さやか「七夕だから7:7で合コンしよう!」 (123)
現行で書いてるモノがシリアスに偏ってきたので息抜きに。
さやか「もうすぐ七夕だね」
恭介「そうだね」
さやか「あたしたちが付き合い始めてから初めての七夕だね」
恭介「ロマンチックだね」
さやか「でも、新たに失うものも有ったよ。」
恭介「なんだい?」
さやか「友達が百合に走りそうなの」
恭介「そうなんだ」
さやか「まだ、特定のカップルができたって訳じゃないけど、
あの子達ほっとくと女の子同士でキスしそうで。」
恭介「そんなこと僕に言ってどうするつもりだい?」
さやか「七夕にちなんで7:7の合コンをセッティングしてあげたいの。
女の子同士なんて、不健全すぎるわ。
きっとあの子達も男の子とトークする機会があればノンケに戻ると思うし。」
さやか「だから恭介、自分を入れて7人男子集めてきて!」
恭介「え」
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女性サイド
さやか(幹事)
まどか
ほむら
マミ
杏子
仁美
早乙女先生
〜店の大テーブル予約席〜
ほむら「美樹さやか、どういうつもり?こんなところに呼び出して」
さやか「合コンだよ。聞いてなかった?」
マミ「ご、合コン!?男の子とおしゃべりする・・あの!?ど、どうしましょう
クラスの男子とでさえ、まともに話したこと無いのに・・・」アタフタ
杏子「あたしは、うまいもんが食えるのならなんでもいいぜ」
仁美「さやかさん、新しい男子との出会いを求めてるという事は・・・
恭介君とはうまくいってないのですか?」
さやか「あー違う違う。今回はそういうのじゃないから。
カップルを作ることじゃなくて、男子とのトークに慣れてもらうってのが趣旨だから。」
まどか「でもなんでまた急にこんな事を?」
さやか「あんた達最近仲良すぎるのよ!男子と付き合って始めてわかったけど、異常よ!
だからさやかちゃんがノンケに軌道修正しようとしてあげてんの!」
ほむら「私から言わせれば、あなたの方こそ危なっかしいわ。
あれだけキスしたいだの抱きしめて欲しいだの言ってたくせに、
付き合い始めた上条恭介と進展らしい進展は無いじゃない。」
さやか「う・・・」
仁美「へぇ・・・」ニヤリ
まどか「その分欲求不満なのかどうかしらないけど、わたしに抱きつく回数も増えたよね?
確かにさやかちゃんこそそっちの気がありそうだよ。」
さやか「う・・・うるさい!うるさい!あ、あたし達にはあたし達のペースがあるんだ!
きょ・・・恭介だって照れてるだけなの!」
ほむら「じゃあそういう事にしてあげるわ。ところで」
ほむら「なんで早乙女先生が同伴してるのかしら?」
早乙女「あなた達が飲酒しないか、監視するためです!」
ほむら「その割りにメイクばっちりなのはなんででしょうね。」
さやか「先生がただの保護者ってのは本当だよ。
恭介だってクラスメイトを中心に呼ぶはずだし。先生が早とちりして勘違いしただけだよ。
大人の男性は呼んでません。」
早乙女「えっ」
恭介「やぁさやか。先に来てたんだね。」
中沢「うっわ・・クラス内のいいとこ取りと3年にひそかにファンクラブがある
巴先輩じゃん。おまけにこのホットパンツの娘めちゃめちゃ可愛いし。
上条、やっぱり持つべきものは友達だな!呼んでくれてありがとう!」
恭介「・・・君は一時期さやか狙いだったからね、できれば呼びたくなかったけど・・・」
さやか(恭介・・・ほら見ろ。恭介だってちゃんとヤキモチ妬いてくれるんだ。
今は進展無しでもいつかは・・・)
マミ(えっ・・!?わわわわ・・・私のファンクラブ!?
そんなの知らなかった・・・でも、本当なら嬉しすぎるわ!!)
ゾロゾロ・・・
???「ごーこん!ごーこん!」
???「こらタツヤ、はしゃいじゃ駄目じゃないか」
???「うわ、ここ結構いい店じゃん。最近の中学生は金持ってるな。」
???「ホントっすよね。ここショウさんに奢ってもらったのなんて数回しか
無かったし」
???「きゅっぷい、きゅっぷい!!」
女性陣「・・・・・・・・」
男性サイド
恭介
中沢
鹿目タツヤ
鹿目知久
ショウさん
コジローくん(ショウさんの舎弟。便宜上命名)
QB
女性サイド「・・・・・」
さやか「・・・・・」
さやか「おい恭介」
恭介「・・・・」
恭介「ごめんなさい。」
さやか「よぉおおおおおし!!みてみましょおおおおお!」
男性陣「!!」ビクッ
さやか「・・・なんでタッくんが来てるのよ」
タツヤ「まろかねーちゃにわるいむしがつかないかみにきたろら!」
さやか「・・・恭介になんて誘われたのよ」
知久「恭介君が料理の勉強したいって言ったからね。
僕の家で教えてたのさ。そのとき合コンの話が出てタツヤが行くって聞かなくてね。
タツヤが行くのなら僕もついていかなくちゃ。そうでしょ?」
さやか「・・・・おじさん達は・・・まぁ良いわ。」チラッ
ショウさんコジローくん「・・・・」
さやか「おい。」
ショウ「・・・・」
コジロー「・・・・」
さやか「ホストども」
ショウ「・・・」
コジロー「・・・」
さやか「中学生相手のナニやってんのよ!?」
コジロー「いや・・・俺らは純粋に、」
ショウ「女子中学生と話したいだけだし、なぁ?」
さやか「は!?」
あ、なぜかSS速報で自己紹介スレ立てて叩かれてた人だ
また妄想日記書くの?
