【安価アクション】龍が如く 暗黒竜! (201)

!警告!
・このSSでは、ファイアーエムブレムに登場する全ての顔を忘れてください。イメージ崩壊の恐れがあります
・キャラクターの性格セリフ等、およびFEの世界観を忘れてください。ストーリー崩壊と、イメージ崩壊の恐れがあります


≪このSSについて≫
・龍が如くの主人公、桐生一馬が、タリスの傭兵オグマとして活動する話です
・安価があります。無効安価、連投は下を採用します
・アカネイア大陸のFEキャラの多くが、龍が如くシリーズの登場人物と入れ替わっております
・セリフや設定などでおかしな部分が生じてもパラレルワールドという事で御容赦願います
・描写に至らぬ点あれば、宜しく御助言願います
・このSSはフィクションです。実在の人物、企業、作品、地名などは関係ありません


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1382273291

――これは、アカネイア大陸を揺るがした暗黒戦争の最中の話である。

ノルダの奴隷剣闘士に、一人の男がいた。

「オグマ」と名乗ったその男は、タリスの王女シーダによって奴隷の身分から解放され、

辺境の島国タリスの傭兵となった。

程なくして彼は、三人の木こりを部下とする傭兵隊長となり、

タリスの軍事力として、世界を支配せんとするドルーア帝国からの独立を保っていた。

そんな中、一人の青年が、わずかな手勢を率いて、タリスにやってきた・・・

――602年 タリス島


(タリス城 兵舎)

木こりA「・・・おい」

木こりA「・・・キリュー、いねえのか?」


     デンデン

  タリス傭兵隊 バーツ

   (出演:伊達真)


バーツ「・・・ったく、相変わらずだな。剣闘士時代から何も変わっちゃいねぇ」

バーツ「今日も自由時間は、自室で昼寝か」

バーツ「つっても、もう訓練の時間だ。いい加減起きねえと姫様にどやされるぞ」

――・・・さっきから起きていたぞ


     ホワーン…

 タリス傭兵隊長 オグマ

  (出演:桐生一馬)


オグマ「あと、いい加減その名前で呼ぶのはやめてくれ」

バーツ「何言ってやがる。昔とった杵柄じゃねえか」

オグマ「うるせえ、人を斬る事が生きがいだった、昔とは違うんだ」

オグマ「その「登録名(リングネーム)」も、忘れたい。だろう?ダテさん?」

バーツ「先輩との上下関係は生きてんじゃねえか」

オグマ「・・・」

バーツ「ま、ここじゃキリューが上官だ。俺はキリューの命令に従って動くぜ」

オグマ「あぁ、よろしく頼む」

バーツ「じゃあ、早速練兵所へ行くか」

(タリス城 練兵所)

オグマ「サジ、マジ、待たせたな」

サジ「おう、俺らも今着いたところや」


     ホワーン…

  タリス傭兵隊 サジ

  (出演:冴島大河)


マジ「今日も、いつものようにやりますか」


     ホワーン…

  タリス傭兵隊 マジ

   (出演:秋山駿)


オグマ「あぁ、斧使いの仕事は薪割りだ。実戦で敵を叩き割るように、ここにある薪をすべて割ってくれ」

バーツ「サジは力強く割るので形が良いがもっと速く、マジは速さはあるが力と技を磨いてきれいに割って欲しい」

サジ「苦手分野やのぉ。まぁやるだけやってみますわ」

マジ「力強く割るのって、なかなか難しいんですよ」

バーツ「相変わらず、ぶっきらぼうな喋りだな」

オグマ「ここには俺たちだけしかいない。昔を思い出すんだろ」

バーツ「あぁ、もっとも、ノルダにいた頃は、俺たちだけでなく、周りもすさんでいたがな」

バーツ「・・・さて、キリュー。俺たちも訓練しなくちゃな」

オグマ「あぁ、・・・それじゃ、剣を交えようか」

バーツ「俺は斧なんだがな・・・まぁ、どうでもいい事だが」

     戦   闘   指   南


・一文字ずつの書き込みで、攻撃アクションを完成させてください

・アクションが完成すると、敵にダメージを与えられます

・時間以内に攻撃アクションが完成できないと、敵からの攻撃を受けます

・アクション入力の際、同一IDは有効ですが、連投は無効です



オグマ(HP5/5)「こっちから行くぞ!」

バーツ(HP3/3)「受けてみせるぜ」


(攻撃アクションを5分以内に完成させろ!)

・Y→Y→X

オグマ「オリャッ!」

バーツ(HP3/3)「甘い!」

オグマ(HP4/5)「うぐっ!・・・仕切り直しか」



(攻撃アクションを5分以内に完成させろ!)

・Y→Y→X

オグマ「オリャッ!」

バーツ(HP3/3)「甘い!」

オグマ(HP3/5)「うぐっ!・・・もっと時間が欲しい所か」



(攻撃アクションを7分以内に完成させろ!)

・Y→Y→X

オグマ「オリャッ!」

バーツ「うおっ!」ドカッ

オグマ「よし」



・敵の攻撃に対しては、防御アクションを完成させて対抗してください

・アクションが完成すると、敵からの攻撃を防ぐことが出来ます

・時間以内に防御アクションが完成できないと、敵からの攻撃を受けます



バーツ(HP2/3)「やるじゃねえか、こっちも攻撃しねえとな」

オグマ(HP3/5)「どっからでも来い!」


(防御アクションを5分以内に完成させろ!)

・L→B

バーツ「どぉりゃっ!」

オグマ「フンッ!」サッ

バーツ「よく防いだじゃねえか」



・戦闘中、「ヒートアクション」が発生することがあります

・ヒートアクションでは、一度でも間違えると、敵の攻撃を受けてしまいます

・時間以内に正しくヒートアクションが完成できないと、敵からの攻撃を受けます



オグマ(HP3/5)「訓練だが、勝負をつけるぜ」

バーツ(HP2/3)「あぁ、この斧捌き、受けてみな!」


(ヒートアクション!6分以内に完成させろ!)

・B→X→A

書き込みミスにつき上げ

バーツ「それぃ!」

オグマ「フンッ!」

バーツ(HP2/3)「とぉっ!」

オグマ(HP2/5)「ぬおっ!やり直しか・・・」


(ヒートアクション!6分以内に完成させろ!)

・B→X→A

バーツ「それぃ!」

オグマ「フンッ!」

バーツ(HP2/3)「とぉっ!」

オグマ(HP1/5)「うぐぉっ!!まずい・・・体力ゲージが赤くなってきた・・・だが、ピンチの時こそ、力を発揮する」


(ヒートアクション!9分以内に完成させろ!)

・X→A

バーツ「とぉっ!」

オグマ「おらぁ!」

バーツ「でぇい!」

オグマ(HP1/5)「どりゃっ!」

バーツ(HP2/3)「くらえっ!!」



・ヒートアクションを完成させると、「勝機」が訪れることがあります

・ヒートアクション同様、間違えることなくアクションを入力してください

・アクションが完成できないと、互いにノーダメージ、もしくは敵からの攻撃を受けます



(   勝 機 !   5分で入力しろ!)

・Y

オグマ「そこだ!」ガキィィィンッッッ!!

