アカギ「ま…ゲットだな…このポケモンは…」(1000)

ここは、不思議な生き物、ポケットモンスター(ポケモン)と

人間が互いに助け合って生きている世界。

この世界ではポケモン同士を戦わせる「ポケモンバトル」が

盛んに行われており、多くの少年少女たちが最強のトレーナーを目指して

自慢のポケモンと共に旅をしていた。

そしてこれは、150種のポケモンを捕まえて

ポケモン図鑑を完成させることを目指して旅に出た、

ポケモントレーナー達の物語である。

オーキド博士が望んだもの…。

それは変化だった。

それもただの変化ではない…

生まれ変わるほどのッ…!




この時、オーキド博士は煮詰まっていた。

生涯をかけていたポケモンの研究は、他に出し抜かれるどころか

気がつくと、もはや誰にも相手にされなくなっおり、

あげくの果てには、結果を出せない研究所として

国からの研究援助金も雀の涙ほどしか支払われなくなった。

そして、長年の研究所の運営費、また株式の負債などが、

もう積もり積もって莫大な額になってしまっていた。

オーキド「どうして…いったいどこで間違えたというのだ……」

ポケモンだろうが・・・・・!

ある日、オーキドはそんな日常から少しでも離れようと、

外に出ることにした。

草むらには野生のポケモンが出現する。

オーキドは元気なポケモンの姿をみて、気分転換しようとあたりを見回した。

すると、1人の少年がポケモンも持たずに、草むらに入っていくのが見えた。

オーキド「待て!!待つんじゃあ!!」

オーキド「草むらでは、野生のポケモンが出現する。

     ポケモンを持っていないと危険じゃよ」

少年「…草むらはそんなに危ないんですか?」

オーキド「そうじゃ。もしもポケモンを連れずにに入れば
     野生のモンスターに襲われてしまうかもしれん」

少年「へえ…。まあ、でも関係ないな…。そんなことは」

そう答えると少年は、オーキドの注意に耳を貸さず

平然と草むらを進んでいく。

少年「ね? 出ないんですよ…。この草むらは」

オーキド「何を言うんじゃ。わかるわけないじゃろう、そんなこと…
     
     ポケモンの出現場所が透けてみえるとでも言うのか?」

少年「さあね…。ただ、気配がなかった。
   
   あの草むらには、生物の存在がまるで感じられない」

そういうと、少年はそこから立ち去ろうとする。

少年「じゃあ…そういうことで…」

オーキド「待て…頼む、待ってくれ!!」

オーキドは必至の思いで少年を引きとめる。

オーキド「すぐそこにわしの研究所があるんじゃ。

     ちょっとそこまで来てくれんか!??」

マスターボールなら絶対にゲット・・・・・!


が・・・ダメ・・・・!
人のポケモンは捕まえられない・・・・!

オーキドは少年を研究所へ案内し、自分の置かれた状況を話した。

オーキド「頼む、わしの代わりにポケモン図鑑を完成させてくれんか?

     そうすれば、この研究所もそれなりに認められるんじゃ。

     もちろん、それ相応の礼はする。

     このままでは、わしはもう……」

少年は不動でオーキドを見つめた。

オーキド「さあ……ここに、3匹のポケモンがいる。

     どれかひとつ選んでくれ………!!」

オーキドの言葉を聞くと、少年は静かに一つのボールを手に取った。

オーキド「ヒトカゲか…。そのポケモンは元気がいいぞ」

少年「へえ…」

オーキド「そして、これがポケモン図鑑。
     
     捕まえたポケモンが自動的に書き込まれていく
     
     大変ハイテクな図鑑なんじゃ」

オーキドは、そういうと少年に図鑑を手渡した。

オーキド「そういえば、まだ名前も聞いとらんかったな。
     
     名前をおしえてくれるか??」

少年「赤木……赤木しげる…」

オーキド「よし、頼んだぞアカギ!これはオーキド研究所の存亡に関わる
     大切な仕事なんじゃ」

こうして、アカギはポケモントレーナーとしての第一歩を歩み出した。

アカギは草むらを抜け、トキワシティに到着した。

そして、数個のモンスターボールを購入すると

1時間ほどで数匹のポケモンをゲットし、

先に進むために、トキワの森に差し掛かっていた。

アカギ「ククク…なんだこの森は…。
    
    どこもかしこも、陰気臭い雰囲気に満ちてやがんの…」

アカギは、この後に初めて、トレーナー同士の意地をかけた、

ポケモン勝負を体験することになる………。

アカギはトキワの森に入り、新しいモンスターを探していた。

むしとりしょうねん「【!】 あんたポケモントレーナーだろ?
          
           トレーナー同士が目が合えば、勝負だ!」

アカギにひとりの少年が声をかける。

アカギ「クククク…なるほど。要するにオレからむしろうってんだ…」

虫取り少年は、アカギに勝負を仕掛けた。

後にポケモン世界を震撼させるトレーナー、赤木しげる。

これがそのはじまり…。初めてのポケモン勝負………。

僥倖・・・・!圧倒的僥倖・・・・!!

まさかのモンスターボール一つでのピカチュウ捕獲・・・・!

ウルトラC・・・・!

この時、アカギはポケモン勝負の概要について、

オーキドから簡単な説明を受けただけの

ど素人以前の状態だったという。

そして、少年が繰り出したのは、レベル3のビードル。

アカギの手持ちポケモンはレベル7のヒトカゲ。

レベル4のポッポ、レベル5のコラッタであった……。

また、ポケモン勝負は短いと一戦するのに5分もかからない。

だからこそ、負けるとなれば早い。

調子乗って戦えば、弱いポケモンからばらばらと負けていく。

そして、敗北が決定すると、所持金の半分を失い、

ポケモンセンターへと強制連行されるのである。

アカギ「行けっ…ポッポ…!!」

実戦の中で、アカギは少しづつポケモンバトルを理解していく。

ポケモンバトルは、素人目から見れば運否天賦。

生き残る可能性は5割に見える。

だが、実際はそうではない。

レベル、相性、その他さまざまな要因が勝負を分けるのだ。

少年の手持ちポケモンは2体。

結局、この勝負は危なげなくアカギの勝利となった。

しかし、その内容はいたって平凡。

この時には、のちに天才と言われる、その才気の片鱗はまだみえない……。

ポケモントレーナー…。

そういえば聞こえは良いが、現実はそうでもない。

その頃、カイジは最悪だった。

そのトレーナーになると言ったきり、

旅に出るどころか、一回もポケモンを捕まえていない。

カイジ「ポケモンか…ポケモンだよなあ…」

呟くと、カイジの目から涙があふれ出てきた。

カイジ「くそ…泣いてどうすんだよっ…あほかッ…」

部屋にこもっていても、何も良いことはない。

そうして、カイジは外に出ることにした。

草むらには野生のポケモンが出現する。

しかし、ポケモンを持っていないカイジは

その草むらに入ることができずにいた。

そんなカイジに何者かが声をかける。

???「君、トレーナーのカイジくんじゃな?」

                         ______
                         |  ,.へ、__,.ヘ/
                         | / \  ∠ヽ
                         |i^|「::::::ノ=l:::::ィ   / ̄ ̄ ̄ ̄
   ,. -‐- 、               |ヽ|   r_ \l   | 静粛に……!
  _/       \     ____/| ∧. (二二7!   < この虫取り少年は今 半分払う金惜しさに
∠   ハヾミニ.r-、\∠L:r‐-‐-、:::::::::|/ ヽ_‐__.」`ー- | 所持金を全部パンツに隠した
. /ィ ,L V∠ \l \\.)j j j j`二i\    /:|:::::::::::: | 最初に言ったはずだ
  W、ゞi ,、~ __ 「 ̄∧ ヾ´´´   |.  \ / |:::::::::::: | そういう行為は一切認めていないと・・・・・・!
    ,ゝし'/ ,ノ.|  / i  l.     l    \、.|::::::::::::   繰り返す! 所持金の隠蔽は
   l 、`ヾニンl\./\|l、_」     ヽ、 /  ヾ::::::::::::   無条件で別室行きだっ・・・・!
.    | l    | _l\ト、  | \r──‐┐ト/ / r‐┴-、:::
.   |. |    7 l  ヽ | /☆☆☆.| | ∨ {ニニヾヽ


カイジ「はあ…そうですけど…」

???「ポケモン図鑑…知っておるな?」

カイジ「え!? ポケモン図鑑ってあの…
    
    捕まえた時にデータが書き込まれるやつ?

    でもそれが何か…」

???「ちょっと来てくれるかのう?
    
    立って話すようなことじゃないんでな」

男はオーキドと名乗り、カイジを街の研究室に案内した。

オーキド「まあ…入ってくれ…散らかってるがね…」

カイジ「消えた~ッ!??」

オーキドの話を聞いて、カイジは声を出して驚いた。

カイジ「消えたって…図鑑のデータ消えちゃったんですか!?」

オーキド「そう…あとに残されたのは、
     
     世間に見放された研究所と少ないポケモンだけ…」

カイジ「えっ…でもそれが俺と何の関係が?」

カイジの質問を受けると、オーキドは一枚の紙を取り出した。

オーキド「これじゃよ…カイジくんのトレーナー契約書。

     実は、実績をあげられない研究所ってことでうちも厳しくてな…。

     カイジ君はうちの研究所に登録されてるトレーナーじゃろ…?

     金銭的な問題で、もしうちが潰れたりしたら、

     必然的にカイジ君を寒空に放り出すことになるんじゃよ…」

カイジ「そんな…でも、いったい俺にどうしろと?」

オーキド「だから、君には代わりに旅に出て、データを埋めてもらいたいんじゃ」

カイジ「けど、埋めるったって…ポケモン図鑑を埋めるとなると…
    
そもそも何種類集めれば」

オーキド「150種類。この世界には、それだけのポケモンがいる…」

カイジ「ひゃ…150種類!?」

オーキド「いや…もっとかもしれん…。
     
     まあ…こればかりは、実際に旅に出てみないとわからんのう…」

カイジ「いや…悪いんスけど…俺ほとんどポケモンを捕まえたこともないし…
    
第一、旅をしようったって手持ちのポケモンもいないっていうか…」

オーキド「ククク…カイジ君はポケモントレーナーじゃろ?
     
