サツキ(26)「…メイ。全て終わらせるからね」(69)

カンタ(26)「サツキ…やっぱり始めるのかよ…」

サツキ「カンちゃん…今まで協力してもらってありがとう」ニコ

サツキ「でもね」

サツキ「私は“奴ら”に復讐することだけを考えて生きてきた」

カンタ「…」

サツキ「もう後戻りはできないの」

カンタ「サツキ…」

サツキ「大丈夫よ」ニコ

サツキ「私には『この子達』がいるから!」

 サツキと呼ばれる女性の周りを透明な“何か”がうごめいている

カンタ「…本当にやるんだな?」

サツキ「えぇ…全て…終わらせる」

 そして、女が両太腿のホルスターから2丁拳銃を抜いて構える。

 夕日を一身に浴びたその姿は天使とも悪魔ともつかない。…ただ女神だった。

サツキ「…」

 サツキは目を閉じ、念じる

 ダッダッダッダッ…何かの足音が近づいてくる

カンタ「!」

 カンタの目の前には明らかに異形の生物?がいつの間にか「停車」している

サツキ「いってきます」ニコ

 そう言い残すと「それ」はサツキを呑みこみ気付けば消えていた

カンタ「サツキ…おまえの歩む道標…変えてやれなくてすまない」

カンタ「…」

カンタ「…あれから10年以上か」

青年は去って行った女性の後ろ姿を見ながら、惨劇の記憶を辿っていた…


The END of TOTORO 
~悪魔と契約した女~

~昭和3x年

メイ(6)「おねーちゃーん!!!ランドセルどこにしまったの~~!!」

サツキ(14)「もうっバカメイ!昨日一緒に寝るって布団の上に置いていたじゃないの!」

メイ「だって朝起きたら無かったんだもん~!!」

タツオ「おやおや。朝からどうしんたんだい?」

サツキ「お父さんおはよう!メイがランドセル無くしたんだって!!」

靖子「あら?ランドセルはお弁当入れて玄関においてあるわよ」

サ&メ「「お母さん!早くいってよ!」」

タツオ「はっはっはっ!こりゃ母さんに一本とられたな!」

サツキ「メイ!遅刻するわよ!!」

メイ「待ってよ!おねぇちゃーん!!」

サ&メ「「行ってきまーす!!」」

タツオ「…もうメイも小学生か」

靖子「あら?サツキはもう中学生よ?」

タツオ「早いものだね。母さんが退院してから一層元気になったよ」

靖子「あの時は本当にごめんなさい。あなたにも負担かけました」

タツオ「とんでもない!おばあちゃんや近くに友達もいたし…それに」

靖子「?」

タツオ「森の主もいたしね!」

靖子「ふふふ。そうね…これからも一杯甘えさせてあげなくちゃ」

タツオ「そうだね!」

タツオ「さて!今日も頑張って働くかな!」

靖子「頑張って。あなた」

 ブー

タツオ「誰か来たみたいだ。僕が出よう」ガチャ

??「草壁タツオだな?」ジャキ

タツオ「!」パーン

 季節は春 新緑達が羽を伸ばし 動物達が駆け回る
しかしその乾ききった音に気付いたものは誰もいなかった

小トトロ「…」トコトコ

メイ「あぁぁぁぁ!!トトロみーっけ!!」

小トトロ「…」ビクゥ

サツキ「あら?こんにちは!!行くよメイ!!」

メイ「うん!バイバーイ!!またねぇぇぇ!!」

小トトロ「…」トコトコ

メイ「今日はいいことありそう!!」タッタッタッ

 ―いつからだろう。この不思議な生物と交流が始まったのは

サツキ「メイ!トトロとよく遊ぶの??」タッタッタッ

メイ「うん!でもね、お父さんもお母さんもおばあちゃんも誰にも見えないの!」

 そう トトロは私たち以外には見えていない

サツキ「大人になったら見えなくなるんだって!」タッタッタッ

メイ「そんなのや~だ~!!」 タッタッタッ

 いつまで…私たちの前に現れてくれるのだろう

サツキ「じゃあね!ちゃんと学校でもお利口にしてなさいよ!」

メイ「はーい!」

サツキ「!」

メイ「どうしたの?」

サツキ「何?今の感じ…」

サツキ「なんだか胸騒ぎがする…今日は早く帰ろう」

メイ「変なおねえちゃん!」

 ~放課後~

女子A「サツキちゃん、ばいばーい」

サツキ「バイバーイ!!」

サツキ「(何だろう…このもやもや。今日ずっとひっかかってる)」

サツキ「早く帰ろう!」

 少女は言い知れぬ不安を拭うかのように強く呟く

サツキ「ただいま~!!」ガラガラ

サツキ「…ただいま!!」

サツキ「誰もいないの~!?」

 不安の払拭するにはただ叫ぶしかない

サツキ「おかしい…お母さんは買い物、お父さんは仕事だとしてもメイはもう学校終わってるはず」

サツキ「メイ―!」

サツキ「そうだわ!裏山で遊んでいるのよ…」


 「お…ねぇちゃ」

サツキ「!!」

サツキ「メ…!」

 そこには真っ赤に染まった愛しの妹がよこたわたっていた

メイ「ね…ちゃ」

サツキ「メイ!メイッ!ひどい!どうしてこんな!!」

サツキ「すぐに病院につれていってあげるからね!!」

メイ「お、ね、ちゃ、だ、いす、きだ…」

サツキ「メイ!そんな!目を開けて!メイ!メイッ!!」

メイ「…」

サツキ「いや…いや…嘘よ…」

サツキ「メイーーーーーーーッ!!!!」

サツキ「…どうして…どうして」グス

サツキ「!」

サツキ「お父さん…お母さん…」

 それはそれは不思議な光景だった。

 愛しの両親がさらに奥側で―――お互いを支えるかのように抱き合っていた

    手にはお互いに深々と刺した包丁を握って―――

サツキ「は、はは…嘘よ…こんなの嘘よ…」

サツキ「」バタッ

 季節は春 活動的な山々 魅惑的な緑 満開の桜…それでも少女は暗闇に落ちていく

―キ

 ――ツキ

 誰?私を呼んでいるの?

