イリヤ「人生ゲーム!」 (116)
新しく立て直したもの
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377760487
セラ「あら……手紙?」
イリヤ「ふぁ……おはようセラ。」
セラ「おはようございますイリヤさん。」
セラ「手紙が来てますよ。」
イリヤ「手紙?」
リーゼリット「何々、ラブレター?」
イリヤ「まさか。」
イリヤ「王様ゲーム!」の続編です
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン様
近頃いかがお過ごしでしょうか?
この度今週末、我が屋敷にてゲーム大会を開催致しますわ。
種目は人生ゲーム、クロエさんも連れて是非来てくださいな。
P.S.来なかったらガンドですわ。
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトより愛を込めて
イリヤ「これ脅迫だよね……」
クロエ「なになにー?」
クロエ「なにこれ、脅迫文?」
イリヤ「だよね……」
クロエ「まぁ行けばいいんじゃない?面白そうだし。」
イリヤ「そうかな……?」
何か同じスレ二個立ってんだけど、いらないならもう一個は依頼出しとけ
週末
ルヴィア「いらっしゃいまし、さぁこちらですわ。」
イリヤ「お、お邪魔します。」
クロエ「お邪魔しまーす。」
ルヴィア「こちらですわ。」
クロエ「なにあれ。」
イリヤ「広い部屋の真ん中にボードの置かれた机がポツンと一つ……」
クロエ「シュール過ぎでしょ。」
>>6
削除ってHTML化するところに出せばいいんで?
ルヴィア「さぁ皆席についてくださいな。」
ルヴィア「美遊も貴女もですわよトオサカ・リン。」
美遊「分かりました。」
凛「私も?いいわよ別に」
ルヴィア「命令ですわよ。」
凛「チッ」
イリヤ「あんな風にはなりたくないなー……」
ガチャン
イリヤ「……え?」
凛「ちょ!なによこの拘束具!」
ルヴィア「ふふふふ……一度このゲームに参加したならば誰かがゴールするまで退出することは不可能ですわ……」
クロエ「念入りにトイレに行ったか訪ねられたのはそのためだったのね……」
凛「ちょっとアンタ!なんのつもりよ!」
ルヴィア「ふふふふふふふ……さぁ始めましょうか!この一枚のボードに圧縮された人の生き様の遊戯を!!」
美遊「つまり人生ゲームですよね。」
イリヤ「そ、そういえばルビー達は?」
イリヤ「いつもならそろそろ出てきそうなんだけど。」
ルヴィア「あぁ、それでしたら……」
金庫「ー!ーー!ーー、ー!!」
ルヴィア「後で解放しますわ。」
イリヤ「ルビィィィ!!?」
凛「随分と用意周到じゃないの……」
一応聞くけど需要ある?
ルヴィア「それはもう、全てはトオサカ・リン、貴女に復讐するためなのですから!」
凛「 はぁ!?」
ルヴィア「忘れもしませんわ、壁に打ちつけら醜態を晒され……この屈辱、晴らさでおくべきか!!」
凛「こんなゲーム余計やりたくないわよ!どう見てもイカサマされてるじゃない!!」
イリヤ「完全に私たちとばっちりだよぉ……」
ルヴィア「美遊はとにかくイリヤスフィール?貴女はとばっちりではないでしょうに。」
美遊「じゃあ私は」
ルヴィア「美遊?人生ゲームは三人ではつまらないのですわよ?」
美遊「」
ルヴィア「安心なさいなトオサカ・リン、このゲームにイカサマはされておりませんわ。」
ルヴィア「それは神に誓いますわ。」
ルヴィア(イカサマは……ね。)
凛「分かったわよ、さっさと始めましょ。」
凛「こんなバカバカしいこと、さっさと終わらせるに限るわ。」
ルヴィア「では最初は美遊、貴女からにしましょう。」
ルヴィア「そこから時計回りですわ。」
