憂「家出します」(520)

憂「よいしょ…っと」

こんにちは。平沢憂です。
季節は夏、私たち高校生は夏休みです。
さんさんと照りつける日差しの中、私は両手いっぱいに荷物を抱えて出かけます。

ガチャ

憂「…あついなぁ」

なにをするかって?






家出するんです。

【家出初日 あずさの家】

ピンポーン

梓「はーい!」

ガチャ

憂「こ、こんにちは…」

梓「いらっしゃい、あがって」

憂「おじゃましまーす」

憂「ごめんね、無茶言って」

梓「ううん、大丈夫」

梓「それで、どうして急に家出なんかしたの?」

憂「実は…」

・・・

・・

~回想~

唯「それじゃ、行ってくるね」

憂「いってらっしゃい。暑いから気をつけてね?」

唯「ほーい」

夏休みに入ってからお姉ちゃんは毎日のように夏期講習に行っています。
夏期講習が休みの日は軽音部の練習。
ちっとも私にかまってくれなくなりました。

憂「はぁ…」

憂(寂しいなぁ…)

ガチャ

唯「ただいまー」

憂「おかえりお姉ちゃん」

唯「ぬあー、つかれたよぉ」

憂「お疲れさま。ご飯もうすぐ出来るから待っててね」

唯「ういーっす」

戸愚呂弟「家出します」

コンコン

憂「お姉ちゃーん、ご飯出来たよ」

ガチャ

唯「…Zzz」

憂「お姉ちゃん?」

唯「…Zzz」

憂「もう、風邪引いちゃうよ」

ぱさっ

憂「おやすみ、お姉ちゃん」

こんな日が続いていました。
帰って疲れてそのまま寝ちゃう日もあれば、
宿題がたくさんあるからって早々とご飯を済ませる日もありました。
一緒に寝たいって言っても「課題が夜遅くまでかかるから」と断られ、
一緒にお風呂入ろうって言っても「疲れたから一人で入りたい」と断られ、
お出かけしようって言っても「忙しい」と断られ、私の寂しさは限界でした。

憂「ぐすっ、お姉ちゃぁん…」

最近の私はこんな風に夜な夜な枕を濡らす日々を過ごしていました。
もうこんな寂しい思いをするのは嫌だ。
どうしたら前みたいにかまってくれるんだろう。
受験生だし夏期講習やめてとも言えないし、
軽音部に行かないでなんてもっと言えない。

憂「…そうだ!」

私はひらめきました。

憂「お姉ちゃんを寂しがらせればいいんだ!」

そうすれば私の存在の大きさに気づくはず。
きっと前みたいに私のことかまってくれる。
でも、どうすればいいんだろう。
話しかけるのをやめる?でもたぶん話しかけちゃうだろうなぁ…。
お姉ちゃんを無視する?いくらなんでもそれはかわいそう…。

憂「…あっ!」

家出だ!

家出ならごく自然な形でお姉ちゃんを寂しがらせることが出来る!
ちょっとかわいそうとは思うけど、しょうがないよね。
私なんてもうずっと寂しくて辛い思いしてきたんだし。
でも、もしお姉ちゃんが心配も何もしてくれなかったら…?
ううん、大丈夫。きっとお姉ちゃんなら心配してくれる。
お姉ちゃんだって私のことが大好きなはずだし、大切なはずだ。
これは試練だよ、お姉ちゃん。
私からお姉ちゃんへの愛の試練。
絶対乗り越えてね。私待ってるから。

そうと決まればさっそく…。

prrrr

ガチャ

梓『もしもし』

憂「あ、梓ちゃん?あのね…」



・・

・・・

梓「なるほど、それで家出をね…」

憂「そういうこと!」

梓「でも少しやりすぎな気が…」

憂「梓ちゃん」ずいっ

梓「へっ?」

憂「私は、真剣なんだよ」

梓「はは…そうですか」(おぉ、こわ…)

憂「お姉ちゃんが私のことどう思ってるか、これで見極めるの」

戸愚呂弟「よいしょ…っと」

こんにちは。戸愚呂弟です。
季節は夏、私たち妖怪は夏休みです。
さんさんと照りつける日差しの中、私は両手いっぱいに荷物を抱えて出かけます。

ガチャ

戸愚呂弟「…あついなぁ」

なにをするかって?






家出するんです。

【家出初日 武威の家】

ピンポーン

武威「はーい!」

ガチャ

戸愚呂弟「こ、こんにちは…」

武威「いらっしゃい、あがって」

戸愚呂弟「おじゃましまーす」

憂「お姉ちゃんが本当に私のことを大切に思っているのなら、きっとこの試練を乗り越えてくれる!」

梓「でも、もし乗り越えられなかったら…?」

憂「そんなことないもんっ!お姉ちゃんは、お姉ちゃんはっ…!」うるうる

梓「う、憂?!」

憂「お姉ちゃんは、私のこと大好きだもぉん…」ぽろぽろ

梓「そ、そうだよ!大丈夫だって!唯先輩は憂のこと大事に思ってるって!だから泣かないで、ね?」

憂「うぅっ…」

梓「そ、そうだ!純も誘ってどこか遊びに行こうよ、ね?」

憂「うん…」

戸愚呂弟「ごめんね、無茶言って」

武威「ううん、大丈夫」

武威「それで、どうして急に家出なんかしたの?」

戸愚呂弟「実は…」

・・・

・・

・・・・・・

純「へぇー、そんなことがあったの」

梓「うん、いきなり泣き出したりしたからびっくりしたよ」

純「にしても、憂のシスコンっぷりは半端じゃないねぇ~」

梓「そう言ってあげないでよ。憂だって必死なんだからさ」

純「ま、仲が良いのはいいことじゃないの?」

梓「んもぉ~。他人事だからって…」

純「でも、心なしか楽しそうだね」

梓「まぁ、唯先輩のこと信じてるからね。今から楽しみなんじゃない?」

憂「梓ちゃん、純ちゃん!こっちこっち~」

純「はいはい、今行くよー!」

~回想~

戸愚呂兄「それじゃ、行ってくるね」

戸愚呂弟「いってらっしゃい。暑いから気をつけてね?」

戸愚呂兄「ほーい」

夏休みに入ってからお兄ちゃんは毎日のように夏期講習に行っています。
夏期講習が休みの日は殺しの練習。
ちっとも私にかまってくれなくなりました。

戸愚呂弟「はぁ…」

戸愚呂弟(寂しいなぁ…)

・・・・・・

【あずさの家】

憂「はぁ~、楽しかったぁ」

梓「でもすごく汗かいちゃったよ」

憂「ねぇ、一緒にお風呂入ろうよ」

梓「え、ええっ?!」

憂「修学旅行の練習だと思ってさ」

梓「で、でも」

憂「ダメ…?梓ちゃん」

梓(うっ…。そんな風に言われたら断れないよ)

梓「わ、わかったよぉ」

ガチャ

戸愚呂兄「ただいまー」

戸愚呂弟「おかえりお兄ちゃん」

戸愚呂兄「ぬあー、つかれたよぉ」

戸愚呂弟「お疲れさま。ご飯もうすぐ出来るから待っててね」

戸愚呂兄「ういーっす」

【お風呂】

梓「はぁ~っ、気持ちいいーっ」

憂「梓ちゃん、背中流してあげる」

梓「えっ?!い、いいよそんな…」

憂「いいからいいから」

梓「う、うん…///」

コンコン

戸愚呂弟「お兄ちゃーん、ご飯出来たよ」

ガチャ

戸愚呂兄「…Zzz」

戸愚呂弟「お姉ちゃん?」

戸愚呂兄「…Zzz」

戸愚呂弟「もう、風邪引いちゃうよ」

ぱさっ

戸愚呂弟「おやすみ、お兄ちゃん」

憂「梓ちゃんの髪、やっぱりきれいだね」

梓「そ、そんなことないよ!」

憂「それに、いい匂いもする。うらやましいなぁ」

梓「う、憂の方こそ!身長もあるし、そ…それに…」

梓「む、むむ胸だってあるし…。私からしたらそっちの方がうらやましいよ」

憂「そうかなぁ?」

梓「あーあ、私ももっとスタイルよくなりたかったな」

憂「梓ちゃんは今のままで十分かわいいよっ」もみっ

梓「ひゃあんっ!」

憂「うふふ、梓ちゃんったらかわいいっ」

梓「うー…お返しだっ」むにゅっ

こんな日が続いていました。
帰って疲れてそのまま寝ちゃう日もあれば、
宿題がたくさんあるからって早々とご飯を済ませる日もありました。
一緒に寝たいって言っても「課題が夜遅くまでかかるから」と断られ、
一緒にお風呂入ろうって言っても「疲れたから一人で入りたい」と断られ、
お出かけしようって言っても「忙しい」と断られ、私の寂しさは限界でした。

戸愚呂弟「ぐすっ、お兄ちゃぁん…」

最近の私はこんな風に夜な夜な枕を濡らす日々を過ごしていました。
もうこんな寂しい思いをするのは嫌だ。
どうしたら前みたいにかまってくれるんだろう。
妖怪だし夏期講習やめてとも言えないし、
殺しに行かないでなんてもっと言えない。

戸愚呂弟「…そうだ!」

憂「きゃあっ!」

もみもみ

梓「うわぁ…」

もみもみ

梓(実際触ってみると予想以上におっきい…)

もみもみ

梓(それに比べて私は…)ちらっ

梓(へ、へこむなぁ…)ずぅーん

憂「んっ…//」

憂「あ、梓ちゃん?いつまで触ってるのかな…?」

私はひらめきました。

戸愚呂弟「お兄ちゃんを寂しがらせればいいんだ!」

そうすれば私の存在の大きさに気づくはず。
きっと前みたいに私のことかまってくれる。
でも、どうすればいいんだろう。
話しかけるのをやめる?でもたぶん話しかけちゃうだろうなぁ…。
お兄ちゃんを無視する?いくらなんでもそれはかわいそう…。

戸愚呂弟「…あっ!」

家出だ!

梓「はっ!!ごめん、つい夢中で…」

憂「そ…そろそろ出よっか」

梓「そ、そうだね」

憂「・・・・・・」

梓「・・・・・・」

梓(う、うっかり触りすぎてしまった…)

憂(あんなに触ってくるなんて…恥ずかしかったよぉ)

家出ならごく自然な形でお兄ちゃんを寂しがらせることが出来る!
ちょっとかわいそうとは思うけど、しょうがないよね。
私なんてもうずっと寂しくて辛い思いしてきたんだし。
でも、もしお兄ちゃんが心配も何もしてくれなかったら…?
ううん、大丈夫。きっとお兄ちゃんなら心配してくれる。
お兄ちゃんだって私のことが大好きなはずだし、大切なはずだ。
これは試練だよ、お兄ちゃん。
私からお兄ちゃんへの愛の試練。
絶対乗り越えてね。私待ってるから。

そうと決まればさっそく…。

prrrr

ガチャ

武威『もしもし』

戸愚呂弟「あ、武威?あのね…」



・・

・・・

【あずさの部屋】

梓「今日の純、髪型ちょっと変だったよね!」

憂「寝癖のせいかな?ちょっといつもよりボリュームがあったような…」

brrrrr

憂「あ、メール…」

梓「誰から?」

憂「お姉ちゃんだっ!!」

梓「び、びっくりした…。唯先輩はなんて?」

――――――

From:お姉ちゃん

Subject:うい!

本文:
何も言わずにいきなり出かけるなんてひどいよ!
しかも3日も…。どこでなにしてるの?

