春香「監禁ですよ!監禁!」(646)

春香「おはようございます♪」

P「…おはよう」

春香「んー!今日もいい天気ですね!!」

P「そうだな。でも、それよりこの手錠を外してくれないか」

春香「だめですよ」

モゾモゾ

カチャカチャ

P「後ろ手とか不便すぎるだろ常考。どこで買ったんだよ」

春香「えへへ、秘密です!」

P「大声だしてもいいか?」

春香「いいですけど」

春香「無駄ですよ?」

P「口を封じてない以上、近所に人気がないんだろうな」フム

春香「その辺けっこう頑張りました」フンス

P「その情熱をアイドル活動に向けてくれ…」

春香「向けたら私の気持ち、受け止めてくれましたか?」

P「それはできない」

春香「そんなプロデューサーさんが大好きです」

P「ありがとう。俺も春香が好きだよ」

P「アイドルとして」

春香「むぅ」

P「言ったよな。お前の気持ちは嬉しいが」

春香「私の将来のために受け止める事はできない、ですか」

P「お前ならもっと上にいける。Sランクだって狙える」

春香「だからスキャンダルの種は邪魔?」

P「お前が引退したらその時改めて話すとも言った」

春香「でも、アイドルは辞めるなって言うんでしょう」

P「そんな理由でやめて欲しくない」

春香「理不尽ですよ、それ」

P「理不尽でも我が侭でもいい、俺はお前をもっと高みまで育てたかったんだよ」

春香「ま、それもこれで終わりですけどね」

P「人気アイドル、プロデューサーと愛の逃避行、ってか?」

春香「悪徳さんにリークします。アイドル天海春香、一貫の終わりです!」

P「んあー…」

春香「社長や、みんなには悪いですけど」

春香「もう、歌いたくないんです」

春香「なんか、空しくなっちゃって」

P「お前は俺に聞かせるためだけに歌ってきたわけじゃないだろう」

春香「…昔は、歌うこと自体が好きでした」ハァ

春香「褒められるのが嬉しくて、歌うのが楽しくて」

春香「でも、いつからか、あなたに褒めてもらいたくて」

春香「それだけが心の中にあって」

春香「―――あなたが歌う理由になってた」

春香「だから、フラれたとき、すっごく苦しかったんですよ?」

P「フッたわけじゃ…」

春香「同じですよ」



春香「結局、プロデューサーさんは私より私の将来の方が大事だったんですから」

春香「さて、そろそろお腹すきましたよね?朝ご飯持ってきます」

P「メニューは?」

春香「ご飯にお味噌汁、キュウリの浅漬けに豚肉の炒め物」

P「お前はいいお嫁さんになれるな」

春香「なりましたよ?」

P「拉致監禁して同居することを結婚とは言わねえよ」

春香「あはは」

春香「はい、アーン」

P「…」モグモグ

P「…」ゴックン

P「うまい」

春香「えへへ」

P「手錠を外してくれないか?」

春香「えー」

P「普通に面倒くさい」

春香「暴れるかもしれないじゃないですか」

P「暴れた場合の対処法もちゃんとあるんだろう?」

春香「ありますけど、刃傷沙汰は嫌ですよぅ。私ヤンデレじゃないですし」

P「えっ」

春香「えっ」

春香「足枷はしてないんですから妥協してください」

P「そうは言うがな春香」

春香「それともなんですか、アーンより口移しのがいいですか」

P「その理屈はおかしい」

春香「…」モグモグ

P「………春香?」

春香「ん」チュッ

P「」

春香「んー」モゴモゴ

P「」モグモグ

P「」ゴックン

春香「ぷは。うわぁ、これ、結構恥ずかしいですね」

P「不意打ちはやめてくれ。勃った」

春香「食事中にいやらしい話しないで下さいよ」

P「お前が悪い」

春香「ごちそうさまでした」

P「ごちそうさまでした」

春香「食器洗っちゃうのでちょっと待っててください」

P「食後の散歩は?」

春香「なしで」ジャー

P「適度に運動したい。ビタミンDが足りない」

春香「床運動で我慢してください。後で肝油も食べましょう」カチャカチャ

P「わぁい」

春香「うーん、栄養管理かぁ。どうしよう、考えてなかった」ゴシゴシ

765プロのアイドルはみんな普通にヤンデレに成りそうだから困る

春香は病みモードでも平常運転でこわかわいい

P「床運動と言ったが」

春香「はい」

P「ゴムは?」

春香「あると思います?」

P「ですよねー」

春香「アイドルに中出しできるんですよ!嬉しくないですか」

P「和姦だったら最高なんだがな」

春香「プロデューサーさんの気持ち次第で和姦ですよ!」

P「もっとこう…穏やかに童貞を失いたかったね」

春香「プロデューサーさんが私の気持ちを受け止めてくれていれば」

春香「いつでもどこでもどんなシチュエーションでも思うがままにエッチできたんですよ?」

P「アイドルとヤるより、アイドルを叩き上げるのに魅力を感じていたんだよな」

春香「実はホモ?」

P「ねえよ、ねえ」

>>16 だってみんなPが死ぬほど大好きですから

春香「あはは、そんな身構えなくても。お昼前からエッチなことはしませんよ」ギュッ

P「じゃあなんで抱きつく」

春香「いままでのぶん」ギュゥゥゥ

春香「ずっとずっと、こうしたかったから」

P「…」

春香「あー、私、今幸せです」

P「そうか、そりゃよかった」

春香「手錠さえなければ、抱きしめてもらえるのに」

P「外してくれれば」

春香「まだ我慢。手遅れになるまで。プロデューサーさんがここを飛び出しても、どうしようもなくなるまで」

P「社会的抹殺か」

P「…お前のプロデュースができなくなったら、俺はどうすればいい。何をすればいい」

春香「私を愛して下さい」

春香「アイドルじゃなくて、一人の人間として」

春香「あなたに愛されたい」

P「…」ゴロゴロ

春香「~♪」ゴロゴロ

P「…」ゴロゴロ

春香「~~♪」ゴロゴロ

P「なぁ」

春香「はい?」

P「いつまでこうしてるつもりだ」

春香「飽きるまで」

P「飽きたら?」

春香「どうしましょう?」

P「お前な…」

春香「えへへ。一緒にいられるだけで幸せだから、何をするかなんて考えてなかった」

あれ、キュンと来た…

P「しかし、ここはどこなんだ?事務所の近く?お前ん家の近く?」

春香「さて、どこでしょう」

P「まぁ、大方予想はできるがな」

P「お前がそんな余裕でいられる以上、なにかしらの隠蔽はしてあるだろうし」

P「お前のコネクションでとなれば…」

P「雪歩の家が絡む…私有地の山小屋とか」

春香「おー。さすがですねー」

春香「お昼食べたら来ると思いますよ、肝油持って」

P「わぁい」

コンコン

ガチャ

雪歩「おじゃましますぅ」

雪歩「はい、食材とかいろいろ。あと肝油」

春香「ありがとう、雪歩」

P「雪歩、なんでお前がこんなことを手伝うんだ」

雪歩「わかりませんか?」

P「ああ。お前にそんな行動力があったとは知らなかったぞ」

雪歩「…ずっと見てきましたし、ずっと見たかったんです」

雪歩「春香ちゃんの笑顔」

雪歩「だから、幸せにしてあげて下さい。それがあなたの義務です」

P「やり方がおかしいと思わないのか」

雪歩「ほら、私ヤンデレですし」

P「友人の凶行を幇助するヤンデレとか聞いたことねえよ」

雪歩もローテーションで来てくれるかなぁ、もう永住すればいいのに

この雪歩の様子からくると雪歩→春香→Pなのか

カァーカァー

春香「夕方ですよ、夕方ー」ゴロゴロ

P「こんなのが、毎日続くのか」

春香「つまらないですか?」

P「家畜の気分だよ」

P「毎日毎日、何も考えず、飯を与えられるとかさ…」

春香「私に飼われるの、嫌ですか」

P「美人は3日で飽きるっていうだろ」

春香「3日どころか半日じゃないですかぁ」

春香「…ああ、それだけ私が美人ってことですか」のワの

P「そうだな、可愛いよ、お前は」

春香「むう、そんな全て諦めたような顔で言われても、嬉しくありません」

P「可愛いよ」キラキラ

春香「営業スマイルでも駄目です」

ギシッ

春香「じゃ、じゃあ…い、いまから、します、よ」ドキドキ

P「おっかなびっくり迫らんでも」

春香「なんでそんな余裕なんですか!」

P「1.明らかに突発的でずさんな計画」

P「2.目的はただ一緒にいたいだけ」

P「3.ちょっと先の将来すら考えてない」

P「Q.そんな奴がキョドりながら迫ってきたらどうする?」

春香「A.抱きしめてキスします。してください!」ビシッ

P「…おう」

春香「えっ」

春香(あ…)

