小吉「ここが水の惑星AQUAか。」 (112)

テラフォーマーズ×ARIAのクロスSSになります。

グロ描写一切無し。

設定かなり変更あり。

グロシーンの無いテラフォーマーズなんてありえねえよという方には受け付けないSSになります。

それでも良いという方はどうぞ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377447986

燈「もうすぐ着くんだな、あの『星』に!」

マルコス「あぁ、俺たちの『目的』…絶対に果たしてやる!」

アレックス「燈…わかってんだろうな…『5万』忘れんなよ!」

燈「フン、お前らこそ自分の心配しろよ!俺に失敗はあり得ねえからな!」

小吉「コラー、お前たち!もうじき着陸するから座席に付いてるように!」


燈、マルコス、アレックス「「チーッス!」」

ド ド ド ド ド


アナウンス「御搭乗頂きありがとうございました。水の惑星『AQUA』へようこそ。」


小吉「よーし、着いたぞ。全員機内から降り…うわっ!バカモン!走るヤツがあるか!?」


燈、マルコス、アレックス「「うおおおおおおお!!」」


燈「俺が一番乗りだぁぁぁ!」

マルコス「ふざけんな!俺に決まってんだろ!」

アレックス「いいや、俺だね!」

小吉「あいつら一体何してんだ?」

シーラ「男子たちったら一番最初にAQUAに降りた人に5万払うって約束したんですって。
本当ガキですよねあいつら、ねぇ小町先生♡」

小吉「まったくそんなに騒いでるとなぁ怒るからな!」

燈「よっしゃ!ゲートが開いた!一番乗りだぁ!」

マルコス「させるか!」

アレックス「5万は俺のモンだ!」



燈、マルコス、アレックス「「おおりゃぁぁぁぁぁ!!」」



―「フンッ!!」



ドガッ


燈「ぐはっ!?」


ボガッ


マルコス「ごへっ!?」


ドゴォッ


アレックス「ぶはっ!?」


ドサッ  バタッ  ドタッ


燈「こ…この攻撃は…間違いねえ…」

マルクス「あぁ…あの人は…」

アレックス「英語教師のミッシェルちゃんだ…!?」

ミッシェル「ミッシェル先生だろ!それとお前ら機内で騒ぐんじゃねぇ!
今度やったらなぁ…お前らの大事な××を××にして××にすんぞゴラァ!!!!」

燈、マルコス、アレックス「「ひぃぃぃぃ!すんませんでしたぁ!?」」

小吉「そうだよ、怒るからな!ミッシェルちゃんが…」

燈「痛てて…」

アレックス「やっぱミッシェルちゃんの前で戯けるべきじゃなかったな…」

マルコス「じゃぁ5万は無しって事で…うん…何だ?」



ダダダッ



八重子「ハイ、一番乗り!5万頂戴!!」


燈、マルコス、アレックス「「……」」

数分後…

~マルコポーロ国際空港~


ミッシェル「学年主任の小町先生、生徒は全員集合しました。」

小吉「よし、それじゃ全員注目!
今日我々私立アネックス高校は2年生の修学旅行のために、ここ惑星AQUAのネオヴェネツィアにやって来た。
さっそく観光をと行きたいが…今日のためにガイドの水先案内人の方々に来てもらう予定になっている。」

マルクス「水先案内人?なんだそりゃ?」

シーラ「アンタそんな事も知らないの?これだから不良は…」

マルコス「うるせぇ!じゃぁ何なのか教えろよ!」

シーラ「水先案内人っていうのはね、この街の伝統的な観光客専門のゴンドラ漕ぎの事よ!
この星の女の子なら誰もが夢見る憧れの職業よ♪」

燈、マルコス、アレックス「「フーン…」」

シーラ「何そのリアクションの低さ、せっかく答えてあげたのに…」

アレックス「だってさぁ…要は小学校の遠足のバスガイドさんみたいなモンだろ。」

マルコス「大体ああいうのっておばちゃんだし…」

燈「何で女子ってんなモンに憧れるんだ?」


シーラ「もういい、お前ら死ね!!」


ミッシェル「そこ!静かに!」


シーラ「ハイ…すみません…」

マルコス「へへっ!委員長怒られてやんの!」

シーラ「ムカッ!」

アドルフ「小町先生、ちょっといいですか?」

小吉「おぉ、数学担当のアドルフ先生どうしました?」

アドルフ「今回我々を案内してくれる水先案内人の会社の人たちが来てくれたので…」

小吉「ようやく来てくれたか、それじゃみんな紹介すっから失礼の無いようにするんだぞ!」


燈、マルコス、アレックス「「へ~い…」」


シーラ「ダメだ…この三馬鹿…早く何とかしないと…」

小吉「それじゃこちらが我々を案内してくれる水先案内人のみなさんだ。」

―「はひぃー!お待たせしてすみませぇん…」モタモタ

―「もう、こんな大事な日にノロノロ禁止!」

―「先輩たち、今日はお仕事なんですからでっかい頑張らないと!」


燈「なっ!」


マルコス「んっ!」


アレックス「だっ!」


シーラ「とっ!?」


燈、マルコス、アレックス、シーラ「「レベル高ぇぇぇぇぇぇぇ!?」」

小吉「それじゃみなさん、自己紹介お願いします。」

灯里「はひっ!え~と私はARIAカンパニーの水無灯里といいます。
今日は…ど、どうかよろしくお願いします!」

藍華「まったく灯里ったら台詞噛み過ぎ禁止!
…おあっと!すみません、私は姫屋の藍華・グランチェスタといいます。
本日はここネオ・ヴェネツィアへのご観光誠にありがとうございます、つきまして…」

