成歩堂「異議あり!」御剣「異議あり!」(413)

『大丈夫だよ、静かにね』

『お姉ちゃん?』

『うふふ、大丈夫。大丈夫』

『や、やだ…嫌だよお姉ちゃん!』

『ーーちゃんは強い…子…』

『お姉ちゃん!』


七月三日 AM:10:24

「なるほどくーん!」

「うわっ、どうしたんだい真宵ちゃん」

真宵「新聞!新聞見て!」

成歩堂「真宵ちゃんでも新聞は見るんだ」

真宵「フフーン、これでも私は倉院流の霊媒師だよ?新聞ぐらい読むよ!」

成歩堂「どうせ四コマ漫画じゃないの?」

真宵「ギクリッそ、それよりこれ見て!」

成歩堂「ん?人気漫画家が殺人をして緊急逮捕!?」

真宵「そしてなるほどくんが愛読してる週間少年ジャンプ」

成歩堂「あっ!まだ僕は読んでないのに!」

真宵「ほら此処みて」

成歩堂「えっと…作者急病の為休載します。ま、またか…」

真宵「この描いてる人前も一ヶ月休載したよね」

成歩堂「…ま、まさか…ないない、そんなわけ…」

真宵「フフーン、私がそんな理由で言うと思う?さっき電話が来たんだよこの人気漫画家の担当者さんから」

成歩堂「え、えぇー!!?」


同日PM:13:10 留置場
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ








ピタッ

成歩堂「え、えぇーと」

「座るな!足元に紙が落ちているだろうが!」

成歩堂「は、はい!」

「…ん?誰だお前は、ぼくはお前を知らないぜ」

真宵「なるほどくんを知らない人だって!珍しいね!」バシバシ

成歩堂「いたたた!真宵ちゃん痛いって!(まぁ僕の活躍って言ってもそんなに大々的にはならないからな…)」

「それで、何の用だ。ぼくは忙しいんだが」

成歩堂「(また描きだした)」

真宵「貴方の担当者さんから雇われました。殺人をする人じゃないって!」

「殺人?」ピクッ

真宵「はい!担当者さんが貴方は変人でイカレていて生きた蜘蛛の内臓も舐める人が殺人何てするわけない!って言ってました!」

成歩堂「(真宵ちゃん!?)」

「あの担当め…ぼくをそんな目で見ていたのか!」

真宵「どうしようなるほどくん、怒らしちゃったよ」

成歩堂「…仕方無いよ、何時も通りだよ君がいると」

真宵「なんだってー!」

成歩堂「(あ、こっちも怒らしてしまった)」


・話す
→なまえ

成歩堂「えーと、貴方の名前は何ですか?」

「君は何にも知らないで来たのか!?その弁護士バッチは飾りか!?」

真宵「まぁダンボールでも入れるしね」

成歩堂「(それは言わないで!)」

「ぼくの名前だろ?ぼくは岸辺露伴、天才漫画家だ」

バンッ
真宵「岸辺露伴ー!!」

露伴「煩い黙れ!」

成歩堂「あ、貴方があの「ピンクダーグの少年」の作者岸辺露伴!?」

露伴「フンッ知らないで来たのか」

成歩堂「(君も僕を知らなかったじゃないか)」

真宵「ミツルギ検事が知ったらサイン欲しがるね」

成歩堂「(確かに…)」


・話す
なまえ
→どうしてしたか

成歩堂「どうして貴方が殺人を…」

バンッ
露伴「ぼくはしてない!!そんな低俗な事をぼくがすると思うのか!!」

真宵「えっ?でも新聞にも乗ってますよ?」

露伴「フンッ証拠も無しにバカバカしい」

成歩堂「(証拠か…)」


・つきつける
→弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞

露伴「何だそれは…興味ないね」

成歩堂「あ、あの…」

露伴「気が散るから話しかけるな!」

成歩堂「(また描きだしてしまった)」


・つきつける
弁護士バッチ
→真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞

露伴「勾玉か…これは興味深いな」

真宵「でしょ!この勾玉には霊能力が入っていてね!」

露伴「…もう興味無い」

真宵「な、なんだとー!!」

成歩堂「落ち着いて真宵ちゃん」


・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
→週間少年ジャンプ
新聞

露伴「何だ?サインが欲しいのか?」

真宵「あっ色紙私持ってるよ!」

露伴「よし、色紙を此方に向けて構えてろ」

真宵「こう?」

ドシュ

真宵「わ、わぁー!見て見てなるほどくん!「ピンクダークの少年」が描かれてるよ!?」

成歩堂「これは凄い…」

露伴「当たり前だ、大事に取っとけよ」


【岸辺露伴の色紙】
を手に入れた


・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
→新聞
岸辺露伴の色紙

成歩堂「これを見て下さい」

露伴「何だ……な、何だと!このぼくが殺人をおかしただと!?」

真宵「あ、本当に知らなかったみたい」

成歩堂「お話しする気になりましたか?」

露伴「………ぼくはやってない」


・話す
なまえ
どうしてしたか
→やってない

成歩堂「やってないって…どういう事ですか?」

露伴「知るか!ぼくはただ、気になるから後を付けていたら悲鳴がしたから店に入ったら死んでいたんだ…」

成歩堂「それで警察に通報を…」

露伴「いや、珍しいからスケッチをしていたらむさ苦しい奴に手錠を付けられた」

真宵「スケッチって…し、死体を?」

露伴「世の中はリアリティだよリアリティ、それがあるからぼくは描いただけだ。それに死体は普段見れないからね」

真宵「なるほどくん、弁護止めない?」

成歩堂「い、いや!でも助けないと…」

露伴「…もう良いから行けよ、他の奴に頼む」

成歩堂「(怒らしてしまった)」


・話す
なまえ
どうしてしたか
やってない
→何か見たか

成歩堂「貴方が入った時、何か見ませんでしたか?」

露伴「何か?」
ガラガラガラガラガラガラガラガラ

成歩堂「っっ!!?(鍵が三つ!?何かを隠してるのか?)」

露伴「もう済んだだろ、早く行けよ」

真宵「もう!そんな態度ばかり取ってるとお友達何て出来ないよ!?」

露伴「……フンッ」

成歩堂「(そのまま岸辺さんは去ってしまった)」

真宵「どうする?なるほどくん」

成歩堂「あの人は何か隠してるのは確かだ…それを解き明かさないと…真宵ちゃん、調べに行こう」

真宵「うん、わかったよなるほどくん」

続きは寝てからやります。あと書き溜してきます


・移動
→S市杜王町駅前


同日PM:14:12


真宵「あっつーい!」

成歩堂「その服ならそうなるんじゃない?」

真宵「これは私の正装です!」

「ど、どうしよう…」

真宵「ん?ねぇ君、どうしたの?」

「うわっ!み、巫女さん?」

真宵「み、巫女!?」

成歩堂「まぁ見えなくも無いんじゃないか?」

「あぁ、ごめんなさい…今急いでますので…」

成歩堂「急いでるのか…悪かったね」

「いえ!こちらこそすみません!大事な友人が捕まっていて!」

真宵「友人が!?」

「は、はい…今テレビで大騒ぎしてて、あぁ、露伴先生は何をして」

真宵「露伴ー!?」

成歩堂「落ち着いて真宵ちゃん。僕はこういう者で、多分君が知ってる岸辺露伴の弁護士だよ」

「露伴先生の!?助けて下さい!あの人は意地っ張りで我が儘ですけど根はいい人?何です!」

成歩堂「ま、まぁ落ち着いて話そう?君の名前は?」

「広瀬…広瀬康一と言います」


・話す
→岸辺露伴
気になる事

真宵「あのきしべさんって何時も偉そうな態度を取ってるの?」

康一「あぁ、確かに…それが先生の悪い所何ですけどね…はは、すみません」

成歩堂「(この少年も酷い目に合ってるのか)」

康一「ですけど露伴先生は人を殺す何てしません!あの人は変人でイカレていると言われてますが有り得ない!」

真宵「なるほどくん、きしべさんにはお友達がいたんだね」

成歩堂「そうみたいだ…」


・話す
岸辺露伴
→気になる事

真宵「ねぇねぇ、きしべさんに何か気になる事って無いかな?」

康一「気になる事?そう言えば最近ネタに詰まってるって言ってました」

真宵「ネタ?あぁ!お寿司とかのネタだね」

成歩堂「違うよ真宵ちゃん。岸辺さんは漫画家だからその作る話しに困っていたんだよ」

真宵「わ、解ってるよ!」

・つきつける
→弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
岸辺露伴の色紙


康一「コレが弁護士バッチ何ですね」

真宵「コレがあるだけしかなるほどくんには価値は無いもんね」

成歩堂「(真宵ちゃん、何時から毒舌キャラになったんだい?)」

康一「すみません、役に立たなくて」


・つきつける
弁護士バッチ
→真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
岸辺露伴の色紙

康一「勾玉…ですか?」

真宵「そうだよ!これには霊能者の力が入ってるの!」

康一「そうですか…すみません、役に立たなくて」

・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
→週間少年ジャンプ
新聞
岸辺露伴の色紙


康一「あぁ!僕も愛読書です!」

成歩堂「面白いよね最近のは」

康一「はい、ですが露伴先生が…」

成歩堂「(あぁ、落ち込ませてしまった…)」


・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
→新聞
岸辺露伴の色紙


康一「新聞…ですか?すみません、役に立たなくて」

・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
→岸辺露伴の色紙

康一「露伴先生…」

真宵「なるほどくん!虐めちゃダメでしょ!!」

成歩堂「ご、ごめんよ康一くん」


康一「あっ僕は行かないと!すみません、露伴先生が心配なので会いに行ってきます!」

真宵「…行っちゃったね」

成歩堂「事件現場に行こう」


・移動
S市杜王町駅前
→エステ「シンデレラ」

同日PM:14:35


真宵「うわぁ~、警察の人がいっぱい…」

バンッ
「入って来ちゃダメッス!!帰るッス!!」

成歩堂「うわぁあ!」

真宵「ビ、ビックリした…」

「あれ?ナルホドさんに真宵ちゃんじゃないッスか」

真宵「お久しぶりですね、イトノコ刑事」

糸鋸「久しぶりッス、元気にしてたッスか?」

真宵「元気!勇気!ポンキッキーズ!」

成歩堂「(何を言いたいのか解らないな…)イトノコ刑事、今どんな状況何ですか?」

糸鋸「も、もしかして弁護するんッスか?ダメダメダメッス!!教えたり中に入れたらまた減給されてソーメンしか食べれなくなっちまうッス…」

真宵「そこを何とか!」

糸鋸「うぅ~ん、でも目撃者も居ますし。今回は御剣検事の勝ちになりますよ?」

成歩堂「目撃者?」

・話す
→目撃者

成歩堂「目撃者って誰ですか?」

糸鋸「それは明日の楽しみにするッス」

真宵「ヒントをお願いするっス!!」

糸鋸「う、うーん…御剣検事にはバレたく無いが…仕方無い…内緒ですよ?」

成歩堂「内緒にしますよ」

真宵「内緒にするっス」

糸鋸「目撃者は…ナルホドさんが良く知る人物で、過去に名字の漢字間違いで助けて貰ったッス」

成歩堂「……あぁー!!」

『須々木マコッス!今日は宜しくお願いしまッス!!』ビシッ

糸鋸「声がデカいッス!!バレちゃいます!!」

真宵「イトノコ刑事の方がデカいよね…」

成歩堂「そうだけど…(今回彼女は被告人じゃなく目撃者か…これは厄介だな)」

・話す
目撃者
→被告人


糸鋸「今回の被告人はあの有名漫画家さんなんッスよ」

真宵「知ってるよ?だって私たちが弁護するんだから」

糸鋸「あぁ、そうッスか…最初通報が合った時被告人は死体を…その…スケッチしてたッス」

成歩堂「(流石に死体をスケッチする何て無いからな)」

糸鋸「それはかなり異常でしたが自分がこう手錠を付けたら暴れましてね…ちょっと腹が痛いッス」

成歩堂「(公務執行妨害…何してんだよあの漫画家は。漫画は好きだけど!)」

真宵「亡くなった人って」

糸鋸「エステ「シンデレラ」を経営していた辻彩って言う人ッスこれが写真ッス」


【辻彩の写真】
を人物フォルダにしまった。


成歩堂「若い人なのに…」

糸鋸「この人はエステシャンの中でわ世界一有名な人みたいッス!」

真宵「へぇー」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「何をしている糸鋸刑事…」

糸鋸「こ、この」

真宵「ドスの聞いた声は…」

成歩堂「あ、あははは、ひ、久しぶりだな御剣」

御剣「貴様!また捜査を伝えたな!次の給料日を楽しみにしとくんだな糸鋸刑事…」

糸鋸「あ、はい…トホホ、またソーメン生活に逆戻りッス」

御剣「さっさと聞き込みに行け!」

糸鋸「はいッスぅうぅー!」

成歩堂「(そのままイトノコ刑事は巨大な体を揺らしながら走り去ってしまった…)」チラリ

御剣「………」ギロッ

・話す
→目撃者

真宵「あ、あのね!」

御剣「君たちに話す事はない!」

成歩堂「(まだ何にも言ってないのに…)」


・話す
目撃者
→被告人

成歩堂「被告人は知ってるよな?」

御剣「当たり前だ、もう話す事はないな!」

真宵「ねぇなるほどくん、アレを突き出したらどうかな?」

成歩堂「アレ…か…」


・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
→岸辺露伴の色紙

御剣「ふん、これが……」

真宵「どうやら当たりみたいだよ、なるほどくん!」

御剣「「ピンクダークの少年」の色紙じゃないか!」

成歩堂「御剣、少しだけ中に入れないか」

御剣「…ぐぬぬぬぬ、勝手にしろ!私は他に行くからな!」

成歩堂「恩にきるよ」


【岸辺露伴の色紙】
を御剣に奪われた。


・移動
S市杜王町駅前
エステ「シンデレラ」前
→「シンデレラ」受付


同日PM:14:45

成歩堂「(受付場所、此処なら誰が来たかわかる帳簿がある筈だ)」

・調べる
→机

真宵「見て、なるほどくん」

成歩堂「ん?凄い数の名前だ…」

真宵「なるほどくん、私たちもこんなに依頼の人の名前が欲しいな」

成歩堂「……そうだね」

・調べる
→椅子

成歩堂「普通の椅子だ。」

真宵「事務所には欲しいとは思わない椅子だね」

・調べる
→壁

成歩堂「普通の壁だ」

真宵「此処には何も無いんじゃないかな?」

成歩堂「そうみたいだ…仕事をする部屋に行こう」


・移動
→「シンデレラ」作業部屋


同日PM:14:48

成歩堂「(中はそのままだ、床には白い枠線が引かれている)」

真宵「血が無くて良かった」

成歩堂「もう拭き取られてるんだろ」

真宵「うぇー、そんな中スケッチしてたんだ…」

露伴『世の中はリアリティだよリアリティ、それがあるからぼくは描いただけだ。それに死体は普段見れないからね』

成歩堂「(リアリティ…か…)」

露伴『何か?』
ガラガラガラガラガラガラガラガラ

成歩堂「(他にも何か隠しているな…証拠や岸辺さんが揺さぶれる物を拾得しないと)」

・調べる
→床

真宵「なるほどくん!気を付けてね!」

成歩堂「何も起こらないよ…」

真宵「…あれ?何か落ちてる」

成歩堂「ペン…だね」


【誰かのペン】
を拾った。ペン先は赤黒くなっている。

真宵「も、もしかしてコレが凶器…とか?」

成歩堂「まだわからないよ、他を調べて見よう」

・調べる
→瓶

真宵「な、なにこれ…臭い」

成歩堂「アロマとかやる瓶じゃないのかな?相手をリラックスさせるとか」

真宵「へぇー、一本無いのは誰かに使ったからかな?」

成歩堂「そうじゃないかな?」

【並んでる瓶は一つ足りない】
のをファイルにしまった。

成歩堂「他はないかな…」

真宵「んー、今の所無いかな」

成歩堂「…時間がギリギリだ、岸辺さんの所に戻ろう」

真宵「あ、そっか…招待状?」

成歩堂「んー、真宵ちゃんに分かり易く言うと岸辺さん本人から僕たちに弁護して欲しいって紙を貰うんだ」

真宵「あぁ!書いた書いた!あの時はありがとう、なるほどくん」

成歩堂「(真宵ちゃんは一度被告人になった子だ。その時亡くなったのは実のお姉さん、綾里千尋。僕の上司で、弁護士になった僕に厳しく、優しく教えてくれた人だ…)」

真宵「それじゃあ行こっか」

成歩堂「あぁ」

・移動
→留置場
S市杜王町駅前
エステ「シンデレラ」


同日PM16:15

露伴「何だ?また来たのか…」

成歩堂「僕は貴方の弁護人だ。貴方から直接言って貰わないと明日の弁護が出来ない」

露伴「弁護…?ハッ目撃者が居たんだろ?それじゃあぼくはおしまいじゃないか、それをどう覆すんだ?」

真宵「なるほどくんはそんな中でも助けられるんだよ!」

露伴「フーン、面白いじゃないか。良いぜ、アンタに弁護を頼む」

成歩堂「宜しくお願いしますね、岸辺さん」

露伴「もう終わっただろ、さっさと帰れよ弁護士、霊媒師」

真宵「もう、本当に素直じゃないんだから!」

成歩堂「(まだ真実までたどり着いて無いが…何とかなるかな)」


セーブしますか?
→はい いいえ

中途半端に載せます。

七月四日 AM:9:07
地方裁判所被告人第1控え室

真宵「うぅ、緊張する…」

成歩堂「僕もこの雰囲気は苦手だよ…」

「おはようございますッ!!」

真宵「うきゃー!」

成歩堂「お、おはよう…マコさん」

マコ「お久しぶりです!!成歩堂さん!!真宵さん!!」ビシッ

成歩堂「(朝から元気だな…)」

マコ「今日は成歩堂さんの敵になりますが…もし"矛盾"を見付けたら"待った"や"R"ボタンを押して下さいッス!!」

真宵「マコちゃん、メタ発言だよそれ…」

マコ「因みにDSしかやった事ありませんが久しぶりなので違う時は成歩堂さん風に指摘して欲しいッス!!」ビシッ

成歩堂「あ、あははは」

マコ「それでは法廷で会いましょうッ!!」

真宵「……凄い子だよね、マコちゃんは…」

成歩堂「矛盾が多そうで胃が痛い…」


同日AM:10:00
地方裁判所第1法廷
ザワザワ ザワザワ

カンッ

裁判長「でわ、岸辺露伴の法廷を開始します。」

成歩堂「弁護側、準備出来てます」

御剣「検事側、もとより出来ている」

裁判長「では、御剣検事。冒頭弁論をおねがいします。」

御剣「今回の事件はそれは残酷過ぎる殺し方です。亡くなった辻彩は首を絞められた後右手首を切り取られています、現在も右手首は捜査中です」

裁判長「むごい殺しをしますな…」

御剣「だが、今回はスピード解決が出来ます。ご安心して下さい裁判長」

裁判長「おぉ、それなら必殺仕事人が見れますな」

成歩堂「(この人はこれ以外にも仕事してるよな?)」

御剣「それでは糸鋸刑事、入廷する様に」


御剣「証人、名前と職業を」

糸鋸「自分は糸鋸圭介ッス。所在署は殺人事件捜査担当の刑事ッス!」

真宵「宜しくっス!」

裁判長「なるべく早く終わらせるっす」

成歩堂「(駄目だこの裁判長は…)」ダラダラ

糸鋸「それでは今回の事件に付いて説明しまッス今回はエステ「シンデレラ」で起きた事件ッス」

裁判長「シンデレラ?あの逆玉をした?」

御剣「エステ「シンデレラ」世界的有名なエステシャンで優勝した実績を持ってるのが今回の被害者辻彩だ」

裁判長「ほう、そんな有名な方が亡くなるとは…」

糸鋸「事件に付いて軽く説明するッス。場所は杜王町にある店、「シンデレラ」内で起きたッス」

糸鋸「被害者は有名エステシャン辻彩、首には縛られた跡があり、死因は絞殺ッス。その後被害者は右手首を何かの凶器で綺麗に刈り取られてるッス」

裁判所「右手首…ですか」

糸鋸「その時の現場の写真を提出するッスよ」

裁判所「これは…むごいですね」


証拠品【現場写真.1】
のデータを法廷記録ファイルした。

成歩堂「(写真には倒れてる被害者と綺麗に並べられたアロマの瓶、壁には二時十五分を指す時計が掛かっている。そして窓が開いているか…)」

糸鋸「それでは始めるッス!」


ちょっと考えてきます


証言開始
~事件が起きた時~

糸鋸『「事件が起きた時刻は二日の午後一時過ぎッス」』

糸鋸『「目撃者がお昼休憩が終わった為、「シンデレラ」の中に入ると男性の怒鳴り声が聞こえたみたいッス」』

糸鋸『「その声の後静かになった為、被害者が作業する部屋に入ると血を流して倒れてる被害者と焦る被告人を目撃したッス!」』

糸鋸『「被告人は血相変えて逃げると目撃者は被害者に駆け寄り気を失ったみたいッス」』

糸鋸『「気絶はホンの数分で目覚めたら被告人がスケッチをしていた為、通報したって事ッス」』

成歩堂「……気絶?」

糸鋸「はい!マコちゃん、いや目撃者の証言は確実ッス!」

真宵「何だか追求するのに骨がおれるね…」

成歩堂「まぁ、やらないと…」

糸鋸「因みにこれが辻彩の死亡推定時刻と解剖の資料ッス」

裁判長「受理します」


【辻彩の解剖記録】
死亡推定時刻は七月二日の午後1時過ぎ。死因は絞殺。右手首の断面図には火薬の跡がある。


成歩堂「(さて、どこから揺さぶれば崩れるだろうか…)」

証言追求
~事件が起きた時~

糸鋸「事件が起きた時刻は二日の午後一時過ぎッス」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「一時過ぎと言う事は正確な時間がわからないでは無いですか?」

糸鋸「目撃者は十二時十分~一時までの間に帰ってくるって言ってたッス」

成歩堂「(その日の正確の時間はわからない…って事か…)」


糸鋸「目撃者がお昼休憩が終わった為、「シンデレラ」の中に入ると男性の怒鳴り声が聞こえたみたいッス」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「その怒鳴りつける男性の声は被告人の声ですか?」

糸鋸「そこまでは解らなかったみたいッス…」

成歩堂「(違う人物の可能性があるな。深く追求するか?)」

つうきゅうする
→しない

成歩堂「(まだ解らないから止めとこう…)」

糸鋸「続きを言うッスよ」


糸鋸「その声の後静かになった為、被害者が作業する部屋に入ると血を流して倒れてる被害者と焦る被告人を目撃したッス!」

成歩堂「待った!!」

バンッ
成歩堂「目撃者は此処で男性を目撃してますよね?それが被告人だったんですか!?」

糸鋸「急に飛び出して来た事と被害者の安否を確認する為に目撃者は被告人の顔は良く解らなかったみたいッス」

成歩堂「それなら被告人が犯人とは解らないじゃないですか!!」ビシッ

御剣「異議あり!!」

御剣「ふぅー、良いか弁護士、今は被告人が犯人なのかを見極めてる時だ。そう急かさなくても真実には辿り着けるんだよ」

成歩堂「(凄い馬鹿にされた)」

真宵「焦らず見付けようなるほどくん。イトノコ刑事が見落とす事何て今まで合ったでしょ?」

成歩堂「確かに…」


糸鋸「被告人は血相変えて逃げると目撃者は被害者に駆け寄り気を失ったみたいッス」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「目撃者は気を失っていたんですよね?」

糸鋸「そうみたいッス」

成歩堂「それなら被告人はただの通りすがりの人物かも知れないでわないですか!」

糸鋸「それは次の発言で解る事ッス」

成歩堂「(今イトノコ刑事に馬鹿にされなかったか?)」

裁判長「それでどうなったんですな…?」


糸鋸「気絶はホンの数分で目覚めたら被告人がスケッチをしていた為、通報したって事ッス」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「………」

裁判長「おや、どうしたんですかな?ナルホドくん」

成歩堂「何だか聞いたら駄目な気がしまして…」

真宵「頑張ってなるほどくん!」

バンッ
成歩堂「被告人はただスケッチをしていただけでは無いですか!犯人とは限りません!」

裁判長「確かにスケッチをしていただけで逮捕はおかしいですな……」

糸鋸「それが異様な雰囲気だったんッスよ…被害者の姿をスケッチしてたんッス」

裁判長「ひ、被害者をスケッチ!?」

ザワザワ ザワザワ

カンッ

裁判長「せ、静粛に!イトノコ刑事!詳しく説明して下さい!」

糸鋸「解りましたッス」

御剣「ふんっ」

成歩堂「(御剣の奴…知っててやりやがったな…)」ダラダラ


糸鋸「被告人は有り得ないスピードで被害者をマジかでスケッチしてたッス。」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「ただスケッチしてるだけでわ無いですか?」

