不二咲「自分のことを好きにさせるスイッチだよ」腐川「白夜様に…!」 (191)

・安価スレだよ!
>>1はSS始めてだよ!
・安価によってはホモスレ百合スレになるよ!
・亀更新になると思うよ!
・R-18な展開になるかもしれないけどならないかもしれないしギャグだよ!
>>1はアニメと無印しか知らないよ!


腐川「どどどどうやって使うのよ」

不二咲「このスイッチを相手に押してもらえばいいんだよ。そのあと、最初に目に入った人を好きになるから、目を合わせながら押してもらえば確実かな」

腐川「こ、これで白夜様と…あたし……ぐへへへへへへ」

不二咲「くれ悪だよ!」



腐川「ぐふふふ、さてと早速………あれ?>>4


1.落とした!!(拾った人指定)
2.よく考えたら虚しいだけだわ…
3.白夜様発見!運命なのね!!
4.その他指定

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1384259979

安価遠いかな?
勝手がまだ分からないごめんね
>>1は無印とアニメしか分からないから2のキャラはふんわりとしか分からないよ!

安価なら下

セレス「ふむ……」

セレス(何やら、怪しいスイッチを発見してしまいましたわ)

セレス(黒幕の落し物だとしたら、万々歳。しかし罠という可能性もあります)

セレス(例えば、これは脱出スイッチで、押したら全部解決☆なんてことになれば……いや、あり得ませんわね)


セレス「さてと、わたくしが頭を捻ったところで、これが何かなんて分かりませんし」

セレス「皆さんに相談するとしましょうか」

セレス「まずは信頼できそうな……>>9


1.人物指定
2.いや、待てよ。黒幕の交渉材料に……
3.やべ、手が滑った
4.その他

1 不二咲

セレス「不二咲さん……彼女なら信頼できますわね」



ウガアアアアオトシタァァ
ドコヨ、ドコニイッタノヨォォォ


大和田「上腕二頭筋だけじゃねー!上腕三頭筋を鍛えてこそ、男の二の腕だ!」

不二咲「わぁぁ」キラキラ


セレス(腐川さん、うるさいですわね……とうとう頭がいかれやがったのでしょうか…)

セレス「不二咲さん、ちょっといいですか」

不二咲「な、なにかなぁ……?」
不二咲(うぅ……今大和田くんとの筋肉談義で忙しいのに……)




セレス「このスイッチなのですが……」

不二咲「あ、それ僕が作ったんだぁ!>>13

1.それは餃子が出てくるスイッチだよぉ
2.それは腐川さんのスイッチだよぉ
3.押してみたら分かるよぉ
4.その他

2

※言い忘れた。ここは食堂だよ!


不二咲「それは腐川さんのスイッチだよぉ」


腐川「!?あ、ああああんたそれ、それ、あたしのよ!返しなさいよ!!」

セレス(なにそれ楽しそう)


十神「……騒がしいな」テクテク

十神(チッ……飲み物を取りに来るためだけにこいつらと関わらなければならんとは)


腐川「!?///////早くそれ返しなさいよ!」バッ

セレス「嫌ですわ」シュッシュッ

大和田「なんか楽しそうじゃねーか!俺も使ってみてぇ!」ザッ

不二咲「みんな、やめなよぉ~」モミクチャ


セレス「」ツルッ


一同「あっ」


ガッシャーン!!

セレス「…………」コケタ



セレスがこけた拍子に、スイッチを>>16が押してしまったようだ!

十神

十神「!?」ゴツンッ ポチッ


不二咲「あっ十神くんの頭にスイッチが命中し、スイッチがポチられたよ!」

セレス「説明乙」


腐川「だ、だいじょぶですかぁ!?」



十神「痛……貴様ら……!」プルプル

十神は>>21を見た。

ksk
安価↓

大和田

腐川(ハッ!?今、もしかしてチャンス!?素早く白夜様の視界に入れば、寵愛をいただける……!?)ダッシュ


大和田(な、なんだ!?腐川が機敏な動きを!?)









腐川「びゃああああくやさまあああああああああああ!!!!!」ダダダダダダッッ


大和田「怖ぇえわ!!恐怖だわ!!十神逃げろ!!なんか知らんが逃げろ!!」


十神(大和田、俺を心配して……)キュンッ

不二咲「あっ……(察し)」

大和田(チッ!十神は動揺して動けねぇみてぇだ……!俺がなんとかするしかない!でも女に暴力を振るうわけにはいかねぇ)

大和田(なら、取れる策は一つ!!)



ガシィッ!!(腐川を後ろからガッチリ拘束)

腐川「ちょ、ちょっと、触らないでよ!?あたしに触れていいのは白夜様だk」

大和田「十神!逃げろ!!」


セレス「あら、まぁ(十神くんが心なしか乙女みたいな顔をしてますがまさかいやまさほm)」


十神「大和田……>>31


1.分かった
2.腐川を後ろから抱くなんて大胆だな
3.その他指定

一緒に逃げてくれ!

十神(俺は……大和田に対して何を思っている…?)

十神(まさか、あり得ない……超高校級の完璧ともいえる、この俺が、感情に振り回されるなど…)


十神(しかもこんな……相手は男だぞ)

十神(更に品性の欠片もない落ちこぼれ、愚民中の愚民、プランクトン)

十神(なのに、大和田が俺を案じている。それを思うだけで心臓が痛い。苦しい)

十神(そして大和田が不二咲に向ける庇護、石丸に向ける笑顔、そして俺に向ける敵意の籠った視線。その差に涙が出そうになる)

十神(涙……フッ馬鹿な。そんなものはとうの昔に捨てたはずだ)

十神(キュンッ、だと?そんなことがあってたまるか!!認めん!認めんぞォォォ!!)



十神(……大和田は逃げろと言った。俺は、逃げるのか?逃げたい、のか?)

十神(十神一族の時期党首たるこの俺に、支配者たるこの俺に対して、言うに事欠いて逃げろ、だと?)

十神(ふざけるな!!俺は逃げない!!俺は俺自身を律する!!俺は、俺自身の感情から)


十神(逃げたくない!!!)


※この間、コンマ5秒


十神「大和田……俺と一緒に逃げてくれ!!」カァァァ

不二咲「わぁぁ////」

セレス「」

腐川「(気絶)」


大和田「ハァ!?俺が腐川を抑えてる間に……って、やべぇ!気ぃ失ってやがる!強く拘束しすぎたか!?」アタフタ

十神「そんな女のことばかり気にするな!そいつが気を失うなんて珍しくもなんともないだろ!」ムッ

大和田「いや、そういうわけにもいかねぇーだろ」

十神「……とにかく、俺と逃げてくれ!早くしろ!!」グイッ

大和田「お、おいどこ行くんだ?」

十神「………>>39

1.十神の部屋
2.大和田の部屋
3.その他指定

十神「……俺の部屋だ。個室なら安全、だしな//」グイグイッ

大和田「お、おぅ。つーか袖引っ張んのやめろよ」テクテク

十神「チッ……」ムスッ

大和田(なんでキレてんのか全然分かんねぇ)