通るわけないじゃろうが…それじゃあ」

オーキド「だが…まあ、持ってないんじゃ話にならん…

     話にならんから、こちらでも用意した」

そう言うとオーキドはカイジに残されたボールを2つ見せた。

オーキド「ただ…わるいな…カイジ君…もうこれだけしか残ってないんじゃ」

カイジはポケモンを選ぶように言われ、ひとつのボールを手に取った。

オーキド「良いか?これは悪い話じゃない。
   
     もし、トレーナーとしてうまくいって、ポケモンリーグを制覇すれば
     
     それなりの金も入るし、有名にだってなれるんじゃ。

     いわばチャンス………そうは思わんか?」

カイジ「そりゃあ…まあ…」

オーキド「今のカイジ君は…自堕落で、無気力で非生産的。

     毎日が退屈じゃろ?
   
     これは心機一転する、良いチャンスなんじゃよ。

     やってみんか!!カイジ!!その手で成功を掴むんじゃ!!!」

      ./                      \
       /                         ヽ さっきオレがカイジに
.     /                八        \ ポケモンを与えてやった時、あの時……

.       |        /V八/| || |ヽ |‐-‐))'´|,|ヽ    ヘ
     |        |`‐- ノ_|/ ヽl |/`‐-/‐'´ | /〃ヘ\ あいつたぶんオレのこと
     |       |::`‐-、_ `‐-、_     /::/ |/  「いい人」だと思ったと思うんだよ

     |     |, | ノ     `‐-、_|||  ||:::/   |
     |  /⌒l ━┳━━━━━━━━━━━━┓ ククク…
     |   |:i⌒|::|:::::|   :::illlllllllllllllll|━━|   ::illllllllll| ああいうバカがいるから
     |  |:l⌒| |::::: |  :::iillllllllllllllll/ :::::: ..\ :::iillllllllllノ  博士はくいっぱぐれねえんだ
     |  |::「]| |::::: \::iillllllllllllllノ ::::::::::::::; |:iillllllllノ

     |.  \_.l |::::    ̄ ̄ ̄   :::::::::::::::::; | ̄   |   オレが
.   ./|     N::::::::::  __,ノ (::::_::::::::::::; |   |    「いい人」のわけねえじゃねえか……!
  ./::: |    /: :|:::::::::/              ‐┘ヽ |
 / :::::: |.  ./:: ::|::::/:   (二二二二二二二二) ,|  ……ククク…
/:::::::::::::|  ./::::  ::|:::::        __     |  話にならねえ甘ったれ…
: : :::::::::::::|.../:::    ::\::::       ::::::::    |

::::::::::::::::::|\       ::\ l  l  l l l l l l  |:::::::::\ この世界じゃそういうウスノロは
:::::::::::::::::|  \       :::::\_______|::::::::::::::::: いのいちに餌食…
::::::::::::::::|    \      ::::::::::::/ |::::::::::::::::::::  ……喰い物…


兵藤がラスボスかな?
利根川とは何回か戦ってほしい

そして、カイジはデータの消えた図鑑を手渡された。

オーキド「それじゃ、頑張ってな」

オーキドは、カイジを見送ると椅子に腰かけた。

研究員「しかし…なんというか…みごとにハマるもんスねえ」

オーキド「クク…まあな。それに見たかの?最後のあいつの顔…。

     わしがあいつにポケモン渡した時に、
     
     あいつはわしのことを良い人だと思ったじゃろうな。
      
     ククク…わしがいい人なわけないじゃろうが…。
     
     トレーナーを送り出すことで貰える支援施設の援助金…。
     
     もはや、うちはそれで食べてるようなもんなんじゃから」

研究員「フフ…。でも、ちょっとかわいそうって言うか…。
    
    あいつはたぶん勝てないクチでしょ?ポケモン勝負で…」

オーキド「そりゃそうじゃろ。ああいう奴はポケモン勝負じゃ
     
     いのいちに餌食…、まず喰い物にされるんじゃから………」

― マサラタウン ―

カイジはオーキドからもらったポケモンを持って

旅に出ようとしていた。

カイジがオーキドからもらったポケモンはゼニガメ…。

水タイプの珍しいポケモンである。

カイジ「これを受け取っちまった以上…もう引き返せない…」

口ではそう言いつつも、カイジは自分の中にこみあげてくる何かを感じていた。

今までのカイジには、閉塞していた日常を打開する策がなかった。

このポケモンはそんなカイジを引き上げてくれた救助船…。

トキワシティに向かう道中で、カイジはトレーナーとして歩み出したことに

素直に感動していた。

草むらを抜け、カイジはトキワシティに到着した。

さっそく、旅に必要なものを購入しようと、フレンドリーショップへ足を運ぶ。

現在のカイジの所持金は3000円。

カイジ「(トレーナーにとってモンスターボールの数は、まさに寿命…。
      
     珍しいポケモンに出会っても、ボールがなきゃ話にならない…)
     
     買おう…そのボール…限度まで…つまり30個ッ………!!!」

そうしてカイジはモンスターボールを購入し、草むらに入った。


…………ポケモンを…………ゲットするために…………。

その頃、アカギはトキワの森のトレーナーに全勝し、ニビシティに到着していた。

街に足を踏み入れたアカギは、あるトレーナーからその旅の目的として

8つのポケモンジムを巡りポケモンリーグの出場資格を得ることを

目指すように言われ、ニビジムに案内された。

たんぱんこぞう「ま…百万光年だな…」

ジムに入ったアカギを見て少年はつぶやいた。

たんぱんこぞう「あんたじゃ、タケシさんとの勝負まで…百万光年は早い…」

アカギ「ククク…何ズレたこと言ってんだか…
    
    百万光年は時間じゃない…距離さ…」

勝負の火蓋が切って落とされ、たんぱんこぞうはディグダを繰り出し、

アカギは手持ちポケモンの中で最強のポケモンであるヒトカゲを繰り出した。

モンスターボールって200円しなかったか

>>77
マジだ、すいません。

たんぱんこぞうのディグダは、勝負開始から勢いよくアカギを攻め、

やがて、ヒトカゲのHPを半分近く削ることに成功する。

しかし、勝負が終盤に差し掛かった頃から、じりじりと追い上げられ、

ディグダはもちろんのこと、その後に繰り出したサンドも倒され

たんぱんこぞうは敗北を喫した。

そう………まるで力負けのように…。

たんぱんこぞう「そんな…こんな素人に負けるなんて…」

アカギ「フフ……」

アカギは打ちのめされるたんぱんこぞうをじっと見つめた。

たんぱんこぞうは、ポケモンジム所属のトレーナーという背景で

戦ってきただけの、言うなればハンデ付きの勝者…。

そして、背景を剥がされた、たんぱんこぞうのポケモン勝負は

まさに遊戯…それも児戯に近い…。

そして、たんぱんこぞうに勝利したアカギは

ニビジムに入り数分でジムリーダーの前に到着する。

タケシ「よく来たな!オレはニビジムのリーダー、タケシ!
    
    さあ、俺に勝てば、その証としてジムバッチを与えよう」

後に神域のトレーナーと呼ばれる赤木しげると

ニビシティのジムリーダー・タケシの勝負。

初めてのジムリーダー戦の幕が開けた。

タケシはイシツブテを繰り出し、それに対して

アカギはまたしてもヒトカゲで応戦する。

タケシ「たいあたりだッ!!」

タケシは勝負のしょっぱなから、技をしかけた。

12レベルのイシツブテのたいあたりは、

今までの勝負とは違い、ヒトカゲにとって脅威となりうる。

しかし、アカギはイシツブテのたいあたりをまるで無視。

次ターン、ヒトカゲにひっかくを指示する。

まあキャラ的にたらない分は仕方ないにしても
ちゃんと鷲巣や利根川や一条とも戦ってくれるんだろうな?

タケシ「く……」

この様子を見て、タケシは勝負を一時的に保留。

一見キツイように見えた、かたくなるを数ターンにわたって選択する。

キャリアが上であるという圧力で、押しつぶそうとしたタケシの作戦は

アカギに対して空振り……失敗に終わったのである。

そして、ヒトカゲのひっかくは3ターン連続でイシツブテに当たり、

イシツブテのHPは残りわずかとなった。

タケシ(なんてやつだ…その辺の連中と比べると格段に打つ手が早い…)

アカギ「クク……手が止まってるぜ……」

タケシ「フフ……なるほど……少しはできるようだな…」

しかし、次のターン。

イシツブテのたいあたりはヒトカゲのきゅうしょにあたり、

ヒトカゲのHPを著しく低下させる。

ヒトカゲのHPは、イシツブテの1回のたいあたりだけでも

致命傷となるほどに減少した。

タケシ「おっと…、これだからポケモン勝負はわからない……。

    フフフ…立場が逆転してしまったな…」

アカギ「いいさ…こんなこともある…。だが、まあ………同じこと…」

タケシはそれを聞き、不敵な笑みを浮かべながら、イシツブテに指示を与えた。

タケシ「イシツブテ………かたくなるだッ……」

アカギ「!!?」

なんと、タケシはあえてヒトカゲを攻撃をせず、かたくなるを選択。

そのため、アカギに次ターンでイシツブテを撃破されてしまう。

しかし、この展開こそタケシの策略なのであった。

タケシはイシツブテを犠牲にしてでも、

後の勝負において、アカギの精神を不安定にしておきたかったのである。

タケシは、倒されたイシツブテの次にイワークを繰り出した。

タケシのイワークは攻撃・防御ともにヒトカゲを上回る。

アカギは1ターン目にきずぐすりを使い、ヒトカゲを回復させるも

じわじわと押し負け、ヒトカゲの残りHPはまたもや僅かとなった。

タケシ(ククク…もはやヒトカゲにはイワークを倒す術はない…

    もらったな…この勝負も…)

勝利を確信したタケシはイワークに、ある指示を与えた。

しかし、それを確認したアカギはタケシに囁きかける。

アカギ「…やっぱりね…

    残念だが…今、あんたの勝利の目はなくなった…」

タケシ「なんだと!?今はイワークがおしているんだぞ?」

アカギ「クク……目が曇ってるぜ…勝負はそんなに単純じゃないのさ……」

アカギ「現在、あんたのポケモンの技を区別するなら2種類…。
    
    相手の守備力をさげる「にらみつける」と、「たいあたり」という攻撃技…。

    しかし、それだけでは現実的に勝負を有利に運ぶことは難しい…。

    そこで…、あんたは切り札を残した…。
   
    そのどちらにも属さない技……それこそ典型的な身の保身………」

タケシ「ふん…だとしたら、なんだというんだ?
    