アリス「藍華先輩、でっかい長過ぎです。次は私の番ですよ。
どうも…オレンジプラネットのアリス・キャロルです、でっかいよろしく…」

燈「どういう事だよおい!こんなレベル高い可愛い女の子たちが俺らの案内してくれんのか!?」

シーラ「だから言ったでしょ、この街のアイドル業だって♪」

マルコス「俺の恋の水先案内もやってもらえないかな…」

アレックス「あぁ、俺もお願いしたい…」

シーラ「うん、お前らもう死ね!」

慶次「先生、質問があるんですけど。」

小吉「何だ、小吉?」

慶次「この人たち会社がそれぞれ違うのは何でですか?」

小吉「うむ、今回我々は大人数なのでな…」

>>小吉「何だ、小吉?」

やばい間違えました。

小吉「何だ、小吉?」 ×

小吉「何だ、慶次?」 〇

~港~


燈「うおおおおお!キレイな海だぁぁぁぁ!?」

マルコス「地球のヘドロ塗れの海とは大違いだぜ!」

アレックス「いい潮風だな、ここなら思いっきり球を投げれるぜ!」

シーラ「ちょっと男子!恥ずかしいから大きな声出さないでよ!」

灯里「それじゃ今日あなた方を案内する水先案内人を紹介しますね。」

小吉「へ?あなた方が俺たちを案内してくれるんじゃなかったんですか?」

灯里「あ…誤解させてすみません、私たちはシングルですので…」

燈「シングル?なんだそりゃ?」

藍華「簡単に説明すると私たち水先案内人にはランクがあって、
こちらの後輩ちゃんがペア、両手袋のつまり見習いです。」

アリス「でっかい見習いです。」

灯里「それで私と藍華ちゃんがシングル、半手袋の半人前になります。」

藍華「そして…私たち見習い、半人前、の憧れが手袋無しのプリマなのです!!」

燈「つまり…俺たちをちゃんと案内するのは…」

マルコス「若くて可愛いこの子たちじゃなく…歳喰ったオバハンかよ…」

アレックス「そうだよな…最初からこんな可愛い子たちが俺たちの
相手してくれるはずがなかったんだ…チクショウ、甘い夢見させやがって…」

シーラ「もうお前らだけ地球に帰れよ!」

―「あらあら、そんなに落ち込まれてどうかなさいましたか?」

燈「何でって…そりゃ…ハッ!?」

―「どうした?おい藍華、この方々が今日のお客様だな。」

マルコス「おぉ!」

―「アリスちゃん、大丈夫だった?」

アレックス「この美人のお姉さんたちは一体…」

灯里「それでは紹介しますね、こちらはARIAカンパニーのプリマ、
アリシアさんです。」

アリシア「みなさまの案内を担当する、アリシア・フォローレンスです。
どうぞよろしく、あらあらうふふ♪」

燈「なんと美しい…」

マルコス「この世のモノとは思えない神々しさだ…」

アレックス「まさに女神だ!」

慶次「結婚しよ。」

藍華「続いてこちらがウチの姫屋のプリマの晃さんです。」

晃「どうも、晃・E・フェラーリです、よろしくお嬢さんたち!」

シーラ「晃さま♡」

加奈子「やばい…惚れる…」

エヴァ「何だろうこのドキドキの気持ち…ダメよエヴァ!私にはアドルフ先生が…」

アリス「最後にこちらが我が社オレンジプラネットのでっかいプリマ、アテナさんです。」

アテナ「アテナ・グローリィです。」ペコ…ボテッ

燈「あぁ!ぶっ倒れた!」

マルコス「なんてドジっ子なんだ!」

アレックス「思わず守ってあげたくなる…」

アドルフ「あの…大丈夫ですか?手を貸しますよ。」

アテナ「ずみまぜん…ありがとうございます。」

アリス「別に病気ではないので安心してください、アテナさんはでっかいドジっ子ですので。」

エヴァ(くっ!アドルフ先生に優しくされちゃって…先生は私のモノなのに…)

灯里「最後にこちらが私たちの社長のアリア社長と…」

アリア「ぷいぷいにゅ♪」

藍華「ヒメ社長と…」

ヒメ「にゃ。」

アリス「それとまぁ社長です。」

まぁ「まぁ!」

燈「何だありゃ?白いのは豚か?」

マルコス「黒い猫だけまともだな。」

アレックス「あのパンダ模様の猫は下手したら野球ボールと間違えそうだ…」

シーラ「あれ火星猫だわ、初めて見た!」

小吉「この猫ちゃんが社長って何かの冗談でしょう?」

灯里「はひっ、私も初めてAQUAに来た時はそう思ったんですけど…」

アリシア「青い瞳をした猫は『アクアマリンの瞳』と呼ばれて、昔から
海の航海のお守りとされてきました。
現在でもその風習を守り各水先案内店では青い瞳の猫を社長にして
仕事の安全を祈願するんですの♪」

燈「じゃぁ俺らってこの畜生よりも社会ランク下なんか?」

マルコス「バカヤロー!自分を卑下すんじゃねえ!」

アレックス「そうだ、もっと志を高く持て!!」

アリア「ぷいぷいにゅ。」

アドルフ「/////」プニプニ モチモチポンポンモフモフ

エヴァ(あぁ…火星猫と戯れるアドルフ先生可愛い…あの襟の下の口元は絶対綻んでるわ!)

