唯「あずにゃんは現実じゃない!」(606)

唯「あずにゃ~ん」

猫「にゃあ~」

唯「あずにゃん♪あずにゃん♪」ぎゅっ

猫「にゃあ~」


律「唯の奴、相変わらず野良猫を後輩だと思い込んでるぜ…」

澪「律…あれでいいんだ…唯は幸せなんだから…」

私達、桜高軽音部は二年生に進級し

進入部員がくるのを期待していた

唯の奴なんて後輩が出来るのを凄く楽しみにしていた


しかし後輩は一人も来なかったのだ

頭が幼い唯にはその現実が受け止められない


とうとうそこらへんの野良猫を後輩だと思い込むこんでしまったのだ…

唯「あずにゃ~ん、かわいいよ~」なでなで

猫「にゃあ~」

唯「じゃあギターの練習するよ~」

猫「にゃ~」

ギー太「ギュイイ~ン」
むったん「ギュイイ~ン」

律「しかしあの猫もよくやるぜ…」

野良猫の奴もなかなか利口で
ギターの弦を引っかいて演奏の真似事ぐらいはできるのだ

ちなみに猫の持っているギターはムギの協力で借りたものだ

澪「猫も唯の愛情が分かるんだろうな…私でさえたまにあの猫が本当に後輩に思えることがあるよ…」

本当は俺だって分かってるんだよ。
あずにゃんなんて存在しない架空の人物であることに。
そりゃ頭はどうか知らないけど、見た目や性格はパーフェクトだよ。なんたって二次元なんだから。
作者がヲタから金を搾り取るのに都合のいいように創られた、設定上完璧なだけのただの偶像な訳だよ。
しかも万人に対して平等に微笑みかける。
今のいままで勉強ばっかで、他のもっと人間として大事なものを学ばなかった俺にさえも。
こりゃハマらん訳がないよな。

唯「よしよ~し、あずにゃんの演奏は上手だね~」

猫「にゃあ♪」ぺろぺろ

唯「えへへ、くすぐったいよあずにゃん!」


紬「はい♪皆お茶が入ったわよ~、梓ちゃんにはミルク(猫専用)があるわよ~」

唯「わ~い!!」

猫「にゃあ!」

唯「わわっ、ちゃんと練習もするよお~」

猫「にゃあ~」


澪「ふふ、梓のほうが唯よりマジメなんだな」

律「もう、梓が猫だとか関係ないな…あいつも立派な軽音部の一員だよ」

ゆうはん!

唯「でねーあずにゃんに怒られちゃったんだ~」

憂「へ…へぇ…」

憂(またお姉ちゃん…野良猫の事を後輩だと思い込んでる…)

唯「でも大好きな私の後輩なんだ♪」

憂「お姉ちゃん…ちょっと話があるんだけど…」

唯「えっ?」

憂「お姉ちゃんの話に出てくる梓ちゃんっていうのは…野良猫なんだよ?」

唯「は?」

憂「人間じゃなくて…野良猫なんだよ…」ぽろぽろ



唯「もう憂ったら~たしかにあずにゃんは猫みたいだけど猫じゃないよ~」

憂「お姉ちゃん…」

唯「今日だっていっしょに買い物に行ったんだよ~、はしゃぎ過ぎていい加減にしてくださいって怒られちゃったし~」

憂(お姉ちゃん…目を覚まして…)

以前もこの話を切り出した事はあった

しかし冗談だと思われてしまった

さらに追求するとすごく怒られてしまった

唯「もう!私の大事な後輩を野良猫扱いするなんていくら憂でも許さないよ!」

唯「憂の馬鹿!!大ッ嫌い!どっかにいっちゃえ!!」

あの時のお姉ちゃんの顔は大真面目だった

お姉ちゃんにとってあずにゃんは現実の後輩なんだ…

昔からお姉ちゃんは少しおかしいところはあった

カスタネットの時、他の園児から浮いた奇行をしていたと親に連絡があったし

人様の風呂場にザリガニを押し込んだり…

今思えばあれは今回の出来事の前兆だったのかもしれない…

唯「あっそれと今度あずにゃんが私の家に泊まりたいっていってるんだ」

憂「えっ…」

唯「凄くいい子なんだよ?いいよね?」

お姉ちゃんの必死の願いを私は断れませんでした

軽音部!

唯「というわけで、あずにゃんが今日うちに泊まることになりました」

律「ブッフォォオオ!! まじかよ!?」

澪「律…汚い…」

紬「唯ちゃん…梓ちゃんは憂ちゃんの迷惑にならないかしら?」

唯「大丈夫だよ、あずにゃんは凄く礼儀正しいもん」

猫「にゃあ~」スリスリ

唯「あずにゃん、憂に迷惑かけちゃダメだよ~」

猫「にゃあ!」

澪(不安だな~…)

澪(憂ちゃんは唯のそういうところを認めてないんだろ…)

律(お前さえいなければ…って猫をSATSUGAIしちゃうかもな…)

紬(ならやる事はひとつです!)

澪「なあ唯…私達も梓といっしょに唯の家に泊まりたいんだけど…」

唯「ほぇ?」

律「そうだ!梓ばっかりずるいぜ!」

紬「私達もいっしょに泊まらせて!」

唯「え…あ、うん…私はいいよ、一応憂にも携帯で許可とって見るね」

そして軽音部全員で結いの家出お泊り会をする事が決まりました

猫「にゃあ」

支援ないな…

続き書いて欲しかったらきちんと支援しろ
書かなくてもいいなら構わんが

お前らの態度次第だな

唯「ただいま~!」

憂「お姉ちゃんお帰りなさい!」

律「へへへ…お邪魔しまス…」

澪「こんばんは、憂ちゃん」

紬「お邪魔しますわぁ」

憂「こんばんは、軽音部の皆さんいつも姉がお世話になってます!」にこ

澪(よかった…憂ちゃんは思った以上にまともだ…)

律(私達の杞憂だったのかもな)


猫「にゃーん」

憂「…」

憂(このみすぼらしい黒猫がお姉ちゃんを狂わせたんだ…)

唯「あずにゃんはずっと憂と友達になりたかったんだよ、仲良くしてあげてね」

猫「にゃ~」憂の足の周りを∞字型に回る


憂「…」

律「ははは…梓がこんなに人に懐くのは珍しいな~…ははは…」

澪「そうだよな…梓は人見知りなんだけど…きっと憂ちゃんが優しそうだから懐いたんだろうな…ははは…」

紬「梓ちゃんは本当にいい子なの!憂ちゃん、その…仲良くしてあげてね…?」


猫「にゃあ~」スリスリ

憂(こうやってゴマを摩って軽音部を篭絡したんだね…この泥棒猫!)