ほんとは合コンなんて行った事ないんでしょ、やめなよそういうの
>>27
合コンに参加できるやつ=選ばれ者みたいな発想がもうすでに
俺が書いたSSで言うところのキョロ充なんですが、それは
コジロー「最近ホストが小学生や中学生の女子と密会してたってニュース聞くだろ?」
ショウ「あれ、実は俺たちの職業病の一種みたいなモンでさ。」
コジロー「どっちかというとおばさんばっかり相手してるからさ、
たまにはお店に来れる18歳より下の子相手にしたくなるんだよね。」
ショウ「だから、合法的に中学生女子としゃべれる集まりがあるんなら、
寄らせてもらうぜって話。欲望丸出しにして捕まるホストは二流よ二流。」
さやか「・・・まぁ、あんたらはしゃべりのプロだから・・・
それに今回はあたし達の誰かとくっつけって会でも無いし・・・安心っちゃあ安心だけど・・・」
さやか「ツッコミ所はナニがあって恭介と接点を持ったのよ!?ってとこなのよ!!」
ショウ「俺、6年位したら独立して店長やろうとおもうんだよね。」
コジロー「それでもって今のうちから見込みある若いやつらに20歳になったら
新しく立ち上げる店で働かないかって誘ってるんだけど、」
ショウ「オーラでわかるんだよね。間違いなく恭介君はホストの才能が有るって。
そっから話しかけたのが知り合ったきっかけさ。」
さやか「ホ、ホストの才能!?い、いっとくけど恭介だってそんなに
トークがうまいほうじゃ無いわよ!」
ショウ「いや、貢がせオーラって意味で。」
さやか「!!」
コジロー「それはさやかちゃんが一番自覚してるんじゃないの?」
さやか「・・・あの頃のあたしってほんとバカ!」
さやか「恭介!あんたもあんたで、まさか本気でホストやるつもりじゃないでしょうね!」
恭介「まさか・・・とは思うけど、一応選択肢の一つにね。ホストのことは別件で
実はショウさんとコジローくんに人生相談をいろいろ聞いてもらってね。そうやって仲良くなっていったんだ。」
恭介「だから恩義を感じてて、合コンの話は絶対伝えなきゃいけない相手だと思ったし・・・」
さやか「・・・まあ、恭介がお世話になってる相手って言うのなら・・・
来てもらってもいいけど・・・」
さやか(本性は女性を犬扱いする鬼畜なんだけどな・・・
商売抜きの趣味の会合なら女性に優しくするんだろうか・・・)
さやか「問題は・・・」
QB「やぁ皆、こういう場で改めて話ができるのは初めてだね!」
マミ「キュゥべえ、あなた♂だったの?」
QB「どっちでも無いさ。だからどっちの枠でも参加できる。だから一緒にお風呂入ったからって
マミが意識しちゃう必要なんてないのさ」
マミ「ちょ、ちょっとキュゥべえ!今はそのことは関係ないでしょ!!」
杏子「おいマミ・・・こいつとそんな事してたのか・・・」
さやか「談笑やめ」
さやか「・・・・」
さやか「おいそこの淫獣」
QB「・・・」
さやか「恭介・・・コイツを外すって選択肢無かったの?」
QB「ひどい言われようだね。待ってくれよさやか。僕は君達に悪い虫がつかないか心配で」
さやか「ん」
さやか「悪い虫がつかないようにするのが悪い虫ならなんの意味も無いよね。」
さやか「喩えるのならカブトムシをなぎ倒すゴキブリだよ」
さやか「そして、なんでアンタが恭介に見えるのよ。そして例によってどうやって知り合った!?」
QB「別に、知覚させようと僕が許可すれば誰にだって認識させられるし」
恭介「実はさやかと付き合う前、入院中の話し相手になってもらってて・・・」
さやか「は!?」
恭介「だってさやかが毎日来てくれるっていっても面会時間は限られてるし・・・
なにか感触があるなーって思って「姿を見せてよ」って言ったら本当にそこに何か居て・・・」
さやか「どうりで契約しようとした日・・・都合よく窓辺にいたわけね。」
中沢「おい、上条なんだよその生き物!しゃべってるじゃねーか!触れるのか?知能があるのか?」
マミ「あの、中沢君?合コンなんだから男子同士で盛り上がらないで欲しいんだけど・・・」
さやか「ツッコミ所そこかよ!つーかマミさんノリノリだな、オイ!」
早乙女「はーい。それじゃ男子同士もしらない人がいるみたいだし、
合コンの基本、自己紹介いってみよー♪」
さやか「もっとノリノリの人いたー!!」
ショウ「・・・?誰かのお姉さんかなにか?」(ギリギリ守備範囲入るか・・!?)
早乙女「やっだー♪やっぱりホストの方って口がうまいんですのね♪
私はこの子達の先生で、早乙女和子っていいまーす。よろしくおねがいしますね♪」
ショウコジロー(なんだ、○○○か)
まどか「先生、それどっちかというと吉野家先生だよ・・・」
ほむら「それと年齢、言い忘れてるわよ。早乙女先生」
早乙女「げ!?」
バイオリン仮面のほうは7月8日まで休みだからオチまで加速していくぜ
早乙女「・・・・か、鹿目知久さんと同い年でーす♪」
知久「えっ」
一同「逃げた!?」
早乙女「(た、頼みましたよ、知久さん、気の利いた言い回しを期待してます。)」
さやか(とんだ事故紹介だよ・・・)
さやか「えっと・・・じゃあ次男子から一名。自己紹介を・・・」
恭介「早乙女先生がちょっと勇み足でしたけど、
やっぱし幹事関係者からのほうがいいよね。じゃあ僕から、」
仁美「きゃー!恭介くーん♪こっち向いてー♪私まだ、諦めてませんからねー♪」
さやか「おい、そこの緑猫!ナニ発情してるの!?恭介に手を振るなああああああ」
マミ「志筑さんってかなり、積極的かつはっちゃけた子ね。聞いてた話と違うわ」
杏子「そうだな、おしとやかなお嬢様って聞いたけど、今のはどっちかっていうとさやかっぽかった。」
さやか「どういう意味だよ!」
まどか「先に上条君取られて覚醒しちゃtったんだよね。仁美ちゃんの中で何かが弾けたって言うか。
でも、さやかちゃん恋愛方面はこういう積極性もしたたかさは全然無いんだけどね。」
ほむら「本当にそこだけは見習って欲しいものだわ。美樹さやかは変なところで乙女力が出ちゃうのは本当に面倒な子」
さやか「うぉい!!せめてあたしが居ないところで話題にしろよ!」
恭介「僕の自己紹介なんだけど、話してもいいかな?」
恭介「えっと、一応情けながらさやかの彼氏をやらせてもらってる、
上条恭介です。昔は色々あったんですけど・・・今はしがない一般男子中学生です。」
恭介「女性陣の方々は、さやかのわがままに付き合ってくれて、集まっていただいてどうも。
僕のほうからもお礼を言わせてください。ありがとうございます。」
パチパチパチパチ
マミ「本当にマジメで誠実そうな子ね。美樹さんが好きになるのもわかるわ。」
仁美「うっ・・うっ・・きょ、恭介君の口からハッキリ
「さやかさんの彼氏」と聞かされるなんて・・・こんなにアプローチをかけてるのに
私、悲しいですわ」ホロッ
さやか「今までも何度も聞かせましたよねぇ?全然懲りてないですよねぇ?諦めてませんよねぇ?」
さやか「じゃあ次は、あたしだね!」
さやか「恭介のカ!ノ!ジョ!の!」ギロッ
仁美「きゃあっ、恭介君、私こわーい」
恭介「あの・・・志筑さん、割とマジで後が怖いから、やめて」
さやか「美樹さやかです!さっきから発情してる仁美との死闘の末、恭介の隣にたどり着きました!
えっと、今日はカップルを作ることじゃなくてトークがメインなんで、楽しんでいただけたらな。と」
さやか「こういうしゃべりの場ではあたし空気読むほうなので、しゃべりが苦手な人も楽しめる配慮を心がけたいです。」
さやか「っつーこって、どうぞよろしく!」
パチパチパチパチパチ・・・
ほむら「一緒に告白したわけでも無いのに死闘といえるのかしら」
仁美「今回は色々な偶然が重なっただけですわ。違う世界線というものが
存在するのなら、その時こそ先手必勝で奪いに行きますわ。」
さやか「誰かあたしに優しくしろおおおおおおおおおお!!!」
さやか「はい、次!男子!」
中沢「はいはい、俺行くよ。美樹、マイク貸して」
中沢「ちょっとまて。俺の下の名前なんだよ!?」
さやか「あ」
ほむら「作者もこの文章かいてるときにマジで気付いたらしいわ。」
マミ「自分で考えて着けたら?よ、よければ私につけさせてくれないかしら?」ワクワク
恭介「「きょうすけ」と関係ある名前とか面白そうだけど」
中沢「・・・」
中沢「寅泰(ともやす)・・・いや、変換のしやすさと恭介の友人としての記号としての
わかりやすさから、友康の方で。」
まどか「けいおん!のキャラ名みたいになってきたね。」
仁美「えっ?げいおんですって?(難聴)」
ほむら「芳文社つながりだから問題ないわ。」
さやか「アニメの製作会社が違うせいでコラボできずにいるんだよなぁ。
あと、地味に声優が一人もかぶってないところも一緒に話題にされない原因の一つかな」
マミ「漆黒皇子(しっこくこうじ)さんって名前はどうかしら?」ワクワク
杏子「マミ、苗字まで変わってんぞ」
知久「ママは未来人」
キュゥべえ「僕は双子のツンデレの方・・・
これ以上の話題はまどマギしか知らない人には不快だね。やめておこう」
中沢「あの・・・俺の自己紹介・・・」
さやか「やっぱり7:7は多すぎたか!?横道にそれるのも合コンの醍醐味と考えるべきか!?」
中沢「中沢友康です。上条とは違ってヘタレじゃないので一般中学生男子の
エロスを図るにはもってこいだと思います。」
さやか「なにその自己アピール。長所かそれ?」
中沢「一時期美樹さやかさんが好きでしたけど、予想外にヘタレじゃない
上条の一面を見せられたので身を引きました。やっぱり長く一緒にいた二人が
結ばれるべきですよね。」
さやか「いいぞー!中沢!良いこと言った!」パチパチパチ
仁美「ちっ・・・調教(腹パン)してさしあげましょうかしら!?」
中沢「トークメインと言われております今回ですが、新しい出会いに
期待を膨らませずにはいれません。クラスメイトの子達は後で男子の報復が怖いので
手が出せませんが、巴さんと赤い子にお近づきになれればと思ってます。」
中沢「どうぞよろしく!」
パチパチパチパチパチパチ
バンッ!