イリヤ「つまり美遊、私、クロ、ルヴィアさん、凛さんの順番ってことだね?」
美遊「でも……拘束具でルーレットが回せない。」
ルヴィア「ご安心なさい、このゲームは特殊な魔術加工が為されており、プレイヤーは声をかけるだけで動かすことが出来ますわ。」
美遊「じゃあ……回れ。」
カラカラカラカラカラカラ……
美遊「6、だね。」
イリヤ「青色の車が動き出した……」
【就職チャンス、考古学者になりますか?給料は70万円。】
美遊「……なる。」
イリヤ「じゃあ次は私だね。」
カラカラカラカラカラカラ……
イリヤ「8、かー。」
美遊「イリヤのはピンクの車なんだね。」
【就職チャンス、歌手になりますか?給料はルーレットの数×10万円。】
イリヤ「うーん、不安定だけど……歌手とか憧れるしこれにしよ!!」
晩飯食べるのでしばし離脱
再開
イリヤ「あ、よく見たら車に乗ってるの私たちのデフォルメしたキャラクターなんだ。」
イリヤ「私のキャラがマイクを持ってるのは歌手を選んだからかな。」
美遊「私のキャラは眼鏡をかけてテンガロンハットをかぶってるけど……」
イリヤ「多分それ腰に鞭を装備してると思うよ……」
クロエ「じゃ、次は私ねー。」
カラカラカラカラカラカラ……
クロエ「やった、11だ。」
【就職チャンス!海賊になりますか?給料はその時点でトップのプレイヤーの所持金の半分を略奪。】
イリヤ「なにそのジョーカー!?」
クロエ「ま、私らしいっちゃ私らしいのかしら?もちろんなるわ。」
イリヤ「悪夢……」
申し訳ありませんがしばらく席を外します。
10時くらいに再開します
ルヴィア「次はわたくしですわね。」
ルヴィア「さぁ回りなさい!ルーレット!!」
カラカラカラカラカラカラ……
ルヴィア「2ですか……微妙ですわね。」
【就職チャンス!決闘者になりますか?給料は30万円-ルーレットの数×1万円。】
ルヴィア「け、決闘者?」
イリヤ「マイナスするのはパックを買ってるのかな?」
クロエ「最低一万円って中々の廃人ね。」
ルヴィア「色々気になりますがこれにしましょう。」
ルヴィア「最後は貴女ですわよトオサカ・リン。」
凛「え?あ、えぇ。」
凛(見たところこのゲームに妙な細工はないわね。)
凛(ルーレットも本当にランダムのようだし。)
凛「……まぁ貴女の言葉、信じてあげるわ。」
凛「回りなさい!」
カラカラカラカラカラカラ……
凛「あら12ね、ルーレットの最大数だわ。」
クロエ「え、12?それじゃあ……」
【就職チャンスを逃したためフリーターになります、給料はルーレットの数×1万円です。】
凛「」
ルヴィア「ゲームの中でも金欠だなんて……大いなる力でも作用してるんじゃありませんの?」
凛「うっさい!!」
イリヤ「とりあえずこの時点で全員給料日まで移動だね。」
美遊+70万
イリヤ+80万-40万
クロ+40万
ルヴィア+30万-5万
凛 7万
クロエ「イリヤご馳走様~♪」
イリヤ「おのれぇー……」
美遊「イリヤ落ち着いて……」
現時点結果
イリヤ
職業歌手
見た目、デフォルメイリヤがマイクを持ってピンク色の車に乗っている。
所持金45万円
美遊
職業考古学者
見た目、頭にテンガロンハット、眼鏡をかけており青い車に乗っている。
所持金85万円
クロエ
職業海賊
見た目、海賊帽をかぶり黒い車に乗っている。
所持金45万円(イリヤから略奪)
ルヴィア
職業決闘者
見た目、右腕に例のディスクをセット、紫の車に乗っている。
所持金30万円
凛
職業フリーター
見た目、継ぎ接ぎ服を着て赤い車に乗っている。
所持金12万円。
ちなみに初期所持金は5万円。
デフォルメキャラはねんどろいどぷちを思い浮かべて頂ければ。
これ海賊がトップだったらどうなるの?