唯「うーいー…?」

憂「あ…うん!よろしくね梓ちゃん!」

猫「にゃあ~」



憂「晩御飯を作ってありますから荷物を置いてからリビングに来てください」

唯「それじゃ皆、私の部屋まで行こうか!」

憂「はぁ…この先思いやられるよぉ…」

憂「あの猫を人間として扱わなくちゃいけないなんて無理だよぉ・・・」

憂「猫だからってキャットフードなんてあげたら」

もわもわもわーん

唯「ちょっと憂、嫌がらせもいい加減にしてよ!」

唯「あずにゃんをこれ以上猫扱いしたら許さないよ!」


憂「はぁ…猫でも食べられる人間の料理も用意しとかなくちゃ…」

唯の部屋

律「なあやっぱり憂ちゃんは梓の事をよく思ってないみたいだぞ…」ヒソヒソ

澪「しかも唯はその事を無自覚だし…」カクカク

紬「下手に梓ちゃんと憂ちゃんを絡ませるのは危険ね…」シカジカ


唯「あずにゃん♪友達が増えてよかったね~」

猫「にゃ~ん♪」


律「とりあえずリビングに下りるか…」

紬「梓ちゃんの事は私達がフォローするわ…」

リビング

律「憂ちゃんうぃ~っす」

憂「あっ皆さん!」

澪「ごめんね憂ちゃん、お世話になります」

憂「いえいえ、自分の家だと思ってゆっくりしていってください」


紬「じゃあ私の席はここで…」

澪「じゃあ私はここで…」

律「唯は憂ちゃんの隣だな!!」

律(とりあえず梓を憂ちゃんから遠ざけるんだ!!)

こんな具合である
梓□紬
澪□唯
律□憂


猫「にゃーん」

唯「えっあずにゃん憂の隣がいいの~?わかった!代わってあげるね~」

律「」

唯「ふふ、なんだか家族が増えたみたいで楽しいね~」

憂「…」

律「とっ…とにかく食べようぜ!」

唯「も~りっちゃんったら食いしんぼなんだから」

律「うるせー!」

澪(ここは律で場をごまかすしか…)

澪「まったく…もうちょっと遠慮しろ!馬鹿律!」

紬「食べてばかりだと太っちゃうわよ~」

律「うるせーうるせー!とにかく食べたい気分なんだ!最低でも金を狙うには食は欠かせないんだぞ!」

憂「くすっ…田井中さんって面白い方なんですね~」

律(はぁ…私のイメージが悪くなったような気がするが…なんとか場は和んだかな…)


猫「にゃ~ん!にゃ~ん!」

憂「…」

唯「憂!あずにゃんが呼んでるよ!無視しないで!」

律(こいつはもう…)

憂「あっごめんね梓ちゃん…」

猫「にゃ~」

唯「折角なんだからもっとお話しなよ~」

猫「にゃあ」

憂「…」

猫「…」

憂「ご趣味はなんですか…」

律(お見合いかよ…)

猫「にゃあ~」

唯「へぇ~、憂と気が合いそうだね~」

憂(なんて言ったのかわかんないよお…)

律「ごめん唯!梓がなんていったのか聞こえなかったんだけど…」

紬(りっちゃんグッジョブb)

唯「えっ…あー趣味はギターなんだって」

澪(おい!どこが憂ちゃんと気が合いそうな趣味なんだよ…)

憂「へ…へぇギターなんだ…梓ちゃんかっこいいね…」

猫「にゃあ~」

紬「ごめん唯ちゃん梓ちゃんは今なんていったの!?聞こえなかったわ!!」

唯「ありがとうだって~」

澪(まるで通訳だな…)

猫「ぺろぺろ」

唯「料理おいかったでしょあずにゃん?」

猫「にゃーにゃー」

唯「うん!憂の料理は世界一だよね!」

憂(猫に認められてもうれしくないよ…)

律「そろそろ唯の部屋に戻ったほうがいいよな…」

紬「お腹いっぱいですしね…」

澪「ありがとう憂ちゃん料理おいしかったよ!」

憂「あ…はい!」

澪(ふぅ…やっと…)

律(やっとこの場から開放される…)

紬(クタクタですわあー)


猫「にゃーにゃー」ガリガリ

憂「えっなに?」

唯「えーあずにゃん、今日は憂の部屋に泊まりたいのおー!?」

憂「」

律「唯ぃぃぃぃッ!!会ってばっかりなんだし急にそんな一夜を共にするのは速すぎるんじゃないのかィィィ!!」

紬「そうよ唯ちゃん!!何か間違いがあるといけないわよおぉぉぉ!!」

澪「それに元々梓は唯の部屋に泊まりに来たんだろ!!憂ちゃんも急にそんなの無理だろ!!」


唯「むぅ…私じゃなくてあずにゃんが言い出したんだけど…」

憂「う…ごめんねお姉ちゃ…梓ちゃん…私の部屋は散らかってるし…」

猫「にゃあ…」

憂(うっ…そんな目で見てもダメだよー…私は断固としてあなたの存在を認めるわけにはいかないの!)

