クー子「……少年、今夜だけ、いっしょに寝る」真尋「え、え?」(267)

クー子「……地震、こわい」

真尋「宇宙にも地震あるのか……」

クー子「……うん、卵の名前を冠した、豆もやしに変形する生物も多用してくる」

真尋「意味がわからない……」

クー子「……とにかく、一緒に寝て?」

真尋「うっ……」ドキドキ

クー子「……狭い」モゾモゾ

真尋「し、仕方ないだろ、僕一人用なんだから!」

クー子「……わたしもお布団に入りたい。でも当然少年も入りたい」

真尋「うん」

クー子「……妙手がある」

……

真尋「どうしてこうなった」

クー子「……横が駄目なら縦。わたしが下で少年が上。少年が地震の落下物からも守ってくれて完璧」

真尋「いや……この体勢はやばいだろ……」



クー子「……少年、どうして産まれたての仔鹿の体勢なの?」

真尋「おま……僕が両手足を曲げたらどうなるかわかるだろ……」

クー子「……持ち上がっちゃったお布団が降りてくる」

真尋「違う!」


クー子「……?」


真尋(持ち堪えろ僕の両手足!)

クー子「……少年、どうしたの?」

真尋「ぐ……!そ、そうだ!僕が床で寝れば

クー子「……少年が視界に入ってないと安心できない」袖ひっぱり

真尋「」



~20分後~

クー子「……少年、寝ないの?」

真尋「く、クー子こそ……早く寝たらどうだ……?」プルプル

クー子「……地震怖くて眠気が飛んだみたい」

真尋(僕は出来るなら筋肉的にも睡魔的にも倒れこみたいよチクショウ!)

クー子「……?」

真尋(これはなんの拷問だ……)

真尋(僕は倒れたい。けど倒れたらクー子にのしかかる格好になる)

真尋(よって僕は四肢を踏ん張らせて起き続けなくてはならない)

真尋(でもなんかクー子から甘いいい香りがして引き寄せられる……)

真尋(でもそうして引き寄せられるとクー子にのしかかる格好になってしまう)

真尋(なんだこの嫌なループは)

真尋(息を止めても目からクー子の姿が入ってくるし……)

クー子「……少年、顔色がディープワン」

真尋「え!?き、気にしないでくれ……」

真尋(くそ……至近距離すぎる!なんでクー子はそんな普通でいられるんだ……!)

真尋(ニャル子みたいに下心で潜り込んできたわけじゃないから、フォークも使えない……!)

真尋(しかし、炎の神性が地震を怖がるとはなぁ……なんだかんだでこいつも女の子……って意識しちゃ駄目だ!)



~さらに30分経過~

真尋「うぐぐ……(人間、頑張れば意外と耐えられるもんだな……)」プルプル

クー子「……少年、もしかして僕は悪い魔物じゃないよごっこ?」

真尋(もはやツッコミを入れる気力が……)

クー子「……少年が仲間になりたそうな目でわたしを見ている。仲間にしますか?」

真尋「見てないよ!ついでに遊んでもない!」プルプル

クー子「……じゃあもしかして寒いの?それなら……」グイツ

真尋「うわっ!?」

ぽふん

クー子「……ほら、わたしの身体あったかいよ。これで寒くない」

真尋(うわああああああああああああぁぁぁぁぁ!?)

真尋(柔らかいあったかい気持ち良いいい匂いじゃなくて早く起き上がれ僕っ!)

真尋(この状態は最愛だ!このままじゃ僕のSAN値が削り取られた挙げ句SON値を上げてしまう!)

ぐらり……

真尋「っ!また地震か!?」

クー子「……!」ギュッ

真尋「な、なんでここで抱きつくクー子ぉぉぉ!?」


……

真尋「ほら……クー子、もうおさまったから……」アタマナデナデ

クー子「……くすん。またあるかもしれないから、このままがいい」

真尋「ちょ……」

クー子「……少年抱き枕、ニャル子抱き枕とはまた違った抱き心地。悪くない……」ギュ

真尋「クー子、くっつきすぎだ……!」

クー子「……ぴったりくっつけば、二人でもお布団かぶれるよ?」

真尋(くそぉ!なんでこいつは平気でこんなことできるんだ……!)

