七咲逢「先輩、召し上がれ♪」 (25)


純一「そういえば、七咲ってラーメン好きだよね。」

七咲「はい。好きですけど、それがどうかしました?」

純一「好きなのはわかるよ。僕だって、お宝…いや、なんでもないよ。」

七咲「動作が挙動不審ですよ。先輩。」

純一「そ、それにしても、このお湯…」

七咲「最高ですよね。あそこの温泉に入浴剤が売っていたんです。」

純一「そ、そうなんだ……」

七咲「も、もしかして、嫌いでした?」



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純一「ううん、全然問題ないよ。むしろ七咲と入れるなんて最高だよ!」

七咲「ふふっ 先輩、大好きです。」

純一「僕もだよ七咲。」

七咲「先輩…」

純一「七咲…」

ガララララ


美也「にぃに、ここにいるの~…って、何これ、バター臭い!!」

七咲「キャッ!」


純一「きゅ、急に入ってくるなよ!!」

美也「逢ちゃんとお風呂…ずっるーい!美也も入る―!!」

七咲「み、美也ちゃん?」

美也「って言いたいけど、美也はまんま肉マンを食べなければいけないのでーす!」

美也「てなわけで、2人とも、あんまり変なことしちゃダメだよ?」

純一「へ、変なことって何だよ。」

美也「んんーっと、ラーメン風呂に入るとか?」

七咲「美也ちゃん!」

純一「美也!」


美也「はにゃ!?」

七咲「ラーメン風呂は変じゃないよ!」

純一「そうだ、ラーメン風呂は最高だ!!」

美也「絶対変だって!」

純一「美少女がつかったお風呂…最高の出汁じゃないか!」

純一「様々な美少女がつかったお湯…それでラーメンを作るなんて、一杯1万円はとれるよ!!」

七咲「先輩?」

純一「しかもこれは七咲スープ、ほのかに残る水着痕…健康的な肩甲骨…凄く舐めつくしたい、最後まで味わいたいよ!!」

美也「にぃに……」

七咲「先輩ってば///」


七咲「きゃ、先輩…またあとで」

純一「七咲!」

美也「じゃあね~」

純一「ななさきーー!!」


純一「ま、どうせ家に泊まるんだから、美也の部屋にいるんだろうけどな。」

純一「……七咲スープか」

純一「これは、みそ味かな?」

純一「美味しい……」

純一「七咲スープ…七咲…汁…スープには麺……そうだ!!」





美也「にしし、逢ちゃんは今日、美也の部屋でお泊りね」

七咲「わ、私は先輩と一「だめ!」」

美也「にぃにと一緒にいると、変態さんが移っちゃうよ?」

七咲「先輩と一緒…///」

美也「照れる所じゃなーい!」

七咲「で、でも…先輩が可哀想じゃない?」

美也「いいの!」

七咲「先輩の足音…」

美也「わかるの!?」


七咲「先輩……」

美也「自分の部屋に言ったみたいだね。にしし♪」

七咲「私たちも寝よっか、美也ちゃん。」

美也「えー、もっとお話ししようよ―!」

純一「七咲!」

美也「ちょっと、部屋に行ったんじゃないの?それに、乙女の部屋に勝手に入らないでよ。」

純一「悪いな、美也。」

七咲「先輩、どうしたんですか?」

純一「さっき風呂で考えたんだ。」

七咲「何をですか?」

純一「その前に、僕の部屋に来ないか?」

七咲「いいんですか!?」


純一「もちろんだよ。」

美也「ダメ!逢ちゃんは美也と寝るの。」

七咲「美也ちゃん…」

美也「ね、一緒に寝ようよ―。あ、お菓子もあるよ?」

七咲「ごめんね。先輩が呼んでるから…」

純一「美也、すまんな。」

美也「にぃにの馬鹿!」

純一「行こう、七咲」

七咲「美也ちゃんはいいんですか?」

美也「フンだ!」


純一「あとで謝るさ。」

七咲「…そうですね。」

七咲「じゃあまたね。」

純一「おやすみ、美也」

美也「2人のバーカ どうぞ、ご幸せに!!」





純一「とりあえず、自由に座ってくれ」

七咲「じゃあ失礼します。よいしょ。」

純一「な、七咲?」

七咲「座れって言ったのは、先輩ですよ?」

純一「確かに、言ったけどさ、膝の上って…」

七咲「ふふっ、先輩の膝…座り心地は悪いですけど、暖かいですね。」

七咲「そうだ、向かい合ってみませんか?」

純一「七咲!?」


七咲「逢」

純一「逢?」

七咲「名字じゃなくて、名前で呼んでほしいんです。」

純一「な、なな「逢」」

純一(よし、七咲、いや、逢の目をしっかり見て…)

