姉「男、男、もうおきなさい」ﾕｻﾕｻ

男「う、う～ん。」

姉「おきて？おきてほら」

男「まだ眠いのに～」

姉「かわいい声を出してもだめよ？」

姉「おきなきゃ私は永遠にあなたを起こし続けるわ」

姉「たとえ地球が滅びてもね」

男「・・・」

男「ああ、うん。わかったおきるよ

姉「いい子ね。男のそういうところが好きよ」

男「そういうところ？」

姉「私のいいつけにちゃんと従ってくれるところよ」

男「う、うん」

姉「ふふ・・」

姉「学生服に着替えたわね？朝ごはんができているから、準備が完璧にできたら下に下りてきなさい」

男「うん」

姉「今日の朝はね？男が好きな玉子焼きをつくったわ」

男「そ、そうなんだ。ありがと」

姉「いいのよ。可愛いい男のためだもの。」

男「う、うん」

姉「あ、そうだ」

姉「ティッシュとハンカチも前もってかばんに入れておくのよ？」

男「そんなことわかってるよぉ」

姉「わかってるってアナタね・・」

男「なにさ」

姉「あなたは一日前の記憶もないの？」

姉「昨日はティッシュ忘れて私のを貸してあげたじゃない」

男「ああ、そいういえば」

姉「まったく高校生にもなって、あなたわ・・」

姉「本当に私がいないとだめだめな可愛い男ね」

姉「それにおとといはハンカチだって忘れて・・」

男「わ、わかったからそんなにいわないでよ」

姉「わかったから？」

姉「男がきちんとするなら、何も言わないわよ」

姉「あなたがダメダメさんだから言ってるの」

男「わ、わかったから」

姉「気の無い返事ね」

男「気ならはいってるさ。」

姉「そう」

姉「まぁいいわ、わかればいいの。ちゃんと準備しておきなさいよ？」

男「おはよー」

姉「ああもう。髪もぼさぼさ。制服着ただけじゃないの」

男「べ、別に男ならこれくらいふつうだよ」

姉「あなたの普通はどうでもいいの。早くこっちにいらっしゃい」

姉「私がセットしてあげる」

男「だ、だからぁ」

姉「何か文句でもあるのかしら？」ｷﾞﾛ

男「べ、別に文句とかそういうわけじゃ」

姉「そう。ならいいわね。こっちにおいで」

姉「今日の朝はしじみの味噌汁も作ったの」

男「おお！ごうかじゃない！」

姉「あなたがこの味噌汁が好きだものね」

姉「私、あなたが好きなものや言葉なら何でもわかるわ」

男「そ、そういうものなの？」

姉「そうよ。そういうものなの。姉なら可愛い弟のことを知っていて当然」

姉「ああ、でもそういえば・・」

男「ん・・？」

姉「これはまだ知らないはね」

姉「あなたが一番好きなものってなんなのかしら？」

男「え？一番？」

姉「そうよ。あなたは好きなものがたくさんあるわ」

姉「それはあなたの美徳よ。好きなものが多いことは結構だわ」

姉「でも一番好きなものってなんなの？」

男「べ、別に考えたことはないよ」

姉「ふーん。そう」

男「そうだよ」

姉「じゃあ私のことは何番目に好きなの？」

男「え、え？」

姉「私はあなたのことが一番好きよ」

男「あ、ああうん。ありがとう・・」

姉「あなたは？」

男「へ？」

姉「あなたは私のことが何番目に好きなのかしら？」

男「え・・いやそれは」

姉「ふふ・・まさか、玉子焼きに負けるのかしら？私は？」

男「い、いや！そうじゃなくて！」

男「数学が好きなのと、味噌汁がすきなのは別次元の問題でしょ？」

姉「ん」

男「そういうことだよ！比べることなんてできないよ」

姉「・・・・・」

男「どっちも別次元で好きなのさ」

姉「あらそう、うまく逃げられてしまったわね」

男「べ、別に逃げたつもりなんかないよ・・」

