夏海「名探偵っスか!?夏海ちゃん!」 (67)

代行ID:tx5bmK0+P

>>1代行ありがとう

夏海「夏海ちゃんは近所でも評判の美人中学生だよ」

夏海「この世のすべての犯罪者は」

夏海(たとえ転校生だろうが小学5年生だろうが)

夏海「決して容赦することなく警察に通報するくらいの心構えだよ」

■学校で大事件!

「キャー」


夏海「今の悲鳴は事件!?」

蛍「夏海センパイ!すぐに行きましょう!」



小鞠「うぅ…」グスグス

蛍「センパイ!?」

夏海「どうしたの?姉ちゃん」

夏海「…まさか、机の中に小吉さんの死体でも入れられたの?」

蛍「夏海センパイ!発想が怖いですよ!」

夏海「世の中はすさんでいるから、何があっても不思議じゃないんだよ。ほたるん」

蛍「…はぁ…そうなんですか」

小鞠「うぅ…」ポロポロ

蛍「よしよし、大丈夫ですか?センパイ。何か盗まれたりしたんですか?」

夏海「そうなの?何か盗まれたの?」

小鞠「私のスクール水着が盗まれたの…うわぁぁん。お母さんに怒られるーー」グスグス

蛍「なんて羨ま…許せません!女の敵です!」

蛍「ですよね!夏海センパイ!」


夏海「…」

蛍「!?」

蛍(夏海センパイの顔が赤くなってきている!?)

蛍(これは夏海センパイのインスピレーションが働いた証!)

蛍(この特徴から夏海センパイは別名『ブラコンなっつん』と呼ばれ、人気が100倍くらい上昇してしまう必殺技!)

蛍(まぁ、0に何倍掛けても0なんだけどね)


蛍(しかし、こうなった時の夏海センパイの推理力から、逃げられる犯人なんていない!)

蛍「さあ、はじまりますよ!夏海センパイの名推理が!!!」

れんげ「ねえねえ、ほたるんは何で顔にスクール水着を被ってるの?」

蛍「これはね、顔に被ると気持ちいいからだよ」

れんげ「なるほどなんー」


ピーポーピーポー


蛍「…」

夏海「…」

れんげ「ほたるんどこに行ってしまうのん?」

■のぞきなんて最低だ!


「キャー」


夏海「悲鳴!?事件だ!?」


スタスタスタ


夏海「ほたるん?どうしたの?」

蛍「夏海センパイ!事件ですよ!」

夏海「何があったの?姉ちゃん」

小鞠「覗きがいたの!お母さんは『小鞠が覗かれるわけないでしょ?』って信じてくれないけど、夏海は信じてくれるよね!」

夏海「へぇ~…」ジー

蛍「なっ、ちがっ。私じゃありません!確かに前科はありますけど!」

小鞠「今回は蛍じゃないよ。犯人は逃げる途中『のん!のん!』って言っていたから…」

夏海「『のんのん』か…普通に考えれば、れんちょんだけど…」

夏海「姉ちゃんのあまりにもショボイ裸を見て『ありえないのん!のん!』って言ってたかもしれないし…」

小鞠「姉に向かってなんだと!謝れ!謝れ!」

蛍「その線はないと思いますよ。小鞠センパイの一糸まとわぬ姿は鼻血物ですので!」

小鞠「蛍……ありがとう」

蛍(センパイがお礼を…よし!夏海センパイに頼らずに私が頑張らないと!)

蛍「真面目に考えてくださいよ!夏海センパイ!」

蛍「そもそも覗きなんて許せない事ですよ!」


蛍「しかも捜査をかく乱させるために、東京出身の転校生が、地元の人間に見せかけるために『のん!のん!』って言うなんて卑劣です!」

蛍「そうです!覗きなんて最低で卑怯な行いなんです!」

夏海「…」


ピーポーピーポー


蛍「…」

夏海「…」

れんげ「うちもパトカーに乗りたいん!」

一穂(先生)「また今度ね」

れんげ「楽しみにしてるのん!」

■夏海ちゃんの名推理

小鞠「うわぁぁぁん。悪質なストーカーから、いやらしい手紙が来たー」ポロポロ

夏海「な、なんだって!?」

蛍「私の結婚相手に何て事を!許せない!!!」

--------------------------------------------

小鞠センパイへ
今日センパイのお風呂に突撃します
ウエヘヘへへへへへへへへへへへ
            一条 蛍

--------------------------------------------

ピーポーピーポー


蛍「…」

夏海「…」

■犯人っスか!ほたキチくん!