カンタ「サツキ!!」

サツキ「…カン…ちゃん?」

 そこには見慣れた人影がいた

カンタ「良かった…おまえが無事で本当に良かった」ダキ

サツキ「カンちゃん…私は…」ハッ

おばあちゃん「サツキちゃん、目覚めたかい」

サツキ「おばあちゃん!メイが血まみれで…お父さんが!お母さんが!!」

サツキ「早く病院に連れて行かないと!!!!!!」

カンタ「落ち着け!サツキ!!!」

サツキ「カンちゃん!だって!」

カンタ「いいか。よく聞けサツキ」

おばあちゃん「カンタ!!」

カンタ「うるせー!いずれ分かるんだ。おまえの親父さんとお袋さんは」

カンタ「亡くなった」

サツキ「!」

カンタ「包丁でお互いを差し合って…」

サツキ「嘘よ!そんなことお父さんもお母さんもするはずがない!!」

カンタ「おまえも見たんじゃねーのか!」

おばあちゃん「カンタ!!」

カンタ「うるせー!いずれ分かるんだ。おまえの親父さんとお袋さんは」

カンタ「亡くなった」

サツキ「!」

カンタ「包丁でお互いを差し合って…」

サツキ「嘘よ!そんなことお父さんもお母さんもするはずがない!!」

カンタ「おまえも見たんじゃねーのか!」

サツキ「!」

サツキ「あっ・・・あっ・・・」

サツキ「私は…!」

サツキ「メイは?」

サツキ「カンちゃん!メイは!!!!!!!!」

カンタ「…」フルフル

サツキ「…そんな」ガタガタ

カンタ「メイちゃんは…いなかったんだ」

サツキ「!」

カンタ「今、村の人間全員で探している」

カンタ「なぁサツキ…一体何があったんだ?」

サツキ「メイ!!!」ダッ

カンタ「おい!待て!」

サツキ「メイ…お願い…無事でいて…」ダッダッダッ

サツキ「メェェェイ!!!!」ダッダッダッ

サツキ「お願い返事をして!!!」

??「そんなに慌てて誰を探しているのかな」

サツキ「!」

黒服「草壁サツキさんだね?」

黒服「私と共にきてもらおう」

サツキ「…イヤ」

黒服「さぁ妹に会いたいだろう!」

サツキ「!メイをどこへやったの!?」

黒服「フフフ。着いてこれば分かることだ」ガシ

サツキ「イヤ!離して!!」

黒服「暴れるな!!」

サツキ「嫌!!(誰かお願い助けて!!)」

―刹那

黒服「ぐわぁぁぁぁ!!!腕が!腕が!!!」

 黒服の両手が無くなった―

サツキ「!!」

 いや、正確には『喰いちぎられた』様な

黒服「貴様…何をしたああああ!!!」

 サツキはふと圧倒的な存在感を感じた

サツキ「ト…ト…ロ…?」

トトロ「ヴォオオオオオオオオオ!!!!!!」

 そこには

トトロ「ヴォオオオオオオオオオオ!!!!!!」

 捕食する側とされる側

トトロ「ヴォオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」バクッ

 ただそれだけだった

 ―――それからサツキが戻ってきたのは3カ月後だった

サツキ「カンちゃん。ただいま」

カンタ「お、おう」

カンタ「ってどこっいっちまってんただよ!!」

カンタ「皆心配して…メイちゃんはどうした!?」

サツキ「…メイは死んだわ。正確には殺された」

カンタ「おまえ、何言って」

サツキ「カンちゃん」

カンタ「な、なんだよ」

サツキ「私ね…」

  今俺の目の前にいるのは…俺の知っている少女では無かった

サツキ「―たの」

カンタ「えっ?」

  ―私、悪魔と契約したの

そこからは両親が一家心中を図り、その生き残りという悲劇的な

 ヒロイン像を作り出され、記者達が追い回していたが

 それも時間と共に消えていく

 学校にも来ず、フラッと出て行っては傷だらけで帰ってきての繰り返し

 それでもあの家に…村人でも近寄らなくなったあの家に

 サツキは一人で住み続けた
  
 俺は見ているしかできなかった

カンタ(20)「なぁサツキ、ばばあも死んだしさ」

