アゲハ「トラブルハンター参上!」まどか「!?」(196)

14:30から投下

前スレ
アゲハ「トラブルハンター参上!」まどか「!?」 - SSまとめ速報
(http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1319678360/)

~前回のあらすじ~
ほむらは助っ人して夜科アゲハにまどかの護衛を依頼する。トラブルハンターとしてそれを引き受けたアゲハは、雨宮桜子、朝河飛龍とともに見滝原を訪れた。

その過程で巴マミを救うことに成功したものの、美樹さやかの契約を阻止することはできなかった。

その一方、杏子と、飯をおごる財布代わり(半強制)となった霧崎兜も見滝原入りする。

そして明かされていく魔法少女の真実…美樹さやかの運命は、魔法少女たちの運命や如何に!

PSYREN×まどか クロスオーバーSS

アゲハ「トラブルハンター参上!」まどか「!?」

「世界は…つ・な・が・る…」

―翌日

雨宮「今日は別々に行動してもらうわ。私とアゲハでマミさんと魔女の見回り。霧崎くんは杏子ちゃんの、朝河くんはまどかちゃんの護衛についてくれるかしら?」

朝河「えっと…さやかには誰かつかなくていいのか?」

雨宮「霧崎くんと相談した結果、見知らぬ誰かがつくより身近な人がそばにいたほうがいいっていう結論になったわ。私も同意見よ。」

アゲハ「わかった。皆、誰も犠牲者を出さないように、頑張るぞみんな!」

皆「おお!」

書き溜めしながら書くから若干更新遅いけど許して。

243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/28(金) 01:00:25.15 ID:l7QbiKA60
雨宮「私が話さなかった理由、分かるかしら?」

アゲハ「ああ…もしかしたら、将来の危険を避けるために、俺がさやかたちを殺してしまうかもしれないっていうことだろ?」

雨宮「ええ…流石に考えすぎかしら?」

アゲハ「いや…十分にあり得るだろうな。だがますます厄介なことになったな。」

朝河「ああ…ホントにどうする?このままじゃ…ホントに魔女になっちまうぞ。」

霧崎「そうはいってもな~。うう~ん。あ、あいつなら、何とかするんじゃないのか?」

雨宮「…確かに彼なら、絶望を消すことも出来るかもしれないけど…やってくれるかしら?」

アゲハ「時間の問題もある。あいつが来る前に、魔女化したら意味がないぞ?」

雨宮「とにかく…打つ手がないことは確かね。とりあえず、明日を待って、まどかちゃんから少し話を聞いてみましょ?もしかしたら、なんか打つ手があるかも。」


↑最終レス拾ってきた
>>7はここからの続きでいいんだな?

上条「それで…話ってなんだい?」

仁美「すーはー…よし!」

上条「?」

仁美「私は…私は、上条恭介さんの事が好きです!どうか、私の彼氏になってくれませんか?」

上条「え、えええええええ!?」

上条「ほ、本気なのかい?」

仁美「勿論です。」

上条「も、勿論、気持ちは嬉しいんだけど…その・・・何というか…」

仁美「返事を、いただけませんか…」

上条「えっと…困っちゃうな~、アハハハ。」

仁美「フフフ。」


さやか「仁美、恭介と何話してるんだろう…。」

さやか「恭介、仁美と話しながら、あんなに楽しそうな顔するんだ…初めて知った。」

さやか「そっか…もう、私は…私の居場所は…」

さやか「・・・」ダッ

―夜

マミ「今日の魔女狩りは終わりね?」

アゲハ「ああ…。さやかには会えなかったな。」

雨宮「大丈夫かしら?…まどかちゃんと一緒ならいいけど」

雨宮(テレパス)『朝河くん、さやかちゃんを見た?』

朝河『いや、みてないぞ?』

雨宮『そう…もし見たら連絡をくれる?』

朝河『ああ、分かった。』

雨宮「まさか、もう…」

アゲハ「よせ、マミもいるんだぞ。」

マミ「どうしたの?やっぱりさやかさんの身に何か…」

雨宮「…いえ、大丈夫です。」

ん?
いつもの人か?

アゲハ「そうだ、さやかについてなんか知らないか?例えば、さやかが何かに巻き込まれたとか…」

マミ「そうね…巻き込まれたといういい方はおかしいけど、こんな話が」

アゲハ「なんでもいい!教えてくれ!」

マミ「えっと…」

(中略)

雨宮「さやかと他の女の子が上条君に告白っていうこと?」

マミ「ええ。」

アゲハ「そんなことが…で、結果は?」

マミ「どうかしら?でも…」

雨宮「…美樹さやかは上条恭介に告白しない」

アゲハ「それは…」

雨宮「ほむらちゃんの記憶を見たときに手に入れた情報の一つよ。理由は、自分が人間ではないから。」

マミ「あの子は…そんなこと気にしてる場合じゃないでしょうに。」

ああやっぱ別人だよな
この前まどかとサイレンでクロス考えてるとか言ってたから気になったんだが

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

アゲハ「ああ、さやかは、上条がどれだけ自分に大事な人間か忘れてるのか?もしここで上条を失ったら…!」

雨宮「急ぐわよ!さもなくば、取り返しのつかないことになる!」

アゲハ「なあ、杏子のところに行った可能性は考えられないか?」

雨宮「可能性は低いけど…とりあえず、霧崎くんに聞いてみるわ!」

雨宮『聞こえる?そっちでさやかちゃんを見なかった?』

霧崎『さやか?…見たってよ。ちょっと前に。』

雨宮『!!それで、どんな様子だった?』

霧崎『う~ん。結構おいつめられてたみたいだぞ?ほむらのグリーフシードを受け取らなかったとか。』

雨宮『急ぎなさい!見つけたら、早く美樹さやかを保護して!この際気絶させても構わない。とにかく早く見つけて頂戴!』

霧崎『わ、わかったよ!でも気絶は無理かも…』

雨宮『このさいあなたの信条とかどうでもいいわ。口を動かすより足を動かしなさいぶちのめすわよ?』

霧崎『お、おう…それじゃあ』

再開か!

楽しみにしてるぜ

アゲハ「で、どうだった?」

雨宮「見たらしいわ。でも、聞いたところ非常に危険な状態よ。急いだほうがいいわ。」

アゲハ「ああ、でもどこにいるか。」

雨宮「夜科。私のお願い聞いてくれる?今から≪ライズ≫全開で街の中を駆け巡ってくれないかしら?」

アゲハ「ぜ、全開っていつまで」

雨宮「勿論、さやかを見つけるまでよ。この際見つけたら数日眠ってても構わないわ。死ぬ気で見つけなさい」ニコッ

アゲハ「分かった!≪ライズ≫全開!おおおおお!」ダッ

雨宮「マミちゃんも探知能力全開で魔女のいる位置を探して下さい。もしかしたら魔女のところにいるかもしれないわ。」

マミ「ええ、わかったわ!」ダッ

雨宮「さて…私も行くわよ!」

雨宮『話は聞いていたわね。絶対さやかを魔女化する前に見つけるわ!だから頼むわよ!』

??『ええ!久々にやっちまうぞ』

雨宮『そう…おねがいね…』スッ…

アビス『ああ、任せな…』スウウ

アビス「さあ、とっとと見つかりな!美樹さやかああ!≪ライズ≫!」ダッ

ホストA「~~~~」(クズの会話)

ホストB「~~~~」(ゲスの会話)

さやか(私は、こんなに苦しんでるのに、こいつらは、のうのうと暮らしている。なんで…なんでなのかな?こんな世界…)