――――――

武威「なるほど、それで家出をね…」

戸愚呂弟「そういうこと!」

武威「でも少しやりすぎな気が…」

戸愚呂弟「武威」ずいっ

武威「へっ?」

戸愚呂弟「私は、真剣なんだよ」

武威「はは…そうですか」(おぉ、こわ…)

戸愚呂弟「お兄ちゃんが私のことどう思ってるか、これで見極めるの」

梓「み、3日?!」

憂「うん、置手紙を一応書いておいたの。警察沙汰になったら困るし」

――――――

お姉ちゃんへ

3日ほど出かけます。
ご飯は冷蔵庫に入ってるから、あっためて食べてね。
火の元と戸締りには気をつけてね。

うい

――――――

憂「あ、3日間梓ちゃん家にお世話になるつもりじゃないよ?」

梓「いくらなんでも3日は唯先輩がかわいそうだよ…」

憂「いいの、これは試練なんだから!」

梓「それで、なんて返信するの?」

憂「返信?」

戸愚呂弟「お兄ちゃんが本当に私のことを大切に思っているのなら、きっとこの試練を乗り越えてくれる!」

武威「でも、もし乗り越えられなかったら…?」

戸愚呂弟「そんなことないもんっ!お兄ちゃんは、お兄ちゃんはっ…!」うるうる

武威「と、戸愚呂弟?!」

戸愚呂弟「お兄ちゃんは、私のこと大好きだもぉん…」ぽろぽろ

武威「そ、そうだよ!大丈夫だって!戸愚呂兄先輩は戸愚呂弟のこと大事に思ってるって!だから泣かないで、ね?」

戸愚呂弟「うぅっ…」

武威「そ、そうだ!鴉も誘ってどこか遊びに行こうよ、ね?」

戸愚呂弟「うん…」

梓「返信…しないの?」

憂「ちょっとお姉ちゃんにお灸をすえなきゃ!」

梓「ええぇ~っ…」

brrrr brrrr brrrr…

梓「電話だよ、憂。唯先輩からじゃない?」

憂「うん。でも出ないで我慢我慢」

brrrr brrrr brrrr…

梓「まだ鳴ってるよ」

憂「もう、お姉ちゃんったら…//」

梓(ひどいことするなぁ…)

・・・・・・

鴉「へぇー、そんなことがあったの」

武威「うん、いきなり泣き出したりしたからびっくりしたよ」

鴉「にしても、戸愚呂弟のブラコンっぷりは半端じゃないねぇ~」

武威「そう言ってあげないでよ。戸愚呂弟だって必死なんだからさ」

鴉「ま、仲が良いのはいいことじゃないの?」

武威「んもぉ~。他人事だからって…」

鴉「でも、心なしか楽しそうだね」

武威「まぁ、戸愚呂兄先輩のこと信じてるからね。今から楽しみなんじゃない?」

戸愚呂弟「武威、鴉!こっちこっち~」

鴉「はいはい、今行くよー!」

うれしかった。そして安心した。
お姉ちゃんが心配して連絡をくれたからだ。
本当はすぐにメールも返したかったし、電話だって出たかった。
でも、はやる気持ちを抑えた。

brrrr

憂(またメールだ)

――――――

From:お姉ちゃん

Subject:うーいー;;

本文:
うーいー;;
どうして電話に出ないんだぁぁ。
寂しいよぉ。ういー;;

――――――

憂「…ふふっ」

お姉ちゃん、大好き。

・・・・・・

【武威の家】

戸愚呂弟「はぁ~、楽しかったぁ」

武威「でもすごく汗かいちゃったよ」

戸愚呂弟「ねぇ、一緒にお風呂入ろうよ」

武威「え、ええっ?!」

戸愚呂弟「修学旅行の練習だと思ってさ」

武威「で、でも」

戸愚呂弟「ダメ…?武威」

武威(うっ…。そんな風に言われたら断れないよ)

武威「わ、わかったよぉ」

【お風呂】

武威「はぁ~っ、気持ちいいーっ」

戸愚呂弟「武威、背中流してあげる」

武威「えっ?!い、いいよそんな…」

戸愚呂弟「いいからいいから」

武威「う、うん…///」

【家出2日目 昼】

憂「泊めてくれてありがとう」

梓「ううん。それよりもあと2日平気なの?うちにいてもいいんだよ?」

憂「さすがにそこまで迷惑かけられないから自分で何とかするよ。ありがとう梓ちゃん」

梓「わかった、それじゃあ気をつけて。うまくいくといいね」

憂「うん!またね」

私は梓ちゃんの家をあとにした。
さて、これからどうしよう。
自分で何とかするとは言ったものの、特にこれといったあてもなかった。
やっぱり戻って梓ちゃんの家にお世話になろうかな…。
なんてことを考えていた矢先、

?「おーい、憂ちゃーん!」

戸愚呂弟「武威の髪、やっぱりきれいだね」

武威「そ、そんなことないよ!」

戸愚呂弟「それに、いい匂いもする。うらやましいなぁ」

武威「と、戸愚呂弟の方こそ!身長もあるし、そ…それに…」

武威「む、むむ胸筋だってあるし…。私からしたらそっちの方がうらやましいよ」

戸愚呂弟「そうかなぁ?」

武威「あーあ、私ももっとスタイルよくなりたかったな」

戸愚呂弟「武威は今のままで十分強いよっ」もみっ

武威「ひゃあんっ!」

戸愚呂弟「うふふ、武威ったらかわいいっ」

武威「うー…お返しだっ」むにゅっ

憂「あ…」

声をかけてくれたのは律さんだった。
後ろには紬さん、澪さんもいた。

憂「みなさんこんにちは。これから講習ですか?」

紬「ううん。今日は午前だけだから、これからみんなでお昼ご飯を食べに行くところなの」

憂「あの、お姉ちゃんは…?」

澪「唯は補習を受けてるよ、あとで合流するって」

憂「そ、そうですか」

律「それよりも憂ちゃん、その両手いっぱいの荷物はいったいなんだい?!」

憂「これですか?これは…」

私は事情を説明することにした。

・・・・・・

戸愚呂弟「きゃあっ!」

もみもみ

武威「うわぁ…」

もみもみ

武威(実際触ってみると予想以上におっきい…)

もみもみ

武威(それに比べて私は…)ちらっ

武威(へ、へこむなぁ…)ずぅーん

戸愚呂弟「んっ…//」

戸愚呂弟「ぶ、武威?いつまで触ってるのかな…?」

律「なるほど、つまり憂ちゃんは家出少女ってわけか!」

憂「まぁ…、そういうことになります」

紬「家出少女…」ぽわ~ん

律「ふふん、こいつはおもしろそうだな…。よし!私らも協力しようぜ」

澪「おい律!なに馬鹿なこと言ってるんだ!」

律「いいじゃんいいじゃん。憂ちゃんも宿がなくて困ってるわけだし」

律「それに、唯が寂しがってる姿も見てみたいだろ?」ボソッ

澪「た、確かにそれは見たいかも…」

律「ムギも協力してくれるか?」ヒソヒソ

紬「えぇ、もちろんよ」

律「決まりだな」

武威「はっ!!ごめん、つい夢中で…」

戸愚呂弟「そ…そろそろ出よっか」

武威「そ、そうだね」

戸愚呂弟「・・・・・・」

武威「・・・・・・」

武威(う、うっかり触りすぎてしまった…)

戸愚呂弟(あんなに触ってくるなんて…恥ずかしかったよぉ)

支援並びに見てくれてる人サンクス。
突然だが次の投下でルート選択をしてもらいたい。
どっちにしようか迷って決められないんだわ。
どっちのルートも書き溜めは終わってるからこちらとしてはどちらでも構わない。

投下後5レスの多数決で決める。
よろすく。

【武威の部屋】

武威「今日の鴉、髪型ちょっと変だったよね!」

戸愚呂弟「寝癖のせいかな?ちょっといつもよりボリュームがあったような…」

brrrrr

戸愚呂弟「あ、メール…」

武威「誰から?」

戸愚呂弟「お兄ちゃんだっ!!」

武威「び、びっくりした…。戸愚呂兄先輩はなんて?」

――――――

From:お兄ちゃん

Subject:とぐろおとうと!

本文:
何も言わずにいきなり出かけるなんてひどいよ!
しかも3日も…。どこでなにしてるの?

――――――

律「憂ちゃん、私たちの家においでよ!」

憂「えっ、そんな!悪いですよ」

律「遠慮しなくていいって!憂ちゃんにはいつもお世話になってるからな」

澪「私たちの家に一日ずつ泊まれば、3日は宿に困らないだろ?」

紬「憂ちゃんが構わないなら、全然いいのよ?」

どうしよう。
置手紙には3日ほど出かけるって書いたから、明日には帰らなくちゃならない。
もし3人の家にお世話になったら置手紙の日にちを破ることになる。
私は考えた結果…。

A:置手紙の日にちを守る。(1日だけ誰かの家にお世話になる)

B:置手紙の日にちを破る。(3日間それぞれの家にお世話になる)

武威「み、3日?!」

戸愚呂弟「うん、置手紙を一応書いておいたの。警察沙汰になったら困るし」

――――――

お兄ちゃんへ

3日ほど出かけます。
ご飯は冷蔵庫に入ってるから、あっためて食べてね。
火の元と戸締りには気をつけてね。

とぐろおとうと

――――――

戸愚呂弟「あ、3日間武威ん家にお世話になるつもりじゃないよ?」

武威「いくらなんでも3日は戸愚呂兄先輩がかわいそうだよ…」

戸愚呂弟「いいの、これは試練なんだから!」

武威「それで、なんて返信するの?」

戸愚呂弟「返信?」

武威「返信…しないの?」

戸愚呂弟「ちょっとお兄ちゃんにお灸をすえなきゃ!」

武威「ええぇ~っ…」

brrrr brrrr brrrr…

武威「電話だよ、戸愚呂弟。戸愚呂兄先輩からじゃない?」

戸愚呂弟「うん。でも出ないで我慢我慢」

brrrr brrrr brrrr…

武威「まだ鳴ってるよ」

戸愚呂弟「もう、お兄ちゃんったら…//」

武威(ひどいことするなぁ…)

B:置手紙の日にちを破る。

律さんたちのせっかくの好意を無碍にするわけにもいかない。
もう少しだけお姉ちゃんにお灸を据えてあげよう。
私は3人の家にそれぞれお世話になることにした。

憂「じゃ、じゃあお言葉に甘えて…」

律「決まりだな!じゃあ、最初は誰の家にしようか?」

紬「はい!!はい!!!」

澪「む、ムギ?!ど、どうしたんだいきなり」

紬「私、家出少女を匿うことが夢だったの!」

澪「」

うれしかった。そして安心した。
お兄ちゃんが心配して連絡をくれたからだ。
本当はすぐにメールも返したかったし、電話だって出たかった。
でも、はやる気持ちを抑えた。

brrrr

戸愚呂弟(またメールだ)

――――――

From:お兄ちゃん

Subject:とーぐーろーおーとーうーとー;;

本文:
とーぐーろーおーとーうーとー;;
どうして電話に出ないんだぁぁ。
寂しいよぉ。とぐろおとうとー;;

――――――

戸愚呂弟「…ふふっ」

お兄ちゃん、大好き。

律「じゃあ今日はムギの家だな!明日は私の家で、明後日は澪の家でいいな?」

澪「ああ、わかった」

憂「すいません、お世話になります」

紬「いいのよいいのよ。あ、ちょっと待っててね」

ピッ

紬「もしもし、斉藤?今から家出少女を連れてくるから部屋を用意しておいて」

斉藤『お、お嬢様?!それはいったいどういう―――』

ピッ

紬「これで大丈夫よ。さ、いきましょ憂ちゃん」

律「いいのかあれで…」

澪「まぁ、いいんじゃないのか。ムギだし…」

【家出2日目 昼】

戸愚呂弟「泊めてくれてありがとう」

武威「ううん。それよりもあと2日平気なの?うちにいてもいいんだよ?」

戸愚呂弟「さすがにそこまで迷惑かけられないから自分で何とかするよ。ありがとう武威」

武威「わかった、それじゃあ気をつけて。うまくいくといいね」

戸愚呂弟「うん!またね」

私は武威の家をあとにした。
さて、これからどうしよう。
自分で何とかするとは言ったものの、特にこれといったあてもなかった。
やっぱり戻って武威の家にお世話になろうかな…。
なんてことを考えていた矢先、