糸鋸「あれは異常ッス!警察に通報しないで被害者をスケッチする何て有り得ないッス!」

裁判長「確かに…普通は警察に連絡しますね。」
真宵「なるほどくん、何か矛盾を見つけた?」

成歩堂「解るけど他にも何か有りそうだな…あの御剣の余裕の態度が気になるが先ずは目の前の矛盾を突き止めよう」


糸鋸「事件が起きた時刻は二日の午後一時過ぎッス」


・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
誰かのペン
並んでる瓶は一つ足りない
→現場写真.1
辻彩の解剖記録

成歩堂「異議あり!!」


糸鋸「な、何ッスか?いきなり」

成歩堂「この現場写真を見て下さい。」

裁判長「この写真がどうしたんですか?」

成歩堂「一時過ぎに事件が起きたのにこの写真に写ってる時計の針は午後二時十五分を指してます!!」

バンッ
成歩堂「目撃者が気絶してから約一時間も空白の時間があるのはおかしい!!」

糸鋸「あ、あぁー!た、確かに…!」

裁判長「コレは確かに…一時間も空白がありますな…御剣検事!何かありますか!?」

御剣「……ふぅー、そんな時間など取るに取らない。次の発言で理由が解ります裁判長。」

裁判長「そうですか…イトノコ刑事、次の発言をお願いします」

糸鋸「畏まりましたッス!」

成歩堂「(やっぱり気付いていたか…)」

証言開始
~時計と証拠~

糸鋸『「この部屋の時計はどうやら既に壊れていたッス」』

糸鋸『「それを被告人が争った時に凶器として使ったのか時計には被告人の指紋が付いていたッス!」』

糸鋸『「被告人は暴れる被害者を脅すため近くに合った時計を威嚇で投げつけ。」』

糸鋸『「その後ロープで首を絞めてから右手首を切り取ると被告人はスケッチをしだしたんッス…」』


裁判長「ふぅーむ、矛盾は有りませんな…」

御剣「当たり前だ…さぁナルホド弁護士、議論が有るならやりたまえ」

真宵「ど、どうしようなるほどくん!あのきしべさんの性格からすると有ってるよ!?」

成歩堂「(確かに…考えると有ってるが…だが、矛盾は必ずある!!)」

尋問開始
~時計と証拠~

糸鋸「この部屋の時計はどうやら既に壊れていたッス」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「壊れてる時計をそのまま放置する何て有り得ません!」

糸鋸「自分は放置してるッス」

裁判長「実は私もです…」

御剣「私は常に動いてるな…」

真宵「何か関係が有るなら深く聞いてみる?」

成歩堂「(被害者の作業する部屋に時計は動かないと駄目か…?)」

→つうきゅうする
しない

バンッ
成歩堂「重要な部分です、詳しくお願いします」

裁判長「解りました、イトノコ刑事、詳しく説明をお願いします」

糸鋸「りょうかいッス」

成歩堂「(これで流れが変わればいいが…)」

糸鋸「被害者の持ってる時計は事件が起きる前日に止まっていたみたいッス」

成歩堂「待った!!」

成歩「どうして前日だと解るんですか?」

糸鋸「どうやら目撃者が被害者が発注するのを見ていた様で…」

成歩堂「発注…ですか」

糸鋸「これがそれッス」

【壁掛け時計の発注】
日付は七月一日。受け取り日時は七月二日の午後一時十分。


裁判長「受理します。」

真宵「時計を発注してるって変だよね…」

成歩堂「確かに…(だけどまだ解らない事が多すぎる)」


糸鋸「それを被告人が争った時に凶器として使ったのか時計には被告人の指紋が付いていたッス!」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「被告人の指紋はどの用に付いてましたか…」

糸鋸「表面には人差し指だけッスね」

成歩堂「指の指紋はそれだけしか検出されなかったんですか?」

糸鋸「そうッスね…持ち方は変ですが持てる事は持てるッス」

成歩堂「(指紋はそこだけか…)」

つうきゅうする
→しない

成歩堂「(まだ証拠品が足りない。もう少し聞いてからにしよう)」


糸鋸「被告人は暴れる被害者を脅すため近くに合った時計を威嚇で投げつけ。」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「現場写真に映ってる時計は壁に掛かってます。投げつけたなら時計は違う場所にあるのでわ?」

糸鋸「被告人がスケッチするのに邪魔だから退かしたんじゃないッスか?」

真宵「有りえるよそれは…」

成歩堂「確かにそうかも知れないけどわざわざ片付けるかな?」

真宵「んー、だけど投げつけたならひびとか入って無いよね。」

成歩堂「(ひび?確か時計は…一応少しだけ聞いてから突き付けてみよう)」


糸鋸「その後ロープで首を絞めてから右手首を切り取ると被告人はスケッチをしだしたんッス…」

成歩堂「待った!!」

バンッ
成歩堂「まだ被害者の右手首は見付かってません、それにスケッチしていましたら右手首は何処に隠すんですか!?」

糸鋸「それは解らないッスけど…何らかの場所に有るのは確かッス」

御剣「まだ見付かっていないが被告人が何処かに隠したのは確かだ。だがあの店の中には無いってだけだな…」

成歩堂「(店には無い…)」

真宵「何か解ったかな?なるほどくん」

成歩堂「一つだけこの証拠品で突き付ける事が出来る(だけど今回は有り得ない殺人だ。右手首を切り取ったと言っていたが何故火薬が付いていたのか……この事件は奥が深そうだ)」


糸鋸「被告人は暴れる被害者を脅すため近くに合った時計を威嚇で投げつけ。」

・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
誰かのペン
並んでる瓶は一つ足りない
現場写真.1
辻彩の解剖記録
→壁掛け時計の発注

成歩堂「異議あり!!」

バンッ
成歩堂「イトノコ刑事…この時計は投げられないんですよ」

糸鋸「なげれない?」

成歩堂「まず先程の発注をしたとされるコレをみて下さい」

糸鋸「ただの時計ッスが…」

成歩堂「被害者は壁に掛ける時計を発注してます。そう、あの現場にある時計はそう簡単に外せない様になっているんです!!」

糸鋸「え、えぇー!?」

裁判長「なんですとー!?」

ザワザワ ザワザワ

カンッカンッ

裁判長「せ、静粛に!」

成歩堂「壁に掛ける時計には特殊なケースが有ります、簡単に外れる様になる時計と取り付ける時計です。」

成歩堂「ですが被害者は壁と一体化する様な時計を付けてます。」

バンッ
成歩堂「つまり被害者の持ってる時計は投げる事は愚か、簡単に外す事も出来ないんです!!」


ザワザワ ザワザワ

カンッカンッカンッ

裁判長「静粛に!静粛に!成歩堂くん、どういう訳か説明出来ますか!?」

成歩堂「説明はこの発注する紙に全て物語ってます。良いですか裁判長、被害者は特殊な時計を発注していると言う事は簡単には持ち出せないとの事です」

糸鋸「それだけなら関係無いッスよね?」

成歩堂「関係はあります、時計が投げつけられないなら」


→威嚇にならない
時間がわからない


バンッ
成歩堂「イトノコ刑事が言った威嚇をする事は出来ないからです!!」ビシッ

糸鋸「あぁ!!」

裁判長「た、確かに…威嚇をしないでしたら被害者は簡単に逃げれます!」

成歩堂「被害者が倒れてる場所は扉に近い位置です。被告人は被害者を威嚇する事すら出来ません」パサパサ

裁判長「それなら何故被害者は逃げなかったんですか?」

成歩堂「被害者は逃げる事が無かった理由は簡単です、何故なら被害者はまだこの時は仕事をする為だったんですから!」

真宵「そっか…仕事をする為なら逃げる事は無いけど…その証拠品はあるの!?なるほどくん!」

成歩堂「(証拠品は…これしかない)」

裁判長「成歩堂くん、被害者が仕事をしていたと言う証拠は有りますか?」

成歩堂「証拠…それは…」


・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
誰かのペン
→並んでる瓶は一つ足りない
現場写真.1
辻彩の解剖記録
壁掛け時計の発注

成歩堂「これだ!!」

御剣「何だ…ただの瓶ではないか、それが証拠だと言うのか?」

成歩堂「被害者はエステシャンです。アロマを使う事もある筈です…」

御剣「ま、まさか…」

成歩堂「被害者はアロマを一本使ってます、丸々使う事は有りませんがあの現場には瓶が一つ足りません!!」

ザワザワ ザワザワ

カンッカンッカンッ

裁判長「静粛に!静粛に!成歩堂くん、瓶が無い理由は解りますか!?」

成歩堂「無い理由…仕事をしていたなら無くなりますがその物自体無いなら瓶は真犯人が持ち去った事になります」

御剣「ぐぅう…」ダンッ

真宵「凄いよなるほどくん!これならきしべさんを助けられるね」

成歩堂「いいや、まだだ…」

御剣「…まさかそこを突かれるとは…裁判長、この事件の目撃者を私は入廷させても宜しいですか?」

裁判長「も、目撃者!?」

御剣「えぇ、茶番は終わりです。」

裁判長「解りました、休憩を挟んだ後、再開しましょう」

成歩堂「(何とか乗り越えたが次は彼女だ…)」

マコ『一通りの乗り物に惹かれ、一通りの食べ物に当たり、警察学校で付いたあだ名が「堕天使」です…』

成歩堂「(あらゆる不幸を取り入れてしまう彼女が見た光景は正しいか正しく無いか…それを見極めないといけないな…)」


セーブしますか?
→はい いいえ

誤字脱字が有りましたか…すみません、確認不足です。此方の更新は昼ぐらいに仕様と考えてます。偶に書き貯めが出来ましたら夜に更新します。ネタバレは無しの方向で…


同日AM:11:54
地方裁判所被告人第1控え室

露伴「ちょっとは出来るみたいだな」

成歩堂「少しは信用してくれますか?」

露伴「ほんの少しな…」

真宵「おっデレたデレた」ニヤニヤ

露伴「誰がデレるか!」

成歩堂「…岸辺さん、此処から先は貴方の命にも関わります。あの現場で何が起きたか、僕たちに話す気は有りませんか?」

露伴「何か…?」
ガラガラガラガラガラガラガラガラ

真宵「っ!!な、なるほどくん。」

成歩堂「真宵ちゃんも見えるかい…」

真宵「鍵が"四つ"もあるよ。」

成歩堂「"四つ"!?(留置場で見た時は三つだったのに増えただと!?)」

露伴「鍵とかわけが解らないな…まぁぼくが犯人じゃないのは確かだ…」

成歩堂「教えて下さい!あの場所で何が合ったんですか!?」

露伴「……スタンド…」ボソッ

成歩堂「岸辺さん!」

係官「弁護士!被告人!裁判が再開するから来るんだ!」

成歩堂「(顔を背けて言った言葉の意味は解らないがこの事件を解くヒントだと僕は思った……)」


同日AM:11:57
地方裁判所第1法廷

ザワザワ ザワザワ

カンッ

裁判長「それではこれより再開します、検事側、お願いします」

御剣「畏まりました。彼女を入廷させるんだ」


マコ「……え、えっと…」

御剣「証人、職業と名前を」

マコ「自分はスズキマコッス!現在は無職になりました!」ビシッ

御剣「そ、そうか…彼女はエステ「シンデレラ」の従業員でこの事件の目撃者です」

裁判長「何処かで見たような……」

成歩堂「(覚えて無いのかよ…)」ダラダラ

真宵「婦警の時もレストランの時も裁判長は同じ人だったよね?」

成歩堂「まぁ呆れちゃうけど裁判長だからか許しちゃうんだよな…はぁー」

御剣「それでは須々木マコくん、君が見たまま伝える様に」

マコ「りょうかいッス!」ビシッ

成歩堂「(何が出るか…)」


証言開始
~事件当日~

マコ『「スズキがお昼休みが終わる頃、お店に戻ったら彩さんが作業するから受付にいる様に言われたッス」』

マコ『「しばらく受付にいると暴れる音がした為、心配なので作業場に入ったら」』

マコ『「彩さんが血を流して倒れていました…」』

マコ『「その時男性にぶつかりましたが自分、彩さんが心配で駆け寄り」』

マコ『「揺さぶっても彩さんが目覚めなくて情けないですが気を失ってしまい」』

マコ『「気が付いたら男性が彩さんをスケッチしていた為、警察に通報しました…」』


裁判長「悲しい話しですね…」

マコ「自分が…自分が気付いていたら彩さんは…」

成歩堂「(裁判長が味方をしてしまった…コレを追求出来るだろうが…)」


尋問開始
~事件当日~

マコ「スズキがお昼休みが終わる頃、お店に戻ったら彩さんが作業するから受付にいる様に言われたッス」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「被害者はその時何か変わった様子はありませんでしたか?」

マコ「何時も通り綺麗でしたッ!」

成歩堂「(深く追求するか?)」

ついきゅうする
→しない

成歩堂「(まだわからないから止めとこう)」


マコ「しばらく受付にいると暴れる音がした為、心配なので作業場に入ったら」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「作業場に入った正確の時間はわかりますか」

マコ「大体一時過ぎぐらいだと思います」

真宵「どうする、時間は大事な事だから聞く?」


→ついきゅうする
しない

バンッ
成歩堂「大事な部分です、詳しくお願いします」

裁判長「わかりました、証人、詳しく説明をお願いします。」

マコ「りょうかいッス!!」ビシッ


マコ「その日、戻った時刻は一時でした」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「本当に一時でしたか?」

マコ「はい!受付の時計は一時をさしてました!」

成歩堂「(それなら時間は正確か…)」


マコ「彩さんが血を流して倒れていました…」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「どこから血を流してました?」

マコ「気分が悪くなりますが、頭です…」

成歩堂「(これは深く追求するか?)」

→ついきゅうする
しない

成歩堂「そこの部分は重大です、詳しく教えて下さい」

裁判長「わかりました、証人、辛いでしょうがお願いします。」

マコ「は、はい…」


マコ「作業場に入りますと頭と左手首から血を流す彩さんがいました」

成歩堂「待った!!」

バンッ
成歩堂「確かに頭と左手首から血が出ていたんですね?」

マコ「間違いないッス!ちゃんと見たッス」

成歩堂「(頭と左手首…)」

真宵「なにか"違和感"を感じる発言だね」

成歩堂「確かに…(法廷記録を確認しよう)」

真宵「法廷記録は"R"ボタンか画面上をタッチすれば直ぐに見れるよ」

マコ「その時男性にぶつかりましたが自分、彩さんが心配で駆け寄り」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「その男性は確かに被告人でしたか!?」

マコ「いや…気が動転していたので…すみません」

御剣「余り証人を虐めるのは止めてくれないか?弁護士」

裁判長「そうですぞ!虐めは良くありませんな!」

真宵「虐めちゃダメだよなるほどくん」

成歩堂「(ただ質問しただけなのに一斉攻撃されてしまった…)」ダラダラ

マコ「すみませんッス成歩堂さん」


マコ「揺さぶっても彩さんが目覚めなくて情けないですが気を失ってしまい」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「気絶したのは大体どれぐらいですか?」

マコ「十分は立ってないと思います」

成歩堂「時計の確認はしましたか?」

マコ「はい!ちゃんとしたッス!」ビシッ

成歩堂「(余り責めるとマコさんの事だ、ややこしくなるな)」

真宵「少しずつ間違いを見付けよう、なるほどくん」


マコ「気が付いたら男性が彩さんをスケッチしていた為、警察に通報しました…」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「た、ただスケッチを」
御剣「異議あり!!」

御剣「そのスケッチがおかしいと先程解明されたではないか。」

裁判長「確かに…被害者をスケッチするのは異常です。」

成歩堂「そ、そうですね…」

成歩堂「(深く追求出来なくなってしまった)」

真宵「ねぇなるほどくん、マコちゃんは本当に見てたのかな?」

成歩堂「わからない…けれどおかしな発言は合ったからそこを叩いてみるよ」


マコ「作業場に入りますと頭と左手首から血を流す彩さんがいました」


・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
誰かのペン
並んでる瓶は一つ足りない
現場写真.1
→辻彩の解剖記録
壁掛け時計の発注

成歩堂「異議あり!!」

成歩堂「証人…貴女の発言には矛盾があります」

マコ「矛盾?」

成歩堂「この資料を見て下さい。」

裁判長「解剖記録ですな」

成歩堂「これによりますと被害者の死因は絞殺です。ですが頭部が殴られた後など書かれて無いんです!!」

マコ「えぇー!?」

御剣「ぐぅう…」

成歩堂「須々木マコさん、貴女は何をみて、頭から血が流れてると思ったんですか!?」ビシッ

マコ「で、でもスズキは確かに…!」

御剣「裁判長、彼女は気が動転していたんです。何故なら信用する上司が目の前で亡くなったんですから」

裁判長「確かに…それもありますな」

御剣「その時の事を詳しく言えば弁護士も認めるだろう、被告人が犯人だと…」

成歩堂「(そんな事は有り得ない!マコさんが見た場所には必ず矛盾がある筈だ!)」


証言開始
~作業場で見た事~

マコ『「作業場に入って直ぐ近くに彩さんが倒れてました」』

マコ『「時間はピッタシ一時十分ッス!間違いないッス!」』

マコ『「自分の姿に動揺したのか男性は駆け出して逃げてしまいました…」』

マコ『「その間彩さんと逃げ出した男の人以外「シンデレラ」の店には誰も来てないッス!」』


裁判長「事件現場には被害者、被告人、証人以外はいないとは…」

御剣「決定的だが尋問ぐらいさせてやろう…」

マコ「…彩さん」


尋問開始
~作業場で見た事~


マコ「作業場に入って直ぐ近くに彩さんが倒れてました」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「確実に作業場には被害者と第三者が居たんですね」

マコ「は、はい…男性がいました…」

成歩堂「(此処は大事な部分だ、深く追求しよう)」

→ついきゅうする
しない

バンッ
成歩堂「そこは重要な部分です、被害者がいた場所でも良いですので解る事を言って下さい!」

裁判長「証人、辛い記憶ですがお願いします」

マコ「は、はい…」

真宵「場所に何か秘密があるのかな?」

成歩堂「少しでも状況が解れば被害者が何故抵抗しなかったか解ると思ってね…」

真宵「そっか…あやさんは首を絞められたのに抵抗しなかったんだよね…」


マコ「彩さんが倒れていた場所は左側で、窓がある場所にいました。その時確か窓は閉まってました…」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「被害者は窓側で、扉に近い位置に倒れていたんですね」

マコ「は、はい…」

成歩堂「第三者の位置はどこか解りますか?」

マコ「場所は解りませんが自分にぶつかったのは覚えてます。」

成歩堂「(第三者、犯人は駆け出して逃げたって事か…)」

真宵「窓…うぅーん、何か違和感を感じるね、なるほどくん」


マコ「時間はピッタシ一時十分ッス!間違いないッス!」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「どこで時間を確認しましたか?」

マコ「受付にある時計ッス!チラ見でしたがきっちり一時十分でしたッス!!」ビシッ

御剣「時間など関係ないだろ?それとも関係があるのかね」

成歩堂「(今"無い"と言ったら深く聞けない…証拠品はあるから叩くなら今だ!)」

成歩堂「関係はあります」

御剣「関係がある?それなら証拠を出して貰おうか、ナルホド弁護士。もし間違ったらそれなりのペナルティを背負って貰おう」

裁判長「そうですな…何も有りませんでしたらペナルティをします」

成歩堂「(ペナルティか…間違えない様にしないと…)」ダラダラ


・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
誰かのペン
並んでる瓶は一つ足りない
現場写真.1
辻彩の解剖記録
→壁掛け時計の発注

成歩堂「これだ!!」

御剣「……時計の発注?それがどうかしたのか?」

成歩堂「今回は受け取り時間をみて下さい。」

裁判長「受け取り時間…七月二日の午後一時十分…それがどうかしましたかな?」

御剣「ま、まさか…!」

成歩堂「そうです…証人が第三者以外の人物を見ないといけないんです!ですが証人は見ていないと言ってます」

マコ「えっ?自分また何かしましたか…?」

裁判長「あ、あの…私には解らないんですが。」

御剣「…被害者は時計を発注してるが受け取り時間があると言うことは配達人が来ているっと言う事です…」

裁判長「あ、あぁ!」

真宵「そっか…配達する人が来ている筈なのにそれをマコちゃんが目撃してないのはおかしいんだ!」

マコ「で、でも確かに来てないッスよ!?自分は見てないッス!!」

成歩堂「僕の憶測ですが見た"時間"が違う…では無いですか?」

マコ「時間?ですが受付にある時間は弄らないです!」

成歩堂「マコさん、貴女が来る前に時間を弄られたとしたらどうしますか?」

マコ「いじられて?ですがそんな事する人なんて…!」

成歩堂「第三者です。貴女が居ない間に来た被害者を殺害した人物でしたら弄る事は出来ます!」ビシッ

マコ「あぁ…!」

御剣「ぐぅう…だ、だが!指紋は付いていたぞ!被告人のが!」ダンッ

成歩堂「その指紋は作業場の"時計"です!受付にある時計とは違います!」

裁判長「御剣検事…受付にある時計の指紋は取りましたか?」

御剣「採取は…していない」ギリッ

成歩堂「(少しだけ先に行けたがまだ真相が解らない…)」

真宵「マコちゃんが見た時間が違うなら本当の事件が起きた時間は何時になるのかな?」

成歩堂「今の情報だと解らないのが痛いな…」ダラダラ

裁判長「本当に起きた時間が解らないのですと被告人が被害者を殺す事も不可能になりますな…」
バンッ
「異議あり!!」

成歩堂「!?」

真宵「!?」

マコ「!?」

裁判長「!?い、今の発言したのは誰ですか?」

御剣「…裁判長、時間など関係無いんですよ…証人は"殺害"をした現場を見ていたんです。それは動かない証拠では無いですか…」

裁判長「確かに…」


バンッ
成歩堂「異議あり!!」

成歩堂「証人は男性の特徴はおろか、"殺害"した現場は見ておりません!!」

マコ「ま、待って下さい!!」

マコ「確かに男の人が逃げるのを見ましたが自分、その人の特徴は覚えています!!」

成歩堂「な、なんだってー!!」


ザワザワ ザワザワ

カンッカンッ

裁判長「静粛に!スズキマコさん、確かに見たんですね、相手の特徴を」

マコ「は、はい!少しだけですが思い出して来ました。」

成歩堂「(ど、どうしたら良いんだ!)」

真宵「大丈夫だよなるほどくん!いつもこういう時はあるでしょ?それをマコちゃんの発言を聞いてからしてみよう」

成歩堂「発想の"逆転"…ありがとう真宵ちゃん」

真宵「私はなるほどくんの助手ですから」ニコッ


証言開始
~犯人の特徴~

マコ『「自分は確かに見ました!彩さんを殺した犯人を!」』

マコ『「変わった柄のを付けて、片手には"何か"を持ってました…」』

マコ『「後…胸ポケットが膨らんでいたのは確かです!」』


裁判長「ふぅむ…聞く限り何も解らないんですが…」

御剣「何を言いますか裁判長、ちゃんと特徴を捉えてます。それに犯人は凶器を持ち去ったっとなります」

裁判長「そう言えば珍しく凶器が出てきてませんね。」

御剣「あの部屋には凶器は落ちて居なかったんです。ですが証人の発言で解りました、凶器は"持ち去られた"となります」

成歩堂「(御剣の奴…これも想定内って事か…)」ダラダラ

御剣「それでは弁護士、尋問をするのか?」


→じんもんをする
しない

バンッ
成歩堂「勿論行います。裁判長、宜しいですか」

裁判長「お願いします、それでは証人、辛い事も聞かれますが捏造しない様にお願いしますね」

マコ「解りましたッス!」ビシッ

尋問開始
~犯人の特徴~

マコ「自分は確かに見ました!彩さんを殺した犯人を!」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「確実に見たんですね」

マコ「は、はい!確実にこの両目で見ました!」

成歩堂「(深く追求するか?)」


ついきゅうする
→しない

成歩堂「(いや、まだ速い…全て聞いてからにしよう。)」


マコ「変わった柄のを付けて、片手には"何か"を持ってました…」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「変わった柄とはどんな形をしてましたか?」

マコ「ギザギザなヘアバンドみたいな…被告人が付けてるのと同じです!」ビシッ

真宵「うぅ、嫌な事を聞いちゃったよ…」

成歩堂「僕もだよ…」

御剣「ふっ…」

成歩堂「(御剣の奴、余裕だから笑ってやがる!)」


マコ「後…胸ポケットが膨らんでいたのは確かです!」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「胸ポケットが膨らんでいたんですね。何故解ったんですか?」

