梓「………」 「ドロドロドロ」 エルシィ「!?」(204)


桂馬「なんで僕がこんな貸しスタジオに来ないといけないんだ!?」

エルシィ「今月のお小遣いがもうないんですー! 神にーさまお金貸して下さい~!」


京「まさか2B-PENCILSの演奏を初めて聞くのが桂木になるとはねー」

歩美「本当に私達のあの雑音を桂木に聞かせるの?」

ちひろ「だ、大丈夫。オタメガに演奏の下手さなんて分かるワケない」


桂馬「安心しろ。僕はゲームに集中してるから演奏なんて聴こえない」

ズゴン!

桂馬「……なんで僕が蹴られないといけないんだ……」


エルシィ「だんだん演奏がよくなってきましたね~」

歩美「あれでよくなってるって言えるのー?」

ちひろ「で、どうだったのよ私達の演奏」

桂馬「あぁ、もちろん聴いてなかった」


梓「……」


桂馬「おい、エルシィ。邪魔になってるぞ」

エルシィ「えっ? す、すいませんーー!!」

梓「あ、大丈夫です」


ドロドロドロ!!


桂馬「!?」
エルシィ「!?」


梓「…?」

けいおんSSは、他の作品に擦り寄って来ないで下さい。

オワコンがうつるので

>>6
ならお前がここから消えろ


桂馬「今回の相手のデータは?」

エルシィ「えーと、中野梓さん。桜が丘高校の1年2組」

桂馬「桜が丘高校……。確か女子高だな」

エルシィ「それから今は軽音部に仮入部してるみたいです」

桂馬「軽音部。ギターを背負ってたし当然か」

エルシィ「今回は学校が違います! どうしましょ~~!!」

桂馬「落ち着けエルシィ」


桂馬(……軽音部に仮入部していながらバンドメンバー募集の掲示板を見ていた)

桂馬(軽音部の人間と上手くいかなかったといったところか?)

桂馬(新しく入ったバンドで上手くいくようにすれば攻略出来るか)



桂馬(今回は楽勝だな)



梓「こんにちはー!」

律「おー。元気いっぱいだな」

梓「はい。放課後が待ち遠しかったです」

唯「それじゃ早速!」

梓「練習ですか!?」

紬「お茶にしましょう」


梓「えぇーっ!?」


エルシィ「今日も梓さんスタジオに来ませんね~~」

桂馬「おかしい。こうやって見張っていれば掲示板を見に来るはず……」

エルシィ「もう違うバンドに入ってしまったんでしょうかー?」

桂馬「ダメだ、情報が全然足りん。こうなったら桜が丘高校に行くしかないか」

エルシィ「でも神にーさま。桜が丘高校って女の子だけの学校なんですよね?」

桂馬「アレでいくか……」

エルシィ「じょ、女装ですね!! 神にーさま!!」

桂馬「ちがぁぁぁああぁぁうぅ!! 羽衣だ!! 羽衣!!」

エルシィ「あ、羽衣で隠れながら潜入ですか」

桂馬「……」


桂馬「なんで神汁ファンは僕を女装させたがるんだ……」


エルシィ「神にーさま。何か言いました?」

桂馬「なんでもない。ほら、桜が丘高校に行くぞ」



桂馬「ここでバレたら僕は女子高に潜入した変質者か……」

エルシィ「大丈夫です。羽衣で私達の姿は誰にも見えてません」


コソコソ


エルシィ「神にーさま! あの女の子が向こうに行ったら階段を上りましょう!」

桂馬「こうなってくると某有名潜入ゲーだな」


桂馬「ここが軽音部の部室……」

エルシィ「わー! ウチのお店より高級そうなティーセットがありますーー!!」

桂馬「よく分からない物もあるな。本当にここが部室なのか?」


ガヤガヤ


桂馬「エ、エルシィ! 羽衣! 羽衣だ!!」



律「でもさー」

澪「いや、あれは律が悪かった」

唯「今日のおやつは何かなー?」

紬「ふふ」

梓「………」


桂馬(な、なんだコイツら。さっきからケーキ食ってばかりだぞ)

エルシィ(演奏の練習はしないんですかね?)