真尋(多分クー子だから何も考えてないんだろうけど……)

真尋(ある意味ではニャル子よりたちが悪いな……おかげでフォークも……)

クー子「……?……少年、何かお腹に当たってる……?」

真尋「あ」

クー子「……!……少年……溜まってる?」

真尋(僕の方が欲情してどうするんだ……もういっそ誰か僕をフォークで刺してくれ……)ドンヨリ


クー子「…………」

真尋「…………」

クー子「……少年………………わたしとえっち、する?」

真尋「し、しないよ!てかごめん!すぐに離れるから……!」エビゾリ

クー子「……少年、そんな超人的な動きで拒否されると、さすがに傷つく……」

真尋「し、仕方がないだろ……っ!?(このまま後ろに反って……!)」

クー子「……少年、わたしの身体、やっぱり魅力がないの?」

真尋「え……?」

クー子「……わたしはニャル子の裸を見ると凄く興奮する」

クー子「……でもニャル子はわたしの裸を見ても、全然興奮してくれない……」

クー子「……少年も駄目。興奮したのは、お姉ちゃんだけ……」ションボリ…


真尋「~~っ!あーもう!」


クー子「……少年?」

真尋「お前、もうちょっと自分が魅力的って自覚持った方がいいぞ!?」

クー子「……魅力的?わたしが?」

真尋「あーそうだよ、僕が普段からどれだけ我慢してると思っているんだ!」

真尋「戦闘時も裸に近いわ、風呂でも仁王立ちするわ、所構わずニャル子に発情するわ……」

真尋「今だってそうさ!夜中に男女で一緒の寝床なのに、警戒心0で……!」

真尋「僕だって男なんだ!毎回可愛い子のそんな姿見たら、嫌でもこうなるよ!」

クー子「……少年」

真尋「はぁはぁ……だからクー子、もっと自信をもて」

クー子「……少年……ありがとう」

真尋「ん、落ち込んでるのはクー子らしくないからな……」

真尋(……慰めるためとはいえ、なにかとんでもないことを口走ったような……)


クー子「……少年の口からそんなこと聞けるなんて、意外だった」

真尋「~~っ!う、うるさいな!……ほら、わかったら早く寝た寝た!」

クー子「……少年、それはどうするの……?」

真尋「うっ……まあ少し本音ぶちまけて楽になったし、眠れば朝には落ち着いてるだろ……」

クー子「……わたしにえっち、しないの?」

真尋「ばっ……だからお前なぁ、なんで軽くそんなことを……!」

クー子「……でも少年、かなり辛そう」

真尋(クー子の誘惑攻撃は無自覚のようだ……こうなったら……>>39してこの場を切り抜けるしか!)

ハス太君を呼ぶ

真尋「落ち着けクー子、自分を大切にするんだ……」

クー子「……してるよ?」

真尋「とにかくだ、ハス太がいれば僕のこの愚息も落ち着くと思うんだ」

クー子「…………!わたし、ハス太君に負けた……!?」

真尋「違う違う!さすがに(見た目)子供の前なら自重するだろってこと!」

クー子「……なるほど」


~ハス太ルーム前~

真尋「そういやクー子、なんで僕の部屋に?ハス太でもよかったんじゃ……」

クー子「……少年の方がよかったから」

真尋「……そ、そうか」

クー子「……うん」

真尋「(意識したら駄目だ!)ハス太ー、悪いんだけど僕たちと」ガチャ


シャンタ「みー、みーみーみー!!!」
ハス太「だ、ダメだよシャンタッ君……そこは……!」

バタン……


真尋「…………」

クー子「…………」

真尋「…………」

クー子「…………少年、戻ろう?」

真尋「ああ…………」

~真尋ルーム~

クー子「……よく考えたら、ハス太君もくるとお布団が狭すぎる」

真尋「……」

クー子「……やっぱり、少年だけの方がいい」ギュッ

真尋(むしろSAN値を下げる結果になろうとは……)

クー子「……少年、あのハス太君もえっちしてた」

クー子「……少年もしていいと思う」

真尋(というか追い込まれた……)

真尋(相手は宇宙人、邪神の類だぞ……!)