バーツ「何っ!」

オグマ「剣圧で斧を弾いて・・・」

オグマ「そこからの・・・ッ!」

オグマ「ジャンプ切り!」

バーツ(HP0/3)「うぐわっ!!・・・参った!」

オグマ(HP1/5)「・・・訓練完了だ」


   ジャァァァァァン

バーツ「流石だな。相変わらず立派な動きだ」

オグマ「ダテさんもな。年を感じさせない」

バーツ「まあな。昼まで寝太郎な、キリューとは違うぜ」

オグマ「夜の警備で忙しいんだ。島に兵隊が少なくなってから、治安が悪くなったという声を聞くからな」

バーツ「あぁ。・・・もっとも、大体俺たちのせいなんだがな」

バーツ「だが、それもそろそろ落ち着くはずだ。今度王様は、以前までの水準に、兵力を拡大するらしいじゃねえか」

オグマ「えぇ。以前、タリスを抜けたメンバーを中心に、構成されるようです」

オグマ「1万ゴールドの負債に、目処が立ったのでしょう」

バーツ「1万、か・・・大金だな。この程度の島でも、これぐらいないと国を維持できないのか」

バーツ「兵士の給料だけでなく、装備や、日々の生活まで、面倒をみなければならねえにしても」

バーツ「こりゃちょっとひでえ額じゃねえか。何だって俺たち4人を雇うのに、そんな大金使ったんだか」

オグマ「・・・ダテさん。忘れたんですか、俺たちがここへ来た理由を」

バーツ「いや、そういう訳じゃねえが・・・」


――シーダ様からの命令です。全員、直ちに港へ行くように。繰り返します。全員、直ちに港へ行くように


オグマ「伝令か。シーダ様の御達しだ」

バーツ「訓練は一時中断だな。おーい、サジ、マジ」

サジ「おう、聞こえとったで」

マジ「早速、港へ行きましょうか」

     港 へ 向 か え !


オグマ「(シーダ様は港で待っているのだな。準備ができたら向かおう)」


(行き先安価)↓2
1、雑貨屋「ドン・キホーテ」
2、質屋「エビス」
3、港へ行く

人おらんね。行き先だけ安価下とって、今日は店じまいやな。さてと・・・



アンナ(ボブ宇都宮)「中断するかい?」

ヒア はい
   いいえ

アンナ「遠慮しなくていいんだぜ」

◆ 記録から始める ◆


【現時点での出演人物】

オグマ:桐生一馬
バーツ:伊達真
サジ:冴島大河
マジ:秋山駿


オグマの所持金:500G
オグマの所持武具:Eてつのつるぎ、Eかわのよろい(武具空き02/06)
オグマの所持アイテム:なし(アイテム空き00/18)

※始める前にアンケート

前回戦闘指南では、途中から入力の制限時間を下げましたが、本来の制限時間でやりますか?多数決します
とりあえず10分ぐらいで〆切

難易度下げた状態でいきますか。それでは、続きです。


オグマ「(シーダ様は港で待っているのだな。準備ができたら向かおう)」


(行き先安価)↓2
1、雑貨屋「ドン・キホーテ」
2、質屋「エビス」
3、港へ行く

(タリスの港)

オグマ「シーダ様。只今参りました」

シーダ(出演:澤村由美)「よく来てくれました。オグマ、あの船が見えますか?」

オグマ「見慣れぬ船ですな。海賊かもしれません」

シーダ「いいえ、違うわ。あの旗をよく見て」

オグマ「あれは・・・?」


――海上に浮かぶ小さな帆船に掲げられているのは、アリティア国旗


シーダ「アリティア王国の船です。迎え入れる準備をしましょう」

オグマ「わかりました」

(タリス城)

タリス王「これはこれはアリティア王子マルス様、ようこそ、タリスへお出で下さいました」

マルス「王様にお会いできて、光栄の至りです」


      デンデン

  アリティア王子 マルス

   (出演:堂島大吾)


マルス「まずは、このようなみすぼらしい姿を晒しております事を、お詫びいたします」

タリス王「いやいや、マルス王子が御無事であれば何よりの事」

タリス王「さて、タリスへ来られたのは、やはりドルーアの・・・」

マルス「はい。ついに、戦争が始まってしまいました」

マルス「我々アリティア王国は、アカネイア王国を救援すべく、グラ王国と協力し」

マルス「ドルーアと同盟したグルニア軍と、メニディ川で交戦しました」

マルス「しかし・・・グラ王国の裏切りに遭い、アリティア軍は壊滅」

マルス「父王は亡くなり、姉上は捕らえられ、俺は騎士団の生き残りを連れて、城を脱出しました」

(タリス城 兵舎)

オグマ「・・・アリティアの騎士団から聞いた話によれば」

オグマ「マルス王子は、盟友グラ王国の裏切りにより、城を追われた」

オグマ「聖騎士ジェイガンをはじめ、わずかな騎士団を連れて、東へ逃げ延びるも」

オグマ「途中でグラの追手に阻まれた」

オグマ「騎士団から、フレイという人物を囮にして、タリス島まで船で来たらしい」

バーツ「なるほど。ずいぶん悲惨な目に遭っていたようだな」

サジ「で、王様は、どないするんや?」

オグマ「東の砦を与え、できる限りの援助をする。という話を聞いた」

バーツ「何だって?ただでさえ、騎士団を持てねえほどの貧困国だぞ」

サジ「やっと1万ゴールドで兵力を増強できるいうのに、ここでお金つこてまうんか?」

マジ「いや、王様なりに、考えあっての事じゃないですか?」

マジ「確かに、今度やって来たアリティア軍は、わずかな兵力しか持たない弱小勢力」

マジ「しかし、その中には、王位継承者であるマルス王子がいる」

サジ「おい、それがマズいんやないか。そんな危険人物抱えとったら、真っ先に狙われるやろ!」

オグマ「いや、タリス王国は、アリティア王国と親交がある。いずれにしても、狙われる対象だったな」

オグマ「アリティア王子マルス様は、暗黒竜を封じたアンリ一世が建てた国の王子」

オグマ「ドルーアにとっては、これ以上ない天敵だ」

サジ「ドルーアと戦えるのは、マルス王子しかおらんっちゅう訳か・・・」

オグマ「援助をするのも、マルス王子の成長と、蜂起を期待しての事だ」

バーツ「・・・それで、キリュー。俺たちはどうすりゃいいんだ?」

オグマ「ダテさん、それを聞くのか?今更な事じゃないですか」

マジ「ジョルジュ様がおっしゃっていた事を、今、実現するのですね」

オグマ「あぁ・・・」

――3年前・・・599年 アカネイア ノルダの街


(ノルダ闘技場 剣闘士控室)

キリュー(オグマ)「・・・」

ダテ(バーツ)「よう、キリュー。殺しの準備は出来たか?」

キリュー「・・・それは、皮肉ですか」

ダテ「その名前はkill youから来たという伝説の奴隷剣闘士」

ダテ「ノルダの市民なら誰でも知ってるお前の紹介文だ」

キリュー「本当は、最近一人も殺していない、ザコ剣闘士・・・」

ダテ「言ってる奴がいるんだよな。おかげでお前が相手の試合は、みんな本気を出しゃしねえ」

ダテ「お前も剣闘士だったら、もう少し命を賭けた試合をしたらどうだ?」

キリュー「・・・御主人様の御言葉を聞いて、それを言えるダテさんが不思議ですよ」

ダテ「・・・まぁ、確かにな。・・・ジョルジュ様がおっしゃっていた事を聞くと、どうにもトドメを差し辛い」

――598年


(ノルダ闘技場 宿舎)

キリュー「キリュー、只今参りました」

ジョルジュ「待っていたぞ、キリュー」


      デンデン

 アカネイア武官 ジョルジュ

    (出演:柏木修)