早乙女「中沢君の馬鹿!私の事はどうでもいいっていいうんですか!?」
早乙女「もう・・・もう指してあげないんだから!!」プイッ
中沢「えええええええ!?ちょっと先生!?いきなりナニ言ってるんですか!!
俺を当ててるのってフラグだったのぉ!?俺もモテるほうじゃないけど、拾えませんって!!」
マミ「中沢君ね。ちょっと興味あるかも」
杏子「マジかよ!?お前自分を受け入れてくれそうな奴誰でも好きになってねーか?」
杏子「これでもマジで心配してやってるんだからチョロインは勘弁な。
次の自己紹介はあたしだ。「赤い子」じゃなくてちゃんとした名前があるっつーの」
杏子「佐倉杏子だ。よろしくね。」
一同「・・・・」
杏子「・・・」
一同「えっ」
杏子「えっ?」
まどか「きょ、杏子ちゃん!他にもなんか言うんだよ。趣味とか意気込みとか!」
杏子「お、おぉう。そんなもんなのか。」
杏子「今日はいっぱい食うぞー!!、これでいいのかい?」
さやか「・・・あかん。完全に色気より食い気だ。」
ショウ「いいね!」
コジロー「いいなぁ!」
中沢「下心の無い笑顔、言動、八重歯、素晴らしい!」
さやか「えええええ!?受けてる!?」
恭介「たしかに佐倉さんみたいな純粋なタイプは現代社会で珍しいね。僕もちょっとグッと来るものが・・
痛い痛い!!さやか!耳を引っ張らないでよ!!」
さやか「恭介エエエエエエエ!!あたしが下心満載みたいな言い方しないでくれる!?」ギチギチ
さやか「杏子!あんた属性ありすぎて卑怯なのよ!恭介を惑わせないで!」
杏子「なんだよソレ。あたしはなんにもしてないぜ?
自分の彼氏ならしっかり自分でつかまえとけっつーのバーカ。」
仁美「・・・こ、これは手強いですわね。私も八重歯を新調すべきでしょうか・・・」
杏子「これは自前だ」
知久「次は僕らが自己紹介するよ。タツヤと一緒に二人分済ませちゃうよ。」
タツヤ「すませしゃうよー!」
早乙女「キャー♪知久さーん♪こっち向いてー♪学生時代から実はまだ諦めきれない想いが・・・」
まどか「先生?割とマジで人の家庭壊すのはやめてくれたら嬉しいなって。」
知久「僕は鹿目知久。専業主夫をやっているよ。さっきも言ったけど
今日ここに来たのは出会うためじゃなくてタツヤの付き添いだよ」
タツヤ「だよー」
早乙女「えー。出会いを求めてないんですかー。和子つまんなーい。知久さんなら全然OKだったのにー」
まどか「先生!今の録ったよ!添付してママに送信するからね!」
早乙女「ごめんなさい。冗談が過ぎたわ。違うのよ・・・学生時代詢子と知久さんと3人で
よく一緒にいた思い出が蘇ってきて・・・つい浮かれちゃったの。お願い、詢子には黙って・・・」
まどか「ウェッ」ピッ
早乙女「いやあああああ」
ほむら「お義父さん、タっくん。年齢を言ってないわよ」
タツヤ「タっくんはよんさい!」
知久「僕は34歳だよ。」
早乙女「いやあああ!私の年齢もバレちゃう!」
さやか「どう答えろって言うんだよ・・・
まどかの兄で24歳、専業です。とでも言わせる気だったのか・・・」
まどか「家族は家族でまとめて紹介したほうがわかりやすいよね!
つぎはわたしが自己紹介するよ!」
ほむら「なら、私も一緒にするわ」
さやか「家族!?」
まどか「鹿目まどか、14歳です。ほむらちゃんやマミさんと出会った日を境にわたしの日常は一変!
こんなわたしでも誰かの役に立てれば嬉しいなって思ってたけど・・・」
まどか「わたしの事大切に思ってくれる人たちのためにも、
わたしはわたしのまま精一杯生きていこうと思ってます!どうぞよろしくね!」
パチパチパチパチパチ
ほむら「まどかー!!素敵よ!あなたがあなたのままで私の傍にいてくれる・・・
それが私を奮い立たせてワルプルギスの夜を倒せたのよ!!」
さやか「こういうところが怪しいんだよな。こいつら・・・」
コジロー「ワルプルギスの夜?」
ショウ「なにそれ?」
キュゥべえ「紹介が前後するととってもわかりづらいよね。
詳しくは僕の自己紹介のときに話すよ。」
キュゥべえ「簡単に言えばこの町を襲ったスーパーセルが関係しているとだけ言っておこう」
ほむら「暁美ほむら、肉体年齢は14歳です。
精神年齢は・・・数えるのを諦めたわ。今のこの場所は・・・
贖罪を背負い、平行世界をさまよい続けた私がたどり着いた理想郷よ・・・」
杏子「食材?半分背負ってやるぞ。」
コジロー「え、なにそれは」
ショウ「これが、厨二病ってやつ?」
マミ「い、いやああ!私のキャラを取らないで!」
ほむら「鹿目家は家族同然に接してくれる程お世話していただいて・・・
本当にまどかの優しさは五臓六腑に染み渡るわ。」
さやか「そして間違いを犯してまどかとキスをするまでの仲に・・・」
ほむら「いい加減なこと言わないで美樹さやか。
私が知久さんをお義父さんと呼ぶのはタッくん狙いだからよ!」
さやか「それはそれで間違いだよ!!まどかも止めさせろよ!」
まどか「ほむらちゃんにならタッくんを任せられるって、そう思ってみたり。」
ほむら「一緒にお風呂も入ったわ。あなたがまだ上条恭介とそこまで進んでないからって
僻まないで欲しいわね」
さやか「4歳児相手に下心で風呂に入るか!!それ普通に世話焼きの範囲だろ!!
4歳時でいいのならあたしだって恭介と風呂に入ったことあるわよ!!」
仁美「まぁ・・・大胆。恭介君、わが志筑家の大浴場に一度来られては・・・」
さやか「盛ってるんじゃないわよ!この泥棒猫があああああ」
仁美「あれ?4歳の時はおたがい付き合ってなかったんでしょう?
だったら恭介君は女友達と普通にお風呂に入れる性格という事になりますが・・・」
さやか「色々違うだろ!心も!体も!」
仁美「では、どう成長したか私と勝負いたしますか?浴場にあなたと私、恭介君を呼んで」
さやか「!?のののの・・・望むところだ!!あ、あたしも色々出る所出てるんだからね!!」
恭介「あの・・・さやか?志筑さん?当事者の僕をほっといて話を進めないで・・痛っ!」ボカッ
中沢「とりあえず、殴らなきゃ気が済まなかった。」
まどかは10月生まれだから七夕の時期は14になってないのでは?
