カイジ「あ?希望ヶ峰学園から出られたら20億えんだって?!!」 (36)

カイジ「狂っている・・狂気の沙汰!」

モノクマ「嘘じゃないよ!ほんとだよ!」

カイジ「圧倒的・・・圧倒的金額!」

カイジ「一生遊んで暮らせる金」

カイジ「わかった・・・やるよ」

カイジ「が、が、この学園を出るには殺人をしないといけない」

カイジ「ばかげてる!いくら金を積まれようとやるかあよ!」

モノクマ「もールール話したらこれだもん、まったく」

カイジ「俺は他人を殺してまでそんな金はいらない!」

モノクマ「しかたないねー、もおいいよ!じゃあセレスさんとギャンブルしな!」

セレス「わ、わたくしがこの方とですか?」フフ

セレス「いいでしょう。では何にしますか?」

モノクマ「じゃあね今夜殺人が起きるかどうかこれをお題にしよう!」

モノクマ「ただし!セレスさんがカイジ君をカイジ君がセレスさんを襲うのは無だよ!」

カイジ「く、どうすれば・・・」

モノクマ「じゃあ紙渡すから起きるか起きないかだけ書いてね!」

モノクマ「あ!後君たちは他の人に手出し無用!絶対だよ!」

セレス「わかりましたわ」カキカキ

カイジ「・・・」

モノクマ「カイジ君早く!早く!」

カイジ「あ、ああ」カキカキ

セレス「で?勝てば何かなさるのですか?」

モノクマ「20億のうちいくらか賞金にしよう!そしてここから出れる権利もあげるかも」ボソ

セレス「(!!!)」

モノクマ「じゃあ開始!朝7:00で結果発表ね!」

セレス「わかりましたわ。楽しみにしときますね」フフフ




セレス「殺人は起きるわけないですわ」スタスタ

セレス「皆さんにこのことを話せば信じてくれるだろうし」スタスタ

セレス「さて、食堂に皆さん集まってるはずですし言ってみましょう」スタスタ


ガチャッ!

セレス「皆さん少しお話しg・・・!?」

カイジ「皆ああ!ぎい゛でぐれ゛え゛え゛!!」

セレス「!?」


カイジ「モノクマってやろうが今日殺人起きなかったら全員に外に出す権利を」

カイジ「やるっつってんだ!」

苗木「な、なんだって?!」

カイジ「あ、ああ、皆の団結力を試すとか何とか」

セレス「(あらまぁ、わたくしが言うまでもなかったのですね)」

カイジ「今日もし起こしてみろ!愚行!圧倒的愚行!」

カイジ「未曾有のチャンスを捨てることになる!だから・・・頼む!!」

十神「ほう、それは本当n」

朝比奈「ほんと!!??ねえねえ!ほんとなの?!」ウキウキ

カイジ「あ、ああ」

葉隠「それじゃ明日んなったら出られるってわけだべか!?」

葉隠「おまえら!今晩はもう寝るべ!お休み!」

 

セレス「モノクマ、モノクマ!」指パッチン

モノクマ「なんだよもおー」

セレス「引き分けの場合どうなるのかしら?」

モノクマ「あー考えてなかったね」

モノクマ「もし引き分けがあれば賞金は半分にしよう」

セレス「あの権利は?」

モノクマ「んーそれはなくなるねえ」

セレス「そんな・・・」

セレス「く、どうすれば・・・絶対に出たい」

セレス「けれども”起きない”って書いてしまった以上何もできませんわ」

セレス「何とか二回戦に持ち込んで外に出る権利をもらいましょう!」

セレス「考えても仕方ないし今夜は寝ますわ」スヤスヤ

その頃

カイジ「苗木よ、ちょっといいか?」

苗木「ん?どうしたの?」

カイジ「今晩俺が指定した時間に来てほしいんだ!頼む!」

苗木「えっと。・・どうして?」

カイジ「大事な話があるんだ」

苗木「だったらここでもできr」

カイジ「頼む!俺の部屋に来てほしいんだ!」

苗木「・・・わ、わかったよ」

カイジ「すまねえ!ありがとう!ありがとう!」

カイジ「じゃあこの時間になったら絶対に来てノックして俺が返事したら直ぐに入ってくれ!」

苗木「え?あ、うん」

ピンポンパンポーン
お前らおはようございます!今日も張り切っていきましょう!