?「おーい、戸愚呂弟ちゃーん!」

紬「それじゃあ、唯ちゃんが来ちゃったらいけないし私たちはここで帰りましょ」

律「明日のことはまたあとで連絡するよ!」

紬「待ってるわ。それじゃあ、また」

・・・・・・

唯「ごめーんみんな、遅くなっちゃって。あれ、ムギちゃんは?」

澪「なんか急用思い出したって言って帰ったぞ」

唯「…?そうなんだぁ」

戸愚呂弟「あ…」

声をかけてくれたのは浦飯さんだった。
後ろには蔵馬さん、桑原さんもいた。

戸愚呂弟「みなさんこんにちは。これから講習ですか?」

蔵馬「ううん。今日は午前だけだから、これからみんなでお昼ご飯を食べに行くところだよ」

戸愚呂弟「あの、お兄ちゃんは…?」

桑原「戸愚呂兄は補習を受けてるよ、あとで合流するって」

戸愚呂弟「そ、そうですか」

浦飯「それよりも戸愚呂弟ちゃん、その両手いっぱいの荷物はいったいなんだい?!」

戸愚呂弟「これですか?これは…」

私は事情を説明することにした。

・・・・・・

【つむぎの家】

憂「お邪魔しまーす」

紬「はい、どうぞー」

憂「うわっ、すごい大きい…」

紬「斉藤ー!いるー?」

斉藤「お嬢様!家出少女を連れてくるとはいったい…」

紬「この子は私の友達の妹さんなの。訳あっていま家出中だから、今晩うちに泊めることしたのよ」

斉藤(お嬢様…なんとお優しい、慈愛に充ち溢れた方なのでしょう…)

紬「くれぐれも失礼のないようにもてなしなさい」

斉藤「かしこまりました」

浦飯「なるほど、つまり戸愚呂弟ちゃんは家出妖怪ってわけか!」

戸愚呂弟「まぁ…、そういうことになります」

蔵馬「家出妖怪…」ぽわ~ん

浦飯「ふふん、こいつはおもしろそうだな…。よし!俺らも協力しようぜ」

桑原「おい浦飯!なに馬鹿なこと言ってるんだ!」

浦飯「いいじゃんいいじゃん。戸愚呂弟ちゃんも宿がなくて困ってるわけだし」

浦飯「それに、戸愚呂弟が寂しがってる姿も見てみたいだろ?」ボソッ

桑原「た、確かにそれは見たいかも…」

浦飯「蔵馬も協力してくれるか?」ヒソヒソ

蔵馬「えぇ、もちろん」

浦飯「決まりだな」

ガチャ

紬「この部屋は好きに使っていいから、ゆっくりしてね」

憂「ええっ、部屋一つですか?!」

紬「あら、一つじゃ足りないかしら?じゃあもう一部屋…」

憂「い、いえ!大丈夫です!むしろ広すぎて落ち着かないので、紬さんと同じ部屋にいさせてもらってはダメでしょうか…?」

紬「わ、私と同じ部屋…?」

紬「・・・・・・」ぶっ

憂「つ、紬さん?!」

憂(なんで鼻血…?)

浦飯「戸愚呂弟ちゃん、俺たちの家においでよ!」

戸愚呂弟「えっ、そんな!悪いですよ」

浦飯「遠慮しなくていいって!戸愚呂弟ちゃんにはいつもお世話になってるからな」

桑原「私たちの家に一日ずつ泊まれば、3日は宿に困らないだろ?」

蔵馬「戸愚呂弟ちゃんが構わないなら、全然いいよ?」

どうしよう。
置手紙には3日ほど出かけるって書いたから、明日には帰らなくちゃならない。
もし3人の家にお世話になったら置手紙の日にちを破ることになる。
私は考えた結果…。

A:置手紙の日にちを守る。(1日だけ誰かの家にお世話になる)

B:置手紙の日にちを破る。(3日間それぞれの家にお世話になる)

B:置手紙の日にちを破る。

浦飯さんたちのせっかくの好意を無碍にするわけにもいかない。
もう少しだけお兄ちゃんにお灸を据えてあげよう。
私は3人の家にそれぞれお世話になることにした。

戸愚呂弟「じゃ、じゃあお言葉に甘えて…」

浦飯「決まりだな!じゃあ、最初は誰の家にしようか?」

蔵馬「はい!!はい!!!」

桑原「く、蔵馬?!ど、どうしたんだいきなり」

蔵馬「僕、家出妖怪を匿うことが夢だったんだ!」

桑原「」

紬「ご、ごめんなさい。ちょっと興奮…じゃなくて、びっくりしちゃって」

憂「大丈夫ですか?」

紬「へ、平気よ。あっ!お昼にしましょうか」

・・・・・・

憂「す、すごい豪華…」

斉藤「お嬢様の大切な客人ですから、腕によりをかけて作らせました」

紬「んもう、斉藤ったら…」

とにかく紬さんの家は凄かった。
三ツ星レストランのフルコースのような食事だったし、
部屋は一流ホテルにも引けを取らないくらい豪華で気品あふれるものだった。

食事が終わったあと、紬さんと屋外プールに入った。
もちろん家の敷地内にあるプールだ。
今日は特に暑かったから、水がすごく気持ちよかった。
何度か紬さんが鼻血を出してプールが赤く染まったけど…。

これだけの環境がありながら、紬さんはそのことをちっとも鼻にかけることはなかった。
むしろ、全力だった。全力で何でも付き合ってくれるし、全力で楽しんでいた。
子どものような人だった。

浦飯「じゃあ今日は蔵馬の家だな!明日は俺の家で、明後日は桑原の家でいいな?」

桑原「ああ、わかった」

戸愚呂弟「すいません、お世話になります」

蔵馬「いいよいいよ。あ、ちょっと待っててね」

ピッ

蔵馬「もしもし、コエンマ?今から家出妖怪を連れてくるから部屋を用意しておいて」

コエンマ『く、蔵馬様?!それはいったいどういう―――』

ピッ

蔵馬「これで大丈夫。さ、いこう戸愚呂弟ちゃん」

浦飯「いいのかあれで…」

桑原「まぁ、いいんじゃないのか。蔵馬だし…」

【夜 つむぎの部屋】

紬「あら、おかえり憂ちゃん」

憂「いいお湯でした」

紬「それはよかったわ」

紬さんは携帯をいじっていた。

憂「メール、律さんからですか?」

紬「うん。明日どうする?って」

蔵馬「それじゃあ、戸愚呂兄ちゃんが来ちゃったらいけないし僕たちはここで帰ろう」

浦飯「明日のことはまたあとで連絡するよ!」

蔵馬「待ってる。それじゃあ、また」

・・・・・・

戸愚呂兄「ごめーんみんな、遅くなっちゃって。あれ、蔵馬は?」

桑原「なんか急用思い出したって言って帰ったぞ」

戸愚呂兄「…?そうなんだぁ」

brrrr

紬「ふふっ、りっちゃんったら…」

憂「楽しそうですね、紬さん」

紬「りっちゃんはね、私にたくさん楽しいこと教えてくれるの」

紬「りっちゃんだけじゃない。唯ちゃんも、澪ちゃんも、梓ちゃんも、私の知らない楽しいことをたくさん教えてくれる」

紬「私、軽音部のみんなと出会えて本当によかったと思ってるわ」

憂「幸せなことですね」

紬「うん!」

紬さんは本当にうれしそうだった。

紬「さ、そろそろ寝ましょうか」

紬「ベッドは空きがあるから、好きなのを使ってくれて構わないわ」

憂「あの…せっかくですし、紬さんのベッドで一緒に寝てもいいですか?」

紬「お、同じベッド…」

紬「・・・・・・」ぶっ

憂「紬さん?!」

紬「大丈夫よ、ティッシュ詰めてあるから」

憂「」

【蔵馬の家】

戸愚呂弟「お邪魔しまーす」

蔵馬「はい、どうぞー」

戸愚呂弟「うわっ、すごい大きい…」

蔵馬「コエンマー!いるー?」

コエンマ「蔵馬様!家出妖怪を連れてくるとはいったい…」

蔵馬「この子は僕の友達の弟さんだ。訳あっていま家出中だから、今晩うちに泊めることしたよ」

コエンマ(蔵馬様…なんとお優しい、慈愛に充ち溢れた方なのでしょう…)

蔵馬「くれぐれも失礼のないようにもてなしなさい」

コエンマ「かしこまりました」

ガチャ

蔵馬「この部屋は好きに使っていいから、ゆっくりしてね」

戸愚呂弟「ええっ、部屋一つですか?!」

蔵馬「あら、一つじゃ足りない?じゃあもう一部屋…」

戸愚呂弟「い、いえ!大丈夫です!むしろ広すぎて落ち着かないので、蔵馬さんと同じ部屋にいさせてもらってはダメでしょうか…?」

蔵馬「ぼ、僕と同じ部屋…?」

蔵馬「・・・・・・」ぶっ

戸愚呂弟「く、蔵馬さん?!」

戸愚呂弟(なんで鼻血…?)

2人でベッドに入ると、紬さんがこんなことを言いだした。

紬「私ね、憂ちゃんが今日泊まりに来てくれて本当にうれしかったの」

憂「?」

紬「あまりお泊りっていうのを経験したことがなくて。ましてやうちに誰かが泊まりに来るなんてなかったから…」

紬「ありがとうね、憂ちゃん」

憂「いえ、こちらこそ本当に楽しかったです。ありがとうございました」

紬「それじゃあ、おやすみ。憂ちゃん」

憂「はい、おやすみなさい」

明日は律さんの家、明後日は澪さんの家か。
どんな家なんだろう。そんなことを考えながら眠りについた。

蔵馬「ご、ごめんなさい。ちょっと興奮…じゃなくて、びっくりしちゃって」

戸愚呂弟「大丈夫ですか?」

蔵馬「へ、平気さ。あっ!お昼にしようか」

・・・・・・

戸愚呂弟「す、すごい豪華…」

コエンマ「蔵馬様の大切な客人ですから、腕によりをかけて作らせました」

蔵馬「んもう、コエンマったら…」

とにかく蔵馬さんの家は凄かった。
三ツ星レストランのフルコースのような食事だったし、
部屋は一流ホテルにも引けを取らないくらい豪華で気品あふれるものだった。

食事が終わったあと、蔵馬さんと屋外プールに入った。
もちろん家の敷地内にあるプールだ。
今日は特に暑かったから、水がすごく気持ちよかった。
何度か蔵馬さんが鼻血を出してプールが赤く染まったけど…。

これだけの環境がありながら、蔵馬さんはそのことをちっとも鼻にかけることはなかった。
むしろ、全力だった。全力で何でも付き合ってくれるし、全力で楽しんでいた。
子どものような人だった。