マコ「ぶつかる時に何か固い物に当たりましたッス!それで解りましたッス!」ビシッ

成歩堂「(固い物…か…うぅ、解らなくなって来たぞ)」ダラダラ

真宵「だけどどこかに矛盾がある筈だよ。」

成歩堂「発想の"逆転"…(次は深く追求してみよう)」


マコ「変わった柄のを付けて、片手には"何か"を持ってました…」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「変わった柄とはどんな形をしてましたか?」

マコ「ギザギザなヘアバンドみたいな…被告人が付けてるのと同じです!」ビシッ

成歩堂「(追求してみよう)」


→ついきゅうする
しない

バンッ
成歩堂「もう少し詳しくお願いします」

マコ「わ、解りましたッス!」


マコ「ギザギザなヘアバンドは片手に、ネクタイの柄はドクロみたいな気がします…」

成歩堂「ネクタイ…?マコさん、ネクタイをしていたんですね」

マコ「は、はい!間違いないッス!」

真宵「ネクタイに何かあるの?」

成歩堂「何だか違和感を感じるんだ…」

マコ「後…胸ポケットが膨らんでいたのは確かです!」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「胸ポケットが膨らんでいたんですね。何故解ったんですか?」

マコ「ぶつかる時に何か固い物に当たりましたッス!それで解りましたッス!」ビシッ

成歩堂「(深く追求してみよう)」


→ついきゅうする
しない

成歩堂「詳しくお願いします」

マコ「解りましたッス!」


マコ「スーツの胸ポケットが不自然に膨らんでましたッ!」

成歩堂「待った!!」

成歩堂「スーツを着ていたんですね」

マコ「はい…あぁ、だけど違うかも…」

成歩堂「違う?」

マコ「背広を持っていた様な気がしまして…」

裁判長「証人、記憶が曖昧でしたら発言を止める事が出来ます」

御剣「裁判長、お言葉ですが証人は"覚悟"を決めて発言しています。」

マコ「はい!仮に間違いでも自分はめげないッス!」

裁判長「いや、めげないと言われましても…」

真宵「スーツ…本当にきしべさんはスーツを着ていたのかな?」

成歩堂「有り得ないとは…言えないしな」ダラダラ


マコ「自分は確かに見ました!彩さんを殺したスーツを着た犯人を!」


・つきつける 人物
綾里真宵
→岸辺露伴
広瀬康一
糸鋸圭介
御剣怜侍
辻綾
須々木マコ


成歩堂「異議あり!!」

成歩堂「やっと…やっと違和感が解りました」

マコ「違和感…ですか?」

御剣「苦し紛れに被告人の写真を出してどうしたんだ?ナルホド弁護士」トンットンッ

成歩堂「御剣検事、今の被告人の服装を上げて下さい」

御剣「服装だと…?ギザギザなヘアバンド、穴が空いてる服、下着が見えていてベルトの意味が無い服だが…それがどうしたと言うんだ?ナルホド弁護士」

成歩堂「まだ解らないんですか?御剣検事。証人は確かに言いました"スーツ"を着ていたと…!」ビシッ

御剣「それが…な、何だと!!」

成歩堂「被告人が捕まった服装は変わって無いと思います。それならスーツは何処に言ったんですか?」

マコ「ど、何処かで脱いで着替えたとか!」

成歩堂「確かにそれも有りますが、被告人はマコさんが目覚めても気付かないでスケッチをしていたんですよね?」

マコ「は、はい…何をしているのか聞いても無反応でスケッチしてました」

成歩堂「もし仮に被害者を殺害してスケッチをしていましたら服装はどうなってますか?」

マコ「えっと…スーツのままになります」

成歩堂「ですが写真や今の被告人を見る限り彼はスーツはおろか!お腹を出しています!」

ザワザワ ザワザワ

カンッカンッカンッ

裁判長「静粛に!静粛に!成歩堂弁護士、つまり貴方は証人が見た被告人は違う人物だと言うんですね!?」

成歩堂「はい!ですが…もし此処で御剣検事がスーツ、ネクタイが有りますのなら証拠品として提出して貰いたいですね」

裁判長「御剣検事、証人の発言したスーツ、ネクタイはありますか!?」

御剣「ぐぅう…それはまだありません」ダンッ

裁判長「成歩堂弁護士!貴方が違うと言いました真犯人は解りますか?」

成歩堂「真犯人は…」


わかる
→まだわからない

成歩堂「今の状況では解りません。ですが確実に被告人に罪を着せた犯人はいます!」

裁判長「解りました…確かに資料は足りません。消えた凶器、瓶、ネクタイ。色んな情報が足りませんね…」

真宵「凄い…凄いよなるほどくん!一日でも延びたよ!」

成歩堂「かなりごり押しだけどね…」

裁判長「御剣検事は本当にスーツとネクタイが被告人が持っているのか、そして指紋照合、凶器をお願いします」

御剣「…解りました」ダンッ

成歩堂「(御剣が凄い形相で睨んでいる…)」ダラダラ

裁判長「それでは本日は閉廷します」

カンッ


同日PM:13:29
地方裁判所被告人第1控え室

露伴「まさかあんな場面から覆すとは…かなり貴重な体験をさせてもらったよ」

成歩堂「岸辺さん!どうしてヘアバンドを盗まれた事を言わなかったんですか!?」

露伴「言ってどうする…それにヘアバンドが無くなったのは事件とは関係ないと思ったから言わなかっただけだ」

真宵「いつ盗まれたんですか?」

露伴「事件が起きる二日前かな…ぼくは人気漫画家だから盗まれる事はあるからね、だからヘアバンドもそれだと思ったまでだ…」ギリッ

成歩堂「(自分の私物が犯罪に染まったから悔しいのか、歯を食いしばっている…)岸辺さん、どうしてエステ「シンデレラ」に向かったんですか?」

露伴「だから尾行をしていたら入って行ったんだよ…"男"が」

成歩堂「"男"が?」

露伴「珍しいのと前々から気になっていたぼくも入ると悲鳴さ…入らなければ良かったよ」

成歩堂「…犯人は貴方の私物を持っています。計画的に貴方を犯人にしています」

露伴「それじゃあぼくは填められたのか…くそっ!」

真宵「お、落ち着いてよきしべさん…」

露伴「……もういい、それとぼくから情報を聞きたいなら」
ガラガラガラガラガラガラ

露伴「面白いネタを持ってきな、話してやるよ」

真宵「鍵が三つ!?」

成歩堂「(この人は秘密が有りすぎる…だけど必ずその鍵を壊して全て話してもらおう!あの日何が合ったのか!)」


セーブしますか?
→はい いいえ


同日PM:14:12
成歩堂法律事務所

真宵「はぁー、何だか疲れた…」

成歩堂「ホントだよ…」

・話す
→気付いた事
これからどうするか


真宵「最後にきしべさんが言った事かな…その時とても悲しい目をしてたよ」

成歩堂「僕には笑ってる様な気がしたけど…」

真宵「そうかな?だけどきしべさんは私となるほどくんには言えない秘密を隠し持ってるのは確かだね」


・話す
気付いた事
→これからどうするか


真宵「先ずは杜王町に行ってきしべさんを知ってる人から話しを聞きに行こうよなるほどくん」

成歩堂「それじゃあ行こっか」

「待ってください!なるほど様!まよい様!」

真宵「は、はみちゃん!?」

春美「お久しぶりです、まよい様!なるほど様!」

成歩堂「久しぶりだね、春美ちゃん」

春美「はい!二時間も歩いて来れました」

成歩堂「(また歩いて来たのか)」

真宵「はみちゃん、切符は?」

春美「きっぷ…?あぁ!忘れてました…すみません」

成歩堂「い、いや…責めてないからね。」

真宵「はみちゃんも行く?杜王町に」

春美「もりおうちょう?行ってみたいです!」

成歩堂「(春美ちゃんは倉院の里から出たことが無く、最近外に出て来る事が出来る様になった…だけど残酷な仕方でだ)」

春美「うわぁ~、嬉しいですとても!ですがお二人の逢い引きにわたくしがお邪魔をしたら…あぁ、何という事でしょう」モジモジ

成歩堂「(春美ちゃん、だからそれは無いからね)」

真宵「それじゃあ行こっか、なるほどくん、はみちゃん」

春美「はい!」


・移動
留置場
→S市杜王町駅前
エステ「シンデレラ」

同日PM:15:24

春美「うわぁ~、凄いです!町があります!」

真宵「そうだね」

春美「あ、あれは…突っ張りです!不良のモチーフりいぜんとをしています!」ウキウキ

成歩堂「ちょっと!春美ちゃん!?」

春美「かめらで撮りませんと!」

真宵「待ってよはみちゃん!」

春美「すみません!」

「あぁ?なんスか?」

春美「その素敵な髪型をかめらで撮っても宜しいですか!?」

「(何か目がキラキラしてやがる…)」

真宵「駄目だよはみちゃん、ごめんなさい。珍しい髪型をしてましたので(背がたかーい)」

「髪型…」ピクッ

春美「はい!とてもりりしくて素敵です」

「そ、そうっスか」

成歩堂「あぁ、すみません!(背高っ!それに何だあの髪型は…ダサい)」

真宵「なるほどくんと同じだね。ツンツン頭と」

成歩堂「僕と比べないでよ。」

春美「えっと、すいっちは…あっ」ポロッ

カシャン

春美「あぁ…か、かめらが…」

真宵「これは…」

成歩堂「あ、新しく買ってあげるよ。」

「ん?このカメラなんも壊れて無いっスよ?」

春美「え…あわわわ」

真宵「へ、変な物体が…」

成歩堂「えっ?何が?」

春美「す、凄いです!今のはまじっくと言う奴ですか!?」

「み…見えるんスか?グレートだぜ」

真宵「…ねぇなるほどくん…もしかしてアレがきしべさんが呟いていた」

成歩堂「すたんど…?僕には見えなかったけど」

春美「素敵な髪型さん!お名前は何ですか!?わたくしは綾里春美と申します」

「おれっスか?おれは東方仗助っス」

春美「宜しくお願いします、じょうすけ様!」


・話す
→カメラ

成歩堂「さっき、このカメラは壊れたと思ったんだけど…」

仗助「あ、あはは…気のせいじゃないっスか?」

春美「じょうすけ様の背後から何か出ましたけど…」

仗助「…気のせいっスよ」
ガラガラガラガラガラガラ

成歩堂「(鍵は一つ…)」

真宵「んー、確かに見たのに」


・話す
カメラ 鍵
→岸辺露伴

成歩堂「君、地元の人なら解るかな、岸辺露伴について知ってる事」
仗助「あ゛ぁ!?あんな奴知らねーよ!」

成歩堂「(こ、怖い…)」

真宵「な、何で知らないって」
仗助「知らねーもん知らねーよ!」

成歩堂「(鍵は出てないから本当に知らないか…それか話したくないかのどちらかだな)」

春美「じょうすけ様…」

仗助「うっ…」

真宵「だ、大丈夫だからねはみちゃん、ほら、観光しよう」

仗助「あぁー、解ったよ。話せば良いんだろ」

成歩堂「お願いします」

仗助「あいつはイカレてんだよ」

成歩堂「いかれてる?」

仗助「蜘蛛を舐めたり、おれの親友に手を出したり…あ゛ぁ!殴り足りねぇ…」イライラ

真宵「す、凄い人なんだね…」

成歩堂「そうだね。」


・話す
カメラ 鍵
岸辺露伴
→親友

成歩堂「東方さんが言う親友は岸辺さんが苦手ですか?」

仗助「いや、彼奴は根っからのファンだからか苦手じゃねぇな。寧ろ友達になってんじゃね?」

春美「お友達ですか。どんな殿方何ですか?」

仗助「そうだな…確かイカレ野郎の家に行くって言ってたからいるんじゃね」

成歩堂「ありがとうございます」

仗助「いいって事よ、あっやべっ!億泰の奴が待ってるからよ。もう行くわ」

春美「あ、あの!一枚良いですか!?」

仗助「…いいっスよ」ニカッ

成歩堂「(東方さんがポーズを決めたら写真を撮ると春美ちゃんは喜んだ)」

真宵「私も思わず携帯で撮っちゃった…あれ?何か映ってる」

成歩堂「ん?な、何だこれ…幽霊?」

春美「あっ!先程じょうすけ様がかめらに触れた時に出ました。素敵な姿ですね」

成歩堂「へぇー、これがすたんど…かな?」


【東方仗助の写真】
をファイルにしまった

成歩堂「それじゃあ行こっか、岸辺さんの家に」

真宵「うん!」

春美「はい!」


・移動
留置場
S市杜王町駅前
エステ「シンデレラ」
→岸辺邸


同日PM:15:35

「ですから中に用がありまして!」

「だからダメだ!子どもは帰った帰った」

「あぁ…どうしようまたグチグチと言われてしまう…」

真宵「あ、あの人は…おーい、こういちくーん」

康一「あっ!綾里さん、成歩堂さん、こんにちは」

真宵「どうしたの?きしべさんの家の前で、警察の人に帰るように言われてたけど」

康一「実は…露伴先生に着替えを持って来る様に言われまして…」

成歩堂「あぁ、それは大変だね」

康一「後、引き出しに入ってる封筒を持ってくる様にも言われたんですが…ハァー」

成歩堂「(封筒…か)良かったら僕達が届けようか?」

康一「い、良いんですか!?助かります…実はこれから塾がありまして、本当に助かります!」

成歩堂「良いよ、着替えと封筒だね」

康一「はい、コレが引き出しの鍵です」


【小さな鍵.1】
をファイルにしまった

成歩堂「確かに受け取ったよ」

康一「ありがとうございます!それでは…」

真宵「行っちゃったね…なるほどくん良かったの?」

成歩堂「良いんじゃないかな?中に入ろう」

春美「えっ?は、入れるんですか?」

成歩堂「すみません、御剣検事から許可を頂きました、岸辺露伴の弁護人、成歩堂と言います。入って宜しいでしょうか?」

「御剣検事から、ですか…はい、どうぞ」

真宵「うわぁ~、悪い人だ」

成歩堂「中に入らないといけないから仕方無いよ、さっ入ろう」


・移動
留置場
S市杜王町駅前
エステ「シンデレラ」
岸辺邸
→岸辺邸 リビング


同日PM:15:38

真宵「ひっろ~い!」

春美「うわぁ~、綺麗です!」

成歩堂「これで一人暮らし…ハァー」

真宵「それじゃあ着替えを取らないと、クローゼット探してくるね」

成歩堂「お願いするよ」

春美「このお部屋は…漫画がいっぱいです!」

成歩堂「汚さなければ読んでも平気かな…」

春美「す、少しだけ拝見して来ます!」

成歩堂「(二人が居なくなってしまった…この鍵が開く場所を探そう)」


・移動
岸辺邸 外
→岸辺邸 仕事部屋

同日PM:15:42

成歩堂「(机に電話…資料が本棚にあるから仕事をする部屋かな)」


・調べる
→机

成歩堂「(引き出しがあるが鍵は付いてない。此処は違うみたいだ)」


・調べる
→引き出し

成歩堂「中は…インク、ペン、原稿用紙…か、他には何も入ってない…」

・調べる
→本棚

成歩堂「人体の秘密、体の構造、虫図鑑、植物図鑑…いろんな本があるだけか」


成歩堂「此処には何もない…か…」


・移動
→岸辺邸 リビング


春美「な、なるほど様…」

成歩堂「どうしたんだい?春美ちゃん」

春美「あの…本の間にこんな物が」

成歩堂「メモか…挟まっていたんだね。えっと「シンデレラに朝十時」…春美ちゃん、このメモが挟まっていた本はあるかい?」

春美「は、はい!これです」

成歩堂「杜王町の地図帳か…ありがとう春美ちゃん」


【杜王町の地図帳】
をファイルにしまった

【メモ.1】
を地図帳に挟んでファイルにしまった


成歩堂「(このメモは岸辺さんのだろう。メモをすると言う事は誰かに呼ばれたか、又は取材をする為かのどちらかだ…)」

真宵「なるほどくん、服はこれで良いかな?」

成歩堂「どんなふ、青っ!」

真宵「因みにノースリーブだよ」

春美「のうすりいぶとは何ですか?」

真宵「袖がない服の事だよはみちゃん」

成歩堂「そうだ、真宵ちゃん引き出しとか合ったかな?」

真宵「うん、鍵が付いていたのが合ったよ」

成歩堂「そこに行ってみよう」


・移動
岸辺邸 仕事部屋
→岸辺邸 寝室

同日PM:15:46

成歩堂「寝室か…入って大丈夫かな」

真宵「服が合ったのはこの部屋だったし大丈夫じゃないかな?」

成歩堂「(岸辺さんにバレたら怒られるだろうな…)」


・調べる
→クローゼット

春美「いっぱいお洋服が入ってます!」

真宵「凄いよね、それにしても変わったデザイン」

成歩堂「そうだね(服以外には何もない…か)」


・調べる
→机

成歩堂「引き出しは…あるね」

真宵「鍵が付いてるからこういちくんから受け取った鍵だと思うんだよね」

成歩堂「開けてみよう…」

ガチャ

成歩堂「開いた…」


【封筒.1】
をファイルにしまった

成歩堂「中身は…《貴方の秘密を知っています。十六年前に起こった悲劇を繰り返したく無ければ私の指示に従って下さい》こ、これは!」

真宵「脅迫状…だよね」

成歩堂「(岸辺さんはあの日、この脅迫状で「シンデレラ」に向かったんじゃ…!)」

春美「ど、どうしましょう…」

成歩堂「…もう少し情報が必要だ。岸辺さんを知ってる人物から話しを聞きに行こう」

真宵「うん、」

春美「はい!」


・移動
→岸辺邸 外


同日PM15:58

「どういう事だ成歩堂弁護士」トンットンッ

成歩堂「あぁ…ぐ、偶然だな御剣」

御剣「何が偶然だ!勝手に調べるとはどういう事だ!」

成歩堂「あ、あははは」

春美「み、みつるぎ様~」

御剣「っ!」ビクッ

春美「何時見ても素敵です、そのヒラヒラもお似合いです」

御剣「は、春美ちゃん…」

春美「はい!」

真宵「そう言えばはみちゃん、みつるぎさんに惚れていたよね…」

成歩堂「(御剣が困ってる…)ふふ、」ニヤニヤ

御剣「ナルホド弁護士!何がおかしい!」

成歩堂「ご、ごめんよ、ぶふっ」

御剣「きぃぃいぃさぁああまぁああぁ!!」

成歩堂「さぁ行こうか真宵ちゃん、春美ちゃん」

真宵「う、うん…」

春美「またお会い致しましょう、みつるぎ様」モジモジ

御剣「ぐっ…あ、あぁ」

成歩堂「(御剣は岸辺さんの家の中に入るまで僕を睨み続けていた…)」


・移動
留置場
S市杜王町駅前
エステ「シンデレラ」
岸辺邸
→アンジェロ岩


同日PM:16:07

成歩堂「此処がアンジェロ岩だってさ…」

春美「凄い…不気味な岩ですね」

真宵「うん…あれ?カメラが置かれてる」

「あぁー!触ったらアカン!」

真宵「うひゃぁああぁあ!!」

カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ


「あぁ!声がデカいねん!フィルムが丸々一本無くなってもうたやないか!」

成歩堂「(こ、この声は…)」ダラダラ

「おっ!あんたらはナルホド弁護士にマヨイちゃんじゃない。こないな場所で会える何て珍しいなぁー」

真宵「ナ、ナツミさん!」

成歩堂「め、珍しいですね…本当に」

ナツミ「いやぁー、今観光仕様とカメラを置いといたんや」

真宵「岩に向かって…ですが?」

春美「怪しいですね…」

成歩堂「またネッシーみたいにスクープを撮るんですか?」

ナツミ「な、何言うてんの!そ、そないな事はもうしてへんで!」

真宵「この岩が喋るとか、動くとかがスクープに使用としたとか…無いですねそんな事」

ナツミ「ギクゥウ!!」

成歩堂「当たり…ですか…」

ナツミ「な、何や!別にええやろ!?」

真宵「そうだね、早くきしべさんを知ってる人に聞かないと」

ナツミ「きしべ…あぁ!あの天才漫画家と言われとる岸辺露伴か!アタシ知っとるで!」

成歩堂「えぇー!?って調べただけじゃないですよね…」

ナツミ「何やと!あのニュースを見てスクープ写真をたれ込み仕様とした程やで!」

成歩堂「スクープ?」


・話す
→スクープ写真

成歩堂「スクープ写真とは何ですか?」

ナツミ「おっ気になるか…実はアタシな…殺害する時写真を撮っていたんや」

真宵「えぇー!?」

成歩堂「さ、殺害って…前回貴女が提出した写真には助かりましたが…」

ナツミ「今回は警察に見せる前にナルホド弁護士に見せようおもってな」

成歩堂「あぁ、それは助かります(前回ナツミさんが撮った写真で御剣が有罪になりそうだったからな…)」

ナツミ「ただし!タダとはいかへんで…そうやな、情報と交換せーへんか?」

成歩堂「情報って…何の情報ですか?」


・話す
スクープ
→情報

ナツミ「実は欲しい情報があるんやけどアタシの財布には厳しくてな…」

真宵「ねぇなるほどくん、ナツミさんに情報を調べるよりきしべさんの知り合いを探さないと時間が無いじゃないかな?」

春美「そのきしべ様と関係があるのでしたら探さないといけませんし」

ナツミ「なにコソコソしとんねん、やるんか!やらないんのか!ハッキリせい!」

成歩堂「…わかりました、やります。それで財布と関係ある情報先とは何ですか」

ナツミ「イタリア料理店[トラサルディー]って所や」

成歩堂「イタリア料理店?」


・話す
スクープ写真
情報
→イタリア料理店

真宵「そのイタリア料理店で何の情報が欲しいんですか?」

ナツミ「噂なんやけど、どうやらその料理を食べると色んな病気が治るみたいなんや。せやけど試す金が無くてな…」

成歩堂「それが本当かを僕達が試せば良いんですね」

ナツミ「それだけやないで!どないな調理法なのか調べて欲しいんや、せやから厨房を写真に納めたいねん」

真宵「んー、いきなりて撮れるかな?」

成歩堂「ダメだったら諦めて貰おう…」

春美「場所はどこですか?」

ナツミ「おっ行く気になって嬉しいで!場所は霊園がある近くや」

成歩堂「れ、霊園の近くって…(何でそんな場所に店を開くんだよ!)」

真宵「それじゃあカメラも預かったし行こっかはみちゃん」

春美「はい!とても楽しみですね、まよい様、なるほど様」

成歩堂「あ、あははは…はぁー」


・移動
留置場
S市杜王町駅前
エステ「シンデレラ」
岸辺邸
アンジェロ岩
→イタリア料理店


同日PM:16:18

春美「うわぁ…凄い所にありますね」

真宵「なるほどくん!中に入ろう」

成歩堂「ちょ、ちょっと待って(イタリア料理何て高いよな…財布がキツくなるな)」ダラダラ

「いらっしゃいマセ」

真宵「早く早く」

春美「綺麗な場所ですね」

成歩堂「二人とも!?…はぁー(そうめん生活になるかな…)」

「ドウゾ、おかけになってクダサイ」

真宵「ワクワクだねはみちゃん!」

春美「はい!あぁ、めにゅうと言うのを決めませんと!」

真宵「そうだね!あ、あれ?メニューがない?」

成歩堂「そんな筈は無いだろ?」

真宵「でも無いよ?」

成歩堂「あれ?」

「失礼しマス、手のひらを見せてくれまセンか?」

春美「手のひらをですか?はい」

真宵「ねぇなるほどくん…イタリア料理って手のひらを見せないといけないのかな?」

成歩堂「僕だって初めてだから解らないよ…日本と違うんじゃないかな?」

真宵「それじゃあ見せないといけないんだね…よ、よし。」

「ありガとうゴザイマス」

真宵「つ、次は私か…ドキドキするよ、なるほどくん」

成歩堂「(僕も緊張してきた…)」

「……はい、ありガとうゴザイます。」

真宵「お、おぉ…審査に通れたよなるほどくん!」

春美「これって審査でしたんですか!?いたりあ料理は日本と違うんですね」

「手のひらを失礼します」

成歩堂「は、はい…(うぅ、嫌な汗が出て来た…)」ダラダラ

「(…胃が弱ってますね)ありガとうゴザイます。それデは今から作りますのデお待ちクダサイ」

真宵「ワクワクドキドキだよ、ねっはみちゃん」

春美「はい!いたりあ料理とはどんな料理なのか気になります!」

成歩堂「………真宵ちゃん」

真宵「どうしたの?なるほどくん」

成歩堂「こ、この店は[吐麗美庵]とは、ち、違うよね」

真宵「とれびあん…トレビアン……あぁ!」

春美「ど、どうしました!?」