チュゥ

P「手錠、とってくれ。抱きしめられないだろう」

春香「―――ああ、そうなんだ」ポカーン

春香「………そうですね、そうですよね」

P「あん?」

春香「今、プロデューサーさんが考えてる事、わかりました」

春香「当ててみましょうか」

春香「とにかく私を説得する。キスくらいならいい。手錠さえ外れれば」

春香「ここを出て、事務所に戻って、後始末して」

春香「ここからのリカバリーに頭をひねって、私の親に謝って」

春香「………………そうなんでしょう?」

P「っ…」

春香「ここまでしても、あなたはまだ私より私の将来を案じてる」

春香「私が、そんな将来いらないって言ってるのに」

P「俺は、」

ピッ

春香「もう、いい加減諦めて。私を見て」

TV「アイドル、天海春香さんの失踪事件ですが、先ほど新たな展開が見られました」

TV「天海春香さんの自宅より天海さん本人のものと思われる手紙が発見され…」

P「何を書いた?」

春香「男と逃げます。さようなら」

P「最低だな」

春香「事実ですから」

春香「これでもまだ、帰りたいですか?」

春香「諦めて、くれませんか?」

P「…眩暈がする」フラッ

春香「もう、いいですよね」

カチャ

春香「手錠、取りましたよ。出ていきたいなら、私を押しのけて、帰って下さい」

アイドルがそれやったら終わりだろ…

P「ああ、畜生」

春香「ここまで騒ぎが大きくなれば、もうリカバリーなんてできませんよね」

P「…駄目だな、どうしようもない」

春香「えへへ」

P「どこで間違えたかな。うまくやれてると思ってたのに」

P「不貞寝したい」

春香「寝るにはちょっと早いですよ?」

P「そうだな。強い酒を飲みたい」

春香「お酒ですか…ここにはないみたいですね」

P「今度雪歩に頼んでみるか」

春香「お酒はありませんけど…」ゴソゴソ

春香「ちょっとした合法ハーブならいくつかありますよ」

春香「とりあえずダウナーっぽいやつ、吸います?」

P「頼む」

春香「じゃーん、マッカーサーのパイプー!!」ゴソゴソ

P「俺はポパイが先に浮かんだ」

春香「こーやって、葉っぱの代わりにハーブ詰めて吸うらしいですよ」ジャーン

P「へー。アロマみたいにやるのかと思ってたよ」

春香「一応そっちが本来の使い方らしいですけど」

P「春香は“こういう”奴に詳しいのか?」

春香「使うのは初めてです。雪歩のが詳しいかな」

P「ふーん」

春香「なんか…練炭自殺みたいな雰囲気ですね」

P「誰のせいだと思ってやがる」

春香「のワの」

P「…」プカー

春香「どうですか?」

P「んー、よくわから―――」フラッ

P「」

春香「キました?」

P「ヤク中の気持ちがちょっとわかったわ。ほれ」

春香「えへへー、パイプで間接キスですよー!」

P「吸い過ぎるなよ」

春香「~♪」プカー

春香「あへぇ」ダブルピース

P「変顔やめろ」

春香「頭ぐわんぐわんするー」

P「よしよし」ナデナデ

春香「えへへー」

P「誘拐に加えて脱法ハーブ使用とか、もう完全にアウトだよなー」

春香「あうとぉー!」

P「あーもーどうでもいいやー」バタッ

春香「いいやー」ゴロンッ

P「ZZz…」クゥクゥ

春香「えへへ」ナデナデ

春香「今度は、エッチなやつ焚いてみよう」

春香「あー、でも、初めては素面がいいなぁ」

春香「シャワー…いいや、このまま寝ちゃお」

春香「おやすみなさい」

チュッ

春香「このまま、二人で、どこまでも…」

春香「おはようございます♪」

P「おはよう」

春香「あ、ご飯炊き忘れちゃった」

P「というか夕飯を食った記憶がない」グゥ

春香「とりあえず缶詰」ガサゴソ

P「食ったらシャワー浴びようか」

春香「はい…あっ」

P「今更裸くらいで恥もなにもないだろ?」

春香「そうですね、あはは」

ヌギヌギ

P「あずささんや貴音には負けるけど」

P「結構いいスタイルしてるんだよな、お前」

春香「失敬な!」

ムニッ

春香「ひゃんっっ!」

サワサワ

春香「お、お尻撫でるの、やめて下さい///」

春香「なんか、痴漢みたいです」

P「柔らかい」

春香「もう…」

シャー

春香「あの…」

P「ん?」サワサワムニムニ

春香「当たってます…」

P「当ててるんだよ」

春香「もうちょっとムードが欲しいなぁ、と」

P「色々ふっきれたからな」

P「人生狂わせた責任、とってもらうぞ」チュゥ

春香「んっ」

ペロペロ

スリスリ

ナデナデ

春香「ぷはっ、そんなの、お互い様ですよ」

春香「ふー、さっぱりした」ゴシゴシ

P「何か飲み物あるか?」ガサガサ

春香「お茶類なら大量に」

P「ほい」ポイ

春香「はい」パシ

P「おー、一週間食いつなげるくらいあるな」

春香「雪歩に感謝ですね。食糧とかすっかり忘れてましたもん」ゴクゴク

P「お前ちょっと杜撰すぎないか…?」

春香「σのワの;」

春香「優しく、してくださいね?」

P「善処する」

ギシッ

P「かくいう俺も童貞でね。女体のことはよくわからん」

春香「女体て(笑)」

ペロ

春香「んっ」

チュバ

春香「おっぱい、好きなんですか?」

P「ん、割と」

春香「じゃ、どんどん吸ってください」ヨシヨシ

P「出ないけどな」

春香「一年後、そこには元気に射乳する私の姿が!」

P「やめい」

春香「う…」スリスリ

ペロペロ

春香「ふぁっ…!!」

春香「はぁっ、ハァッ…」

P「全然濡れねーな」

春香「でも、すごく気持ちいいです」トローン

P「…いい、か?」

春香「はい。きて、ください」

グッ

P「くっ」

ググッ

春香「痛っ…!!」

ミチミチ

春香「あっ……うぁ…」

P「大丈夫か?」

春香「痛いです…すごくっ……」ガクガク

P「一旦抜くぞ」ズッ

春香「だ、駄目」ギュッ

P「お、おい…」

春香「ぬいちゃやぁ…」

P「春香っ…」

春香「うごいても、いいですよ?」

P「いや、しばらくこのままでいい」

春香「つよがらなくて、いいです」

P「こっちの台詞だ」

チュ

春香「んっ」チュパッ

P「ふっ」ペロッ

ギュッ

春香「―――あれ…?」ポー

P「大丈夫か?」

春香「私」

P「気絶したんだ」

春香「ご、ごめんなさい!」

P「謝るなって。それと、気絶したときに、その…な」

春香「ふぇ?」

P「急に締めつけるから」

春香「ナカ…?」ナデナデ

P「すまん、出しちゃった」

春香「あー///」モジモジ

P「これ、ハーブと合わせたらヤバそうだな」

春香「キメセクってやつですね!」

P「流石に怖いな」

春香「そうですか?どこまでいくのか、ちょっとワクワクします」

P「まぁそんなことより、飯だ飯」

春香「お昼は何にしようかなー」

P「シンプルにTKGなんてどうだ」

春香「いいですねー。あと漬物の残りと」

P「豚肉生姜焼きにするか。期限が近い奴から片していこう」

春香(そうやって)


春香「いただきます」

P「いただきます」


春香(私たちは)


P「春香っ!春香っ!」パンパン

春香「ぅあっ…!!」


春香(どこまでも)


春香「きもちひぃ」プカー

P「っ、射精るっ…!」ジュリュッ


春香(堕ちていった)

子育てはどうするのかな

雪歩「…」


パンパン

アンッ

ヤァッ

ハァッハァッ

イクッイッチャゥ

ハルカァッ

アッアッアッ

パンパン

キモチィッ

モウッデルッ

アゥッアンッ


雪歩「良かったね、春香ちゃん」

ドンドン

千早「春香?プロデューサー?ここにいるんでしょう!?」

春香「あうー?」ビクビク

P「あー、千早か。開いてるぞー」パンパン

ガチャッ

千早「っ!?」

千早「ケホッ、なに、この臭い」

春香「クスリだよぉー」ダラー



P「…終わりだなぁ」ボー

春香「そうですねぇ」ニヘェ

ドサッ

千早「っ、二人とも、しっかりして!」

千早「春香っ!プロデューサー!!」

春香「おやすみなさい、プロデューサーさん」

P「ああ、おやすみ」

春香「愛してます」

P「俺も、愛してるよ。春香」

春香「ずっと」

P「ああ」

春香「一緒に…」


おわり

以上です。支援などありがとうございました。
感想、意見などありましたらお聞かせ下さい。

雪歩は誰が好きだったのかな

Pがもっとキレてもよかったと思う

Pに切れられて殴られても相変わらずニコニコ笑いながら世話をしそう

アイドルたちに監禁されたいわ

>>117 Pが事務所に所属するアイドル全員をトップアイドルにするも全員が共謀してPを軟禁
そこいらの資産家なぞ目ではない財力と人脈を手に入れたアイドル達の計画に抜け目はなく、Pはアイドル達に『飼育』されるのだった…

とまで考えた

『今年のアイドルアカデミー大賞は……』

『な、なんとっ!……765エンジェルズに決定です!二年連続制覇、これは最早伝説と言っても良いでしょう!』

P「ははは、まだやってるんだなこのニュース」

春香「何だか照れくさいですねー…えへへ」

美希「ねー、ハニー…?ホントにいっちゃうのー?」

千早「美希も大げさね…ただの休暇なのに。是非楽しんできてくださいね、プロデューサー」

P「ははっ、ありがとう千早。そうだお土産は何が良いんだ?」

wktk

律子「しかしまぁ半年の休暇なんて豪勢ですねー…帰ったらたっぷりと埋め合わせはしてもらいますよ?」

P「怖いこというなよ…シャレに聞こえないぞ」

律子「どーいう意味なんですかそれは?」

真美「あーっ!りっちゃんが怒ったー!」

亜美「にーちゃん、骨は拾ってあげるよ~?」

P「わわっ!わ、悪かったよ律子!」

律子「別に~?気にしてませんよプロデューサー殿?」

そんな他愛も無い話をしながら、俺は律子の運転するバンに揺られて空港へと向かっていた。
俺が765プロに入社して二年間、いつの間にか事務所のアイドル達は全員が『トップアイドル』と呼ばれるまでに成長していた。
俺はというと、ただ右往左往して慌てていただけの二年間に思えたがこんな俺でもアイドル達は立派なプロデューサーとして慕ってくれていたらしい。

―――だからといって、『日ごろのお礼』にヨーロッパ旅行はやりすぎだろ!?

