モバマスのオムニバス (72)

タイトル通りっス

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1378129755

凛「そういえば、プロデューサーさ」

……なんだ?

凛「幸子とTDL行ったんだってね」

……ああ、行ったけど。

未央「なん……だと……!?」

卯月「わぁ、いいなー! 楽しかったですか!?」

た、楽しかったよ、もちろん。

凛「ずるいよね、幸子ばっかり」

ちゃんと理由はあるんだぞ?

凛「どうせ、総選挙のご褒美とかでしょ?」

お、おっしゃる通りです……凛には敵わないな。

凛「まぁ幸子は4位だったし、頑張ったんだろうけど……」

凛「私だって5位だよ? ご褒美あってもいいよね」

卯月「私は29位だから駄目かなぁ……」

未央(総選挙……うっ、頭が……!)

凛「そういう訳だから、いいよね?」

わかったわかった、TDLに連れて行けばいいのか?

凛「駄目。それじゃ幸子と一緒だから」

卯月「私はTDLがいいです!」ワクワク

未央「わ、私もTDL行きたい……!」ウルウル

じゃあ卯月と未央はTDLとして……

二人「やったー!!」

凛「私のは、ここじゃ言えないから、ちょっと来て」グイッ

お、おい、引っ張るなって……!

未央「……行っちゃいましたな、卯月さんや」

卯月「そうですねえ、未央さんや」

未央「なんだろうね、しぶりんのご褒美って」

卯月「なんだろう……ここでは言えないってことは……」

未央「まさか、アダルディーなご褒美ってやつですか!?」

卯月「そ、それは無いよ、多分……」

未央「いーやあり得るよ! しぶりん、見た目通りムッツリだもん!」

卯月「そ、そうかな……?」

凛「ここなら大丈夫かな……」

なぁ、言っとくけど、あまり変なのは無しな。

凛「大丈夫、プロデューサーもやったことあるから」

やったことある、って……?

凛「この前やったでしょ、美優さんと」

ぎくっ!

凛「プロデューサーって甘えん坊なんだね、意外と」

それ、どこで聞いたんだ……?

凛「些細な事だよ、そんなの」

いや、プライバシーに関わるからな……

凛「私も甘えてほしいな。プロデューサーに」

おま……人のこと嗅ぎ回るやつに甘えられるか。

凛「ごめん、でもプロデューサーの事を想ってだから」

……それじゃ、答えてくれ。誰から聞いた?

凛「……ちひろさん」

マジか……まゆじゃなかったんだ……

凛「高くついたよ。ちひろさん、強欲だから」

そこまでして俺の弱みを握りたかったのか……?

凛「だってプロデューサーが……」

俺が……?

凛「いつも格好付けてるからだよ」

か、格好付けてるって??

凛「そうだよ。私たちの前だと、弱み全然見せないじゃん」

それは……頼りないプロデューサーなんか嫌だろ?

凛「私は……一方的にもたれ掛かる自分の方が嫌だよ」

そう言われてもなぁ……

凛「難しく考えないで。私に甘えてくれるだけでいいよ」

んー……凛が満足するならいいのか……?

凛「ほら、プロデューサー、早く」ポンポン

えっ……?

凛「私は未成年だから、美優さんみたいなのは無理だよ」

だ、だよな、あはは……

凛「膝枕で我慢してね、今は」

おう……ん? 今は、って……

凛「成人したらしてあげるね、じゅny」

わあああああああああ!!!!!

凛「どうしたの? 別に恥ずかしがらなくてもいいよ?」

もうやだしにたい……

凛「ふふっ、今日のプロデューサーかわいいね」

誰の所為だよまったく……

凛「ちひろさんに払った分は、元が取れたかな」ナデナデ

一体いくら要求されたんだ……?

凛「プロデューサーは知らなくていいよ。秘密」

……まぁ、いいけどさ……

凛「ふふ、Pくん、いい子いい子ー……」ナデナデ

しぶりん編おわり

比奈「暑いっスねー……」

あっついなぁ……

比奈「くっつくの止めてくださいよー……」

ひなかわいいよー……

比奈「そんなこと言っても駄目っスよー……」

そう言いつつも大人しく抱かれるひながすきだー……

比奈「その表現は誤解を生みまスって……」

いい匂いだなー……

比奈「嗅がないでくださいよー……」

注文が多いぞー……

比奈「誰の所為だと思ってるんスか……」

ひなが可愛すぎる所為……

比奈「は、恥ずかしいセリフ禁止っスよ……!」

暑いから仕方ないね、ふぅ……

比奈「どーせ誰にでもこんなことしてるんスよね……」

そんな訳ないだろー……

比奈「嘘っスよ……幸子ちゃんとか凛ちゃんあたりが怪しいっス」

ひなちゃん、わかってないね……

比奈「まさかのちゃん付けっスか……」

暑い日に汗だくで抱き合いたいのは、比奈だけだよ!