真尋(いくら本人がいいって言っているからって……)

真尋「なあクー子、お前、ニャル子が好きなんだよな?」

クー子「……うん、愛してる」

真尋「だったら……さ、やっぱり、ニャル子のためにも……」

クー子「……少年、優しい」



クー子「……でも、そんな優しい少年だから……えっちしてもいいんだよ……?」

真尋「」

クー子「……むしろ……………して欲しい」

真尋「…………」ダラダラ

クー子「……少年すごい汗。熱かった?」

真尋「クー子……悪いけど僕の身体は孕めたりは……」

クー子「……少年なら……わたしが孕まされる側でも構わない……」

真尋「……!」

クー子「……大丈夫。最初に言ったけど、一緒に寝るのは今日だけ……」

クー子「……少年がいずれニャル子を選ぶのはわかってる。だからえっちも今日だけ……」

クー子「……でも少年は今は楽になる。あとは黙ってれば今日のことは二人だけの秘密……」

クー子「……樹海に生息するじゃれてくるワニに甘噛みされたと思えばいい……」

真尋「クー子……お前それでいいのか……?」

クー子「……前にも言った。少年なら、構わない」

真尋「……クー子」

クー子「……少年」

真尋(僕は……)

真尋「……それはできない」

クー子「……ッ!しょうね

真尋「そんな軽い気持ちで抱けるわけないだろ……?」

クー子「……ごめんなさい」

真尋「……謝るのはこっちだ、クー子。本当に虚弱貧弱無知無能の僕で構わないのか?」

クー子「……え?」

真尋「ニャル子じゃなくて……僕で」

クー子「……うん」

真尋「……地球人の性欲は凄いぞ。特に今の僕は」

クー子「……うん」

真尋「……もうすぐ、僕のSAN値が無くなる。自制心なんてものも、多分なくなる」

クー子「……うん」

真尋「多分ニャル子からの制裁が下る」

クー子「……う、うん」

真尋「……今日限りなんて言わないなら……地球人と付き合う覚悟があるなら……」

真尋「クー子……お前を抱いてもいいか?」

クー子「……少年とはもうお風呂もキスも済ませて、宇宙では婚約済み……無問題」

クー子「……少年こそいいの?ニャル子じゃなくて……」

真尋「……クー子だからだ」

クー子「……少年」

真尋「……クー子」

クー子「……少年…んっ……ちゅ……」

申し訳ない、一回夕飯の支度で抜ける
投げ出しはしたくないので保守してくれるとありがたい
なるだけ早くすませる

クー子「……少年、顔が赤い」

真尋「仕方がないだろ……面と向かってキスなんて……」

クー子「……」

真尋「……お前だって、顔赤いぞ……」

クー子「……わたしはクトゥグアだから」

真尋「答えになってないぞ……」

クー子「…………わたしだって、姉さん以外の人に触れられたことないもの……」

真尋「クー子……」

クー子「……できれば、優しくしてほしい」

真尋「……わかった。上脱がすぞ、クー子」

クー子「……うん」

真尋(……なんだろうこの背徳感は)プチプチ

クー子「……ん……」

真尋「……っ!」

クー子「……少年……どう?」

真尋「クー子……その……綺麗……だ……」

クー子「……!」

真尋「……触っても、いいか?」

クー子「……あんまりないけど……」

真尋「いや、十分だよ」フニッ

クー子「――ッ!」

真尋「お、おい大丈夫かクー子!?」

クー子「……ん、平気……んぅ!?」

真尋「わ、悪い……痛かったか?その……こういうのは、初めてで……」

クー子「……痛くない。けれど、妙な感覚……」

真尋「クー子……」

クー子「……ひぅ!?しょ、少年……いきなり吸いつかないでほしい……」

クー子「……ッ!?あっ……やぁ……!?しょ、少年……!?」

真尋「クー子の胸……小さいけど柔らかくておいしい……」