二位から強奪? それとも0?
>>30
ごめん説明不足だったね、海賊は自分を除いてその時点でのトップから略奪する感じで。
つまり海賊がトップだったら二位から搾取する。
ただし良いところもあれば悪いところもあるわけで。
イリヤ「あ、ここで生命保険に入れるみたい。」
クロエ「あー、それ私無理だ。」
イリヤ「え?」
クロエ「なんか海賊は保険とかに入れないし家も買えないみたいね。」
クロエ「まぁ給料があれだし妥当なところかしら。」
クロエ「ほら、美遊貴女の番よ。」
美遊「あ……うん。」
カラカラカラカラカラカラ……
美遊「4、だね。」
【道端に落ちていた財布を警察に届けて結果的に十分の一をゲット、2万円を入手。】
美遊「やった…?」
イリヤ「よーし、私も続くよー!」
カラカラカラカラカラカラ……
イリヤ「5だね!」
【車に轢かれそうになるもゴリマッチョに助けられる、車にゴリマッチョを加える。】
イリヤ「えええ!?」
凛「イリヤの車の後部座席に巨漢のゴリマッチョが乗ったわね。」
クロエ「イリヤの車から殺意の波動を感じるわ。」
イリヤ「なんでこんなことに……」
クロエ「次は私ねー。」
カラカラカラカラカラカラ……
【台風直撃!乗り物の修理のため5万円支払う。】
クロエ「ありゃ。」
イリヤ「よく考えるとクロって海賊なのに車に乗ってるのって結構違和感あるよね。」
クロエ「それを言ったらフリーターのくせに車買ってる身の程知らずもいるわけだけど?」
凛「ガンド。」
ごんっ!
イリヤ「痛い!?」
クロエ「痛い!?」
イリヤ「なんで私を狙うの!?」
凛「文句があるならクロエに言いなさい、手加減してあげたんだからむしろ感謝して欲しいくらいよ。」
ルヴィア「次はわたくしですわ。」
カラカラカラカラカラカラ……
ルヴィア「12ですわ!」
【車がオーバーヒート、一回休み。】
ルヴィア「」
イリヤ「あ、ルヴィアさんの車のボンネットから煙が。」
凛「ざまぁ。」
凛「次は私ね。」
カラカラカラカラカラカラ……
凛「7、ね。」
【突然の落石事故で軽傷、治療費1万円を支払う。】
ルヴィア「……。」ニヤァ
凛「1万円か……結構痛手ね」
がぃぃいん!!
凛「っっっっっあ……!!?」
イリヤ「り、凛さんの頭にタライが!」
美遊「天井には何の細工もないのに一体どこから……?」
クロエ「わぁ、いったそー。」
ルヴィア「あはははははははは!!!」
凛「な、ななな……」
凛「なによこれはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
ルヴィア「ふふふ、実はわたくしの席と貴女の席、そしてイリヤスフィールの席にだけマス目に書かれた現象がフィードバックされる魔術加工をしておいたのですわ!」
凛「はぁ!?」
イリヤ「ええー!?」
ルヴィア「王様ゲームの恨み……今ここで返させてもらいますわ。」
凛「あ、あんた……!」
クロエ「ちょっとそれ、私にも被害が及ぶんだけど。」
ルヴィア「自分の不幸を恨みなさいな。」
クロエ「イリヤ、何かあったら一回につき一分キスね。」
イリヤ「間違えられない、間違えられない……!」
美遊「イリヤ、リラックス。」
イリヤ「う、うん……とにかく次は美遊の番だよ。」
美遊「うん……」
カラカラカラカラカラカラ……
美遊「6、だね。」
【おみくじを引いたら大吉!千円支払う。
次の番ルーレットは回さず、8進む。】
美遊「何かあるのだろうか。」
イリヤ「つ、次は私の番……何としても外れマスは回避しないと……」
カラカラカラカラカラカラ……
イリヤ「3……」
【土砂降りのスコールに遭遇!着替えを買うので5000円支払う。】
イリヤ「」
ざばーー!!