さやか「ねえ…私は、必死になって、どうしてあんたらみたいなのがいる世界を守らなくちゃいけないの?」

さやか「ねえ…答えてよ」シャキン

―駅

さやか「…」

杏子「お、ようやく見つけたぜ!まったく、探したんだぞ?」

霧崎「苦労したんだぜ?無理しすぎだ。」

霧崎『みんな!さやかちゃん見つけたぞ!場所は駅だ!』

さやか「ねえ杏子。」

杏子「ほら、グリーフシードだ。もう限界だろ?」

さやか「この世界ってさ…差引ゼロなんだよね。」

杏子「さやか…?」

霧崎「おいおい冗談だろ!?」

さやか「だれかの幸せを望んだ分、誰かを呪わずにはいられない。この世界ってそういうふうに出来てたんだ…」

霧崎『急いでくれ!もう限界だ…』

マミ「見つけた!」

さやか「私って…」

アビス「待てええええ!」

「ホントバカ…」

アゲハ「死ぬな、バカヤロオオオオオ!」

パリーン

霧崎『悪い…何も出来なかった。』

さやか「」ドサッ

杏子「さやかあああああああ!」

オクタヴィア「ウガアアアア!」

杏子「なんだよ…なんだよあれ!」

霧崎「…あれがさやかだよ。魔法少女が限界を超えて、魔女になったんだ。」

杏子「どういうことだオイ…説明しやがれこのやろう!」

霧崎「お、落ち着けって。」

ほむら「…結局、さやかを救えなかったのね。」

霧崎「…すまねえ」

ほむら「あなたが謝ることではないわ。」

マミ「それは…どういう…」ワナワナ

アビス「詳しい話は後!で、こいつはどうすんのさ。」

ほむら「とにかく、いったん引くわよ。さやかの死体を持ったままじゃ、戦えないわ。」

杏子「…くそっ」

さかはは安定してるな

まどか「みんな!…さやかちゃんは?」

さやか「」

朝河「そうか…間に合わなかったか…」

まどか「どういうこと…ねえ、目を覚ましてよさやかちゃん。お願いだから…!」

ほむら「…美樹さやかは、限界を超えて魔女になったわ。もう、戻ってはこない。」

まどか「そんな…嘘、だよね…」

アゲハ「すまねえ…」

杏子「っ…なんで教えなかった!教えてたら、さやかを救えたかもしれないだろ!なんで、なんであいつなんだよ…」

霧崎「杏子ちゃん…」

ほむら「話しても信じてもらえたかどうか…」

杏子「…くっそおおおおっ」ドン!

朝河「マミさん…大丈夫かい?」

マミ「……」

雨宮「どうしたの?」

マミ「魔法少女が魔女を産むのなら…」ヘンシン

雨宮(まずい!間に合うかしら?)

雨宮「≪M・J:凶気の鎌(マインド・ジャック:インサニティサイズ)≫!」

マミ「みんな死ぬしかないじゃない!ああああ!!!」

皆「!!!?」

バーン 

バリン

マミさんwww

でもなんか雨宮さんがいると安心感が

マミ「あ…」ドサッ

まどか「マミさん!」

杏子「今…急に鎌が出てきたと思ったらそれがマミの弾丸とぶつかって破裂して消えたぞ。そしてマミが倒れた…どうなってやがる?」

雨宮「心配しないで。≪トランス≫状態にしてマミちゃんの心を揺さぶっただけよ。生きてるけど、しばらくは目を覚まさないと思うわ。」

朝河「でも…なんでそんなことを」

雨宮「マミちゃんが皆と心中しようとしたからよ。あ、今の一発は杏子ちゃんを狙ったものよ。」

杏子「マミ…」

アゲハ「…とりあえず今日は帰ろうぜ?もう遅いし。話はそれからだ。」

まどか「…ひっぐ…えぐっ…」

アゲハ「まどか…帰ろう?雨宮はほむらを、ヒリューはマミを、霧崎は杏子を送ってくれ。」

雨宮「ええ、分かったわ」

杏子「…さやかは私が持っていく。文句は無いな?」

ほむら「…無駄だと思うけど。それに、持ってきたんだったら、その処理の方法もしっかり考えておきなさいよ?」

杏子「ああ…わかってる。」

ほむら「じゃあ帰りましょ?また明日。」

―路上
まどか「……」

アゲハ「まどか…」

まどか「…ごめんなさい。こういう時、どうすればいいかわかんなくて…」

アゲハ「…我慢しなくていいんだ。誰だって、泣きたいときは泣き叫べばいい。誰も、それを責めたりは出来ないよ。」

まどか「!…どうして、どうしてさやかちゃんなの!なんで私じゃないの!」

アゲハ「…!」

まどか「さやかちゃんには…上条君って言う大切な人がいるんだよ!世界にとって必要なのは私よりもさやかちゃんのはずなのに…なんで死んじゃうの!どうして私じゃないの!」

アゲハ「…よせ」

まどか「ねえキュウベエ!いるなら答えてよ!いるなら私と契約してさやかちゃんを生き返らせてよ!私の命を、さやかちゃんにあげてよ!ねえ答えてよ!」

アゲハ「やめろ!!

まどか「」ビクッ

アゲハ「はぁ…はぁ…すまねえ。取り乱しちまった。でもな、命に優劣は無い。どんなゲスヤローでも、どんな聖人でも、死んじまえばみんな同じだ。みんな、糸が切れたみたいに動かなくなる。今にも動き出しそうに見えんのにな…」

まどか「…」

アゲハ「…俺は、今まで何人もの人の死を見てきた…俺も何人か殺してる。」

まどか「…!」

アゲハ「みんな同じなんだ。叫び声をあげたり、命乞いをしたりするやつらも、直前まで人を殺そうとしてたやつらも、みんな…みんな。だからせめて、せめて生きている人間を守りたい。全員じゃなくてもいい。俺の周りのやつだけでも…雨宮だけでも。」

アゲハ「そのためなら、…もし君が魔法少女として契約して、いつか魔女になってみんなを傷つけるなら、今ここで君を殺しても構わない。俺にはそれくらいの覚悟はある。」

まどか「それは…」

アゲハ「…契約はするな。きっとまどかが犠牲になっても、さやかは喜ばない。…それはまどかが一番よくわかってるんじゃないのか?」

まどか「…はい。」

アゲハ「よし!それじゃあ今日はそのまま帰ってゆっくり眠りな。何、もしかしたら奇跡が起こるかもしれないだろ?」

まどか「うん…」

まどか(そう言いながら、アゲハさんは暗い目をしてる…諦めてるんだ。さやかちゃんのこと…)

マミ「…」スースー

朝河「マミさん…」

―マミ「みんな死ぬしかないじゃない!」

朝河「…馬鹿。そんなの、いつになるか分からねえのによ…今諦めちゃだめだろ…」

朝河(だけど、俺はマミさんにどんな言葉をかけてあげられるんだ?所詮は他人でしかない俺の分際で…畜生。)

朝河「ハハ…無力だなやっぱ。結局、あの時から何にも成長してないんだな…タツオがサイレン世界に行くのを止められなかった。あの時から…」

朝河「あの時、タツオの洗脳を解けたのもアゲハたちのおかげだし、タツオを人間に戻せたのはクサカベさんたちのおかげ…何をやってるんだ俺は?」

朝河「はぁ…馬鹿は俺だな。俺が、こいつらの代わりになれればどんだけいいか…」

マミ「…じゃない」

朝河「え?」

マミ「…ひとり…じゃ…な…い…」

マミ「…ムニャムニャ」スースー

朝河「…ありがとな。気遣ってくれたのか?」

マミ「もう…大丈夫…」

朝河「…おやすみ、マミさん。」

杏子「…」

霧崎「んでさ…このあとどうすんのよ?」

杏子「…さやかを助ける」

霧崎「助けるったって…どうやって?」

杏子「…わかんねえ」

霧崎「まあ、簡単にわかったら苦労しねーか。出来ると思うか?」

杏子「やってみなきゃ分かんねえ。」

霧崎「…死ぬかもしれねーぞ?」

杏子「…構わねえ。もうこんな命…」

霧崎「おいおい…そりゃ駄目だ。何事においても、大事なのは自分が助かることだぜ?それ以上はただの無謀だ。」

杏子「無謀でも何でもいい!こんな人生だったんだ。せめて最期くらい、いい夢を見て終わりたいじゃねーか!悪いか!」

霧崎「…はあ。お前、俺より年下なのに良く言うぜ。ガキのくせに。だがまだまだだな。」

杏子「な!?ガ、ガキだと~」

霧崎「確かに一人じゃ無謀だ。でも何人もいれば生き残ることはできるはずだぜ?」

杏子「でも、こんなこと頼める奴なんて…」

霧崎「いるじゃねーかよ。少なくとも一人、目の前に。」

杏子「え?」

霧崎「ったく、やっぱり俺は戦力になんねーってか?俺だって男だぜ?それに、今回のことは俺にも責任がある。俺の命、存分に使ってくれ、杏子姐さん。」

杏子「…方法は考えてる。でも、これは結構危険だぞ?」

霧崎「な~に、危険から逃げる術だけは誰にも負けないんでね。」ニコッ

杏子「ヘッ。良く言うじゃねーか。私から逃げられないくせに」ニヤリ

霧崎「そ、それは…」

杏子「明日、頼りにしてるぞ。カブト!」

霧崎「…ああ!任せとけ!」

「あんまり気持ちのいいもんじゃねえな。…分かってたけど」

これがカブトの名台詞だと思う
敗北を知りたい(笑)
また勝てなかった(笑)