桂馬(これだからリアル女子は……)



澪「おやつも食べたし、そろそろ練習するぞ」

梓「!? そ、そうです! 練習しましょう!」

唯「えー。今日はもういいよー」

律「そうそう。もうすぐ下校時間だし、練習は明日にしようぜ~~」

紬「あっ、そろそろティーセットの片づけをしないと」


梓「はぁ……」


桂馬(……ルートが見えてきたな……)



エルシィ「えーっ!? 今日の部室で攻略のヒントがあったんですかーー!?」

桂馬「このポンコツ悪魔は何を見てたんだ……」

エルシィ「う~~! 私ぽんこつじゃありません!!」

桂馬「それじゃ今日のことで何があったか言ってみろ」

エルシィ「えーと、ケーキがおいしそうでした!」

桂馬「ダメだこの悪魔、早くなんとかしないと」



桂馬「とりあえずこれからは梓とイベントを起こす」

エルシィ「桜が丘高校はダメですから、またスタジオで見張りですか?」

桂馬「そうだ。ギャルゲーで初めての出会いイベントは重要だ、ここは慎重にいくぞ」



桂馬「お前たちに足りないモノは経験者だっっ!!」

歩美「い、いきなりなんなのよ!?」

桂馬「前回の演奏を聞いて分かった。お前たちには指導者が必要だ」

ちひろ「私たちの演奏は聴いてないとか言ってなかったかおい」

桂馬「とにかく僕が適材な人材を連れてきてやる。ここで待ってろ」



エルシィ「いったいどうするんですか神さま?」

桂馬「梓の趣味は音楽やバンド活動だ。でも僕は楽器は出来ない、だが近くにバンド活動をやり始めた奴等がいる」

エルシィ「わ、私たちですか!?」

桂馬「いきなりの他校の異性との出会いは警戒される。まずは同姓の同じ趣味であるお前たちと友人関係になってもらう」


エルシィ「あっ、神にーさま! 梓さん来ましたよ!」

桂馬「メンバー募集の掲示板を見ているということはまだ特定のバンドには入ってないな」


梓「……どのバンドも凄いです」


桂馬「あー! その制服にギター、桜が丘高校の軽音部の人ですね!?」

梓「えっ、は、はい。一応そうですけど」

桂馬「桜が丘高校の軽音部って有名ですよね! こんな所で会えるなんて嬉しいなぁ」

エルシィ(…え、有名だったんですか?)
桂馬(しまった。まぁいい。エルシィ、話を合わせろ)

梓「あの、私は一年なので去年の学園祭なら先輩がたのことだと思います」

エルシィ「いえいえ! 桜が丘高校の軽音部の人なら一年生でもきっと演奏も上手いんですよね!!」

梓「ど、どうですかね……」

桂馬「実は僕たちバンド活動の始めたばかりの初心者なんです。経験者にちょっとでも教えてもらいたいんです!!」

エルシィ「助けると思って私にベース教えて下さい!  お願いします~~!!」

梓「え、え~~~!?」



ちひろ「桜が丘高校の軽音部!? 私去年の学園祭行ったよ! アレはスゴかった!」

梓「それは先輩達のことなので……」

京「桂木が音楽関係の人間を連れてくるとはねー。てっきり音楽ゲームでも持ってくるかと思ったのに」

歩美「でも本当にいいの? 忙しいんじゃない?」

梓「別に大丈夫ですよ。この後予定もなかったですし、今日だけなら」

桂馬「そういうことだ。お前たち、しっかりこの梓ちゃんから教えてもらえよ」

ちひろ「馴れ馴れしいんだよこのオタメガ!」

歩美「梓ちゃんこっちこっち。そんなヤツ気にしないで」

梓「え、は、はい」

エルシィ「うー! まずは私がベース教えてもらうんですーー!!」



桂馬(……いきなり強引だったがなんとかなったな。後はコイツらと交友関係になってもらわないと)




