七咲「もうすぐ12月ですね」 (18)

七咲「ふふっ。せんぱい?もうすぐ12月ですね」

七咲「せんぱいと出逢って、5回目の12月です」

七咲「って、せんぱい?なんでさっきから私にくっついてるんですか?」

七咲「…ふふっ。いいんですよ?もっとくっついても」クスクス

七咲「…」

七咲「今夜は…いつもより冷えますね」チラッ

七咲「…」

七咲「…鈍感」ボソッ

七咲「いーえ、知りません」プイッ

七咲「せっかく人がくっつきやすいように言ってあげたのに…」ボソッ

七咲「…」ギュッ

七咲「あっ…」

七咲「…むぅ」

七咲「なんか、くやしい…」ムスッ

七咲「せんぱいのくせに、生意気です」

七咲「でも…」

七咲「ふふっ」ギュッ

七咲「嫌いじゃないかも…」

七咲「そんなせんぱいも」クスッ

七咲「…ほらほら、もっとぎゅってしてください」

七咲「もちろん、頭もなでなでしないとだめですよ?」

七咲「なんでって…」

七咲「ふふっ。私に、言わせたいんですか?」

七咲「なんだか、こどもみたい」クスクス

七咲「いいですよ?言ってあげます」

七咲「決まってるじゃ、ないですか」クスッ

七咲「だって私は、」

七咲「せんぱい…ううん、違うかな」

七咲「しんごさんの…」

七咲「カノジョ、なんですから」ギュッ

七咲「…」

七咲「私に言わせたくせに、かお赤くしないでください」

七咲「…ばーか」

七咲「…」チュッ

七咲「ふふっ」

七咲「あったかいです」ギュッ

こんばんは。今夜も、俺と俺の七咲との日々を綴っていきたいと思います

七咲「ねぇ、せんぱい?」

七咲「なんでさっきから私の頭をぽんぽんしてるんです?」

七咲「…」

七咲「むっ。それは理由になってませんよ?」

七咲「いいから一度、ぽんぽんを止めてください」

七咲「そう。それでいいんです。それで、そのまましゃがんでください」

七咲「…はい。そのままにしててくださいね?あと、目を瞑ってください」

七咲「…ふふっ」クスッ

七咲「えぃっ」チュッ

七咲「ふふっ。問題です」クスクス

七咲「いま、誰が誰にキスをしたでしょうか」クスクス

七咲「制限時間は10秒です」

七咲「ちっちっちっち…」

七咲「ふふっ。分かりませんか?」クスクス

七咲「まったく仕方の無いせんぱいです。こんな簡単な問題も分からないんですか?」

七咲「正解はですね?」

七咲「…」

七咲「……」

七咲「教えません」クスッ

七咲「はい。勝手に私のプリンを食べた挙句、人の頭をぽんぽんしちゃうようないじわる恋人に正解なんて教えてあげる訳がないじゃないですか」

七咲「…でも」

七咲「ヒントが無いのも可哀想なので、ヒントいっこだけあげますね?」

七咲「ちゅっ」チュッ

七咲「…///」

七咲「答え…分かっちゃいました?」

七咲「むっ。その言い方は間違ってます」

七咲「私がキスしたいからしたんじゃなくて、あくまでもせんぱい…しんごさんにヒントをあげるためにですね?むぐっ…ちゅっ…」チュッ

七咲「…」

七咲「はぁ…」ハァ...

七咲「ばか」

七咲「ばかばかばーか」

七咲「私以外だったら、ビンタの一つされてもおかしくないですよ?」

七咲「…」

七咲「もう一度…」

七咲「もう一度、キスしてくれたら許してあげます…」

七咲「んっ…んぅ…」チュッ

七咲「ふふっ。せんぱい?」ギュッ

七咲「すきですよ?」

七咲「…」

七咲「なんて、言うとでも思いました?」クスッ

七咲「ふふっ。だいすき、ですから」ニヤニヤ

あなたの七咲、橘さんの七咲、俺の七咲…それこそ十人十色の七咲がいます

俺の七咲は、こんな感じな訳でして

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