比奈「な、なんか素直に喜べないっスね……」

そういう訳で、今日はずっとこうしていよう……

比奈「勘弁してくださいよ……熱中症になるっスよ」

それもそうか、比奈が倒れたら困るしな。

比奈「あっ……」

あれ、やっぱり比奈……

比奈「ち、違いまスよ! 急に離れたんでびっくりしただけっスから!」

ふーん……

比奈「な、なんスかその疑いのまなざし……」

や、比奈もくっつきたいって思ってるような……

比奈「わ、私はそんなはしたなくないっスよ……」

まるで俺がはしたない人みたいな言い方……

比奈「……そうじゃないとでも言いまスか」

……認めます、確かに僕ははしたないです。

比奈「そうっスね。私が保証するっスよ」

え、ひどくない?

比奈「いえ、妥当だと思いまスけど……」

ま、まーいいや、僕ははしたないです。

比奈「そうっスね」

そんな僕に付き合ってくれる比奈ちゃん結婚しよ。

比奈「そうっスね……って、ええええええ!?」

ちょっとうるさいっスよー……

比奈「スイマセン……じゃなくて! いきなり何なんスか!」

プロポーズっス。比奈ちゃん愛してるっス。

比奈「話の流れがおかしいっスよ……」

それは否めないなー……

比奈「け、結局、何が言いたいんスか?」

えーと……なんだろう……

比奈「ちゃんとまとめてから喋って欲しいっス……」

……んー、俺、比奈の前だと色々暴走しちゃうじゃん?

比奈「確かにそうっスねー……」

でも、なんだかんだで許してくれるから……

比奈「……まぁ、○○プロデューサーっスから」

そんな甘々な比奈が好きだよってことで。

比奈「……よく恥ずかしげもなく言えまスね」

いや、マジで恥ずかしいわ。顔スゲー熱いし……

比奈「マジだ……真っ赤っスよ」

オマエモナー……

比奈「ていうか、なんスかこのラブコメ展開……」

俺に聞かれても困る……あーあっつー!

比奈「ただでさえ暑いのに、もー! プロデューサーの所為っスよ!」

ひ、ひなちゃん激おこっス……!

比奈「ちょっとクールダウンが必要っスね」

否めない、否めない。

比奈「アイスでも買ってきまスかね……」

俺が行ってくるから、待ってていいよ。

比奈「いや、悪いっスよ。私が行くっス」

……じゃ、一緒に行こう、腕組んで。

比奈「そんなことしたら視線が痛いっスよ……」

比奈と一緒なら、オールオッケー!

比奈「いやーパパラッチとかは怖いっス」

そうだね、マジレスありがとう……

比奈「そ、それに、そういうのは家の中で……」

ひなちゃん……!

比奈「も、勿論プロデューサーがしたければ、っスけど……」

よし! アイスさっさと買ってきて、いちゃコラしよう!

比奈「げ、現金な人っスねー……」

・・・・・・

やっぱりハーゲンダッツだよなー!

比奈「美味しいっスね。ラムレーズンうめーっス!」

んー……あ~生き返るわ~!

比奈「あーホント生き返るっスよー」

五臓六腑に染みわたるとはこのことか。

比奈「あ、プロデューサー、唐突なんでスけど……」

ん? 一口食べたい?

比奈「あ、いただきまス……抹茶も美味しいっスね」

俺にもちょーだいな。

比奈「はい、どーぞ……やたら美味しそうに食べまスね」

比奈のあーんだから、当然っしょ→

比奈「この人はもー……ていうか話逸れてまスし……」

ごめん、なんの話だっけ?

比奈「まだ話してないっス。えっと、由里子ちゃんが言ってたんスけどね」

ユリユリかー……嫌な予感しかないな……

比奈「なんかプロデューサーをホモだと思ってるらしいっス」

じ、自分ノンケですけど……

比奈「私はちゃんと分かってまスって」

……だって何度もセクr

比奈「言わせないっスよ!!」

焦り過ぎっスよ、荒木せんせぇ。

比奈「コホン……とにかく、由里子ちゃんは誤解してるんスよ」

なぜ由里子は僕をホモへと追いつめるのか。

比奈「でも、プロデューサーの所為らしいっスよ?」

俺、何かしたかなぁ……記憶にないよ……

比奈「や、逆に何もしてないのが怪しいみたいっス」

え……? どゆこと?