    もしそうだとしても…それが何かわからなければ意味はないだろう」

アカギ「ククク……」

そういうとアカギはポケモンを入れ替える。

そして、アカギが繰り出したのはコラッタ…。

レベル8のコラッタである。

アカギはコラッタにある技を行うように指示…。

そして、イワークはアカギの思惑通り、

攻撃でも補助効果技でもない技を行った。

「がまん」

数ターン相手の攻撃を受け、それをまとめて相手に返す技…。

アカギは、イワークの「がまん」に対しコラッタに「しっぽをふる」を指示。

「しっぽをふる」もまた相手の防御力をさげる技。

この時、タケシに電流はしる。

「がまん」を行ったイワークは数ターン行動することができないのだ。

アカギは、その封じられた数ターンでイワークの防御力を極限まで下げたのである。

そして、アカギはその数ターン経過した後にコラッタを戻し、またヒトカゲを繰り出す。

防御力を下げられたイワークには、ヒトカゲの「ひのこ」から

もはや身を守る術はなかった。

タケシ「そんな…」

アカギ「今の”がまん”という技の選択…。
    
    一見これはあんたの力を象徴する技にも見えるが実際は違う…。

    ただ単に、一気に勝負を片づけたいという欲求が生み出した技…。

  
    あんたには、ポケモン勝負において、少し癖の様なものがあった。    
    
    それは策略などではなく、合理的に戦いを遠ざけようとするもの。

        
    それは、たとえ自分が優位であったとしても変わりがなかった…。

    勝負に対して慎重だが、どこか臆病…

    要するに…あんたは心の中でポケモン勝負を恐れている…。

    ククク…狙い撃ちさ…そんな心は…」

こうしてアカギはジムリーダーであるタケシを倒し、グレーバッジを手に入れた。

イワークとの戦闘で見せたアカギの才能。

それは、ただ単にポケモン勝負の特性など、

勝敗のカギを握る要素をとらえることに長けているのではない。

あのイワークのがまん。

要するに危険への予知。

それが常人よりも遥かに優れているのだ。

赤木しげる―まさにその豊穣な才気が、いま覚醒したのである。

アカギはニビシティのジムリーダーを倒し、

次のジムリーダーのいるハナダシティを目指して東へと向かう。

アカギ「おつきみ山か…」

洞窟の中に入ろうとしたアカギを一人の少年が引きとめた。

アカギ「なんだ? お前……」

むしとりしょうねん「あ…怪しい奴らが洞窟をうろつてるんだ…」

アカギ「へえ……それで?」

むしとりしょうねん「多分あいつらロケット団だ…ここは危険だよ」

アカギ「ククク…なんだそれ………ズレた心配してやがんな…

    そんなこと考えながら、顔を赤くしたり青くしたりしてるのかよ…」

しかし、アカギはむしとりしょうねんに一言だけ言い残して洞窟を進んでいく。

アカギ「ロケット団だろうとなんだろうと関係ないさ。

    しょせんは他人…そんなもの気にせず進めばいい…」

>>62
ちょっと想像したんだが、トネガワってサカキ的位置似合いすぎだろww

洞窟でアカギはズバットとイシツブテをゲット。

何人かのトレーナーと勝負をするも、さしたる問題はなく洞窟を進んでいた。

そんなアカギを黒服の男が呼び止めた。

ロケット団員「おっと、ここから先は関係者以外立ち入り禁止だ!」

アカギ「フフ…何だって……」

ロケット団員「おれたちは泣く子も黙るロケット団なのだ!
   
       今は大事な仕事をしているんでな。子供は家に帰りな!」

アカギ「おれたちか…ククク…なるほどね…

    虎の威をかる狐…。

    組の名前を出さないと、いっぱしに勝負もできないのかよ…」

>>127そこなんだよ、利根川とは直接じゃないとすれば何回か戦うだろ?
似てるよなwww髪型的にも

ていうか船井とか脇役いっぱい出せばジムリーダ+主要キャラぐらい埋まるんじゃね?
とりあえずカイジとアカギしかでないなんていったら興ざめなんだが

一々注文付ける奴ウゼエよ
黙って見てろカス

激高したロケット団員はズバットを繰り出し、

アカギはコラッタで応戦する。

1ターン目。ロケット団員は、ズバットにちょうおんぱを指示するも

アカギのコラッタのでんこうせっかにより、何もできずに敗北した。

ロケット団員「覚えていろよ!ロケット団に歯向かうことがどういうことか

       次こそわからせてやる!!」

そういうとロケット団員は姿を消した。

アカギ「ククク…的が外れてやがる…次なんて言ってる奴に勝利なんてない…

    卑怯な横着者……群れないと何もできない…ただの負け犬……」

ロケット団。

それはカントー地方に住む者ならだれもが知っているマフィアの名前。

しかしアカギはその名前を聞き、プレッシャーを感じて怯むどころか

軽くいなして勝負をつけた。

それこそ赤木しげるの本質であり、彼のもっとも傑出したもの…。

揺れない心……決して曲がらない己が信念…。

   ノ 7   (   」   ―┐ll (      <  _|_  (
   : /     >  )  ―┘  て   _、, ゚ 。 }  ノ 」   Z,
   : ‐┐ll  (  ,, 、Z   ー    {  _哲j_  ノ  ─ァ   /
  ┃ ノヽ   \L<,f )   二.、  ( / ;lーl ` )  /ヽ  {
   ・  っ  /´ / )∠_   っ  「 C 」| | l Z   っ  (
        ( l / ,イ  /.‐y-、 /⌒/~ ̄`-ヘイフ 'ァ-;__r⌒
 ⌒Y⌒Y´ ̄` | | | {        ′_/ /  ̄ l |
         L└ミ ト、   从  \ /    l l   __     __
          l | `ヽ \  ノ⌒⌒\ て  〉 〉  | |_[][]┌‐'└┐ oo, 、
         / /    \/`つ  人 Vヽ └'   | ┌┘  ̄|_「Ll  </
         /_/    /f ヨ Eヽ〈  ー'^┘      ̄
        〈_ノ      l'_/盂ハ_ソ←>>134


アカギは洞窟を進みながら、その後も何人かのロケット団員と

ポケモン勝負をし、全勝する。

そして、ロケット団が組の資金確保のため、

太古のポケモンの化石を探していることを知ったのだった。

ロケット団員「負けたのは仕方ねえ…ここは引き下がってやる……

       しかし…お前…………どういうつもりだ?」

アカギ「………何がですか?」

ロケット団員「もうお前…載っちまったよ…

       ロケット団の邪魔者のブラックリスト……」

アカギ「クク…だからどうしたっての?」

ロケット団員「…死ぬかもしれんぞ…お前……いっとくがこれは脅しじゃねえ」

アカギ「フフ…その言葉…そっくりそのままお返ししますよ……」

ロケット団員「な………このガキ………」

アカギ「ククク…俺がまだ小さかった頃…虫をひねり殺したことがある……

    躊躇したことも……今、まさにそんな気分さ………」

歳男だ…歳男。

父親でもなく、ただ年を重ねてきただけの歳男。

ポケモンスクールを卒業してから、もくもくと、ただこの山にこもってきた。

山を降りるのは、注文を受けたポケモンを渡すときくらい…。

ジムに所属してみたこともあるが、周りと上手く溶け込めずに

相も変わらずに、やまおとことして、生活を続けてきた。

黒沢「ピッピ…と…ワンリキーか…のこりの注文は…」

黒沢「出るわけねえんだよな…こんな状況じゃ…」

それぞれポケモンには生息地が存在する。

特定の場所でしか捕獲できないポケモン…

様々な場所で捕獲できるポケモン…。

しかし、黒沢がつぶやいたことの根源には全く別の問題があった。

黒沢「なんか湧いて出てきちゃってるんだもんな…」

ロケット団…。

何をしているのかは知らないが、とにかく連中のせいでポケモンが

出てこなくなったのは間違いがない。

黒沢「移るべきかもな…他の山に…」

黒沢は早々と仕事を切り上げ、ハナダシティへ戻ろうとしたが、

通りすがりに少年がロケット団員に絡まれているのが見えた。

黒沢「あちゃ~~~~~~」

ーみちゃったよ…確実に…ー

ロケット団はカントー地方全域を牛耳っているマフィア。

しかも、政府のダーティな部分を請け負うことで、いまだ勢力を広げつつある。

出来る事なら関わりたくない。

―しかし、ここは大人として、

子供を守らなければならないのではないのか…―

黒沢「くそ………行ってやる…行ってやるんだ…」

黒沢「なんだッ……てめえら……こんな子供にまで…」

そう歩み出て行った黒沢だったが、なぜか少年はロケット団員から離れていく。

黒沢「まてよ…お前っ…大丈夫なのか?」

アカギ「え?」

黒沢「ほら…絡まれてたろ…あいつらに…」

アカギ「別に…安全さ…まったく問題ない…」

黒沢「安全たって…ほら…けがとか…」

アカギ「フフ…大丈夫だって…」

そんな少年の姿を見て、黒沢は大変な事実に気づいた。

黒沢(そうか強がってるんだ…見たところまだ10代前半…ティーンエイジャー…
   
   だとすれば…それに加えて…恥ずかしがり屋…きっと間違いない…)

―でも…放っておいたらまずいよな…ロケット団だし…―

黒沢「そうだ…お前も向かってるんだろ?ハナダシティ…
   
   家があるッ…俺の…来ないかッ!??」

アカギ「…え?」

そのころ、ゼニガメをもらったカイジは、ニビシティを出ようとしていた。

カイジ「…勝った…俺が…しかもすんなりと」

ニビジムは岩タイプを扱うジム。

そのため、カイジはゼニガメだけで簡単に勝利することが出来たのである。

カイジ「だが…油断は禁物…この勝利は相性という
    
    ツキに乗れたからこその勝利…

    次のジムリーダーもこの調子でいけるとは限らない…」

そして、自分の置かれた状況を思慮し、おつきみ山へ向かおうとしたカイジを

何者かが引きとめた。

???「ククク…拍子ぬけするやろ…

    あんさんの思ってることわかるで…」

カイジ「え……?」

男「なんや、聞いたで…。

  あんたもマサラタウンからポケモンマスター目指して出てきたんやろ?」

カイジ「どうしてそれを…?」

男「オーキドのじじいから聞いたんや…
  
  ポケモンセンターのパソコンはオーキドのパソコンと繋がっとるからな」

カイジ「…」

男「そして、この俺も…オーキドから話をもちかけられたトレーナーなんや」

男は船井と名乗り、カイジにまだページの埋まっていない図鑑を見せた。

船井「実は、この話には裏があってな…

   1人ではどうにもならん…協力者がおらんと図鑑は完成せんのや…」

カイジ「協力者…?」

船井「あんたも薄々気づいとるんとちゃうん?