成歩堂「(春美ちゃんは入ったけどその時は千尋さんに姿を貸していたから記憶が無いのかな…)」

真宵「い、嫌だよ私…あんなマズいのはもうコリゴリだよ!」

成歩堂「ま、まだ決まった訳じゃないよ…」

真宵「う、うぅ…マズかったら嫌だな…」

成歩堂「そ、それに美味しく無かったらナツミさんが言っていた噂は無いだろ?大丈夫、安心しなよ」

真宵「う、うん…」

「お待たせシマした」

春美「うわぁあ~、美味しそうです!いただきます」パクッ

真宵「見た目も匂いも美味しそう~、いただきます!」パクッ

成歩堂「(みんなの料理は違うのか…)いただきます」パクッ

春美「っーー!!」

真宵「っーー!!」

成歩堂「っーー!!」

春美「お、」

真宵「お、」

成歩堂「う、」

春美「おいしい~!」
真宵「おいしい~!」
成歩堂「うまいー!」

成歩堂「こんな、こんなに美味しい何て思わなかったよ!」ポロポロ

春美「とても味わい深い料理です!あぁ、嬉しいです!」ポロポロ

真宵「ぅ、うぅ」ポロポロ

成歩堂「…な、涙が止まらないよ…」パクッ

真宵「お、お姉ちゃんにも、た、食べて欲しい、暖かい料理だよ」パクッ

春美「お、お母様…うぅ」パクッ

「喜んでいたダキ嬉しいデス」

成歩堂「あ、貴方がこの料理を一人で、作ったんですか?」

「はい、このお店のシェフをしています、トニオ・トラサルディーと申します」


・話す
→お店

成歩堂「あ、貴方の料理は素晴らしいです…何故日本にお店を出したんですか?」

トニオ「イタリア料理店デ修業をしていたのデスガ、認めてもらえマセんデしたので日本の、杜王町にお店をダシました」

真宵「そんな…こんなに美味しいのに…」

春美「いたりあは酷い場所です!トニオ様の料理は最高ですのに!」

トニオ「…ありガとうゴザイます」ニコッ


・話す
お店
→料理について

真宵「この料理、みんな違いますけどどうしてですか?」

トニオ「先ほど手のひらを見せていたダキました時、皆様の体調を確認してマシた。」

春美「体調も解るんですか?んー」ジー

真宵「どうして手のひらで解るのかな?」ジー

成歩堂「(君達が手のひらを見ても意味は無いと思うよ…)体調を確認してから料理をお出しするんですね」

トニオ「はい、皆様の体調はドレも違いマス」

成歩堂「(凄い方だ…)」

春美「それでとにお様の料理を食べますと体調が良くなるんですね」

トニオ「はい。」

真宵「まるでマジックみたい!」

トニオ「…お褒めな言葉をいたダキありガとうゴザイます」


・話す
お店
料理について
→厨房

春美「あの、料理を作る場所を見たいんですが…」

トニオ「すみまセン、それはデキないデす」

成歩堂「解りました、ありがとうございます」

真宵「良いのかな?ナツミさんに怒られないかな?」

成歩堂「厨房は無理ですが店の中の写真を撮っても平気ですか?」

トニオ「はい、ドウゾ。」

成歩堂「ありがとうございます。あの、もしかしたら写真を雑誌に使うかも知れませんが平気ですか?」

トニオ「雑誌、デスか…えぇ、楽しみにしてマス」

真宵「それじゃあ撮るね」

春美「料理も撮りませんか?」

真宵「お、良いね~、トニオさんも写真良いですか?」

トニオ「何だかお恥ずかしいデスが…一枚で宜しいデしょうか」

真宵「はい!」

成歩堂「僕が撮りますので真宵ちゃんと春美ちゃんと一緒に映って貰っても良いですか?」

トニオ「…はい」

カシャ

春美「ま、眩しかったです」

真宵「う、うん…」

トニオ「チカチカしますね…」

成歩堂「写真は終わったから食べようか」

真宵「うん!」

春美「はい!」

成歩堂「(それから美味しい美味しいばかり言って食べるから結構料金はかかったけど満足する料理だったのでよしとしよう…本当に吐麗美庵みたいじゃなくて良かった…)」

今回は此処までです、まだ前半パートですね…長いですが諦めないで完結を目指してみます!
それまでのお付き合い、宜しくお願いします。

真宵「本当に美味しかったねなるほどくん。またこよう!」

成歩堂「……お金に余裕が出来たらね」

真宵「だ、大丈夫だよ!今回の事件を解決しちゃえば!」

成歩堂「そうだね…あれ?」

春美「どうなさいましたか?なるほど様」

成歩堂「…こんな道あったっけ?」

真宵「地図は?」

成歩堂「あぁ、あるよ。えっと…有栖川、隣がオーソン、ドラッグのキサラ…」

真宵「無いね、こんな道」

成歩堂「まぁそんな詳しく地図には載せないよ。」

春美「…行ってみますか?」ワクワク

成歩堂「そうだね、行って見ようか」

真宵「それじゃあれっつごー!」


・移動
→小道

同日PM:16:34

春美「何だかワクワクしますね、まよい様」

真宵「そうだね、こんな道は田舎だからあるのかな」

成歩堂「田舎は関係ないじゃないかな?」

真宵「えぇー、そう?」

春美「………まよい様」

真宵「そこにいるのは誰っ!」

成歩堂「どうしたの二人とも」

「私が…見えるの?」

成歩堂「うわっ!」

「あぁ、ごめんなさい…私が見える何て珍しかったから」

春美「…貴女はもう亡くなってますね」

成歩堂「えぇ!?(この女性が!?)」

「うん、私はもう死んでるの…ねぇ、お願いを聞いてくれるかな?」

真宵「お願いですか?」

「えぇ、弁護士さんですよね?貴方」

成歩堂「は、はぁ…一応そうですが…」

「…ちゃんを…ろはんちゃんを助けて下さい…」ポロポロ

成歩堂「あ、あの…先ずは話して下さい。」


・話す
→ろはんちゃん

真宵「ろはんちゃんって…も、もしかして岸辺露伴?」

「はい…彼は、彼は人殺し何て出来ないわ!」

成歩堂「あの、岸辺さんとはどういった関係何ですか?その…貴女は亡くなられてますが…」

「彼は…露伴ちゃんは昔私の両親が親しく、露伴ちゃんの両親が家を開ける為に一時的に預かった子なの。」

成歩堂「預かった子ですか…」

「私と露伴ちゃんはとても仲が良い、まるで姉弟の様だったわ。」

春美「きょうだい、ですか。」

「露伴ちゃんは…露伴ちゃんは優しい子なの!だからお願い…彼を助けて…」


・話す
ろはんちゃん
→名前

春美「あの…貴女のお名前は…」

「私は杉本鈴美。この小道で佇む幽霊よ」

「ワン!」

真宵「うひゃあぁあ!」

鈴美「ごめんなさい、この子はアーノルド…私のペットよ」

成歩堂「真宵ちゃん、春美ちゃん…もしかしてこの犬も」

春美「はい…既に亡くなっています」

成歩堂「(聞かなければ良かった)」


・話す
ろはんちゃん
名前
→理由

成歩堂「岸辺さんとは昔の知り合い?ですが、何故そこまで彼を助けたいんですか?」

鈴美「そ、それは…」
ガラガラガラガラガラガラガラガラ

成歩堂「(鍵が二つ!?何故勾玉が反応したんだ?)」

真宵「……もしかして、きしべさんの鍵もこの人と関係が…」

成歩堂「可能性はあるね」

鈴美「まだ…まだ言えない。貴方達を"巻き込ん"でしまう」

成歩堂「…解りました、また此処に来ます。その時に話して下さい」

鈴美「……露伴ちゃん…露伴ちゃんを救ってくれるんですね!」

真宵「何たって私たちはきしべさんの弁護人ですから!」

成歩堂「何で真宵ちゃんがえばるんだい…?」

鈴美「あぁ、神様…ありがとう…ありがとう」ギュッ

真宵「(私とはみちゃんは力が強いから触れられるのか…ちょっとビックリしちゃった)」

成歩堂「(この町には僕達が知らない謎がありふれてるな…)」

鈴美「うふふ、ごめんなさい、泣いてしまって。」

春美「泣くのを我慢したらダメです!涙を流さないとツライだけですよ…?」

鈴美「……そっか、そうだよね。ありがとう…えっと」

春美「あ、わたくしの名前は綾里春美と申します」

真宵「私は綾里真宵、そして特徴的な髪型の彼はなるほどくんだよ!」

鈴美「綾里…あの綾里!?テレビで見たわ」

真宵「お母さんを!?」

鈴美「えぇ…綾里舞子さんは凄い方だと解るのに、マスコミが信じなかったのは酷かったわ…」

成歩堂「(綾里舞子さん、真宵ちゃんのお母さんで昔、DL-6号事件…その事件は法廷内のエレベーターで起きた。地震によりエレベーターが止まった中には三人の人がいた…エレベーターが動くときにその中で一人死んでいた、それが御剣信。御剣のお父さんだ)」

成歩堂「(事件の真相を知りたい警察は有名な霊媒師、綾里舞子さんに頼み、法廷で亡くなった御剣信さんを乗り移って貰おうとしたが失敗。それをマスコミが世間に流した為、倉院流は寂れてしまった)」

成歩堂「(それもあったのか綾里舞子さんは行方を眩ました……それから再び事件は掘り起こしたが今は関係ないな。)」

真宵「そっか…(お母さんの意志は私とはみちゃんが受け継ぐよ)ありがとう、すぎもとさん」

鈴美「"れいみ"で良いわよ。あ、ポッキー占いする?」

成歩堂「また来たときお願いします」

真宵「えぇー!ポッキー食べたいよなるほどくん」

成歩堂「小道から出たら買ってあげるから」

真宵「やったー!」

春美「ぽっきぃとは何ですか?」

鈴美「食べてみる?」

春美「い、良いのですか!?」

鈴美「どうぞ…なるほどちゃんもまよいちゃんもどうぞ」

真宵「うわぁーい!」

成歩堂「(ちゃん呼び!?ま、まぁ多分生きていたら僕より年上だろう…)すみません…はぁー、食べたら行くよ」

鈴美「…なるほどちゃん、もし行ける時間が合ったら私のお墓にこのポッキーを添えてくれるかな?」

成歩堂「ポッキーを…ですか?」

鈴美「えぇ、良いかしら?」

成歩堂「解りました、引き受けます」


【杉本鈴美のポッキー】
をファイルにしまった

鈴美「ありがとう…この小道を抜けるまで決して振り返ったら駄目よ?命が大事ならね」

真宵「…うん」

春美「はい!」

成歩堂「は、はぁ…それじゃあ行こっか」

鈴美「さよなら……露伴ちゃん、"一度"しか守れなくてごめんなさい…」ポロポロ


・移動
→アンジェロ岩

真宵「ふぅー、長い道のりだった」

成歩堂「君がオーソンでヒーロー集合とか言うお菓子を選ぶのに時間がかかったんだろ」

春美「す、すみません…」

成歩堂「いや、春美ちゃんは悪くないよ。」

真宵「よーし、トノサマン…トノサマン!丙!」ビリッ

春美「何が出ましたか!?」

真宵「……歌舞伎丸、平蔵(ひらぞう)」

成歩堂「どんなヒーローだよ!」

真宵「『普段は歌舞伎だが悪の組織平和団が街にゴミや人さらい動物保護が行われてると助手の弥次郎兵衛(やじろべえ)が平蔵に知らせて歌舞伎の格好で悪と戦う』」

成歩堂「組織名を変えた方が良いぞ」

真宵「『必殺技はロープで敵の首を吊り上げ"獄殺ごめん"』だって…私こんなの知らないよ」

春美「わたくしも知りません…」

成歩堂「子ども向きじゃないのは確かだね」

真宵「トノサマン欲しかった…」

テッテテレテーテレテレー

成歩堂「あれ?僕の携帯じゃないや…」

「なにママ…わかったよ、それじゃあ」

成歩堂「何だか珍しいね…片手にビデオカメラを持ってるのは」

真宵「あ、あのキーホルダーは劇場版初回限定で数個百名様に当たるトノサマンキーホルダー!」

「…お姉さんは知ってるの?トノサマン」

真宵「当たり前だよ!私トノサマンと仲が良いんだ」

「うそっ!トノサマンと!?ねぇ会わせてよ!」

成歩堂「真宵ちゃん…」

真宵「あっそうだった…きしべさんの知り合いを探さないと」

「きしべ…岸辺露伴先生?貴方達は露伴さんを助けてくれる人なの!?」

成歩堂「そうなると思うけど…」

「それなら露伴さんを助けてよ!僕も協力するから!」

成歩堂「いや…でも君は」

春美「なるほど様…」

真宵「なるほどくん、ダメかな?お話しだけでも聞こうよ?」

成歩堂「…わ、わかった…岸辺さんについて話してくれるかな?君」

「僕は川尻早人、君じゃないよお兄さん」


・話す
→岸辺露伴

真宵「きしべさんの事、知ってるみたいだけど、何を知ってるの?はやとくん」

早人「僕、あの日ビデオに撮ってたんです。露伴さんの事を…」

真宵「えぇー!?」

成歩堂「(ナツミさんは写真、早人くんはビデオ…撮られ過ぎだよ岸辺さん)」ダラダラ

早人「その日、僕は学校が風邪の為休校になったんです。それで色んな人を撮っていたら露伴さんが焦った顔で歩いているのを見かけたんです」

春美「焦っていたんですか、不思議な方ですね」

早人「僕、思わず後を追い掛けて映していたらエステ「シンデレラ」に入ったのを見ました」

成歩堂「(やっぱり岸辺さんは脅されたんだ…言ってくれたら良いのに)」


・話す
岸辺露伴
→みたこと

成歩堂「君がみたことを話してくれないか?」

早人「みたことって言われましても…露伴さんは何か紙を持っていた事と……あっ!そうだ!お兄さん、僕ビデオ持ってるから見たら解るよ!」

成歩堂「あぁ、君が今持ってるのか…少し借りるよ」

真宵「良い真実だと良いね」

成歩堂「(僕たちがビデオカメラを再生を押したら確かに周りの忙しいサラリーマン達が映っていた。)」

早人「僕、人や周りを撮りたがる衝動があるんです。」

春美「びでおかめらは凄いです!まるでてれびみたいです!」

真宵「少し早送りしてみない?なるほどくん」

成歩堂「えっと…ごめん、ボタンがわからないや…」

真宵「えぇー!機械音痴だったの!?なるほどくん!」

成歩堂「い、いや…再生とかは解るけど…」

早人「少し借ります……あ、此処からです」

成歩堂「ありがとう早人くん」

真宵「小学生が機械を楽々と動かせるのに…」ジー

成歩堂「き、君だって押せないだろ?壊したりしたら証拠が無くなるんだから慎重になるのは当たり前だよ」

春美「あ、あのー」

真宵「あ、今続きを見るね、はみちゃん」

成歩堂「えっと、再生っと(身長が低いから見上げる形で見る岸辺さんは確かにへそ出しと方にはスケッチをする道具がしまってあるのを肩にぶら下げていた…)」

真宵「んー、この紙かな?ほら、挟まっていたのは」

成歩堂「そうだね…(一度戻って岸辺さんと話しをした方が良いな)」

早人「この後露伴さんの他に駆け込む人を映したんですが手ブレをしてしまって顔は映せなかったんです…あ、この時間です」

成歩堂「えっと…"十時二十分"だね(この時間はまだ辻さんは生きていたのか…)あれ?少し巻き戻してくれるかい?」

早人「は、はい!」

真宵「何か見付けたの?なるほどくん」

成歩堂「止めてくれるかい?」

早人「はい……何か映ってましたか?」

成歩堂「これは…ドクロだ…多分ドクロ型のネクタイだ!ほら、最初のサラリーマン達に映っていたのと同じ人物だと思うんだ。」

真宵「ねぇはやとくん、この揺れてる時もしかしてぶつかったかな?」

早人「あ、確かぶつかりました…何だか汗だくなサラリーマンと変わったネクタイでしたので…最初に映っていたかな?」

春美「巻き戻して見ますか?」

成歩堂「あぁ…(最初の時間は…七時三十二分に駅に向かうサラリーマンの人たちに紛れる用に変わった柄のネクタイをしてる人に近寄るが顔は映っていない…それから猫や犬、主婦の方々が映った後に時間体が変わって十時に紙を持ち、焦る顔をする岸辺さんが映り、十時二十分に揺れる画面上にまたネクタイが映った…ドクロ型のネクタイが)」

真宵「紙か…何が書かれていたか解らないよね」

成歩堂「まだ岸辺さんが持ってる可能性があるから一旦戻って聞いてみよう(秘密の鍵も外させて貰おう…)」

早人「あの…このカメラ証拠になりますか?」

成歩堂「…借りて良いかい?」

早人「露伴さんが無罪になるなら使って下さい。」

真宵「…何できしべさんを撮ったのかな?」

早人「えっ?」

真宵「あ、いや…ちょっと気になっちゃって。」

成歩堂「(そう言えばそうだよな?有名な漫画家だからか?)」


・話す
岸辺露伴
みたこと
→ビデオカメラ

成歩堂「君が撮っているお陰で助かったよ。これで真相に近寄ったよ、ありがとう」

早人「……僕が撮っていた理由ですよね?」

春美「観察がしたいからでは無いのですか?」

早人「それもありますが…その…逮捕されませんか?僕…」

真宵「逮捕って…何をしたの?」

早人「僕、露伴さんの大ファン何です…家も知ってます」

成歩堂「(まぁあんな豪邸を知らない人はいないだろう)」

早人「実はビデオに映したのは偶々じゃないんです」

成歩堂「偶々じゃない?」

早人「はい…露伴さんは決まった時間にスケッチしに行くのを調べて撮っていたんです……」

真宵「なるほどくん、どうやら本当に大ファンみたいだよ。」

成歩堂「岸辺さんは気付いている…とかないかな?」

早人「露伴さんは夢中になると周りが交差点の赤信号でも真ん中に立ってスケッチをします…」

春美「ハードボイルドな状況です。」

成歩堂「あぁ、だから気付かれないで映せるのか。」

早人「この日も八時に駅前でスケッチする露伴さんを少しでも撮りたくて…これって犯罪ですか?」

成歩堂「んー、盗撮だからね…」

真宵「大丈夫!きしべさんには私から謝っといてあげるよ!」

早人「本当ですか!?でも…」

成歩堂「ま、まぁ次からは撮って良いかを本人に聞いてから撮せば平気だからね。」

早人「はい!あ、ビデオカメラ貸しますね。再生と巻き戻しなどは今メモをしますから」


【川尻早人のビデオカメラ】
をファイルにしまった

【操作方法のメモ】
をファイルにしまった

真宵「これで機械音痴のなるほどくんも解るね」

成歩堂「真宵ちゃんよりは動かせるよ」

真宵「えぇー、そうかな?」

早人「あ、家に帰らないと…それじゃあお兄さん、お姉さん、春美さん。露伴さんを救って下さいね!」

真宵「うん!必ず無罪にするよ!」

春美「はい!なるほど様とまよい様の愛の力で救って見せます!あぁ、素敵です」

成歩堂「春美ちゃん、愛は無いからね…それじゃあ気を付けて」

真宵「行っちゃった…一旦きしべさんからお話しを聞こうか。」

成歩堂「そうだね…」


・移動
→留置場
S市杜王町駅前
エステ「シンデレラ」
岸辺邸
アンジェロ岩
イタリア料理店

同日PM:17:12

露伴「何の様だい?君達と話す暇は無いんだよ」カリカリカリカリ

成歩堂「(また何か描いている…)」


・話す
→今日のこと

成歩堂「岸辺さん、どうして言ってくれなかったんですか!?」

露伴「なにを?ぼくは忙しいんだ、手短に言わないと解らないだろ?」

成歩堂「何故時計に触れたんですか…」

露伴「時計…あぁ、壁時計か。時間が合ってなかったから直そうと触ったんだろ」

真宵「時間を…ですか?」

露伴「それ以外無いね」

成歩堂「腕時計してましたか?」

露伴「腕時計…?あぁ、リストバンドの下に隠していたんだよ。常に時間には縛られたく無かったがその日は偶々していたんだ……」

成歩堂「偶々ですか…」


・話す
今日のこと
→時間

成歩堂「何故時間を気にしていたんですか?貴方を見てる人は時間を気にする様な人じゃないと言ってました」

露伴「ぼくの勝手だろ?それに誰だ、ぼくが時間を気にしない人物と言った奴は!勝手に憶測で決めるのはどうかと思うぜ」

真宵「その子は何時もと違うきしべさんに驚いていました…」

露伴「何時もと違う…?興味が湧いたから話してくれ。ぼくを知るそいつの話しを」

成歩堂「えぇ、話しますよ」


・話す
今日のこと
時間
→ビデオカメラ

真宵「実はその子からカメラを預かりました。見ますか?」

露伴「カメラ…?一応見せてくれ」

成歩堂「解りました……(ビデオカメラを再生すると岸辺さんは釘付けになるかの様に画面を見つめていた…それから例のシーンになると僅かに顔の表情が変わった)」

露伴「…ありがとう、もう良い」

真宵「話してくれますか?」

露伴「なにを?」

成歩堂「貴方の秘密を」

露伴「秘密…か…」


・話す
今日のこと
時間
ビデオカメラ
→秘密 鍵

露伴「秘密なんて無いよ…全くな。」
ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ

成歩堂「(鍵が四つ…今なら解除出来るだろうか、いや、やるしかない!)」


・つきつける
弁護士バッチ
→真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
誰かのペン
並んでる瓶は一つ足りない
現場写真.1
辻彩の解剖記録
壁掛け時計の発注
東方仗助の写真
小さな鍵.1
杜王町の地図帳
メモ.1
封筒.1
杉本鈴美のポッキー
川尻早人のビデオカメラ操作方法のメモ

成歩堂「くらえ!!」

露伴「…………」
ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ

【解除開始】

成歩堂「《貴方が何故エステ「シンデレラ」に向かった理由は誰かに呼び出されたのでは無いですか?》」

露伴「呼び出された…?ぼくはあの日は偶々取材をする為に来ただけだ…」

成歩堂「《いいえ、貴方は呼び出されました。その証拠がコレです》」


・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
誰かのペン
並んでる瓶は一つ足りない
現場写真.1
辻彩の解剖記録
壁掛け時計の発注
東方仗助の写真
小さな鍵.1
杜王町の地図帳
→メモ.1
封筒.1
杉本鈴美のポッキー
川尻早人のビデオカメラ操作方法のメモ

露伴「そのメモは…」

成歩堂「《まだ筆跡鑑定はしていませんが、岸辺さんの字ですよね?"シンデレラに朝十時"呼び出されたんではありませんか?誰かから》」

露伴「ただの、取材時間だ…」

成歩堂「《いいえ、取材時間をわざわざ隠しますか?》」

露伴「隠す?ハンッ何処に隠していただと言うんだ?弁護士くん」

成歩堂「《それはコレです!》」


・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
誰かのペン
並んでる瓶は一つ足りない
現場写真.1
辻彩の解剖記録
壁掛け時計の発注
東方仗助の写真
小さな鍵.1
→杜王町の地図帳
メモ.1
封筒.1
杉本鈴美のポッキー
川尻早人のビデオカメラ操作方法のメモ

成歩堂「《岸辺さん、貴方は興味がある場所は覚えていますが知らない場所には印を付けていますね》」

露伴「印だと?」

成歩堂「《この地図もそうです…新品同様の地図にはエステ「シンデレラ」の道順に印が付けられています。取材を行う理由で付けるとは思えません!貴方は興味がある道順は覚えているからです!》」

露伴「ぐっ…」
パリン

露伴「…確かにぼくは興味があれば覚えてしまうが…そこは偶々覚えて無かっただけだ。理由は簡単だ、エステ何て男が何回も行く場所じゃないだろ?」

成歩堂「《確かにそうですが岸辺さんは必ず行かなければいけない理由があるんです》」

露伴「必ずだと…偶々事件に巻き込まれたのはぼく何だぜ?それは確実だ…まさか脅されていたとか言わないよな?弁護士くん」

成歩堂「《えぇ、貴方は脅されていました。今現在も脅されていますね》」

露伴「バカバカしい、それならまた証拠を見せろよ!ぼくが脅されていた理由の証拠を!!」

成歩堂「《証拠はこれです。》」


・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
誰かのペン
並んでる瓶は一つ足りない
現場写真.1
辻彩の解剖記録
壁掛け時計の発注
東方仗助の写真
小さな鍵.1
杜王町の地図帳
メモ.1
→封筒.1
杉本鈴美のポッキー
川尻早人のビデオカメラ操作方法のメモ