ーーーー十神の部屋の前

大和田「じゃあな」

十神「は?」キョトン

大和田「いや、個室なら安全だろ?俺まで入る意味ねーだろ。そもそも腐川は気絶しちまったし」

十神「大和田……」シュン

大和田「な、なんだ、お前今日おかしくねぇか?心なしか顔も赤いし、熱でもあるんだろ」

十神「>>44



1.あぁ、さっき気付いた。俺はある病にかかっている。
2.看病……してくれ。
3.その他指定




セレス(そういえばさっきのスイッチ……十神くんから奪い忘れてましたわ……チッ)

スレタイ詐欺ですまん。安価なら下

2

十神「看病……してくれ」カァァ

十神(言ってしまった!!言ってしまった!!//)


大和田「やっぱ熱あんのかよ。もっと早く言いやがれ」

十神「……あぁ、そうだな//」ワクワク

大和田「まぁ、早く言ったところで看病するかどうかは別だがな」

十神「」







十神「」

十神「」

大和田「お前まず日頃の行いってもんを考えろよ」

十神「……大和d」

大和田「みんなが団結しようってときに雰囲気ぶち壊してたの誰だ?」

十神「」

大和田「お前の看病してくれんのは……お人好しの苗木か、お前に気がある腐川か、誰にでも平等な兄弟くらいだろーな」

十神「」グスッ

大和田(やべぇなんか泣いた)



十神「ぐ、愚民がっ!看病なんかされなくとも、大丈夫に決まってるだろ!」

十神「俺は免疫力も完璧だからな!完璧だからな!!」


大和田「……>>52



1.そういえばあのスイッチどこやった?
2.はぁ、しゃーねーか。看病してやるよ。
3.そうかよ。じゃあな。

3のつまんないスレだからやめる

2

では安価下の>>54でいきます。



大和田「はぁ、しゃーねーか。看病してやるよ」

大和田(なんか不二咲みたいな目しててほっとけねぇ)

十神「……!!フッ、そこまでいうなら仕方が無い。看病させてやろう」キラキラ

大和田(あっ、やっぱやめればよかった)



IN十神の部屋


大和田「んじゃ、とりあえず寝巻きにでも着替えて寝てろ」

十神「き、着替える……この部屋でか!?」クワッ

大和田「むしろこの部屋以外で着替える選択肢がお前にあることが驚きだわ!!変態かよ!!」

十神「変態はお前だろ!!そういうのはちゃんと順序よく……」ゴニョゴニョ

大和田「ゴニョゴニョ言ってねぇでさっさと着替えろ!!」ババッ

十神「うわ、おま急に脱がせるな!!//まだ早い!!昼間だぞ馬鹿//」

大和田「病人が寝るのに昼も夜も関係ねーよ!!」

十神「お、お前がそこまで言うなら……//」ドキドキ

大和田(なんかさっきから噛み合ってねー気がする)

十神(ど、どうすればいい!?男とのヤり方は一応知識として知ってはいる)ヌギヌギ

十神(だが、実践は初めてだ//)モゾモゾ

十神(まだ心の準備が……くそ、大和田は察しがよすぎる//何故バレた!何故バレた!)

※バレてません。

十神(……そもそも大和田は上と下、どっちのつもりで誘ってるんだ?)

※誘ってません。



十神「お、お前は上と下、どっちがいいんだ?//」パジャマ

大和田「は?んなもん上に決まってんだろ」

大和田(格上か格下かなんて)

十神「そそそそそうだよな。体格的にも//」ドキドキ

大和田「お、おう」??


ころんっ

大和田(あ、コレ。さっきのスイッチ……)


大和田がスイッチを押すor押さない
>>59

つまんないからやめれば?

安価下の押さないでいきます


大和田(そういえばこいつ、スイッチ押してからおかしくなったな)

大和田(不二咲が作ったスイッチ……腐川が探してた……)

大和田(そういえば十神がきてから腐川が暴れだして……妙だな)



『俺と一緒に逃げてくれ!』
『看病……してくれ』
『』グズッ
『変態はお前だろ!!』
『上と下、どっちがいいんだ?』



大和田(なにか……なにか閃きそうだ…!)






【ホ】【モ】シャキーンッ



大和田「そうか!分かったぜ!!」

大和田「十神!!お前はこのスイッチを押してしまった!!」クワッ

十神「お、おう。急にどうした」

大和田「これは、不二咲が腐川のために作った、人を好きにさせるスイッチだったんだ!!」

十神「は?そんな非現実的な装置があるわけ……」

大和田「現にお前は俺とホモセックスしようとしてる!!」ゾッ

十神「ば、馬鹿そんな//お前が誘って……//」カァァ

大和田「誘ってねーから!!」


大和田「誘ってねーから!!!」クワワッ

十神「……酷い奴だ。俺を弄んで」グスッ

大和田「お、おい泣くなよ」アタフタ

十神「泣いてない!!」

大和田「つーか、その俺を好きな感情だって偽物なわけだしよ」

十神「………」

大和田「な?だから早く不二咲に、治す方法聞いて」
十神「偽物なんかじゃない!!」キッ




十神「俺のこの気持ちが、まやかしなんだとしたら、俺はその夢の中で生きる」

十神「確かに、きっかけはこのスイッチだったかもしれないな。だが、今俺がお前を思う気持ちは本物だ」

十神「たとえ叶わなくても、たとえお前がホモじゃなくても、気持ち悪がられても」

十神「俺は、この気持ちを捨てたくない!!」キリッ

十神(フッ……決まったな)ドヤァ





大和田「お、おう」ゾワワッ

大和田(こいつは真性やでぇ……)



ーーーーピンポーン

十神「チッ……誰だこんなときに」

>>76「どうも」

   【このスレは無事に終了しました】
  よっこらしょ。
     ∧_∧  ミ _ ドスッ

     (    )┌─┴┴─┐
     /    つ. 終  了 |
    :/o   /´ .└─┬┬─┘
   (_(_) ;;、`;。;`| |

   
   【放置スレの撲滅にご協力ください】  
   
      これ以上書き込まれると
      過去ログ化の依頼が
      できなくなりますので
      書き込まないでください。

不二咲

安価下の>>77でいきます
でも、今日はもう寝ます
明日終わらせる予定です
おやすみなさい

更新はじめます!
相変わらず亀だと思いますが、ご了承ください。

不二咲「大和田くん!!無事!?」ガチャッ

大和田「不二咲ぃいい!!」キラキラ
大和田(救いの女神きたぁぁああ!!)

十神「………」ムッ


不二咲「あぅう……よかったぁ、無事みたいだね。苗木くんから、二人が十神くんの家に入って行ったって聞いた時には、もうアッーってなってるかと思ったよぉ」

十神「フン、俺がそんな野蛮なことをすると思うのか」

不二咲「ご、ごめんねぇ……あのスイッチ、効果が強すぎて、心配で……」
不二咲(腐川さんのために作ったから凄く強く設定しちゃったんだよね)

大和田(よかった心の底からよかった)