小吉「じゃぁ紹介も済んだ事だし、各クラスは分かれてそれぞれの会社さんに
案内してもらうぞ。
それじゃ我々1、2組がARIAカンパニーに。」

ミッシェル「迷惑行為したら即ぶっ殺すかんな、わかったか!」ギロリッ

アシモフ「我々3組は4組とだ、いいな!」

劉「うちは姫屋に案内してもらいます。」

アドルフ「最後に5組と…」

ジョセフ「6組がオレンジ・プラネットに案内してもらいます。
残念だな、僕はミッシェルちゃんと一緒に観光したかったのに…」

ミッシェル「厚かましい生き物だな、早く死ねよ…」

シーラ「相変わらず爪の先っちょほど相手にされないわね、ジョセフ先生…」

アレックス「だが何度もアタックするあのチェレンジ精神は見習いたいぜ!」

小吉「それじゃみんな、ゴンドラに乗ったな!」

灯里「それじゃ出発します、れっつらごー♪」



燈、マルコス、アレックス「「レッツラゴォォォォォォ!!!!!」」



小吉「コラお前ら!ゴンドラの上で騒ぐな!」

ミッシェル「ブチ殺されてぇか!!」

シーラ「何でこいつらと一緒なのよ…もうイヤ…」

アリシア「あらあらうふふ♪」

とりあえずここまで

見てわかると思いますがこのSSの小吉たちはゴキブリと戦いません。

ネオ・ヴェネツィアに修学旅行に来た私立アネックス高校の一団で

ちなみに原作の班長たちは教師、班員たちは高校2年の学生という設定です。

おつ、たまにはグロのないテラフォもいいよね
ロシア班の出番は無さそうだな・・・

よかった
投石で頭吹っ飛ばされるアドルフさんはいないんですね

シーラとアドルフさんが元気そうなだけで凄い嬉しい

クロスオーバー作品知らんけども


正反対の作品のクロス期待

灯里「はひーっ!それじゃぁあなたも『あかり』なんですか?」

燈「あぁ、けど漢字は『燈』だから字が違うんだけどね。」

灯里「でも名前が同じだなんてこれって奇跡ですよね。
もしかしたらあなたとの出会いが素敵な偶然なのかも…」

燈「うん、間違いなく奇跡だよ☆」

マルコス「何が奇跡だ…あの野郎…女の子と接点あるからって
会話の糸口にしやがって…」

アレックス「地球帰ったら絶対千本ノックだかんな!」

シーラ「まったくもてない男の僻みは嫌よねぇ…」

小吉「そういえばアリシアさん、この星はどうやって開拓されたのか
こいつらに説明してやってくれませんかね。
一応これでも授業の一環で来てるんで。」

アリシア「ハイ、わかりました。
この惑星はかつて『火星』と呼ばれ生物のいない惑星でした。
けれど200年前『火星』はご覧の通りテラフォーミングされ惑星『AQUA』」と
呼ばれるようになったのです。」

小吉「なるほど…そういう事だったのか…いや、俺はわかってたからね!」

ミッシェル「うっせ、つまんねえ嘘つくな!ガキかお前は?」

小吉「ミッシュルちゃん…俺一応上司なんだけど…」

マルコス「なぁ…もしもテラフォーミングした時にとんでもねぇ化け物がいたら
どうだったんだろうな?」

アレックス「化け物ってなんだよ?」

燈「例えば実験用のゴキブリを放って数百年後すんげぇ進化しちゃって
人類の手に負えなくなるとかって話だよ!」

シーラ「何それ…男子って本当つまんない話得意だよね…」

マルコス「うっせー!バーカ!」

アレックス「お前なんかなぁ…そんなとこ行ったら5分ともたずに死ぬかも
しれねえぞ、ちなみに俺たちは生き残ります。」

シーラ「ハァ?何言ってんの?私だけ生き残るに決まってんじゃん!!」

小吉「コラー!アリシアさんが説明してくださってる最中なんだぞ!」



燈、マルコス、アレックス「「すんまっせんでした!どうぞお続けください!!」」



アリシア「それでは…ところで私と灯里ちゃん、地球では四月ですけどもう夏服って
早過ぎだと思いませんか?」

小吉「そういえば…暑かったから気にもせんかったな。」

ミッシェル「気にしてやれよ、そういう小さな気配りが出来ないから主任は
男にしかモテないんだよ。」

小吉「あのさぁ…本当にやめてくれる?他の人たちには変な誤解されちゃうじゃん!」

アリシア「これはですね、AQUAの自転周期が地球とほぼ同じで一日は24時間あるのですが、
公転周期は2倍で一年が24ヶ月もあるんです。」



燈、マルコス、アレックス「「なるほど、全然わからん!!」」



慶次「俺も…アリシアさんが美しいという事しかわからんかった。」

シーラ「お前らの脳みそには何が入ってるんだ?」

ミッシェル「簡単に説明するとだ、このAQUAの一年は地球での二年くらいの
歳月になるって事だ。」

燈「なるほど二年か…待てよ…て事はだ…」

マルコス「つまり灯里ちゃんやアリシアさんって…」

アレックス「年齢を一回り以上サバを読んでるって事じゃ!?」

シーラ「何でアンタらってそういうどーでもいい事に知恵が回るわけ?」

面白い

ゴキブリ共が侵攻してこなくて本当によかったな…

灯里「ところでアリシアさん、晃さん、アテナさんは三人とも水の三大妖精と
言われていて水先案内業のTOP3と呼ばれているんですよ。」

燈「水の…」

マルコス「三大妖精?」

シーラ「そういえば聞いた事ある!プリマの中でもずば抜けて力量のある
三人がいるって!」

アレックス「なるほど、それがアリシアさんや晃さんなわけか。」

灯里「ちなみにアリシアさんは『白き妖精(スノーホワイト)』、
晃さんが『真紅の薔薇(クリムゾンローズ)』、アテナさんが『天上の謳声(セイレーン)』、
という素敵な通り名で呼ばれているんですよ♪」

慶次「白き妖精か…確かにアリシアさんはその二つ名にピッタリ過ぎる…」

燈「なぁ…俺らも通り名作らねえか?俺はそうだな…『国産戦闘鬼』だ!」

マルコス「それなら俺は『悪魔の天敵』!」

アレックス「俺は…『天上の荒武者』!」

シーラ「本当アンタらってそういうの好きだよね…鬼塚くんは違うよね?」

慶次「お…俺も『神眼の拳闘家』とか…」

シーラ「所詮こいつも男子か…」

加奈子「私も『視えざる空の支配者』っていいかも!」

シーラ「…」

小吉「ハッハッハッ!若いうちはみんな格好つけたがるモンだかんな!
先生にもそういう時期があったぞ!」

ミッシェル「主任のはただの中二病だろ。」

慶次「それにしても先生…よくそんなスゴい人たちの予約取れましたね!」

小吉「そ…そりゃ…先生の実力だよキミたち!ハハハハハ!」

ミッシェル「本当は『ド偉いお友達』に頼んで融通してもらったんだろう?」

小吉「シーッ!シーッ!ミッシェルちゃんシーッ!!
まぁ…コネでもなんでもいいさ、みんなこれから忙しくなるからな。
だからせめて最高の水先案内人さんに頼んでみんなの一生に残る思い出にしてほしいんだよ。」