が、結局アイドル13人に人数で押し切られる形で休暇を取ったのだった…

春香「あ、響ちゃん達もうついてるって!」

美希「えーっ!律子…さん、もっと急いでー!響達にさき越されちゃうのー!」

律子「見送りなんだから勝ちも負けもないでしょ?飛行機まではまだ時間もあるし」

美希「もぅ~…」

―――――…

響「うぅ…ぷろでゅーさぁ…ごはんちゃんと食べるんだぞ?変なもの拾って食べたりしたらダメだぞ?」

P「俺は野良犬かよ!?しっかしまぁこんなに来なくても…事務所ほぼ総出じゃないか」

貴音「いいえ、我らをかような高みにまで持ち上げてくれたのは一重に貴方様の力添えあったからこそ…当然の仕儀です」

雪歩「プロデューサー、時々でいいですから連絡くださいね?何だか心配ですぅ」

P「大丈夫だって。そんな治安の悪いとこは行かないからさ」

伊織「そんな事いっていかがわしい店に行ったりするんじゃないの?」

P「お、おいっ!」

伊織「にひひっ、お土産楽しみにしてるわよ!」

あずさ「伊織ちゃん、プロデューサーさんはそんなとこ行ったりしないわよ~。ね、プロデューサーさん?」ニコッ

P「あ、あははは…」

真「じゃっ、プロデューサー!しっかり楽しんできてくださいね!」

やよい「うっうー!プロデューサー、たーくさんおいしい物食べてきてくださいねー!」

『いってらっしゃ――――い!!』

P「あ、あいつら…あんなでかい声出して、アイドルって自覚があるのかよ?…ってもう何か集まってきてるぞ!?」

律子「よしっ、ずらかるわよ!」

P「あ、あっという間に消えやがった…流石トップアイドル…ってこっちもやばい!」

「ねぇキミ、さっき声かけられてたけど…」 「あれ?この人どっかで」 「ほら、あれだよIA大賞の時に・・・」

P「わーっ!知りません知りませんっ!!ボクは一般人ですっ!」

―――――

P「ふぅ~…何とか飛行機に乗ったな。ん?この記事・・・」

『765エンジェルス ~大企業の社長よりも稼ぐ少女達!その私生活に迫る!~』

P「こんな取材、受けた覚え無いぞ…また捏造記事か、後で抗議でもするか」ペラッ

P「……まぁあいつら何百万枚とCD売り上げてるし…印税も相当入ってるし・・・」

P「何に使ってるんだろうな?今回のヨーロッパ旅行がポンってプレゼントできるくらいだし」

P「……まぁいいや。取りあえず寝てよ」

――――・・・・・・

…うん、そーっとね・・・ …まく、いったね… …-サー、えへへ・・・ ・・・してる・・・

P「う…ふぁ~あ…よくねたぁ~…」

P「…へ?…えぇ?」

P「な、何だよここ?飛行機の中じゃあ…」

P「ふかふかのベッド…」

P「服まで変わってる…パジャマか、これは?」

P「そ、そうだ荷物荷物っ!あ、あった…空港で預けたトランクまで」

P「…どうなってんだこりゃ?この部屋もまるでホテルみたいだし…」

P「取りあえず外に…」ガチャッ

P「あ、あれ?」ガチャガチャ

P「んぎぎぎ…!うわっ!…ってぇ~…や、やべぇノブが取れた…」

P「そ、そうだ!窓っ…って何だこりゃ!?す、すげぇ広い…伊織の家よりもでかいぞ」

―――…タタタタタッ

P「! だ、誰か来た!?」

P「え、えーと…何て言えばいいんだ?さ、さんきゅーべりーまっち?英語通じるのか?」

ガチャッ

P「うわっ!?……へ?」

貴音「…お目覚めですか、貴方様?」

P「た、貴音…?」

貴音「申し訳ありません、誰ぞ傍に付いておれば貴方様がお怪我を召される事も無かったのでしょうが…」

P「い、いや怪我なんて別に…」

P「って何でお前がこんなとこに居るんだ!?ここは一体っ「貴方様」

貴音「目を覚ませば突然かような場所に寝かされ、さぞ驚きとは存じますが…どうかお気をお静めになさってください」

P「あ、あぁ…でも」

貴音「まずは私に付いてきてください…立てますか?」

P「大丈夫…っとっと…な、何だかふらつくな…」

貴音「大丈夫ですか?」

P「大分はっきりしてきたような、そうでないような…」

貴音「では、こちらへ」

P「あ、あぁ…」

貴音「……」テクテク

P「なぁ貴音、ここはどこなんだ?見たところ病院じゃないみたいだし…」

貴音「……」テクテク

P「やたら広いし、全然人はいないし…」

貴音「……」

P「それに何で日本に居るはずのお前がこんなとこに 「着きました」

貴音「さぁ、こちらです。みんなも貴方様が来るのを待ちわびておりました…」

P「みんな?おい貴音っ、みんなってどういうことだよ?おいっ!」

貴音「皆、ぷろでゅーさーをお連れしましたよ」ガチャッ

『いぇ―――――いっ!!』

P「……へっ?」

亜美「へいへいにーちゃんノリ悪いよー?」

真美「もっとノリノリでいこーよー?今日の主役はにーちゃんなんだからっ!」

P「ちょ、ちょっと待てっ…おわぁああっ!?」

美希「はーにぃっ!えへへ、ミキのハニーっ!」ギュゥウッ

千早「全く美希は…ほら、プロデューサーが苦しがってるわよ」

美希「イヤなのっ!今日はここがミキの特等席だよ、ねーハニー?」

P「み、美希に千早!?」

春香「もう、美希はわがままなんだから…プロデューサー、びっくりしちゃいました?へへっ」

P「は、春香まで…どういうことなんだこれは…?」

雪歩「春香ちゃん、これテーブルに出しといた方がいいかな?」

春香「それはまだいいよ、デザートだし…」

P「お、おい春香…わっ!」グイッ

やよい「プロデューサーの席はこっちですー、たくさんごはんが取れるところですよー!」グイグイ

P「ま、待てったら!俺は…」

やよい「はいっ、ここですっ!」

伊織「……」テクテク

P「い、伊織!これはっ…」

伊織「うるさいっ!黙って食事の用意が出来るまで座ってなさいよっ!…ふんっ」

P「……」

伊織「…感謝しなさいよねっ…この伊織ちゃんが、わざわざアンタの隣に座ってあげてるんだからっ」

あずさ「あらあら、伊織ちゃんはどうしてもそこがいいって聞かなかったんですよ~」

伊織「あ、あずさっ……ふんっ!」プイッ

P「あ、あのあずささん…」

響「プロデューサー!これ自分が作ったんだ、食べてみてよ!」

P「ひ、響っ…ちょっと…」

真「プロデューサー!ボク、たくさん練習しましたっ!自信アリの特別料理ですっ!」

P「ま、真…あーっもうっ!」

律子「…こほん。みんな、静かにして」

P「律子…」

律子「プロデューサー、最初にみんなで謝っておきます…」

『だましてごめんなさいっ!!』

P「…へ?」

律子「えーと…ヨーロッパ云々とか全部デタラメですっ!本当はみんな別のプレゼントがあって…
あれはその、ブラフみたいなものなんですよ」

P「…ぷっ…あはっ…」

『あははははははっ!!』

P「あーっははは!何だよドッキリか!…しかし最近は随分手の込んだドッキリをやるよなぁ…まさか飛行機まで使うなんて」

春香「…あの飛行機は本物ですよ」

P「…え?」

律子「…プロデューサー殿が寝た後、飛行機の中の医務室に運んでもらいました」

伊織「その後、医者に危険な状態って診断してもらったの」

響「それで、プロデューサーは救急車に乗せられたさー」

千早「もちろん、行き先は病院じゃなくて」

やよい「私たちが今居るここですー!」

P「……そ、そうか…ず、随分手間隙かけてるな…もしかしてTV局の企画か?」

貴音「いいえ、私達の、です」

P「そ、それで…別のプレゼントって…」

美希「ミキたちはね、ハニーと一緒にここで暮らすの!ねっ、ステキでしょ?」

春香「今日はその歓迎パーティなんですよ!沢山張り切ってお料理作っちゃいました!」

真「ボクだってたくさん練習したんですよプロデューサー!」

P「ちょ、ちょっと待て!お前ら半年間も俺とここで暮らすって…仕事はどうするんだ、学校も…!」

あずさ「あらあら~、そんなこと気にしなくていいんですよプロデューサーさん」

P「あ、あずささんまでっ」

亜美「だって」 真美「ずーっと一緒にいるもんね、にーちゃん?」

P「ずっと…ずっとだって?」

貴音「貴方様、これを…」

P「…週刊誌?これがどうしっ…ウソだろ…」

『765エンジェルス・全メンバーが電撃引退 ~絶頂期のまま消えたメンバー達~』

P「お、お前ら……」

雪歩「…怖かったです、とっても…ファンの人に怒られたり、記者の人に付きまとわれたりして…」

響「で、でもっ…プロデューサーと居るほうがずっと…」

P「馬鹿野郎っ!!」

雪歩「ひぅうっ!?」

響「あうぅっ……ぷ、プロデューサー…?」

P「お前ら何考えてんだ!勝手にこんな事してっ…」

伊織「ちょ、ちょっとどこ行くのよ!?」

美希「ハニー、パーティの途中なの」

P「…っ離してくれっ!」パシッ

美希「いたっ!」

P「律子!そもそも何でお前は止めなかったんだ!アイドルの引退だなんてっ…」

律子「悪かったとは思ってます、プロデューサー殿。…でも、もうプロデューサー殿は」

P「電話を持ってないか?すぐに事務所に連絡をっ」

律子「だから……もう、出てちゃった。大丈夫、美希?」

美希「うぇええ~ん、ハニーが、ハニーがぶったぁ~…」グスグス

あずさ「プロデューサーさんも美希ちゃんが嫌いでぶったんじゃないわ…」ナデナデ

