フランキー「バカ野郎、おれの身体にゃ兵器がつまってんだ」

ウソップ「だから見せてほしいんじゃねぇか」

フランキー「誤作動でも起こして爆発するかもしれねぇぞ」

チョッパー「えぇぇぇぇぇ！？コエー！！」

ウソップ「いやお前がそんな柔な設計するわけねーだろ」

フランキー「とっておきはここぞって時に見せるから格好いいんじゃねぇか。今は見せられねぇよ」

ウソップ「ちぇっ…わかったよ」

チョッパー「あとで絶対見せてくれよなー」

フランキー「おう」

夜
男部屋

ウソップ「…………」ｺｿｺｿ

チョッパー「むにゃむにゃ…ん…？ウソップ…？」

ウソップ「あ、起こしちまったか」

チョッパー「こんな時間にどこいくんだ…？しょんべんか…？」

ウソップ「ああ」

チョッパー「そっか……んがー…ぐおー…」

夜
男部屋

ウソップ「…………」ｺｿｺｿ

チョッパー「むにゃむにゃ…ん…？ウソップ…？」

ウソップ「あ、起こしちまったか」

チョッパー「こんな時間にどこいくんだ…？しょんべんか…？」

ウソップ「ああ」

チョッパー「そっか……んがー…ぐおー…」

ウソップ「今日の見張りはフランキーだったよな…今なら…」ｺｿｺｿ


フランキー「…………」

ウソップ「お、フランキー見っけ。おーい、フラ…」

フランキー「…………」ｷﾞｼｷﾞｼ

ウソップ（なんか小刻みに手を動かしてるが…なにしてんだ…？）

ウソップ（あ！また新しい兵器でも作ってんだな！ちょっと気付かれないように覗いてみっか）

フランキー「……ハァ……ハァ……」ｷﾞｼｷﾞｼ

ウソップ（やけに白熱してんなァ…こりゃ相当なシロモノを…）ｶﾀｯ

フランキー「！！」

ウソップ「やべ！見つかった！」

フランキー「なんだ…おめーか…」

ウソップ「いやぁ…ははは。別に覗くつもりはなかったんだがよ。ちょっと何やってんのか気になったもんでよ」

フランキー「そうか…」

ウソップ「ところで何作ってたんだ今？」

フランキー「……は？」

ウソップ「え？いや今なんか作ってたろ？教えてくれよ」

フランキー「……あ、あぁ…」

ウソップ「あれ？よく見たら武器も兵器もねーじゃんかよ」

フランキー「いや…そのよ…」

ウソップ「あ、身体の中に隠しやがったな！」

フランキー「あ？……お、おうよ」

ウソップ「やっぱりな。なぁ見せてくれよフランキー」

フランキー「いや…だからな？」

ウソップ「いいじゃねぇかおれにくらい見せてくれたって！今ならおれしかいねぇから！」

フランキー「…お前しかいねぇのか」

ウソップ「おれだって武器とかには興味があるんだよー。お前ならわかるだろー？」

フランキー「…………」

ウソップ「フランキー…頼むからよー…」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

フランキー「だ、だからさわんじゃねぇ！」

ウソップ「どこかに兵器が飛び出すスイッチでもついてるんだろ？」ｻﾜｻﾜ

フランキー「お、おい…！」

ウソップ「しっかしお前の身体はどうなってんだよまったくよー…二年前とは大違いだぜ」ｻﾜｻﾜ

フランキー「……くっ…」

ウソップ「……？フランキー？どうかしたか？」

フランキー「……だから…気安くさわんじゃねーっていってんだろぉが！！」

ウソップ「ヒ、ヒィィィィィィィ！？」

フランキー「ハァ…ハァ…」

ウソップ「わ、悪かったよフランキー…まさかそんなに怒るなんて思わなくて…」

フランキー「ハァ…ハァ…おいウソップ…」