憂も元々猫が嫌いというわけではないが

姉を狂わせた野良猫なら話は別だった

姉の目の前では体裁を取り繕っているものの内心憎たらしいはずだった


…しかし、しかしだ!憂はヤンデレなどではなく元々は優しい性格
いつのまにか猫を憎めなくなっていたのだ

俺の嫁の名前は中野梓だ、俺はあずにゃんと呼んでいる
あずにゃんはツインテールでとっても可愛くて小さくてロリコンの俺にとってはどストライクだった
もちろん胸もぺったんこだがそれがいい
性格は普段は真面目ぶってるが時折見せる幼さもある。照れ屋だしツンデレだなかなか本音を言ってくれない
そんなあずにゃんとデートしたときにさりげなく「手を繋ごう」と言ってみる
そしたらあずにゃんは顔を真っ赤にしながら「俺がどうしてもって言うんなら…いいよ///」
ってこういう風に言うんだろうなああ可愛い可愛すぎて抱きしめたい
それからデートの内容は遊園地でいっぱいあずにゃんと遊ぶんだ
ジェットコースターとかコーヒーカップで無邪気に遊ぶあずにゃん
俺はそれを一緒に遊びながら見てて心底幸せな気持ちになる
お昼になったらあずにゃんが俺の為に作ってくれたお弁当を二人で一緒に食べるんだ
あずにゃんが作ってきたのはサンドウィッチだ
あずにゃんが作ってきたサンドウィッチは色とりどりで非常に食事のバランスも取れている
それを見た俺はあずにゃんを「これ全部作ったの?すごいね」と褒めてあげる
あずにゃんはそれを聞いて「そ、そんなことないですよ!これくらい普通です!」
と強気に言うんだろうなでも本当は朝早起きして一生懸命作ってくれたんだろうなもっと素直になればいいのに…
午後もいっぱい遊んであずにゃんの無邪気で楽しそうな顔に俺は癒されていた
最後にあずにゃんといっしょに観覧者に乗るんだ
あずにゃんといっしょに観覧車に乗ったらあずにゃんと夕日がいい感じにマッチしてて
いつものあずにゃんには無い大人の色気が出てて
俺はそのあずにゃんをみて思わず甘えたくなったが
ここであずにゃんに嫌われたら一生の終わりだからちゃんと理性を保とう
そして俺が「梓は今日すごく楽しそうだったね」といったら
あずにゃんは「そ、そんなことないです、俺のほうが楽しそうでしたよ」
っていうんだ本当に素直じゃないなまあ逆にわかりやすいしそこも可愛いんだけどね
もうそろそろで観覧者のてっぺんだここであずにゃんとキスしたいんだけどしてくれるかな?聞いてみよう
「あのさ梓、俺とキ、キスしてくれない?」ああとうとう言っちゃったでも俺の本心だしきっとあずにゃんにも伝わるよな
「え!キ、キスですか?まあ俺がそうしたいなら別にいいですよ///」まったく最後まで素直じゃないなまあ…いいか
「じゃあ梓キスしよ」梓「う、うん///」あずにゃんは目をつぶって俺を待ったそして俺はそこにそっと口付けた…ああ、あずにゃん愛してるよ

猫「にー…にー…」ジー

憂(凄いこっち見てるよお…)

唯「あずにゃん…ごめんね憂も疲れてるみたいだし…私の部屋で寝よ?」

律「そそそそうだぜ梓!憂ちゃんに迷惑かけちゃいけないぜー」

澪「ここは軽音部同士で大人しく泊まろうじゃないか、な?」

紬「私も激しく同意ですわあ!!」

猫「にゃあ…」


憂「あ…ちょっとまって…」

唯「ほぇ?」

憂「あの…その…」

憂(下手に軽音部の皆さんに迷惑かけるぐらいなら私の部屋で預かっていたほうがいいかも…)

憂「私…梓ちゃんと寝ます!!」

澪(なんだと…)

律(梓を籠に入れたまま風呂場に沈めたりしないだろうな…)

紬(キマシタワー!!)

唯「えー、さっきはダメだっていったじゃん」

律「憂ちゃんの所に梓を預けるなんて迷惑じゃないかい?」

猫「にゃー」

憂「いえ、気にしないでください、梓ちゃんがそういうなら私は構いません」

律「そうか…何か迷惑かけるようなことがあったらすぐに言ってくれよ」

憂「私とお姉ちゃんの部屋は隣同士ですし大丈夫ですよ」

これ基準で考えてるんだけど唯の家でかすぎ
ttp://rainbow.sakuratan.com/data/img/rainbow103981.png

憂の部屋

猫「にゃ~にゃ~」

憂「もう!ほんとは私も嫌だけど軽音部の皆さんに迷惑かけないためなんだからね」

猫「にゃ~?」

憂「とりあえず大人しくしててね!」

憂「ふぅ~疲れちゃったし横になろうかな~」

猫「にゃ~」

憂「あ!こら勝手にベッドの中に入ってこないで、毛玉になっちゃう!」

猫「にゃん~」

憂「うぅ~結局入ってきちゃった…」

憂「でも…」

憂「お姉ちゃんみたいであったかいね~」ぬくぬく

猫「みゃ~」


唯「りっちゃん何で壁に耳を当ててるの?」

律「いや動物虐待が起きてないか心配でさ、ははは…」

唯「?」

憂「う…うぅ…」

猫「にゃ~?」

憂「どうしてこんな事になっちゃったんだろ…」

憂「お姉ちゃん…頭がおかしくなっちゃったのかなあ…」

憂「このまま治らなかったらどうしよう…」ぽろぽろ

猫「にゃ~」ぺろぺろ

憂「え…(涙を舐めてくれてる…)」

猫「にゃ~」

憂「優しいんだね…」

次の日!

憂「よしよし♪」

猫「にゃーん!」

律(何があったんだ…すごく仲良しになってる…)

唯「あずにゃんと憂仲良くなったんだね~」

憂「うん!」

澪「憂ちゃん…いいのか?唯が猫を後輩と思い込んでても…」ヒソヒソ

憂「お姉ちゃんがおかしくなったのは悲しいですけど…」

憂「その罪はこの猫には無いと思ったんです…」

憂「それでお姉ちゃんが幸せなら…このままでもいいかなって…」

唯「あはは~ あずにゃんにゃん♪あずにゃんにゃん♪」

猫「にゃんにゃん♪」



澪「ふふ、私達も同じ意見なんだ」

紬「唯ちゃんが幸せならそれで私達も幸せだもの…」

律「あの笑顔…梓が実在するかしないかなんて些細な問題だと思うぜ」

憂「少なくともお姉ちゃんの中には中野梓が存在するんですよね…」

澪「それじゃ憂ちゃんお世話になりました」

憂「いえいえ、また遊びに来てくださいね」

唯「私はこのままあずにゃんと遊びに行くね~」

憂「うん、夕飯までには帰ってきてね」

律(とりあえず何事とも無くてよかったぜ…)

紬(一時はひやひやしたわ…)