雪歩「…プロデューサー、怒ってたよぅ…どうしよう嫌われちゃうよう…」グスグス

春香「大丈夫だよ、プロデューサーさんはどこにも行かないから、ね?」

響「ほんとか春香?…プロデューサーに謝んなきゃ…戻ってきてくれるかなぁ?」

貴音「ええ、あの方は私達の傍から離れはしません」

律子「……まぁ、『離れられない』んだけどね」

――――…

P「クソっ!な、何だよここは…電話のひとつも付いてないのか?携帯電話は範囲外だし…」

P「おまけに…なんでこんなに広いんだよ…」ゼェゼェ

P「仕方ない、家の外に出て…」

「ビーッ!ビーッ!」

P「うわっ!?…あれ?ドアが開かない?」ガチャガチャ

P「くそっ!このっ!」ドンドン

P「ま、まさか…閉じ込められたのか?」

「…あの…」

P「うわぁああっ!?」

「ひぅうううっ!?」  「わぁああっ!?」

P「ひ、響に…雪歩か」

雪歩「ぷ、プロデューサー…あの、さ、さっきはごめんなさい」

響「じ、自分達謝るからっ…機嫌直して欲しいさー」

P「謝るとかそういう問題じゃない!」

雪歩・響「っ!」ビクッ

P「あ…す、すまん。…だがここは何なんだ?それにお前らがアイドル引退したって」

雪歩・響「……」

P「雪歩っ」ガシッ

雪歩「ひぅっ」

P「答えてくれ!何で俺はこんな所にいるんだ!?それにここは何処なんだよ!?」

雪歩「…それはっ…答えられないですっ…」

P「おいっ!」

響「ぷっ、プロデューサー!雪歩怖がってるさー!」

雪歩「っ…やですっ…こたえっ、ひぐっ、られないですっ…うぇええっ…」グスグス

P「…くそっ…」

響「あっ、律子…」

律子「プロデューサー、さっきはすいませんでした。いきなり説明もなしにどんちゃん騒ぎなんて…混乱しちゃいますよね」

P「律子、何なんだよここは…」

春香「…みんなでお金を集めて、作ったんです。雪歩、こっちおいで」

雪歩「ひぐっ…春香ちゃんっ…」

美希「ミキね、すごく頑張ったの。ハニーのためにめんどくさいレッスンも、ハニーと一緒のお仕事もすっごく頑張ったの…全部、ぜーんぶハニーのためなんだよ?」

貴音「だから得た物は全て、貴方様の為に使う事と皆で決めたのです」

伊織「メンバーの一人でも、既にお兄様の総資産以上は稼いでるんじゃないかしら?」

真「ボクたち、そんな大きなお金持ったこと無かったけど…律子がほとんど管理してくれてました」

亜美「めっちゃ稼いだよねー!もうゼロがいーっぱい!」

真美「でもね、マミたち一円だって使ってないよ?ホントだよ?」

やよい「ぜーんぶ、プロデューサーと一緒になるために貯金ちょきんしちゃいましたー!」

千早「だから、私達の人生を全部プロデューサーの物にしてください」

あずさ「それが…私達からのプレゼントです」

P「……お、おい…何だよそれ…」

響「…だから、その…プロデューサーは、ずーっと自分達とここで暮らすんだぞ…」

千早「…いつか死んでしまうまで、です」

P「…ってる…」

あずさ「え?」

P「狂ってる!お前ら何してるかわかってるのか!?これじゃまるで監禁じゃないか!」

律子「ああ、その点なら大丈夫です。ほら、これ」

P「また新聞か?……おい」

律子「『765の敏腕プロデューサー、夭折。休暇を目前に帰らぬ人に』…だから、いくらここに居てもプロデューサーを探しにくる人はいません。
……ごめんなさい。でも、みんな…」

「あなたを愛しています。心の底からね」

P「……」

ちょっとラーメン食べてくる

おい何でラーメン屋が臨時休業なんだ、飲み屋兼で二時くらいまでやってるのに

P「う…うぅん…」

美希「あ、起きた!おはようっ、ハニー!」

P「……何でお前がここにいるんだよ…」

美希「…ハニー、まだ昨日のこと怒ってる?…ごめんね」

美希は視線を落としてしゅんしてうなだれた。目が赤くはれている…泣いたのだろうか。
胸が締め付けられるように痛む。…だがいつもしている様に優しく慰めては意味が無い。
俺はベッドの傍で椅子にすわっている美希に厳しい表情を作った。

P「なぁ、美希。自分のやってることがわかっているのか?…立派な犯罪なんだぞ?」

美希「…ハニーは、ミキたちといるの、いや?」

P「そういう問題じゃない。いいか、もし警察なんかに見つかってみろ。お前だけじゃなくて家族まで…」

美希「パパもママもお姉ちゃんも、もういいの。ハニーがずぅーっと一緒に居ればミキは幸せだよ?」

P「美希っ!お前この後の人生ずーっとここで暮らす気か?新しい友達も出来ずに学校にも仕事にも就けないんだぞ!
ずーっとしわくちゃの老人になるまでここに居るのか?」

美希「…そういうこと言わないで欲しいな。ミキはきっとおばあちゃんになってもキレイなの」

P「……もういい…」

美希「あっ、そうだハニー!はいっ、あさごはん!おにぎりだよ、あ~ん」

P「…悪い、食べたくない」

美希「ハニー…ぐあい悪いの?お薬もってこようか?」

P「……」

美希「…ごめんね。やっぱり怒ってるの?ねぇハニー…」

美希「ミキね、中庭のほうにいるから…元気になったら来てね、約束だよ?」パタン

P「おにぎりか…美希のやつ、これだけは上手いんだな」

P「……何だか悪いことしちまったかなぁ」

亜美・真美「「にーちゃーん!」」

P「わっ!?」

亜美「にーちゃんもそっけないですなぁ~、ミキミキがっくりしてたよ?」

真美「ずーっとフキゲン直ってないけど、どしたの?」

P「お前ら…亜美も真美も中学入ったばっかりじゃないか!それなのに…」

亜美「あはは、にーちゃんミキミキに言ったのと同じこと言ってるね」

真美「アミもマミも、にーちゃんがいればそれでいーのだー!」

亜美「おー!」

P「そういう問題じゃっ…」

亜美「ねぇねぇ!ゲームしようよ、対戦できるやつ!」

真美「にーちゃんも一緒にやろうよ~。ミキミキも呼んでさっ!」

P「お前ら…あのな、よく聞け。お前らずーっと俺と暮らすなんて言ってるが、本当にいいのか?」

真美「…にーちゃんは、何でそんなにフキゲンなの?」

亜美「みんなずーっといっしょなんだよ?それに、みんなみんなにーちゃんのこと、大好きなんだよ?」

真美「はるるんも」亜美「千早おねぇちゃんも」

「「ゆきぴょんも、ミキミキも、いおりんも、ひびきんも、やよいっちも、まこちんも、おひめちんも、あずさおねえちゃんも、りっちゃんも」」

「「アミもマミもみーんなにーちゃんの事大好きなのに」」

真美「ねー、何でだろうねアミ?」

亜美「きっとまだなれてないんだよにーちゃんは…」

―――――――……

春香「プロデューサーさん、ごはんです。食べられますか?」

千早「おかわりが欲しかったら、いつでも言ってくださいね」

昼御飯を運んできたのは、特に仲の良いこの二人だった。
お盆には結構な量の料理が乗っかっている。俺はじっと机の上に置かれた飯を見つめていた。

春香「あの…やっぱり、食べられませんか?」

千早「……」

P「わかったよ…食べるからそんな目で見るな」

俺は二人の顔色がみるみる内に笑顔に変わっていくのを横目に、茶碗を取った。

春香「よかった、食べてくれて…プロデューサーさんが病気にでもなっちゃったかと思っちゃいました」

千早「ええ、本当に…」

P「……」モグモグ

黒井社長も涙目な金額だろうな

春香「あの、プロデューサーさん。私達…おかしいって思います?」

P「……あぁ。こんなのは異常すぎる。美希や亜美・真美が来てくれたけど、どっちも同じ様な事しか言ってくれなかったよ…
俺が居れば、それでいいって。…お前らも同じなのか?」

千早「やっぱり、おかしいですよね…沢山お金を費やして、プロデューサーの戸籍まで消してしまいました」

P「それなら」

春香「でも、プロデューサーさんにいくらおかしいって思われたって…私達は幸せです」

千早「プロデューサーのこと、大好きです。私達、愛してます。…それだけで、幸せなんです」

P「お、おい…お前ら…何してんだよ!?」

春香「プロデューサーさん…お願いです」

千早「好きです。愛しています。・・・だから、私達を受け入れてください」

P「馬鹿っ、早く服をっ…おいっ!」

服をはだけた春香にぎゅっと抱きしめられる。そしてそこに千早が力が抜けたようにしなだれかかってきた。
春香の体から柔らかい感触が伝わり、体中の力が抜ける様に感じた。千早の綺麗な髪の毛が頬にかかる。

「プロデューサーさん…」 「プロデューサー…」 「好きです」 「愛しています」 「……全部、あげます」

P「――っ!やめろっ!!」

春香「きゃあっ!」

P「はぁっ…はぁっ…クソっ…」

千早「プロデューサーっ…」

P「触るなっ!…出てってくれ」

春香「プロデューサーさんっ…あのっ、私っ…」

P「出てけって言ってるだろ!!」

P「はぁっ…はぁっ…」

P「畜生…畜生畜生畜生っ!!」

俺は静かになった部屋の中で頭を掻き毟った。彼女達は、正気じゃない。
俺は彼女達を、正気に戻してやらなければならない。絶対に。
それなのに俺は…春香と千早に迫られた時に…このまま身を任せたいと、思ってしまった。
彼女達の愛に。歪み切った愛に身を任せられればどんなに楽かと。