比奈「えーとでスね……プロデューサーの周りに、女の子いっぱいじゃないスか」

い、一応はプロデューサーですし……

比奈「でも、誰にも手を出してない……」

比奈以外の好意は右から左です、はい。

比奈「だから、女の子に興味ないと思われてるんスよ」

……ほ?

比奈「ほら、私たちの関係もみんなには秘密な訳っスから」

もっとこう……プロデューサーの鑑とか思ってくれないの?

比奈「まぁそれは無いとして……」

そういう何気にヒドイとこ好きだよ、俺。

比奈「私と付き合ってる時点で鑑じゃないっスよ!」

えー、でもバレないように手を尽くしてるし、それ以外はちゃんとしてるし……

比奈「と、とにかく、由里子ちゃんには、プロデューサーがホモに見えるんスよ!」

僕は悪くない! だって、僕は悪くないんだから!

比奈「それ好きっスよね……実際、由里子フィルターの所為だと思いまスけど」

まー俺がホモとかいう妄想を広めなければ別にいいんだけどさー……

比奈「もし広まったらどうするっスか?」

辛いです……

比奈「そうっスよね……私はちょっと嬉しいっスけど」

汚名着せてどうするつもりですか……いぢめですか……

比奈「いやーそれキツイっス、マジで」

ですよねー!

比奈「クラリスさんが開眼するレベルっスね」

それいいすぎ! ……つーかそれよりよー、俺がホモ呼ばわりされるのが嬉しいたぁどーゆーこったよヒナチャーンよー!?

比奈「そ、そんなに怒んないでくださいよ……冗談っスから」

タチの悪い冗談だなー……

比奈「スイマセンってば……そういう疑惑のせいで他の子が近寄らなくなったら、独り占めできるかなーとか思っただけっスよ」

………………ずきゅーん☆

比奈「あ、あれ……? なんか身の危険を感じるっス……!」

襲われたいなら普通にそう言えええええ!!!!

比奈「ちょ、ちょ、ダメっスよ、プロデューサぁんっ……///」

比奈ちゃん編 おわり

「なぁPさん、だりーから聞いたんだけどさ」

うん。

「あ、アタシのことカワイイって言いまくってるって、ホントか……?」

……本当ですごめんなさい怒らないでくださいなんでもいうこと聞きますk

「おいおい落ち着けって! 別に怒ってる訳じゃねーからさ……」

……マジで? レスポールが凶器に変わったりしない?

「アタシを何だと思ってんだよ……いいから話を聞いてくれ」

わ、わかった。

「えっとな……とりあえず理由を聞いてもいいか? その、アタシのこと、カワイイって言ってた理由をさ……」

理由か……わざわざ言わなきゃダメか?

「う、薄々は分かってるけど……一応な」

……どう考えても、あの雨の日だろ。

「やっぱりか……」

―――――――――――――――――――――――

「お疲れさまでーす……」

おつ……あ、れ……?

「いやー、見事に濡れちまったよ……笑えるだろ? ハハッ」

も、もしかして……夏樹か?

「おいおい、アタシ以外に誰がいるよ? あ、ひょっとしてコレの所為か?」

ああ、やっぱり別人だな、髪下ろしてると……

「下ろしてるっつーか、勝手に下りてきたんだけどな!」

はは、この雨だしな。つーか、傘持ってなかったのか? 今日は100パー降るって良純さんも言ってたろ?

「持ってたけどさ、だりーに貸しちまったんだ。アイツ、持ってなかったからさ」

相合傘すれば良かったじゃん?

「いや、アタシの傘、折り畳みのスゲー小さいやつだからさ。二人は入れねーんだ」

そっか……それなら仕方ないか。

「ああ。それで、確か事務所に貸出用の傘あったよな?」

あるある。ご自由にお持ちくださいな。

「んじゃ、ありがたく借りてくぜ! と、その前に着替えないとな……」

夏樹。

「ん?」

着替え終わったら、呼んで。送ってくから。

「いや、Pさん仕事まだあるだろ? アタシなら、自分で帰れるからさ」

仕事なんか後でも出来る! それに俺が送りたいんだ。いや、送らせてくれ。お願い夏樹、頼む、この通り!