～登校～

姉「男、そういえば今日宿題出てたでしょ？」ｽﾀｽﾀ

男「え？うん」ｽﾀｽﾀ

姉「それはもちろんやってきたのよね？」

男「うんもちろんだよ」

姉「あらそう。」

姉「それはよかったよかった」

男「うんそうだね」

男「でもどうして？」

姉「だって男が宿題をやっていないなら、あなたのクラスにいって宿題を教えてあげなきゃって思ったの」

姉「数学苦手でしょ？あなた」

姉「数学の提出は昼すぎでしょ？」

男「そ、そんなことまでしなくていいよ」

姉「あら？なぜ？」

姉「私が行くと迷惑かしら？」

姉「気に入った女の子の前で姉に宿題を教えてもらったりするのがいやのかしら？」

男「・・・」

男（ま、まさか幼馴染のことか・・）

男「そ、そんなんじゃないよ」

姉「あらそうなの。」

姉「じゃあ、どうして?」

男「ただ姉さんはきれいだからさ」

姉「あら、きゅうにどうしたの？」

男「いや、姉さんの弟が僕だってわかったらさ」

姉「紹介してくれって男連中がうるさいと思って」

姉「・・・」

姉「そう。」

姉「なら、まぁいいわ。男に迷惑がかかったら元も子もないものね」

男「別に迷惑というわけでもないけどね

～学校～

男「やっとついたね！学校」

姉「・・・・・・・・・・・・・・・・そうね」

姉「一生つかなければよかったのだけれど」

男「な、何言ってるのさ、僕らは学校に向かって歩いてきてたんでしょ」

姉「・・・」

姉「そうね。そうとも言えなくはないわね」

男「そうだよ・・」

男「そ、それじゃあ、姉さんはは下の階でしょ？じゃあね」

姉「・・・・・」

姉「・・・・・」

男「ん？姉さん？」

男「何？姉さん？」

姉「そんなに私と早く離れたいのかしら？」

男「え？」

男「べ、別にそんなことはないけど・・・」

姉「けど？」

男「いや、他意はないよ。ただクラスには早目に着いておきたいなって」

姉「そう・・」

姉「それじゃあね。私は生徒会があるから、先に帰ってていてね」

男「うん」

姉「・・・・」

男「姉さん？」

男「あの・」

姉「ん？どうかしたの？はやく行きなさい」

男「うん・・行ってきます」

姉「・・・」

男「・・・」

男「ねぇ姉さん」

男「制服のすそ離してくれないといけないんだけど」

姉「ええ、そうねわかってるわ」

男「わ、わかってるって・・」

男「おはよー」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

男友「おおーおはよー」

男友２「見てたぞまたお姉さんと登校かぁ？男」

男「うるさせーなー。別に姉弟で登校くらいいいだろ」

男友３「あいかわらずきれいなお姉さんだよなぁ。物静かで口数が少ないところがいい」

男友「わかる！雰囲気あるよな何か」

男友３「それに何か気が強そうなのがまたいい」

女友「私もあんな綺麗なお姉さんほしかったなぁ」

男「あはは。物静かね・・」

女友２「そういえばお姉さんとすれ違ったときがあるんだけど」

女友２「お姉さんすごく良いにおいするよねー香水とか使ってるのー？」

男「んー」

男「いやねーちゃんは、香水とかじゃなくてシャンプーとリンス派だよ」

男友「いいにおいかぁ。ふふふ」

男友２「いい匂いってどんな匂いだよ？」

男友「きっと水蜜桃のようなすてきな香りがするんだぜ」

女友「あんたら頭がいっちゃってるね」

男「まぁ確かに俺のねーちゃんはきれいかもしんないけどよ」

男「割と口うるさくてまいるときも時もあるもんだぜ？」

幼「お、お兄ちゃんおはよう」

男「！！」