露伴「それは……」

成歩堂「《失礼ながら中身を見させて頂きました。文章はお分かりだと思いますが読みます。【貴方の秘密を知っています。十六年前に起こった悲劇を繰り返したく無ければ私の指示に従って下さい】…岸辺さん、貴方は脅迫をされてエステ「シンデレラ」に向かいましたね!!》」

露伴「ぐっ…」
パリン

露伴「そ…それだけの理由でぼくが動くと…?はは、この岸辺露伴を嘗めるな!そんな脅迫など漫画を描いていれば十通や二十通は来るぜ!」

成歩堂「《確かにそうですが、これが合った場所はそれとは違うと解る場所に隔離されていました》」

露伴「隔離だと…フンッバカバカしい、それじゃあ証拠を見せたまえ。その紙切れが違うと言う証拠を!」


・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
誰かのペン
並んでる瓶は一つ足りない
現場写真.1
辻彩の解剖記録
壁掛け時計の発注
東方仗助の写真
→小さな鍵.1
杜王町の地図帳
メモ.1
封筒.1
杉本鈴美のポッキー
川尻早人のビデオカメラ操作方法のメモ

成歩堂「《この鍵に見覚えは有りますか?》」

露伴「鍵だと……知らないね」

成歩堂「《おかしいですね、この鍵は岸辺さんの友人が預かっていた鍵です。そして鍵が開いた場所は岸辺さん、貴方の寝室です!》」

露伴「弁護士くん…それは立派な不法侵入だと解っているかい!?」

成歩堂「《えぇ、解っていますがこの鍵が示した場所は寝室、言わばプライベートな場所です。その厳重に隠す場所にこの封筒は有りました!コレでも漫画に対する脅迫文だと言えますか!?》」

露伴「ぐっ…」
パリン

露伴「そ…それがどうした…偶々、紛れただけだ!それにぼくは十六年前の事何て知らないな…」

成歩堂「《本当にそうですか?実は僕たちはある人物に会いました》」

露伴「人物…だと…?」

成歩堂「《その人は岸辺さんを知っています。》」

露伴「ぼくの過去を…知ってる何て…あ、有り得ない…!デタラメだ!」

成歩堂「《解りました、その人物は…》」


・つきつける 人物
綾里真宵
岸辺露伴
広瀬康一
糸鋸圭介
御剣怜侍
辻綾
須々木マコ
綾里春美
東方仗助
大沢木ナツミ
トニオ・トラサルディー
→杉本鈴美
川尻早人

露伴「杉本、鈴美…」

成歩堂「《昔岸辺さんがお世話になった方です。覚えていませんか?》」

露伴「…鈴美…お姉ちゃん……」
パリン
ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ

【解除終了】


・話す
今日のこと
時間
ビデオカメラ
→秘密

露伴「何故君達がその人を知ったのかぼくにはわからないな…いや、定めだったのかも知れないな…」

成歩堂「岸辺さん、貴方の抱えてる秘密を話してくれますか?」

露伴「秘密か…ぼくは住職に聞いたから解らないが。昔の新聞にも載っていたんだよ…杉本一家虐殺。生き残ったのは偶々泊まりに来た幼い少年、岸辺露伴くんだと…」

真宵「虐殺って…酷い」

露伴「ぼくは昔この町に住んでいた見たいなんだ…そして杉本家と両親が仲が良かったから両親が仕事の都合で不在になる時は度々杉本家に預かられた…その日も同じ理由で預かられたぼくは鈴美さんと遊んでもらっていた…」

成歩堂「(あの人が悲しい目をした理由はこの人が心配だからか…)」

露伴「深夜頃かな…寝ていたぼくを起こした鈴美さんは笑いながら言っていたんだよ…」


十六年前

鈴美『露伴ちゃん、起きて…』

ろはん『お姉ちゃん?どうしたの?顔色悪いよ?』

鈴美『大丈夫だよ、静かにね』

ろはん『お姉ちゃん?』

鈴美『うふふ、大丈夫。大丈夫』

ろはん『や、やだ…嫌だよお姉ちゃん!』

鈴美『露伴ちゃんは強い…子…』

ろはん『お姉ちゃん!鈴美お姉ちゃん!』

鈴美『…バイバイ、露伴ちゃん。強くなってね…』


露伴「新聞にはこう書かれていた。"窓から鈴美お姉ちゃんが逃がしてくれた"…ぼくはそれしか言わなかったみたいだ。」

成歩堂「そんな…犯人は捕まってますか!?」

露伴「未だに捕まって無い…この杜王町の行方不明者が多いのは知ってるか?」

成歩堂「はい…」

露伴「警察が解る人数で四十八人…だけどそれ以上も行方不明者がいるんだよ、この町には…」

真宵「それじゃあ未だに犯人はのうのうと暮らしているの!?れいみさんが幽霊となっても…犯人は捕まらないで犠牲者を出しているの!?」

露伴「あぁ、そうだよ…ぼくの秘密は十六年前に起きた事件の生き残りだ…くだらない見たいだけど犯人はどうやらぼくが生きていたら都合が悪いみたいでね…」

成歩堂「悲劇を再び繰り返したく無ければ逆らうな…との事ですね」

露伴「その通りさ…笑えるだろ?今更十六年前の事件をぼくに調べさせ、思い出させた後に今度は被害者から容疑者にさせたんだからよ…」

真宵「そんな…酷いよそんなの!きしべさんは悪く無いのに!」

露伴「鈴美さんの代わりにぼくが死んだら良かったのにな…」

真宵「そんな…!」

露伴「そしたら彼女は今頃結婚して子どもも居ただろう…ぼくみたいな命を助けたから彼女は…」

成歩堂「(岸辺さんは肩を震わせながら顔を隠した…知らない昔を知った彼は一人で戦っていたんだ、犯人と…だけど逆に犯人は彼を消す為に彼を犯罪者に仕立て上げた)」

露伴「…ちょっと気分が悪いから戻らして貰うよ」

成歩堂「岸辺さん、最後に聞きたい事があります!」

露伴「……"スタンド"だろ?裁判は15時位に始まると言っていたな確か」

真宵「う、うん…検事側がまだ証人が見付からないって…」

露伴「杜王グランドホテル324号室に泊まってる彼に尋ねてみな、ぼくを助ける為だと言えば話してくれる筈だ」

成歩堂「岸辺さん…!その彼とは誰ですか!?」

露伴「…彼はヒーローだよ。」

成歩堂「(それだけを告げると岸辺さんは去ってしまった…)」

真宵「杜王グランドホテル…324号室……」

成歩堂「明日行ってみよう。今はそれしか解らないからね」

真宵「うん!"スタンド"に付いて聞かないと…」

成歩堂「そうだね…春美ちゃんが待ってるから僕たちも帰ろうか」

真宵「今夜は何かな、何かな~」

成歩堂「もう金欠だからもやしともやしと豆腐炒めだね」

真宵「えぇー!そんなぁ~」

成歩堂「(どうやらこの事件は僕たちが知らない"何か"が絡んでるみたいだ…)」

ドドドドドドドドドドドド


セーブしますか?
→はい いいえ

今回は此処までになります。読んでる方はありがとうございます。
その場でやってますので疑問点が出て来ましたらすみません。

> 露伴「杜王グランドホテル324号室に泊まってる彼に尋ねてみな、ぼくを助ける為だと言えば話してくれる筈だ」
> 成歩堂「岸辺さん…!その彼とは誰ですか!?」
> 露伴「…彼はヒーローだよ。」

このくだり熱いしカッコイイ。逆転裁判みたいな感じで凄くいい
余談だけど、サイコロックって演出とかがスタンドっぽいよな
続き早く!乙


七月五日AM:09:00
成歩堂法律事務所

真宵「おはようなるほどくん!」

春美「おはようございます、なるほど様!」

成歩堂「うわぁあ!な、何だ…もう朝か…」

真宵「昨日帰らなかったの?ソファーで寝てるなんて」

成歩堂「あ、あはは、ちょっと整理をしていてね…」

春美「ですがお風邪をひいてしまいます!キチンとお布団で眠りませんと!」

成歩堂「…そうだよね、次からは気をつけるよ」

真宵「元気ないぞなるほどくん!元気にいかないと!ほら、スマイルスマイル」ニィ

春美「すまいるです!」ニィ

成歩堂「こうかい?」ニィ

真宵「うん!…それにしても昨日のきしべさんの言葉が気になるね…」

成歩堂「そうだね…」

真宵「何で犯人はあんな事をしたのかもわからないしね…」

春美「わたくし達で無実のきしべ様を助けましょう!」

真宵「そうだよ!絶対に助けようねなるほどくん!」


・話す
→気付いた事
これからどうするか

真宵「気付いた事?やっぱり"スタンド"が関わってるぐらいかな…ほら、あの駅で出会った人もそうだと思うんだ」

成歩堂「あの古臭い髪型の彼か…」

真宵「なるほどくんも人の事言えないよ…」

成歩堂「ぼ、僕の髪型が古いって言いたいのかい!?」

春美「なるほど様のツンツンな髪型は毎朝セットしてなさっているんですか?」

成歩堂「ま、まぁ身だしなみは整えないとね…だけどリーゼントよりは良いと思うよ…!」

真宵「えぇー、そうかなぁ~」

春美「りいぜんとの殿方は素敵でした、昔のドラマに出て来てしまう様な方です!」

成歩堂「(それはヤが付く人達では…)」

『おのれやシバくぞうわれぇえぇえぇ!!』グワァアァア

成歩堂「(朝から芝九蔵虎ノ助を思い出してしまった…憂鬱だ)」


・話す
気付いた事
→これからどうするか

春美「もりおうちょうに行き、きしべ様を救える方を探しませんと!」

真宵「そうだね。きしべさんは何にも悪くないんだから!」

成歩堂「(確か昨日岸辺さんは…)」

露伴『杜王グランドホテル324号室に泊まってる彼に尋ねてみな、ぼくを助ける為だと言えば話してくれる筈だ』

成歩堂「杜王グランドホテルに向かおう」

真宵「昨日きしべさんが言っていた場所だね。」

春美「高級そうな名前ですね。」

真宵「確かに…身だしなみ私も整えようかな…」

成歩堂「(場所は324号室か…)」


・移動
留置場
S市杜王町駅前
エステ「シンデレラ」
岸辺邸
アンジェロ岩
イタリア料理店
→杜王グランドホテル


同日AM:09:42

成歩堂「此処が杜王グランドホテル…胃が痛い」

真宵「おっきい場所だね、なるほどくん」

春美「中も広いです…」

受付「いらっしゃいませ、本日はご予約をしていますでしょうか」

成歩堂「あ、いや…324号室に住んでいる人と話しをしに来ました」

受付「324号室のお客様ですね。お知り合いでしょうか」

成歩堂「いや、知り合いの知り合い?ですかね」

受付「……畏まりましたし」カチャカチャ

受付「…申し訳ありません、324号室のお客様は只今外出しております」

真宵「いつ頃戻りますか?」

受付「そこまでは解りかねます。」

春美「困りましたね、なるほど様」

成歩堂「んー、少し待たせて頂いて宜しいでしょうか」

受付「は、はぁ…」

春美「それにしてもこんなに広いと落ち着きませんね。」キョロキョロ

真宵「ホントだよね」キョロキョロ

成歩堂「周りばかり見てたら人にぶつかっちゃうよ」

真宵「大丈夫大丈うわっ!」ドンッ

「おや、大丈夫かいお嬢さん」

真宵「す、すみません!」

成歩堂「すみません!だから周りを見ないとぶつかるって言っただろ?」

真宵「ごめんなさい…」

「私は体だけは丈夫じゃからそんなに落ち込まないで良いんだよ、お嬢さん」

春美「可愛い赤ん坊ですね」

「…君は見えるのかい?」

春美「見える?何故ですか?」

真宵「あぁ、赤ちゃんを抱きかかえていたのに…怪我は無いですか!?」

成歩堂「赤ん坊?何処にいるんだい?」

真宵「この人が抱きかかえているよ?解らないの?」

成歩堂「(手の位置が揺りかごの様にしていたが…もしかして)」

春美「いないいないばぁです」ニコニコ

「お嬢さん達は静が見えるのかい…?」

真宵「普通に見えますが…もしかして"スタンド"何ですか?」

「何処でその言葉を聞いたのか答えてくれるかい」

成歩堂「岸辺さんから聞きました…此方のホテルに泊まっている、324号室の人に尋ねたら解ると」

「孫に会いに来たのか…今は海に行っとるからいないんじゃよ」

春美「海にですか」

「そうじゃの…この老人が話せる事を話そうかの」

真宵「貴方も"スタンド"が見える方何ですか?」

「いや…じゃがスタンドは知っとるのぉ」

成歩堂「お願いします!僕たちに教えて下さい!」

「静が見えるお嬢さん達がいるからのぉ…ホンの少しだけこの老いぼれが話そう」


・話す
→スタンド

老人「スタンドはもう一人の自分かのぉ」

成歩堂「もう一人の…」

老人「後は孫に詳しく聞いたら良い」

真宵「何だか曖昧で解らないね…」

成歩堂「あの、詳しく教えてもらえないでしょうか」

老人「はて、静はご飯を食べたかのぉ」

成歩堂「(堂々と誤魔化された…)」


・話す
スタンド
→孫

成歩堂「えっと、貴方のお孫さんが今海にいるんですよね?」

老人「そうなんじゃ、あやつはヒトデに夢中になりおって…趣味がヒトデとは寂しい奴なんじゃ」

春美「ひとでとは何ですか?」

老人「ヒトデを知らんのかい!?お嬢ちゃん!」

真宵「はみちゃんはずっと山奥で暮らしていて海もヒトデも見たことが無いんです」

老人「ほう…今時珍しい子もいるんじゃの」

春美「なるほど様…わたくし海が見てみたいです!」

成歩堂「え…今からかい?」

春美「あ、あの!海に行けば出会えると思いまして……だめでしょうか」

真宵「だめかな?なるほどくん、はみちゃんに海を見せてあげたいよ。」

成歩堂「うーん、海か…」

老人「おや、カメラを持っとるのか」

春美「はい!あ、あの…お写真撮っても宜しいでしょうか!」

老人「すまないが、静が脅えてしまうから写真は止めてくれないだろうか?」

春美「そうですよね…」

老人「お嬢さん、少しの間静を抱き上げてくれないか?」

真宵「は、はい…!」

成歩堂「(僕には見えないけれどどうやら今は真宵ちゃんが抱きかかえてるみたいだ…)」

老人「お嬢ちゃん、こんな老いぼれな姿を綺麗に撮ってくれるかのう」

春美「は、はい!」

カシャ

真宵「あぁ、泣かないで…どうしようなるほどくん!」

成歩堂「僕に聞かれても見えないから解らないよ!」

老人「ありがとうお嬢さん、よしよし…」

真宵「しずかちゃんはおじいちゃんが好き何ですね」

老人「……そうじゃのう…おっと、私は散歩に行かないと…」

成歩堂「お話しありがとうございます。」

老人「いいんじゃよ…お兄さんも体に気をつけるんじゃよ。」

春美「お優しいご老人でございました」

真宵「良かったねはみちゃん!」


【老人の写真】
をファイルにしまった

成歩堂「それじゃあ春美ちゃん。海とヒトデを見に海に行こうか」

春美「海…海にですか!?嬉しいです!」ニコニコ

真宵「やったねはみちゃん!」

成歩堂「感動するのは海を見てからにしようね、春美ちゃん」

春美「はい!今から楽しみです!」ワクワク

真宵「それじゃあ海岸を目指して出発ー!」


続きはまた次回になります。


・移動
留置場
S市杜王町駅前
エステ「シンデレラ」
岸辺邸
アンジェロ岩
イタリア料理店
杜王グランドホテル
→海岸

同日AM:10:04

春美「青いです…お空と同じ色をしています!」

真宵「遠くに行っちゃダメだよはみちゃん!」

成歩堂「真宵ちゃん、さっきで気になる事があるんだけど聞いても良いかな?」

真宵「うん?どうしたの?なるほどくん」

成歩堂「ほら、僕には見えない"何か"を持ち上げていた時、姿はハッキリ見えていたのかなっと思ってさ」

真宵「あぁ、姿ね…私はぼんやりとした姿?かな?小さな気配を感じたから赤ちゃんかなって思ったの」

成歩堂「それじゃあハッキリとは見えて無いんだ」

真宵「私はそうだけどはみちゃんは多分私よりハッキリと見えていたと思うよ?」

成歩堂「これが修行の差か…」

真宵「なにおー!私はコレでもあの頃より成長しているんだからね!」

成歩堂「あはは、そうだね」

真宵「まったくもう!」

春美「まよい様ー!なるほど様ー!早く来て下さいー!」フリフリ

成歩堂「あぁ、今行くよ」

真宵「それにしても広いね、海って…」

春美「ふぁあ~、バケツの中に謎の生物がいます!」キラキラ

真宵「あ、コレは"ヒトデ"って言うんだよ、はみちゃん」

春美「ひとでとは何ですか?」

真宵「えーと…な、なるほどくん!」

成歩堂「え、えぇと…海に住んでる生物だよ」

春美「海に住んでるんですか!?どの様に呼吸をなさるんですか!?」

成歩堂「え、えぇと…エラ呼吸だっけ…?」

「水管系だ。」

真宵「うひゃあぁあ!」

「水管系とは体内を走る管の事だ、その内部には外から取り入れられた海水が流れる。それで呼吸や循環が出来るんだぜ」

春美「ほぇ~」

「因みにヒトデはウニ、ナマコ、クモヒトデなどと同じ棘皮(きょくひ)動物門と同じだ。」

春美「うにとは何ですか?」

「ウニか……ちょっと待ってくれ」ガサガサ

成歩堂「(異様に背が高く、白いコートの人が鞄の中身を漁っている…)」

「これがウニだ。」

春美「黒く、トゲトゲしてます!」

真宵「触ると痛そうだね…」

「棘皮動物門と言うのは棘を持っていたり、上下方向を決める軸が無い。だから前後どちらでも進めるって事だ」

春美「珍しい動物何ですか?」

「あぁ、動物には骨があるのは解るか?」

真宵「うん!わかるよ!」

「その骨が殆ど無いと言ってもいい、だからヒトデはこうやっても折れない」

春美「う、うで?が後ろに!わ、わわ!」

「此処が口で此処が排泄口…こっちが生殖器だな」

成歩堂「へぇー、これは見分けが解らないのに詳しいですね。」

真宵「ヒトデって何を食べているんですか?」

成歩堂「プランクトンとかじゃないかな?」

「違うぜ、ヒトデはこう見えて肉食だ。貝や魚を食べてるんだぜ…」

春美「ひ、ひとでは凄い方ですね…」

「こっちが通常のヒトデでこっちがクモヒトデだ」

真宵「ひっ!腕が細長くてき、気持ち悪い…」

「確かにそうだがクモヒトデは五億年以上前から姿は余り変わらず生きていると言われている。」

成歩堂「凄いんですね…」

「クモヒトデはこっちのヒトデと違って内臓などは全て此処に詰まっている、だからこの長い腕の中には消化器管や生殖器管は入ってない」

春美「それではどうやってしょうかなどを行うんですか?」

「背面側に胃が入ってるんだ」

成歩堂「えっ?そ、それじゃあこっち側は全て胃何ですか!?」

「他の機能も入っているが胃だな…それとクモヒトデは他のヒトデと違って腕を一本引きちぎると」

真宵「うわ!痛いですよ!」

「急速に腕を生やすんだ。勿論他のヒトデも腕が無くなったら生やすがクモヒトデは生えるスピードが違うぜ」

春美「凄いです!ひとでは凄い方ですよ!なるほど様!」

成歩堂「確かに凄いね…ってあぁ!人を探さないと!」

「悪い…つい話し込んでしまったか…」

成歩堂「いえいえ、とても勉強になりました。ありがとうございます」

真宵「海って本当にスゴいんだね!はみちゃん」

春美「はい!それでは優しい殿方、ありがとうございます!」

「あ、あぁ…」

成歩堂「それじゃあ探そうか…」

真宵「あっ!なるほどくん…大変な事がわかったよ」

成歩堂「大変な事?」

真宵「私たち、あのおじいさんの孫だと聞いたけど"名前"は聞いてないよ…」

成歩堂「あ…あぁー!今から戻っても意味がないか…はぁー」

「困ってるみたいだが、どうしたんだ?」

春美「はい…きしべ様のご紹介で、杜王ぐらんどほてるにお泊まりしておられます、殿方を探しておりますがお名前を聞き忘れてしまいまして…」

真宵「どどどうしようなるほどくん!」

成歩堂「ひ、一人一人写真を見せて確認すれば…」

真宵「15時までだよ!?間に合わなくなっちゃうよ~」

「写真…?」

春美「はい、この方のお孫さんを探しています」

「……じじいじゃねぇか」

成歩堂「……えっ?」

「おれを探していたのか、アンタ達は」

真宵「え、えぇー!?」

成歩堂「あ、貴方がこの老人のお孫さん!?」

「あぁ…」


・話す
→なまえ

成歩堂「あ、あの…貴方のお名前は…」

「先ずは自分から自己紹介するんじゃねぇのか?」

成歩堂「は、はい!僕は弁護士の成歩堂龍一と言います」

真宵「綾里真宵です、倉院流霊媒師の家元です。」

春美「綾里春美です、まよい様と同じく、倉院流霊媒道の道を進んでおります。まだ未熟者ですが宜しくお願いします」

「おれは空条承太郎、海洋学者だ」

成歩堂「海洋学者ですから詳しいんですね」

承太郎「あぁ…」


・話す
なまえ
→岸辺露伴

真宵「きしべさんからくうじょうさんなら話してくれると言われて来ました」

承太郎「きしべ……あぁ、あの漫画家の先生か…すまないがおれはあの先生とは親しく無いんだ」

成歩堂「親しく無いんですか!?(岸辺さんは何で教えてくれないんだ!)」

承太郎「カフェで数回話しただけだな…それで弁護士のアンタは何を聞きにきたんだ?」

成歩堂「岸辺さんから空条さんなら話してくれると言われまして…"スタンド"について話してくれないでしょうか」

承太郎「"スタンド"だと…」


・話す
なまえ
岸辺露伴
→スタンド

春美「わたくしにはわかりませんが、幽霊…なんでしょうか」ソワソワ

承太郎「幽霊とは違うが…そうだな、アンタにお願いがある」

成歩堂「お願いですか?」

承太郎「あぁ、そしたら知ってる事を話そう」

真宵「コレは聞くしかないね、なるほどくん」

成歩堂「空条さん、お願いとは具体的に何でしょうか?」

承太郎「図書館でヒトデ全集を借りてきてくれないか」

成歩堂「ヒトデ全集…?」

承太郎「今おれはヒトデの生態を調べていて忙しいから借りれないんだ。もし、アンタが引き受けてくれるなら"スタンド"について話してやる」

春美「わかりました!必ずやひとでぜんしゅうを見付けてきます!」

成歩堂「(そうだよな…引き受けるしかないもんな)わかりました、ヒトデ全集を借りてきます」

承太郎「これはおれの携帯番号だ。この海岸にもしいなかったら連絡してくれ」


【携帯番号のメモ】
をファイルにしまった

成歩堂「(空条さんは僕にメモを渡すとバケツを持って海岸沿いを歩いて行ってしまった)」

真宵「何だか、スゴい人だったね、なるほどくん」

成歩堂「本当だよ…だけど"スタンド"について聞くためには探さないと…行こうか、図書館に」

春美「はい!」ワクワク


・移動
留置場
S市杜王町駅前
エステ「シンデレラ」
岸辺邸
アンジェロ岩
イタリア料理店
杜王グランドホテル
海岸
→杜王町立図書館

同日AM:10:34

成歩堂「それじゃあ借りる本を探そうか」

真宵「私ははみちゃんと一緒に探すね」

春美「なるほど様、お一人で寂しいと思いますが少々まよい様と探してまいります。」

成歩堂「別に大丈夫だけど…見付けたらメールしてくれたら良いよ」

真宵「あ、そっか…図書館だもんね、電話は控えないといけなかったね」

成歩堂「そうだけど…真宵ちゃんもしかして図書館は初めてだったりする?」

真宵「そそそそんな事ないよ!さ、さぁ探しに行こうかはみちゃん!」スタスタ

春美「まよい様?お待ち下さいませ。」トコトコ

成歩堂「(大丈夫かな?だけど探さないと…ヒトデだから海洋生物エリアにあるかな?)」


・移動
→図書館 1F
図書館 2F

同日AM:10:36

成歩堂「広いな…(これを一人で見つけないといけないのか…新聞があるな)そう言えば」

露伴『秘密か…ぼくは住職に聞いたから解らないが。昔の新聞にも載っていたんだよ…杉本一家虐殺。生き残ったのは偶々泊まりに来た幼い少年、岸辺露伴くんだと…』

成歩堂「(もしかしたら昔の新聞に岸辺さんの記事が載ってるかも知れないな…探してみるか?)」

「まったくよぉ~、何で昔の記事を調べねぇといけねぇんだよ」

「裕く~ん、こっちに新聞があるわよ?」

「アケミ、見付けるの早い~」

成歩堂「(うわぁ、凄い奴が来たぞ…学生服は改造されているのか大きなリボンが胸辺りで顎には入れ墨かあれは…この町は僕より個性的な人がいるな)」

「ちょっと、ツンツン頭のおじさんどいてくれない?」

成歩堂「お、おじさん?」

「おいおい、本当の事を言うなよヨシエ」

「ごめんねぇ~、だって邪魔するんだもん」

成歩堂「(いつ僕が邪魔をしたんだ!?)」

「あ、コレなんか面白そう!」

「レイコが見つけたのか?それじゃあそれにするか」

「いこいこ、裕くん」

「そうね、それに冴えないおじさんが睨んでくるからヨシエこわぁ~い」

「あぁ!ズルイわよヨシエ!」

「レイコもアケミも来いよ」

「「裕く~ん」」

成歩堂「(凄い光景を見てしまった…何だあれ、何であんな変な奴がモテているんだよ!僕なんて…)」シクシク

真宵「どうしたの?なるほどくん、泣いてるけど…」

成歩堂「あぁ、ちょっと昔と比べちゃってね…それよりどうしたの?メールは着てないけど」

真宵「はみちゃんが二階で見つけたの!だけどちょっと…」

成歩堂「何かあったの?」

真宵「うん…今はみちゃんが見張ってるから大丈夫だけど……」

成歩堂「……何かしたの?真宵ちゃん」

真宵「ごめん…」

成歩堂「先に謝られても困るんだけど…(何か勝手に"約束"をしたのか?行かないとわからないな)」


・移動
図書館 1F
→図書館 2F

同日AM:10:42

真宵「あ、はみちゃん!」

春美「まよい様~、わたくし寂しかったです!こちらのお兄様はお話ししてくれませんし…」

「…………」

成歩堂「すみません、ご迷惑をかけてしまい」

「…………」

成歩堂「ま、真宵ちゃん…何だか怖いんだけど…」

真宵「でも、この人が読んでるのがくうじょうさんが借りてきて欲しいって言ったヒトデ全集だよ?」

成歩堂「えっ…あぁ!」バッ

「…………」ピクッ

成歩堂「真宵ちゃん…もしかしてしつこく聞いた…?」

真宵「あ……」

春美「お兄様、お願いです。そちらのご本をお借りしたいのですが…」

「……ハァー」バタン

春美「……っ」ビクッ

「あんた保護者か…」

成歩堂「えっと…一応そうなります」

「どんな教育をしたら本を読んでる奴の邪魔をするんだ?」

成歩堂「す、すみません…(真宵ちゃん!どうやってしつこく聞いたの!?)」

「一階にはうるせー奴らがいるから二階に来たらうるせー子どもと女にツンツン頭なあんた…解る?ボクは今勉強してんの」

成歩堂「は、はい…」

「……ハァー」


・話す
→本

真宵「あの、しつこく聞いてすみません…」

「良いよもう…だから邪魔しないでくれる」パラ…

成歩堂「ご読みの所すみませんが、実はその本を借りたくて…」

「借りたい?君たちは人が読んでる本を借りたいのか?本何てそこら中にあるのにその中からボクの読んでる本を借りるのは"迷惑"だとわからないのか?」

春美「ですが…そちらの本は一冊しか御座いませんし…」

「そんなの知らないね…良いから邪魔をするな」パラ…

成歩堂「(これは手強い人だぞ…)」


・つきつける
→弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
誰かのペン
並んでる瓶は一つ足りない
現場写真.1
辻彩の解剖記録
壁掛け時計の発注
東方仗助の写真
小さな鍵.1
杜王町の地図帳
メモ.1
封筒.1
杉本鈴美のポッキー
川尻早人のビデオカメラ操作方法のメモ
携帯番号のメモ

成歩堂「すみません、こちらをみて貰いませんか?」

「……弁護士バッチ…あんた弁護士だったのか!?」

成歩堂「(あ、食い付いてくれた)そちらの本が重要何です。お借りしても良いでしょうか」

「弁護士ね…名前は?」

成歩堂「成歩堂と言います」

「なるほどう…あの有罪だろうとされる難事件を無罪にしたなるほどう弁護士!?」

真宵「スゴいくいつきだね…」

春美「先程と態度が違います…」

「いやぁ~、それならそうと言えばいいのに…あ、ボクの名前は宮本輝之輔。弁護士は興味があるからね」

成歩堂「いやぁ~、あははは(態度が変わりすぎだろ)」


・話す
→本

宮本「この本を借りたいなら直ぐに貸したい所何だけど…まだ見始めたばかり何だよ」

春美「スゴい集中力です…わたくしが話してもじーっと見ておりました」

宮本「一度読むと最後まで読みたくなるもんだろ?推理小説でも最初だけみて、答えを見る人もいるがボクはジックリと読みたいんだよ。だから君たちを無視して読んでいたんだよ」

真宵「そっか…悪い事をしていたんだよね。ごめんなさい」

宮本「いいよ、別に。そうだ…この町に美味しいパン屋があるからそこで一、二時間待ってくれないか?」

成歩堂「パン屋…ですか?」

宮本「そのパン屋は11時から午後の13時までで売れ切れてしまう店だから今から行けば列ぶけど食べれると思うよ」

春美「みやもと様は如何なさいますか?」

宮本「その間に読み終わらすとくからさ…なるほどう弁護士さん、良いかな?」

成歩堂「は、はぁ…僕は良いですが」

宮本「それじゃあ決まりだな」


・話す

→パン屋

春美「そのパン屋さんは何かおすすめとかあるんでしょうか?」

真宵「あっ!私も気になる気になる。」

宮本「そうだな…ボクはカツサンドやローストビーフのサンドイッチが好きかな。値段も手頃で美味しいよ」

真宵「なるほどくん!早く行こう!直ぐに行こう!」

成歩堂「お、落ち着いてよ真宵ちゃん!」

真宵「急がないと買えなくなっちゃうよ!」

宮本「図書館では静かに…」シィー

真宵「は……はーい」

成歩堂「(恥ずかしいよ真宵ちゃん!)えっと、それじゃあ。一、二時間後にまた来ます」

宮本「二階のこの場所で読んでるので…」パラ…

成歩堂「(宮本くんはまた本に集中しだしてしまった…)」

真宵「スゴい集中力だね…」

春美「あの、なるほど様…」

成歩堂「ん?どうしたんだい?」

春美「みやもと様にもパンを買っても…宜しいでしょうか?」

成歩堂「(確かに…タダで譲られるのは何か違うな…)そうだね、カツサンドを買おうか」

春美「あ、ありがとうございます。」ニコニコ

真宵「私ローストビーフのサンドイッチがいいなぁ~」

成歩堂「余りにも高かったら却下だよ」

春美「パン…お母様に偶に食べさせてもらいました。楽しみです」

成歩堂「(春美ちゃんには好きなパンを買ってあげよう…)」


・移動
留置場
S市杜王町駅前
エステ「シンデレラ」
岸辺邸
アンジェロ岩
イタリア料理店
杜王グランドホテル
海岸
杜王町立図書館
→パン屋「サンジェルマン」

同日AM:12:12

成歩堂「凄い列だったね…」

真宵「本当に一時間ちょいはならんだね…」

春美「人がいっぱいでした…少し、酔いますね」

真宵「だけど美味しそうだよなるほどくん!」

成歩堂「そうだね。匂いだけでお腹が鳴って恥ずかしかったよ。はい、真宵ちゃんはBOXサンドだったよね。春美ちゃんはテリヤキサンド」

真宵「うわぁ~い、あそこの木陰で食べようね!はみちゃん!」ウキウキ

春美「はい!」ウキウキ

成歩堂「(宮本くんに渡せるカツサンドが買えて良かったな…まさか残り二つとは…)」

「カツサンドが無いだと!?」

店員「申し訳ありません、あちらのお客様で最後です…」

「……この私の好物が…」

成歩堂「(悪い事をしたな…)」

真宵「なるほどくん!早く早く~」

成歩堂「ちょっと先に食べてて」

真宵「ん?わかった、先に行って待ってるね」

「テリヤキサンドとローストビーフサンドイッチで…」

店員「本当にすみません、川尻さんは最近カツサンドを頼みますのに」

「いや、もういい…」

成歩堂「(かわじり…)あの、すみません」

「何だ、私は今から食事で忙しいんだが」

成歩堂「もしかして早人くんのお父さんですか?」

「…………あ、あぁ、そうだが、何故聞いたんだ?」

成歩堂「いやぁ~、こちらの店員さんが"かわじり"と言いまして。早人くんのお父さんでしたら挨拶はしといた方が良いと思いまして」

川尻「…息子がなにか?」

成歩堂「いいえ、寧ろ息子さんのビデオカメラに助かります。あっ僕はこういう者です」

川尻「……弁護士…まさか今ニュースで騒がれてる漫画家の弁護人か?」

成歩堂「はい…」

店員「川尻さん?あぁ、先程の…そう言えば思い出したけど岸辺さんは偶に買いに来ていたよ」

成歩堂「本当ですか!?」

店員「フランスパンやテリヤキサンド…後は店長にパンの作り方を教えて貰っていたねぇ」

成歩堂「岸辺さんは自ら作っていたんですか?」サラサラ

店員「さぁ、あの人一人が多いのと奇人変人だと言われていたからねぇ」

成歩堂「…ありがとうございます」

川尻「………ちょっと話さないか?私も知ってる事があるかも知れない」

成歩堂「本当ですか!?助かります!」

川尻「食べながらで良いか?あ、お釣りはいらないよ」

店員「川尻さん?…何だか最近変わった様な…」


成歩堂「あ、今連れも居ますが平気ですか?」

川尻「平気だ…寧ろ顔を覚えとかないとな…」

成歩堂「あ、あっちにいますね。いやぁ~、早人くんのお父さんに出会えるとは…不思議ですね」

川尻「本当ですね…"奇妙"な感じがしますよ」


今回は此処までです。

漢字変換ミスはすみません。
つきつける時に【老人の写真】を入れ忘れていました。申し訳ありません…また異議あり!と文章でおかしな点がありましたらご指導お願いします。

成歩堂「真宵ちゃん、春美ちゃん。」

真宵「もう、遅いよなるほどくん!」

春美「なるほど様…そちらの殿方は…」

成歩堂「あぁ、早人くんのお父さんだよ」

真宵「はやとくんの!?あ、あの!お世話になります!」

川尻「あ、あはは…変わったお嬢さんだね」

成歩堂「は、はは」


・話す
→岸辺露伴

川尻「彼に付いてだったね…そう言えば数日前に、彼を見掛けたな」

成歩堂「数日前ですか…」

川尻「何だか挙動不審な行動をしていたな…」

真宵「なるほどくん…もしかして脅されていたんじゃ…」

成歩堂「その可能性があるね…」

春美「あの、きょどうふしんとはなんですか?」

川尻「挙動不審、怪しい行動をしていたんだよ…彼は」

春美「怪しい行動ですか…」

・話す
岸辺露伴
→挙動不審

成歩堂「岸辺さんはどんな行動をしていましたか?」

川尻「彼は写真を撮っていたんだよ」

成歩堂「写真を…」

川尻「会社に行く人の写真を撮っていてね…かなり怪しかったよ」

真宵「写真か…そんな行動する意味はあるのかな?」

成歩堂「あるから撮っていたんじゃないかな?」

川尻「だけどあれは怪しかったな…まるで誰かを"探ってる"様子だったかな」

成歩堂「誰かを……詳しくお願いします」


・話す
岸辺露伴
挙動不審
→探る

川尻「遠くから見ていたがまるで"人"を探している様だったな…とても怪しかった」

真宵「人を…んー」

春美「あの、写真がありますのならまだきしべ様の家にあるのでは?」

成歩堂「あぁ!そうだよ!まだある筈だ!ありがとうございます、川尻さん!」

川尻「いいや、ただ気になった事を伝えただけだよ…」

成歩堂「それでも助かりました!(早く本を借りてスタンドの事を聞いたら写真を探そう!)」

川尻「おっと、もう時間か…」

成歩堂「すみません、長く話してしまい」

川尻「いえ、協力出来て光栄です」

春美「あら?かわじり様、左手のここ、どうなさいました?」

川尻「なっ!あ、あぁこ…これか…」

成歩堂「猫に引っかかれたとかですか?」

川尻「あ…あぁ、そうだ」
ガラガラガラガラガラガラガラガラ

真宵「!?
成歩堂「!?」
春美「!?」

成歩堂「(か、鍵が六個!?な、何でいきなり…!?)」

川尻「何か顔に付いてますか?」

成歩堂「い、いいえ…」
川尻「そうですか…それではお先に失礼しますね」

真宵「………い、今のは」

春美「鍵を付けてました…」

成歩堂「(彼にはヒミツがあるのか?だけど何処にヒミツが!?)」

成歩堂「(資料を集めよう…それからだ、鍵を外すのは!)」


・移動
留置場
S市杜王町駅前
エステ「シンデレラ」
岸辺邸
アンジェロ岩
イタリア料理店
杜王グランドホテル
海岸
→杜王町立図書館
パン屋「サンジェルマン」

同日PM:12:50

成歩堂「あれ?(二階に来たけど彼はいないな…)」

春美「みやもと様はどこに…荷物はありますが」

成歩堂「少し待たせてもらおうか」

真宵「そうだね」

「裕く~ん、この席空いてるよ?」

「お、アケミは目がいいな…ん?これはこれは、綺麗なお嬢さんが二人いるじゃねぇの」

真宵「お、おじょうさん?」

「裕くん、浮気~?」ケラケラ

「そんな事しねぇよ…」

成歩堂「(下で騒いでいた学生たちだ…)」

「それにしてもこの記事、怖いわね」

「まさか自分の町に殺人鬼がいるなんてねぇー」

成歩堂「(殺人鬼…)すみません、その新聞を見せてくれませんか?」

「………」

成歩堂「真宵ちゃん、任せた」

真宵「うぇえ!?わ、私が!?あ、あの」

「お嬢さん、名前は」

真宵「あ、綾里真宵です…」

「マヨイちゃんか…良い名前だ」

春美「だめです!ぜっったいにだめです!」

真宵「どうしたの!?はみちゃん」

春美「まよい様に「ちゃん」付けで呼んでも良い方はなるほど様だけです!」

「ナルホド~?誰だよそいつ」

成歩堂「あ、あの…僕です」

「ふぅうーん」ジロジロ

成歩堂「(生きた心地がしない…)」ダラダラ

「マヨイちゃん、こんなダサい奴よりおれにしない?」

春美「だめですったらだめです!名前も言わない礼儀知らずな殿方にまよい様に指一本振れさせません!!」

「裕くんに失礼な事言わないでよ!」

「まぁ落ち着けってレイコ…マヨイちゃん、おれの事は裕也って呼んで良いぜ。」

真宵「え、遠慮します…」

「そんなに照れなくて良いよ…まぁ仕方ないか。最初は噴上って呼んで良いぜ」

成歩堂「あの…」

噴上「あぁ?この新聞が読みたいんだっけ?」

成歩堂「少し借りていいかい?」

噴上「どうしよっかなぁ~」

真宵「あ、あの…貸してくれませんか?」

噴上「マヨイちゃんの頼みなら仕方ねぇーな…それにしてもあの漫画家が絡んでいたのか」

成歩堂「岸辺さんを知ってるんですか!?」

噴上「………」

真宵「きしべさんを知ってるんですか?」

噴上「知ってるよ、マヨイちゃんには話してあげるよ」

春美「わたくし…あの殿方は好きになれません」

成歩堂「僕も苦手だよ……」


続きはまた次回になります。更新が遅くてすみません…


・話す
→岸辺露伴

成歩堂「岸辺さんについて、お願いします」

噴上「…………」

成歩堂「真宵ちゃん……」

真宵「あ、あの…きしべさんについて話してくれませんか?」

噴上「あぁ、良いぜ。あいつは一週間前にカフェ・ドゥ・マゴで誰かと言い争いをしてたんだよ」

真宵「言い争い?」

噴上「相手はあの岸辺露伴が立ち上がっていたから見えなかったが…すげぇ怒鳴っていたぜ」

成歩堂「(相手は見えないのか…見えていたらわかるのに)」

噴上「確かあいつ…"殺す"って言っていたな」

真宵「こ、ころすー!?」

成歩堂「真宵ちゃん静かに!」

真宵「ハッ…ご、ごめんなさい」


・話す
岸辺露伴
→言い争い

真宵「こ、ころすって本当に…」

噴上「会話は少しだけだが…何か条件は呑んだとか、どうして騙したとか言っていたな」

春美「条件…うむむ、やはりきしべ様は何か隠していますね」

成歩堂「そうだね…」

噴上「あ、後よ。何か封筒を渡していたぜ」

真宵「封筒?」


・話す
岸辺露伴
言い争い
→封筒

真宵「中身はわかりますか?」

噴上「あぁー、中身な…」

成歩堂「見ていないならそれでも平気です」

噴上「…男と会話したくないが言ってやる。見えたのは確かだ…」

成歩堂「見えたんですね」

噴上「あぁ…多分二十万ぐらいはある現金だったな」

真宵「に、ににににに二十万!?」

噴上「あいつが確か言っていたから間違いないな…」

成歩堂「(相手がわかれば岸辺さんは話してくれるけど…うーん、言ってくれるか)」ダラダラ

アケミ「裕く~ん、そろそろ書かない?」

噴上「あぁ、そうだったな…マヨイちゃん。また次会えたらデートをしないかい?」

真宵「あ、あははは…」

春美「ですからだめだめだめです!まよい様をちゃん付けで呼んでも言い方はなるほど様だけです!」バッ

噴上「おっと、子犬が守っているから今日は行くよ。それじゃあ…」チュ

成歩堂「っ!?」

春美「っ!?」

噴上「ほらおっさん。新聞紙。それじゃあね、マヨイちゃん」スタスタ


【新聞紙.2】
をファイルにしまった

真宵「……な、なるほどくん…ハンカチ貸して~」

成歩堂「手、洗ったら」

春美「ま、まよい様の手の甲にく、口付けを!許しません!」

真宵「うう…久しぶりにスゴイ人と会話したよ…」

「ゴホンッ」

成歩堂「あぁ、す、すみません!」

宮本「まったく…五月蝿いんだよ。」

春美「みやもと様!」

宮本「"様"なんていらないよ。ほら、本」

成歩堂「あぁ、ありがとう宮本くん!」

真宵「やったねなるほどくん!」

宮本「もう要件は済んだだろ?じゃ」

成歩堂「あ…宮本くん、お礼になるかわからないけど…これ良かったら食べてくれるかい?」

宮本「これって…カツサンドじゃないか!うわぁあ…」ニコニコ

真宵「なんだ、子どもみたいにちゃんと笑えるじゃん」

宮本「…ゴホンッなるほどさん、ありがとうございます。」

成歩堂「いいえ、どう致しまして」


【ヒトデ大図鑑~全集編~】
をファイルにしまった。

春美「それではこちらをお届けに参りましょう!」ニコニコ

真宵「うん。時間も少ないからちゃちゃっと渡して"スタンド"を知ろっか」

成歩堂「そうだね…(空条さんに渡したあと、時間が出来たら写真を探しに岸辺さんの家に向かおう)」

真宵「それじゃあ行こっか、なるほどくん」ニコッ


もう少々お待ち下さい。


・移動
留置場
S市杜王町駅前
エステ「シンデレラ」
岸辺邸
アンジェロ岩
イタリア料理店
杜王グランドホテル
→海岸
杜王町立図書館
パン屋「サンジェルマン」

同日PM:13:24

春美「んー、風が気持ちいいですね。まよい様、なるほど様」

成歩堂「うん、良い風だね…(海水の匂いがするな…)」

真宵「えーと、くうじょうさんはっと……んー、どこかな?」

成歩堂「あの体だからわかりやすいと思うけど…」

春美「…あっ!バケツがあります!」

真宵「おぉ、ならこの辺に…」

成歩堂「(バケツの中身がヒトデしか見えない…どんだけ好き何だよ!)」

春美「発見しました~」

真宵「こっちだよなるほどくん!」

成歩堂「今向かうよ…」

承太郎「…………」ジー

春美「………じー」

真宵「……じー」

承太郎「…………」カキカキ

春美「………スケッチしてます」

成歩堂「(海洋学者だからかな…仕事中だけどこっちもやらないと…)空条さん」

承太郎「…………」ジー

真宵「…じー」

春美「じー……」

成歩堂「二人もジックリ観察しない。空条さん」

承太郎「…………」ジー

成歩堂「(駄目だ…何か気が引く物で釣らないと話さないんじゃないか?)」ダラダラ


・話す
なまえ
岸辺露伴
→スタンド

成歩堂「あの…スタンドに付いて教えて下さい」

承太郎「…………」ジー

真宵「スゴい真剣な表情だね…」

春美「真剣です!」

成歩堂「空条さん…はぁー(駄目か…持ち物をつきつけて見るか)」


・つきつける
→弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
誰かのペン
並んでる瓶は一つ足りない
現場写真.1
辻彩の解剖記録
壁掛け時計の発注
東方仗助の写真
小さな鍵.1
杜王町の地図帳
メモ.1
封筒.1
杉本鈴美のポッキー
川尻早人のビデオカメラ操作方法のメモ
老人の写真
携帯番号のメモ
新聞紙.2
ヒトデ大図鑑~全集編~

成歩堂「空条さん…僕がわかりますか?」

承太郎「…………」カキカキ

成歩堂「(駄目だ…見向きもしない)」ダラダラ

真宵「やっぱり"アレ"しか無いんじゃないかな?」

春美「そうですね…"アレ"を開いて見せれば気付くかと!」

成歩堂「まさか…まぁやってみよう」


・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
誰かのペン
並んでる瓶は一つ足りない
現場写真.1
辻彩の解剖記録
壁掛け時計の発注
東方仗助の写真
小さな鍵.1
杜王町の地図帳
メモ.1
封筒.1
杉本鈴美のポッキー
川尻早人のビデオカメラ操作方法のメモ
老人の写真
携帯番号のメモ
新聞紙.2
→ヒトデ大図鑑~全集編~

成歩堂「空条さん…これを見て下さい」

ペラッ

承太郎「」バッ

成歩堂「(早い!早い食いつきだ!)」

承太郎「…すまない、気がつかなかった…」

真宵「顔を上げるのをあんなに早く出来るのはくうじょうさんだけだよね…」

春美「わたくしも真似をしませんと…何かの役に!」

成歩堂「ならないから止めなよ…首を痛めるよ」

承太郎「ありがとう…知ってる事を話してやる」


【ヒトデ大図鑑~全集編~】
を空条に渡した。

成歩堂「それではお聞きします…」


・話す
なまえ
岸辺露伴
→スタンド

成歩堂「スタンドについて…おねがいします」

承太郎「…そうだな…コイツが見れるかによって説明が難しくなるな」

春美「っ!」
真宵「っ!」

成歩堂「ん、んん?」ゴシゴシ

承太郎「どうやらお嬢ちゃん二人は見えるみたいだな…」

真宵「ハッキリとはしないけど…形はわかります」

春美「こう、ドーンとしてらっしゃる殿方です」

真宵「はみちゃんは私よりハッキリ見えるんだよね」

承太郎「…そうか……何か刺されたとかないか?」

真宵「ううん…多分綾里の力で見えると思います」

承太郎「そうか…綾里家だからか…」

成歩堂「知ってるんですか?」

承太郎「少しだけだ…それじゃあスタンドを全く見えないのがアンタだな」

成歩堂「は、はい…(苦笑いしか出来ないな)」

承太郎「スタンドは自分のもう一つの自分。言わば守護霊みたいに思う。だからお嬢ちゃん達には少しだけ見えたんだろう」

成歩堂「もう一つの自分…ですか」

承太郎「本来スタンドはスタンド使い同士しか見えねぇんだが…初めて見たぜ、スタンド使いじゃないのに見れる奴がいるのは…」

真宵「あはは…何だかスゴいみたいだよ、私たち」

春美「そうみたいですね…まよい様」

承太郎「だが、スタンドには触れられないみたいだな…スタンドはスタンド同士だと触れられる。そしてスタンドに物を持たせる様に意識をすれば」

成歩堂「ば、バケツが浮いてる!」

承太郎「普通の奴にはそう見えるがスタンド使いにはスタンドにバケツを持たせてるのがわかる」

真宵「おぉ…持ってるね、はみちゃん」

春美「なんだか目を疑う光景ですね…」

承太郎「あの岸辺露伴もスタンド使いだ…だからスタンドに付いて知って欲しかったんだろう」

成歩堂「(知っても事件と関係性は……)まてよ」

真宵「どうしたの?なるほどくん」

バァ-------z____ン
成歩堂「あ、あぁあー!」

春美「ひっ!と、突然どうしましたか!?なるほど様!」ビクッ

承太郎「アンタ達は犯人はわからない…」

真宵「えっ?」

成歩堂「そうか…立証が出来ないんだ…!」

真宵「立証が出来ないって…ど、どういう事!?なるほどくん!」

成歩堂「スタンドは普通の人には見えない…つまり、殺人を犯しても証拠も無いし目撃者もいない。」

春美「そ、そんな…!」

成歩堂「くそっ!岸辺さんは初めからわかっていたんだ!もう【有罪】を覆せない事を!だから諦めた顔をしていたんだ!」

春美「そ、そんな…!」

承太郎「だからか…自ら言わないでおれに言わせたのは…」

成歩堂「(どうすれば良いんだ!?どうすれば立証が!)」

パチン

春美「っ!」

承太郎「っ!」

「成歩堂君…弁護士がそんな事で狼狽えたら依頼人が不安になってしまうわ」

成歩堂「…あ……」

「それに弁護士は追い詰められたらふてぶてしく笑うものよ。成歩堂弁護士」

成歩堂「ち、千尋さん!」

千尋「真宵が必死に呼んだから来れたけど…また大きな事件に巻き込まれた様ね」

承太郎「(確かあの服装はお嬢ちゃんだったよな?綾里真宵だった筈だ…)」

千尋「初めまして…私は綾里千尋。真宵の姉で故人よ」

承太郎「故人だと……そうか…」

千尋「理解がある人で良かったわ。成歩堂君、初めから説明してくれるかしら?真宵は今かなり焦っているのか支離滅裂なのよ」

成歩堂「は、はい!実はーーー」

千尋「………そう、そんな事が…」

成歩堂「僕は岸辺さんを救いたい!ですがスタンドの立証も出来ないんです…」

千尋「…写真には写っていたのよね?」

春美「は、はい!ぼやっとしていますが…こちらの殿方です」

承太郎「(仗助じゃねぇか…張り切ってポーズまで決めてやがるな)」

千尋「……依頼人は写真を撮っていたのよね?」

成歩堂「は、はい…」

千尋「…急ぎましょう。あのヒラヒラな検事に証拠品が奪われる前に証拠品を回収するわよ、成歩堂君」ニコッ

成歩堂「証拠品…(そうか!もしかしたら写ってるかもしれない!)空条さん!ありがとうございます!」

千尋「海洋学者さん、またこの子達が困ったら協力をお願いします…」フッ

真宵「ん…んん……」

承太郎「(すげぇのを見せられたしな…仕方ねぇか)」グイッ

成歩堂「真宵ちゃん!ありがとう!君のおかげで道が開けたよ!」

真宵「そ、そうかな…?お姉ちゃんのヒントのおかげかな?」

成歩堂「いや、君のおかげだよ…空条さん、用事が出来ましたので失礼します」

承太郎「あぁ…困ったら協力してやる」

春美「よろしくお願いします、くうじょう様!」

承太郎「……様はいらねぇよ…」

春美「ですが…」

承太郎「わかった、もうそれで良い…」

春美「はい!」

成歩堂「それじゃあ急ごう。(法廷の時間になるまえに回収しないと)」

真宵「くうじょうさん、またヒトデに付いて教えて下さい」ヒラヒラ

春美「わたくしにもお願いします」ヒラヒラ

承太郎「………やれやれだぜ」


・移動
留置場
S市杜王町駅前
エステ「シンデレラ」
→岸辺邸
アンジェロ岩
イタリア料理店
杜王グランドホテル
海岸
杜王町立図書館
パン屋「サンジェルマン」

同日PM:13:47

成歩堂「(警察は…あぁ、あの人なら楽勝だな)お疲れ様です、糸鋸刑事」

糸鋸「おっナルホドさんじゃないッスか」

真宵「どうしたの?玄関の前にいて」

糸鋸「見張りッスよ。どうやら最近この変で泥棒が現れているみたいなんッスよ」

真宵「泥棒か…」

成歩堂「(さて…どんな話しをして中に入ろうか)」

糸鋸「ん?」


・話す
→御剣検事

成歩堂「御剣はいないみたいだが…」

糸鋸「ふふ~ん、やっと捕まえたんッスよ!もう御剣検事には給料を考えとくと言われたッス!」

春美「どろぼうさんを捕まえたんですか?」

糸鋸「違うッスよ、証人を捕まえたんッス!」

成歩堂「しょ、証人だって!?(まさか証人がいるなんて…)」


・話す
御剣検事
→証人

成歩堂「あ、あの…証人とは…」

糸鋸「ダメッスよ!教えたら減給されちまうッス!」

真宵「お願い!名前だけでも…」

春美「お願いします!」

糸鋸「うぅ…でも…それを言ったら…」

成歩堂「お願いします、糸鋸刑事」

糸鋸「そ、そうッスね…名前だけなら…」

成歩堂「ありがとうございます!」

糸鋸「シィーッス!み、御剣検事に見つかったら減給されるッス。どこで聞いてるかわからないんスから」

真宵「確かに…地獄耳だもんね」

糸鋸「証人の名前は【山岸由花子】ッス」

成歩堂「山岸…由花子?」

糸鋸「なんと!事件が起きる二時間前に出会って会話していたみたいなんッスよ…」

成歩堂「え、えぇー!?」


・話す
御剣検事
証人
→山岸由花子

真宵「そ、そのやまぎしさんは犯人を見たって?」

糸鋸「犯人は見てないんスけど、あの被疑者が店の奥で話しているのを目撃したみたいッス」

成歩堂「相手の顔は」

糸鋸「そこは見てないみたいッスが…どうやら揉めてるみたいって言ってたッス」

成歩堂「(マコさんが聞いたのはこの事か…それより何故昨日マコさんは言わなかったんだ?)」

糸鋸「詳しくはこれからの法廷で…」

真宵「どうする、なるほどくん。決定的な証人じゃないかな?」

成歩堂「いや、まだ犯人とはわからない…(呼び出されたと岸辺さんは言っていたからその後に山岸さんが現れたのか…)」

糸鋸「おっと…もう交代の時間ッスね。良いですか、中に入ったらダメッスよ!」

成歩堂「わかりました……」

春美「どうしますか?なるほど様」

成歩堂「勿論入って探すよ。もう時間は無いからね」ガチャ

真宵「なるほどくん、あくどい顔だね」

成歩堂「今は焦ってるから仕方ないだろ?探そう」


・移動
→岸辺邸 リビング

成歩堂「(少し物がないな…指紋採集と証拠品を探しているからか)」

春美「写真はどこにあるのでしょうか…」

真宵「んー、部屋がありすぎてわからないね…」

春美「…なんだかきしべ様みたいですね」

成歩堂「ん?」

春美「一人でなにもかも抱えています…」

成歩堂「(確かに部屋の数があって広いな…一人で住むには広すぎる気がする)」

真宵「んー、写真をみたような」

成歩堂「どこでみたかな!?」

真宵「え、えっと!た、確かあっちの小部屋だった様な…」

成歩堂「…あっちか…」


・移動
岸辺邸 小部屋

真宵「うん、確かこっち!この日差しが入って…本棚に…あった!」

成歩堂「これか…」

春美「いろんな写真がありますね…」

成歩堂「(サラリーマンだらけだな…確かにこれは怪しいな…)」

真宵「スタンド…スタンド…んー」

成歩堂「わからない…ね…」

春美「んー、あれ?なるほど様これって…」

成歩堂「…この写真は…」

真宵「変わった柄のネクタイ…待って!このネクタイって!」

成歩堂「(もしかしてこの人が!?)…ビデオを再生するよ…」

真宵「………あぁ!」

春美「お、同じ柄です!ネクタイが!」

成歩堂「……(この人物が重要な気がする)」


【サラリーマンの写真】
を一枚ファイルにしまった。

真宵「この人を探さないと…」

成歩堂「…今日の法廷を引き伸ばそう。岸辺さんを【有罪】にしない様にしよう!」

春美「はい!わたくし達がきしべ様を救いましょう!」

真宵「そして本当の犯人を…この人を探し出そう」

成歩堂「うん…(必ずまだ町にいる筈だ…杉本さんを…そして岸辺さんを脅した人物が!!)」


セーブしますか?
→はい いいえ

期間があいてしまいすみません。口調も変わっていましたらすみません…次からは法廷パートとなります……法廷パートでミスがありましたら指摘をお願いします。


同日PN:14:37
地方裁判所被告人第1控え室

真宵「うぅ……全然証拠品が足りないような…」

成歩堂「確かに…集まった資料は昔の新聞紙と空条さんの電話番号や写真…」

春美「そうですが…必ずやしょうこひんになりますとわたくしは信じてます!」

成歩堂「(この事件は十六年前にも遡らないといけない…御剣の事件みたく、過去に振り返る様にしないと)」

真宵「ほらほら、リラックスリラックス。」

春美「深呼吸をしましょう!スーハー」

真宵「スーハー、ほら、なるほどくんも!」

成歩堂「う、うん…スー」

「なにをしてるんだ?」

成歩堂「ゴホッ!」

真宵「あ、きしべさん!あれ?服変えました?」

露伴「同じ服など何日も着れるか…それより……何かわかったか?」

成歩堂「"スタンド"ですよね…」

露伴「わかってるなら早く諦めろ。」

成歩堂「いいえ、諦めません!」

真宵「そうだよ!私たちが諦めたらきしべさんは【有罪】に!」

露伴「…別に……それでいい」

成歩堂「(何故彼はこんなにも悲しい表情をしてまで真犯人を庇う必要があるんだ…?)」

係官「時間になる。被告人は中へ」

露伴「……最後にヒントを言っとく」

成歩堂「は、はい!」

露伴「別荘地辺りを探せ…そうしたら全てわかる…」

春美「……べっそうち…ですか」

成歩堂「(もう一日引き延ばそう!もうそれしかない!)」

真宵「行こっか、なるほどくん」

春美「わたくしは応援しております!必ず勝ち取って下さい!」

成歩堂「うん、絶対に岸辺さんを救おう!」


同日PN:15:00
地方裁判所第1法廷

カンッ

裁判長「これより、エステ「シンデレラ」で行われた殺人事件の裁判を始めたいと思います。」

成歩堂「弁護側、準備完了です」

御剣「検事側、もとより」

裁判長「昨日はあらゆる矛盾が見つかりました。本当に殺人をされた時間、目撃者がみた人物、スーツを着た男性は本当にいましたのか。」

裁判長「そして殺人に使われた凶器、指紋もです…」

御剣「ご安心して下さい、裁判長。昨日は確かに目撃者の矛盾もありましたが今回の証人は保証します」

裁判長「そうですか…それより御剣検事、何故貴方は髪の毛が絡まっているんですかな?」

御剣「あ、あぁ…少しやっかいな証人だっただけだ…だがご安心を、流石に裁判長には怪我は及びません」

裁判長「け、怪我ですと!?ほ、本当に大丈夫なんですか!?」

成歩堂「(このパターンは僕にも被害がくるな…)」ダラダラ

御剣「ま、まぁ召還します…彼女を」


「…………」

御剣「証人、名前と職業を」

「………山岸…高校」

成歩堂「(爪ばかり見ているが…大丈夫だろうか)」

御剣「もう少し詳しくお願いする」

「なんであたしが…そもそも今日は予定があるから行かないってあたしは言ったよね?昨日の話しも聞いてないわけ?」

「そもそもあの漫画家が殺人をしたんでしょ?あたしはみた。ただそれだけなら早く返しなさいよ」

「あたしは忙しいの…これから彼を遠くから見ないといけない日課があるのよ!?もしそれが出来なかったらどうするわけよ!」

「あたしは話す事はもうない!あぁ、康一君…早く彼に会いたいわ…彼と過ごした方が時間を有効活用出来るわ…うふふ、」

「だから早く帰らせて、一分も居たくない。一秒なんてこんなチンケな裁判に時間を取らせないで頂戴。検事さん」

真宵「す、スゴいマシンガントークだね…あのおばちゃんみたいな…」

成歩堂「真宵ちゃん…あの人を出したら駄目だよ。どこに隠れているか解らないんだから…聞こえていたらマシンガントークを聞かされてしまうよ」

真宵「そ、それは…」

御剣「しょ、証人。名前と職業。それからみたままを伝えたら直ぐに帰ってもいい」

「当たり前よ。あたしと康一君の仲を引き裂くならまずあたしは貴方を引き裂く」ブワァァ

成歩堂「(か、髪の毛が今う、動いたよな?)」ダラダラ

「山岸由花子、ぶどうヶ丘学院、高等学校に通う普通の女子高生」

御剣「うむ、それでは証人、君がみたのを話してもらおう」

由花子「あの漫画家が彩さんを殺した。以上」

成歩堂「えっ?」

裁判長「んん?」

真宵「へっ?」

由花子「なに間抜け面してるのよ…もう帰って良いかしら?これからお料理教室に行かないと」

裁判長「ちょ、ちょっと待って下さい!あ、貴女は今な、何と仰いましたかな?」

由花子「だからあたしはみたのよ。あそこにいる漫画家が彩さんを殺したのを」

成歩堂「な、なんだってー!!」

ザワザワ ザワザワ

カンッカンッカンッ

裁判長「せ、静粛に!山岸さん!あ、貴女は見たんですね!殺人が始まった所を!」

由花子「えぇ…見たわ」

真宵「ど、どうしようなるほどくん…これじゃあ」

成歩堂「いや…こ、此処で弱気になったら駄目だ。まだあの子の発言を聞いてからにしよう(山岸さんと言った彼女は何をみて、殺人だと思ったのか考えてみよう…そうしないと負けてしまいそうだ)」ダラダラ