【家出3日目】

憂「お世話になりました」

紬「いいのよ、またいつでも来てね」

憂「はい、ぜひ今度はお姉ちゃんと」

紬「それじゃ斉藤、りっちゃんの家まで頼むわね」

斉藤「かしこまりました」

・・・・・・

【りつの家】

律「おっ、いらっしゃい!さ、はいってはいって」

憂「おじゃましまーす」

眠い、寝る。
起きたら続き投下します。

それまでID:ej7i3D0KOに任せた。

【夜 蔵馬の部屋】

蔵馬「あら、おかえり戸愚呂弟ちゃん」

戸愚呂弟「いいお湯でした」

蔵馬「それはよかった」

蔵馬さんは携帯をいじっていた。

戸愚呂弟「メール、浦飯さんからですか?」

蔵馬「うん。明日どうする?って」

brrrr

蔵馬「ふふっ、浦飯ったら…」

戸愚呂弟「楽しそうですね、蔵馬さん」

蔵馬「浦飯はね、僕にたくさん楽しいこと教えてくれる」

蔵馬「浦飯だけじゃない。戸愚呂兄も、桑原も、武威も、僕の知らない楽しいことをたくさん教えてくれる」

蔵馬「僕、霊界探偵部のみんなと出会えて本当によかったと思ってる」

戸愚呂弟「幸せなことですね」

蔵馬「うん!」

蔵馬さんは本当にうれしそうだった。

蔵馬「さ、そろそろ寝ようか」

蔵馬「ベッドは空きがあるから、好きなのを使ってくれて構わないよ」

戸愚呂弟「あの…せっかくですし、蔵馬さんのベッドで一緒に寝てもいいですか?」

蔵馬「お、同じベッド…」

蔵馬「・・・・・・」ぶっ

戸愚呂弟「蔵馬さん?!」

蔵馬「大丈夫、ティッシュ詰めてあるから」

戸愚呂弟「」

2人でベッドに入ると、蔵馬さんがこんなことを言いだした。

蔵馬「僕ね、戸愚呂弟ちゃんが今日泊まりに来てくれて本当にうれしかった」

戸愚呂弟「?」

蔵馬「あまりお泊りっていうのを経験したことがなくて。ましてやうちに誰かが泊まりに来るなんてなかったから…」

蔵馬「ありがとう、戸愚呂弟ちゃん」

戸愚呂弟「いえ、こちらこそ本当に楽しかったです。ありがとうございました」

蔵馬「それじゃあ、おやすみ。戸愚呂弟ちゃん」

戸愚呂弟「はい、おやすみなさい」

明日は浦飯さんの家、明後日は桑原さんの家か。
どんな家なんだろう。そんなことを考えながら眠りについた。

【家出3日目】

戸愚呂弟「お世話になりました」

蔵馬「いいよ、またいつでも来てね」

戸愚呂弟「はい、ぜひ今度はお兄ちゃんと」

蔵馬「それじゃコエンマ、浦飯の家まで頼む」

コエンマ「かしこまりました」

・・・・・・

【浦飯の家】

浦飯「おっ、いらっしゃい!さ、はいってはいって」

戸愚呂弟「おじゃましまーす」

聡「よいしょ…っと」

こんにちは。田井中聡です。
季節は夏、俺たち中学生は夏休みです。
さんさんと照りつける日差しの中、俺は両手いっぱいに荷物を抱えて出かけます。

ガチャ

聡「…あついなぁ」

なにをするかって?






中出しするんです。


みたいなクソ展開じゃなくて安心したわ。

律「ちょっと散らかってるけど、まぁ気にしないで!」

憂「いえ、大丈夫です」

律先輩の部屋は確かに少しばかり散らかっていた。
けど、部屋そのものは女の子らしかった。
律さんの性格から考えると、少し意外な感じもした。

律「さて、と。それじゃさっそく」

憂「?」

律「頼むっ!勉強教えてくれっ!」

憂「へ?」

どうやら私を呼んだのは最初からそのためだったようだ。
澪さんや紬さんに教わってもよかったけど同じ受験生として負担をかけたくないから、と言っていた。
(そこにお姉ちゃんの名前がなかったあたり律さんの深刻さがうかがえた)
こうして2年生の私が3年生の律さんに勉強を教えるといった異様な光景となった。

憂「で、このwhichは関係詞のwhichだから…」

律「おぉ、すっげー!やっぱり憂ちゃんは優秀だなぁ」

憂「そんなことないですよ、たまたま授業で最近やったところですから」

律「私も1年の頃からちゃんと勉強しとけばよかったなぁ…」

・・・・・・

律「んあぁ…つかれた~」

憂「ずっと頭使ってましたからね」

律「よし、今日はこのへんで終わり!ご飯にしようぜー」

律「そんじゃ、ちょっくらご飯でも作ってきますかな」

憂「あっ、私も手伝います!」

律「いいからいいから。勉強教えてくれたお礼だよ。出来たら呼ぶからさ」

憂「あ…」

バタン

いっちゃった…。
それから特にすることもなかったので私は夏休みの宿題を片付けた。
一応持ってきておいてよかった。
あれからお姉ちゃんから何度か連絡があったけど、特に何もしていない。
お姉ちゃん今頃なにしてるのかな…。

・・・・・・

律「出来たよー!下りてきてー」

憂「あ、はーい!」

憂「うわ…すごい…。これ、全部律さんが作ったんですか?」

律「まぁねー」

目の前には肉料理、魚料理、煮物まであった。

律「遠慮せずに食べてくれなー」

憂「い、いただきます」

私は目の前の煮物をつまんで口に運んだ。

憂「お、おいしい…」

律「本当かっ?!よかったー」

お世辞とかそういうのではなく、本心からおいしいと口にした。
律さんは将来いいお嫁さんになるだろう。そう思った。

ご飯を食べお風呂から出ると、律さんはリビングで私を今か今かといった様子で待っていた。

律「おっ、やっと出たな!」

律「憂ちゃん。ゲームしようぜ、ゲーム!」

憂「ゲーム…ですか?」

目の前のテレビには格闘ゲームらしき画面が映っていた。

律「いつもは弟の聡とやってるんだけどさ、姉ちゃんとはもうやりたくないーって言って相手してくれなくてさ」

聡「だって姉ちゃん戦い方が姑息なんだもん!」

律「あれは立派な戦法ですから!とにかくさ、やってみない?」

憂「いいですよ」

私はあまりゲームというのをしたことがなかった。
最初の方はもちろん律さんにけちょんけちょんにされた。
けど、何回かやってるうちにコツをつかめるようになってきた。
そしてついに…

憂「やった、勝った!」

律「げっ、マジ?!ウソだろ…」

聡「うわ、姉ちゃん負けてやんの!だっせー!」

律「う、うるさいぞ聡!今のはちょっと油断しただけだ!」

律「くそっ、飲み込みの早さといいセンスといいさすが姉妹といったところだな…」

憂「もう一回やります?」

律「当たり前だ!次は私も本気出すからな」

浦飯「ちょっと散らかってるけど、まぁ気にしないで!」

戸愚呂弟「いえ、大丈夫です」

浦飯先輩の部屋は確かに少しばかり散らかっていた。
けど、部屋そのものは男の子らしかった。
浦飯さんの性格から考えると、少し意外な感じもした。

浦飯「さて、と。それじゃさっそく」

戸愚呂弟「?」

浦飯「頼むっ!勉強教えてくれっ!」

戸愚呂弟「へ?」

どうやら私を呼んだのは最初からそのためだったようだ。
桑原さんや蔵馬さんに教わってもよかったけど同じ受験生として負担をかけたくないから、と言っていた。
(そこにお兄ちゃんの名前がなかったあたり浦飯さんの深刻さがうかがえた)
こうして2年生の私が3年生の浦飯さんに勉強を教えるといった異様な光景となった。

戸愚呂弟「で、このwhichは関係詞のwhichだから…」

浦飯「おぉ、すっげー!やっぱり戸愚呂弟ちゃんは優秀だなぁ」

戸愚呂弟「そんなことないですよ、たまたま授業で最近やったところですから」

浦飯「俺も1年の頃からちゃんと勉強しとけばよかったなぁ…」

律「ふあぁ~あ…。おうっ、もうこんな時間か!」

結局律さんとゲームに没頭していた。
勝ちつ負けつつで最終的に勝敗は五分五分だった。

律「明日は部活だし、そろそろ寝るかなー。また今度やろうぜっ」

憂「はい、ぜひ」

律「そんじゃおやすみー」

憂「おやすみなさい」

なんか一番お泊りらしいお泊りだった。
勉強して、手作りのご飯食べて、ゲームして…。
律さんと同級生だったら、きっと楽しかっただろうな。

ゲームに夢中でお姉ちゃんからの連絡に気がつかなかった。
本来帰る日だったからか、今日はいつもよりたくさんメールや電話があった。
作戦は成功かな。澪さんの家にお世話になったら帰ろう。

・・・・・・

浦飯「んあぁ…つかれた~」

戸愚呂弟「ずっと頭使ってましたからね」

浦飯「よし、今日はこのへんで終わり!ご飯にしようぜー」

浦飯「そんじゃ、ちょっくらご飯でも作ってきますかな」

戸愚呂弟「あっ、私も手伝います!」

浦飯「いいからいいから。勉強教えてくれたお礼だよ。出来たら呼ぶからさ」

戸愚呂弟「あ…」

バタン

いっちゃった…。
それから特にすることもなかったので私は夏休みの宿題を片付けた。
一応持ってきておいてよかった。
あれからお兄ちゃんから何度か連絡があったけど、特に何もしていない。
お兄ちゃん今頃なにしてるのかな…。

・・・・・・

浦飯「出来たぞー!下りてきてー」

戸愚呂弟「あ、はーい!」

戸愚呂弟「うわ…すごい…。これ、全部浦飯さんが作ったんですか?」

浦飯「まぁねー」

目の前には肉料理、魚料理、煮物まであった。

浦飯「遠慮せずに食べてくれなー」

戸愚呂弟「い、いただきます」

私は目の前の煮物をつまんで口に運んだ。

戸愚呂弟「お、おいしい…」

浦飯「本当かっ?!よかったー」

お世辞とかそういうのではなく、本心からおいしいと口にした。
浦飯さんは将来いいお婿さんになるだろう。そう思った。

【家出4日目】

憂「律さん、起きてください!遅刻しちゃいますよ?」ゆっさゆっさ

律「んぁ、あと180分だけ…」

・・・・・・

憂「お世話になりました」

律「澪にはあとで連絡するよう言っとくから」

憂「わかりました。それまで適当に時間潰してます」

律「おう、じゃなー」

今日は軽音部の練習があるとのことなので、終わるまで図書館で時間を潰すことにした。

律「おーっす澪ー」

澪「律か、おはよう。憂ちゃんは?」

律「部活が終わるまでどっかで時間潰してるってさ。終わったら連絡してやってよ」

澪「わかった」

律「さーて、唯はどんな顔してんのかなぁ」

澪「案外けろっとしてたりな」

ご飯を食べお風呂から出ると、浦飯さんはリビングで私を今か今かといった様子で待っていた。

浦飯「おっ、やっと出たな!」

浦飯「戸愚呂弟ちゃん。ゲームしようぜ、ゲーム!」

戸愚呂弟「ゲーム…ですか?」

目の前のテレビには格闘ゲームらしき画面が映っていた。

戸愚呂弟「いつもは飛影とやってるんだけどさ、浦飯とはもうやりたくないーって言って相手してくれなくてさ」

飛影「だって浦飯の戦い方が姑息なんだもん!」

浦飯「あれは立派な戦法ですから!とにかくさ、やってみない?」

戸愚呂弟「いいですよ」

【音楽室】

ガチャ

律「おっはよー!」

唯「あ、りっちゃん澪ちゃんおはよー」

梓「おはようございます」

律「唯が時間より早く来るなんてめずらしいじゃないか。いつもギリギリなのに」

唯「えへへ、そうかな?」

ガチャ

紬「おはよう~」

唯「ムギちゃんおは~」

私はあまりゲームというのをしたことがなかった。
最初の方はもちろん浦飯さんにけちょんけちょんにされた。
けど、何回かやってるうちにコツをつかめるようになってきた。
そしてついに…