サツキ(19)「…」

カンタ「俺たち、一緒に住まねーか?」

サツキ「ありがとう、カンちゃん」ニコ

カンタ「ありがとうじゃなくてだな…」

サツキ「いいよ」

カンタ「へっ?」

カンタ「言いの?」

サツキ「うん」

カンタ「…サツキ」

サツキ「うん?」

カンタ「おまえ…何をしようとしてるんだ?」

サツキ「…」

カンタ「ここ数年のおまえはおかしいよ!」

カンタ「そりゃ…あんなことになっちまって」

カンタ「でも!俺はおまえにだけは幸せになってほしいんだ!」

サツキ「ありがとう」

カンタ「だからありがとうじゃ」

サツキ「復讐」

カンタ「えっ?」

サツキ「言ったでしょ?悪魔と契約したって」

カンタ「おまえ何言って」

サツキ「お母さんと、お父さん。それにメイの復讐」

 ―言葉に出来なかった

サツキ「私はその為に生きてるの」

 ――あぁ 俺は気付いていたんだよ

サツキ「…復讐よ」

 ―――やはり目の前にいるのは、サツキであってサツキでは無かったんだって

それから俺とサツキは一緒に暮らし始めた

 相変わらずサツキの行動は変わらなかったが

 復讐するための“準備”が忙しい様だ

 俺は出来うる限り笑顔でサツキと接した

 サツキも笑顔で返してくれたんだ

 俺はそれだけで幸せだった

 サツキも幸せそうでこのまま平穏に進んでいくものと誤認してしまうほどに

これは期待

   <:::::::`!:ヽ      、 i r        /:レ:-::"レ..、
  !`:::::::::::::::::|  , ..::::':_:::::::_ ̄::`::...、  /::::::::::::::::::::フ
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        .i:| (・ ) ,  ( ・ )  |::::i
        | } ''_''_     _'' ''  !' Y
        `!/`‐'‐`=='‐--'ヽ , ノ

 おばぁちゃ━! ! r  ̄ v‐  ̄ ), ノ━━━━━ん !!!!!

        /`ヽ=-ニニ-=-"   \
       ( ,   | Y_-゚-`_Y |     )

    _  、_                                           ,.  ,./i,.
   、ヽ、 `ヽi、゙ヽ、                           ,,.-‐'''""'''- 、        /i/ '"´'´''"i,
  ,r''´'        ゙、                      ,.-'".:.: : :       `ヽ、     /        ノ'i'

. <´           ゙、  _,,.-- 、   __,,,_          /:.:.:.:.:.:. : :  __,,,. -- .,,,_ゝ、_,,,.-'、__       'ノ,
`フ         ./`'''7´    `y´   `ヽ、,.-‐''""'‐y'.:.:.:.:.:.:.:.:._,.-'"__,,. -''^ヽ、,_ヾ ヽ  ヾ、       ソ
〈、_...... . . . .  . ....:.:.〉、_l:..             /''"     l:.:.:.:.:.:.:.:.:/-‐''´       _,゙i      |'':.. . ....:.:.:.:>
  >.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::/   ゙、:.:.:.:.:....:.:..              i'ニヽ.:.:.:./  ,.== 、    i ,.=、'l  ノ:.:.ノ-、.:.:.:__=‐'"