七咲「……先輩?」

純一「逢」

七咲「そ、そんなに見つめられて…」

純一「クリスマスだな」

逢「そうですね。」

純一「逢…」

逢「そういえば、話ってなんですか?」


逢「別れ話だったら、泣いちゃいます……」

純一「そんなわけないよ!逢は最高だよ!」

逢「ふふっ、からかっただけですよ」

純一「大事な話なんだ」

逢「大事な話…(クリスマスに大事な…別れじゃない…もしかして)」

純一「逢」

逢「ひゃう!!」

純一「逢?」

逢「だ、だいじょうぶでふ///」

純一「実はさ、さっきお風呂で考えていたんだけど……」

逢「お風呂ですか?」

純一「ああ。僕たちって、実はラーメンなんじゃないかな?」


純一「や、やっぱり、だめ?」

逢「全く、大事な話って言うから…プロポーズだと思ったのに…」ボソッ

純一「ご、ごめん…逢……変なことを言って」

逢「でも、考えていることは同じかもしれませんね。」

純一「逢?」

逢「私も、先輩とお風呂に入っている時に思ったんです。」

純一「それって」

逢「私は先輩にとってはラーメンのスープ」

逢「だって、先輩の事を思うと…私の体からスープ…汁が出てくるんです」

逢「でも、ラーメンってスープだけじゃ成り立たないんですよ。」

純一「麺の出番だね!」

逢「はい♪」


純一「逢!」

逢「きゃ、急に抱きしめられたら…///」

純一「初めてだから…失敗するかもしれないけど、僕、頑張るよ!」

逢「お互い初めてですね。」

純一「あ、でも…アレがない」

逢「もしかして、コレの事ですか?」

純一「な、なんで…逢が!?もしかして、逢って男だったのか!?」

逢「ちがいます!」

純一「よかった…でもそれならどうして?」

逢「先輩…実はコレ、家から持ってきちゃいました」


逢「両親の部屋に隠してあったのをコッソリ」

純一「なんて悪い子なんだ…いや、その後の事も考えてあるから、いい子なのか?」

逢「先輩、一緒に…なりませんか?」

純一「一緒に……」

逢「ん…」

純一「んっ」

逢「優しく、お願いしますね。」

純一「ああ…」


~~~~~~~~~~~~~~

純一「おはよう……」

七咲「美也ちゃん、おはよう…イタタ」

美也「あれ、2人ともどうしたの?凄く疲れてるみたいだけど?」

純一「昨日、2人でちょっとな」

逢「そ、そうなの、だからね」

美也「2人とも、変なの…まさか!」

純一「ち、違うよ…僕らはラーメンを作っていただけだよ。」

逢「そ、そうなの!」

美也「ならなんで、2人とも腰をおさえてるの?」

美也「ラーメンなら、インスタントがあるじゃん。」

純一「て、手造りだったんだ。」

逢「め、麺はコシが命だから…ね?美也ちゃん」


美也「怪しい…けど、それ以上にずるい!」

純一「ず、ずるい?」

美也「2人で、美也に内緒でラーメン食べるなんて、」

美也「それも手作りなんて…ずるい、ずーるーいー!!」

美也「美也も食べたい!」

純一「悪いな、美也 このラーメンは2人前なんだ。」

美也「美也が仲間はずれ!?」

純一「今度まんま肉マン買ってやるからな?」

美也「じゃあ許す!」

純一(なんとか、誤魔化せたな)

逢「先輩、また作りましょうね。」

純一「逢…」


逢「スープの中には、麺が入っていないと、ラーメンじゃないですから。」

逢「今度は水着でしますか?」ボソッ

純一「それって……」

逢「ラーメンは、トッピングも大事ですよ?」

純一「逢!」

美也「朝からいちゃつかないでよ…」

美也「そうだ、2人とも…何味食べたの?味噌?醤油?」





純一「えーっと......七咲味かな?」


以上で終わりです。

クリスマス、楽しんできます。

メリークリスマス

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