ショウ「やっぱり7:7って収拾つかねーのな。」
コジロー「ほんとっすよね。しゃべる仕事の俺らがほとんど会話に割り込めなかったし。」
ショウ「改めて。クラブ見滝原、ショウです。」
コジロー「その舎弟のコジローです。」
ショウ「クラブにも七夕イベントがあるんだけど、おばさん相手にするのが嫌になったので
今日は無理言って休みを取りました。」
コジロー「売り上げに必死になるのも見苦しいんで、後後3ヶ月くらいしんどくなりそうだけど
今日はただのオッサンとして女子中学生を眺めに来ました。」
ショウ「っつっても、向上心が無いわけじゃないんで。いつかは店長引きずり降ろして
クラブの乗っ取りとかできたらいいなって思ってます。どうぞよろしく!」
知久「野心家だねー。いや、若い若い!」
パチパチパチパチパチ・・・
さやか「・・・」
ショウ「なによさやかちゃん?まだ電車ででくわした時の俺らの会話気にしてるの?
大丈夫、大丈夫。俺ら大学生未満にはすげー優しいから。」
コジロー「あの時は大変だったよね。殴りかかってくるさやかちゃんをなだめるのに」
早乙女「あたしー、実はー14歳、学生なんですっ♪」キラッ
ショウ「ん。先生はお店に来てくれたら優しくしてあげるよ」
マミ「見滝原中学3年、巴マミです」ぷるん
コジロー「ちゅ、中学生!?」
ショウ「最近の中学生は金回りじゃなくて発育もいいのな」
マミ「ふぇ!?い、いきなり胸の話ですか!?セ、セクハラですよ!!」
コジロー「胸の話とは一言もいってないぜ?」
ショウ「マミちゃん自覚あるじゃん。やっぱり本当は自慢したい所じゃないの?」
ショウ「じゃあ、サイズ公表いってみようか」
マミ「ええええええええええ!?」
マミ「ちょっと、みんな止めさせてよ!なんで黙ってるの!?」
さやか「い、いやー・・・やっぱり興味あるよね。実数値でどれくらいあるかって」
杏子「始めてであったころから、またさらに成長してるし。」
仁美「目指す値ということで・・是非正確な情報を!!」
中沢、恭介「・・・・」ゴクリ
タツヤ「ママよりすごーい!」
知久「こらタツヤ!そういうのに興味持つのはまだ早いぞ!」チラチラッ
ほむら「ほむっ!タッくんはいいの!小さいのだけ見てればいいのよ!」
まどか「ほむらちゃん・・・自分で言って寂しくならないの?」
早乙女「私も中学時代にあれだけあれば・・・つかめた恋もあったかも・・」
マミ「じゃ・・・じゃあ発表しますね・・・」
マミ「は・・・8■センチよ!!」
さやか「え・・・?」
ほむら「は・・・8■センチ!?」ガクガクブルブル
一同「・・・・・」
マミ(うわぁ〜・・・やっぱり皆「でかスギィ!」って目で見てるわ・・・
どうしよう、めちゃくちゃ恥ずかしい・・・!?
美樹さんは唯一覚めた目で見てるけど、フォローを入れて!話題を変えて!)
さやか「90台じゃなかったんすね」
マミ「当たり前よ!!」
さやか「てっきりマミさんは90台の人かと・・・」
マミ「なんの根拠があって言ってるのよ!?」
さやか「だって、あたし8▲センチだから、マミさんの大きさ見積もれば
90台じゃないかなーって。」
マミ「さすがに90センチも無いわよ!」
杏子「8▲!?さやかもマミにせまる勢いででかいじゃねーか!!」
仁美「ちっ!」
恭介「い、いけない・・・改めてさやかを意識したら鼻血が・・」ポタポタッ
中沢「上条、やっぱりまた殴らせてもらってもいいか?」
QB「これまでの成長指数から逆算すれば来年は90台に突入すると思われるけd−」
パンパンパンッ
QB「」ドサッ
ほむら「それ以上は聞きたくないわ」
お昼寝前くぅ〜wタイム
七夕モノとして軽い気持ちで書こうと思った今回のSSですが、
バイオリン仮面のスレでも言った通り私は「キャラクターを動かして後先のストーリーを決める」
方針ですので、今回の14人ものキャラを動かすSSを今日中に終わらせる事は無理だと判明しました。
ネタが無いんじゃなくて、キャラが勝手に動き出してネタが収まらない感じで。
みんな勝手にしゃべりすぎィ!
カップリングSSの基本、○○と××が結局イチャついて終了みたいなお約束の
エピソードはもう頭の中に出来上がってるのですが、(今回で言う恭介とさやか)
いま思えばバイオリン仮面と違って起承転結しっかりきめる長編でも無いから
「結」だけとって書けば良かったかな・・・と。
「もうひとひねりで7月7日にちなんで合コンさせよう!」と思いついてしまったのが
悪夢の始まりでした。
男子が圧倒的に少ないまど☆マギでそれをやったら面白いかなと思ったのですが・・・
いまだに自己紹介すら終わらないってどうよ。
しかもこっちは早くオチを書きたいのに各々の自己紹介にツッコミを入れようと
勝手に動き始めるキャラクターが出てくるし・・・
いずれにしろ、明日からはバイオリン仮面と同時進行のスタイルに戻します。
以下レスタイム
タイトルのアンバランスさはただの変換ミスですが、
「片方(男子)に濃いのが偏ってる」と考えればこのままでいいかもしれません。
>>64
正直すいませんでした。勉強不足です。
「14歳」と明言させないで「2年生」と言わせておけばよかったかな
仁美「志筑仁美ですわ。お嬢様キャラという強力な属性を・・・」
中沢「どうしてだろう、クラスで一番人気の志筑さんのキャラが薄く見える」
さやか「これで全員紹介終わったよね」
QB「ねぇねぇ」
さやか「チッ、どうぞ。」
QB「かくかくしかじか」
ショウ「エッぐいね君」
仁美「・・・さ・・・さやかさん・・・恭介君のために・・・
そんな決断を迫られてたんですね・・・」
さやか「全部言いやがったコイツ!!
魔法少女から魔女まで!自分の目的まで全部言いやがった!」
中沢「・・・上条、お前全然驚いてないんだな。」
恭介「言っただろ?キュゥべえに話し相手になってもらってたって。
冗談だと思ってたけどそれしか話題が無かったから何度も何度も聞かされたよ」
さやか(そうか・・・だからあの時恭介は・・・)
早乙女「はーい♪それじゃ仕切りなおして合コン進めましょう!
七夕という事で先生こんなもの作ってきましたよー♪」
さやか「何コレ?短冊?」
まどか「でも全部同じ色でなんか寂しいね」
早乙女「クジの代わりです。合コンと言えば—」
早乙女「そう、王様ゲームですね!!」
一同「・・・・・」
さやか「うわぁ・・・」
杏子(王様ゲーム?なんだそれ?)