   ̄´-ニ',,. -'"     `‐ --''゙、`.:.:.:.:.:.:.:.:.:..    . . ..l | | |.:.:.ノ  ,.=-=、`' ' ' _二, i'.:.:.:ノ'"     ̄

                    ヽ、,,__,,,.-、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l ! | |.:/ '‐‐(  Oi ゙i r' Oノ/_,ノ
    め━━━━━━いちゃ━━━━━゙ヽ、,,,_,,{゙、i,l |:.i,  ,. 、`ー‐' ,.   ヽ=' i━━━━━━ん!!!!! 
                         _,,,,,.-''":l゙、'-'.:.゙、 ' ´i'ヽ、__ノi_   l、 /  
                    ___,,,,r''":::::::::::::::::::::!:.:゙、.:.:.:| i l i'、   `ヽ,ノi/ ̄ ̄` ''ヽ、
                  ,,.-''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\.'i, ! ! `、二ニニソ/ ノ       ̄ヽ、_
                 r'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`‐-.,,_::::::::::ヽゝ,    ‐‐  |r'      ,.-'"/::::::ヽ、
              /`'''‐- .,,,_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::` ‐- .,,_゙、__,,,,. -'ー‐'    _,,.-'" /::::::::::::::::::゙、

 そして―
  
サツキ「破滅へ、ようこそ。」

第一章 完

くぅ疲です!

気が向いたらまた続き書きマース!

アデュー!

>>39 おばあちゃん違うけどすげー!

サツキ「いくわよ」

 女は周りにいる『何か』にそう告げた

 ―刹那 暗闇がターゲットを襲う!