ジョルジュ「お前の賞金額が、本日買い取り金額に達した」

ジョルジュ「よって、奴隷の身分から解放できる事が決まったぞ」

ジョルジュ「闘技場を離れて、全国へその武名を轟かすも良い」

ジョルジュ「もちろん、ノルダに留まり、闘技場の英雄として、金と名声を残すのも良い」

ジョルジュ「その場合は、再び俺の下で剣闘士を続ける事になるが、どうする?」

キリュー「俺の答えは、すでに決まっております」

キリュー「見ての通り、俺は戦いでしか生きられない人間」

キリュー「このままジョルジュ様の剣闘士として、ノルダに留まる事を、お許しください」

ジョルジュ「そうか・・・!キリューのような優秀な人物が残ってくれるとは、心強い」

キリュー「えっ?」

ジョルジュ「あぁ、せっかく俺の下に残るんだったら、伝えておきたい事がある」

キリュー「伝えておきたい、事・・・」

ジョルジュ「俺が奴隷剣闘士を集めているのは、別に金の為とか、趣味でやっているとかじゃあない」

ジョルジュ「来る戦争に備え、一人でも多くの戦士を、我らがアカネイア軍で囲いこんでおく為だ」

キリュー「戦争?」

ジョルジュ「キリューは知らないかもしれないが、今、西の方がきなくさい」

ジョルジュ「ドルーア帝国というのを、知っているか?」

ジョルジュ「今からおよそ100年前、アカネイアに反旗を翻した国だ」

ジョルジュ「地竜王メディウス率いる竜人族「マムクート」を擁し、戦争を仕掛けてきた」

ジョルジュ「その戦いは、アカネイアとアリティアの活躍により我々の勝利に終わったが」

ジョルジュ「今年になって、ドルーア帝国が再興されたという話を聞いた」

キリュー「どういう、事ですか?」

ジョルジュ「去年からドルーア地方に、マムクートが集まっている話を聞いた」

ジョルジュ「これに呼応するように、マケドニア、グルニアの両国が、軍備増強を始めた」

ジョルジュ「両国の動きは、それこそドルーアの動きと呼応するようであった」

ジョルジュ「俺は既にこの頃から、戦争の予感がした。しかし、表立って兵力を増やすのはまずい」

キリュー「そこで、奴隷剣闘士ですか」

ジョルジュ「そうだ。最初にダテを、次いでキリューやサジ、マジを買った」

ジョルジュ「今年になってからも、サムトーを買った。全ては、戦いに備えての事だ」

ジョルジュ「・・・特に、今年はいよいよ、連中が動き出したからな」

ジョルジュ「マケドニア、グルニアの両国が、ドルーアと連合した」

ジョルジュ「ドルーア帝国が復活した今、いずれはアカネイアと全面戦争になるだろう」

ジョルジュ「その為の兵力として、奴隷剣闘士が欲しかった。・・・殺しを厭わない戦士を」

キリュー「何だって!?」

ジョルジュ「声が荒いぞ、キリュー」

ジョルジュ「俺には、狙いがある。多くの優秀な奴隷剣闘士を味方に引き入れ、アカネイアを守り抜くのだ」

ジョルジュ「その過程で、やはり多くの人間が命を落とすだろう」

ジョルジュ「だが、王国を守れる優秀な人材は、こうでもしないと探し出せない」

キリュー「ジョルジュ・・・様」

ジョルジュ「分かっている。・・・特にキリューは、散々殺してきたからな」

ジョルジュ「戦争は、命のやり取りだ。戦場は、それが行われる場所」

ジョルジュ「志願兵は、その事を頭で分かっていても、体では分からない」

ジョルジュ「俺も「大陸一」なんて弓の腕前を言われているが、その矢が人を貫いた事は一度もない」

ジョルジュ「いざ、戦となった時、俺の矢が敵の鎧や鱗を貫けるか、不安がある」

ジョルジュ「だが、闘技場の剣闘士は、そうした事を知っている」

ジョルジュ「闘技場は、金と共に、命のやり取りをしなければならない」

ジョルジュ「王国が欲しいのは、敵の命を刈り取れる人材、戦場で戦える人材なんだ」

キリュー「・・・」

――599年


(ノルダ闘技場 剣闘士控室)

キリュー「ダテさんも、聞いたんでしょう。例の話」

ダテ「あぁ。あの頃は、まだグルニアもマケドニアも同盟していなかったが」

ダテ「まぁ時間の問題だと言っていたな」

キリュー「あれから、命を奪うようなトドメの差し方はしなくなった」

キリュー「いや、できなかったな。ケガをするなどして、動けなくなったら、それでしまいだ」

ダテ「あんな連中でも、いずれはドルーアのマムクートと戦うかもしれねえからな」

ダテ「なんか、戦友になるかもしれねえと思うと、殺して良いものか、ってな」

ダテ「・・・だがな、そんな事考えているのは、俺たちだけだ」

ダテ「他の連中はそうじゃねえ。命の代わりに金を貰っているような奴らだ」

キリュー「あぁ。今日も、血に飢えた連中を打ち負かす時間が始まる」

ダテ「今日はタッグ戦だな。よろしく頼むぞ」

キリュー「任せてください」

     戦   闘   指   南


・戦闘で一緒に戦う仲間がいる場合、「指示」を出す事ができます

・「指示」の内容によって、仲間は様々な動きをします

・「指示」は、攻撃・防御アクションの時間内に出す事ができます

・各矢印を書き込む事で「指示」を出せます。攻撃・防御アクションを邪魔しないように書きましょう

・「指示」と各アクションを、同時に出す事もできます

・ただし、「指示」を一つのアクション中に二回以上出すと、混乱して身動きが取れなくなります



敵剣闘士A(HP2/2)「キリューか!こいつは本気ださへんから楽勝やろ」

敵剣闘士B(HP2/2)「おう、じゃあ俺はダテから攻撃するぜ」

キリュー(HP5/5)「さて、どうするか」

ダテ(HP3/3)「俺はキリューの指示に従って動くぜ」


(指示を出した上で、攻撃アクションを7分以内に完成させろ!)

使用可能な攻撃アクション
・Y→Y→X

指示
・↑:ガンガン攻めろ!(敵を攻撃しに行きます。仲間を狙う敵を攻撃します)
・↓:守りを固めろ!(守りを固めます。攻撃アクションに失敗しても仲間はダメージを受けません)
・→:俺から離れて戦え!(キリューを狙わない敵を攻撃しに行きます。防御が成功しやすくなります)
・←:俺の近くで戦え!(キリューを狙う敵を攻撃しに行きます。攻撃が成功しやすくなります)

敵剣闘士A「そんなもんかいワレェ・・・」

オグマ「くそっ!攻撃もしないと・・・」ザシュッ

敵剣闘士B「うぐっ!」ドカッ

ダテ「俺の攻撃は決まったな」



・全ての敵を倒しましょう



敵剣闘士A(HP2/2)「キリュー!いくぞオラァ!」

敵剣闘士B(HP1/2)「ダテは俺がやる!でーいっ!」

キリュー(HP4/5)「来るぞ!防御だ!」

ダテ(HP3/3)「味方がダメージを受けるかは、指示の内容と、戦っている敵の数で決まるぜ」


(防御アクションを5分以内に完成させろ!)

使用可能な防御アクション
・L→B

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

アクションの文字は一文字ずつしか入力できないです、ごめん


キリュー(HP3/5)「ぐっ・・・」ズサッ

ダテ(HP2/3)「うわっ!」ドシュッ

敵剣闘士A(HP2/2)「こいよキリュー!」

敵剣闘士B(HP1/2)「ダテの攻撃なんて屁でもねえぜ!」


(攻撃アクションを7分以内に完成させろ!)

使用可能な攻撃アクション
・Y→Y→X

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

敵剣闘士A(HP1/2)「うぐお!」ザシュッ

敵剣闘士B(HP0/2)「やられた・・・」ドカッ

キリュー(HP3/5)「来るぞ!防御だ!」

ダテ(HP2/3)「敵もあと一人だ。楽勝だな」


(防御アクションを5分以内に完成させろ!)