梓「そうですね。それで、そこは」

歩美「あー、なるほど。そうやるのか」


ちひろ「なんかあそこ二人は急に仲良くなったな。……声もなんだが似てるし」

エルシィ「次! 次は私です! ベース教えて下さい!」



桂馬(あのバグ魔、駆け魂のこと忘れてベース教えてもらってるじゃないか……)


桂馬(まぁいい。このまま仲良くなってもらって次のイベントに繋げるぞ)



歩美「ちひろー。やっぱり本だけの独学じゃ無理あったのよ~~」

ちひろ「う、確かに。梓ちゃんに教えてもらえればマシな演奏になりそう」



梓「あの、桂木先輩の担当は?」

桂馬「僕はマネージャーだ」

ちひろ「いつマネージャーになった、いつ」



エルシィ「梓さんありがとうございましたーー!!」

梓「いえ、私も久しぶりにバンド活動できて楽しかったです」

エルシィ「久しぶり??」

梓「な、なな、なんでもないです」



歩美「梓ちゃんまたね~!」

京「桂木なんかに送らせて大丈夫かな?」

ちひろ「まぁエリーもいるし大丈夫でしょー」



桂馬「今日はありがとう。梓ちゃん」

梓「えっと、私も楽しかったです。軽音部らしいことが出来たっていうか、なんというか」

桂馬(……ケーキ食ってばかりよりは確かに軽音部らしいな)

桂馬「梓ちゃんさえ良かったら、またこうやってみんなに教えてあげてくれないかな?」

梓「私なんかが歩美先輩やちひろ先輩にですか? いいんでしょうか…」

桂馬「実力も経験も上なんだ。気にすることないよ」

梓「そう、ですね。軽音部の活動がないときでよかったら、はい」

桂馬(……よし。これで僕と梓の繋がりが出来た。これからは好感度を上げていくぞ)



律「にゃあって言ってみて! にゃあって!!」


梓「にゃ、にゃぁ……」


「かわいい~~~~!!」


唯「あだ名は『あずにゃん』で決定だね!!」


梓「ぁ、ぁの…」





梓(……あ、桂木先輩からメールきてる……)



ちひろ「まさかまた梓ちゃんに教えてもらえるとは」

歩美「やっぱり知ってる人に指導してもらったほうが上達早いよね~~」


エルシィ「うー…。私はまだまだですぅ……」

梓「そんなことないです。エルシィ先輩もすぐに出来るようになりますよ」

エルシィ「ほ、ほほほ、本当ですかっっ!?」

梓「は、はい」



梓(……うぅ、どっちが軽音部の活動か分からなくなってきた……)


見せてもらってる立場なんだから文句は言えまいて



桂馬「そういえば梓ちゃんはなんで軽音部に入ったんだい?」

梓「それはもちろん音楽が好きですから」

桂馬「なるほど。僕たちと同じだねっっ」

梓「はい!」


桂馬「でも梓ちゃんなら部活じゃなくて、もっと本格的な外のバンドに入る選択肢もあったんじゃないのかな?」

梓「それは、いえ、私は軽音部の新歓ライブを見て、本当に感動したんです」

桂馬(あの軽音部がそんな凄いライブを? 前にちひろも言ってたな……)

梓「この先輩たちと一緒に演奏したい、そう思ったんです」

桂馬「………」

梓「ですから外バンに入ることは考えてなかったですね」

桂馬(このルート……)



さわ子「次はこのメイド服着てみましょうか~~!!」


梓「そ、それは絶対嫌です!!」


唯「絶対似合うのに~~~」


梓「嫌ですっっ」




梓(だ、だめになる……。このままじゃだめになる……)





ギュイーン

歩美「ふゥ…」

ちひろ「今のよかったんじゃない!?」

エルシィ「上手くいきました~~!!」


歩美「―――そういえばさ。梓ちゃん私たちと一緒に演奏してみない?」


梓「え…?」


ちひろ「それいい! 梓ちゃんのお手本聴きたい!!」

エルシィ「私も聴きたいですーー!!」


桂馬「お、おいおい……」

岡部「おい、エルシィー!!」

まゆしぃ「……」

憂ちゃんの登場はありますか

支援



梓(……楽しい!)


梓(軽音部以外の他のバンドで演奏するのがこんなに楽しいなんて……)


梓(歩美先輩、ちひろ先輩、京先輩、エルシィ先輩、技術はまだまだだけど気持ちがノッてる)


梓(こういうバンド、いいかも)





桂馬「………」



エルシィ「にーさま! やりましたよ!!」

桂馬「は?」

エルシィ「梓さん私たちと演奏して凄く楽しそうでしたーー!!」

桂馬「ま、そうだな」

エルシィ「もう駆け魂が出るのも時間の問題です! 今回は私かなり役に立ちました~~」エッヘン


桂馬「このままじゃ駆け魂は出ないぞ」

エルシィ「えぇーーーー!?!?!?」



桂馬(……ルートの変更が必要だ)


憂ちゃんとエルシィが協力して駆け魂拘留♪




唯「最近あずにゃん来ないねぇ」


紬「どうしたのかしら……」


律「学校休んでるワケでもないのになんで部室来ないんだーー!!」


澪「廊下ですれ違ったとき、なんだが元気がなさそうだったな」




ちひろ「やーーー!! どうだっっ」

歩美「梓ちゃん今のどうだった?」

梓「はい、かなり良かったと思います!」

エルシィ「今の演奏を録音したの聴いてみましょう!」



歩美「それにしても私たち相性いいんじゃないの」

京「梓ちゃんと一緒に演奏すると私たちまで上手くなった気がするよー」

ちひろ「もういっそのこと私たちのバンドに入っちゃえばいいのさ~~」

梓「え…?」

歩美「ちょっとちひろー。梓ちゃんは桜が丘高校の軽音部なんだからね」

ちひろ「いやー、冗談だって冗談」

梓「で、ですよね……」



エルシィ「今日もたくさん練習出来ましたーー!!」

梓「エルシィ先輩どんどん上手くなってます」

エルシィ「えへへ~~」

桂馬「………」



桂馬「梓ちゃん、ここ毎日練習に付き合ってもらってるけど大丈夫かな?」

梓「あ、大丈夫ですよ」

桂馬「でも軽音部の活動もあるだろ? 軽音部の人達も心配してるかもしれない」

梓「いいんです。どうせ唯先輩達は遊んでばっかりですから」

桂馬「いや、でも梓ちゃん…!」

梓「桂木先輩、明日も練習行きます。それでは!」

さる回避も大変だろう支援

がんばれ支援



桂馬「このままじゃマズイぞ……」

エルシィ「梓さんが私たちのバンドに入ったら駆け魂出るんじゃないですか?」

桂馬「梓と軽音部の問題は解決していない。この状態で駆け魂は出ないな」

エルシィ「そ、そんな~~~」



桂馬(梓は軽音部の演奏を聞いて感動したと言っていた。やはり梓と軽音部を繋げる必要がある)


桂馬(だが無関係な僕が軽音部に練習をするように言うことは出来ない)


桂馬(あの軽音部を動かすには……)