戸愚呂弟「やった、勝った!」

浦飯「げっ、マジ?!ウソだろ…」

飛影「うわ、浦飯負けてやんの!だっせー!」

浦飯「う、うるさいぞ飛影!今のはちょっと油断しただけだ!」

浦飯「くそっ、飲み込みの早さといいセンスといいさすが兄弟といったところだな…」

戸愚呂弟「もう一回やります?」

浦飯「当たり前だ!次は俺も本気出すからな」

浦飯「ふあぁ~あ…。おうっ、もうこんな時間か!」

結局浦飯さんとゲームに没頭していた。
勝ちつ負けつつで最終的に勝敗は五分五分だった。

浦飯「明日は部活だし、そろそろ寝るかなー。また今度やろうぜっ」

戸愚呂弟「はい、ぜひ」

浦飯「そんじゃおやすみー」

戸愚呂弟「おやすみなさい」

なんか一番お泊りらしいお泊りだった。
勉強して、手作りのご飯食べて、ゲームして…。
浦飯さんと同級生だったら、きっと楽しかっただろうな。

ゲームに夢中でお兄ちゃんからの連絡に気がつかなかった。
本来帰る日だったからか、今日はいつもよりたくさんメールや電話があった。
作戦は成功かな。桑原さんの家にお世話になったら帰ろう。

【家出4日目】

戸愚呂弟「浦飯さん、起きてください!遅刻しちゃいますよ?」ゆっさゆっさ

浦飯「んぁ、あと180分だけ…」

・・・・・・

戸愚呂弟「お世話になりました」

浦飯「桑原にはあとで連絡するよう言っとくから」

戸愚呂弟「わかりました。それまで適当に時間潰してます」

浦飯「おう、じゃなー」

今日は霊界探偵部の練習があるとのことなので、終わるまで図書館で時間を潰すことにした。

浦飯「おーっす桑原ー」

桑原「浦飯か、おはよう。戸愚呂弟ちゃんは?」

浦飯「部活が終わるまでどっかで時間潰してるってさ。終わったら連絡してやってよ」

桑原「わかった」

浦飯「さーて、戸愚呂兄はどんな顔してんのかなぁ」

桑原「案外けろっとしてたりな」

【霊界探偵事務所】

ガチャ

浦飯「おっはよー!」

戸愚呂兄「あ、浦飯ちゃん桑原ちゃんおはよー」

武威「おはようございます」

浦飯「戸愚呂兄が時間より早く来るなんてめずらしいじゃないか。いつもギリギリなのに」

戸愚呂兄「えへへ、そうかな?」

ガチャ

蔵馬「おはよう~」

戸愚呂兄「蔵馬ちゃんおは~」

律「意外と普通だな」ヒソヒソ

澪「そうみたいだな」

律「なんかおもしろくないぞ」

澪「私に言うな」

唯「2人とも何話してるの?」

律「えっ?!い、いやぁ今日も暑いなぁ~って。な、澪?」

澪「あ、あぁ。そうだぞ。さ…さぁ、文化祭も近いし練習しようじゃないか!」

唯「…?変なのー」

律澪(あ、あぶねー…)

【部活終了 帰り道】

紬「それじゃまたね」

唯「じゃね~。いこっ、あずにゃん」

梓「はいです!」

律「うちらも行くか」

澪「そうだな」

prrrr prrrr

ガチャ

憂『はい、もしもし』

澪「あぁ、憂ちゃんか?いま終わったよ」

憂『わかりました。どこに行けばいいですか?』

澪「ん~、とりあえず律の家の前に来てくれ」

憂『はーい』

【りつの家の前】

律「おっす憂ちゃん」

憂「こんばんわ」

澪「それじゃ、行こうか」

憂「はい。お世話になります」

律「澪ー。憂ちゃんに手ぇ出すなよー?」

澪「ば、馬鹿!そんなことするわけないだろ!」

憂「ふふっ」

澪「憂ちゃんも笑ってないで否定してくれ!」

【みおの家】

憂「おじゃましまーす」

憂「へぇ…」

澪さんの部屋はとてもシンプルだった。
シンプルというより大人っぽいといった方がいいだろうか。
澪さんらしいといえば澪さんらしい部屋だった。

澪「お茶もってくるね」

憂「あっ、すいません」

澪「・・・・・・」ズズズ

憂「・・・・・・」ズズズ

憂(気まずい…)

いざ澪さんと2人きりになってみると話す話題があまりなかった。
律さんや紬さんの時とちがい、しばしの沈黙が流れた。

澪「な、なぁ…。憂ちゃん」

憂「は、はい?!」

澪「あの、その…。り、料理教えてくれないかな?」

憂「料理…ですか?」

澪「う、うん。もうちょっとしたら18だし、料理のひとつやふたつ出来ないと恥ずかしいというか…」

澪「それにな。律のやつ、ああ見えて結構料理上手なんだよ」

憂(確かに、律先輩の料理はおいしかったな)

澪「なんか律にそういうとこ負けてるの悔しくてさ。見返してやりたいんだ」

憂「いいですよ、私なんかでよければ」

澪「本当か?ありがとう!はぁ~、断られたらどうしようかと…」

憂「…ふふっ」

澪「あっ、今笑ったな?ほ、本当に不安だったんだからな!」

澪さんらしい、かわいげのある心配だった。

そういうわけで私と澪さんはキッチンに向かった。
冷蔵庫に玉子がたくさんあったのでそれを使ってオムレツを作ることにした。
慣れない手つきで料理している澪さんは見ていて微笑ましかった。
今までは少し近寄りがたかったけど、こうして見るとどこにでもいる普通の女の人なんだなぁと思った。

・・・・・・

澪「いただきます」

憂「いただきます」

澪「うぅ…やっぱり憂ちゃんはすごいな」

憂「そんなことないですよ。澪さんも練習すればきっと上手く作れますって」

澪「そ、そうかなぁ…。が、頑張るよ!」

食事を終え、お風呂に入ったあと私と澪さんは
部屋で他愛もない雑談に花を咲かせていた。

澪「でな、そのときの唯がさ…」

憂「そんなことがあったんですか?お姉ちゃんったら…」

憂「あ…そういえば、今日お姉ちゃん部活に来てました?」

澪「あぁ、めずらしく私や律よりも早くに来てたよ」

憂「そうなんですか…」

特に変わった様子はなかったらしい。
寝坊せずに学校に行ったことには驚きだった。
私がいなくなってしっかりするようになったのかな?
だとしたら予想以上の効果だ。
少し安心した私は、前々から気になっていたことを聞いた。

憂「そういえば、澪さんって彼氏とかっているんですか?」

澪「え、えぇっ?!かかか、かっ、彼氏?!」

澪「い、いないよ!いるわけないだろ!」

憂「えっ、いないんですか?意外です」

憂「澪さんってかわいいし、スタイルもいいし、人気もあるから絶対いると思ってました」

澪「む、むむ無理無理無理無理!!!男の人怖いし…」

憂「じゃあ好きな人とか気になる人とかは?」

澪「う、憂ちゃん…。あまり私をいじめないでくれ…」

澪「あ、あぁそうだ!軽音部のみんなは大好きだぞっ!!」

憂(そういう好きじゃないんだけどなぁ…)

憂「でも確かに澪さんって律さんとすごく仲良しですよね」

澪「う、うん…。でも最近律のやつムギのことばっかでさ…」

澪「い、いや!別にやきもちとかそういうんじゃないんだけど、いきなり私に構わなくなってさ。ほんの少し寂しいというか…」

澪「ああああああ何を言っているんだ私は///なんか話してるこっちが恥ずかしくなってきた////」

憂(澪さん、律さんのことが好きなんだ…)

澪「そ、そういう憂ちゃんはどうなんだ?!」

憂「私ですか?」

澪「ああ。好きな人とかいないのか?」

憂「お姉ちゃんです」

澪「えっ…と、ごめん。もう一回言ってもらってもいいかな?」

憂「お姉ちゃんです」

澪「」

憂「私、お姉ちゃんが大好きなんです」

憂「甘えんぼなところも、だらしないところも、全部好き」

憂「今回の家出だって、お姉ちゃんにもっと私のこと好きになってほしくてやったことなんです」

澪(憂ちゃんを変だとは言えないな。私だって律のことが…)

澪「そっか、憂ちゃんは本当に唯のことが好きなんだな」

澪「こんな話をしたのは初めてだよ。ありがとう」

憂「いえ、こちらこそ。澪さんの色んな話が聞けてよかったです」

澪「寝ようか」

憂「はい!」

こうして私たちは眠りについた。
紬さん、律さん、澪さんの家に泊まってきたけど、
一番距離が縮まったのは澪さんだった。
私と似たような感じがしたからかも知れない。
澪さんの布団は、今まで泊まった誰の布団よりも寝心地がよかった。

【家出5日目】

憂「お世話になりました」

澪「ああ、気をつけて。唯によろしくな」

憂「はい。失礼します」

さぁ、まっすぐ帰ろう。
お姉ちゃんが待ってる。

そうだ、買い物をしていこう。
きっとお姉ちゃんはお腹を空かしているだろうから。
お姉ちゃんの大好きな料理を食べさせてあげよう。
そう思って駅の近くを通りかかった時、

?「た、助けて…」

憂「……へ?」

さわ子「あ、憂ちゃん…?」

さわ子先生だった。
真っ青な顔をして、今にも倒れそうだった。

憂「ど、どうしたんですか?!」

憂(うっ、お酒くさい…)

さわ子「じ、実は昨日友達と飲みすぎちゃって…」

さわ子「駅までは何とかこれたんだけど、もうダメ限界…」

このまま放置しておくわけにもいかないので、
タクシーを拾い、先生の家まで付き添うことにした。

【さわ子の家】

ガチャ

憂「着きましたよ、先生」

さわ子「うぅ…」どさっ

先生は家に着くなり床に倒れこんだ。
私は倒れた先生を布団まで運んだ。

憂「先生、大丈夫ですか?」

さわ子「…Zzz」

寝てしまったようだ。
一応桶を用意しておいた。

さわ子「……うぐっ」

げえええええ

憂「」

用意しておいてよかった。

【夕方】

さわ子「…ん」

憂「あ、起きました?いま軽く食べられるもの作ってるんで、待っててください」

さわ子「憂ちゃん、あなたまさかずっと?」

憂「そのままにしておくわけにもいかなかったんで。あ、別に平気ですよ?」

・・・・・・

憂「はい、どうぞ」

さわ子「ありがとう。あ、おいしい…」

憂「よかったぁ」

さわ子「久々に集まったもんだからつい飲みすぎちゃってね…。でもみんな次の日仕事だって言ってそそくさと帰っちゃって」

さわ子「憂ちゃんがたまたま通りがかってくれて助かったわ。本当にありがとう」

さわ子「それで、どうして憂ちゃんはそんな大きな荷物を持って駅の近くにいたのかしら?」

憂「実は…」

・・・・・・

さわ子「あっははははは!それで家出か、若いわねぇ」

憂「わ、笑いごとじゃないです先生!」

さわ子「いいじゃない、青春ね。うらやましいわぁ」

憂「むぅ…」ぷくっ

さわ子「あぁ、ごめんね。こんなに愛されて、唯ちゃんは幸せ者ね」

さわ子「今日はありがとう。家まで送るわ、乗ってきなさい」

憂「本当ですか?ありがとうございます」

【ゆいとういの家】

あたりはすっかり暗くなっていた。
お昼には帰るはずがだいぶ予定より遅くなってしまった。

憂「ありがとうございました」

さわ子「それじゃ、姉妹共々仲良くするのよ~」

ブゥゥゥン…

憂「…さて」

お姉ちゃんはどうしているだろう?
きっと帰ったら「ういぃ~!」って
泣きついてくるに違いない。
そしたらぎゅうってして、一緒にご飯食べて、一緒に寝るんだ。
期待に胸膨らませ私は玄関のドアを開けた。

ガチャ

憂「ただいま~」

しーん…

憂「あ…あれ?」

おかしいな。聞こえなかったのかな。
私はもう一回大きな声で帰宅を告げた。

憂「ただいま~!お姉ちゃーん、帰ったよー!」

しーん…

またもや反応がない。どうして?
そっか、疲れてまた寝てるんだ。
起こしてあげよう。そう思って靴を脱ごうとした時だった。

憂「えっ…?」

憂「なに…これ…?」

いよいよか

メシ食ってくる

お前らほんとノリがいいな

足元には見慣れない靴があった。
お姉ちゃんのものでもないし、もちろん私のものでもない。
まさか、泥棒?!お姉ちゃんに何かあったんじゃ…。
私は靴を脱ぎ捨てリビングに駆け込んだ。

バンッ

憂「お姉ちゃんっ!!!」

そこには信じられない光景があった。

梓「あ、憂…」

憂「梓…ちゃん…?」

靴の持ち主は梓ちゃんだった。
どうして梓ちゃんがここにいるの?

ど う し て 、梓 ち ゃ ん が 私 の エ プ ロ ン を つ け て い る の ?

聞きたいことは山ほどあった。けどひとまず今はお姉ちゃんだ。
お姉ちゃんはどこにいるんだろう。
リビングにはいない。部屋にいるのか。
私は足早にお姉ちゃんの部屋に向かった。

ガチャ

憂「お姉ちゃん!!!」

唯「ん……?なんだ、憂か」

よかった。無事だった。

憂「た、ただいま」

唯「おかえり。何か用?」

憂「えっ…?」

一瞬固まってしまった。
なんて冷たい目をしているんだろう。
怖い。怖くて目が合わせられなかった。
こんなお姉ちゃん、今まで見たことない。
それでも勇気を出して聞いた。

憂「お姉ちゃん、なんで梓ちゃんがうちにいるの…?」

唯「そんなの憂には関係ないじゃん」

憂「関係なくない!」

唯「…うるさいなぁ」

憂「だって、私は…。お、お姉ちゃんの、妹…だから…」

涙がこぼれる寸前だった。
こんなのお姉ちゃんじゃない。偽物だ。
そう思いたかった。

唯「いま忙しいから出てってくれる?」

憂「い、いやだ!そんな寂しいこと言わないでよお姉ちゃん…」

スッ

梓「先輩、ご飯出来ましたよ」

唯「本当っ?!すぐ行くよっ!」すたたた

梓「・・・・・・」

憂「梓ちゃん、これはどういうこと…?」

食いかけのものを放っておくとゴキブリが湧きますよということか

梓「2日前の夜にね、唯先輩から電話があったの」

2日前というと私が家出して3日目。当初帰る予定の日であり、律さんの家に泊まった日だ。

梓「憂が帰ってこないって。一人じゃ寂しいから、一緒にうちでご飯食べようって」

梓「私は唯先輩の家でご飯を一緒に食べた。ご飯を食べて憂の帰りを待ってそれで帰るつもりだった」

梓「でも、憂は帰ってこなかった」

梓「唯先輩、泣いてたんだよ?メールも返ってこない、電話も出ない。憂に何かあったんじゃないかって」

梓「でも唯先輩は警察や軽音部にはそのことは言わなかった。憂を信じてたから」

確かに3日目の夜にかけてお姉ちゃんからかなりの電話やメールがあった。
(律さんと遊んでいたから気づかなかったが)
しかしその後ぱったりと連絡が来なかった。
なぜ私はその異変に気づかなかったのだろう。
愚かな自分を恨んだ。

梓ちゃんは話を続けた。

梓「しばらくして、今日一日だけ一緒にいてほしいって唯先輩に言われたの」

梓「あんな辛そうな唯先輩見たことなかった」

梓「私は唯先輩と一緒にお風呂に入った。そのあと…」

憂「そのあと…?」

梓ちゃんはそこで口ごもった。
梓ちゃんはしまったといった顔をしていた。
私はその一瞬の変化を見逃さなかった。

憂「そのあと…なに…?」

梓「・・・・・・」

憂「答えて!!!」

梓「・・・・・・」くるっ

梓ちゃんは何も言わずに振り返って一階に下りようとしていた。

憂「梓ちゃん!!待って!!!」

梓ちゃんの肩を掴んだ。

憂「こ、これは…?!」

梓ちゃんの首元にはピンク色に腫れた跡があった。
首元だけではない、胸元にもいくつかあった。
そう。これは、キスマークだ。
間違いない。お姉ちゃんは梓ちゃんを抱いたのだ。
私ですら、抱かれたことなんてなかったのに。

梓「私ね、好きになっちゃったの。唯先輩のこと」

梓「最初はなぐさめのつもりだった。ご飯も、お風呂も、かわいそうな先輩への同情でしかなかった」

梓「でもね。一緒に寝たときね、唯先輩の方から私を求めてくれたの」

梓「唯先輩と抱き合ってるとき、本当に幸せだった」

梓「その時、この気持ちが同情じゃなくて本物なんだってことに気づいたの」

そのあとの梓ちゃんの話はあまり耳に入らなかった。
それから毎日うちでお姉ちゃんと暮らしていたことと、毎晩身体を重ねたことぐらいしか頭に残らなかった。

リビングではお姉ちゃんはすでに夕食を食べ終えていた。

唯「あーずにゃーん。アイスはぁ~?」

梓「はいはい、今用意しますね」

唯「えへへ~、あずにゃん。ちゅーっ」

梓「だ、ダメですよこんなところで///」

唯「えぇ~っ、昨日はいっぱいしてくれたじゃぁん」

梓「そんなことないですってば!」

唯「けちぃ…」

梓「ま、またあとでです!あとでしますから…///」

そんな会話をただ茫然と聞いていた。
お姉ちゃんの首元にも、梓ちゃんと同じような腫れ跡があった。
私は、ただ立ち尽くしているだけだった。

Bを選んだ時点でネトラレか唯自殺or発狂は確定だったろうに
Bおいしいです

気づいたら私は家を飛び出していた。
行くあてもなく彷徨っていた。
私ってなんだったんだろう…
こんなに大好きなのに、いっぱい尽くしてきたのに…。
いとも簡単に梓ちゃんに奪われてしまった。
私が帰らなかったから?私がお姉ちゃんを求めすぎたの?
自業自得?もう頭が真っ白だった。
途方に暮れていた。生きる意味すら失ってしまった。
もう、このまま死んでしまおう。
そう思った。

?「憂ちゃん?!」

後ろから声がした。

さらさらな黒髪のロングヘアー。
整った顔立ち。背が高くてすらっとした体。
透き通った落ち着きのある声。

澪さんだった。

憂「澪さん…?」

澪「どうしてこんなところにいるんだ?家とは全然逆方面じゃないか。しかも裸足で…」

憂「はい、あの…。その…」

澪「もしかして、唯となにかあったのか…?」

憂「・・・・・・」

ぎゅっ

澪「憂ちゃん…?」

私は無意識に澪さんに抱きついていた。

憂「すいません、澪さん…。ちょっとだけ、甘えてもいいですか…?」

澪「・・・・・・」

ぎゅっ

澪さんは何も言わず私を包んでくれた。
あったかい。なんてあったかいんだろう。
ずっとこらえていたものが一気に溢れだした。

憂「澪…さぁん…。う、うっ…えぐっ」

憂「うわあああああああん!」

澪さんの胸の中で泣いた。
周りのことなんか気にならないくらい大声で泣いた。

憂「お姉ちゃんが、お姉ちゃんがぁぁ…!!」

澪「……憂ちゃん。うちにおいで」

いいね
でもこの後仲直りしたらアウト

【みおの家】

澪「とりあえず、お風呂入ってさっぱりしてきなよ」

憂「……はい」

・・・・・・

偶然だった、私が憂ちゃんを見つけたのは。
ルーズリーフが切れてコンビニに買いに行った帰りにたまたま見つけたのだ。
その時の憂ちゃんは、触れたら壊れてしまうかのように脆く見えた。

憂ちゃんに抱きつかれたとき、私は不思議な感覚に襲われた。
泣いている憂ちゃんの中に自分自身を見ていたのだ。
もしかしたら私も、心の底で憂ちゃんと同じように寂しい思いを抱いていたのかも知れない。
どんどん私の元から離れていく律に対して。

澪「…ばか律」

ガチャ

憂「・・・・・・」

澪「おかえり…って、憂ちゃん?!」

お風呂から上がった憂ちゃんは下着姿だった。
洗面所に私の着替えを置いておいたはずだったが…。
サイズが合わなかったのか?

憂「…いて……さい」

澪「憂ちゃん?」

憂「私を、抱いてください…」

澪「えっ…?」

いま、この子は何て言った?
「抱いてください」そう言ったのか?

澪「う、憂ちゃん…?」

澪「な、何を馬鹿なことを言ってるんだ!そんなの許されるわけ―――」

憂「お姉ちゃんは、梓ちゃんを抱いたんです」

澪「唯が…梓を…?」

信じられなかった。
憂ちゃんが律の家に泊まった日、
憂ちゃんがいない寂しさに耐えきれなくなった唯は、
その寂しさを紛らわすかのように梓を抱いたという。
一方で梓は、唯を愛してしまった。

澪「と、とにかく。服を着てくれ!風邪引くからっ」

憂「澪さんも、私を捨てるんですか…?」

なんて哀しい目をしているんだろう。

誰がいけなかったのだろうか。
何も言わず家出をした憂ちゃんなのか。
憂ちゃんに協力した私たちなのか。
寂しさに身を任せた唯なのか。
唯に身体を許した梓なのか。

ひとつひとつの小さなズレが重なりあって出来た溝。
その溝は、あまりにも大きかった。

今この子は孤独なのだ。
このままでは壊れてしまう。
私は、今にも消えてしまいそうなその小さな身体を引きよせた。

そして…

唇を、重ねた。

さて律はどうなるかだ

澪「それじゃあ、行ってくる」

あれからしばらくが過ぎた。
もうすぐ夏休みも終わる。文化祭が近づく。

梓はいつの間にか唯のことを「お姉ちゃん」と呼んでいた。

律もムギもそのことに触れなかった。
いや、気づいてすらいないのだろう。
今の2人は互いに愛し合っているから。
唯と梓がどうなろうと、律とムギにとってはどうでもいいことだった。

私たちは捨てられた身だった。
でも、寂しくはなかった。
新しい居場所を見つけたのだから。

憂「いってらっしゃい。“澪おねえちゃん”」

唯「あずにゃんも、私を捨てるの…?」
憂「澪さんも、私を捨てるんですか…?」
律「ムギも、私を捨てるのか…?」

紬「嫉妬してくれる相手がいなかった(^ω^)」

最初は罪滅ぼしのつもりだった。憂ちゃんの家出に加担したことに対する。
私なんかで憂ちゃんの傷が癒せるならそれでいいと思った。
私たちは何度も身体を重ねた。
最初の頃は憂ちゃんが一方的に私の身体を求めていた。
いつの間にか、私も憂ちゃんの身体を求めていた。
これでよかったんだと思った。

だが、所詮は赤の他人。私は唯の代わりにはなれなかったのだ。
憂ちゃんの心の溝を埋めることが出来なかった。
水のない花が枯れていくのは明らかだった。

憂ちゃんは文化祭を前にして、自ら命を落とした。

しかし、軽音部のみんなはもはやそんなことどうでもいいような様子だった。
唯と梓はもう姉妹であり、律とムギは恋人同士。それぞれの環境に満足しているのだ。

憂ちゃんの思いは、永遠に唯に届くことはなかった。



B A D E N D

世にも奇妙な物語だとこれでやり直してAに行ってもやっぱりBAD ENDになる

とりあえずBルート終わり。
これからAルートは投下するけど夜バイトだから全部投下出来るかわからない。
その時はすまん。

>>82の続きから

A:置手紙の日にちを守る

いや、ダメだ。置手紙に3日と書いたのだからちゃんと守らなければ。
私がお姉ちゃんを裏切ってしまったら、元も子もなくなってしまうではないか。

憂「ありがとうございます。でも3日で帰ると置手紙に書いたので…」

憂「一日だけ、誰かのお家にお世話になれれば大丈夫です」

律「んーそっかー。残念だなぁ」

澪「まぁ約束は守らないとな」

紬「じゃあ私の家に来る?」

憂「えっ、いいんですか?」

律「えー、なんか憂ちゃんだけずるいぞ!私だってムギの家行ったことないのに」

紬「じゃありっちゃんもどう?」

律「本当に?!やったー!」

澪「お前がよろこんでどうする!」

紬「何なら澪ちゃんも来ていいのよ?」

澪「えっ?!いいのか?」

律「自分だってよろこんでんじゃん…」ボソッ

澪「う、うるさい///」

律「じゃあ梓も呼んでムギん家でお泊り会しよーぜー!」

澪「唯にはちょっと申し訳ない気もするが…」

律「憂ちゃん、梓に連絡とってもらっていい?」

憂「わかりました」

紬「あぁ…お泊り会。なんて甘美な響きなの…。私の夢が、またひとつ叶った…」

律澪「」

というわけで、紬さんの家で軽音部の方々とお泊り会を開くことになりました。

紬「じゃあ私と憂ちゃんは先に行って待ってるから」

律「わかった。唯とご飯食べたあとまた連絡するよ!」

紬「それじゃあ憂ちゃん。行きましょうか」

憂「はい、お世話になります」

・・・・・・

唯「ごめーん、遅くなっちゃって…。あれ、ムギちゃんは?」

澪「あ、あぁ。なんか急用を思い出したって言って帰ったぞ!」

律「う、うんうん!」

唯「なんで2人ともちょっとうれしそうなの?何かあった?」

律「へっ?そ、そそそそんなことはないぞ!な、澪?」

澪「も、もも…もろちんだ!」

唯(澪ちゃん下ネタ…?)

紬さんの家に向かう途中、梓ちゃんに連絡した。
梓ちゃんもすごく楽しみにしているようだ。
そんなに紬さんの家ってすごいのかな…。

紬「もしもし、斉藤?いま駅に着いたんだけど、お迎えいいかしら?」

・・・・・・

斉藤「おまたせいたしました」

ガチャ

紬「さ、乗って憂ちゃん」

私たちの前に止まったのはリムジンだった。

紬「あ、今日はお友達がたくさん泊まりに来るから盛大にもてなしてね」

斉藤「かしこまりました」

憂「」

私は考えるのをやめた。

憂「うわぁ…」

紬さんの家は家というより屋敷といった方が正しかった。
家に入ると何人もの使いの人たちが迎えてくれた。

紬「ごめんなさいね、ちょっと散らかってるかも知れないけど」

憂「ここ…紬さんの部屋ですか?」

紬「そうよ、何か変かしら?」

何畳?いやこの場合は何LDK?
とにかく紬さんの部屋だけは大きかった。
普通の家庭のリビングでもこれだけの広さはない。

紬「お茶持ってくるから待っててね」

紬さんとお茶を飲んで雑談していた。
しばらくして律さんと澪さんと梓ちゃんも来た。

梓「り、リムジンなんて乗ったことなかったです…」

澪「私、赤絨毯初めて歩いた…」

律「ここは天国か何かですか?」

紬「んもう、大げさよみんな」

みんな私と同じようなリアクションだった。

律「これだけ大きいと家の中で鬼ごっことか出来そうだな」

梓「絶対捕まらなそうですけどね…」

紬「……それ」

律「へっ?」

紬「それ…すごくいいわぁ……」

澪「おいおい…」

紬「やりましょう、鬼ごっこ!」

憂「い、家の中でですか?」

紬「もちろんよ!こんなこと、今しか出来ないじゃない!」

ひょんなことから私たちは紬さんの家…
ではなく屋敷で鬼ごっこをすることになりました。

律「じゃあ範囲はこの屋敷の中な」

紬「はいみんな。これつけて」

梓「何ですか?これ」

紬「発信器よ」

澪「なんでこんなもの持ってるんだ…」

紬「こうやって鬼の発信器が近づくと」

ピピピピピピピピ

憂「わっ、すごい!他の発信器が共鳴してる」

紬「これで鬼が近くにいることがわかるわ」

澪「なるほど、スリルあって楽しそうだな」

梓「じゃあ、最初の鬼は誰にしますか?」

紬「はい!私がやります!」

律「ルールは増え鬼な。どんどん鬼が増えていくゲームだ」

梓「つまり、生き残れば生き残るほど地獄が待ってるってことですね…」

律「ムギが3分数えたらゲームスタート。それじゃ、散れっ!」

だっ

【3分後】

紬「さて、一人ひとりじっくり追い詰めてあげるわぁ…」

【澪・律】

律「そ、それにしても広いなここは…」

澪「あぁ。でもこれだけ広いなら逆に隠れてやり過ごせそうだな」

ピピッ… ピピッ…

澪「えっ?」

ピピピピピピピピ

澪「うわあああ!もう鳴ってる?!」

律「わ、私のもだ!近くにいるのか?!」

澪「み、見当たらないぞ。どこだ?!」

ぬっ

紬「澪ちゃんつかまえた♪」

澪「なん…だと…?」

律「こんなところに抜け道が…」

紬「なにいってるの澪ちゃん、ここは私の家よ?」

紬「さて、りっちゃんも捕まりましょうか」

律「すまん!澪!!」ドビュン

澪「あっ!律!!この裏切りものぉぉぉ!!」

【憂・梓】

憂「なんか向こうの方が騒がしいね」

梓「何かあったのかな…」

brrrr

梓「はい。あ、澪さん。どうしたんですか?」

澪『もしもし、梓か?さっそく律が捕まった!』

梓「えっ?律さんが?!」

澪『あぁ、どうやらこの家には抜け道がいくつかあるらしい』

梓「そうなんですか…」

澪『単独より複数で行動した方がよさそうだ。今から梓のところに行く。一緒に行動しよう」

梓「はい、わかりました。場所はあとで連絡します!」

ピッ

律さんじゃねーし律先輩だし!

憂「澪さん何だって?」

梓「一緒に行動しようって。この屋敷、抜け道がいくつかあるみたい」

澪さんの誘いに私は違和感を覚えた。
この場合は複数ではなく単独で行動し、機動性を重視すべきではないか。
ましてやこれは増え鬼だ。一人が犠牲になって場合に他の人も道連れになる可能性がある。
私は少し警戒心を強めた。

梓「紬さんの部屋の前にいます…っと」

澪「おーい!梓、憂ちゃん!」

梓「あ、澪先輩!」

ピピッ、ピピピピピピピ

憂「は、発信器が鳴ってる!」

梓「近くにムギ先輩が?!」

紬さんは私たちの後ろにいた。
見つけて追いかけてくる。

紬「2人とも、逃がさないわよぉ…」じゅるり

梓「憂!早く澪先輩のところに逃げよう」

憂「う、うん…」

澪「・・・・・・」にやり

梓「澪先輩!後ろからムギ先輩が来てます、早く逃げましょう!」

澪「……ふふ」

ガシッ

澪「梓、捕まえた」

梓「えっ?」

澪「悪いな梓、私はもう鬼なんだ」

梓「そ、そんな…。憂!逃げて」

澪「逃がすか…ってあれ?いない」

紬「抜け道を見つけた様ね」

澪「さすがだな、やはり憂ちゃんは一筋縄じゃ行かないか…」

私は近くに抜け道を見つけたのでそこから逃げた。
なんとか難は免れた。梓ちゃんごめん。
…が紬さんに先回りされ、あっけなく捕まった。

最後に残ったのは律さんだった。
律さんは全員で挟み込んで捕まえることにした。
とりわけ澪さんは張り切っていた。

澪「さあ、観念しろ律」

律「あーっ!後ろに幽霊が!!」

澪「ひいぃぃっ!」がばっ

律「チャンス!」だっ

がしっ

律「ありゃ?」

梓「その手が通用するのは澪先輩だけです」

律「ちくしょう…」

澪「見えない聞こえない見えない聞こえない」

紬「第一回戦、終了ね」

・・・・・・

鬼ごっこを何回かやったあと缶けりをした。もちろん発信器付きで。
用意された缶は紬さんの屋敷にあった外国の高価な飲み物の空き缶だった。
蹴るのにすごく抵抗のある缶だった。
高校生にもなってまさかこんなことをするとは思わなかった。
みんな全力で楽しんでいた。あぁ、これが軽音部なのか。
お姉ちゃんが少しうらやましかった。

律「はぁ…はぁ…。も、もう無理…」

澪「つ、つっかれた…」

梓「広すぎですよ、この屋敷…」

憂「あぁ~楽しかったぁ」

律「憂ちゃん大健闘だったよな」

梓「憂、運動神経もいいですから…」

紬「それじゃあ汗もかいたし、お風呂に入りましょうか」

澪「なんで息ひとつ乱れてないんだムギは…」

限界だ。お風呂まで投下したかったのにさるが…。
バイト行ってくる。帰ったら続き書く。

あ、唯は俺の部屋にいるから安心していいぞ。
それじゃ。

あ、唯は俺の部屋にいるから安心していいぞ。
それじゃ。



B A D E N D



まで読んだ

梓(プシュー!)



律「うわっ、何?!」

いま終わった
2時ごろ続き投下する

【お風呂】

律「で、でけぇ…」

紬「普段は大浴場は使ってないんだけどね、みんなが来るってことだから開放したの」

梓「ライオンの口からお湯が出てる…」

澪「いったい何者なんだムギは…」

律「あれ、憂ちゃんは?」

憂「・・・・・・」

憂「・・・・・・」ちらっ

梓「うっ…」

梓(わ、私を警戒している?!)

澪「どうしたんだ憂ちゃん、さっきから梓の方ばっか見てるみたいだけど」

憂「昨日梓ちゃんの家に泊まったとき…い、一緒にお風呂に入ったんですけど」

憂「そ、その時、梓ちゃんに…む、胸をいっぱい揉まれて…」

澪「えっ」

紬「まぁ」

律「梓。お前、おっぱい星人だったのか」

梓「ち、違います!誤解です!」

憂「・・・・・・」うるうる

梓「ご、ごめんね憂?大丈夫だから、こっちおいでよ」

憂「・・・・・・」ささっ

澪「ゆ、憂ちゃん?」

梓(あ、あからさまに避けられている…)

梓(にしても、ムギ先輩や澪先輩は憂よりも大きいな…)

梓(特に澪さん。何カップぐらいあるんだろう)

梓(それに比べて律先輩は…)ちらっ

梓「…ぷっ!」

律「おい中野、今私の胸を見て笑っただろ。なぁ、笑っただろ」

梓「そ、そんなことありませんよ!…ぷぷっ」

律「お前だって私と大して変わらんだろ!」

梓「私はこれからまだまだ大きくなりますもん!まだ16だし」

律「もう18になる私には可能性はないって言いたいのか!」

梓「ふっ…」

律「ぢ、ぢぐじょー!やい澪!お前がそんなにでかいからいけないんだぞ、私によこせ!」

むにゅう

澪「ひぃぃ///や、やめろ馬鹿律!!!」

梓(よし、私もこの混乱に乗じて…)

むにゅ

澪「あ、梓?!」

律「おい何してんだ中野!澪から離れろ!」

梓「先輩こそ離れてください!この乳は私のものです!!」

またミスった。
澪さん→澪先輩

仲間外れにされた唯が憂の方がいいなら憂を部に入れればいいじゃない!とかで唯が暴れそう

澪「んんっ…///」

澪「お、おい2人とも。は、恥ずかしいからやめてくれ…っ///」

律「えーい!離れろといっているんだ中野!」どんっ

梓「きゃあっ!」

もみっ

紬「あら!」

梓「む、ムギ先輩?す…すいません!」

紬「私のでよかったら、いくらでも触っていいのよ?」

梓「えっ…?」

梓「じゃ、じゃあ…失礼しますっ!」

もみもみ
もみもみ

紬「あっ…」

梓「ムギ先輩の、とってもやわらかいです」

紬「そう?それはよかったわ」

紬「で、でもちょっと激しい…かも…」

憂「・・・・・・」

もうわけがわからなかった。
律さんが澪さんの胸を揉み、
梓ちゃんが律さんの胸を揉んでいた。
この場にお姉ちゃんがいたらいったいどうなっていたのだろうか。
どうすればいいのかわからなかったので、
とりあえず私も近くにいた澪さんの胸を揉むことにした。

むにゅ

憂(うわ、おっきぃ…)

ちげぇぇだろおぉぉぉがぁぁぁぁ!!!
あずにゃんが揉んだのはムギのおっぱいだろおがぁぁぁぁ!!!!

【食堂】

澪「さて、食事のときぐらいはおとなしくしろよ2人とも」

律「はい…」

梓「すびばせん…」

あのあと律さんと梓ちゃんは澪さんからゲンコツをくらっていた。

紬「あ、お食事が来たわよ」

ガラガラ

澪「ワ、ワゴン…?」

ワゴンと一緒にたくさんの料理が運ばれてきた。
どれも普通に生活していたら食べることはないであろう料理ばかりだった。

律「これ、あとでお金とられたりとかしないよな…」

梓「なんかバチが当たりそうです」

憂「す、すごい…」

紬「さ、いただきましょう」

「いただきまーす!」

・・・・・・

たくさん動いて私たちはお腹が空いていた。
とはいえこんな量の料理をたいらげることも出来るわけなく、
どれも中途半端に残ってしまった。

梓「もう、お腹いっぱいです…」

律「なんかさわちゃんとか和とかみんな呼べばよかったな」

澪「確かに」

紬「じゃあまた今度、みんなも呼んでパーティーしましょ」

憂(お姉ちゃんにも食べさせてあげたかったなぁ)

食事が終わったあと、花火をした。
これも紬さんが事前に用意したらしく、
すごい量とバリエーションの花火だった。

律「くらえ!炸裂ロケット花火!」

ヒューン…パン

澪「馬鹿!危ないだろ!」

律「なにいってんだ、花火はスリルを味わうもんだろ!ほらもう一発」ヒューン

澪「ひぃぃ」

梓「先輩たち危ないからこっち来ないでくださいね」

律「ふっふ~ん。ほれ梓!くらえ、ねずみ花火じゃ」

シャアアアア…

梓「きゃああああ!!!」

律「あっはっはっはっは!おもしれー!」

紬「あらあら」

憂(なんで笑っていられるんだろう…)

唯「いい御身分だよね、何日も家空けて、何やってたかといえば部の皆と遊びまくって、私は除け者にしてさ」

唯「ねえりっちゃん、澪ちゃん、むぎちゃん、あずにゃん、そして憂、楽しかった?良かったね」
唯「ほら、憂にギー太あげるよ、私の大切だった場所と思い出と共に持って行きなよ」

こんなになる先しか予想できない(^し_^)

花火を終え、紬さんの部屋で人生ゲームをした。
この人生ゲームは律さんが家から持参したものだ。
とりわけ紬さんは人生ゲームといったものをしたことがなかったらしく、
とても物珍しそうに遊んでいた。

澪「あっ、また子どもが…」

梓「これで4人目ですね」

律「あらあら澪さんたら、お盛んなこって!」

澪「う、うるさい!」

紬「やった!カジノで大当たりよ!」

律「ムギはゲームでも億万長者か…」

人生ゲームをやり終えた頃にはすでに12時近くになっていた。

律「なーんかいっぱい遊んで疲れちゃったな」

梓「そうですね、ふあぁ…」

澪「そろそろ寝ようか」

紬「今度は唯ちゃんも誘って、みんなでお泊りしましょう」

本当に楽しかった。
布団に入ってからも、話が止まらなかった。
部活の話、学校の話、ここにはいないお姉ちゃんの話。いろんなお話をした。
なんだか家出したことがバカバカしく思えた。
だって、お姉ちゃんはこんなに素敵な人たちと毎日を過ごしているんだもの。
寂しくなんかなくなった。お姉ちゃんは今を精一杯楽しんでいる。
私はそんなお姉ちゃんを見ているだけで幸せなんだ。

>>439
憂「それからお姉ちゃんは学校も辞め部屋へ籠もるようになりました」

憂「私は勿論両親とも顔を合わせません、合わせたとしてもすぐに去ってしまいます、食事は部屋の前へ置き、気付いたら空の食器が部屋の前へ、お風呂も隠れて入っているようです」

憂「一方私は放課後ティータイムでみなさんと一緒に充実した毎日を送っています」

梓「憂、どうかしたの?」

澪「話が盛り上がりすぎちゃったかな、ごめんな?」

憂「いえ、今日は本当にありがとうございました」

憂「お姉ちゃんを、これからもよろしくお願いします」

律「なんだなんだ改まって?」

紬「私たちはずっと一緒よ。もちろん、憂ちゃんもさわ子先生も和ちゃんも。みんな私たちの大切な人だもの」

あったかい人たちだった。
みんなが魅かれる理由がわかったかもしれない。

【家出3日目】

紬「それじゃ斉藤。みんなを家まで送り届けてね」

斉藤「おまかせください」

梓「お邪魔しました」

律「そんじゃまたなー」

澪「また明日、学校で」

憂「お世話になりました」

紬「唯ちゃんにもよろしくね」

私たちは紬さんの家をあとにした。

【ゆいとういの家】

憂「さて」

3日ぶりの我が家だ。
お姉ちゃんはどうしているかな?
私は玄関のドアを開けた。

ガチャ

憂「ただいまー!」

しーん…

憂(寝てるのかな?)

私は靴を脱ぎリビングに向かった。
リビングではお姉ちゃんがソファの上でうずくまっていた。
電気もつけず、食事も食べかけだった。

憂「お姉ちゃん」

唯「…憂?」

憂「ただいま、いま帰っ――」

ぎゅっ

唯「ういっ!!!」

憂「きゃっ」

鋭い痛みが腹部に

憂「ぎゃああああ!」

お姉ちゃんは私に抱きついてきた。
あまりの勢いに押し倒されそうになった。

唯「憂のばか!ばかばかばか!」

憂「…お姉ちゃん」

唯「何の連絡もしないで…。心配したんだからねっ?」

唯「憂になにかあったら、私どうしようかと…」ぽろぽろ

お姉ちゃんは泣いていた。私は悪い子だ。
大好きな人をこんなにも泣かせてしまったのだから。

憂「ごめんね…。ごめんね、お姉ちゃん」ぽろぽろ

私も泣いた。自分の愚かさに。
こんなに愛されていることに気づかなかった浅はかな自分に。

唯「憂。いったいどこで何をしていたの?」

私は正直にすべてを話すことにした。

・・・・・・

唯「そっか、そういうことだったんだ…」

憂「うん、ごめんね?お姉ちゃん」

唯「・・・・・・」ぷいっ

憂「お姉ちゃん?」

唯「…もう憂なんて知らない!」

憂「えっ…?」

お姉ちゃんは急にそっぽを向いた。

憂「お姉ちゃん、怒ってる…?」

唯「当たり前だよ!憂のばか!!」

お姉ちゃんが怒るのも当然だと思った。
構ってもらえなかったという単純な理由で家出し、
ここまで心配をかけたのだから。

唯「どうして…」

唯「どうして!ムギちゃんの家に私も呼んでくれなかったの?!」

憂「え?」

唯「私だってムギちゃんの家で鬼ごっことか花火とかしたかった!」

唯「私だけ仲間外れにしてみんなで楽しんだなんてひどい!!」

憂「………ぷふっ」

唯「なにがおかしいの!憂!」

私は思わず吹き出してしまった。
おかしいに決まってる。
お姉ちゃんが怒っていたのは家出の理由ではなく、
紬さんの家でのお泊り会に参加出来なかったことだったからだ。
その答えがあまりにもお姉ちゃんらしくて、我慢出来なかった。

唯「本当に怒ったんだからね!もう憂とはしばらく口もきかないんだから!」

憂「お姉ちゃん?」

唯「・・・・・・」

お姉ちゃんは私に背を向けたまま黙っている。
どうやら本当に口をきかないつもりらしい。
私は買い物袋からあるものを出した。
本当は仲直りのために用意したものなんだけど、
まさかこんな形で使うことになるとは。

憂「ねぇお姉ちゃん、私アイス買ってきたんだけど…」

唯「・・・・・・」ぴくっ

アイスの単語に反応したらしい。
お姉ちゃんは振り返らないよう必死に我慢していた。

憂「今日買ってきたアイス、高くてすごくおいしいやつなんだ」

唯「・・・・・・」ぷるぷる

お姉ちゃんが震えている。
もうひと押しだ。

憂「お姉ちゃんが何もしゃべってくれないなら、私一人で食べちゃおうかなぁー…」

唯「・・・・・・」ぴきーん

お姉ちゃんは硬直した。
どうやらとどめをさされたようだ。

唯「……………憂。アイス」

憂「・・・・・・」

私はわざと聞こえない振りをした。

唯「あ゛~~~い゛~~~す゛ぅ~~~!!!!」

がばっ

憂「きゃっ!」

お姉ちゃんは私の足にしがみついてきた。

唯「ういぃぃ~、アイスアイスアイス~!!」

お姉ちゃんとこのやりとりをするのは久しぶりだった。
いつもならすぐにアイスをあげるんだけど、
今日はほんの少しだけ、いじわるをした。
久しぶりのこのかわいさをもう少し見ていたいと思ったからだ。

憂「お姉ちゃんが何も反応してくれないみたいだし、溶ける前に一人で食べちゃうか…」

唯「えっ…?わたしいるよ?!ここにいるよ、憂!」

私はお姉ちゃんを無視してキッチンに向かって歩き始めた。
お姉ちゃんは私の足にずるずると引きずられていた。

唯「憂…。ういぃぃ…」しゅん

とうとう諦めたのか、私の足から離れてソファに向かってしまった。
ソファで丸くなり小さくアイスアイスとつぶやいていた。

そんなお姉ちゃんがかわいくて愛しくてどうしようもなかった。

憂「アイス下さいでしょ?」

お姉ちゃんを足蹴にした

唯「ああ~もっと踏んでください」

憂「気持ちいいの?」

唯「はい!蔑みながら踏んでください」

憂「断る」

もうこのくらいでいいかな。
ちょっとお姉ちゃんがかわいそうになってきた。
私はアイスをもってお姉ちゃんの元に向かった。

とんとん

憂「お姉ちゃん」

唯「…?」ぐすっ

おねえちゃんは半べそをかいていた。

憂「アイス、食べよ?」

唯「……うんっ!!」ぱぁぁ

お姉ちゃんは途端に元気になった。
もう、お姉ちゃんったら…。

>>476から>>472

机の上にはラクトアイスとスプーン。
今日はちょっぴり奮発していいアイスを買ったから、ひとつだけ。

唯「お、おいしそう~…!」

憂「仲直りの印に私が最初の一口を食べさせてあげる」

唯「えぇ、いいよう自分で食べられるから」

お姉ちゃんはうずうずしていた。
早く食べたくて仕方ないのだろう。
私はそれをなだめるように言った。

憂「いいから。はいお姉ちゃん、目を瞑ってあーんして?」

唯「んん~っ。あぁー…」

憂「ふふっ」

ちゅっ

唯「えっ?」

憂「大好きだよ、お姉ちゃん」

お わ り

憂「いいから。はいお姉ちゃん、目を瞑ってあーんして?」 から



唯「あーん…」

憂「…バクバクバク!!」

唯「憂マダ~?」

憂「ムシャムシャ」

唯「憂?」

憂「全部たべちゃった、ぬるぽ」

唯「ゴッ!!」

いちおつ!!
かわ唯かわ憂
さきにBを選んで正解だったのでは?

>>496
逆だと暗い雰囲気で終わったかもね良かった良かった




唯・憂「「ぬるぽ」」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom