苗木「みんなの頭を撫でてみるはずだった」 (73)

苗木「舞園さんの髪って綺麗だよね」

なでなで

舞園「ふふっ、苗木君の髪も綺麗ですよ?」

なでなで

苗木「え、そうかな?」

舞園「はい、私はこの髪が大好きですよ」

なでなで

苗木「な、なんだか恥ずかしいな……」

舞園「ふふっ」

なでなで

苗木「霧切さん!」

霧切「なにかしら」

苗木「ちょっとごめんね」

なでなで

霧切「……苗木君、あなたはなにをしているの?」

苗木「なにって、撫でてるんだよ?」

霧切「苗木君のくせに生意気ね」

ガシッ

苗木「ご、ごめんね、嫌だったならやめるから、手を離して?」

霧切「違うわ」

なでなで

苗木「え? あの、霧切さん?」

霧切「苗木君、あなたは撫でられるサイドの人間よ」

なでなで

葉隠の髪が手に刺さる

江ノ島「うぷぷ、苗木はまたなにをしてるのかなぁー?」

なでなで

苗木「え、江ノ島さん!?」

江ノ島「例え他の人を撫でるとしても、私様の頭は高いのよ」

なでなで

江ノ島「だからぁー、苗木君には撫でさせてなんてあげないよぉー?」

なでなで

苗木「あ、あはは……」

江ノ島「っつーわけで黙ってされとけ!」

ガシガシガシ

苗木「いたた! 力込めすぎ!」

苗木「朝日奈さんのこの髪ってどうやってるの?」

なでなで

朝日奈「ちょっ、ちょっと苗木! 女の子の髪をいきなり触るのはダメだよ!」

苗木「え、ご、ごめん」

朝日奈「髪をセットしたりするのって時間かかったり手間もかかるんだからね?」

苗木「そっか、そうだよね……ごめん」

朝日奈「よしよし、わかれば良いんだよ苗木」

なでなで

苗木「あの、ボクも軽くセットくらいは……」

朝日奈「男の子なんだからそんなこと気にしない気にしない!」

なでなで

苗木「あ、あはは……」

苗木「大神さん、ちょっとここに座ってくれないかな?」

大神「ふむ、これでよいか?」

苗木「うん、ありがとう大神さん」

なでなで

大神「……ふっ、まさかこんなことされるとは思わなかったぞ」

苗木「い、嫌だった、かな?」

大神「いや、構わぬ、もう少し頼もう」

苗木「えへへ、それじゃあ遠慮無く!」

なでなで

苗木「あ、あの……」

戦刃「よしよし」

なでなで

苗木「戦刃さん?」

戦刃「苗木くん可愛い」

なでなで

苗木「い、戦刃さーん?」

戦刃「よしよし」

なでなで

苗木「……」

スッ

セレス「!」

サッ!

苗木「え?」

セレス「いけませんわ苗木君、レディーの後ろに立って、いきなり頭を触ろうだなんて」

なでなで

苗木「ご、ごめん……」

セレス「許しませんわ、罰としてしばらくこのままです」

なでなで

苗木「不二咲さん」

なでなで

不二咲「わぁっ、な、苗木君?」

苗木「不二咲さんは可愛いなぁ」

なでなで

不二咲「う……そ、そんなことないよ!」

パシッ

苗木「振り払うほど嫌だったの?」

不二咲「嫌ではないけど……こっちのほうが良いよ」

なでなで

苗木(小さい子に撫でられるって恥ずかしいな)

不二咲「えへへぇ」

なでなで

腐川「この頭も体も! 全て白夜様のモノよ!」

苗木「う、うん」

男キャラも望まれてるのか

十神「なんだ、オレの後ろに立つんじゃあない」

苗木「……」

なでなで

十神「……おい愚民、なんのつもりだ」

苗木「ごめん、十神クン」

なでなで

十神「なんのつもりだと聞いているんだ」

苗木「……ごめん、あれ」

なでなで

十神「あれ?」



ジェノ「やっべマジやっべ! まこちんに撫でられてツンデレる白夜様マジやっべ!」

苗木「お、大和田クン」

なでなで

大和田「んだよ、そんなにリーゼント触って、おめぇもリーゼントにしたいのか?」

苗木(……リーゼントが邪魔して頭撫でれない)

苗木「…山田クンか」

なでな…グサッ

苗木「ぎゃああああ!手が、手がオシャカになった!」

山田「な、苗木殿!?」

苗木「……」

もさもさもさもさ

葉隠「苗木っち?」

苗木「……」

もさもさもさもさ

葉隠「なあ苗木っち、なにしてるん?」

苗木「……」

タッタッタッ

葉隠「なんだったんだべ」

葉隠「……」

もさもさ

葉隠「あ、あちこち縛られてるべ!」

苗木「桑田クンって、すごい髪の色だよね」

なでなで

桑田「ばっ! てめぇ苗木! 折角セットしたんだからやめろよ! 崩れるだろ!?」

苗木「あ、ご、ごめん」

桑田「つーかさ、苗木もワックスくらい付けろよ」

苗木「え?」

桑田「ほらこの辺をこんな風によー」

わしゃわしゃ

苗木「え、ちょっと桑田クン!?」

苗木「石丸クンはいつも頑張っていてすごいよね」

なでなで

石丸「はっはっは、日々精進することが重要なのだよ」

石丸「苗木君も、頑張りたまえ! なにかあればいつでも相談してくれたまえよ!」

わしゃわしゃ

苗木「うん、ありがとう」

石丸「なに、当然のことさ!」

わしゃわしゃ

これで全員終わったでござる
あとは適当に書こう、このキャラの!ってのがあったらなんか言っておくれやす

苗木「モノクマモノクマ」

なでなで

モノクマ「あん? いきなりなんだよ?」

苗木「いやぁ、だってモノクマが可愛いからさ」

ぎゅっ、なでなで

モノクマ「だからってやり過ぎだぞ!」

苗木「きっとモノクマを作った人のセンスが良いんだろうなぁ、本当に可愛いよ」

なでなでスリスリ

モノクマ「……うぷぷ、今回だけだからね苗木君」

苗木「戦刃さん」

なでなで

戦刃「な、苗木くん?」

苗木「戦刃さん、戦刃さんの髪ってさ、綺麗だよね」

なでなで

戦刃「そ、そう、かなぁ?」

苗木「それに、良い香りがするよ」

くんくん

戦刃「な、苗木くん! それは、恥ずかしいから……うぅぅ、苗木くぅぅん……」

苗木「あはは」

なでなで

腐川「白夜様白夜様白夜様」

苗木「……」

そーっ

腐川「あぁっ、本になりたいカップになりたい眼鏡になりたい、白夜様のあの手で」

苗木「……」

なでなで

腐川「こんな風に頭を、体を触られたいぃ……」

苗木「……」

なでなで

腐川「はぁっ、はぁっ、白夜様ぁぁぁ……」

江ノ島「あー、お腹空いたぁー」

苗木「……なにか持ってこようか?」

江ノ島「残姉ちゃん走らせてるから良い、それより苗木ぃ」

苗木「な、なにかな?」

江ノ島「ちょっとお腹撫でてー」

苗木「え?」

江ノ島「お腹空いたって自分でお腹さするのも面倒くさいしー」

苗木「はぁ……わかったよ」

なでなで

江ノ島「あー、落ち着くー、それと」

戦刃「盾子ちゃん、ずるい」

江ノ島「うぷぷ」

苗木「舞園さん舞園さぁん!」

なでなで

舞園「どうしたんですか苗木君?」

苗木「いやぁ、改めて考えたら舞園さんとこんなこと出来るなんて嬉しくてさ!」

舞園「ふふっ、私も嬉しいですよ」

なでなで

苗木「こんなことなら中学の頃に一度話し掛けたら良かったなぁ……」

舞園「そうですか? 今こうしてるだけで、十分ですよ」

ぎゅっ

苗木「そっか、そうだよね!」

スリスリ

舞園「はい、そうです」

なでなで




苗木「あれ、いつの間にか愛でられてる?」

苗木「セレスさんのこの頭の可愛いよね」

なでなで

セレス「フフ、ありがとうございます」

苗木「あ、これはこの頭に乗ってるやつの留め具かな?」

クイッ

苗木「……」

セレス「おい」

苗木「あ、あはは」

セレス「苗木君、お仕置きしますからベッドに寝てくださいませんか?」

苗木「……」

みょいんみょいん

苗木「……」

みょいんみょいん

苗木「……」

みょいんみょいん




山田「その様子を収めた写真! 一枚100円ですぞ!」
舞園「買います」
霧切「買うわ」
セレス「はやく寄越せこの豚がぁぁ!」
戦刃「……一枚欲しい」
江ノ島「うぷぷ、ムービーあるのに写真買うなんて、残念なお姉ちゃん」

霧切パパ(はぁ、みんなをこの学園に閉じ込めるのが一番なんだろうか)

霧切パパ(なにか、ないか?)

霧切パパ(うーん……)

苗木「……」

なでなで

霧切パパ「あれ、苗木君?」

苗木「霧切さんが、今の意見しかないって言ってました」

霧切パパ「……そうか」

苗木「よくわかりませんが、霧切さんが言うなら多分、そうなんだと思います、だから伝言として伝えに来ました」

霧切パパ「つまり苗木君のなでなでも響子の!」

霧切パパ「よーし、パパ頑張っちゃうぞー!」

モノクマ「不純で、非健全な話は検閲してるからね」

モノクマ「朝日奈さんの胸はオマエラにはまだ早いから見せられないね」

モノクマ「うぷぷぷぷ」

モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃ!」

苗木「とうとう身長もボクに勝った妹に、せめて兄らしくしようとしたんだ」

妹「えへへ、お兄ちゃーん」

なでなでスリスリ

苗木「おかしいな、こんなはずじゃなかったのにな……」

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