ショウ「あのね和子ちゃん、やめとこ。それ。」
コジロー「俺たち大人だけじゃまだしも子供の世代からしたらそれ、古いらしいよ」
早乙女「えっ?」
さやか(さすが話術の人達、やんわりと断った)
ショウ「でも和子ちゃんの好意も無駄にしちゃいけないよね。
短冊貸して、それとキュゥべえ、ちょっとこっち来な。交渉がある」
QB「なんだい?」
QB「うん。僕としては問題無いよ。ゲームが成立したら一回だけ使ってくれて構わない。」
ショウ「はーい。じゃあ短冊配るよー。」
恭介「ショウさん、何を思いついたんですか?」
コジロー「名前は書かないでね。これからするゲーム説明するから。」
さやか「ゲーム?」
QB「契約前倒し!」
ショウ「願い事叶えて!ゲーム!!」
コジロー「わー」パチパチパチパチパチ
一同「・・・?」
QB「ごめん、言語に支障が。前倒しするのは願い事だ。」
ショウ「まず皆さんには短冊に願い事を書いてもらいます。
ここまでは普通の七夕ですが、匿名で書いてもらうことがポイントです。」
ショウ「次に願い事を書いた紙をキュゥべえの背中に突っ込みます。」
さやか「その行動にツッコミたいよ」
ショウ「この時キュゥべえだけには誰が
どの願い事を書いたか名前が書かれてなくても記憶してもらいます」
ショウ「キュゥべえを適度にシャッフルした後」
さやか「もういいや。好きにして」
ショウ「背中から一枚ずつ短冊をキュゥべえが読み上げます。」
コジロー「皆さんは読み上げられた願い事が誰が書いた短冊か当ててもらいます。」
まどか「それ面白そう!仲のいい人の願い事とかなんとなくわかっちゃうもんね!」
ショウ「見事知人を騙して自分の願い事だという事を隠しとおせた場合は・・・」
コジロー「なんとその願い事はキュゥべえが直々に叶えてくれるそうです!」
一同「!!」
キュゥべえ「先着一名だけだけどね。」
おいおい、代償は?
つーか設定が気になるんだが、さやかは
>>88さん「おいおい、代償は?」
キュゥべえ「ショウとの交渉で僕も納得済みなんだ。今回だけ特例で
タダで願い事を叶えてあげるよ。もちろん魔法少女になんかならなくてもいい」
まどか「・・・」
さやか「一体どんな話術を使えばそんな交渉を成立させることができるんだ?」
コジロー「さて、このゲーム。よくよく考えると先に読まれた短冊が有利だよね。」
ショウ「誰の短冊か特定しにくいし、後から読まれる短冊に対してすでに読まれた短冊の書き手は
回答の候補から外れるわけだから、後で読まれるほうが特定される確率は高くなる」
コジロー「そこで、特定された短冊の書き手はそれ以降のゲームで回答権を失うものとする。」
一同「!!」
コジロー「一回目のゲームで7人回答者がいてそのゲームで短冊の書き手が特定されたとする。」
ショウ「そうするとその書き手は次のゲームでは回答に参加できないのだから、
回答者は6人となる。」
ショウ「後に読まれる短冊は特定される確率が上がるけど、回答者が少なくなる。って事さ」
コジロー「それでも一番先に読まれる短冊が有利なのは変わらないけどね。」
まどか「なんだかライアーゲームみたいだね」
ほむら「実際そうでしょう。知人を騙して自分の願いを特定されないように紛れ込ませるわけだから。」
ほむら「願い事にしても、自分が本当に欲しいものを書けば特定される。
「まどかと合法的に結婚できる世の中にして欲しい」とかじゃなくて
大金が欲しいとか誰もが願いそうなことを書くのがポイントね。」
ほむら「もっとも、そんな願い事が叶ったとしても本当に幸せになれるかわからないけど。」
さやか「おい、今サラッととんでもないこと言わなかったか!?」
さやか「ショウさん、質問です。」
ショウ「さやかちゃん、どうした?」
さやか「もうすでに短冊が読まれてその時のゲームとは関係ない書き手の名前を書くことは可能ですか?」
ショウ「もちろん構わない。自分やそれ以外の誰かを勝たせたいがためにワザと
確実にありもしない答えを書いても構わない。例えばまどかちゃんの短冊が読まれたあとのゲームで
ワザとまどかちゃんと回答したりね。ただし、回答できるのはゲームに参加してる子の名前だけだ」
さやか(・・・だったら・・・周りの人間が空気を読んで「あの子の願い事を叶えてあげよう」と
思わせてしまえばあたしの願いだと特定されてもワザと間違えさせることも可能なんだね・・・)
さやか(なら・・・あたしが願うことはたった一つだよね!)
恭介「・・・」
恭介(さやか・・・)
ショウ「回答は一回のゲームにつき一人一名の名前を書くのみ。それを他の回答者に見せずに同時公開とする」
杏子「・・・なんだかよくわかんねぇ」
コジロー「・・・そうだね杏子ちゃん、ショウさん、やぱっぱり模擬ゲームさせてあげましょうよ!」
ショウ「おっ、そうだな。もう七夕の締め切りすぎちゃったからテンポ良くさせる必要ないもんな。」
さやか「作者だらしねぇ」
ショウ「模擬ゲームに参加するのはコジロー、さやかちゃん、杏子ちゃん、タっくんの4人だ」
ショウ「なお、模擬ゲームという事とここは居酒屋ということを踏まえて、4人に書いてもらうのは
それぞれ注文したいメニューって事で。」
杏子「ゲームに勝ったら食えるんだよな?」
ショウ「もちろん。負けたとしても後で注文しても構わないよ。ここでは単純にメニューを先に頼める権利を
奪い合うものとしようぜ。」
杏子「よし、あたしが今食いたいのは・・・」カキカキ
さやか「一発目の注文だから、こんな所かな」カキカキ
タツヤ「えびふりゃーえびふりゃい」カキカキ
知久「タツヤ、口に出しちゃ駄目だよ」
コジロー「ショウさん、ゴチになります!!」カキカキ
ショウ「書けた?」
ショウ「じゃあそれぞれをQBの背中に投入」バサバサ
QB「きゅっぷい、きゅっぷい」
ショウ「キュゥべえ、一枚適当に出して読み上げ頼むわ」
QB「一枚目の短冊は・・・ドリンクバー全員分と書かれてるね」
さやか(あたしのだ)
ショウ「さて、回答タイムだ。誰が書いた短冊か当ててみてくれ。
当てられなかった場合そのメニューの注文は通させるぜ」
さやか(・・・そうかあたしも回答者だけど、自分の短冊はわかるからデタラメな答えを書けるんだ)
杏子(消去法でいったら、あたしの短冊じゃないから二択だよな。タツヤは口に出してるし・・・
さやかかコジローか・・・)
タツヤ「まろかまろか!!」
知久「タツヤ、参加者以外の名前は書けないよ」
タツヤ「そっか。じゃあねー」カキカキ
コジロー(あ、盲点だったな。俺もドリンクバー欲しいわ。ここは間違えておくか。)カキカキ
ショウ「それじゃあ回答オープン!」
さやか「たっくん」
杏子「コジロー」
タツヤ「あんこ」
コジロー「コジロー」
杏子「誰があんこだ」
さやか(そうか、自分の名前も書いていいんだ)
ショウ「さぁキュゥべえ、正解は?」
QB「ドリンクバー全員分は・・・さやかの願いだね。
正解者は無し。勝者はさやかだ」
さやか「よし、通った」
杏子「あちゃ、さやかの方だったか」
タツヤ「どーなるの?」
知久「ドリンクバーが注文されるんだよ」
タツヤ「やったー」
コジロー「俺の注文も重要だけど、まずドリンクバーほしいからわざと間違えました。」
ショウ「じゃあドリンクバー全員分通すぜ。」
ショウ「本番では勝者は一人決まった時点でゲームは終了だけど、
模擬ゲームだからさやかが特定された物として続けるぜ」
さやか「じゃああたしは回答しちゃ駄目なんだね。」
キュゥべえ「二枚目はえびふらいだ。さぁ回答してよ」
タツヤ「たつやのだー」
知久「だからタツヤ、これは言っちゃ駄目なゲームなんだよ」
杏子コジロー(子供相手にムキに自分の願いを通すまでも無いな。
わざと間違えてやるか)
杏子「杏子」
コジロー「杏子」
タツヤ「たつや!」
杏子コジロー「・・・」
知久「だからねタツヤ、これは誰が書いたかか当てるゲームじゃなくて、」
タツヤ「えー、たつやあてたのに食べれないのー?」
ショウ「後で頼んでやるよ。タツヤ君が自分で当てちまったからタツヤ君は回答権を失って
次のゲームに行くけどさ・・・たった2人でこのゲームを続けるとどうなるか解るか?」
ほむら「ほむ・・・」
仁美「あっ。」
杏子「やってみりゃわかるんだろ。キュゥべえ、読み上げな」
QB「たい焼き」
杏子(あたしのだ・・・相手を騙しとおせるかな・・・って!!)