なかなか手が込んでる内容



ちひろ「さーて、今日も練習行くかー!」

歩美「今日も梓ちゃん来てくれるって~」

京「行こ行こー」



ちひろ「おい、マネージャー」

桂馬「いつ僕がお前たちのマネージャーになった」

歩美「なったでしょ!」



桂馬「今日は僕とエルシィは用事がある。バンドの練習はお前たちだけで行ってくれ」

エルシィ「ま、待って下さい神にーさま~~!!」


歩美「用事…?」

ちひろ「どうせゲームでしょー」



桂馬「ここが軽音部の連中の帰り道でいいんだな?」

エルシィ「はい! 調べておきました!」



ハクア「お前たち、なにやってるのよ」

エルシィ「ハクアーーー!!」

桂馬「なんだ、ここはハクアの担当地区だったのか」

ハクア「そうじゃないけど、地区長はいろいろ大変なのよ。今日はここの地区の子が…」

桂馬「!? エルシィ、来たぞ」

エルシィ「あ、はい。にーさま行きましょう。ハクアまたね!!」


ハクア「ちょ、ちょっと! 少しぐらい私の話を…。 私に興味持ちなさいよーーー!!」

どう攻略するのか見物ですな



桂馬「あのぉ、桜が丘高校軽音部の人たちですよね?」

律「ん?」

澪「舞島学園の制服……」

唯「か、かのんちゃんがいる学校の人だ!!」

紬「そうですけど、なんでしょう?」

桂馬「僕はあるバンドのマネージャーなんですけど、実はメンバー引き抜きのことで」

唯「ひ、ひき肉!?」
律「おいっ」

澪「引き抜きって……。まさか梓ですか?」

紬「そ、そんな……」

桂馬「その梓ちゃんにはもうウチのバンドで演奏してもらってます」

澪「最近部室に来てなかったのはそのせいか……」

シエンヌ



桂馬「なんでも桜が丘高校軽音部は遊んでばかりで練習もしないとか」

律「うっ……」

唯「それは……」

桂馬「それなら梓ちゃんにはこっちのバンドで本格的にやってもらおうと思いまして」

唯「あ、あずにゃんは渡さないよ!!」

澪「唯……。それは梓も望んでることなんですか?」

桂馬「まだ決めかねているようなので、先にこっちの軽音部に話をつけに来ました」

紬「それなら私たち、そんなの認めません!」

唯「私たちだってやる時はやるんだよーー!!」

律「おー! よく言った唯!!」

澪「梓と私たちで話しあってみます」

ユイにゃんが梓の心の…
いや唯があずにゃんの心の隙間を埋めるのか…



エルシィ「にーさまどうしましょ~! このままじゃ梓さん私たちのバンドに入れませんよ~~!!」


桂馬「このバグ魔……。このままでいいんだよ」


エルシィ「えっ?」





桂馬「見えたぞ…… エンディングが!!」




エンディングが見えたのにここで落とすわけにはいかんぜよ



ちひろ「おーし、今日の練習終わりーっと」

京「本当に桂木たち来なかったね~」

歩美「あ、あんなヤツ別にいなくてもいいいわよ」


梓(……そういえば最近ずっと部室行ってないな……)

梓(……唯先輩たちどうしてるだろ……)


ちひろ「梓ちゃん。たい焼き食べたくない?」

梓「あ、はい。いいですね」

歩美「ちょっとちひろ。あんたが食べたいだけでしょー」

ちひろ「バレたか」


梓(たい焼きかぁ、前に唯先輩に食べさせてもらったっけ……)

