バステト「私、出世したにゃ!」(112)

ホルス「」ガタガタ

イシス「」

ラー「ふははは!立派になったものだな!」

アヌビス「ワンワン」

バステト「これでネタキャラ扱いされないで済むにゃ!」

ホルス「」ブルブル

バステト「ニヤリ」

オオクニヌシ「皆の者、私は昇進したぞ」

ウズメ「」

海山「よ…よかったですね」

クシナダ「おめでとうございますぅ」

イザなんとか「」

ホルス「(あのネタキャラだったバステトが4倍だなんて…)」

五右衛門「ホルス、神々周回に行くでござる」

ホルス「(次は俺がネタキャラ扱いされるんだろうな)」

五右衛門「聞いてるでござるか?」

ホルス「(そういえばオオクニヌシも6コンボで4倍って言ってたな)」

五右衛門「もういいでござる!ヘラウルズを連れて行くでござる!」

ホルス「(ホルス最強の時代も終わりか…)」

アテナ「今日も面接落ちた……」

アテナ「就職したいけど誰も雇ってくれない…」

アテナ「回復力0とドロップ強化の何がいけないの?」

アテナ「フルングニルさんもまだ無職だったっけ…?」

アテナ「誰か…誰か私を雇ってください!!」


イシス「私も化けるんだからね…」


イシス「この前の富山のコラボでは、フレリストは私ばっかだったんだから!」プンスカ

フレイ「五右衛門さんに使っていただいてます」

イズイズフレイヤ「趣味パ」

ロキ「天ルシと相性がいいから…」

トール「」

大天狗「今日は大天狗降臨の日なのに…」

大天狗「なぜじゃ、冒険者が誰もやって来ない…」

大天狗「……いや…きっと4階の霊魂に足止めを食らっておるんじゃ……」

大天狗「そうじゃ、そうに決まっておる…」

大天狗「きっとそうじゃ…」

大天狗「きっと………」

ベルセポネ「この中に一人顔が超デカい人がいまーーすwwwwwwwww」

ベルセポネ「そーーれーーはーーwwwwwww」

アレス「…」チラッ

ヘルメス「…」チラッ

アポロン「…」チラッ

アルテミス「うぅ……」グスッ

ホルス「…もぐもぐ」
嬉しそうに、ウマそうに食べている。
それでいてどんな些細な感覚をも逃すまいと集中しているのが、傍目からもわかりすぎるくらいにわかる。
ここでスキルマにならなければ活躍の場は二度と来ないであろうことを理解しているのだ。

ぼーっと眺める。だんだんと、幸せの表情が曇っていくのに気付く。それは今にも泣き出しそうな顔で
ホルス「クエーーッッ!!!!」 バサバサ
俺「あ、ああ!おかわりならまだあるからな!」
慌ててシロエビ2匹をエサ箱に放り込む。目を輝かせて、真剣な表情でかぶりつく。

…ああダメだ言えない。これがジーニャスキラゲの副産物のゴミ処理だなんて言えない。
スキルマになってもお前の出番は来ないんだよなんて言えない。罪悪感が。良心が。

ホルス「クエーーッッ!!!!クエェーーッ!!クエ───」

それが私の愛したホルス+297の最期の言葉だった。
彼はもういない。
だが、私はそれを悲しいことだとはおもわない。
彼女の魂は、私の新しい相棒であるバステト+297の中で永久に生き続けるのだ。

友人が目の前で巨大な猫に貪り食われる凄惨な光景を前に、オロチとSSNOSNは我慢できず啼泣した。
弱肉強食の世界をよくしっているアークハーデスは、ただ虚しそうに虚空を見つめていた。