ウソップ「は、はい！？」

フランキー「そこまで見てぇんならよ…一つだけ見せてやるよ…」

ウソップ「え？本当かー！？」

フランキー「…これだ」

ﾎﾞﾛﾝ

ウソップ「…………え…？」

ウソップ「え、えぇぇぇぇぇ！？お、おまっ…なんてもんを出してんだよいきなり！？」

フランキー「うるせぇ…黙れ！」ｷﾞｭｯ

ウソップ「む…むぐぅぅぅ…！？」

フランキー「なぁおい…誘ってんのかてめぇ…？人の身体をべたべた触りまくりやがってよ…」

ウソップ「むぐっ…！？」

フランキー「昼間にもよぉ…おれの身体をいつまでも触りやがって…」

フランキー「おれがどれだけ自分を抑えるのに必死だったか…お前にわかるか？」

ウソップ「ぷはっ…な、なにを言ってるのかわかんねーよフランキー！」

フランキー「改造したからってな…おれだって生身の人間なんだ…触られたら感じちまうじゃねーかよォ！」ｶﾞｯ

ウソップ「ひ、ひぃ！？や、やめてくれよ！離せ！」

フランキー「ホラ…どうだウソップ…？身体を触られる気分は…？」ｻﾜｻﾜ

ウソップ「うひゃあ！？」ﾋﾞｸｯ

フランキー「耳を…首筋を…」ｻﾜｻﾜ

ウソップ「う、ぁ…っ！やめ…！」

フランキー「胸…ヘソ…」ｻﾜｻﾜ

ウソップ「ぐぅぅ…！」

フランキー「…お前もこんなことされたら感じちまうだろ？…身体が反応してるぜ」

ウソップ「ば、馬鹿言え…！これは…お前の触り方が…！」

フランキー「……じゃあ…ここを触ったら…どうなる？」ｻﾜｯ

ウソップ「！！！？」

フランキー「おいおい…ビクついてねーか？これ…」

ウソップ「てめっ…！どこ触ってんだ…！」

フランキー「おっと、逃がさねぇよ」ｶﾞｼｯ

ウソップ「やめろ！この変態ヤロー！」

フランキー「そんなに誉めんなよ」ﾓﾐｯ

ウソップ「う、うわぁぁぁ…！！」

フランキー「おっ…だんだんとでかくなってきてるな…脱がすぞ」ｸﾞｲｯ

ウソップ「うぅぅ…やめろ…見んなよォ…」

フランキー「へぇ…こっちの鼻は中々のポジティブっぷりだな。見事な自己主張だぜ」

ウソップ「…なんで…なんでこんなこと…すんだよぉ…グスッ…」

フランキー「！……お前…泣いてんのか…？」

ウソップ「う、うるせぇっ…泣いてなんかねぇ…！」

フランキー「…………悪かった…すまねぇ…」

ウソップ「…………フランキー？」

フランキー「本当に悪かった…もうしねぇよ…」ﾊﾟｯ

ウソップ「あっ……」

フランキー「…おれァ…お前のこと気に入ってんだ……」

フランキー「おれの作ったもんに大喜びしてくれてよ…腕はヘナチョコだが…面白いもんばっか作りやがるし」

フランキー「最高の弟分だと思ってた…」

ウソップ「……それが…なんで…」

フランキー「…だがよ…お前のことを見ているうちに…お前が可愛く見えてきてな…」

ウソップ「…………」

フランキー「気持ち悪いか？」

ウソップ「…………変態」

フランキー「ありがとよ」

ウソップ「でも…お前がそういう目で見るようになったのはおれのせいだよな…それは…すまん…」

フランキー「ウソップ…」

ウソップ「おれが無神経だった…」

フランキー「…………」

フランキー「なぁ…抱いていいか…？」

フランキー「今度は無理矢理になんてしねぇさ…だが…もしもお前が許してくれるなら…」

フランキー「ちゃんと抱きてーんだ」

ウソップ「だって…おれは…男だぞ…」

フランキー「関係ねぇ…男だとか女だとかそんなのは関係なく」

フランキー「お前を好きになっちまったんだ」

ウソップ「フランキー…お前…」

フランキー「…わかってる。お前がおれのことをなんとも思ってないってことくらい…」

フランキー「断ってくれていい…おれの勝手な言い分だからな…」

ウソップ「……なんとも思ってないなんて…あるわけねぇじゃねーか…」

ウソップ「お前はおれの大事な仲間だ…兄貴分だと思ってる…」

ウソップ「……でも…やっぱりおれは…」

フランキー「……あぁ…その言葉だけで十分さ…」

フランキー「もう寝な。明日も早いぜ」

ウソップ「……あぁ…おやすみ、フランキー…」

フランキー「おう…」

ウソップ「…………」ｽﾀｽﾀ

フランキー「…………」

ウソップ「…………」

ウソップ「あの…フランキー…」

フランキー「ん…？」

ウソップ「……えっと…」

フランキー「なんだ？……同情ならいらねぇぜ」

ウソップ「そうじゃねぇんだ！」

フランキー「……？」

ウソップ「…一度だけなら…その…」

フランキー「……！」

フランキー「……トレーニングジムに…いくか」

ウソップ「……うん」

…………
………
……

フランキー「ここなら激しくしてもバレやしねぇ」

ウソップ「は、激しく…！？」

フランキー「ウハハハ、冗談だ」

ウソップ「……やっぱりフランキーは…経験あるんだよな…？」

フランキー「…………いや、初めてさ」

ウソップ「そうなのか！？」

フランキー「本当に好きな奴とするのは…な」ｷﾞｭｯ

ウソップ「あっ……ば、ばか…やろー…」

フランキー「んー…いいねぇその声…」

ウソップ「くぅ…お前って本当に変態だぞ…」

フランキー「だからそんなに褒めんなって…止まらなくなるじゃねぇか」ｻﾜｯ

ウソップ「ひぅ…！」

フランキー「……なぁ…本当にいいんだよな…？」

ウソップ「……優しく…してくれよな…」

フランキー「……！」

ウソップ「…本当は怖いんだ…あんな…でかいの…」

フランキー「へへ…だから兵器だって言ったろ？」

フランキー「だが、メンテはばっちりだ。安心しな…壊したりはしねぇからよ」

ウソップ「……あぁ。信じてるよフランキー…」

フランキー「いくぜ…照準を合わせな」

ウソップ「……こ、こう…か…？」

フランキー「OK。褒めてやる。じゃあぶっ放つぜ…フランキ～…キャノン！！」

ウソップ「うっ……あ、あぁ…！」

フランキー「…くっ…さすがにキツいぜ…！だがおれの将軍は将軍大丈夫！！」

ウソップ「……あぅっ…！」

ｸｰｸｰ

フランキー「…んー…今日もスーパーな朝日だぜ…」

ブルック「ヨホホホホ～！フランキーさんおはようございまーす！！」

フランキー「おう、ブルックか」

ブルック「夜の船番、ご苦労様です。１曲どうですか？」

フランキー「いや、こんな爽やかな朝くらい静かに過ごそうぜ」

ブルック「そう言われてみれば今日もいいお天気ですねぇ～…私、朝日が目に染みて目が…目は…」

ブルック「……ないんですけどーっ！！ヨホホホホ！！スカルジョ…ゴフゥ！」

フランキー「黙れ！！シバくぞ！！」

ブルック「もうシバいてます」

フランキー「ったく…寝てる奴もいるんだ。寝かせといてやりな」

ブルック「そうですか？あんまり寝坊が過ぎるとナミさんに怒られませんかねぇ」

フランキー「そんときゃあおれが守ってやるさ…」

ブルック「…なんだか今日のフランキーさん、頼もしいですね～シブイ」

フランキー「……へへ。そりゃおめぇ…」

フランキー「可愛い弟分を引っ張ってやるのがアニキってもんだからよ……アウッ！！」


HAPPY END