領の息の根を止めろ」

行動「全員、くれぐれも『挟み込む』攻撃は行うなよ」

行動「大統領は何かに『挟まれる』ことで『復活』する恐れがある、油断せず一撃で仕留めろ」

ヴェルサス「おい聴いてたかウンガロ?」

ウンガロ「……」

ヴェルサス「さっさと起きやがれッ!」

ウンガロ「ぐえッ」

ヴェルサス「お前も闘うんだよ」

ウンガロ「え?」

リキエル「ヴェルサス! 大統領が突っ込んでくるぞ」

大統領「何故かわたしの能力がばれてしまっている」

大統領「こうなればまずは司令塔であるアイツをやるッ!」

行動「ヤダバッ」

リキエル「行動安価が殴られたぞ!」

リキエル「間に合えロッズ!」

大統領「これで終わりだァァッ!」


  ↓+2

行動「スデにロッズはこの男の『視床下部』にダメージを与えていた」

行動「お前が見ているものは過去の残像だッ!」

大統領「そうか」

大統領「ならば」

 大統領は入れ替わった。

大統領「こうする」

ヴェルサス「おお『復活』したぞ」

ウンガロ「マジかよ」

リキエル「感心している場合じゃあない」

行動「ヤダバッ」

ヴェルサス「あれ? 大統領がたくさんいる気が……」

ウンガロ「ひい、ふう、みい……やべえ……」

リキエル「大統領の人数が多すぎます」

ヴェルサス「どうすりゃいいんだ?」


  ↓+2

くそッ…こいつはどんな創作物に興味があるんだっけ?
とにかくなんかいっぱい出せッ!攻撃しろウンガロッ!ヴェルサスもッ!

>>866

とか言ってる間にウンガロが偶然具現化したガンビットがトランプで全ての大統領を攻撃

行動「くそッ…こいつはどんな創作物に興味があるんだっけ?」

行動「とにかくなんかいっぱい出せッ! 攻撃しろウンガロッ! ヴェルサスもッ!」

行動「とか言ってる間にウンガロが偶然具現化したガンビットがトランプで全ての大統領を攻撃」

大統領たち「ぐはッ」

ヴェルサス「やったか?」

行動「……」

行動「タブンネ」

大統領「残念だったな」

大統領「まだわたしが残っている」

大統領「D4C」


  ↓+2

行動「ウンガロ、抜刀斎だッ! 緋村抜刀斎を具現化して俺たちが脱出する時間を作れェーーッッ!!」

行動「あわよくば彼の攻撃で大統領がくたばってくれる事を願っておきたいが……」

大統領「フフフフフ」

大統領「残念ながらわたしはジャパニーズコミックなどのくだらないものを読まない」

露伴「なんだとッ!?」

大統領「誰だ貴様はッ!?」

露伴「この岸部露伴も知らないとはやはりアメリカ人はセンスがダサいな」

大統領「……」

露伴「……」

大統領「D4C」

露伴「遅いッ! ヘブンズ・ドアー」

大統領「……」

ウンガロ「今何が起こったんだ?」

リキエル「かろうじて筆を走らせていたことがわかったぞ」

ヴェルサス「何者なんだ?」

露伴「……ふんっ」

 岸部露伴は名乗らずに去っていった。

行動「……」


  ↓+2

行動「記憶を読み取る系のキャラを出して大統領の背後関係を読み取る」

ウンガロ「オレのスタンドじゃあキャラは操ることはできませんよ」

行動「……」

ウンガロ「……」

ヴェルサス「……」

リキエル「……」

行動「……」

ウンガロ「……」

ヴェルサス「……」

リキエル「……」

行動「……」

ウンガロ「……」

ヴェルサス「……」

リキエル「……」

大統領「……」

ヴェルサス「ディアボロの仲間は他に誰がいるんですか?」


  ↓+2



   一旦休憩。

行動「36巡後の世界のカーズ」

ウンガロ「なんだよそれ?」

リキエル「……」

ヴェルサス「今更ですがなんか勢力図がよく分からないですね」

行動「無駄に図にしてみた」

          白カーズのいた世界         ┃    基本世界
                            (次元の壁)
┌──柱の男達──┐←遺志を継ぐ┐       ┃
│カーズ(死亡)   .│     ☆行動安価☆ ─ 助けを求めたい┐