   交換でしか手に入らんポケモンもいてるし

   第一、1人でやるより労力が半減する。

   その時間をポケモンの育成に時間をあてられるんやで…」

カイジ「そりゃ…そうだけど…」

船井「…カイジさんはゼニガメを持ってるやろ?

   実は、俺も超珍しいポケモンを持ってんねん…」

カイジ「珍しいポケモン?」

船井「そうや…”ミュウ”って言うねんけどな…
  
   どうや…一度記念に交換してみやへんか?

   もちろんお互い図鑑にデータを入れたらすぐに返す…

   データを埋めるだけや…お互いにメリットずくめやろ?」

そういうと男はポケットから通信ケーブルを取り出した。

船井「ほな…つうしんケーブルをつないで…と…」

カイジ(救われた…150匹も集めるなんてどう考えたって無理…

    よかった…天はまだ俺を見捨ててなかった…

    船井さんのような人に会えたんだ…ついてる…)

船井「お…来たで…ゼニガメ…」

カイジ「あ…俺の方にも…」

男たちはそれぞれのポケモンを交換すると、レポートに記録した。

船井「あれ…あちゃ~…カイジさん、すんまへん…

   わし…電池がもう残り少ないみたいやわ…

   ちょっと買ってきてもええやろか?」

カイジ「え?」

そういうと船井は足早にフレンドリイショップへ出かけて行った。

なぜ…せめてこの時に気づいていれば…

船井は一時間経過しても戻ってくる気配はない…。

レジが混雑しているのだろう…

だって珍しいポケモンを置いて立ち去るわけがないのだから…。

カイジは確認のために、船井からもらったポケモンをボールから取り出す。

ミュウ…ではない…。

いや、姿かたちはミュウであるが、顔が違う。

カイジ「まさか……」

カイジの目の前には、どんどんと形状を変える不思議なポケモンが居た。

メタモン…そう…これは変身ポケモン…ミュウではない…。

>>1先生が書かなかった下りを…。

カイジやっとの思いで草むらを抜け
最初の都市トキワシティへと辿り着く。

カイジ「やった、辿り着いたっ!最初の街へっ!!
 これで買える!!きずぐすりやモンスターボールをッ!!!」

店員「おや、君がカイジ君だね。
すまないがちょっとこれをオーキド博士の所へ届けてくれないか?」

カイジ「なん…だって…?」

ざわ…ざわ…

…………悔い!!

しかし、単に悔いといえばあまりにも重い。

まさに…身がちぎれるような悔い!!

旅に出てわずか3時間ほど…

あっさり主力ポケモンをだまし取られた。

カイジ「くそ…くそぉ…」

涙が自然とこぼれる。

カイジ「なんで…なんだってあんな奴を信用したんだ……」

長い間…といっても15分ほどだが、カイジは放心状態…。

頭はオーバーヒート…ただ目の前にある現実に打ちひしがれていた。

しかし、このままふさぎこんでいても何もならない。

カイジは、立ち寄ったポケモンセンターでなんとか自分の状況を確認した。

今、カイジの手持ちポケモンは、道中にゲットした、コラッタ、

トランセル、ピカチュウ…。

それに加えて、騙し盗られたゼニガメの代わりのメタモン。

カイジ「なんとか…なんとかしないと…」

カイジは、必死に次の策を考えた。

ハナダシティのジムリーダーは、水タイプの使い手らしい。

とすれば、手持ちのピカチュウをなんとか育てていけば

ハナダはしのげる。

カイジ「ハナダまでに…なんとかレベル16にする。

    そして、新しい街の草むらで…新しい戦力を手に入れる…

    しかし、問題なのはピカチュウの育て方。

    強いポケモンを後に控えさせて経験値を得るってのは

    ゼニガメがいないとできない……」

カイジはしばらく合理的なピカチュウの育て方を考えたが

何も思い浮かばない。

いや、思いつかないわけではないが、それを考えれば考えるほど、

失ったゼニガメの影が脳内をちらつくのである。

カイジ「仕方がない…もうここは負けていくしかない…

    どう考えたってレベル3のピカチュウで勝利することは厳しい。

    敗北した場合に失う所持金の半分は痛いが、もうどうしようもない。

    そうしないと…負けないと…もう前へは進めない…」

カイジは、目先の勝利を諦め、長いスパンでピカチュウを育て上げることに決めた。

過去を振り返っても、何も得られない。

敗北乗りこえなければ、先に進めないという現実を受け止めることで

なんとかカイジは前に歩み出したのである。

黒沢「え…お前、そんなこと言っちゃったわけ?」

黒沢は少年から話を聞いて仰天した。

アカギ「ククク…別に大したことじゃないさ…」

黒沢「でもよ…あいつら何をしてくるか…暴力沙汰だって…

   いいじゃねえか…あんなロケット団なんて…放っておけば…」

アカギ「いいのさ…それならそれで…

    そんなことよりも、あいつらのいうなりになって引き下がる方が

    俺には我慢できない…曲げられない…そんなことじゃ…」

そういうと少年は黒沢に頭を下げて立ち去って行った。

黒沢「…なんだってんだよ…本当にやる気なのか…ロケット団と…」

黒沢は、しばらくの間消えていった少年の影をみつめていた。

黒沢「はあ…」

そしてなんともいえぬ溜息をつき、いつものように帰路へつく。

しかし、黒沢がハナダにある自宅に向かっていると、民家の方から悲鳴が聞こえてきた。

”ロケット団が強盗に入ったらしい”

”負傷者も出たらしいぞ”

黒沢はとっさにあたりを見回したが、警察の姿はない。

黒沢「ええ~~~~~」

黒沢「何やってんだよ…警察は…」

しかし、田舎町で強盗事件などそんなに多発するものではない。

黒沢はおそるおそる民家に近づいていき、その現場を見た。

綺麗な一軒家の壁にポッカリと空いた大きな穴。

乱暴に家具を壊して、家を荒しているロケット団員。

黒沢「ああ…あ…」

黒沢が見たのは、その家族が今まで大切に築いてきた思い出が

心ない暴力によって壊されていく悪夢のような現場だった。

時として人は、頭の中と体で違う動きをすることがある。

この時の黒沢は、まさにそうであった。

普段ならば、素通りしていたかもしれない。

しかし、あの少年に出会ったことで、黒沢の何かが変わったのである。

ロケット団員「む、なんだお前は。ロケット団にはむかうのか?」

黒沢「なにやってんだッ!!てめえ!!人様の……他人の家だろうがっ!」

ロケット団員はスリープを繰り出し、黒沢はワンリキーを繰り出した。

黒沢は、1ターンめにスリープに対し、からてチョップを指示。

スリープのHPを半分近く減らすことに成功する。

ロケット団員「ぐ…」

ロケット団員にとって、ポケモン勝負とは遊び。

そのため、ワンリキーの放ったからてチョップは、

まさに、その油断を打った最高の不意打ちとなった。

しかし、好調だったのは最初の数ターン。

相性の悪さもあり、黒沢のワンリキーはどんどん押されていく。

そして、とうとうスリープのねんりきが決め手となり

結局、ワンリキーは倒されてしまった。

黒沢「ああ………あ……」

ロケット団員「ククク…ロケット団をなめるからこうなるのだ…」

黒沢の脳裏に、ある言葉がよぎった。

”正義なき力は悪である。しかし、力なき正義は無力である”

とどのつまり…黒沢の正義に満たぬ正義では…勝てない…勝ちえないのである。


>>410
アカギも黒沢も呼んだ事ないネタしか知らない俺でも面白いよ
もっと言うとカイジもポケモンもアニメしか見てなry

>>415
アカギ 

13歳で初麻雀
ヤクザ相手にイカサマ
命がけの勝負を何度もやる
最期はアルツハイマーで、麻雀のルールがわからなくなり安楽死


黒沢

平成の武蔵
うんこをDQNに投げつける
その後警官に連行される
最期は打ち切りで、意識不明になり死亡?
生年月日が作者と同じ

>>416

続きがより楽しみになったわ

>>420
ちなみにアカギが死ぬのは別の作品な。天。

          ,.. -─ '''''' ─- .、,        
          /,.、,_ヽヽl l / /_,. 、ヽ         予感がする‥‥‥!
        / / -、`''ー─'''´,. - ', ',
       / / ``ヽニー_ ‐_',ノ´´ ', ',
       /‐;‐==、、,,_ 、..__.  _,,、、==‐;‐',       この緋蜂を殺せたら‥‥
.      i l,   ___``   "´___   .,! li
     f⌒ll _.._-‐。-、 i i ,r‐。‐-_.._ ll⌒i      わしは到達するだろう‥‥‥!

.     !(`!| ヾ三≡" | | `≡三'" !l´)!