ミッシェル「フッ、主任。いい男だなアンタ…」

灯里「あの…つかぬ事をお聞きしますが…忙しくなるって何かあるんでしょうか?」

アレックス「あぁ、俺とマルコスはアネックス高校野球部に所属しててさ。
絶対甲子園で優勝してやんだよ!」

マルコス「そんで俺らプロ入りすんのさ、行く行くはメジャーも夢じゃないぜ!」

灯里「それじゃ燈さんも?」

燈「いや、俺はこいつらと違って古流柔術習っててさ。
近々総合格闘技のプロ試験を受ける予定なんだ、まぁ俺の実力なら余裕だけどね♪」

小吉「コラ燈!油断するんじゃねえ!お前に手ほどきをした師匠の俺が思うに
お前は肝心なところで油断する、そんな心構えのヤツがプロの世界じゃやっていけないぞ!」

小吉「ほへ?お師匠さん?」

ミッシェル「主任も格闘術の心得があってな、よく燈や慶次に稽古をつけているんだよ。」

小吉「ちなみに俺の担当は現国です。」

アリシア「まぁ、それじゃ慶次さんも総合格闘をやられるんですか?」

慶次「いえ俺は…いや自分はボクシングの方を…それで母を喜ばせてあげたくて…
自分も今度プロ試験を受けるんでよければ是非観に来てください!」

アリシア「ありがとうございます、けど私もお仕事がありますからゴメンなさい。
でも頑張ってください。応援しますから♪」

灯里「ほへー、みなさんスゴい特技を持たれた人たちばっかりなんですねぇ!」

シーラ「私たち1~2組はスポーツ特待生だから、まぁ身体の筋肉が発達し過ぎて
その犠牲として脳みそが退化しちゃったんだけど…」

マルコス「あんだとゴラァ!!」

アレックス「お前だって同じ穴のムジナだろうが!!」

シーラ「FUCK!!上等よ!ここでアンタらとの腐れ縁を断ち切ってやる!!」

灯里「は…はひぃー!?喧嘩はやめてぇ…」

アリア「ぷいにゅー!」

小吉「まったくお前ら…いい加減に…ハッ!?」



ミッシェル(ギロリッ) ビキッ  ビキビキッ!! 



小吉「おいその三人を黙らせろ!ミッシェルちゃんが人を殺す目をしている!」

慶次「お前ら落ち着け、殺されたいのか!」(ミッシェル先生に)

燈「そ、そうだ!八重子ちゃんも止めてくれ、クラスメイトだろ!」

八重子「いいよ、手間賃いくらくれる?」

燈、慶次「こいつ…」

燈「そ…そうだアリシアさん!プロで活躍してる方から何かありがた~いお言葉をひとつ
頂きたいんです!是非ともお願いします!!」


アリシア「そんな…私はまだみなさんとそんなに年齢が離れていませんから立派な事を
言えませんけど…そうですね、要は心の持ちよう次第じゃないかしら。」


燈「心の…」

慶次「もちよう?」


マルコス、アレックス、シーラ「ほえ?」ピタリッ


灯里(あ、何気に喧嘩止まった。)

アリア「ぷいにゅ。」

アリシア「ほら、同じ景色でも、ちょっと見方を変えるだけで違った印象に

見えるでしょう。結局本人次第なんですよね、幸せを決めるのって。

だから……みなさんが素敵なら…この世界全てがみーんな素敵になれちゃうんです。」


燈「神々しい…」

マルコス「後ろに後光が差してたぞ。」

アレックス「女神だ。」

慶次「もう俺この人と結婚する。」

シーラ「あ、あの…けどもし…もし苦しかったり悲しかったりで挫ける事があった時は
どうすればいいんですか?」

アリシア「そうねぇ…そういう時は…」

灯里「あの…アリシアさん、私からいいですか。そういう時は楽しんじゃえばいいんですよ!」

シーラ「楽しむ?」


灯里「はひっ!つらい事も苦しい事も全部自分の中で楽しんじゃえばいいんです!」


アリシア「そうね、あなたたちが見るもの、聞くもの、触れるもの、

この世界がくれる全てのものを楽しむ事が出来れば…

あなたたちはきっと夢を叶える事が出来るはずですよ。」

1、2組「「………」」


燈「ハァ…何だこの幸せ空間は…」

マルコス「まるで心の中がポカポカ…暖まる感じだ…」

アレックス「今まで殺伐とした人生を生きてきた俺たちの心をあっという間に
癒してくれた、そんな気がするよ…」

慶次「アリシアさんは俺のお母さんになってくれる人かもしれない…」

シーラ「いや…アンタの母親別にいるだろ…」

小吉「あぁ…思わず俺まで心が癒されてしまった…あれ?ミッシェルちゃん…
黙ったままだけど大丈夫かい?」

ミッシェル「うっせ、話しかけんな。気分が害する…」

とりあえずここまで

次は姫屋と一緒の中国、ロシアを

そんでオレンジ・プラネットの担当するローマ、ドイツを描きたいと思います

>>27

ありがとうございます、本編死に過ぎですわ。

ゴット・リーさんとか酷い…

>>28

アシモフさん並の硬度があれば死ななかったろうにと今でも思います。

>>29
クロス作品はARIAです、詳細はこちらをご覧ください。
http://www.ariacompany.net/index2.htm
ちなみに現在テレ玉でARIA第二期が放送中です。

>>30
両作品とも舞台は同じ火星なのに
一方は癒し系、一方は殺伐系、作者が違うだけでこうも差が大きいとは…

>>36
あざーっす!

>>37
というか何でゴキブリ放った程度であんなマッチョメンに進化するんでしょうか?
どんな原理だ?

一方その頃3、4組は…

晃「それではお客様、左手をご覧ください。こちらに見えますのがサン・マルコ広場で…」


劉「「サン・マルコ広場オッケ―――――――!!」」


晃「続きましてはあちらがネオ・アドリア海の…」


劉「「ネオ・アドリア海オッケ――――――!!」」


晃「…え~こちらがマルコ・ポーロの生家復元した建物で…」


劉「「マルコ・ポーロオッケ――――――!!」」


晃「あの…お客様、出来ればもう少しテンションを下げて頂ければ…」

藍華(お客じゃなければテンションMAX禁止と叫びたい…)



ギュムッ


劉「……」

紅「あ、爆くんが劉先生の口を手の平で押さえつけている。」

爆「…だそうです、劉先生。クソ迷惑なのでそのドうるせえ口を閉じろ…とこちらの
水先案内人さんが仰ったので。」

藍華「言ってませんからそんな事!」(心の中では思ったけど…)

劉「ふぁみ…ふゃふゅふゅんふゅんだんふぁやいね(マジ爆くん判断早いね)」

ジェット「そんな状態でも喋るのやめないんですね、さすがです。」

藍華「あはは…何なんだろこの人…」

イアン「すいません、劉先生化学担当なんで珍しいモノ見ると興奮しちゃうんですよ。」

アレキサンダー「というか4組自体が変人の集まりだからな…」

エレナ「4組って一応特進クラスのはずなのに。」

晃「わかりました、まぁ初めて来た場所で興奮するという気持ちはわからなくもありませんが…
お、どうやらメインの目的地に着きました。藍華、お客さまに説明して差し上げろ。」

藍華「ハイ!それではみなさまにはここネオ・ヴェネツィアのガラス工房にて
体験教室に参加して頂きたいと思います!」

~ガラス工房~

マエストロ「お前さんたちか、それじゃ誰からガラス作りに挑戦するんだい?」


アシモフ「勿論俺に決まっている!」


イワン、エレナ「「アシモフ先生!?」」


アシモフ「いいか、このアネックス高校柔道部顧問のシルヴェスター・アシモフ先生が
諸君にガラス作りの手本を見せてやろうじゃないか。」

エレナ「けどアシモフ先生って手先めっちゃ不器用じゃないですか!大丈夫なんですか?」

アシモフ「…がな…」

エレナ「ハイ?」

アシモフ「娘がな…今度孫を産むんだよ…だからその孫の出産祝いのために…
ここはお爺ちゃんがひと肌脱がんといかんだろ!」

イワン「アシモフ先生…俺感動したッス!頑張ってくださいね!!」

藍華「お爺ちゃんになられるんですか!おめでとうございます!」

アレキサンダー「いや…そうおめでたい話でもないんですよ。
アシモフ先生の娘さん…でき婚で…それに怒ったアシモフ先生が相手の男を半殺し…
いやアレは間違いなく殺してたかもしれん、とにかく酷い事になって…」

エレナ「それ以前にもアシモフ先生…娘さんの携帯のロック番号勝手に解除して
疎ましがられてるから…」

藍華「あぁ…娘の携帯勝手に見る父親って高確率で嫌われますよね…」

アシモフ「俺の娘が産婦人科の病棟に居る。

例え相手の男を半殺しにしようと 携帯勝手見たのがバレて石を投げつけられようと

あの子の出産祝いを絶対に作る!!」

晃「格好つけるのはいいですけど、ここ火気厳禁なのでその葉巻はご遠慮してもらえますか?」

アシモフ「ハイ…」ジュッ


ガチャン  ガチャン  


シャー



数分後…

マエストロ「こりゃまた随分と…」

藍華「うわぁ…」

晃「すわっ!いいか藍華、お客様の前ではプロに徹しろ!」

藍華「けどアレは…」

エレナ「これはフォロー出来ない…」

アレキサンダー「アシモフ先生、何すかこの見事に蜷局巻いたウ○コは?」

アシモフ「おかしい…俺はオシャレなワイングラスを作るはずだったのに…」

イワン「いや…大丈夫ッスよ!娘さんきっと喜んでくれますって!」

エレナ「やめなさいイワン、こういう時のフォローは却って逆効果よ!」


アシモフ「ふーむ……誰か俺の代わりに作っといてくれんか、という訳でよろしく。」


アレキサンダー「早えよ判断!」

エレナ「諦めんな髭!」

藍華「ハゲ禁止!」

晃「すわっ!××!」

アシモフ「う…うむツッコミに混じって根も葉もない中傷が聞こえたがイワン君、
後の事は任せたぞ。」

イワン「ダメッス!最後まで自分の力でやり遂げないと!」

アシモフ「う…うむ…本当にイワンはいい子だな。」

晃「それじゃあ他のみなさんもやってみましょうか。」


ガシャン  ガシャン  ガシャン

シュー



劉「「フフッ・・・ハハハ・・・・あははははははははは!!!
ぶっ文明の利器ってスゲ――!!」」



藍華「本当…この人テンション高過ぎなんですけど…」

西「いつもの事なんで気にしないでください。」

メラメラ  モクモク


マエストロ「うん、何じゃい?…大変じゃ!火事になっとる!?」

藍華「ひぃー!火事禁止!!」

晃「すわっ!早く消せ!」


数分後…


晃「まったく…小火ですんでよかった。」

藍華「ハァ…ハァ…でも何でこんな事に…」

劉「えー…今小火起こした子。怒らないから手を上げなさい。」

紅「…ハイ…」

劉「ほらやっぱり紅ちゃんだ。」

紅「す…すみません本当すみません。お…おかしいななんででしょ…
窯にガソリン入れたらもっと焼き上がるの早くなるかなと思っただけなのに…」

ドルヂバーキ「バカヤロウ!そりゃ火事になって当然だ!
むしろこの程度の小火で済んでラッキーじゃねえかよ!?」

晃「幸い火事も大した事なかったし…しかたありませんね。
紅さんは私と一緒にやるという事でよろしいでしょうか?」

紅「ハ…ハイ…よろしくお願いします…」

晃「それじゃ一緒にやりましょうか、ほら…ここはこうして…
ハイお上手ですよぉ。」

アレキサンダー「!?」

イワン「アレキサンダーくん、どうしたんですか?」

アレキサンダー「イワンくん…こっちこっち…」

イワン「何なんですか?晃さんを指さして…ハッ!?」





ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ





イワン「晃さんが紅さんに焼き方を手取り足取り教えてる態勢がくんずほぐれつの状態に…
そして組み合っている晃さんのスカートのスリット部分がメッチャエロい状態になっている!!」

晃「あの…イワンくんだっけ?何を見て赤くなっているのかな?」

イワン「えっ!?いやその…今アレキサンダーくんが…」

アレキサンダー「え?何か言った?ゴメン、見てなかった。」

藍華「お客様といえどHな目で見るの禁止!!」

イワン「違うんです…濡れ衣なんですよぉ!?」

とりあえずここまで
次はオレンジプラネットと一緒のドイツとローマ描きます。

こちら5、6組はゴンドラを降りて散策をしていた。


ジョセフ「何で舟を降りて街中を散策しなければいけないのかな?」

アテナ「そ、それは…アリスちゃんのアイディアでして…」

アリス「ハイ、先ほどアドルフさんがゴンドラの中で見つけたこの箱を開けてください。」

アドルフ「箱を…何だ?地図が出て来たぞ。」

エヴァ「何か書かれていますね、え~と…
『この地図を手に入れし者よ、我の言葉に従いて汝が宝を手に入れよ。』と書かれています。」

イザベラ「つまりコレって宝の地図ぅ?いくらなんでもあり得んでしょう…」

ジョセフ「まぁまぁ、面白そうだし探索してみましょうか。ねぇアテナさん。」

アテナ「え…いや…その…」

アリス「と…いう訳ででっかい探索に行きましょう!」

エヴァ「で…でも手がかりも無しにどうやって…」

アドルフ「いや…ヒントなら書かれているぞ。
『長靴カッレで高らかに元気に足踏み一休み』だそうだ…」

イザベラ「何の事だかさっぱりわからない…」

ジョセフ「カッレというのは日本語で小道の事だけど…さすがに地元じゃないから
俺にはこれ以上はねぇ…」

アリス「コホン、え~とですね長靴カッレは…」

アテナ「あ、それなら知っています。このすぐ先にありますよ!」

アリス「ぶー、私が言おうかと思ったのに…」

アテナ「ほへ?」

~長靴カッレ~


イザベラ「へっへ~ん!一番乗りだ~♪」

エヴァ「イ…イザベラさん…そんなに騒いじゃ近所迷惑ですよ。」

アテナ「アドルフ先生、先ほどからまぁくんを持っててもらってすみません。
重かったりしませんか?」

アドルフ「いや…大丈夫…小さいし」ナデナデ

まぁ「まぁ!」



アドルフ「/////」



エヴァ「頬赤くしてる、アドルフ先生可愛い♡」

ワック「可愛い♡」

サンドラ「先生…可愛い♡」

エンリケ「先生…俺…先生の事が!」

フリッツ「ハァ…ハァ…先生!」

アントニオ「アドルフ先生…チクショウ!何で俺は女じゃなかったんだ!?」

レイシェル「あぁ…アドルフ先生♡」

ジョハン「もう男でもいい、先生と結婚したい!」

ミラピクス「もう一生付いていきます!」

アリス「…なんだかでっかいおかしな発言が…」

ジョセフ「それにしてもこんな裏通りにもちゃんと名前が付いているんですね。」

アテナ「カッレはその名前にちなんだお店や職人街に通じているんです。」

アリス「ですからこの通りは長靴屋さんがでっかい多いのです。」

ジョセフ「では恋愛カッレとか結婚カッレなんてのがあれば最高のデートスポットなのにねぇ♪」

アリス「デートスポットは知りませんけど、一応ネオ・ヴェネツィアにも
でっかい恋愛イベント的なモノはありますよ。」

ジョセフ「ほほう、それは興味深いですね。」

エヴァ&イザベラ、その他女子(ピクッ!!)

アテナ「ボッコロの日といって男性が愛する女性に一輪の薔薇のお花を贈るんです。」

ジョセフ「それは良い事を聞きました、ではさっそく…」

アリス「けど今日はボッコロの日じゃありませんよ。」

アテナ「それに薔薇のお花を買い占めるのはやめた方が…
以前にもボッコロの日に薔薇を買い占めた人がいたらしく、薔薇の買占めが
禁止になってしまったんです…」

ジョセフ「フフ、まったく男というヤツはどいつもこいつも…」

エヴァ「ジョセフ先生も買い占める気満々だったんだ。」

イザベラ「どうせミッシェル先生に渡す気だったんだろうけどミッシェル先生に薔薇は
似合わねえだろ…」

アドルフ「みんな、何を話しているんだろうか?」

まぁ「まぁ!」

アドルフ「どうかしたのか?うん…鳩の巣を指差してる?…何だろう…何かあるな」ガサゴソ

アリス「アドルフ先生、どうやら何か発見なされたようですね。」

アドルフ「あぁ…中に小箱が…」

イザベラ「もしかしてもう宝物発見ですか!」

アドルフ「いや…また地図が…」

ジョセフ「まったく焦らして焦らしてこちらを惑わせる。まるでミッシェルさんみたいだ…」

エヴァ「いえ、違うと思いますよ。」

アテナ「と…とりあえずまた探索を続けましょうか。」

そして地図を辿り10以上発見する、その道中…


アリス「ところでアドルフ先生…生徒のみなさんからでっかい好かれ過ぎですね。」

エンリケ「当然じゃないか!」

フリッツ「俺たち5組は…スポーツ特待生ばかりの1、2組や特進コースの4組と違って
落ちこぼればっかりだからな…」

アントニオ「けど先生はそんな俺たちを見捨てなかったんだ!」

エヴァ「私が親に虐待を受けてた時も…わざわざ家まで乗り込んで説得してくれて…」

イザベラ「私がバイト先のおっさんに乱暴されそうになって正当防衛した時…
周りにいたヤツら…誰も私の言う事信じなかったけど…
その時先生がすぐに駆けつけてくれてさ…
先生が来てくれなかったら、私はきっと年少送りだったろうな…」

アントニオ「俺たちなんか他校の連中と喧嘩になってさ…」

フリッツ「けど俺たちテラフォーマー高校の不良どもが『じょうじ!じょうじ!』
叫んでこん棒でボッコボコにされて…
その時アドルフ先生が助けに来てくれて体張ってこん棒を受け止めてくれたっけな。」

イザベラ「そういえば初めてのHRの時も…」

(回想)


アドルフ「このクラスの担任で数学教師のアドルフ・ラインハルトだ。
自己紹介は結構、全員の名を覚える気はないので…」

イザベラ「何だよ、愛想の無いセンコーだな。これなら1組の小町先生のとこが良かったわ。」

エヴァ「そうだね、なんだか恐い感じが…」

アドルフ「じゃぁ出席を取る、エヴァ、イザベラ、ワック、サンドラ、エンリケ、
フリッツ、アントニオ、レイシェル、ジョハン、ミラピクス…」

「「もう全員の名前覚えてる!?」」


――――――――

―――――

―――

イザベラ「あの後すぐに先生に対する評価がガラッと変わってさ。」

エヴァ「授業はすっごくわかりやすいし放課後なんか自分の時間割いて補修してくれて…
ちなみにその補修もクラス全員参加してるから学年テストもうちのクラスが平均点が
上位なんですよ♪」

アテナ「生徒さんにでっかい慕われて本当に良い先生なんですね…」

アリス「でっかい慕われ過ぎです、けどうちのアテナ先輩だって負けてませんから。」

アテナ「もうアリスちゃんたら…ところでもうひとりのジョセフ先生はどんな
方なんですか?」


ジョセフ(ピクリッ!?)


6組女子A「ジョセフ先生…面白い先生だとは思うんですけど…」

6組女子B「ちょっとやり過ぎ…みたいな…」

6組女子C「いつもミッシェル先生にちょっかい出してぶん殴られてるし…
おまけに自分のクラスに女子しか入れてないし…」

6組女子D「この前の運動会なんか私たちの代わりに自分が参加して…
全種目で1位取ったのはいいけど主任の小町先生や校長先生たちにメチャクチャ怒られて
最後はミッシェル先生に半殺しにされかけて何故か喜んでたし…」

ジョセフ「どうやらクラスの女の子たちが俺の噂をしているらしいな。
しかし困ったぞ、もしこのまま生徒たちに告白を受けたら
①カッコいいジョセフ先生、モテまくり!ミッシェルさんも思わず嫉妬して俺に告白!
②生徒に手を出した事で都条例により仕事をクビ、ミッシェルさんにも振られて人生棒に振る。
うん、この場合後者は絶対にあり得ないな!①の一択のみに決まっている!!」

アリス「ジョセフ先生…何やらブツブツでっかい独り言を言っています。」

イザベラ「あぁ…気にしなくていいから…」

エヴァ「あれはジョセフ先生の病気なので。」

アテナ「あの…アドルフ先生、次のヒントは何でしょうか?」

アドルフ「次のヒントが『喜劇小道を下ってみれば、そこはお空の別世界』
…つまりこれは小道を辿れという事か?」

エンリケ「先生!小道ならここにありますよ!」

アリス「それでは行ってみましょう。」



サアッ!



アドルフ「これは…」

まぁ「まぁ!」

エヴァ「すごーい!ネオ・ヴェネツィアが一望できるなんて…」

アドルフ「まるで…宝物みたいな素敵な景色だ…」

アテナ「ウフフ、恥ずかしい台詞…まるで灯里ちゃんみたいですね。」

イザベラ「けど…本当に宝物みたい。」

アリス「それではみなさま、右の壁をご覧ください♪」

エヴァ「右の…」

イザベラ「壁?」

アドルフ「この壁に刻まれてる文字は…!」



GOAL!


Now you got a treasure in your herart.



ジョセフ「なるほどそういう事だったんだ、最初から水先案内人さんたちが仕組んだ事
だったんだね。」

アリス「えぇ、実は私も以前に灯里先輩や藍華先輩と一緒にこの宝探しを行いまして
このでっかい宝物を発見しまして。
お客様にもこのネオ・ヴェネツィアのでっかい宝物を見つけてほしかったんです。」

エヴァ「そうだったのね。」

イザベラ「なるほど、この街全体がネオ・ヴェネツィアのお宝ってわけか…」

アリス「そしてあなたたちの宝物はこのネオ・ヴェネツィアと同じ、いえそれ以上の
価値があるモノなのでしょうね。」

アドルフ「俺たちの宝?」

アリス「クラスのみなさんですよ。」


アドルフ「…////…」


アリス「きっとみなさんは血よりも固い絆で結ばれた『家族』で、
それこそがあなたたちのでっかい『宝物』なんだと思います。」

エヴァ「私たちが…家族…」

イザベラ「へへっ!なんかいいかも♪」




アテナ『♪ ♫ ♬ ♪』



アドフル「これは歌?」

アリス「アテナ先輩のでっかい舟謳(カンツォーネ)ですね。」

ジョセフ「それにしてもなんと心地良い歌なんだろうか、思わず惚れてしまうよ…」

イザベラ「本当に…まるでこの世のモノとは思えない歌声…」

エヴァ「悔しいけど…まさに『天上の謳声(セイレーン)』だわ。」

アテナ「ふぅ。」


パチパチパチパチ


アリス「アテナ先輩、でっかいお疲れ様です。けど何で突然歌い出しちゃったんですか?」

アテナ「う~ん…急に嬉しくなっちゃったからかな。」


アドルフ、アリス「「?」」


ジョセフ「なるほど、俺がイケメン過ぎるのがそれほど嬉しかったのか!」

6組女子「「違うから!!」」

とりあえずここまで

ローマ班を取り上げたくてもジョセフさん以外名前が出てないので無理ですた。

ちなみにアテナさんのカンツォーネは歌詞が表記されてないのですんごい適当です。

さてさて、1、2組はというと…

小吉「それで俺たちは何処へ行くんですか?」

アリシア「それは着いてからのお・た・の・し・み・ですよ、あらあらうふふ♡」

慶次「ハァ…アリシアさんマジ可憐だ…」

灯里「はひー、それではここが水上エレベーターになります♪」



ザァァァァァァァァァ



小吉「大変だ!俺たち閉じ込められて水攻めに合ってるぞ!?」

燈「嫌だ!こんなとこで死にたくねえ!?」

アレックス「そうだ!俺には大リーガーになる夢があるのに!」

マルコス「そうだ!童○で死ねるか!?」

シーラ「おいゴラァ!何汚ねえ言葉吐いてんだ!?」

灯里「はひー!あの…落ち着いてください、これは水上エレベーターなんです!」


燈、マルコス、アレックス「「水上エレベーター!?」」


アリシア「そうです、川を塞き止めて中の推移を自由に上下出来る水のエレベーターなんですよ♪」

マルコス「な…なんだ…驚かせてくれちゃって…」

シーラ「黙ってろ○貞!」

ミッシェル「まったく男の癖に情けないなお前らは…」

アリア「ぷいにゅ!」

小吉(そういうミッシェルちゃんも実はさっきまでアリア社長を抱っこしたまま
ちょっと震えていたんだけど殴られるの嫌だし黙っておこう…)

それから…


灯里「はひー、じゃがバターです!」

アレックス「うめうめ!」

マルコス「地球のヤツよりでっかくて…モグモグ…それにうめえ!!」

アレックス「お前らうまいしか言えないのかよ!…だが…ガツガツ…ダメだ…うめえ!!」

シーラ「結局お前もかよ…けどこれ本当に美味しい♪」

小吉「ハハハ、正直でいいなお前たち!」

アリシア「あらあらうふふ☆」

八重子「やばい…食べたら…眠くなっちゃった…」

加奈子「私も…」

灯里「それじゃ目的地に着くまでみなさんぐっすりポンなさっててください!
後でちゃんと起こしてあげますからね☆」



燈、マルコス、アレックス「「ハーイ!お休みなさいzzz」」


シーラ「もう寝てるし…」

小吉「まあ寝かせてやろうや、ここまでの長旅でこいつらだって疲れたろうし…」

ミッシェル「そうだな、起きててもうるさいだけだし。」



―――

―――――


モミテラフォーマー「ハァヒィッ!」

マルコス「グハッ!?」

アレックス「マルコス!大丈夫か?」

燈「チクショウ!こいつら何なんだよ!このテラフォーマー…無駄に長いモミアゲしやがって!」

ゴールドテラフォーマー「アラアラァ…ウフーフッ!」

アレックス「クソッ!もう一体現れたぞ!こいつは…」

マルコス「こっちは金色に光ってやがる!おまけにさっきのモミアゲテラフォーマーよりも
強過ぎるぜ!」

燈「俺たちだけじゃ無理だ!無線で救援を呼ぼう…頼む…誰か救援に来てくれ!」

劉『ウチダメだわ、『キンシッ!』『キンシッ!』叫んでるテラフォーマーの所為で足止めされてるから。』

アシモフ『こちら…ロシア班…ダメだ…『スワッ!』と叫ぶテラフォーマーに苦戦している…』

アドルフ『こちら…ドイツ…『デッカイ』『デッカイ』叫ぶテラフォーマーと交戦中…
むしろこっちに救援を寄こして…』

ジョセフ『こちらローマ班、ドジっ子みたいなテラフォーマー倒してるから救援無理!
ゴメンね☆』

燈「チクショウ!万事休すかよ!?」

―――――

―――


―「……さん…き……く…だ……」

灯里「燈さん、起きてくださいってば!」

燈「う…うぅ…ん、変な夢見たわ…」

マルコス「俺も…何か妙に生々しい夢だったな…」

アレックス「何で俺あんな悪夢見たんだ?」

シーラ「もうシャキッとしなさいよ!それよりもこの景色見なさいよ、スゴいわよ♪」

マルコス「うん…?」

アレックス「こいつぁ…スゲぇ!!」

燈「目の前にでっけぇ風車が…こりゃ壮大な景色だぜ!!」

ミッシェル「あぁ、ここから見えるネオ・ヴェネツィアの街は素晴らしい…」

アリシア「そうですね、この景色は頑張った未来の水先案内人の卵たちへのご褒美
なんですからね。」

小吉「未来の水先案内人?それってどういう事ですか?」

灯里「はひっ!実はここは希望の丘と呼ばれていて見習い水先案内人が、
半人前になるための試験のコースなんです!
ちなみに私も以前この試験を受けて半人前になったんですよ。」

慶次「それじゃ…俺たちをこの場所に連れて来たのは…」

アリシア「えぇ、確かに夢を叶える事は難しいです。
けど…今のあなたたちの努力はいつか必ず報われる時がやってきます。
この景色は夢を掴むために努力なさっているあなたたちへ…
私たち水先案内人からのささやかなプレゼントですね。
う~ん、つまり簡単に言っちゃうと前祝…かしら?」

灯里「まるでこの希望の丘があなたたちの未来を祝福しているみたいですね。
この瞬間を宝物にして取って置きたくなっちゃいますね!」

小吉(恥ずかしい…)

ミッシェル(真顔で言うか…)

燈(聞いてるこっちが赤面するのは何故だ…)

マルコス(恥ずかしい台詞聞いてるだけで胸が…締め付けられるこの感覚は何だろ?)

アレックス(ダ…ダメだ…俺とは生きる世界が違い過ぎる…)

シーラ(この子素でこういう事言えるんだな…地球のメンヘラなんて足元にも及ばないわ…)

八重子「さっきのじゃがバターうめぇ!!」

とりあえずここまで

更新遅くなってすいません、他スレやってたものでして…

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年11月05日 (火) 01:43:05   ID: XJgPgEK_

こんなに穏やかな雰囲気のテラフぉが癒されるとは思わなかった。
大変だろうけども是非とも完結して欲しい。

2 :  SS好きの774さん   2014年10月22日 (水) 14:23:33   ID: lyv5kisQ

ゴキブリはいないけど、生物なのかすら怪しい連中はいるんだよなぁ…

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