使用可能な防御アクション
・L→B

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

キリュー(HP3/5)「フンッ」サッ

ダテ(HP2/3)「ほらよっ」ヒラリッ

敵剣闘士A(HP1/2)「このやろう・・・!」


(攻撃アクションを7分以内に完成させろ!)

使用可能な攻撃アクション
・Y→Y→X

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

敵剣闘士A(HP1/2)「それで、終わりかい」

キリュー(HP2/5)「しまった!」バシュッ

ダテ(HP2/3)「ちっ、休んでいる暇はねえな」


(防御アクションを5分以内に完成させろ!)

使用可能な防御アクション
・L→B

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

キリュー(HP1/5)「ぐおっ!まずい・・・体力が・・・」バサッ

ダテ(HP1/3)「敵が攻撃してんのに近づいてどうすんだ!」ザシュッ

敵剣闘士A(HP1/2)「ハァ・・・ハァ・・・」


(攻撃アクションを9分以内に完成させろ!)

使用可能な攻撃アクション
・Y→X

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

敵剣闘士A「でぇーりゃっ!」


――ザシュッ!!


オグマ「うわああぁぁぁぁぁ!!・・・」バタッ...


     GAME OVER

アンナ(ボブ宇都宮)「中断するかい?」

ヒア はい
   いいえ

アンナ「遠慮しなくていいんだぜ」


・アクション入力の際、同一IDは有効ですが、連投は無効です
これが無理

◆ 記録から始める ◆

【現時点での出演人物】

オグマ:桐生一馬
バーツ:伊達真
サジ:冴島大河
マジ:秋山駿
シーダ:澤村由美
マルス:堂島大吾
ジョルジュ:柏木修


オグマの所持金:500G
オグマの所持武具:Eてつのつるぎ、Eかわのよろい(武具空き02/06)
オグマの所持アイテム:なし(アイテム空き00/18)

ダテ「キリュー。戦い方を工夫してみないか?」

キリュー「工夫だと?」

ダテ「これからの戦い、やるべき事は、自分の攻撃や、仲間への指示だけじゃない」

ダテ「アイテムの使用、装備、他にも様々なアクション・・・」

ダテ「>>74さんの言う通り、これらを全て、連投禁止にするのは無理だろう」

キリュー「・・・いきなりメタ発言か。まぁ、確かに難しいだろうな」

ダテ「そこでだ。今回以降、同一IDによる連投は許可する」

ダテ「SS速報VIPは連投規制がゆるい。アクション入力もスムーズにできるだろう」


・同一IDによる連投を解禁します

     戦   闘   指   南


・戦闘で一緒に戦う仲間がいる場合、「指示」を出す事ができます

・「指示」の内容によって、仲間は様々な動きをします

・「指示」は、攻撃・防御アクションの時間内に出す事ができます

・各矢印を書き込む事で「指示」を出せます。攻撃・防御アクションを邪魔しないように書きましょう

・「指示」と各アクションを、同時に出す事もできます

・ただし、「指示」を一つのアクション中に二回以上出すと、混乱して身動きが取れなくなります



敵剣闘士A(HP2/2)「キリューか!こいつは本気ださへんから楽勝やろ」

敵剣闘士B(HP2/2)「おう、じゃあ俺はダテから攻撃するぜ」

キリュー(HP5/5)「さて、どうするか」

ダテ(HP3/3)「俺はキリューの指示に従って動くぜ」


(指示を出した上で、攻撃アクションを7分以内に完成させろ!)

使用可能な攻撃アクション
・Y→Y→X

指示
・↑:ガンガン攻めろ!(敵を攻撃しに行きます。仲間を狙う敵を攻撃します)
・↓:守りを固めろ!(守りを固めます。攻撃アクションに失敗しても仲間はダメージを受けません)
・→:俺から離れて戦え!(キリューを狙わない敵を攻撃しに行きます。防御が成功しやすくなります)
・←:俺の近くで戦え!(キリューを狙う敵を攻撃しに行きます。攻撃が成功しやすくなります)

敵剣闘士A「ぐぁっ!」ザシュッ

敵剣闘士B「うっ!」ドカッ



・全ての敵を倒しましょう



敵剣闘士A(HP1/2)「キリュー!いくぞオラァ!」

敵剣闘士B(HP1/2)「ダテは俺がやる!でーいっ!」

キリュー(HP5/5)「この調子で戦い抜くぜ」

ダテ(HP3/3)「防御だ。油断するなよ。俺を下げるのも一つの作戦だ」


(防御アクションを5分以内に完成させろ!)

使用可能な防御アクション
・L→B

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

キリュー(HP5/5)「フンッ」サッ

ダテ(HP2/3)「っと・・・前に出過ぎたか」バサッ

敵剣闘士A(HP1/2)「どうした?キリュー!」

敵剣闘士B(HP1/2)「ダテの時代も終わりじゃあ!」


(攻撃アクションを7分以内に完成させろ!)

使用可能な攻撃アクション
・Y→Y→X

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

敵剣闘士A(HP1/2)「そんなもんかいワレェ・・・」シュッ

敵剣闘士B(HP1/2)「オラオラどうしたぁ?」サッ

キリュー(HP4/5)「くそっ・・・」バスッ

ダテ(HP1/3)「ぐほっ・・・このままでは・・・」ドシュッ


(防御アクションを5分以内に完成させろ!)

使用可能な防御アクション
・L→B

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

キリュー(HP4/5)「同じ指示だ。大丈夫だろ?」ササッ

ダテ(HP1/3)「あぶねぇ・・・連打しちまった、ってとこか」スカッ

敵剣闘士A(HP1/2)「いくぜオラァ!」

敵剣闘士B(HP1/2)「こいよ!」


(攻撃アクションを7分以内に完成させろ!)

使用可能な攻撃アクション
・Y→Y→X

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

敵剣闘士A(HP0/2)「ギャァァァッ!」バサッ

敵剣闘士B(HP1/2)「守ってばかりじゃ、斧が届かねえぞ!」サッ

キリュー(HP4/5)「あと一人か」

ダテ(HP1/3)「俺は守りに専念しようかな」


(防御アクションを5分以内に完成させろ!)

使用可能な防御アクション
・L→B

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

キリュー(HP3/5)「くっ、反応が・・・」グサッ

ダテ(HP1/3)「守りを固めたから、俺には攻撃してこなかったか」

敵剣闘士B(HP1/2)「まだあきらめねえぞ!」


(攻撃アクションを7分以内に完成させろ!)

使用可能な攻撃アクション
・Y→Y→X

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

敵剣闘士B(HP1/2)「おっと・・・」サッ

キリュー(HP3/5)「くっ・・・もう一撃が足りない」ザクッ

ダテ(HP1/3)「キリュー!がんばれよー!」


(防御アクションを5分以内に完成させろ!)

使用可能な防御アクション
・L→B

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

キリュー「むんっ」サッ

ダテ(HP1/3)「頑張れ!キリュー!その調子だ!」

キリュー(HP2/5)「・・・」

敵剣闘士B(HP1/2)「ちきしょう!」


(攻撃アクションを7分以内に完成させろ!)

使用可能な攻撃アクション
・Y→Y→X

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

敵剣闘士B(HP0/2)「あぁぁぁ!!・・・」ドシュッ

キリュー(HP2/5)「勝負ありだ・・・」

ダテ(HP1/3)「ふー、戦闘指南で死ぬわけにはいかねえな」


   ジャァァァァァン

(戦闘終了後)

敵剣闘士「ぐふっ・・・」

キリュー「動かなくなったな」

ダテ「後は闘技場の回収係が片付けてくれる」

キリュー「俺たちに残った仕事は、おひねりを貰うことだけだな」


――ワーワー!キリューええぞ!ダテさんこっち向いてー!


ダテ「おひねりも貰ったことだし、退場するか」

キリュー「あぁ」

(ノルダ闘技場 剣闘士控室)

マジ「やあ、キリューさん。お疲れ様です」

キリュー「俺たちは同期だ。そんな気遣いはいらねえ」

マジ「いやいや、先に奴隷解放を認めてもらったのですから。ケジメは大事ですよ」

キリュー「先に?・・・という事は」

サジ「せや、俺らも今日限りで奴隷解放になった」

サジ「ちゅうても、引き続きジョルジュ様の剣闘士として働くわけやから・・・」

キリュー「まだ奴隷剣闘士を続ける、という事か」

マジ「キリューさんと同じですよ。ジョルジュ様の「部下」になるわけです」

キリュー「・・・やはり、話を聞いたのか」

マジ「えぇ。表面上は平穏無事といった様子ですが・・・」

サジ「ジョルジュ様が言うには、もう抜き差しならん状況らしいで」

キリュー「では、ドルーアが動き出すのか」

サジ「ドルーアも怖いが、何より問題なんはグルニアや」

キリュー「グルニア・・・」

マジ「グルニア王国は、アカネイア聖王国と、昔から仲が良くない」

マジ「アカネイアからすれば、辺境の蛮国でしょうが、そのかわり兵は精強を誇る」

マジ「特に、ロレンスをはじめとする重騎士隊は、歩兵軍団の主力として猛威を振るい」

マジ「カミュ率いる黒騎士団は、当代きっての騎馬軍団として、大陸全土にその名を轟かせている」

サジ「おっ、お前ちょっと頭良さそうやん」

マジ「ここの剣闘士になるまでは、諸国を旅してまわっていたからね」

サジ「確か最初は、シュン、って名前やったな」

マジ「いやぁ、懐かしい名前だ。サジは、タイガ、という名前でしたっけ?」

サジ「せや。もうすっかり、この登録名も慣れたし、死ぬまでこの名前を名乗るつもりや」

キリュー「そういや、その登録名の由来は、何なんだ?」

サジ「あぁ、せやな・・・強すぎて、敵が「サジ」を投げるから、やったか?」

ダテ「違うだろ。「サジ」を扱うように敵を蹂躙するから、じゃねえか」

マジ「あっ、ダテさん」

ダテ「で、マジは「マジ」になっても勝てないから、という理由だったかな」

マジ「えーっ、そりゃ買い被りですよ。もっと「マジ」で戦え、というジョルジュ様の言葉からですって」

ダテ「そうだったか?まぁ何でもいいや。俺の名前に敵う奴は誰もいねえだろうからな」

キリュー「(また始まったか・・・)」

ダテ「俺の名前、「ダテ」の由来は「ダテオトコ」とかいう、遠く東の島国の言葉に由来するらしい」

ダテ「で、その「ダテオトコ」っていうのは、しゃれた身なりの男って意味でなあ」

ダテ「俺ほどのイケメン、しかも比類なき強さを誇る、ってなると、自然とそういう二つ名になるもんでさ」

ダテ「今でもベテランの闘技場ファンには、「ダテ」の名前を聞いただけで興奮する人がいるんだぜ」

ダテ「そう、俺が闘技場にやってきた当初はな、俺の顔を一度は見たいと女子たちが――」

キリュー「(・・・こんな話があと1時間は続くんだよな)」

――翌日


(ノルダ闘技場 剣闘士控室)

キリュー「よお、サムトー。元気にしているか?」

サムトー「ええ、おかげさまで、何とか生き延びてますよ」


       デンデン

   奴隷剣闘士 サムトー

    (出演:錦山彰)


キリュー「くれぐれも無理するんじゃねえぞ。お前の体は、お前だけのものじゃない」

サムトー「やだなあ、何言ってんですか。もう俺が不覚を取るような事はないですって」

キリュー「フッ・・・つい最近までは、俺に守られてばかりのひよっこだったじゃねえか」

サムトー「よしてくださいよ。昔の俺とはもう違うんだ・・・」

サムトー「奴隷から解放され、一人前の剣士として、名声をこの手で掴むのが、俺の夢」

サムトー「一傭兵から大陸にその名を轟かす勇者に成り上がった、サムソン」

サムトー「強い奴を探して全国を旅している狂気の剣士、ナバール」

サムトー「・・・俺もいつか、そんな奴らと肩を並べたい、いや、超えてみせたい!」

キリュー「サムトー。お前の名前は、確かそのサムソンから取ったんだったな」

サムトー「ああ。「サム」ソン「十」人分、という意味でサムトーと名乗っている」

キリュー「俺は、元の名前をアレンジした方が、いい名前になったんじゃないかと思うがな」

サムトー「いや。もう「ニシキ」の名は捨てたんだ。剣の世界に入ってからは・・・」

サムトー「それより、そろそろ戦いの時間ですよ」

キリュー「あぁ。今日はお前とタッグを組むんだったな」

キリュー「しかも素手での戦いだ。お前は剣術が専門だろ。戦えるのか?」

サムトー「闘技場内に武器は落ちているんでしょ?なら大丈夫ですよ」

キリュー「そうだな・・・では、始めるか!」

     戦   闘   指   南


・素手で戦闘している時、落ちている武器を使うことが出来ます

・武器の種類によって、攻撃・防御アクションが異なります

・気にいった武器を選び、「装備」しましょう

・「装備」と「指示」・各アクションを、同時に出す事もできます

・ただし、「装備」を一つのアクション中に二回以上出すと、混乱して身動きが取れなくなります



敵剣闘士A(HP2/2)「剣を持たんキリューとか余裕やで!」

敵剣闘士B(HP2/2)「しかも相棒はひよっこか!伸してまうど!」

キリュー(HP5/5)「ずいぶんな言いようだな」

サムトー(HP4/4)「キリューさん、何なりと言ってください」


(攻撃アクションを完成させろ!)

装備可能な武器と攻撃アクション(カッコ内時間は、このレス以降のアクション制限時間)
・素手(装備なし):Y→Y→X→Y→Y→X(9分)
・木の棒:Y→Y→Y→X(7分)
・丸太:Y→Y→X(5分)
・縄:Y→Y→Y→X→Y(6分、ダメージ2)

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

敵剣闘士A「おい、イケメンボイスが流れたぞ?」ドカッ

敵剣闘士B「棒きれのくせにやるじゃねえか」バキッ



・全ての敵を倒しましょう



敵剣闘士A(HP1/2)「キリュー!てめぇは俺が倒す!」

敵剣闘士B(HP1/2)「サムトーには負けん!そりゃっ!」

キリュー(HP5/5)「防御の姿勢だ!」

サムトー(HP4/4)「装備している武器によって、防御の方法も変わるみたいだ」


(防御アクションを完成させろ!)

使用可能な防御アクション
・L→B(5分)

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

キリュー(HP5/5)「よっと」ヒュッ

サムトー(HP4/4)「食らうか!」スカッ

敵剣闘士A(HP1/2)「勝たせはしねえぞキリュー!」

敵剣闘士B(HP1/2)「そんなもんかいサムトー!」


(攻撃アクションを完成させろ!)

装備可能な武器と攻撃アクション
・素手(装備なし):Y→Y→X→Y→Y→X(9分)
・(装備中)木の棒:Y→Y→Y→X(7分)
・木箱:Y→Y→Y→Y→Y(8分)
・丸太:Y→Y→X(5分)
・縄:Y→Y→Y→X→X(6分、ダメージ2)

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

敵剣闘士A(HP1/2)「焦んなよ!」サッ

敵剣闘士B(HP1/2)「こりゃ勝てるな!」スカッ

キリュー(HP4/5)「チッ、装備を変えるのを忘れたか」ガツン

サムトー(HP3/4)「装備を変更した旨を書かなきゃ駄目みたいだ」ドゴォッ


(防御アクションを完成させろ!)

使用可能な防御アクション
・L→B(5分)

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

キリュー(HP4/5)「ふんっ」スッ

サムトー(HP3/4)「下がるぜ」サササッ

敵剣闘士A(HP1/2)「どうりゃー!」

敵剣闘士B(HP1/2)「サムトー!かかってこんかい!」


(攻撃アクションを完成させろ!)

装備可能な武器と攻撃アクション
・素手(装備なし):Y→Y→X→Y→Y→X(9分)
・(装備中)木の棒:Y→Y→Y→X(7分)
・木箱:Y→Y→Y→Y→Y(8分)
・丸太:Y→Y→X(5分)
・縄:Y→Y→Y→X→X(6分、ダメージ2)

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

敵剣闘士A(HP0/2)「うおぉぉぉ!!・・・」ゴワーン!

敵剣闘士B(HP1/2)「危ねえ危ねえ・・・」サッ

キリュー(HP4/5)「あと一人か」

サムトー(HP3/4)「俺はこのまま防御に徹してもいいな」


(防御アクションを完成させろ!)

使用可能な防御アクション
・L→L(5分)

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

キリュー(HP4/5)「適当に構えるだけで防御ができるな」ガッ

サムトー(HP3/4)「離れるか。防御の待ち時間が1分長くなるぜ」スッ

敵剣闘士B(HP1/2)「ぬぅ・・・」


(攻撃アクションを完成させろ!)

装備可能な武器と攻撃アクション
・素手(装備なし):Y→Y→X→Y→Y→X(9分)
・木の棒:Y→Y→Y→X(7分)
・木箱:Y→Y→Y→Y→Y(8分)
・(装備中)丸太:Y→Y→X(5分)
・縄:Y→Y→Y→X→X(6分、ダメージ2)

指示
・↑:ガンガン攻めろ!
・↓:守りを固めろ!
・→:俺から離れて戦え!
・←:俺の近くで戦え!

敵剣闘士B(HP0/2)「うわぁぁぁ!!・・・」ドカー!!

キリュー(HP4/5)「フン」

サムトー(HP3/4)「流石ですね」


   ジャァァァァァン

敵剣闘士「また負けたか・・・ガクッ」

サムトー「キリューさん、流石ですね」

キリュー「この闘技場で俺に勝てる奴はいない」

キリュー「ダテさんやサジ、マジも強いが、血を浴びてきた数が違う」


――ワーワー!サムトーいけるやん!期待の若手や!キリューとも戦ってくれー!


キリュー「サムトー、やるじゃねえか。観客から声援を浴びているぞ」

サムトー「・・・」

キリュー「どうした?嬉しくないのか?」

サムトー「いや、そうじゃない。ただ・・・この程度じゃ喜べねえ、って所か」

キリュー「高い目標だな。無防備に首を伸ばして、刈り取られないようにしろよ」

サムトー「節度はわきまえるさ」


――さあ、ここで突然ですが、エキシビジョンマッチを行います!選手は剣を取ってください!


キリュー・サムトー「!?」

アンナ(ボブ宇都宮)「中断するかい?」

ヒア はい
   いいえ

アンナ「遠慮しなくていいんだぜ」

◆ 記録から始める ◆

【現時点での出演人物】

オグマ:桐生一馬
バーツ:伊達真
サジ:冴島大河
マジ:秋山駿
シーダ:澤村由美
マルス:堂島大吾
ジョルジュ:柏木修
サムトー:錦山彰


オグマの所持金:500G
オグマの所持武具:Eてつのつるぎ、Eかわのよろい(武具空き02/06)
オグマの所持アイテム:なし(アイテム空き00/18)

――闘技場を勝ち抜いた、キリュー・サムトーのコンビに、挑戦者が現れた!

――強い男を求めて、大陸全土を駆け回る、狂気の剣士

――そうです!ついにあの男が!ノルダの闘技場へやって来た!!


剣士「ほぉ~、ここが噂の闘技場か」


      デンデン

   紅の剣士 ナバール

   (出演:真島吾朗)


ナバール「見える、見えるでぇ~!俺の両目に、強い男が!!」


――挑戦者!紅の剣士!ナッッバァァァァァァァルルルルル!!!!!!


キリュー「こいつが、ナバール・・・!」

サムトー「キリューさん。ここは俺に任せてください」

キリュー「よせ!サムトー!」

サムトー「ここで勝てなきゃ、俺は一生ただの剣闘士止まりだ!どりゃああああっっ!!」

――カキィィィンッッ!バサッ!グサッ!ドシュッ!!


サムトー「・・・く・・・そ・・・」バタッ

ナバール「何や?今のガキは?」

ナバール「まぁええわ。俺はここの闘技場で一番強い奴と戦えたら、それでええんや」

ナバール「ちゅーわけで!キ↑リューちゃんとやらを、はよ出しいや!」

キリュー「・・・俺がキリューだ」

ナバール「おっ!・・・あんたがキ↑リューちゃんか!?」

ナバール「ほぉ~う、ワシゃ~待っとったんや。キ↑リューちゃんと戦える日をなぁ~!」

キリュー「・・・」

ナバール「なぁ~キ↑リューちゃん、分かるやろぉ~?」

ナバール「闘技場では、本物の命張ったケンカができる」

ナバール「当然、死ぬ気で戦うっちゅー事やな!強い奴でなけりゃ生き残れへん!」

ナバール「それを、闘技場で無敗の王者。しかも全国の腕自慢が集まるアカネイアのノルダで」

ナバール「そら強いわけやわなぁ~!」

ナバール「ワシゃ~そういう奴と、戦いたいんや!」


――サムトーを片づけたぞー。おつかれー

キリュー「・・・俺は、命を奪う剣を持っていない」

ナバール「あん?どういう事や?」

キリュー「俺が人を殺す時。それは、戦になった時だ」

ナバール「いくさ? って、キ↑リューちゃん!闘技場の戦いは、戦やないんかい!?」

キリュー「確かに、戦、ってのは、命の取り合いだ。闘技場での戦いも、それと同じ」

キリュー「だがな・・・本当の戦、ってのは、それだけで済む問題じゃねえ」

キリュー「たとえ生き残っても、戦に負けたら、勝った連中の下で暮らさなきゃならねえ」

キリュー「俺が斬り倒した奴に金やパンを納めて、自分は野草でも何でも食える物食って生きていく事になる」

ナバール「あ~ん?何をゴチャゴチャ言うとるんや?」

ナバール「ワシゃ~そんなゴタクはど~でもええんや!」

ナバール「本気で戦って、どっちが強いか決める」

ナバール「キ↑リューちゃん。お前と俺が勝負する。それだけでええんじゃ」

ナバール「なぁ・・・もうこれ以上じらすなや」

ナバール「大本気で行くでぇ・・・勝負や!」

     ナ   バ   ー   ル



オグマ(HP5/5)「やるしかねえか・・・」

ナバール(HP7/7)「楽しませてやぁ~!」


(攻撃アクションを5分以内に完成させろ!)

使用可能な攻撃アクション
・Y→Y→X

ナバール(HP7/7)「キェェーーイッ!!」スカッ

キリュー(HP4/5)「くっ・・・なんて速い動きだ」ズサッ


(防御アクション3分以内にを完成させろ!)

使用可能な防御アクション
・L→B

キリュー(HP3/5)「くそっ・・・」ズブシュッ

ナバール(HP7/7)「イーッヒッヒッヒ!!」


(攻撃アクションを5分以内に完成させろ!)

使用可能な攻撃アクション
・Y→Y→X

ナバール「ヘェッヘェーッ!」

キリュー「くっ・・・」ザシュッ


ナバール(HP7/7)「ヒッヒッヒ!行くでぇ~!」

キリュー(HP2/5)「来やがれ!」


(ヒートアクション!5分以内に完成させろ!)

・B→X→A→Y

ナバール「ホッ!」

キリュー「ぐっ!・・・」ジュウィッ

ナバール「ヤッ!」

キリュー「うわああぁぁぁぁぁ!!・・・」ブシュッ!! バタッ...


     GAME OVER

続けますか?
10分間に2人いればナバール戦から再開↓

アンナ(ボブ宇都宮)「中断するかい?」

ヒア はい
   いいえ

アンナ「遠慮しなくていいんだぜ」

◆ 記録から始める ◆

【現時点での出演人物】

オグマ:桐生一馬
バーツ:伊達真
サジ:冴島大河
マジ:秋山駿
シーダ:澤村由美
マルス:堂島大吾
ジョルジュ:柏木修
サムトー:錦山彰
ナバール:真島吾朗


オグマの所持金:500G
オグマの所持武具:Eてつのつるぎ、Eかわのよろい(武具空き02/06)
オグマの所持アイテム:なし(アイテム空き00/18)

     ナ   バ   ー   ル



オグマ(HP5/5)「やるしかねえか・・・」

ナバール(HP7/7)「楽しませてやぁ~!」


(攻撃アクションを5分以内に完成させろ!)

使用可能な攻撃アクション
・Y→Y→X

(攻撃持)

ナバール(HP6/7)「キェェーーッ!!」ザシュッ

キリュー(HP5/5)「こいつは素早いぞ!」


(防御アクションを3分以内にを完成させろ!)

使用可能な防御アクション
・L→B

キリュー(HP5/5)「フンッ、ハッ」シュッ

ナバール(HP6/7)「イーッヒッヒッヒ!!」


(攻撃アクションを5分以内に完成させろ!)

使用可能な攻撃アクション
・Y→Y→X

ナバール(HP6/7)「届いとらんでぇ!」シュッシュッ

キリュー(HP4/5)「くっ・・・」バシュッ


(防御アクションを3分以内にを完成させろ!)

使用可能な防御アクション
・L→B

キリュー(HP3/5)「くそっ・・・!」ヒュッ

ナバール(HP6/7)「なんや?手ごたえあらへんなぁ~そんなに死にたいんか!!?」


(ヒートアクション!5分以内に完成させろ!)

・B→X→A→Y

ナバール「ホッ!」

キリュー「フンッ!」ヒュッ

ナバール「ヤッ!」

キリュー「むんっ!」シュッ

ナバール「トァッ!」

キリュー「うぐっ!・・・」グサッ

ナバール「イィッ!」

キリュー「あがっ!・・・」バサッ


キリュー(HP1/5)「ぐぅっ・・・」

ナバール(HP6/7)「どや?目ェ覚ましたかぁ~!?」


(攻撃アクションを7分以内に完成させろ!)

使用可能な攻撃アクション
・Y→X

ナバール(HP5/7)「ほぉ~、やるやないか」ズサッ

キリュー(HP1/5)「まだ諦めちゃいねぇ」


(防御アクションを5分以内にを完成させろ!)

使用可能な防御アクション
・B

ナバール「せやけどな、もう終わりや。かわいそうやが死んでもらうで」

キリュー(HP1/5)「まだだ!この剣、平和に捧ぐまでは・・・」ヒュッ

ナバール(HP5/7)「ほな、ここいらで勝負つけよか!」


(ヒートアクション!7分以内に完成させろ!)

・X→A→Y

ナバール「食らえや!」

キリュー「甘い!」ヒュッ

ナバール「ヤッ!」

キリュー「むんっ!」シュッ

ナバール「トァッ!」

キリュー「せいっ!」ピュンッ

ナバール「イィッ!」

キリュー「そりゃっ!」シャッ


(   勝 機 !   4分で入力しろ!)

・X

ナバール「キィィィェェェァァァァァッッッッ!!!」

キリュー「見切った!」

ナバール「アッ・・・」

キリュー「セイヤッ!ドウッ!」ザシュッ、ズブシュッ

ナバール「ウげっ・・・」

キリュー「食らえっ!!」バサッ!

ナバール「ぐあぁぁぁぁ!!」


キリュー(HP1/5)「やったか?」

ナバール(HP1/7)「アマアマやわぁ・・・こんな程度では倒れんでぇ!」


(攻撃アクションを7分以内に完成させろ!)

使用可能な攻撃アクション
・Y→X

ナバール「今度こそ、食らえや!必殺の剣!!」

キリュー「オリャアッ!」ガキィン!

ナバール「ギェ・・・」

キリュー「寝てろ!」ザバシュッ!

ナバール「うおぉぉぉ・・・」バタッ...


   ジャァァァァァン

――ワァァァァァァッッッ!!!さすがキリューだ!なんともないぜ!!


キリュー「ハァ・・・ハァ・・・」

ナバール「ンぐ・・・」

キリュー「ナバール。もう、勝負はついた・・・トドメを差される前に、降参したらどうだ?」

ナバール「・・・ア・・・ン」

キリュー「・・・?」

ナバール「ナメた事言うとったら・・・アカン!!」

キリュー「何っ!」

ナバール「食らえぃぃっ!」

キリュー「おわっ!」シュバッ、シュバッ

ナバール「この短刀で、顔にキズぐらい付けたるわい!」

キリュー「くそっ!頬をやられたか・・・」

ナバール「まだ終わらんでぇ~!キィャァァッッ!!」

キリュー「邪魔だ!」

ナバール「ゲェッ!!」

キリュー「・・・アンタは強い。だが、俺はそれ以上に強い」

キリュー「この剣が、残ってくれたからこそ、俺はまだ戦える」

キリュー「体に傷はつけても剣を弾けなかった、お前の負けだ」

ナバール「へ・・・へへ・・・」

キリュー「なにが可笑しい?」

ナバール「いや・・・キ↑リューちゃん・・・あんたは、思った通りの男や・・・」

ナバール「最後に・・・強い男と、出会えて・・・よか・・・」バタッ

キリュー「おい、ナバ・・・ウッ!」

キリュー「・・・俺・・・も・・・げんかい・・・か・・・」バタッ


――オオオオオオオオ!!!

――殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!・・・

シーダ「・・・」

シーダ「リフ、これは、どういう状況ですか?」

リフ(出演:柄本院長)「闘技場は引き分けが存在しない」

リフ「どちらかがトドメを差すまで、立ち上がって相手を殺すまで、試合が続くんだ・・・」

シーダ「では、二人はどちらかが立ちあがって命を奪うまで、この声を受け続けなければならないのですか?」

リフ「そういう事だろうな」タバコスパー

シーダ「・・・許せません」

リフ「何だって?」

シーダ「命がけで観客を楽しませる試合をしてくれた剣士に、最後は殺せだなんて・・・」

シーダ「いくら合法的といっても、やっていい事と悪い事があるわ!」

リフ「王女、まさか・・・!」

シーダ「ペガサスに乗った日から、この程度の高さから落ちても怖くはありません」

シーダ「私が、二人を助けに行きます」

――ザワザワ・・・なんだー?女の子が出てきたぞ?乱入か?いいぞー!やっちまえー!


シーダ「・・・」


――ワーワー!そいつは伝説の殺人剣闘士キリューだぞー!

――ナバールも殺人狂だー!殺されて当然だー!


シーダ「しずかになさい!!!!!!」

――・・・


シーダ「誰!?殺されて当然、なんて言った人は!」

シーダ「あなた!?」


――うっ・・・


シーダ「あなた!!?」


――ちっ、ちが・・・


シーダ「あなたたち・・・殺せ殺せって言うけど・・・」

シーダ「この中で、本当に人を殺した人がいるの!!?」


――・・・

シーダ「分からないでしょ・・・彼らがどんな気持ちで、剣を振るうのか」

シーダ「・・・どんな恐ろしい思いをして、戦いに臨むのか」

シーダ「・・・死んだら終わりとか、そんな簡単な言葉で片付けられない」

シーダ「・・・人を殺すというのは」

シーダ「・・・人を殺すというのはねぇ」

シーダ「・・・その人が、一生逃れられない恐怖と闘うという事なのよ!!」


――・・・

シーダ「かつてタリス島は、戦いの舞台・・・従軍した兵士が今もたくさんいる」

シーダ「死んでいった人の顔、悲鳴、殺した時の手ごたえ・・・」

シーダ「昔、城の兵士から聞いたわ。今でもそれを忘れる事ができない、と・・・」

シーダ「毎日のように夢でうなされるの。殺した敵の兵士の事を思い出して・・・」

シーダ「・・・今のアカネイアは平和そのもの。だけど、忘れている事がある」

シーダ「人を殺すことへの恐怖よ!」

シーダ「それは、命を大切にする、とか、そういう話じゃない」

シーダ「自分の手で、相手の全てを、相手に関わる人の全てを消してしまう事が・・・」

シーダ「相手の心を、体を、何もかも失わせる事が・・・」

シーダ「やがて自分を苦しめる事になるの!」

シーダ「殺した後に残るのは、恐怖」

シーダ「相手の仲間の復讐、自分への怨嗟の声」

シーダ「それをかなぐり捨てる事なんて、一生かかってもできない」

シーダ「ずっと、ずっと、自分について回るのだから・・・」

シーダ「それが、どんなに恐ろしい事なのか、あなたたちにわかるの!!」


――・・・

シーダ「・・・二人は、私が連れていきます」

シーダ「医務室へ行きましょう」



サジ「・・・心にくる話や」

マジ「・・・えぇ」

ダテ「俺たちも手伝うぞ・・・女手一人じゃ大変だ」

マジ「そうですね・・・」

サジ「あぁ・・・」

(ノルダ闘技場 医務室)

キリュー「・・・」

キリュー「・・・ぅ・・・ん・・・」

キリュー「・・・!」

リフ「気がついたか?」

キリュー「ここは・・・医務室か。・・・あんたは?」

リフ「タリス王女シーダ様の御供のそうりょだ」

キリュー「・・・タリス?」

リフ「ここから北東の方角、大陸から離れた島国だ」

リフ「狭くて決して豊かな土地柄ではないが、みな平和に暮らしている」

キリュー「ッ!・・・」

リフ「まだ傷が痛むようだな。しばらく安静にするといい」

キリュー「すまない。・・・しかし、どうしてタリスの人間がここに?」

リフ「シーダ様が、お前たちを助けたからな。付添人として、そうりょとして、ケガ人を癒す義務がある」

キリュー「シーダ・・・王女」

リフ「礼には及ばん。シーダ様も自分からやった事だ」

リフ「俺も、怪我した奴を放っておくわけにはいかねえ」

リフ「奴隷だろうが市民だろうが王侯貴族だろうが、誰でも助けるさ」

キリュー「そうか・・・感謝する」

キリュー「そういえば、ナバールはどうなった?」

リフ「ナバールか・・・あいつは、傷が癒えたと見るや、どこかへ行っちまった」

リフ「何も言わずに去っちまったよ。つむじ風のような男だな」

キリュー「サムトーは大丈夫なのか?」

リフ「サムトー?あぁ、戦う前にぶっ倒れた奴か」

リフ「とっくにピンピンしてるぜ。あんたはずいぶん長い間眠っていたな」

キリュー「すまない、客人なのに、こんなに長く・・・」

リフ「・・・いや、シーダ様がここに留まっていたのは、ちょっと訳があってな」

キリュー「えっ?」

リフ「あんたに関係のある話かもしれん。ひょっとしたら、シーダ様や、あんたの主人から伝えられるかもな」

――コンコン ギィ・・・


ジョルジュ「失礼するぞ」

キリュー「ジョルジュ様。申し訳ありません、恥ずかしい姿を晒してしまい」

ジョルジュ「お前が無事なら、それで良い。・・・そうりょリフと言ったか」

ジョルジュ「俺の兵士・・・いや、大陸の勇者を助けてくれた事、感謝する」

キリュー「(・・・勇者?)」

ジョルジュ「キリュー。お前に伝えなければならない事がある」

ジョルジュ「今日限りで、俺との剣闘士の契約は打ち切りだ」

キリュー「何だって!?俺が闘技場でッ!・・・ぐっ!傷が・・・」

ジョルジュ「落ち着け!傷口が開く。それに、契約が切れるのは、そんな悪い理由じゃない」

ジョルジュ「お前が闘技場で倒れた時に助けた女・・・いや、王女様が、言った」

ジョルジュ「キリューをタリス王国の傭兵として迎え入れたいと」

キリュー「タリスの、傭兵・・・」

ジョルジュ「かねてより言っていた戦略上、お前を手放すのは惜しいが」

ジョルジュ「考えてみれば、単にアカネイアだけを守ればよい、というものでは無いと思ってな」

ジョルジュ「ドルーアとの戦いは、目前に迫っている。・・・万一、我々が敗れるような事があれば」

ジョルジュ「その時、王国は、王族は、家臣は、どこへ落ち延びればよいか?」

ジョルジュ「兄弟国のオレルアンへ行っても良いが、そこもドルーアの兵士が攻め込んでくるかもしれない」

ジョルジュ「しかし、タリス島であれば、大陸からも離れて、それなりに国としての体制も整っている」

ジョルジュ「攻め込むには難い場所だ。そこの守りを安心して任せられるのは」

ジョルジュ「キリュー。お前しかいない」

キリュー「・・・」

ジョルジュ「ドルーアから大陸を守る、最後の砦として、タリスの守護者となってほしい」

ジョルジュ「大陸の平和を守る、なんて、荷が重いかもしれないが」

ジョルジュ「俺の知る限りでは、頼れる者はお前しかいない」

ジョルジュ「どうか、タリスを、アカネイア大陸を守ってほしい」

ジョルジュ「シーダ王女、もといタリス王国からは、1万ゴールドの金を受け取った」

ジョルジュ「買取金という名目だ。・・・お前は人気が高い剣闘士、お金になるという意味でも惜しいのでな」

ジョルジュ「まあ俺の事は、この1万ゴールドで、新たな兵士を雇うとしてだ」

ジョルジュ「お前には一緒に戦ってきた仲間がいるな。ダテ、サジ、マジ、そしてサムトー」

ジョルジュ「先の3人については、奴隷解放の条件が整っている。一緒に連れて行って良い」

ジョルジュ「だが・・・サムトーだけはダメだ。彼はようやく金を稼げるようになったばかり」

ジョルジュ「解放に必要な借金を、返せる状況にない」

ジョルジュ「時が来れば、必ずやキリューの元へ送ってやろう」

ジョルジュ「そろそろ、シーダ王女が来られる時間だ。色々と話をするといい」


――コンコン


ジョルジュ「どうぞ」


――ギィ・・・


シーダ「失礼します」

アンナ(ボブ宇都宮)「中断するかい?」

ヒア はい
   いいえ

アンナ「遠慮しなくていいんだぜ」

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