夏海「最近、事件がなくて暇だなぁ~」

夏海「ちょっと首をとっちゃおうよ。ほたキチくん」

蛍「いやですよ!どんな酷い事件ですか!?」

蛍「って、何ですか!ほたキチくんって!?」

蛍「まるで『ほたるん+キチガイ=ほたキチ』って言っているみたいじゃないですか!」

夏海「うん、そだよ」

蛍「なっ!?」



一穂「キーンコーンカーンコーン。はい静かにしてねー」

一穂「最近、学校の近辺で露出魔が出没してるんだってー」

一穂「何かあったらすぐウチに教えてねー」

蛍「ほ、ほら!事件ですよ!夏海センパイ!」

夏海「…」

蛍「何やらハレンチな事件ですよ!」

夏海「露出魔か…犯人はほたるんじゃないの?」

蛍「違いますよ!そんななんでもかんでも私じゃないですよ!」

蛍「止めてくださいよ!もうっ失礼ですよ!」

一穂「ちなみに、こまちゃんがずっと被害にあってるんだって」

一穂「こまちゃん。辛いだろうけど、その時の事を少し話してくれない?」

小鞠「はい」

小鞠「えーと…その…」

小鞠「全裸の蛍が半笑いで家の前まで着いてきました」

夏海「…」


蛍「はぁ…また私ですか。参りましたね、どうも」

■盗難事件を推理!

夏海「最近、事件がなくて暇だなぁ~」

蛍「平和が何よりですよ。センパイ」

夏海「ちょっと屋上からアイキャンフラーイやってみてよ。ほたるん」

蛍「…あいきゃん?…英語ですか?」


夏海「ちょっと屋上から飛び降りてみてよ。ほたるん」

蛍「事件以前に自殺じゃないですか!推理する必要性がありませんよ!?」

夏海「ウチ、推理より警察に通報する方が好きになってきたんだ」

蛍「い、嫌な名探偵ですね…」


「キャー」


夏海「事件!?」

蛍「どうしたんですか!?小鞠センパイ!?」

小鞠「私の縦笛の先端部分が盗まれたの!」

小鞠「新しいの買うとお母さんに怒られる…うわぁぁぁん」


蛍「先端部分のみを!?あんなことやこんなこと…じゃなくて、一体なんのために!?」

蛍「これは奇妙な事件ですね!夏海センパイ!」

夏海「…」

蛍(夏海センパイの顔が赤くなってきている!?)

蛍(これは夏海センパイのインスピレーションが働いた証!)

蛍(この特徴から夏海センパイは別名『ブラコンなっつん』と呼ばれ、人気が100倍くらい上昇してしまう必殺技!)

蛍(でも、ぶっちゃけ人気なんてどうでもいいよねっ♪)

夏海「…」

蛍(もしかして…夏海センパイ!もうすでに犯人の目星が!?)

蛍(一体誰なんですか!?夏海センパイ!?一体誰がセンパイの!?)


蛍「一体誰を犯人と睨んでいるんですか!?」クチャクチャ

夏海「…」

れんげ「ほたるんの口の中に笛が入ってるのん」



ピーポーピーポー


蛍「…」

夏海「…」

れんげ「ほたるんーあとで面会に行くかんなー」

■夏海ちゃん事件はスピード解決!

小鞠「夏海ー助けてー!悪質なストーカーが追いかけてくるの!」

夏海「なんだって!?」

蛍「エヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ//」

蛍「センパイーーーーーーーーーーお医者さんごっこしましょーーーー」

蛍「大丈夫ーーーーー子供のする事ですからーーーー」

蛍「フヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ//」



ピーポーピーポー


蛍「」

■夏海ちゃん 朝から事件解決!