クロエ「……痛みはなかったからセーフにしてあげる。」
イリヤ「……そ、それはなにより。」ビシャー
美遊(イリヤの濡れ透け、脳内保存。)
士郎は?
>>42
お家で家事。
クロエ「次は私の番か。」
カラカラカラカラカラカラ……
クロエ「2かー。」
【登山ツアーに出かけた、3000円支払う。】
クロエ「海賊が登山ツアーってどうよ。」
イリヤ「まぁいいんじゃないかな。」
イリヤ「で、ルヴィアさんが休みだから次は凛さんだね。」
凛「絶対外れマスは回避するわよ。」
カラカラカラカラカラカラ……
凛「6、か。」
【銃撃戦に巻き込まれゲリラと勘違いされる。
ルーレットを回して奇数なら無実を証明し1マス進む、偶数なら留置所に送られ一回休み。】
凛「奇数来なさい!」
カラカラカラカラカラカラ……
イリヤ「3だね。」
凛「よっしゃセーフ!!」
ルヴィア「チッ」
美遊「私の番だね。」
美遊「確かおみくじで8進むんだっけ。」
【徳川埋蔵金を見つけた!1000万円獲得!】
美遊「」
イリヤ「美遊がいきなりお金持ちになった!?」
クロエ「次は美遊から略奪かなー?」
美遊「こんなにいらないのに……」
イリヤ「こっちが欲しいくらいなのに……次は私!」
カラカラカラカラカラカラ……
【土砂崩れに遭うもゴリマッチョのお陰で難を逃れる。
お礼にゴリマッチョにステーキを奢ったので3000円支払う。】
イリヤ「ゴリマッチョすげー!」
ルヴィア「どうやらゴリマッチョは外れマスを回避する代わりに金を取るみたいですわね。」
イリヤ「でもこれでキスを回避できる!」
クロエ「ゴリマッチョ……一体何者なの……?」
何回かルーレットの数を書き忘れてた、なんということだ
クロエ「次は私、回れルーレット!」
カラカラカラカラカラカラ……
クロエ「やった12。」
【サファリツアーに参加、5000円支払う。】
クロエ「海行きなさいよ。」
美遊「そもそも車に乗ってるし……」
ルヴィア「ようやくわたくしの番ですわね。」
カラカラカラカラカラカラ……
ルヴィア「6、中々ですわね。」
【不満足な決闘者と決闘!なんやかんやあって金鉱に送られる、一回休み。】
ルヴィア「」
凛「あはははは!金鉱へ行ってらっしゃい!!」
ルヴィア「誰ですのよ不満足な決闘者ってぇーーーー!!!」
凛「ざまぁないわねルヴィア、私の番よ!」
カラカラカラカラカラカラ……
凛「3、か……でもまだまだ挽回のチャンスは」
【時間内に食べ切ればタダのメニューを食べきれなかった。
1万円支払い一回休み。】
凛「」
ルヴィア「無様ですわねトオサカ・リン。」
イリヤ「うわぁ……」
鉱山とかいってるから不満足時代の方だな
で、前スレはどこですか?