「そ、そこまで言うなら……お願いしようかな」

・・・・・・

「そういえば、助手席に乗るのは久しぶりな気がするなー……」

いっつも李衣菜だもんなー。ま、自分の好きな曲流したいのはわかるけどさ。

「……Pさん、だりーが流した曲で、ハマってたあったじゃん?」

ああ、褒めすぎて李衣菜もドン引きしてやつか。

「いや、引いて無かったよ。アタシと二人の時、メチャクチャ喜んでたぜ?」

え、そうなの? 俺の前で喜んでくれよ……

「本人の前じゃ、こっぱずかしいんだろうさ」

そういうもんか? よくわからんけど……

「だりーは初心だからなー……ま、自分の好きな曲を好きって言ってもらえたら嬉しいだろ?」

それは……そうだな。

「だから、引いてる訳ねえさ。安心しなって!」

ん、わかったよ。ありがと、夏樹。

「べ、別に礼を言われるようなことじゃねーさ……ま、誤解が解けて良かったぜ」

おう。李衣菜の引きデレ属性もわかったしな。

「初めて聞いたぜそんなの……アタシが知らないだけか?」

いや、そんなもんないよ。

「だよな……って、もうすぐ着くじゃねーか。あっという間だな」

そうだな、あっという間だ。ホント……

・・・・・・

「なんか、わりーな。結局、玄関まで送ってもらっちゃったし……」

や、俺の方こそ……迷惑じゃなかったか?

「や、迷惑だったら、そもそも車にすら乗ってないって」

それなら良かったよ。いや、ちょっと強引だったかなーって。

「確かに、Pさんにしては……」

だよな、やっぱり。

「アタシの部屋を見たかったか? まさかな、ハハッ」

そりゃ見れるならみたいけど……

「上がっていきなよ。アタシの最高にロックな部屋、見せてやるぜ!」

……いや、せっかくだけど、今度にするよ。ご両親もいないみたいだし。

「べ、別に、そんなこと気にしなくていいだろ? アタシ相手にさ」

気にするってば……

「……えっ?」

ごめん、駄目だと思ったけど抑え切れんわ……

「お、おいPさん、やる相手間違えてるって!」

間違ってないよ。

「こういうのは、だりーにすればいいだろ……!?」

李衣菜はいつも撫でてるし……滅多にないチャンスだから。

「あ、アタシと二人きり、だからか……?」

いや……いつもの髪型だったら、崩れちゃうから。

「あー、確かに……って、そういう問題じゃなくてさ……」

イヤだったら、ごめん。でも止めない。

「あ、謝る意味ねーじゃんか、それ……」

……よし、満足。ありがと、夏樹。

「お、おう……もういいのか?」

十分だよ。ごめんな、好き勝手しちゃって……って今更だけどさ。

「い、今更すぎるって……もう遅いよ……」

な、夏樹……!?

「Pさんの所為だからな……アタシは悪くない、から……」

…………

「あー、アタシ変になっちまったよ……」

変って……?

「変だろ……だって、こんなの全然、アタシらしくないしさ……」

……なー夏樹。

「な、なに……?」

腕、回してもいいか?

「い、イヤって言っても回すんだろ……?」

ん……心音スゲーうるさいな……

「Pさんも、な……」

ピンポーン……

「「!!?!?!?!?!!?!??!」」

「すいませーん、SGW急便ですー」

「は、はい、すぐ出ます! Pさん、ちょっと上がってて……」

ど、どの部屋?

「リビング、真っ直ぐ!」

「OK!」

・・・・・・




夏樹おせーなー……

ガチャッ

やっと来たかー……あ、れ?

「プロデューサーさん、お久しぶりです。いつも夏樹がお世話になっております」

「お、お久しぶりです……こちらこそ、夏樹さんを預からせていただいて……」

「そういう堅苦しいの止めねーか……?」

「挨拶はきちんとするものよ、夏樹ちゃん」

「ちゃ、ちゃん付けは止めろって!」

「あら、いつもはそんなこと言わないのに……プロデューサーさんの前だからかしら? うふふふ……」

「そういうのも止めてくれ! 頼むから!」

「はいはい、わかりました。うふふ……」

あ、あははは……

「はぁ……ったく母さんは……」

「そうだ! プロデューサーさん、良かったらご飯食べていきませんか?」

え、でも……ご迷惑じゃないですか?

「ウチなら大丈夫ですよ? 今日は夏樹ちゃんと二人だけですから♪」

「あ、アタシも全然構わないぜ? せっかくだし、食べていきなよ」

それなら……ご一緒させてもらおうかな。

「良かった♪ では、私は支度をするので、ゆっくりしていてください」

「アタシも手伝うよ、母さん」

「夏樹ちゃんはプロデューサーさんと一緒にいてあげて? お客さまを放っておくのは失礼だから、ね?」

「わかったよ……Pさん、アタシの部屋行こうぜ」

おう、行くか!

「な、なんか妙に気合い入ってるな……?」

べ、別にそんなことないって!

「うふふふふ……」

なつきち編おわり

そして書き溜めが尽きました……
茄子さん美優さんは書く予定ですが、他におススメの子がいれば書くかも
(技量的に、ご希望に沿えないかもしれませんが)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom