菫「赤ん坊はコウノトリさんが運んでくるんだぞ」ドヤッ 淡「へ~」(323)

照「・・・は?なにいっ照の」

菫「おぉ照か。いやちょっと、大星がどうやったら赤ん坊が出来るかが知りたいらしくてな。おしえてやってたんだ」

淡(テルー、やっぱり思ったとおりだったよ)

照(は?・・・あぁそういうことか・・・淡gj)

渋谷(しかしこの年になって子供の作り方も知らないなんて・・・)

照(純粋なすみれん・・・)

照淡尭深(((かわいいなぁ・・・)))

菫「ん?どうしたお前ら」

はい

照(確かに可愛いのは確かだが、これは将来大丈夫なのだろうか)

淡(変な男にひっかけられる前に私たちでちゃんと教えてあげたほうがいいんじゃない?)

照(それを淡がやってくれるの?)

淡(いやいや私には無理ですって。ここは付き合い長いテルがびしっと言ってやるべきだよ)

菫「どうしたんだ。みんなこそこそと」

照「い、いや、なんでもない!」

渋谷「あ、わたしそろそろ時間なので帰ります」スッ

亦野「私も」スッ……ガラガラピシャッ

照・淡「逃げた……」


淡(ちょっとどうするのよ)

照(話を振ったのはお前だろう。お前が責任持って菫に子供の作り方をレクチャーするんだ)

菫「いい加減にしてくれ!二人とも私に言いたいことでもあるのか!」

照・淡(うん、そうなんだけどさ……)

菫「もしかしてさっきの質問のことか。ふたりは赤ちゃんがキャベツ畑から生まれるという説を信じているのか。それでコウノトリ派の私を2人して笑っているのか」

照「い、いやそういうわけでは」

菫「じゃあ何なんだ一体!」

淡(……ここは私が腹をくくるしかなさそうね)

淡「スミレ、落ち着いて聞いて。赤ちゃんはコウノトリが運んでくるんじゃないのよ」

菫「ならやっぱり……」

淡「キャベツ畑でもないの」

あ、誤解のないよう言っとくと、ガンガン買ってないってのは単行本しか買ってないって意味ね。ちゃんとアニメも見てるし原作も読んでます

菫「私が聞いたことあるのはその二説だけなんだが。まだ新たな説があるというのか」

照(この子小中学校で性教育受けたことないの?てか生理来てないの?)

淡「いや、説っていうか真実っていうか……ちょっと口では説明しづらいから、照、タブレット貸して」

照「はい」

淡(まずは小学生向けの性教育サイトからだよね)

淡「読んでみて」スッ

菫「……」

菫「……」

照(文字を追うにつれて菫の表情が)

淡(どんどん赤くなっていく)

菫「……」//

照(あ、軽く涙目)

照・淡(かわいい……!)

菫「あ、あ、淡……、この図は一体」ユビサシ

淡「『男性器について』って下に書いてあるじゃん」//

淡(さすがにわたしも口に出すのはちょっと恥ずかしい)//

照(……淡もかわいい)

照「菫、ちゃんと全部読むんだぞ」ニヤニヤ

菫「//」コクリ

淡(テルが楽しんでる。なんか腹立つ)

淡「あー、喉渇いちゃった。飲み物買ってくるねー。すぐ戻るから二人とも待ってて」

照「なら私も行く」

淡「ダメだよ」

照「なぜ」

淡「スミレにわからないことがあったら答えてあげる人が必要でしょ」

照「」

照「菫はしっかりしてるから私がいなくても大丈夫だ」

菫「」ギュ

照「!」

菫「ここにいてほしい」//

淡「だってー。どうする、テルー?」ニヤニヤニヤニヤ

照「わ、わかったからさっさと行って来い!」

淡「じゃ、行ってきまーす」ガラガラ



菫・照「……」

照(それにしてもシュールな光景だ)

照(友人が性教育サイトを見てる横で突っ立ってる女子高生とかどうなの)

菫「う、わぁ……」//

照(まあ菫がかわいいからいいや)

菫「照、この図について解説してくれ」//

照(よくなかった)

数十分後

菫「つまり、男性のアレがアレして女性のアレにああすれば赤ちゃんができるわけだな」//

淡「端的に言えばね」

照(菫を愛でるだけのつもりが)//

淡(私たちまでアレな目に)//

淡「あ、もうこんな時間だしそろそろ帰ろうよ」

淡(というかそろそろこの空気に耐えられない)

照「そ、そうだな」

菫「また明日」//

帰宅中

菫(今日はとんでもないことを知ってしまった)

菫(なんで今まで誰も教えてくれなかったのか。生理が始まったときも母さんは処理の仕方しか教えてくれなかった。これが子供を作るためのものだったとは)

菫(ん、母さん……?)

菫(私がここにいるってことはつまり、父さんと母さんは……)

菫(ということは子供が欲しかったら、私もいつかはあんなことを)//

菫(うちに帰ったらパソコンでもっと調べてみよう)//

外出します。
もし夜まで残ってたら書きます。8時くらいになるかな

この後の展開ですが男は死んでも出しません。百合意外ありえない

ごめん今戻った。
再開します

菫(とは言ったものの、どうやって調べればいいのやら)

菫(とりあえず概要はつかめたし、行為についての詳細を詰めていこう)

検索ワード:sex

菫(約 3,340,000,000 件……予想以上のヒット数だな。とりあえずwikipediaから見ていくか)

菫(複数で行う一連の行為のことであり、しばしば快楽や愛情表現を伴い、必ずしも生殖には結びつかない。)

菫(「本来、子孫を残すために行うもの」「生殖本能によってするもの」などと言われることもある行為であるが、実際にはそればかりではなく、パートナー間のコミュニケーションの手段や、快楽を伴う行為自体を目的として行われる場合も多い。)

菫「なるほど。セッ……とは赤ちゃんをつくるためだけのものではないのか」

菫(快楽……どんな感じなんだろう)

菫(それにしてもこの項目、相当生々しいな)//

菫(普段お世話になってる百科事典にこんな一面があったなんて)

菫(何々……パートナー無しでも行われるオナニー(マスターベーション、自慰)も性行為の一種である。だが「性交」には含まれない)

菫「一人でもできるのか……」

菫「い、いやいや何を考えているんだわたしは!//」ブンブン

菫「わ、わたしはまだ高校生なんだ。まだ早い!」//

菫母「どうしたの大きな声出して」ガチャ

菫「!」ビクゥ!

菫「なななななんでもないから!」カチカチカチ

菫母「あら、そう」ガチャ

菫(あ、危なかった……こんな危険なこと調べてるなんて知られたら、きっと家を追い出されてしまう)

菫(あ、鍵をかけておけばいいのか)ガチャ

菫(……)

菫(さて、これで邪魔は入らない)

菫(かといって実際に一人でやってみる、というのは少し怖いな)

菫(いざという時のために方法だけでも調べておこう)//

菫(『女性は18歳までに約80%が自慰行為を経験している』)

菫(ということは私が行っても不自然ではないわけか)

菫(80%……虎姫は5人だから、わたしがやってないとすると他のみんなは全員……)

菫(いや、18歳までって書いてあるし統計が必ずしも当てはまるとは限らない。)

菫(て、照はしてるのだろうか)//

菫(どうやら自分のを擦ったり、中に指を入れたりするようだ)//

菫「指なんか入るのか……?」

菫(いや、そもそも本当にするときには男の人のアレが入るんだよな)

菫(どう考えても無理だと思うんだが)

菫「……確かめてみるか」スルッ

菫(……)

菫(下着を脱いでも自分ではよく見えない)

菫(とりあえず指で探して……場所は……このあたり)クチュ

菫(自分で見るのは無理だな)

菫(あ、そうだ)

菫(鏡を使えばいい)

菫「うわぁ……」

菫(思わず声を出してしまった。今更だけど)

菫(グロい。そして小陰唇?とかいうののせいで肝心な入れる場所が見えない。これでは入りそうかどうかわからない)

菫(これを開いてみれば……)クチュ

菫(……水分?)