       ', `lj ,r '_,ノ  | |  '、._ー 、 lj"/       齢‥‥
      / |ゝ''l, /´  r_ | | _ッ  ヽ ,!'"i\
    /  ! i. l, ゞ=ェェェ三ェェェ='″,!i ,'  \    75年間の最高地点‥‥‥
  ∠-'''"! i  il,    __    ,! /l,``'''- 、_
'"´    / |  i ! \   ニニ   /,'// l,    `
    /  |   ト、 \ ' ' ` / ,! '/  l,      至福の瞬間に‥‥‥!
    /   l  | r\   ̄ ̄  ,イ.//    l     
    \  リ, l 、))r\_ _/レノ/   /     
    /   |ヘヘ、\ゝ))r ||、ノr) 〃 |   \     

          ,. -‐- 、r'´  ̄ ~Z.__
       ∠             ´   ,.>    ククク……
.     /                 ̄`>
     /           ,、      `\  初めてやったが……
.    !             / \    \. トゝ  思ったより
   │       , ,.イ /、._, uヽ |ゝ、  N   気持ちがいいな……!
.    |      /レ' レ\,/  /V '´ l\!
     |. r;=、 .ノ=a=== ,, ,/a===!    レポート中に
    | |.ト、| | u` ー--‐ " u\ーァ"!    電源を切るってのは……!

    | l ヒ |:|.    u  r __   \l
     |  `ー 1|、 ヾニ二二二二フ 7′    まして それが……
    ノ     | \     ___  /       ポケモンをボックスに
.   /   ,ヘ、  ト、 \ u  ̄ ̄ /l       預けたばかりなら……
  /  ./\.ヽ. ヽヽ、 \   , ' ,'
  ,' , ./   \ヽ、ヽ \./`iイ /       さらに格別っ……!
. /l/l/     |\\ヽ  ヽ. Wレ'         最高だっ……!
/      _..⊥._ \``  |

>>432
データ消えないかそれ?www

         ,. -─‐-  、
        /./⌒ヽ、   \
.        /,/ ju:、 ij~ \__,. -‐:、    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        / ヽ 丶 \ヽij、 ,   li    | バグりまーっす…!
.      ,'/,ニ}.〉 〃\ i ヾニノ, -fr‐ ∠ \_______
.     ノ.l ! //、i{  。i!| u /ニ;|l   
   /  ヽ7',ヘ\`ミ=┘''' r。" ̄ラ         __
__,∠-r‐'1  l ト,ヘ、u r v' `ト=彡′      (⊂iト、 }
   i.  |  | ト、`く,ゝ、__ ヽ  :|v/         (⊂iiヽ、''\
    |  ! ヽ.V >、×⊥工エ;ァ'、       (⊂iiヽ、."ゝ、}
    !  ト!  ト.`uく`r-r-r-//'| \      (⊂iiヽ、ゝ、 〉
.   |   N、|、 \ `ニ二´イ/:|   \    ̄\ ヘ ` 〉
  │  | ゞ)):、   ̄´ / / :|     \   /,{  ! 〉
   |    |'´ノノn>>,==イル'  |      ∧ / ′ /

>>433
金銀では>>432の手順でポケモン増殖バグがあったんよ
持たせたアイテムも増殖するからマスターボールとか量産できる


バグって20体のミュウツーがニドクイン一体になったけどな。

黒沢「ぐ…くそ…」

黒沢は、倒れたワンリキーを戻し、イシツブテを繰り出した。

しかし、イシツブテは”かたくなる”と”たいあたり”しか覚えてはおらず

まだ勝負ができるような状態ではない。

そして、ロケット団員は、スリープにさいみんじゅつを指示。

イシツブテは、眠りながら、ねんりきでじわじわとHPを削られていった。

そして、残りのHPが5を切った時、黒沢の背後から足音が聞こえてきた。

黒沢「お…おまえ…」

アカギ「フフ…控えのポケモンはなしで…場に出ているポケモンのHPはわずか

    なるほど……ギリギリもいいとこじゃない…」

ロケット団員「なんだッ…てめえはッ」

アカギ「替わろうか? 黒沢さん…」

黒沢「替わる?この勝負を?」

アカギ「なんだ…いやなのか?」

黒沢「…おねがいします」

正義の黒沢……これを即決。

アカギ「フフ…決まりだな……」

しかし、ロケット団員はこれに反対。

ロケット団員「認められるか!そんなこと!続行だよっ、おっさん!!」

ロケット団員にしてみれば、この勝負は出来れば受けたくない。

これ以上犯罪現場にとどまると、警察に見つかる可能性が高まるのだ。

そして、それを聞いたアカギは懐から2つのポケモンバッジを取り出す。

アカギ「じゃあ…条件だ……もし俺に勝てば…くれてやる…このジムバッジ」

アカギ「どうだ…俺に勝てば、バッジは遠慮なく持って行っていい…」

ロケット団員(どういうつもりだ…同じジムバッジはもう二度と手に入らないのに…)

黒沢「おい…そんなこと…そもそもこの勝負の勝敗で、お前に得は…」

アカギ「ククク…だから、かえっていいんですよ…

    俺はもともと損得で勝負事などしていない…」

ロケット団員「よし…うけてやる…俺が勝てば、このジムバッジは俺のもの…

       いいんだな…? それでっ!」

アカギ「フフ…」

アカギ対ロケット団員の勝負。

ロケット団員は、スリープをそのままの状態で待機させ、

アカギは、ゴルバットを繰り出す。

そして、ロケット団員はスリープに催眠術を指示。

黒沢のワンリキーと同じように眠りについてしまう。

黒沢「ああっ!!」

スリープは、次ターンにねんりきを発動。

ねんりきは、ゴルバットに対してこうかばつぐんである。

ゴルバットはなんとか3ターン後に目覚めたが、もはや虫の息であった。

ロケット団員(なんだ…まるで弱い…こいつ、口だけか…)

そして、次ターン。

アカギはゴルバットに対しきゅうけつを指示する。

そして、そのきゅうけつはスリープの急所にあたり、

ゴルバットのHPは40%ほど回復。

しかし、次ターンのスリープのねんりきにより、

ゴルバットのHPはまたもや僅かとなった。

アカギ「ククク…なるほど……勝負というものがまったく見えていない…

    まるで白痴だな…」

そして、とうとうアカギは動く。

アカギはゴルバットに対して、あやしいひかりを指示し、

ゴルバットのあやしいひかりは、うまくスリープをとらえ、

スリープをこんらん状態にすることに成功する。

ロケット団員「ふざけろっ!あと一回ねんりきがあたれば、お前なんか…」

ロケット団員はまたしても、スリープにねんりきの指示を与えるも

スリープの様子がおかしい。

なんとねんりきの残りPPがなくなったのである。

ククク…どうやらバイトの時間…続きはまた12時間後…クク…

ロケット団員「まさか…そんなっ…」

アカギの策により、ねんりきは使用不可。

もはや、スリープには、さいみんじゅつを除いて”はたく”以外に

相手のHPを減少させうる技はない。

アカギ「ククク…ゴルバット…かみつくだっ…」

アカギの指示により、ゴルバットはスリープにかみつく…。

ロケット団員もなんとかさいみんじゅつを併用して勝負するも

なぜか、ゴルバットのきゅうけつが全てきゅうしょにあたるため、

スリープは窮地に陥るのだった。

ロケット団員「クク…ククククク……」

しかし、窮地に立たされたスリープを見て、ロケット団員は不適な笑みを浮かべる。

なぜなら、ロケット団員には、まだレベル17のスリーパーが控えているのである。

だがアカギは、異様な雰囲気をかもし出すロケット団員をまるで無視。

次ターンにスリープを撃破する。

ロケット団員「勝った…たぶんお前は…そう思っただろう…ククク…残念だな…想定違いだ!!」

そういうとロケット団員はスリーパーを繰り出す。

ロケット団員(こいつの主力はこのゴルバット…それは間違いない…

       となれば現状から判断し、エスパータイプのスリーパーを倒すことは

       不可能に近い…ククク…)

ロケット団員の繰り出したスリープは、ものの見事にアカギのゴルバットを撃破。

アカギは次のポケモンを使わざるを得なくなる。

そして、アカギがモンスターボールを取り出そうとした瞬間、

妙な形をした岩がアカギのポケットからこぼれた。

アカギ「!??」

アカギは急いでその岩を拾うも、ロケット団員はめざとくそれを指摘する。

ロケット団員「ククク…なるほど…どこかで会ったと思ったが…

       おつきみ山だったか…ククク…化石なんだろう…それ…」

黒沢「まさか…あいつらが血眼になって探してた化石…おまえ持ってるのかよ…」

アカギ「………」

ロケット団員「そうか…ならば…ジムバッジは要らん…

       代わりによこしな…その化石…

       そもそも、それはロケット団が手にするべきなんだからな!」

返事のないアカギを見て、ロケット団員は落とした石を化石だと確信した。

そして、アカギはゴルバットの次にピジョンを繰り出す。

ロケット団員は、そんなアカギを見て、アカギのピジョンに対し、

防御を無視した戦法で、攻撃に攻撃を繰り返した。

しかし、アカギのピジョンはその全ての攻撃を華麗に避ける。

スリーパーの攻撃は、ほとんどが”しかし、うまくあたらなかった”となった。

アカギ「フフ…なにやってんだか…」

アカギはロケット団員にささやきかけるも、ロケット団員には聞こえていない。

もし、おつきみ山でとり損ねた化石をボスに献上できたとすれば

自分の組の中での地位は、今と比べ物にならないほど上昇するのだ。

異常な希望的観測は、人の判断能力を極限まで下げる。

数ターン後には、9割ほどHPを残したピジョンに対し、

スリーパーは、HPを極限まで減少させ、虫の息となっていた。

黒沢には、今のこの状況がどうしてこうなったのか理解できなかった。

優勢であったスリーパーは劣勢となり、ロケット団員は、

もう、アカギの勝利が宣言されたかのように落ち込んでいた。

アカギ「ククク…もし俺が化石を持っていたとしてもあの局面で見せると思うか…?」

アカギの声に反応し、上を見上げたロケット団員は絶望した。

アカギの持っていた石は化石ではない。

おつきみ山でイヤというほど採集できる”つきのいし”。

とうとう、ピジョンのつばさでうつを受け、瀕死になったスリーパーを前にし、

打ちひしがれているロケット団員に対して、アカギは一言だけ言い残した。

アカギ「フフ…人はここぞというときに、どこか自分本位な考えをしてしまうのさ…

    ククク…あまり信用するなよ…人を…」

銀二「フフ…ロケット団、ハナダジムをしばらく閉鎖するらしいぜ…」

森田「…えっ…じゃあシルフカンパニーに本腰を…」

タマムシマンションで二人の男がささやきあっていた。

銀二「ま…だとしても…同じことなんだがな…」

逆立った白髪の男が窓の外を見てつぶやいた。

銀二「ここのところの動きをみていると…

   どうやらあいつらの天下もここまで…

   ククク…じきに終わるさ…あいつらの天下も…」

すいません…トキワジムの間違いです。

平井銀二…。

この男は、ポケモン世界を覆う闇の部分の担い手として、

ロケット団からポケモン政府まで、全てをまたにかけるブローカーである。

銀二「森田…次の仕事は簡単だ…」

”10日間…タマムシのカジノに粘れっ!”