>>56
イリヤ「王様ゲーム!」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs
ルーレットの数字書くの面倒になったので数字は飛ばすことにします。
凛「うぷ、なんかなにも食べてないのに腹が重い……」
美遊「私の番。」
カラカラカラカラカラカラ……
【株取引で大成功、ルーレットの数×10万円獲得する。】
カラカラカラカラカラカラ……
イリヤ「じ、12……」
凛「120万円……」
クロエ「給料日が楽しみねぇ。」
美遊「何故増えてくの……」
ルヴィア「これでまだ前半なのですから……美遊、恐ろしい子っ!」
イリヤ「わ、私も続くよ!」
カラカラカラカラカラカラ……
【道中黒い鎧騎士に遭遇した、黒い鎧騎士を仲間に加える。】
イリヤ「はいぃ?」
凛「黒いモヤを出してる鎧騎士が車に乗ったわね。」
クロエ「ゴリマッチョと鎧騎士ってあんたの車どうなってるのよ。」
イリヤ「私が聞きたいよ……」
クロエ「私の番ねー。」
カラカラカラカラカラカラ……
【スカイダイビングに挑戦!2万円支払う。】
イリヤ「だからなんで海賊なのに海以外の場所で遊んでるの!?」
クロエ「イリヤ?海賊だからって海に縛られてちゃダメなのよ?世の中には泳げない海賊もごまんといるのだから。」
イリヤ「腕が伸びるの!?地震を起こすの!?人をジャケットにするの!?」
クロエ「指と指をクロスさせればバリアー、常識よ?」
美遊「イリヤ、深呼吸。」
ルヴィア「そしてわたくし達は休みですので美遊、貴女の番ですわ。」
美遊「……。」
カラカラカラカラカラカラ……
【宝くじに当選!1000万円獲得!】
美遊「……もう、予想はできてた。」
イリヤ「……もう、予想はできてた。」
クロエ「……もう、予想はできてた。」
ルヴィア「……もう、予想はできてましたわ。」
凛「ちょっとよこしなさいよ、それ。」
イリヤ「私か……」
カラカラカラカラカラカラ……
【指名手配犯が襲ってくるもゴリマッチョと鎧騎士が九割九分九厘殺しにした!
警察に突き出して500万円獲得!】
イリヤ「ゴリマッチョと鎧騎士すげー!」
凛「ボディーガード?っていうかなんでイリヤに絶対服従してるのよ……」
美遊「ゴリマッチョと鎧騎士……一体何者なの……?」
クロエ「まぁ気を取り直して私ね。」
カラカラカラカラカラカラ……
【海の家でアルバイトして3000円獲得。】
イリヤ「ようやく海でのイベントが…!」
クロエ「というかそもそもこのゲーム海賊以外は陸地の職業なんだから海以外のイベントに海賊が当たってもしょうがないんじゃないの?」
イリヤ「それでも海賊が海にいなかったらただの賊だよ!」
ルヴィア「まぁ兎に角、これでようやくわたくし達のターンが回ってきたのですわね!」
ルヴィア「さぁわたくしに勝利をもたらしなさい!ルーレット!!」
カラカラカラカラカラカラ……
【蜂と蜻蛉のコンボにフルボッコにされる、一回休み。】
ルヴィア「」
イリヤ「ここまでくるともう運命だよね……」
凛「無様を通り越して哀れね、ルヴィア。」
凛「さぁ回りなさい!ここらでルヴィアを置き去りにするわ!」
カラカラカラカラカラカラ……
【飛んできた野球のボールが頭に命中!湿布を買うため500円支払う。】
ぼごん!
凛「がんっ!?」
イリヤ「ピ、ピッチングマシン並みのボールが凛さんの額に……」
クロエ「死んでないわよね、これ……」
鈍足更新で申し訳ない
………
……
…
イリヤ「よ、ようやく一位二位が次の転職チャンスのところに来たわけだけど……」
クロエ「格差、という言葉をまさに分かりやすく表してるわね、このゲームは。」
現時点での結果
一位、美遊
所持金2億5800万6500円
二位、イリヤ
所持金9800万3900円
同乗者、ゴリマッチョ、鎧騎士、武将
三位、クロエ
所持金7800万300円
クロエ「まさか美遊から略奪したそばから荒使いして使い切るとは思わなかったわ。」
イリヤ「私はさらに同乗者が増えてちょいちょい指名手配犯とか捕まえたりしてたら増えたよね……」
美遊「でも、問題は……」
同率四位、凛、ルヴィア
所持金ー3000万円
凛・ルヴィア「」
イリヤ「なにをどうやったらここまでピンチになれるんだろう……?」
クロエ「見てて清々しいくらい外れマスに引っかかってたからねぇ。」
イリヤ「凛さんは黒焦げてるしルヴィアさんは全力で殴り合いしたあとのボクサーみたいな顔になってるし……」
美遊「もうやめましょうよ……」
イリヤ「で、でも私と美遊はとりあえず転職だね!」
美遊「確か職業マスに乗った時点で別の職になるのか上位職になれるかを決められるみたい。」
美遊「私は上位職になる。」
【冒険家になりました!】
美遊「考古学者の上は冒険家なの……?」
イリヤ「まぁ半分冒険家みたいなものだし。」
イリヤ「私もか……うん、上位職にしよう!」
【キング・オブ・ポップになりました!】
イリヤ「私女なのに……」
クロエ「あんたは職業の名前よりも後ろの奴らを何とかしなさい。」
イリヤ「一周回って頼もしいよ。」
クロエ「じゃあ私ねー」
クロエ「ギリギリ職業マスに届いたわね、もちろん私も上位職よ。」
【海賊王になりました!】
クロエ「私いつの間に世界一周したのかしら。」
イリヤ「ルフィ涙目……」
ルヴィア「美遊達が職業マスに到達してから三巡後……ようやくわたくし達も職業マスに到達しましたわ……」
凛「借金が一億逝ったけどね……」
ルヴィア「バイク乗りの牛に決闘で拘束されるとかもう意味が分かりませんわ。」
凛「私なんか一歩歩くごとに何か災害に遭ってるのだけど?」
ルヴィア「とにかく!わたくしは転職ですわ!もうこんな意味のわからない職業はまっぴらですわ!」
凛「私もよ!フリーターなんてゴメンだわ!」
ルヴィア「まずはわたくしから……回れルーレット!」
カラカラカラカラカラカラ……
ルヴィア「こ、このマスは!」
【転職チャンス!賭博師になりますか?】
ルヴィア「なんで遊びばかりですのーーー!?」
ルヴィア「しかしここで拒否すれば残りのマスの数からしてもフリーターになってしまうのも事実。」
ルヴィア「これしかありませんわね……」
ルヴィア「なりますわ……わたくしはっ!賭博師になりますわっ!!」
【転職!賭博師になりました!】
にょきにょきにょきにょき
クロエ「ちょっww」
イリヤ「ル、ルヴィアさんのキャラクターの鼻と顎がいきなり伸びた…っ!?w」
美遊「……ぷしゅ、ぷ……w」
↑笑うまいと耐えていたものの口の端から空気が漏れた
ルヴィア「」
凛「wwwwwwwww」
凛「私の番ね、くくく。」
ルヴィア「……」
イリヤ「ルヴィアさんの目から光が!」
凛「ほっときなさい、じきに回復するから。」
凛「そんなことより私の番よ、回りなさいルーレット!」
カラカラカラカラカラカラ……
凛(目指すは最大数12を出すことで到達できる転職チャンス【石油王】!)
凛(石油王なら一回の給料日で十億もの大金をゲットすることができる!)
凛(そこまでいけば一位……いえ、恐らく一位は美遊ね。)
凛(私の目的はただ一つ、ルヴィアに勝つこと!)
凛「だから……来いっ!12!!」
1
【転職チャンス!マスターブリーダーになりますか?】
凛「な……い、いや、もう一回回して11を出せば……」
凛(う、脳裏に12を出して再びフリーターとなった私のビジョンが……。)
凛「こっ、これにするわ……」
クロエ「とりあえず給料日なので美遊、ごちそうさまです。」
美遊「どんどん持ってって。」
イリヤ「ぶ、ブルジョワ……」
美遊「とりあえず次は私の……!!?」
イリヤ「どうしたの美ゆんっ!!!?」
クロエ「みゆんって何よみゆんって……!?」
【結婚マス】
↑デフォルメ士郎がいる
イリヤ(まっ、まさかあそこに一番にたどり着いた者が……!?)