クー子「……んっ……んん……!少年、まだミルクはでな……ふぁ!?」

真尋「……ごめんクー子」

クー子「……ぁぅ……少年?」

真尋「………止まれそうにない」

クー子「……え?あ、んっ!はぁ……ぁ……んっ!」

真尋「クー子……もっと、声を聞かせてくれ……」

クー子「ん……あっ!…ふっ……くぅぅ……!少年……!急に全身撫でるのはずるい……!」

真尋「クー子の身体、すべすべだな……」

クー子「……ちょっ……待って……少年……!」

真尋「言っただろ、止まれないんだ……!」

クー子「……あ……あぁ……!?」

真尋「ん……ここが気持ちいいのかクー子?」

クー子「……うん。でも待っ……ひん!?」

真尋「なら、念入りに触ってやらないとな」コリコリ

クー子「んっ……!やぁ……そこ弄っちゃ、駄目……!」

真尋「じゃあ、こっちはいいか?」

クー子「~~っ!反対も、だめ……!」

真尋「クー子……なんで顔を隠すんだよ?」

クー子「……わからない。でも、少年に見られると……なんだか恥ずかしい……」

真尋「……もう十分恥ずかしいことしちゃってるのにか?」

クー子「……うぅ、少年の手、ニャル子じゃないのに這いよってくる……」

真尋「……嫌か?」

クー子「……ううん……気持ちいい」

真尋「ならよかった……」

クー子「でも……」

真尋「でも?」

クー子「少年の手つき…………姉さん以上にいやらしい」




真尋「」



クー子「……少年が真っ白に!?ごめん、嘘。……優しくてあたたかい……とても……」

真尋「あの人よりいやらしい=犯罪者なんだぞ……冗談でもやめてくれ……」

クー子「……待ってて言ったのに待ってくれなかったお返し。それより少年、そろそろ……」

真尋「……」ゴクリ

クー子「……わたしの……ここに…………」

真尋「……」

クー子「……少年の焼きごてを入れてスクリュードライバーして……大丈夫、見切りは閃いてない」

真尋「なんでそこでネタを挟むんだよ!」

クー子「………………ニャル子には平気なのに、少年だと恥ずかしいから。あまり……見ないで?」

真尋「クー子……こんなに濡れて……」

クー子「~~っ!少年に言われなくても、わかってる……!」

真尋「ご、ごめん……」

クー子「……少年、今度はわたしが少年のズボンを引き摺り降ろす」

真尋「ま、待てクー子!そんな風にしたら……!」

クー子「……問答無用。えいっ」ズルリ

ベチン

クー子「んぅ!?……こ、これが少年の……!?」

真尋「なあ、クー子、悪かった。悪かったからその……僕のもそんなに凝視しないでくれ」

クー子「……少年、わたしの計算と違う」

真尋「なんの計算だよ……」

クー子「……こんなに大きいのは想定外」

真尋「んー……まあとりあえず、野良ニャルラトホテプに短小と言われても、即否定できる程度ではあるな……」

クー子「……」ゴクリ

真尋「クー子、無理は……」

クー子「大丈夫だ、問題ない……!」ギュッ

真尋「ちょ、待て、クー子!そんないきなり入れたら……!」

ぶつり

クー子「―――――――ぁっぅ!」

真尋「うっ……!きつ……!クー子、大丈夫か!?」

クー子「……!だい、じょう、ぶ……!……動いて、いいよ?」

真尋「クー子……!」ヌプッ

クー子「……んっ……!ぁ……!」

真尋「クー子の膣内……すごくあたたかくて気持ちいい……!」

クー子「よかっ……たっ……!少年のも、苦しいけど、気持ちいい……!」

真尋「はぁ……はぁ……クー子、クー子ぉ!」

クー子「あっ……ふぁぁ……!少、年……キス、して……!んぅぅ……!」

真尋「クー子……!ごめん、もう僕限界だ……!」

クー子「ん……!わた、しも……!少年、膣内に出して……いいよ?」

真尋「ぐっ……ぅ!さ、さすがにそれは……!駄目だ、抜くよクー

グラグラグラ!