セレス「朝・・・ですわ」

モノクマ「やあ!」

セレス「なんですの」

モノクマ「セレスさんとカイジ君は体育館に集合ね!」

セレス「引き分けですわかりますわ」

モノクマ「いやー結果発表って大事じゃない?」

モノクマ「じゃあ早く来てね!」

セレス「やれやれ・・ですわ」

モノクマ「集まったようだね!」

モノクマ「でわでわ結果発表の方をしたいと思います!」

セレス「もうわかってますわ」

カイジ「なにがわかるだって?」

セレス「は?あなた・・まあいいわ結果を言って下さいな」


モノクマ「今回、この賭けに勝ったのは・・・・・・・・」



モノクマ「伊藤カイジ君です!!!!」

セレス「え?!はああ!?」

セレス「あ、あなた他人に手を出さないとか言ってらっしゃいませんでしたか!?」

セレス「この偽善者!くず!ごみがあああ!」

モノクマ「せ、セレスさん!今回のルール覚えてる?!」

モノクマ「君ら二人は他人に手出しできなかったよね?」

セレス「!!」

セレス「で、では殺人が起きたのですか?!」

セレス「そんな馬鹿な!カイジさんだってあんなに頼んでいたのにですか?!」

モノクマ「起きたんだよ!そのまさかまさか圧倒的まさかだよ!」うぷぷ

カイジ「使い方間違ってるぞ・・」

セレス「ではカイジさん。あなたは”起きる”と書いたのですか?」

カイジ「あ?まあな」

セレス「ではなんであんな演技したのですか?」

カイジ「殺人が・・・起きないためだ」

セレス「はあ!?言ってる意味がわかりません」

カイジ「最悪の結果にならないためだ!人殺しなんて馬鹿げてる!」

セレス「現に殺人は起きたではありませんか」

カイジ「確かに起きた、が起きたが死んでいない!」

セレス「な、意味がわかりませんわ!」

セレス「説明していただけますでしょうか?」

セレス「あなたの言ってる意味が私には理解ができませんもんの」

カイジ「わかった」

カイジ「まず俺はなぜ”起きない”にしなかったのか」

カイジ「もしものことを考えてだ」

カイジ「お前が手引きし殺人を起こさせれば俺は賭けに負け死者が出る」

カイジ「しかも手は出していなからルール上セーフだ」

カイジ「そして俺は”起きる”と書いた訳だが」

カイジ「”起きる”とかけば俺が何もせずとも勝てる可能性がある」

カイジ「勝手に殺人が起きるかもしれないからな」

カイジ「だが、だが俺は殺人なんて起こってほしくなかった!」

カイジ「だから俺は食堂にいる奴らに土下座して嘘を吐いた」

カイジ「今晩殺人が起きなければ外に出れると」

セレス「けれど起きましたわね」

カイジ「死んでないがな」

セレス「説明してくださるかしら」

カイジ「今回のこのルール”他人には手を出せない”だったな」

セレス「ええ」

カイジ「俺はだが手を出した・・・自分自身にな!」ドヤ!

セレス「!?」

カイジ「自殺ってことだ。厳密にいえば自殺未遂!」

カイジ「自殺ってのは故意に自分で自分を殺すってことだ」

カイジ「人(自分)を殺すのも殺人だ!だから殺人は起きた!」

セレス「自殺したのにいきてるってあなた幽霊!??」

カイジ「だから未遂だって・・・」

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