大和田「そんで、どうやったら治るんだ?」

十神「おい、俺はこのままで
大和田「早く治してくれ頼む」


不二咲「ええっとねぇ……効果をリセットするスイッチなんだけど、>>86



1.完成まであと一日かかるんだぁ
2.さっきのスイッチを押してからの記憶が消えちゃうんだぁ
3.副作用が酷いんだぁ

3

不二咲「副作用が酷いんだぁ」


大和田「副作用?」

不二咲「うん、副作用は人によって様々だから何とも言えないんだけど……うん、まぁ、多分死ぬことはないよぉ。多分」

十神「」

不二咲「はい、これがそのスイッチだよ」つ【スイッチ】

大和田「よし、十神!今すぐ押せ!すぐ押せ!」


十神「正気か!?多分死ぬことはない、などと言われて押す馬鹿がどこにいる!?」



十神はスイッチを……>>91
1.押す
2.押さない
3.押さされる

2

不二咲「えっと、ごめんねぇ。多分死ぬことはないっていうのは、理論上は絶対死ぬことはないっていう意味で」

不二咲「理論上は100%大丈夫ってことなんだぁ……。僕のプログラミングが間違ってなければ大丈夫だよぉ」

不二咲「ただ、試したことがないから、多分って言っただけで……」


十神「……お前は曲がりなりにも、超高校級のプログラマーだからな。信じることにしよう」

大和田「さすが不二咲だ!!」パァァ



十神「……」ムッ

十神「だが、押すか押さないかは俺が決めることだ!!このスイッチは俺が預かる!!」ムンズ


大和田「お、おいコラ!早く押せ!」

十神「今は押さない!!」キッ



不二咲「え、えっとぉ……」





不二咲「じゃあいつ押すの?」

十神「……そんな安い手に引っかかるとでも思ったのか?」


大和田・不二咲(デスヨネー‼︎)

ーーーー二日後


不二咲「……結局、十神くんはスイッチを押してくれなかったね」

大和田「おう」


不二咲「スイッチも、両方とも奪われたままだし」

大和田「おう」


不二咲「でも、あれから十神くん、普通じゃない?」

大和田「おう」


不二咲「大和田くんを見て顔を赤らめることもないし」

大和田「おう」


不二咲「ホモセックスを誘ってくることもないんだよね?」

大和田「……おう」


不二咲「もしかして、もう押してるのかもしれないよ。僕らが知らないっていうだけでさ」

大和田「……そうかもな」

ーーーー更に数日後


不二咲「十神くん、最近はちょっと腐川さんに優しくなったって思わない?」

大和田「………おう」


不二咲「腐川さんにだけじゃないよね。ちょっとずつだけど、協力的にみんなをまとめてくれるようになったよね」

大和田「……」


不二咲「最近、苗木くんと話してるのとか、よく見かけるよね」

大和田「不二咲、お前、何が言いてーんだ」



不二咲「………」

不二咲「……ううん。ただ、十神くんがまとめてくれるおかげで、今まで殺人が起こってないと思うんだ。それが凄いなぁ、って」

大和田「……そうかよ」

十神(あのスイッチ事件から、数日が経過した)

十神(あの日、俺の部屋でスイッチを押せ、嫌だ、押せ、嫌だの文字通り押し問答をした)



十神(正直に言うと、俺は別にスイッチを押しても構わなかった)

十神(俺があのリセットスイッチを押したところで、この気持ちが変わることはないという自信があった)

十神(もし、気持ちが変わってしまったとしても、所詮は自分にとって、そこまで重要ではなかっただけのことなのだ)


十神(だが、俺はただ大和田の反応が気に入らなかった)


『よし、十神!今すぐ押せ!すぐ押せ!』
『さすが不二咲だ!!』パァァ


十神(その気持ちが偽物だから、リセットのスイッチを押せ……そう言われるのは別に構わなかった)

十神(ただ、俺の気持ちを拒否されたことが、柄にもなく悲しかったのだ)

十神(大和田を一方的に想うことすら拒否されたことが、ひたすらに悲しかったのだ)


十神(俺は別に、大和田にホモセックスを強要するつもりはない)

十神(だが、そんなことは大和田には知ったこっちゃない、というやつなのだろう)

十神(いや、男に思いを寄せられているということ自体に拒否反応を示したのかもしれない)


十神(だがそんなことは、結局どちらでも同じなのだ。俺は傷ついて、ムキになって、自分の部屋から不二咲と大和田を追い出した)

十神(そして、俺は二人を追い出して、一人きりになった部屋で、しばらくはそのリセットスイッチを眺めていた)



十神(その次に、腐川のことを考えた)

十神(あいつも俺に拒否されて、こんな気持ちだったのかもしれない、と思った)

十神(このスイッチを腐川に使われていたら、今頃は腐川を好きになっていたのかと考えると、少し複雑ではあった)



十神(……最終的に、何も考えていなくても浮かんでくるのは、やはり大和田のことだった)

十神(俺は結局、スイッチを……>>102



押したor押さなかった

おさない

十神(俺は結局、スイッチを押さないことにした)


十神(押してしまったほうが楽なのかもしれない、とも考えた)

十神(大和田への気持ちが、完全になくなることはないにしても、少しは薄れるかもしれない)

十神(大和田に拒否されたとなっては、こんな気持ち、ない方が楽なのだ)



十神(だけど、俺はそれをしなかった)

十神(何故なら、俺は俺の気持ちから逃げないと、決めたからだ)

十神(自身を律する、と)


十神(俺は俺の気持ちと向き合い、大和田に拒否されたこととも向き合い、そしてこの気持ちをずっと抱えたまま、ただひた隠すことに決めたのだ)

セレス「十神くん、おはようございます」ニコニコ

十神「あぁ、今朝は珍しく早いな」テクテク



不二咲「セレスさん、十神くん、おはよぉ」テクテク

大和田「…………うぃーす」テクテク





セレス「あらあら、このメンバーが集まるとは。腐川さんが欠けてはいますが」クスクス

大和田「……チッ」

不二咲「ん?」


セレス「お忘れですか?あのスイッチ事件。ウフフッ、傑作でしたわよね」

十神「ハッ……くだらん」

セレス「『俺と一緒に逃げてくれ~(はぁと』でしたっけ?」クスクス

十神「貴様今すぐ黙れ」チッ

不二咲「あー、あの時はどうなることかと思ったよぉ」クスッ



不二咲「でも、その様子だと、あの後リセットスイッチをちゃんと押してくれたんだよね?」

十神「まぁな。今となってはあの時のことを思い出すだけで反吐が出そうだ」

セレス「あら?そうでしたの?つまらないですわね」クスクス




大和田「……十神、俺はよぉ、あの時のことをずっと考えてたんだが」

大和田「俺はあの時、すげぇテンパっててよぉ」

大和田「ホモセックスを強要されるのが怖くて、お前にスイッチを押せって強要しちまった」


大和田「でもよぉ、冷静になって考えると、お前に無理矢理されるなんてありえねぇんだよな。俺の方が力強ぇしよ」

大和田「それに、品性がどうだの言ってくるお前が、そんな下衆なことするとも思えねぇ」


大和田「だから、その……もしかしたら傷つけたかもしれねぇと思ってよ」


大和田「……悪かったな」





大和田「……とかよ、今更言っても遅ぇよな。お前はスイッチを押して、もうホモじゃねぇんだしな!」ニカッ


十神「…………」



十神「……馬鹿が喋ると余計に馬鹿が露呈する。やめておけ」

大和田「あぁ?テメェ喧嘩うってんのか!?」

不二咲(……多分、本当に多分だけど、十神くんはスイッチを押していない)

大和田(それを、俺たちが薄々気づいていることも、多分だが)

セレス(分かっている、のでしょうね)


十神(おそらく、腐川も、分かっている。だが、)

不二咲(これでいい)

大和田(十神がリセットしないままに、でも何もなかったことにした。あいつがそれを望んだのだし、だから誰にも問い詰める資格はない)

セレス(そのおままごと、とことん付き合って差し上げますわ。わたくし、嘘は誰よりも得意ですのよ)



腐川「白夜様ぁ~!!おはようございます!」パァァ

苗木「みんな、おはよう!」ニコッ

十神「ええい、腐川!起きてきて早々俺に引っ付くのはやめろとあれほど!!」


不二咲「仲良しさんだねぇ」クスクス

セレス「……ついていけませんわ」ハァ

苗木「……あはは」


大和田「……十神、ありがとな」ボソッ


END

くぅ疲(ry

はい、最後らへん全然安価なくてすみませんでした。
あと、なんか純度100%のホモホモしいスレになってしまって本当に申し訳ございませんでした。
腐川ちゃん大好きだよちゅっちゅっ。

自分的にはものすごくラストまで怒涛のギャグ展開というか、シリアスな笑い(笑)というものを突き詰めたつもりなんですが、うまくいかないもんですね。

安価とってくれた人達、ありがとうございました。
もし見てくれてた人がいたならありがとうございました。

安価SSってなかなか難しいですね。
でも所詮SSは0721なので、また気が向いたら挑戦してみたいと思います。

あと、途中のレスとか全然拾えなくてすみませんでした!
応援してくれたり、安価とってくれたり、全部嬉しかったです!!

乙乙
これ押してたらどうなってたのか気になるのう

>>113
実は、全て行き当たりばったりで考えていて、安価の先に何があるのかも、安価をとっていただいてから考えてました。

なので、おそらくになりますが、スイッチの副作用に悩まされる十神くんと、それを支える腐川さん、大和田はなんか頑張る、みたいな感じになったんじゃないかと思います。
適当ですみません…。

気が向いたら後日談を書くかもしれないので、もうちょっと残しておきます。
無理そうだったらそのうちHTML化依頼します。
おやすみなさい。

後日談できました。


※エマージェンシーエマージェンシー
・相変わらずのホモスレだよ!
・俺のssは10割自己満足だべ!
・この後日談は3割ギャグだべ!
・本編のおまけなので、安価なしだよ!



後日談のタイトル

腐川「白夜様は、本当にそれでいいんですか?」

それでは投下します。

※黒幕様の口調は適当です。ごめんなさい。



江ノ島「あ~ぁ!つーまんないっっ!折角あんなに絶望的なDVDを用意したってのに!コロシアイしないんだもん!」

戦刃「盾子ちゃん……」


江ノ島「それもこれも、十神が仕切るから……!」

戦刃「うん、そうだね。十神くんが協力すれば、なんとかなるってみんな思ってるのは確かだね。スペック高いし」


江ノ島「それに加えて、石丸の政治家気取りの演説がうっぜぇのなんのって!!」

戦刃「うん、最初は全員で協力して脱出するっていうのも石丸くんの独りよがりだったのが、十神くんが加わることによって現実味が出てきて、しかも彼の熱さが精神面での励ましになってるよね」


江ノ島「地味に苗木も寒いし」

戦刃「うん、十神くんと石丸くんができないカウンセラー的な役割でみんなを一致団結させてるね」


江ノ島「あああ!!もう!!最高に絶望的ィィィィ!!//でもつまんないぃぃいい」


江ノ島「はぁ……でも、十神周りはそこそこ絶望的で楽しかったから、まぁいっか!」

戦刃「……ん?十神くんが何かあったの?」


江ノ島「べっつにィィ!うぷぷぷぷぷ……」

戦刃「??」

江ノ島「さーてっと、まぁこんな時のために大神がいるんだしね」

戦刃「……うん、そうだね」


江ノ島「んー、でもなぁ、あの絶望的スイッチ事件関係者の周りで何か一悶着おきたら、更に絶望的ィィ……」

戦刃(絶望的スイッチ事件?)


江ノ島「よし、決めた!大神はまだ置いとこう!そんで、(大和田のために)第二の動機をプレゼントしちゃうぞ!」

江ノ島「うぷぷ……それだけじゃまだ弱いかな。よし!(不二咲のために)更衣室と大浴場もおまけして……」


江ノ島「大和田きゅんと不二咲きゅんを、狙い撃ち☆」


戦刃「盾子ちゃん、相変わらず気まぐれだね……」

十神(全員で脱出を目指す、か)

十神(命がけの脱出ゲーム……フン、面白いじゃないか)

十神(だが、行動範囲が狭すぎる。ヒントの一つも転がっていない)

十神(……となると、黒幕に交渉を持ち掛け、少しずつヒントを得ていくしかないのか?)

十神(……また動機だなんだと騒がれては面倒だしな……早めに何かしらの手を打ちたい)



ーーーーピンポンパンポーン

モノクマ「えー、校内放送、校内放送。お前ら、生徒諸君は支給、体育館までお集まりください。朗報ですよ」

モノクマ「エマージェンシーエマージェンシー!」

モノクマ「お前ら!僕は怒ってるんだよ!」プンプン

葉隠「はぁ?」


モノクマ「もーう!あんな素敵な動機をプレゼントしてやったのにさ!全然コロシアイが起きないじゃないか!」

苗木「当たり前だ!前にも言ったろ、僕たちは何をされようが、人殺しなんてしない!」キッ

舞園「そ、そうですよ!」オロオロ



モノクマ「ゆとりって、行動力もないのよね」ハァ

モノクマ「だから、今回は特別に第二の動機をプレゼントしたいと思います」


石丸「な、なんだと!?」

十神(……チッ)

十神(バラされたくない過去、か。そんなもの俺には……)ペラッ


『十神くんは、しばしば「大和田ッ」という寝言と共に夢精してます。ちなみに大和田くんはガタイのいい男性です』


十神「」










十神「」


十神(世間にバラされたら人生が詰む件)

モノクマ「タイムリミットは24時間!それまでに殺人が起きなければ、世間にこの秘密をバラしちゃいます!」

モノクマ「そして!今回は特別なプレゼントもご用意致しました~」


モノクマ「うぷぷぷ、よかったねぇお前ら。こんな特別措置、もうないよ?」

モノクマ「精々楽しんでね。うぷぷぷぷぷぷ」


十神(プレゼント……?クソッ、この上まだ何かあるというのか!)ピクッ





石丸「そうだ!みんなで秘密を見せ合おうではないか!そうすればこれはもう殺人の動機ではなくなるぞ!」

十神(!?!?!?)ビクビクッ

不二咲「ま、まって!まだ心の準備ができないよ」

腐川「そうよ!あんたみたいな単純馬鹿だけじゃないのよ!」キッ

石丸「むぐぐ……」


霧切「それに、秘密によっては打ち明けることによって殺人の動機に繋がる可能性もなくは無いわ」

山田「そ、それはどういう意味ですかな!?」

霧切「そのままの意味よ。あまりに衝撃的すぎる秘密だとしたら、むやみに混乱を招く可能性がある」


石丸「しかし……どうせ24時間後にはモノクマにバラされるのだぞ?それなら僕は、ここにいる仲間にだけでも自分から公表した方が精神衛生上もいいと思うのだが」


苗木「えっと……だったらさ、明日の朝にみんなで見せあわない?それまでに打ち明ける心の準備をして、みんなの秘密を受け止める心の準備もしようよ」





十神「」

十神「明日の朝……明日の朝……」ブツブツ


苗木(あの十神くんがあんな反応するなんて、どんな過去があるんだろう)

霧切(あの十神くんが動揺を隠しきれていないなんて)

戦刃(あ、あれ?大和田くんが標的なんだよね?十神くんの方が深刻そう……)

朝日奈(出しゃばりな十神が一言も喋ってない)

葉隠(あの十神っちが顔面蒼白だべ)

山田(十神白夜殿……ものすっごく気になってしまいますぞ)

桑田(十神、白眼向いてたけど大丈夫か?)

舞園(十神くんらしからぬ反応してますけど、余程のことらしいですね)

大神(十神……)



腐川(あのことよね)

不二咲(あのことだよねぇ)

セレス(あのことですわね)

大和田(…………)

霧切「とりあえずは解散しましょう」ゴホンッ

セレス「その前に、わたくしから一言」


セレス「一応、明日の朝に秘密を見せ合うまでは、わたくし達には殺人の動機がある……ということになっています」

セレス「ですから、今日は出来るだけ一人自室で過ごす、もしくは逆に三人以上で過ごすことをオススメしておきますわ」



石丸「うむ!こんなことで殺人は起こらないと思うが、不安なのであればセレスくんの言うとおりにすれば間違いないな!!」

腐川「白夜様……ちょっと、いいですか」

十神「あぁ……」ゲッソリ




ーーーー腐川の部屋


十神(あまりの衝撃に耐えきれず、ホイホイと腐川の部屋についてきてしまった)


腐川「あ、あのぅ、白夜様の秘密……あのスイッチ関係のこと、ですよね」

十神「な、何故分かった!?」ビクゥ


腐川「いえ、なんとなく……不二咲とかも気付いてると思います……」

十神「そ、そうか」


十神(俺としたことが、動揺しすぎだ。落ち着け、落ち着け……)フゥゥ

腐川「……白夜様ぁ」

十神「なんだ」


腐川「いいんですか?」

十神「……何がだ」


腐川「そういうところ、です」

十神「……」


腐川「このままにしておいて、いいんですか……?」

十神「何の話か分からんな」


腐川「じゃ、じゃあ……はっきり言わせてもらいます!!」キッ

十神「腐k
腐川「本当は続いていることを!なかったことにして!!ずっと心にしまって!!それでいいんですか!?」クワッ


十神「……」


腐川「白夜様は、白夜様は本当にそれでいいんですか!?納得してるんですか!?」

腐川「それが、白夜様にとっての正しいことなんですか!?後悔しないんですか!?」

腐川「白夜様……白夜様、白夜様、白夜様、白夜様、白夜様、白夜様、白夜様、白夜様ぁぁ……」ポロッ

腐川「うぅ……白夜様ぁ…」ポロポロ



腐川「あたしは……あたし、白夜様の、ことが……」ポロポロ

十神「やめろ。お前の気持ちは痛いほど知っている」

腐川「……あたしの、気持ち」ヒック

腐川「聞いてさえ、くれないんですね……」ウゥ…

十神「悪いが、一度に色々なことを言うな。対処に困る」



腐川「分かってます。あたしなんかに、白夜様に気持ちを伝える資格なんてないんです」

腐川「それどころか、本当は思いを寄せる資格すら、ないんです……」


十神「おい、馬鹿が。飛躍しすぎだ」

腐川「いいえ、ないんです」

腐川「だって、だってあたしは、スイッチを押す前の、冷たい白夜様が怖くて」

腐川「冷たくされるのは、いいんです。でも、変なこと言うと、もう口も聞いてもらえなくなるかもしれないって思って、そんなの慣れてることなのに、怖くって」

腐川「でも、恋人になりたくって……!」



腐川「だから、不二咲を利用したんです」


腐川「白夜様と両想いになれる装置を作ってくれたら、みんなに協力する」

腐川「そしたら、白夜様もきっとみんなに協力してくれる」

腐川「白夜様が味方になれば、怖いものなしだ」



腐川「そう言って、不二咲をたぶらかしたんです。……協力するつもりなんて、全然なかったのに」

十神「……」

腐川「そんなあたしの、勝手なわがままで、白夜様が、苦しんでるんです」

腐川「あたしだけが悪いのに、白夜様だけが苦しんでいるんです。あたしのせいで……」


腐川「そんなあたしが、白夜様を想うなんて、おこがましいんです……」

十神「俺が何をするにしたって、それは俺が選んだことだ。お前には関係ない」


腐川「白夜様……憎んでさえ、くれないんですか?」

十神「くどい。俺の行動が、お前ごときに左右される訳がないと言っている」イラッ

腐川「……でも、でもあたしは……とんでもないことを、して……そのせいで……」

十神「あぁ。その結果、俺は大和田を好きになった」

腐川「!!!!!」





十神「だが、その件に関して何かお前に言うことがあるとすれば、恨み言ではない」







十神「感謝の言葉だ」

腐川「白夜、様……」ポロポロ

腐川「本気、なんですね」ポロポロ

十神「あぁ」


腐川「そんなに、好き、なんですね」ポロポロ

十神「そうだ。何故泣く?」



腐川「……悔しい、です、あたし」ヒック



腐川「絶対に勝てないこと、思い知らされて、悔しいんです」ポロポロ…


十神「そうか」

腐川「うぅぅあ、う、ぅぅ」ブワァ



腐川「あたし、あたしは、白夜様が好きで、好きで、好きで、好きで、好きで、好きすぎて、大好きで、世界で一番に、白夜様が大好きなんです!!」


腐川「あたしの、全てを投げ捨ててもいいくらい、白夜様が大好きです!!!」



十神「……腐川、気持ちは嬉しい。だが、悪いな、俺は大和田が好きだ」




腐川「うぅぅ、うあああぁぁああああああああぁあああん!!!」




腐川「わあああぁあああぁぁああ、えぐっ、うわあぁあああああぁぁあああああぁぁああああん!!」

腐川(振られた)

腐川(そんなの、慣れっこだ。慣れっこのはず、だった)


腐川(でも、いつもと違う。涙が止まらない。嗚咽も、気持ちも、全然止まらない)


腐川(白夜様があたしの部屋を出て行った後、すぐ苗木が二階に登れるようになったとか報告しに来たけれど)

腐川(重大なことっていうのは分かるけど、でも今はそんなことはどうでもよかった)

腐川(こんなつもりじゃなかった。白夜様に言おうと思ったことが全然言えなかった)


腐川(自分の秘密のことも、リセットスイッチを押すべきだという主張も)

腐川(スイッチに踊らされているだけの白夜様なんて、みたくないって、言いたかった)



腐川(でも、それどころか、聞きたくない言葉を聞いてしまった)

『俺は大和田が好きだ』


腐川(分かっていた。分かっていたけれど、どこかで、相手は男だと鷹をくくっていた)

腐川(どこかで、もうリセットスイッチを押しているのではないかと期待していた)

腐川(どこかで、もしかすると振り向いてもらえるんじゃないかと……)

腐川(あたしには、白夜様を想う資格すらない)

腐川(スイッチのこと以前に、そうなのだ)

腐川(だってあたしは本来、刑務所にいるべき……いや、死刑になるべき存在だから)

腐川(それでも、それでも、好きだった。どうしようもなかった。抑えられなかった)


腐川(そんな資格、ないのに)

腐川(秘密を知ったらきっと、白夜様はあたしを軽蔑する、のに)


腐川「ううっううううぅぅ!!うっ、ひぅぅっ、びゃくや、さまぁぁ……うあぁぁああぁぁあ!!」


腐川(せめて、せめてリセットスイッチを押すべきだ、とだけでも言えばよかった)

腐川(それすらも、白夜様のためだと理由付けして、実のところは自分のためなのだろうか)

腐川(もう何も分からない。考えたくもない)

腐川(ただ自分が最低な人でなしということだけしかもう、あたしには分からない)

とりあえず、一区切りついたので寝ます。

次は
~十神と腐川が話し合っていたころの、不二咲と大和田の巻~

おやすみなさい。

こんばんは。
今日で終わらせます。
イェーイぴーすぴーすの子が最近可愛いです。余談でした。

十神と腐川が話し合っていたころの、不二咲と大和田です。





不二咲「大和田くん……ちょっといいかな」クイッ

大和田「おう」


ーーーー不二咲の部屋


大和田(促されるままに不二咲の部屋に入ってしまった。こいつは男に対しての危機感がないのだろうか)

不二咲「大和田くん……あのね、大和田くんにはもう、僕の秘密を教えておこうって思って……」モジモジ

大和田「ま、待てよ!!俺はまだ……」



不二咲「あ、心配しないで。僕が勝手に大和田くんに知っててほしいだけなんだ。大和田くんは無理して言うことないよ」

大和田「そうかよ……。つーか、なんで俺なんだ?」


不二咲「それはね、大和田くんは僕の憧れだから……」

大和田「なっ、馬鹿!照れるじゃねーか//」カァァ

大和田(なんだこいつ、まさか俺に惚れて……//)





不二咲「僕ね、実は男なんだ!!」








大和田「」

大和田「あ!ハハハハハハ!!」

不二咲「え?ふぇぇ?」キョトン


大和田「お前結構ユーモアあんだな!」グッ

不二咲「えっえぇぇ!?違うよぉ……本当に僕は男なんだよぉ……」シュン



大和田「いやいやいや……えっ」



不二咲「ま、待ってて……//」ヌギヌギ

大和田「うわおまっ!!やめ!!//////」メカクシ

不二咲「大和田くん……僕の身体……ちゃんと、見て?//」ゼンラ


大和田「みみみみみ見れるかよ早く着ろ服着ろ!!!/////」

不二咲「うぅぅ……僕こんな姿見せるの、大和田くんがはじめてなんだよぉ……?//」




大和田「」

不二咲「お願い、見て?//」




大和田(うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお///////////)

大和田「!?!?!?」

不二咲「どう?僕、男の子でしょ?//」



大和田(Oh,,,,ティンコゥ)

大和田「まじ、だな」



不二咲「そ、そこばっかり見ないで……恥ずかしいよぉ//」カァァ


大和田(うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお///////////)

大和田(駄目だ変なものに目覚めそうだこれ以上は駄目だ)ケンジャモード


大和田「お前が男だってのは分かった。早く服着ろ」

不二咲「う、うん」




大和田「そんで、お前はあれか?女に産まれたかったとかそういうやつか?」


不二咲「それは違うよぉ!!」



不二咲「僕はね、カクカクシカジカで……」

大和田「なるほど、四角いムーブだな」ウン

不二咲「うん、僕は今までずっと逃げてたんだ」



不二咲「だけど、これを機に変わろうと思ったんだ!弱い自分を壊してさ!」キラキラ

大和田「………!」




不二咲「僕ね、大和田くんみたいに強くなりたいんだ!」キラキラ

大和田「……俺みたいに、だと?」ピクッ



不二咲「うん!だから、もしよかったら、僕と一緒にトレーニングしてほしいんだ!」ニコッ







大和田「テメェ……それは、俺への当てつけか?」

不二咲「えっ」

不二咲「大和田……くん?」


大和田「あぁ、そうだ、俺は、強ぇ……」ユラリ

不二咲「う、うん、だから僕は、強い大和田くんが……」



大和田「俺は、俺は強い!!」グッ

大和田「俺は強い、強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強いぃぃい!!!」ギュッ


不二咲「ぐっ……!?」

不二咲(首、締められて……)


大和田「誰よりも誰よりも誰よりも誰よりも誰よりも誰よりも誰よりも誰よりも誰よりも誰よりも誰よりも誰よりも誰よりも誰よりも誰よりも……お前よりも!!!!!」



不二咲(やめて、大和田くん……苦しいよぉ)



ーーーーピンポーン

大和田「!!!」ハッ

不二咲「げほっゴホッ……ゴホッゴホッ」ゼーハー



大和田「あ、あぁぁああぁぁあ!!」


不二咲「お、大和田くん、落ち着いて……どうしたの?」ゼーハー



大和田「俺は、俺は、うわあぁぁあああああああああああ!!」



ーーーーピンポーンピンポーンピンポーン


不二咲(ど、どうしよう。大和田くんが、取り乱してる……)

不二咲(止めなきゃ……でも、僕にはきっと止められないから……)



不二咲「お願い!大和田くんを助けて!!」ガチャッ

十神「おい、愚民が。俺を待たせるとはいい度胸だな」フンッ

不二咲「十神、くん……」


不二咲(ど、どうしよう。できれば苗木くんがよかった。十神くんは大和田くんが好きだし僕は女の子って思われてて大和田くんが僕の部屋にいるのってまずいんじゃ、いやそれよりも大和田くんを助けてほしいけど十神くんにそんなメンタル的なこと任せられるのかなとか考えたら失礼かな何よりも十神くんが大和田くんを好きなことで事態が余計にややこしくなりそうでry)



大和田「うぅぅぁ……」フルフル

十神「大和田もいるのか?……どうした、何があった」キッ


大和田「………っ…」ワナワナ

十神「……不二咲、お前、その首」

不二咲「えっ……?」


十神「……手形がついているぞ。首を締められたかのような手形がな」


不二咲「あっ……」

十神「大和田、貴様」キッ


不二咲「あっ、あのね、大和田くんは、気が動転してて……!」

不二咲「それで、あの、僕が多分、変なこと言ったから……だから…」オロオロ



十神「大和田を庇うのか?殺されかけておいて。フン、どれだけ馬鹿なんだ」


不二咲「ほ、本当なんだよぉ。だって、僕ばっかり喋ってて、それまでは大和田くんは普通だったし……」


十神「頭にきたらすぐに手を出す。典型的な下衆だな」


大和田「あぁ……そうだよ。俺は不二咲を殺そうとした」

不二咲「大和田……くん…」シュン

十神「少しは話ができる奴かと思ったが……」

十神「考えを改める必要があるな。貴様はやはり脳の無いプランクトンだ」


十神「……見損なったぞ」



大和田「……見損なった……だぁ?」

大和田「見損なうも何もねぇんだよ。俺は最初から俺のままだ」


大和田「……テメェが、テメェが俺の何を知ってるっつーんだよ」



十神「知っているさ。お前がクズだということはな」

不二咲「と、十神くん!なんでそんなこと言うの!?」オロオロ

大和田「だから、俺は最初からずっとクズだっつってんだよ!!勝手に美化して、勝手に見損なってんじゃねぇぞ!!!」


不二咲「違うよぉお!!大和田くんは、強くてかっこいいよぉお!!」クワッ



大和田「うるせぇえええええ!!俺は強ぇよ!!誰よりもお前よりも兄貴よりも、強ぇんだぁああああ!!!」クワワッ




十神「言っていることが意味不明だな。とうとう言葉もまともに喋れなくなったか」

不二咲「どうしちゃったの……」ウルウル

十神「大和田、お前を野放しにはしておけない。殺人未遂犯だからな」

大和田「………」



十神「拘束、そして監視しておく必要がある」

不二咲「そ、そんなぁ……」



十神「もしこいつがまた暴れだして、お前が止められるのか?責任がとれるのか?」

不二咲「……うぅ。じゃあ、せめて僕が監視役をするよ。きっと僕のせいだし」



十神「馬鹿が。お前が挑発したのであれば、近くに置いておく訳にはいかん」

不二咲「……そんなぁ…」シュン

十神「不二咲、一階の倉庫と保健室、それから二階が解放された」

不二咲「え!?本当!?」


十神「あぁ、それを伝えるためにお前の部屋に来た。……まさかこんなことになるとはな」

不二咲「うっ」


十神「倉庫にロープがあった。大和田を縛るのに必要だ。とってこい。それまでは俺がこいつを見張っている」



大和田「……今更、何もしねぇよ」ボソッ

十神「黙れ」


不二咲「……とってくるね」

十神(さて)

十神(……石丸あたりに話がいくとうるさそうだ。今日はこれ以上混乱させたくない)

十神(出来るだけ俺と不二咲だけで対処するのがベスト)

十神(……と、なると)

十神(チッ……不本意だが仕方が無い)



十神「大和田、今日の監視は俺だ。妙な動きはさせん」

大和田「…………」

十神(……決して本意じゃない、不本意だ)


十神(大和田の心の闇など、理解したくもない……)



『白夜様は、白夜様は本当にそれでいいんですか!?』




十神(…………)


十神(……本当に、これでいいのか?)



十神(分からない。そんなもの、誰にも分かるはずがない)


十神(それに、俺自身にも)

大和田暴走編(暴走族だけに)でした。

次は題して「縛られ紋土とホモ十神の恥ずかしい青春黒歴史編」です。

十神(不二咲と二人掛かりで大和田を縛り上げ、俺の部屋へと連行した)

十神(不二咲には今日一日は自室で待機するようにと命じた)

十神(……不二咲はショックが大きいらしく、素直に従った)


十神(………)



大和田「……十神」ボソ


十神「なんだ」


大和田「俺はよぉ、この秘密がバラされたら、終わっちまう」


十神「……それは俺も同じだ」ハァ



大和田「……なら、どうしてテメェはそんなに平然としていられるんだ」

十神「俺が世間的に終わってしまうとしても、殺しをしようとは思わない」

十神「黒幕と同列の下衆に成り下がるのは、御免だからな」


十神「それに、終わったならばやり直せばいい。少なくとも俺はそうするつもりだ」

十神「俺は必ず世界の頂点に立つ。十神の名にかけて」



大和田「…………」


十神「お前にも、背負っているものがあるなら、分かるだろう」



大和田「…………」

大和田「俺は……弱い」

大和田「お前よりも、不二咲よりも、誰よりもずっと弱ぇよ……弱虫だ」


大和田「不二咲みたいに、自分の弱さと向き合う強さなんて無い」

大和田「お前みたいに、何もかも失う直面に立たされて、それでも這い上がろうとする強さも無い」



大和田「俺にあんのは、暴力だけだ……」


十神「それすらも大神に負けているがな」

大和田「ハハッ……そうだな」

大和田「十神も不二咲も、強ぇな。俺がトチ狂った嫉妬をするくらいに」



十神「……」


十神「大和田。俺の秘密のこと、大体の内容は分かっているだろ?」


大和田「……ノーコメントだ」



十神「俺はな、らしくもなく後悔していることがある」


大和田「そうかよ」



十神「……それは、リセットスイッチを」







十神「押さなかったことだ」

大和田「なんだ、触れねぇことにしてやってたのに、テメェでバラすのかよ」

十神「今更隠したところで意味もない。明日には世間にさえ広まるのだからな」


大和田「……それもそうか」

十神「俺は、自分の気持ちから逃げないと決めて、スイッチを押さないことにした」


大和田「……」


十神「だが先程、腐川に指摘された。本当にこれでいいのか、これで正しいのか、と」


十神「俺は分からなくなった。本当の意味で気持ちから逃げないとは、どうすることなのか、ということが」

十神「本当は、俺はこの気持ちを失うことが怖くて、スイッチを押すことから逃げているだけなのかもしれない」


大和田「……何が言いたいんだ」


十神「お前だけが、特別弱いわけではないということだ」

大和田「……」

十神「俺は、お前のことを思うと、苦しい。だが同時に、何故か誇らしい気持ちになる」

十神「コレを失くしたくないということだけは、はっきりとしている」


大和田「……やっぱ、その気持ち、偽物だな。俺みたいなクズにそんな感情向けるなんざ、ありえねぇよ」


十神「作り物だということは認めてやろう。だが、やはり偽物ではない」









十神「俺は、大和田」


十神「お前が好きだ」

大和田「悪い、な。俺は女が好きだ」



十神「……そう、か」

十神「………」


十神「だが、これだけは言わせてくれ」


十神「俺は、お前の汚い気持ちや汚い過去、汚い部分を、見たくない」

十神「これはやはり、逃げたい……ということなのだろうな」


十神「だが、俺の気持ちはこれっぽっちも変わらなかった」

大和田「お前、俺のこと見損なったっつったろーが」


十神「あぁ。確かに見損なった。だが、見損ないたくなかった。そんなことは関係なく、お前が好きだ」

大和田「………」


十神「だから、これ以上みっともない姿を晒すのはやめろ」

十神「そして、俺は今から、リセットスイッチを押す。これはお前に振られたからじゃない」

十神「俺の気持ちにけじめを付けるためだ」


十神「どうすることが正しいのか、俺は今だに分からない。だが、俺は俺の決めた道に進むしかない」


十神「俺は、この気持ちを失くすのが、怖い。だが、それではこの気持ちを否定することになる」

十神「スイッチ一つで消えてしまうほどの、偽物の感情だと、認めてしまうことになる」


十神「それだけはしたくない」

十神「だから、俺はスイッチを押して、証明する」

十神「今度はしっかりと、己と向き合う」



十神「これが俺の、俺自身の気持ちに対するけじめだ」

大和田「……そんなこと、俺に宣言してどうするっつーんだよ」


十神「さぁな。お前に宣言することは、お前に対してのけじめなのかもしれない」

大和田「当て付けにしか聞こえねーよ、馬鹿野郎」



大和田「やっぱ強ぇよ、お前」

大和田「んな覚悟、見せつけられたら」



大和田「俺も俺自身と向き合うしかねーじゃねぇか」

十神「フン、愚民め」

大和田「テメェコラ」


十神「だが、それでこそお前だ」フッ

大和田「……ありがとな」


十神「礼を言われる筋合いはない。俺は言いたいことを言い、お前はお前自身で決断した。それだけだ」

大和田「……おう」

大和田「今、押すのか、ソレ」

十神「そうだ」


【リセットスイッチ】


大和田「………」

十神「フッ……」ブルッ


大和田「手が震えてんぞ」

十神「馬鹿を言うな。武者震いのようなものだ」


大和田(強がりが見え見えだ。お前らしくもない)

大和田(俺みたいな奴への感情で、こいつはこんなに……)

大和田(………)

十神「……大和田、一つ頼みがある。特別に拒否権を認めてやるがな」

大和田「なんだ」


十神「手を、握ってくれ」ボソ

大和田「……縄で縛られてちゃ出来るもんも出来ねぇだろ」


十神「そうだったな。なら、少し近寄ってもいいか?」

大和田「……好きにしろよ」


十神「………」ピトッ


十神(最後かもしれない。だから、今だけ、距離を詰めるくらいは、許してくれ)

十神(大和田……大和田、大和田、大和田)キュッ


十神「しっかり見ておけ。押す、からな。行くぞ」

大和田「見逃したりしねぇよ」



十神「ふーー……」



十神「3・2・1……」







ーーーーーぽちっ

番外編の本編はここで終了です。

次からは番外編のエピローグのようなものになります。
ていうか最初に書き忘れてたけどネタバレ満載ですね。今気づいても全然意味ないですね。ごめんなさい。
エピローグもネタバレネタバレです。2のネタバレも入ります。

ーーーー1年後、未来機関にて


腐川「白夜様ぁ~~っっ」

十神「うるさいぞ、冬子。用もないのに呼ぶな。俺は忙しい」



舞園「と、言いつつも十神くんは満更でもないんですよね?」

セレス「あらあら。挙式はいつなさるのですか?」

十神「黙れ安広」

セレス「あぁアン!?その名で呼ぶなと何回言ったら分かりやがるんだこの夢精ゲロホモ野郎がぁぁああ!!」



桑田「昔のことをほじくり返すのはやめたげてよぉwww」ゲラゲラ

石丸「うむ!多恵子くん!古傷を抉るのは感心しないぞ!!」

セレス「テメェもいい加減懲りろよ、石丸ゴルァァア!!」




霧切「ごめんなさい。こんなとき、どういう顔をすればいいのか分からないの」

不二咲「笑えばいいと思うよ」

苗木「あれはね、ほら、仕方が無いよ。不二咲さんが作った装置なんだもん」

十神「やめろ。無闇に励ますのはやめろ」

苗木「ご、ごめん」


十神「リセットスイッチを押し、その副作用で三日間、嘔吐が止まらなくなった、あの辛さをお前ごときが理解できるのか?」

苗木「ごめんなさい」


十神「やっと全員で脱出できたかと思えば、付いたあだ名が『夢精ゲロホモ野郎』」



十神「笑いたければ笑え」


苗木「ごめんってばぁ!!」ブワァ



朝日奈「ねーねーいい加減に教えてよ。ムセイってなぁに?」

大神「お主は……知らんままでいてくれ」

不二咲(十神くんは、リセットスイッチを押したらしい)

不二咲(大和田くんという証人がいるから、それは間違いない)


不二咲(あの後、大和田くんに土下座されたときは、大変だったなぁ。十神くんはずっと吐いてたし)


不二咲(だけど、大和田くんはその時から少し変わった気がする)

不二咲(無理に強さを誇示することがなくなって、それなのに以前の大和田くんよりも強い男っていう感じがするんだぁ)


不二咲(…………)

不二咲(結局、リセットスイッチを押した十神くんが、大和田くんへの気持ちを残しているのかは分からない)


不二咲(あのスイッチを作ったプログラマーとしては、その可能性は殆ど0に近い、と思う)

不二咲(でも、僕個人としては、もしかしたら……)



不二咲(ううん、人の気持ちを勘ぐるなんて、無粋だよね)

不二咲(結局のところ、真実は当人達……十神くんと大和田くんにしか分からないってことなのかな)


不二咲(うん……そうあるべき、だよね)




不二咲(でも、それでも、いくら時間が流れても、言葉は消えていっても、記憶が薄れても)


不二咲(そこにあった想いだけは絶対に、永遠に、消えたりしないから)


不二咲(だからこそ、)



不二咲「十神くんは、腐川さんのこと、絶対に幸せにすると思うんだぁ」ニコッ


大和田「……おう!その時は、これ以上ないってくらいに祝ってやらねーとな!」ニカッ

腐川(何もかも、どうでもよくなっていた私を救ってくれた人)


腐川(秘密を打ち明けたあたしに対して、ただ一人、恐怖の目を向けなかった人)


腐川(最高の精神科医と弁護士を手配してやるって、大真面目に)

腐川(そして、絶対にお前を救うって、力強く言ってくれた人)


腐川(逆に悩んでいることがどうでもよくなるくらいに、嬉しかった)


腐川(白夜様……)



腐川(私は知っている。白夜様の強さも、弱さも、優しさも……)

腐川(人のことを知っているだなんて思うことは、ただの自惚れなのかもしれない)

腐川(だけど、私は自惚れてしまうくらいに、あれからもずっと白夜様だけを見つめていた)


腐川(彼はあの日、あたしを振ったのに、あたしをどんどんと加速度的に好きにさせていく)

腐川(きっとそれは、これからも変わらないけれど)


腐川(けれど、あたしは白夜様の隣にいられることが、こんな純粋な気持ちになったことないって思うくらいに)

腐川(幸せだと感じています)

腐川「やっと二人っきりになれましたね!!//」キラキラ

十神「全く……」ハァ




腐川「………」


腐川「……これが、白夜様の答えなんですね」

十神「そうだ」



腐川「前にした質問を今、もう一度してもいいですか?」

十神「あぁ」




腐川「白夜様は、本当にそれでいいんですか?」


十神「あぁ、これでいい」

十神「……納得しているさ。これは俺にとっての正しい選択であり、もう後悔しない」



腐川「……なら、あたしからはもう何も言えませんね」


十神「冬子、俺はお前をそこまで好きなわけではない」

腐川「……はい」


十神「だが、お前には感謝している。いつも鬱陶しいほど側にいた、お前にな」

腐川「……はい!」


十神「こんなことを言うのは卑怯かもしれない。しかし、俺にはお前が必要だ」

腐川「びゃ、白夜様ぁ……」ウルウル



十神「俺と共に、生きる気はあるか?」

腐川「はい!はい!!勿論です!!白夜様のお側なら、地獄の果てであっても、あたしにとっては天国です!!」

腐川「嬉しい、すっごく嬉しいです……」ポロポロ




十神「フン、なら俺からも、同じ質問を返すとしよう」


十神「冬子、お前は本当にそれでいいのか?」

腐川「はい!!だって、だって……えへへ//」ポロポロ


腐川(スイッチの力なんて借りなくても、いつか絶対、振り向かせてみせますから!!)ギュッ




FIN

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ロンパ好きが拗れた結果、受け付けないはずのBLもGLもロンパならいけると思ったのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
立て逃げすすわけには行かないので安価ネタで挑んでみた所存ですw
以下、十神達のみんなへのメッセジをどぞ

十神「愚民共、一応礼を言っておいてやる
ちょっとセンチメンタルなところも見えたかもしれないが・・・気にするな!」

大和田「いやーありがとな!
俺の漢らしさは二十分に伝わっただろ?」

腐川「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

不二咲「見てくれてありがとね!
正直、作中で僕はありえない技術力を持ってるけどアルターエゴが作れるくらいだもん、余裕だったよ!」

セレス「・・・ありがとうございます」ファサ

では、

十神、大和田、腐川、不二咲、セレス、俺「皆さんありがとうございました!」



十神、大和田、腐川、不二咲、セレス「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

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