P「……よし、決めたぞ」

彼女達を拒否しよう。徹底的に。それがきっと、どんなに辛くとも俺にとっても彼女達にとっても最良の選択なのだ。

コンセント蹴飛ばしてLANのスイッチ切っちまった…ID変わってないかな

―――――…

雪歩「プロデューサー、晩御飯ですぅ」

P「……」

雪歩「プロデューサー?…ほ、ほらっ、おいしいですよ?」

雪歩は、鍋からスープを器に移してベッドの上の俺の口元に持ってきた。
俺は雪歩を一瞥すると、勢いよくそれを払いのけた。

雪歩「ひぅっ!?」

雪歩が怯えて後ずさる。・・・だが、それは一瞬だった。

雪歩「ご、ごめんなさい…すぐにお掃除しますね」

雪歩「熱かったんですね…ふぅー…ふぅー…」

雪歩「今度は、大丈夫ですか?」

そうやって、また雪歩は俺の前にスープの皿を近づけてきた。
俺はまた、無言でそれを払いのけた。今度はぱりん、と音がして皿が砕け散った。

雪歩「…ごめんなさい、すぐに代わりをいれますね」

俺はしゃがみこんで皿の破片を拾い集めている雪歩に近づくと。

「ばちんっ!!」

雪歩「っ…!!」

手が痛くなるほどに、平手打ちをした。

雪歩「ひぐっ…ぐぅっ…ごめんなっ・・・さっ…」

雪歩が大粒の涙をぽろぽろ流しながら立ち上がる。

雪歩「お代わり…ひぐっ、入れますね…」

俺はまた、そうして差し出されたスープの皿を払いのけた。

――――…

やよい「プロデューサー、お掃除終わりましたー!」

P「…早く出てけよ」

やよい「うぅー…プロデューサー」

P「……」

やよい「だーいすきですっ!おやすみなさい…」パタン

それから、俺はずっと彼女達の異常な程の献身を全て拒み続けた。
――なのに、それなのに。

あずさ「はい、プロデューサーさん…ちゃんと持ってないとこぼれちゃいますよ?」

P「……」ジャー

あずさ「あらあら~…今お掃除しますね」

彼女達は飽きもせずに、ずーっとずーっと…

伊織「ほら、今日は伊織ちゃんオリジナルのスペシャルブレンドよ。吐き出さずにきちんと飲みなさいよ、にひひっ!」

そして決まって彼女達は最後にこう付け加えるのだ。

真「えへへっ、プロデューサー!」

『愛してます』 『愛してる』 『大好き』 『ずっと一緒』

俺は…俺は気が狂いそうだ。嬉しいんだ、その言葉が。俺は、いつの間にか…

P「…行かないでくれ」

閉まった扉にそう呼びかけるのが習慣になっていた。

どうすれば彼女達を拒絶できる?どうすれば彼女達は俺を愛さなくなるのだろう?

P「…雪歩」

…きっとこれが最後の抵抗だ。そして最悪の。

雪歩「え…ぷ、プロデューサー?いま、名前…」

雪歩は嬉しいというより、驚いた顔をしている。二週間余り声すら発しなかった俺に名前を呼ばれたのだ、無理も無いだろう。

P「雪歩…こっちに来てくれ…」

雪歩「プロデューサーがっ…私の名前っ…う、嬉しいですぅ…」

P「…雪歩は泣き虫だなぁ…ほら、もっと近くに来てくれ…」

雪歩「は、はいっ!」

雪歩がゆっくりと近づいてくる。瞳に涙を浮かべながら、それでも微笑みながら。
俺もまた彼女に微笑み返すと、その細い首を垢だらけになった手でつかんだ。

続きはyl

雪歩「っは…ぁ…」

雪歩の細い体を、そのまま汚れたベッドシーツに押し倒す。
どうだ。これでもお前達は俺を愛してると言えるのか。きっと俺は雪歩の目からは
怪物の様に見えているに違いない。まだ、俺を愛してるなんて言えるのか。

雪歩「……」

雪歩は、細い腕をゆっくりと俺の肩に回した。…そして、またゆっくりと俺を自分の顔に近づけいく。

雪歩「…き…してます…」

唇が僅かに動き、空気が漏れ出す。雪歩がした動作はそれだけだった。

P「……うわぁあああああ!!!」

俺は、獣の様な声を上げて雪歩の体から飛び退いた。胸の中が、張り裂けそうだ。
何故だ。何でまだ愛してるなんて言えるんだ。俺は、怖かった。ただひたすらに。

雪歩「プロデューサー…大丈夫です。どんなに嫌われても、どんなに憎まれたって…絶対に嫌いになったりしませんから…」

雪歩は、そう言ってうずくまっている俺の頭を撫でた。

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
  /  /

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

―――…

響「プロデューサー、ごはんだぞー!」

P「……」

響「今日はちゃんと食べられるようにプロデューサーの大好きな物ばっかり入れたんだ」

P「……」

響「ほらっ、口開けて」

P「響…」

響「へっ?ぷ、プロデューサー?」

P「…ありがとう…いい、自分で食べる…腹がぺこぺこなんだ」

響「ぷっ、プロデューサー…うん、ちょっと待ってて!今テーブル用意するからなー!」

P「…いや、みんなで食べたいな。久しぶりにみんなで」

響「みんなかぁ…う~ん、プロデューサー」

P「…ダメか?」

響「お風呂、入ったほうがいいと思うぞ」

P「…いいお湯だなぁ」

春香「あ、背中流しますね」

P「あぁ、ごめんな春香」

春香「えへへ、プロデューサーさんが謝ることなんて何も無いですよ。ね、千早ちゃん」

千早「ふふっ、そうね春香…そろそろ上がりましょうか」

――――…

美希「あー!春香と千早さんズルイのー!ミキだって一緒に入りたかったのにー!」

P「ごめんな美希…これで勘弁してくれ」ナデナデ

美希「むぅー…ハニー、今夜は一緒に入ってね!約束だよ!」

響の霊圧が・・・消えた・・・?

亜美・真美「にーちゃーん!」

P「うわっと!?」

亜美「にーちゃん!にーちゃーんっ!」

真美「ねぇっ!にーちゃんどうして部屋から出てこなかったの!?マミ達のこと嫌いになったの!?」

P「…ごめんな、心配かけて」

響「うぅー…春香も千早もズルイぞー…ねぇねぇプロデューサー、今夜は一緒に入ってくれるよね?」

騒がしくなってきた辺りを見回しながら、俺は満足だった。

だって俺は、こんなにも愛されているのだから。



おわり

よし次は後日談(最低50レス)だな!

あぁ、プロローグが終わったのか
さ、本編行こうぜ

もしかして俺がラーメン貼らなかったせいか
再開したらちゃんと行って貼るからはよ

投げやがったwwwww

保守間隔はえーよ

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

諦めんじゃねーぞ

いや、よく頑張ったと思うわ個人的には
この先ってダダ甘な展開しか考え付かんし(Pも含めた全員目に光がない状態で)

>>414
皆それを期待してんだろ
まぁ多少個性が残ってた方がいいが

諦めない

おやすみお前ら
後は任せた

痔瘻の俺でよければ書こうか?

>>424
おはよう、そしてオナシャス!


雪歩「……ハァ…ハァ……プロデューサー……」

P「………雪歩」

虚空に響く乾いた銃声……いや、水のはじける音と言ったほうが近いかもしれない
どちらにせよ俺にとっては聞き慣れた音……
俺の声なんて誰にもとうの昔に誰にも届かない……
誰も俺に気づいてくれないのか……


雪歩「…ハァ…ダメ…くぅ……プロデューサー…」

P「…………ぐがっ」

俺の助けなんて誰も来てくれないのかよ……俺はいつまでこんなことを続けるんだよ……

雪歩「……こんなにも出したら赤ちゃんできちゃいますぅ」

P「…………そうだな」

雪歩「でもプロデューサーとの赤ちゃんなら私、うれしいです」


P「…………そうか」

雪歩「えへへ……」

どうしてコイツはこうなってしまったんだろう……ここまで狂っちまったんだ

俺が………元凶じゃねぇか……何言ってんだ……


俺がコイツの気持ちに気づいてやれば、コイツの思いにちゃんと句切りをつければ……きっと未来は変わっていた

今更遅いけどな…………


雪歩「プロデューサー?」

P「あぁ………何でもない」

P「愛してるよ………雪歩……」

雪歩「ふぇ!?ありがとうございます//」


もう快楽に身を任せて楽になるか………俺にとってそれが一番なのかもしれない

雪歩………せめてお前に……いや…快楽に溺れさせてくれ


P「雪歩?もう一回戦やろうか」

雪歩「え?あ、はい!!」

こうしている時だけお前はおとなしいから……

お前にとっても俺にとってもこの選択が一番だろ?

P「………雪歩」

雪歩「……プロデューサー」

…………こうしていつものように醜い夜が明けていく

本当に醜い……汚い………糞食らえだよ……


極光を突き刺すがごとく窓から光が降り注ぐ……皮肉なもんだ…"外"にいたときにはここまで見とれたことはなかった
ここまできれいなものだとは思わなかった………

俺がとても汚いものに見えた…

響「プロデューサー、ご飯だよ?」

そんなくだらない感傷に浸っているといつものように響が飯を運んで来る
俺にとって見慣れた風景

響「ここにおいておくよ?プロデューサー」

P「………待ってくれ」

響「どうかしたか?」


P「……俺は……飯よりもお前が食べたい」

響「へ?」

そう言いながら響の小さな身体を押し倒した………罪悪感なんて…とうの昔にすてたよ……

…快楽に溺れるしか…この状態…まともに精神は保てない……だろ?