律「それじゃお邪魔しました~」

猫「にゃ~」

憂「バイバイ梓ちゃん♪」

澪「良かったな憂ちゃんが梓と仲良くなって」

唯「うん♪私も嬉しいよ~」

猫「にゃー」

律「梓の奴も嬉しそうだな」

紬「今回のお泊り会はいい方向に転んだわね~」


唯「あ、私とあずにゃんはこれから二人で町に遊びに行くからここでお別れだね」

猫「にゃ~」

律「まったくホントお前ら二人はラブラブだな~」

澪「私達はこのまま帰るから、憂ちゃんによろしくな」

紬「楽しかったわー♪」

唯「うん、それじゃーね皆!」

唯「あずにゃんも皆と仲良くなれてよかったね…」

猫「にゃあ~?」

唯「だって最初はあずにゃん皆から猫みたいって馬鹿にされてたもんね」

唯「でもなんだかんだで皆あずにゃんと友達になったし…よかったぁ~」

猫「にゃ~」

唯「私もあずにゃん大好きだよ~たった一人の大事な後輩だもん♪」

猫「にゃ~」

唯「あずにゃんみたいな後輩が出来て私は幸せだよ~」

唯「ふふ、今日はあずにゃんの大好きなタイヤキを奢ってあげるよー」

猫「にゃ~♥ 」



唯「!?」

猫「にゃあ~?」

唯「あ…頭が…」ガクガク

唯「頭が割れるように痛い…」ドサッ

猫「にゃあー!!」

憂「今日の晩御飯は何にしようかなー…」

ガサガサガサガサ

憂「あれ…何の音だろう」

猫「にゃーにゃー!」

憂「あれ?梓ちゃん?」

猫「にゃーにゃー!!」

憂「お姉ちゃんと一緒に出かけたはずなのに…は!」

憂「お姉ちゃんに何かあったの!?」

猫「にゃー!」

唯「あぁ…ぁ…」

憂「お姉ちゃん!!」

猫「にゃあ!」

梓ちゃんに連れられて人通りの無い道の真ん中で苦しむお姉ちゃんを見つけました

すぐさま私は携帯で救急車を呼んでお姉ちゃんを病院に送りました

憂「お姉ちゃん…大丈夫かな…」

憂「こののまま死んじゃったら…どうしよう…うぅ…」

猫「にゃあ…」


     |┃三        / ̄\
     |┃         |     |
     |┃          \_/
 ガラッ. |┃            |
     |┃  ノ//   ./ ̄ ̄ ̄ \
     |┃三    /  ::\:::/:::: \
     |┃     /  <●>::::::<●>  \   常陸大宮線から撤退。10月1日改正
     |┃     |    (__人__)     |  
     |┃三   \    ` ⌒´    /
     |┃三   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \


手術中のランプが消灯し、中からお医者様が出てきました

憂「お姉ちゃん!!」

猫「にゃあー!」

憂「お姉ちゃんは…おねえちゃんは大丈夫ですか!?」

私は緊張で舌がもつれながらもお医者様に尋ねてみました
梓ちゃんもすごく心配しています

医者「一命は取り留めました…」

その一言で凄く安心しました

憂「良かった…うぅ…本当に良かった…」

医者「しかし…」

憂「え…」

医者「このままでは長くありません…」

憂「脳血腫…?」

医者「はい、唯さんの頭の中には血の塊が出来てしまっているのです…」

医者「いままでになにか幻覚や幻聴…そういったものを感じていたという素振りはありませんでしたか…」

憂「あ…」

猫「にゃあ…」

医者「あったとすればそれは脳血腫の仕業でしょう…」

医者「あのままではが血腫どんどん大きくなって命に関わります…」

憂「それじゃあ…手術でその血腫を取り除いてください!!」

憂「お金はいくらでも出しますから…」

医者「それは無理なのです…」

憂「どうしてですか…」

医者「もう手遅れなんです」

憂「いやあああ!」



憂「は!」

憂「あ?夢か」

唯「うい~~?」

憂「な、なにお姉ちゃん?」

唯「おしっこ~」

憂「ちょっと待ってすぐ行く」

医者「血腫は脳低と呼ばれる場所に出来ていまして…」

医者「手術がとても難しい場所なんです」

医者「下手に手術すると副作用で生命維持系が麻痺をする可能性がとても高いのです…」

憂「そんな…」

病室

唯「うーいー…」

そこには包帯で頭がぐるぐる巻きになったお姉ちゃんが横たわっていました

憂「どうしたの、お姉ちゃん」

唯「ごめんね憂ー心配かけちゃって…」

憂「ううん、大丈夫だよー」

唯「あずにゃんはいる?」

猫「にゃー…」

唯「あずにゃんごめんね…鯛焼き奢ってあげられなかったね…」

猫「にゃーにゃー…」

憂「もう!お姉ちゃんったら!今はそんな事よりも早く病気を治して」

唯「うん、私もはやく病気を治して部活したいよ~」

猫「にゃあ~」

唯「あずにゃんとギターの練習もしたいしね~」

憂「大丈夫だよ…すぐによくなるよ…」

ネコは病院の中に入れてもらえるの?

病室の前


憂「うっうぅ…あんなに元気そうなのに…お姉ちゃん…」

律「憂ちゃん!」

澪「唯が倒れたんだって!?」

紬「大丈夫なの?」

憂「皆さん…」

猫「にゃあ…」

>>179
憂「ぬいぐるみですよ!ぬいぐるみぃぃ!!!! うちでは家族同様に 旅行させるんですよ! それがなにか!」

律「そんな…唯の奴そんな爆弾を頭に抱え込んでいやがったのか…」

澪「こんなことならもっと早く病院で検査を受けさせればよかった…」

憂「皆さんのせんじゃありませんよ…」

猫「にゃー…」

ブラックジャックにこういうはなしあったよな

ブラックジャックによろしくは凄まじいね
けいおんもあの絵でやって欲しい

紬「あっあの…!」

律「どうしたムギ?」

紬「琴吹家のコネできっと凄いお医者様を紹介できると思うの…」

紬「だから憂ちゃん…唯ちゃんは大丈夫よ!」

憂「紬さん…」

澪「でもそんなお医者様ならすごくお金がかかるんじゃ…」

  ___________
  >              .|

  >________   .|
   ̄   .|./_   _\ |   |     ____________
      | /  ヽ/  ヽ |  |     /
.      | |   ・ | ・  |  V⌒i    |
   _  |.\  人__ノ   6 |  < いとこに頼んで治してもらうんだ
   \ ̄  ○        /    |
.     \          厂     \
     /  _____/          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ̄ ̄, -/へ/\/`- 、

       /./  ./o    i. \

憂「私…一生かけてでもお金を払います!」

紬「憂ちゃん…」

澪「わ…私も…ベースを売ってでもお金を作るよ!」

律「あぁ…唯が助かるんなら私だって何でもしてやるよ!」

猫「にゃ~!」

憂(いい友達を持ったね…お姉ちゃん)

憂「皆さん…本当にありがとうございます!」

憂「お姉ちゃん!凄いお医者さんが来るよ~」

憂「お姉ちゃんの事きっと治してくれるよ」

唯「ほぇ~」

猫「にゃ~」

憂「治ったら梓ちゃんの鯛焼き買ってあげようね!」

唯「うん!手術頑張るよ」

なに知能戦繰り広げてんだよ

翌日、ムギちゃんの紹介でなんだか怖いお医者様が来ました!