ショウ「そう。2人だと相手が自分の短冊では無いとわかってるから自分以外の残り一人の名前を書けばいい。
つまり100%正解できる事になる。」
ショウ「相手の名前を書いてその短冊を流し、次に読み上げる短冊は自分の物で
回答者も自分ひとりだからデタラメな答えを書けばその願い事は必ず通る。」
ショウ「これが例外的に先に読まれた短冊が不利になるパターン」
ショウ「だが、ここでもし杏子ちゃんとコジローの二人が同盟関係にあったとしたら?」
ショウ「お互い最後の二人になったらワザとちがう答えを書いてどちらかの
願い事だけでも通そうという取引があったとしたら?」
杏子「・・・あたしは「たい焼き」に対して「コジロー、もしくは脱落者の名」と書き・・・」
杏子「コジローも「コジロー、もしくは脱落者の名」を書けば・・・
あたしのたい焼きが、通る?」
ショウ「そう。だからこれは運の要素、騙しあい、協力、を含めたゲームになる。」
ショウ「叶えたい願いがある人たちは参加してくれ。その過程で同盟組をつくるのなら、
作ってくれ。ただしどんな願い事をするかは口に出さないのをオススメする。
ゲーム前にバレちまえば特定されるからな。」
さやか「・・・」
さやか「恭介、仁美、話がある」
仁美「!」
恭介「さやか・・・もしかしてゲームに参加する気かい?」
さやか「もちろんだよ。そして2人には協力体制。説明であったところの同盟を組んで欲しいの。」
仁美「・・・」
仁美「それは・・・恭介君の願いをかなえるために私たち3人が手を組む、という事でしょうか?」
恭介「!!」
さやか「そうだよ。もちろん協力してくれるよね?恭介の願いを叶えてあげられるチャンスなんだよ!」
さやか「3人全員同じ願い事をかけば最後に短冊が生き残る確率も、特定されない確率も高くなる。」
さやか「あたし達3人のうち2人が最後に残ればそれは願いが叶うも同然だし。」
さやか「仁美には言わなくてもわかるよね?恭介が望んでることが。
あたしも仁美も恭介の事が好き。なら協力して欲しいの。恭介の願いが叶うんだよ!」
恭介「・・・さやか、君は・・・」
仁美「・・・」
仁美「せっかくですが、お断りさせていただきますわ。私はゲーム自体に参加しません。」
さやか「!!仁美!?」
仁美「さやかさんが言うその行動は恭介君の事を考えてるようで考えてないですわ」
仁美「もっと言ってしまえば、さやかさんを選んだ恭介君の決意を踏みにじっているも同然」
さやか「仁美!?何言ってるのさ!?」
仁美「恭介君を幸せにする覚悟から逃げてるも同然といったのですよ。さやかさん。」
仁美「それがわからない御方に協力など出来ません」
さやか「・・・意味わかんないよ・・・恭介の幸せのために願いを叶えてあげようってんじゃん。」
仁美「そんな調子ではいずれ私以外の誰かに恭介君をさらわれますわね。」
仁美「もっともそんな事になれば私が真っ先に奪い返しますけど。」
さやか「もういいよ・・・仁美には頼まない。恭介は手伝ってくれるよね?自分のためだもん」
恭介「・・・」
恭介「わかった。組もう。
でも、もしさやかが書いた短冊の願いが僕にとっての願いではなかったら
容赦なく裏切らせてもらう。それでもいいのなら同盟を組もう。」
さやか「ぜ、絶対恭介のための願いだよ!あたしが書こうとしてるのは!だから・・・信じて。」
ショウ「参加希望者は決まったか?じゃあ始めるぜ」
参加者
単独組:早乙女 中沢
同盟組:ほむらとまどか マミと杏子 さやかと恭介
【願い事前倒し!叶えてQBゲーム】
ルール�
開始前に短冊にそれぞれ願い事を書く。
匿名が望ましい。QBが機械的に誰が書いた短冊かを記憶するので匿名でも良い。
この時、同盟を組んだ参加者にでさえ願い事の内容をバラす事は許されない。
ルール�
願い事が書き終わったらQBの背中に短冊を入れる。
この際QBは短冊を消化してはいけない。
ルール�
QBを適度にシャッフルした後改めて一枚ずつ短冊を取り出す。
そしてQBはその短冊に書かれた願い事を読み上げる。
ルール�
読み上げられた願い事が誰の書いたものか想定し、
回答する。一ゲームにつき一人一名の名前を挙げることしか出来ない。
参加者の名前しか書くことが出来ないが、すでに脱落した者。
自分自身の名前を書くことも可能。
ルール�
短冊の書き手が特定された場合、その願い事は破棄になる。
逆に誰も短冊の書き手を正答できなかった場合、その願い事はQBが
叶えてくれる。
ルール�
破棄された願い事の書き手は次のゲームから参加資格、つまり回答権を失う。
ルール�〜�を
願い事が成立するまで繰り返す
キュゥべえ「それと、僕のほうから追加事項を言わせてもらうよ」
キュゥべえ「僕が読み上げるのは機械的な文章に訂正した端的な願い事だ。」
キュゥべえ「そうしないと口調で特定されたりして公平性がなくなるからね。」
キュゥべえ「例えばまどかと中沢が「さやかの下着が欲しい」という
同一の願いで短冊を書くとする。」
中沢「え」ギクッ
さやか「なんだその例え。もっとマシな事例はなかったのかよ・・・」
キュゥべえ「まどかなら「さやかちゃんのパンツが欲しい!」
中沢なら「美樹のパンティーおくれ」このような口調になるだろう」
キュゥべえ「これを文章どおりに僕が読み上げると特定されやすくなるよね?」
キュゥべえ「だからこの場合僕が読み上げるのは機械的に清書した
「美樹さやかの使用済み下着が欲しい」と読み上げさせてもらう。という事だ」
さやか「はいはい。それでいいよ。つーかそんな事例無いから安心して進めなよ。」
中沢(書こうとしてること読まれた・・・別の願い方にするか・・・)
ショウ「みんな、願い事は書けたかな?」
コジロー「改めてスタート!!」
QB「願い事前倒し!叶えてQBゲーム!!」
QB「シャッフル中だよ!!」
QB「一枚とりだして、読み上げるよ!!」
参加者全員「さぁ、来い!!」
QB「一枚目の願いはこれだ。「美樹さやかの使用済みブラジャーが欲しい」」
さやか「おい中沢」
中沢「失礼だな美樹は。まだ俺が書いた短冊とは限らないじゃないか。
上条が書くかもしれないだろ」
さやか「ありえないよ!・・・と思いたい」
ショウ「回答中の私語は厳禁だぞー。次からは問答無用で失格にするからな」
さやか「・・・」
さやか(あたしから積極的にいかないから、恭介が欲求不満になるって事もあるのかな・・・)
さやか(でもそういうのはあたしに直接伝えて欲しいんだけどなー・・・)
さやか(まぁこの短冊は十中八九中沢が書いたものでしょうけど。)
さやか(つーか、QB使うのならせめて全員を彼女にするとか願っても良かったんじゃ・・・)
コジロー「それじゃ、回答オープン!!今読まれたのは誰が書いた短冊でしょうか?どうぞ!!」
早乙女「中沢君」
まどか「中沢君」
ほむら「杏子」
マミ「中沢君」
杏子「恭介」
さやか「中沢」
恭介「中沢」
中沢「恭介」
さやか「テンポ悪くなるけど、ちょっとツッコミいれさせてね。」
名前ってどこの資料が初出?なかざわ
>>104
氷室京介(恭介)と布袋寅泰(ほていともやす)。