神のみぞ知るセカイのタイトルAAを完結したあと貼ってほしい



梓「うぅ、たい焼き食べ過ぎました…。 あれ、桂木先輩?」

桂馬「やぁ、梓ちゃん」

梓「今日はどうしたんですか? 桂木先輩が来ないから歩美先輩もちひろ先輩も機嫌悪かったですよ~~」

桂馬「なぜあの二人が…。 ま、そんなことはどうでもいい」

梓「?」


桂馬「さっき桜が丘高校軽音部の人たちに会ってきたんだ」

梓「えっ?」

桂馬「みんな梓ちゃんを心配してた。だから僕たちの練習に付き合うのはやめて軽音部に戻るんだ」

梓「そ、そんな……。 嫌です! 私はちひろ先輩のバンドに入るんです!!」

桂馬「梓ちゃん……(行動が極端になり始めてる、駆け魂の影響か)」

梓「バンドに入ったら皆さんともっと一緒に、それで桂木先輩とも…! ……あっ」

桂馬「確かにちひろのバンドに入れば楽しいかもしれない。でも梓ちゃんが本当に演奏したい場所はここじゃない」

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             ゙Y└――┘The World God Only Knows                              ‐==‐ ′

唯「んひぃぃぃぃぃ!おまめさんきもちいいでつぅぅぅぅぅ(^ρ^)」グチャグチャグチャプシャアアアア
憂「お姉ちゃん!ご飯のときはおまたいじりやめてって何度いえばわかるの!」バッチーン
唯「あーう!ゆいのおまたいじりやまするだめー!うーいわるいこ!しーね!しーね!(`q´)むひょひょぉぉぉぉぉぉぉぉー(^ρ^)」グシャグシャグシャプシャー
憂「言うこと聞けない悪い子はお仕置きだね。お豆さん切っちゃいましょう」
唯「あーう!おしおきだめー!おまめさんだめー!("q")」
サクッ ブチブチブチブチ
唯「あんぎゃああああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ("q")!!!おまめさんーーーーーー!!!!」ガクガク
憂「穴でオナニー覚えたらこまるから、こっちも閉じちゃいましょう。この『私の恋はホッチキス』でっと」バチンバチン
唯「おぎょおおおおおおおぎょおおおお!!!アガガガガガガゴゴゴゴゴゴ("q")」ピクピク
憂「はい、お姉ちゃん。今日のおかずはお豆さんの丸焼きだよ」
唯「んひぃ、んひぃ…ぁーう…おまめさん…ゆいのおまめさん…("q")」パクッ ブチブチ
憂「食wwべwwたww」
唯「("q")」ピクピク

>>129
はえーよwwwwwwwwwww

今更だけど、桂木桂馬ってスゴい名前だよな

>>134
相手の陣地に乗り込んだら金に成れる男かっこよすぎワロリン




梓「そ、そんなことないです! 私はちひろ先輩たちと一緒に…!」


桂馬「軽音部の新歓ライブで感動した気持ち、思い出すんだ!!」


梓(あれは……なんであんなに感動したんだろ……)


梓「私……私は……」


桂馬「梓ちゃん。自分が感じた気持ちを、感動を信じるんだ。そしてそれを生み出した人たちのことも」


梓「先輩たちを……」


支援


律「まだまだ練習するぞ練習!」 唯「もちろんだよりっちゃん!」

ガチャ

律「梓! ど、どうしたんだ最近来ないで。ずっと練習してたんだぞーー!!」

梓「………」

澪「まさか、他のバンドに入るって言いにきたのか?」

唯「それだけは勘弁してくだせぇー!」

梓「分からなくなって……。どうして軽音部に入ろうと思ったのか。でも、思い出せました」

紬「え? わわっ、梓ちゃん!?」

梓「準備出来ました! やりましょう!!」 

~♪

梓(……唯先輩はまるで音楽用語知らないし、律先輩のドラムも走り気味なのに……)

梓(みんなで演奏するとこんなにスゴイ曲になる。私が感動したあの曲に)