クー子「……!?」ガッシリ

真尋「な、なんでここで地震が!?じゃなくてクー子離――あああああ!?」

クー子「~~~!!」




………

真尋「……地震怖い」オチコミ

クー子「……ん、少年もわたしと一緒」

真尋「その……ごめんなクー子。大丈夫だったか?」

クー子「……ちょっと痛かったけど平気。少年のおかげで地震も平気だった」

真尋「いやそれもそうなんだけど……」

クー子「……ごめんね少年、今日は安全な日。次はちゃんと大丈夫な日で赤ちゃんつくろ?」

真尋「逆だろ普通!?」

クー子「……少年、まだこのままでいい?」

真尋「ん、あぁ……構わないよ」

クー子「……今日はありがとう少年。また少年に迷惑をかけた……」

真尋「いや、僕もその……なんというか……色々ごめん」

クー子「……少年、あらためて……不束者ですが、これからよろしく」

真尋「……ああ、こちらこせ、クー子」

ちょっと風呂る。
もうちょっとだけ後日談書くつもり

~翌朝~

ニャル子「まっひろさーん!今日も元気に……這いよる……」

真尋「ん、おはようニャル子」
クー子「……ニャル子、おはよう」

ニャル子「な、なんであんたが私の真尋さんと一緒にご飯を作っていやがるんですか!?」

クー子「……花嫁修業?」

ニャル子「はあ!?とうとう脳みそ完全燃焼したんですか!?」

クー子「ファイアブランドが共鳴する……この卵を叩き斬れと……」

真尋「だからそれ出すな!手で割れ!あー……ニャル子、言いにくいんだが……」

ニャル子「え、なんですか真尋さん!まさか愛の告白ですか!うっひょー

クー子「……少年は、わたしの夫になった」

ニャル子「」

……

ニャル子「クゥゥゥゥゥコォォォォォォ!真尋さんの陰からでてきやがれってんですよぉ!?」

クー子「……ぐすん。ニャル子、痛い。大丈夫、わたしはニャル子の妻でもある……」

ニャル子「黙れってんですよ!真尋さんどいてください、その可燃物をすり潰せません!」

真尋「落ち着けニャル子!……僕の方が先に手を出した」

ニャル子「なんですと!?私の熱烈アタックを断り続けた真尋さんが!?」

クー子「……ニャル子、わたしに熱烈アタックしてもいいんだよ?」

ニャル子「うぐぐ……!認めません、認めませんよこんなの!」

ニャル子「ハス太君!こうなったら一時共闘ですよ!二人でこの万年発情期を始末しましょう!」

真尋「……ハス太はそこで気絶してるよ。シャンタッ君も」

ハス太「」ツヤツヤ
シャンタ「」ツヤツヤ

クー子「……わたしも少年と熱い夜を過ごしたけど、二人はそれ以上……」

真尋「こいつらになにがあったんだ……」

クー子「……少年、今度は………お尻の方で究極合体する?」
ニャル子「あんた今すぐに最新型蕃神に取り込まれて駄女邪神になっちまいやがれです!」

真尋「少し落ち着けよ、ニャル子……」

ニャル子「だ、だって……だって……」

クー子「……少年はニャル子のものだ、しかし今はわたしのものだ」

真尋「おいクー子!?」

クー子「……奪いかえせばよい。……できるものなら」

ニャル子「……!じょ、上等じゃねーですかクー子のくせに!」

真尋「おい、よくわからんが、喧嘩すんだったら容赦なくフォークがいくぞ」

クー子「……大丈夫。より少年に相応しい家庭的な奥さんで勝負」

ニャル子「はっ!まともな料理も作れないあんたになにができますか!」

真尋「お前も普通の食材使ってくれればいいのにな……」

ニャル子「このNTR勝負、勝った!第三部完ッてやつですよぉ!」

クー子「……少年、確かにわたしはニャル子ほど料理が上手くないけど……」

真尋「ん、どうした?」

クー子「わたし、素手でアイロンがけもできるし、ほら目玉焼きやおにぎりも焼ける」ジュー

クー子「水もすぐお湯にできるし、冬はストーブ。昨夜もしたけどゆたんぽにもなる」

クー子「……眷属の力で冷蔵庫やクーラーもいらない。光熱費大幅カットで家計に優しいよ」

真尋「あ、それはかなり助かるな」

ニャル子「ひ、卑怯すぎるでしょこのクトゥグアァァァ!」

ニャル子「ぐぐぐ……!!私もちょっと修業すればその程度の能力……!」

ニャル子「つ、束の間の天下を楽しむといーですよ!最後に真尋さんを手に入れるのはこの私です!」

クー子「……負けない」

ニャル子「真尋さん……!不甲斐ない私をお許しください……!すぐにクー子の魔の手から解放を!」

真尋「待ておまえら、僕の意思無視してんだろ!」

ニャル子「完璧なニャル子ちゃんになって、クー子の存在なんて忘れさせてあげますから!」

ニャル子「……もちろん、物理的にもクー子を消してやりますとも!」

真尋「お前はまず少しクー子を受け入れる努力からだな……」

……

真尋「ニャル子のやつ、本屋行ってくるって何を買うつもりだ……?」

クー子「……わからないけど、少年のため」

クー子「……ニャル子が少年のことを第一に考えてるのは間違いない。そこはわかってあげて」

真尋「う、うん……しかしクー子、さっきのニャル子との話は……」

クー子「……ニャル子がどう頑張っても勝てないくらい、わたしも頑張ればいい」

クー子「……少年……真尋は、ニャル子には渡さない。絶対だよ」

真尋「ク、クー子……」ドキドキ

クー子「……これからもよろしくね」

真尋「ああ、こちらこそ」



クー子「……そして、わたしに勝てなくて落ち込むニャル子も隙をみて頂く、まさに完璧な作戦」
真尋「やっぱりか!」

ここで終わり。

人様のスレを勝手に乗っ取ったり、ぐだったり、拙かったりで色々申し訳ない。
ここまで付き合ってくれた人、どうもありがとう!

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