響「……プロデューサー?」

P「……もうだまれ」

響「むぐ!?」

かぶりつくがごとく響の唇に貪る……お前におれはどう見えてるんだろうな

野獣か?いやただの犯罪者か………そんなことはどうだっていい…
俺はお前を感じたい……それだけだ…

P「………」ブチブチ

響「…………プロデューサー!?ひゃう!!」ビクン

俺は唇を放すと響の服のボタンを取っ払いはだけた服の間からこんどは胸を貪る
なかなかいい形してんじゃねぇか

響の胸から感じるしょっぱい…だけど甘い……子供と大人の中間の甘味が俺の興奮をさらに際立てた

響「…ダメ!…ハァ…そこばっかりすっちゃ…ふぁ…」ビク

P「…………」


俺にとって宝物だった存在……俺にとって達成感を形にした存在
その全ての存在を俺は否定してるのか……汚しているのか……

今の俺にとってはそんなことはどうだってよかった
………本当にただの屑に成り下がったな………俺


響「……ハァ……プロデューサー…ハァ…続きは?自分……もう待てないよ…」

P「……そうか……前座が終わってないけど…」

響「そんなの無くてももうビチョビチョだよ?」

そう言った響の秘部脱いだパンツへと繋がる糸……
コイツどんだけ濡れていたんだよ……とんだ変態さんだな

響「…ハァ…お願い…ハァ……早く」カチャカチャ


成る程…………屑に成り下がったのは俺だけじゃなかったんだな…

病院ですぅ
肛門科で浣腸されてきますぅ

春香「プロデューサーさん・・・外してください・・・」カチャカチャ
春香の手首には手錠がこれでもかと言わんばかりにつけられていた

ここはPの家、誰も助けにくるはずもなく春香は地下室に閉じ込められていた

P「春香、ご飯の時間だ口を開けなさい」

春香「いや、外してください!お願いしますプロデューサーさんは優しい人のはずです!」プイッ

バチンッ

春香「いや!殴らないでプロデューサーさん!わかりました食べます、食べますから!」

Pが食べ物を口まで運んで春香は口をあけて待っている

P「お前は俺だけのものだ他の人にやったりはしない」

診察終わったら何か始まってた

はよ

すまぬ...すまぬ...続けてください


響「………プロデューサーのもうこんなにも……自分で興奮してくれたのか?」

P「……ああ」

それゃ誰でも興奮するでしょ……お前のそんな姿見せられたら
否定する気なんざはなからねぇよ……執着心すら捨て払ったようなもんだからな

響「それゃ入れるぞ………プロデューサーはそのままでいいから」

P「………ああ」

響「………くぅ…」ズブズブ


お前は何処まで発情してんだよ………俺の陰茎を一気に飲みこみやがった
雪歩でも少しずつだったんだぞ?どんだけだよ………お前は

響「…ハァ…きつい…ハァ…これ…んっ…」ヌチャズチャ

P「………」


芸も気品もない………ただ聞き飽きた下品な音と響の声……いや女の喘ぎ声だけが室内に響く


俺と響は発情した犬のように腰を振り快楽を求めあった……腰を振っていたのは響だが

響から感じるその甘味は10代のものとは思えない、大人の魅惑を感じる


響「……ダメ…ハァ…くぅ…深い…」ズブズブ

P「……ハァ……やばいもう出そうだ」

沸き上がる彼女の魅力………その力に虜にされて、俺は……

P「くぅ…………でる」ドピュ

響「ふぁぁああ」ビクン

その響く、一人の女の声と共に…………果てた………

ただいま



響「プロデューサー………どうかしたのか?」

P「………何が?」

響「プロデューサー…何か荒れてないか?」

P「……………俺が?」


いきなりコイツは何を言ってんだ?
普通に考えてこんなところに閉じ込められてりゃそうなるだろ

………だがコイツは何故このタイミングでそんなことを


響「自分……最近怖いんだ」

P「………なにが?」


響「みんな………プロデューサーを独占しようと殺伐としてるんだ……」

俺を取り合って………殺伐とだと?

普通に考えればそうだ……
好き過ぎて監禁するような奴らが仲良しこよし俺を分け会うには無理がある……

そのうち……血生臭い乱闘が起きても………おかしくはない



……………………うかつだった


響「どうかしたか?プロデューサー」

P「…いや……何でもない」


………今の俺にはそんなことを気にする必要はないな

…………自分が一番危険だから

職場に痔瘻でしばらく仕事休むと連絡入れて来る

社長にかなり同情された



窓から外を眺める………最近じゃあこれしかやることがない
あいつらは大丈夫だろうか……ここまでされてあいつらを心配するなんざ…あほらしい

無自覚な優しさがもたらすもんなんざ悲劇でしかない…か……誰かが言っていた


…………情けねぇよ


貴音「………貴方様」

P「……貴音………か」


貴音「そこから見える景色は綺麗ですか?」

P「…………泣けて来るぐらいに綺麗だよ……どうして?」

貴音「貴方様はいつでもその景色を見ておられるものですから」


P「………他にやることがないんだよ」

貴音「外に………出たいですか?」

P「……な!?」


外に出たい………か…だと!?
出たいに決まっている、だがどうして……

P「お前は………何をたくらんでいる」

貴音「たくらむ?はて……何のことでしょう」

P「ごまかすな!!お前は何をたくらんでいる!!」

コイツはこんなくだらない冗談を言う奴じゃない………ならばどうして……
俺をおちょくってるのか?いや、それこそない


貴音「貴方様を……ここから救いだしたい………それだけです」

P「…………なに?」


P「お前は…………なにを考えてる……」


貴音「前にも言いましたよね…貴方様は私の騎士のようなものです……」

貴音「今まで守って頂いたご恩をここでお返ししたいと………貴方様を助けてさしあげたいと私は……」ギュッ


P「貴……音?」

貴音「もう………堪えなくていいんですよ?」ナデナデ


……………温かい久しぶりに感じた温もり……思いださせてくれた優しさ
自然と涙が溢れた


P「…………くそったれ…」ポロポロ

P「貴音ぇ……貴音ぇ……」ポロポロ

種撒いておいた許嫁スレが誰に書かれる事も無く落ちてた死にたい

支援


P「だが……逃げるにしてもどうやって……」

貴音「ふふふっご心配なく、逃走経路は作ってありますから」

P「逃走経路?」

貴音「はい………もうすぐ道は開きますよ」

P「道は開くって………」


…………その疑問も刹那の出来事によって消し飛ばされた

今までそこにあった壁が消えていった………ズガーンという乾いた音と共に…

P「のわ!?」


貴音「二つ隣の部屋にガソリンを気化させてガスを充満させました」

貴音「……………つまり部屋自体を爆弾に変えました」

悪いもう疲れた………ケツいたいし………後まかせた爆発はなかったことでいいよ

爆発いらねぇよな………
書くなら省いて書くかねぇ



これで…………俺は解放されるのか?
これで………俺は救われるのか?

P「ありがとう………貴音」


貴音「………このことは周りには内緒ですよ?」

P「………ああ」


伊織「なかなか面白い話してんじゃない」

貴音「何奴!?」

P「!?」


伊織「私も混ぜて貰えないかしら」

貴音「ぐっ」ギリッ

P「………くそったれ」


聞かれたのか………くそったれ
ここまできて………ここまできて積みかよ………そんなのってねぇだろ

伊織「何を身構えてんのよ………心配しなくても誰かに言ったりはしないわよ」

P貴音「!?」


伊織「…………こっちにもメリットはあるしね……」ボソ

もしもし充電切れそう保守か乗っ取り頼む

病院の処方待ちだから16:00にはもどる

ただいま花村陽介と仲間達
軟膏貰ってただいま帰って来た

保守サンクス


伊織はそう呟き道を空け、指で出口を指し示す

コイツが何を考えているか……コイツがなにをたくらんでいるか……そんなことはわからない
だけど罠でも飛び込む他ない……

伊織「さっさといきなさい……他の奴らに見つかるわよ?」


P「…………あぁ、ありがとう」

伊織「………まだお礼を言われるのは早いわね」

P「?」


貴音「伊織………貴方は……」

伊織「スタートダッシュはあんたにあげる………だけど、ここから巻き返しね…」

通り過ぎる間際伊織はそう怪しげに笑みを見せ、最後に呟いた

伊織「あんたは私のものなんだから……誰にも渡さない……」


貴音「とりあえず身を隠すには最適な場所ですね……」

P「……確かにな」

あの屋敷を出た俺達は身を隠すため近くにあったホテル"魅惑スウィート"に来ている………ラブホだが
とりあえず向こう見ずに逃げ回っても見つかる可能性があったうえ俺には戸籍すらない、近くに身を隠し隙を見て逃げる…
灯台下暗しのことわざをまんま使ったような作戦だった

貴音「…………貴方様」

P「……どうかしたか貴nムグ!?」


貴音「プハ………ようやく二人きりになれましたね……」

P「………貴……音?」

貴音「………ふふふ…これで貴方様は」

…………そう囁いた貴音の目に光はなかった


うかつだった…………コイツも狂っていた奴らの一人って事を完全に忘れていた

とりあえず脱走編終了
あとまかせた

とりあえず脱走まで書いたぜ?
これ以上は貴音とのセクロスしか書けねぇよ

じゃあ濃厚な貴音とのセクロス描写書くって仕事があるんじゃないか


空に上がる満月………その月光に照らせれた貴音の身体は美しく、さらに俺を魅了する
ただその目に光はなく………心の抜かれ…マリオネットのように揺らぐ

貴音「貴方様………どうですか?」ムニムニ

P「…………ああ気持ちいいよ」

貴音「ありがとうございます……貴方様……」ペロ


その心なき人形が俺を奉仕する

伝わる快感と背徳感と罪悪感………その全てが俺を刻む

ジワジワと泥沼に浸かる感覚………もう抜け出せないだと……俺は思った

( ゚д゚)ハッ!ピヨの出番か・・・


P「…………くぅ」ドピュ

貴音「貴方様………こんなにも出して……貯まっていたのですか?」

もう俺に逃げ場はないのだと悟った……

再びこの泥沼に飛び込むのかよ……くそったれ
与えられた快楽と………奪われた自由


貴音「貴方様のが…はぁ…入って…ハァ…ぐっ」ズブズブ


P「…ハァ…ハァ…貴……音…」



自由なんざすきなだけくれてやるよ………くそったれ

………………くそったれ

今夜の月は煌天………それに比例するように俺達の交わりに激しさがます……
無心に腰を降り続ける心なき人形は、かなり下品で綺麗な矛盾まみれの歌を歌う

その煌天の月光歌を歌うかのごとく

貴音「…ハァ…貴方様…ハァ…貴方様…深いです…ぐっ」ズチャズチャ

P「…ハァ…貴……音……激し過ぎる」


気づけば俺もその歌の虜になっていた

貴音「…くぅ…ハァ…貴方様…ハァ……」


P「……ハァ…ハァ…」

与えられた快楽は余りにも強すぎて………俺の魂を蝕んでいく

エロ過ぎるだろ………貴音



P「やばい…もう…ハァ…いく…」

貴音「…貴方様…ハァ…ハァ…中で」

襲い掛かる射精感と絡み付く貴音の足…
彼女の足は強く絡んでおり、離れようとしない

P「…くそっ………出る」ドピュ

貴音「ぐっ…」

我慢が途切れた刹那、心なき人形のなかに種子をぶちまけた……

貴音「……ハァ…ハァ…ごちそうさまでした」



………俺はいつになったらこの輪廻から逃れる事ができるのだろうか


脱走編終了

あとまかせた(;∇;)/~~

忘れてねぇか?俺………痔瘻なんだぞ………?