ほむら「…なんで私を送っていくのかしら?」

雨宮「もう真夜中よ?女の子一人で帰らせるのはあまりにも危険だわ。」

ほむら「あら?あなただって私と歳はそれほど変わらないじゃない。あまり意味がないと思うけれど?…言いたいことがあるなら早めのほうがいいわよ?」

雨宮「…話が早くて助かるわ。いくつか言っておきたいことがあったの。」

ほむら「…何かしら?」

雨宮「…あなた、時間遡行者ね?それも私たちの比じゃないほど何度も時間を超えてる。」

ほむら「…!な、なんでそれを」

雨宮「≪トランス≫したときに色々覗かせてもらったわ。あなたの秘密も、あなたの記憶も、ほとんどね」

ほむら「…」

雨宮「鹿目まどか…あなたにとっての大切な人。彼女を守るために何度も何度も時間を繰り返して、そのたびに彼女の死を見てきた。何度やっても変わらない。誰も自分を信じてくれない、一人ぼっちの戦いを続けている…」

ほむら「…そのことを、他の誰かに話したかしら?」

雨宮「いいえ。あなたのプライベートを気遣ったわ。私だって、こうやって人の心を除くのは嫌いだもの。」

ほむら「そう…感謝するわ。」

雨宮「まだ一人で戦うつもり?だれにも頼らず、周りから敵視されたまま、たった一人で。」

ほむら「決まってるじゃない。私はまどかを救う。救って見せる。そのためなら何度でもこの時をやり直す。誰にも邪魔は」

雨宮「あなた、馬鹿ね。大馬鹿よ。」

ほむら「え!?」

雨宮「いいえ…何でもないわ。帰りましょ?明日のことはまた明日考えればいいわ。」

ほむら「…」

ほむら(これ以上誰かを失うことになってはいけない…そのためには…さやかを…)

雨宮(…)

―翌日

まどか「…」

杏子『おい、さやかを救いたいんだろ?ちょっと付き合えよ。』


杏子「…以上が作戦だ。やってみる価値はあると思う。」

霧崎「作戦って…あの魔女に対してまどかが呼び続けるってだけだろ?そんなの作戦とは言わねえ気が…」

杏子「もしかしたらさ、あの魔女を斬ったらさ、ソウルジェムの代わりにさやかのソウルジェムが出てくるかもしれないじゃん?…諦めたくないんだよ。でも、そういうもんじゃん?最後に愛と勇気が勝つストーリーって言うのはさ。」

まどか「…」

杏子「…ぶっちゃけ、成功するとはあまり思えない。だけど、やってみないで諦めるのは嫌なんだ。かなり危険だとは思うけど、協力してくれないか?さやかを救うために。」

まどか「…わかった!私、鹿目まどか!よろしくね!」

杏子「…ったく、調子狂うよな~ホント。佐倉杏子だ。よろしく頼む。んまい棒だ。食うかい?」ヒョイ

霧崎「買ったのは俺だけどな!」

まどか「うん…ありがとう…」

杏子「じゃあ、行くぞ。」

雨宮「待ちなさい。私も行くわ。」

まどか「雨宮さん!なんでこんなところに?」

雨宮「アゲハたちと話し合った結果よ。もしも、杏子ちゃんたちの作戦が失敗したら、私があの魔女を殺すわ。」

杏子「な!?てめえ、どういうつもりだ!」

雨宮「どうもこうもないわ。あなたじゃあいつは殺せないでしょ?多分ほむらちゃんでも。」

杏子「…自分でやったことくらい、自分でけりをつけるよ。それくらいの覚悟はある。」

雨宮「無理ね。だから私が来た。もし嫌だと思うなら、この作戦、意地でも成功させなさい?」

杏子「…わかってるよ。」

雨宮「なら、いいわ。早く行きましょ?あの子が待ってるわ。」

雨宮『霧崎くん。後のことは頼むわ。』

霧崎『え?あ、ああ…』

―少し前 ホテル

アゲハ「じゃあ、まどかたちのことを頼む。」

雨宮「ええ、分かったわ。それに、きっと霧崎くんも来るわ。多分大丈夫でしょ?」

朝河「雨宮だけでいいのか?俺やアゲハが行かなくても…」

雨宮「朝河くんはマミちゃんについていてあげて。もしかしたらまた昨日みたいに暴走するかもしれないわ。」

朝河「わかった。でもアゲハは行かなくても…」

アゲハ「俺はあいつが来るのをこのホテルで待つよ。それに…多分俺が言っても役に立たない。」

朝河「…ああ、そうだな。」

アゲハ「ああ、俺はさやかを殺すことしかできない…とてもじゃないが、救うことなんて出来やしないさ。だから頼むぜ。雨宮」

雨宮「ええ、任せて。必ず、さやかちゃんと一緒に帰ってくるわ。」



こんな俺ですいません。飯食ってきます

乙乙 

保守しないとやばいかな

人気ないなあ。しょうがないか

保守

題材は悪くはないがただ混ぜて原作なぞってばっかじゃな…

保守

>>63 痛いところ突かれたな…書き溜めなしの弊害だな。すいません

再開します

まどか「…」ゴクッ

霧崎「いよいよだな…」

杏子「もう後戻りはできねえ。覚悟は出来てるか?」

まどか「大丈夫!」

霧崎「ああ!行こうぜ!」

??「待ちなさい。」

杏子「お前は…」

雨宮「やはり来たわね…ほむらちゃん!」

ほむら「あなたをここで殺すわけにはいかないわ。今度は力ずくでも、あなたを止めるわ。」

まどか「ほむらちゃん…!」

雨宮「3人とも行きなさい。彼女は、ここで食い止める。」

杏子「わかった!頼むぞ」ダッ

ほむら「待ちなさい!」ダッ

雨宮「行かせないわ!あなたに邪魔はさせない!」

ほむら「どうして!あなたは私の記憶を見たんでしょ!なら、この結末を知ってるはずよ!」

雨宮「今は杏子ちゃんだけじゃない、霧崎くんもいる。諦めるのはまだ早いんじゃないかしら?」

ほむら「…何を言っても無駄なようね。やっぱり力ずくで行かせてもらうわ!」カシャン

雨宮「」

ほむら「悪いけど…急がせてもらうわ。」カシャン

アビス「おいおい、たかだか時間停止くらいで何勝った気でいるんだよ!ああ?」

ほむら「何!?いつの間に!」

雨宮「彼女は≪深淵(アビス)≫。もう一人の私よ。そして、ここから先へは行かせないわ。」

雨宮「魅せてあげるわ!」シャキン

アビス「私たちの真の能力を!」ズズズ

ピカッ

「≪ノヴァ≫、解放!」

―結界の最深部

オクタヴィア「ヴォオオオオオ」

杏子「いけまどか!呼び続けろ!」

まどか「ねえさやかちゃん。わたしだよ?まどかだよ?お願い、正気に戻って!」

オクタヴィア「ヴォオオオ!」ヒュンヒュン

まどか「きゃあ!?」

霧崎「うお!こっちキタ!避けろまどか!」ダキッ ヨコットビ

まどか「うぅ…」

杏子「ひるむな!呼び続けろ!」

まどか「…うん!さやかちゃん!私の声聞いてよ!」

霧崎「おいおい…これ大丈夫なんだろうな?」

雨宮「もう終わりかしら?」

アビス「まだまだ行くぞ!おらああああ!」ダン!

ほむら「今度こそ…!」カチッ

雨宮・アビス「」

ほむら「いけるか?」カシャン

雨宮「アビスを制すればここを抜けられると思ったのかしら?なら甘いわね。」ドン!

ほむら「ぐっ…」ドサッ

ほむら(どういうこと…時間停止して抜けようと思ってもすぐに追いつかれる…片方を出し抜こうとしても、すぐにもう一方がフォローするから隙も見つけれらない…どうなってるの?)

雨宮「私とアビスは一心同体…≪ノヴァ≫状態での私たちは無敵よ。たとえあなたが時間停止なんて言う超能力を持っていたとしてもね。」

ほむら「まだ…だ…」

アビス「おお、まだ立ち上がるんだ~、いっが~い!」

ほむら「杏子を…死なせるわけには、いかないのよ!どんな手を使ってでも!」スチャ バンバン

霧崎「うおっ!」

まどか「霧崎さん…きゃあ!?」

オクタヴィア「ヴォオオオ!」

まどか「さやかちゃ…」ガクッ

杏子「!てめええ!」ズパン

オクタヴィア「ヴォオオオ!」

杏子「お前…もう人間には戻れねーのかよ…畜生…」

霧崎「杏子…」

杏子「…作戦は失敗だ。」ケッカイバーン

霧崎「お、おい!」

杏子「まどかのこと頼む。私の馬鹿に付き合わせちまった。もう行きな。」

霧崎(なんだ…彼女の周りから死の脅威が…)

杏子「いいよ…一緒にいてやるよ。」

霧崎「まさか…おいやめろ!くっそ、この結界さえなければ!」

杏子「一人ぼっちは…寂しいもんな。」

雨宮「銃なんて無駄よ。私たちのほうが早いもの。もう諦めなさい。」

ほむら「諦めるもんですか!…まどかを救うまで、絶対に!」

アビス「あんたもバカだねえ!そんなの、私たちもおんなじだっつーの!いい?あんた一人で出来ないことでも、私たちがいればできるかもしれないだろ?」

ほむら「そんなこと!」

雨宮「私は仲間を信じるわ。絶対に杏子ちゃんも死なせないし、さやかちゃんだって救えるわ。」

ほむら「…たとえ本当に佐倉杏子を死なせずに済んだとしても、美樹さやかをどうやって救い出すつもりかしら?」

アビス「分かんねーやつだなあ?諦めなきゃ道はあんだよ。…!」

雨宮「それに、どうやら来たみたいね。もう一人の仲間が」

雨宮『結界の入り方は分かるかしら?』

??『う~ん…多分こうだな。』シュトウスパン ズズズ

雨宮『ええ、問題ないわ。急いで!』

??『これは…なんて素晴らしい場所なんだ!ゆっくり眺めたいなあ!』スタスタ

??『あ、でも上条恭介の曲も聞きたいし…なら急がないと…後でゆっくり見よっかな…』ダッ

お☆ぼ☆ろ☆ん

正直なところいつも書いてる人ほど上手くも面白くもない
だがサイレンのssを書いてくれてるということがうれしいのだよ
だから俺も支援するんだ

>>80 半即興であの人ぐらいになれたら、多分苦労はしない。でも準備しても無理だろうけど

―少し前 上条の家

上条「はあ…演奏を聴きたい?」

??「うん…君が将来の八雲祭になるかもしれない逸材と聞いたんでね。ここに来てすぐに聞いておきたかったんだ。さあ、一曲弾いてくれないかい?」

上条「ええ…最近弾いていなかったからなまってると思いますけど、それでもよかったら」

??「うん…いや、待った。今の君じゃダメだ。今の君の瞳には曇りがある…。なにか悩みごとがあるんじゃないかい?話してごらん?力になってあげるよ。」

上条「はあ…実は、最近幼馴染の様子がおかしいんです。ボクが入院してたちょっと前までは明るかったのに、最近はなんか隠し事があるのか、無理してるように思えて…学校にも来なかったし心配なんです。」

??「なるほど…要するに、その幼馴染の元気な姿を君の前に見せればいいんだね?分かった。すぐに見つけてこよう。で、その子の名前は?」

上条「えっと…美樹さやかです。」

??「分かった。すぐに見つけてこよう。そこで待っててくれ」スタスタ

上条「ま、待ってください!何の情報もなしで行くのは」

??「おいおい、何言ってるんだい?ボクが探すって言ってるんだぞ?向こうからやってくることはあっても、逃げることは無いはずだ。つまり、ボクが歩き回っていればすぐに彼女は見つかるはずさ。それじゃ」スタスタ

上条「行っちゃった…なんだったんだ?」

俺としてはPSYRENSSが読めるだけで満足なんだぜ

??「なんだ。この魔力の塊は?邪魔だ消えろ。」バキッ シュン

霧崎「!結界が消えた…ヨヨ、間に合うか!?」

ヨヨ「ムチャヲイウ…ダガフカノウジャナイ」

杏子「あああああ!」ギィーン

霧崎「間に合えええ!」

スカッ

杏子「あ…あれ?なんだ?どうして何も起こらないんだ…」

霧崎「ふう…まさに奇跡の生還だぜえ。」

杏子「まさか…お前の仕業か!?」

霧崎「正確には俺の中にいる『ヨヨ』だけどな。杏子ちゃんの自爆による死の脅威を他に移し替えたんだ。同時に杏子ちゃんの自分に対する死の脅威もどっかいっちゃったけどな。」

霧崎「まあ本来は防御用だし、上手く行くかは賭けだったけど、どうやら俺は運がいいみたいだぜ。とびきりな!」

杏子「…でも、さやかはどうするんだよ。私だけ生き残ったって…」

霧崎「心配するなって!あいつが来たんだ!あの男に…」

「望月朧に不可能は無い!」

望月「で、美樹さやかはどこだい?」キョロキョロ

霧崎「…は?」

杏子「さやかは…もう…」

オクタヴィア「ヴォオオオオオ!」

望月「なんだ、いるじゃないかそこに。」

杏子・霧崎「は!?」

望月「すまないが上条恭介が君を探していてね。ちょっと来てもらえるかい?」

霧崎「お前…あいつがさやかちゃんだってわかんのか?」

望月「何言ってるんだい?当たり前じゃないか!彼女から発せられるオーラをみたまえ!彼女こそ、あの上条恭介の音楽を最も聞いていた人間、美樹さやかだ!間違いない。」

オクタヴィア「ヴォオオオオ!」

霧崎「は、はぁ…」

杏子「…なあお前。アゲハたちの仲間か?強いのか?」

オクタヴィア「ヴォオオオ!」

望月「あ、ああ…アゲハ。夜科アゲハ!その名前を聞くたびに、僕は彼の良さに恍惚しなければならない。」ヒョイヒョイ

望月「そうさ、ボクの名前は望月朧、勇敢にして聡明な夜科アゲハの仲間さ。」ヨット ホイット

杏子「あいつ…どうしてあんなに簡単に魔女の攻撃を避けてるんだ?」

霧崎「ああ、あれは≪イアン式ライズ≫っていう技だ。あいつの動きに同調して自分も動く回避技だ。それにしてもあいつ…舞い上がってやがる。本性が表に出過ぎだ…」

杏子「…とにかく、望月朧だっけ?お願いがある…あいつを、楽にしてやってくれ。もう、誰も恨まなくてもいいように。誰も傷つけなくてもいいように。」

霧崎「杏子ちゃん…」

望月「え?嫌だよ?だって上条君の曲が聞けないじゃないか!それは困る。」

杏子「は?…え?」

霧崎「諦めろ杏子…こいつはそういうやつだ。」

イアン式ライズはカブトじゃね?