紬「こちらです」

?「今回のクランケ(患者)は君かね」

唯「ほぇ!は…はい…」

助手「あなた!らっきーなよのさ!ちぇんちぇいに見てもらえるんらかや」

憂「(子供…?)お、お姉ちゃんをよろしくお願いします!」

ネタバレすると手術は成功し
幻覚を見なくなって猫に冷たくなる
そして最後はあずにゃんにゃん

BJ「これからオペをはじめる……」

?「ちょっと待ったー!!」

パリーン

BJ「誰だお前は!?」

?「俺様はベジータだ!!」

を入れてください

律「唯、よかったな!これで退院できるぞ」

紬「また皆で部活しましょうね」

澪「頑張れよ!」

唯「うん…皆ありがとう!」

?「おっと、まだ手術代の話が終わってないぜ」

唯(5000円ぐらいかな?…)

憂「おいくらなんですか…」

?「とても難しいオペなんだ」

?「2500万円…払っていただきたい」

憂「2500万円!?」

唯「ギー太が100人買えるよ…」

唯「じゃあ身体で払います!」

BJ「悪いが、俺は男にしか興味がないんでな」

唯「じゃあどうすれば…」ショボーン

紬「アッー!」

BJ「親父ィ~たす…助けt……ひぎぃ!!!!!!」

阿部「俺はノンケでも構わず食っちまう、そう言わなかったか?」


阿部さんは前戲なしで挿入した。
BJの肛門はいきなり広げられて限界を越えている。

阿部「大丈夫かい?まぁ大丈夫じゃなくても続けるがな」
BJ「うわああああ!!…やめ…アグゥ!!!!!!」

阿部さんは容赦なく続けた。



阿部(お?こいつ感じてないか?ペニスが勃起してるぜ…)
阿部(こいつぁ素質アリだ…ニヤリ)

憂「その話ならもう結論が出てきます!」

澪「私達その子の友達なんですけど、みんなでお金を出し合うって決めたんです!」

律「2500万円なんて払ってやらぁー!」

唯「みんな…本当にごめんね…ありがとう!」ウルウル

?「よし…わかった、依頼を受けよう」

猫「にゃあにゃあ…」

唯「ふふふ…あずにゃん、心配しないで~」


?「それじゃ早速オペを行おう」

紬「ここのお医者様には私の方から話は済ませたわ」

律「唯、頑張れよ!」

澪(勢いで金は払うって言っちゃったけど…正直きついな…)

梓「にゃ・・・!?にゃにゃにゃっ!?・・・・・・。にゃ・・・にゃにゃにゃっ!にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃっっ!!!!!!」



B.J「・・・その言葉が聞きたかった」

2500万円は安くない…安くないのである

いくら紬といえどそんなホイホイ出せるような金額ではない

しかし、皆は唯の回復を願っていた

金銭の事など二の次だったのである

憂(お姉ちゃん…)

律(ぜったい治せよ…唯)

紬(がんばって…)

猫「にゃあ…」

澪(うぅ…どうしよう…)

手術室

医者「いくらなんでもこんな手術上手くいくはず無い…」

?「黙ってみてろ、エコーで血腫の位置を確認」


猫「にゃあ~にゃあ~」


医者「外から猫の声が…よっぽどこの患者の事が心配なんだな…」

?「脳ベラ、よし…こいつを切除するぞ」

医者「すごく…ミクロ単位で切り取ってる…!」ごくりっ

澪「なあ津…お金の事なんだけど…」

律「あぁ!皆でバイトでもなんでもして用意しようぜ!」

澪(律ってこんな聖人君子だったっけ…もっといい加減な奴じゃなかったか…)