真のがよかった

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>>558サンクス 痔瘻治ったらケツ捧げるぜ

真編だけでいいなら……

飯くってくる帰ったら真編書く
保守お願いします

>>563の人が終わったら俺も書くから
春香とのセクロスとかね

>>568 お先にどうぞあとただいま


貴音に監禁されてから幾分かたつ………他の奴らはどうなっただろうか
いやそれ以上に俺はどうなるのだろうか……

貴音「貴方様………昼食の時間です」

P「…………ありがとう」


固定された両手……
足に付けられた足枷……

そして首に付けられた首輪…………
どれも俺の行くてを……いや行動全般を阻む……
現状的には前よりも酷い

貴音「貴方様?………はい、あーん」

P「………あーん」


俺にはペットのように情けない姿を晒すしか………生きる道は無くなっていた

………俺の精神はいつまでもつだろう



その後貴音は用事があると出かけて行った……
本来なら逃げるチャンスだと思うところだけど、もうすでに何度も試した俺には何をしても無駄だとわかっていた

無駄に体力を削りたくもないし、何よりそんな気力や希望すら……今はもう朽ち落ちた線香花火のように消えた

届かない祈りを……わかってはいても祈り続ける……
そんな醜い醜態を晒していた……

P「……………くそったれ」

自然とこぼした罵倒文句も刹那に消える
完全に諦めていた瞬間だった……

真「………プロデューサー?」


P「…………今の声…真か!?」


真「プロデューサー?プロデューサーなんですね!?」

扉を通して聞こえる真の声……それが俺にはとても優しく聞こえた
気の狂ったアイドル達の一人だとしても

真「プロデューサー!!いるなら返事してください!!」

P「…………俺ならここにいる」


真「プロデューサー!?やっぱり…グス…いたんですね…ヒッグ…探したんですよ?…」

扉ごしに聞こえる液体を啜る音……真…お前は泣いてるのか?


真「プロデューサーが……無事で…ヒッグ…よがっだぁ…グス…」

P「……………お前」


真「今こんな扉こじ開けちゃいますから……待っていてください」

P「こじ開けるって……どうやって」


真「それは…………こうやって…セイ!!」ドゴン

真の掛け声とその激突音によって扉は勢いよく倒れた………そういや真は空手黒帯だったな

真「プロデューサー無事ですか!?ってなんだこれ、拘束だらけじゃないですか!?」

P「…………情けない姿を見せちまったな」


真「そんなことはどうだっていいんです………貴音が帰って来るまでに逃げましょう……」


どうやって拘束をといたかは面倒くさいから以下省略する
そうして俺達は別のホテル"美麗シンデレラ"に移動した………ラブホだけど…

真「ここなら誰にもばれないですよ」

P「……………そうだな」


真「へへ、プロデューサーと二人きりだ」

P「…………」

…………何かこの風景前にも見たぞ?
確か貴音の時に………

P「……………真…お前はなぜ俺をここに……連れてきたんだ」


真「え?何をいってるんですか」

真「プロデューサーはボクだけの王子様なのに他の奴らが触れるのが許せないから、ボクが面倒を見てあげるためですよ」

…………運命の輪はくりかえされる……またかよ


セクロス面倒くさい

終わりでいいやもうセクロス面倒くさいから
つうかアドリブは無理がある

じゃあ、俺が書いてもいいかな?

おk任せた 俺のケツの分も頑張ってくれ

うまく逃げられたと思ってたのに。
いいとこで待ち伏せされちまった。

春香「どこへ逃げようとしてたんですか?」

P「いや、ちょっと散歩にでも出ようかなって」

春香「つまんない冗談はやめてください。
   私たちのこと嫌いになっちゃったんですか?」

P「……」

どう答えようか迷った。屋敷のだだっ広い庭の真ん中で
春香に手を繋がれてしまってる。貴音に先に行けと言われて
ここまで進んだのに、どうやって後を着けてきたんだ?

P「貴音に逃げろって言われて」

春香「え」

P「貴音が俺を逃がしてくれるって言ったんだよ。
  おまえらとのクソみたいな共同生活に
  飽き飽きしてたからちょうどいいかなって」

春香「そうですか。ところで、もうすぐ夕飯の時間ですよ?」

時計を見る。たしかにいつもなら夕飯を食べてる時間だ。
今日の料理当番はあずささんだっけ。

俺は、おまえらとの腐った生活に戻らなきゃならないのか?

春香「嫌ですか?」

P「はっきり言うと嫌だね。俺はまだ将来のことを考えてる。
  今社会復帰すればまだやり直せると信じてる」

春香「戸籍も失ったくせに? 今更どの口がやる直せるだなんて言うんですか?」

全部おまえらクズのせいだけどな。できることなら全員殴ってやりたい。

真美「にーちゃん。みーつけた」

亜美「いきなりいなくなるんなんてひどいよ→?」

……バカな。突如現れた亜美真美が俺の両腕を押さえてる。

P「離してくれないか?」

亜美「やだー」

P「離せって言ってんだろ!!」

真美「ひっ」

俺の声が怖かったのか、二人ともすぐ離れてくれた。
真美は泣きそうになりながら、お願い嫌いにならないでとかほざいてる。

嫌われたくなかったら最初からこんなことするなよ。

春香「プロデューサーさん。まだ分からないんですか?
   あなたはもうどこへも行けないんです。ここがあなたのゴール地点。
   どこへも逃げなくていいです。私たちと一緒に愛し合うことが
   あなたの全てなんです」

泣いてる亜美たちのことをスルーして意味不明なことを言ってやがる。
頭にきたんでついカッとなり、春香の頬を叩いてしまった。

パシン

P「もう目を覚ませ。これが俺の気持ちだ。おまえらとは愛し合えない。絶対にだ」

春香「うふふ。プロデューサーさんにならぶたれても哀しくないですよ?
   共同生活が続けば思い直す日が来るはずですから」

パシン

さらに平手打ちを食らわした。女の子相手に容赦ないが、
こっちも精神的に余裕がない。

亜美「兄ちゃん。亜美たちが謝るから、はるるんをぶたないで!!」

真美「ごめんね兄ちゃん。真美たちのこと嫌いになっちゃいやだよ!!」

二人とも俺の服にしがみつき、懇願してきやがる。

同情させようってのか? 俺は何一つ間違ったことはしてないはずだ。
おまえたちを一流アイドルにするために誠心誠意つくしてきたのに、
こんな屋敷にまで連れてきやがって。

パシン パシン

双子の頬を一発づつ叩いてやった。

亜美「……う……あ……うわああああん」

真美「に……にいちゃん、ひどいよぉお」

大粒の涙が零れ落ち、泣き崩れる姉妹。
もちろん俺の心をわずかでも揺さぶることはない。

春香「さあプロデューサーさん。気が済んだらご飯にしましょうか?」

俺と手を繋ぎながら館の玄関を目指す春香。
凛としていて明るいが、やはり内面は狂ってしまってる。

亜美たちのことはどうでもいいのか?
おまえらは共同して俺を監禁したんじゃないのか?

――いつから私たちが一枚岩だと錯覚してましたか?

背筋が凍る。

偽りの笑顔に潜む闇の本性。春香はやばい。
他の奴ももちろんやばいが、こいつは特にやばいな。

屋敷の庭は広い。よくできた日本庭園になっていて、
景色だけを見るとたしかに綺麗だ。観光として訪れてたら
悪くなかったかもしれない。

P「たしかに腹減ったな。今日はおまえに食べさせてほしい」

春香「あは。ご指名されるとは思いませんでした」

見てる

屋敷に戻る。俺は逃げ出したってのに、誰も非難して
こなかったのが不思議だ。さっそく夕食だ。
なんというか、よくここまで手間をかけられたなという料理が出てきた。

春香「プロデューサーさん。今日は悪さしませんよね?」

P「おう。もう抵抗しても無駄そうだからな。
  次の脱出に備えて栄養でも蓄えておくよ」

春香「うふふふふ。楽しみにしてますね。
   さあ、お口開けてください」

P「あーん」

本当は皿ごとぶちまけてやってもよかった。
でも今日の料理はずいぶん気合いが入ってたからつい食べてしまった。

春香「お味はどうですか?」

P「うーん悪くないな。春香に食べさせてもらわなかったら、もっとおいしかったかも」

春香「そうですか。よかったです♪」

春香はあいからわず笑顔のままだ。ポーカーフェイスだろうな。

こいつら。もう普通の料理を出しても俺が食べてくれないと思って
こういう作戦に出てきたのか。確かに最近はろくに食べてなかったから
どんなものでもご馳走に見えてしまうからな。

P「はぁ。もうご馳走様だ。少し休憩してから風呂にでも入ろうかな」

春香「じゃあお背中流しましょうか?」

P「いや、おまえはもういい。部屋の隅でこっちを見てる雪歩にでも頼もうかな」

春香「……」

一瞬で重い雰囲気になる。春香の内に潜む憎悪を確かに感じ取った。
あいつは俺を独占したくてしょうがないんだろうな。

やはり俺のカンは正しかったようだ。
だからこそ俺は雪歩を選んだのだが。

雪歩「プロデューサーにお呼ばれするなんてうれしいですぅ」

バカめ。風呂場でもっとひどい目に合わせてやる。
もっとも、だだっ広い屋敷だから温泉だけどな。

P「なんで春香までついて来るんだ?」

春香「プロデューサーさんって体格がいいから
   雪歩一人じゃ大変だと思いまして♪」

予定が狂ったな。イライラしてたから雪歩に暴力でも
振るおうと思ってたんだが。ついでだから春香にでも……

P「おまえさ。俺に何されても怒らないのか?」

春香「たいていのことは許せますよ?」

P「じゃあ雪歩。ちょっとこっちきてくれ」

雪歩「……はい?」

ちなみにここは脱衣所だ。男女別になんて別れてない。
例えるなら、修学旅行で男女混合の風呂に入るようなもんだ。

雪歩「……んんんn!!」

お前シマウマ? いや違ったらゴメン

雪歩の体重は軽い。男の力で抱き寄せれば唇を奪うなど容易い。
こんな狂っちまった奴とキスするなんて絶対に嫌だったが、
春香がどんな反応をするかと思うとな。

春香「……」

黒い瞳が俺と雪歩を交互に見つめていた。
マグマが煮えたぎるような音すら感じさせる、
圧倒的な殺気。奴はやはり嫉妬してる。

P「ぷはっ。気持ちよかったな」

雪歩「……え? は、はい。そうですね…」

雪歩は耐えられないんだろうな。春香からすごい勢いで睨まれてる現状に。

P「春香? 具合悪そうな顔してどうした?」

春香「別に何でもないです」

俺だってかなりキテる。奴の怒気などむしろ心地いいくらいだ。
この屑どもをどんどん挑発してもっと狂わせてやる。

この銭湯とも温泉とも言い難い中途半端な広さの浴場で、
まずは背中を流してもらう。やってくれてるのは雪歩だ。

雪歩「プロデューサー。気持ちいですか?」

聴こえようによっては隠語に思えなくない。

P「普通だな。いいから黙って洗えよ」

雪歩「はい……」

沈んだ声のトーン。
背中越しでもあいつの沈んだ顔が目に浮かぶ。

春香「私は前を洗ってあげましょうか?」

P「いらねえよ。失せろクソリボン」

春香「もー。遠慮しなくてもいいですよ?」

どこまでバカなんだこいつは。いきなり俺のアソコを
洗い始めやがった。泡立てたスポンジで包み込んできやがる。

    __     l

   /凵∞!\    l               お
    ,の | | | 食朝 l               .は
   ( ヮ レ゙し べご l        ∞´ ̄`∞   よ
     / ヽ  よは.l       /凵凵凵 !ヽ  う
   _/   l ヽ うん l       ||の の| | |
   しl   i i  を l       ノ( ワ レ゙し 今
     l   ート   l       / l    ヽ   日
 ̄ ̄¨¨~~ ‐‐‐---─|      / /l   丶 .l  も
      ___    |      / / l    } l  い
 /ニュ トーイ    l    /ユ¨‐‐- 、_  l !  い
 ヽ廿'  .`廿'    l _ /   ` ヽ__  `-{し| 天
   n  .____  l /         `ヽ }/気
  三三ニ--‐‐'  l          / //  だ

 ̄ ̄ ¨¨¨ー─‐‐--- ,,, __ ____/ /_/

      ,, _    |         ̄¨¨` ー──---
モパ  /      \ |
グク ∞      ∞)| モパ   ∞´ ̄`∞  モパ
モパ/ 凵凵凵凵凵.| | グク   /凵凵凵! ヽ  グク

グク| | の  の | || モパ   | |の の| | |  モパ
  ノ ( u ワ u レ| グク  __/=テ ワ ,レ゙し グク
   ̄ >u ──Uィ  l    /キ' ~ __,,-、 ヽ
   /  0    u ヽ |    l  ヘ  ゝ__ノ-' ヽ
.  /   u    0 ヽ|    ~ l   ヽ-┬ '

 テ==tニト      | / て'-、─----‐‐─ヽ
/ ̄) ̄        ト'    ト= -'   <ニ>

支援

シャワーで洗い流した後、今度はお口でご奉仕解きやがった。

春香「プロひゅーひゃーさん?」

P「……っ」

俺の両足の間にあいつの顔がある。上目づかいで見つめられ、
体温が一気に上昇するのが分かった。

生理的な欲求には逆らえないのか?
どれだけここから脱出したいと思っても?

雪歩「私のことも見てください」

ぎゅ、と背中に胸が押し付けられたのが分かった。
大人しそうに見えてけっこうバストはある。

雪歩「ずっと大好きだったんですよ? プロデューサーのおかげで
   夢がかなえられたし、男性恐怖症も克服できたんです」

――愛してますプロデューサー

理性に繋がれていた鎖が、ゆっくりとはずされていく。

チュ ネチュ

天海春香の口の中で俺のモノがしごかれていく。
あいつの舌づかいはけっこう上手だ。

娘のように大切にしてたアイドルに欲情してる俺はバカだ。
でも一人の人間だ。

春香「我慢しないでください。好きなだけ射精していいんですよ?」

無垢な瞳を見つめると、戻れなくなりそうで怖い。
もう手遅れなのかな。春香の顔を掴んでさらに奥までしゃぶらせる。

春香「んっ……!!」

本当の意味で達したことなんて今までなかったかもしれない。
今までのうっぷんも、すべて春香にぶちまけちまった。

ゴク……

あれだけの量だったのに、飲み込んじまってる。
春香……おまえは本当に重い女だ。

雪歩「すっきりしましたかプロデューサー?」

P「ぐ……」

後退した春香に代わり、今度は雪歩がキスしてきた。
俺は床の上に押し倒さてしまってる。

雪歩は手足を巧み絡ませ、俺を逃がさないようしてる。
あいつももちろん全裸だから、いろいろとまずい。

雪歩「大好きですぅ」

P「まっ」

待てという暇すらなく、キスされちまう。
赤面した雪歩の顔は確かに美しい。

髪の匂いがふんわりと漂い、温泉特有の湯気が
俺の視界をまどわせる。

雪歩「えへへ。おいしいです。プロデューサーのお口」

胸を押し付けてきてるのはわざとなんだろうな。
あまりの柔らかい感触に、再び理性が飛びそうになる。

(でも、そいつはおまえの娘だろ?)

別の次元からささやく声が聞こえる。
俺は首を横に振り、雪歩の胸に手を伸ばした。

雪歩「あっ……やっと触ってくれた///」

不思議な感触だった。俺が腐っちまったからなのか。
女の子の胸ってこんなに触り心地がいいものだっけ?

最初は雪歩を湯船に沈めてやろうと思ってたのに、
なぜ許してしまいそうになるんだ。

雪歩「私の身体は全部プロデューサーのものですから、
   好きにしてくれていいんですよ?」

人の身体はモノじゃねえよ。けど我慢できねえ

俺と同族の臭いがしたから間違いないと思ったが………やっぱりか……

雪歩「あんっ……」

尻を触られ、短い声を発した雪歩。
四つん這いで瞳がうるんでる。

こいつらの内面は狂っていても、感触は女の子そのものだ。
本当に俺が何しても気にしないんだろうな。

P「壁に手をついてくれ。おまえのお尻をもっと眺めたい」

雪歩「はい……///」

まさしく操り人形のごとく。立った状態で壁(タイル)に
手を伸ばし、少しだけ腰を折る雪歩。

俺はしゃがみこんで雪歩のエッチな部分をよく観察した。
雪歩が小刻みに震えてるのは恥ずかしいからだろうか。

P「もうだいぶ濡れてきてるな。でも普通に挿入してもつまらないよな?」

雪歩「ひぃ……!!」

アナルに侵入した指の違和感に、身体を強張らせた雪歩。

内部はきつきつだった。

P「ほら雪歩。力抜いて。奥まで入らないじゃないか」

雪歩「あっ……うぅー……痛いですぅ~」

P「俺のこと愛してるんだよな? なら我慢してみろよ」

力が抜けた雪歩は床に手をついて四つん這いになり、
俺の責めに耐えている。

P「どうだ雪歩? こんなとこに指を入れられるのは初めてだろう?」

雪歩「あっ……ああっ……だめええっ……!!」

俺の指の運動に合わせるように雪歩の声が漏れる。
俺を監禁したお前らが悪いんだからな?

どうせ停滞した生活が続くんだから、いくとこまで
イッちまえばいいんだよ。

雪歩「んんっ……ふわぁ……ああうっ……!!」

湯気が白い。温泉ならどこも当たり前だが、
ここは特に視界が悪い。まるで霧の中にいるみたいだ。

春香は……どこへ消えたんだ?

雪歩に夢中で気づかなかったが、まあいい。

P「遊びはこれくらいにするか。よく耐えたな雪歩。
  次は本番だけど、嫌とは言わせないぞ?」

雪歩「はい……早くしてくださいです」

腰を掴み、引き寄せ、一気に挿入する。

雪歩「ああっ……!! いいっ……ですっ……!!」

揺れる雪歩の髪。汗と湿気で乱れてすごいことになってる。

雪歩「あっ……んっ……あああっ……!! そんなに激しくっ……!!」

ここだと雪歩の声がすごい響く。他の奴らに見られたらやばいかな。

普段は優しい音色の声してるくせに、こういう時はすげー色っぽい。
一枚のベールをはがした清純系美少女が今のこいつだ。

雪歩「ふぁああっ……あぁぁんっ……激しすぎますぅ……!!」

P「そうか。よかったじゃないか俺と繋がれて。
  休む暇なんて与えないからな?」

雪歩「んんんん!!」

だんだんと雪歩の身体の乱れが少なくなってくる。
声も小さくなっていく。

雪歩「ああっ……もうだめええっ……イっっちゃううっ……」

快楽の波が押し寄せようとしてるんだな。
いいだろう。俺はプレイを中断した。

雪歩「え……?」

膣の中に俺の感触がなくなり、モノ寂しそうな顔をしてる雪歩。

P「久しぶりにやれて気持ちよかったよ。
  じゃあな雪歩。俺は部屋に戻って寝るから」

雪歩「ちょ……待ってください!!」

P「どうした?」

雪歩「どうしたもこうしたもないですよ。
   なんで途中でやめちゃうんですかぁ!!」

P「仕返しだよ。おまえらに拉致監禁されたことへのな」

雪歩「でも……こんなのあんまりです」ウルウル

もし相手がヤンデレじゃなかったら、今すぐ押し倒して
続きをやっていただろう。だが異常者相手にそんなことしても
何の解決にもならない。泥沼にはまるだけだ。

雪歩「やっぱりまだ私のこと許してくれないんですか?
   お願いします。なんでもしますから最後までやってください」

なんでもか。悪くない条件かもな。

P「俺の召使になってくれないか?」

雪歩「めしつかい?」

P「願ってもない条件だろ? おまえは今日から俺の

  言うことは何でも聞くんだ。その代り、
  いつでもそばに置いてやらんこともない」

雪歩「なります!!」

P「いい返事だ。じゃあこいよ」

こいつを懐柔しておけば脱出に使えるかもしれないだろう?
昔見た映画で脱出用の巨大トンネルを掘ってるのがあったからな。

雪歩との情事を終えた後、俺は部屋に戻った。

春香「おかえりなさい」

P「待ってくれてなくてよかったのに」

春香「そういうわけにはいきませんよ。
   旦那さんを待つのは妻の務めですから」

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