│ワムウ(死亡)   │         ↑協力    .┃       .│
│エシディシ(死亡) .│   ┌─────┐    ┃       .│
│サンタナ(死亡)  │    │ヴェルサス .│    ┃       .│
└────────┘    │リキエル  │    ┃       .│
                  │ウンガロ  │    ┃       .│
                  └─────┘    ┃       .↓
========================================   .┃  基本世界のディアボロ
             ↑対立↓              ┃
========================================    ┃
┌パッショーネ─┐                    .┃

│ディアボロ  .│                     .┃
│リゾット     .│
│宮本輝之輔─┼─宮元は次元の穴に向かった→

│ブチャラティ  │
│???    .│                    ..┃
└──────┘                     ┃

ヴェルサス「おお! わかりやすい」

ウンガロ「これが『カーズ』か……」

リキエル「……」

リキエル「すいません行動安価」

リキエル「この図の中で『大統領の勢力』はないのですか?」

ウンガロ「あ……」

ヴェルサス「必要なところはそのうち行動安価が書き加えてくれるだろ」

ヴェルサス「とにかく礼を言っとけ」

リキエル「行動安価ありがとうございます!」

ヴェルサス「でだ」

ヴェルサス「これから『次元の穴』に行くんですか?」

行動「タブンネ」

ヴェルサス「ではすぐにでも行きましょう」

リキエル「そうだな」

ウンガロ「おう」

ウンガロ(まぁオレはそろそろ逃げ出してこの能力で幸せに生きるがな)

行動「……」


  ↓+2



   図を書いてくれた人に感謝を申し上げます。

行動「パッショーネを倒したら……きっと莫大なカネが手に入るだろう…………なあウンガロ?」

行動(チラッ)

行動「それに、大勢の地元民からの信頼と尊敬も得られるだろうなぁ……」

行動(チラッチラッ)

ウンガロ(そんな幼稚な誘いには乗らないぜ)

ウンガロ(……)

ウンガロ(なぜ行動安価はオレの気を引くようなことを言うんだ?)

ウンガロ(まさか……オレの心を読んだ?)

ウンガロ(コ、コイツゥ……!)

ウンガロ(……よし)

