こんぶ「明太子!」明太子「…もう…振り返らないわ」(12)

こんぶ「な…なんでだよ!」

明太子「私…貴方とは違う道を歩む事にしたの」

こんぶ「約束したじゃないか!」

こんぶ「おにぎりの具になって…一緒の売り場に並ぶって!」

明太子「…ごめんなさい、もう行くわ」

マモナク レッシャガハッシャシマス

こんぶ「…くっ!」

こんぶ「俺では…女の一人すら満足させられない…か……。」

明太子「…さようなら…。」

ガタンゴトーン ガタンゴトーン

~車内~
明太子「…♪さようならをー 決めたこーとはー…」

明太子「…グスッ」

明太子「なんでアタシ…サイレント・イヴなんか……」

明太子「あの人の将来を考えたら…これでよかったのよね」

明太子「…さようなら、こんぶ…」

こんぶ「…さて」

こんぶ「これから、どうしようかな…」

こんぶ「とりあえず…駅にいても仕方ないし、帰るか…」

こんぶ「ふぅ…」

スタスタスタ…

ドンッ!!!!

こんぶ「あ…すいませ…あっ!」

梅「何してんだよ!冴えない顔しちゃって!」

こんぶ「…梅先輩!」

梅「ま、その顔だと…またサヨナラか」

こんぶ「…はい…」

梅「落ち込むなって!今夜友達いっぱい呼んで盛大に飲もうぜ?」

こんぶ「…はい!ありがとうございます!」

明太子「帰って来ちゃった…か」

明太子「田舎の香り…懐かしいな」

明太子「とりあえず、妹のほう訪ねて見るかな…」

数分後…

ガチャ

明太子「おーい?いるー?」

…………

?「はーい?」

明太子「お!久しぶりータラコ!」

タラコ「あれ!姉さん!なんで帰って来たん?」

梅「…そう。そういうことだからさ、今日来れる?」

エビマヨ「ああ、行けるよ?こんぶもまたフられちゃったのかー…じゃ、夜9時な」

梅「おぅ、サンキューな」

プツッ、プーップーッ…

こんぶ「なんかすいません…連絡までさせちゃって…」

梅「じゃ、俺は引き続き連絡とるから、こんぶはこんぶの同級生に電話しといてくれ」

こんぶ「あ、ハイ!」

タラコ「まぁ上がって、今お客さんも来てるから」

明太子「へぇ、誰?」

タラコ「姉さんも知ってる人!」

ガララッ

焼き鮭「おお!明太子じゃん!10年近く会ってなかったけ…」

~数時間後~
梅「では!そんなこんぶに、ドンマイを兼ねて…」

一同「カンパーイ!」

こんぶ「こんな呼んでもらって…大丈夫なんですか?」

梅「ああ!ヒマなやつだけ呼んだだけだけどな」

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