夏海「最近、事件がなくて暇だなぁ~」

夏海「ちょっと舌を噛み切っちゃおうよ。ほたキチくん」

蛍「嫌ですよ!平凡な毎日を享受しましょうよ、夏海センパイ」

夏海「き、享受?」


兄「」

小鞠「ほ、本当に!?」

れんげ「にゃんぱすー」


蛍「あれ?みんな何か盛り上がってますよ?」

夏海「何かあったのかな?」

蛍「小鞠センパイ、何を話してるんですか?」

小鞠「今度、高校生が転校してくるんだって。それを噂してたの」


蛍「夏海センパイ転校生らしいですよ」

夏海「…」

蛍(夏海センパイの顔が赤くなってきている!?)

蛍(これは夏海センパイのインスピレーションが働いた証!)

蛍(この特徴から夏海センパイは別名『ブラコンなっつん』と呼ばれ、いつの間にか、小鞠センパイより人気があがってしまう必殺技!)

蛍(でも、私の中では小鞠センパイがナンバーワン♪)


蛍(あれ?でもまだ事件は起きてないよね?)

蛍(…)


蛍「ハッ!」

蛍(もしかして、転校生に事件の匂いを感じて…?)

蛍(一体どんな事件が起きるの!?)

夏海「…」

小鞠「ちょっと蛍!やめてっ。こんな真昼間から//」

れんげ「ほたるんがこまちゃんのスカートの中に、頭を突っ込んでるのん!」

蛍「くんかくんか」ハァハァ


………


蛍「ちょっ、違いますよ!私は変態ではありませんよ!」

夏海「電話は…確か職員室に…」

蛍「なっ!通報しないでください!」

蛍「私はただ…小鞠センパイのスカートの中にコスモを感じただけで…」

蛍「それを匂ったり見たりすると、なぜか興奮してしまうことに気付いただけなんです」

蛍「信じてください!それだけなんです!」

小鞠「蛍…」

夏海「…」

蛍「変態じゃありません…仮に変態だとしても、変態と言う名の淑女ですよ」

蛍「だから、通報するのはやめてください!」

夏海「でもウチは通報するのが好きで探偵やってるから」

蛍「お願い!止めてください!こんな事でイチイチ警察を呼んでいたら…」

蛍「もう家とかトイレとかお風呂でしか、センパイを感じる事ができないじゃないですか!」

小鞠「ねえ、夏海。許してあげようよ。反省しているみたいだし」

夏海「う~ん…」


夏海「じゃあ、今日一日、蛍の生活態度を見て真面目に大人しくしていたら」

夏海「飢えた怪しいロリ大好きおじさんが、たくさんいる山奥の小屋に引き渡すのはやめてあげるね」

蛍「どこですかそれ!?警察でしょ!?」

■夏海ちゃんと転校生の推理対決!


一穂「転校生を紹介するよー」

このみ「富士宮このみです!特技は推理で、前の学校では名探偵って呼ばれてたよっ!」

蛍「このみさんが探偵!?」

蛍「大変ですよ!センパイ!ライバル登場ですよ!」

夏海「へぇ~」


………


小鞠「名探偵だったなんて、このみちゃんすごい!」

このみ「そんなぁ~、大した事ないってばー」

兄「」

れんげ「前の学校ではどんな事件を推理したのん!?」

このみ「あははは。駄菓子屋殺人事件とかかなー?」

小鞠「こわっ」

夏海「一気にクラスの人気者だ。さすがこのみちゃん」

夏海「お姉さんタイプだから、姉ちゃんの憧れでもあるみたいだし」

蛍「ですねー。早く鬱SSとかで死なないかなーこのみさん。寿命まだつきないのかなー」

夏海「それにしてもこのみちゃんの推理力を是非見てみたいなー」


夏海「そうだ!」

夏海「ほたるんほたるん、校庭の隅で白骨化してよ」

蛍「い、嫌ですよ!死んじゃうじゃないですか!」

夏海「じゃあ、ミイラ化してみよう!」

蛍「『じゃあ』の意味がわかりませんよ!」

このみ「こんっっっにっちはー!!」

蛍「きゃっ…びっくりしました」

このみ「あははは。ごめんねぇー。ところでなっちゃん」

夏海「?」

このみ「なっちゃんもこの学校では探偵やってるんでしょ?」

夏海「そだよ」

このみ「ぜひ一度、推理対決してみたいよねー」

夏海「でも、事件がないし…早くほたるんがミイラ化しないかなー?」

蛍「待たれても困ります!」

小鞠「あっ、事件と言えば…さっきかず姉が『あれー?防犯カメラがなくなってるー』って言ってたよ」

蛍「それです!さすがセンパイ!」


蛍「良かったですね!夏海センパイ!事件、事件ですよ!」

夏海「…」

蛍(夏海センパイの顔が赤くなってきている!?)