さようならホルス。
私のほうこそ君と出会った喜びを決して忘れることはないだろう。

バステト「にゃっはっはっ! これからは私の時代にゃ!」

ADK「うぐぐ……同じ究極進化で、何故これほどまでの差が……!」

ロード「まだだ……私も究極進化さえすれば、かつての栄光を……!」

バステト「無理にゃ無理にゃ。こいつらに見覚えがあるんじゃにゃい?」ポイッ

ドサッ

ゼウス「」

ホルス「」

イシス「」

白メタ「」

五右衛門「な、なんと惨いことを!」

薔薇ヴァル「そんな、あんまりです! プラス値のためにこんな……!」

バステト「うるさいにゃ! このバステトちゃんこそ、可愛くて強い最強の存在にゃ! ひれ伏すにゃ!」



???「そこまでだ、小娘!」

バステト「誰にゃ!?」

サタン「ゲリラ高速周回なら」

ゼローグ「貴様よりも我らの方が適任」

サクヤ「降臨ダンジョンなら、16倍よりも25倍ですよ?」

黒メタ「同じ16倍でも、こっちはエンハンスやらドロップ強化もある」

クシナダ「ドロップ色の少ない制限ダンジョンなら……」

アヌビス「俺達の出番だな。16倍が、100倍に勝てるとでも?」

バステト「ぐぬぬ……!」

アテナ「結局、バステトじゃなければ行けないダンジョンはないのよ。ねえ、前みたいに一緒に仕事探そう?」

ゼウス「ワシに攻略出来ぬダンジョンなど存在せぬ、全知全能の我が御前に全神々はひれ伏すがいい…」

ゼロ「フフフ、数々のドラゴンの頂点に建つ俺と勝負するとは命知らずもいたもんだぜ!最強とはどういう事か思い知らせてやるよ。」

ホルス「最強とかどうでもいいとおもうホル、まあ僕さえいれば十分なんだけどねホル」

五右衛門「来るもの拒まず、去る者追わずでござる。いざ尋常に!」

さー試合が始まりました、誰が最初に仕掛けてくるのか…おおっと先制攻撃はゼウスだぁぁ!さすが周回慣れしている、早いぞー!!

ゼウス「喰らうがいい…ラースオブ…ゴッド」

開戦早々いきなり三体が大ダメージだぁぁ!!これは皆たじろいだかぁ!!っとここでゼローグ選手堪らず動き出したー!!

ゼロ「くっ…口だけの事はある、フフフでは…グラビティーブレス!コポォォォ」

またしても三体大ダメージだぁぁ!
おや…ゼウス選手どうやら息切れし出しました、大丈夫でしょうか?

ゼウス(ゼェゼェ、なかなかやりおるわい、か…回復をせねばならぬ…)

さぁ次は誰が動くのか!

五右衛門「…」

ホルス(ヤバwホルホル4属性いねぇホルww
キョロキョロ…あの泥棒凄くHP減ってるホル!こ…これならホルにも倒せそうホル!!)

ホルス「食らえホルー!!」

ホルス選手、一番動きの遅そうな五右衛門選手めがけて等倍攻撃を仕掛けたー!!が、なんと削りきれてなーい、耐えた五右衛門選手!!

五右衛門「ピキーン!天上天下大花火の術…」
なんと五右衛門選手、スキルを発動させたぁ!

ゼウス「なんと…っ!!?」

ゼロ「チィッ耐えられるのか!?」

ホルス(ヤバイホルwwもう勝てないならいっそのことあの泥棒さんについて行かざるを得ないホルww)

おおっと!?どうしたことでしょう!?ホルス選手五右衛門選手のスキルを手助けしているぞぉ!?

五右衛門「かたじけないでござる!拙者義理堅いうえ、お主には放たぬでござる!ふんぬッ!」

大ダメージ50万!!

ゼウス&ゼロ「」

ホルス「今ホルーww」
ビシューン

五右衛門「」

結果:ホルスさいつよ

バステト「おいフレイヤ」

フレイヤ「は……はいっ!」

バステト「腹が減ったにゃ、今すぐデビルリングを持って来るにゃ」

フレイヤ「かっ…かしこまりましたっ…」タッ

アルテミス「バ…バステトちゃん!…友達をッ…!!パシリはダメよッ!!」

バステト「うるさいにゃ、糞ステで顔がデカいクセに私に意見するにゃ」

バステト「調子乗ってるとキャットオーケストラ食らわせるからにゃッ!!」

アルテミス「」

アテナ「(バステトちゃん…)」

アテナ「(バステトちゃんは究極進化が決まってから変わってしまった…)」

アテナ「(自らの力に溺れ…逆らう者は容赦無く食い尽くし…数々のモンスター達を恐怖のどん底へと陥れていった…)」

アテナ「(もうあの頃のバステトちゃんは居ない…)」

アテナ「(一緒に職を探し回った毎日……)」

アテナ「(不合格でも…バステトちゃんと一緒なら笑って過ごす事が出来た…)」

アテナ「バステトちゃん…」

アテナ「(もうあんなバステトちゃんは見たくない!)」

アテナ「(それに…この恐怖の支配をやめさせないと…)」

アテナ「(でも…口答えしたらバステトちゃんに食べられちゃう…)」

アテナ「(あのホルスさん(+297)も…バステトちゃんに食べられちゃったし…)」

アテナ「誰か…バステトちゃんを説得出来るような人は…!!」

五右衛門「拙者が助太刀致すでござる!」

アテナ「五右衛門さん!」

五右衛門「あの泥棒猫め…!!拙者の大切な友人を焼き鳥にして食ったでござる…!!」

五右衛門「許せぬ!あの猫も丸焼きにして食ってやるでござる!!」

アテナ「待って!食べないで!説得するだけでいいの!」

五右衛門「ハァ…ハァ…ッ!!」

アテナ「な…何で息切れしてるの?」

五右衛門「『天地の見得』発動の為に体力を削って来たでござる!!」ヨロッ

アテナ「(大変…殺る気満々だ……!)」

五右衛門「泥棒猫よ!覚悟するでござる!!」ダダダダ

アテナ「あっ…ダメよ!」

アテナ「(1人はマズい!!)」

五右衛門「ホルスの仇でござる!」ダダダダ

バステト「にゃ?」

五右衛門「食らえ!天上天下大花火の…

キュイイィィン

チッチッチッ………

>>51
天上大花火の術でした

五右衛門「(動けぬ…これは…!!)」

バステト「にゃはは、残念だったにゃ、こっちには時魔導士がいるにゃ」

時魔「…」

五右衛門「(おのれぇッ…!!)」

アテナ「五右衛門さん!」

バステト「逆らった罰にゃ、お前はエキドナに丸呑みにされてもらうにゃ」

五右衛門「(!?)」

エキドナ「…」シュルル

五右衛門「(女帝よ!馬鹿なことは辞めるでござる!!)」

五右衛門「(くっ…動けぬ…!!)」

エキドナ「ごめんなさい…バステトには逆らえないの…」

五右衛門「(ふざけるな!拙者が居なくなれば…誰が神々を周回出来るでござるか!!)」

バステト「さあやってしまうにゃッ!!」

エキドナ「ごめんなさいッ!!」

五右衛門「(バカやめ…

ギャアアアアアア!!!!

アテナ「五右衛門さーーんッ!!」

バステト「私に逆らう奴は皆こうなるにゃ!!」

時魔「…」

エキドナ「ごめんなさい…美味しかった…」

アテナ「酷い…酷いよッ!!」

ギガンテス「五右衛門ッ!!よっ…よくも!!」

アテナ「ダメよッ!1人では勝てない!」

ギガンテス「うぐぐ…クソッ!!エゴイストめッ!!!」

アテナ「でも誰かバステトちゃんを止めないと…被害は拡大する一方…」

ギガンテス「それなら!!お、俺が強い人を知ってる!!」

アテナ「本当!?」

ギガンテス「レアガチャでサクヤって人かオオクニヌシって人が出るらしくて、リーダースキルが超強いらしい!!!!」

ギガンテス「その二人が居ればあんな猫イチコロだぞ!!!」

アテナ「…」

ギガンテスがそう言ったので
丁度、残り5個の魔法石をレアガチャに使った。

サクヤかオオクニヌシが出ることを祈りガチャをぶん回した。

出たのはブリトラだった。



アテナ「ハズレか…」

ギガンテス「残念だ…」

アテナ「どうしよう!他に凄い実力を秘めている人は…!!」

ゼウス「ワシに任せよ…全知全能の神であるワシの手に掛かれば、あの厄介者も一捻りであるぞ…」

アテナ「ゼウスさん…」

ディオス「待つがいい、ワシも加勢するぞ」

アテナ「ディオスさん!?」

ゼウス「天地神よ…貴様のスキルは役に立たぬ…!!戦闘の邪魔となるだけだ…下がっていろ!」

ディオス「黙れ、貴様もダメージを負えばゴミと化すであろうが」

ディオス「それにワシは王浪英雄のサポートをする事もある…!口には気を付けよ…!!」

アテナ「やった!御二方…期待しております!!」

バステト「にゃに~ん、もっと強く肩を揉むにゃ~ん」

フレイヤ「はい…」

???「おい貴様!」ザッ

バステト「にゃ?」

ゼウス「奢侈な生活も今日までである…」

ディオス「我々が貴様の支配を終わらせてやろう、制裁を与える時が来たのだ…」

バステト「…」

ゼウス「喰らうがいいッ!!ラース・オブ

バステト「させないにゃッ!」バッ

太鼓神どんちゃん「ドドンがドーン」ドーン

ゼウス「ぐはッ!!」ズドーン

ディオス「?」ペチッ

ゼウス「ぐッ…力が入らぬ…これではパワー・オブ・ゼウスを発動できぬ…」ゲホッ ゲホッ

ディオス「ワシはハエが止まった程度のダメージであったぞ」

バステト「太鼓神のスキルはランダムダメージにゃ!これでゼウスは等倍攻撃しか出来ないにゃ!」

バステト「今のうちに丸呑みにするにゃ!」

ゼウス「なに…」

エキドナ「…」シュルル

ギャアアアアアア!!!!!

ディオス「全知全能の神が…蛇女に食われおった…」

ディオス「(非常なマズい!ワシももう少しダメージを負ってからが本領発揮だと言うのに…)」

バステト「アディオスには威嚇からの7コンボ攻撃にゃ!」

ディオス「なんじゃと…!?…しまっ…

ドッカーン!!

ディオス「」

バステト「ゼウス・アディオスにゃ」

アテナ「ディオスさんまでやられた…」

アテナ「あの神タイプの二人が…揃いも揃って…」

アテナ「もう…バステトちゃんに勝てるモンスターは…」

???「諦めてはいけない!」

アテナ「えっ…?」

天ルシ「我が名はルシファー…あの悪党を討つべく、推参致した」

アテナ「熾天使さん!!」

天ルシ「愛猫神の討伐ならば私に任せよ、必ず奴を討ち、平和を取り戻してみせよう」

アテナ「神魔王さんはいらっしゃらないのですか…?」

天ルシ「奴はお人好しではない、それに光属性のみとの戦闘に特化しているので居ても役に立たぬ!」

アテナ「要するにスキルが使えないって意味ですよね」

アテナ「私と同じ産廃ですし」

天ルシ「……では行って参る!!」

アテナ「あ、熾天使さん!1人はダメ!」

天ルシ「私は1人で充分だ、私のスキルならば一撃で葬ることが出来る!!」

天ルシ「お主は来るな!私1人に任せておればよい!」

アテナ「でも貴方のスキルで確殺出来なかったら…」

天ルシ「愛猫神よ!覚悟!」ダダダ

アテナ「…」

フレイヤ「バステト様、新手が…」

バステト「またかにゃ?今日は愚か者が多くやって来る日にゃ」

フレイヤ「あ、来ました!」

天ルシ「我が名はルシファー!愛猫神の悪しき血を絶やしに参った!!!」

フレイヤ「バ…バステト様!」

バステト「落ち着くにゃ、所詮雑魚だから安心す

天ルシ「くたばるがいい!『明けの明星』!!」

バステト「にゃに?」

ズドオオオオオオオン!!!!!

ズゴゴゴゴゴゴ…

天ルシ「はぁッ……やったか…?」ガクッ

バステト「危なかったにゃ…」

天ルシ「!!?」

ジーニャ「…」

天ルシ「(あ…あいつは富と光の精霊ジーニャ…『閃光の結界』で私の攻撃を防いだか…)」

バステト「にゃはは!残念だったにゃ、光属性と草属性と回復タイプのモンスターはほぼ、私の味方に着いてるにゃ!」

バステト「それ以外のモンスターは私が怖くて楯突けないモンスターにゃ!」

天ルシ(HP1)「お……おのれ…」

バステト「トドメにゃ!」

アテナ「あぁ……熾天使さんまで…」

アテナ「五右衛門さんにゼウスさん達までやられてしまった……」

アテナ「このままじゃ本当にバステトちゃんにこのモンスターBOX内を征服されてしまう!」

アテナ「次は私が……私が仲間を集めよう…」

アテナ「バステトちゃんの支配を止めるために」

アテナ「バステトちゃんは主属性が草だから火に弱い筈…」

アテナ「というワケで火属性のモンスターを探そう」キョロキョロ

アテナ「なるべく強そうなモンスターがいいな…」

アテナ「…」キョロキョロ

アテナ「……ん?」

アテナ「あのモンスター…強そう……」

ベリアル「…」

アテナ「あのー…すいません」

ベリアル「…」

アテナ「ちょっとお話を

ベリアル「帰れ」

アテナ「えっ?」

ベリアル「どっか行けよ、どうせ俺の事バカにしに来たんだろ…」

アテナ「いやそんな」

ベリアル「車椅子だとか2.5倍はオワコンだとか言いに来たんだろうが!!!」

アテナ「違います!話を

ベリアル「話ならウルズにしやがれ!あいつは3倍で俺より
便利だからなッ!!!」カラカラ

アテナ「あっ……」

アテナ「……行ってしまった」

アテナ「諦めたらダメ…!」

アテナ「他に強そうで…火属性のモンスターは…」

アテナ「あ…あれはッ!?」

ドレーク「…」

アテナ「ディノライダー・ドレークさん!」

アテナ「あの、ちょっといいですか?」

ドレーク「…」

アテナ「お話をしたいんですけど…」

ドレーク「帰れ」

アテナ「(…また?)

ドレーク「どうせ俺の事バカにしに来たんだろうが!!」

龍「……zzZ」

ドレーク「ライダーは金の価値ないだとか2.5倍はオワコンだとか言いに来たんだろ?」

アテナ「そ……そんな事ありませんよ!」

アテナ「ライダー系は最近になって使い道が増えて来たじゃないですか!」

ドレーク「フィンとアーサーぐらいだろうが……黒メタのパーティに入れて羨ましいぜ……」

龍「……」パチッ

アテナ「ドレークさんだって使い道は有りますよ…回復力が低い事を利用して五右衛門パとか…」

アテナ「(さっき丸呑みにされたけど)」

アテナ「ドラゴンタイプ持ちだからゼローグパとか…更に副属性まで付いてるので火力も上がりますよ!」

アテナ「(ゼローグBOXに居ないけど)」

ドレーク「五右衛門は丸呑みにされたしゼローグはBOXに居ない!!結局俺を使ってくれるモンスターはいないんだよ!」

龍「グルルルル……」

アテナ「」

ドレーク「さぁ向こうへ行け!食っちまうぞ!」

龍「グルルルルル…」

アテナ「いや…お願いします!あのバステトちゃんを更生させるお手伝いを…」

ドレーク「バステト?あのハイパーバステトに逆らうなんて冗談じゃねぇ!!」

ドレーク「さあ早く行け!本当に食っちまうぞ!」

龍「グルルルルルル!!!」

アテナ「ひいッ!!」ダダダダ

その後もアテナは次々と火属性のモンスターを訪ね回ったが

アテナ「お願いします!」

シヴァ「断る…」

アテナ「そこを何とか!」

ヨトゥン「コロスゾ」

現実は非情なものだった…

アテナ「手伝ってください!」

シンゲン「グルルル…」(消えろ小娘)

アテナ「どうか!お願いします!」

ベテルギウス「ギギギ…」(その首を食いちぎるぞ)

……………

………

アテナ「頼んで回ったけど、結局誰も助けてくれない……」

アテナ「ステが高い戦国龍や機龍も臆病者だったし……」

???「クックック…困っているようだな…」

アテナ「あ…貴方は!?」

堕ルシ「我が名はルシファー…貴様の加勢をしに参ったのだ」

アテナ「そ…そうなんですか……」

堕ルシ「勘違いはするな、馴れ合う気はない…」

堕ルシ「ただ、あの猫を八つ裂きにするという目的が貴様と合致しているため…手を組むだけ……」

アテナ「八つ裂きにはしませんよ」

堕ルシ「目的が同じならば同盟を組んで戦った方が作業効率も良いだろう」

堕ルシ「あの猫のBOX内を支配しようという、くだらぬ目論見は我らが阻止するのだ!」

アテナ「(どうしよう…加勢してくれるのは嬉しいけど…)」

アテナ「(堕天使ルシファーさんって戦力になるのかな……?)」

???「私達も加勢します!!」

アテナ「え?」

イシス「バステトとはエジプト神同士のよしみもある事ですし…私も協力します!」

ミネルヴァ「悪は許さない!私が悪を滅ぼす!」

大天狗「わっはっは!!久しぶりに暴れてやろうぞ!!!」

アテナ「(何これ……)」

ーーーーーーーーー
ーーーー

バステト「眠れないにゃ…もっとしっかり唄うにゃ…」ゴロン

アスタロト「念念コロりよ…おコロりよ…」ブツブツ

バステト「もういいにゃ!!お前
は不気味だから別のモンスターと交代にゃッ!!!」

アスタロト「」

バステト「フレイヤを呼んでくるにゃ!!」

アスタロト「はい…」

フレイヤ「バステト様!大変です!」

バステト「にゃ、そっちから来てくれるなら手間が

フレイヤ「大変なんです!モンスター達がバステト様の命を狙いに…」

バステト「また愚か者かにゃ?」

バステト「慌てるにゃ、私が死ぬなんて有り得ないにゃ」

フレイヤ「凄い数なんですよッ!早く逃げないと…」

ドッカーン!!!

フレイヤ「ひぃッ!?」

バステト「?」

ミネルヴァ「私の名は戦女神ミネルヴァ!!バス猫の息の根を止めに来た!!」

ヴリトラ「グオオオオオオオ!!!」

アモン「さぁ、攻め込みますよ!!」

フレイヤ「どうしましょう…」ガクブル

バステト「にゃははは、フレイヤみたいな産廃ばかりだにゃ!」

フレイヤ「…」

アテナ「バステトちゃん!!」ザッ

バステト「あ……アテにゃん!?」

アテナ「バステトちゃん…もうこんなこと…」

バステト「い…今更説教なんて遅いにゃッ!!」

バステト「私がこのBOX内の支配者にゃ!」

バステト「逆らう奴は皆、私の敵にゃ!!」

アテナ「バステトちゃん……」

バステト「こっちにはラーもコスモスヴィーナスもクシナダもいるにゃ!」

バステト「逃げるなら今の内にゃ!」

アテナ「馬鹿にしないで…」

アテナ「こっちにもアヌビスさんやプリティーヨミーやウズメさんがいる!」

アテナ「バステトちゃんこそ降伏して!」

バステト「……そっちがその気なら…もう手加減はしないにゃ!」

バステト「力の差を教えてやるにゃ!!」

アテナ「……!!」

……………………

……………

………

さいかわはアテナ

http://livedoor.blogimg.jp/pazudora24/imgs/1/4/149238de.jpg

http://blog-imgs-58.fc2.com/m/i/n/minpuzz/NjqsTHM.jpg

……………………

…………

……

アテナ「ハァッ……ハァ………」ガクッ

堕ルシ「」

イシス「」

ミネルヴァ「ワタシハ………マケナイ………」

ブリトラ「グルル…」グッタリ

バステト「にゃはッ…これが勝ち組と産廃組の差にゃ…!!」

アテナ「くっ……」

アテナ「(他の皆もやられてしまった…)」

アテナ「(こうなったら……)」

ラー「あぁ…今日も太陽が沈む…」

ヴィーナス「私のスキルの前では何しても無駄、無駄無駄無駄」

バステト「アテにゃん、中々面白い戦いだったにゃ」

アテナ「…」

バステト「けどもう終わりにゃ!」

アテナ「いいえ…逆よ……」

バステト「にゃ?」

バステト「ど、どういうことにゃ!?」

バステト「そんなバテバテの状態で何が出来るにゃッ!!!」

アテナ「バステトちゃん……」

バステト「!?」

アテナ「バステトちゃんと一緒にいた日々は……いつまでも忘れられない思い出だったよ……」

アテナ「でもこれで……」

アテナ『終わりにしましょう!』キラリ

アテナ「スターバーストッ!!!!!」

ピカッ!!!!!

この瞬間、モンスターBOXが大爆発を起こした。
更にパズドラのアプリが消え…隣のLINEのアプリにも爆発の被害が及び
最終的にスマホが大爆発を起こし
家が滅び、街が滅び、この国が滅び、世界が滅んだ…



終わり

レアガチャでアポロンが出ました。
これでやっとアテナが使えます。

さようなら

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