澪「なあ紬…2500万円なんだけどなんとかなりそうなの?」

紬「なんとかお父様と相談して…できるだけの事はします…」

澪「ほ…」

紬「でも…いまうちも経営難で簡単には用意できないかもしれないの…」

澪「」

憂「お姉ちゃん…」

猫「にゃあ…」ガリガリ


ガチャッ

?「…」

憂「!」

憂「お姉ちゃんは!?」

猫「にゃあー!」

?「…」

?「手術は成功した」

憂「あ…ぁ…良かった…本当に良かった…」ぽろぽろ

紬「良かったわぁ…」

憂「ありがとうございます…本当にありがとうございます…!」

律「良かった…唯にはこれからもギターを弾いてもらわなくちゃ困るからな…」

?「ただ…一部記憶に混乱があるかもしれない」

憂「混乱ですか?」

?「ああ…でも一過性のものだ、たいした事は無いだろう…」

澪「あの…お金の話なんですけど…」

?「2500万だったな…きっちり払ってもらうぜ」

憂「ごめんなさい…今はこれだけしか用意できなくて…」

私は親が私の将来のために用意してくれた300万を渡しました

?「…」

律「私も近いうちにドラムを売って金にしますから!」

紬「私もキーボード売ります…」

澪「うぅ…ベースも売るよぉ…」

?「お前さんがた…バンドやってんのか?」

律「え…はい、手術してもらった唯がギターで放課後ティータイムというバンドやってます…」

?「そうか…なら…」

?「残りの2200万は演奏で払ってもらおうかね」

一同「「!!」」

律「まじかよ!?」

?「当然だろう?お前達にとって平沢さんとやらのギターは2500万円以上の価値があったって事だ」

?「そんな奴らの演奏はさらに価値があると思うがね」

憂「おじさん…」

律「うっ…うぅ…ありがとう…優しいおじさん…」

紬「みかけと違ってとても優しい方だったのね…」

澪「え?演奏だけでいいの?私唯のためによろこんで金払おうと思ってたんだけど?」

こうして!
お姉ちゃんが元気になった頃に演奏を聞かせる事を
約束してお医者様には帰ってもらいました

あとはおねえちゃんの目が覚めるのを待つだけです

唯「すーすー…」

憂「うふふ、お姉ちゃん頑張ったね…」

軽音部の皆さんは解散して
私だけお姉ちゃんに付きっ切りで見ています

猫「にゃあ~」

唯「すーすー…」

憂「お姉ちゃん起きないね~」

猫「にゃあ~」

唯「すーすー…」

憂「ふふ、こうして見るといつも朝寝坊してるお姉ちゃんそのものだよ~」

猫「にゃあ~」ぺろぺろ

唯「むぅ~…」

憂「!!」

唯「ふぁ~…」

憂「お姉ちゃん!」

唯「うぅ…なんだか長い夢を見ていたみたい…」

憂「良かった!手術は成功したんだよ!」

唯「いままでの寝ぼけてふわふわした感じがなくなってすごくすっきりしてるよ~」

猫「にゃあ~」スリスリ

憂「梓ちゃんもずっとおねえちゃんのそばに居たんだよ?」

唯「…?」

唯「あずにゃん…あずにゃんどこー?」

猫「にゃぁ~」ごろごろ

憂「…お姉ちゃん?この子があずにゃんだよ?」

唯「え…?」

猫「ふに~♥」

唯「も…もう!冗談きついよ…あずにゃんって小さくてかわいい人間の女の子だよ…?」ワナワナ

憂「お姉ちゃん…梓ちゃんは…」


猫「にゃあ~?」

唯「そんな薄汚い猫、知らないよ!」

猫「にゃ~」

唯「近寄らないで!」バシッ

猫「に゛ゃっ!!」

憂「!」

唯「あずにゃん…あずにゃんはどこにいるの!?」

まさかとは思いますが、中野梓とは、あなたの想像上の存在にすぎないのではないでしょうか。
いや、それは全くの的外れかもしれませんが、可能性として指摘させていただきました。
文章だけしか情報がないスレの、これは限界とお考えください。

憂「お姉ちゃん落ち着いて!!」

猫「にぃ…」

唯「いやあぁぁぁ…!あずにゃあああん!あずにゃああああん…」ぽろぽろ

猫「にゃあ…」

唯「あんたなんか知らないよぉ!!」

猫「…」

憂「梓ちゃん…」

お姉ちゃんは突然の現実を受け入れる事が出来ませんでした
ずっと小柄でポニーテールで大好きな後輩だと思っていたのが猫だったんです…

憂「でもその子はお姉ちゃんの事ずっと心配してて…ずっと傍に居たんだよ?」

猫「にゃあにゃあ…」

唯「いやだ…気持ち悪いよぉ!はやくそんな猫どっかに捨てちゃってよ!」

猫「にゃあにゃあ…」ぽろぽろ

唯「そもそもここは病院だよ?猫なんて不潔だよ!!」

憂「お姉ちゃん…」

猫「にゃあにゃあ!!」

唯「出て行ってよ!」

猫「みゃっ!!」

お姉ちゃんは枕を猫に投げつけました

猫はそのまま病院から逃げ出しました

憂「…」

唯「もう疲れちゃったようーいー…ちょっと眠るね…」

憂「うん…私は皆に連絡するね」

唯「ありがとう…」

――輩――唯先―- 

唯「ほぇ?」

梓「唯先輩!」

唯「あっ!あずにゃん!」

梓「私を置いていくなんてひどいです!」

唯「えっえっ?」

梓「私の事嫌いになっちゃったんですか?」グスッ

唯「あわわ、そんなわけないじゃん!あずにゃんは大切な後輩だよ!」

梓「唯先輩…私は唯先輩が大好きです…」

唯「私もあずにゃん大好きだよ~たった一人の大事な後輩だもん♪」

梓「もうっ…」

唯「あずにゃんみたいな後輩が出来て私は幸せだよ~」

梓「私も幸せです…」


唯「あれ…あずにゃんがだんだん薄く…」

梓「――ずっとずっといっしょですよ…唯先輩…」

唯「待って!待ってよあずにゃ~ん!!」

ガバッ!

唯「夢…」

唯「あはは…そっか…そうだよね…」ぽろぽろ

唯「あずにゃんは…」

唯「あずにゃんは現実じゃない!」

私は気付いてしまいました
中野梓なんて最初から存在しない、後輩の欲しい私が生み出した架空の人物だったのです
ちょうどそれが脳血腫の病気と重なって猫を後輩と思い込んでいただけなのです

唯「あっ!」

カーテンの外にはまたあの薄汚い猫がいました

唯「ずっとこっちを見てる…あっちいっちゃえ!」

私はシッシッという動作をした後病院のカーテンを閉じるのでした

猫「にゃあ…」

       ̄ ̄ ̄\           / ̄ ̄ ̄
            \/ ̄  ̄ ̄\/  っ
            / /   \ \  つ
          /   ●   ●   \
          |/// \___/ /// |     恥ずかしいです!
          \    .\/    /  
         //,,― -ー  、 , -‐ 、\

       ./::(   , -‐ '"      ):::::\
      ./:::::::::::::`;ー" ` ー-ー -ー'::::::::::::::\
    ./:::::::::::::::::::::l           l:::::::::::::::::::::\

   /::::::::::::::::::::::::::l           l::::::::::::::::::::::::::\

翌日、りっちゃん達がお見舞いに来てくれました


律「唯!調子はどうだー?」

唯「りっちゃん!もういますぐにでも退院できそうだよー」

憂「お医者様も治りが早いって褒めてくれてるんです、後遺症も無いみたいで…」

唯「これならいますぐにでもギター弾けちゃうよー」

唯「あ、でも手術で髪の毛そっちゃったから、まだ短髪なんだけどね」

紬「短髪の唯ちゃん…いけます!」

澪「そういえば梓はどうしたんだ?」

唯「…」


憂「澪さん…その事にはあまり触れないであげてください…」ヒソヒソ

澪「あっごめん…」

律(唯の奴、表面上は元気そうだけど、…)

紬(やっぱり梓ちゃんが猫だったのがショックみたい…)

ザー

憂「凄い雨だねー」

唯「うん…」


猫「…」


唯(あの猫ずっとあそこにいる…)

猫「にゃあ…」


――ずっとずっといっしょですよ…唯先輩…

唯(ううん、あの猫はあずにゃんじゃないんだよ…)

唯(あずにゃんなんてこの世界にはいないんだよ…)

唯(世界のどこを探したって中野梓は居ない…)

唯(…)

唯(あずにゃんが傍に居てくれるならずっと夢を見てればよかったのかな…)

唯(いままでの事全部夢だったんだよね…)

唯(あずにゃんが入部してきてから…)

唯(あずにゃんが猫耳つけたからあずにゃんって命名したのも…)

唯(ギターを教えてくれたのも…いっしょに合宿に行ったのも…)

唯(いっしょに泊まったのも…いっしょに出かけたのも…)

唯(うぅ…)ぽろぽろ

そして退院の日がやってきました

唯「先生、お世話になりました…」

憂「本当にありがとうございました」


律「これで晴れて唯完全復活だなー」

澪「これからは体の異変に気がついたらすぐに言えよ」

唯「うん、本当に心配かけてごめんね…」


猫「…」ぺたぺた


唯(ずっと後を追いかけてきてる…)

はいはい
偶然にも飼い猫に「中野梓」って名前を付けた俺が通りますよ

>>409

> 偶然にも飼い猫に「中野梓」って名前を付けた俺が通りますよ

> 偶然にも

え?

そこはあえてスルーするのが優しさってもんだぜ

最近はどのけいおんssも内輪向けって感じがするな
けいおんss読んできてないと入り込めない雰囲気というか…

>>429
おれ最近しか知らないから古き良き外輪向けのものを教えていただけないだろうか

>>433
唯「バタフライ・エフェクト」
とかけいおん知らなくてもある程度いけるんじゃないかな?

まあ有名だから知ってるかもしれんが

原作の絵で抜くとか兵だな

俺は日刊目標まとめBlogを勧めとく
あそこ面白いのになぜかいつもコメ0なんだよね

唯「…」キッ!

猫「にゃ!!」

私が睨み付けると猫は道端の茂みに隠れました

澪「唯…」

唯「あんな猫知らないもん!」


猫「にゃあ…」ぽろぽろ

446レス中、書いてるのって100くらい?

>>413
野良猫拾って来て、
元カノの名前付けたくて「梓」にしたんだが、
それだと元カノ知ってる友達にバレるから、
上手く隠すために住んでる場所を名字として付けた
そんなうちのあずにゃんも、もうすぐおばあちゃんです

>>449
        ./ ニYニヽ
 r、r.rヽ  / (0)(―)ヽ
r |_,|_,|_,|/  ⌒`´⌒ \   ふむふむ・・・なるほどなるほど・・・
|_,|_,|_,|_,| , -)    (-、.|
|_,|_,|_人 (^ i ヽ__ ノ l |
| )   ヽノ |  ` ⌒´   /
|  `".`´  ノ
   入_ノ
 \_/

   /
  /



        ./ニYニヽ
 r、r.rヽ.  / (0)(0)ヽ
r |_,|_,|_,|/  ⌒`´⌒ \   で?っていう
|_,|_,|_,|_,| , -)    (-、.|
|_,|_,|_人 (^ iヽ__ ノ l |
| )   ヽノ |  `ー'´   /
|  `".`´  ノ
   入_ノ
 \_/

   /
  /

澪「なあ唯…あの猫の事覚えてないのか?」

唯「何の事だかわからないよ!」

律「お前とあの猫は凄く仲が良かったじゃないか…」

紬「ええ…あの子も凄く唯ちゃんに懐いてたのに…」

唯「わ…私と仲良かったのはあずにゃんだもん!」

澪「そ…そうだよね…変な言ってごめん…」

紬(まるであの頃の唯ちゃんと正反対ね…)

律(これは放っておいたほうがいいかもな…唯の問題だし…)

律「ここで解散だ!唯」

唯「え?」

律「唯は退院したばっかりなんだし、今日はもう帰ってゆっくり休め」

唯「え…大丈夫だよ~」

紬「病気を侮っちゃいけないわ!」

憂(皆さん…気を使ってくれてるんだ…)

憂「お姉ちゃん、今日は早めに帰ろ?」

唯「う~ん…そうだよね…わかったよ~」

律「よし、じゃあ唯また学校でな!」

澪「憂ちゃん、唯の事頼むね」

憂「はい!」

紬「部活の時は退院祝いにおいしいお菓子を用意するわね~」

唯「うん!皆ありがとね~」

そして皆さん解散しました

もう追いついちまったぜよ…(^q^)

猫「にゃあ…」とことこ

憂(やっぱり梓ちゃんずっとついて来てる…)

憂(本当にお姉ちゃんのことが大好きなんだね…)

憂「お、お姉ちゃん!」

唯「わ、どうしたの?」

憂「ちょっと忘れ物しちゃったみたいなの…」

唯「えぇー!憂ったらうっかりさん!じゃあいっしょに取りに戻ろうか?」

憂「ううん、お姉ちゃんは先に帰ってて?一人で大丈夫だよね?」

唯「大丈夫だけど… 」

憂「家の鍵渡しておくから先に帰ってて!」ダッ

唯「あ、ういー…」

そうして私は一人になってしまいました

唯「…」

猫「…」とことこ

唯「…」チラッ

猫「! 」ビクッ

まるでだるまさんが転んだみたいです
私が振り向くと物陰に隠れ、こっちの様子をずっと伺ってくるのです

唯(私が怖いならついて来なければいいのに…)

唯「あずにゃ~ん」

G「カサカサカサ」

唯「あずにゃん♪あずにゃん♪」ぎゅっ

G「カサカサカサカサカサカサ」


律「唯の奴、相変わらず野良ゴキを後輩だと思い込んでるぜ…」

澪「律…あれでいいんだ…唯は幸せなんだから…」

書けカス

保守代わりにちょっと投下


和「ガチンコビーバップ予備校」


律「は?朝四時から練習?」

唯「絶対起きれないよ~」

澪「さすがちょっと早過ぎるんじゃないの…」

紬「14時間の間違いなんじゃなくて?」

ギャー

ギャー


和「貴方たち、ホームラン球の馬鹿ね」

一同「…!」


和「このままでいいの?貴女たち、ゴミクズのままでいいの?」

律「ゴミだと…」


和「そうよ。あんたたちゴミクズ以下」

澪「和!お前…」

お前たちはゴミクズ以下だ
これ以上ない屈辱的な言葉

だが澪は何も言い返す事が出来ない
なぜなにそれは事実だったから
確かに今の自分達はゴミクズ以下なのだ


しかしこの後 とんでもない事態が!

猫「…」

唯「…」

猫「にゃあ…」

唯「…」

唯「…」てくてく

猫「…」とことこ

唯(そういえば…お腹すいたな…)

唯(お金もあるし…)

唯(アイスでも買って帰ろう…)

>>16

> 軽音部!