から中沢友康(なかざわともやす)とボウイのメンバーから便宜上命名。
公式設定ではござらんよ
けいおんの話題が出たのは、あっちも同じように
バンドのメンバーから苗字を拝借してるから。
さやか「ほむらが中沢でも恭介でもなく、杏子の名前をかいてるのは?」
ほむら「・・・女性の下着を欲しがるのは男性とは限らないからよ」
さやか「納得。いや、説得感と言うべきかな」
ほむら「あなたが上条恭介とくっついてなければ佐倉杏子は
あなたに熱をもったままだったわ。だから一番ありえる選択肢は杏子なのよ」
さやか「杏子が恭介の名前を書いてるのは?」
杏子「中沢はみんな書きそうだったからな。のこり1%の可能性を埋めるつもりで恭介を書いた。」
さやか「なるほど。(少ない選択肢を潰す回答方法もアリ・・・ね。)」
中沢「俺の認識ひどくね?なんかしらない間にパンツ魔みたいになってるし。」
恭介「お前が書き手じゃなかったら済む話だろ。本当にお前が書いた短冊じゃなければ。」
中沢「恭介〜。お前本当に欲しくなったりしないのか?美樹の下着。
それとも、もう本当はとんでもないところまで進んでるんじゃないだろうな、このこの!」
恭介「その絡みがもう、自分が犯人だと認めたような物だよね」
恭介「僕も男だからもらえるのなら欲しい。それは否定しない。」
さやか「そう素直に言われると反応に困るよ。」
ショウ「さあ、キュゥべえ!この短冊は誰の願い事でしょう!答えは?」
QB「中沢が書いた願いだね。」
中沢「チッ!みんなやるじゃねーか」♪脱落のBGM
コジロー「はい!中沢君脱落。次のゲームに行ってみよう!」
さやか「わざわざ答えを聞くまでも無かったね」
QB「次の短冊はこれだ。「素敵な出会いが欲しい」」
さやか「先生」
マミ「早乙女先生」
まどか「先生」
ほむら「先生」
恭介「先生」
杏子「恭介」
早乙女「さやかちゃん」
さやか「おい、最後二人・・・」
杏子「そろそろさやかのヘマ加減に恭介が愛想つきてるんじゃないかなーって。」
早乙女「付き合えた相手と最後までうまくいくとは限りませんよ?」
さやか「先生が言うとリアルで生々しいよ!!やめてよね!」
さやか「恭介もなんとかいってよー!」
恭介「たしかにさやかはドジ踏むこと多いけど、そこも可愛いところだと思うよ?」
さやか「///・・・恭介ぇ・・・」
仁美「フン!フン!!」ボスッボスッ
中沢「い、痛い!痛い!ちょっと志筑さん!
こんなときにご褒美(腹パン)なんかいらないよ!」
タツヤ「なかざわのおにーちゃん、ごほーび!たたかれるのごほーび!」
知久「タツヤの教育上よくない発言はやめてほしいなぁ」
さやか「今更かよ!最初のほうにも色々あっただろ!!」
さやか「そして、早乙女先生が脱落して・・・ペア組んでる奴らだけが残ったって訳ね。」
早乙女「アレ?答え合わせは?」
QB「まぁ、正解だけどさ。」
QB「どんどんいっちゃおう。次の願い事は・・・」
QB「死んだ家族を生き返らせて欲しい。」
参加者「!!」
QB「でも、戸籍上も問題もあるから正確には死んだという事実を無かったことにと書いてあるね」
さやか「おもっ!急に重い願い事になったね」
さやか(・・・おそらく、この願い事をしたのはマミさん、杏子のペア。そのどちらかだろうね)
マミ、杏子「・・・」カキカキ
さやか(ごめん、マミさん、杏子・・・あたしもできれば2人の家族に生きていて欲しいけど・・・
あたしの願い事も、あたしや恭介にとって大事なことだから・・・)
さやか(だから、書くよ。杏子かマミさんかは2択だけど、どちらかの名前を・・・
正解を当てに行くんだ。2人の願い事を通さないために・・)
QB「回答オープン!」
まどか「杏子ちゃん」
ほむら「杏子」
マミ「中沢君」
杏子「中沢」
さやか「杏子」
恭介「中沢」
さやか「!?マミさんの名前を書いてる人が誰も居ない!?そ、それよりも恭介!なんなのよその回答!」
恭介「もう、いいじゃないかさやか、家族を失った人が居るのなら願いは譲ろうよ。」
恭介「脱落者の名前を書けば100%間違えることが出来るからね。だから中沢の名前なんだ。」
恭介「多分、君がかなえようとしてる願いはそれをおしのけてまで叶えるものじゃない。」
さやか「それは・・・そうかもしれないけど、でも・・・恭介にとっても・・・大事なことで・・・」
さやか「!!それよりマミさんの名前が書いてない。マミさんが書いた願いなら、願いが成立する!!」
ほむら「息ピッタリってのも考え物ね」
まどか「5割の確率を狙いに行くつもりで被っちゃうなんてね。」
QB「この願い事を書いたのは・・・」
QB「佐倉杏子だ」
♪脱落BGM
杏子「チッ、運のいい奴らだ。だけどな、あたし達が組んだ訳はまた違うからな。
マミの願い事だけでも叶えさせるからな。」
さやか(・・・杏子は気付いてないのかな?マミさんも「家族を生き返らせて欲しい」と
願ってる場合次に読まれたら消去法でマミさんと特定されるのに・・・)
さやか(はっ!!そうか、あたしと恭介も同じ願い事してたらマズいじゃん。
同じことが言えるし・・・なるべく最後のほうに短冊が読まれることを願うしかないわね・・・)
QB「次の願い事は・・・」
QB「すべての魔女を生まれる前に消し去りたい。って・・うわっなんだこれ」
まどか(わたしが契約するなら叶えたい願いがそれなんだよ。
でも、魔法少女として叶えたらほむらちゃん達のそばにいれないからね。)
まどか(特例があるのなら、それを使わせてもらうよ、インキュベーター!!)
まどか(さっきの願いのとき正解をとりにいったのもそのため・・・
杏子ちゃんやマミさんの家族も大事だけど・・・わたしの願いも、
全ての魔法少女を救うために必要だから・・・)
さやか(な・・・なんて大それた願い・・・でも、
消去法でマミさんは無いと考えたら2択なんだよな・・・ほむらかまどかか・・・)
まどか「中沢君」
ほむら「中沢」
マミ「暁美さん」
さやか「まどか」
恭介「中沢」
さやか「・・・恭介・・・なんでアンタ当てる気の無い答えばっかり書くのよ!」
恭介「もういいよさやか。願いが叶わない普通の七夕ゲームなら、こんなに殺伐することもなかったんだ。
みんなの仲が悪くなる前に立派な願い事をしてる人に権利を譲ろう。」
さやか「なんでよ・・・あたしは・・・恭介のためを思ってやってるのに・・・」
QB「回答は・・・」
QB「鹿目まどかさ」
さやか「うっわ、危ないなー。今度は半々の確率が当たっただけじゃん、」
まどか「負けちゃった・・・」
ほむら「心配しないでまどか。まだ私の短冊が残っているわ」
QB「次の短冊はこれだ。えーと・・・「パートナーの願いを叶えて欲しい」」
参加者「!!」
さやか「ちょっとキュゥべえ!そんなのアリなの?」
QB「問題ないよ。願い事を増やせとかならまだしも、
一つだけ願いをかなえるという点ではね。これが通れば破棄された願いでも有効だ。」
さやか(盲点だった・・・そんな願い方、できたんだ・・・
あたし以外は無反応って考えると・・・恭介が書いた可能性もある・・・
だとしたらあたしの願いを通すためにもここで書くのはほむらかマミさん?)
さやか(いや、考えろあたし!ここまで確率50%が通ってきてるんだ。
流れが悪くなれば外す事だってありえる。なにかあるはず・・・
50を60パーセントにできるヒントが・・・)
さやか「マミさん」
マミ「暁美さん」
ほむら「マミ」
恭介「中沢」
QB「正解は・・・」
QB「マミだ」
ほむら「ふぅ・・・」
さやか(危なかった・・・でもなんとなく解ったよ・・・
杏子は学校に行ってみたいって言ってたから・・・
行方不明扱いで戸籍が消された杏子が学校に行くためには
両親の復活が第一条件だって。)
さやか(そして、優しいマミさんなら・・・
自分よりも杏子のために何か出来ないか考える。
結果、自分の願い事を「パートナーの願い」にすることによって、かく乱を兼ねた作戦になりえたんだ)
マミ「ごめんね佐倉さん、力になれなくて。」
杏子「気にすんな。どうせ先着一名なんて狙うだけ無謀さ。
それよりも協力してくれたのが嬉しかった。やっぱりあたしの家族はマミだけかも・・・な」
マミ「さ、佐倉さん・・・」
恭介(・・・さやか、この状況を見ても君はまだ・・・)
QB「いよいよ3人だ。残る二人の組み合わせによっては
誰の願い事も叶えられなくなる。」
QB「いわばターニングポイントとでも言えるべき出題だね。」
QB「よませてもらうよ。「美樹さやかを冷静にする」」
さやか「!?」
さやか(ちょっと・・・なによそれ・・・今のあたしが暴走してるみたいな言い方・・・
まさか・・・恭介?恭介の願い事がそれだっていうの!?)
ほむら「・・・」カキカキ
恭介「・・・」カキカキ
ほむら「それは私が書いたものよ。」
さやか「えっ?」
ほむら「インキュベーターがタダでくれてやるモノほど怪しいものは無いわ。
わたしはこのゲーム、最初から真剣に参加する気はなかったの。」
ほむら「あったのはまどかの願いが読まれたときに誤解を書くだけ。」
ほむら「偶然にもあなたたちペアの短冊が残ったのだから、私は降りさせてもらうわ。
そして、自身のおろかさを身に刻みなさい。」
ほむら「「冷静になれ」は私の本心なのだから」
さやか「なにいってるかわからないよほむら・・・でも、あたしと恭介が残ったって事は・・・
絶対あたしたちのどちらかの願いが叶うんだね。」
恭介「・・・」
QB「じゃあ読ませてもらうよ。最後の二つのうちの一つを」
QB「上条恭介の手を治して欲しい」
恭介「・・・やっぱりか・・・」
QB「さぁ、回答してくれ」
恭介「言うまでも無い。それはさやかの願いだ」
さやか「ちょ・・!?恭介!?」
QB「正解だ。これで美樹さやかの願いは破棄された」
さやか「バカ!恭介!なんでバカ正直にこたえるのさ!」
恭介「バカはさやかの方だよ。僕は・・・そんな事望んでいない。
今も・・・そしてあの時も。」
QB「さやかの意思をのけてまで叶えたい願いがあるんだね?じゃあ
最後の短冊を読ませてもらうよ。」
QB「言うまでも無いけど、ここで君がワザと間違えれば自動的に君は勝者になれるからね。」
恭介「なんで仁美さんじゃなくてさやかなのか、僕の願い事を知れば全て解るよ。」
QB「最後の短冊は・・・」
QB「さやかが願わなくても済むような一人前の男になりたい。」
一同「!!」ざわ・・・
QB「さぁ、上条恭介、答えてくれ。この短冊を書いたのは・・・誰だい?」
恭介「その願いは・・・」
恭介「僕自身だ。誰に頼ることじゃない。上条恭介自身が叶える事だ」
QB「正解。すべて短冊は読み終わったね。勝利者は無し。
願いの権利は第3者に委譲される。」
さやか「恭介・・・」
恭介「さやか。これが僕の願いだ。あの時さやかと一緒にいると決めた時
誓った僕の魂そのものだ。」
さやか(恭介はキュゥべえを知っていた・・・だからあの時必死になってあたしを、止めたんだ・・・)
〜あの時〜
恭介「もう聞きたくないんだよ!弾けもしない曲なんて!!」
さやか「あるよ!奇跡も魔法もあるんだよ!!」
スッ(QB登場)
恭介(QB!?・・・奇跡と魔法ってまさか!!さやかに魔法少女の素質が!?
そして・・・あの話は嘘じゃなかったんだ!!)
さやか「あたしが奇跡を起こしてあげる。だから・・・だから・・・」
ギュッ・・・
さやか「きょ・・う・・すけ・・?」
恭介「・・・ゴメン。さやか、僕のためにそこまで思いつめていたんだ・・・
知らずに八つ当たりなんかして・・・ゴメン。」
恭介「君は何もしなくていい。いじめていたのは僕のほうだ。
バイオリンが弾けなくてもいい・・・さやかが危険な目にあう必要なんかない・・・」
そう・・・この時僕・・上条恭介はすでに魔法少女が魔女になるという事実を聞かされていたのだ
恭介「さやかがいなくなるくらいなら・・・喜んでこの左手なんか・・・捨ててやる・・・」
さやか「恭介・・・あのね・・・あたし・・・恭介の事が・・・」
〜現在〜
恭介「最近さやかに構えなくてごめんね。実は模索していたんだ。
バイオリン以外の道を。」
さやか「えっえっ・・」
知久「専業主夫をめざして僕に料理を習いに来たり」
ショウ「俺たちに人生相談しに来たのもその一つさ。
まぁほとんどの相談が「さやかちゃんが思いつめた表情をしてる」みたいなヤツだったけど。」
コジロー「恭介くんからみれば、魔女化のリスク込みでも契約しそうな雰囲気がさやかちゃんにあったらしいぜ」
恭介「それもこれも・・・僕が頼りないせいだよね・・・」
恭介「だから本当は・・抱きしめたいしキスもしたいけど・・僕なんかがいいのかなって時々思っちゃって・・」
さやか「違うよ・・・」
さやか「いいんだよ・・・あたしの方こそ・・勝手に自分の理想を押し付けていた・・・
恭介がバイオリンを弾きたいと願うのなら、真実を知った今でも、恭介の気持ちも考えずに
契約していたと思う。」
さやか「恭介は頼りなくなんか無い!バイオリンの事・・・吹っ切る強さがあったんだ。
一人前の男だよ。なのに・・・あたしが勝手に暴走して・・・ごめん。」
恭介「僕を・・・一人前と認めてくれるのかい?」
さやか「うん。だから改めてお願いするね。」
さやか「今この場で・・・抱きしめてキスしてください。」
おわり。
実質打ち切りエンドです。期待していた方すいません。
次はキャラ数減らして簡潔にまとめたヤツを書きます。
この作品が駄作になってしまった言い訳はバイオリン仮面のスレで書いてます。
じゃけん、さっさと依頼出してバイオリン仮面に集中しましょうね〜
願い事の権利が委譲される第三者はホスト組なので、いつか近いうちに彼らは店を持つでしょう。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません