【いつ戦うの?】聖闘士星矢vs幽遊白書【今でしょ!!】 (9)

聖闘士星矢と幽遊白書のクロスオーバー

時系列・星矢はΩでマルスと戦う少し前くらい 幽白はTV本編終了後

下記に記したとおり、勝手な設定が微ㇾ存
・幽白の時代は星矢の時代よりかなり先の時代
・話の都合により、勝手なオリキャラも多数登場予定    

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突如、この地球は太陽の光を失った。
それは地上が闇の世界へと変貌することを意味していた。
地獄の魔女であるリリスは自らの子供達で構成された戦闘集団「リリン」を率い、地上に進出したのだ。

沙織「やはり、この時が来てしまいましたか……」

しかし、この世に邪悪がはびこるとき、必ずや現れるといわれる希望の戦士が存在した。
「聖闘士(セイント)」……女神アテナを守るために戦う闘士たちの総称。
その存在は俗人には伝説とされ「その拳は空を裂き、その蹴りは大地を割る」と言い伝えられる超人的な能力を有している。
熱き小宇宙を持ち、空を駆ける天馬「ペガサス星矢」・友情に厚き、正義の龍「ドラゴン紫龍」・プライド高き、クールな白鳥「キグナス氷河」・ 乙女のような優しき心を持つ少年「アンドロメダ瞬」・男気に溢れた不死身の鳳凰「フェニックス一輝」の五人はリリスの野望を阻止する為、アテナこと城戸沙織を守る為に聖闘士の聖地であるギリシャ・サンクチュアリにあるギリシャ神殿に集結した。
彼ら五人は青銅聖闘士という、最下級の存在でありながらも、格上の白銀聖闘士や黄金聖闘士はおろか、神であるオリンポスや冥王ハーデスをも打ち破り、この地球上を何度も救ってきた。
彼らなら、奇跡を起こしてくれるとアテナは信じていた、が……リリスの力は予想以上に強大だった。
次々にリリスの前に倒れていく仲間達。
リリスの戦闘能力は星矢達の遥か上をいっていたのだ。

星矢「こんなところで……負ける訳にはいかない!受けてみろ!ペガサス流星拳!!」

星矢の拳がリリスの身体を貫いた。
だが、それは貫いたというよりもわざと貫かせたという方が正しい。
星矢の拳をゆっくりと体内から引き抜くと、そのまま星矢を投げ飛ばす。
リリスは両手で貫かれた部位をを押さえると、貫かれた部分が完治していく。

星矢「ば、バカな?!……奴は不死身だというのか?!」

見た目は星矢達と変わらぬ、年齢の少女。
前髪は目にかかっており、その両目を確認する事は難しい。
だが星矢達にはその奥から邪悪で凍えた眼力を感じたのだ。

リリス「アテナの化身よ……聖闘士とかいったか?とてもオモシロいゴキブリ達ね [ピーーー]のが惜しくなったわ だから貴方達は殺さないであげる その代わり、この先の未来を侵略する事にするから感謝しないさい」

星矢「待て!勝負は終わってないぞ、リリス!」

星矢の声に不気味な笑みを浮かべながらリリスはリリンの戦士達はと共に紫色に歪んだ空間に入っていく。
それは数秒の出来事で星矢達がその空間に入ろうとした時には既にリリス達は跡形もなく、消えていた。

氷河「奴らは一体どこに消えたんだ!?」

沙織「リリスは未来に行ったのです」

紫龍「未来!?」

沙織「そうです……数百年後の未来に行ったのです きっと数百年後の未来を侵略するつもりなのでしょう……星矢、瞬、紫龍、氷河、一輝……貴方達は未来に飛び、未来の聖闘士やリリスの侵略を快く思わない者達と協力してリリスを討ちなさい  

瞬「でも、どうやって?……」

沙織「私の小宇宙で未来への扉を開きます」

アテナの体が金色に光り、扉が星矢達の目の前に出現する。
星矢、紫龍、氷河、瞬、一輝の五人はそれぞれ扉の前に立つ。

沙織「一人でも欠けてはなりません 必ず皆生きて帰ってくるのですよ……」

五人はアテナである、沙織の言葉に力強く頷くとドアノブに手をかけ、勢いよくドアを開き、一斉に扉の中に飛び込んだ。

沙織「頼みましたよ……希望の聖闘士達よ……」

不気味な笑い声が頭の中に響く……フェニックスの聖闘士・一輝は満月の夜……暗く不気味さを漂わせる森の中で目を覚ました。
その邪悪なるコスモから、この笑い声の主はリリスの戦士だということは容易に想像がつく。
しかし敵の姿が見当たらない。

一輝「隠れていないで出てこい!」

?「そう焦るな 私はお前とちゃんとした勝負がしたい すぐにその時はやってくるだろう」

一輝「そんな暇はない! 今すぐ出てきて俺と勝負しろ!」

?「まぁそういうな……楽しみにしているぞ」

蝙蝠使い「人間の臭いだ……」

途方に暮れる一輝の前に禍々しき、妖気を放つ得体の知れない生き物が姿を現す。
それは人でも動物でも昆虫でもない、いわば物の怪の類だ。
頭部から三本の角が生えた巨大な赤鬼、そして木にぶら下がり、赤く光る眼と白髪の物の怪、そして一見、人間のような姿をしているが、紅に染まった長髪と気持ち悪いくらい、鍛えられた肉体を持つ、物の怪の三匹。
一般の人間なら脅えて逃げ出そうとする
しかし、そんな物の怪ですら、一輝にとってみれば、ただの五月蠅い蠅でしかない。

一輝「今、俺はイライラしている……命の保証はできんがいいか? それでも戦いたいというのなら、死にたい奴から前に出ろ それとも三匹、纏めて相手をしてやろうか?」

乱堂「剛鬼、蝙蝠使い、こいつ妖怪の俺達に喧嘩を売ってるようだぞ?」

蝙蝠使い「人間のくせに生意気だな 丁度、腹が空いていたところだ この蝙蝠使い様が相手をしてやろう」

大量の蝙蝠が夜の闇に紛れて、一輝を襲う……しかし一輝は金色に輝く、コスモを体中から発生させると、大量にいた蝙蝠は一匹残らず、力尽き、一輝の足下に落ちていった。
蝙蝠使いは常人を遥かに超えた素早さを武器にしているが、それ以上のスピードで動く、聖闘士にとってみれば、スローモーションにしかすぎないのだ。
決着はあっという間についた……一輝の拳が蝙蝠使いの顔面をとらえた。
蝙蝠使いは約三十メートル先にある大木に体を打ち付けられ、そのままピクピクと体を痙攣させ、立ち上がることができない。
おそらく、自分に何が起こったか分からずに意識を失ったであろう。
そんな蝙蝠使いを見て、一輝は苦笑いをしながら、呟く。

一輝「弱い……」

一輝の発言に赤い髪を靡かせた乱堂が怒りを露わにする。

乱堂「この俺、乱堂が相手だ!食らえ!火掌発破拳!」

乱堂の手から火の玉が放たれるがそれを一輝は片手で受け止めると、火の玉を乱堂が放った以上のスピードで投げ返す。
何とか回避した乱堂だが、火の玉を投げ返す一輝に驚きを隠せなかった。

一輝「そんなチンケな火の玉では俺の薄皮一枚燃やすことはできんぞ?」

乱堂の拳が怒りで震える。

乱堂「だったら、これはどうかな?」

口から糸を吐き、その糸は一つの大きな塊となり、一輝を縛り上げる。

乱堂「その糸は力を入れれば、入れる程、キツく締まるのだ」

勝利を確信し、高笑いを始める乱堂だったが、すぐに顔が青ざめていく。
一輝の体に巻きついていた糸は一輝の小宇宙の前に焼けるように消滅していく。

乱堂「こうなったら!」

乱堂は念仏を唱え始める。
正攻法では勝ち目がないことを悟り、最後の奥義を繰り出そうとしているのだ。
そんなことを知らない一輝は乱堂に向かってゆっくりと足を進める。

一輝「妖怪が神頼みか?笑えるな……ん?……ナニぃ?!巨大化しただと?!……違う……俺が小さくなったというのか?!」

さすがの一輝もこれには驚くことしかできなかった。

乱堂「そうだ!例えお前がいくら強かろうとそれではどうしようもない 踏みつけて、跡形も残らないように潰してやる!」

乱堂の足が小さくなった一輝を踏みつぶす。

一輝「ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」



不気味な笑い声が頭の中に響く……フェニックスの聖闘士・一輝は満月の夜……暗く不気味さを漂わせる森の中で目を覚ました。
その邪悪なるコスモから、この笑い声の主はリリスの戦士だということは容易に想像がつく。
しかし敵の姿が見当たらない。

一輝「隠れていないで出てこい!」

?「そう焦るな 私はお前とちゃんとした勝負がしたい すぐにその時はやってくるだろう」

一輝「そんな暇はない! 今すぐ出てきて俺と勝負しろ!」

?「まぁそういうな……楽しみにしているぞ」

蝙蝠使い「人間の臭いだ……」

途方に暮れる一輝の前に禍々しき、妖気を放つ得体の知れない生き物が姿を現す。
それは人でも動物でも昆虫でもない、いわば物の怪の類だ。
頭部から三本の角が生えた巨大な赤鬼、そして木にぶら下がり、赤く光る眼と白髪の物の怪、そして一見、人間のような姿をしているが、紅に染まった長髪と気持ち悪いくらい、鍛えられた肉体を持つ、物の怪の三匹。
一般の人間なら脅えて逃げ出そうとする
しかし、そんな物の怪ですら、一輝にとってみれば、ただの五月蠅い蠅でしかない。

一輝「今、俺はイライラしている……命の保証はできんがいいか? それでも戦いたいというのなら、死にたい奴から前に出ろ それとも三匹、纏めて相手をしてやろうか?」

乱堂「剛鬼、蝙蝠使い、こいつ妖怪の俺達に喧嘩を売ってるようだぞ?」

蝙蝠使い「人間のくせに生意気だな 丁度、腹が空いていたところだ この蝙蝠使い様が相手をしてやろう」

大量の蝙蝠が夜の闇に紛れて、一輝を襲う……しかし一輝は金色に輝く、コスモを体中から発生させると、大量にいた蝙蝠は一匹残らず、力尽き、一輝の足下に落ちていった。
蝙蝠使いは常人を遥かに超えた素早さを武器にしているが、それ以上のスピードで動く、聖闘士にとってみれば、スローモーションにしかすぎないのだ。
決着はあっという間についた……一輝の拳が蝙蝠使いの顔面をとらえた。
蝙蝠使いは約三十メートル先にある大木に体を打ち付けられ、そのままピクピクと体を痙攣させ、立ち上がることができない。
おそらく、自分に何が起こったか分からずに意識を失ったであろう。
そんな蝙蝠使いを見て、一輝は苦笑いをしながら、呟く。

一輝「弱い……」

一輝の発言に赤い髪を靡かせた乱堂が怒りを露わにする。

乱堂「この俺、乱堂が相手だ!食らえ!火掌発破拳!」

乱堂の手から火の玉が放たれるがそれを一輝は片手で受け止めると、火の玉を乱堂が放った以上のスピードで投げ返す。
何とか回避した乱堂だが、火の玉を投げ返す一輝に驚きを隠せなかった。

一輝「そんなチンケな火の玉では俺の薄皮一枚燃やすことはできんぞ?」

乱堂の拳が怒りで震える。

乱堂「だったら、これはどうかな?」

口から糸を吐き、その糸は一つの大きな塊となり、一輝を縛り上げる。

乱堂「その糸は力を入れれば、入れる程、キツく締まるのだ」

勝利を確信し、高笑いを始める乱堂だったが、すぐに顔が青ざめていく。
一輝の体に巻きついていた糸は一輝の小宇宙の前に焼けるように消滅していく。

乱堂「こうなったら!」

乱堂は念仏を唱え始める。
正攻法では勝ち目がないことを悟り、最後の奥義を繰り出そうとしているのだ。
そんなことを知らない一輝は乱堂に向かってゆっくりと足を進める。

一輝「妖怪が神頼みか?笑えるな……ん?……ナニぃ?!巨大化しただと?!……違う……俺が小さくなったというのか?!」

さすがの一輝もこれには驚くことしかできなかった。

乱堂「そうだ!例えお前がいくら強かろうとそれではどうしようもない 踏みつけて、跡形も残らないように潰してやる!」

乱堂の足が小さくなった一輝を踏みつぶす。

一輝「ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」



乱堂は怒りに身を任せ、何回も何十回も一輝を踏みつける。
そして最後の一発と足をこれでもかというくらい、足を高く上げると思いっきり、踏みつけた。

乱堂「剛鬼、お前の出番はなかったようだな」

剛鬼「さすがは乱堂といったところか。蝙蝠使いを叩き起こして、持ち場に急ごう」

去ろうとする二匹の妖怪の後ろから一輝の声がした

一輝「それで俺を倒したつもりか?勝負はまだ終わってはいないぞ!」

去ろうとする二匹の妖怪の背後から一輝の声がした。
恐る恐る、乱堂と剛鬼が振り返ると、そこには巨大化した一輝の姿があった。

乱堂「これはいったい?!」

隣を見ると、剛鬼の姿がない。

乱堂「剛鬼どこへ行った?!こうなれば、逃げるしかないようだな」

逃げようとした乱堂だったが、体が動かない。

乱堂「何だお前ら?!」

これまで乱堂に秘伝の奥義を盗まれ、無惨にも殺害された、高名な武術家達の霊が乱堂の体にへばりついて放れない。

乱堂「は、放せ!」

一輝「ふん……今までの悪行を詫びながら、あの世へ行くがいい」

乱堂「やめてくれ……頼む」

一輝「問答無用!!」

一輝の足が乱堂を踏みつぶした。



剛鬼「おい、どうした乱堂?!」

廃人のように虚ろな目で力なく、立ち尽くす乱堂を剛鬼が心配する。

一輝「乱堂とやらはもう廃人同然になったのさ……俺の鳳凰幻魔拳によってな……この技は相手の心の中に潜んでいる恐怖心を増大させることで、相手の神経にダメージを与え、幻覚や悪夢を見せて精神を破壊する技……そいつの神経はズタズタになり体力、気力、共に残ってはいない」

剛鬼「バ、バカな?!……お前、本当に人間なのか?!霊界探偵以外でここまで妖怪を上回る力を持った人間など見たことがない!」

一輝「ふん……よく聞け、雑魚共……これがお前らが見下していた人間の力だ その程度の実力で、妖怪とは笑止 お前が最後の一匹だな、見た目だけは強そうだが、実際はどうかな?」

剛鬼「貴様!!!!」

剛鬼が巨体を揺らして、一輝に攻撃をしかけるが、小柄な老婆が一輝と剛鬼の間に割って入る。
一見、小柄な奇怪な恰好をした老婆だが、一輝は少々後ずさりした。
それほど凄まじい闘気を、オーラを感じたのだ。
しかし、それは妖怪が放っていた禍々しいものではなく、清らかで雄大なオーラだ。

幻海「やめんか!剛鬼!お前らが束になったところで勝てるような相手ではない!」

剛鬼「幻海!……しかしこの男は……」

幻海「剛鬼よ お前は誰のおかげで牢屋から出れたと思っているのじゃ?誰のおかげでただ飯が食べていると思っている?」

剛鬼「そ……それは……」

幻海「とっとと乱堂と蝙蝠使いを連れて、持ち場に戻れ。幽助が来てしまうぞ」

剛鬼は悔しそうに一輝の顔を見ながら、乱堂と蝙蝠使いを背負い、深い闇の中に消えていった。

幻海「すまんかったな、お詫びをしたいからついてこい」

一輝「詫びなどはいらない 俺にはやるべきことがあるのでな」

そう……一輝にはやることがある。
リリスの戦士を倒し、未来を救うことが最優先。

幻海「良いからついて来い」

だが、もしかしたら、この老婆はリリスについて何か知っているのかもしれないとふと思いついた。
あれだけのオーラを放ち、妖怪を手懐ける時点でただものではないと一輝はふんだのだ。
だとするとついて行くのも悪くはない。

一輝「ふん……いいだろう」

一輝は老婆に連れられ、森の中を進んでいった。

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