森田「粘れったって…実際何を…」

森田は聞き返したが、銀二はそれだけを告げると、

そらをとぶ使い、タマムシの街から消えた。

森田に渡されたのは、銀二の手持ちポケモン数匹と

怪しまれずカジノに篭るための、いくらかの金。

森田哲雄の冒険が、いま幕を開けた。

森田「かんべんしてくれよ…」

銀二の突拍子もない指令は多々あったが、

目的も明かされずに、10日間も缶詰状態というのは初めてのことだった。

森田(このカジノがロケット団の資金源だとしても、

   表向きは一般客がほとんどのノーマルなカジノ店。

   レートだって法の範囲内で何も問題がないように見える)

店長「当カジノは誰でもウェルカム!!

   ポリゴンを狙うもよし!

   小遣い銭を狙うもよし!

   存分にお楽しみください!!」

いつも同じ業務口調の従業員に目をやり、森田はしぶしぶスロットの前に座った。

その頃、タマムシを飛び立った銀二はハナダのポケモンセンターに居た。

しばらく椅子に腰かけていた銀二は、丁寧な口調でポケモンを渡す青年に目をやった。

カイジ「あの…こいつら、お願いします」

山を抜けてきたのだろう…少し汚れた服を身にまとったトレーナーに銀二は近づいた。

銀二「よお…」

カイジ「…あ? なんだよ…おっさん」

銀二「どうやらポケモントレーナーみたいだが…

   ククク…おいおい…なんだよ、このパーティ…

   お前、タイプのバランスばっかり考えてるだろ」

預けたポケモンのリストを見て、銀二は青年に語りかけた。

カイジ「ほっとけっ!! 勝手じゃねえか!!

    俺が何を考えてパーティ組んでるかなんてよ!!」

銀二「クク…ま、いいじゃねえか。俺もトレーナーでよ。

   ポケモンを愛する者同士、仲良くしようぜ…」

銀二は、ポケモンの回復を待つ青年に続けて語りかける。

銀二「なるほど…主力はピカチュウか…

   多分ハナダのジムリーダー戦の対策だろうが…

   ちょっと単細胞すぎるんじゃねえか?

   その場しのぎじゃあ、ポケモンを制することはできねえんだぜ…」

カイジ「ポケモンを制する?」

聞き返した青年に対して、銀二は自分の手持ちポケモンを見せる。

ニドキングLv100
ラプラス LV100
ストライクLv100
カイリューLv100

銀二「クク…まあ、これだけ見たら充分だろ…。

   ポケモンを制するってのは、具体的に言えばこういうこと…」

そういうと銀二は、回復を終えたピカチュウの入ったボールを手に取った。

銀二「ま…救えねえな…ピカチュウなんかじゃあ…

   クク…そもそも、根っこがおめでたいんだよ」

そういうと銀二はカイジにモンスターボールを手渡す。

銀二「俺は当分の間ハナダに居る。

   もし俺に会いたけりゃ、訪ねて来るんだな」

それだけ言い残すと、銀二はポケモンセンターを後にした。

カイジ(くそ…なんだよ…それっ…ピカチュウまでバカにしやがって)

ポケモンセンターを出たカイジは、回復を終えたピカチュウを鍛えるため、

適当な草むらに入ることにした。

カイジ「いけっ…ピカチュウ…!!」

しかし、出てきたのはコイキング。

ピカチュウの入ったボールは銀二の手によってすり替えられたのだった。

ククク…部活とバイトで疲れた…

そろそろ寝ようと思うが…

もし明日もスレがあれば…

書こう…続きを…!!

ククク…残せるか? 

このスレ…


このスレ…

またかよwwwwww
何時再開?

>>769
あしたはバイトが21時からだから

部活の資料をまとめ終えて、

借りたDVDを見てから書きます。

とりあえず、明日の18時頃にスレを開いてみてください。

アカギ「今夜お前と国士無双」

アカギ「ククク・・・なるほど・・・これがオナホールか・・・!
     初めて使うが、中々具合がいい・・・!」

その夜、カイジはハナダシティを走り回っていた。

カイジ「くそ…ゼニガメはおろか…ピカチュウ…まで……くそっ……」

そして、一件の民家の中で男を見つける。

カイジ「てめえっ…返せよ!俺のピカチュウ」

銀二「ククク…余裕がねえな…まあ、しょうがねえか…

   ゼニガメに続いて、2度目となると…」

カイジ「な…なんでそのこと」

銀二「いいか?お前は今、世間から食い物にされている。

   その流れをたちきらなきゃ…今後も変わらねえぜ…」

そういうと、男はカイジにもう一言だけ告げる。


銀二「もし、変わりたかったら…俺に続きな。

   俺がその道を開いてやるっ…」

銀二は、とある部屋にカイジを招いた。

銀二「お前も普段耳にすることがあるだろうが…

   今、この近辺を裏で牛耳っているのは、ロケット団というマフィアだ…。

   その勢力はどんどんと拡大し、今ではジョウト地方までその名を轟かす。

   しかし、その勢力の割に、実際あいつらの悪事で表沙汰になるのは、

   暴力沙汰や恐喝未遂の様な小さな事件ばかり…」

銀二は落ち着いた声でカイジに語りかける。

銀二「なぜなら、裏のでかいヤマや、そのつながりは全て政府が容認しているためだ」

カイジ「……」

銀二「俺は、ロケット団が頭角を現した頃からその理由を探し、

   つい先日、やっとそのタネをつかんだ。

   政府に対し大きな影響力をもつトキワジムのリーダー…。

   それが、おそらく現在のロケット団の代表…」  

銀二「伊藤カイジ…俺の世界に来い。

   世間の表裏をひっくりかえす様なこの事例。

   立証させようじゃねえか…」

銀二はカイジにそれだけを告げると、あるチケットをカイジに手渡し

部屋から出て行った。

”10日間の猶予をやる…その間に、なんとかタマムシまでたどり着け…”

カイジは銀二に渡されたチケットに目をやる。

『サントアンヌ号で心地よい船旅を…

 1名様限定ご招待チケット』

>>1です。

その…ちょっと言いづらいんだけど、

このスレって3日前に酔った勢いで立てたスレなんですよね…。

だからその…みんなの支援はありがたいし…

俺も続けたいのはヤマヤマなんスけど…

このまま惰性で続けていくと、かなり時間もかかるわけで…

書き溜めとかも考えたんだけど…部活やバイトもあるわけでしょう?

そのために時間を割くと、そっちがまわらないっていうか…。

つまり…そういうのは俺に向かないかな…って…。

いや、このペースでなら俺は問題ないんだけど…その…

…なんていうか…要するに出来ない…かな…近いうちの完結は…

ジュポッ…
カイジ「フー…
これがあのおっさんの言ってた港か…向こうからくるのが…」
カイジ…
豪華客船サントアンヌ号
到着…!!
何やら不穏な空気
まるで
豪華客船という名前を借りたゴーストシップが
こちらへ近づいてくる
カイジ「停留から出港まで約十時間か…
まだ乗船客も疎らだな…俺含めチケットが確認出来るのは五人か…
先に入って船で一休みするか…」
その時―――
カイジ気付く…
カイジ「ん…?…!!
な…なんだよこいつら…!
皆同じ袋…?はっ…!!
そこにあるショップの袋だ…
そうか…!
中には無いのか…
道具を買い足せるショップ…!!
それに…
出られないのか…!
一度入ると…!
それにしても量が尋常じゃない…
恐らく闘いは必須…避けられないが…
それでも、とても2日3日の量じゃない…!」

確かに長旅…
しかし…
長くみても3日以内には到着する距離…!
※回想
銀二「10日以内にタマムシに…」

銀二「ほらよ」
カイジ「え…!?」
銀二「軍資金だ…10万ある…」
ざわ…
銀二「お前もその手持ちポケモンであの山は越えれない…!
ならこれはチャンスだろ…?」
――――――
カイジ「おかしい…
時間の猶予が…
長すぎる…!!
いや軍資金やチケットまで用意してもらってなんだが…
元々あのおっさんも怪しいもんだ…!
用心に越した事はない…
必ずある…生き残る手立て…」
その時…!カイジ、電流走る…!
カイジ「(これだ…!
見付けた…!!)
ククク…!早く着いたのが…生きた…!!」

>>1です。

バイトから帰ってきました。

ありがたいッ…この流れ…

ククク…後でまとめてアレンジしてやるっ…

続けろッ…この先…

カイジ「しかしこいつら…
皆柄の悪い連中だな…
特にあいつ…
顔に火傷があるあの学生…
底知れない…!
異才…!
放ってる空気が…
ククク…上等…!
何も買い足していない所が…
まるで馬鹿…!
甘ちゃん野郎だ…
いくら学生でも…容赦はしない…!」
ショップ内
カイジ「さぁて…
乗船客が集まる前に始めるか…!」
店員「いらっしゃいませ」
カイジ「おい…!」
店員「え…?」ざわ…
カイジ「きずぐすりだ…!
これで買えるだけ…!!」店員「フフ…きずぐすりですね」
カイジ「何がおかしい…!てめぇ…!!」
店員「わ!すいませんすいません!落ちついて…
わかりましたよ!
すぐ用意します」

カイジ「ククク…これだけあれば十分だ…!
乗り込むか…戦地へ!」
カイジ、黒服にチケットを渡そうとした時
???「ちょっとー!待って下さーい」
カイジ「あ…?あ!お前!」
店員「はぁはぁ…間に合った
良かったぁ…」
カイジ「…」
カイジ、船へ乗り込む
店員「ちょ、ちょっと待って下さいよ!あんたのおかげで乗り込めたんですからお礼ぐらい言わせて下さいよ!」
カイジ「はぁ…?…何が言いたい」
店員「ククク…あんたの払った十万円が
チケットに変わったんすよ」
カイジ「…てめぇ!!」
店員「だぁかぁらぁ…
落ちついて下さいよ!
伊藤…カイジさん?」
カイジ「な…!」
ざわ…
  ざわ…

店員「別に不思議な事じゃない
さっきチケット見せた時名前言ってましたよね」
カイジ「あぁ…それもそうだな…」
店員「それと…
大量にきずぐすりを購入
あれ…ポケモンを回復させるためだけじゃないですよね
それにカイジさんが払った大金…これで直感したんです
普通の人じゃない…
前に購入して行った客と匂いが違った」
カイジ「おい金髪…もう良いだろ?疲れてんだよ…」
店員「俺の名前は佐原
俺と組ませんか…?」

カイジは銀二と別れたのち、ハナダジムを突破。

育てたピカチュウの活躍によって、2つ目のジムバッジを獲得した。

カイジ(タマムシシティか…長旅といえば長旅…しかし…)

離れない疑問を胸に抱き、カイジは次の町、クチバシティに到着する。

カイジ「おかしい…チケットにはクチバ港って書いてあるのに…

    それらしい船がまるで見当たらない…」

港を歩きまわるカイジに対して、黒服の男が話しかけた。

黒服「伊藤…伊藤カイジ様ですね」

佐原「この船…
タマムシへの便の時だけ
トレーナー達のバトルロワイヤルが開かれるのは知ってますよね?」
カイジ「え…?そうなのか…?」
佐原「かぁ~…
マジっすか…?」
カイジ「ぐっ…!ほっとけ!
勝ちゃ良いんだろ勝ちゃ!!」
佐原「まぁ…そうですけど…
なら説明続けます…
枠は三名
この枠に入れば無条件で1人に一千万円+」
カイジ「プラス…?」
佐原「生還」
カイジ「え…?生還って…」
佐原「タマムシに無事辿り着く権利が…」
カイジ「おいおい…!
まさか負けたら海に突き落とされるみたいな…」
船乗り「お取り込み中申し訳ないがお二人さん
早速だが俺と勝負だ…!」

>>906
今満喫でうる星やつら読んでるからバトンタッチw

お粗末様でした

黒服「平井様より話はうかがっております…どうぞ中へ…」

黒服に案内され、カイジは船の中に足を踏み入れた。

そして、そのままカイジは大広間に案内される。

黒服「お疲れ様でした。しばらくして館内放送がございますので

   これからは、そちらの指示にお従いください」

黒服の男はそういうと、カイジに礼をして乗務員室に戻って行く。

カイジは、何か情報はないかと銀二にもらったチケットの入った封筒を

もう一度取り出した。

カイジ(なんだ…チケットのほかに…まだ何か…)

カイジの取りだしたものは、10万円の現金。

平井銀二がカイジのために用意した、この船での軍資金…。

”これから、サントアンヌについての説明を行いますので

 すみやかにステージ前にお集まり下さい”

館内放送が鳴り響き、しばらくすると1人の男が檀上へ上がった。

男「こんばんは…

  わたくしは、今日の宴における皆様のお手伝い。

  サントアンヌのホールマスターをおおせつかっております

  利根川と申します。

  では、さっそくですが、このサントアンヌについての説明をさせていただきます。

  ただ、時間がだいぶおしてございます。

  ですから、説明は一度のみ…繰り返しは行いません」 

利根川と名乗った男は、サントアンヌについていくつかの説明を行った。

サントアンヌは、いきづまったトレーナーを集めて

一夜限りのポケモン勝負をさせる、トレーナーのための救助船であること。

トレーナー同士の勝負は総当たりで行い、

負けた場合は、船側の設定したレートにより、一定の金額を相手に支払うこと。

全ての勝負を終えたのちに、船側の設定した場代を支払うことができなければ、

船から降りることができないということ…。

利根川「これで私の説明のすべてを終わらせていただきます。

    では、皆さまのご検討を心よりお祈りしております」

やまおとこ「まてよ…負けた時の処遇は!?

      俺は仲介のロケット団員から中で聞けといわれたんだっ!!」

男ががなりたてるも、利根川は一切動じない。

利根川「質問には…いっさいお答えできません…」

その利根川の言葉を聞き、まわりのトレーナーはヒートアップ。

どなり声が重なって、収集のつかないほどの騒ぎとなった。

利根川「FUCK YOU… ぶちころすぞ…ゴミめら…」

利根川はそう呟き、大広間に集まったトレーナーに対して静かに語り始めた。

利根川「~~~だから…おまえたちは貧窮し…うじうじと…這っているのだ!!

    ~~~~~~~…勝たなければ…勝たなければ…勝たなければ!!」

利根川はトレーナーたちを叱咤激励し、檀上から降りた。

カイジは、利根川の激も気になったが、それよりも気になったのがあの男の台詞。

カイジ(ロケット団…ロケット団だと……)

―俺はもしかしたら…とんでもない間違いを………―

各トレーナーは、バッジの保有数によって対戦相手を決められる。

カイジのバッジは2つ。

となれば、対戦相手はおおよそレベル16~25の間…。

しかし、カイジは動かず…。

カイジ「だめだ…まっとうに勝負をしていたら…

    それこそクズ…なにかあるはずなんだ…

    これは…運否天賦でできるポケモン勝負じゃない…」


流れが止まったから>>907の続きだ

佐原「ち…!」
カイジ「おい、佐原…もう始まってんのか…?」
船乗り「さっさと終わらせて1000万を頂く…!」
佐原が腰のモンスターボールに手をかけた瞬間

???「おい…やめとけ…」
佐原・船乗り「!?」
カイジ「(こいつは…!
あの時の学生…!)」
涯「まだ船は動いてもねぇんだ…
早漏すぎるぜ…
あんた…!」
船乗り「あぁ?ガキが…!
お前から潰してやる…!!」
船乗りはワンリキーをくりだした
涯「はぁ…
救いようがねぇな…
勝手に死ね…!」
黒服「こら!!お前!
何をしてる!!

失格だ…!!」
カイジ、佐原、船乗り「…!!」

           >  ゆっくり採血していってね!!! <
            ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

                            _z―‐‐-、,. -―z_
          ,、くミ`「「「「「リヽ、       ,∠, 〟   y       \
        /三ニシ'⌒ヾミ」jjレヘ;、      /〟 〟      " ヽ
          !三=メ==:、ヽ、__ノ_」L     ,ノ〃 , 〟〟,    , " " |
.         |彡〈 ===ミ  〃=:〉    /,/〟 /!〝〟/!"/" |
.         r',コ.| (ヒ_]    ヒ_ンノ′  /// , ,ヘ//j/_」∠L " |
          ,|に|| '"ミ三" r_  ∨    ' // l/k (ヒ_] / ヒ_ン ) |.|=、!
       //`ァl|.    ,__  ̄ ラ′     '    ' ∧""//ヽ  ̄ ""jノyリ 
      ノル'ィ !:ト、   ヽ _ン ソ           !ッヘ//,___,   /=彳_
.    ,∠彡" |l:i:ト、\  一,.イ|              '‐ベヽ _ン  /  /( 
         l:li|\ヽ`エ´:|i !l            r――ヘ 「〉 / //  〉
         W: : :ヽ∨ lル′          \   .ヽ/ /_| /}

クチバシティ

ここには言わずと知れたポケモンファンクラブ本部があった。
その会長は南郷と言う男。今日は自分の自慢のポケモンのキュウコンを嫌と言うほど見せ付ける予定だった……が

南郷「まさかモンスターボールを落とすとは……。なんてついてないんだ……」

竜崎「南郷さん……どうしたんだい?早く自分の自慢のポケモン…見せてみな」

南郷「ぐっ……」

落としたなんて言えるものか……そうしたら奴らきっと会長の座を奪いに来るだろう…

竜崎「南郷さん……早く…」

南郷「(誰か…変えてくれ……この局面…淀んだ空気……っ)」

キィ……

アカギ「ちょっといいですか……?」

黒服「何だお前は!ここは会員制だ!さっさと出ていけ!」

南郷「俺……俺が呼んだんだ。ポケモンを持って来てくれってな……」

アカギ「えっ……?」

竜崎「……そう言うことなら通せ」

黒服「はっ!」

南郷「悪かったなわざわざ……。で、ポケモンは持って来てくれたか?」

アカギ「何寝言言ってんだアンタ……」

南郷「ここは話を合わせてくれ!頼む……後で礼はするっ…!」

アカギ「……わかりました」

アカギこの時意外に素直

南郷「で……お前…珍しいポケモン持ってるか?」

アカギ「ああ持ってる……明らかに異質なポケモン……」

南郷「本当か!?そいつを貸してくれないか!?」

アカギ「……いいですよ。ただ………気をつけてくださいよ………言うこときかないもんで。」

南郷「(バカなっ……こいつの胸にあるバッジ。あれはハナダのジム……それでも抑えられないほどのレベルだと……)」

南郷はアカギからモンスターボールを借り受け、再び竜崎の元へと戻る

南郷「待たせたな竜崎さん。これが珍しいポケモンだ……!とくと見ろっ…!」

ポンッ─────

「コーイコイコイッ」

南郷「なっ……コイキングだって…」

竜崎「南郷さん……なめてんのかい?」

南郷「い、いや……そんなつもりは……。お、おい!何が珍しいだっ!(クソ……こんなガキ信じるんじゃなかった……)」

アカギ「まるで見えてない……。わからないのか……?このコイキングが醸し出す異質な空気……」

黒服「あっ………このコイキング………!」

黒服の一人が大声を上げた

竜崎「なんだ……みっともない声出しやがって。ただのコイキングじゃねぇか」

黒服「そ、それはそうなんですが……レベルが……100です…!」

竜崎「なんだとっ……」

アカギ「ようやく気付いたか……」

竜崎「バカな……100ってことは……もうギャラドスにはなりえねぇってこと……つまりこのコイキング………未来なし……どのコイキングよりも」

南郷「何というクソ度胸………!ずっとBを押し続けたって言うのか………正気の沙汰じゃないっ…」
アカギ「ククク………驚くのはまだ早いですよ。コイキング………はねるだ」

コイキング「コーイコイコイッ!!!」

ビチンッビチンッ………

黒服「うわっ…屋敷が……」

竜崎「揺れるほどのはねるだとっ……」

南郷「こんなのに当たればひとたまりもない……っ」

アカギ「そのコイキング……南郷さんにあげますよ」

南郷「本当か!?」
アカギ「その変わり………自転車の引換券………くださいよ」

南郷「あ、あぁ。このコイキングと交換なら惜しくない!」

アカギ「契約成立………」

実はこのコイキング、先程釣り人から譲り受けたものだった。なんでも育て屋に預けていたのを忘れていたらこうなっていたらしい
アカギ難なく自転車を入手。
自転車は現在の価値に換算すると100万円である