組員A「周りが暗くなっていく!どうなってんだ!!」

組員B「あっ足元がっ!!」

若頭「うろたえるんじゃねー!!」

若頭「(何が起こってんだ!突然黒い丸の染みみたいなのが広がって…)」

って訳で再開します。

ペースゆっくりですが。

組長「…」

サツキ「…あなたが地振組の組長さんね」

若頭「!」

 ふと広がった暗闇の中に一人の女が現れた

組員A「あんだ?てめーh」パンッ…バタ

サツキ「黙りなさい」

若頭「(なんだ今あいつが撃ったのか…!)」

サツキ「もう一度聞くわ。あなたが組長?」

組長「・・・いかにも」

若頭「おじきっ!鉄砲玉だ!!ここはお…」ズブズブズブ

組員B「アニキが暗闇に飲み込まれていk」ズブズブズブ

サツキ「ススワタリっていってね。正確にはススの中に取り込んだってところかしら」

組長「…何が目的だ」

サツキ「10年前…ある男がある夫婦を殺した」

サツキ「ご存知ですか?」

組長「…なんのこt」パン

組長「うぐっ!」ガク

サツキ「次は右足を撃つわよ」

サツキ「言い方を変えるわ。あなたは当時の組員を使って殺人を行った?」

組長「…」パン

組長「!」ドタ

サツキ「次は右腕」

組長「ま、待ってくれ!私は依頼されただけなんだ」

組長「それに直接殺しをやった人間はそのままトンズラしちまった」

サツキ「…」

組長「当時は組もまだ小さかった…!だから何でも受けていたんだ!!」

サツキ「…そう。」パン

組長「ぐあ!!」


サツキ「誰に頼まれたの?」

組長「…言えねぇ」

サツキ「…」パンパン

組長「ぐぅ…待ってくれ!話せば私が殺されるんだ!!」

サツキ「…ここで喋って少しでも生き残る可能性にかけるか」

サツキ「今死ぬか…選ばせてあげる」

組長「…分かった」

組長「紅商事の元専務…今は社長に頼まれたんだ」

サツキ「何故?ただの研究者だった父と母を」

組長「知らねぇ!俺はただ金と地盤がほしかっただけなんだ!!」

サツキ「…そう。分かったわ」クル

組長「(助かった…)」

サツキ「そうそう。直接手を下した人、どうなったか知ってる?」

組長「?ビビッて逃げちまったと思っていたが…」


サツキ「違うわ。食べられたの」

組長「??」

サツキ「…この子に」

組長「!!!!」ガブッ

サツキ「あなたの命で償いなさい」

サツキ「…まずは一人目」

??「ヴォオオオオオオオオオ」

サツキ「…」グス

??「…」ペロ

サツキ「ありがとう。慰めてくれてるのね」

 後日地振組は一部射殺された組員が発見されるが、大多数が行方不明となる

サツキ「ねぇ。まっくろくろすけに飲み込まれたらどこに行くの?」

??「…」

サツキ「そう」


サツキ「ねぇ、トトロ」

サツキ「人殺しって、悲しいね」

トトロ「…」

サツキ「大丈夫。続けるわ」

トトロ「…」

サツキ「もう戻れないもの」

サツキ「次のターゲットは…」

 こうして私は父と母の殺しに関連した人物に復讐していった

 父はただの大学の非常勤だったがバイトで中国語の和訳を行っていた。

 そこで一部の日本政府と中国政府の癒着内容が書かれた機密書があり

 内容を知ってしまった父は母と共に殺された。そして・・・辿りついた最後の人物。

職員A「官房長官、相手は不明ですが秘匿回線で繋がっておりますが?」

無菅「…回せ」

 最後の復讐が始まる―

無菅「はい無菅です」

サツキ「はじめまして。無菅さん、草壁サツキと申します」

無菅「どちらのお嬢さんかな?何故この回線を知っている?」

サツキ「名前で言っても分かりませんよね」

サツキ「ではこう言えば分かりますか」

無菅「悪戯なら切るが―」

サツキ「中国共産党、鄧 少奇」

無菅「!」ピク

サツキ「現在は失脚しているようだけど、約10年前の首席時代」

サツキ「色々悪いことしてたみたいね」

サツキ「旧日本軍が満州に残した物資の横長しがあったみたいだけど」

無菅「…」

サツキ「黙認する代わりに色々賄賂を受け取っていた閣僚がいたみたい」

無菅「草壁さん、といったかね」

無菅「君が何をいってるのかさっぱり分からないよ」ハハハ

無菅「今であればたまたま回線にひっかかった悪戯ってことにしといてあげよう」

サツキ「…」

無菅「では私も忙しいのでね」ガチャ

サツキ「…」ツーツーツー

無菅「(なんなんだ今の小娘は!)」イライラ

無菅「(何故今頃あの話が…しかし)」

無菅「証拠は全て消してある!」

無菅「なにも問題ないのだよ…くくく、はーはっはっはっはっは!!!」


サツキ「まぁ、予想通りだけどシラを切るわよね」

サツキ「無菅大作、あなたを地獄を連れて行ってあげる」

サツキ「さて…と」

サツキ「はじめは法的にとか細かい根回しで失脚させるとか色々考えていたんだけど」

サツキ「一気に決着を付けるわ」

サツキ「いいわねトトロ…いやメイ?」

トトロ(メイ)「ヴォーヴォー」

サツキ「あなたがもののけになったと知った時はビックリしちゃったけど」

サツキ「どんな形であれ生きていてくれてありがとう」

トトロ(メイ)「ヴォーヴォー」

サツキ「もののけ達よ。主が命じる」

 無菅を喰い殺しなさい!


無菅「…なんだ?今がなにか」バク

無菅「??」

無菅「・・・」

無菅「!!!」

無菅「腕がぁぁぁ!!!私の腕が無い!!!!!!」バクバク

無菅「足がぁぁぁぁあああ!!」バクバクバクバク

無菅「あっ…」

無菅「」

トトロ「バオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

サツキ「終わったのね」

サツキ「お父さん、お母さん終わったよ…」

トトロ(メイ)「…」ユラ

サツキ「…分かってるわ。ありがとう」

サツキ「またいつかあなたのおねぇちゃんに」バク

トトロ(メイ)「…」ムシャムシャ

ネコバス(の頭の表示)「(元気だせや)」ガシャン

ネコバス(の頭の表示)「(帰るぜ)」ガシャン

カンタ「あれはネコバス・・・!」

カンタ「そうか。終わったのか」

カンタ「サツキ。ありがとう」

カンタ「…」

カンタ「馬鹿野郎」

終わり

くぅお疲です。
ちょっとネタ切れ感でてきましたのでかけあし終わりでした。
またネタ探しの旅に出ます。
どこかでまた出会ったらこんにちわしてください!
アデュー!

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