> 唯「というわけで、あずにゃんが今日うちに泊まることになりました」

> 律「ブッフォォオオ!! まじかよ!?」

> 澪「律…汚い…」

> 紬「唯ちゃん…梓ちゃんは憂ちゃんの迷惑にならないかしら?」

> 唯「大丈夫だよ、あずにゃんは凄く礼儀正しいもん」

> 猫「にゃあ~」スリスリ

> 唯「あずにゃん、憂に迷惑かけちゃダメだよ~」

> 猫「にゃあ!」

> 澪(不安だな~…)

唯(300円…これならギリギリパナップが買える…)

猫「…」

唯(スーパーに行こう…)

唯「…」てくてく

猫「…」すたすた

スーパー!

店員「いらっしゃいませー!」

唯「…」

店員「あ!お客様困ります…店内はペット入店禁止です」

唯「え…」

猫「にぃ…」ふるふる…

唯「あ…」

スーパー!

店員「いらっしゃいませー!」

唯「…」

店員「あ!お客様困ります…店内はお漏らし禁止です」

唯「え…」

梓「にぃ…」ふるふる…

唯「あ…」

早く終わらせろよ

唯(追い返しちゃえ…)

猫「…」ふるふる…

そのとき、

そのときなぜかその薄汚い猫の姿がある一人の女の子と重なったんです

「私を置いていくなんてひどいです!」

唯「え…」

「私の事嫌いになっちゃったんですか?」グスッ

唯「…」




店員「お客様?」


唯「ごめんなさい、今日は帰ります」

唯(追い返しちゃえ…)

猫「…」ふるふる…

そのとき、

そのときなぜかその薄汚い猫の姿がある一人の女の子と重なったんです

「私を置いていくなんてひどいです!」

唯「え…」

「私の事嫌いになっちゃったんですか?」グスッ

唯「…」




店員「お客様?」


唯「ごめんなさい、今日は帰ります」

H×HのSSかいていい?
昨日の人の発想面白かったから

>>18

>>18こんな大口たたいといてつまらない上に遅いとか……

猫「…」

唯「…」


スーパーの前には屋台が開いていました

唯(1個150円…)



猫「…」

唯「…」

唯「えへへ…」

唯「いっしょに鯛焼き食べよ?あずにゃん」

猫「!」

猫「にゃ…」ぽろぽろ

猫「にゃあ~♥」


終わり

ただ携帯厨なんだよな
このスレに書くわけにもいかないし……
今のっとれそうなスレある-?

くっそつまらんかったな

はいはいそうだね

>>552
言ったらどうせ荒らすんだろ
言うわけねえだろバカ

>>555本当は言いたくてどうしようもないくせに

唯「念だって、バカじゃ-ん」

クロロ「」

いつもどおりのある日のこと………

唯「フンフン♪」

車「」キキー!

唯「わぁっ!!!」

―――
―――――
―――――――
唯「あれ?私道路の上にいたはずじゃ?」

クロロ「大丈夫だったかい?」

唯「あなたは?あなたが助けてくれたんですか?」

クロロ「ん?そうなるかな」

唯「あ、あのッ、ありがとうございますッ!私もう少しで死んじゃうとこでした!」

クロロ「いや、いいんだ。こちらとしても君に死なれては困るからね」

唯「?」

クロロ「それより君の名前が知りたいな」

唯「あっ、えと平沢唯といいます!平行の平に、沢尻エリカの沢、唯一の唯です」

クロロ「丁寧にありがとう。唯か。分かった。とこで今手あいてるかな?」

唯「(いきなり呼び捨て、しかもお誘い!?)ドキッ
あ、はい、今日はもう学校は終わりました」

クロロ「そうか、じゃ、ちょっと付き合ってくれるかな?」

唯「え?」

クロロ「実は僕は君を勧誘…しにきたんだよ」

唯「勧誘…ですか?」

クロロ「そう、勧誘。君に手伝ってもらいたいことがあるんだ。で、その説明をしたいんだが、少し時間をもらえないか?」

唯「えーと……(帰りが遅くなると憂がおこるだろうし…悪い人じゃなさそうだけど…)その急には……」

クロロ「そうだな、すまない。さっきあったばかりの男にほいそれとついてはいけないな。」

まず謝りたいのは投下の遅さ
別にレスを稼ぎたいわけじゃなくて、保守とか支援とか予想外にあって
安易な展開で書いていいのか葛藤しまくって他スレに逃げてた、ごめん
まあ結局ろくなのが書けてないんだけど…
なんか今けいおんssスレで一番レス数が多いのはこのスレだろ?
だからいろんな奴が見てると思うとゲロを吐きそうだった

>>18はどうせ伸びないし起きた時には落ちてるだろうと思って書いた捨て台詞のつもりで書いた

このssは>>8を他のスレで見かけた時に思いついた
原作はブラックジャックの「ネコと庄造と」なんだけどなぞるだけじゃ
面白くないから多少アレンジしたつもりが結局なぞっただけだったな

このssがずっと目障りだった人ごめん、けいおんss全体の評価を下げてしまった気がする
読んでくれた人、保守してくれた人ありがとう
俺の隣のあずにゃんもありがとうと言ってますよ

クロロ「しかし、僕としてはぜひ唯に参加してほしいと考えてるんだ。そこでこれもぶしつけだが、明日土曜に時間をとってくれないか?」

唯「ほぇッ!?えと、その…(助けてもらったお礼もあるし)はい、いいですよ」

クロロ「そうか、よかった。では明日の午後六時、この場所にきてくれるかな?」
唯「はいッ!………っというかここはどこでしょう? 」
クロロ「?………あぁ、ははッさっき事故にあいそうになった通り向かいの公園だよ」
唯「えぇっ!?(なんでッ?)
………あっ、はい分かりました。必ず行きます!」

クロロ「ふふ、それはうれしいな。頼んだよ。あぁ忘れてたな自己紹介。僕の名はクロロ。クロロ・ルシフェル」

唯(外国人!?)

クロロ「それではまた明日」 コツコツ

唯「ほぇ~。はっ、ご飯ご飯!憂に怒られちゃぅ!」

唯「………一応律ちゃんに相談しとこうかな?」

―――
―――――
――――――――

と、まぁこんな感じでいきたいのに携帯じゃスレたてれないんだもん
あと昨日これ書いてた人、俺ほっといていいの?書いちゃうよ?

明言しとくけど話の流れから唯の能力まで全部一緒だよ。昨日の人が続き書いてくれるならいいんだけどさ、書かないなら俺がつくっちゃお思て

ネタはあるんだけどなにぶん電話(笑)やから
だれか唯「ストーカー?」って題名でたててくれへん?

唯「(^q^)オギャーwwwww感情が先行する献上者は合理的に意思決定が出来ないため、かくのごとく、非合理的な行動を実行してしまうのだwwwwwwww」

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