「サントアンヌ号、お乗り込み方はお急ぎ下さい……」

アカギ「あれか……」

黒沢から礼にと貰い受けていたチケットを出す。

黒沢『それは仕事のお得意さんにもらったもんなんだが……俺が持っていても仕方ねぇ……だからやるよ。なんでもそのサントアンヌ号の船長が珍しいわざマシンを持ってるって話だ……なんでも何回使ってもなくならないとか』

アカギ『ふぅん……』

アカギ「ここのジムリーダー戦の前にそのわざマシン……全員に覚えさしとこうか……。」

アカギ、サントアンヌ号へ乗船

一方その頃カイジ

カイジ「落ち着かねぇな……この船」

すでにサントアンヌ号へ乗り込み、出港の時を待っていた。
このサントアンヌ号はタマムシシティを経由し、3時間ほど海遊を楽しんだ後にここ、クチバシティに戻って来るという……言わば豪華客船の類い
故にカイジの様な一般の客はほとんどおらず、特別、つまりは上流階級の人間が犇めき合っていた。

カイジ「だが……チャンスでもあるっ……」

当然ここにいる連中は金持ち、ならばポケモンバトルに勝てばその所持金の半分……根こそぎ奪い去れる

ここで連戦連勝すればこの旅での資金源は心配なくなるであろう

カイジ「どうせ相手はボンボンや金だけのオヤジ……負けるかよっ……こっちは命かけてんだからな……!」

早速ギラつかせた目で徘徊を開始。

カイジ「(一番初めはジェントルメン……やつら珍しいポケモンを持っている……間違いなく)」

カイジの手持ちのポケモンはピカチュウ、ラッタ、ポッポ、コイキング、イワーク、そしてメタモンと、非常に目立ち所がないパーティー

しかし、ここに限りカイジはメタモンを主力にしようと考えていた。

カイジ「あんた……勝負だっ……」

ジェントルメン「私かね?ククク………小汚ない小僧が……粋がりおって」

バトル開始

カイジ「いけっ……メタモン……!」

ジェントルメン「行け……ウインディ」

カイジ「うぉっ……ウインディっ……!」

噂では伝説ポケモンの選考会に名前が上がっていた程のポケモン………僥幸っ……

カイジ「メタモン……へんしんだっ……!」

ここに来る前からこの作戦は考えていた。メタモンのレベルをひたすらに上げた。
そのレベル25

船井から騙され、受け取った時のレベルは10
その時と比べると格段にレベルは上がった。
しかしこのメタモン、レベルがいくら上がっても技はへんしんしか覚えない
が、そのへんしんにカイジは目をつけた。

ジェントルメン「ほぉ!メタモンとは……なかなか珍しいポケモン持っとるね………だが……強さは別だよ君っ……ウインディ、火炎放射っ……」

ウインディの火炎放射によりウインディにへんしんしているメタモンのHPは半分ほど削られた。

カイジ「(やはり強い……が、始めにこいつと当たれたのは僥幸だ……問題はどうやってこいつを倒すかっ……)」

メタモンのへんしんってパラメータとタイプもパクれるんだっけ?
それとも技だけだっけ?

サンキュ

カイジはパーティーのレベルを上げる為、ハナダジムでピカチュウを先頭にし、でんじはで麻痺らせた後、ひたすらポケモンを回した後にまたピカチュウで倒すと言う作戦を敷いていた。
その時一応メタモンも出しており、レベルが少し上がっていた。

そんな時だった……。
野生のモンスター、ケーシィがあまりにもテレポートばかりするため……ふと、あれ以外技がないのかと調べて見ようと思いケーシィにへんしんさせた

カイジ『なんだあのポケモン………本当にテレポートしかないでやんの………まるで使えない……捕まえる価値なし……』

戦闘から数分が経ち、ふとメタモンを見ると未だにケーシィの形を保っている

カイジ『待てよ………このへんしん……前までは持って5分だったはず……明らかに延びてやがる……!時間が……』

レベルと共に延びるへんしんの効力を見て思いついた作戦……それは

カイジ「(この船内……このウインディで圧勝するっ……!)」

え、どっちよ?

つかまあどうせ落ちるスレ………どちらでもいいか………そんなこと

カイジ「下がれ……メタモンっ……そのまま後ろにな…」

ボールには戻さない。戻せばメタモンに戻ってしまう

カイジはそのままポケモンバトルを続行。

カイジ「いけっ……イワーク!」

炎タイプには強いイワークを選択。この手のタイプのトレーナーは多種のポケモンを持ち歩かないことは既に把握していた

だから多種多様で攻めれば1.2勝なら出来る……しかし圧勝は無理必然

そればこのサントアンヌ号、乗った意味がない

そこでこのウインディである。

カイジ「(炎タイプはいなかったからな……大助かりだぜっ……)」

そしてジェントルメンとの勝負にイワークで辛くも勝利し、所持金の金の半分を受け取るカイジ

ジェントルメン「持っていけ……小僧」

その額実に150万円っ……

カイジ「うぉぉぉっ………」

たったの一勝で150万……!なんて船に乗ったんだ俺は……

ジェントルメン「運が悪かったな小僧……今日は既に二敗していて……持って来ていた金をだいぶ吐き出したところだったからな……」

カイジ「!?」

ってことは一番初めに勝った奴はっ……600万……!?

このおっさん船に1200万も持って来てやがったのか……しかしそれほど自信があったに違いない……確かにこのウインディは強い……それに容易に勝つ奴が……

少なくともこの船に二人いるってわけか……

船内

零「知り合いの博士の為に仕方なく始めたポケモンマスターへの道……しかしこんなに上手くいっていいのだろうか」

手持ちはフシギソウ、ピジョン、ユンゲラーの三体のみ

零は、ポケモンのパラメータの上がりにある法則があることに気づいた後、ひたすらこれらのポケモンの戦闘回数をより多く稼ぎながらレベルを上げた

努力値

ポケモンを極めたものにしか聞き慣れない言葉であろう

それもその筈……

あのオーキド博士ですら気づき得なかったポケモンの未知の世界なのだから

しかし零は、トキワシティにつく前にこれを見つけたのだ

レベルは20と至って平凡な三体、だがしかし、パラメータは通常の1.5倍ほどであった……
更にこの零と言う少年、かなりのキレ者である。
故にオーキド博士が全力でバックアップしているのは彼だけ

毎月10万もの仕送りをしているのが何よりの証拠だった……

しかしそれももう必要ない

零「600万……これで旅の資金源は確保。次はバッジを効率よく集める為にルートの確保だ。ここの船長の持っているひでんマシン……いあいぎりは邪魔な木を切り払える技……移動に便利になる。是非入手しておかないと………」

まただ………っ
また決まりやがった!

誰かが言った。

船乗り「ちっ……ツいてやがるな……次だ!」

天「悪いな~何故かここぞって時に決まっちまうんだよ……一撃必殺が」

そう、故に彼はこう呼ばれていた

一撃必殺の快男児と

天「サイホーンっ……地割れ……!」

ズオッ

一撃必殺!

船乗り「ぐにゃあ」

天「悪いな……また決まっちまった」

今日はツいてやがる……さっきの300万と合わせて今日のあがりは既に1000万……上々だ

そろそろ終わりか

楽しいスレだったぜ……お前ら

後はパー速で>>1を待つか

いや……1じゃないんだったか?

どちらでもいいか……そんなこと

面白ければ……それで
狂気の沙汰ほど面白い………

あばよ

しばらく様子見て………>>1来ないようなら俺がこの話………必ず完結させるっ……

だから来い………パー速に

ここを見た奴ら全員っ……!

待っている……

ゆったりした空間へようこそっ……

パー速へのチケット

        _、‐-、, -‐z._
        > ` " " ′.<
      / " " " " ゙ ゙ ゙ ゙ \

        7 " " ",.",ィ バ ,゙ ゙ ヾ       r‐ ' _ノ
       ! " " /-Kl/ Vlバ.N     _ ) (_
       | "n l =。== _ ,≦ハ!      (⊂ニニ⊃)
      |."しl|  ̄ ,._ ∨       `二⊃ノ   ククク…
      | " ゙ハ  ー--7′       ((  ̄
      r'ニニヽ._\. ¨/           ;;     倍プッシュだ……
     r':ニニ:_`ー三`:く._           [l、
   /: : : : : : :`,ニ、: :_:_;>      /,ィつ
.   /: : : : : : : : / : : : ヽ\     ,∠∠Z'_つ
  | : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ.   / .r─-'-っ
.   |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''" ̄: : :l: : : :l   /  ):::厂 ´
   |:.:.:.:.::.:.:.:l -─-: : /:_:_:_:_l / ̄`Y´
.   |:.:.::.:.::.::l.__: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉
   |::.:::.::.::l: : : : : : /:::: : : : : |: : : : ゙/


      l'''''ア‐-,、,......,        ,........,  ,..............., , -.、   , ,................,l'''''''''''''''''''!
    ,......l. {. ○ .}.l  !-----ャ l   l  l__  __ハ、__.ノ,.'レ/l_  ,.'.l.  t:ュ.  l ,---,-
    .l    `ーr''ノ      .> l   ''''''!rー'  'ー┐__.,.'  ,.' ,.'  '、.!、 ,...,!  l l   >
    ,フヾ!   lアヽヽ/]  「,.ニ、、 l  ,......l.L..,  .,....l.l.   ,.' ,.'  ,、  t- ,ン'´  ,.!  ̄ ̄`
  /  イ  lヽ  ヽく  /'J丿./.!   l   .l  `ー、`-、,.' `-、,/ ヽ!ン  ./
   ヽ'"l.,、,、l ヽ'´ `.'´  ヽ_/ lヘ ヘ! ,.、  `-、 i.k、        'ア,ィ /
     '"V `  .「~p__).,r.;=:-、「゙レァ.,r.三.、r‐;:;.‐;:`‐i.,r.;=:-、r‐;:;‐、 ´ '"

          .'ー'.  ゙ ‐-‐' 'ー'ヽ`.゙ --' .'ー' 'ー' 'ー' ゙ ‐-‐'.'ー' 'ー'

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