蛍(これは夏海センパイのインスピレーションが働いた証!)

蛍(この特徴から夏海センパイは別名『ブラコンなっつん』と呼ばれ、人気が100倍くらい上昇してしまう必殺技!)

蛍(…そういえば最近、お義兄さんの出番が少ないな~)


夏海「~//」カァー

蛍(夏海センパイが完全に真っ赤に!?まさか事件の真相が!?)

蛍「ふふっ。このみさん。どうやらこの勝負は夏海センパイの勝ちのようですね」

このみ「」ニコッ


蛍(このみさんが凄い笑顔に!?)

蛍(…)

蛍(そういえば、聞いたことがある)

蛍(高校生にはインスピレーションが働くと、すっごく笑顔になってしまう名探偵がいるって)

蛍(その特徴から別名『可愛いよこのみちゃん可愛い』と呼ばれ、BDの売上が上昇してしまう必殺技!)

蛍(まさかこのみさんが、その高校生だったなんて…)


蛍(しかし、これで面白くなってきたかも…)

蛍(学校の防犯カメラをめぐって、二人の名推理が!)


蛍「一体この勝負どっちが勝つというんですか!?」


れんげ「ほたるん、なんで地べたに這いつくばって、こまちゃんのスカートの中を撮影してるん?」

ピーポーピーポー


蛍「…」

夏海「…」

このみ「…」


蛍「ふぅ…見事な推理でした。でも一つだけ見落としている事がありますよ」

夏海「あれ?何か見落としてたっけ?」




蛍「私もまた…」


蛍「小鞠センパイのパンツ…コマパンに踊らされた…」


蛍「ただの犠牲者の一人にすぎないということを…ね」

■ブルマー泥棒許すまじ!

小鞠「夏海ー大変!私のブルマが盗まれたの!」

夏海「なんだって!?」


夏海「…」ジー

蛍「なっ!?私を見ないでくださいよ!」

蛍「もしかして、ピュアな小学生を疑ってるんですか!?」


夏海「ウチの推理では500%ほたるんが犯人なんだよね」

蛍「そんな!?」

夏海「早く返せば通報は勘弁してあげるから」

蛍「違います!持ってませんよ!今回は本当に私じゃないんですよ!」

夏海「…」


れんげ「ほたるんがブルマを頭に被ってるの!グレートマンの真似なのん!?」

蛍「ふふっ。ね?持ってなかったでしょ?」


ピーポーピーポー


蛍「」

■夏海ちゃんこのみちゃん協力して事件解決!


小鞠「しくしく」ポロポロ

蛍「どうしたんですか!?センパイ!?」

小鞠「実は昨日、私の家に泥棒が…」

夏海「…」

このみ「…」


蛍「いやいや、今回ばかりは私じゃありませんよ!」

小鞠「盗まれたのは私の靴下…」

蛍「何という事を…私の大好きな小鞠センパイの靴下を!」


蛍「今度という今度は許せません!」


蛍「犯人は絶対に変態です!」

蛍「変態と言う名の淑女ですよ!!!!!」

れんげ「あれ?ほたるんのほっぺたが膨れてるのん。虫歯なのん?」

蛍「え?これは、靴下を口の中に入れてるんだよ?」ムシャムシャ

れんげ「ぇ…何で靴下を…?」

蛍「えへへ。とっても美味しいんだよ♪幸せな味なんだっ♪」

夏海「…」

このみ「」ニコニコ

 
ピーポーピーポー


蛍「見事な推理でしたよ。夏海センパイ。このみさん」

夏海「…」

このみ「…」

蛍「でも私もまた…靴下に踊らされた」

蛍「ただの犠牲者の一人にすぎないんですよ」

小鞠「蛍…」







       終わり

これにて終わりになります。
こんな時間まで読んでくれてありがとうございました!
また、機会があればよろしくお願いします!

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