クロエ(……面白くなってきたじゃない。)
美遊(ここから結婚マスまでは数えて26マス、結婚マスでは絶対にストップしなければならないから合計26、もしくは27以上をルーレットで出せばいい、最短でも3回はルーレットを回す必要がありその場合は最低でも12、12、2を出す必要があり……つまりここからが本当の勝負!!)
美遊「………。」
ルヴィア「美遊から凄まじい闘気を感じますわ…!」
美遊「回れ。」
カラカラカラカラカラカラ……!
美遊「6。」
美遊(残り20。)
【仕事が大成功!100万円ゲット!】
美遊(結婚資金……?)
美遊「………///」
ルヴィア「美遊から凄まじい湯気が…!」
イリヤ「つっ!次は私の番だよぉ!!」
イリヤ(より早く、より少ない回数で結婚マスにたどり着く!)
カラカラカラカラカラカラ……!!
イリヤ「やった!12!!」
美遊(イリヤのここ一番での強運は要注意が必要……)
【車がエンストしてしまった!馬術スキルがあれば2マス進む、無ければ一回休み。】
イリヤ「馬術スキル!?そんなのどこで手に入れれば……」
ゴリマッチョ←馬術スキルあり
鎧騎士←馬術スキルあり
武将←馬術スキルあり
イリヤ「みんなありがとー!!」
美遊(本当に要注意……!!)
クロエ「私の番、回れ!」
カラカラカラカラカラカラ……!
クロエ「8、か…まぁまぁね。」
【旅行は順風満帆!次のルーレットの数は二倍となる。】
クロエ「チャンスターイム。」
美遊(やはりこの二人、侮れない!)
美遊(イリヤは同乗者のお陰で実質外れマス全回避といっていい。)
美遊(クロエは海賊王という職業は関係なしに安全なマスを引き当てる確率が高い。)
ルヴィア「わたくしもすぐに追いつきますわ!」
美遊(ルヴィアさん達は……うん、ドンマイ。)
【明日にえもいわれぬ不安を感じ寝込む、一回休み。】
ルヴィア「」
【産気づいたお爺さんを(精神)病院へと連れて行ったら関係者と勘違いされて足止め、一回休み。】
凛「」
美遊「回転。」
カラカラカラカラカラカラ……!
美遊「8。」
美遊(残り12。)
【車が致命的な故障を起こす、支払う金額によって新たな乗り物に
美遊「最高額。」
イリヤ「美遊がどんどん機械的になっていく……!」
バラララララ……
イリヤ「ア、アパッチ!?」
クロエ「人生ゲームで軍用ヘリに乗る奴始めて見たわ。」
イリヤ「私か……」
カラカラカラカラカラカラ……!!
イリヤ「8!」
イリヤ「あと6マス!!」
【スタンピード!野生の馬の大群に遭遇し乗っていた馬がさらに加速!次のルーレットの数は三倍となる。】
美遊(不味い、恐らく次のターンでイリヤは確実に結婚マスに到達する!)
美遊(私の残りマスは12、ルーレットで一発で12を出すしか可能性が……ない。)
美遊(それに……)
カラカラカラカラカラカラ……
クロエ「7、つまり14ね。」
クロエ「残り4マス~♪」
美遊(次で決めるしか……)
ここで安価
誰が一番に結婚マスに辿り着いた?
>>95
ルヴィア
美遊(賭けるしかない、この一転に!!)
カラカラカラカラカラカラ……!!
美遊「……3」
イリヤ「み、美遊が真っ白に燃え尽きた!!」
イリヤ「でも美遊には悪いけど……これは千載一遇のチャンス!」
イリヤ「一番乗りは……私だぁぁあ!!」
カラカラカラカラカラカラ……!!
イリヤ「1……だと……?」
クロエ「三倍しても3ねぇ。」
クロエ「どうやら勝利の女神は私に微笑んだようね!!」
カラカラカラカラカラカラ……
クロエ「3、か……」
【落雷に撃たれ大怪我を負う、生命保険に入っていなければ二回休み。】
クロエ「」
イリヤ「海賊王も落雷には勝てない、か……」
ルヴィア「これは諦める他ありませんわね……」
凛「流石に26マス一気に距離は潰せないしね。」
ルヴィア「回りなさーい」
凛「わぁいい加減。」
カラカラカラカラカラカラ……
ルヴィア「4、ですわね。」
【合コンに参加!ルーレットの数で結果変動。】
カラカラカラカラカラカラ……
ルヴィア「1ですわ。」
【運命の人を発見する!結婚マスに移動。】
全員「はい?」
イリヤ「え……は……?」
クロエ「あはは、そんなのあり?」
凛「ルヴィア……やっぱりあんた何か仕込んで……」
ルヴィア「か、完全に偶然ですのよ!?」
美遊「………に…」
ルヴィア「え?」
美遊「…離婚すればいいのに」
ルヴィア「」
イリヤ「み、美遊……?」
美遊「何?」
イリヤ(アパッチが怖い!)
ルヴィア「し、しかし美遊、これもまた勝負なのですわ。」
美遊「………。」
凛「ま、まぁ次は私の番ね!!」
凛(この空気を何とかしないといたたまれない!!)
カラカラカラカラカラカラ……
【突然の雨に服が濡れるも虹が見れた!3進む。】
凛「や、やったーあはは……」
美遊「………」
凛(誰かあの祟り神鎮めなさいよ!)
ルヴィア(む、無茶言わないでくださいまし!)
クロエ「そういえば二番手からは結婚マスに乗ったらどうなるのかしら。」
イリヤ「そういえばそうだね、一体どうなって……」
※2Pカラーのデフォルメ士郎
美遊「私の番だね、早く回さないと。」
凛(世界は救われた……!)
イリヤ「……で、今現在全員お兄ちゃんを乗せてるわけだけど……」
クロエ「嘘は良くないわイリヤ、現実を見なさい。」
イリヤ「嘘じゃないもん!全員乗せてるもん!!」
美遊「……イリヤのだけ、縄で縛られて馬に引きずられてる。」
イリヤ「私じゃないもん!ゴリマッチョと鎧騎士と武将が勝手にやったんだもん!」
凛「馬に乗せようとした瞬間にゴリマッチョ達が縛り上げてたものね。」
ルヴィア「早業でしたわね。」
ルヴィア「まぁとにかく、残りのマスは3分の1を切りましたわ。」
凛「いよいよ大詰めね。」
ルヴィア「あ、ちなみにドベは罰ゲームありますわよ。」
「「「「はぁ!?」」」」
ルヴィア「もちろん一位には景品がありますわ。」
凛「景品よりも罰ゲームの方が気になるわよ!!」
イリヤ「一体ナニをされるの……」
美遊「ここから逃げ切らないと……」
クロエ(そういえばイリヤ忘れてないかしら……まぁいいか)
美遊「とにかく、行きます。」
カラカラカラカラカラカラカラ……
【家を購入しますか?】
美遊「どれでも選べるんだ……どれにしよう。」
1日本式城
2某アインツ屋敷
3衛宮家(stay night版)
4衛宮家(プリヤ版)
5ピラミッド
美遊「……じゃあ、この4のイリヤの家で。」
イリヤ「私の家が!?」
凛「次はイリヤよー」
クロエ「誰もピラミッドにはツッコミ入れないの?」
イリヤ「あ、ギリギリで家購入マスに届かな…」
【風邪を引いたので浣腸で治す、1000円支払う。】
イリヤ「」
ずぶっ
イリヤ「んひぇゃ!?」
クロエ「にぇひぁ!?」
凛(なんか凄いエロい……)
美遊(……イイね!)
イリヤ「な、なに……?椅子から何かが刺さったような……」
クロエ(はい一分確定、お尻痛い……)
クロエ「私の番ね。」
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