男「幼、ちょっとこっち・・・」

幼「う・・・うん」

男友「おいおいなんだあれ」

男友「なんで男は幼ちゃんといい感じな雰囲気だしてんだよ」

女友２「なにー？男友、幼ちゃん狙ってたの？」

男友「そ、そんなわけじゃねーけどよ」

男友「なんか気にくわないというか」

男友３「心の狭いやつだな。気持ちはわかるけど」

女友「まぁあの子派手じゃないけど、かわいいもんね」

男友２「いたんだけど？どうしたんだよ？」

女友「んーまぁあの感じで、幼ちゃんは無理ってわかるでわかるでしょ？」

男友「え？前々から思ってたけど付き合ってるの？あの二人？」

男友２「確かにずっと仲いいよな。俺はあったときから二人は付き合ってると思ってたけど」

女友「いや付き合ってるわけじゃないと思うけどさ、でも幼ちゃんってどうかんがえても・・・」


男「いったいどこから、漏れたんだよ、俺らが付き合ってること」

幼「う・・・うん。」

幼「私はお兄ちゃんとの約束ちゃんと守って絶対誰にも言ってないよ？」

中抜け

女友「私の知り合いでも幼ちゃん狙ってる子はいたんだけど・・・」

男友２「いたんだけど？どうしたんだよ？」

女友「んーまぁあの感じで、幼ちゃんは無理ってわかるでわかるでしょ？」

男友「え？前々から思ってたけど付き合ってるの？あの二人？」

男友２「確かにずっと仲いいよな。俺はあったときから二人は付き合ってると思ってたけど」

女友「いや付き合ってるわけじゃないと思うけどさ、でも幼ちゃんってどうかんがえても・・・」


男「いったいどこから、漏れたんだよ、俺らが付き合ってること」

幼「う・・・うん。」

幼「私はお兄ちゃんとの約束ちゃんと守って絶対誰にも言ってないよ？」

幼「私はね！お兄ちゃんとの約束は絶対破らないよ」

男「そんなことは知ってるけどさ・・・」

幼「ふふ、知ってるんだ？やったー」

幼（私お兄ちゃんから信頼されてるんだね。）

男「じゃあ一体どこから・・・」

幼（お兄ちゃん。私のこともっと信用してね。うれしいな。うれしいな。）

男「まぁねーちゃんが、鎌かけただけってこともあるよな？」

姉「ねーちゃん？」

男「！！」

男「あ、お姉ちゃん」

姉「今、ねーちゃんって言葉が聞こえた気がするのだけど」

姉「それは私のことかしら？」

男「お、お姉ちゃん・・・これは違くて！その・・」

男「そういえば！ど、どうしてここに！ここ2年生の教室だけど！」

姉「そんなことはどうでもいいの。それよりも」

幼（お兄ちゃん困ってる・・よしここは私が助け船を）

幼「あ、お姉さん。おはようございます」

姉「・・・」

幼「・・・」

幼「あの、おはようございます・・」

姉「ええ、おはよう」

姉「あなた私のことねーちゃんなんて呼び方で呼んでいるの？」

男「い・・・いやそれは・・その」

姉「その？何よ？」ｲﾗｲﾗ

男「あ、あの・・・」

姉「はっきりいいなさい？はい。か、いいえ。をいうだけじゃない？簡単でしょう」

男「え、えへへ」

姉「かわいい顔したら許してもらえると思うのはやめなさいな」

姉「お姉ちゃん怒るわよ」

幼（お、お兄ちゃんが大ピンチだ！どうしようどうしよう）

幼「お、お姉さん」

姉「・・・」

姉「なにかしら？」

幼「お姉さんはなぜ２年生のフロアへ？」

姉「ふふ」

姉「あなたに話すことではないから安心していいわよ」

幼「そうですよね。すいません」

幼（お兄ちゃんのお姉さん、やっぱりちょっと怖いな・・）

姉「とにかく、男」

男「な、何」ﾋﾞｸ

姉「今日は帰ったら話があるから自分の部屋で待っていなさいな」

男「はい・・ごめんなさい」

姉「それじゃあ、授業があるからこれでね？男」

男「はい。」

姉「姉さん」

男「？」

姉「はい。姉さん。でしょ？」

男「う、うんわかったよ姉さん」

幼「お姉さんそれでは」

姉「ふふ。あなたはいいのよ」

姉「だってあなたの姉ではないもの」

幼「そ、そうでしたね。ごめんなさい」

姉「それに、あなたにお姉さんと呼ばれるのも不愉快だわね」

幼「え、あ、すいませ！ごめんなさい！」

姉「ふふ。男の前だからってそんなわざとらしく謝らなくてもいいのよ」

幼「え・・・う・・・そんなわけじゃないです」

幼（ど、どうしよう余計怒っちゃったみたい。せっかくお兄ちゃんを助けようと思ったのに）

男「ね、姉さんそういう言い方！」

姉「なにかしら？私のかわいい男」

姉「私に文句でもあるの？」

男「い、いや・・だから・・」

姉「・・・」

姉「まぁ・・・いいわ」

姉「それじゃ」ｽﾀｽﾀ

幼「お、お兄ちゃん大丈夫だった？」

男「お、おう。何とか」

幼「お兄ちゃんすっごい汗でてる！」

幼「拭いてあげるね、ウェットティッシュもってるから」ﾌｷﾌｷ

男「ん、どうも・・」

幼「お兄ちゃん、気持ちいい？」ﾌｷﾌｷ

男「ん、気持ちいいよ」

幼「うん！そっか！」

幼（お兄ちゃんが喜んでる！うれしいな！）

幼「ふふ♪」ﾌｷﾌｷ

幼（お兄ちゃんには私がいるからね。安心してね）

男「はぁ」

幼「お兄ちゃん、さっきからため息ばっかり」

幼「私に何か怒ってる？」

男「ん、そんなわけではないよ」

男「ただ、さ」

幼「お姉さん、帰ったらなんか話あるみたいだね」

男「やっぱ、憂鬱だよなぁ」

幼「ごめん。呼び出した私が悪いよね？」

幼「私、頭悪いから全然そういう気の使い方できなくて」

男「いや、別に幼が悪いわけじゃないから謝るなよな」

男「あーマジでどうしよう・・」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

男（外では格好つけてねーちゃんって呼んでるのバレちゃった、怒られる）

男（もっと言うと外ではちょっと格好つけてしゃべってるのもばれちゃったかも・・）

男（最近ギャル男にちょっと憧れてるのもばれたかな）


男友「男のやつ戻ってったきり、ずっとあんな感じだな・・」

男友２「幼と喧嘩でもしたのか？」

男友「幼に嫌われたのかな！！」

男友２「なんでうれしそうなんだよ」

女友「そういえば2人でこそこそ何か話してたみたい」

女友２「え？それまじ？」

男友「まさか、男のやつ告白してふられたとか？」

女友２・３「ｷｬｰ」

男友２「いや、そうは見えないな。」

男友「そうか！ざんねんだ！」

男友２「・・・」

女友「あんたはがっつきすぎなのよ」

男「怒られるのは嫌。怒られるのは嫌」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

女友「・・・」

女友３「それにしたって何かブツブツ言ってて怖いね」

幼（お兄ちゃん元気ないな）

幼（やっぱりさっきのは、お姉さんがお兄ちゃんを叱ってたってことなのかな？）

幼（お兄ちゃんが心配だな・・・）

幼（お兄ちゃん元気出してね。いつでも見守ってるよ）

幼「」ジーー


男友「なぁ、幼って本当に男ばっかり見てるよな」

女友「そんなの別に今始まったことじゃないじゃない」

女友２「ずっと小さい頃からしりあいなんでしょ本当の兄妹みたいだよね」

女友３「兄妹かな？それよりも・・・」

ねぇ、用事できたんだけど。
夜に再開するの約束するから誰か保守とかしてくれないかしら