澪「梓、前に聞いたよね。なんで私は外バン入らないのかって。私は、このメンバーで演奏するのが好きなんだ」

梓「はい、私もです。……私、やっぱり先輩がたと演奏したいです!!」

まさかここに繋がるとは


梓「あっ、桂木先輩……」

桂馬「………」

梓「なんだかもう会えないような気がしてました。……変ですよね」

桂馬「桜が丘高校文化祭の軽音ライブ、聴きに来るよ」

梓「はいっ! あ、でもまた練習サボってライブ失敗するかも」

桂馬「大丈夫。梓ちゃんがいればそうはならないよ」

梓「先輩……。 私、頑張ります! やってやるです!!」

桂馬「―――頑張れ」

梓「……桂馬先輩。 頑張るぶんのご褒美、先払いですっっ」


桂馬「!?!?!?」

梓「……んっ///」


エルシィ「出たあああぁぁーーーーー!!!!」

エルシィ「駆け魂、拘留♪♪」

出たああああぁぁぁぁぁああああああああ


エンディングテーマ

http://www.youtube.com/watch?v=peX3W4NCUKg

エルシィたんの『駆け魂拘留♪』の言い方がすごい好き



梓「練習しますよ! 練習!」

律「もういいよー。ここ毎日演奏してるじゃんかよ~~」

唯「燃え尽きた……。もうあと一週間は演奏したくない……」

梓「ダメです! そんなんじゃ舞島のバンドに負けちゃいます!!」

澪「舞島? 梓は舞島学園に知り合いがいるのか?」

唯「舞島って、かのんちゃんがいる学校だよね!? あずにゃん知り合いいるの!?」



梓「い、いえ、舞島に知り合いなんていませんけど……」



紬「梓ちゃん?」


梓(なんでだろう……。なんだか大切なことを忘れてるような気がする……)



ちひろ「やっぱり一緒に練習できないことには……」

エルシィ「あのー、梓さんのいたような軽音楽部を作ったらいかがでしょ~?」

ちひろ「梓って誰だ?」

歩美「いや、知らないけど」

京「けいおん部?」



エルシィ「え、あ、えーと…。よ、夜のアニメで梓さんが教室使って練習してましたよ」



ちひろ「高校生にもなって、アニメ観てんのか?」

歩美「でもいい考えだよ! 部か!」

京「それなら休み時間に練習できるし、いいかも」

ちひろ「なるほど。よーし、児玉に頼みに行こう!」

がんばれ>>1
がんばれエルシィ

支援


桂馬「………」

エルシィ「神にーさま。なんだか寂しそうですね~~」

桂馬「な、なに言ってんだこのポンコツ悪魔」

エルシィ「桜が丘高校の文化祭まで梓さんに会えないですもんねぇ」

桂馬「―――それよりお前、ベースどうするんだ」

エルシィ「えっ?」

桂馬「もう梓には習えないぞ。これからはまた独学だな」

エルシィ「あ、あぁぁぁ~~~~!!!!」



桂馬「まったく、これだからリアルは……」





神のみぞ知るけいおん


FIN

>>1

6時間も乙

タイトルAA頼んだ!


両方のイメージ壊さないで面白いのは凄いわ
他の作品コラボも見てみたいな

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    厶イ iト | ┌ ┐ |〃}厂} }_,フ厶イY´{ (__ 彡 ┤├┤ |  | | `フ∠、ヽ.,.イ | 厶イ     ,゙ /    |/ イ゛|
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た、足りなかった…
もしもしじゃこれが限界だ


最後まで読んで下さった方々、ありがとうございました。

支援レスとても嬉しかったです。

書き溜めはしてなかったの?

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             ゙Y└――┘The World God Only Knows                              ‐==‐ ′

>>185
代わりにありがとう


>>171
何年も前ですが、うしおとシオン、うしお「聖杯戦争?」というスレを建てたことはあります。

>>184
ざっと書き溜めて修正しながら投下してました。
桂馬からキスするか、梓からキスするかは直前まで悩みました。

>>192
焦らされながら待つのはツラかったけどよくぞ完走してくれた
ありがとうそしておめでとう
さる回避は他のスレに書き込むと効果あるらしいよ


久しぶりのSSスレ楽しかったです。

ありがとうございました。

それでは。

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