由花子「いいわ、みたまま特別に話してあげる」


ー証言開始ー
~みたこと~

由花子『「あたしは彩さんにお礼を言いに「シンデレラ」に向かったわ」』

由花子『「時刻は丁度十二時十二分だったわ。携帯で見たから正確よ」』

由花子『「彩さんにお礼を良いに来たあたしは待合室でお話しをしたの…そう、たくさんね」』

由花子『「その時店の奥…作業場って言うのかしら?そこから怒鳴り散らす声がしたわ」』

由花子『「内容は"約束を守れ""ぼくは言われた通りした"ってあちらにいらっしゃる元漫画家が言ってました」』

由花子『「その喧嘩を止めに彩さんが奥に行き、しばらく立つと悲鳴がしました」』

由花子『「あたしは彩さんが心配なため、駆けつけると血に濡れた鈍器を持った元漫画家さんと床に彩さんが倒れてました」』

由花子『「あたしは彩さんに駆け寄り、生きているか確認してる最中元漫画家が言ってました」』

由花子『「ぼくじゃない。ぼくはやってないっと…」』

由花子『「そこからあたしは駆け付けた警察に説明したわ…その時いた従業員さんも説明していた…以上です」』


成歩堂「………い、以上なんですか?」

由花子「はい…それから警察の人と会話して、あたしは帰る様に言われました」ニコッ

裁判長「あ、あの……内容を聞いてもわからないんですが」

由花子「わからない!?なにがわからないのか言いなさいよ!あたしが一から百まで詳しく教えてあげるから言いなさい!」ブワァァ

裁判長「ひぃいいー!」

成歩堂「(やっぱり髪の毛が動いたー!)」

真宵「ねぇ…警察の人が来たって…本当かな?だって…」

成歩堂「いや…それよりも彼女は凶器を発言した。今まで出てなかった凶器を…」

御剣「それでは弁護人。無駄な尋問をどうぞ…」

成歩堂「うっ……まだ、無駄とは決まっていません!」バンッ

成歩堂「尋問をさせてもらいます(そうだ…此処で引いたら負けだ!岸辺さんが隠してる事もあぶり出すんだ!)」


ー尋問開始ー
~みたこと~

由花子「あたしは彩さんにお礼を言いに「シンデレラ」に向かったわ」

成歩堂「待った!」

成歩堂「お礼とはなにを言いにいったんですか?」

由花子「彩さんのおかげで大切な人が出来ました。そのお礼とお話しをしに行きました」

成歩堂「(怪しい所はあるか?)」


→ついきゅうする
しない

成歩堂「(いや、此処は全部深く聞こう。そうしないとわからないぞ)」

成歩堂「詳しくお願いします」

由花子「詳しくもなにも…彩さんの「シンデレラ」の魔法のおかげであたしは今の顔を持ってるだけだわ」

成歩堂「顔…ですか」

真宵「なんだろう…スタンドと関わりがあるのかな?」

成歩堂「わからないな…」

由花子「続きを発言するわ」


由花子「時刻は丁度十二時十二分だったわ。携帯で見たから正確よ」

成歩堂「待った!」

成歩堂「本当に十二時なんですか?」

由花子「えぇ…入れ違いに女性と会いましたので…」

成歩堂「(どうする…)」

→ついきゅうする
しない

成歩堂「その女性の特徴をお願いします」

由花子「特徴ね…あそこに傍聴席にいるわね。」

「スズキっスか!?」

由花子「えぇ、あたしと入れ違いしたわ」

「確かに…お昼休みに入れ違いしました」

成歩堂「(つまりマコさんがお昼休みをもらった時刻は正確だったのか…昨日の発言に響きそうだ…)」ダラダラ

御剣「次の証言をお願いする」

真宵「みつるぎさん、余裕な顔してる…うぅ…わからなくなってきた」

成歩堂「まだ最初だからだよ…(必ず矛盾があるはずだ!)」


由花子「彩さんにお礼を良いに来たあたしは待合室でお話しをしたの…そう、たくさんね」

成歩堂「待った!」

成歩堂「待合室なんですか?」

由花子「えぇ、最初はね」

成歩堂「最初…?(どうする…)」


→ついきゅうする
しない

成歩堂「最初とはどういう事ですか?」

由花子「彩さんに言われたのよ、奥に大切なお客様がいるから少し待つようにと…」

成歩堂「大切なお客様と…被害者本人が言ったんですね」

由花子「えぇ…まさかそれがあそこであたしから目を背ける元漫画家だとは思わなかったわ」

「…さっきから元漫画家元漫画家うるさいんだよ!このプッツン由花子が!!」

由花子「なんですってぇえぇ!!あ、あたしに向かって…死刑よ!死刑にしなさい!!」ブワァア

裁判長「ひ、被告人!証人を煽る言葉は止めなさい!!」

「………ちっ…」

成歩堂「(二人はもしかして…いや、これは後にしよう)すみません、続きをお願いします」


由花子「その時店の奥…作業場って言うのかしら?そこから怒鳴り散らす声がしたわ」

成歩堂「待った!」

成歩堂「怒鳴り散らす内容は…わかりますか?」

由花子「えぇ、あれは殺意が含まれていたわ」

成歩堂「(地雷のようだが…やるしかないかな)」


→ついきゅうする
しない

成歩堂「どんな言葉ですか?」

由花子「"計画通り行動したのにまだやれというのか"」

由花子「"貴様を殺してもぼくは捕まる事はない"」

由花子「そんな言葉を怒鳴ってました」ニコッ

裁判長「こ、殺す!?殺すと仰ったんですか!?」

ザワザワ ザワザワ

カンッカンッカンッ

裁判長「せ、静粛に!静粛に!!」

裁判長「ほ、本当に被告人がその様な発言をしたんですね」

由花子「はい、しっかりと聞きました。この両耳で」

裁判長「これは……」

真宵「な、なんだかだんだん悪い方にいってないかな?」

成歩堂「これは…きついな(岸辺さんはなにをして…いや待てよ…)」

由花子「続き、いいかしら?」


由花子「内容は"約束を守れ""ぼくは言われた通りした"ってあちらにいらっしゃる元漫画家が言ってました」

成歩堂「待った!」

成歩堂「本当にその被告人をみたんですね。ハッキリと」

由花子「えぇ、変なヘアバンドをつけてオレ様の様な態度でした」

成歩堂「(もしかしたら…)」


→ついきゅうする
しない

成歩堂「詳しくお願いします」

由花子「詳しく詳しくって…確かにあの元漫画家と誰かが居ました」

成歩堂「その人物はわかりますか?」

由花子「余り気にしたら彩さんに迷惑になるため、そんなにハッキリともう一人はみていません」

成歩堂「(もう一人…か…)続き、お願いします」


由花子「その喧嘩を止めに彩さんが奥に行き、しばらく立つと悲鳴がしました」

成歩堂「待った!」

成歩堂「被害者が二人を止めに行ったのですね?」

由花子「えぇ…あたしが引き止めておけばこんな事にはならなかったわ」

→ついきゅうする
しない

成歩堂「(深く聞こう…)しばらくとはどのぐらいでしょうか」

由花子「そうね、多分三分ぐらいじゃないかしら?怒鳴り合いがヒートアップしてましたので」

成歩堂「声が三人した…との事ですか?」

由花子「いいえ二人だった筈だわ…」

真宵「二人?きしべさんと…あやさんって事かな?」

成歩堂「もしかしたら真犯人と辻さんかもね…」

由花子「あたしは彩さんが心配なため、駆けつけると血に濡れた鈍器を持った元漫画家さんと床に彩さんが倒れてました」

成歩堂「待った!」

成歩堂「………」ダラダラ

裁判長「どうしましたかな?成歩堂くん」

成歩堂「いえ…今聞いてはいけない言葉が…(やるしかないのか…)」

バンッ

成歩堂「貴女は鈍器を持った被告人を見たんですね」

由花子「えぇ、しっかりと見ました。」

ザワザワ ザワザワ

カンッカンッ

裁判長「静粛に!静粛に!鈍器はどのような形をしていました!?」

由花子「トンカチみたいな物です…」

裁判長「こ、これは…今まで凶器の"きょ"の字も出ていませんでしたので…驚きです」

御剣「…実は裁判長、被告人の寝室に凶器を見付けました」

成歩堂「な、なんだってー!!」

ザワザワ ザワザワ

裁判長「静粛に!静粛に!御剣検事!ほ、本当なんですね…凶器を見つけたのは!」

御剣「はい、指紋を採取した結果。被告人と一致しました…こちらがその凶器です」

裁判長「これが…わかりました、受理します」


【赤黒く変色したトンカチ】
をファイルにしまった

成歩堂「(持ち手には二種類の指紋。一つは岸辺露伴。もう一つは不明。血液は被害者の血液と判明)」

真宵「どどどうしよう!」

成歩堂「あ、慌てないでか、考えよう…」

御剣「もう犯人は一目瞭然だが、まだやるのかね?」

成歩堂「は、はい。やらせてもらいます」

御剣「フゥー、諦めも肝心だよ。弁護士君」

由花子「そうよ、諦めたらどうかしら?」

成歩堂「うぐっ(ま、まだだ…まだいける!)」


由花子「あたしは彩さんに駆け寄り、生きているか確認してる最中元漫画家が言ってました」

成歩堂「待った!」

成歩堂「そのとき被害者はどの様に倒れてましたか…?」

由花子「彩さんは部屋の左側。窓際に倒れてました」

成歩堂「(倒れている位置は同じ場所…深く聞こう)」


→ついきゅうする
しない

成歩堂「被害者はどこから血を流していたんですか?」

由花子「えぇと、頭と左手首です」

真宵「左手首…マコちゃんと一緒だ」

成歩堂「……わかりました、続きをお願いします」


由花子「ぼくじゃない。ぼくはやってないっと…」

成歩堂「待った!」

成歩堂「被告人は自供してます!自分ではないと」バンッ

御剣「異議あり!」

御剣「ついカッとなって殺してしまえば初めはそう言います。ですが最初の証言を思い出して下さい…」

御剣「彼は殺した後被害者をスケッチしています!警察に通報しないでです!」バンッ

ザワザワ ザワザワ

カンッカンッカンッ

裁判長「静粛に!!静粛に!!」

裁判長「確かに異様です。混乱していましても流石にスケッチはしません…」

真宵「やっぱりきしべさんが…」

成歩堂「(それでも矛盾はある…なぜ岸辺さんは自分ではないと言っているのに犯人を庇うんだ?)」


由花子「そこからあたしは駆け付けた警察に説明したわ…その時いた従業員さんも説明していた…以上です」

成歩堂「待った!」

成歩堂「従業員とは彼女でしょうか?」

由花子「いいえ、違うわ。男性だったわね…」

成歩堂「男性?」

由花子「元漫画家と彩さんと従業員しかいなかった」クルクル

成歩堂「(髪の毛を弄っている…従業員が気になるな)」


→ついきゅうする
しない

成歩堂「山岸さん、もう少し詳しくお願いします」

由花子「そうね…従業員の男性は彩さんに駆け寄るより先に元漫画家さんに駆け寄っていたような気がするわ」

成歩堂「被告人に…ですか?」

由花子「えぇ…視界の端だったから良くはわからないけど…多分押さえつけたんじゃないかしら?」パサッ

由花子「もう良いかしら?犯人は決定したと思うけど」

裁判長「確かに…凶器も目撃者もいます。これはもはや弁解の余地もありません」

御剣「お褒めに与り恐縮です」

真宵「どうしようなるほどくん!このままじゃきしべさんが【有罪】に!」

成歩堂「いや…僕の考えがあっていれば…あの発言は少し崩れる」


由花子「その時店の奥…作業場って言うのかしら?そこから怒鳴り散らす声がしたわ」

成歩堂「待った!」

成歩堂「怒鳴り散らす内容は…わかりますか?」

由花子「えぇ、あれは殺意が含まれていたわ」

成歩堂「(地雷のようだが…やるしかないかな)」


ついきゅうする
→しない

成歩堂「(いや、これは聞かなくてもいいかな)」


由花子「時刻は丁度十二時十二分だったわ。携帯で見たから正確よ」

成歩堂「待った!」

成歩堂「本当に十二時なんですか?」

由花子「えぇ…入れ違いに女性と会いましたので…」

成歩堂「(どうする…)」

ついきゅうする
→しない

成歩堂「(彼女は嘘はついていない…)」


由花子「ぼくじゃない。ぼくはやってないっと…」

成歩堂「待った!」

成歩堂「被告人は自供してます!自分ではないと」バンッ

御剣「弁護士、それは聞いただろ?カッとなってやったのだよ」

真宵「本当なのかな?」

成歩堂「それなら深く聞くまでだ」


→ついきゅうする
しない

成歩堂「山岸さん!その時の光景をもう一度お願いします!」

由花子「…仕方ないわね」


由花子「手には凶器を持ちながら呟いていました…その場にいた従業員の男性は驚いた顔をしてました」

成歩堂「待った!」

成歩堂「確かに男性で、従業員だったんですか?」

由花子「そう言えば…従業員なら名札がある筈なのに男性はワイシャツにドクロマークのネクタイをしていました」

真宵「ドクロマーク…どこかでみたような…」

成歩堂「(あのビデオに映ってる人じゃ…だけど顔まではわからない…)」


由花子「そこからあたしは駆け付けた警察に説明したわ…その時いた男性も説明していた…以上です」

成歩堂「待った!」

成歩堂「男性とは誰ですか?」

由花子「男性の名前はわからないけど…とても冷や汗を流してました…」

成歩堂「冷や汗…?」

由花子「えぇ、なんだか"怯えて"いる様な気がする…そう言えば、仕切りに外を気にしていたわね」

成歩堂「(外を気にしている…まさか…いや、まだ確信には近づいていない。だから矛盾の部分を指摘しよう)」


由花子「あたしは彩さんが心配なため、駆けつけると血に濡れた鈍器を持った元漫画家さんと床に頭と、左手首から血を流してる彩さんが倒れてました」


・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
誰かのペン
並んでる瓶は一つ足りない
現場写真.1
→辻彩の解剖記録
壁掛け時計の発注
東方仗助の写真
小さな鍵.1
杜王町の地図帳
メモ.1
封筒.1
杉本鈴美のポッキー
川尻早人のビデオカメラ操作方法のメモ
老人の写真
携帯番号のメモ
新聞紙.2
サラリーマンの写真

成歩堂「異議あり!!」

由花子「な、なによいきなり…」

成歩堂「山岸さん、貴女の発言には矛盾があります」

由花子「矛盾?」

成歩堂「被害者の死亡推定時刻は午後一時過ぎです。そして死因は"絞殺"なんです」

由花子「こ、こうさつ?な、なにを言って…あたしは確かにみて…」

成歩堂「はい。貴女と第一発見者須々木マコさんも同じ死因を言いました"頭から血を流し、左手首から血が出ている"と」

由花子「そ、そんなの嘘よ!あたしはみたの!頭から血を流す彩さんを…!」

成歩堂「山岸さん、こちらの解剖記録をご覧ください。死亡推定時刻は七月二日の午後1時過ぎ。死因は絞殺。右手首の断面図には火薬の跡がある。」

由花子「嘘……」

裁判長「な、成歩堂くん!これはどういう事ですかな!?目撃者と解剖記録の違いがありますが!わかりますか!?」

成歩堂「(そうだ、昨日から引っかかっていたんだ…なぜ死因が違うのか。だけど彼女が【スタンド】使いなら…証明は出来ないが、彼女の職業なら…)」

バンッ
成歩堂「裁判長、やっとわかりました…山岸さんと須々木マコさんが目撃した死因の違いが(そうだ…これしかない!)」

真宵「わかったの!?なるほどくん!」

成歩堂「今を突破するにはこれしかない…」

裁判長「なぜ二人の死因が違うのか説明をお願いしますぞ!成歩堂くん!」

成歩堂「はい…彼女達がみた被害者は…」


→偽物
本物
どちらでもない

成歩堂「二人がみた被害者は偽物だったんです」

由花子「馬鹿な事言わないで!あたしが彩さんを間違えるわけないわ!」

成歩堂「顔は見ましたか?」

由花子「あ…あれ?」

成歩堂「彼女は有名なエステシャンです。彼女の手にかかれば体系も顔も変わります」

御剣「異議あり!!」

御剣「ま、待て!それなら偽物は誰だったんだ!弁護士、わかるのか!?」ダンッ

成歩堂「そうですね…あの現場にいた人物が偽物の役をやれる人が一名います(そうだ…彼なら多分出来る筈だ)」

御剣「それなら出してもらおうか?もちろん間違えたらペナルティを下す!」

成歩堂「(君が下すのかよ…)」ダラダラ

真宵「なるほどくん…その人って誰なの?」

成歩堂「(此処で間違えるわけにはいかない)」

成歩堂「その人物は……」


・つきつける 人物
綾里真宵
→岸辺露伴
広瀬康一
糸鋸圭介
御剣怜侍
辻綾
須々木マコ
綾里春美
東方仗助
大沢木ナツミ
トニオ・トラサルディー
杉本鈴美
川尻早人
老人
空条承太郎
宮本輝之輔
川尻浩作
噴上裕也
綾里千尋
山岸由花子

成歩堂「これだ!」

裁判長「こ、これは…」

御剣「ふざけているのか成歩堂弁護士…こいつは被告人ではないか!」

成歩堂「はい…彼は罠に填められたんです」

裁判長「どういう事か説明をお願いします!」

成歩堂「はい…先ず初めに被告人は真犯人に呼び出されました。そこで真犯人と言い争いをしたのを目撃させるため、山岸さんを使いました」

由花子「あたしを使った?」

成歩堂「そこで真犯人は争いが激しくなり、事前に隠していた鈍器で被告人を殴ります」

成歩堂「そこで気絶した被告人に真犯人と協力者はまず、カツラと服を着替えさせ、左手首に血液を付着させます。そして協力者は被告人になりすまし、あたかも自分がやったかの様にしていると山岸さんが心配で見にきます」

御剣「ま、まて…君の推理だと協力者は…」

成歩堂「はい、協力者は辻彩です。」

裁判長「な、なんですとー!!」

ザワザワ ザワザワ

カンッカンッカンッ

裁判長「静粛に!静粛に!成歩堂くん!どういうわけですか!?被害者が協力者だと言うのは!」

成歩堂「初めから仕組まれていたんです!被告人を陥れるために!(そうだ…だから彼は真実を語れないんだ!気絶していたら!)」

成歩堂「辻彩と真犯人は被告人に服を着せ、辻彩は被告人の服を着てヘアバンドを付けただけで入れ替わりは終了です」

裁判長「で、ですがそれなら直ぐに気付くのでは?」

成歩堂「いいえ、山岸さんはヘアバンドしか見てません。何故なら目の前で先程まで話していた人物が倒れているからです…!」バンッ

由花子「ぐ……」

成歩堂「視界には写りますが人の視界には限度があります。そして記憶もです…山岸さんは特徴的なヘアバンドをみただけではありませんか?」

由花子「そんな事…そんな事ありえない…そうよ、ありえない。あたしが彩さんと漫画家を間違えるなんて」ブワァア

成歩堂「被害者は被告人と同様に真犯人に脅されていたんです、ですが被害者は真犯人に殺害されました」

裁判長「なぜ、なぜ真犯人は」

成歩堂「脅威になりかねませんからです。真犯人は完璧主義者なのか自分の手を汚さずに三人も殺害をしようとしました」

裁判長「三人?被害者、被告人、真犯人の他にいましたかな?」

成歩堂「はい、もう一人は…」


真犯人
従業員
→第三者

成歩堂「あの場にいた第三者です!」

御剣「第三者だと…ありえん…そんなのは…」ダンッ

成歩堂「従業員は須々木マコさんしかいません。そして先程山岸さんは言いました。"従業員"がいたと!」バンッ

由花子「あぁ…!」

成歩堂「(そうだ…違和感な発言があった…)真犯人は第三者を自分だと認識させる為に自分のドクロマークのネクタイをさせ、あたかも自分がいる様にさせました。」

裁判長「それでは成歩堂弁護士!被害者は本当は殺される事はなかったと言いたいんですか!?」

成歩堂「最初はそうですが計画には無関係な人物が来ました。それが山岸さんです」

由花子「あ、あたし?」

成歩堂「この計画は被告人を社会的に消すための計画だったんです!」

ザワザワ ザワザワ

カンッカンッ

裁判長「静粛に!!静粛に!!成歩堂弁護士!それでは貴方は真犯人が誰かわかるんですね!」

成歩堂「真犯人は……」
「待った!!」

裁判長「っ!?」

御剣「っ!?」

真宵「っ!?」

成歩堂「っ!?」

裁判長「今、発言したのはどなたですかな…」

由花子「待って…待ちなさいよ!思い出した…思い出したから証言させてもらいます」

成歩堂「(此処まできたのに…)」

由花子「あれは確かに彩さんで、凶器を持ってたのは漫画家よ…あ、あたしはみたんだから!」ドンッ

御剣「裁判長、実はまだ証人はある重大な事をお伝いしてなかったのを思い出しました」

由花子「そうよ…あたしはまだ…あの時駆けつけた警察にしか言ってない事があるわ!!」


ザワザワ ザワザワ

裁判長「重大な事ですとー!?」

御剣「弁護士くんが余りにも必死だったので止められなくてすまない。」

成歩堂「(御剣も驚いていたじゃないか)」ダラダラ

由花子「は、発言しても良いかしら?」クルクル

成歩堂「…お願いします(まだ真犯人の姿が浮かんでいないから助かったのか…逆に追い詰められたのかわからないが…必ず矛盾がある!)」

すみません、此処までです。内容が誰でも浮かぶ内容ですみません
重複や間違いがないか確認しましたがまだありましたら申し訳ありません。

また、矛盾が出ないようにしましたが此処が矛盾だとなりましたら申し訳ありません。頭が緩く馬鹿ですみません…
長々とお待たせしてすみませんでした!それではまた、異議あり!となりましたら教えて下さると助かります。

真宵「ひ、久しぶりだからちょっと混乱してきたよなるほどくん」

成歩堂「なんだかメタ発言な気が…今回の事件には奇妙な罠が仕掛けられているんだ。人気漫画家、岸辺露伴は幼少期に殺人を目撃した疑いがある」

成歩堂「それを数年たち、犯人は杜王町で露伴さんを目撃した。この街は平穏だけど違う…覚えているかな?真宵ちゃん」

真宵「えーと、女性が相次いで行方不明、だっけ?」

成歩堂「そう。そして今もその事件は終わらない…だが犯人は恐れていたんだ、露伴さんにいつ気付かれてしまうか…その為に被害者、辻彩さんを使った」

真宵「うん、辻さん…かわいそう…【スタンド】なのかな?これは…」

成歩堂「多分…それよりこの子だ…警察しか言ってない事がある。これは真実だろうが"警察"が本物かによる」

由花子「あたしは、あたしは…必ずあの元漫画家を…」

御剣「雑談は終わったかな?成歩堂弁護士」

成歩堂「えぇ、一応…(あまり整理整頓出来てないが…行くしかない!矛盾を突き付ける!)」


由花子「な、なら話すわ…彩さん…あたし…」


ー証言開始ー
~警察に話した事~

由花子『「あたしは駆け付けた警察に話しました」』

由花子『「あの男が殺しました。凶器は男が持ってるペンです!」』

由花子『「警察は元漫画家を取り押さえ様としたら暴れ出したため、アロマの瓶が落ちました」』

由花子『「それでも警察は抑えこみ、凶器のペンを弾くと窓を開けるように言われたので開けました」』

由花子『「あたしは窓を開けた後警察の名前を確認しまし、警察の人は"ヤチョウ"と名乗りました」』

由花子『「凶器のペンを聞いた所、気にしなくていい、君は後で事情聴取するから帰る様に言われたので帰りました」』


由花子「以上です」

御剣「………」

成歩堂「…………」

成歩堂「え、えぇえ!?そ、それだけ!?」

由花子「はい。ですが彩さんが殺された凶器、この元漫画家が持っていたのは確かよ」

「ふざけるな!ぼくが気付いた時には死んでた!」

裁判長「静粛に…被疑者は前に出ない様に…」

由花子「そうよ、あたしは凶器をみたの…だけど言わないように止められたから言えなかった。お分かりかしら?弁護士さん。あなたは此処で負けるのよ!」

成歩堂「うぐ…」

真宵「なんか…発言が曖昧だね…」

成歩堂「曖昧より違和感だろう。さっきまでなかった凶器をみた発言…これは怪しい」

真宵「…うーん、何でかな?嘘じゃないだろうけど…ちょっと変わった発言なのかな?」

成歩堂「いや、堅くなってるんだ。詳しく聞いて綻びを見付けよう」


ー尋問開始ー

由花子「あたしは駆け付けた警察に話しました」

成歩堂「待った!」

成歩堂「その警察は本当に警察の方だったんですか?」

由花子「えぇ、近所の交番を守る人よ。今回来た理由は巡回中に叫び声を聞いたからとの事よ」

成歩堂「(この発言は怪しいか…?)」

ついきゅう
→しない

成歩堂「わかりました、次、お願いします(まだ怪しくはない…かな)」

由花子「あの男が殺しました。凶器は男が持ってるペンです!」

成歩堂「待った!」

成歩堂「今まで凶器の話しは出ていません!なぜ貴女は凶器がわかるんですか!」

由花子「この目で見たからよ。そう、小さい感じのペンだっわ」

裁判長「な、なんですとー!!きょ、凶器をみたと!?ほ、本当ですか!?」

由花子「だから見たって言ってるでしょ!?先が尖っていて、力を入れれば殺せると思うペン、かしら」

成歩堂「(これは怪しいな)」

→ついきゅう
しない


バンッ

成歩堂「その凶器の特徴を、詳しくお願いします」

由花子「仕方ないわね…」


由花子「凶器は先が尖っていて、手で持てる大きさ…そうね、あの漫画家が付けてるピアスみたいなデザインよ」

成歩堂「待った!」

成歩堂「確かに露伴さんが付けてる形で間違いないですね」

由花子「えぇ、間違いない。あれよ」

真宵「ペン…ペン…うーん、何か証拠品として持っていた様な」

成歩堂「まだ聞こう…それから証拠品を確認しよう」


由花子「警察は元漫画家を取り押さえ様としたら暴れ出したため、アロマの瓶が落ちました」

成歩堂「待った!」

成歩堂「凶器を持った犯人は暴れたんですね、確かに」

由花子「えぇ…確か焦った声をしていたの…あれは…」

由花子「"裏切り"…かしら?」

成歩堂「裏切り…(どうするか)」

→ついきゅう
しない

成歩堂「思い出せませんか?裏切りの前の言葉は
…」

由花子「……ふざけるな、これはどういうつもりだ…っと言っていたわ。まぁ関係ないでしょ?」

御剣「警察が来たんだ、取り乱したんだろう。日本の警察は迅速だからな」

裁判長「確かに、警察は安心しますな」

成歩堂「(やはり辻さんも脅されているのはわかるが…証拠品が足りない。何かが足りない)」

真宵「なるほどくん、今は一つの矛盾を見よう。そこを突いて突きまくれば次に行けるよ」

成歩堂「そう、だね…ありがとう真宵ちゃん」


由花子「それでも警察は抑えこみ、凶器のペンを弾くと窓を開けるように言われたので開けました」

成歩堂「待った!」

成歩堂「警察は犯人を押さえつけたんですね。それは確実ですか?」

由花子「えぇ、確実だわ。警察は押さえ込むと凶器。血に濡れた凶器を弾くと窓を開けさせたの…」

成歩堂「(これは重要か…?)」

ついきゅう
→しない

成歩堂「わかりました…続けて下さい」

由花子「あたしは窓を開けた後警察の名前を確認しまし、警察の人は"ヤチョウ"と名乗りました」

成歩堂「待った!」

成歩堂「警察の名前がヤチョウなんですか?」

御剣「異議あり!!」

御剣「警察の名前など聞いてどうなる。事件に関係はない…裁判長、弁護人は時間を稼いでいます」

裁判長「成歩堂弁護士、本当に重要なんですか?」

成歩堂「(なにか引っかかる…これは張ったりでも行くしかないかな…)」


→ついきゅう
しない

成歩堂「必要です!山岸さん、ヤチョウさんを詳しくお願いします」

真宵「おぉ、なるほどくんのはったりがきたぞ…!」

成歩堂「真宵ちゃん、ちょっと止めて。傷付く」


由花子「"矢張"さんは数ヶ月前から勤務している交番の人です」

成歩堂「待った!」

成歩堂「"矢張"さんは、確かに数ヶ月前から勤務しているんですね。今回駆け付けた時、顔は…」

由花子「…てない…見てないわよ!文句ある!?」ブワァアア

裁判長「ひぃいぃ!べ、弁護士!証人を煽らない様に!」

御剣「次はペナルティを与えるぞ!」

真宵「与えちゃうよ!」

成歩堂「(なんだ、この集中攻撃は…)」ダラダラ

由花子「続きを教えてあげる、弁護士さん」ニコッ


由花子「凶器のペンを聞いた所、気にしなくていい、君は後で事情聴取するから帰る様に言われたので帰りました」

成歩堂「待った!」

成歩堂「その警察が言ったんですね、帰る様に…」

由花子「えぇ、あたしは彩さんを失ったため、従うしかなかったわ。そして昨日、警察が来たので説明した…わかったかしら?」

成歩堂「(嘘はついてないか…?)」

ついきゅう
→しない

御剣「これでわかったかな?彼女は本当に目撃した事しか言ってないんだと」

裁判長「そうですな…消えた凶器の謎はありますが証人は正しいでしょう」

成歩堂「(本当に正しいのか?いや、待て…彼女は、僕たちは勘違いしている!)」

バンッ

成歩堂「裁判長!先ほど、山岸さんが書かれた紙の受理をお願いします!」

裁判長「紙、ですか?"矢張"と書かれたただの紙ですが」

由花子「なに?其処までして長く苦しめさせたいのかしら?弁護士さん」

真宵「な、なるほどくんどうしたの?紙なんて…」

成歩堂「僕たちは目先しか見てなかったんだ…矛盾は直ぐにあるのに」

御剣「…弁護人、その紙切れをどうするんだ?直ぐに使えるのかな?」フッ

成歩堂「はい。直ぐに使わせていただきます」

【"矢張"と書かれた紙を】受理しました

裁判長「成歩堂弁護士、受理はしましたが、もし間違いましたらこの裁判は終了します」

成歩堂「う…」ダラダラ

御剣「当たり前だ。紙切れ一枚で何をするかわからないがな…」

成歩堂「(御剣の野郎、余裕を見せやがって…)」

真宵「ねぇ、なるほどくん。"ヤチョウ"さんの紙をどうして欲しかったの?なにか秘密が?」

成歩堂「まぁ見ててよ…」

裁判長「それでは成歩堂弁護士、チャンスは一回きりになりますよ、良いですね」

成歩堂「はい(まさか関わりが来るとは…流石だ、事件の裏には…)」


由花子「"矢張"さんは数ヶ月前から勤務している交番の人です」

・つきつける
弁護士バッチ
真宵の勾玉
週間少年ジャンプ
新聞
誰かのペン
並んでる瓶は一つ足りない
現場写真.1
辻彩の解剖記録
壁掛け時計の発注
東方仗助の写真
小さな鍵.1
杜王町の地図帳
メモ.1
封筒.1
杉本鈴美のポッキー
川尻早人のビデオカメラ操作方法のメモ
老人の写真
携帯番号のメモ
新聞紙.2
サラリーマンの写真
→ヤチョウの紙切れ

成歩堂「異議あり!!」

成歩堂「………」

由花子「………なに?なにかあるなら言いなさいよ」

成歩堂「いや…なんて言うか。犯人はこんなミスをするとは思わなかったので…」

由花子「ミスとはなによ、ミスとは」

成歩堂「山岸さん、この漢字の読み方は"ヤチョウ"ではありません。矢張と言います」

由花子「は…?」

御剣「ま、まままままま!!」

真宵「え?えぇ!?」

裁判長「ど、どうしましたかな!?皆さん慌てて!!」

成歩堂「裁判長は何回か法廷で出会っています…そうですね、最初。僕が此処に来たとき出会いました」

成歩堂「恋人を【考える人の時計】で殺害した容疑をかけられた男を…」

裁判長「確か…"ヤハリマサシ"でしたな」

成歩堂「裁判長、カタカナではなく、漢字でお願いします」

御剣「あり、有り得ん!!そんな筈は!成歩堂弁護士!これはヤチョウなんだ!!」バンッ

成歩堂「いいや、違う。僕たちは凶器に目が言ってしまっただけなんだ…偽物の警察に気付かずに!!」バンッ

ザワザワ ザワザワ

カンッカンッカンッカンッ

裁判長「静粛に!静粛に!成歩堂弁護士!どういう意味ですか!?カタカナではなく!漢字とは一体!」

成歩堂「御剣検事、裁判長に分かり易くお願いします」

御剣「…矢張政志。だ…ぐぬぬぬ、あ、有り得ん!!なぜ此処で矢張の名が!!」バンッ

成歩堂「裁判長!矢張政志の写真はありますか!?」

裁判長「た、確か法廷記録に…持って来るのです!」


成歩堂「(山岸さんに写真を見せた所、顔が違うと判明した。そう、山岸さんがみた警察は真っ赤な偽物だとわかったからだ)」

真宵「ま、まさか此処であの人とは…うぅ、毎回会ってる感覚だよ」

成歩堂「"事件の影にはヤッパリ矢張"と言われてるからな…」

由花子「そんな…それじゃああたしは偽物に騙されて…彩さんを…?嘘、嘘…」

御剣「違うとなると…君の発言をもう一度詳しく聞かないといけなくなる。」

由花子「……そう、ね…許せない…許せない許せない許せない許せない許せない許せない!」ブワァアア

裁判長「ひぃいぃい!」

成歩堂「山岸さん、警察はあなたにまだ言ってますよね」

由花子「……えぇ…自分の事は言わない様にと…だけど、ね…彩さんを救い出したかった。だから、だからあたし…」

御剣「……また話しを聞こう…」

裁判長「まさかまだ事件の影には"何か"があるのが解りました。検事は詳しく聞きましたら報告書を…」

御剣「解りました」

成歩堂「(す、少しだけ命は助かったが…次はあの人だ…うぅ、結局写真は見せられてないからな…)」ダラダラ

ナツミ『証拠写真…あるんやで』

成歩堂「(まだ証拠品が足りない…【スタンド】の謎もある。必ず解いて、露伴さんを救ってみせる!)」


セーブしますか
はい
→いいえ

時よ止まれ(保守的な意味で)

時よ止まれ(保守的な意味で)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月06日 (火) 00:22:22   ID: whjYZ7ur

な、なんだこれッ!
面白いぞッ!

2 :  SS好きの774さん   2014年05月12日 (月) 15:06:33   ID: EWXsZ_fO

完結してないのか

3 :  SS好きの774さん   2016年01月04日 (月) 20:53:14   ID: gdAwPP1L

かなり面白いのにもったいない。待ってます

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