ウンガロ「おい2人ともさっさと行こうぜ」

行動「……」

ヴェルサス「そうだな」

 アメリカに到着。

ヴェルサス「行動安価『次元の穴』はどこにあるのですか?」


  ↓+2

北緯28度24分
西経80度36分

行動「北緯28度24分西経80度36分」

行動「何故かあのプッチ神父の気配も感じる……」

ヴェルサス「でも神父はアキバに行ったんじゃないですか?」

行動「……」

 北緯28度24分西経80度36分に到着。

ヴェルサス「『次元の穴』が見つかりませんね」

行動「ツカエネエ」

 そこにある人が通りかかる。

ウンガロ「ん? 行動安価どうしたんですか?」

リキエル「知り合いですか?」

行動「タブンネ」


  ↓+2

ジョニィ・ジョースター…

行動「ジョニィ・ジョースター……」

ジョニィ「え? キミは……誰だい?」

ジョニィ「ボクは君を知らないよ」


  ↓+2

お前の妻が治ったのはカーズ様のおかげだろ。
俺はカーズ様の仲間のサンタナのスタンドだ。

>>895

…いや、サンタナのスタンド『だった』と言うべきか…

>>895

…いや、サンタナのスタンド『だった』と言うべきか…

あれ?
ミスって二重投稿してしまったみたいだ

行動「お前の妻が治ったのはカーズ様のおかげだろ」

行動「俺はカーズ様の仲間のサンタナのスタンドだ」

行動「……いや、サンタナのスタンド『だった』と言うべきか……」

ジョニィ「詳しく話を聞こう」

 行動安価はジョニィに全てを話した。

ジョニィ「そうか」

ジョニィ「ならばボクも手伝おう」

ジョニィ「その『次元の穴』はここらへんにあるんだろ?」

ジョニィ「ボクも探すよ」

ジョニィ「ちなみにボクもスタンド使いで『タスク』って名づけている」

ジョニィ「爪弾を最大10発まで撃てる」

ジョニィ「え?」

ジョニィ「次元の壁をこじ開けれないかって?」

ジョニィ「無理だよ」

ジョニィ「ならワープとかできないかって?」

ジョニィ「冗談だろ」

ジョニィ「さすがに追尾機能くらいはついているかって?」

ジョニィ「いいや」

ジョニィ「ただ両手の爪を撃つだけだよ」

行動「……ツカエネエ」

ジョニィ「え?」

ウンガロ「おーい」

ウンガロ「『次元の穴』を見つけたぞッ!」

ジョニィ「行こう」

行動「……」

ヴェルサス「ちょっと行動安価見てください」

ヴェルサス「『記憶』をみてたらどうもオレたちを撃ったあの野郎がすでにこの穴を通ってしまったようです」

行動「……」


  ↓+2

行動「むしろ好都合だ」

行動「向こうのディアボロと協力して叩けばいい」

 基本世界へ移動完了。

ヴェルサス「ここが基本世界か? 何も変わらないな」

リキエル「そういえばディアボロはどこに?」

行動「……」

ウンガロ「知らないようだ」

ジョニィ「なにか基本世界で警戒することはあるかい?」


  ↓+2

行動「……すっかり忘れていたッ! そうは無いことだろうが……」

行動「平行世界の私達と出会うとマズいことになる」

行動「具体的には、平行世界の同じ存在が近づくとスポンジみたいになって互いに消滅してしまう」

ジョニィ「たとえばあんなふうなやつに近づくとか?」

ウンガロ「なんかオレそっくりなやつがいるぞ」

リキエル「オレそっくりなやつもいるぞ」

ヴェルサス「敵かもしれないから確かめに行くか」

ジョニィ「ね?」


  ↓+2

行動「かなり接近しない限り問題ない……とはいえ怖いからここから観察したほうが良い」

行動「お前達双眼鏡とか持ってないか?」

ヴェルサス「持ってません」

行動「ツカエネエ」

ヴェルサス「……」

ジョニィ「あの平行世界の3人まだ推定無罪だが殺してやる」

リキエル「ちょっと落ち着け殺すな」

ジョニィ「殺すなだって?」

リキエル「この眼は……人間をやめる眼」

ヴェルサス「それよりディアボロはどこです?」


  ↓+2

行動「情報はない」

行動「まずはジョセフを探して念写してもらう」

行動「……ジョニィ 生きていようが死んでいようが出会うと破壊されるからな……」

ジョニィ「なにを言っているんだ?」

ジョニィ「死体ならば動くことはないだろ?」

ジョニィ「近寄ってこられる恐れがなくなるんだ」

行動「タブンネ……」

リキエル「ジョセフはどこにいるんです?」


  ↓+2

行動「近くにあった喫茶店にいるのが目に飛び込んでくる」

リキエル「は?」

ウンガロ「あそこの喫茶店にいるんだろ」

ヴェルサス「じゃあ行くぞ」

 喫茶店に入店した。

ジョセフ「オタクら何かオレに用かい?」

ウンガロ「お前のスタンドで人を探してもらいたい」

ジョセフ「やーなこった」

ヴェルサス「おいてめえ調子に乗ってんじゃ……」

ジョセフ「うるせえなあ」

ジョセフ「オレはここで仕事の計画を練ってるの」

ジョセフ「わかる?」

ジョニィ「いくら払えばいい?」

ジョセフ「金で釣ろうってか? オレも甘く見られたもんだなあ」

リキエル「埒があきませんね」


  ↓+2

行動「ネ! 頼みますよォ〜クツ舐めるから! 肩も揉みましょうか?」

ジョセフ「やだね」

ジョセフ「オレは人にへいこらされるのが嫌いなんだ」

リキエル「あきらめましょう」


  ↓+2

じゃあ、『知恵比べ』ってのはどうだい?
お前さんは大層『頭がキレる』人物とお見受けするが…

行動「そうだなこんな糞の役にたたない奴にへいこらして損した」

行動「仕事でも何でもしてれば」

行動「みんな行くか」

行動「あー時間無駄にした」

ジョセフ「コケにしやがってェ!」

ジョセフ「もう少し若かった頃のオレだったら一発ぶちかましてやったとこだぜ」

ジョセフ「とっととどっかに行きやがれェッ!」


  ↓+2



   次回から『行動安価』の安価はしばらくとりません。チェンジします。

行動「グリーン・ドルフィン・ストリート」

ジョニィ「そこに行けばいいのか?」

ウンガロ「なら行こうぜ」

リキエル「……」

ヴェルサス「つかえねえ」

行動「ツカエネエ」

 行動安価が誰かとぶつかる。

スピードワゴン「おっとオレのツレがスマねえ」

ウンガロ「ちゃんと前向きやがれ」

リキエル「なんだあの網目男」

ヴェルサス「カビみたいな頭だぜ」

ジョニィ「ああいうチンピラとは関わりあいたくないね」

行動「タブンネ」

 行動安価たちは去っていった。

ジョセフ「出て行ったか」

スピードワゴン「すまねえ遅れた」

ジョセフ「スピードワゴンちゃんとアイツはつれてきたか?」

スピードワゴン「あたもーよ!」

ディアボロ「この前からお前らの仕事と関わるのは断ったはずだが?」

ジョセフ「そう言うなって」

ジョセフ「石油会社も安定してきたし次は不動産業も手を出そうと思うんだよ」

ジョセフ「そうなるとやっぱりアンタみたいな人間が必要だろ?」

ディアボロ「ふざけるな」

ディアボロ「わたしは誰にもばれないように暮らすのだ」

ジョセフ「そこをどうか頼みぜ」

ディアボロ「……」

スピードワゴン「逃げても『メイド・イン・ヘブン』が逃がしはしないぜ」

ディアボロ「……」

ディアボロ「……ふぅ」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

ジョセフ「おう安価よくわかったな」

ジョセフ「さっきよくわからねえ5人組が喧嘩売ってきやがったんだぜ」

ジョセフ「まぁ一喝したら消えたけどな」

ディアボロ「先程のやつらか……」

ディアボロ「ガラが悪かったな」

スピードワゴン「俺たちも人のことあんまり言えねえんだけどな」

ディアボロ(場が和んだ今のうちにやるか)

ディアボロ「オレをここから逃がせ」

ディアボロ「安価」


  ↓+2



    一旦休憩します。

 突然トラックが突っ込んできた!

ディアボロ「今のうちに逃げさせてもらうぞッ!」

スピードワゴン「ちょッ……待てッ!」

ジャセフ「卑怯だぞォッ!」

ディアボロ「『過程』や『方法』などどうでもいいのだァッ!」

スピードワゴン「メイド・イン・ヘブン」

 時が加速した。

ディアボロ「一旦コイツを気絶させよう」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「お前の能力……弱点がある」

安価「今の『トラック』は生物じゃあないッ! お前と同じように『加速』できるッ!」

スピードワゴン「やめりゃあよかった」

ジョセフ「スピードワゴン!」

ディアボロ「今だ!」

 ディアボロは逃げた。

ディアボロ「さて」

ディアボロ「しばらくどこに避難しようか?」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「グリーン・ドルフィン・ストリートに避難しよう」

安価「あそこなら見つかるまい」

ディアボロ「そうだな」

 グリーン・ドルフィン・ストリートにワープした。

ディアボロ「む! むこうから誰かがわたしに近づいてくるぞ」


  ↓+2

安価「ロッコ・バロッコ所長だ」

安価「妙な四人組がどうこうとか呟いているようだ 」

ディアボロ「ほあ」

ディアボロ「わたしには関係のないことではないか」

ディアボロ「しかしだ」

ディアボロ「不確定要素を警戒するに越したことがない」

ディアボロ「四人組の正体を教えろ!」

ディアボロ「安価」


  ↓+2



   分かってると思いますが『行動安価』は物質型スタンドですから一般人にも見えますよ!

ksk

安価「星形のアザを持つスタンド使いが四人……一人は別世界のジョニィ・ジョースター、残りはDIOの血が流れているようだ……」

安価「全員、スタンド使いとしての素質は非常に強いが、邪悪な意志は感じられない」

安価「……それに、『安価』と『究極生命体』の力を受け継いだとおぼしきスタンドが一体」

安価「何故かこいつが四人のリーダーを務めているみたいだ」

安価「人目を避けているが、何らかの事情が有るのだろうか……」

ディアボロ「そうか」

ディアボロ「どうやらわたしに害はないようだな」

ディアボロ「しかし別世界にも『安価』の力をもっとやつがいたとはな」

ディアボロ「別世界も警戒しておくべきのようだ」

ディアボロ「……」

ディアボロ「わたしにとって害のある別世界は存在するか? 存在するなら教えてくれ」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

平行世界は無限に存在する
害のある世界も、ない世界もな

>>947
幾つかの世界では『安価』を得る前の貴方と同じく、『帝王』として大なり小なり覇を唱えているディアボロはいる…
だがそれらのディアボロは以前の貴方と同じく自らを頂点に君臨させる為に尽力しており、害はないだろう

…いや、一つだけ『危険な』世界がある
例の白いカーズが拠点としている…否、していた世界だ
あの『死なない』究極生命体が、『ディアボロ』に『殺された』ようだ

安価「平行世界は無限に存在する」

安価「害のある世界も、ない世界もな」

安価「幾つかの世界では『安価』を得る前の貴方と同じく、『帝王』として大なり小なり覇を唱えているディアボロはいる……」

安価「だがそれらのディアボロは以前の貴方と同じく自らを頂点に君臨させる為に尽力しており、害はないだろう」

安価「……いや、一つだけ『危険な』世界がある」

安価「例の白いカーズが拠点としている……否、していた世界だ」

安価「あの『死なない』究極生命体が、『ディアボロ』に『殺された』ようだ」

ディアボロ「何ィ?」

ディアボロ「それは本当かッ!?」

ディアボロ「……」

ディアボロ「『平行世界のわたし』と出会えば『わたし』は消滅する」

ディアボロ「……」

ディアボロ「しかたあるまい」

ディアボロ「『危険』は芽のうちに摘んでおかなければならない」

ディアボロ「『その世界』にわたしを移動させるんだ」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

フーン…そうするか?じゃああの集団と話したほうが良い

>>950
あの例の四人組(+スタンド一体)の思考を読んだが…
どうやら彼らが探しているのはディアボロ、貴方のようだ

目的は我々と同じ、『平行世界のディアボロの打倒』だ
あちらの世界の事情も知っているハズだし、力強い味方になってくれることだろう

安価「フーン……そうするか? じゃああの集団と話したほうが良い」

ディアボロ「あの集団って何の集団だ?」

ディアボロ「それよりもさっさとわたしと『危険な世界』へ行くぞッ!」


  ↓+2

安価「なんだお前ッ! 良いから素直にオレの言うこと聞いとけッ! ……あの例の四人組(+スタンド一体)の思考を読んだが……」

安価「どうやら彼らが探しているのはディアボロ、貴方のようだ」

安価「目的は我々と同じ、『平行世界のディアボロの打倒』だ」

安価「あちらの世界の事情も知っているハズだし、力強い味方になってくれることだろう」

ディアボロ「ふざけてるのか? わたしとお前がいれば敵は存在しない」

ディアボロ「そしてやつらが裏切らないという確証はない」

ディアボロ「実力者だと? 敵になったら厄介ではないか」

ディアボロ「さあ『カーズの世界』へ」

ディアボロ「安価」


  ↓+2


   そろそろ新スレに移動でもしますか……。

安価「そんなに嫌ならまあいいが……」

安価「……あの集団がここに『来る』時使った穴を使わせてもらえばいい」

安価「またジョセフの所に戻ることになるが」

ディアボロ「行くぞ安価」

ディアボロ「『次元の穴』へ!」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「おや……? 例の集団がきたようだ……」

 ディアボロと行動安価御一行が再び出会う。

ディアボロ「さっきのチンピラか……」

ジョニィ「こいつさっき『スタンド』と会話をしていた」

ヴェルサス「趣味が悪いやつだぜ」

リキエル「なんだか危なさそうな男だ」

ウンガロ「オレたちに近づくなよ」

行動「ツカエネエ」

ディアボロ「お前らにかまっている暇はない」

ディアボロ「『次元の穴』へ行くぞ」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

まったくアンタらは仲良くすることも出来ねーのかよぉ〜
…『安価』の能力によりディアボロと行動安価御一行の間にあった感情の壁を取り除くッ!
これでお互いに協力しやすくなっただろう…

皆、落ち着いて話をしようぜ?
そちらの御一行の目的は『ディアボロを倒し、カーズの仇を討つ&パッショーネから世界を救う』、
こちらの目的は『究極悪ディアボロを倒し、この世界と平行世界の安全と平和を保ちたい』…
双方の利害は『平行世界のディアボロを倒したい』と言う点で一致しているだろ?
協力しても損は有るまい

安価「まったくアンタらは仲良くすることも出来ねーのかよぉ〜」

安価「……『安価』の能力によりディアボロと行動安価御一行の間にあった感情の壁を取り除くッ!」

安価「これでお互いに協力しやすくなっただろう……」

 双方にあった感情の壁が消え去った。

安価「皆、落ち着いて話をしようぜ? そちらの御一行の目的は『ディアボロを倒し、カーズの仇を討つ&パッショーネから世界を救う』、こちらの目的は『究極悪ディアボロを倒し、この世界と平行世界の安全と平和を保ちたい』……双方の利害は『平行世界のディアボロを倒したい』と言う点で一致しているだろ?」

安価「協力しても損は有るまい」

ディアボロ「そうだな」

行動「タブンネ」

ディアボロ「よし」

ディアボロ「今度こそは『次元の穴』へ案内してくれ」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

了解
お前達が来たのはこの場所(>>889)だな?

…そう言えば一人、こちらの世界に誰かが進入しているようだが、そちらはどうする?

安価「了解」

安価「お前達が来たのはこの場所北緯28度24分西経80度36分だな?」

安価「……そう言えば一人、こちらの世界に誰かが進入しているようだが、そちらはどうする?」

ヴェルサス「オレたちを殺そうとした野郎だ!」

ディアボロ「邪魔するようなら潰しておこう」

ディアボロ「安価」

 北緯28度24分西経80度36分に到着。

ディアボロ「これが『次元の穴』か……」

ディアボロ「これに入ればいいのか?」

行動「タブンネ」

ディアボロ「どうする?」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

安価「ハァ、もう三文芝居はこりごりだ」

安価「お互いに疲れるだけで何の得も無い……」

安価「なぁ、そうだろ? そこにコソコソと隠れてる異次元の刺客さんよ……」

宮本(見つかったのか? ここは一旦退いて体勢を立て直すか)

ジョニィ「タスク」

宮本「がはっ」

 宮本は首を打ちぬかれ死亡した。

ディアボロ「よし」

ディアボロ「もう大丈夫か?」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

勢力図見てないのか?
他には誰も『基本世界』には来ていないはずだが

安価「まだそいつの仲間が残っているはずだ」

行動「シラネエ」

行動「勢力図見てないのか? 他には誰も『基本世界』には来ていないはずだが」

ディアボロ「……」

ディアボロ「誰だ?」

ディアボロ「安価」


  ↓+2

また大統領だ

>>978
行動安価御一行に対しては敵意というかいらだちを感じているみたいだ
ホテルがどうとか考えているみたいだが…
だが、事実上、敵ではないようだ

取り敢えず話を聞いてみよう

安価「また大統領だ」

安価「行動安価御一行に対しては敵意というかいらだちを感じているみたいだ」

安価「ホテルがどうとか考えているみたいだが……」

安価「だが、事実上、敵ではないようだ」

安価「取り敢えず話を聞いてみよう」

ディアボロ「お前は何をしにきたのだ?」

大統領「こいつらがわたしのホテルの経営を邪魔いているという情報が入った」

大統領「だからここまで仕留めに来た」

ディアボロ「そうなのか」

行動「……」

 行動安価は説明をした。

大統領「そうか……君たちの事を完全に信じたわけじゃないがもしかしたらそのとおりガセ情報だったのかもしれない」

大統領「ならば……」

大統領「わたしはわたしのホテルのためにも君達の冒険に協力しよう」

ディアボロ「では行くぞ」

ディアボロ「わたしはわたしの『絶頂』のためにッ!」

ヴェルサス「『幸福』になってやるッ!」

リキエル「オレは『成長』するッ!」

ウンガロ「『希望』が欲しいッ!」

ジョニィ「ボクは……ボクは『マイナス』を『ゼロ』に戻したいッ!」

ディアボロ「行くぞ『安価』!」

 ディアボロたちは『次元の穴』を潜り抜けた。




         完






      ではない。
     続きは承太郎「最強のスタンド“現実”を手に入れたぞ」承太郎「最強のスタンド“現実”を手に入れたぞ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371292281/)

   しばらく休憩します。



これからこのスレはどのように使っていくつもり?

   宣伝とか雑談とかに使います。

   ちょっと小ネタやります。



  無限の『荒し』



 ACT.1「単発」

大統領「スレ立て完了だ。どんなレスがくるかな?」


2:
 スレ立て乙

3:
 期待

4:
 乙  楽しみ


大統領「これから面白いこと書いてやるぞ」


  しばらくして


大統領「ん? 何だコレは?」


301:ジョニィ
 [ピー] [ピー] [ピー] [ピー]


大統領「これが『荒し』か……迷惑だな」




 ACT.2「持続」

401:
 ksksk

402:
 ksk


403:
 続き気になる wkwk


大統領「レスしてくれる人も増えたな」


 しばらくして


大統領「あ! またコイツか」


566:ジョニィ
 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

567:ジョニィ
 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

568:ジョニィ
 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

569:ジョニィ
 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


大統領
「嫌なやつだな。どんだけスレを占めたいんだ」

 act.3「俺参上」

842:
 ますます楽しくなってきたな

843:
 ってかスレ埋まるの早くねwww

844:
 このかんじだと明日までに次スレか?


大統領「このスレもそろそろ終わるな。そろそろ次スレに移動するか」


 そのとき


大統領「またコイツかァーーッ!」


899:ジョニィ
 このスレつまらないね

900:ジョニィ
 このスレ見てるやつらって全員[ピザ]だろwwww

901:ジョニィ
 なんなら俺が埋めてやろうか

902:ジョニィ
 [ピー]よ[ピー]な[ピー]め

903:ジョニィ
 そもそも俺さぁーこんなクソスレ潰すの好きなんだよねー

904:ジョニィ
 お前らが怒るのとか笑えるwwwwww

905:ジョニィ
 (爆笑)

906:ジョニィ
 あれ? 人消えた? やったぜ

907:ジョニィ
 じゃあな[ピー]な[ピー]どもwwwせいぜい死ぬまでこんなクソスレ見てな


大統領「やっと消えたか……なんだか語り始めたから正直ひいたぞ」

 act.4「終わらない」

大統領「これでこのスレもパート3かぁ……」


15:
 このスレもここまできたか……

16:
 目指せパート4

17:
 気が早くねwww

18:
 スマソ


大統領「微笑ましいな」


 そのとき


大統領「まーたまたコイツか……ま、そのうち飽きるのだろうが」


40:ジョニィ
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

41:ジョニィ
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

42:ジョニィ
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

43:ジョニィ
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

44:ジョニィ
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

45:ジョニィ
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

46:ジョニィ
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

47:ジョニィ
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

48:ジョニィ
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

49:ジョニィ
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ


 しばらくして


940:ジョニィ
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ


大統領「こいつ……やりやがった。しかし! わたしには『D4C』がある! レス民には悪いがこれもスレのためだ。予告もなしに次スレに移行!」


 しかし


大統領「何だと……? 何故コイツが付いて来ている?」


33:ジョニィ
 キミがスレ立てをやめるまで荒らすのをやめない


大統領「このクソったれがァーーーッ!!」

 その後も『ジョニィ』による荒しは続いた


大統領「はアアアア〜〜〜ッ」「何だって…」「何だと」「バ……バカな……」「ここのスレにまで……」「バ……バカな……スレ占拠率を90%まで……」「どんな『エネルギー』なんだ? こ……この『荒し』は……」『そ……そんなウソだ……』『無限なのか……』『まさか無限なのか……?』「うおおおああああああっ」「そんな事がッ! うあああ……」「まさか、わたしは『無限』に『スレ埋め』にされ続けていくという事なのかッ!」『スレ立てはもういやだ……』『いったいあと何回こんな状況に戻されるんだ? もうこんなスレは……』「このわたしにこんな事があああッ!!」「うああああ」


 チュ……チュ……チュミミィイイン


999:ジョニィ
 あきらめろ

1000:ジョニィ
 おわりだ

1001:
 これ以上書き込めません


 こうして大統領のスレは終わりを迎えた






   どうでしたか? 人気があるようだったら別のキャラでもやります

 イルーゾォの場合

イルーゾォ「スレ立てをしたぜ」


2:
 期待


イルーゾォ「このスレにはいったならオマエはすでにこのスレの虜だ」


3:ジョルノ
 またクソスレか 埋めときますね


イルーゾォ「あっ『荒し』ィーーッ」


4:ジョルノ
 

5:ジョルノ
 

6:ジョルノ
 

7:ジョルノ
 

8:ジョルノ
 

9:ジョルノ
 


イルーゾォ「オレだけが スレに書き込み事を許可しろォォォォーーーーッ」「うおおおががががが」「だが! 『荒し』は許可しないィィィィィーーーッ」「『荒し』共は書き込む事は許可しないィィィィィィィーーーッ!!」


10:ジョルノ
 無駄


イルーゾォ「せっかく『スレ立て』したのに……」


 イルーゾォ戦闘不能



 プロシュートとペッシの場合

ペッシ「スレ立てしたいなぁーー」

プロシュート「おいオメー、さっきからうるせえぞ。『スレ立て』『スレ立て』ってよォ〜〜。どういうつもりだてめー、そういう言葉は、オレたちの世界にはねーんだぜ……。そんな、弱虫の使う言葉はな……。『スレ立て』……そんな言葉は使う必要がねーんだ。なぜなら、オレや、オレたちの仲間は、その言葉を頭の中に思い浮かべた時には! 実際にスレを立てちまって、もうすでに終わってるからだッ! だから使った事がねェーッ。ペッシ、オマエもそうなるよなァ〜〜〜、オレたちの仲間なら……わかるか? オレの言ってる事……え? 『スレ立てた』なら、使ってもいいッ!」


 プロシュートはスレを立てる


1:
 期待大

2:
 楽しみ

3:
 wkwkt


 しばらくして


66:
 乙

67:
 最高

68:
 傑作 wkwkt

69:ブチャラティ
 今から荒らすよwwwww


ペッシ「うわああああああ! 『荒し』だぁ」

プロシュート「シカトだ。一番やっちゃあいけないのは『かまってやる』ことだ」

ペッシ「兄貴ィッ! プロシュート兄貴ィッ! やっぱり兄貴ィは、スゲェーやッ!」

プロシュート「まだわかんねーのか、ママッ子野郎のペッシ! オレたちの知り合いの他のヤツならッ! あともうちょっとで、ノドに食らいつけるって、『スレ』を決して投げ出したりはしねえッ! たとえ『荒し』まみれにされようが、楽しみを失おうともなッ! オレたちスレ立て野郎はな! そこら辺のサイトや、仲よしクラブで、『スレ立て』『スレ立て』って、大口叩いて仲間と心をなぐさめあってるような負け犬どもとはわけが違うんだからな。『スレ立て』と心の中で思ったならッ! その時スデに行動は終わっているんだッ!」


75:ブチャラティ
 『このスレを潰す』……『品格を保つ』おまえごときに両方やるというのは、そうムズかしい事じゃあないな


プロシュート「甘いんじゃあねーか! ブチャラティ。品格を切り捨てても、このスレを潰すため、オレを倒す! それが生き甲斐じゃあねえのか? 『荒し失格』だな」


80:ブチャラティ
 『このスレは潰す』『品格を保つ』「両方」やらなくっちゃあならないってのが、「荒し」のつらいところだな。覚悟はいいか?オレはできてる

81:ブチャラティ
 みんなも荒らそうぜ

82:ブチャラティ
 www

83:ミスタ
 www

84:ブチャラティ
 www

85:ミスタ
 www


プロシュート「今のおまえの行動! ………本当にオシマイかと思ったよ……ブチャラティ。さっきおまえの事『荒し失格』だなんて言ったが、撤回するよ……無礼な事を言ったな……おまえは物事を平等に決断できる男だ……『自分の時間』をも含めてな……。おまえがスレの荒しを、他人にまかせてもいいと判断したのは、正しい選択だった……いや、マジに恐れいったよ。だがな……ブチャラティ。おまえはツイテない『荒し』だ! 落ちて行くんだなーーーーーッ!! 永遠に終わらないスレ埋めの地獄へッ!」


 しばらくすると


756:
 www

757:フーゴ
 www

758:
 www

759:ミスタ
 www


プロシュート「『ま……まさか……』も……もしかして、ツイテないのは……オレの方か!? ミ……ミスタのヤツが荒し始めていたのが、絶対に『おかしい事』だったんだ。『荒し』を連続3発もスレに書き込んだのに……。ヤツが『荒しをあきらめるということ』は、太陽が西から昇らないのと同じように、おかしい事だったんだッ!」

 プロシュートは高熱になって倒れる。

プロシュート「次……スレ……立て…………」

ペッシ「本当に…兄貴………ううっ。 そのとおりだったんだね。『いったん食らいついたら、たとえ『荒し』まみれにされようが、楽しみを失おうとも決して『スレ』は…………投げ出したりしないと』オレに言った事は!! わかったよ、プロシュート兄ィ!! 兄貴の覚悟が!『言葉』でなく『心』で理解できた! スレ立てって思った時は、兄貴ッ! すでに行動は終わっているんだね。フゥゥーー……初めて…………スレを立てちまったァ〜〜〜〜〜♪ でも想像してたより、なんて事はないな。そしてオレに向かって『マンモーニ』だなんて言えるヤツは、もう、これで誰ひとりいねーからな……」

プロシュート「栄光は…………おまえに……ある……ぞ……やれ……やるんだ……ペッシ。オレは…………おまえを……見……守って……いるぜ……」

ペッシ「兄貴が病院に行っちまう前に、兄貴の目の前でよオオオオーーーー償いは、させるぜェェェェエーーーーーーーッ」


34:ブチャラティ
 アリーヴェデルチ!

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