>>91
朧も使ってるよ

影寅さんのグラサンとったときとか
てかキュア使いだしね

霧崎「諦めろ杏子…こいつはそういうやつだ。」

望月「それにしても困ったな…このまま持っていっても彼は気づくだろうか?万一気付かなかったらどうしよう?う~ん。そうだ。お~いそこの人。」

杏子「佐倉杏子だ!いくらなんでもそこの人は無いだろおい…」

望月「だって今の僕はアゲハ君への愛と上条君の曲への憧れでいっぱいなんだ!ただの人間のことなんか興味ないよ。ところで、そこらへんにさやかの体はあるかい?」

杏子「あ、あるけど…」

望月「少し見せてくれ。あ、後その間は美樹さやかのことお願いするよ。」

オクタヴィア「ヴォオオオ!」

杏子「え、ちょ、ちょっと…何だあいつは…

望月「…ふむ。やはり、この体には魂が抜けている。イルミナみたいなものがあればいいのだけれど…それは面倒だな。時間がかかる…なら、あそこから直接取ってくればいいか。よしそうしよう!」

霧崎「…どうする気だ?」

望月「どうするって…さやかから魂を抜きとってこのちっぽけな人間の体に移し替えるんだけど?」

杏子「なああ!?」

霧崎「そ、そんなこと出来んのか?」

望月「全く…当たり前だろ?ボクは望月朧だぞ?上条恭介の曲は、僕の人生に彩りを与えてくれるはずだ。それを得ることが出来ない僕という存在そのものがありえない!だから出来るはずだ!」

杏子「なあ、もしかしてこいつって」

霧崎「ああ…筋金入りのアホだ。だけど、腕は保障する。」

杏子「信じてもいいんだな?」

霧崎「むしろ、こいつに任せる以外で助ける方法が思い浮かばねえ。」

望月「そこの人たち、すまないが彼女が暴れるのを抑えていてくれないか?」

杏子「佐倉杏子だ!」
霧崎「霧崎兜だ!」

望月「いいから早く。助けたいんだろ?」

杏子「…ああ!お前に指一本触れさせやしねーぞ!だから頼むぞ!」

望月「はいはい…言われなくてもね。」ダッ

望月「へえ…これは驚いた。魂と絶望の魔力(by朧)が実にきれいな形で融合している…イルミナでもここまでのものはそうないな。どこからやってきた技術だろうか?気になるな。」

杏子「あ、あいつは何を言ってるんだ?」

霧崎「さ、さあ?」

望月「とにかく、魂を切り離さないといけない…このままじゃ体が邪魔だな。お~い二人とも、やっぱりさやかをいったん倒してくれ。体がないほうが魂を切り離しやすい。」

杏子「は!?今度は倒せだと?そんな簡単に…」

望月「はぁ…じゃあ僕が倒すよ。ハァ!」ボコッ

オクタヴィア「ヴォ…ヴォオオ!」

望月「イルミナは無くなったけど僕の強化≪ライズ≫はまだあるんだよ?これで終わりだ!」ドガッ

オクタヴィア「ヴォ…ォォ…」シュー カランカラン

望月「お?これが核かな?簡単だな。初めからこうすればよかった。」

杏子「…」ポカーン

望月「これを…人間の体のほうに持っていって…ああそうだ、魂を分離させておくのを忘れてた…」

シュー パアア

霧崎「グリーフシードから…青い光が…あれが、魂?」

望月「これを…人間の体に持っていってっと…」

スゥ…

杏子「まさか…」

さやか「」

さやか「…んっ」

杏子・霧崎「!!!」

さやか「え…私、どうして…」

杏子「う、うあああああああ!」ダキッ

さやか「うお!な、なんだなんだ?」

杏子「さやかああああ!さやかああああ!」ブワッ

霧崎「あっさり…やっちまったな。やっぱすげーよお前。」

望月「だからあたりまえだと…いた、そんなことはどうでもいい!美樹さやか、僕と一緒に来てくれないか?」

さやか「え、あなた誰ですか?…あれ、そう言えばテレビでみたような…」

望月「僕のことはどうでもいいよ。それより、上条恭介が君を探していたんだ。君を見つけたら彼の音楽を聞かせてくれるそうだからね。」

さやか「え、なんでそこで恭介が?」」

望月「だから君は早く上条恭介のところに行って僕に音楽を聞かせる義務がある!さあ行くぞ。」

QB「魔女を魔法少女に戻すだなんて信じられないよ」
朧「それは僕が天才だからだ」

QB「魔法少女を元の人間に戻すだなんてありえないよ」
朧「それは僕が天才だからだ」

QB「分けが分からないよ」
朧「それは僕が天才だからだ」




朧「すべての魔女と魔法少女は僕が救済する」
QB「そんな…あんまりだよ…こんなのってないよ…」

QB「願いかなえる→契約」
朧「元に戻す」

QBの願いかなえ損だなw

杏子「いや、聞けよ話。」

さやか「わ、わかりました…キャ!?」スッテーン

霧崎「おいおい大丈夫か?」

さやか「いたたた…なんか動きづらいな。どうしたんだろ?」

望月「だろうね。なんていっても君のからだは半日くらい死んでたようなもんだからね。」

さやか「え、それはどういう…!?」

杏子「ど、どうした?」

さやか「お、思い出した。私は…一回死んで、魔女になってた…う、ううう…あああああ…」ガタガタ

霧崎「だ、大丈夫か?」

さやか「こ、怖い!私が…私じゃなくなるのが…うああああ!」

杏子「さやか、おいしっかりしろ!」

望月「…しょうがないか。」ヒョイ オヒメサマダッコ

さやか「ひゃ///な…何すんのよ!」

望月「動きづらいだろうから僕が抱えて持って行ってあげようと思って…」

さやか「は、恥ずかしいじゃないこんなの」

望月「僕は撮影で慣れてるから。それともうひとつ。君は魔女になって自分が自分じゃなくなるのが怖い言ったね?」

さやか「は、はい…」

望月「僕が味わった地獄はこんなもんじゃないよ。一つじゃない、びっくりするほど多くの化物が僕を食おうとするんだ…一日だけじゃない。毎日…寝てるときでさえね。それに比べれば、君のなんて大したものじゃないさ…きっとね。」

さやか「…」

望月「少し前の君は人間ですらなかった。まさにどん底だよ。もう下がりようがない。」

「だけど、あとは這いあがれるだけだ。頑張れ。君には僕と同じような素質がある。」ニコッ

さやか「!!は、はい!」

さやか(か、かっこいい…!)

保守

たしかに朧は人外になってたな

怪物と融合合体できるくらいに

杏子「なあ、あいつとおんなじ素質があるっていうのはどういう…それってつまり、あの変人とおんなじような可能性があるっていうことか?」

霧崎「う~ん。多分回復能力のほう言ったんだと思うんだけど…もしかしたらそうかも。」

杏子「どういうことだおい…とにかく、やったな!」

霧崎「ああ!いや~これで一件落着だな!一時はどうなることかと。どこかの誰かは一緒に死のうとするし」チラッ

杏子「あ、あれは…ああするしかないと思ったからで…その…文句あるかよ!」

霧崎「まあ俺もおんなじようなことしたことあるから何も言えないけど、今回は事前に忠告したんだぜ?命は粗末にすんじゃねーよ。お前が食べ物を粗末にしないのとおんなじぐらいにさ。」

杏子「お、おう…」

霧崎「あと、もう少し自分を気遣えよ。折角の可愛い体が台無しだぜ?」

杏子「は、はああ!?お、お前、いったい何を言って…」

霧崎「ま、元々こういうやつなのよ。今までただのガキだと思ってたけど、今の戦いで姐さんの決意を見た。まあ一言で言うなら、惚れたよ。かっこよかった。」

杏子「お、おちょくってんのなら、ぶっ飛ばすぞ!?」

霧崎「おいおい俺は本気だぜ。さ、杏子ちゃん。俺と一緒に大人の階段を」

杏子「やっぱてめ―ぶっ殺す!」シャキン ザンザン

霧崎「お、おまえマジで殺気出してるじゃねーか。やめろまじで死んじまう!」

杏子「ほれほれ、自慢のかいひじゅつでよけきってみろよ!ア、アハハハハハ」

霧崎「お、ようやく笑った。やっぱ笑った顔は可愛いぜ!」

杏子「…///」シャキン

雨宮「どうやら終わったみたいね。」

望月「ああ、雨宮さん。こんなところでどうも。」

ほむら「あなたは…!?み、美樹さやか。」

さやか「ど、どうも…恥ずかしながら帰ってきました…」

ほむら「ホントに…こんな奇跡も、一度じゃなく二度も…」

雨宮「…二度じゃないみたいよ?」

霧崎「うおおおお!だからその柄が分かれる攻撃やめろ!一気に攻撃範囲広がるから!」ダッ

杏子「当てようとしてんだから当たり前だろうが!待てええ!一発でお前を沈めてやる!」ダッシュ

霧崎「うへえええ。でも怒った顔も最高だぜえええ!」

ほむら「うそ…杏子…生きてた…あぁ…」ヘタッ

雨宮「あら?また泣くの?いい、人生の先輩として一言言うと、女の涙はいつか来る男の為に残しておきなさい。流すたびにその価値は減るわ。」

ほむら「…」スクッ

ほむら「男ですって?ふざけないで。私はまどか一筋よ!ああまどか、あなたは今どこにいるの!どんな男も、まどかの前では石ころ以下の存在よ。」

雨宮「それには異議を唱える必要があるわね。この世界に夜科以上に価値のある人間なんていないわ!どんな男も、アゲハの前では風に舞うビニール袋以下よ。ああ早くアゲハに会いたい!」

ほむら・雨宮「うぐぐぐぐ…ん?」

アビスじゃなくて雨宮さんが言うのかw


まどか「…」プイッ

ほむら「ま、まどか」

まどか「皆ひどいよ!なんで自分たちの世界に入り込んでるのよ!いいんだ。どうせ、どうせ私なんて…」ブツブツ

ほむら「あわわわ…私はまどか一筋だから…一筋だからああ!」

まどか「そうやってどうせまた、次のコマでは私のこと忘れてるんでしょ…いいんだ。私なんて何で落ちてるかもわからない煙草の吸殻程度なんだ…」

ほむら「はわわ…どうしよう…」アセアセ

まどか「…やっぱ可愛いなああ。ほむらちゃん。もっと表情出したほうがいいよ。そのほうが何倍も可愛いから!ティヒヒ」

ほむら「まどか…怒ってない?」

まどか「う~ん…少し怒ってるよ?でも、ほむらちゃん、ずっと張りつめてて怖かったけど、今は穏やかになってる。そのほうが何倍もいいよ!その笑顔が見れたから、今日のところは許してあげる!」

ほむら「ま、まどかああ!」

まどか「だから、これから、私のそばを離れたりしたら、嫌だよ?私のこと、忘れないでね?」ダキッ

ほむら「にゃあ!?」

ほむら(し、幸せ…)

アゲハ「ハァ…終わったんだなとりあえず。」

雨宮「…疲れてる?」

アゲハ「…今後のことを思うと疲れるし、これを見てみろ…携帯の着信履歴だ。」

雨宮「五分に一回か…良かったわね。いつもの時より少ないほうじゃない?さやかちゃんを抱えているからかしら?」

アゲハ「俺は健全な高校生だー!男色の趣味はねえ!ったく…まあ、さやかが救えたのはあいつのおかげだし。三回に一回くらいは出てやるよ。」

雨宮「全部出てあげればいいじゃない…」

ガチャ

望月「ああ…ああ!アゲハ君じゃないか!お久しぶりだねえ!ここで君に出会えたのもまさに運命なんだ!」

アゲハ「自分でホテルにやってきて何言ってんだお前…」

望月「気にすることは無いよ!そんなこと、僕たちの前では些細な問題さ!さあアゲハ君、君の愛を教えてくれえ!」ガバッ

アゲハ「いきなり抱きつこうとすんな!」

雨宮「それより、上条君の家に行って演奏を聞くんじゃなかったの?」

望月「ああ、そのことかい?それはまた今度にしてもらったよ。」

雨宮「…あなたが自分以外の人間の都合を考えるなんて、どういう風の吹きまわしなの?」

望月「僕は愛の探究者だ。誰かの愛を邪魔するなんて、僕にはとてもできないよ。さあ、アゲハ君!君とも一緒に…あれ?」

アゲハ「…」ダッシュ

望月「やれやれ…愛の女神は僕に厳しいねえ。フフフ…待ちたまえアゲハ君!」

雨宮「アゲハ…ご愁傷様」



上条「やあ、さやか。久しぶりだね…」

さやか「そ、そうね…///」アセアセ

さやか(な、なんで私が恭介の家に!!!た、確か朧さんが連れてきたかと思うと色々言いながら朧さんが消えて二人きりに…どどどどういうこと!)

上条「ねえ、聞いてるかい?」

さやか「は、はい!」

上条「一昨日さ、仁美に告白されたんだ!」

さやか(や、やっぱりしたんだ…)

さやか「い、いいんじゃないかな。お、お似合いだし…」

さやか(そうだよ…元人間の私なんかより、仁美のほうがずっとお似合いよ…悔しいけど。)

上条「そうだね…初めは僕も喜んだよ。でもね。君に言わなきゃならないことがあるんだ。」

上条「だから、さっきの告白は断ってきたよ?」

さやか(…え?)

さやか「な、何言ってんのよあんた!馬鹿じゃないの!い、今からでも遅くないから撤回してきなさいよ。」

上条「嫌だ。これは僕がしたいことだ!僕の将来の為にも、今しなくちゃならないことなんだ。」

さやか「訳がわからないよ!?一体どうしたっていうの?」

上条「望月さんに言われたんだ。『美樹さやかは、君の音楽の一番の理解者だ。そばに置いとかないのはおかしい』って」

さやか「おかしいって…」

上条「僕はその時気がついたんだ。君へのあふれんばかりの愛に!でも僕は優柔不断だ。君に面と向かって告白なんて出来るほど、僕の勇気は無い。だから、君への愛を音楽で表現する!」

さやか「…」ポカーン

上条「僕の音楽を聞いて、僕と一生をともにしてもらう決意をさせてみせる。君の愛もまた、ボクを磨いて、高めてくれるはずだ!ああ、この世界は奇跡にあふれてる!この世界は何と美しい…」