菫(ああ、これが『濡れる』というやつか)//

菫(つまりわたしは今の行為で性的に興奮した、ということ)//

菫(本題は確認できていないが、これ以上コレに触るのは危険な気がする。やめておこう)スルッ

数時間後

菫(結局あれから特に何もすることはなかった。ひたすらインターネットで情報を仕入れるくらいしか)

菫(行為そのもののほかにわかったことと言えば、恋愛と性行為というものは不可分なものらしいということ。割り切って考える人もいるみたいだけど、一般的に見て褒められたことではないらしい)

菫(つまり、セックスは好きな人としかするべきではない、ということ)

菫(まだ恋愛なんてよくわからないけれど……好きな人としかセックスできないのなら、仮にその人が同性だった場合はどうすればいいのだろうか)

翌日

照「淡、わたしのプリン食べたろ」

淡「昨日自分で食べてたじゃん」

照「そうだっけ?」ポケー

淡「すっとぼけんなー!!」

菫(昨日あんなこと考えてしまったせいで二人の顔をまともに見れない)//

菫(淡はともかく、照がひとりでそういう行為に勤しんでいるという姿がまったく想像できない)

照「どうした菫。今日は一局も打ってないじゃないか」

菫「あ、いや、その、ちょっと気分が優れなくてな」

照「言われてみると確かに顔色が悪い。昨日夜更かしでもしたの?」

菫「まあ、ちょっとだけ」

菫(生まれて初めてともいえる性的衝動に襲われたものの自慰する勇気もなく一人悶々としてたなんていえるわけがない)




照「はい」スッ

菫「何?」

照「飲んどいたら?」

菫(照の飲みかけのスポーツドリンク……)

菫「ありがとう」ゴクリ

菫(間接キス……今までなんとも思わなかったのに)

菫(……なんか複雑な気持ち)//

照「全部飲むな」ヒッタクリ

照「」ゴクリ

菫(なんのためらいもなく飲んだ。……やはり意識する私がおかしいのか)

淡「スミレの調子も良くないみたいだし、今日の練習はここまででいいんじゃない?」

照「一年が仕切るな。でもそうだな、今日は解散にするか」

菫「迷惑かけて申し訳ない」

照「今日はちゃんと寝るんだぞ」

菫「ああ」

帰宅中
淡「ねえテル、もしかして昨日のアレがまずかったのかな」

照「アレ?」

淡「ほら。性教育のサイト見せたじゃん。スミレに」

照「いつかは知るべきこと」

淡「でももうちょっと段階をふんでからのほうがよかったかなーとか思ったり」

照「……確かに。今日菫の調子が悪かった原因がそれだとしたら、少し申し訳ないことをしたかも」

照「ただいまー」ガチャ

照「母さん、今日のごはん何ー?」ドタバタ

シーン

照「……母さん?」

照(そういえば、今日は仕事が入ったから夕食は任せたって朝言ってた)

照(母さん、わたしが料理できるとでも思ってるの?ばーかばーか)エヘン

照(ボケてる場合じゃねぇ)ヒヤリ

照(どう切り抜ける、この状況……)アセアセ

照「あ、そうだ」

菫(今日は妙に照を意識してしまった)

菫(やっぱり昨日あんなこと考えたのがいけなかった。たぶん間接キスに動揺したのも、キスの持つ意味を知ってしまったからか)

菫(キスの意味を知った上で間接キスをして、私はどう感じた?)

菫(……正直、ちょっと嬉しかった)

菫(まさか、私は本当に照のことを……)

プルルルル

菫「携帯?」

菫(このタイミングで照からか。出づらいことこの上ないな)

菫「もしもし」

照「もしもし?菫?」

菫「ああ」

照「緊急事態。すぐうちに来て」

菫「何かあったのか」

照「母いない。夕食ない。お腹すいた」

菫「は?」

照「お腹すいたからうちに来て」

菫(こいつ料理できなかったのか……)

菫「買い物していったほうがいいのか?」

照「食材はやたら冷蔵庫に入ってるからたぶん大丈夫」

菫「全く……今から行くから待ってろ」

照「すぐ来て」グーキュルルルル

ポチ

菫「このタイミングで、か……」

照「ようこそ」ガチャ

菫「お邪魔します。で、キッチンどこ?」

照「こっち」テクテク

菫「冷蔵庫は」バタ

菫「うわ、ほんとにやたらいろいろ入ってるな」

菫「なにかリクエストある?」

照「カニクリームコロッケ」

菫「なぜよりによってそんなクソめんどくさい料理をチョイスするんだ」

照(そういや菫今日調子悪いんだっけ。忘れてた)

照「えっと、じゃあ……」

菫「……それでいいや」

菫「照のわがままはいつものことだしな。食べたいんだろう?カニクリームコロッケ」

菫「時間かかるからTVでも見てて」

照「手伝おうか?」

菫「気持ちはうれしいが、一人で大丈夫だ。むしろ一人になれてるからそっちのほうがやりやすい」

菫(といって追い返したが、本当は今の状況で照と二人きりで料理なんてしたら私の気持ちが料理どころではなくなるというのが問題なんだ)

菫(はぁ……なんだかドツボにはまってしまった感がものすごいな。意識すればするほどまた意識してしまう)

照「」グワッ

菫「う、うわぁ!!」ガランガラン

菫「ど、どうしたんだいきなり現れて」

照「いや、わたしだけ休んでるのも気が引けるので、せめて邪魔しないように菫の料理姿を眺めていようと」

菫(さっきと同じ理由では追い返せないな……。気が散るから、と言ってしまうのも照に悪いし)

菫「……分かった。くれぐれも邪魔だけはしないようにな」

照「了解」

菫(余計に集中しないとな)

二時間後

照「ようやく完成か」

菫「待たせてしまってすまない」

照「いや、元はと言えば面倒な注文したわたしが悪いし」

菫(理由はそれだけじゃないんだが。言わないけど)

照「さて、せっかく菫が腕を振るってくれたんだ。冷めないうちにいただこうじゃないか」

菫「食器並べてあるのか。気が利くな」

照「」ドヤッ

菫「そこまでエラそうにすることじゃないけどな」

照「今日はすまなかったな。調子悪いのに呼び出して」

菫「大丈夫だ。調子が悪いといっても気分の問題だ。寝れば直る。」

照「そのことなんだが」

照「昨日わたしと淡があんなことをしたのが原因なのか?」

菫「……」

照「わたしも淡もすまないと思っている。調子に乗りすぎた」

菫「それとはまったく関係がない……と言ったら確かに嘘になる。だが今私が悩んでるのは私自身の問題なんだ。照や淡が気に病むことじゃない」

照「そうか、悩んでることがあるのか」

菫(口が滑ったな)

照「わたしでよければ聞くけど」

菫「……いや、いい。気持ちだけ受け取っておくよ」

菫(昨日から妙にあなたのことを意識してしまうんです、なんて相談できるわけないだろう)

照「そう。なら無理には聞かない。けど話したくなったらいつでも話して」

菫「ああ、ありがとう」

菫(騙しているようで、罪悪感が半端ないな)

菫「辛気臭い話題はやめにしないか。せっかくの食事なんだ。楽しくないと味も落ちる」

照「そうだな。菫の手料理を食べれる機会なんて滅多にないからな」

菫「……頼まれればいつでも作ってやるぞ」

照「じゃあ明日もお願い」

菫「調子に乗るな」パシッ

照「……」フフ

…………
……
クルッポークルッポー0ジヤデー

照「もうこんな時間か」

菫「本当だ。いつの間に」

照「楽しい時間は早く過ぎるというじゃないか。わたしは菫と食事できて楽しかったぞ」

菫「そう言って明日も作らせようという魂胆だろう?」

照「するどい……でも楽しかったというのは本当だ。」

照「あ、そうだ。今日泊まって行くよな?」

菫「え?」

照「こんな時間に一人で帰るのは危険すぎるだろう」

菫(これはいわゆるお泊り、というやつか。昨日仕入れた知識だと、このセリフはフラグらしい。だが……照の様子を見る限り、そういう意図は全くなさそうだ

菫「そうさせてもらおうかな」

照「あ、でも痴漢程度なら菫なら普通に撃退できるか」ニヤリ

菫「やかましい」

菫(照にそういう意図がないとわかっていてもあらぬ想像をしてしまうのは、やはり私が照をそういう目で見ているから、なのだろうか)

照「菫が料理してる間にお風呂を沸かしておいたぞ」

菫「気が利くじゃないか」

照「」ドヤァ

菫「今回のは普通に感心した」

照「張り合いがないな。それはそうと、わたしが食器片づけとくから菫は先に入っててくれ」

菫(風呂、風呂か。もしかしてこれはチャンスなんじゃないだろうか。昨日調べた情報によると、恋愛感情を持つと、人間はその相手に性的な欲求を感じるらしい。)

菫(ということは、私が照の裸を見てエッチなことをしたくなれば、それは私が本当に照にそういう感情を抱いているという証明になるじゃないか)

照「着替えは私の使ってくれていい。下着は新品あるし。場所は廊下をまっすぐ行って右。わたしは洗い物終わったら入るから」

菫「待て」ガシ

照「?」

菫「一緒に入ろう」

照「は、何言って」//

菫「たまにはいいじゃないか」

照「え、でも……」

菫「ダメか?」

照「ダメ、というわけでは……」//

菫「なら決まりだ。さっさと洗い物済ませていくぞ」

照「あ、ああ」

照「……菫」

菫「なんだ」

照「その……じっと見られてると、脱ぎにくい」//

菫「ああ、悪い」//

照「……」スルリ

菫(照の、全裸……)

照「先入ってるから」ガチャ

菫「す、すまない、やっぱり私は後で一人で入る」

照「菫が一緒に入ろうって言い出したんじゃないか」

菫「と、とにかくすまない!!」ダダダッ

照「……」

菫(想像以上の衝撃だった)

菫(照の裸を見て、私は完全に欲情してた)

菫(あのまま一緒に入っていたら、照にひどいことをしてしまったかもしれない)

菫(そうか。私は照のことが好きだったのか)

菫(昨日今日の流れが起爆剤になったのは確かだけれど、私は以前から照に特別な思いを抱いていた。まさかそれが恋愛感情というものだったとは思いもしなかったが)

菫(さて、これからどうするか)ハァ

照「お風呂、上がった」

菫「うん」

菫(このままじゃ、いけないよな)

菫(気づいてしまったからには、決着をつけよう)

照「布団敷いておいた」ドヤッ

照「……ノーリアクションか」

菫(シチュエーションとかタイミングとかいろいろ考慮すべきなんだろうが、あいにく私はそんな知識持ち合わせていない)

菫(とにかく、さっさと告げてしまおう。このまま照を騙して一緒にいるのもなんだか気が引ける)

菫「……単刀直入に言う。照、お前が好きだ」

照「……そう」

菫「驚かないんだな」

照「お風呂で逃げられたときいろいろ考えたから。そういわれるかも、って思った」

照「だけど菫。お前は本当にわたしのことが好きなのか?」

菫「……どういうことだ」

照「昨日、今日と急にいろいろな知識が入ってきて、菫がそう思い込んでるだけなんじゃなかと思う」

照「たとえば今ここにいるのがわたしじゃなかったら?さっき見たのが淡の、尭深の身体だったら?それでも菫は同じような気持ちになったんじゃないの?」

菫「いや多分それはない」

照「なぜ?」

菫「淡の裸想像しても全然なんともないけど照の裸想像するとエロい気分になる」

照「わたしは真面目に……」ムカ

菫「とにかくお前見てると変な気分になるんだ。よくわからん理屈こねなくても、それでいいじゃないか」

照「正直に言う。わたしはずっと前から菫のことが好きだった。だから菫とそういう関係を持つことに異存はない」

菫「なら」

照「……誘ったのは、菫なんだからな」

菫(て、照の顔が突然近づいて……)

菫「ちょ、て、照!ん」ムグ

菫(キス、されて……)

照「」

菫「……ん」プハッ

菫「お、お前いきなり」

照「人がせっかく戻るタイミングを用意してあげたのに。ここまで誘われたらわたしも引けない」

照「さっきわたしを見てるとエロい気持ちになるって言ってたけど、それはこの先を期待してるって解釈でいいのか?」

菫「先……?」

菫(いいのだろうか、高校生の分際で。しかも相手は同性だ)

菫(さっきのキスよりもっと気持ちいいのだろうか……)

菫「いい」

照「よかった。断られても中断できる自信はなかった」

菫「……私はどうすればいい?」

照「何もしなくていい。私も初めてだけど……なんとかする」

照「とりあえず脱がすから」

菫「……座ったまま?」

照「寝てて」

菫(上着のボタンが、外されて……)

照「……さすがに大きい。格差ひどすぎて軽くへこむ」

菫「あんまり見るな」//

照「それは無理な相談だな」ツー

菫「ひゃぅっ」//

菫「さ、触るなら触るといえ!」

菫(変な声が出てしまった……)

照「かわいい」クスッ

照「菫はひとりでしたこともないんだろう?」

菫「て、照はあるのか?」

照「わたしはある」

照「こんな日を夢見ていた」

菫(照が、一人で……)//

照「あ、赤くなった」

照「わたしが一人でしてるとこでも想像した?」

ワカメ「画面の前のお前さんらに残念なお知らせじゃ。」

ワカメ「わかるじゃろ?わしが来た意味が。」

ワカメ「二人の甘い描写をキングクリムゾンするために来たんじゃ!」

照「舐めていい?」ムニュ

菫「い、いちいちそんなことを聞くな」

照「だってさっきは触るときは言えって」ペロリ

菫「んっ……!」

菫(舌の、ザラザラが、当たって……!)

照「無理に声我慢しなくてもいいのに」チュ‐

菫「……んぁ!」

菫「す、吸うなら吸うと」//

照「さっきから言ってることむちゃくちゃだぞ」

菫(さっきから胸ばっかり……)

菫「そんなに私の胸がいいのか?」

照「自分の持っていないものへの憧れかな。あと物事には手順ってものがある」クチュ

菫「!」

照「ズボンの上からなのにもうこんなに……ここまで濡れれば十分か」ズッ

菫(い、いきなりズボンを……)

照「うわあ。この下着新品だったのに」クチャ

菫「ひゃっ!」

照「太ももまでヌルヌル。もしかして菫こっちの才能あるんじゃない?」

菫「そ、そんなこと」

照「でもこれだけ感じてくれるとわたしも触りがいがある」スッ

菫「……!」プルプル

照「まだ下着の上からなのに、こんなになっちゃって」

照「ほんとに菫かわいい」クチュ

菫「ん……」

菫(なに、これ……胸の時とは全然違う感じ……)

菫「て、照。なんか、妙に手馴れて……っ」

照「何、わたしが初めてじゃないかもって疑ってる?」

照「簡単なこと。同性だからどこをどう触れば気持ちいいかは大体わかる」

菫(それって照が自分の身体で慣れてるってことだよな……)

菫「照。お前、案外性欲強かったんだな。お前はそういう話とは無縁だとずっと思ってたんだが」

照「生意気。同性に触られてこんなになってる奴に言われたくない」ムカ

菫(効いてるな。ちょっとは反撃できた、か)

菫「照」

照「ちょ、す、菫!」ゴロン

菫「形勢逆転だな」

照「ど、どうしたの急に」

菫(今は私が照に覆いかぶさっている状態。完全にわたしが有利だ)

菫「脱がすぞ」

照「ひゃっ!」スル

照「い、いきなり下からとか……」

菫「人のこと散々言ってたくせに、自分はまだ胸すら触られてもいないのにこんなに濡れているじゃないか」クチュ

菫「私に触ってて興奮したのか?」

照「」カァ//

照「わ、悪いか。わたしだって初めてなんだから」

菫「悪くない。うれしい」チュ

照「んっ!」

菫(照の唇……柔らかいな……)

照「んぁ! 調子に乗るな。菫のくせに」

菫「と言いつつさっきより濡れてるぞ、照」クチュ

照「見るな!触るな!」//

菫「触ったけど見てはいないぞ。この位置からだと肝心な部分は見えない」

菫「……」ゴソゴソ

照「どうした?」

菫「見える位置に移動しようと」

照「バ、バカ!」

菫「もうちょっと足開いてくれ」スイ

照「」//

菫「……綺麗」

菫(昨日見た自分のとはずいぶん違う。やっぱり個人差があるのか)


菫「っふぁ!!」

菫(な、なんだ突然)

照「菫のも、綺麗」

菫(照も私のを見て……じゃあさっきの感触は)

菫「……ん!」クチャ

菫(このザラザラした感じ、まさか……)

菫「……」ペロ

照「ひゃぅ!」

菫「変な味」

照「じゃあやめろ」//

菫「変……だけど嫌いじゃない」ペロ

照「……んっ!」//

照「そっちがその気なら」クチュ

菫「て、照……」

照「なんだ?」

菫「ちょっと、おかしいんだ。っ!」

照「どういう風に?」

菫「照に舐められてると、なんだか、身体がさっきまでとは違う感じに、ひゃ、なんていうか、飛んで行ってしまいそう、というか」

照「それはおかしいことじゃない。この行為を行っていれば、必ずしも訪れるもの」

菫「照にも?」

照「わたしにも」

照「わ、わたしも今、そんな感じ。これを2人で同時に迎えられる、というのはとても幸せなこと。だから」

菫「だから……?」

照「一緒に、頑張ろう」クチュ

菫「ぁ! 不意打ちはずるい、ぞ」

照「……ん!」

菫「ひゃ・・・ぅ!」

照「……」

菫「……」

照「そ、そろそろ!」クチュ

菫「わ、私も、何か、何か来る!!」クチュ

照・菫「…………んぁあぁ!!!」

菫「なぁ照」

照「何」

菫「インターハイも終わったし、たぶん私、昨日今日ほど強烈な体験を怒涛のスピードでこなすことって一生ないんじゃないかと思う。
  昨日子供の作り方を知って、その行為に生殖以外の意味があることを今日すぐに実体験として知った」

菫「私と照、同性間のセックスは決して子供の産まれることのない非生産的な行為だが、決して無意味なことじゃない」

菫「照をこういう形で感じることができて、私はとても幸せだ」

照「何言ってるのか全然わからないんだけど」

菫「私もわからん。なんかよさげなことを言いたくなっただけだ」

照「でも、今幸せだって部分には同意しておく」

菫「……私たちは多分、ずっと幸せだ」

照「そうなるように、祈っておくよ」スッ

チュ




カン!

自分で書いてて意味わかんねえ。最初のコンセプト吹っ飛んだし。
ノリでテンションに任せてかいてたらこんな悲惨なことになってしまうのね……
最後は眠かったのでとにかく早く寝たかった
いろいろ勉強になった。おもに反省。
夕方のクッソ長い保守ありがとうございました。

おやすみなさい。

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