さやか「恭介が…壊れた…」

上条「さやか!君に認められるような立派な音楽を奏でる曲を作るその日まで、僕は君とは会わない!さあ帰ってくれ!」

さやか「は、はい…失礼しました…」

上条「次に君と会う時は、君専用のステージの上だ!また会うその日まで!」ガチャン

さやか「…わけが、わからない」

雨宮「…気になったから≪ピーピング・ラヴァー≫で見せてもらったわ。これは…」

まどか「まさか上条君がああなるなんて…びっくりだよ!」

アゲハ「全く、どうなるんだあのカップル?」

ほむら「さやかなりに合わせようとするんじゃないかしら?実際ベタボレだもの。」

雨宮「みんな、いつの間に…」

まどか「それにしても、よかったねさやかちゃん!たぶんこれで上条君と一緒になれるよ!」

雨宮「いいのかしらあれで…」

まどか「ティヒヒ!きっとお似合いだよ!」

アゲハ「褒めてないだろそれ…」

まどか「…そう言えば、アゲハさんたちはいつまでいるんですか?」

雨宮「そういえば…期限はもう少し先だったけど、どうなの?」

ほむら「そうね…ええ、もう十分よ!もう当面の危機は脱したわ!」

まどか「よかったね!ほむらちゃん。」

アゲハ「ああ!本当に良かった!」

雨宮「本当にいいの?まだ『ワルプルギスの夜』が…」

ほむら「もう平気よ。これ以上、他の人たちの手は借りられないわ。」

雨宮「そう…頑張ってね。期待してるわ。」

ほむら「ええ…!今回は杏子だけじゃない、マミさんもいるもの!負けるわけないわ!」

雨宮「そう…あれ?」

アゲハ「…迎えに行こうぜ、皆で!多分、ヒリューと一緒に紅茶でも出して待ってくれてるはずだぜ!」

あ、追加で

まどか「うん!じゃ、杏子ちゃんたちも呼んで、マミさんの家でさやかちゃん復帰祝いだ~」

皆「おお~!」

さやか「大事な人の家の前で大騒ぎしないでよ…。私がここにいるのは、みんなのおかげだよ…」

「ありがとう。みんな」

マミさんたちが生き残ってもワルプルに勝てる光景が思い浮かばないw

―決戦当日

マミ「いよいよね…」

杏子「ホントに良かったのか?アゲハたち帰らしちゃって。」

ほむら「ええ。構わないわ。彼らには十分すぎるほど助けてもらった。これ以上は私たちの役目よ。」

マミ「そうね。最後の仕事くらい、しっかりこなしたいものね!」

杏子「じゃあ、行くぜ!」

ほむら「ええ、布陣はこの前の話通りよ。皆、絶対に倒すわよ!」

まみ・杏子「おお!」

―避難所

まどか「皆…頑張って!」

さやか「もしも私に力があれば、皆の加勢に行けるのに…!」

まどか「しょうがないよ。ないものはないんだから。」

さやか「でも、ワルプルギスはめちゃくちゃ強いんでしょ?それにホントに勝てるかどうか…」

まどか「さやかちゃん…」

さやか「ごめん…少しトイレにいってくる。」

まどか「うん…わかった。」


さやか「必要ないかもしれない。でも…たしか…」

マミ「絶対に倒すんだ!みんなでこいつを!」



杏子「カブトに助けてもらった命だ。そう簡単に消せると思うな!」



ほむら「いける、いや、もうこれ以上は無い!絶対に倒す!」



さやか「頼むよ…奇跡よ!」



まどか「みんな…がんばって!」

―ワルプルギスの夜 開幕

ワルプル「キャハハハ」

ほむら「まず、私の時間停止で動きを止めて…」カチッ

ほむら「迫撃砲一斉攻撃!」ドドドン

ほむら「バズーカ発射!」ドーン

ほむら「爆弾爆破!」ドドドドドーン

ワルプル「キャハハッハハ」

ほむら「く、やはり効かないか…でも、今なら!」

マミ「ええ、準備完了よ!」

マミ「ティロ・フィナーレ!」

てか兜がいれば無敵・・・

ワルプル「キャハ!?」

ほむら「効いてるわ!今よ杏子!」

杏子「ああ、いつでも行けるぜ。巨大槍召喚!」ズズズ ガシッ

杏子「これでも、食らええええええ!」ザシュ

ワルプル「キャハアアアア…」

杏子「おっしゃああ!直撃だぜ!」

マミ「や、やったか?」

ワルプル「ハハハ…」

ワルプル「キャハハハハ、アーハハハハッハ」

ほむら「な!?ここまでやってまだ平気なの?」

杏子「それどころか、堅固なバリアがさらに固くなったのか!?」

マミ「嘘…どうして!?」

ほむら「ここから本気というわけかしら?…気をつけて、反撃が来るわよ!」

使い魔「ヒサビサノデバンダー」ウジャウジャウジャウジャ

マミ「使い魔が…こんなに!?」

杏子「このままじゃ避難所があぶねーぞ!」

ほむら「二人は避難所にいく使い魔を倒して!ワルプルギスは私が引きつける!」

マミ「わ、わかった!」

杏子「って言っても…数が多すぎる!」

ほむら「あなたの相手はこっちよ!ワルプルギス!」

ワルプル「アハ…アーッハッハッハ」バシューン バシューン

マミ「くそ…対処しきれない!」

杏子「何匹が避難所へ行ったぞ!」ザシュザシュ

マミ「ええい!どうにかして止めないと!…お願い止まってええ!」バンバン

使い魔「イツモノヤラレヤクジャネーゼ」ヒョイヒョイ

杏子「ワルプルギスの使い魔…ただの使い魔じゃねえな。…マミ、よそ見すんな!」

マミ「え?」ドン

使い魔「オリャア」ドン

杏子「危ないマミ…ガァ!?」

マミ「佐倉さん!」

使い魔「イタダキマス」

マミ「…!」


ほむら「ハァ…ハァ…もう魔力の残りもない。もう逃げ続けられな」

ワルプル「キャハハハ!キャキャキャキャ!」ビルオトシ

ほむら「しまっ…」

ドーン

ほむら「…っ…あ、あれ?」

??「いや~災難だねえ。あんたも私も」ケラケラ

??「大丈夫ですかい?姐さん。お嬢ちゃんも、怪我は無いか?」


アゲハ「≪暴王の渦(メルゼズ・ボルテクス) ≫」シュインシュイン

アビス「よう!生きてるかいお二人さん!」

マミ「あ、あなたたちは…」

杏子「なんでここに…」


朝河「≪ドラゴンウイング≫!次はどこだ霧崎!」

霧崎「あ、避難所の天井部分、2秒後に攻撃!」

朝河「ならもう一回!≪ドラゴンウイング≫!」

望月「やれやれ、僕だけのけものにされるところだったよ。」

                r、ノVV^ー八
             /)::::::: |::::::::^vィ
       ブォッ!! ///):::: |:::::::::::::イ

          /,.=゙''"/|:::::::::::::::::::::: |
   /     i f ,.r='"-‐'つV─八:::::::( 
  /      /   _,.-‐'~_、 ,__、}f'〉:|__  こまけぇこたぁドラゴンウィング!
   /   ,i   ,二ニ⊃ `'` | `'`  |ノ:::|::::::::::::ヽ
  /    ノ    il゙フ::::|、  、,    l|ヽ:r:::::::::::::::::} 
     ,イ「ト、  ,!,!::::::::::ヽ -=- ./| ...\:::::::::::::::| 
    / iトヾヽ_/ィ":::::::::::::::\二/ :ノy ̄::::::::r::::|

朝河「…大体どうして来たんだよお前ら。」

望月「ついさっき、美樹さやかからトラブルハンターの依頼が来たんだよ。もしもの為に皆を助けてほしいって。そういう君たちはどうなんだい?」

朝河「俺はマミさんからお願いされたんだ。というか、少し前から一緒に魔女を狩ってるんだ。今回はその延長だ。それに、まどかちゃんたちを守ってくれって言う俺の依頼は終わってないからな。」

霧崎「俺は…もしここで杏子ちゃんを助けたら少しはおごった飯代浮くかな~って…意外と使ったんだ。食費とかプレゼントとか。」

望月「まったく…君たちがいたんじゃあ僕の使い魔がお披露目しにくいじゃないか…まあいいや。出ておいで。僕の使い魔」ヒョイ

グリーフシード「…」シュー

オクタヴィア「ヴォオオオオ!」

望月「さあ、存分に暴れていいよ。但し、人に危害はくわえちゃだめだよ」

オクワヴィア「ヴォオオオ!!!」

霧崎「お前…いつの間に。」

望月「さやかちゃんの魂を引き抜いたグリーフシードの魂を僕が造り替えたのさ。いいこまだろ?」

オクタヴィア「ヴォオオオ」

朝河「おっそろしいぜ…」

ほむら「あ、あなたたちは…」

八雲「ん?私は八雲祭だ。『サイレン事件』の関係者で、雨宮たちの師匠に当たるのかな?まあ飲んだくれだけどな」ケラケラ

影虎「俺は雹堂影虎(ひょうどう かげとら) 。関東一のライズ使いさ!まあ、よろしく!」

ほむら「それで…なんであなたたちが?」

八雲「いや~可愛い弟子たちに少し救援を頼まれてさ~」

影虎「ただ単に首を突っ込んで暴れたかっただけですよ姐さんは。」

八雲「ああ?言うじゃねーか!おい!…ところで影虎、この飛んできたビル、そろそろ邪魔だ。あいつに返してやれ。」

影虎「ウッス!」

ほむら「え?」

影虎「ふんぬ…どああありゃああ!」ヒョイ ギュン

ワルプル「アヒャヒャ!?」

八雲「あっはっははっは。見ろ影虎!あいつビビってやがる!」ケラケラ

ほむら「…何このひとたち?」

ワルプル「…キャキャキャキャキャキャキャ…!」ズズズズズズ

ほむら「あんなにビルを持ち上げて…あれを全部撃ってきたら耐えられない!」

八雲「…へえ。私とテレキネシス勝負がしたいのかい?いい度胸じゃないか、褒めてやるよ!けどな…」

八雲「…んん~ヤァ!」

ズドンズドンズドン

ほむら「ビルが…全部下に落ちた!?」

八雲「百億年足りねーよ。あ、私は死んでるけどな」ケラケラケラ

ほむら「圧倒してる…あのワルプルギスを!」

八雲「おっと…危うく倒しちまうとこだった。後は酒でも飲みながら見物しますか~!お~い影虎。酒だ酒持ってこい!」

影虎「ウッス。どうぞ姐さん。ついでに結婚してください。」

八雲「こんな景観最悪なところでゆうんじゃーよ!ったく…おいそこの嬢ちゃん。ここで一緒に見ないかい?」

「うちの弟子の夜科アゲハの活躍をさ!…ん~うまい!」ケラケラ

アゲハ「≪暴王の渦(メルゼズ・ボルテクス) ≫攻撃モード≪烈弾(スプラッシュ)≫!」

使い魔「ヤラレター」ズダダダダ

アビス「大丈夫か~。後は私たちに任せな!」

マミ「あ…な、なんでここに?」

アゲハ「帰る直前、まどかから依頼があってな。もし皆が危険になったら守ってほしいってさ。」

アビス「まあ皆の意思とか尊重しよって思ったんだけど~アゲハが急に走り出すから一緒に出てきちゃった♪」

杏子「で、でも…私たちじゃ歯が立たなかった…ホントにお前らで倒せんのか?」

アビス「ん~じゃあアタシが使い魔適当に狩っとくから、ワルプルギスはお願いね。ア~ゲハ!」

アゲハ「ああ、これを倒せば今度こそ終わりだ!もう出し惜しみはしねーさ!」

マミ「アゲハさんの…本気?」

アゲハ「≪ノヴァ≫解放!≪暴王(メルゼス)≫…発動」ゴゴゴ

杏子「アゲハの周りを、黒い魔力で覆っていく…」

アゲハ「もう容赦はしない…喰らい尽くす…一片残さず!」

ゴゴゴゴ  デュン ズガガガガ

ワルプル「アヒャ!ヒャハハハ…」

望月「お、どうやらアゲハ君が≪ノヴァ≫を使ったようだね?…もう終わりだな。戻れ、オクタヴィア!」

オクタヴィア「ヴォオオオ…」シュー カランカラン

霧崎「ふう…長かった長かった。雨がつらいぜもう。早く中に入ろうぜ。」

朝河「…一応、最強の魔女の最期くらいは見ていきたい。」

望月「それは僕も気になるね。まあ僕のオクタヴィアを最強の魔女に仕立て上げるつもりだけど。」

霧崎「結構えぐいこと言うなあオイ」

望月「フフ、つまらないと思っていたけど、この世界はまだまだボクに刺激をくれそうだ。」

ワルプル「ヒャハ…ハハハ…ハハ…」

八雲「いや~やっぱアゲハの≪ノヴァ≫は凄いね~これはいい酒の肴になる。」

影虎「…この後コンサートなんじゃあ?」

八雲「ん~どうせ中止だろう?それに、酒がなくてピアノが引けるか!ア~ハハハハ、もう一杯!」

ワルプル「ハハ…ハ……」シュー コロンコロン

アゲハ「これで終わりだ。グリーフシードごと消えろ。最強の魔女…」

グリーフシード「」ジュ・・・

―数日後

まどか「えっと…ありがとうございました!色々助けていただいて。」

アゲハ「受けた依頼はきちんとこなす!それがおれたちトラブルハンターだ!もし困ったことがあったらまたいつでも言ってくれ」

まどか「はい!」

ほむら「…何あの人たち…」

雨宮「アハハ…まさか祭り先生たちの酒宴に強制参加させられるなんてね。もし魔法少女じゃなきゃ多分今頃病院ね。」

ほむら「もう…酒は見たくないわ。」

マミ「あの!えっと…これからもよろしくお願いします!」

朝河「ああそうか。俺たちはまだここで魔女退治を続けるんだった。ま、こっちこそよろしくな!」

マミ「…は、はい!…///」

さやか「ファンクラブ入りました!これからも頑張ってください!」

望月「う~ん…入ってもいいけど、僕、そろそろ芸能界やめるつもりだよ?僕という人材は芸能界では小さすぎるからね!だから、もしどっかであったらよろしく。あと上条君のコンサートには行くつもりだからよろしくね。」

さやか「は、はい!」

杏子「ったく…斬る相手がいなくて寂しくなるな・・・」

霧崎「ハハハ…まあ暇になったら来るさ!それに君を諦めたわけじゃないからな!またどっかで会おうぜ。」

杏子「ったく…超ウゼー…またな!」ニヤリ


霧崎「いや~終わった終わった!そうだ。皆一万もらえたんだし、なんか盛大に食いにいかねーか?」

朝河「お、いいじゃねーか。たらふくうまいもん食おうぜ。」

アゲハ「う~ん。俺はパス!」

望月「え~なんでだい?君がいなきゃ僕がここにいる意味は無いんだけど…」

アゲハ「実は、その1万円もう使っちまったんだ!わりい!」

雨宮「…どういうことかしら?使い方によっては、ここで一発殴る必要があるのだけれど」ゴゴゴ

アゲハ「ベ、別に無駄使いじゃねーよ。ただ、依頼を頼んだだけさ。ある依頼をね。」

雨宮「依頼?私たち以外のいったい誰に?」

アゲハ「それは、秘密さ!それじゃ、行こうぜ。」

QB「全く、せっかくいい契約材料に出会えたと思ったのに…これじゃあ大損だ。しょうがない。別の町に行って」

??「その必要はないぞ。害虫が。」

QB「な、何者だい君は!」

弥勒「我らW.I.S.Eは全ての超能力者の味方であり、…すべての宇宙人の敵だ。この星から消えされ。」

QB「ど、どうしてそれを!」

弥勒「貴様が知る必要はない…生命の樹”峻厳”(セフィロト ケブラー) !」ズズグザッ

QB「」ザシュ

弥勒「これは宣戦布告だ…この世界から貴様らの個体が消えるその日まで、俺たちは戦い続ける。俺たちから逃れられると思うなよ?」

QB「無駄なこt」ザシュ

弥勒「どうかな…やってみるまではわからないさ。俺だって一人じゃないからな。」

ジュナス「ああ…」

グラナ「ミスラの時みたいに上手くいくとは思うなよ?侵略者」

弥勒(この依頼…高くつくぞ、夜科アゲハ!)スタスタ

終われ

…糞スレですいませんでした。やっぱ書き溜めないとダメだな。良スレと期待した人はすまなかった。正直反省してる。

反省はする!だが俺は何度でも蘇るさ!いつかまた同じような糞スレで会おう!

あと、いつもの人の作品楽しみにしてます。そのひとがきっとまどか×PSYRENを書いてくれると思います。ていうかお願いします。

はやくドルキさん出せよ…あれ?

>>191-192
まどかたちを十年後に飛ばせばいいんじゃないのかな?
まあもし次回作があるなら出すよ!

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